JP2001185004A - 多方向押圧型スイッチ - Google Patents
多方向押圧型スイッチInfo
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Abstract
小型化・薄型化が図れる多方向押圧型スイッチを提供す
る。 【解決手段】 押釦つまみ50と、押釦つまみ50を挿
通した状態で揺動する揺動つまみ30とを具備する。押
釦つまみ50を押圧することでこれに対向するスイッチ
接点81が押圧され、揺動つまみ30を揺動することで
下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッチ接
点81を押圧する。押釦つまみ50と揺動つまみ30と
は、可撓性フイルムからなる連結部材60によって連結
される。
Description
向に揺動させることでその下に配置したスイッチ接点を
オンオフし、また揺動つまみの中央に設置した押釦つま
みを押圧することでその下に配置したスイッチ接点をオ
ンオフする構造の多方向押圧型スイッチに関するもので
ある。
コンピュータ、各種携帯機器、各種OA機器、ゲーム機
などを操作するデバイスとして、多方向押圧型スイッチ
がある。そして多方向押圧型スイッチの中には、円盤状
(パッド状)の揺動つまみの中央に押釦つまみを設けた
構造のものがある。この多方向押圧型スイッチの一使用
例としては、揺動つまみで各種機能を選択し、中央の押
釦つまみでその機能を確定するなどである。
スイッチは、異なる動作をする揺動つまみと押釦つまみ
を支持する機構が複雑で、部品点数が多く、組み立てが
煩雑で、小型化・薄型化が阻害されていた。
みてなされたものでありその目的は、部品点数が少な
く、その構造・組み立てが簡単で小型化・薄型化が図れ
る多方向押圧型スイッチを提供することにある。
め本発明は、揺動つまみと、揺動つまみを囲むケース
と、前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置に設
けたスイッチ接点とを具備し、揺動つまみを揺動するこ
とで下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッ
チ接点を押圧する構造の多方向押圧型スイッチにおい
て、前記揺動つまみは、可撓性フイルムからなる連結部
材によってケースに連結されていることを特徴とする。
また本発明は、押釦つまみと、押釦つまみを挿通した状
態で揺動する揺動つまみと、前記押釦つまみに設けた押
圧部と前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置に
それぞれ設けたスイッチ接点とを具備し、押釦つまみを
押圧することでこれに対向するスイッチ接点を押圧し、
一方揺動つまみを揺動することで下降した側に設けた押
圧部がこれに対向するスイッチ接点を押圧する構造の多
方向押圧型スイッチにおいて、前記押釦つまみと揺動つ
まみとは、可撓性フイルムからなる連結部材によって連
結されていることを特徴とする。前記連結部材の前記押
釦つまみを取り付ける部分には、押釦つまみの上下動を
容易にする切りこみが設けられていることが好ましい。
また前記揺動つまみに設ける複数の押圧部の間の位置
に、隣り合う押圧部が同時にスイッチ接点を作動させな
いストッパーを設けることが好ましい。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる多方向押圧型スイッチの分解斜視図である。同図
に示すようにこの多方向押圧型スイッチは、ケース10
と、揺動つまみ30と、押釦つまみ50と、連結部材6
0と、スイッチ基板80と、基台90とを具備して構成
されている。以下各構成部品について説明する。
し、中央に開口11を設けて構成されている。ケース1
0の下面には、等間隔に4つの凹部13が設けられ、各
凹部13近傍には突起状の係止部15が設けられ、また
各係止部15の横には突起状の固定部17が設けられて
いる。
た斜視図である。同図及び図1に示すように揺動つまみ
30は、合成樹脂を略円盤状に成形して構成されてお
り、その中央に下記する押釦つまみ50を挿通する円形
の挿通孔31を設け、またその外周につば部32を設
け、またその表面の外周近傍には等間隔に4つの矢印形
状の押圧方向指示部33を設けている。
向指示部33に対応する位置には、小突起状の押圧部3
5が設けられ、また隣り合う押圧部35の間を仕切るよ
うに十字状の薄溝からなる連結部材収納部37が設けら
れ、各連結部材収納部37内には、小突起状のストッパ
ー39が設けられている。ストッパー39の高さは、ス
トッパー39を挟んだ両側の押圧部35,35が同時に
下記するスイッチ基板80のスイッチ接点81を押圧し
て作動しようとした際に、両スイッチ接点81の作動を
阻止する高さ寸法に形成されている。
外周につば部51を設け、またその下面中央には押圧部
53(図4参照)を設けて構成されている。
ルム(例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フ
イルム)製であり、中央に設けた押釦つまみ固定部61
から、4本の固定用アーム63と、4本の取付用アーム
65とを交互に等間隔に突出して構成されている。
み50の押圧部53を挿通する挿通穴67と、挿通穴6
3の両側の円弧状の一対の切りこみ69,69と、両切
りこみ69,69の切りかかれていない部分の外側の円
弧状の一対の切りこみ71,71とが設けられている。
前記揺動つまみ30の押圧部35を挿通する挿通穴73
が設けられている。一対の挿通穴73は切りこみ71と
連通している。
63よりも長く形成されており、その先端近傍には前記
ケース10の係止部15に挿入される取付穴75が設け
られ、また取付穴75よりも内側の前記揺動つまみ30
のストッパー39に対向する位置には挿通穴77が設け
られている。
ートの表面に5つのスイッチ接点81を設けて構成され
ている。各スイッチ接点81は前記押釦つまみ50の1
つの押圧部53と、揺動つまみ30の4つの押圧部35
に対向する位置に設置されている。各スイッチ接点81
はフレキシブルシート上に印刷形成した接点パターンと
その上に取り付けたドーム形状の弾性金属板製の可動接
点板とによって構成されている。なおスイッチ接点はこ
の構造のものに限定されるものではなく種々の変形が可
能であり、例えば2枚のフレキシブルシートに設けた接
点パターンを対向することで形成されるスイッチ接点上
にクリック用の弾性金属板を設置して構成しても良い。
またクリック感覚が不要ならば弾性金属板は用いなくて
も良い。
0の固定部17に対応する位置には、これを貫通する貫
通部83が設けられている。
構成され、前記スイッチ基板80の各貫通部83に対応
する位置には貫通部91が設けられている。
てるには、ケース10内に揺動つまみ30を収納して揺
動つまみ30の上面をケース10の開口11から突出
し、次に揺動つまみ30の挿通孔31に押釦つまみ50
を挿入する。そしてその下面側に連結部材60を配置し
て、連結部材60の表面に貼りつけた両面接着テープに
よって押釦つまみ50の下面と揺動つまみ30の下面と
を接着することで固定する。このとき押釦つまみ50の
押圧部53は挿通穴67から突出し、揺動つまみ30の
押圧部35は挿通穴73から突出する。また取付用アー
ム65は連結部材収納部37内に収納されている。
5は取付穴75に挿入されるので、その先端を熱カシメ
することで両者を一体に固定する。
80と基台90とを取り付け、ケース10の各固定部1
7を挿通部83と挿通部91に挿通させ、基台90の下
面側で固定部17の先端を熱カシメすれば、この多方向
押圧型スイッチが完成する。
方向押圧型スイッチの斜視図、図4は図3のA−A線上
概略断面図、図5は図3のB−B線上概略断面図であ
る。これらの図に示すように、押釦つまみ50の押圧部
53は中央のスイッチ接点81の上に、揺動つまみ30
の押圧部35はリング状に配列されたスイッチ接点81
の上に、当接又は接近している。
53が下降してスイッチ接点81が押圧され可動接点板
が反転することでオンする。押釦つまみ50の押圧を解
除すれば元の位置に自動復帰しスイッチ接点81はオフ
する。
示部33(図1参照)の部分を押圧すれば、押圧した部
分が下降し、下降した部分の真下の押圧部35がこれに
対向するスイッチ接点81を押圧してオンする。揺動つ
まみ30への押圧を解除すれば元の位置に自動復帰しス
イッチ接点81はオフする。
連結部材60の押釦つまみ固定部61の周囲には切りこ
み69,69,71,71が設けられているので、押釦
つまみ固定部61の部分は押釦つまみ50を押し下げた
際に撓み易く、その上下動が容易に行える。なお押釦つ
まみ50の押圧ストロークが短いような場合は、必ずし
も切りこみ69,69,71,71は必要ない。また切
りこみ69,69又は切りこみ71,71の何れか一方
のみを設けても良い。
方向指示部33の間の部分を押圧した場合は、隣り合う
押圧方向指示部33の真下の2つの押圧部35が同時に
下降するが、両押圧部35がこれらに対向するスイッチ
接点81をオンする前に、両者の間にあるストッパー3
9がスイッチ基板80に当接し、その下降を阻止する。
従って隣り合う2つのスイッチ接点81,81が同時に
オン(作動)することはない。
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。
可能であり、また連結部材60を固定する部材はケース
10に限定されず、他の各種固定用部材に固定しても良
い。また場合によっては連結部材60はフリーの状態で
他の部材に固定しなくても良い。また多方向押圧型スイ
ッチの構造によっては、押釦つまみ50は取り付けなく
ても良い。
ような場合は、基台90は必ずしも必要ない。
ば以下のような優れた効果を有する。 可撓性フイルムからなる連結部材を用いているので、
薄型化が図れる。
よって連結するだけで良いので、異なる動作をする揺動
つまみと押釦つまみとを具備する多方向押圧型スイッチ
であっても、その構造・組み立てを簡単にできる。
に切りこみを設けたので、伸びにくいフイルム製の連結
部材であっても、押釦つまみの上下動を容易に行うこと
ができる。
ケースに連結部材を固定するように構成すれば、ケース
付きの多方向押圧型スイッチが薄くコンパクトに構成で
きる。
は、揺動つまみによって隣り合うスイッチ接点が同時に
作動することを防止できる。
ッチの分解斜視図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 揺動つまみと、揺動つまみを囲むケース
と、前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置に設
けたスイッチ接点とを具備し、揺動つまみを揺動するこ
とで下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッ
チ接点を押圧する構造の多方向押圧型スイッチにおい
て、 前記揺動つまみは、可撓性フイルムからなる連結部材に
よってケースに連結されていることを特徴とする多方向
押圧型スイッチ。 - 【請求項2】 押釦つまみと、押釦つまみを挿通した状
態で揺動する揺動つまみと、前記押釦つまみに設けた押
圧部と前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置に
それぞれ設けたスイッチ接点とを具備し、押釦つまみを
押圧することでこれに対向するスイッチ接点を押圧し、
一方揺動つまみを揺動することで下降した側に設けた押
圧部がこれに対向するスイッチ接点を押圧する構造の多
方向押圧型スイッチにおいて、 前記押釦つまみと揺動つまみとは、可撓性フイルムから
なる連結部材によって連結されていることを特徴とする
多方向押圧型スイッチ。 - 【請求項3】 前記連結部材の前記押釦つまみを取り付
ける部分には、押釦つまみの上下動を容易にする切りこ
みが設けられていることを特徴とする請求項2記載の多
方向押圧型スイッチ。 - 【請求項4】 前記揺動つまみに設ける複数の押圧部の
間の位置に、隣り合う押圧部が同時にスイッチ接点を作
動させないストッパーを設けたことを特徴とする請求項
1又は2又は3記載の多方向押圧型スイッチ。
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- 1999-12-27 JP JP36949699A patent/JP3926077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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