JP2001297129A - キャンペーン管理システム - Google Patents

キャンペーン管理システム

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JP2001297129A
JP2001297129A JP2000069273A JP2000069273A JP2001297129A JP 2001297129 A JP2001297129 A JP 2001297129A JP 2000069273 A JP2000069273 A JP 2000069273A JP 2000069273 A JP2000069273 A JP 2000069273A JP 2001297129 A JP2001297129 A JP 2001297129A
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Toru Ichikawa
徹 市川
Tsunemi Tsurii
経未 釣井
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ICHIKAWA JIN SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】景品進呈型キャンペーンを公正に実施でき、且
つ、顧客情報の収集、管理及び利用を効率よく行うこと
ができる管理システムを提供する。 【解決手段】キャンペーン対象商品の購入者は、クライ
アント端末16を使用して、証明媒体20に記載された
受付用メールアドレスに所定様式のメールを送ることに
より、キャンペーン案内の入手、懸賞への応募及び景品
の申込を行う。管理サーバ18はそのメールを受け取
り、メールの様式(応募様式、景品申込様式等)を識別
し、それに応じたメッセージを含むメールを作成し、購
入者のメールアドレス宛に返信する。例えば、購入者か
らのメールが応募様式の場合、管理サーバ18は、そこ
に記載された製品識別コードの検査(コードチェック、
二重応募チェック)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費者に対する商
品/サービスの販売促進や顧客情報の収集及び管理を目
的として実施されるキャンペーンを管理するためのシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなキャンペーンの形態の一つ
として、キャンペーンの対象となる商品やサービスを購
入した人に抽選で(又は応募者全員に)景品(物品、現
金、特定サービスの購入権等)を与えるというもの(以
下、景品進呈型キャンペーンと呼ぶ)がある。このよう
なキャンペーンにおいて、キャンペーンの対象となる商
品やサービスの購入者に抽選への参加資格又は景品の受
け取り資格(以下、まとめて応募資格と呼ぶ)を与える
方法としては、応募資格を証明する媒体(以下、証明媒
体と呼ぶ)を商品に添付したり、あるいは販売員が商品
等の購入者に証明媒体を手渡すという方法が最も一般的
である。証明媒体の例としては、抽選券、抽選用ポイン
ト券、領収書(レシート)、保証書、会員証、ユーザ登
録カード等が挙げられる。
【0003】証明媒体を利用した景品進呈型キャンペー
ンにおいては、証明媒体の正当な入手者ではない者によ
る不正応募や、既に応募資格を行使し終わって無効とな
った証明媒体を用いた二重応募を防止する必要がある。
不正応募や二重応募の防止方法は、応募の受付方法に応
じて適宜決定される。例えば、応募者に証明媒体を抽選
会場で提示させることにより応募を受け付ける場合は、
証明媒体を回収したり、証明媒体に受け付け済みを示す
印を付けるという方法が利用できる。また、応募者に証
明媒体を指定の宛先(事務局)へ郵送させることにより
応募を受け付ける場合は、自動的に証明媒体が回収され
るため、上記のような不正応募は問題とならない。
【0004】ところで、最近では、証明媒体としてユー
ザ登録カードを使用し、インターネットに接続されたホ
ストコンピュータ上に応募受付用のWWWページを開設
する、というような形態で応募を受け付ける例も多い。
この場合、例えば、応募者がWWWブラウザを用いて応
募受付用のWWWページにアクセスし、証明媒体に記載
の製品識別コードを含む所定の情報(応募者の氏名、住
所等)をそのページに書き込み、送信ボタンをクリック
すると、応募者の端末コンピュータから応募受付用のホ
ストコンピュータ宛に応募データが送信され、そのホス
トコンピュータが応募受付処理を実行する。このよう
に、情報通信用ネットワークを介して応募者に証明符号
(製品識別コード等)等のデータを所定の宛先に電子的
に送信させることにより応募を受け付ける方法を本明細
書ではオンライン受付と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オンライン受付の場
合、実際に商品等を購入していない者であっても、証明
媒体に記載の証明符号さえ知っていれば応募手続を行う
ことができるため、二重応募や不正応募が発生しやす
い。このような状況を放置すると、キャンペーンによる
販売促進効果が損なわれるだけでなく、正当な手順で応
募した商品購入者の当選確率が下がる等の弊害が発生す
る。
【0006】一方、ハガキ等の文書による応募受付方法
を採用する懸賞では、応募が正常に受け付けられたかど
うかを応募者毎に通知することはないのが通例であり、
更に抽選の結果についても、景品の発送を以て代えると
することがほとんどである。これを顧客の側から見る
と、折角懸賞に応募しても、その応募行為に対するキャ
ンペーン主催者側からの応答が全くないままキャンペー
ンが終了するということになる。もちろん、キャンペー
ンの主催者が懸賞への応募者に対する特別の販売促進活
動(例えば、ダイレクトメールの送付)を行うことによ
り応募者と商品販売者との間の双方向コミュニケーショ
ンを図る試みは従来より成されているが、ハガキ等の文
書による応募受付方法では、文書に記載された顧客情報
をデータベースに登録するのに手間がかかるだけでな
く、応募を受け付けてからその販売促進活動を実際に行
うまでに相当のタイムラグが発生するという問題があ
る。
【0007】また、懸賞の方式をポイントセービング方
式(所定ポイントを集めた応募者全員に景品を進呈する
もの)又はそれと他の形式とを組み合わせた複合形式
(例えば、所定ポイントを集めた応募者に抽選参加権を
付与するもの)とする場合、従来は、応募希望者が所定
のポイント数分の証明媒体を集めた上で、それらを一度
に所定の宛先へ郵送する、という手順で応募を受け付け
るのが一般的だったが、この方法では、郵送の途中に証
明媒体が汚損したり紛失する恐れがあった。また、所定
の景品引渡所で所定ポイント数分の証明媒体を提示した
者にその証明媒体と引き替えに景品を譲渡するという受
付方法も従来より行われているが、この方法では、景品
引渡所毎に景品提供数が予め決められているため、場所
によっては応募希望者数と景品数との間にアンバランス
が生じ、景品希望者が所望の景品を入手できなかった
り、逆にキャンペーンの終了後に景品が残ってしまうと
いった問題が発生することがあった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、景品進
呈型キャンペーンを公正に実施でき、且つ、顧客情報の
収集、管理及び利用を効率よく行うことができるように
するためのキャンペーン管理システムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第一のキャンペーン管理システ
ムは、情報通信用のネットワーク、前記ネットワークに
接続された管理サーバ及びクライアント、及び、前記管
理サーバに管理されるデータベースを含むコンピュータ
ネットワークシステム、及びキャンペーン対象の商品又
はサービスの入手又は利用を証明する証明符号を記録し
た証明媒体を備え、前記クライアントは外部から与えら
れた応募者の電子メールアドレス及び前記証明符号を含
む所定形式の応募データを前記ネットワーク経由で前記
管理サーバへ送信する応募データ送信手段を備え、前記
管理サーバは、前記証明符号を所定の条件で検査する検
査手段、前記検査手段による検査結果に基づいて前記応
募データが受け付け可能かどうかを判定し、その判定結
果に応じた内容の電子メールを前記ネットワーク経由で
前記電子メールアドレス宛に送信する電子メール送信手
段、及び前記応募データが受け付け可能であるときには
該応募データを前記データベースへ保存するデータ保存
手段を備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る第二のキャンペーン管
理システムは、情報通信用のネットワーク、前記ネット
ワークに接続された証明符号発行サーバ、管理サーバ及
びクライアント、及び、前記管理サーバに管理されるデ
ータベースを含むコンピュータネットワークシステムを
備え、前記証明符号発行サーバはキャンペーン対象の商
品又はサービスの入手又は利用を証明する証明符号を電
子的に発行する証明符号発行手段を備え、前記クライア
ントは外部から与えられた応募者の電子メールアドレス
及び前記証明符号を含む所定形式の応募データを前記ネ
ットワーク経由で前記管理サーバへ送信する応募データ
送信手段を備え、前記管理サーバは、前記証明符号を所
定の条件で検査する検査手段、前記検査手段による検査
結果に基づいて前記応募データが受け付け可能かどうか
を判定し、その判定結果に応じた内容の電子メールを前
記ネットワーク経由で前記電子メールアドレス宛に送信
する電子メール送信手段、及び前記応募データが受け付
け可能であるときには該応募データを前記データベース
へ保存するデータ保存手段を備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態及び発明の効果】本発明に係るキャ
ンペーン管理システムは、コンピュータを用いた顧客情
報の管理及び利用の上で有利なオンライン受付を採用す
るとともに、オンライン受付で使用される証明符号の検
査(チェック)を適切に行うことにより、不正応募や二
重応募を確実に防止するようにしたものである。本発明
に係る第一及び第二のシステムにおいて、管理サーバ
は、例えば、情報通信用のネットワーク(有線、無線を
問わない)に接続されたコンピュータ上で所定のプログ
ラムを動作させることによりソフトウエア的に構成され
る。同様に、クライアントも、上記ネットワークに接続
されたパーソナルコンピュータ(パソコン)上で管理サ
ーバへ所定形式のデータを送信するためのプログラムを
動作させることによりソフトウエア的に構成できる。こ
のようなクライアントを構成するためのプログラムとし
ては、例えば、ネットワーク(インターネット等)経由
で目的のホストへ電子データを送信するための一般的な
プログラム(メール送信プログラム、WWWブラウザ
等)が利用できるが、管理サーバと通信するための独自
のプログラムを用いてもよい。また、パソコンの他に、
例えば、ネットワーク経由で電子データ(電子メール
等)を送受信する機能を有する通信用端末(例えば、携
帯電話、携帯情報端末)も、本発明のクライアントとし
て利用できる。
【0012】消費者へ証明符号を付与する手段として
は、第一のシステムでは証明符号を記録した証明媒体を
使用している。このような証明媒体としては、例えば、
証明符号を印字又は表示した紙媒体(抽選券、抽選用ポ
イント券、領収書、保証書、会員証、ユーザ登録カード
等)の他、証明符号を電子的に記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体(CD−ROM、フロッピー(登
録商標)ディスク等)も利用することもできる。また、
第二のシステムでは電子的に証明符号を発行する証明符
号発行サーバを使用している。この証明符号発行サーバ
も管理サーバやクライアントと同様にコンピュータを用
いてソフトウエア的に実現されるものであって、管理サ
ーバ又はクライアントと同一のコンピュータ上で動作さ
せることが可能である。なお、本発明の最も中心的な要
素はクライアント、管理サーバ及びデータベースであっ
て、証明符号の発行形態の違いは本発明にとって重要で
はない。そこで、以下では、主としてクライアント、管
理サーバ及びデータベースの構成及び動作について説明
する。
【0013】本発明に係るシステムにおいて、キャンペ
ーン対象の商品又はサービスを入手又は利用した消費者
は、クライアントを通じて所定形式の応募データ(証明
符号及びメールアドレスを含む)を管理サーバへ送信す
ることにより、懸賞等に応募することができる。応募デ
ータを受け取ると、管理サーバは、その応募データに含
まれる証明符号の検査を行う。この検査には、例えば、
証明符号が所定のコーディング規則に従ったものかどう
かのチェック(コード検査。例えば、チェックディジッ
トによる判定)や、その証明符号による応募が既に受け
付け完了になっていないかのチェック(二重応募チェッ
ク)等が含まれる。二重応募のチェックは、例えば、デ
ータベースに証明符号を応募者の電子メールアドレスと
関連づけて保存し、新たな応募データを受信したときに
は、検査手段により、その応募データに含まれる証明符
号が上記データベースに保存済みか否かを検査するよう
にすればよい。このように、本発明システムでは、オン
ラインで受け付けられた証明符号を検査手段により適切
に検査するため、正当な商品購入者が他者による二重応
募や不正応募により不利益を受けることがなくなり、懸
賞の公正性が確保される。
【0014】上記のような検査の結果に基づいて、管理
サーバは、応募の受付の可否の決定及び応募者へ送るメ
ールの作成を行う。例えば、証明符号が検査を通り、更
に、その他応募受付に必要なデータ(応募者の氏名、住
所等)を応募データから抽出できたとき、管理サーバ
は、応募受付完了の旨を記載した電子メールを応募者の
電子メールアドレス宛に送信する。また、証明符号が検
査を通らなかった場合、管理サーバは、応募受付不可の
理由を記載した電子メールを応募者の電子メールアドレ
ス宛に送信する。このように、本発明に係るシステムで
は、検査結果に応じた適切なメッセージを含むメールを
全ての応募者に送信するため、応募者は、自分の応募が
正常に受け付けられたかどうかを確認することができ
る。
【0015】本発明に係るシステムでは、受け付けられ
た応募データがデータベースへ自動的に保存されるた
め、ハガキ等による受付で必要となる顧客情報入力など
の作業は不要である。また、データベースに保存された
データはコンピュータにより電子的に処理できるため、
例えば応募受付直後であっても、応募データに基づいて
作成されたメッセージを応募者のメールアドレスへ送信
することができる。また、キャンペーンの期間中に商品
やキャンペーンに関する情報を含む電子メールを応募者
へ送信することもできる。このように、本発明のシステ
ムによれば、応募者とキャンペーン主催者との間に即応
性の高い双方向コミュニケーションを実現することが可
能である。
【0016】本発明に係るシステムは、懸賞を利用した
景品進呈型キャンペーンの管理に好適なものであるが、
懸賞の形式は特に限定されるものではなく、クライアン
ト、管理サーバ及びデータベースの構成を適宜変更する
ことにより様々な形式の懸賞に対応できる。例えば、懸
賞の方式としては、クローズド方式(応募者の一部に抽
選で景品を進呈するもの)、ポイントセービング方式
(所定ポイントを集めた応募者全員に景品を進呈するも
の)、スピードくじ方式(応募者にその場で当落が判明
するくじを引かせ、くじに当たった応募者に景品を進呈
するもの)、ゲーム方式(応募者が所定ルールのゲーム
に参加し、所定条件をクリアしたら景品を進呈するも
の)など、様々な形式が知られており、更にそれら形式
を複数を組み合わせたものもあるが、これらいかなる形
式の懸賞にも本発明に係るシステムは対応可能である。
【0017】例えば、本発明に係るシステムをポイント
セービング方式の懸賞(又はポイントセービング方式と
他の形式との複合形式の懸賞)を実施するキャンペーン
の管理に利用するには、データ保存手段は証明符号に対
応するポイント値を応募者の電子メールアドレスと関連
づけてデータベースに保存し、電子メール送信手段はポ
イント値の累計に応じた内容の電子メールをネットワー
ク経由で電子メールアドレス宛に送信する、というよう
にデータ保存手段及び電子メール送信手段を構成すれば
よい。ここで、証明符号に対応するポイント値を求める
方法としては、例えば、証明符号の一部にポイント値に
対応する部分符号を予め含めておき、管理サーバが所定
の変換式又は変換テーブルを用いてその部分符号からポ
イント値を算出するという方法が利用できる。
【0018】本発明に係るシステムにおいて、上記管理
サーバはキャンペーンのために用意された所定の電子メ
ールアドレス宛の電子メールを上記応募データとして受
け取るメール受信手段を備えるようにしてもよい。この
ようにすると、応募者は、一般のメール送受信プログラ
ムを用いるだけで、管理サーバからの電子メールの受信
及び管理サーバへの応募データの送信を行うことができ
る。また、多くのメール送受信プログラムには送受信し
たメールを自動保存する機能が備えられているため、応
募者にとっては、応募に関する送受信記録を保存する手
間がかからず、また自分の送受信記録をオフラインで簡
単に確認できるという利点もある。
【0019】本発明に係るシステムにおいて、上記応募
データは上記応募者により決定された認証符号を含み、
上記電子メール送信手段により作成する電子メールには
前記認証符号を埋め込むようにしてもよい。このように
すると、応募者は、管理サーバからの電子メールに含ま
れる認証符号が自分で決定した認証符号と異なるときに
は、他者が自分の電子メールアドレスを用いて不正な応
募を行ったものとみなし、適切な処置をとることができ
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるキャンペーン
管理システムの概略構成図である。このキャンペーン管
理システム1(以下、単にシステム1と呼ぶ)は、情報
通信用のネットワーク(例えば、インターネット)1
2、メールサーバ14、クライアント端末16、キャン
ペーン管理サーバ18(以下、単に管理サーバと呼
ぶ)、データエントリ(DE)端末19及び証明媒体2
0を含む。メールサーバ14では、ネットワーク12を
介したメール送受信サービス(例えば、SMTPによる
メール転送サービス、POP3によるメール配信サービ
ス)を提供するためのプログラムが常時動作している。
このメール送受信サービスのアカウントを有する顧客
は、クライアント端末16上で市販のメール送受信プロ
グラムを使用することにより、ネットワーク12を介し
た電子メール(以下、単にメールと呼ぶ)の送受信を行
うことができる。なお、図1ではメールサーバ14及び
クライアント端末16をそれぞれ1つずつ描いている
が、実際には多数のクライアント端末及びメールサーバ
がネットワーク12に接続されている。データエントリ
端末19はネットワーク12を介することなく管理サー
バ18に接続されている。
【0021】証明媒体20は、キャンペーン対象商品に
添付して市場で配布されるもので、その形態は、例え
ば、商品の表面に貼付されるシール、商品のパッケージ
に封入されるカードのようなものである。証明媒体20
には、各製品に固有の製品識別コード(これは、本発明
にいう証明符号に相当する)、商品の価格に応じたポイ
ント値及びキャンペーンに関するメールを受け付けるた
めに設けられたメールアドレス(以下、受付用メールア
ドレスと呼ぶ)、及び応募方法の簡単な説明を表示す
る。製品識別コードは、英数字から成る所定桁数の文字
列で、その中には、販売地域コード、販売店コード、製
品種別(ブランド)コード、連番及び検査用チェックデ
ィジットが含まれているものとする。なお、商品ではな
くサービスを販売する場合であれば、証明媒体20に製
品識別コードの代わりに購入証明コード(重複なし)を
印字しておき、サービスの提供場所で購入者に証明媒体
20を手渡すようにすればよい。
【0022】図1のシステムを用いたキャンペーンの概
要について説明する。まず、キャンペーンの主催者は、
キャンペーン対象商品(複数)に証明媒体20を添付
し、市場で販売するとともに、各種広告メディアを利用
してキャンペーンの宣伝を行う。キャンペーンの一環と
して、主催者は、キャンペーン対象商品を購入して集め
た証明媒体20に記載されたポイント値の合計値が所定
値以上となった人に応募資格が与えられる懸賞を実施す
る。キャンペーン対象商品を購入した消費者は、クライ
アント端末16上でメール送受信プログラムを使用し
て、証明媒体20に記載された受付用メールアドレスに
所定様式のメールを送ることにより、キャンペーン案内
の入手、懸賞への応募及び景品の申込を行う。受付用メ
ールアドレス宛のメールは、メールサーバ14を介して
管理サーバ18へ配信される。管理サーバ18は受け取
ったメールを解析し、その内容(様式)に応じたメール
を作成して応募者のメールアドレスへ送信する。
【0023】応募者の側から見た懸賞への応募手続につ
いて図2を参照しながら説明する。まず、応募希望者
が、後述する各種形式とは異なる任意の形式のメールを
受付用メールアドレスへ送信する(ステップS20)
と、管理サーバ18はそのメールを案内請求メールとみ
なし、キャンペーン案内及びメール様式を記載したメー
ルを応募希望者のメールアドレスへ返信する。応募希望
者はこの案内メールを受信し(ステップS21)、まだ
証明媒体20を入手していない場合はキャンペーン対象
商品を購入する(ステップS22、S23)。証明媒体
20を入手したら、応募希望者は、応募様式(後述)の
メールに、証明媒体20に記載の製品識別コード及び自
分の顧客情報等の必要事項を記入し、受付用メールアド
レスへ送信する(ステップS24)。このメールを受け
とった管理サーバ18は、後述するメール解析処理及び
応募受付処理を実行し、応募受付の結果に関する応答メ
ールを応募者のメールアドレスへ返信する。この応答メ
ールには、応募が正常に受け付けられた場合はその告知
及びその応募者の累計ポイントが、また応募が正常に受
け付けられなかった場合にはその理由及び対処法が記載
されている。応募者はこの応答メールを受信し(ステッ
プS24)、応募が正常に受け付けられたかどうかを確
認する(ステップS26)。応募が正常に受け付けられ
なかった場合、応募者は応答メールに記載の対処法に従
った作業を行う(ステップS27)。応募が正常に受け
付けられた場合、応募者は自分の累計ポイントを確認し
(ステップS28)、景品申込に必要なポイントに達し
ていたら、景品申込様式(後述)のメールに、希望する
景品の景品コード等の必要事項を記入し、受付用メール
アドレスへ送信する(ステップS30)。このメールを
受けとった管理サーバ18は、後述する方法でそのメー
ルを解析し、景品申込受付の結果に関する応答メールを
応募者のメールアドレスへ返信する。この応答メールに
は、景品申込が正常に受け付けられた場合はその告知及
びその応募者の残ポイントが、また応募が正常に受け付
けられなかった場合にはその理由及び対処法が記載され
ている。応募者はこの応答メールを受信し(ステップS
31)、景品申込が正常に受け付けられたかどうかを確
認する(ステップS32)。景品申込が正常に受け付け
られなかった場合、応募者は、応答メールに記載の対処
法に従った作業を行う(ステップS33)。景品申込が
正常に受け付けられた後、更に景品申込を希望する場
合、応募者は残ポイントを確認し(ステップS28へ戻
る)、そうでない場合は抽選結果を待つ。
【0024】管理サーバ18の構成及び動作について詳
細に説明する。管理サーバ18は、メール解析部22、
メール作成部24、コード検査部26、顧客属性解析部
28、抽選部30、結果発表部32、発送処理部34、
印刷装置35、メール転送部36、計時部38、顧客情
報データベース42、キャンペーン情報データベース4
4及び中央管理部46から成る。なお、以下の説明で
「DB」とあるのは「データベース」の省略形である。
【0025】顧客情報DB42及びキャンペーン情報D
B44の構成を図3に示す。顧客情報DB42には、顧
客ID毎に、氏名、住所等の一般的な属性データの他、
これまでの商品購入履歴や懸賞応募履歴のデータが保存
されている。キャンペーン情報DB44はキャンペーン
に関する各種データを保存したもので、その中には、ス
ケジュールDB(キャンペーン期間中に行うべき各種処
理に対応するコード毎にその処理を行う日付を保存)、
商品DB(キャンペーン対象商品毎にその宣伝メッセー
ジ及びポイント値を保存)、景品DB(懸賞で提供され
る景品毎にその説明、提供数、必要ポイントを保存)、
メール様式DB(応募者から受け付けるメール様式毎
に、その様式規定データを保存)、メール本文DB(処
理中に生成される各種結果コード毎に、顧客へ送信する
メール本文の定義データを保存)、受付DB(製品識別
コード毎に受付日時、顧客ID、アンケート回答を保
存)、応募DB(顧客ID毎に累計ポイント、残ポイン
ト、メール送信履歴、申込済み景品リスト、抽選結果コ
ード、発送済みを示すフラグ値を保存)という7つのサ
ブDBが含まれている。
【0026】キャンペーンの実施期間中、管理サーバ1
8は、受付用メールアドレスへ送られてくるメールを解
析し、解析結果に応じて様々な処理を行う。管理サーバ
18により行われる処理について、図4のフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0027】[1]キャンペーン案内、懸賞への応募受
付及び景品申込受付
【0028】(メール受付)懸賞への応募受付期間中、
管理サーバ18へ送られてくる全てのメールはメール転
送部36により受領される。メール転送部36は、受け
取ったメールのメールヘッダのTo:欄の内容を調べ、受
付用メールアドレス宛のメールのみをメール解析部22
へ転送する。
【0029】(メール解析:ステップS40)メール解
析部22は、メール転送部36から受け取ったメール
(以下、処理対象メールと呼ぶ)に対するメール解析処
理を実行する。メール解析処理には、処理対象メールの
メールヘッダのFrom:欄(又はReply-To:欄)の内容から
発信元メールアドレスを取得する処理、処理対象メール
の様式を識別する処理、及び、識別された様式に応じた
情報を処理対象メールから抽出する処理が含まれる。メ
ール様式は、キャンペーン情報DB44のメール様式D
Bに保存された様式規定データに基づいて識別される。
【0030】本実施例では、メール様式として、図5に
示したような応募様式及び景品申込様式が用意されてい
るものとする。応募様式には、顧客情報欄(氏名、住
所、年齢、性別、職業、電話番号)、製品識別コード記
入欄及びアンケート欄が設けられている。景品申込様式
には顧客ID欄及び景品コード欄が設けられている。様
式規定データでは、メールヘッダのSubject:欄の内容に
応募様式に対応する識別子(例えば、"応募"という文字
列)が含まれているときにはそのメールの様式は応募様
式とみなし、申込様式に対応する識別子(例えば、"申
込"という文字列)が含まれているときにはそのメール
の様式は景品申込様式とみなし、それ以外の場合は一般
様式とみなすことが規定されているものとする。
【0031】メール様式が応募様式の場合、メール解析
部22は、顧客情報、製品識別コード及びアンケートの
回答をメール本文から抽出する。メール様式が景品申込
様式の場合、メール解析部22は、顧客ID及び景品コ
ードをメール本文から抽出する。また、メール様式が一
般様式の場合、メール解析部22はデータの抽出を試み
ない。以上の処理が完了したら、メール解析部22は、
発信元メールアドレス、処理対象メールの様式コード及
びメール本文から抽出したデータを中央管理部46へ返
す。メール解析部22が中央管理部46へ返す全データ
を以下では解析データと呼ぶ。
【0032】(顧客ID取得:ステップS42)メール
解析部22から解析データを受け取ったら、中央管理部
46は顧客情報DB42を参照し、そのメールアドレス
を有する顧客が既に登録済みであるかどうかを確認す
る。顧客が既に登録済みであるとき、中央管理部46は
その顧客IDを取得し、顧客が未登録のとき、中央管理
部46は同顧客が未登録であること示すID(以下、空
IDと呼ぶ)を顧客IDとする。
【0033】(データ抽出の確認:ステップS44)上
記のように解析データ及び顧客IDを受け取った後、中
央管理部46は、メール解析処理で取得された様式コー
ドに対応する全必須項目のデータの抽出に成功したかど
うかを確認する。全必須項目のデータ抽出に失敗してい
たら、中央管理部46は、情報不足の結果コード及び顧
客IDをメール作成部24へ送り、メール作成部24は
メール作成処理を実行する(ステップS55)。一方、
全必須項目のデータ抽出に成功していたら、中央管理部
46は、処理対象メールの様式及び顧客IDに応じて以
下のような処理を実行する。
【0034】(顧客登録処理:ステップS49)処理対
象メールの様式が応募様式であり(ステップS46)、
顧客IDが空IDである(ステップS48)とき、中央
管理部46は顧客登録処理を実行する。この処理におい
て、中央管理部46は、まず顧客情報DB42に新たな
顧客IDのレコードを追加し、解析データに含まれる顧
客情報及びメールアドレスをそのレコードの対応フィー
ルドに書き込む。また、中央管理部46はキャンペーン
情報DB44の応募DBに上記顧客IDのレコードを追
加する。
【0035】(製品識別コード検査処理:ステップS5
0)処理対象メールの様式が応募様式であり(ステップ
S46)、顧客IDが非空IDである(ステップS4
8)とき、中央管理部46は、解析データに含まれる製
品識別コードをコード検査部26へ送る。コード検査部
26は、その製品識別コードが所定のコーディング規則
に従ったものかをチェックする。このチェックは、例え
ば、製品識別コードに含まれる商品種別コード及び連番
を所定の方法で処理して得られるチェック値がその製品
識別コードに含まれるチェックディジットと一致するか
否かを調べる、という方法で行う。もし製品識別コード
が所定のコーディング規則に従ったものでなければ、コ
ード検査部26は製品識別コード不正の結果コードを中
央管理部46へ返す。一方、製品識別コードが規則に従
ったものであるとき、コード検査部26はキャンペーン
情報DB44を参照し、その製品識別コードが既に受付
DBに登録済みかどうかを調べ、もしそれが既に登録済
みであれば、二重応募の結果コードを中央管理部46へ
返し、製品識別コードが受付DBに未登録である場合、
コード検査部26は応募受付可能の結果コードを中央管
理部46へ返す。製品識別コード不正又は二重応募の結
果コードを受け取ったとき、中央管理部46はその結果
コード及び顧客IDをメール作成部24へ送り、メール
作成部24はメール作成処理を実行する(ステップS5
5)。一方、応募受付可能の結果コードを受け取ったと
き、中央管理部46は応募受付処理(ステップS51)
を実行する。なお、コード検査処理は、顧客登録処理
(ステップS49)の後にも実行される。
【0036】(応募受付処理:ステップS51)応募受
付処理は以下のような手順を含む。まず、中央管理部4
6は、キャンペーン情報DB44の受付DBに、先に取
得した解析データに含まれる製品識別コードのレコード
を追加し、処理対象メールの受付日時、顧客ID及び前
記解析データに含まれるアンケート回答をそのレコード
の対応フィールドに書き込む。また、中央管理部46
は、製品識別コードに含まれる商品種別コードに対応す
るポイント値を商品DBから取得し、そのポイント値
を、応募DBの上記顧客IDのレコードの累計ポイント
に加算する。また、中央管理部46は、顧客情報DB4
2にアクセスし、上記商品種別コードを上記顧客IDの
レコードの商品購入履歴に追記する。応募受付処理が完
了したら、中央管理部46は応募受付完了の結果コード
及び顧客IDをメール作成部24へ送り、メール作成部
24はメール作成処理を実行する(ステップS55)。
【0037】(景品コード検査:ステップS53)処理
対象メールの様式が景品申込様式である(ステップS5
2)とき、中央管理部46は、解析データに含まれる景
品コード及び顧客IDをコード検査部26へ送る。コー
ド検査部26はキャンペーン情報DB44を参照し、そ
の景品コードが景品DBに登録されているかどうかを調
べる。景品コードが景品DBに登録されていないとき、
コード検査部26は景品コード不正の結果コードを中央
管理部46へ返す。景品コードが景品DBに登録されて
いたとき、コード検査部26は、その景品コードのレコ
ードから必要ポイントを、また、応募DBの上記顧客I
Dのレコードから残ポイントをそれぞれ取得し、両ポイ
ントを比較する。残ポイントが必要ポイントよりも小さ
いとき、コード検査部26は残ポイント不足の結果コー
ドを中央管理部46へ返し、そうでないとき、コード検
査部26は景品申込受付可能の結果コードを中央管理部
46へ返す。景品コード不正又は残ポイント不足の結果
コードを受け取ったとき、中央管理部46はその結果コ
ード及び顧客IDをメール作成部24へ送り、メール作
成部24はメール作成処理を実行する(ステップS5
5)。一方、景品申込受付可能の結果コードを受け取っ
たとき、中央管理部46は景品申込受付処理(ステップ
S54)を実行する。
【0038】(景品申込受付処理:ステップS54)景
品申込受付処理は以下のような手順を含む。まず、中央
管理部46は、キャンペーン情報DB44の応募DBに
アクセスし、上記顧客IDのレコードの申込済み景品リ
ストに、解析データに含まれる景品コードを追加する。
また、中央管理部46は、応募DBの上記顧客IDのレ
コードから残ポイントを取得し、その値から上記景品コ
ードに対応する必要ポイントを減算した値を新たな残ポ
イントとして書き込む。景品申込受付処理が完了した
ら、中央管理部46は景品申込受付完了の結果コード及
び顧客IDをメール作成部24へ送り、メール作成部2
4はメール作成処理を実行する(ステップS55)。
【0039】ステップS52において、処理対象メール
の様式が景品申込様式ではないとき、中央管理部46
は、一般様式の結果コード及び顧客IDをメール作成部
24へ送り、メール作成部24はメール作成処理を実行
する(ステップS55)。
【0040】(メール作成処理:ステップS55)メー
ル作成処理は次のような手順を含む。まず、メール作成
部24はキャンペーン情報DB44にアクセスし、中央
管理部46から受け取った結果コードに応じたメール本
文定義データをメール本文DBから取り出す。メール本
文定義データは、例えば、顧客情報DB42及びキャン
ペーン情報DB44に保存された各種データの差し込み
位置を示すタグを含むテキストデータとする。メール作
成部24は、メール本文定義データの内容を解析し、タ
グが見つかったら、そのタグで指定された項目のデータ
を各データベースから取得し、タグの位置に差し込むこ
とにより、顧客へ送信するメールの本文を作成する。
【0041】結果コードに応じたメール本文の構成例を
以下に示す。
【0042】(1)結果コードが「一般様式」のとき、
メール本文は、キャンペーンに関する一般的案内メッセ
ージ(概要、懸賞の内容、応募方法、問合せ先等)を含
む内容とする。また、顧客IDが非空IDであるとき、
メール本文に該当応募者の累計ポイント、申込済み景品
リスト、残ポイントを含めるようにしてもよい。このよ
うにすると、応募者は、例えばSubject:欄が空欄のメー
ルを受付用メールアドレスへ送信することにより、自分
の応募履歴データをメールで取得できる。
【0043】(2)結果コードが「情報不足」のとき、
メール本文は、 全ての必須項目にデータが記入されていないため応募を
受け付けることができない旨の告知 不足している必須項目の内訳 対処法(全必須項目を記入して再度応募することの奨
励) を含む内容とする。
【0044】(3)結果コードが「製品識別コード不
正」のとき、メール本文は、 製品識別コード不正のため応募を受け付けることができ
ない旨の告知 対処法(証明媒体に記載の製品識別コードを正しく記入
して再度応募することの奨励) を含む内容とする。
【0045】(4)結果コードが「二重応募」のとき、
メール本文は、 メールに記載の製品識別コードに対しては既に応募受付
が完了している旨の告知 該当応募者から応募受付完了した全製品識別コード 製品識別コードの記入に誤りがないかの確認の奨励 製品識別コードに誤りがない場合の対処法(証明媒体を
キャンペーンの事務局宛に送付すれば応募を受け付ける
旨の案内) を含む内容とする。
【0046】(5)結果コードが「応募受付完了」のと
き、メール本文は、 応募受付完了の告知 該当応募者から応募受付完了した全製品識別コード、同
応募者の累計ポイント、申込済み景品リスト及び残ポイ
ント 景品申込方法の案内、抽選日、抽選方法、当選発表の方
法 景品名及び景品コード一覧 該当応募者の購入した商品に関する宣伝メッセージ 該当応募者の属性に応じたパーソナルメッセージ を含む内容とする。なお、パーソナルメッセージは、顧
客情報DB42に保存された該当顧客IDのデータに基
づいて顧客属性解析部28が作成する。
【0047】(6)結果コードが「景品コード不正」の
とき、メール本文は、 景品コード不正のため景品申込を受け付けることができ
ない旨の告知 全景品の景品コード、説明、提供数及び必要ポイント 該当応募者の累計ポイント、申込済み景品リスト、残ポ
イント 対処法(正しい景品コードを記載して再度申込すること
の奨励) を含む内容とする。
【0048】(7)結果コードが「残ポイント不足」の
とき、メール本文は、 残ポイント不足のため景品申込を受け付けることができ
ない旨の告知 全景品の景品コード、説明、提供数及び必要ポイント 該当応募者の累計ポイント、申込済み景品リスト、残ポ
イント 対処法(残ポイントで申込可能な景品を選択するか、又
は、更に商品を購入してポイントを増やすことの奨励) を含む内容とする。
【0049】(8)結果コードが「景品申込受付完了」
のとき、メール本文は、 景品申込受付完了の告知 該当応募者の累計ポイント、申込済み景品リスト、残ポ
イント 景品申込方法の案内、抽選日、抽選方法、当選発表の方
法 を含む内容とする。
【0050】上記以外にも、キャンペーンの段階に応じ
た様々なメール本文が考えられる。例えば、図4には記
載されていないが、管理サーバ18による処理には、懸
賞への応募受付期間外に受け付けられたメールに対応す
るステップも設けることが好ましい。そのためには、例
えば、メール転送部36からメールを受け取ったとき
に、中央管理部46が、計時部38の示す日付を調べる
とともにキャンペーン情報DB44のスケジュールDB
を参照し、その日付が応募受付期間内であるかどうかを
判定し、受付期間外であるときにはそれを示す結果コー
ドをメール作成部24へ送り、これを受けたメール作成
部24が受付期間外である旨を告知する内容のメールを
作成して発信元メールアドレス宛に返信する、というよ
うにすればよい。
【0051】また、上記処理では主として応募者からの
メール受付に応答する形で管理サーバ18により各種処
理が実行されるものとしたが、これとは別に、データベ
ース42、44に蓄積されたデータを利用して適宜時点
に応募者へ中間的なメッセージを作成し、送信するよう
にしてもよい。例えば、受付締切日より所定日数だけ前
の日に、受付締切日が近づいた旨を告知するメールを応
募者へ送るようにすれば、応募者の応募忘れを防止する
ことができる。また、累計ポイントが景品申込に必要な
最低ポイントに僅かに満たない応募者に対して、最後の
応募受付から所定日数経過後に、あと僅かのポイント追
加で景品申込ができる旨を告知するメールを送信するよ
うにすれば、応募者の応募意欲を増進させることがで
き、ひいては商品の販売促進につながる。
【0052】メール本文の作成が完了したら、メール作
成部24はそのメール本文を用いて該当顧客宛のメール
のデータを中央管理部46へ返す。
【0053】(メール送信処理:ステップS56)メー
ル作成部24からメールのデータを受け取ると、中央管
理部46はそのデータをメール転送部36へ渡す。メー
ル転送部36はそのメールのデータをネットワーク経由
でメールサーバ14宛に送信する。また、中央管理部4
6は、キャンペーン情報DB44の応募DBにアクセス
し、該当顧客IDのメール送信履歴に結果コード、送信
日時を記録する。
【0054】以上のような結果コードに応じたメールの
作成及び送信において、前記メール(第一のメールとす
る)に加えて、その第一のメールを受け取った応募者が
次に行うべき作業(又は次に行う可能性が最も高い作
業)に用いられる様式(その作業に必要となるデータの
記入欄を予め設けたもの)を本文に含む第二のメールも
作成し、それを第一のメールと対で送信するようにして
もよい。例えば、第一のメールが製品識別コード不正を
通知するメールであるとき、第二のメールには正しい製
品識別コードを再度管理サーバ18へ送信するための様
式を含めるようにする。また、第一のメールが景品申込
受付完了を通知するメールであって、応募者の残ポイン
トが更に景品を追加申込するのに十分なポイントである
場合、第二のメールには、景品を追加申込するための様
式を含めるようにする。このようにすると、2つのメー
ルを受け取った応募者は、メール送受信プログラムの返
信作成機能を利用して上記第二のメールを引用した返信
を作成するモードに入り、所定事項を記入した後、メー
ルを送信する行うという簡単な操作で、第一のメールの
内容に応じた次の作業を簡単に行うことができる。
【0055】また、上記のように第二のメールを作成す
る場合、メール作成部24により第二のメールを識別す
るための情報(メールID)をそのメールのヘッダ又は
本文中に埋め込むとともに、中央管理部46によりその
メールIDをそのメールの宛先メールアドレスに対応す
る顧客IDのメール送信履歴に記録するようにしてもよ
い。こうして作成された第二のメールに対して、上記の
ように応募者がメール送受信プログラムの返信作成機能
を利用して返信メールを作成すると、その返信メールに
はメールIDが含まれるようになり、メール解析部22
によるメール解析処理においてそれを抽出することがで
きる。このように抽出されたメールIDは、メールの発
信元の認証、不足情報の補填等に利用できる。例えば、
受け取った返信メールの発信元メールアドレスに対応す
る顧客IDのメール送信記録にその返信メールのメール
IDが記録されているかどうかを検査することにより、
メールの発信元の認証を行うことができる。また、受け
取った返信メールの様式を通常の方法では識別できない
場合には、その返信メールのメールID及び応募DBの
メール送信記録に基づいて、返信メールの様式を推定す
ることができる。
【0056】(データエントリ端末による応募受付)二
重応募の告知メールを受けた応募者から証明媒体20が
郵送されてきたときは、事務局の担当者がデータエント
リ端末19から所定事項を記入した応募様式のメール
(又はそれに相当するデータ)を管理サーバ18へ送信
することにより、上述したような応募受付処理が自動的
に行われる。
【0057】[2]抽選及び当選発表
【0058】キャンペーン情報DB44のスケジュール
DBに設定された抽選日になったら、中央管理部46
は、抽選部30へ抽選処理の実行を指示する。この指示
を受けると、抽選部30はキャンペーン情報DB44の
景品DBを参照し、そこに登録された各景品毎に抽選処
理を行う。抽選処理は、例えば、各景品に申込をした顧
客の顧客IDリストを応募DBのデータから作成し、そ
のリストに含まれる顧客IDの中から景品の提供数分の
顧客IDをランダムに選択する、という手順で行われ
る。全ての景品について抽選処理が完了したら、抽選部
30は中央管理部46へ抽選結果を示すデータを返す。
このデータを受け取ったら、中央管理部46は、キャン
ペーン情報DB44の応募DBにアクセスし、当選した
顧客IDについては当選した景品コードを、また落選し
た顧客IDについては落選を示すコードを、それぞれ抽
選結果コードに書き込む。
【0059】抽選処理が終了したら、中央管理部46は
結果発表部32へ結果発表処理の実行を指示する。この
指示を受けると、結果発表部32は、当選した顧客の顧
客IDを公表するためのWWWページを作成する。ま
た、中央管理部46は、応募DBの各顧客ID及びその
顧客IDのレコードの抽選結果コードを順次メール作成
部24へ渡す。抽選結果コードが景品DBに登録された
景品コードであるとき、メール作成部24は、その景品
コードに対応する景品が当選した旨の告知及び景品の発
送予定日を本文に記載したメールを、また、抽選結果コ
ードが落選コードであるときは、落選した旨の告知を含
むメールを作成し、そのデータを中央管理部46へ返
す。中央管理部46は、先にステップS56について説
明したような手順でメール送信処理を行う。
【0060】[3]景品発送及び発送通知 計時部38の示す日付がキャンペーン情報DB44のス
ケジュールDBに設定された発送予定日になったら、中
央管理部46は、発送処理部34に発送処理の実行を指
示する。発送処理部34は、顧客情報DB42及びキャ
ンペーン情報DB44の応募DBのデータに基づいて、
景品を顧客へ発送するための宛先ラベルのデータを作成
し、印刷装置35を用いてそのラベルを印刷する。宛先
ラベルには、当選した顧客の住所及び氏名の他、余白部
分に顧客ID及び景品コードを印字する。全ての顧客に
ついて宛先ラベルが印刷されたら、中央管理部46は、
当選した顧客の顧客ID及び発送完了の結果コードを渡
す。メール作成部24は、景品の発送完了及び発送方法
(郵便、宅配便等)の告知を本文に記載したメールを作
成し、そのデータを中央管理部46へ返す。中央管理部
46は、先にステップS56について説明したような手
順でメール送信処理を行う。全ての当選した顧客の顧客
IDについてメールの送信が完了したら、中央管理部4
6はキャンペーン情報DB44の応募DBにアクセス
し、当選した顧客の顧客IDの発送済みフラグをセット
する。
【0061】上記システム1では、クローズド方式の懸
賞を実施するキャンペーンを管理するものとしたが、管
理サーバ18の構成を変更することにより、累計ポイン
トが所定値に達した応募者全員に景品を送るようにする
ポイントセービング方式を実施するキャンペーンの管理
にも応用できる。この場合、上記抽選処理の代わりに、
各応募者の累計ポイントが所定値に達したか否かを判定
する処理を行うようにする。このポイント判定処理は、
上記抽選処理のように全応募者について所定日にまとめ
て行うようにしてもよいが、応募受付の度毎、例えば図
4のステップS51の直後に行うことがより好ましい。
また、ポイント判定処理の後に実行されるメッセージの
作成処理(ステップS55)では、ポイントが所定値に
達したときには当選告知メッセージを作成する一方、ポ
イントが所定値に満たない時にはその時点での累計ポイ
ントに応じた応募慫慂メッセージを作成するというよう
に、累計ポイントに応じた適切な個別メッセージを作成
することが好ましい。このようにすれば、応募者の応募
意欲を更に高めることができる。
【0062】また、管理サーバ18の構成を別の形で変
更することにより、ゲーム方式の懸賞を実施するキャン
ペーンの管理にも上記システム1を応用できる。ゲーム
の一例について以下に説明する。まず応募者は、証明媒
体20に記載された製品識別コードと応募者自身が0か
ら9までの間で選んだ任意の数値(選択値)を記載した
応募様式のメールを管理サーバ18へ送信する。このメ
ールを受けた管理サーバ18は、製品識別コード及び選
択値を所定の方法で処理することにより0から9までの
中のいずれかの数値(以下、ゲーム値)を算出し、所定
の変換テーブル(例えば、図6のようなもの)を参照し
て、先のゲーム値に対応する記号を求める。このような
処理を以下ではゲーム処理と呼ぶ。ゲーム処理は、例え
ば図4のステップS51の直後に行う。
【0063】上記ゲーム処理の後に実行されるメッセー
ジの作成処理(ステップS55)では、応募受付完了の
告知、ゲーム処理で求められた記号、及び、同一の記号
を所定数(例えば3個)集めた人に景品を進呈する旨の
案内を含むメッセージを作成する。また、図4に示した
キャンペーン情報DB44の応募DBには、累計ポイン
トフィールドの代わりにゲーム値フィールドを予め設け
ておき、そこに上記ゲーム値を保存する。このように懸
賞への応募にゲーム性を持たせれば、単なる抽選よりも
更に応募者の応募意欲を高めることができる。
【0064】また、上記システム1では、製品識別コー
ドに連番及びチェックディジットだけでなく、販売地域
コード、販売店コード、商品種別コードも含めるように
しているが、このようにすると、キャンペーンの浸透状
況や販売促進効果に関する多様な分析が可能である。例
えば、キャンペーン期間中に、キャンペーン情報DB4
4の受付DBに蓄積された製品識別コードのデータに基
づいて、地域毎、販売店毎及び/又はキャンペーン対象
商品毎に応募状況(応募数、商品出荷数に対する応募率
等)を逐次調べる、といったことが可能である。そし
て、このような分析結果を生産、流通、販売活動に反映
させる(例えば、応募率の高い商品の増産、応募率の高
い地域への出荷量の増量等を行う)ようにすれば、キャ
ンペーンによる販売促進効果がより高まる。また、本実
施例のシステムを既存の販売時点管理システム(PO
S)と組み合わせれば、商品の実売数に対する応募率を
推定することもできる。これのようにすると、キャンペ
ーン全体の販売促進効果を評価したり、地域毎に販売数
と応募数との相関関係を調べる等、より多様な分析が可
能となる。
【0065】また、懸賞で提供される景品の一覧は各種
広告メディア(ポスター、テレビ、ラジオ、WWW等)
を通じて消費者に提供されるのが一般的であるが、これ
に加えて、上記システム1では、景品カタログを電子デ
ータの形でメールに添付して応募者(又は応募希望者)
へ提供することも可能である。このようにするには、例
えば、図5に示した応募様式及び景品申込様式に加えて
カタログ請求様式を定義し、それに合わせてメール解析
部22及びメール作成部24による処理動作を適宜変更
すればよい。
【0066】また、上記システム1では、応募受付時に
アンケートの回答データをデータベースに保存するよう
にしているが、このアンケートの集計及び分析は、キャ
ンペーン終了後に行うことができるのはもちろん、キャ
ンペーンの実施中であっても、適時これを集計及び分析
し、活用することができる。例えば、一般の懸賞では、
提供される景品の数及び種類はキャンペーン開始時点で
既に決まっているのが通例であるが、上記システム1に
よれば、アンケート欄に、景品に関する消費者の要望を
記入する項目を設け、キャンペーン期間中に定期的にア
ンケートの集計及び分析を行い、分析結果に応じて景品
内容を更新したり、消費者の要望を取り入れたオリジナ
ルの景品を作るといったことが可能となる。また、更新
された景品カタログを電子データの形で作成し、メール
に添付して顧客へ送信する(あるいは、新たな景品カタ
ログがWWWページに掲載されたことをメールで告知す
る)ようにすることもできる。
【0067】また、上記システム1では、キャンペーン
情報DB44を複数用意することにより複数のキャンペ
ーンを個別に管理することも可能である。このとき、上
記システム1では、キャンペーンDB44から独立した
顧客情報DB42により顧客情報を管理しているため、
あるキャンペーン時に収集した顧客情報を他のキャンペ
ーンでも容易に利用することができる。
【0068】また、上記システム1では、顧客情報DB
42では顧客ID毎に、また応募DBは商品識別コード
毎にデータを保存しているが、更に、景品申込受付毎に
申込受付IDを応募者に発行するとともに、その申込受
付ID毎に景品申込に関するデータ(顧客ID、景品コ
ード等)を保存するDBを追加してもよい。このように
すると、抽選処理や当選発表処理をより効率よく行うこ
とができる。
【0069】なお、上記システム1では、応募希望者が
クライアント端末16上で動作するメール送受信プログ
ラムを利用して管理サーバ18宛にデータ(メール)を
送信するものとしたが、この他に、例えば、管理サーバ
18として動作するコンピュータ(又はネットワーク1
2を通じてアクセス可能な他のコンピュータ)上に応募
受付や景品申込受付のためのWWWページを開設し、そ
こで応募希望者にWWWブラウザを用いて応募や景品申
込に必要な情報(図5に示したような項目)を入力させ
るようにしてもよい。
【0070】また、製品識別コードを表示した証明媒体
20の代わりに、製品識別コードを示すデータを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体(フロッピーデ
ィスク、CD−ROM、メモリカード等)を商品に添付
して配布するようにしてもよい。このようにすると、店
頭に陳列された商品に添付された証明媒体を見ただけで
は製品識別コードを知ることができないため、商品の非
購入者による不正応募がより確実に防止される。
【0071】上記記録媒体には、更に、管理サーバ18
へ送信する各種データをクライアント端末16上で作成
するとともに、作成されたデータをクライアント端末1
6から管理サーバ18へ送信するための専用プログラム
を記録してもよい。例えば、応募データの作成において
は、プログラムが応募に必要な所定事項を入力するため
の画面をコンピュータの表示装置に表示する。この画面
において応募者が所定事項(住所、氏名、メールアドレ
ス等の顧客情報。また、既に顧客ID取得済みの応募者
であれば、顧客IDとパスワード)を入力し、所定の操
作(例えば、送信ボタンをクリックする)を実行する
と、プログラムが記録媒体に記録された製品識別コード
と先に画面上で入力された情報を用いて応募データを作
成し、ネットワーク12を通じてその応募データを管理
サーバ18へ送信する。応募データの送信は、例えば、
その応募データを含むメールをメールサーバ14経由で
管理サーバ18へ送るという方法によってもよいし、あ
るいは、ネットワーク12に接続された別のホストコン
ピュータ(図示せず)上で管理サーバ18へのデータ送
信を中継するためのプログラムを動作させ、そのホスト
コンピュータへ応募データを送信するという方法によっ
てもよい。このようなプログラムを用いれば、応募者が
製品識別コードを入力する工程が不要となるため、例え
ば製品識別コードに多くの情報を含めるためにその桁数
を増やしても入力ミスの心配はない。また、例えば、デ
ータ送信の前にプログラムが入力情報をチェックし、必
須事項のいずれかが未記入の場合は応募者にそのメッセ
ージを出すようにすれば、記入漏れにより応募が受付不
可となる事態も予防できる。
【0072】上記プログラムにより提供できる機能は応
募データの作成及び送信だけに限られるものではない。
例えば、景品申込データを作成及び送信する機能、ネッ
トワーク12に接続された所定のホストからキャンペー
ンに関する情報のデータを受信する機能、キャンペーン
主催者へ問合せ等のデータを作成及び送信する機能等、
様々な機能を上記プログラムに持たせるようにすれば、
応募作業をより簡単にすることができる。更に、管理サ
ーバ18上でメール配信プログラム(例えば、POP3
サーバ)を動作させ、顧客情報DB42に登録された各
顧客毎にメールボックスを開設するとともに、応募者へ
の各種メッセージメールのコピーを前記メールボックス
にも配信し、上記プログラムには管理サーバ18のメー
ルボックスから上記メールを取得するメール受信機能を
持たせるようにしてもよい。このようにすると、上記プ
ログラムのみで応募データ等の作成及び送信と管理サー
バ18からのメッセージの受信を行うことができる。更
にまた、上記プログラムには、管理サーバ18へ送信し
たデータ及び管理サーバ18から受信したデータを所定
の形式でクライアント端末18の記憶装置(ハードディ
スク)に保存する機能を持たせてもよい。このようにす
ると、例えば、送信しようとするデータに含まれる応募
データに含まれる製品識別コードが既に応募済みのもの
でないかどうかをプログラムがデータ送信前に検査する
ことができる。
【0073】なお、今日知られているコンピュータのオ
ペレーティングシステムには、記録媒体(例えば、CD
−ROM)がコンピュータにセットされたときにそれを
自動検出し、その記録媒体に所定の形式で記録された自
動実行情報ファイルを探し、それが見つかったときに、
そのファイルの中で指定されたプログラムを自動的に実
行する機能を有するものがある。そこで、応募者が使用
するコンピュータ端末のオペレーティングシステムにこ
のようなプログラムの自動実行機能が備わっている場合
を考慮し、上記証明媒体には、上記のような自動実行情
報ファイルを合わせて記録しておくとよい。このように
すると、コンピュータに不慣れな応募者がプログラムの
起動操作に戸惑って応募意欲を喪失するといったことが
なくなる。
【0074】商品が情報通信用のネットワークを通じて
配信可能な形態のもの(例えば、音楽データを記録した
ファイル)である場合にも本発明は応用できる。このよ
うな応用形態のシステムを、本発明の第二の実施例とし
て図7を参照しながら説明する。
【0075】図7のシステム2は、図1に示したメール
サーバ14、クライアント端末16及び管理サーバ18
(内部構成は図1に示したものと同じなので図示せず)
に加えて販売サーバ50が含まれており、これらがネッ
トワーク12に接続されている。このシステム2におい
て、販売サーバ50は、オンライン配信可能な商品を販
売するためのWWWページを開設しており、消費者は、
クライアント端末16上でWWWブラウザを使用してこ
のページにアクセスし、商品(電子データ)をオンライ
ンで購入することができる。商品購入の希望者は、ブラ
ウザに所定の申込ページを表示し、購入希望商品及び決
済方法を選択した上で、自身に関するデータ(氏名、住
所、年齢、性別、職業、電話番号、電子メールアドレ
ス)を記入し、販売サーバ50へデータを送信する。販
売サーバ50は、送信されてきたデータを解析し、必須
項目にデータが入力されていれば、手続完了メッセージ
とともに、商品をクライアント端末16へ送信する。こ
こで、手続完了メッセージには、キャンペーンの案内、
購入証明コード、当該購入証明コードで懸賞への応募を
受け付けた旨の告知及び応募受付完了の通知メールを追
って送信する旨の案内が含まれている。
【0076】上記のように商品の送信が完了したら、販
売サーバ50は、商品購入者から受け取ったデータ(顧
客情報)及び当該商品購入者に発行した購入証明コード
を含むメールを管理サーバ18へ送る。このメールは図
1のシステム1における応募様式のメールに相当するも
ので、Reply-To:欄には商品購入者のメールアドレスが
記入されている。このことからわかるように、システム
2では、販売サーバ50が、本発明に係るシステムにお
ける証明符号発行サーバとしてだけでなく、クライアン
トとしても機能している。管理サーバ18は、販売サー
バ50からのメールを図4のフローチャートで示したよ
うな手順で処理する。なお、本システム2では、購入証
明コードが図1のシステム1における製品識別コードに
相当するものであり、キャンペーン情報DB44におい
ては、製品識別コードのフィールドに購入証明コードが
書き込まれる。
【0077】なお、上記第二の実施例の説明では、販売
サーバ50が本発明にいう証明符号発行サーバ及びクラ
イアントを兼ねるはたらきをするものとしたが、販売サ
ーバ50は購入証明コードのみを管理サーバ18へ送信
するものとし、購入者が自発的に応募メールを管理サー
バ18へ送信したときに初めて応募受付処理が行われる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるキャンペーン管理シ
ステムの概略構成図。
【図2】 懸賞への応募手続を示すフローチャート。
【図3】 顧客情報DB及びキャンペーン情報DBの構
成図。
【図4】 管理サーバによる処理のフローチャート。
【図5】 応募様式及び景品申込様式の例。
【図6】 ゲーム方式の懸賞の一例で用いられる変換テ
ーブル。
【図7】 本発明の第二の実施例であるキャンペーン管
理システムの概略構成図。
【符号の説明】
1、2…キャンペーン管理システム 12…ネットワーク 16…クライアント端末 18…キャンペーン管理サーバ 20…証明媒体 22…メール解析部 24…メール作成部 26…コード検査部 28…顧客属性解析部 30…抽選部 32…結果発表部 34…発送処理部 36…メール転送部 42…顧客情報データベース 44…キャンペーン情報データベース 46…中央管理部 50…販売サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA06 BB11 BB36 FF01 GG02 GG09 5B089 GA11 GB01 JA31 JA36 JB22 KA13 KA17 KB13 KC47 KC58 KE02 LA07 LB02 5K030 GA15 HA06 HC01 HD09 JT06 KA07 LD12 LD20 9A001 JJ14 JJ54 JJ55 JJ56 JZ05 JZ25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報通信用のネットワーク、前記ネット
    ワークに接続された管理サーバ及びクライアント、及
    び、前記管理サーバに管理されるデータベースを含むコ
    ンピュータネットワークシステム、及びキャンペーン対
    象の商品又はサービスの入手又は利用を証明する証明符
    号を記録した証明媒体を備え、 前記クライアントは外部から与えられた応募者の電子メ
    ールアドレス及び前記証明符号を含む所定形式の応募デ
    ータを前記ネットワーク経由で前記管理サーバへ送信す
    る応募データ送信手段を備え、 前記管理サーバは、 前記証明符号を所定の条件で検査する検査手段、 前記検査手段による検査結果に基づいて前記応募データ
    が受け付け可能かどうかを判定し、その判定結果に応じ
    た内容の電子メールを前記ネットワーク経由で前記電子
    メールアドレス宛に送信する電子メール送信手段、及び
    前記応募データが受け付け可能であるときには該応募デ
    ータを前記データベースへ保存するデータ保存手段を備
    えることを特徴とするキャンペーン管理システム。
  2. 【請求項2】 情報通信用のネットワーク、前記ネット
    ワークに接続された証明符号発行サーバ、管理サーバ及
    びクライアント、及び、前記管理サーバに管理されるデ
    ータベースを含むコンピュータネットワークシステムを
    備え、 前記証明符号発行サーバはキャンペーン対象の商品又は
    サービスの入手又は利用を証明する証明符号を電子的に
    発行する証明符号発行手段を備え、 前記クライアントは外部から与えられた応募者の電子メ
    ールアドレス及び前記証明符号を含む所定形式の応募デ
    ータを前記ネットワーク経由で前記管理サーバへ送信す
    る応募データ送信手段を備え、 前記管理サーバは、 前記証明符号を所定の条件で検査する検査手段、 前記検査手段による検査結果に基づいて前記応募データ
    が受け付け可能かどうかを判定し、その判定結果に応じ
    た内容の電子メールを前記ネットワーク経由で前記電子
    メールアドレス宛に送信する電子メール送信手段、及び
    前記応募データが受け付け可能であるときには該応募デ
    ータを前記データベースへ保存するデータ保存手段を備
    えることを特徴とするキャンペーン管理システム。
  3. 【請求項3】 上記データ保存手段は上記証明符号を上
    記応募者の電子メールアドレスと関連づけて上記データ
    ベースに保存し、上記検査手段は少なくとも各応募デー
    タに含まれる証明符号が上記データベースに保存済みか
    否かを検査することを特徴とする請求項1又は2に記載
    のキャンペーン管理システム。
  4. 【請求項4】 上記データ保存手段は上記証明符号に対
    応するポイント値を上記応募者の電子メールアドレスと
    関連づけて上記データベースに保存し、上記電子メール
    送信手段は前記ポイント値の累計に応じた内容の電子メ
    ールを前記ネットワーク経由で前記電子メールアドレス
    宛に送信することを特徴とする請求項3に記載のキャン
    ペーン管理システム。
  5. 【請求項5】 上記管理サーバはキャンペーンのために
    用意された所定の電子メールアドレス宛の電子メールを
    上記応募データとして受け取るメール受信手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のキャ
    ンペーン管理システム。
  6. 【請求項6】 上記応募データは上記応募者により決定
    された認証符号を含み、上記電子メール送信手段により
    作成する電子メールには前記認証符号を埋め込むことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のキャンペー
    ン管理システム。
  7. 【請求項7】 上記管理サーバは上記応募データを所定
    の方法で解析するデータ解析手段を更に備え、上記電子
    メール送信手段はデータ解析手段による解析結果に応じ
    た内容の電子メールを作成して上記ネットワーク経由で
    上記電子メールアドレス宛に送信することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載のキャンペーン管理シス
    テム。
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