JP2001288857A - 縦葺き屋根構造 - Google Patents

縦葺き屋根構造

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JP2001288857A
JP2001288857A JP2000102183A JP2000102183A JP2001288857A JP 2001288857 A JP2001288857 A JP 2001288857A JP 2000102183 A JP2000102183 A JP 2000102183A JP 2000102183 A JP2000102183 A JP 2000102183A JP 2001288857 A JP2001288857 A JP 2001288857A
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cap
main body
valley
fitted
face plate
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Application number
JP2000102183A
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English (en)
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Seishin Hoshi
正申 星
Kazuhiro Igarashi
和宏 五十嵐
Hiroshi Sato
拓 佐藤
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Roof System Co Ltd
Original Assignee
Roof System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強固な固定ができ、現場作業の簡素化をはか
ることができる縦葺き屋根構造を提供する。 【構成】 本体1には、面板部11と、キャップ6の嵌
合部62を嵌めることができる形状の凹部13とが設け
られ、凹部13は面板部11の左右が折り下げられてか
ら外側方向に折り曲げられ、さらに端部が立ち上げられ
て上方に開口されて形成されているが、開口部分よりも
底の方が幅が広くなるように形成されており、さらに凹
部13の上縁が外側方向に延出してキャップ6が支持さ
れる台部14が形成され、台部14端縁から折り下げら
れて外側方向に延出しており、キャップ6には、キャッ
プ面部61と、嵌合部62・62とが形成されており、
所定の間隔で本体1が並べられており、本体1間にキャ
ップ6がかぶせられるが、本体1の凹部13にキャップ
6の嵌合部62がはめられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦葺き屋根に関するも
のであるが、左右に隣り合う本体をキャップで接続する
ものに関し、施工現場で下地材を取り付け、そこに本体
を葺いていく縦葺き屋根と、工場で下地材に本体を取り
付けた屋根用パネルを製作し、それを施工現場に運んで
屋根用構造物に設置してキャップで左右に隣り合う屋根
用パネル同士を接続する、屋根用パネルを用いた縦葺き
屋根の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縦葺き屋根においては、簡単な仕組みで
強固に接続できるものが望まれている。また、屋根用パ
ネルを用いた縦葺き屋根は、屋根施工全体から見れば施
工実績が少なく、現場で下地材を屋根用構造物に取り付
け、その上に防水紙を敷き、さらにその上に屋根材を施
工している場合がほとんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】屋根材の施工に関して
は、簡単な仕組みで強固に接続できるものが望まれてい
た。さらに、屋根用パネルを用いた縦葺き屋根は、手間
のかかる現場作業が多いため工期が長くなっていたし、
特に屋根材の施工に関しては専門職を必要としていた。
このため、本発明は、これらの課題を解決し、強固な固
定ができ、現場作業の簡素化をはかることができる縦葺
き屋根構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根用パネル
は、次のような構成になっている。請求項1記載の発明
は、本体には、面板部と、キャップの嵌合部を嵌めるこ
とができる形状の凹部とが設けられ、該凹部は面板部の
左右が折り下げられてから外側方向に折り曲げられ、さ
らに端部が立ち上げられて上方に開口されて形成されて
いるが、開口部分よりも底の方が幅が広くなるように形
成されており、さらに凹部の上縁が外側方向に延出して
キャップが支持される台部が形成され、台部端縁から折
り下げられて外側方向に延出しており、キャップには、
キャップ面部と、その左右に前記凹部に嵌められる形状
の嵌合部とが形成されており、所定の間隔で前記本体が
並べられて固定されており、本体間にキャップがかぶせ
られるが、本体の凹部にキャップの嵌合部がはめられて
いることを特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0005】 請求項2記載の発明
は、本体には、面板部と、キャップの嵌合部を嵌めるこ
とができる形状の凹部とが設けられ、該凹部は面板部の
左右が折り下げられてから外側方向に折り曲げられ、さ
らに端部が立ち上げられて上方に開口されて形成されて
いるが、開口部分よりも底の方が幅が広くなるように形
成されており、さらに凹部の上縁が外側方向に延出して
キャップが支持される台部が形成され、台部端縁から折
り下げられて外側方向に延出して底部が形成され、さら
に立ち上げられて折り返し部が形成されており、前記底
部には弾性止水材が載せられており、キャップには、キ
ャップ面部と、その左右に前記凹部に嵌められる形状の
嵌合部とが形成されており、所定の間隔で前記本体が並
べられて固定されており、本体間にキャップがかぶせら
れるが、本体の凹部にキャップの嵌合部がはめられてい
ることを特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0006】請求項3記載の発明は、本体には、面板部
と、キャップの嵌合部を嵌めることができる形状の凹部
とが設けられ、該凹部は面板部の左右が折り下げられて
から外側方向に折り曲げられ、さらに端部が立ち上げら
れて上方に開口されて形成されているが、開口部分より
も底の方が幅が広くなるように形成されており、さらに
凹部の上縁が外側方向に延出してキャップが支持される
台部が形成され、台部端縁から折り下げられて外側方向
に延出して底部が形成され、さらに立ち上げられて折り
返し部が形成されており、前記底部には弾性止水材が載
せられており、キャップには、キャップ面部と、その左
右に前記凹部に嵌められる形状の嵌合部とが形成されて
おり、パネル用下地材の上に防水紙を敷き、前記本体、
あるいは、本体とキャップを組み合わせたものが固定さ
れて、屋根用パネルが形成されており、該屋根用パネル
の左右の接続箇所には、継ぎ目を覆う防水手段が施され
ており、隣り合う屋根用パネルの本体の凹部にキャップ
の嵌合部がはめられることでキャップがかぶせられてい
ることを特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0007】請求項4記載の発明は、本体には、面板部
と、キャップの嵌合部を嵌めることができる形状の凹部
とが設けられ、該凹部は面板部の左右が折り下げられて
から外側方向に折り曲げられ、さらに端部が略S字状に
湾曲して立ち上げられて上方に開口されて形成されてい
るが、開口部分よりも底の方が幅が広くなるように形成
されており、さらに凹部の上縁が外側方向に延出してキ
ャップが支持される台部が形成され、台部端縁から折り
下げられて外側方向に延出して底部が形成され、さらに
立ち上げられて折り返し部が形成されており、前記底部
には弾性止水材が載せられており、キャップには、キャ
ップ面部と、その左右に前記凹部に嵌められる略S字状
の嵌合部とが形成されており、所定の間隔で前記本体が
並べられて固定されており、本体間にキャップがかぶせ
られるが、本体の凹部にキャップの嵌合部がはめられて
いることを特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0008】請求項5記載の発明は、本体には、面板部
と、キャップの嵌合部を嵌めることができる形状の凹部
とが設けられ、該凹部は面板部の左右が折り下げられて
から外側方向に折り曲げられ、さらに端部が略S字状に
湾曲して立ち上げられて上方に開口されて形成されてい
るが、開口部分よりも底の方が幅が広くなるように形成
されており、さらに凹部の上縁が外側方向に延出してキ
ャップが支持される台部が形成され、台部端縁から折り
下げられて外側方向に延出して底部が形成され、さらに
立ち上げられて折り返し部が形成されており、前記底部
には弾性止水材が載せられており、キャップには、キャ
ップ面部と、その左右に前記凹部に嵌められる略S字状
の嵌合部とが形成されており、パネル用下地材の上に防
水紙を敷き、前記本体、あるいは、本体とキャップを組
み合わせたものが固定されて、屋根用パネルが形成され
ており、該屋根用パネルの左右の接続箇所には、継ぎ目
を覆う防水手段が施されており、隣り合う屋根用パネル
の本体の凹部にキャップの嵌合部がはめられることでキ
ャップがかぶせられていることを特徴とする縦葺き屋根
構造に関する。
【0009】請求項6記載の発明は、本体は、面板部
と、キャップの嵌合部を嵌めることができる形状の凹部
とが設けられ、該凹部は面板部の左右が折り下げられて
から外側方向に折り曲げられ、さらに端部が立ち上げら
れて上方に開口されて形成されているが、開口部分より
も底の方が幅が広くなるように形成されており、さらに
凹部の上縁が外側方向に延出してキャップが支持される
台部が形成され、台部端縁から折り下げられて外側方向
に延出しており、キャップには、上方に膨出したキャッ
プ面部と、その左右に前記凹部に嵌められる形状の嵌合
部とが形成されており、所定の間隔で前記本体が並べら
れて固定されており、本体間にキャップがかぶせられる
が、本体の凹部にキャップの嵌合部がはめられており、
キャップ面部が、延出した本体端部か、あるいは、別部
材である支持材によって支持されていることを特徴とす
る縦葺き屋根構造に関する。
【0010】請求項7記載の発明は、本体には、凹面状
の面板部と、キャップの嵌合部を嵌めることができる形
状の凹部とが設けられ、該凹部は面板部の左右が折り下
げられてから外側方向に折り曲げられ、さらに端部が立
ち上げられて上方に開口されて形成されているが、開口
部分よりも底の方が幅が広くなるように形成されてお
り、さらに凹部の上縁が外側方向に延出してキャップが
支持される台部が形成され、台部の外側側面を内側方向
に突出させて横向きの凹溝が設けられており、凹溝から
さらに外側方向に延出しており、キャップには、円弧状
に膨出したキャップ面部と、その左右に前記凹部に嵌め
られる形状の嵌合部とが形成されており、支持材は、キ
ャップ面部を下面側から支えることができる形状をして
おり、左右の端部には足部が形成されており、所定の間
隔で前記本体が並べられて固定されており、隣り合う本
体の前記凹溝に、キャップが支持される支持材の足部が
はめられており、本体の凹部にキャップの嵌合部がはめ
られており、キャップ面部が支持材によって支持されて
いることを特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0011】請求項8記載の発明は、本体は、面板部
と、面板部の左右が折り下げられてから外側方向に延出
されて形成された底部とを有しており、該底部には弾性
止水材が載せられており、キャップには、キャップ面部
と、取付部材に嵌められる形状の嵌合部または突出部と
が形成されており、取付部材はキャップの嵌合部または
突出部が嵌められる形状に形成されており、かつ、下地
材への固定部分を有しており、所定の間隔で本体が並べ
られて固定されており、隣り合う本体の間に取付部材が
固定され、取付部材にキャップの嵌合部または突出部が
はめられていることを特徴とする縦葺き屋根構造に関す
る。
【0012】請求項9記載の発明は、本体は、面板部
と、面板部の左右が内側方向に折り返されてから再び外
側方向に延出されることで形成された挿入部と、挿入部
からさらに外側方向に延出されて形成された底部とを有
しており、該底部には弾性止水材が載せられており、キ
ャップには、キャップ面部と、取付部材に嵌められる形
状の突出部と、本体の挿入部に差し込まれる左右両端の
差込部とが形成されており、取付部材は、キャップの突
出部が嵌められる形状に形成されており、かつ、下地材
への固定部分を有しており、所定の間隔で本体が並べら
れて固定されており、隣り合う本体の間に取付部材が固
定され、取付部材にキャップの突出部がはめられ、キャ
ップの差込部が本体の挿入部に差し込まれていることを
特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0013】請求項10記載の発明は、本体には、面板
部が形成されており、面板部の一方には、内側方向に折
り返されてから再び外側方向に延出されることで形成さ
れた挿入部と、挿入部からさらに外側方向に延出されて
形成された底部とが形成されており、面板部の他方に
は、面板部が折り下げられてから外側方向に延出された
底部が形成されており、それぞれの底部には弾性止水材
が載せられており、キャップには、キャップ面部と、キ
ャップ面部の一端が内側方向に折り返されて、取付部材
の被嵌合部に嵌められる形状の嵌合部が形成され、他端
には本体の挿入部に差し込まれる差込部が形成されてお
り、取付部材にはキャップの嵌合部が嵌められる形状の
被嵌合部が形成されており、所定の間隔で本体が並べら
れて固定されており、本体の一方の底部に取付部材がか
ぶせられて固定されており、キャップの差込部が本体の
挿入部に差し込まれ、嵌合部が前記取付部材の被嵌合部
に嵌められていることを特徴とする縦葺き屋根構造に関
する。
【0014】請求項11記載の発明は、本体の面板部の
軒−棟方向の少なくとも一側には、少なくとも1つの斜
辺が形成されていることを特徴とする請求項1から請求
項5及び請求項8から請求項10に記載の縦葺き屋根構
造に関する。
【0015】請求項12記載の発明は、本体の面板部の
谷部側が立ち上げられて下地材に固定されており、捨板
には、捨板部と、捨板部の谷部側が立ち上げられた捨板
立面部とが形成されており、谷下地金具には、上面と、
上面の一側が折り下げられた立面と、立面が谷部側に折
り曲げられた谷下地固定面とが形成されており、谷用支
持材には、支持面と、支持面の左右両端が折り下げられ
た下がり面とが形成されており、カバー材には、カバー
上面部と、カバー上面部の左右が折り下げられたカバー
側面部とが形成されており、前記捨板の捨板部が、本体
の谷部側から差し込まれており、谷下地金具の立面が捨
板の捨板立面部に当てられ、谷下地固定面が下地に固定
されており、谷用支持材の支持面が谷下地金具の左右の
上面にかぶせられて上面に固定されており、さらにその
上からカバー材がかぶせられて谷用支持材の下がり面に
カバー側面部が固定されて谷部が納められることを特徴
とする請求項1から請求項5及び請求項8から請求項1
0に記載の縦葺き屋根構造に関する。
【0016】請求項13記載の発明は、本体の面板部の
谷部側が立ち上げられており、捨板には、捨板部と、捨
板部の谷部側が立ち上げられた捨板立面部とが形成され
ており、谷下地金具には、上面と、上面の一側が折り下
げられた立面と、立面が谷部側に折り曲げられた谷下地
固定面とが形成されており、下地材に、前記本体が固定
され、捨板の捨板部が面板部の谷部側の下側に位置して
おり、谷下地金具の立面が捨板の捨板立面部に当てら
れ、谷下地固定面が下地材に固定されて屋根用パネルが
形成されており、該屋根用パネルの捨板の捨板部の軒側
下面または棟側上面には、つなぎ用捨板が組み合わせら
れており、該つなぎ用捨板で隣り合う屋根用パネルの捨
板が接続されており、谷用支持材には、支持面と、支持
面の左右両端が折り下げられた下がり面とが形成されて
おり、カバー材には、カバー上面部と、カバー上面部の
左右が折り下げられたカバー側面部とが形成されてお
り、前記屋根用パネルの谷部側が屋根の谷部に添って配
設されており、谷部をはさんで左右に配設された屋根用
パネルの谷下地金具の上面に、谷用支持材の支持面がか
ぶせられて固定されており、その上からカバー材がかぶ
せられてカバー側面部が谷用支持材の下がり面に固定さ
れて谷部が納められることを特徴とする請求項3及び請
求項5に記載の縦葺き屋根構造に関する。
【0017】請求項14記載の発明は、本体の面板部の
軒−棟方向の一側が折り下げられ他側が立ち上げられて
いるか、または本体の面板部の軒−棟方向の両側が立ち
上げられていることを特徴とする請求項1から請求項5
及び請求項8から請求項10に記載の縦葺き屋根構造に
関する。
【0018】請求項15記載の発明は、請求項1から請
求項5に記載の縦葺き屋根構造のケラバ部において、本
体の凹部にはケラバ部材の一側に形成された引っかかり
部が嵌められており、ケラバ部材の他側はケラバ固定金
具に固定されていることを特徴とする縦葺き屋根構造に
関する。
【0019】請求項16記載の発明は、請求項1から請
求項5及び請求項8から請求項10に記載の縦葺き屋根
構造において、本体面板部にはリブが形成されており、
該リブは、本体がキャップで接続されたときに、キャッ
プの左右に形成される隙間とほぼ同じ間隔で入れられて
いることを特徴とする縦葺き屋根構造に関する。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について、図面をもとに説明
する。図1から図7は本発明の第一実施例を示す説明図
であり、図8から図14は本発明の第二実施例の説明図
である。そして、図15から図17は本発明に係る下地
材の実施例を示す説明図であり、図18から図31は本
発明に係るさまざまな実施例を示す説明図である。
【0021】図1から図7は、金属板から成る本体1と
キャップ6とが、他の部材を介さずに直接嵌合する例を
示している。まず、図1及び図2により説明する。本体
1は屋根材であり、面板部11の左右に、キャップ6を
嵌めることができる形状の凹部13を有している。凹部
13は、面板部11の左右を折り下げてから外側方向に
折り曲げて、さらに端部を上方に開口して形成している
が、開口部分よりも底の方が幅が広くなるように形成し
てあり、さらにその上縁を外側方向に延出してキャップ
6を支持する台部14を形成し、台部14端縁を折り下
げてから外側方向に延ばして底部12を形成し、底部1
2の端部を二重に立ち上げて返し部17を形成し、その
下端を外側方向に延ばして止着部18を形成している。
本実施例の本体1の裏面にはポリフォーム等の断熱材7
が貼ってあり、底部12・12には弾性止水材3・3が
載せてある。この弾性止水材3は、返し部17を乗り越
えて雨水が浸入しないように、軒−棟方向に隙間なく入
れてあり、本実施例の場合には、接着テープを介して貼
ったものである。断熱材7は、断熱及び吸音効果をもた
らすためや、金属板が強風でバタついたときの音鳴りを
防ぐために貼ってある。また、図1の実施例の本体1に
は、より強度を増すために、凹部13の側面に断面略半
円状の突起が入れられている。この突起は、凹部13両
側面の軒−棟方向に間隔をあけて形成しているが、片側
でもよい。また、キャップ6側に、このような突起を入
れてもよい。いずれにせよ、本実施例のように引っかか
りを設けるなどしてより外れにくくする工夫は、さまざ
ま考えられる。当然、その形状や形成箇所は、本体1や
キャップ6に正圧または負圧がかかったときに、外れに
くい形状及び箇所である。
【0022】キャップ6は、キャップ面部61と、その
左右を内側方向に折り返して本体1の凹部13に嵌める
ことができる形状の嵌合部62・62と、嵌合部62・
62を外側方向に折り曲げた係止部64・64とを有し
ている。本実施例の場合には、キャップ面部61の左右
を略S字状に折り下げて内側方向に突出している嵌合部
62・62を形成し、さらに嵌合部62・62を外側方
向に延ばして係止部64・64を形成し、その端部を裏
面側に折り返している。キャップ6の裏面側には、ポリ
フォーム等の断熱材を貼ってもよい。このような本体1
とキャップ6とを施工する場合には、下地材aに防水紙
8を敷き、所定の間隔で本体1を左右方向に並べ、止着
部18を止着具cで止着する。次に、キャップ6を左右
に隣り合う本体1・1の凹部13・13に嵌める。この
ようにして、外観が平らな縦葺き屋根を成す。尚、本実
施例をはじめ、以下の説明では、下地材aに敷く防水材
として、防水紙8で説明している。しかし、当業者であ
れば、防水材は、紙材にアスファルトを含浸させたシー
ト状の防水紙8だけでなく、合成樹脂やゴム系のシート
材・塗膜材など、防水機能を有するものに置き換えるこ
とは容易に考えられる。
【0023】これまで述べた本体1とキャップ6とを用
いて屋根用パネルAを構成した縦葺き屋根の場合には、
前述の本体1とキャップ6とを用いる。そして、工場で
下地材aに防水紙8を敷き、次いで本体1を固定し、底
部12に弾性止水材3を貼った状態で屋根用パネルAと
して出荷する。現場では、梁に、この屋根用パネルAを
固定するが、左右に隣り合う屋根用パネルA・Aの接続
箇所には、防水テープ5を貼るとよい。次に、左右に隣
り合う本体1・1の凹部13・13に、キャップ6を嵌
めて屋根を成す。
【0024】次に、図3(ア)から(オ)について説明
する。これらは、図1及び図2とは異なる、さまざまな
防水の例を示したものである。比較してみると、図1及
び図2の場合には、左右に隣り合う屋根用パネルA・A
の継ぎ目を覆う幅の広い防水テープ5を貼っている。防
水テープ5は、屋根用パネルA・A同士の隙間を防水す
るためと、防水紙8を固定することを目的としている。
幅の広い防水テープ5を軒−棟方向に全体にわたって貼
っていくのは、高所での作業であることを含めて手間の
かかる作業である。また、防水紙8の固定に関しては、
左右の屋根用パネルA・Aの防水紙8の一方または両方
を延ばしておき、現場で重ねることもできるが、運搬中
に防水紙8が折れ曲がり、うまく重なることができなく
なるおそれがある。そこで、適宜工夫することも必要な
のである。図3(ア)から(オ)のいずれの場合も、現
場作業のいっそうの簡素化を推進するために、本体1の
形状に工夫を凝らし、なるべく工場にての作業を済ませ
るようにした例である。たとえば、図3(ア)の場合に
は、本体1の端部を表面側に略コ字状に折り返してあ
り、現場では、左右の本体1・1の折り返し箇所にかぶ
さる防水テープ5を貼ればよい。(イ)の場合には、現
場では、左右の本体1・1の端部が接続されるように、
弾性止水材3を嵌めていけばよい。(ウ)(エ)の場合
には、左右の本体1・1の間に弾性止水材3を落とし込
んでいけばよい。(オ)の場合には、左右の本体1・1
の間がふさがれるように、接続箇所の上に弾性止水材3
を載せてからキャップ6をかけるか、または、あらかじ
めキャップ6の裏面側に弾性止水材3を貼っておいてか
らキャップ6をかけるかすればよい。屋根用パネルAを
用いた場合には、現場にて下地材aに防水紙8を重ねて
敷くのとは異なり、工場にて下地材aに防水紙8を敷
き、そこに本体1を取り付けた状態で屋根用パネルAと
して現場に搬入する。このため、どうしても左右の屋根
用パネルA・A同士の接続箇所があり、多少間隔があく
場合もある。ここから、キャップ6裏面等からの結露水
等が室内に浸入する可能性があるため、万一の防水をし
ているのである。
【0025】 次に、図4(ア)(イ)に基づいて説明
する。ここに示した本体1は、底部12・12を単に立
ち上げることで一重の返し部17・17を形成し、そこ
に吊子2をかぶせてから固定してある。つまり、直止め
でなく吊子2を用いた例である。本体1において、底部
12・12よりも外側の形状は、図4のように底部1
2・12を単に立ち上げて返し部17・17を形成した
もの、の返し部17・17を折り返して二重にした
もの、図1のように二重にした返し部17・17を形
成してから外側方向に延ばして止着部18・18を形成
したもの、の止着部18・18の端部をさらに表面
側に折り返したり立ち上げたりしたものが考えられる。
のようにしたならば、吊子2を用いることなく直止め
することができるのに加え、端部を表面側に折り返した
り立ち上げたりすることで雨返しにもなるし、板幅の逃
げ(板幅の違い)が折り返し(または立ち上げ)部分に
来ることによって、本体1の幅が一定になり、ひいては
屋根用パネルAの下地材aに本体1を取り付ける際の端
部の位置を一定にすることができるという利点も有す
る。
【0026】続いて図5(ア)(イ)について、第一実
施例におけるキャップ6の他の実施例を説明する。ここ
に示したキャップ6は、キャップ面部61と、その左右
を外側方向に斜めに折り下げてから内側方向に折り曲げ
ることで、本体1の凹部13・13に嵌めることができ
る形状に形成した嵌合部62・62と、その嵌合部62
・62を内側方向に延ばしてから折り返した係止部64
・64とを形成している。(ア)はキャップ6を嵌める
前で、(イ)は嵌めた後である。図5(ウ)から(オ)
は、凹部13の説明図である。これまで述べてきた凹部
13は、開口部分より底の方が幅が広くなるようにして
形成されていると説明しているが、図5(ウ)から
(オ)も、開口部分より底の方が幅が広く形成されてい
る例である。
【0027】図1から図5に示した、屋根材1とキャッ
プ6とを直接嵌合する第一実施例の場合には、次のよう
な特徴がある。まず、軒−棟方向全体にわたって本体1
とキャップ6とが嵌合しあっているので、強度が保て
る。また、本体1の台部14によってキャップ6のキャ
ップ面部61を支持することもできる。さらに、開口部
分よりも底の方が幅の広い凹部13にキャップ6が嵌ま
っているため、キャップ6や本体1が持ち上げられるほ
ど、しっかり嵌まる。図1から図4に示した実施例の場
合には、キャップ6と本体1とが互いに略S字状になっ
て嵌まり合っているため、キャップ6の嵌合部62及び
係止部64と本体1の凹部13とが嵌合し合って、いっ
そう強いものになる。図5(ア)(イ)に示したキャッ
プ6の場合にも、キャップ6や本体1が持ち上げられた
ときに、キャップ6の嵌合部62がいっそう本体1の凹
部13の一側に食い込むし、凹部13の他側に係止部6
4が引っかかることになり、強度が保てる。防水性の点
からは、図1から図5(ア)(イ)に示した通り、本体
1の凹部13と底部12とが樋状になっているため、防
水性が向上した屋根を提供することができる。しかも、
図1から図4の場合には、キャップ6が略S字状になっ
て外側方向に折り返されているので、いっそう雨仕舞い
がよい。略S字状という表現で説明しているが、アール
のついた略Z字状という言い方もできる。いずれにせ
よ、アールを帯びて屈曲させることで、強度を出してい
るのである。
【0028】また、第一実施例の屋根用パネルAは、左
右の屋根用パネルA・A同士の間に隙間が多少あって
も、あるいは上下に多少ずれても、本体1の凹部13・
13の底に余裕の空間があるため、その空間の範囲内で
キャップ6を嵌めることができる。従って、別の部材を
介することなく屋根用パネルAを簡単に確実に施工して
いける。むしろ、別の部材に規制されることなく、本体
1とキャップ6とを接続できる。特に、後述する取付部
材を介した接続の場合には、左右の屋根用パネルAに段
差が生じてしまうと、取付部材が斜めになってしまい、
そこにキャップ6が追随しないことがある。キャップ6
の両側が取付部材に嵌まらないと、左右の本体1・1を
接続することにはならいが、取付部材が斜めになること
で、キャップ6が嵌まらなくなってしまう場合があるの
である。しかし、これまで述べた実施例の場合には、左
右の屋根用パネルAに段差が生じても、必ずキャップ6
の一方は本体1に嵌まる。そして、キャップ6が斜めに
なっても、その斜めになった距離が他側の本体1に嵌ま
る範囲であれば、キャップ6の他方を嵌めることができ
るのである。
【0029】さらに、第一実施例の本体1やキャップ6
の特徴を生かしたまま、形状を変えて、図6や図7のよ
うな屋根にすることも可能である。図6に示したもの
は、木毛セメント板やフェノール樹脂発泡体等から成る
断熱材7を用いており、それを本体1の裏面に貼るので
はなく、下地材a上に載せてから本体1をかぶせて用い
る。この本体1及びキャップ6も、図1に示した本体1
とほぼ同じ構成を有している。異なる点は、それぞれの
高さと、本体1の台部14・14を形成したのちに、そ
の下端を外側方向に折り曲げて止着部18・18を形成
している点である。図6の場合も、図1に示した実施例
の特徴である、キャップ6と本体1とが互いに略S字状
になって嵌まり合っているため強度が保てるという点は
同じである。また、本体1の凹部13と底部12とが樋
状になっているため、防水性が向上した屋根を提供する
ことができ、キャップ6が略S字状になって外側方向に
折り返されているので、いっそう雨仕舞いがよい点も同
じである。
【0030】図7(ア)(イ)(ウ)に示したものは、
本願発明の第一実施例の構成を応用して、本体1とキャ
ップ6とを別の組み合わせにした例である。図7(ア)
は、本体1の端部を立ち上げてから折り曲げることで、
断面略台形のキャップ6の支持機能を持たせたものであ
る。本体1の立ち上げ箇所を斜めにしながら止着部18
に止着具cを打つことができるし、そのままでも、止着
具cがやや斜めになるものの、打つことが可能である。
図7(イ)は、断面下向き略V字状のキャップ6と、そ
れに組み合わせられる本体1とを用いた例である。本実
施例の場合には、本体1に台部14・14を形成したの
ちに、台部14・14の側面を内側方向に突出させて横
向きの凹溝を形成することで、キャップ6の支持材mの
足部m1・m1を嵌めている。図7(ウ)は、断面略円
弧状のキャップ6と、そのキャップ6のアールに連なる
ような円弧状の面板部11を有する本体1とを組み合わ
せた例である。本実施例の場合にも、本体1に台部14
・14を形成したのちに、台部14・14の側面を内側
方向に突出させて横向きの凹溝を形成することで、キャ
ップ6の支持材mの足部m1・m1を嵌めている。
【0031】図7(ア)(イ)(ウ)のいずれの場合に
も、図1から図6に示した、外観が平らな屋根と同様、
次のような特徴がある。まず、軒−棟方向全体にわたっ
て本体1とキャップ6とが嵌合しあい、しかもその嵌合
箇所が下方なで、強度が保てる。また、開口部分よりも
底の方が幅の広い凹部13にキャップ6が嵌まっている
ため、キャップ6や本体1が持ち上げられるほど、しっ
かり嵌まる。さらに、キャップ6と本体1とが互いに略
S字状になって嵌まり合っていたならば、いっそう強い
ものになる点も同様である。防水性の点でも、凹部13
が樋状になっているため、防水性が向上した屋根を提供
することができる。しかも、本実施例のように、キャッ
プ6が本体1の面板部11に載っているならば、いっそ
う雨仕舞いがよい。これまで述べた通り、図7(ア)か
ら(ウ)のように、キャップ6の形状を変えて別の意匠
の縦葺き屋根構造とすることもできる。また、下地材a
に本体1を取り付けた状態で屋根パネルAとすることも
可能である。
【0032】次に、取付部材を用いてキャップ6を固定
する第二実施例について説明する。まず、図8(ア)
(イ)及び図9により説明する。ここに示した本体1は
屋根材であり、面板部11の左右を折り下げてから外側
方向に延ばして底部12・12を形成し、その上縁を表
面側に折り返している。そして、本実施例の場合にはポ
リフォーム等の断熱材7が貼ってあり、底部12・2に
は弾性止水材3・3が貼ってある。キャップ6は、本体
1の面板部11と略等しい高さのキャップ面部61と、
その左右を内側方向に折り返して、取付部材である取付
金具4の被嵌合部44・44に嵌めることができる形状
の嵌合部62・62を形成してある。取付金具4は、底
面部41と、その左右を立ち上げた立面部42・42
と、立面部42・42を外側方向に延ばした腕部43・
43と、腕部43・43の外側に形成され、かつキャッ
プ6の嵌合部62・62を嵌めることができる形状の被
嵌合部44・44を有している。
【0033】これらの部材を用いて施工するには、下地
材aに防水紙8を敷き、所定の間隔で本体1を左右方向
に並べ、図8(ア)及び図9に示したように吊子2を用
いて本体1を固定する。次に、図8(イ)及び図9のよ
うに、取付金具4の底面部41を左右に隣り合う本体1
と本体1との間に置いて固定し、キャップ6を取付金具
4の被嵌合部44・44に嵌める。このように、本体1
とキャップ6とが、取付金具4を介して接続されていれ
ばよいので、キャップ6と取付金具4の形状や嵌合方法
はさまざま考えられる。たとえば、取付金具4を上向き
に開口する倒コ字状にし、立面部分が軒−棟方向になる
ように配置し、立面部分の左右に設けておいた嵌合片に
キャップ6を嵌合させることもできる。
【0034】これまで述べた本体1とキャップ6とを用
いて屋根用パネルAとするには、工場で下地材aに防水
紙8を敷き、次いで本体1を固定し、底部12に弾性止
水材3を貼った状態で出荷する。弾性止水材3を現場で
貼ることも可能である。現場では、この屋根用パネルA
を左右方向に並べて梁に固定するが、左右に隣り合う屋
根用パネルA・A同士の接続は、次の通り行う。まず、
本実施例の場合には、図8(ア)及び図9のように、屋
根用パネルA・Aの接続箇所の軒−棟方向にわたって、
防水テープ5を貼って内部への結露水等の浸入を防いで
いる。次に、図8(イ)及び図9に示した通り、取付金
具4を所定の間隔で左右の屋根用パネルA・Aの接続箇
所に取り付けて、左右の屋根用パネルA・Aを接続す
る。この取付金具4は、本実施例の場合には、左右に隣
り合う吊子2と吊子2の間に取り付けているが、左右に
隣り合う屋根用パネルA・Aを固定している吊子2と吊
子2の間の空所に底面部41が入るようにして、軒−棟
方向に長い、いわゆる長尺ものの取付金具4を用いるこ
とも考えられる。続いて、取付金具4の被嵌合部44・
44にキャップ6をかぶせて屋根を成す。本実施例を屋
根用パネルAに適用した場合には、キャップ6を嵌める
ことができるように、左右の屋根用パネルAに段差がな
いようにする。後述する図10から図14までの縦葺き
屋根を、屋根用パネルAとして施工する場合も同様であ
る。
【0035】さらに図10により、第二実施例に用いる
本体1の他の実施例について説明する。ここに示した本
体1は、図8に示した本体1の底部12・12を立ち上
げてから外側方向に溝部16・16を有する突出箇所を
設け、さらにその下端を外側方向に延ばしたものであ
る。この本体1の特徴及び図8との相違点は、毛細管現
象を防ぐ溝部16を設けていっそう雨仕舞を向上させた
ことと、本体1を吊子2を介することなく止着具cで直
接固定していることである。
【0036】
続いて、図11(ア)(イ)から、本発明の第二実施
例の他の実施形態について説明する。図11も取付部材
を用いているが、図8(ア)(イ)及び図9とは次のよ
うに異なっている。まず、キャップ6の内側に取り付け
ておくキャップ止め9と、キャップ止め9を固定する受
け金具10を用いる。キャップ止め9は、アルミ押し出
し材でできており、上面部91と、上面部91から内側
方向に突出し、かつ、受け金具10に嵌められる形状の
脚部92・92と、左右両端にあってキャップ6によっ
て掴み込まれる形状の凸部93・93とを有している。
このキャップ止め9は、キャップ6の内側に取り付けら
れるが、所定間隔で取り付けてもよいし、キャップ6と
ほぼ同じ長さのものを取り付けてもよい。受け金具10
はアルミ押し出し材でできており、下地材aに固定する
ための固定部101と、キャップ止め9の脚部92・9
2を嵌めることができる形状の取付部102・102と
を有している。この場合には、本体1を固定し、次に、
左右に隣り合う本体1と本体1との間に受け金具10を
固定する。続いて、キャップ6に取り付けられたキャッ
プ止め9の脚部92・92を受け金具10の取付部10
2・102に嵌めることで左右の本体1・1を接続す
る。
【0037】図12は、キャップ6を本体1に差し込
み、かつ、取付部材を用いてキャップ6を嵌合する例で
ある。図12(ア)(イ)に示した本体1には、キャッ
プ6の左右に形成された差込部65・65を差し込むた
めの挿入部19・19が設けられている。キャップ6
は、キャップ面部61に、受け金具10に嵌めるための
突出部63・63を形成し、左右両端を本体1に差し込
むように差込部65・65を形成したものである。受け
金具10は、固定部101・101とキャップ6の突出
部63・63が嵌まる形状の取付部102・102とを
有している。そして、左右の本体1・1の間に受け金具
10を固定し、次に、キャップ6の一方の差込部65を
一方の本体1の挿入部19に差し込む。このとき、キャ
ップ6は湾曲するので、他方の差込部65をもう一方の
本体1の挿入部19に差し込みながら、突出部63・6
3を取付部102・102に嵌める。
【0038】図13(ア)から(エ)は、取付部材を介
してキャップ6を嵌めるさまざまな例である。図13
(ア)は、キャップ6のキャップ面部61の左右を内側
方向に折り返して二重にし、端部をさらに折り曲げるこ
とで、受け金具10に嵌めるための突出部63・63を
形成している。受け金具10は、その突出部63・63
が嵌まる形状の取付部102・102を有している。ま
た、ここに示したキャップ6と同様の形状の部材を端材
で作り、その表面を、本体1と同色の金属板で覆うよう
にしてキャップ6とすることもできる。図13(イ)
は、図12と同じ受け金具10の取付部102・102
に、キャップ6の突出部63・63を嵌めただけのもの
である。図13(ウ)に示したものは、図13(ア)の
受け金具10の取付部102とキャップ6の突出部63
とを中央部分に設けたものである。図13(エ)に示し
たものは、金属板をプレス成型することで製作される受
け金具10を用いたものである。この受け金具10は、
上向きに開口する断面略倒コ字状の部品の側面中央部分
に切り込みを入れ、次いでそこを左右に延ばして固定部
101・101を形成し、側面から、向かい合う取付部
102・102を形成したものである。そして、そこに
嵌める突出部63は、キャップ6のキャップ面部61の
中央部分を内側方向に突出させて形成したものである。
【0039】図14は、キャップ6の一方を本体1に差
し込み、他方を取付部材である取付金具4に嵌めること
で、キャップ6を固定した例である。詳述すると、本体
1の形状は、キャップ面部11の左右方向の一側を折り
下げてから外側方向に延ばして底部12を形成し、その
上縁を表面側に折り返してあり、底部12の上には弾性
止水材3が貼ってある。そして、キャップ面部11の左
右方向の他側には、キャップ6を挿入するための挿入部
19が形成されており、挿入部19は外側方向に延ばさ
れてから底部12を形成し、そこに弾性止水材3が貼っ
てあり、端部は表面側に折り返されている。キャップ6
は、キャップ面部61と、その一側を内側方向に折り返
して、取付金具4の被嵌合部44に嵌めることができる
形状の嵌合部62を形成してある。そして、キャップ6
の他側は、外側方向に延ばされて形成された差込部65
を有している。取付部材である取付金具4は断面略Z字
状をしており、底面部41と、その一側を立ち上げた立
面部42と、立面部42を底面部41と反対方向に延ば
した腕部43と、腕部43を折り下げ、かつキャップ6
の嵌合部62を嵌めることができる形状の被嵌合部44
を有している。これらの部材を施工するには、下地材a
に防水紙8を貼り、本体1を固定する。次に、本体1に
おいて、挿入部19が形成されていない側に取付金具4
をかぶせて固定する。続いてキャップ6を施工するが、
左右に隣り合う本体1の一方にある挿入部19にキャッ
プ6の差込部65を差し込み、他方の本体1に取り付け
られている固定金具4の被嵌合部44にキャップ6の嵌
合部62を嵌める。
【0040】図8から図14に示した通り、キャップ6
は、取付部材である、取付金具4やキャップ止め9及び
受け金具10との組み合わせによって、キャップ6上面
にくぼみを設けたり、本体1との隙間の形状を変えたり
と、さまざまな意匠にすることもできる。
【0041】さらに、下地材aについて図15から図1
8により説明する。これらは、本発明の縦葺き屋根構造
が、下地材aを限定するものではないことを示してい
る。図15の下地材aは、図4に示した屋根用パネルA
の下地材aをも示している。この下地材aは、バタつき
を防ぐための工夫が成されているものである。まず、木
製の野地材xの上に防水紙8を敷き、その上の中央部分
に合板yを固定し(止着具や接着剤などで)、合板yの
上に両面粘着シートzを貼って下地材aとしている。こ
のような下地材aの上に、断熱材7を貼った本体1を固
定する(断熱材7は図示せず)が、両面粘着シートzの
上に当たる本体1の裏面には断熱材7が貼られておら
ず、屋根材1をしっかり固定することができる。また、
図15の本体1で意匠性についても説明する。この本体
1にはリブ15が形成されており、このリブ15は、左
右の本体1・1をキャップ6で接続したときに、キャッ
プ6の左右に形成される溝とほぼ同じ間隔で入れられて
いる。つまり、キャップ6のキャップ面部61の幅と、
本体1のリブ15とリブ15の間の間隔はほぼ同じなの
である。このため、キャップ6を掛けた箇所が目立つこ
となく、どこがつなぎ目なのかすぐにはわからないよう
な、違和感のない屋根を提供することができる。
【0042】図16の下地材aは、軽量気泡コンクリー
ト板等から成る野地材xに段差を付けて、本体1の面板
部11が野地材xの凸部に納まるような形状にしたもの
である。このような野地材xに防水紙8を貼って下地材
aとし、その下地材aに本体1を取り付けて屋根用パネ
ルAとしてもよい。図17は、図16に示した野地材x
の凸部と、その下の段の野地材xとを一体化せず、2段
に分けたものである。上の段である凸部と下の段とは、
同じ材質のものを用いてもよいし、下の段を木製板にし
て上の段である凸部を発泡ポリスチレン板にする等、別
の材質のものを用いてもよい。図18は、平板な野地材
xだけを用いた例であるが、本体1の面板部11の形状
を変えて、野地材xに接地する面を設けてある。このよ
うな本体1を用いて左右の本体1・1をキャップ6で接
続したときに、凹凸が同じ間隔となるように意匠性を考
慮して割り付けられている。このように、形状や材質や
組み合わせを考えて、さまざまな野地材xを用いること
ができる。本体1の左右方向の長さ(幅)や厚みを考慮
して、適切な下地材aとしたり、屋根用パネルAにした
りするとよい。
【0043】図19及び図20(ア)(イ)は、本体1
の面板部11の形状の実施例を表している。図19の本
体1は、リブ15の先端が接地するように深い溝を形成
したものである。図20(ア)(イ)は、キャップ6と
本体1・1との間に、なるべく雨水が浸入しないように
したものである。(ア)の場合には、本体1の面板部1
1の端部を高くして、本体1とキャップ6の隙間に雨水
が浸入しにくくしている。(イ)の場合には、本体1の
面板部11とキャップ6のキャップ面部61とを凹状に
して、本体1とキャップ6との隙間へ雨水が浸入しにく
くしている。図18から図20のように、本体1とキャ
ップ6の形状、及びそれらの組み合わせは、さまざま考
えられる。全体的な意匠や雨仕舞いを考慮して、適宜工
夫するとよい。
【0044】図21から図31は、本発明に係る縦葺き
屋根構造の各部の納まりの実施例を示している。図21
(ア)(イ)及び図22(ア)(イ)は、谷部に関する
ものである。谷部に用いる本体1は、通常の屋根面に用
いられる正方形や長方形のものとは異なり、谷部に添っ
た形状に変形されている。つまり、本体1の面板部11
の少なくとも一側(本実施例では谷部側)に斜辺を形成
するのである。同様に、下地材aも谷部側が斜めになっ
ている。図21(ア)において、の本体1は谷部側が
斜辺となって折り下げられている。そして、の本体1
は谷部側が斜辺となっており、谷部側と軒先側とが折り
下げられている。現場に応じてこのような本体1をあら
かじめ工場にて製作しておけば、現場で加工することな
く、簡単に施工することができる。このような形状の本
体1を、本体1に合わせた下地材aに取り付けて屋根用
パネルAにしてから現場に搬入したならば、現場での施
工をいっそう簡単にすることができる。屋根用パネルA
による説明をすると、たとえば、まず、図21(イ)の
ように、谷用パネルBを谷部に取り付ける。谷用パネル
Bは、本体1が凹状の谷面部B1を有しており、谷面部
B1の左右両側を立ち上げ、その立ち上げ箇所に弾性止
水材3を貼ってから下地材aに取り付けたものであり、
それを現場に搬入して取り付けたものである。この谷用
パネルBに、図21(ア)または(イ)に示した形状の
本体1を支持材aに取り付けた屋根用パネルAを組み合
わせることで、簡単に谷部が施工できる。
【0045】このような施工の状態を示したのが図22
(ア)(イ)である。図22(ア)は、図21(ア)
のように本体1の谷部側を折り下げたものと、図21
(ア)のように谷部側と軒先側とを折り下げたものの
両方を用いている。図22(イ)は、図21(ア)のよ
うに本体1の谷部側を折り下げたものだけを用いてい
る。図22(ア)の場合には、′の本体1及びの
本体1の谷部側を同じ角度で折り下げている。図22
(イ)の場合には、′″の本体1の谷部側をそれ
ぞれ同じ角度で折り下げている。そして、流れ(軒−棟
方向の長さ)に応じて本体1を1枚以上並べて施工し、
キャップ6で接続している。建物を規格化して高度に工
業化した建物を設定するならば、谷部の角度(勾配)を
定めておくことで、谷部に用いる本体1(屋根用パネル
A)も規格化でき、あらかじめ工場で割り付けを考えて
準備することができる。このとき、本体1または屋根用
パネルAは、谷部側の折り下げ箇所の切断や折り下げの
加工が同じであって、棟側(の立ち上げ箇所)までの長
さの異なる本体1(屋根用パネルA)を製作すればよ
い。従来は、谷部を施工する際、熟練を要していたが、
このように谷用パネルBや谷部に添った形状の本体1及
び屋根用パネルAを工場にて製作しておき、現場では左
右に隣り合う本体1・1を固定してからキャップ6にて
接続していくことで、谷部をきわめて容易に施工するこ
とができる。
【0046】さらに、谷部に関し図23と図24により
説明する。ここに用いた屋根用パネルAは、本体1の谷
部側を立ち上げて下地材aの上に取り付けたものであ
る。このような屋根用パネルAを用いた谷納めは、次の
ような部材を用いる。捨板gには、捨板部g1と、捨板
部g1の谷部側が立ち上げられた捨板立面部g2とが形
成されている。本実施例の場合には、捨板部g1は、棟
側が軒側よりも幅広くなっており、捨板立面部g2はさ
らに捨板部g1側へ折り曲げられ、捨板部g1の端部は
表面側に折り返されて雨返しとなっている。谷下地金具
fには、上面f3と、上面f3の一側が折り下げられた
立面f2と、立面f2が谷部側に折り曲げられた谷下地
固定面f1とが形成されている。谷用支持材hには、支
持面h1と、支持面h1の左右両端が折り下げられた下
がり面h2とが形成されている。カバー材iには、カバ
ー上面部i1と、カバー上面部i1の左右が折り下げら
れたカバー側面部i2とが形成されている。そして、前
記捨板gの捨板部g1が、屋根用パネルAに取り付けら
れた本体1の谷部側から差し込まれて固定される。この
とき、軒−棟方向に1枚の捨板gを本体1の下側に差し
込んでもよいが、所定の長さの捨板gを組み合わせても
よい。その場合には、より軒側に設置される捨板gの棟
側に、その捨板gの上に載る捨板gの軒側が載るように
する。所定の長さの捨板gを複数用いた方が、1枚もの
より短いため扱いやすいし、工場にて在庫しておくこと
もできる。本実施例の捨板立面部g2は、折り曲げられ
ているので、ここに弾性止水材3を貼るとよい。次に、
谷下地金具fの立面f2を捨板gの捨板立面部g2に当
て、谷下地固定面f1を下地材aに固定する。谷下地金
具fは、本実施例では左右に分かれているが、谷下地固
定面f1をつなげてもよい。続いて、谷用支持材hの支
持面h1が谷下地金具fの左右の上面f3・f3にかぶ
せられて上面f3・f3に固定されており、さらにその
上からカバー材iがかぶせられて谷用支持材hの下がり
面h2にカバー側面部i2が固定されて谷部が納められ
ている。
【0047】谷部の施工をいっそう簡素化させた例を、
図23及び図25により説明する。ここに用いた屋根用
パネルAは、本体1の谷部側を立ち上げて下地材aの上
に取り付けたものである。このような屋根用パネルAを
用いた谷納めは、次のような部材を用いる。捨板gに
は、捨板部g1と、捨板部g1の谷部側が立ち上げられ
た捨板立面部g2とが形成されている。本実施例の場合
には、捨板部g1は、棟側が軒側よりも幅広くなってお
り、捨板立面部g2はさらに捨板部g1側へ折り曲げら
れ、捨板立面部g2はさらに捨板部g1側へ折り曲げら
れ、捨板部g1の端部は表面側に折り返されて雨返しと
なっている。谷下地金具fには、上面f3と、上面f3
の一側が折り下げられた立面f2と、立面f2が谷部側
に折り曲げられた谷下地固定面f1とが形成されてい
る。谷用支持材hには、支持面h1と、支持面h1の左
右両端が折り下げられた下がり面h2とが形成されてい
る。カバー材iには、カバー上面部i1と、カバー上面
部i1の左右が折り下げられたカバー側面部i2とが形
成されている。そして、前記捨板gの捨板部g1が、本
体1の谷部側から差し込まれて固定されており、谷下地
金具fの立面f2が捨板gの捨板立面部g2に当てら
れ、谷下地固定面f1が下地材aに固定されて屋根用パ
ネルAとなっている。さらに、この屋根用パネルAの捨
板gの軒側または棟側には(本実施例では軒側であっ
て、捨板gの下側)、捨板gとほぼ同様の構成のつなぎ
用捨板jが組み合わせられている。隣り合う屋根用パネ
ルAの谷部側を、屋根の谷部側に添って並べる。そし
て、このつなぎ用捨板jを引き出して、下側に位置する
捨板gの棟側に載せる。つなぎ用捨板jの底面の形状
は、本実施例のように略長方形でもよいし、棟側の幅を
広くしておいてもよい。また、屋根用パネルAの下地材
aの形状に添うように、一側を斜めにしてもよい。つな
ぎ用捨板jの固定は、たとえば、捨板gにブラインドリ
ベットで固定することが考えられる。また、下側に位置
する捨板gの上面を切り欠いて、その切り口に、つなぎ
用捨板jの上面の端縁が当たるようにしてもよい。ある
いは、下側に位置する捨板gの雨返しを切り欠いて、そ
の捨板gの上に載るつなぎ用捨板jの雨返しが当たるよ
うにすることもできる。続いて、谷用支持材hの支持面
h1を、左右に配設された屋根用パネルA・Aの谷下地
金具fの上面f3・f3にかぶせて上面f3・f3に固
定し、さらにその上からカバー材iをかぶせて谷用支持
材hの下がり面h2にカバー側面部i2を固定し、谷部
を納める。現場では、つなぎ用捨板jの接続と、谷用支
持材hの固定と、カバー材iの固定をすればよい。図2
3から図25に示した捨板g及びつなぎ用捨板jは、略
コ字状をしているが、これは、上面に弾性止水材3を載
せるためである。しかし、略倒L字状でもよい。いずれ
にせよ、捨板gまたはつなぎ用捨板jは、雨仕舞いのた
めに、捨板部と、捨板部の谷部側を立ち上げた捨板立面
部を有している。また、上側の捨板gまたはつなぎ用捨
板jの捨板部が、下側の捨板gまたはつなぎ用捨板jの
捨板部の上に載っていればよい。そして、軒側にずれな
いように固定されていればよい。
【0048】図26(ア)(イ)は、図21(ア)の本
体1の形状とは異なる例を示したものである。(ア)の
場合には、隅棟を示しており、本体1の棟側が斜辺とな
っている。(イ)の場合には、棟側と軒側の両方に斜辺
が形成されている例(図中)をも示している。尚、本
体1の軒−棟方向の端部の形状は、折り下げてもよい
し、立ち上げてもよい。このように、本体1の少なくと
も一側に斜辺を形成したものを下地材aに取り付けて屋
根用パネルAとし、現場に搬入したならば、現場作業の
いっそうの簡素化がはかれる。
【0049】尚、図25及び図26に示した屋根用パネ
ルAは、左右に隣り合う屋根用パネルA・Aの本体1・
1同士をキャップ6で接続するだけでなく、下地材aの
上で、少なくとも2体の、隣り合う本体1・1を接続し
て1枚の屋根用パネルAを形成している例をも示してい
る。また、図15に示した屋根用パネルAにおいて、合
板yが載っている箇所を、本体1・1同士の接続箇所に
し、キャップ6をかぶせてもよい。
【0050】図27から図31は、各部の納まりの実施
例の要部を示している。図27(ア)(イ)では、本体
1の軒側に何らかの加工が成されていることを示してい
る。図27(ア)では、本体1の面板部11が折り下げ
られてからさらに内側方向にL字状になるように折り返
されている。また、図27(イ)では、本体1の面板部
11を折り下げてから、扁平なU字状になるように折り
返されている。いずれの場合にも、延ばしておいた本体
1を折り曲げて施工するが、現場にてまっすぐに延ば
しておいた本体1を折り下げることもできるし、工場
にて折り曲げてから出荷することもできるし、工場に
て、下地材aに唐草bを取り付け、唐草bに、本体1を
折り曲げ加工したものを組み合わせてから出荷すること
もできる。工場にて、できるだけの加工を施して屋根用
パネルAとして出荷したならば、現場にて、それを設置
し固定していくことで屋根を施工することができ、現場
での作業は極めて少なくなり、熟練も必要としない。
尚、軒側の折り曲げ加工の形状や、唐草b等を用いたの
軒先納めの方法は、さまざま考えられる。
【0051】図28(ア)(イ)(ウ)では、ケラバ納
めの実施例を表している。図28(ア)は、ケラバ側に
おいて、凹部13を有する状態で本体1が固定されてお
り、その凹部13に、断面略倒L字状のケラバ部材dの
一方の辺に形成された引っかかり部d1が嵌まってお
り、他方の辺の下端がケラバ固定金具eに掴み込まれて
いる状態を示している。(イ)もケラバ部材d’の一方
をはめている点は(ア)と同様であるが、(ア)とは異
なり、ケラバ側に雨が落ちないように、ケラバ部材d’
の他方を立ち上げたものであり、そこをケラバ固定金具
eで固定し、さらに、その上から別の部材で覆ってい
る。(ア)(イ)に示したケラバ部材d・d’は、これ
まで述べてきたキャップ6を代用しており、このような
納めをしたならば、本体1を切断する等の手間のかかる
作業をすることなく、しかも強固なケラバ納めをするこ
とができる。図28(ア)のように、開口部分よりも底
の方が広い凹部13を有する本体1ならば、いっそう強
固なケラバ納めとなる。ましてや、この本体1の取り付
けられた屋根用パネルAを用いたならば、本体1に特殊
な加工を必要としない屋根用パネルAを並べて固定して
いくことで屋根を施工することができるので、現場作業
において極めて手間がかからず、特殊な技術も不要であ
る。また、図28(ウ)のように、現場によっては、本
体1の一側を切りっぱなしとするか、または成形をしな
い状態、つまり、面板部11が端部である状態にし、ケ
ラバ部材d”をその面板部11に差し込むことでケラバ
を納める方法もある。
【0052】 図29から図31は、本体1の少なくと
も一側が、立ち上げられている例を示している。図29
は棟納めの説明図であるが、本実施例の場合には、本体
1の棟側が立ち上げられている。図30は棟側に壁があ
る場合の納めの説明図であるが、この場合にも、本体1
の棟側が立ち上げられている。図31は左右方向に壁が
ある場合の納めの説明図であるが、本体1の左右方向の
一側が立ち上げられていることを示している。この場合
には、棟側も立ち上げられている場合がある。また、現
場に応じて、工場にてこのような加工を行ってから出荷
することも可能である。さらに、下地材aに本体1が取
り付けられた屋根用パネルAであったならば、現場作業
がいっそう簡素化される。図28から図31に基づく説
明は、本体1(屋根用パネルAの本体1も)の上下(軒
−棟方向)・左右の加工が、施工箇所に応じてさまざま
であることを示しているのである。つまり、本体1を折
り下げたり、立ち上げたり、切りっぱなしにしたりと、
現場に応じて工場で加工しておくこともできるし、従来
通り現場でそのような加工ができることも示している。
現場に合わせて工場で加工したならば、現場作業の簡素
化がいっそうはかれる。
【0053】これまで述べた通り、縦葺き屋根の左右の
本体1・1の接続方法は、キャップ6と本体と1を直接
嵌合させたり、取付部材を介したりと、いくつか考えら
れる。また、下地材aの種類や本体1及びキャップ6の
意匠もさまざま考えられる。さらに、本体1に形成され
た、開口部分よりも底が広い凹部13にキャップ6が嵌
められた場合には、強度が保て、雨仕舞もよい屋根とな
る。そのうえ、本発明に係る縦葺き屋根構造において、
屋根用パネルAを工場にて製作しておくことで、屋根面
の施工は、現場に搬入されたその屋根用パネルAの左右
の接続作業などの簡単な納めで済む。そして、屋根用パ
ネルAを製作する際の、本体1の下地材aへの固定方法
は、吊子2を介してもよいし、直止めでもよい。尚、以
上、屋根として説明してきたが、これらの仕組みは、壁
・天井・床等に応用することもできる。
【0054】
【発明の効果】従来、屋根材の施工に関しては、簡単な
仕組みで強固に接続できるものが望まれていた。さら
に、屋根用パネルを用いた縦葺き屋根は、手間のかかる
現場作業が多いため工期が長くなっていたし、特に屋根
材の施工に関しては専門職を必要としていた。しかし、
本願発明によれば、強固な固定ができ、現場作業の簡素
化がはかれる縦葺き屋根構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の説明図である。
【図2】本発明の第一実施例の説明図である。
【図3】(ア)から(オ)は本発明の第一実施例の説明
図である。
【図4】(ア)(イ)は本発明の第一実施例の説明図で
ある。
【図5】(ア)(イ)は本発明の第一実施例の説明図で
あって、キャップの他の実施例を示す説明図であり、
(ウ)から(オ)は本発明に係る本体の凹部の説明図で
ある。
【図6】本発明の第一実施例の他の実施例を示す説明図
である。
【図7】(ア)(イ)(ウ)は本発明の第一実施例の他
の実施例を示す説明図である。
【図8】(ア)(イ)は本発明の第二実施例を示す説明
図である。
【図9】本発明の第二実施例の説明図である。
【図10】本発明の第二実施例の他の実施形態の説明図
である。
【図11】(ア)(イ)は本発明の第二実施例の他の実
施形態の説明図である。
【図12】(ア)(イ)は本発明の第二実施例の他の実
施形態の説明図である。
【図13】(ア)から(エ)は本発明の第二実施例に関
する説明図である。
【図14】本発明の第二実施例の他の実施形態の説明図
である。
【図15】本発明に係る下地材の実施例を示す説明図で
ある。
【図16】本発明に係る下地材の実施例を示す説明図で
ある。
【図17】本発明に係る下地材の実施例を示す説明図で
ある。
【図18】本発明に係る下地材の実施例を示す説明図で
ある。
【図19】本発明に係るさまざまな実施例を示す説明図
である。
【図20】(ア)(イ)は本発明に係るさまざまな実施
例を示す説明図である。
【図21】(ア)(イ)は本発明に係るさまざまな実施
例を示す説明図である。
【図22】(ア)(イ)は本発明に係るさまざまな実施
例を示す説明図である。
【図23】本発明に係るさまざまな実施例を示す説明図
である。
【図24】本発明に係るさまざまな実施例を示す説明図
である。
【図25】(ア)(イ)は本発明に係るさまざまな実施
例を示す説明図である。
【図26】(ア)(イ)は本発明に係るさまざまな実施
例を示す説明図である。
【図27】(ア)(イ)は本発明に係るさまざまな実施
例を示す説明図である。
【図28】(ア)(イ)(ウ)は本発明に係るさまざま
な実施例を示す説明図である。
【図29】本発明に係るさまざまな実施例を示す説明図
である。
【図30】本発明に係るさまざまな実施例を示す説明図
である。
【図31】本発明に係るさまざまな実施例を示す説明図
である。
【符号の説明】
A 屋根用パネル B 谷用パネル B1 谷面部 a 下地材 b 唐草 c 止着具 d ケラバ部材 d’ ケラバ部材 d” ケラバ部材 d1 引っかかり部 e ケラバ固定金具 f 谷下地金具 f1 谷下地固定面 f2 立面 f3 上面 g 捨板 g1 捨板部 g2 捨板立面部 h 谷用支持材 h1 支持面 h2 下がり面 i カバー材 i1 カバー上面部 i2 カバー側面部 j つなぎ用捨板 m 支持材 m1 足部 x 野地材 y 合板 z 両面粘着シート 1 本体 11 面板部 12 底部 13 凹部 14 台部 15 リブ 16 溝部 17 返し部 18 止着部 19 挿入部 2 吊子 3 弾性止水材 4 取付金具 41 底面部 42 立面部 43 腕部 44 被嵌合部 5 防水テープ 6 キャップ 61 キャップ面部 62 嵌合部 63 突出部 64 係止部 65 差込部 7 断熱材 8 防水紙 9 キャップ止め 91 上面部 92 脚部 93 凸部 10 受け金具 101 固定部 102 取付部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体には、面板部と、キャップの嵌合部
    を嵌めることができる形状の凹部とが設けられ、該凹部
    は面板部の左右が折り下げられてから外側方向に折り曲
    げられ、さらに端部が立ち上げられて上方に開口されて
    形成されているが、開口部分よりも底の方が幅が広くな
    るように形成されており、さらに凹部の上縁が外側方向
    に延出してキャップが支持される台部が形成され、台部
    端縁から折り下げられて外側方向に延出しており、キャ
    ップには、キャップ面部と、その左右に前記凹部に嵌め
    られる形状の嵌合部とが形成されており、所定の間隔で
    前記本体が並べられて固定されており、本体間にキャッ
    プがかぶせられるが、本体の凹部にキャップの嵌合部が
    はめられている縦葺き屋根構造。
  2. 【請求項2】 本体には、面板部と、キャップの嵌合部
    を嵌めることができる形状の凹部とが設けられ、該凹部
    は面板部の左右が折り下げられてから外側方向に折り曲
    げられ、さらに端部が立ち上げられて上方に開口されて
    形成されているが、開口部分よりも底の方が幅が広くな
    るように形成されており、さらに凹部の上縁が外側方向
    に延出してキャップが支持される台部が形成され、台部
    端縁から折り下げられて外側方向に延出して底部が形成
    され、さらに立ち上げられて折り返し部が形成されてお
    り、前記底部には弾性止水材が載せられており、キャッ
    プには、キャップ面部と、その左右に前記凹部に嵌めら
    れる形状の嵌合部とが形成されており、所定の間隔で前
    記本体が並べられて固定されており、本体間にキャップ
    がかぶせられるが、本体の凹部にキャップの嵌合部がは
    められている縦葺き屋根構造。
  3. 【請求項3】 本体には、面板部と、キャップの嵌合部
    を嵌めることができる形状の凹部とが設けられ、該凹部
    は面板部の左右が折り下げられてから外側方向に折り曲
    げられ、さらに端部が立ち上げられて上方に開口されて
    形成されているが、開口部分よりも底の方が幅が広くな
    るように形成されており、さらに凹部の上縁が外側方向
    に延出してキャップが支持される台部が形成され、台部
    端縁から折り下げられて外側方向に延出して底部が形成
    され、さらに立ち上げられて折り返し部が形成されてお
    り、前記底部には弾性止水材が載せられており、キャッ
    プには、キャップ面部と、その左右に前記凹部に嵌めら
    れる形状の嵌合部とが形成されており、パネル用下地材
    の上に防水紙を敷き、前記本体、あるいは、本体とキャ
    ップを組み合わせたものが固定されて、屋根用パネルが
    形成されており、該屋根用パネルの左右の接続箇所に
    は、継ぎ目を覆う防水手段が施されており、隣り合う屋
    根用パネルの本体の凹部にキャップの嵌合部がはめられ
    ることでキャップがかぶせられている縦葺き屋根構造。
  4. 【請求項4】 本体には、面板部と、キャップの嵌合部
    を嵌めることができる形状の凹部とが設けられ、該凹部
    は面板部の左右が折り下げられてから外側方向に折り曲
    げられ、さらに端部が略S字状に湾曲して立ち上げられ
    て上方に開口されて形成されているが、開口部分よりも
    底の方が幅が広くなるように形成されており、さらに凹
    部の上縁が外側方向に延出してキャップが支持される台
    部が形成され、台部端縁から折り下げられて外側方向に
    延出して底部が形成され、さらに立ち上げられて折り返
    し部が形成されており、前記底部には弾性止水材が載せ
    られており、キャップには、キャップ面部と、その左右
    に前記凹部に嵌められる略S字状の嵌合部とが形成され
    ており、所定の間隔で前記本体が並べられて固定されて
    おり、本体間にキャップがかぶせられるが、本体の凹部
    にキャップの嵌合部がはめられている縦葺き屋根構造。
  5. 【請求項5】 本体には、面板部と、キャップの嵌合部
    を嵌めることができる形状の凹部とが設けられ、該凹部
    は面板部の左右が折り下げられてから外側方向に折り曲
    げられ、さらに端部が略S字状に湾曲して立ち上げられ
    て上方に開口されて形成されているが、開口部分よりも
    底の方が幅が広くなるように形成されており、さらに凹
    部の上縁が外側方向に延出してキャップが支持される台
    部が形成され、台部端縁から折り下げられて外側方向に
    延出して底部が形成され、さらに立ち上げられて折り返
    し部が形成されており、前記底部には弾性止水材が載せ
    られており、キャップには、キャップ面部と、その左右
    に前記凹部に嵌められる略S字状の嵌合部とが形成され
    ており、パネル用下地材の上に防水紙を敷き、前記本
    体、あるいは、本体とキャップを組み合わせたものが固
    定されて、屋根用パネルが形成されており、該屋根用パ
    ネルの左右の接続箇所には、継ぎ目を覆う防水手段が施
    されており、隣り合う屋根用パネルの本体の凹部にキャ
    ップの嵌合部がはめられることでキャップがかぶせられ
    ている縦葺き屋根構造。
  6. 【請求項6】 本体は、面板部と、キャップの嵌合部を
    嵌めることができる形状の凹部とが設けられ、該凹部は
    面板部の左右が折り下げられてから外側方向に折り曲げ
    られ、さらに端部が立ち上げられて上方に開口されて形
    成されているが、開口部分よりも底の方が幅が広くなる
    ように形成されており、さらに凹部の上縁が外側方向に
    延出してキャップが支持される台部が形成され、台部端
    縁から折り下げられて外側方向に延出しており、キャッ
    プには、上方に膨出したキャップ面部と、その左右に前
    記凹部に嵌められる形状の嵌合部とが形成されており、
    所定の間隔で前記本体が並べられて固定されており、本
    体間にキャップがかぶせられるが、本体の凹部にキャッ
    プの嵌合部がはめられており、キャップ面部が、延出し
    た本体端部か、あるいは、別部材である支持材によって
    支持されている縦葺き屋根構造。
  7. 【請求項7】 本体には、凹面状の面板部と、キャップ
    の嵌合部を嵌めることができる形状の凹部とが設けら
    れ、該凹部は面板部の左右が折り下げられてから外側方
    向に折り曲げられ、さらに端部が立ち上げられて上方に
    開口されて形成されているが、開口部分よりも底の方が
    幅が広くなるように形成されており、さらに凹部の上縁
    が外側方向に延出してキャップが支持される台部が形成
    され、台部の外側側面を内側方向に突出させて横向きの
    凹溝が設けられており、凹溝からさらに外側方向に延出
    しており、キャップには、円弧状に膨出したキャップ面
    部と、その左右に前記凹部に嵌められる形状の嵌合部と
    が形成されており、支持材は、キャップ面部を下面側か
    ら支えることができる形状をしており、左右の端部には
    足部が形成されており、所定の間隔で前記本体が並べら
    れて固定されており、隣り合う本体の前記凹溝に、キャ
    ップが支持される支持材の足部がはめられており、本体
    の凹部にキャップの嵌合部がはめられており、キャップ
    面部が支持材によって支持されている縦葺き屋根構造。
  8. 【請求項8】 本体は、面板部と、面板部の左右が折り
    下げられてから外側方向に延出されて形成された底部と
    を有しており、該底部には弾性止水材が載せられてお
    り、キャップには、キャップ面部と、取付部材に嵌めら
    れる形状の嵌合部または突出部とが形成されており、取
    付部材はキャップの嵌合部または突出部が嵌められる形
    状に形成されており、かつ、下地材への固定部分を有し
    ており、所定の間隔で本体が並べられて固定されてお
    り、隣り合う本体の間に取付部材が固定され、取付部材
    にキャップの嵌合部または突出部がはめられている縦葺
    き屋根構造。
  9. 【請求項9】 本体は、面板部と、面板部の左右が内側
    方向に折り返されてから再び外側方向に延出されること
    で形成された挿入部と、挿入部からさらに外側方向に延
    出されて形成された底部とを有しており、該底部には弾
    性止水材が載せられており、キャップには、キャップ面
    部と、取付部材に嵌められる形状の突出部と、本体の挿
    入部に差し込まれる左右両端の差込部とが形成されてお
    り、取付部材は、キャップの突出部が嵌められる形状に
    形成されており、かつ、下地材への固定部分を有してお
    り、所定の間隔で本体が並べられて固定されており、隣
    り合う本体の間に取付部材が固定され、取付部材にキャ
    ップの突出部がはめられ、キャップの差込部が本体の挿
    入部に差し込まれている縦葺き屋根構造。
  10. 【請求項10】 本体には、面板部が形成されており、
    面板部の一方には、内側方向に折り返されてから再び外
    側方向に延出されることで形成された挿入部と、挿入部
    からさらに外側方向に延出されて形成された底部とが形
    成されており、面板部の他方には、面板部が折り下げら
    れてから外側方向に延出された底部が形成されており、
    それぞれの底部には弾性止水材が載せられており、キャ
    ップには、キャップ面部と、キャップ面部の一端が内側
    方向に折り返されて、取付部材の被嵌合部に嵌められる
    形状の嵌合部が形成され、他端には本体の挿入部に差し
    込まれる差込部が形成されており、取付部材にはキャッ
    プの嵌合部が嵌められる形状の被嵌合部が形成されてお
    り、所定の間隔で本体が並べられて固定されており、本
    体の一方の底部に取付部材がかぶせられて固定されてお
    り、キャップの差込部が本体の挿入部に差し込まれ、嵌
    合部が前記取付部材の被嵌合部に嵌められている縦葺き
    屋根構造。
  11. 【請求項11】 本体の面板部の軒−棟方向の少なくと
    も一側には、少なくとも1つの斜辺が形成されている請
    求項1から請求項5及び請求項8から請求項10に記載
    の縦葺き屋根構造。
  12. 【請求項12】 本体の面板部の谷部側が立ち上げられ
    て下地材に固定されており、捨板には、捨板部と、捨板
    部の谷部側が立ち上げられた捨板立面部とが形成されて
    おり、谷下地金具には、上面と、上面の一側が折り下げ
    られた立面と、立面が谷部側に折り曲げられた谷下地固
    定面とが形成されており、谷用支持材には、支持面と、
    支持面の左右両端が折り下げられた下がり面とが形成さ
    れており、カバー材には、カバー上面部と、カバー上面
    部の左右が折り下げられたカバー側面部とが形成されて
    おり、前記捨板の捨板部が、本体の谷部側から差し込ま
    れており、谷下地金具の立面が捨板の捨板立面部に当て
    られ、谷下地固定面が下地に固定されており、谷用支持
    材の支持面が谷下地金具の左右の上面にかぶせられて上
    面に固定されており、さらにその上からカバー材がかぶ
    せられて谷用支持材の下がり面にカバー側面部が固定さ
    れて谷部が納められる請求項1から請求項5及び請求項
    8から請求項10に記載の縦葺き屋根構造。
  13. 【請求項13】 本体の面板部の谷部側が立ち上げられ
    ており、捨板には、捨板部と、捨板部の谷部側が立ち上
    げられた捨板立面部とが形成されており、谷下地金具に
    は、上面と、上面の一側が折り下げられた立面と、立面
    が谷部側に折り曲げられた谷下地固定面とが形成されて
    おり、下地材に、前記本体が固定され、捨板の捨板部が
    面板部の谷部側の下側に位置しており、谷下地金具の立
    面が捨板の捨板立面部に当てられ、谷下地固定面が下地
    材に固定されて屋根用パネルが形成されており、該屋根
    用パネルの捨板の捨板部の軒側下面または棟側上面に
    は、つなぎ用捨板が組み合わせられており、該つなぎ用
    捨板で隣り合う屋根用パネルの捨板が接続されており、
    谷用支持材には、支持面と、支持面の左右両端が折り下
    げられた下がり面とが形成されており、カバー材には、
    カバー上面部と、カバー上面部の左右が折り下げられた
    カバー側面部とが形成されており、前記屋根用パネルの
    谷部側が屋根の谷部に添って配設されており、谷部をは
    さんで左右に配設された屋根用パネルの谷下地金具の上
    面に谷用支持材の支持面がかぶせられて固定されてお
    り、その上からカバー材がかぶせられてカバー側面部が
    谷用支持材の下がり面に固定されて谷部が納められる請
    求項3及び請求項5に記載の縦葺き屋根構造。
  14. 【請求項14】 本体の面板部の軒−棟方向の一側が折
    り下げられ他側が立ち上げられているか、または本体の
    面板部の軒−棟方向の両側が立ち上げられている請求項
    1から請求項5及び請求項8から請求項10に記載の縦
    葺き屋根構造。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項5に記載の縦葺き
    屋根構造のケラバ部において、本体の凹部にはケラバ部
    材の一側に形成された引っかかり部が嵌められており、
    ケラバ部材の他側はケラバ固定金具に固定されている縦
    葺き屋根構造。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項5及び請求項8か
    ら請求項10に記載の縦葺き屋根構造において、本体面
    板部にはリブが形成されており、該リブは、本体がキャ
    ップで接続されたときに、キャップの左右に形成される
    隙間とほぼ同じ間隔で入れられている縦葺き屋根構造。
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