JP2017163445A - 点検支援システム、点検支援方法、およびプログラム - Google Patents

点検支援システム、点検支援方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】点検に不慣れな点検者に損傷評価に役立つ点検支援システム、点検支援方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】点検者Aは第1端末3Aを用いて取得した点検箇所の映像を第2端末3Bに転送する。転送された映像は、第2端末3Bの表示画面に表示され、点検者Bは点検現場から離れた場所で点検箇所の映像を確認することができる。【効果】点検に不慣れな点検者Aが損傷評価の判断に迷うような場合であっても、点検箇所の映像を第2端末3Bに転送し、ベテランの点検者Bに損傷評価の判断を即座に仰ぐことができ、効率的に点検作業が進められる。【選択図】図1

Description

本発明は、設備の点検を支援する技術に関し、特に、点検作業の効率化を実現する技術に関する。
道路法施行規則の一部法改正により、5年に1回の橋梁の定期点検が義務化され、点検対象となる橋梁も全国約70万橋に拡大された。各地方自治体では、従前から橋梁に関する技術者不足や、点検作業が平準化されていないことによる点検結果のばらつき、点検項目の見落とし等の問題が指摘されていたが、法改正を機に管理下にある膨大な数の橋梁をいかに点検維持管理していくかが切迫した課題となっている。
このような背景から昨今、各地方自治体では橋梁点検に関する技術相談会、技術講習会、実技実習などを数多く開催するなどして、点検者の育成、拡大等に力を入れている。一方、各メーカでは、最新の情報処理技術を導入して橋梁の点検を支援する点検支援システム等を開発し、点検者の作業負担を軽減し点検作業の効率化を実現する種々の技術手段を提供している。
例えば特許文献1では、点検すべき損傷箇所をマーカレスのAR(拡張現実)表示(タブレットやグラス等のウェラブルデバイスで観察した画像に損傷箇所を重畳して表示)して、不慣れな点検者にも損傷箇所に容易に迅速に到達する技術を開示している。これにより、点検作業の負担を軽減し点検作業の効率化が実現される。
特願2015−095649号
しかしながら、特許文献1の方法では、点検すべき損傷箇所への到達が容易になるが、点検に不慣れな点検者がその損傷を評価する際には何ら役立っていない。点検作業は通常点検者3人によるチームで行われる。チームはチームリーダの監督の下、安全を考慮しながら作業分担して点検を進めるが、3人全員が点検作業の習熟者(ベテラン)であるとは限らない。特に平成26年7月に橋長2m以上の橋梁(全国で約70万橋存在する)に対して5年に一度の近接目視点検が義務化されてから、橋梁点検技術者が慢性的に不足し、チームの中に点検に不慣れな人間を入れ、OJT教育を行いながら橋梁点検士を育てている。しかしながらそのようなチームでは点検に不慣れな者が損傷評価をして判断に迷う場合、その一つ一つにベテランの指示を仰ぐ必要があり、その度にベテランは損傷箇所に出向いて近接目視をする必要があり、これが点検の効率を著しく落としていた。
本発明は上記した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は点検に不慣れな点検者に損傷評価に役立つ点検支援システム、点検支援方法、およびプログラムを提供することである。
課題を解決するための第1の発明は、第1端末と第2端末とがネットワークを介して接続された点検支援システムであって、前記第1端末は、点検箇所を含む映像を取得する映像取得手段と、取得した映像を転送する映像転送手段と、を備え、前記第2端末は、前記第1端末から転送された映像を表示する映像表示手段と、を備えることを特徴とする点検支援システムある。
第1の発明によれば、第1端末により取得した点検箇所を含む映像を第2端末へ転送して表示させることができる。これにより、例えば、第1端末を操作する点検に不慣れな点検者は、第2端末を操作するベテランの点検者に損傷評価の判断を仰ぐことができるため、効率的に点検作業が進められる。
また第1の発明において、前記第1端末は、各点検箇所の位置を特定する点検位置情報を記憶する記憶手段と、前記第1端末の位置および向きを特定する自己位置情報を取得する自己位置情報取得手段と、前記自己位置情報と前記点検位置情報との位置関係に基づいて前記点検箇所を指示するガイド情報を生成し、前記映像取得手段により取得した映像に重ねて表示する重畳映像表示手段と、を更に備えてもよい。これにより、第1端末を操作する点検者は、表示画面上に表示されるガイド情報によって点検箇所を容易に把握することができ、点検者を点検箇所へ迷いなく誘導させ、点検箇所の確認、損傷評価等の点検作業を効率的に遂行することができるようになる。
また、前記重畳映像表示手段は、各点検箇所の諸元に応じて、前記ガイド情報の表示態様を変えて表示するようにしてもよい。これにより、単に点検箇所の位置を指示する場合に比べ、点検者は損傷に関する他の様々な情報を視覚的に得ることができる。
また第1の発明において、前記第2端末は、前記第1端末から転送された映像に含まれる点検箇所の損傷と関連する損傷を検索する検索手段、を更に備えるようにしてもよい。これにより、過去の損傷の判断結果を考慮して点検対象の損傷を評価できるため、点検者間の損傷評価のバラつきを軽減することができる。
また第1の発明において、前記第2端末は、点検箇所の点検結果を入力する点検結果入力手段と、入力された前記点検結果を前記第1端末へ送信する点検結果送信手段と、を更に備え、前記第1端末は、前記第2端末から送信された前記点検結果を表示する点検結果表示手段、を更に備えるようにしてもよい。これにより、第1端末を操作する点検者と第2端末を操作する点検者との間で損傷評価を共有することができる。特に、第1端末を操作する点検者は、損傷評価に迷った点検箇所について、正しい損傷評価(第2端末を操作する点検者が行った損傷評価)を確認できるため、第1端末を操作する点検者のOJT指導、スキル向上に役立つ。
また第1の発明において、前記第1端末は、音声データを取得する音声取得手段と、取得した音声データを前記第2端末へ送信する音声送信手段と、を更に備え、前記第2端末は、前記第1端末から送信された音声データを再生する音声再生手段と、を更に備えるようにしてもよい。これにより、例えば、第1端末を操作する点検者が打音検査の評価に迷うような場合には、打音検査時の音声データを第2端末に送り、第2端末を操作する点検者に判断を仰ぐことができる。
また第1の発明において、前記第1端末と、接続された人に装着可能な映像撮影装置を更に有し、前記第1端末の前記映像取得手段は、前記映像撮影装置を介して映像を取得するようにしてもよい。これにより、点検者は、第1端末を保持することなく点検作業を行うことができるため、点検作業の安全性を確保することができる。
また第1の発明において、前記第1端末と、接続された人に装着可能な映像撮影装置を更に有し、前記第1端末の前記映像取得手段は、前記映像撮影装置を介して映像を取得し、前記第1端末の自己位置情報取得手段は、前記映像撮影装置の位置および向きを自己位置情報として取得するようにしてもよい。これにより、映像撮影装置により取得した映像に基づいて、ガイド情報を生成し表示することができる。
また第1の発明において、前記第1端末と接続された測位装置と複数の発信機を更に有し、前記測位装置は、前記複数の発信機の発信位置を記憶する記憶手段と、前記複数の発信機から発信される測位用信号を受信する受信手段と、受信した測位用信号に基づいて前記発信位置から前記第1端末までの相対位置を測位する測位手段と、を備え、前記第1端末の前記自己位置取得手段は、前記発信位置と前記相対位置とに基づいて、前記第1端末の位置を取得するようにしてもよい。これにより、測位装置を備え、第1端末の位置情報を取得する際に利用することで、第1端末の位置情報をGPSで取得することが困難、或いは不可能な場合であっても、確実に第1端末の位置情報を取得することができ、点検箇所の位置を正確に指示するガイド情報を点検者に提示することができる。
第2の発明は、第1端末と第2端末とがネットワークを介して接続された点検支援システムの点検支援方法であって、前記第1端末は、点検箇所を含む映像を取得する映像取得ステップと、取得した映像を転送する映像転送ステップと、を含み、前記第2端末は、前記第1端末から転送された映像を表示する映像表示ステップと、を含むことを特徴とする点検支援方法である。
第2の発明によれば、第1端末により取得した点検箇所を含む映像を第2端末へ転送して表示させることができる。これにより、例えば、第1端末を操作する点検に不慣れな点検者は、第2端末を操作するベテランの点検者に損傷評価の判断を仰ぐことができるため、効率的に点検作業が進められる。
第3の発明は、第1端末と第2端末とがネットワークを介して接続された点検支援システムのプログラムであって、前記第1端末を、点検箇所を含む映像を取得する第1の映像取得手段、取得した映像を転送する映像転送手段、として機能させ、前記第2端末を、前記第1端末から転送された映像を表示する映像表示手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
第3の発明に係るプログラムをインストールすることで、第1の発明に係る点検支援システムが得られる。
本発明によれば、点検に不慣れな点検者に損傷評価に役立つ点検支援システム、点検支援方法、およびプログラムが提供される。
点検支援システム1のシステム構成図 第1端末3Aのハードウェア構成図 第2端末3Bのハードウェア構成図 点検支援システム1の動作を示すフローチャート ガイドモード時の表示部15(第1端末表示画面30A)の表示例を示す図 ガイド情報5の表示例1を示す図 ガイド情報5の表示例2を示す図 ガイド情報5の表示例3を示す図 ガイド情報5の表示例4を示す図 ガイド情報5の表示例5を示す図 点検モード時の表示部15(第1端末表示画面30A)の表示例を示す図 表示部35(第2端末表示画面30B)の表示例を示す図 関連する過去の点検データを検索した検索結果の表示例を示す図 第1端末3Aにおいて表示される点検結果の表示例を示す図 点検支援システム1Aのシステム構成図 測位装置4のハードウェア構成図 位置取得処理を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能を有する構成については、同一の符号を付す。
[第1実施形態]
(点検支援システム1のシステム構成)
図1は、第1実施形態に係る点検支援システム1のシステム構成を示す図である。図に示すように、点検支援システム1は、点検者Aが操作する第1端末3Aと点検者Bが操作する第2端末3Bを備える。第1端末3Aと第2端末3Bは、ネットワーク7を介して互いに接続される。なお、点検者Aは点検経験が比較的少ない(点検に不慣れな)点検者を、点検者Bは点検経験が豊富な点検者を想定している。
点検者Aは、第1端末3Aに表示される点検対象の橋梁の点検箇所を案内指示するガイド情報に従って各点検箇所を移動し、点検箇所の損傷評価を行う。各点検箇所の損傷評価(点検結果)は、任意の手段(例えば、音声通話機能等)により点検者Aから点検者Bに伝えられ、点検者Bは第2端末3Bを用いて点検結果のデータ入力を行う。第2端末3Bは、データ入力がしやすい場所、例えば、車の中等の安全な場所に設置されている。
ここで、点検者Aが、点検箇所の損傷評価の判断に迷う場合がある。このような場合、通常、点検者Bに指示を仰ぐ必要がある。しかしながら、点検者Bは、その都度、点検現場に出向いて近接目視を行う必要があるため、点検効率が悪い。
そこで、本発明では、点検支援システム1の映像転送表示機能(本発明の要旨に係る機能)により、第1端末3Aを用いて取得した点検箇所の映像を第2端末3Bに転送して第2端末3Bの表示画面に表示させる。すなわち、点検者Bは点検現場から離れた場所で点検箇所の映像を確認することができる。
これにより、点検に不慣れな点検者Aが損傷評価の判断に迷うような場合であっても、ベテランの点検者Bに損傷評価の判断を即座に仰ぐことができるため、効率的に点検作業が進められる。また、複数の点検者が同じ映像を観ながらクロスチェックを行うことができるので、点検の精度が向上する。
また、第2端末3Bで入力された点検結果は、第1端末3Aに送信され、第1端末3Aの表示画面上でも確認することができる。これにより、点検者Aと点検者Bの間で損傷評価を共有することができる。特に、点検者Aは、損傷評価に迷った点検箇所について、正しい損傷評価(点検者Bが行った損傷評価)を確認できるため、点検者AのOJT指導、スキル向上に役立つ。
また、点検者Aが各点検箇所を移動する際、第1端末3Aにおいて点検箇所を指示するガイド情報5(ARコンテンツ)を表示させることができる。
ガイド情報5を表示することによって、点検箇所を視覚的に容易に把握することができ、点検者Aを点検箇所へ迷いなく誘導させ、点検箇所の確認、損傷評価等の点検作業を効率的に遂行していくことができる。
(第1端末3Aのハードウェア構成)
図2は、第1端末3Aのハードウェア構成の例を示す図である。第1端末3Aとしては、タブレット端末が好適であるが、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能であり、スマートフォン、ノートPC、ウェアラブルデバイス(例えば眼鏡型、或いはヘルメット型のヘッドマウントディプレイ)等であってもよい。
図2に示すように、第1端末3Aは、主に、制御部11、記憶部12、通信制御部13、入力部14、表示部15、周辺機器I/F部16、カメラ17、位置取得部18などが、バス19を介して接続されて構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行することによって本発明に係る第1端末3Aの全ての制御を実行する。
ROMは、不揮発性メモリであり、プログラムやデータ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部12は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等であり、制御部11が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ等が格納される。プログラム等は、制御部11により必要に応じて読み出されRAMに移されて実行される。
記憶部12には、点検支援プログラム121がインストールされている。この点検支援プログラム121により、図4において説明する第1端末3Aの全処理が実行される。点検支援プログラム121は、「ガイドモード」と「点検モード」の2つのモードを備え、ガイドモードにおいて後述する「ガイド情報表示処理」が実行され、点検モードにおいて後述する「点検処理」の一部(第1端末3A側の処理)が実行される。この点検処理は、本発明の要旨に係る「映像転送表示処理」の一部(第1端末3Aで取得した映像を第2端末3Bへ転送する処理)を含む。
記憶部12には、点検データ12aが記憶される。
点検データ12aには、少なくとも、点検対象の橋梁の点検箇所(損傷個所)の位置を特定する点検位置情報が含まれる。その他、点検箇所(損傷個所)の撮影画像、損傷程度、損傷種類、損傷部位、点検方法、対策区分、健全性の区分、点検日時、点検メモなどの各種点検情報が含まれていてもよい。これらの情報の一部は、国土交通省「橋梁定期点検要領」で規定されている点検事項である。
点検位置情報は、例えば橋梁を初めて点検した際に、第1端末3Aの位置取得部18(GPS)から取得したものである。橋梁を初めて点検する際には、点検箇所の位置情報がないため、位置情報を必ず取得しておく必要がある。位置情報を一度取得し点検データ12aに保持しておけば、同じ点検箇所については位置情報を再度取得する必要はない。
通信制御部13は、通信制御端末、通信ポート等を有し、第1端末3Aとネットワーク7間の通信を媒介する通信インターフェースであり、ネットワーク7を介して、第2端末3B等とのデータ通信の制御を行う。
入力部14は、データの入力を行い、例えば、タッチパネル等の入力装置を有する。点検者は、入力部14を介して、第1端末3Aに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部15は、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。尚、入力部14及び表示部15は、タッチパネルディスプレイのように、一体となっていても良い。
周辺機器I/F(インターフェース)部16は、第1端末3Aと周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部16を介して第1端末3Aは周辺機器とのデータ通信を行う。周辺機器I/F部16は、USB、HDMI(登録商標)、MHL、イヤホンマイクコネクタ等で構成されている。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
カメラ17は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等を有し、映像を取得する。カメラ17は、第1端末3Aの表示画面が配置されている前面に配置される前面側カメラ17a(不図示)と、前面とは反対側の面である背面に配置される背面側カメラ17b(不図示)とを含む。カメラ17は、レンズ、絞り、シャッタ、及び撮像素子などを主に有しており、絞り値、シャッタ速度、及びISO感度などの撮像条件が変更可能となっている。また、カメラ17(17a及び17b)は、カメラ17のフォーカスを調整するフォーカス機構と、シャッタの開閉を調整するシャッタ機構とを有している。
位置取得部18は、例えばGPSセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等から構成され、点検者Aが保持する第1端末3Aの位置(緯度、経度、高度など)および向き(姿勢)を特定する位置情報を取得する。以下、第1端末3Aの位置および向きを特定する位置情報を「自己位置情報」とも呼ぶ。
バス19は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
また、図2に示したハードウェア構成のほかに、スピーカ、マイクロホン等のデバイスを備える。これにより、第2端末3Bの点検者Bとの会話のやり取り(音声通話)が実現できる。
(第2端末3Bのハードウェア構成)
図3は、第2端末3Bのハードウェア構成の例を示す図である。第2端末3Bとしては、キーボード入力が可能なノートPCやデスクトップPCが好適であるが、タブレット端末、スマートフォン等であってもよい。
図3に示すように、第2端末3Bは、主に、制御部31、記憶部32、通信制御部33、入力部34、表示部35、周辺機器I/F部36などが、バス39を介して接続されて構成される。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。CPUは、記憶部32、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行することによって本発明に係る第2端末3Bの全ての制御を実行する。
ROMは、不揮発性メモリであり、プログラムやデータ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部32、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部51が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部32は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等であり、制御部51が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ等が格納される。プログラム等は、制御部51により必要に応じて読み出されRAMに移されて実行される。
記憶部32には、点検支援プログラム122がインストールされている。この点検支援プログラム122により、図4において説明する点検処理の一部(第2端末3B側の処理)が実行される。この点検処理は、本発明の要旨に係る「映像転送表示処理」の一部(第1端末3Aから転送された映像を表示する処理)を含む。
記憶部32には、点検データ32bが記憶されている。
点検データ32bには、過去に点検した損傷の撮影画像、損傷程度、損傷種類、損傷部位、点検方法、対策区分、健全性の区分、点検日時、点検メモなどの各種点検情報が含まれる。図4において後述するように、制御部31は、点検箇所の画像と関連する過去の点検データをこの点検データ32bから検索する。
通信制御部33は、通信制御端末、通信ポート等を有し、第2端末3Bとネットワーク7間の通信を媒介する通信インターフェースであり、ネットワーク7を介して、第1端末3A等とのデータ通信の制御を行う。
入力部34は、点検結果等の入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
表示部35は、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
周辺機器I/F(インターフェース)部36は、第2端末3Bと周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部36を介して第2端末3Bは周辺機器とのデータ通信を行う。周辺機器I/F部36は、USB、HDMI(登録商標)、MHL、イヤホンマイクコネクタ等で構成されている。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
バス39は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
また、図3に示したハードウェア構成のほかに、スピーカ、マイクロホン等のデバイスを備える。これにより、第1端末3Aの点検者Aとの会話のやり取り(音声通話)や第1端末3Aの収録音声を視聴できる。
(点検支援システム1の動作)
次に、図4〜図14を参照しながら、点検支援システム1の動作について説明する。
図4は、点検支援システム1の動作を説明するフローチャートである。図4に示すように、ステップS1からステップS5までが主に点検箇所を案内指示する「ガイド情報表示処理」に相当し、ステップS6からステップS17までが点検箇所の点検を行う「点検処理」に相当する。
最初にガイド情報表示処理について説明する。まず、第1端末3Aにおいて、点検支援プログラム121がガイド情報を表示するモード(ガイドモード)で起動されているものとする。
第1端末3Aは、点検対象の橋梁の点検データ12a(点検箇所の点検位置情報を含む)を記憶部12から取得する(ステップS1)。
次に、点検者Aは、点検対象の橋梁に対してカメラ17のレンズを向けて撮影の開始操作を行うと、第1端末3Aは、カメラ17を制御し点検対象の橋梁映像20の取得を開始し、取得した橋梁映像20を時々刻々とリアルタイムに表示部15に表示する(ステップS2)。
図5は、ガイドモード時の表示部15(第1端末表示画面30A)の表示例を示す図である。図に示すように、カメラ17から取得される橋梁映像20がリアルタイムに表示画面に表示される。図の橋梁映像20は、橋梁の起点付近で撮影した映像を表している。点検者Aは、図の「ガイド情報表示」ボタン301を押下すると、以降の処理においてガイド情報5を生成・表示する。
まず、第1端末3Aは、位置取得部18を介して、ガイド情報5を生成するために必要な、第1端末3Aの自己位置情報(位置および向き)を取得する(ステップS3)。具体的にはGPSセンサから第1端末3Aの位置(緯度、経度、高度)を取得し、加速度センサ、ジャイロセンサ、或いは地磁気センサから第1端末3Aの向き(姿勢)を取得する。自己位置情報は、ガイド情報5を生成する際に用いられる。なお、第1端末3Aの位置情報(緯度、経度、高度)は、点検者Aの操作を受付けることにより、手動で設定してもよい。例えば位置情報(緯度、経度、高度)が予め与えられている橋梁モデル(2次元モデル又は3次元モデル)を記憶部12に保持しておき、この橋梁モデルを読込み、表示部15に表示する。そして点検者Aは表示された橋梁モデル上において自身の現在位置に相当する場所をクリック、タップ等することで位置情報(緯度、経度、高度)を得ることができる。
続いて、第1端末3Aは、ステップS3において取得した第1端末3Aの自己位置情報(位置および向きの情報)と、ステップS1において取得した点検位置情報との位置関係に基づいて、橋梁映像20に重畳表示するガイド情報5を生成する(ステップS4)。
そして、第1端末3Aは、ガイド情報5を橋梁映像20に重畳させた重畳映像50を生成し表示部15(第1端末表示画面30A)に表示する(ステップS5)。ガイド情報5は、現実空間の座標系に合わせて視認させるように生成されるため、現実空間にガイド情報5が実際に配置されているかのような映像が表示画面に表示される(ARコンテンツ)。
図6〜図10は表示部15(第1端末表示画面30A)に表示されるガイド情報5の表示例を示す図である。
図6は、ガイド情報5の表示例1を示す図である。図の例では、ガイド情報5a(円マーク)を路面上に表示することよって路面上に存在する点検箇所(損傷箇所)を指示している。
ガイド情報5aは、前述したように現実空間に存在するかのような態様で表示される。例えば、図6の例では、カメラ17(視点)の近くにある点検箇所ほどガイド情報5a(5−1)を大きく表示し、カメラ17(視点)から遠くにある点検箇所ほどガイド情報5a(5−2)を小さく表示している(実際の目で見ているような遠近感をつけて表示している)。
また、ガイド情報5aは、自己位置情報と点検位置情報との位置関係に基づく幾何変換が施され表示される。図の例では、円マークは斜め上から見たように楕円形状に幾何変換され表示される。
このような表示とすることで、例えば同一の形状、サイズで全てのガイド情報を表示する場合に比べ、各点検箇所の位置関係が明確になり、点検箇所を容易に把握できるようになる。
また、第1端末3Aは、各点検箇所の諸元、例えば、損傷の損傷程度、損傷種類、損傷部位、点検方法、点検順序、対策区分、健全性の区分に応じて表示態様を変えたガイド情報5を生成・表示することができる。これにより単に点検箇所の位置を指示する場合に比べ、点検者は損傷に関する他の様々な情報を視覚的に得ることができる。
図7以降は、各点検箇所の諸元に応じてガイド情報の表示態様を変えて表示する例を示す。
図7は、ガイド情報5の表示例2を示す図であり、特に点検箇所の「損傷程度」に応じてガイド情報5の表示態様を変えて表示する例を示す。例えばガイド情報5−1には「黒色」の円マークであるガイド情報5bが併せて表示されている。これにより、ガイド情報5−1が指示する点検箇所は、その損傷程度が大きいことを示している。一方、ガイド情報5−3には「灰色」の円マークであるガイド情報5bが併せて表示されている。これにより、ガイド情報5−3が指示する点検箇所は、その損傷程度が小さいことを示している。このように損傷程度に応じてガイド情報5bを色分けして表示(階調表示)することで、点検者Aは損傷程度を視覚的に容易に把握することができるとともに、各損傷の対策の優先度を認識することができる。
また図示は省略するが、第1端末3Aは、入力部14を介して表示対象とする損傷程度の選択を点検者Aから受け付けることにより、損傷程度毎にガイド情報5の表示・非表示を制御することができる。すなわち損傷程度に応じて表示するガイド情報5をふるいに掛けることができる。これにより例えば地震の後に行う緊急点検等の場合には、損傷程度の大きいガイド情報5のみを表示させることで、緊急性の高い損傷から優先して点検を進めていくことができる。
図8は、ガイド情報5の表示例3を示す図であり、特に「損傷部位」に応じてガイド情報5の表示態様を変えて表示する例を示す。図の例では、点検箇所が「橋上」に存在する場合にはガイド情報5cを「下向きの矢印マーク」、「橋下」に存在する場合にはガイド情報5cを「上向きの矢印マーク」となるように表示している。
この表示により点検箇所が橋上(路面上)から確認可能か、或いは橋下から確認する必要があるか、を識別でき、点検者Aが点検箇所を確認する際の情報として役立つ。また現場で点検順序を決める際の情報としても役立つ。例えば図の例では、橋上で点検可能な点検箇所を先に点検し、橋上の点検が終了した後で橋下の点検箇所を点検するといった具合に、損傷部位に応じた効率的な点検順序を計画することができる。
図9は、ガイド情報5の表示例4を示す図であり、図8と同じく「損傷部位」に応じてガイド情報5の表示態様を変えて表示する例を示す。図の例では、路面上の点検箇所を指示するガイド情報5−3と、橋梁の欄干の柵部分の点検箇所を指示するガイド情報5−5と、でその表示態様を変えている。具体的には、欄干の柵部分の点検箇所を指示するガイド情報5−5に含まれるガイド情報5a(円マーク)を、路面上の点検箇所を指示するガイド情報5−3に含まれるガイド情報5a(円マーク)とは異なる向きに幾何変換して表示している。この表示により、点検者Aは、ガイド情報5−5が指示する点検箇所が路面上ではなく欄干に存在することを明確に把握することができる。
図10は、ガイド情報5の表示例5を示す図であり、特に「点検順序」に応じてガイド情報5の表示態様を変えて表示する例を示す。点検順序は、記憶部12(点検データ12a)に予め登録されているものとする。図の例では、ガイド情報5e(5−4)が各点検箇所の点検の順番を表示している。これにより点検者は予め定めた点検順序に従って点検を効率的に遂行していくことができる。
また図示は省略するが、次の点検箇所までの経路等をナビゲートする表示を行ってもよい。具体的には第1端末3Aは、一つの点検箇所の点検が終了すると、記憶部12に保持されている「点検順序」を参照して、次の点検箇所の点検位置情報を取得する。そして取得した点検位置情報と、第1端末3Aの自己位置情報と、に基づいて、次の点検箇所への経路等を案内するナビゲート情報を生成し、表示部15(第1端末表示画面30A)に表示する。これにより点検者Aは表示部15(第1端末表示画面30A)に表示されるナビゲート情報を頼りに次の点検箇所へ移動することができ、点検作業を更に効率的に進めていくことができる。
以上、いくつかのガイド情報5の表示例を挙げたが、ガイド情報5の表示はこれらの例に限定されない。例えば、点検方法(近接・遠方目視点検、打音点検、触診等)、対策区分、健全性の区分などによってガイド情報5の表示態様を変えるようにしてもよい。また点検終了の有無に応じてガイド情報5の表示態様を変える(例えば点検が終了した点検箇所に係るガイド情報5を非表示にする等)ようにしてもよい。
なお上記したステップS2〜ステップS5の処理は繰り返し実行され、ガイド情報5は橋梁映像20にリアルタイムに重畳表示されていく。第1端末3Aの撮影方向を変化させたり、撮影場所を移動したりすると、ガイド情報5も映像の変化に追随して、その表示位置、サイズ、形状がリアルタイムに変化して表示される。
以上のように、第1端末3Aを操作する点検者Aは、表示画面上に表示されるガイド情報5(ARコンテンツ)によって点検箇所を容易に把握することができる。これにより、点検者Aを点検箇所へ迷いなく誘導させ、点検作業を効率的に遂行することができるようになる。
次にステップS6以降の「点検処理」について説明する。
まず、点検者Aは、第1端末表示画面30A上の「点検モードへ」ボタン302を押下することにより、点検支援プログラム121を「点検モード」へ切り替える。
点検者Aは、表示部15(第1端末表示画面30A)に表示されるガイド情報5に従って、所定の点検箇所へ移動し(ステップS6)、損傷評価を行う。
損傷評価の結果(点検結果)は、任意の手段により点検者Bに伝えられ、点検者Bは第2端末3Bにおいて点検結果のデータ入力を行う。例えば、第1端末3Aおよび第2端末3Bの音声通話機能を用いて、点検者Aから口頭で点検結果が点検者Bに伝えられ、これに基づいて、点検者Bは点検結果のデータ入力を行う。
ここで、点検者Aが点検に不慣れな場合などには、点検箇所の損傷評価の判断に迷うことがある。このような場合、通常、点検者Bに指示を仰ぐ必要がある。しかしながら、その都度、点検者Bは、点検現場に出向いて近視目視を行う必要があるため、効率が悪い。
そこで、本発明では、次のように、第1端末3Aで取得した点検箇所の映像を第2端末3Bに転送して表示させることで、点検者Bは点検現場から離れた場所でも点検箇所の映像を確認でき、点検者Bに損傷評価の判断を即座に仰ぐことができる。
具体的には、第1端末3Aは、点検者Aの操作を受け付けることで、カメラ17を制御し点検対象の点検映像60Aの取得、表示を開始する(ステップS7)。
図11は、点検モード時の表示部15(第1端末表示画面30A)の表示例を示す図である。図に示すように、カメラ17から取得される点検映像60Aがリアルタイムに表示画面に表示される。
そして、第1端末3Aは、点検者Aから図11の「映像転送開始」ボタン303の押下を受け付けると、ネットワーク7を介して第2端末3Bへ点検映像60Aの転送を開始する(ステップS8)。この映像転送は、例えば点検者Aから図11の「映像転送停止」ボタン305の押下を受け付けるまで実行される。
続いて、第2端末3Bは、ネットワーク7を介して第1端末3Aから転送される映像を受信し(ステップS9)、表示部35(第2端末表示画面30B)にリアルタイムに表示する(ステップS10)。
図12は、表示部35(第2端末表示画面30B)の表示例を示す図である。図に示すように、第1端末3Aから転送された転送映像60Bが表示画面にリアルタイムに表示される。
以上のように、第1端末3Aにおいて取得された点検箇所の映像は、第2端末3Bに転送され、第2端末3Bの表示画面に転送映像60として表示される。すなわち、点検者Bは、点検箇所の映像を点検箇所から離れた場所で確認することができる。これにより、点検に不慣れな点検者Aが損傷評価の判断に迷うような場合であっても、ベテランの点検者Bに損傷評価の判断を即座に仰ぐことができるため、効率的に点検作業が進められる。また、第1端末3Aおよび第2端末3Bで複数の点検者が同じ映像を観ながらクロスチェックを行うことができるので、点検の精度が向上する。
なお、第1端末3Aは、映像だけでなく音声データを第2端末3Bへ送ることもできる。具体的には図11の「音声収録開始」ボタン307を押下すると、音声データの収録を開始する。続いて、「音声収録停止」ボタン309を押下すると、音声データの収録を停止する。そして「音声送信」ボタン311を押下すると、収録された音声データが第2端末3Bに送信される。送信された音声データは第2端末3Bの記憶部32に記憶され、第2端末3Bの表示画面上の「音声再生」ボタン315を押下することで、第1端末3Aから受信した音声を視聴できる。これにより、例えば、点検者Aは打音検査の評価の判断に迷うような場合、打音検査時の音声データを収録し第2端末3Bに送り、点検者Bに判断を仰ぐことができる。
点検者Bは、点検者Aが行った損傷評価、或いは第1端末3Aから転送される転送映像60Bや音声データに基づいて、点検結果(損傷評価)のデータ入力を行う。
ここで、点検者Bは点検結果(損傷評価)の入力を行う前に、「類似損傷検索」ボタン313を押下すると、第2端末3Bは、転送映像60Bに含まれる点検箇所の画像と関連する過去の点検データを点検データ32bから検索して表示する(ステップS11)。これにより、点検者Bは、検索された過去の点検データを参考にしながら、点検箇所の損傷評価を行うことができる。
具体的には、第2端末3Bは、転送映像60Bに含まれる点検箇所の画像(以下、点検箇所画像)と、点検データ12bに記憶されている過去の点検で撮影した損傷画像との類似度を画像処理により算出し、類似度の高い過去の損傷画像を検索する。
また、画像データ同士の比較に限らず、損傷種類、損傷部位等の点検箇所の各諸元が一致又は関連するものを検索するようにしてもよい。
そして、第2端末3Bは、検索された損傷画像と損傷画像に紐づく各種点検情報(点検データ)を表示部35に表示する(ステップS12)。
図13は、検索結果の表示例を示す図である。図の例では、表示部35(第2端末表示画面30B)の左側エリアに転送映像60Bに含まれる点検箇所画像が表示されており、表示部35の右側エリアに点検箇所画像と類似度の高い類似損傷画像80が並べて表示されている。また図示は省略するが、検索された類似損傷画像80に紐づく各種点検情報、例えば損傷程度、損傷種類、損傷部位、対策区分、健全性の区分、点検日時、点検メモなども併せて表示される。
このように過去の関連する点検データを検索表示することで、点検箇所の損傷を評価する際の判断基準として用いることができる。すなわち、過去の損傷の判断結果を考慮して点検対象の損傷を評価できるため、点検者間の損傷評価のバラつきを軽減することができる。
そして、点検者Bは、図12の点検結果入力領域70Bにおいて点検結果(損傷評価)を入力し(ステップS13)、「入力確定」ボタン317を押下すると、第2端末3Bは、入力された点検結果を記憶部32に保存する。なお、入力された点検結果(損傷評価)がステップS11において検索された関連する過去の点検データの損傷評価と大きく異なる場合には、第2端末3Bは、入力した点検結果(損傷評価)に誤りがないか確認を促すメッセージ等を表示してもよい。これにより入力データを点検者Bに再度確認させ、入力ミスを防止抑制することができる。
また、第2端末3Bは、点検者Bから図12の「結果送信」ボタン319の押下を受け付けると、点検結果入力領域70Bにおいて入力された点検結果の情報を、第1端末3Aに送信することができる(ステップS14)。第1端末3Aは、この点検結果の情報を受信すると(ステップS15)、表示部15に表示する(ステップS16)。
図14は、第1端末3Aにおいて表示される点検結果の表示例を示す図である。図に示すように、第1端末表示画面30Aの点検結果表示領域80Aに、点検結果入力領域70Bにおいて点検者Bが入力した点検結果の情報が表示される。これにより、点検者Aと点検者Bの間で点検結果(損傷評価)を共有することができる。特に、点検者Aは、損傷評価の判断に迷った点検箇所について、正しい損傷評価(点検者Bが行った損傷評価)を確認できるため、点検者AのOJT指導、スキル向上に役立つ。
以上、本実施形態に係る点検支援システム1について説明したが、本発明は係る例に限定されない。
例えば、第1端末3Aは、図4のステップS2、ステップS7において、第1端末3Aのカメラ17から映像を取得するのではなく、第1端末3Aと接続された他の映像撮影装置により、映像を取得してもよい。この映像撮影装置は、例えば、点検者Aのヘルメット等に装着可能なものが望ましい。これにより、点検者Aは、両手が自由になるため(第1端末3Aを持つ必要がないため)、点検作業の安全性を確保することができる。
また第1端末3Aは、ステップS2〜ステップS5において、この映像撮影装置により取得した映像に基づいて、ガイド情報を生成し表示してもよい。この場合、映像撮影装置には、更に、映像撮影装置の位置および向きの情報を取得するデバイス(GPSセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ或いは地磁気センサを有する)が備えられる。第1端末3Aは、ステップS3において、このデバイスから映像撮影装置の位置および向きを自己位置情報として取得し、ステップS4において、この映像撮影装置の自己位置情報と点検位置情報とに基づいて、ガイド情報5を生成し、ステップS5において、このガイド情報5を映像撮影装置により取得した橋梁映像に重畳させて表示する。
なお、本発明において、ステップS1〜ステップS5の処理(ガイド情報表示処理)は、省略可能である。
また、ステップS11、S12の処理(関連する過去の損傷を検索する処理)も省略可能である。
また、ステップS13〜ステップS16の処理(第2端末3Bにおいて点検結果を入力して第1端末3Aに送信し、第1端末3Aにおいて点検結果を受信して表示する処理)も省略可能である。
また、点検支援システム1は、複数台の第1端末3Aがネットワーク7を介して第2端末3Bと接続される構成としてもよい。
これにより、複数の第1端末3Aをそれぞれ複数の点検者に所持させ、点検現場での点検を複数の点検者に分担させることができるので、点検作業が一層効率化する。
また、点検支援システム1は、1台以上の第3端末3Cがネットワーク7を介して第2端末3Bと接続される構成としてもよい。
第3端末3Cは、第2端末3Bの状況を確認する機能を有する。例えば、デスクトップ共有機能などを用いて、第2端末3Bの表示画面を、第3端末3Cの表示画面に表示させる。或いは、図12の点検結果入力領域70Bにおいて入力された点検結果の情報を、第3端末3Cに送信し、第3端末3Cの表示画面に点検結果の情報を表示させる。このようにして、第3端末3Cにおいて第2端末3Bの状況を確認できるようにする。
これにより、第2端末3Bを操作するベテランの点検者Bが行う損傷評価等の状況を、第3端末3Cを所持する点検に不慣れな点検者が確認できるので、点検者の育成を支援できる。
なお、第3端末3Cは、例えばタブレット端末、ノートパソコン等であり、図2と略同様のハードウェア構成で実現できる。但し、第3端末3Cは、第2端末3Bの状況を確認できれば十分であり、ガイド情報を表示する機能や点検結果を入力する機能等を有する必要はない。
[第2実施形態]
図15は、第2実施形態に係る点検支援システム1Aのシステム構成を示す図である。図に示すように、測位装置4の構成が新たに加わる。
測位装置4の構成を加える趣旨は次の通りである。第1実施形態では、点検箇所(損傷箇所)の点検位置情報と、第1端末3Aの自己位置情報(GPSにより取得される第1端末3Aの位置と、加速度センサ、ジャイロセンサ或いは地磁気センサにより取得される第1端末3Aの向き(姿勢))と、の位置関係に基づいてガイド情報5を橋梁映像のどの位置に表示するかを決定している。
ここで橋梁点検では点検者はしばしば橋の下に移動して床版の底、桁、橋脚などを点検することになるが、GPS衛星からの受信電波の感度が落ち、GPSを使って第1端末3Aの位置座標を取得するのは困難、或いは不可能になる場合がある。またこのような環境下において生成したガイド情報は点検箇所の位置を正しく指示できていない場合がある。このためGPSの受信状況に依らず安定して高精度に第1端末3Aの位置情報を取得する手段があると都合がよい。
そこで第2実施形態では、GPSの受信状況が良好な場所(例えば橋梁の路上など)を複数選び、そこに測位用信号(例えば超音波、ミリ波レーダなど)を発信する測位用発信機44を複数設置する(以降、測位用発信機44を設置する位置を「発信位置」とも呼ぶ)。測位装置4は図15(a)のように独立型であっても良いが、第1端末3Aに内蔵されていてもよい。測位装置4は複数の測位用発信機44から発信される測位用信号(例えば超音波、ミリ波レーダなど)を受信して、発信位置からの相対位置を測位する。GPSにより発信位置の絶対位置が判っているので、解析により測位装置4延いては第1端末3Aの絶対位置を測位する。このように構成することで、GPSの受信環境が良好でない場所であっても第1端末3Aの自己位置情報を確実に取得することができる。
なお測位用信号の発信主体と受信主体は逆転させてもよい。例えば図15(b)のように第1端末3Aに内蔵、或いは外部接続された測位用発信機44から発信される測位用信号を、GPSの受信が良好な場所に置かれた複数の測位用受信機45で受信して第1端末3Aの位置を測位してもよい。
ここでは簡単のため、第1端末3Aが受信主体、測位装置4(測位用発信機44)が発信主体である場合(図15(a)のシステム構成の場合)を説明する。
(測位装置4のハードウェア構成)
図16は、測位装置4のハードウェア構成の例を示す図である。図に示すように測位装置4は主に、制御部40、記憶部41、通信制御部42、周辺機器I/F部43、測位用受信機45、GPSセンサ46などがバス47を介して接続されている。
測位装置4の制御部40、記憶部41、通信制御部42、周辺機器I/F部43は、図1の第1端末3Aの制御部11、記憶部12、通信制御部13、周辺機器I/F部16と略同様のハードウェア構成である。
測位用受信機45は周辺機器I/F部43を介して測位装置4と接続され、複数の測位用発信機からの測位用信号を受信している。
GPSセンサ46は、GPSにより測位用発信機44の設置位置(発信位置)を設置時に取得する。記憶部41には、GPSセンサ46により取得した測位用発信機44の設置位置(発信位置)が保持される。
なお測位用受信機45とGPSセンサ46は一体のモジュールとして構成してもよい。またGPSセンサ46は第1端末3Aに内蔵するものを利用してもよい。
(点検支援システム1Aの動作)
ここでは、図17のフローチャートを参照して、第1実施形態と異なる第1端末3Aの位置を取得する処理のみを説明する。事前にGPSの受信状況が良好な場所(例えば橋梁の路上など)に複数の測位用発信機44を配置しているものとする。また、測位装置4は、GPSセンサ46により測位用発信機44の設置位置(発信位置)を取得して記憶部41に保持しておくものとする(ステップS51)。
そして測位装置4は、測位用受信機45を介して測位用信号(超音波または準ミリ波レーダなど)を受信し(ステップS53)、受信した測位用信号に基づいて測位用発信機44の設置位置(発信位置)からの第1端末3Aの相対位置を測位する(ステップS54)。測位方法はTDOA法等の任意の公知手段を採用し得る。
そして測位装置4は、測位した第1端末3Aの相対位置と、測位用発信機44の設置位置(発信位置)と、に基づいて、第1端末3Aの位置を取得する(ステップS55)。一方、第1端末3Aの向きは、第1実施形態と同様に位置取得部18の加速度センサ、ジャイロセンサ、或いは地磁気センサを用いて取得する(ステップS56)。
ステップS55で得た第1端末3Aの位置と、ステップ56で得た第1端末3Aの向きから、第1端末3Aの自己位置情報(位置および向き)が取得される。
以上のように第2実施形態では、測位装置4を備え、第1端末3Aの位置情報を取得する際に利用することで、第1端末3Aの位置情報をGPSで取得することが困難、或いは不可能な場合であっても、確実に第1端末3Aの位置情報を取得することができ、点検箇所の位置を正確に指示するガイド情報を点検者に提示することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る点検支援システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。その他、当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1A :点検支援システム
3A :第1端末
3B :第2端末
4 :測位装置
5 :ガイド情報
20 :橋梁映像
30A :第1端末表示画面
30B :第2端末表示画面
50 :重畳映像
60A :点検映像
60B :転送映像
70B :点検結果入力領域
80 :類似損傷画像
80A :点検結果表示領域

Claims (11)

  1. 第1端末と第2端末とがネットワークを介して接続された点検支援システムであって、
    前記第1端末は、
    点検箇所を含む映像を取得する映像取得手段と、
    取得した映像を転送する映像転送手段と、を備え、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から転送された映像を表示する映像表示手段と、
    を備えることを特徴とする点検支援システム。
  2. 前記第1端末は、
    各点検箇所の位置を特定する点検位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1端末の位置および向きを特定する自己位置情報を取得する自己位置情報取得手段と、
    前記自己位置情報と前記点検位置情報との位置関係に基づいて前記点検箇所を指示するガイド情報を生成し、前記映像取得手段により取得した映像に重ねて表示する重畳映像表示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の点検支援システム。
  3. 前記重畳映像表示手段は、各点検箇所の諸元に応じて、前記ガイド情報の表示態様を変えて表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の点検支援システム。
  4. 前記第2端末は、
    前記第1端末から転送された映像に含まれる点検箇所の損傷と関連する損傷を検索する検索手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の点検支援システム。
  5. 前記第2端末は、
    点検箇所の点検結果を入力する点検結果入力手段と、
    入力された前記点検結果を前記第1端末へ送信する点検結果送信手段と、を更に備え、
    前記第1端末は、
    前記第2端末から送信された前記点検結果を表示する点検結果表示手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の点検支援システム。
  6. 前記第1端末は、
    音声データを取得する音声取得手段と、
    取得した音声データを前記第2端末へ送信する音声送信手段と、を更に備え、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から送信された音声データを再生する音声再生手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の点検支援システム。
  7. 前記第1端末と、接続された人に装着可能な映像撮影装置を更に有し、
    前記第1端末の前記映像取得手段は、前記映像撮影装置を介して映像を取得する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の点検支援システム。
  8. 前記第1端末と、接続された人に装着可能な映像撮影装置を更に有し、
    前記第1端末の前記映像取得手段は、前記映像撮影装置を介して映像を取得し、
    前記第1端末の自己位置情報取得手段は、前記映像撮影装置の位置および向きを自己位置情報として取得する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の点検支援システム。
  9. 前記第1端末と、接続された測位装置と複数の発信機を更に有し、
    前記測位装置は、
    前記複数の発信機の発信位置を記憶する記憶手段と、
    前記複数の発信機から発信される測位用信号を受信する受信手段と、
    受信した測位用信号に基づいて前記発信位置から前記第1端末までの相対位置を測位する測位手段と、を備え、
    前記第1端末の前記自己位置取得手段は、前記発信位置と前記相対位置とに基づいて、前記第1端末の位置を取得する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の点検支援システム。
  10. 第1端末と第2端末とがネットワークを介して接続された点検支援システムの点検支援方法であって、
    前記第1端末は、
    点検箇所を含む映像を取得する映像取得ステップと、
    取得した映像を転送する映像転送ステップと、を含み、
    前記第2端末は、
    前記第1端末から転送された映像を表示する映像表示ステップと、
    を含むことを特徴とする点検支援方法。
  11. 第1端末と第2端末とがネットワークを介して接続された点検支援システムのプログラムであって、
    前記第1端末を、
    点検箇所を含む映像を取得する映像取得手段、
    取得した映像を転送する映像転送手段、として機能させ、
    前記第2端末を、
    前記第1端末から転送された映像を表示する映像表示手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。

















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