JP2014053795A - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔で機器の動作試験を行うのに好適な技術を提供する。
【解決手段】動作試験システム1は、動作試験対象10の出力画面を撮影する画面撮影用カメラ30、動作試験対象10の周辺環境を撮影する周辺撮影用カメラ40、ローカルサーバ50及び遠隔操作機器70を備える。カメラ30,40は、サーバ50と共に動作試験対象側システム1Aを構成する。遠隔操作機器70は、システム1Aとは離れた空間(遠隔地)に設けられる。遠隔操作機器70は、サーバ50から送信されてくるカメラ30,40の夫々の映像信号に基づき、自己の出力画面上に、動作試験対象10の出力画面、及び、動作試験対象10の周辺環境を表示する。一方、動作試験対象10に対する遠隔操作が、遠隔操作機器70を操作するユーザによりなされると、その操作情報をサーバ50に送信し、動作試験対象10に、この操作に対応する処理を実行させる。
【選択図】図1
【解決手段】動作試験システム1は、動作試験対象10の出力画面を撮影する画面撮影用カメラ30、動作試験対象10の周辺環境を撮影する周辺撮影用カメラ40、ローカルサーバ50及び遠隔操作機器70を備える。カメラ30,40は、サーバ50と共に動作試験対象側システム1Aを構成する。遠隔操作機器70は、システム1Aとは離れた空間(遠隔地)に設けられる。遠隔操作機器70は、サーバ50から送信されてくるカメラ30,40の夫々の映像信号に基づき、自己の出力画面上に、動作試験対象10の出力画面、及び、動作試験対象10の周辺環境を表示する。一方、動作試験対象10に対する遠隔操作が、遠隔操作機器70を操作するユーザによりなされると、その操作情報をサーバ50に送信し、動作試験対象10に、この操作に対応する処理を実行させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置及び情報処理システムに関する。
従来、離れた空間から装置を遠隔操作するためのシステムとして、遠隔操作対象の装置をカメラにより撮影し、そのカメラによる撮影画像を、当該離れた空間においてディスプレイに表示するものが知られている。また、この種のシステムとしては、ディスプレイに表示された撮影画像の領域に対し、タッチパネル等のポインティングデバイスを通じて遠隔操作対象の装置を仮想的に操作するようなユーザの操作がなされると、この操作に対応して、遠隔操作対象の装置を制御するものが知られている(特許文献1,2参照)。
ところで、本発明者らは、遠隔操作の技術を用いて、機器に対する動作試験を離れた空間(遠隔地)から行うことを考えている。
機器の開発を、実際に機器が使用される国とは異なる国で行う場合には、その機器が実際に使用される国で当該機器を動作させて、動作試験を行う必要が生じ得る。また、機器を国内で開発する場合においても、開発地から遠方に離れた地域で当該機器を動作させて、動作試験を行う必要が生じ得る。このような場合、従来では、実際に機器を動作させる地域で、直接機器を操作して動作試験を行っており、動作試験に大変な労力やコストを要していた。
機器の開発を、実際に機器が使用される国とは異なる国で行う場合には、その機器が実際に使用される国で当該機器を動作させて、動作試験を行う必要が生じ得る。また、機器を国内で開発する場合においても、開発地から遠方に離れた地域で当該機器を動作させて、動作試験を行う必要が生じ得る。このような場合、従来では、実際に機器を動作させる地域で、直接機器を操作して動作試験を行っており、動作試験に大変な労力やコストを要していた。
一方、このような動作試験を遠隔操作により離れた空間から行うことができれば、動作試験に関する労力やコストを低減することができる。しかしながら、従来の遠隔操作システムは、単に機器を遠隔地から操作できるだけであり、動作試験を行うには不便な構成であった。
そこで、本発明は、離れた空間から機器の動作試験を行うのに好適な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の情報処理装置は、ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器の動作試験を行うための情報処理装置であって、映像取得手段と、表示制御手段と、入力インタフェースと、遠隔操作手段と、を備える。
映像取得手段は、電子機器のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)としての機能を有する出力画面を撮影する第一のカメラから、第一のカメラによる撮影画像である第一の撮影画像を、広域ネットワークを通じて取得する。また、映像取得手段は、電子機器の周辺環境を撮影する第二のカメラから、第二のカメラによる撮影画像である第二の撮像画像を、広域ネットワークを通じて取得する。
表示制御手段は、映像取得手段により取得された第一の撮影画像及び第二の撮影画像を、当該情報処理装置が有する表示デバイスの画面上に表示する。入力インタフェースは、表示デバイスに表示された第一の撮影画像が表す出力画面に対する操作を受け付ける。
そして、遠隔操作手段は、入力インタフェースにより受け付けられた操作の情報を、電子機器に広域ネットワークを通じて入力することによって、電子機器に、この操作に対応した処理として、この操作が電子機器の出力画面に対して行われたときと同一の処理を実行させる。
この情報処理装置によれば、ユーザは、電子機器を遠隔操作しつつ、電子機器の出力画面についての撮影画像(第一の撮影画像)の他、電子機器の周辺環境についての撮影画像(第二の撮影画像)を、表示デバイスを用いて確認することができる。よって、電子機器が特に周辺環境に基づいた適切な処理を実行しているか否かを、第二の撮影画像から特定することができる。従って、本発明の情報処理装置によれば、離れた空間から電子機器についての動作試験を適切に行うことができる。
ところで、電子機器の不具合を発見した場合には、不具合が生じたと思われる操作を再度電子機器に入力して、その不具合を再現させたいケースが生じ得る。従って、上述の情報処理装置には、入力インタフェースにより受け付けられた操作の情報を記憶する記憶手段を設けるとよい。
そして、この情報処理装置には、記憶手段が記憶する操作の情報に基づき、遠隔操作手段が過去に電子機器に入力した操作と同一操作の情報を、電子機器に広域ネットワークを通じて入力することによって、電子機器に、過去に実行させた操作に対応する処理を再度実行させる再現手段を設けるとよい。この再現手段を設けた情報処理装置によれば、不具合の再現を容易に行うことができて、不具合の原因特定などに役立つ。
また、不具合の発生には、複数操作の入力間隔等の入力パターンが影響する可能性もある。従って、記憶手段は、入力インタフェースにより受け付けられた一連の操作の情報として、当該一連の操作を構成する各操作の電子機器への入力タイミングを特定可能な情報を記憶する構成にされるとよい。
また、再現手段は、記憶手段が記憶する一連の操作の情報に基づき、一連の操作を構成する各操作の情報を、これら各操作の電子機器への入力間隔が過去の入力間隔と一致するように、電子機器に広域ネットワークを通じて入力することによって、一連の操作を構成する各操作の情報を過去と同一のパターンで電子機器に入力し、電子機器に、この一連の操作に対応する処理を再度実行させる構成にされるとよい。
この他、上記情報処理装置には、映像取得手段が取得した第一の撮影画像と第二の撮影画像との比較により、電子機器の出力画面において、第二の撮影画像から特定される周辺環境に対応した表示がなされているか否かを判定する判定手段を設けることができる。この判定手段を情報処理装置に設けて、不具合の発生をユーザに通知すれば、不具合の看過を抑えることができる。
また、電子機器が、測位手段により測定される自装置の現在位置に基づき、現在位置の周辺環境に対応した処理を実行するものである場合、情報処理装置には、電子機器が有する測位手段により測定された現在位置の情報を、広域ネットワークを通じて取得する位置取得手段を設けることができる。
そして、この情報処理装置には、位置取得手段により取得された現在位置の情報に基づき、電子機器の出力画面において、現在位置の周辺環境に対応した表示がなされているか否かを判定する判定手段を設けることができる。この判定結果に従って、不具合の発生をユーザに通知する情報処理装置によっても、ユーザによる不具合の看過を抑えることができる。
また、上記目的を達成するためになされた本発明の情報処理システムは、ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器の動作試験を行うための情報処理システムであって、電子機器の出力画面を撮影する第一のカメラと、電子機器の周辺環境を撮影する第二のカメラと、広域ネットワークを通じて第一のカメラによる撮影画像及び第二のカメラによる撮影画像を取得可能、且つ、広域ネットワークを通じて電子機器を遠隔操作可能に構成された上述の情報処理装置と、を備えるものである。この情報処理システムによれば、情報処理装置と同様の効果を得ることができる。
付言すると、上記電子機器には、情報処理装置から広域ネットワークを通じて送信されてくる操作の情報に基づき、タッチパネルを備える電子機器の出力画面を操作することによって、電子機器に対し、情報処理装置から受信した操作の情報を入力するロボットを付設することができる。そして、情報処理装置は、上記操作の情報を、電子機器に広域ネットワーク及びロボットを通じて入力する構成にすることができる。
また、ロボットは、上記電子機器に代えて、又は、上記電子機器に加えて、上記情報処理装置にも設けることができる。即ち、電子機器を遠隔操作可能な上記情報処理装置には、情報処理装置が有する入力インタフェースに対し、予め定められた動作試験用の操作シーケンスに従う操作を行うロボットを付設することができる。
そして、遠隔操作手段は、情報処理装置に付設されたロボットの操作に対応して入力インタフェースが受け付けた操作の情報を、電子機器に広域ネットワークを通じて入力することによって、電子機器に操作に対応した処理を実行させる構成にすることができる。このようにロボットを用いれば、各操作シーケンスに対応する動作試験をより正確に行うことができる。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
<基本構成>
まず、動作試験対象10を具体的な機器に限定しない基本的な動作試験システム1の構成を、図1を用いて説明する。図1に示すように、本実施例の動作試験システム1は、動作試験を離れた空間(遠隔地)からの操作により実現するための構成として、画面撮影用カメラ30と、周辺撮影用カメラ40と、ローカルサーバ50と、遠隔操作機器70と、を備える。この動作試験システム1において、動作試験対象10、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40は、ローカルサーバ50にケーブル接続され、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40は、ローカルサーバ50と共に、一つの動作試験対象側システム1Aを構成する。
<基本構成>
まず、動作試験対象10を具体的な機器に限定しない基本的な動作試験システム1の構成を、図1を用いて説明する。図1に示すように、本実施例の動作試験システム1は、動作試験を離れた空間(遠隔地)からの操作により実現するための構成として、画面撮影用カメラ30と、周辺撮影用カメラ40と、ローカルサーバ50と、遠隔操作機器70と、を備える。この動作試験システム1において、動作試験対象10、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40は、ローカルサーバ50にケーブル接続され、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40は、ローカルサーバ50と共に、一つの動作試験対象側システム1Aを構成する。
一方、遠隔操作機器70は、動作試験対象側システム1Aが構築された空間とは離れた空間(遠隔地)に設けられて、ローカルサーバ50と広域ネットワークNTを通じて通信可能に構成される。
動作試験対象側システム1Aを構成する画面撮影用カメラ30は、動作試験対象10の出力画面を撮影し、その撮影画像を表す映像信号を出力するカメラである。一方、周辺撮影用カメラ40は、動作試験対象10の周辺環境を撮影して、その撮影画像を表す映像信号を出力するカメラである。この画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の夫々から出力される映像信号は、ローカルサーバ50に入力される。尚、本実施例では、動作試験対象10が、ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器であることを想定しており、周辺撮影用カメラ40は、この動作試験対象10が実行する処理において考慮される周辺環境を撮影可能に設置される。
ローカルサーバ50は、無線により遠隔操作機器70と広域ネットワークNTを通じて通信可能な構成にされており、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の夫々から入力される映像信号の夫々を、広域ネットワークNTを通じて遠隔操作機器70に送信する一方、遠隔操作機器70から送信されてくる動作試験対象10に対する操作情報を受信して、この操作情報を動作試験対象10に入力する。これにより、ユーザが遠隔操作機器70を用いて行った動作試験対象10への遠隔操作に対応する処理を動作試験対象10に実行させる。
遠隔操作機器70は、ローカルサーバ50から広域ネットワークNTを通じて送信されてくる画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の夫々の映像信号に基づき、自己の出力画面上に、画面撮影用カメラ30による動作試験対象10の出力画面についての撮影画像、及び、周辺撮影用カメラ40による動作試験対象10の周辺環境についての撮影画像を表示する。一方、動作試験対象10に対する遠隔操作が、遠隔操作機器70を操作するユーザによりなされると、その操作情報をローカルサーバ50に広域ネットワークNTを通じて送信して、動作試験対象10に、この操作に対応する処理を実行させる。
本実施例の動作試験システム1によれば、ユーザは、動作試験対象側システム1Aとは離れた空間に位置する遠隔操作機器70を操作することで、動作試験対象10を遠隔操作することができ、更に、画面撮影用カメラ30による撮影画像及び周辺撮影用カメラ40による撮影画像を目視により確認することができる。
従って、この動作試験システム1によれば、遠隔操作機器70のユーザは、動作試験に必要な処理を動作試験対象10に実行させつつ、この処理がユーザ操作及び周辺環境に基づいた適切な処理であるか否かを上記撮影画像から判断することができ、動作試験対象10に不具合がないかどうかを適切に判断することができる。よって、本実施例の動作試験システム1は、離れた空間から機器の動作試験を行うのに好適なシステムであると言える。
尚、ユーザは、画面撮影用カメラ30による撮影画像だけに着目して、動作試験対象10が適切な処理を実行しているか否か(不具合が発生していないか否か)を判断しても良い。また、どのような環境で不具合が発生したかをユーザが目視により判断する目的で、周辺撮影用カメラ40の撮影画像は用いられ得る。
その他、動作試験対象10の入出力データを、例えば遠隔操作機器70を通じて、動作試験対象10から遠隔地に伝達し、これを遠隔地の開発環境に入力すれば、略リアルタイムに、動作試験対象10の不具合分析及びデバッグを行うことができ、大変便利である。
また、以上には、周辺撮影用カメラ40を、動作試験対象10が実行する処理において考慮される周辺環境を撮影するカメラとして用いたが、他の実施形態として、周辺撮影用カメラ40は、動作試験対象10の出力画面からは確認できない不具合を遠隔地で確認できるようにするためのカメラとしても用いられ得る。周辺撮影用カメラ40は、動作試験システム1に複数設けることも可能である。このように周辺撮影用カメラ40を配置すれば、離れた空間から機器の動作試験を行うのに一層好適な動作試験システムを構成することができる。
例えば、周辺撮影用カメラ40は、出力画面以外の動作試験対象10の動作結果が現れる部位(動作試験対象10の全体を含む。)を撮影可能に配置することができる。この他、動作試験対象10が周辺の装置に何らかの作用を及ぼすものである場合、周辺撮影用カメラ40は、そのような周辺の装置を撮影可能に配置することができる。
このように配置することで、動作試験対象10が、車両5に搭載されるナビゲーション装置20である場合には、例えば、ナビゲーション装置20に内蔵されるCD/DVDプレーヤによるCD/DVDの排出動作を、周辺撮影用カメラ40の撮影映像により遠隔地から確認することができる。その他、ナビゲーション装置20がETC車載器に対する制御を行うものである場合には、ETC車載機の撮影により、制御が正しく行われてETC車載器のランプが正しく点灯しているか否かを遠隔地から確認することができる。
また、動作試験対象10がスマートフォン等の携帯電話端末やタブレット端末である場合には、着信ランプの不具合や、着信音の不具合、音量の不具合等の、動作試験対象10の出力画面からは確認できない不具合を確認することができる。尚、音に関する不具合を確認するためには、当然のことながら、周辺撮影用カメラ40としてマイク付カメラを採用する必要がある。
この他、携帯電話端末がナビゲーション装置20に接続されて使用される場合には、周辺撮影用カメラ40により携帯電話端末を撮影することにより、ナビゲーション装置20から携帯電話端末への制御が適切に行われているかを遠隔地から確認することができる。
また、動作試験対象10がプリンタ装置である場合には、周辺撮影用カメラ40を用いて、プリンタ装置全体を撮影することにより、遠隔地からプリンタ装置の動作効果を確認することができる。具体的には、用紙が排出されない、機械的に異常停止した、印刷物の画質が悪い、及び、ランプが異常点滅している等の不具合を確認することができる。尚、上述した動作試験システム1では、動作試験対象10が、ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器であることを想定している旨説明したが、プリンタ装置は、一般的に周辺環境に基づいた処理を実行するものではない。但し、動作試験のために複数カメラを用いるという技術的思想に基づけば、プリンタ装置の出力画面から特定できる不具合に加えて、遠隔地からプリンタ装置の動作効果が確認できるということを、参考例として、ここで言及しておく。
<応用例>
続いて、動作試験対象10が車両5に搭載されるナビゲーション装置20である動作試験システム2の詳細構成について、図2を用いて説明する。この動作試験システム2は、動作試験対象のナビゲーション装置20が搭載された車両5に、画面撮影用カメラ30、周辺撮影用カメラ40及びローカルサーバ50を備える。
続いて、動作試験対象10が車両5に搭載されるナビゲーション装置20である動作試験システム2の詳細構成について、図2を用いて説明する。この動作試験システム2は、動作試験対象のナビゲーション装置20が搭載された車両5に、画面撮影用カメラ30、周辺撮影用カメラ40及びローカルサーバ50を備える。
また、この動作試験システム2は、車両5とは離れた空間(遠隔地)において、ローカルサーバ50と広域ネットワークNTを通じて通信可能に接続された遠隔操作機器70を備える。この遠隔操作機器70は、ナビゲーション装置20に対する動作試験を実現するために、広域ネットワークNTを通じて画面撮影用カメラ30による撮影画像及び周辺撮影用カメラ40による撮影画像を取得可能、且つ、広域ネットワークNTを通じてナビゲーション装置20を遠隔操作可能に構成される。
ナビゲーション装置20は、周知のように、ユーザ操作及び周辺環境(特に車両前方の環境)に基づいた道路案内及び経路案内等を行うものである。このナビゲーション装置20は、既知のナビゲーション装置と同様、装置内各部を統括制御するメインユニット21と、GPS受信機23と、地図データベース25と、表示ユニット27と、入力ユニット28と、を備える。
メインユニット21は、各種プログラムに従う処理をCPU21Aにて実行することにより装置内各部を統括制御し、各種機能を実現する。このメインユニット21は、CPU21Aの他、図示しないRAM及びROM、NVRAM等のメモリを備える。上記各種プログラムは、例えば、このメモリに記憶される。
一方、GPS受信機23は、複数のGPS衛星の送信電波を受信して、これら送信電波の受信結果に基づき、現在位置を測定するものである。GPS受信機23による現在位置の測定結果は、メインユニット21に入力される。
この他、地図データベース25は、道路案内や経路案内等を実現する際にメインユニット21により参照されるものであり、道路ネットワークや道路周辺の建造物及び地形等の情報を記憶する。また、表示ユニット27は、液晶ディスプレイ等から構成され、メインユニット21により制御されて、地図画像、経路案内画像、及び、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)として機能する操作オブジェクト等を出力画面上に表示する。
この他、入力ユニット28は、表示ユニット27の出力画面上に設けられたタッチパネルから構成され、表示ユニット27の出力画面に対する操作を受け付けるものである。但し、入力ユニット28としては、他のポインティングデバイスや、リモートコントローラ等を採用することも可能である。
このナビゲーション装置20におけるメインユニット21は、上述したプログラムを用いて、ナビゲーション装置20としての主たる機能であるナビゲーション機能F21(図3参照)を実現する。ここで言うナビゲーション機能F21は、遠隔地からの動作試験のためにナビゲーション装置20に付加された本実施例に特有な機能以外のナビゲーション装置20が有する一般的な機能のことを言う。
このナビゲーション機能F21には、例えば、GPS受信機23により測定された現在位置に基づく表示ユニット27の出力画面を通じた道路案内や経路案内機能が含まれる。経路案内機能としては、車両乗員の操作に従って目的地までの経路を探索し、この探索経路に沿って車両乗員が車両5を走行させることができるように、GPS受信機23により測定された現在位置と地図データベース25に含まれる情報とから特定される現在の道路環境に対応した転回指示等の経路案内を行う機能を一例に挙げることができる。
この他、メインユニット21は、プログラムに従う処理の実行により、動作試験のための機能として、環境情報出力機能F22、ログ出力機能F23、及び、外部制御機能F24を実現する。
環境情報出力機能F22は、GPS受信機23により測定された現在位置や、車両5に搭載された図示しない加速度センサ、温度センサ等の各種センサの出力値を、環境情報としてローカルサーバ50に出力する機能である。但し、この環境情報出力機能F22については、ナビゲーション装置20に設けない実施形態も考えられる。環境情報出力機能F22は、上述したようにローカルサーバ50に環境情報を提供するものである。従って、ローカルサーバ50に、GPS受信機や加速度センサ、温度センサ等の各種センサを接続すれば、環境情報出力機能F22をナビゲーション装置20に設ける必要はなくなる。更に言えば、センサ出力値によらなくても、表示ユニット27の出力画面や周辺撮影用カメラ40の撮影画像等から必要な環境情報が得られる場合(遠隔地のユーザに、その環境が理解できる場合)には、このような環境情報をローカルサーバ50に提供する機能を、ナビゲーション装置20に設ける必要はない。
また、ログ出力機能F23は、ナビゲーション機能F21に係る処理の実行履歴を記したログをローカルサーバ50に出力機能である。
この他、外部制御機能F24は、ローカルサーバ50を介して入力される遠隔操作機器70でのナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報を受け付け、この操作情報を、入力ユニット28によるナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報とみなしてナビゲーション機能F21を実現するメインユニット21の処理プロセスに入力する機能である。本実施例のナビゲーション装置20は、ナビゲーション機能F21に加えて、動作試験のために付加された特有な上記機能F22,F23,F24を、プログラムの実行により実現する。
この他、外部制御機能F24は、ローカルサーバ50を介して入力される遠隔操作機器70でのナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報を受け付け、この操作情報を、入力ユニット28によるナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報とみなしてナビゲーション機能F21を実現するメインユニット21の処理プロセスに入力する機能である。本実施例のナビゲーション装置20は、ナビゲーション機能F21に加えて、動作試験のために付加された特有な上記機能F22,F23,F24を、プログラムの実行により実現する。
一方、画面撮影用カメラ30は、図4に示すように、ナビゲーション装置20における表示ユニット27の出力画面を撮影するものであり、この撮影画像を表す映像信号をローカルサーバ50に入力する。
また、周辺撮影用カメラ40は、図4に示すように、ナビゲーション装置20の搭載された車両5の前方を撮影するものである。この周辺撮影用カメラ40は、概ね、車両5の運転者の視界に対応した車両5の前方を撮影する。周辺撮影用カメラ40は、このように撮影した車両前方の撮影画像を表す映像信号をローカルサーバ50に入力する。付言すると、車両5には、周辺撮影用カメラ40として、複数のカメラを設けることができる。更に言えば、周辺撮影用カメラ40は、車両5の前方に加えて、上部(前方上部)や車両5の左右を撮影するものであってもよい。上部を撮影すれば、GPS受信機23の受信感度や誤差が周辺環境によるものであるのかを、遠隔地から確認可能となる。
この他、ローカルサーバ50(図2参照)は、装置内各部を統括制御するメインユニット51と、通信ユニット53と、接続インタフェース59と、を備える。接続インタフェース59は、ナビゲーション装置20、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40と、メインユニット51とを接続するものである。接続インタフェース59としては、例えば、USBインタフェースを一例に挙げることができる。
通信ユニット53は、無線通信可能な通信インタフェースであり、広域ネットワークNTを通じて遠隔操作機器70と双方向通信可能な構成にされる。この通信ユニット53は、例えば、セルラー網及びインターネットを通じて遠隔操作機器70と通信する。
また、メインユニット51は、各種プログラムに従う処理をCPU51Aにて実行することにより、装置内各部を統括制御して各種機能を実現するものであり、CPU51Aの他、図示しないRAM及びROM、NVRAM等のメモリを備える。上記各種プログラムは、例えば、このメモリに記憶される。
ローカルサーバ50のメインユニット51は、上述したプログラムに従う処理の実行により、図3に示すように、動作試験のための機能として、映像送信機能F51、環境情報送信機能F52、ログ送信機能F53及び操作情報転送機能F54を実現する。
映像送信機能F51は、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の夫々から入力される映像信号を、通信ユニット53を通じて遠隔操作機器70に送信する機能である。環境情報送信機能F52は、ナビゲーション装置20から入力される上記環境情報を、通信ユニット53を通じて遠隔操作機器70に送信する機能であり、ログ送信機能F53は、ナビゲーション装置20から入力される上記ログを、通信ユニット53を通じて遠隔操作機器70に送信する機能である。
この他、操作情報転送機能F54は、広域ネットワークNTを通じて遠隔操作機器70から送信されてくる、遠隔操作機器70でのナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報を、通信ユニット53を通じて受け付けて、この操作情報を、接続インタフェース59を通じてナビゲーション装置20に入力する機能である。これらの機能により、ローカルサーバ50は、ナビゲーション装置20、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40と、遠隔操作機器70との間での情報伝達を中継する役割を果たす。
また、遠隔操作機器70(図2参照)は、車両5とは離れた空間に配置されて、ナビゲーション装置20の動作試験を離れた空間(遠隔地)から行うものである。この遠隔操作機器70は、メインユニット71と、通信ユニット73と、記憶ユニット75と、表示ユニット77と、入力ユニット78と、接続インタフェース79と、を備える。
メインユニット71は、各種プログラムに従う処理をCPU71Aにて実行することにより、装置内各部を統括制御して各種機能を実現するものであり、CPU71Aの他、図示しないRAM、ROM、NVRAM等のメモリを備える。CPU71Aにより実行されるプログラムは、例えば、このメモリや、ハードディスク装置により構成される記憶ユニット75に記憶される。また、通信ユニット73は、広域ネットワークNTを通じてローカルサーバ50と双方向通信可能な通信インタフェースとして構成される。
この他、表示ユニット77は、液晶ディスプレイ等から構成され、メインユニット71により制御されて、各種情報を出力画面上に表示するものである。また、入力ユニット78は、キーボードの他、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスを備えた構成にされ、ユーザからの当該入力ユニット78に対する操作情報を、メインユニット71に入力する。
そして、接続インタフェース79は、外部機器90を接続するためのインタフェースであり、例えば、USBインタフェースによって構成される。この遠隔操作機器70には、外部機器90として、例えば、動作試験対象のナビゲーション装置20と同じ機器が接続され、この外部機器90では、メインユニット71の制御により、動作試験対象のナビゲーション装置20と同期した動作が実現され、遠隔地にあるナビゲーション装置20と同じ動作が再現される。
ここで、メインユニット71によって実現される機能を説明する。メインユニット71では、プログラムに従う処理の実行によって、図3に示すように、映像取得機能F71、環境情報取得機能F72、ログ取得機能F73、操作情報送信機能F74、及び、動作試験機能F77が実現される。
映像取得機能F71は、ローカルサーバ50から送信されてくる画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の映像信号を、通信ユニット73を通じてローカルサーバ50から取得する機能である。環境情報取得機能F72は、ローカルサーバ50から送信されてくる上記環境情報を、通信ユニット73を通じてローカルサーバ50から取得する機能である。同様に、ログ取得機能F73は、ローカルサーバ50から送信されてくる上記ログを、通信ユニット73を通じてローカルサーバ50から取得する機能である。
この他、操作情報送信機能F74は、動作試験機能F77により生じたナビゲーション装置20に対する操作情報を、通信ユニット73を通じてローカルサーバ50に送信する機能である。メインユニット71は、図5に示す動作試験処理を実行することにより、この動作試験機能F77を実現する。
メインユニット71は、入力ユニット78を通じて遠隔操作機器70のユーザから実行指示が入力されると、当該動作試験処理を開始する。尚、動作試験に先立って、ユーザは、動作試験対象のナビゲーション装置20を、配置されるべき地域に送り、協力者に、ナビゲーション装置20を車両5に搭載してもらう。更に、協力者に、車両5を運転してもらう。遠隔操作機器70のユーザは、例えば、このような協力を得て、ナビゲーション装置20を、製品と同一の使用環境におき、適切な動作試験が行えるようにする。遠隔操作機器70のユーザと、車両5の運転者(協力者)との連絡は、例えば、携帯電話装置等の図示しない音声通信手段を用いて実現することができる。
図5に示す動作試験処理を開始すると、メインユニット71は、入力ユニット78を通じてユーザから入力される指示に従って、動作試験対象のナビゲーション装置20に繋がるローカルサーバ50に広域ネットワークNTを通じてアクセスする(S110)。その後、ローカルサーバ50に対して、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の映像信号、及び、ナビゲーション装置20から出力される上記環境情報及びログの送信を開始するように要求し、これらの映像信号、環境情報及びログのローカルサーバ50からの取得を開始する(S120)。
更に、メインユニット71は、ローカルサーバ50から取得した映像信号、環境情報及びログを、記憶ユニット75に逐次保存しつつ、表示ユニット77の出力画面に、ローカルサーバ50から取得した映像信号が表す画面撮影用カメラ30の撮影画像及び周辺撮影用カメラ40の撮影画像を表示する処理を開始する(S130)。
ここでは、画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の撮影画像に加えて、図6に示すように、ローカルサーバ50から取得した環境情報やログを表示ユニット77の出力画面に表示する処理を開始してもよい。表示ユニット77は、例えば、表示ユニット77の出力画面に、複数のウィンドウを表示して、画面撮影用カメラ30の撮影画像、周辺撮影用カメラ40の撮影画像、環境情報、及び、ログの夫々を、個々のウィンドウに表示することができる。
別例として、表示ユニット77は、複数のディスプレイを備えた構成にされてもよく、画面撮影用カメラ30の撮影画像、周辺撮影用カメラ40の撮影画像、環境情報、及び、ログの夫々は、個々のディスプレイに表示されてもよい。
本実施例においては、図6に点線で示すように、表示ユニット77の少なくとも画面撮影用カメラ30の撮影画像が表示される領域に対して、入力ユニット78としてのタッチパネル78Aが設けられる。
このような表示処理を開始すると、メインユニット71は、入力ユニット78のタッチパネル78Aを介して動作試験対象のナビゲーション装置20に対する遠隔操作がなれたか否かを判断する(S140)。具体的には、タッチパネル78Aを通じて表示ユニット77に映し出されたナビゲーション装置20の出力画面に対する操作がなされたか否かを判断する。
上述したように、表示ユニット77に表示される画面撮影用カメラ30の撮影画像は、GUIとしての機能を有するナビゲーション装置20の出力画面を撮影したものである。本実施例では、表示ユニット77に映し出されたナビゲーション装置20の出力画面に対するタッチ操作を、動作試験対象のナビゲーション装置20に対する遠隔操作として取り扱う。即ち、S140では、動作試験対象のナビゲーション装置20に対する遠隔操作として、このようなタッチ操作がなされたか否かを判断する。
そして、遠隔操作がなされたと判断すると(S140でYes)、メインユニット71は、タッチパネル78Aを介して入力されたナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報を、動作試験対象のナビゲーション装置20に繋がるローカルサーバ50に対して、広域ネットワークNT経由で送信する(S145)。
ローカルサーバ50に対して送信された操作情報は、上述したローカルサーバ50の操作情報転送機能F54によりナビゲーション装置20に入力され、ナビゲーション装置20の外部制御機能F24により、入力ユニット28を介したナビゲーション装置20の出力画面に対する操作の情報と同様に取り扱われて、ナビゲーション機能F21を実現するメインユニット21の処理プロセスに入力される。本実施例においては、このような形態での遠隔操作により、遠隔操作機器70において行われたナビゲーション装置20の出力画面に対する操作と同一の操作が入力ユニット28を介してナビゲーション装置20の出力画面に対して行われた場合と同一の処理が、ナビゲーション装置20にて実行される。
この他、S145では、ローカルサーバ50への上記操作情報の送信前後において、この操作情報を記憶ユニット75に保存する。具体的には、操作情報として、ナビゲーション装置20の出力画面に対するタッチ位置とタッチした時刻の情報とを関連付けて記憶する。このようなメインユニット71の処理動作により、記憶ユニット75には、タッチパネル78Aを介して行われたたナビゲーション装置20の出力画面に対する操作毎に、このようなタッチ位置と時刻とが関連付けられてなる操作ログが記憶される。
また、メインユニット71は、遠隔操作機器70のユーザが、ナビゲーション装置20の動作を、手元の機器90で確認できるようにするために、ナビゲーション装置20からローカルサーバ50経由で取得した環境情報及びタッチパネル78Aを介して入力されたナビゲーション装置20の出力画面に対する操作情報を、接続インタフェース79を介して外部機器90に入力する(S160)。これにより、外部機器90が、動作試験対象のナビゲーション装置20と同一環境下にある状況を仮想的に生成し、この環境下でのナビゲーション装置20の動作を外部機器90で再現する。
更に、メインユニット71は、ナビゲーション装置20の動作チェックに係る処理として、予め定められたいくつかの処理を、ローカルサーバ50から取得した画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の映像信号、環境情報並びにログに基づき行う(S170)。
S170でメインユニット71が実行する動作チェックに係る処理としては、図7及び図8に示す処理を一例に挙げることができる。即ち、メインユニット71は、第一の動作チェックに係る処理として、図7に示す処理を実行する構成にすることができる。
具体的に、第一の動作チェックに係る処理では、周辺撮影用カメラ40の撮影画像を解析し、周辺撮影用カメラ40が撮影した車両前方の道路属性を特定する(S310)。道路属性としては、道路形状(直線道路、十字路、カーブ等)や、信号機の有無等を一例に挙げることができる。付言すると、S310では、複数項目についての道路属性を特定することができる。道路形状及び信号機の有無の各項目についての道路属性を特定するといった具合である。
また、メインユニット71は、画面撮影用カメラ30の撮影画像を解析し、この撮影画像が表すナビゲーション装置20の出力画面において地図画像等で表される車両前方の道路属性を特定する(S320)。S320においても、S310と同一項目についての道路属性を特定することができる。
そして、S310及びS320の処理結果に基づき、周辺撮影用カメラ40の撮影画像から特定される道路属性と画面撮影用カメラ30の撮影画像から特定される道路属性との一致度を算出し、この一致度が基準値以上であるか否かを判断する(S330)。S330では、例えば、上記項目毎に、周辺撮影用カメラ40の撮影画像から特定された道路属性と画面撮影用カメラ30の撮影画像から特定された道路属性とが同一であるか否かを判断し、道路属性が一致する項目数が項目全体に占める割合を、上記一致度として算出し、この一致度が基準値以上であるか否かを判断することができる。
そして、一致度が基準値以上であると判断すると(S330でYes)、メインユニット71は、ナビゲーション装置20の動作に異常はないと判定し(S340)、当該第一の動作チェックに係る処理を終了する。一方、一致度が基準値未満であると判断すると(S330でNo)、メインユニット71は、ナビゲーション装置20の動作に異常があると判定し(S350)、当該第一の動作チェックに係る処理を終了する。
また、メインユニット71は、第二の動作チェックに係る処理として、図8に示す処理を実行する構成にすることができる。即ち、第二の動作チェックに係る処理では、ローカルサーバ50から取得した上記環境情報に含まれるGPS受信機23により測定された現在位置の情報に基づき、この位置に車両5が存在する場合に、ナビゲーション装置20の出力画面において表示されるべき情報(現在位置に対応した情報)を特定する(S410)。
例えば、遠隔操作機器70の記憶ユニット75には、ナビゲーション装置20と同一の地図データを格納しておくことができ、メインユニット71は、この記憶ユニット75に格納された地図データと、GPS受信機23により測定された現在位置の情報とに基づき、ナビゲーション装置20の出力画面において、この現在位置に対応して表示されるべき情報を特定する。
一方、メインユニット71は、画面撮影用カメラ30の撮影画像を解析することにより、上記表示されるべき情報が、ナビゲーション装置20の出力画面に表示されているか否かを判断する。例えば、GPS受信機23により測定された現在位置及び地図データから車両5が交差点に進入しようとしていることが判明した場合に、この交差点に関する情報が表示されているか否かを判断する。
そして、表示されていると判断すると(S430でYes)、メインユニット71は、ナビゲーション装置20の動作に異常はないと判定し(S440)、当該第二の動作チェックに係る処理を終了する。一方、S430において否定判断すると、ナビゲーション装置20の動作に異常があると判定し(S450)、当該第二の動作チェックに係る処理を終了する。
メインユニット71は、以上に例示したようないくつかの動作チェックに係る処理を完了すると、これらの動作チェックに係る処理の少なくとも一つにおいて異常があると判定された否かを判断し(S180)、動作チェックに係る処理の少なくとも一つにおいて異常があると判定されている場合には(S180でYes)、動作チェックに係る処理において発見された異常箇所及び内容を報知する。例えば、表示ユニット77の画面上にメッセージを表示したり、画面撮影用カメラ30の撮影画像における異常箇所を強調表示したりすることによって報知する。この報知動作によって、遠隔操作機器70のユーザには、ナビゲーション装置20において異常(不具合)が生じていることが通知される。メインユニット71は、その後、S200に移行する。
一方、S170で実行した動作チェックに係る処理の全てにおいて異常がないと判定された場合には、S180で否定判断して、S190の処理を実行することなく、S200に移行する。
S200に移行すると、メインユニット71は、入力ユニット78を通じてユーザから動作試験の終了指示が入力されたか否かを判断し、入力されていないと判断すると(S200でNo)、S140に移行し、終了指示が入力されたと判断すると(S200でYes)、当該動作試験処理を終了する。
この他、S140において否定判断すると、メインユニット71は、入力ユニット78を通じてユーザから操作シーケンスの実行指示が入力されたか否かを判断し(S150)、入力されていないと判断すると(S150でNo)、S160に移行し、入力されていると判断すると(S150でYes)、入力ユニット78を通じてユーザから指定された操作シーケンスに対応する各操作についての操作情報を、その操作シーケンスに対応するタイミングで通信ユニット73を通じてローカルサーバ50に送信し、ナビゲーション装置20に入力する(S155)。これにより指定された操作シーケンスを実行する。尚、ここで言う「操作シーケンス」は、動作試験対象(ナビゲーション装置20)への入力順及び入力タイミングの定められた一連の操作の入力動作のことを言う。
具体的に、記憶ユニット75が記憶する上記操作ログに登録された操作の一群の内、時間的に連続した特定の操作群(一連の操作)を指定して、当該一連の操作を、再度ナビゲーション装置20に入力することを指示する上記操作シーケンスの実行指示が入力された場合、メインユニット71は、上記操作ログに登録された当該一連の操作についてのタッチ位置及び時刻の情報に基づき、この一連の操作を構成する各操作の情報を、これら各操作のナビゲーション装置20への入力間隔が過去の入力間隔と一致するように、ローカルサーバ50に広域ネットワークNTを通じて送信する。
メインユニット71は、この動作によって、一連の操作を構成する各操作の情報を過去と同一のパターンでナビゲーション装置20に入力し、ナビゲーション装置20に、この一連の操作に対応する処理を再度実行させる。尚、操作ログには、各操作情報を、シーケンシャルなシリアル番号を付きで登録することができ、ユーザは、このシリアル番号を用いて、上記一連の操作を指定することができる。
この他、記憶ユニット75には、予め動作試験用の操作シーケンスについての定義データをいくつか登録しておくことができる。即ち、メインユニット71は、S150において、この登録された定義データの一つを指定する操作シーケンスの実行指示が入力された場合、当該指定された定義データに従って、一連の操作を構成する各操作の情報を、これら各操作の入力タイミングが上記定義データで定義される入力タイミングと一致するように、ローカルサーバ50に広域ネットワークNTを通じて送信し、これによって、実行指示に従う一連の操作をナビゲーション装置20に入力することも可能である。
更に言えば、ここでは、ローカルサーバ50へ送信する操作情報の送信タイミングを制御して、操作シーケンスに対応する一連の操作をナビゲーション装置20に入力することができるが、ローカルサーバ50では、操作情報の通信時間を加味して、ナビゲーション装置20の操作情報の入力タイミングを補正することで、通信の遅延による影響を抑えて、一連の操作をナビゲーション装置20に入力してもよい。
メインユニット71は、このようにして操作シーケンスの実行指示に従う一連の操作を構成する各操作の情報をローカルサーバ50経由でナビゲーション装置20に入力すると、S160以降の処理を実行する。そして、終了指示が入力されたと判断すると(S200でYes)、当該動作試験処理を終了する。
以上、本実施例の動作試験システム2の構成について説明したが、ナビゲーション装置20の動作試験に際し、ユーザは、遠隔操作機器70を用いてナビゲーション装置20を遠隔操作しつつ、動作試験対象のナビゲーション装置20の出力画面を撮影する画面撮影用カメラ30の撮影画像、及び、ナビゲーション装置20が搭載された車両前方の環境を撮影する周辺撮影用カメラ40の撮影画像を、遠隔操作機器70の表示ユニット77を用いて確認することができる。
よって、ユーザは、遠隔地にあるナビゲーション装置20がユーザ操作や車両前方の環境に応じた適切な処理を実行しているか否かを、表示ユニット77が表示する画面撮影用カメラ30及び周辺撮影用カメラ40の撮影画像に基づいて適切に判断することができる。従って、ナビゲーション装置20を開発する者は、離れた空間からナビゲーション装置20の動作試験を適切に行うことができ、動作試験を行う必要のある地域に出向いて当該動作試験をしなくて済む。
換言すると、本実施例によれば、ユーザが上記地域に出向く必要がないことから、動作試験に伴う移動の時間や出費を抑えることができ、ユーザは、開発段階でナビゲーション装置20の不具合を補正したりする作業を、効率的且つ迅速に行うことができる。特に、製品の開発国と、製品の販売国とが異なるケースにおいては、販売国での動作試験に労力を伴うため、本実施例の動作試験システム2は、非常に有用である。
更に付言すると、動作試験に際しては、製品に関する極秘資料が必要になるケースがあり、従来技術では、動作試験の担当者の移動に伴って、極秘資料が漏洩する可能性を否定できなったが、本実施例によれば、製品の開発施設にて動作試験を遠隔操作により実現することができ、このような漏洩の可能性を抑えることができる。
この他、本実施例の動作試験システム2によれば、遠隔でナビゲーション装置20の動作試験を行うことができることから、一人のユーザが遠隔操作機器70を用いて複数台のナビゲーション装置20の動作試験を同時に行うことができる。
また、本実施例によれば、記憶ユニット75が記憶する操作ログに基づき過去において行われた一連の操作に対応する操作シーケンスを実行できるように遠隔操作機器70を構成した。即ち、タッチパネル78Aを介して過去にナビゲーション装置20にユーザが入力した操作と同一操作の情報を、ナビゲーション装置20に広域ネットワークNTを通じて再度入力し、ナビゲーション装置20に、過去に実行させた操作に対応する処理を再度実行させることができるようにした。
従って、遠隔操作機器70のユーザは、ナビゲーション装置20の不具合を発見した場合に、この不具合が生じたと思われる操作を再度ナビゲーション装置20に入力して、その不具合をナビゲーション装置20に再現させる作業を容易に行うことができる。
特に、本実施例によれば、不具合の発生には、複数操作の入力間隔等の入力パターンが影響する可能性も考慮して、操作ログには、各操作の入力タイミングを特定可能な情報として、タッチ位置と共にタッチ時刻の情報をも登録するようにした。本実施例によれば、これらの情報に基づき、入力タイミングについても一致させた過去の一連の操作と同一パターンの操作を、再度ナビゲーション装置20に入力することができて、不具合の原因特定に大変役立つ。
また、本実施例によれば、周辺撮影用カメラ40の撮影画像と画面撮影用カメラ30の撮影画像との比較により(S310〜S330)により、ナビゲーション装置20の出力画面において、周辺撮影用カメラ40から特定される車両前方の道路環境に対応した表示がなされているか否かを判定し、この種の不具合の発生をユーザに通知するようにした。
また、本実施例によれば、ナビゲーション装置20が有するGPS受信機23によって測定された現在位置の情報を取得し、この現在位置の情報に基づき、ナビゲーション装置20の出力画面において、現在位置の道路環境に対応した表示がなされているか否かを判定するようにした。これらの遠隔操作機器70の機能によれば、ユーザによる表示ユニット77の出力画面を介した目視による動作チェックを支援することができて、ユーザが不具合を看過してしまう可能性を抑えることができる。
ところで、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上述した動作試験システム2には、遠隔操作機器70の入力ユニット78が有するタッチパネル78Aを操作可能なロボット80(図2参照)を、当該遠隔操作機器70に対して付設することができる(第一変形例)。動作試験用の操作シーケンスに対応する操作をタッチパネル78Aに介して行うことが可能に、このロボット80を設定すれば、遠隔操作機器70のユーザは、このロボット80を起動する程度で、ナビゲーション装置20に対して上記操作シーケンスに対応する正確な動作試験を行うことができる。
更に言えば、上述した動作試験システム2には、図9に示すように、ナビゲーション装置20に対してもロボット100を付設することができる(第二変形例)。具体的に、ロボット100は、ローカルサーバ50により制御されて、ナビゲーション装置20の入力ユニット28が有するタッチパネルに対するタッチ操作を実現可能な構成にすることができる。
そして、ローカルサーバ50は、操作情報転送機能F54に代えて、ロボット100の制御機能を備え、遠隔操作機器70から送信されてくる操作情報に基づき、遠隔操作機器70のタッチパネル78Aを用いてナビゲーション装置20の出力画面に対してユーザが行った操作と同一の操作を、ロボット100に実行させるように構成することができる。このようなロボット100を用いれば、動作試験のために外部制御機能F24を、ナビゲーション装置20に設けなくて済むといった利点がある。
また、上記実施例によれば、車載型のナビゲーション装置20を動作試験対象とする動作試験システム2について説明したが、動作試験対象は、上記ナビゲーション装置20に限定されるものではない。例えば、ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器としては、ナビゲーション機能を有するスマートフォン等の携帯端末を挙げることができる。このような携帯端末を動作試験対象とするシステムにも、上述した実施例に対応する技術的思想を採用することができる。また、工場等で移動するロボットを動作試験対象とするシステムにも、上記実施例の技術的思想を採用することが可能である。
この他、上記実施例では、画面撮影用カメラ30、周辺撮影用カメラ40、及び、動作試験対象10(ナビゲーション装置20)の出力がローカルサーバ50を通じて遠隔操作機器70に伝達されるシステムについて説明したが、本発明は、画面撮影用カメラ30、周辺撮影用カメラ40、及び、動作試験対象10(ナビゲーション装置20)が夫々独立して広域ネットワークNTに接続されたシステムにも適用可能である。
また、動作チェックについては、ソフトウェアにより実現可能なものを遠隔操作機器70に行わせれば良く、全ての動作チェックをソフトウェアにより自動的に行うことができるように、遠隔操作機器70を構成する必要はない。換言すれば、遠隔操作機器70には、動作チェックを行う機能を設けなくてもよい。即ち、全ての動作チェックは、表示ユニット77が表示する撮影画像に基づいたユーザの目視により実現されてもよい。
最後に、用語間の対応関係について説明する。遠隔操作機器70は、ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器の動作試験を行うための情報処理装置の一例に対応し、メインユニット71がS120において開始する処理は、映像取得手段及び位置取得手段が実行する処理の一例に対応し、メインユニット71がS130において開始する処理は、表示制御手段が実行する処理の一例に対応し、入力ユニット78が有するタッチパネル78Aは、入力インタフェースの一例に対応し、メインユニット71が実行するS145の処理は、遠隔操作手段が実行する処理の一例に対応する。
また、記憶ユニット75は、記憶手段の一例に対応し、メインユニット71が実行するS155の処理は、再現手段が実行する処理の一例に対応する。また、メインユニット71がS170において実行する動作チェックに係る処理は、判定手段が実行する処理の一例に対応する。
1,2…動作試験システム、1A…動作試験対象側システム、5…車両、10…動作試験対象、20…ナビゲーション装置、21…メインユニット、21A…CPU、23…GPS受信機、25…地図データベース、27…表示ユニット、28…入力ユニット、30…画面撮影用カメラ、40…周辺撮影用カメラ、50…ローカルサーバ、51…メインユニット、51A…CPU、53…通信ユニット、59…接続インタフェース、70…遠隔操作機器、71…メインユニット、71A…CPU、73…通信ユニット、75…記憶ユニット、77…表示ユニット、78…入力ユニット、78A…タッチパネル、79…接続インタフェース、80…ロボット、90…外部機器、100…ロボット、F21…ナビゲーション機能、F22…環境情報出力機能、F23…ログ出力機能、F24…外部制御機能、F51…映像送信機能、F52…環境情報送信機能、F53…ログ送信機能、F54…操作情報転送機能、F71…映像取得機能、F72…環境情報取得機能、F73…ログ取得機能、F74…操作情報送信機能、F77…動作試験機能、NT…広域ネットワーク
Claims (8)
- ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器の動作試験を行うための情報処理装置であって、
前記電子機器のGUIとしての機能を有する出力画面を撮影する第一のカメラから、前記第一のカメラによる撮影画像である第一の撮影画像を、広域ネットワークを通じて取得する一方、前記電子機器の周辺環境を撮影する第二のカメラから、前記第二のカメラによる撮影画像である第二の撮像画像を、前記広域ネットワークを通じて取得する映像取得手段と、
前記映像取得手段により取得された前記第一の撮影画像及び前記第二の撮影画像を、当該情報処理装置が有する表示デバイスの画面上に表示する表示制御手段と、
前記表示デバイスに表示された前記第一の撮影画像が表す前記出力画面に対する操作を受け付ける入力インタフェースと、
前記入力インタフェースにより受け付けられた前記操作の情報を、前記電子機器に前記広域ネットワークを通じて入力することによって、前記電子機器に、前記操作に対応した処理として、前記操作が前記電子機器の前記出力画面に対して行われたときと同一の処理を実行させる遠隔操作手段と、
を備えること
を特徴とする情報処理装置。 - 前記入力インタフェースにより受け付けられた前記操作の情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する前記操作の情報に基づき、前記遠隔操作手段が過去に前記電子機器に入力した前記操作と同一操作の情報を、前記電子機器に前記広域ネットワークを通じて入力することによって、前記電子機器に、過去に実行させた前記操作に対応する処理を再度実行させる再現手段と、
を更に備えること
を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記記憶手段は、前記入力インタフェースにより受け付けられた一連の操作の情報として、当該一連の操作を構成する各操作の前記電子機器への入力タイミングを特定可能な情報を記憶し、
前記再現手段は、前記記憶手段が記憶する前記一連の操作の情報に基づき、前記一連の操作を構成する各操作の情報を、これら各操作の前記電子機器への入力間隔が前記過去の入力間隔と一致するように、前記電子機器に前記広域ネットワークを通じて入力することによって、前記一連の操作を構成する各操作の情報を過去と同一のパターンで前記電子機器に入力し、前記電子機器に、この一連の操作に対応する処理を再度実行させること
を特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 前記映像取得手段が取得した前記第一の撮影画像と前記第二の撮影画像との比較により、前記電子機器の前記出力画面において、前記第二の撮影画像から特定される周辺環境に対応した表示がなされているか否かを判定する判定手段
を備えること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の情報処理装置。 - 前記電子機器は、測位手段により測定される自装置の現在位置に基づき、現在位置の前記周辺環境に対応した処理を実行するものであり、
前記情報処理装置は、
前記電子機器が有する前記測位手段により測定された現在位置の情報を、前記広域ネットワークを通じて取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段により取得された前記現在位置の情報に基づき、前記電子機器の前記出力画面において、前記現在位置の周辺環境に対応した表示がなされているか否かを判定する判定手段と、
を備えること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の情報処理装置。 - ユーザ操作及び周辺環境に基づいた処理を実行する電子機器
の動作試験を行うための情報処理システムであって、
前記電子機器の出力画面を撮影する第一のカメラと、
前記電子機器の周辺環境を撮影する第二のカメラと、
広域ネットワークを通じて前記第一のカメラによる撮影画像及び前記第二のカメラによる撮影画像を取得可能、且つ、前記広域ネットワークを通じて前記電子機器を遠隔操作可能に構成された請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の情報処理装置と、
を備えること
を特徴とする情報処理システム。 - 前記電子機器には、前記情報処理装置から前記広域ネットワークを通じて送信されてくる前記操作の情報に基づき、タッチパネルを備える前記電子機器の前記出力画面を操作することによって、前記電子機器に対し、前記情報処理装置から受信した前記操作の情報を入力するロボットが付設されており、
前記情報処理装置は、前記操作の情報を、前記電子機器に前記広域ネットワーク及び前記ロボットを通じて入力すること
を特徴とする請求項6記載の情報処理システム。 - 前記情報処理装置には、前記情報処理装置が有する前記入力インタフェースに対し、予め定められた動作試験用の操作シーケンスに従う操作を行うロボットが付設されており、
前記遠隔操作手段は、前記情報処理装置に付設された前記ロボットの操作に対応して前記入力インタフェースが受け付けた前記操作の情報を、前記電子機器に前記広域ネットワークを通じて入力することによって、前記電子機器に前記操作に対応した処理を実行させること
を特徴とする請求項6又は請求項7記載の情報処理システム。
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