JP2001287326A - 化粧板積層用樹脂フィルム、その樹脂フィルムを積層した化粧板、およびその化粧板を用いたユニットバス - Google Patents

化粧板積層用樹脂フィルム、その樹脂フィルムを積層した化粧板、およびその化粧板を用いたユニットバス

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JP2001287326A JP2000103214A JP2000103214A JP2001287326A JP 2001287326 A JP2001287326 A JP 2001287326A JP 2000103214 A JP2000103214 A JP 2000103214A JP 2000103214 A JP2000103214 A JP 2000103214A JP 2001287326 A JP2001287326 A JP 2001287326A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐水経時性などの物性に優れた化粧板積層用
印刷樹脂フィルム及びその樹脂フィルムを積層した化粧
板の提供。 【解決手段】 表面樹脂層としてポリエステル樹脂フィ
ルムを用い、さらに、印刷下地となる基材樹脂層4なら
びに着色樹脂層6として、X線回折法を用いた測定より
求められる結晶化度が55%以下で、かつ、(100)
面の結晶子サイズが50Å以下である、ポリブチレンテ
レフタレートやポリエチレンテレフタレートなどのポリ
エステル樹脂フィルムを用い、それに絵柄印刷層5を形
成し、さらに、着色樹脂層にエンボス加工を施してエン
ボス凹部8を形成した後、ワイピング法を用いてエンボ
ス凹部にインキを充填してなるワイピング印刷層9を設
け、その上に選択的にエンボス加工が施される表面保護
層10、またはさらにその上に選択的に施される艶調整
層12を下から順次積層した化粧板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧板積層用印刷
樹脂フィルムおよびその樹脂フィルムを積層した化粧板
に関し、特に意匠性および耐水性を要求される用途に適
した化粧板積層用樹脂フィルムおよびその樹脂フィルム
を積層した化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種家具類や建築内装材等に使用
される化粧板としては、(1)基材となる樹脂層に通常
の方法を用いて印刷を施し、印刷層の表面保護のため
に、アミノアルキッド樹脂、ウレタン樹脂等のコート層
を設けた化粧フィルム、(2)基材となる樹脂層に印刷
を施した後、透明な二軸延伸ポリエステルフィルムを接
着剤層を介して積層した化粧フィルム、(3)ポリ塩化
ビニルフィルムの上に通常の方法を用いて印刷を施した
後、透明なポリ塩化ビニルフィルムや二軸延伸ポリエス
テルフィルムを積層した化粧フィルム、などの化粧フィ
ルムを、接着剤を介して亜鉛めっき鋼板、合板、または
MDFなどの基板に積層したものが知られている。
【0003】しかしながら、上記(1)の化粧フィルム
を積層した化粧板は、化粧フィルムの強度が不十分であ
るため、Vカット加工などを施す場合、加工時に化粧フ
ィルムが割れたり、コーナー部のインキが剥離し易いと
いう問題があり、Vカット加工などを施す用途には適し
ていない。(2)の化粧フィルムを積層した化粧板は、
耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性には優れているが、
表面フィルムの柔軟性に乏しく、軟化温度が高いためエ
ンボス加工を施す場合、エンボスが入り難い。(3)の
化粧フィルムを積層した化粧板は、ポリ塩化ビニルフィ
ルムが用いられているため、耐汚染性、耐溶剤性などの
表面物性が劣り、また焼却して廃棄処理する際に、塩化
水素ガスのような有毒ガスおよびそれに起因する有害物
質が発生して環境を汚染したり、焼却する際に焼却炉を
傷めたりするおそれがあるなどの問題を抱えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決することを目的として、従来のポリ塩化ビニル樹脂
フィルムを用いた化粧シートと同等以上の意匠性や耐汚
染性に優れ、特に、ユニットバスなどの水廻りに用いら
れる化粧板などに必須である耐水経時性などの物性に優
れた化粧板積層用印刷樹脂フィルムおよびその樹脂フィ
ルムを積層した化粧板を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、接着樹脂層、
着色樹脂層、基材樹脂層、印刷層、表面樹脂層が下から
順次積層された化粧板積層用樹脂フィルム、または、接
着樹脂層、着色樹脂層、印刷層、基材樹脂層、表面樹脂
層が下から順次積層された化粧板積層用樹脂フィルム、
または、接着樹脂層、基材樹脂層、着色樹脂層、印刷
層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、着色樹脂層、基材樹脂層、印刷
層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、基材樹脂層、着色樹脂層、印刷
層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、着色樹脂層、印刷層、基材樹脂
層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、接着樹脂層、基材樹脂層、印刷
層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、接着樹脂層、着色樹脂層、印刷
層、基材樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹
脂層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用
樹脂フィルム、または、接着樹脂層、基材樹脂層、着色
樹脂層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層
用樹脂フィルム、または、基材樹脂層、印刷層、表面樹
脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹脂フィル
ム、または、着色樹脂層、印刷層、基材樹脂層が下から
順次積層された化粧板積層用樹脂フィルム、または、基
材樹脂層、着色樹脂層、表面樹脂層が下から順次積層さ
れた化粧板積層用樹脂フィルム、または、着色樹脂層、
基材樹脂層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板
積層用樹脂フィルム、または、接着樹脂層、基材樹脂
層、表面樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、または、接着樹脂層、基材樹脂層、着色樹
脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹脂フィル
ム、または、接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹脂層が下
から順次積層された化粧板積層用樹脂フィルム、また
は、基材樹脂層、表面樹脂層が下から順次積層された化
粧板積層用樹脂フィルム、または、基材樹脂層、着色樹
脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹脂フィル
ム、または、着色樹脂層、基材樹脂層が下から順次積層
された化粧板積層用樹脂フィルム、または、接着樹脂
層、基材樹脂層が下から順次積層された化粧板積層用樹
脂フィルム、またはさらに、基材樹脂層の単層からなる
化粧板積層用樹脂フィルムであり、基材樹脂層および/
または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められる
結晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サ
イズが50Å以下であるポリエステル樹脂からなること
を特徴とする。
【0006】本発明はさらに、前記ポリエステル樹脂が
ポリブチレンテレフタレート、またはポリブチレンテレ
フタレートの酸成分の一部をイソフタル酸で置換してな
る変性ポリブチレンテレフタレート、またはポリトリメ
チレンテレフタレートであることを特徴とし、前記表面
樹脂層が二軸延伸されたポリエチレンテレフタレート、
またはポリブチレンテレフタレートのいずれかのポリエ
ステル樹脂であることを特徴とし、前記接着樹脂層がポ
リエチレンテレフタレートの酸成分の一部をイソフタル
酸で置換してなる変性ポリエチレンテレフタレート、ま
たはポリブチレンテレフタレートの酸成分の一部をイソ
フタル酸で置換してなる変性ポリブチレンテレフタレー
トのいずれかのポリエステル樹脂であることを特徴と
し、前記着色樹脂層が着色顔料を混練したポリエステル
樹脂からなることを特徴とする。
【0007】本発明はまたさらに、樹脂フィルムを積層
する基板の少なくとも片面に、上記のいずれかの化粧板
積層用樹脂フィルムを積層した化粧板、または前記基板
と前記化粧板積層用樹脂フィルムの間に接着剤層を介し
て積層した化粧板、または前記基板に積層した後の請求
項27に記載の化粧板積層用樹脂フィルムの表面樹脂層
の二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム
の面配向係数が0.040〜0.175、または0.1
60〜0.175である化粧板も発明の対象とし、さら
に前記基板が金属板であることを特徴とする。さらに、
上記のいずれかの化粧板を用いてなるユニットバスも発
明の対象とする。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明の発明者等は、焼却時に有
毒ガスおよびそれに起因する有害物質が発生して環境を
汚染するおそれがあるポリ塩化ビニル樹脂フィルムに替
わる、意匠性に優れた絵柄模様を有し、かつ耐汚染性、
耐溶剤性などの表面物性だけでなく、耐水経時性に特に
優れた化粧板に積層する印刷可能な樹脂フィルムについ
て鋭意検討した結果、表面樹脂層として二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルムやポリブチレンテレフタ
レート樹脂フィルムなどのポリエステル樹脂フィルムを
用い、さらに、印刷下地となる基材樹脂層ならびに着色
樹脂層として、X線回折法を用いた測定より求められる
結晶化度が55%以下で、かつ、(100)面の結晶子
サイズが50Å以下である、ポリブチレンテレフタレー
トやポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹
脂フィルムを用い、それに絵柄印刷層を形成し、さら
に、着色樹脂層にエンボス加工を施してエンボス凹部を
形成した後、ワイピング法を用いてエンボス凹部にイン
キを充填してなるワイピング印刷層を設け、その上に選
択的にエンボス加工が施される表面樹脂層、またはさら
にその上に選択的に施される艶調整層を下から順次積層
することにより、上記の要求特性を満足する化粧板に積
層する樹脂フィルムが得られることを見出した。さら
に、上記の樹脂フィルムを金属板、合板、無機質ボード
などに積層した化粧板は、樹脂フィルムの上記の優れた
フィルム物性に加えて、意匠性にも優れていることを見
出した。
【0009】以下に本発明についてその内容を説明す
る。図1〜8に本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム
の例を断面図で示す。図9および図10に本発明の化粧
板の例を断面図で示す。図中の各符号はそれぞれ次のも
のを指す。すなわち、1は化粧板積層用印刷樹脂フィル
ム、2は基板、3は接着剤層、4は基材樹脂層、5は印
刷層、5aは絵柄印刷層、5bはベタ印刷層、6は着色
樹脂層、7は接着樹脂層、8はワイピング印刷用エンボ
ス凹部、9はワイピング印刷層、10は表面樹脂層、1
1はエンボス凹部、12は艶調整層、13は化粧板をそ
れぞれ表している。
【0010】本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム1
は、図1に示すように、接着樹脂層7、着色樹脂層6、
基材樹脂層4、印刷層5、表面樹脂層10が下から順次
積層された5層の樹脂フィルムである。この5層の樹脂
層のうち、着色樹脂層6、基材樹脂層4、印刷層5の3
種類の層は接着樹脂層7と表面樹脂層10の間で如何な
る順序で積層されていても差し支えない。例えば図2に
示すように、接着樹脂層7、基材樹脂層4、着色樹脂層
6、印刷層5、表面樹脂層10が下から順次積層された
構成であってもよい。また印刷層5は、図1に示すよう
に層全体がベタ印刷層5bであってもよいし、図2に示
すように層全体が絵柄印刷層5aであってもよい。さら
に図3に示すように下層がベタ印刷層5b、上層が絵柄
印刷層5aの2層で構成されていてもよい。
【0011】本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム1
は、図3に示すように、接着樹脂層7、基材樹脂層4、
印刷層5、表面樹脂層10が下から順次積層された4層
の樹脂フィルムであってもよい。また表面樹脂層10の
下には接着樹脂層7、基材樹脂層4、印刷層5、着色樹
脂層6のうちのいずれか3種類の層が、接着樹脂層7が
最下層となり、印刷層5が最下層とならない限り、如何
なる順序で積層されていても差し支えない。また最表層
を基材樹脂層4とし、その下に下から順次接着樹脂層
7、着色樹脂層6、印刷層5が積層された4層の樹脂フ
ィルムであってもよい。
【0012】本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム1
は、図4に示すように、接着樹脂層7、印刷層5、表面
樹脂層10が下から順次積層された3層の樹脂フィルム
であってもよい。また表面樹脂層10の下には接着樹脂
層7、基材樹脂層4、印刷層5、着色樹脂層6のうちの
いずれか2種類の層が、接着樹脂層7が最下層となり、
印刷層5が最下層とならない限り、如何なる順序で積層
されていても差し支えない。また最下層を接着樹脂層7
とし、その上に基材樹脂層4と着色樹脂層6が任意の順
序で積層された構成であってもよい。さらに本発明の化
粧板積層用印刷樹脂フィルム1は、図5に示すように、
着色樹脂層6と基材樹脂層4が下から順次積層された2
層の樹脂フィルムであってもよい。また表面樹脂層1
0、接着樹脂層7、基材樹脂層4、着色樹脂層6のうち
のいずれか2種類の層が、表面樹脂層10が最表層とな
り、接着樹脂層7が最下層となる限り、如何なる順序で
積層されていても差し支えない。またさらに本発明の化
粧板積層用印刷樹脂フィルム1は、図6に示すように、
基材樹脂層4のみからなる単層の樹脂フィルムであって
もよい。
【0013】さらにまた 本発明の化粧板積層用印刷樹
脂フィルム1は、図7に示すように、着色樹脂層6の上
面にエンボス加工を施してエンボス凹部8を形成させた
後、ワイピング法を用いてエンボス凹部8にインキを充
填してなるワイピング印刷層9を設けてもよいし、表面
樹脂層10の表面にエンボス加工を施してエンボス凹部
11を設けたものを用いてもよい。また、図8に示すよ
うに、基材樹脂層4の上面にエンボス加工を施してワイ
ピング印刷層9を設けてもよいし、表面樹脂層10の表
面にエンボス凹部11を設けたものを用い、さらにその
上にエンボス凹部11を消失させない程度に艶調整層1
2を設けてもよい。
【0014】図9は、図1に示した化粧板積層用印刷樹
脂フィルム1を基板2に直接積層した化粧板13を示
す。図10は図5に示した化粧板積層用印刷樹脂フィル
ム1を、接着剤層3を介して基板2に積層した化粧板1
3を示す。
【0015】本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムを
基板に積層した化粧板は、高温多湿のユニットバス等に
使用することを目的としており、優れた耐水性を有して
いることが求められる。表面樹脂層10としては、ポリ
ブチレンテレフタレートやポリエチレンテレフタレート
などのポリエステル樹脂のフィルムを用いることが好ま
しい。ポリブチレンテレフタレートは固有粘度(IV
値)が1.0〜2.0であることが好ましいが、製膜性
の面から1.5以下、耐水経時性(耐水劣化性)の面か
ら1.2以上であることがより好ましい。ポリエチレン
テレフタレートは二軸延伸を施し、0.080〜0.1
70の面配向係数を有するものが好ましい。面配向係数
が0.080未満の場合は表面に水滴が付着した際の耐
水性に乏しく、0.170を超える面配向係数を有する
フィルムを製膜することは非常に困難である。
【0016】上記の他にポリエステル樹脂として、ポリ
ブチレンテレフタレートとエラストマーをブレンドした
樹脂、ポリエチレンテレフタレートの酸成分の一部をイ
ソフタル酸で置換してなる変性ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートの酸成分の一部をイ
ソフタル酸で置換してなる変性ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、なども表面樹脂層10として使用可能で
あり、さらにポリカーボネート、ポリアリレート、アク
リル樹脂なども使用可能である。これらのポリエステル
樹脂などのフィルムは、可塑剤及びハロゲン属元素を含
まない樹脂からなるフィルムであることを特徴とする。
【0017】また、これらの表面樹脂層10の表面に
は、下層の印刷樹脂層5や基材樹脂層4などに立体感を
付与するために、エンボスロールを用いて図7に示すよ
うにエンボス加工部11を設けたり、美麗な表面とする
ために鏡面ロールを用いて鏡面仕上げ加工部を設けても
よい。さらに、図8に示すように、表面にエンボス加工
部を設けた後、さらにその上層として艶調整層12を設
けて意匠性をより一層向上させた化粧板積層用印刷樹脂
フィルム1とすることもできる。
【0018】艶調整層12は、無色透明であってもまた
は着色透明であっても、さらに艶消しの透明であっても
よく、化粧板積層用印刷樹脂フィルム1の表面の光沢度
を調整するために設けるものであるが、表面保護層とし
ての役割も兼ねる。艶調整層12は適宜のビヒクルを用
いた塗料を塗布することにより形成することができる。
ビヒクルとしてはフェノール樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂などの熱硬化
性樹脂の1種または2種以上の混合樹脂を用いることが
出来る。艶調整層12を形成する塗料には通常適量の艶
消剤を分散させて所望の光沢度を付与しているが、艶消
剤としてはマイカ、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、ケイソウ土、ケイ砂、シラスバルーンなどが用いら
れる。上記塗料の塗布方法としては、グラビアコート、
ロールコート、エアナイフコートなど、公知の塗布方式
を用いることができる。
【0019】次に、基材樹脂層4について説明する。基
材樹脂層4は請求項1〜22に示した樹脂フィルムの積
層構成において、請求項3、5、10、13、16、1
9、の構成で着色樹脂層6の下層として用いられる以外
は、単層(請求項22)、最表層(請求項8、12、1
7、20、21)、印刷層5を介して(請求項1、4、
7、11)、または介さずに(請求項2、6、9、1
4、15、18)表面樹脂層10の下層として用いられ
る。本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム1は耐水性
を有することが必要とされるが、使用環境や使用条件に
よっては、基材樹脂層4を最表層とした複層の樹脂フィ
ルムや、単層の基材樹脂層4が用いられる場合もある。
また場合によっては、上記のように表面樹脂層10に用
いる樹脂成分、固有粘度、面配向係数などの特性を限定
するだけでは十分な耐水性が得られない場合がある。こ
のように、基材樹脂層4を最表層とした化粧板積層用印
刷樹脂フィルムを用いたり、使用環境や使用条件によっ
ても十分な耐水性を有する化粧板積層用印刷樹脂フィル
ムを得るためには、上記のように表面樹脂層10の特性
を限定するだけではなく、特性を限定した基材樹脂層4
を用いる必要がある。
【0020】すなわち、基材樹脂層4としては、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートの
酸成分の一部をイソフタル酸で置換してなる変性ポリブ
チレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートと変性ポリブチレンテ
レフタレートのブレンド樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ートとポリエチレンテレフタレートの酸成分の一部をイ
ソフタル酸で置換してなる変性ポリエチレンテレフタレ
ートのブレンド樹脂、ポリブチレンテレフタレートとポ
リトリメチレンテレフタレートのブレンド樹脂、ポリブ
チレンテレフタレートとポリカーボネートのブレンド樹
脂、変性ポリブチレンテレフタレートとポリブチレンテ
レフタレートの2層樹脂、ポリトリメチレンテレフタレ
ートと変性ポリエチレンテレフタレートの2層樹脂、ポ
リブチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタ
レートの2層樹脂などのポリエステル樹脂であることが
好ましい。また、ポリブチレンテレフタレートは固有粘
度が1.0〜2.0であることが好ましいが、製膜性の
面から1.5以下、耐水劣化性の面から1.2以上である
ことがより好ましい。さらに、基材樹脂層4は後に述べ
る着色樹脂層6のように押出機を用いて製膜する際に着
色顔料を混練して着色樹脂層としてもよい。またさら
に、基材樹脂層4を化粧板積層用印刷樹脂フィルムの最
表層として用いる場合は、表面樹脂層10におけるのと
同様に、表面にエンボス加工を施してエンボス凹部を設
けたり、鏡面仕上げ加工を施してもよく、さらにエンボ
ス加工を施した場合、その上にエンボス凹部を消失させ
ない程度に艶調整層を設けてもよい。
【0021】これらのポリエステル樹脂は、下記に示す
X線回折測定法を用いて求められる結晶化度、および下
記に示す方法を用いて測定した(100)面の結晶子サ
イズが一定範囲内にある場合に優れた耐水性および耐ア
ルカリ性が得られることが判明した。すなわち結晶化度
が55%以下で、かつ結晶子サイズが50Å以下の場合
に特に優れた耐水性および耐アルカリ性が得られる。
【0022】[X線回折測定方法] (測定方法)X線回折装置(例えば理学電気(株)製X線
回折装置:RTP300RC)などを用い、化粧板積層
用樹脂フィルムを金属板に積層した化粧板を用い、光
源:CuKα、管電圧:50KV、管電流:200m
A、回折角度2θ:10〜30°の条件で、化粧板積層
用樹脂フィルムを積層した化粧板の樹脂フィルムの結晶
化度を求める。 (結晶化度の算出方法)樹脂の非晶質部分と結晶質部分の
両方の回折ピークが現れる、2θ=10.0〜26.5
°の回折角度におけるピークの積分強度から、下記の式
を用いて結晶化度を算出する。結晶化度=(結晶質部分
(2θ=23.5°の付近のピーク)の積分強度/非晶
質と結晶質を含む部分(2θ=10〜26.5°)の積
分強度)×100 [%]
【0023】[(100)面の結晶子サイズの算出方法]
上記のX線回折測定に用いた条件で、2θ=23.5°
の付近の(100)面のピークの積分幅βを下記の式に
より求める。β=(∫I(2θ)dθ)/Ip ここで、Ip:2θ=23.5°のピークの回折強度、
I(2θ):2θ位置での回折強度である。上記の式か
ら得られたβの値を下記のScherrerの式に代入
し、(100)面の結晶子サイズを算出した。 D=Kλ/βcosθ ここで、D:結晶子サイズ[Å]、K:Scherrer
定数(1.05)、λ:X線の波長(1.57Å)、
θ:回折角[°]である。
【0024】次に、着色樹脂層6について説明する。着
色樹脂層6は、基材樹脂層4と同一組成の樹脂に押出機
を用いて製膜する際に着色顔料を混練することにより得
られる。また着色樹脂層6は化粧板積層用樹脂フィルム
1の積層構成において、特に最表層(請求項16、1
9)、または印刷層5を介して(請求項3、5)、また
は介さずに(請求項10、13)表面樹脂層10の下層
として用いられる場合は、十分な耐水性を確保するた
め、基材樹脂層4と同様にポリエステル樹脂の結晶化度
が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイズが5
0Å以下であることが好ましい。さらに、着色樹脂層6
を化粧板積層用印刷樹脂フィルムの最表層として用いる
場合は、表面樹脂層10におけるのと同様に、表面にエ
ンボス加工を施してエンボス凹部を設けたり、鏡面仕上
げ加工を施したりしてもよく、さらにエンボス加工を施
した場合、その上にエンボス凹部を消失させない程度に
艶調整層を設けてもよい。
【0025】次に印刷層5について説明する。印刷層5
は図1または2に示すように、絵柄印刷層5aまたはベ
タ印刷層5bのどちらか一方のみで構成されていてもよ
いし、図3に示すように両方で構成されていてもよい。
絵柄印刷層5aは、例えば、木目、石目、天然皮革など
の表面柄、布目、抽象柄などの模様を表現した印刷層で
あり、ベタ印刷層5bは基材樹脂層4または着色樹脂層
6の全面を隠蔽し、絵柄印刷層5aの印刷下地色を与え
る印刷層であるとともに、印刷層の上下の樹脂層同士の
熱接着性を付与する層でもある。絵柄印刷層5aおよび
ベタ印刷層5bを形成するインキのビヒクルとしては、
例えばニトロセルロース、酢酸セルロースなどのセルロ
ース誘導体、ポリエステルウレタン樹脂など公知のもの
を使用できるが、なかでも密着性および熱接着性の両観
点からニトロセルロース―アルキド樹脂系インキが好ま
しい。さらに、印刷層と他の樹脂層との積層に際して、
より強固な接着を必要とする場合は、両者の間に接着剤
層を介在させて積層してもよい。
【0026】また、図7または図8に示すように、着色
樹脂層6または基材樹脂層4の表面に選択的にエンボス
加工を施してエンボス凹部8を形成させた後、ワイピン
グ印刷法を用いてエンボス凹部8にインキを充填してな
るワイピング印刷層9を設けてもよく、この場合、エン
ボス凹部8に充填するワイピングインキとして、塗料も
しくはインキが用いられる。例えば、天然樹脂またはそ
の変性樹脂類、セルロース誘導体類、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂などの合成樹
脂をビヒクルの構成材料とし、ビヒクル中に着色顔料、
体質顔料などを添加してなる塗料またはインキが用いら
れる。使用されるビヒクルとしてはウレタン2液硬化型
のものが好適に用いられる。ワイピング印刷法として
は、ドクターブレード法、ロールコート法など、従来か
ら使用されているワイピング印刷法のいずれによっても
よい。
【0027】次に接着樹脂層7について説明する。接着
樹脂層7としては、ポリエチレンテレフタレートの酸成
分の一部をイソフタル酸で置換してなる変性ポリエチレ
ンテレフタレート、またはポリブチレンテレフタレート
の酸成分の一部をイソフタル酸で置換してなる変性ポリ
ブチレンテレフタレートのいずれかであることが好まし
い。
【0028】本発明の化粧板積層用樹脂フィルム1を構
成する各樹脂層に用いられるポリエステル樹脂において
は、樹脂を形成するソフトセグメントとして、ポリエチ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどの
ポリオキシアルキレングリコール、あるいはポリε−カ
プロラクトン、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジ
オン酸、ダイマー酸などのHOOC−[CH2]n−CO
OHの分子構造を有する脂肪族ジカルボン酸と、脂肪族
および/または脂環族ジオールからなる脂肪族ポリエス
テルなどが好適に用いられる。また、樹脂を構成するハ
ードセグメントとしては、エチレンテレフタレート、ブ
チレンテレフタレート、シクロへキサンジメチレンテレ
フタレート、シクロへキサンジメチレンシクロへキサン
ジカルボキシレート、ブチレン2,6ナフタレンジカル
ボキシレートなどの芳香族および/または脂環族エステ
ルユニットから選ばれた少なくとも一つから構成されて
いることが好ましい。さらに、アルコール成分として、
1,4ブタンジオール残基を含有していることが耐溶剤
性の点で好ましく、共重合ポリエステルを形成する全ア
ルコール成分に占める1,4ブタンジオール残基が40
モル%以上、65モル%以下であることが好ましい。ま
たさらに、耐水性の観点から、表面樹脂層、基材樹脂
層、着色樹脂層の各樹脂層を構成する樹脂の固有粘度
(IV値)は1.0〜2.0であることが好ましい。
【0029】また、化粧板積層用樹脂フィルム1と基板
2とのより強力な密着性が要求される場合には、基板2
と接する接着樹脂層7、着色樹脂層6もしくは基材樹脂
層4の樹脂成分の一部にアイオノマー樹脂成分を含有さ
せると良好な密着性が得られる。この場合、アイオノマ
ー樹脂成分を樹脂成分の全体の1〜50重量%とするこ
とが好ましい。
【0030】図1に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は次のようにして作成することができる。すなわち、
共押出しにより押出機から加熱溶融した接着樹脂層用樹
脂、着色顔料を混練した着色樹脂層用樹脂、基材樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
3層の積層フィルムを製膜する。その基材樹脂層の上面
に表面樹脂層10の下面に設けたベタ印刷層5bを重ね
合せ、そのまま1対の熱ロール間に通して挟み付けて圧
着するとともに加熱圧着して積層し、一枚の積層フィル
ムに製膜する。加熱しながら加圧することにより、表面
樹脂層10のベタ印刷層5bの面を基材樹脂層4に融着
して一枚の化粧板積層用印刷樹脂フィルム1を作るもの
である。
【0031】図2に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は、共押出しにより3層の積層フィルムを製膜する際
に着色樹脂層と基材樹脂層の積層順序を入れ替え、表面
樹脂層10の下面に絵柄印刷層5aを設けた以外は上記
と同様にして作られる。
【0032】図3に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は、共押出しにより接着樹脂層7と着色樹脂層6の2
層の積層フィルムを製膜し、その着色樹脂層の上面に表
面樹脂層10の下面に設けた絵柄印刷層5aとベタ印刷
層5bからなる印刷層5を重ね合せ、そのまま1対の熱
ロール間に通して挟み付けて加熱圧着して積層し、一枚
の積層フィルムに製膜する。
【0033】図4に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は、単層フィルムとして製膜した接着樹脂層7の上面
に、表面樹脂層10の下面に設けた印刷層5を重ね合
せ、そのまま1対の熱ロール間に通して挟み付けて加熱
圧着して積層し、一枚の積層フィルムに製膜する。
【0034】図5に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は、共押出しにより基材樹脂層4と着色樹脂層6の2
層の積層フィルムとして製膜したものであり、図6に示
す化粧板積層用印刷樹脂フィルム1は、基材樹脂層4を
単層フィルムとして製膜したものである。
【0035】図7に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は、以下のようにして製膜する。まず、接着樹脂層7
と着色樹脂層6を積層して2層の1枚の予備積層フィル
ムとして製膜する際に、熱ロールとしてエンボスロール
を用い、加熱したエンボスロール間に接着樹脂層7と着
色樹脂層6を重ね合わせて通し挟み付けることにより、
積層と着色樹脂層6のエンボス加工を同時に実施する。
このようにして設けた着色樹脂層6のエンボス凹部8に
ワイピングインキを充填してワイピング印刷層9を設け
ることにより、高意匠性の絵柄模様を付与することがで
きる。また基材樹脂層4の上面に、表面樹脂層10の下
面に設けた印刷層5を重ね合せ、加熱したエンボスロー
ル間に通して挟み付けることにより、表面樹脂層10の
上面にエンボス凹部11を有する3層のもう1枚の予備
積層フィルムが得られる。これらの2枚の予備フィルム
を着色樹脂層6と基材樹脂層4が接するように重ね合わ
せて通し挟み付けることにより、立体感を有する図7に
示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム1に製膜することが
できる。
【0036】図8に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム
1は、図7に示す化粧板積層用印刷樹脂フィルム1にお
いて、2層の予備積層フィルムの着色樹脂層6を3層の
予備積層フィルムの基材樹脂層4と置き換えた以外は上
記と同様にして作られ、かつ表面樹脂層10の上面のエ
ンボス凹部上に艶調整層12を形成させることにより、
意匠性をより一層向上させた化粧板積層用印刷樹脂フィ
ルム1とすることができる。以上のようにして得られる
本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム1は寸法安定性
に優れるため、張力や熱に起因する伸縮変動を抑えるこ
とが可能となり、印刷柄とエンボス柄が同調した、高意
匠性を有するエンボス化粧フィルムとすることができ
る。上記の積層作業やエンボス加工などの工程は、従来
のポリ塩化ビニル樹脂フィルムにおけるのと同じ設備で
作業することが可能である。
【0037】このようにして得られた化粧板積層用印刷
樹脂フィルム1を、直接、または接着剤層3を介在させ
て基板2と貼合わせることにより、図9または図10に
示すような化粧板13が得られる。接着剤層3を介在さ
せて貼合わせる場合に用いられる接着剤層3の接着剤と
しては、一般的な接着剤、例えば、ポリエステル樹脂
系、酢酸ビニル樹脂系、エチレン−ビニルアセテート樹
脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系などのエマルジョン
型接着剤が、火気に対して安全で、臭気もなく、価格的
にも安価なため好ましく用いられる。
【0038】基板2としては、例えば、木材単板、木材
合板、パーチクルボード、MDF等の木質板、鋼板、ア
ルミニウム合金板、亜鉛や亜鉛合金をめっきした亜鉛め
っき鋼板などの金属板、または石膏ボード、珪酸カルシ
ウムボード、石綿スレートボードなどの無機質からなる
ボードが用いられる。
【0039】上記のようにして基板に積層された後の化
粧板積層用樹脂フィルム1において、表面樹脂層10に
二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートのフィルム
を用いた場合、積層後の面配向係数は用途によって異な
るが、0.040〜0.175の範囲にあることが好ま
しい。特にユニットバスなど、アルカリ性の黴除去剤な
どが用いられる耐アルカリ性が要求される用途において
は0.160〜0.175の範囲にあることが好まし
い。基板に積層された後にこの好適な面配向係数とする
ためには、積層する前の二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムの面配向係数、熱固定温度、および積層
時の加熱条件を適宜選択する必要がある。二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルムの配向結晶は、フィル
ムの製膜時の熱固定温度以上に加熱すると非晶化し接着
性が向上するが、面配向係数は急激に低下し、それに伴
って耐水性は急激に劣化する。したがって、下層となる
基材樹脂層などの層との加熱積層、または基材樹脂層の
エンボス加工を兼ねて加熱積層する場合、下層の樹脂層
との良好な接着性やエンボス加工性を得るのに必要とさ
れる加熱温度以上の温度で熱固定した二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムを用いることが好ましい。
【0040】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 (実施例)それぞれが表1〜2に示す結晶化度、および
(100)面の結晶子サイズを有する、厚さ25μmの
各種のポリエステル樹脂からなる樹脂を基材層、基材層
と同様の樹脂にクリーム色の顔料を20重量%混練した
樹脂を着色樹脂層とし、さらに表1および2に示すポリ
エステル樹脂からなる樹脂を表面樹脂層、および接着樹
脂層として用い、下記のA〜Wの23種類の製膜法を用
いて化粧板積層用印刷樹脂フィルムを作成した。
【0041】[A]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、基材樹脂層用樹脂、着色顔料を
混練した着色樹脂層用樹脂をTダイからキャスティング
ロール上に押出して厚さ60μmの3層の積層フィルム
を製膜した。別途製膜した厚さ25μmの表面樹脂層と
なるフィルムの下面にグラビア輪転機によりベタ印刷層
を印刷し、印刷層と3層樹脂の着色樹脂層を重ね合せ、
圧着用ロールの加熱温度120℃、樹脂フィルムの送り
速度:20m/min、圧着用ニップ圧:2.45MP
aの条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積
層用印刷樹脂フィルムとした。
【0042】[B]:[A]の製膜法において、基材樹脂層
と着色樹脂層の積層順を入れ替え、共押出しにより押出
機から加熱溶融した接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹脂
層の3層からなる厚さ60μmの積層フィルムを製膜し
た。また別途製膜した厚さ25μmの表面樹脂層となる
フィルムの下面にグラビア輪転機により絵柄印刷層を印
刷し、印刷層と3層樹脂の基材樹脂層を重ね合せ、[A]
の製膜法と同様にして両フィルムを加熱圧着して積層
し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとした。
【0043】[C]:[B]の製膜法において、厚さ25μ
mの表面樹脂層となるフィルムとして、印刷層を設けな
い透明樹脂フィルムを用いた以外は[B]の製膜法と同様
にして両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用
印刷樹脂フィルムとした。
【0044】[D]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した基材樹脂層用樹脂、着色顔料を混練した着色樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ50μmの2層の積層フィルムを製膜した。[A]の
製膜法と同様にして別途製膜した厚さ25μmの表面樹
脂層となるフィルムの下面にグラビア輪転機により絵柄
印刷層およびベタ印刷層を印刷し、ベタ印刷層と2層樹
脂の着色樹脂層を重ね合せ、[A]の製膜法と同様にして
両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用印刷樹
脂フィルムとした。
【0045】[E]:[D]の製膜法において、基材樹脂層
と着色樹脂層の積層順を入れ替え、共押出しにより押出
機から加熱溶融した着色樹脂層、基材樹脂層の2層から
なる厚さ50μmの積層フィルムを製膜した。また別途
製膜した厚さ25μmの表面樹脂層となるフィルムの下
面にグラビア輪転機により絵柄印刷層を印刷し、印刷層
と3層樹脂の基材樹脂層を重ね合せ、[D]の製膜法と同
様にして両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層
用印刷樹脂フィルムとした。
【0046】[F]:[D]の製膜法において、厚さ25μ
mの表面樹脂層となるフィルムとして、印刷層を設けな
い透明樹脂フィルムを用いた以外は[D]の製膜法と同様
にして両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用
印刷樹脂フィルムとした。
【0047】[G]:[E]の製膜法において、厚さ25μ
mの表面樹脂層となるフィルムとして、印刷層を設けな
い透明樹脂フィルムを用いた以外は[E]の製膜法と同様
にして両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用
印刷樹脂フィルムとした。
【0048】[H]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、基材樹脂層用樹脂をTダイから
キャスティングロール上に押出して厚さ50μmの2層
の積層フィルムを製膜した。別途製膜した厚さ25μm
の表面樹脂層となるフィルムの下面にグラビア輪転機に
よりベタ印刷層を印刷し、印刷層と2層樹脂の基材樹脂
層を重ね合せ、圧着用ロールの加熱温度120℃、樹脂
フィルムの送り速度:20m/min、圧着用ニップ
圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着して
積層し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとした。
【0049】[I]:[H]の製膜法において、厚さ25μ
mの表面樹脂層となるフィルムとして、印刷層を設けな
い透明樹脂フィルムを用いた以外は[H]の製膜法と同様
にして両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用
印刷樹脂フィルムとした。
【0050】[J]:押出機から加熱溶融した基材樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ40μmの単層フィルムを製膜した。別途製膜した
厚さ25μmの表面樹脂層となるフィルムの下面にグラ
ビア輪転機により絵柄印刷層を印刷し、印刷層と基材樹
脂層を重ね合せ、圧着用ロールの加熱温度120℃、樹
脂フィルムの送り速度:20m/min、圧着用ニップ
圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着して
積層し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとした。
【0051】[K]:[J]の製膜法において、厚さ25μ
mの表面樹脂層となるフィルムとして、印刷層を設けな
い透明樹脂フィルムを用いた以外は[J]の製膜法と同様
にして両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用
印刷樹脂フィルムとした。
【0052】[L]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、基材樹脂層用樹脂、着色顔料を
混練した着色樹脂層用樹脂をTダイからキャスティング
ロール上に押出して厚さ75μmの3層の積層フィルム
を製膜した。
【0053】[M]:[L]の製膜法において、基材樹脂層
と着色樹脂層の積層順を入れ替え、共押出しにより押出
機から加熱溶融した接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹脂
層の3層からなる厚さ75μmの積層フィルムを製膜し
た。
【0054】[N]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、着色顔料を混練した着色樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ50μmの2層の積層フィルムを製膜した。別途製
膜した厚さ30μmの基材樹脂層となるフィルムの下面
にグラビア輪転機によりベタ印刷層を印刷し、印刷層と
2層樹脂の着色樹脂層を重ね合せ、圧着用ロールの加熱
温度120℃、樹脂フィルムの送り速度:20m/mi
n、圧着用ニップ圧:2.45MPaの条件で両フィル
ムを加熱圧着して積層し、化粧板積層用印刷樹脂フィル
ムとした。
【0055】[O]:押出機から加熱溶融した着色顔料を
混練した着色樹脂層用樹脂をTダイからキャスティング
ロール上に押出して厚さ30μmの単層フィルムを製膜
した。別途共押出しにより押出機から加熱溶融した基材
樹脂層用樹脂、表面樹脂用樹脂をTダイからキャスティ
ングロール上に押出して厚さ50μmの2層の積層フィ
ルムを製膜し、製膜した2層フィルムの基材樹脂層の下
面にグラビア輪転機により絵柄印刷層とベタ印刷層を印
刷し、印刷層と単層の着色樹脂フィルムを重ね合せ、圧
着用ロールの加熱温度120℃、樹脂フィルムの送り速
度:20m/min、圧着用ニップ圧:2.45MPa
の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧板積層
用印刷樹脂フィルムとした。
【0056】[P]:押出機から加熱溶融した着色顔料を
混練した着色樹脂層用樹脂をTダイからキャスティング
ロール上に押出して厚さ35μmの単層フィルムを製膜
した。別途共押出しにより押出機から加熱溶融した基材
樹脂層用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押
出して厚さ35μmの単層フィルムを製膜し、製膜した
基材樹脂層の下面にグラビア輪転機により絵柄印刷層と
ベタ印刷層を印刷し、印刷層と単層の着色樹脂フィルム
を重ね合せ、圧着用ロールの加熱温度120℃、樹脂フ
ィルムの送り速度:20m/min、圧着用ニップ圧:
2.45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着して積層
し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとした。
【0057】[Q]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した基材樹脂層用樹脂、着色顔料を混練した着色樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ60μmの2層の積層フィルムを製膜した。着色樹
脂層用樹脂を基板との接着面とした。
【0058】[R]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、基材樹脂層用樹脂をTダイから
キャスティングロール上に押出して厚さ60μmの2層
の積層フィルムを製膜した。
【0059】[S]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した着色顔料を混練した着色樹脂層用樹脂、基材樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ60μmの2層の積層フィルムを製膜した。基材樹
脂層用樹脂を基板との接着面とした。
【0060】[T]:押出機から加熱溶融した基材樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ30μmの単層フィルムを製膜した。別途製膜した
厚さ30μmの基材樹脂層となるフィルムの下面にグラ
ビア輪転機によりベタ印刷層を印刷し、印刷層と基材樹
脂層とを重ね合わせ、圧着用ロールの加熱温度120
℃、樹脂フィルムの送り速度20m/min、圧着用ニ
ップ圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着
して積層し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとした。
【0061】[U]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、着色顔料を混練した着色樹脂層
用樹脂をTダイからキャスティングロール上に押出して
厚さ40μmの2層の積層フィルムを製膜した。別途共
押出しにより押出機から加熱溶融した基材樹脂層用樹
脂、表面樹脂層用樹脂をTダイからキャスティングロー
ル上に押出して厚さ40μmの2層の積層フィルムを製
膜し、基材樹脂層の面にた。グラビア輪転機により絵柄
印刷層を印刷した。そして前者の2層の積層フィルムと
印刷層を施した基材樹脂層を有する後者の2層の積層フ
ィルムを重ね合せ、圧着用ロールの加熱温度120℃、
樹脂フィルムの送り速度:20m/min、圧着用ニッ
プ圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着し
て積層し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとした。
【0062】[V]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、着色顔料を混練した着色樹脂層
用樹脂をTダイからエンボス加工を施したキャスティン
グロール上に押出して片面にエンボス凹部を有する厚さ
50μmの2層の積層フィルムを製膜した。次いで、前
記エンボス凹部を有する面に2液硬化型ウレタン系着色
インキをロールコート法によって塗工した後、ドクター
ブレードでエンボス凹部以外の部分に付着している着色
インキをワイピングで除去した後、積層フィルムの表面
に形成されているエンボス凹部内に充填された着色イン
キを固化させて、印刷樹脂フィルムを作成した。別途製
膜した片面にエンボス加工を施した厚さ25μmの表面
樹脂層となるフィルムの非エンボス加工面にグラビア輪
転機により絵柄印刷層を印刷した。そして前記の2層の
積層フィルムと印刷層を施した表面樹脂層となるフィル
ムの間に別途作成した厚さ20μmの基材樹脂層となる
フィルムを挟んで重ね合せ、圧着用ロールの加熱温度1
20℃、樹脂フィルムの送り速度:20m/min、圧
着用ニップ圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加
熱圧着して積層し、化粧板積層用印刷樹脂フィルムとし
た。
【0063】[W]:共押出しにより押出機から加熱溶融
した接着樹脂層用樹脂、基材樹脂層用樹脂をTダイから
エンボス加工を施したキャスティングロール上に押出し
て片面にエンボス凹部を有する厚さ50μmの2層の積
層フィルムを製膜した。次いで、前記エンボス凹部を有
する面に2液硬化型ウレタン系着色インキをロールコー
ト法によって塗工した後、ドクターブレードでエンボス
凹部以外の部分に付着している着色インキをワイピング
で除去した後、積層フィルムの表面に形成されているエ
ンボス凹部内に充填された着色インキを固化させて、印
刷樹脂フィルムを作成した。別途製膜した片面にエンボ
ス加工を施した厚さ25μmの表面樹脂層となるフィル
ムの非エンボス加工面にグラビア輪転機により絵柄印刷
層を印刷した。そして前記の2層の積層フィルムと印刷
層を施した表面樹脂層となるフィルムの間に別途作成し
た厚さ20μmの着色顔料を混練した着色樹脂層となる
フィルムを挟んで重ね合せ、圧着用ロールの加熱温度1
20℃、樹脂フィルムの送り速度:20m/min、圧
着用ニップ圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加
熱圧着して積層した。次いで表面樹脂層のフィルムのエ
ンボス加工面に、エンボス凹部を埋めない程度に、透明
のアクリル樹脂を塗布し、艶調整層を設け、化粧板積層
用印刷樹脂フィルムとした。
【0064】次に、厚さ0.5mmの電気亜鉛合金めっ
き鋼板にポリエステル系接着剤を5g/mの塗布量
で塗布した後245℃に加熱し、上記の化粧板積層用印
刷樹脂フィルムを当接し、接着圧力:1.47MPa、
圧着時間:5秒の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。こ
のようにして得られた化粧板の、表面樹脂層に2軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた場合の積
層後の面配向係数の値を表1および表2に示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】(樹脂フィルムの特性評価)実施例1〜2
4と比較例1〜6で作成した化粧板を、下記の特性につ
いて評価した。 (樹脂フィルムの加工性)本発明の化粧板積層用印刷樹
脂フィルムの加工性の良否は、実施例1〜24及び比較
例1〜6で作成した、樹脂フィルム積層板に JIS Z
2248(金属材料曲げ試験方法) に準拠して、0T曲
げ加工を施し、曲げ加工部のフィルムの表面を肉眼観察
し、下記の4段階の基準で評価した。 ◎:折り曲げ部に割れは全く認められない。 ○:折り曲げ部の先端にかすかな白色化が認められる。 △:折り曲げ部全体に白色化が認められる。 ×:折り曲げ部にかなりの程度の割れが認められる。 上記の評点において、◎および○は使用上の問題はな
い。なお、この試験は10枚の試験片について実施し
た。
【0068】(耐水劣化性)本発明の化粧板を高温多湿
の状態で長時間経時させた場合(例えばユニットバスの
内装材として用いた場合など)を想定し、長時間水と接
した場合の樹脂フィルムの耐水劣化性をデュポン衝撃試
験法で評価した。実施例1〜24及び比較例1〜6で作
成した化粧板積層用印刷樹脂フィルムを、厚さ0.5m
mの電気亜鉛合金めっき鋼板に積層し試験片とした。こ
の試験片を60mm×60mmの大きさに切り出し、3
8±2℃の温度に保持された脱塩水中に1カ月間浸漬し
た後室温で乾燥し、デュポン衝撃試験機を用い、JIS
K5400に準拠した条件(衝撃部の大きさ1/2inch
φ、重さ1kg、落下高さ50cm)で衝撃を負荷し
た。衝撃を負荷した後の樹脂フィルムの状態を肉眼観察
し、下記の5段階で評価した。 ◎:樹脂フィルムに割れが認められない。 ○:樹脂フィルムの一部に細かい割れが認められる。 △:樹脂フィルムの加工部全体に細かい割れが認められ
る。 ×:樹脂フィルムの加工部全体に大きな割れが認められ
る。 ××:樹脂フィルム全体に割れが著しい。 上記の評点において、◎および○は使用上の問題はな
い。なお、この試験は10枚の試験片について実施し
た。
【0069】(耐アルカリ性)本発明の化粧板がアルカ
リ性の黴除去剤と長時間接触した場合を想定した場合の
樹脂フィルムの耐アルカリ性を下記の要領で評価した。
実施例1〜24及び比較例1〜6で作成した化粧板積層
用印刷樹脂フィルムを、厚さ0.5mmの電気亜鉛合金
めっき鋼板に積層し試験片とした。この試験片を60m
m×60mmの大きさに切り出し、90°折り曲げ加工
を施した後、38±2℃の温度に保持されたpH:1
2.5のカセイソーダ水溶液中に1週間浸漬した後室温
で乾燥し、加工部を50倍の光学顕微鏡により観察し、
下記の5段階で評価した。 ◎:樹脂フィルムに割れが認められない。 ○:樹脂フィルムの一部に細かい割れが認められる。 △:樹脂フィルムの加工部全体に細かい割れが認められ
る。 ×:樹脂フィルムの加工部全体に大きな割れが認められ
る。 ××:樹脂フィルム全体に肉眼によっても割れが認めら
れる。 上記の評点において、◎および○は使用上の問題はな
い。なお、この試験は10枚の試験片について実施し
た。これらの樹脂フィルムの評価結果を表3および表4
に示す。
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】表3および表4に示すように、本発明の化
粧板積層用印刷樹脂フィルムは、加工性、耐水劣化性、
耐アルカリ性のいずれにおいても優れた特性を示す。
【0073】
【発明の効果】本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルム
は上記のように構成されており、表面樹脂層として二軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリブチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムなどのポリエステル樹脂
フィルムを用い、さらに、印刷下地となる基材樹脂層な
らびに着色樹脂層として、X線回折法を用いた測定より
求められる結晶化度が55%以下で、かつ、(100)
面の結晶子サイズが50Å以下である、ポリブチレンテ
レフタレートやポリエチレンテレフタレートなどのポリ
エステル樹脂フィルムを用い、それに絵柄印刷層を形成
し、さらに、着色樹脂層にエンボス加工を施してエンボ
ス凹部を形成した後、ワイピング法を用いてエンボス凹
部にインキを充填してなるワイピング印刷層を設け、そ
の上に選択的にエンボス加工が施される表面保護層、ま
たはさらにその上に選択的に施される艶調整層を下から
順次積層したものであり、これらの樹脂フィルムを金属
板、合板、無機質ボードなどに積層した化粧板は、優れ
た加工性、耐水劣化性、耐アルカリ性に加えて、意匠性
にも優れている。さらに、焼却する際に塩化水素ガスの
ような有毒ガス、およびそれに起因する有害物質が発生
して環境を汚染するおそれもなく、環境の保全性にも優
れており、黴が発生しやすいユニットバスをはじめ、冷
蔵庫および冷蔵庫のドアの外装用板、カーテンレール、
洗面ユニット、洗濯機、システムキッチン、間仕切り、
壁パネル、室内ドア、室内収納庫、蛍光灯の反射板、オ
ーディオビジュアル機器の外板、オーブンの外板、ファ
ンヒーターの外板、ストーブの外板、エアコンディショ
ナーの外板などに好適に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの一
例を示す断面図である。
【図2】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図4】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図5】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図6】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図7】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図8】 本発明の化粧板積層用印刷樹脂フィルムの他
の一例を示す断面図である。
【図9】 本発明の化粧板の一例を示す断面図である。
【図10】 本発明の化粧板の他の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 化粧板積層用印刷樹脂フィルム 2 基板 3 接着剤層 4 基材樹脂層 5 印刷層 5a 絵柄印刷層 5b ベタ印刷層 6 着色樹脂層 7 接着樹脂層 8 ワイピング印刷用エンボス凹部 9 ワイピング印刷層 10 表面樹脂層 11 エンボス凹部 12 艶調整層 13 化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逸見 勇介 山口県下松市東豊井1296番地の1 東洋鋼 鈑株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2D032 GA00 4F100 AB01E AK01A AK01B AK01C AK01E AK41A AK41B AK41C AK41E AK42B AK42C AK42E AL07A AT00E BA03 BA04 BA05 BA10A BA10B BA10C BA10E BA16 CA13B CC00D DD01 EH202 EJ38E EJ381 GB07 GB48 GB81 HB00 HB00B HB21 HB31D JA11B JA11C JL10B JL11A YY00B YY00C

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹脂層、
    印刷層、表面樹脂層が下から順次積層されてなり、基材
    樹脂層および/または着色樹脂層がX線回折測定法を用
    いて求められる結晶化度が55%以下で、かつ(10
    0)面の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステル
    樹脂からなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 接着樹脂層、着色樹脂層、印刷層、基材
    樹脂層、表面樹脂層が下から順次積層されてなり、基材
    樹脂層および/または着色樹脂層がX線回折測定法を用
    いて求められる結晶化度が55%以下で、かつ(10
    0)面の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステル
    樹脂からなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 接着樹脂層、基材樹脂層、着色樹脂層、
    印刷層、表面樹脂層が下から順次積層されてなり、基材
    樹脂層および/または着色樹脂層がX線回折測定法を用
    いて求められる結晶化度が55%以下で、かつ(10
    0)面の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステル
    樹脂からなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 着色樹脂層、基材樹脂層、印刷層、表面
    樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および
    /または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められ
    る結晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子
    サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂からなるこ
    とを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】 基材樹脂層、着色樹脂層、印刷層、表面
    樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および
    /または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められ
    る結晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子
    サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂からなるこ
    とを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】 着色樹脂層、印刷層、基材樹脂層、表面
    樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および
    /または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められ
    る結晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子
    サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂からなるこ
    とを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  7. 【請求項7】 接着樹脂層、基材樹脂層、印刷層、表面
    樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂層がX線
    回折測定法を用いて求められる結晶化度が55%以下
    で、かつ(100)面の結晶子サイズが50Å以下であ
    るポリエステル樹脂からなることを特徴とする、化粧板
    積層用樹脂フィルム。
  8. 【請求項8】 接着樹脂層、着色樹脂層、印刷層、基材
    樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および
    /または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められ
    る結晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子
    サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂からなるこ
    とを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  9. 【請求項9】 接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹脂層、
    表面樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂層お
    よび/または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求め
    られる結晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結
    晶子サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂からな
    ることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  10. 【請求項10】 接着樹脂層、基材樹脂層、着色樹脂
    層、表面樹脂層が下から順次積層されてなり、基材樹脂
    層および/または着色樹脂層がX線回折測定法を用いて
    求められる結晶化度が55%以下で、かつ(100)面
    の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂か
    らなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  11. 【請求項11】 基材樹脂層、印刷層、表面樹脂層が下
    から順次積層されてなり、基材樹脂層がX線回折測定法
    を用いて求められる結晶化度が55%以下で、かつ(1
    00)面の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステ
    ル樹脂からなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フ
    ィルム。
  12. 【請求項12】 着色樹脂層、印刷層、基材樹脂層が下
    から順次積層されてなり、基材樹脂層および/または着
    色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められる結晶化度
    が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイズが5
    0Å以下であるポリエステル樹脂からなることを特徴と
    する、化粧板積層用樹脂フィルム。
  13. 【請求項13】 基材樹脂層、着色樹脂層、表面樹脂層
    が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および/また
    は着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められる結晶
    化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイズ
    が50Å以下であるポリエステル樹脂からなることを特
    徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  14. 【請求項14】 着色樹脂層、基材樹脂層、表面樹脂層
    が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および/また
    は着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められる結晶
    化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイズ
    が50Å以下であるポリエステル樹脂からなることを特
    徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  15. 【請求項15】 接着樹脂層、基材樹脂層、表面樹脂層
    が下から順次積層されてなり、基材樹脂層がX線回折測
    定法を用いて求められる結晶化度が55%以下で、かつ
    (100)面の結晶子サイズが50Å以下であるポリエ
    ステル樹脂からなることを特徴とする、化粧板積層用樹
    脂フィルム。
  16. 【請求項16】 接着樹脂層、基材樹脂層、着色樹脂層
    が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および/また
    は着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められる結晶
    化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイズ
    が50Å以下であるポリエステル樹脂からなることを特
    徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  17. 【請求項17】 接着樹脂層、着色樹脂層、基材樹脂層
    が下から順次積層されてなり、基材樹脂層および/また
    は着色樹脂層がX線回折測定法を用いて求められる結晶
    化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイズ
    が50Å以下であるポリエステル樹脂からなることを特
    徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  18. 【請求項18】 基材樹脂層、表面樹脂層が下から順次
    積層されてなり、基材樹脂層がX線回折測定法を用いて
    求められる結晶化度が55%以下で、かつ(100)面
    の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂か
    らなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  19. 【請求項19】 基材樹脂層、着色樹脂層が下から順次
    積層されてなり、基材樹脂層および/または着色樹脂層
    がX線回折測定法を用いて求められる結晶化度が55%
    以下で、かつ(100)面の結晶子サイズが50Å以下
    であるポリエステル樹脂からなることを特徴とする、化
    粧板積層用樹脂フィルム。
  20. 【請求項20】 着色樹脂層、基材樹脂層が下から順次
    積層されてなり、基材樹脂層および/または着色樹脂層
    がX線回折測定法を用いて求められる結晶化度が55%
    以下で、かつ(100)面の結晶子サイズが50Å以下
    であるポリエステル樹脂からなることを特徴とする、化
    粧板積層用樹脂フィルム。
  21. 【請求項21】 接着樹脂層、基材樹脂層が下から順次
    積層されてなり、基材樹脂層がX線回折測定法を用いて
    求められる結晶化度が55%以下で、かつ(100)面
    の結晶子サイズが50Å以下であるポリエステル樹脂か
    らなることを特徴とする、化粧板積層用樹脂フィルム。
  22. 【請求項22】 X線回折測定法を用いて求められる結
    晶化度が55%以下で、かつ(100)面の結晶子サイ
    ズが50Å以下であるポリエステル樹脂からなる単層の
    基材樹脂層からなる化粧板積層用樹脂フィルム。
  23. 【請求項23】 前記ポリエステル樹脂がポリブチレン
    テレフタレートである、請求項1〜22に記載の化粧板
    積層用樹脂フィルム。
  24. 【請求項24】 前記ポリエステル樹脂がポリブチレン
    テレフタレートの酸成分の一部をイソフタル酸で置換し
    てなる変性ポリブチレンテレフタレートである、請求項
    1〜22に記載の化粧板積層用樹脂フィルム。
  25. 【請求項25】 前記ポリエステル樹脂がポリトリメチ
    レンテレフタレートである、請求項1〜22に記載の化
    粧板積層用樹脂フィルム。
  26. 【請求項26】 前記表面樹脂層がポリエステル樹脂か
    らなる、請求項1〜7、9〜11、13〜15、18の
    いずれかに記載の化粧板積層用樹脂フィルム。
  27. 【請求項27】 前記ポリエステル樹脂が二軸延伸され
    たポリエチレンテレフタレートである、請求項26に記
    載の化粧板積層用樹脂フィルム。
  28. 【請求項28】 前記ポリエステル樹脂がポリブチレン
    テレフタレートである、請求項26に記載の化粧板積層
    用樹脂フィルム。
  29. 【請求項29】 前記接着樹脂層がポリエステル樹脂か
    らなる、請求項1〜3、7〜10、15〜17、21の
    いずれかに記載の化粧板積層用樹脂フィルム。
  30. 【請求項30】 前記ポリエステル樹脂がポリエチレン
    テレフタレートの酸成分の一部をイソフタル酸で置換し
    てなる変性ポリエチレンテレフタレートである、請求項
    29に記載の化粧板積層用樹脂フィルム。
  31. 【請求項31】 前記ポリエステル樹脂がポリブチレン
    テレフタレートの酸成分の一部をイソフタル酸で置換し
    てなる変性ポリブチレンテレフタレートである、請求項
    29に記載の化粧板積層用樹脂フィルム。
  32. 【請求項32】 前記着色樹脂層が着色顔料を混練した
    ポリエステル樹脂からなる、請求項1〜6、8〜10、
    12〜14、16、17、19、20のいずれかに記載
    の化粧板積層用樹脂フィルム。
  33. 【請求項33】 樹脂フィルムを積層する基板の少なく
    とも片面に、請求項1〜32のいずれかに記載の化粧板
    積層用樹脂フィルムを積層した化粧板。
  34. 【請求項34】 前記基板と前記化粧板積層用樹脂フィ
    ルムの間に接着剤層を介して積層した、請求項33に記
    載の化粧板。
  35. 【請求項35】 前記基板に積層した後の請求項27に
    記載の化粧板積層用樹脂フィルムの表面樹脂層の二軸延
    伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムの面配向
    係数が0.040〜0.175である、請求項33また
    は34に記載の化粧板。
  36. 【請求項36】 前記基板に積層した後の請求項27に
    記載の化粧板積層用樹脂フィルムの表面樹脂層の二軸延
    伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムの面配向
    係数が0.160〜0.175である、請求項33また
    は34に記載の化粧板。
  37. 【請求項37】 前記基板が金属板である、請求項33
    〜36のいずれかに記載の化粧板。
  38. 【請求項38】 請求項33〜37のいずれかに記載の
    化粧板を用いてなるユニットバス。
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