JP2001290590A - 多方向入力装置の自動復帰構造 - Google Patents

多方向入力装置の自動復帰構造

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JP2001290590A
JP2001290590A JP2000109112A JP2000109112A JP2001290590A JP 2001290590 A JP2001290590 A JP 2001290590A JP 2000109112 A JP2000109112 A JP 2000109112A JP 2000109112 A JP2000109112 A JP 2000109112A JP 2001290590 A JP2001290590 A JP 2001290590A
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Kisaburo Takahashi
喜三郎 高橋
Junichi Kuratani
潤一 蔵谷
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な構造により自動復帰を実現し、部品点
数が少ないと共に、設計が簡単な多方向入力装置の自動
復帰構造を提供すること。 【解決手段】 少なくとも3箇所に凸部72を有すると
共に略中央に貫通孔71が形成され、操作軸51によっ
て水平面上で回動可能となる可動部材70と、この可動
部材70の回動を規制する突出部83aを少なくとも3
箇所に有するケーシング83と、可動部材の凸部72の
側面とケーシングの突出部83aが当接するように作用
する弾性部材73とを有し、可動部材の貫通孔71はケ
ーシングの複数の突出部83a同士で囲まれる領域内に
位置し、可動部材70は操作軸51から付加された押圧
力によって回動した後にこの押圧力が解除されることに
より自動的に中立位置に復帰する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯機器、電気機器
等に用いられるワイヤレス入力機器、例えばワイヤレス
ハンディコンピューター、ワイヤレスマウス、リモコン
等の入力部に用いられる多方向入力装置の自動復帰構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多方向入力装置の自動復帰構造に
ついて、駆動体の移動状態を示す説明図である図10に
基づいて説明する。従来の多方向入力装置の自動復帰構
造は、主に平板状の第一駆動体110と、第一駆動体1
10の下方に直交する状態で移動可能に配置された第二
駆動体120と、第一駆動体110の両端をガイドする
第一ガイド部材130と、第二駆動体120の両端をガ
イドする第二ガイド部材140と、第一駆動体110を
自動復帰させる第一ねじりバネ150と、第二駆動体1
20を自動復帰させる第二ねじりバネ160とから構成
されている。
【0003】第一駆動体110は細長の金属板で構成さ
れ、その長手方向すなわちY方向には細長形状の貫通溝
111が形成されている。そして、この第一駆動体11
0は、第一ガイド部材130にガイドされてX方向に移
動し、第一ガイド部材に設けられた抵抗パターン(図示
せず)に、第一駆動体110の第一ガイド部材130側
の端部に設けられた摺動子(図示せず)が摺動して、電
気信号を出力するようになっている。また、第一駆動体
110はX方向に移動した後、第一ねじりバネ150に
よって自動的に中立位置に復帰するようなっている。
【0004】第二駆動体120も、細長の金属板で構成
され、長手方向、すなわちX方向には細長形状の貫通溝
121が形成されている。そして、第二駆動体120
は、第二ガイド部材140にガイドされてX方向に移動
し、第二ガイド部材に設けられた抵抗パターン(図示せ
ず)に、第二駆動体120の第二ガイド部材140側の
端部に設けられた摺動子(図示せず)が摺動して、電気
信号を出力するようになっている。また、第二駆動体1
20はY方向に移動した後、第二ねじりバネ160によ
って自動的に中立位置に復帰するようなっている。な
お、前記第一駆動体110と第一ガイド部材130、第
二駆動体120と第二ガイド部材140で、いわゆるス
ライド型可変抵抗器をそれぞれ形成している。
【0005】第一駆動体110の溝111と、第二駆動
体120の溝121が交差する位置には、操作部材17
0が挿通され、該操作部材170をX,Y方向(斜め方
向に移動した場合は、X,Y方向に分解した方向)に移
動させることにより、第一駆動体110がX方向に、第
二駆動体120がY方向に移動する。そして操作部材1
70への押圧力を解除すると、第一駆動体110は第一
ねじりバネ150の張力により中立位置に復帰すると共
に、第二駆動体120は第二ねじりバネ160の張力に
よって中立位置に復帰する。第一,第二駆動体110,
120が復帰するとそれに連れて操作部材170が、中
立位置すなわち第一,第二ガイド部材130,140で
囲まれる領域の中心に復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多方向
入力装置の自動復帰構造は、各駆動体に2本のねじりバ
ネを取り付ける構成となっていたため、部品点数が多く
製造コストがかかり、量産性も良好でないという問題が
あった。また、各駆動体を両方向からねじりバネで支持
して中立位置を保つ構成となっているため、中立位置に
おいて両側のねじりバネが駆動体をある程度付勢してい
なければならないので、中立位置が定まりにくい結果、
製品毎にばらつきが出易く、組立てが困難で量産性が悪
化するという問題があった。
【0007】上記問題を解決するために、本発明は簡便
な構造により確実な自動復帰を実現し、部品点数が少な
いと共に、組立てが簡単な多方向入力装置の自動復帰構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する第一
の手段として、本発明の多方向入力装置の自動復帰構造
は、少なくとも3箇所に凸部を有すると共に略中央に貫
通孔が形成され、該貫通孔に挿通された操作軸によって
水平面上で回動可能となる可動部材と、前記可動部材の
凸部の側面に当接すると共に該可動部材の回動を規制す
る突出部を少なくとも3箇所に有するケーシングと、前
記可動部材の凸部の側面と前記ケーシングの突出部が当
接するように作用する弾性部材とを有し、前記可動部材
の貫通孔は前記ケーシングの複数の突出部同士で囲まれ
る領域内に位置し、前記可動部材は前記操作軸から付加
された押圧力によって回動した後にこの押圧力が解除さ
れることにより自動的に中立位置に復帰する構成とし
た。
【0009】また第二の解決手段として、前記操作部材
の凸部は略90度間隔に4箇所形成されると共に前記ケ
ーシングの突出部は略90度間隔に4箇所形成され、前
記可動部材の貫通孔は前記ケーシングの全ての突出部同
士で囲まれる領域内の略中央に位置する構成とした。ま
た第三の解決手段として、前記弾性部材は、前記可動部
材の凸部にそれぞれ少なくとも一対設けられると共に、
同じ回転方向に前記可動部材を回動させる様に互いに逆
方向に作用する構成とした。
【0010】また第四の解決手段として、前記弾性部材
は、前記可動部材と前記水平面の垂直方向においてオー
バーラップするよう設けられた構成とした。また第五の
解決手段として、前記可動部材の凸部もしくは前記ケー
シングの突出部における一方の側面が平面部を構成する
と共に他方の側面が曲面部を構成し、前記可動部材の凸
部と前記ケーシングの突出部との当接は前記平面部と曲
面部とが接することで成される構成とした。また第六の
解決手段として、前記ケーシングの突出部の側面が前記
曲面部を構成した。
【0011】また第七の解決手段として、前記可動部材
はその凸部が前記ケーシングの突出部の1つを基点とす
ると共に、他の凸部が他の突出部に離隔した状態で回動
する構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の多方向入力装置の自動復
帰構造を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の
多方向入力装置の自動復帰構造の主要部品を組み込んだ
状態を示す平面図であり、図2はその部分断面図であ
り、図3はその分解斜視図であり、図4は可動部材の中
立状態を示す説明図であり、図5は可動部材が中立位置
に位置する時点での駆動体の状態を示す説明図であり,
図6は可動部材の移動状態を示す説明図であり、図7は
可動部材が移動した時点での駆動体の状態を示す説明図
であり、図8は可動部材の移動状態を示す説明図であ
り、図9は可動接点が押圧された状態を表す部分断面図
である。
【0013】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造
は、以下の構成からなる多方向入力装置に一体となって
使用されるものである。この多方向入力装置は図1,3
等に示すように、平板からなる第一駆動体10と、該第
一駆動体10の積層して配置されている第二駆動体20
と、第一,第二駆動体10,20の移動をガイドするガ
イド部材30と、第一,第二駆動体10,20を移動さ
せる操作用突部42が設けられた操作部材40とからな
る機構を有し、この機構は、抵抗体62が設けられた配
線基板60上に配設されて、ケーシングたる上下カバー
83,80によって収納されるようになっている。この
多方向入力装置は、本発明の操作軸たる押圧部材51に
よって第一,第二駆動体10,20が水平方向に移動す
ることにより、第一,第二駆動体10,20に設けられ
た摺動子17,27が、抵抗体62と集電パターン62
aの上を摺動して、一定の量,方向を示す電気信号を出
力するようになっている。また、この多方向入力装置
は、可動接点50と、操作部材40に挿入されて取り付
けられ上下動自在で、本発明では操作軸としても機能す
る押圧部材51等からなるスイッチ機構を有する。そし
て、本発明は上記多方向入力装置に一体として取り付け
られ、主として可動部材70と、該可動部材70の貫通
孔71に挿通する操作軸として機能する前記押圧部材5
1と、前記可動部材70に取り付けられるねじりバネ7
3と、ケーシングたる上カバー83に形成された突出部
83aとから構成される自動復帰機構を構成する。すな
わち可動部材70は、駆動体10,20を移動させるた
めの押圧部材51から付加された押圧力によって回動し
た後に、この押圧力が解除されることにより自動的に中
立位置に回復するようになっている。
【0014】第一駆動体10は、四方の角部が切りかか
れた長方形状の金属板を所定の形状に折り曲げて形成さ
れており、表面には短手方向に延在し図3において2点
鎖線で示す溝11と、裏面には表面の溝11に直交する
方向に長手方向に延在する溝13が形成されており、そ
れぞれ相対向する内側壁12,14を形成している。こ
の裏面の溝13は、表面の溝11の底部を貫通した状態
になっており、その結果長手方向にかけて2本の脚部1
6が形成されている。また脚部16の端部には、該金属
板の板厚の3倍程度の段差が形成されるよう基部16a
が形成され、両端の基部16aから舌片15が内側に突
出形成されている。そして、この舌片15同士で前述し
た表面の溝11が形成されている。そして、この第一駆
動体10は平板状の金属板をプレスすることによって、
このような構成を持つように形成される。なお、裏面の
溝13は必ずしも表面の溝11側に貫通していなくても
良い。また、第一駆動体10の両端の基部16aには、
樹脂で構成された取り付け部材18が取り付けられてお
りこの取り付け部材18の下面に金属製の摺動子17が
取り付けられて、下方に突出した状態になっている。
【0015】第二駆動体20は、基本的に第一駆動体1
0と同様の構成からなっており、平板からなる金属板を
所定の形状で折り曲げして形成され、表面に形成され第
一駆動体10の裏面の溝13の上方に位置し第一駆動体
10の表面の溝11と直交する方向に延在し図3におい
て2点鎖線で示す溝21と、裏面に形成され第一駆動体
10の表面の溝11の下方に位置し、第一駆動体10の
裏面の溝13と直交する方向に延在する溝23が形成さ
れており、それぞれ相対向する内側壁22,24を形成
している。この裏面の溝23は、表面の溝21の底部を
貫通した状態になっており、その結果長手方向にかけて
2本の脚部26が形成されている。また脚部16の端部
には、該金属板の板厚の3倍程度の段差が形成されるよ
う基部26aが形成され、両端の基部26aから舌片2
5が内側に突出形成されている。そして、この舌片25
同士で前述した表面の溝21が形成されている。この第
二駆動体20は、平板状の金属板をプレスすることによ
って、このような構成を持つように形成される。また、
第一駆動体20の両端の基部26aには、樹脂で構成さ
れた取り付け部材28が取り付けられておりこの取り付
け部材28の下面に金属製の摺動子27が取り付けられ
て、下方に突出した状態になっている。そして、この第
二駆動体20は、第一駆動体10の下方に直交状態に組
み込まれる。このとき、舌片25と脚部26との間隙に
は、第一駆動体10の脚部16がわずかな遊びをもって
位置した状態になっており、前述した舌片25が、第一
駆動体10の舌片15と面一の状態になっている。
【0016】ガイド部材30は、平板の正方形状からな
り、PET等の樹脂を射出成型することにより形成さ
れ、その側面には、互いに平行に延出する一対の第一の
立壁31と、該第一の立壁31と直交する方向に延出す
る第二の立壁32とが形成されている。また表面から裏
面にかけて、末広状に貫通する貫通孔33が形成されて
いると共に、裏面の四方には、突起34が4個形成され
ている。そして、このガイド部材30に、第一,第二駆
動体10,20の裏面の溝13,23が挿入され、この
第一,第二駆動体10,20はガイド部材30にガイド
されて長手方向に移動可能となる。具体的には、ガイド
部材30に挿入されることにより、第一の立壁31に
は、第二駆動体20における裏面の溝23を形成する内
側壁24が当接すると共に、第二の立壁32には、第一
駆動体10における裏面の溝13の内側壁14が当接し
た状態になり、第一駆動体10は第二の立壁32にガイ
ドされてこの第一駆動体10の長手方向、すなわちX方
向にのみ移動可能となると共に、第二駆動体20は第一
の立壁31にガイドされてこの第二駆動体20の長手方
向、すなわちY方向のみに移動可能となる。
【0017】操作部材40は、平板円盤状の基部41か
ら、平板正方形状の操作用突部42が突出しており、P
ET等の樹脂を射出成型することによって形成され、中
央には基部41及び操作用突部42の略中央を貫通する
貫通孔43が形成されている。また、操作用突部42の
側面には、互いに平行に延出する一対の第一の立壁44
と、該第一の立壁44と直交する方向に延出する第二の
立壁45とが形成されている。操作部材40は、第一駆
動体10の表面の溝11方向と第二駆動体20の表面の
溝21方向のそれぞれに対して相対的に移動可能で、任
意の方向に移動させることによって、第一駆動体10を
X方向に沿って移動可能にすると共に、第二駆動体20
をY方向に沿って移動可能にする。すなわち、操作部材
40の操作用突部42が、第一,第二駆動体10,20
の舌片15,25で囲まれた部分において、第一駆動体
10の表面の溝11方向と第二駆動体20の表面の溝2
1方向のそれぞれに対して相対的に移動可能に嵌入され
て、第一駆動体10が第二駆動体の表面の溝21,第二
駆動体20が第一駆動体10の表面の溝11方向に沿っ
てそれぞれ移動可能となる。つまり、操作部材40を任
意の方向に移動させると第一駆動体10は、その舌片1
5が操作用突部42の第一の立壁44に押圧されると共
に、ガイド部材30の第二の立壁32にガイドされて、
X方向の成分だけ移動し、Y方向の成分は相対的に操作
部材40が移動するだけで移動しない。一方第二駆動体
20は、その舌片25が第二の立壁45に押圧されると
共に、ガイド部材30の第一の立壁31にガイドされ
て、Y方向の成分だけ移動し、X方向の成分は相対的に
操作部材40が移動するだけで移動しない。
【0018】上記の第一,第二駆動体10,20と、ガ
イド部材30と、操作部材40の操作用突部42による
水平方向(X、Y方向)の移動機構は、抵抗体62、集
電パターン62a、配線パターン63、スイッチパター
ン65等が設けられた配線基板60に載置されることに
より、第一,第二駆動体10,20が配線基板60に対
して水平方向に移動可能となり、この移動により一定の
量,方向を示す電気信号を出力するようになっている。
配線基板60は、図3に示すように、略正方形状のリジ
ッドな平板からなる基板本体61を有し、中央近傍に4
つの第一の挿通孔61aが形成されると共に、一端部近
傍には複数個の第二の挿通孔61bが形成されている。
基板本体61の表面には、配線パターン63が設けら
れ、その端部が第二の挿通孔61bまで達しており、こ
の配線パターン63は、銀ペーストをスクリーン印刷す
ることにより形成されている。この配線パターン63の
一部には、抵抗体62の一部が積層するように設けられ
ており、この抵抗体62はカーボンを主成分とするペー
ストをスクリーン印刷することにより形成されている。
また、略中央部には第一の固定接点64a及び第二の固
定接点64bからなる固定接点64が設けられ、各固定
接点から配線パターン63が延出して、第二の挿通孔6
1bまで達している。また、基板本体61の表面には前
記摺動子17の一方、及び前記摺動子27の一方がそれ
ぞれ摺動するスイッチパターン65と集電パターン62
aからなるスイッチ部66が一対形成されている。これ
らの固定接点64,スイッチパターン65,集電パター
ン62a,配線パターン63は、銀ペーストをスクリー
ン印刷することにより一工程で形成されている。
【0019】そして、第二の挿通孔61bには、突起を
有する鉄端子67が挿通され、カシメられることによっ
て、該鉄端子67と配線パターン63がそれぞれ電気的
に接続される。なお、この鉄端子67は、外部機器の基
板等と本発明の多方向入力装置を接続するものである。
また、配線基板60の表面には中央に貫通孔68aと、
該貫通孔68aの外側の四方に切り欠き68bが形成さ
れたスペーサ68が載置され、貫通孔68aからは固定
接点64が露出すると共に、それぞれの切り欠き68b
からは抵抗体62及び集電パターン62aと、スイッチ
パターン65及び集電パターン62aからなるスイッチ
部66とが露出している。
【0020】この配線基板60の中央部には、ガイド部
材30が載置されることにより組み立てられる。この組
立はガイド部材30がスペーサ68の貫通孔68aを貫
通し、その突起34が配線基板60の第一の挿通孔61
aに挿入されることによってなされ、この結果ガイド部
材30は、配線基板60に対して水平方向に移動不可能
に固定される。ガイド部材30が配線基板60に固定さ
れると、ガイド部材30にガイドされて移動可能となっ
ている第一,第二駆動体10,20が、配線基板60に
対して水平方向に移動し、この移動動作により第一,第
二駆動体10,20に取り付けられた摺動子17,27
が配線基板60上の抵抗体62を摺動して、移動量,移
動方向を示す電気信号を出力する。
【0021】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造
は、操作部材40の平面上すなわち水平方向の移動に伴
い電気信号を出力すると共に、操作部材40のプッシュ
動作に伴い駆動されるスイッチ機構を有する。このスイ
ッチ機構は、主に可動接点50と、該可動接点を押圧自
在の押圧部材51と、配線基板60上に形成された固定
接点64とから構成される。可動接点50はドーム状を
した金属製の板バネからなり、上部からの押圧に対し
て、反転自在となっており、図2に示すようにガイド部
材30に形成された貫通孔33内に収納される。そし
て、その底部が第二の固定接点64bと常時接触した状
態になっている。押圧部材51は、フランジ52からつ
まみ53が突出した形状からなり、PET等の樹脂の射
出成型により形成されている。そして押圧部材51は、
図2に示すように、操作部材40の貫通孔43にフラン
ジ52が挿入されて取り付けられ、操作部材40からつ
まみ53が突出した状態になっている。また、可動接点
50と押圧部材51の間には金属板からなるスペーサ5
5が設けられており、このスペーサ55により押圧部材
51のフランジ52がガイド部材30の表面と同一平面
上に位置することになる。なお、このスペーサ55を設
けたことにより、可動接点50のドームの半径を大きく
することができ、可動接点50が反転した後に確実に復
帰するようになる。そして、この押圧部材51が押圧さ
れると、可動接点50が反転して固定接点64をON状
態にし、ON信号を配線パターン63に出力するように
なっている。
【0022】また、この押圧部材51は、スイッチ機構
の一部を構成するほか、操作軸として操作部材40を水
平方向に移動させる機能を有する。スペーサ55によ
り、押圧部材51のフランジ52とガイド部材30の表
面が同一面となるため、このフランジ52をその一部と
する押圧部材51はガイド部材30に対してその表面を
自在に移動可能となり、該移動に伴って押圧部材51が
配設されている操作部材40が水平方向に移動をするこ
とになる。
【0023】押圧部材51は操作軸として、可動部材7
0,突出部83a,ねじりバネ73等と共に中立位置
(原点位置)に自動復帰する機構を構成する。この可動
部材70は風車状の平板金属からなり、少なくとも3箇
所に凸部72を有すると共に略中央に貫通孔71が形成
され、この貫通孔71に挿通された操作軸たる押圧部材
51によって平面上すなわち水平方向に回動可能となっ
ている。本実施の形態では凸部72が中央部から風車を
形成するように略90度間隔に4箇所突出した構成とな
っている。また対向する2箇所の凸部72の先端には、
孔が設けられると共に垂直に折り曲げられて形成された
係止部72aが形成されている。突出部83aは、可動
部材70の凸部72の側面に当接すると共にこの可動部
材70の回動を規制するものであり、ケーシングとして
の上カバー83に前記凸部72と同数、すなわち少なく
とも3箇所設けられている。上カバー83は、金属の薄
板をプレス加工することによって矩形状に形成されると
共に、略中央に貫通孔84が形成されている。突出部8
3aは、貫通孔84の周囲に略90度間隔に4箇所、下
方に突出形成するようにしぼり加工によって円柱状に形
成されている。さらに、側縁近傍にはねじりバネ73の
一端が引掛けられる孔を有する係止部83bが下方に切
り起こし形成されている。
【0024】ねじりバネ73で構成された弾性部材は、
可動部材70の凸部72の側面とケーシングとしての上
カバー83の突出部83a当接するように作用するもの
であり、可動部材70の対向する凸部.72にそれぞれ
一対設けられると共に、図4において反時計回りに可動
部材70を回動させる様に互いに逆方向に作用するよう
になっている。すなわちねじりバネ73は、その一端が
可動部材70の係止部72aに形成された孔に引掛けら
れると共に、他端が上カバー83の係止部83bに設け
られた孔に引掛けられて張架され、可動部材70の凸部
72の側面が突出部83aに当接するように、互いに引
合うかたちで作用している。そしてこのねじりバネ73
は、可動部材70と高さ方向すなわち垂直方向において
オーバーラップするよう設けられている。可動部材70
はこのように取り付けられたねじりバネ73により、回
転モーメントに対して反発して、中立位置(原点位置)
に復帰する力を有するようになる。そして、図2に示す
ように、押圧部材51のつまみ53が可動部材70の貫
通孔71に挿通されることにより、可動部材70の自動
復帰に伴いこれと連動する押圧部材51が自動復帰し、
この結果押圧部材51が配設されている操作部材40が
自動復帰するようになる。
【0025】上記のような複数の機能を有する機構は、
上記上カバー83と、金属製の下カバー80とに挟まれ
て収納される。金属製の下カバー80は、金属の薄板を
プレス加工することによって形成され、図3に示すよう
に側縁から対をなす突起81が2本上方に突出してお
り、中央近傍に4個の挿通孔82が形成されている。ま
た、挿通孔82の外側には切り起こし形成された突起8
0aが設けられている。駆動体10,20等の各部材が
取り付けられた配線基板60は、下カバーの突起80a
にガイドされた状態で載置され、カシメられることによ
って保持される。このとき、図2に示すようにガイド部
材30の突起34が、配線基板60の第一の挿通孔61
aを挿通して下カバー80の挿通孔82に挿通された状
態になっている。そして、上方から上カバー83が被さ
ることにより各部材が取り付けられた配線基板60が収
納される。そして、下カバー80の突起81を上カバー
83の上面にカシメることにより、上下カバー83,8
0が固定される。このとき図2に示すように、押圧部材
51のつまみ53が上カバー83に形成された貫通孔8
4から突出した状態になる。そして、このつまみ53形
成された凹部54に薄型の操作用ボタン等の突起等が取
り付けられ、該ボタンを操作することにより、押圧部材
51を介して操作部材40を移動させることができる。
【0026】次に本発明の多方向入力装置の作動状態に
ついて説明する。図4は可動部材70の中立位置(原点
位置)を示しており、2本のねじりバネ73が互いに逆
方向に作用することによって、可動部材70の全ての凸
部72が上カバー83の全ての突出部83aに当接する
ように作用している。すなわち、可動部材70はねじり
バネ73により時計回りに回動する力を受けるが、その
回動が突出部83aにより規制された状態となってい
る。このとき図4に示すように、第一,第二駆動体1
0,20の中央部が積層されて互いに対向した状態にな
っている。さらにこの中立位置においては、図1,2を
参照すると、操作用突部42とガイド部材30と可動接
点50と押圧部材51とが、それらの中央部が高さ方向
に一直線上になるように積層した状態になっている。ま
た、第一駆動体10の摺動子17と第二駆動体20の摺
動子27は、ここには図示しないが、配線基板60に設
けられた抵抗体62の中点に接触した状態になってい
る。また、他方の摺動子17及び他方の摺動子27は、
スイッチパターン65の中央に設けた空部に位置してス
イッチ部66をオフ状態にしている。
【0027】次に、可動部材70の凸部72と上カバー
83の突出部83aとの当接について詳しく説明する。
図4を参照すると凸部72は、突出部83aとの当接す
る面が直線状になっており、この当接面は平面部を構成
している。一方、突出部83aは円柱状を成しているの
で、その側面は曲面部を構成している。そして、凸部7
2の平面部と突出部83aの曲面部とが1点で接するこ
とにより当接が成されている。
【0028】図7に示すように操作者が押圧部材51を
介して操作部材40をX方向に移動させると、図6に示
すようにこれに連動して可動部材70が時計回りに回動
する。このとき可動部材70は、その凸部72が上カバ
ー83の突出部83aの1つを基点とすると共に、他の
凸部72が他の突出部83aに離隔した状態で回動す
る。すなわち可動部材70の回動が、基点として機能す
る突出部83a以外の他の突出部83aによって妨害さ
れないようになっている。可動部材70が回動すると、
ねじりバネ73は時計回りの回転モーメントの作用を受
けることにより伸張して、その反作用として一定の張力
を有するようになる。また、第一駆動体10がX方向に
移動することにより、空部に接触していた摺動子17
が、スイッチ部66のスイッチパターン65に摺接して
スイッチ部66がオン状態になる。そして、この移動と
共に摺動子17が抵抗体62の中点からX方向に摺動す
ることによって、X方向で、摺動子17の摺動量に相当
する変位量を示す電気信号を出力するようになる。この
電気信号は、配線パターン63と鉄端子67を介して外
部機器に出力される。
【0029】その後、操作者が操作部材40をX方向に
移動する押圧力を開放すると、ねじりバネ73が上記反
作用により中立位置に復帰し、可動部材70を反時計回
りに回動させるように作用する。そして、可動部材70
の全ての凸部72が上カバー83の突出部83aに当接
すると共に、それ以上に回動しないよう規制されること
により、可動部材70は中立位置に復帰する。可動部材
70が中立位置に復帰すると、可動部材70の貫通孔7
1に挿通されている押圧部材51のつまみ53がこれに
連動する結果、操作部材40も中立位置に自動的に復帰
する。操作部材40が中立位置に復帰すると、操作用突
部42に押圧されて第一駆動体10が図5の状態に復帰
し、スイッチ部66がオフになることにより電気信号の
出力が停止する。なお、可動部材70は図8にも示すよ
うに、1つの凸部72が上カバー83の突出部83aの
1つを基点とすると共に、他の凸部72が他の突出部に
離隔した状態で回動するので、360度いかなる方向に
も回動することができる。また、操作軸たる押圧部材5
1の移動は、上カバー83の貫通孔84に当接すること
によって規制される。
【0030】次にスイッチ機構の動作について説明す
る。自動復帰機構により操作部材40が中立位置に復帰
すると、押圧部材51のフランジ52の底面とガイド部
材30の貫通孔33が重合する関係となるので、図9に
示すように操作者が押圧部材51を上方より押圧するこ
とにより、スペーサ55を介して可動接点50が反転す
る。この反転動作により、可動接点50の頂部が配線基
板60上の第一の固定接点64aと接触し、第一の固定
接点64aと第二の固定接点64bが導通し、ON信号
等のパルス信号が配線パターン63に出力される。この
ON信号は鉄端子67を介して外部機器に出力され、主
に入力決定用の信号としての役割を有することになる。
【0031】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造は
以上のように構成されるが、上記実施の形態に限られな
いのはいうまでもなく、実施の形態では突出部83aを
4箇所略90度間隔に設けたが、必ずしも略90度間隔
に配置する必要はなく、突出部83a同士で囲んだ領域
内に可動部材70の貫通孔71が位置する状態であれば
良い。凸部72も同様に略90度間隔である必要はな
い。可動部材70の凸部72の個数と上カバー83の突
出部83aの個数は、必ずしも同数である必要はない。
また、突出部83aを3箇所に設ける構成であっても良
く、このときはなるべく突出部同士で囲んだ領域を正三
角形状にするのが望ましい。もちろん突出部は4箇所以
上であっても良い。また、本実施の形態では突出部83
aを円柱としてが曲面部を構成するようにしたが、角柱
等として平面部を構成するようにしても良い。このとき
は、可動部材70の凸部72から半円状の突起を突出さ
せて曲面部を構成することとなる。弾性部材は、必ずし
も2個設ける必要はなく、例えば垂直方向に巻回する1
つのバネの一方の先端を可動部材70の係止部72aに
引掛け、他端を他方の係止部72aに引掛ける構成でも
良い。また、弾性部材はねじりバネの他、板状のバネ等
で構成しても良く、材質は金属の他ゴム等でも良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造
は、少なくとも3箇所に凸部を有すると共に略中央に貫
通孔が形成され、水平面上で回動可能となる可動部材
と、可動部材の凸部の側面に当接すると共にこの可動部
材の回動を規制する突出部を少なくとも3箇所に有する
ケーシングと、可動部材の凸部の側面とケーシングの突
出部が当接するように作用する弾性部材とを有し、可動
部材の貫通孔はケーシングの複数の突出部同士で囲まれ
る領域内に位置し、可動部材は操作軸から付加された押
圧力によって回動した後にこの押圧力が解除されること
により自動的に中立位置に復帰する構成としたため、凸
部と突出部の当接という簡便な構造で可動部材の位置が
確実に決まり、中立位置が容易に定まるので、確実かつ
簡単に自動復帰を実現することができる。さらに本発明
では、自動復帰に関わる部品点数が少なくなるので、組
立てが容易になり量産性が良好になると共に、製造コス
トの低減を実現することができる。
【0033】また、操作部材の凸部は略90度間隔に4
箇所形成されると共にケーシングの突出部は略90度間
隔に4箇所形成され、可動部材の貫通孔はケーシングの
全ての突出部同士で囲まれる領域内の略中央に位置する
構成としたため、可動部材が確実に中立位置に復帰し、
この位置で安定するので、信頼性の高い多方向入力装置
の自動復帰構造を提供することができる。
【0034】また、弾性部材は、可動部材の凸部にそれ
ぞれ少なくとも一対設けられると共に、同じ回転方向に
可動部材を回動させる様に互いに逆方向に作用する構成
としたため、互いの弾性部材により両方向への回転モー
メントに対応できるので、簡便な構成により両方向の回
転モーメントに対応することができる。また可動部材
は、中立位置にあるときに弾性部材によるわずかな張力
を両方向から受けるので、中立位置において安定して静
止し、電気信号の誤出力等がなくなり、信頼性を高める
ことができる。
【0035】また、弾性部材は、可動部材と水平面の垂
直方向においてオーバーラップするよう設けられた構成
としたため、スペースを有効活用できると共に、薄型の
多方向入力装置の自動復帰構造を提供することができ
る。
【0036】また、可動部材の凸部もしくはケーシング
の突出部における一方の側面が平面部を構成すると共に
他方の側面が曲面部を構成し、可動部材の凸部とケーシ
ングの突出部との当接は平面部と曲面部とが接すること
で成される構成としたため、凸部と突出部が点で接する
ことになるので、可動部材はその回動が滑らかになるこ
とによりスムーズに中立位置に復帰し、高性能な多方向
入力装置の自動復帰構造を提供することができる。
【0037】また、ケーシングの突出部の側面が曲面部
を構成したため、しぼり加工等によって簡単に形成する
ことができ、可動部材の凸部が曲面部を構成することに
比べて簡単な構成になると共に、当接が確実に点で行わ
れるので可動部材の回動がより滑らかになる。
【0038】また、可動部材はその凸部がケーシングの
突出部の1つを基点とすると共に、他の凸部が他の突出
部に離隔した状態で回動する構成としたため、可動部材
の回動時に凸部が、回動の基点とする突出部以外の他の
突出部によって妨害されることがないので、可動部材が
360度自在に回動することができ、結果として可動部
材の中立位置において回動が規制され可動部材が安定す
ると共に、その回動時には回動が規制されず自由に回動
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造の主要
部品を組み込んだ状態を示す平面図。
【図2】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造の部分
断面図。
【図3】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造の分解
斜視図。
【図4】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る可動部材の中立状態を示す説明図。
【図5】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る可動部材が中立位置に位置する時点での駆動体の状態
を示す説明図。
【図6】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る可動部材の移動状態を示す説明図。
【図7】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る可動部材が移動した時点での駆動体の状態を示す説明
図。
【図8】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る可動部材の移動状態を示す説明図。
【図9】本発明の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る可動接点が押圧された状態を表す部分断面図。
【図10】従来の多方向入力装置の自動復帰構造にかか
る駆動体の移動状態を示す説明図。
【符号の説明】
10 第一駆動体 20 第二駆動体 30 ガイド部材 40 操作部材 51 押圧部材(操作軸) 70 可動部材 71 貫通孔 72 凸部 73 ねじりバネ(弾性部材) 83 上カバー(ケーシング) 83a 突出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3箇所に凸部を有すると共に
    略中央に貫通孔が形成され、該貫通孔に挿通された操作
    軸によって水平面上で回動可能となる可動部材と、 前記可動部材の凸部の側面に当接すると共に該可動部材
    の回動を規制する突出部を少なくとも3箇所に有するケ
    ーシングと、 前記可動部材の凸部の側面と前記ケーシングの突出部が
    当接するように作用する弾性部材とを有し、 前記可動部材の貫通孔は前記ケーシングの複数の突出部
    同士で囲まれる領域内に位置し、前記可動部材は前記操
    作軸から付加された押圧力によって回動した後にこの押
    圧力が解除されることにより自動的に中立位置に復帰す
    ることを特徴とする多方向入力装置の自動復帰構造。
  2. 【請求項2】 前記操作部材の凸部は略90度間隔に4
    箇所形成されると共に前記ケーシングの突出部は略90
    度間隔に4箇所形成され、前記可動部材の貫通孔は前記
    ケーシングの全ての突出部同士で囲まれる領域内の略中
    央に位置することを特徴とする請求項1に記載の多方向
    入力装置の自動復帰構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、前記可動部材の凸部に
    それぞれ少なくとも一対設けられると共に、同じ回転方
    向に前記可動部材を回動する様に互いに逆方向に作用す
    ることを特徴とする請求項1,又は2に記載の多方向入
    力装置の自動復帰構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、前記可動部材と前記水
    平面の垂直方向においてオーバーラップするよう設けら
    れたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    多方向入力装置の自動復帰構造。
  5. 【請求項5】 前記可動部材の凸部もしくは前記ケーシ
    ングの突出部における一方の側面が平面部を構成すると
    共に他方の側面が曲面部を構成し、前記可動部材の凸部
    と前記ケーシングの突出部との当接は前記平面部と曲面
    部とが接することで成されることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の多方向入力装置の自動復帰構
    造。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングの突出部の側面が前記曲
    面部を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の多方向入力装置の自動復帰構造。
  7. 【請求項7】 前記可動部材はその凸部が前記ケーシン
    グの突出部の1つを基点とすると共に、他の凸部が他の
    突出部に離隔した状態で回動することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の多方向入力装置の自動復帰
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007042013A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Nintendo Co Ltd 操作部材の原点復帰機構及びこれを用いた多方向入力装置

Cited By (3)

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