JP4176088B2 - 高鮮映化粧フィルム積層金属板 - Google Patents

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本発明は、高鮮映化粧フィルム積層金属板に関する。より詳細には電気冷蔵庫のドア、エアコンカバー等の家庭電化製品の外装材や、鋼製家具、エレベータ、建築物等の内装材のように、特に高鮮映性の印刷模様を要求される用途に適した高鮮映化粧フィルム積層金属板に関する。
本発明でいう鮮映性とは、写像鮮映性すなわち化粧面に写した正反射像の鮮明さを意味し、鮮映性の評価は財団法人日本色彩研究所製の携帯用鮮明度光沢計PGD−4型による測定により行ったものである。
従来、各種家具類や建築内装材等に使用される高鮮映化粧金属板としては、
(1)基材となる樹脂層に通常の方法を用いて印刷を施し、印刷層の表面保護のために、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等のコート層を設けた化粧フィルム、
(2)基材となる樹脂層に印刷を施した後、透明な二軸延伸ポリエステルフィルムを接着剤層を介して積層した化粧フィルム、
(3)ポリ塩化ビニルフィルムの上に通常の方法を用いて印刷を施した後、透明なポリ塩化ビニルフィルムや二軸延伸ポリエステルフィルムを積層した化粧フィルム、
などの化粧フィルムを、接着剤を介して亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板やステンレス鋼板などの金属板に積層したものが知られている。
しかしながら、上記(1)の化粧フィルムを積層した化粧金属板は、化粧フィルムの強度が不十分であるため、加工時に化粧フィルムが割れたり、コーナー部のインキが剥離し易いという問題があり、高加工用途には適していない。
前記(2)の化粧フィルムを積層した化粧金属板は、耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性には優れているが、表面フィルムの柔軟性に乏しく、軟化温度が高いため鏡面仕上げのエンボス加工を施す場合、鏡面仕上げが施しにくい。
前記(3)の化粧フィルムを積層した化粧金属板は、ポリ塩化ビニルフィルムが用いられているため、耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性が劣り、また焼却して廃棄処理する際に、塩化水素ガスのような有毒ガス、およびそれに起因する有害物質が発生して環境を汚染したり、焼却する際に焼却炉を傷めたりするおそれがあるなどの問題を抱えている。
さらに、いずれのフィルムについても、金属板と積層する際の条件によっては、フィルムや金属板による気泡の巻き込みにより積層界面に気泡の残留が生じ、その結果、表面の平滑性にまで影響を及ぼし、鮮映性の低下を引き起こしている。
本発明は上記の問題を解決することを目的として、基板と基板に積層するフィルムの界面に介在する気泡を一定量以下に減少させることにより、従来のポリ塩化ビニル樹脂フィルムを用いた高鮮映化粧シートと同等以上の印刷鮮映性を有し、かつ意匠性に優れた絵柄模様を有し、耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性に優れた高鮮映化粧フィルム積層金属板を提供することを課題とする。
本発明によれば、金属板側から接着樹脂層、基材樹脂層、透明な表面樹脂層の順に積層されて成る非塩素系化粧フィルムを金属板に積層して成る化粧フィルム積層金属板であって、前記基材樹脂層にはエンボス加工が施されておらず、且つ前記フィルムと金属板との界面に存在する気泡の面積率が1%以下であることを特徴とする高鮮映化粧フィルム積層金属板が提供される。
本発明によればまた、金属板側から基材樹脂層、透明な表面樹脂層の順に積層されて成る非塩素系化粧フィルムを金属板に積層してなる化粧フィルム積層金属板であって、前記基材樹脂層にはエンボス加工が施されておらず、且つ前記フィルムと金属板との界面に存在する気泡の面積率が1%以下であることを特徴とする高鮮映化粧フィルム積層金属板が提供される。
本発明の高鮮鋭化粧フィルム積層金属板においては、
1.表面樹脂層が二軸延伸ポリエステル樹脂フィルムから成り、かかるポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートの多価酸成分もしくは多価アルコール成分の一部を他の成分で置き換えた結晶性の共重合ポリエステル樹脂であること、特にエチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂であること、
2.基材樹脂層がポリブチレンテレフタレートから成ること、
3.接着樹脂層がポリエチレンテレフタレートの多価酸成分もしくは多価アルコール成分の一部を他の成分で置き換えた結晶性の共重合ポリエステル樹脂から成り、結晶性の共重合ポリエステル樹脂が、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂であること、
4.高鮮映フィルムと金属板の間に接着剤を介して積層してなること、
5.金属板が亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板、ステンレス鋼板のいずれかであること、
が好適である。
本発明によれば、非塩素系樹脂フィルムと金属板との界面に存在する気泡の面積率が1%以下となるように両者の積層を行うことにより、高鮮映性を達成することができる。一層好適には、接着樹脂層として共重合ポリエステルフィルムを、印刷下地となる基材樹脂層としてポリブチレンテレフタレートフィルムを用い、それに絵柄印刷層、ベタ印刷層、または絵柄印刷層とベタ印刷層を形成し、さらに透明な表面樹脂層を下から順次積層することにより、高鮮映性および意匠性に優れた化粧フィルムが得られ、さらに、その化粧フィルムを亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板やステンレス鋼板などの金属板に積層する際に気泡の巻き込みを極減させ、気泡面積率で1%以下に抑制することにより、フィルム表面の凹凸が少ない、鮮映性に優れた化粧フィルム積層金属板が得られる。
本発明においては、焼却時に有毒な塩化水素ガスや、それに起因する有害物質が発生して環境を汚染するおそれがあるポリ塩化ビニル樹脂フィルムに替わる、高鮮映性および意匠性に優れた絵柄模様を有し、かつ耐汚染性、耐溶剤性などの表面物性に優れた化粧金属板に積層する印刷可能な高鮮映樹脂フィルムや金属板について鋭意検討した結果、非塩素系樹脂フィルムと金属板との界面に存在する気泡の面積率が1%以下となるように両者の積層を行うことにより、高鮮映性を達成しうることを見出した。
金属素材と樹脂フィルム層との界面に存在する気泡は、後述する試験法に示すとおり、超音波顕微鏡撮影により測定検出することができ、これは前記界面に空気が存在すると、超音波の反射が起きるという原理を利用するものである。この超音波顕微鏡撮影による写真では、超音波反射部分と超音波の非反射部分とが存在するので、これを画像処理し、全面積当たりの超音波反射部分の面積を求めることにより、気泡面積率(%)が求められる。
本発明では、フィルム積層金属板の気泡面積率を1%以下とすることが鮮映性の向上に関して臨界的であり、後述する例に示すとおり、気泡面積率が1%を少し上回ると容易に判別できる程度に鮮映性が低下するのに対して、気泡面積率が1%以下となるようにフィルムと金属板との積層を行うと、鮮映性を顕著に向上させることができるのである。
フィルムと金属板との界面における気泡面積率を低減させる手段については、後に詳しく説明する。
本発明の好適な実施形態においては、接着樹脂層として共重合ポリエステルフィルムを、印刷下地となる基材樹脂層としてポリブチレンテレフタレートフィルムを用い、それに絵柄印刷層、ベタ印刷層、または絵柄印刷層とベタ印刷層を形成し、さらに透明な表面樹脂層を下から順次積層することにより、上記の要求特性を満足する化粧金属板に積層する樹脂フィルムが得られ、さらに、その化粧フィルムを亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板やステンレス鋼板などの金属板に積層する際に気泡の巻き込みを極減させ、気泡面積率で1%以下に抑制することにより、フィルム表面の凹凸が少ない、鮮映性に優れた樹脂フィルム積層金属板が得られる。
以下に本発明についてその内容を説明する。
まず、本発明の高鮮映化粧フィルム積層金属板に用いる化粧フィルムについて説明する。図1〜6は金属板に積層する化粧フィルムの一例を示す概略断面図であり、図3及び4はそれぞれ本発明の金属板に積層する化粧フィルムの一例を示す概略断面図、図7及び8は高鮮映化粧フィルム積層金属板の一例を示す概略断面図である。
各符号はそれぞれ、1は化粧フィルム、2は金属板、3は接着樹脂層、4は基材樹脂層、5は印刷層、5aはベタ印刷層、5bは絵柄印刷層、6は表面樹脂層、7はエンボス凹部、8はワイピング印刷層、10は化粧フィルム積層金属板、13は接着剤層を表している。
本発明の高鮮映化粧フィルム積層金属板に積層する化粧フィルム1は、図1に示すように接着樹脂層3の上面に、基材樹脂層4が積層されており、基材樹脂層4の上面に、ベタ印刷層5aと絵柄印刷層5bからなる印刷層5が裏面全面に設けられた表面樹脂層6が積層されている。基材樹脂層4は選択的にその上面にエンボス加工によりエンボス凹部7が形成され、エンボス凹部7にワイピングインキが充填されたワイピング印刷層8が設けられていてもよい。
また、化粧フィルム1は、図2に示すように、選択的にその上面にエンボス加工によりエンボス凹部7が形成され、エンボス凹部7にワイピングインキが充填されたワイピング印刷層8が設けられた基材樹脂層4の上面に、ベタ印刷層5aと絵柄印刷層5bからなる印刷層5が裏面全面に設けられた表面樹脂層6が積層されたものであってもよいし、図3に示すように、接着樹脂層3の上面に、基材樹脂層4が積層されており、基材樹脂層4の上面に表面樹脂層6が積層されていてもよく、さらに図4に示すように、基材樹脂層4の上面に表面樹脂層6が積層されていてもよく、図5に示すように、接着樹脂層3の上面に基材樹脂層4が積層されていてもよい。さらにまた、化粧フィルム1は、図6に示すように、基材樹脂層4の単層で構成されていてもよい。
図7は、図1に示した化粧フィルム1を、直接金属板2に積層した高鮮映化粧フィルム積層金属板10を示す。
図8は、図2に示した化粧フィルム1を、接着剤層13を介して金属板2に積層した高鮮映化粧フィルム積層金属板10を示す。
本発明の基材樹脂層4の樹脂としては、1.0〜2.0の固有粘度(IV値)を有するポリブチレンテレフタレートフィルムを用いることが好ましいが、固有粘度は製膜性の面から1.5以下、耐水経時性(耐水劣化性)の面から1.2以上であることがより好ましい。また基材樹脂層4を押出機を用いて製膜する際に、樹脂中に着色顔料を混練して着色樹脂層としてもよい。
絵柄印刷層5bは、例えば、木目、石目、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄などの模様を表現した印刷層であり、ベタ印刷層5aは基材樹脂層4の全面を隠蔽し絵柄印刷層5bの印刷下地色を与える印刷層であると共に、基材樹脂層4と表面樹脂層6との熱接着性を付与する層でもある。印刷層5を構成するベタ印刷層5aおよび絵柄印刷層5bを形成するインキのビヒクルとしては、例えばニトロセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリエステルウレタン樹脂などの公知のものが使用できるが、なかでも密着及び熱接着性の両観点からニトロセルロース−アルキド樹脂系インキが好ましい。
また、基材樹脂層4に選択的にエンボス加工を施してエンボス凹部7を形成した後、ワイピング法を用いてエンボス凹部7にインキを充填してなるワイピング印刷層8を設ける場合、エンボス凹部7に充填されるワイピングインキとしては、塗料もしくはインキが用いられる。
例えば、天然樹脂またはその変成樹脂類、セルロース誘導体類、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂類をビヒクルの構成材料とし、ビヒクル中に着色顔料、体質顔料等を添加して成る塗料もしくはインキが用いられる。使用されるビヒクルとしてはウレタン2液硬化型のものが好適に用いられる。ワイピング法としては、ドクターブレード法、ロールコート法など、従来から使用されているワイピング法のいずれによっても良い。
表面樹脂層6としてはポリエチレンテレフタレートをはじめとするポリエステル樹脂のフィルム、ポリカーボネートフィルム、またはアクリル樹脂フィルムを用いることが好ましく、なかでも二軸延伸ポリエステルフィルムを用いることがより好ましい。さらにこのポリエステル樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、またはポリエチレンテレフタレートの多価酸成分もしくは多価アルコール成分の一部を他の成分で置き換えた結晶性の共重合ポリエステル樹脂であることが好ましく、結晶性の共重合ポリエステル樹脂が、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂であることが特に好ましい。
接着樹脂層3の樹脂としては、ポリエチレンテレフタレートの多価酸成分もしくは多価アルコール成分の一部を他の成分で置き換えた結晶性の共重合ポリエステル、好ましくは結晶性の共重合ポリエステル樹脂が、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂であることが好ましい。
このポリエステル樹脂を構成する材料の一例としては、以下の組成を有する共重合ポリエステル樹脂、特にソフトセグメントとハードセグメントとからなる共重合ポリエステルなどが好適に用いられる。
すなわち、樹脂を形成するソフトセグメントとして、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコール類;ポリε−カプロラクトン等のラクトン類;アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸類;等から誘導されるエステルセグメントが挙げられる。
また、樹脂を構成するハードセグメントとしては、エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレート、シクロへキサンジメチレンテレフタレート、シクロへキサンジメチレンシクロへキサンジカルボキシレート、ブチレン2,6ナフタレンジカルボキシレートなどの芳香族および/または脂環族エステルユニットから選ばれた少なくとも一つから構成されているものが挙げられる。
さらに、アルコール成分として、1,4ブタンジオール残基を含有していることが耐溶剤性の点で好ましく、共重合ポリエステルを形成する全アルコール成分に占める1,4ブタンジオール残基が40モル%以上、65モル%以下であることが好ましい。
基板との密着力がより強く要求される場合には、接着樹脂層3または基材樹脂層4の樹脂成分の一部にアイオノマー樹脂成分を含有させるとよい。この場合、アイオノマー樹脂成分を全体樹脂成分の1〜50重量%とすることが好ましい。
図1に示す化粧フィルム1は、次のようにして作成することができる。すなわち、押出しにより接着樹脂層3と基材樹脂層4をそれぞれ製膜し、両者を重ね合わせて1対の熱ロール間に通して挟み付けて圧着するとともに熱融着して積層し、1枚の積層フィルムを製造する。なお、その際、前記の熱ロールの一方にエンボスロールを使用し、基材樹脂層4の側がエンボスロールに当接するようにして圧着することにより、積層とエンボス加工を同時に実施することができる。
このようにして基材樹脂層4の表面にワイピング印刷用のエンボス凹部7を形成し、ワイピングインキを充填してワイピング印刷層8を設けることにより、高意匠性の絵柄模様を付与することができる。このようにして作成した2層の積層フィルムの基材樹脂層4のワイピング印刷層8を設けた面に、表面樹脂層6の下面に設けた絵柄印刷層5bとベタ印刷層5aからなる印刷層5を重ね合わせ、2層の積層フィルムと表面樹脂層6を重ね合せたまま1対の熱ロール間に通して挟み付けて圧着するとともに熱融着して積層し、一枚の積層フィルムを製膜する。加熱しながら加圧することにより、表面樹脂層6のベタ印刷層5aの面を基材樹脂層4に融着して1枚の化粧フィルム1を作るものである。
そして、基材樹脂層4が寸法安定性に優れるため、張力や熱に起因する伸縮変動を抑えることが可能となり、印刷柄とエンボス柄が同調した、高意匠性を有するエンボス化粧フィルムとすることができる。上記の積層作業やエンボス加工などの工程は、従来のポリ塩化ビニル樹脂フィルムの製膜におけるのと同じ設備で作業することが可能である。
図2に示す化粧フィルム1は、次のようにして作成することができる。すなわち、押出しにより基材樹脂層4を製膜する際に、加熱溶融した基材樹脂層用の樹脂を表面にエンボス加工が施されたキャスティングロール上に押し出し、片面にエンボス凹部7を設けて製膜する。このエンボス凹部7にワイピングインキを充填してワイピング印刷層8を設ける。このようにして作成した基材樹脂層4のワイピング印刷層8を設けた面に、表面樹脂層6の下面に設けた絵柄印刷層5bとベタ印刷層5aからなる印刷層5を重ね合わせ、2層の積層フィルムと表面樹脂層6を重ね合せたまま1対の熱ロール間に通して挟み付けて圧着するとともに熱融着して積層し、一枚の積層フィルムを製膜する。
加熱しながら加圧することにより、表面樹脂層6のベタ印刷層5aの面を基材樹脂層4に融着して1枚の化粧フィルム1を作るものである。
図3、図4、図5に示す化粧フィルム1は、それぞれ共押出しにより製膜する。また図6に示す化粧フィルム1は通常の押出しにより製膜する。
これらの方法によって得られた化粧フィルム1を直接熱接着法により、または接着剤層13を介在させて金属板2に貼合わせることにより、図7または図8に示すような高鮮映化粧フィルム積層金属板10が得られる。金属板2としては、例えば、鋼板、アルミニウム合金板、亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板、ステンレス鋼板などが用いられる。
化粧フィルム1と金属板2の貼合わせに用いられる接着剤層13の接着剤としては、一般的な接着剤、例えば、ポリエステル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、エチレン−ビニルアセテート樹脂系、尿素樹脂系、ウレタン樹脂系などのエマルジョン型接着剤が、火気に対して安全で、臭気もなく、価格的にも安価なため好ましく用いられる。
本発明の高鮮映化粧フィルム積層金属板10は次のようにして作成される。すなわち、コイル状に巻き取った長尺帯状の金属板をアンコイラー等の巻き戻し手段から巻き戻しながらオーブン等の加熱手段で加熱し、これにコイル状に巻き取った長尺帯状の化粧フィルムをアンコイラー等の巻き戻し手段から巻き戻して当接し、1対の圧着ロールで両者を挟み付けて圧着する。このように、金属板と化粧フィルムの双方が連続的に移動しながら挟み付けられるので、その際に界面に空気が巻き込まれる。使用する金属板の表面粗さ、装置の振動、移動する際の金属板や化粧フィルムの振れ等の原因により、気泡の発生は大きく異なり、表面粗さの大きい金属板ほど、また化粧フィルムの移動速度が大きくなるほど気泡の発生が増加する傾向にある。
この気泡発生は、表面粗さの小さい金属板を用いる、化粧フィルムの張力を高める、圧着ロールの加圧力を高める、化粧フィルムを融点以下に予熱しフィルムの剛性を低下させる、巻き戻し手段から圧着ロールまでの距離をできるだけ短くして化粧フィルムの振れを抑制する、巻き戻し手段から圧着ロールまでの間に化粧フィルムに張力を付与しかつ振れを抑制するための張力負荷用のロールを設けるなどの方法を用いて抑制することができる。
本発明においては、上記の化粧フィルム1を金属板2に貼合わせる際に、化粧フィルム1と金属板2との界面に空気を巻き込むことによって生じる気泡をできるだけ抑制し、界面に存在する気泡の面積率が1%以下となるように積層することが高鮮映性を付与する上で極めて重要である。この気泡の面積率の測定は、既に説明したとおり、超音波顕微鏡を用いて撮影した写真を画像解析処理して計測することができる。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
(実験例1)
厚さ:25μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、ニトロセルロース−アルキド系インキを用い、絵柄印刷層および着色ベタ印刷層をグラビア輪転機によりインラインにて印刷した。一方、ポリブチレンテレフタレートおよびエチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂(エチレンテレフタレート85モル%/エチレンイソフタレート15モル%)を用いて押出製膜機により厚さ:70μmの2層未延伸フィルム(厚み比=4:1)に製膜した後、ポリブチレンテレフタレートフィルム面をエンボスロール側として、エンボスロールとシリコンゴムロールからなる加圧ロールの間に通し、ポリブチレンテレフタレートフィルム表面にエンボス凹部を有する2層フィルムを作成した。次いで、前記エンボス凹部を有する面に2液硬化型ウレタン系着色インキをロールコート法によって塗工した後、ドクターブレードでエンボス凹部以外の部分に付着している着色インキを除去し、積層フィルムの表面に形成されているエンボス凹部内に着色インキを充填、固化させ、印刷樹脂フィルムを作製した。次いで、透明二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷層と2層未延伸フィルムのポリブチレンテレフタレートの印刷面が接するようにして、圧着用ロールの加熱温度:200℃、樹脂フィルムの送り速度:20m/min、圧着用ロールのニップ圧:2.45MPaの条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmの亜鉛−55%アルミニウム合金めっき鋼板(めっき量:両面200g/m、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m施す)にポリエステル系接着剤を30g/mの塗布量で塗布し、前記の化粧フィルムを図9に示した積層装置を用い、巻き戻し手段から圧着ロールまでの距離(L):60cm、化粧フィルムおよび亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の送り速度:50m/min、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板の加熱温度:210℃、接着圧力:1.47MPaの条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例2)
厚さ:25μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、実験例1と同様にして絵柄印刷層および着色ベタ印刷層を印刷した。一方、厚さ:70μmのポリブチレンテレフタレートフィルムを押出製膜機により製膜した後、実験例1と同様にしてエンボス加工を施し、形成されたエンボス凹部内に着色インキを充填して印刷樹脂フィルムを作製した。次いで、透明二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷層と2層未延伸フィルムのポリブチレンテレフタレートの印刷面が接するようにして、実験例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmのステンレス鋼板(SUS430、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m施す)に実験例1と同様にしてポリエステル系接着剤を塗布し、前記の化粧フィルムを図9に示した積層装置を用い、実験例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例3)
エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂(エチレンテレフタレート88モル%/エチレンイソフタレート12モル%)からなる、厚さ:25μmの透明二軸延伸フィルムに、ポリブチレンテレフタレートおよびエチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂(エチレンテレフタレート85モル%/エチレンイソフタレート15モル%)を用いて押出製膜機により厚さ:70μmの2層未延伸フィルム(厚み比=4:1)を、2層未延伸フィルムのポリブチレンテレフタレートが接するようにして、実験例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、図9に示した積層装置を用い、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmの亜鉛めっき鋼板(めっき量:30g/m、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m付着させた)を230℃に加熱し、化粧フィルムの2層未延伸フィルムの共重合ポリエステル樹脂層が亜鉛めっき鋼板と接するようにして、巻き戻し手段から圧着ロールまでの距離(L):60cm、化粧フィルムおよび亜鉛めっき鋼板の送り速度:50m/min、接着圧力:1.47MPaの条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例4)
厚さ:30μmの透明のポリカーボネートフィルムに、実験例2と同様にして作成した、エンボス加工を施し、形成されたエンボス凹部内に着色インキを充填してなる厚さ:70μmのポリブチレンテレフタレートの印刷樹脂フィルムを、印刷面が接するようにして実験例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmの亜鉛めっき鋼板(めっき量:30g/m、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m付着させた)に実験例1と同様にしてポリエステル系接着剤を塗布し、前記の化粧フィルムを図9に示した積層装置を用い、実験例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例5)
厚さ:30μmの透明のアクリル樹脂フィルムに、実験例2と同様にして作成した、エンボス加工を施し、形成されたエンボス凹部内に着色インキを充填してなる厚さ:70μmのポリブチレンテレフタレートの印刷樹脂フィルムを、印刷面が接するようにして実験例1と同様の条件で両フィルムを加熱圧着して積層し、化粧フィルムを作製した。次に、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmの亜鉛めっき鋼板(めっき量:30g/m、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m付着させた)に実験例1と同様にしてポリエステル系接着剤を塗布し、前記の化粧フィルムを図9に示した積層装置を用い、実験例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例6)
ポリブチレンテレフタレートおよびエチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂(エチレンテレフタレート85モル%/エチレンイソフタレート15モル%)を用いて押出製膜機により厚さ:100μmの2層の未延伸フィルム(厚み比=5:1)からなる化粧フィルムに製膜し、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmの亜鉛めっき鋼板(めっき量:30g/m、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m付着させた)に実験例1と同様にしてポリエステル系接着剤を塗布し、共重合ポリエステル樹脂層が接着剤塗布面に接するようにして、前記の化粧フィルムを図9に示した積層装置を用い、実験例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例7)
押出製膜機により、チタン系白色顔料を7%含有する、厚さ:100μmの単層の未延伸ポリブチレンテレフタレートフィルムを化粧フィルムとして製膜した。次に、厚さ:0.5mm、平均表面粗さ(Ra):0.2μmの亜鉛めっき鋼板(めっき量:30g/m、化成処理はクロメート処理をCrとして40mg/m付着させた)に実験例1と同様にしてポリエステル系接着剤を塗布し、前記の化粧フィルムを図9に示した積層装置を用い、実験例1と同様の条件で加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例8)
実験例1と同様の化粧フィルムを実験例1と同様の条件で作成した。次に、実験例1と同様の亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板に、実験例1と同様のポリエステル系接着剤を実験例1と同様にして塗布した。次いで図9に示した積層装置を用い、巻き戻し手段から圧着ロールまでの距離(L)が120cmである以外は実験例1と同様にして加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例9)
実験例1と同様の化粧フィルムを実験例1と同様の条件で作成した。次に、平均表面粗さ(Ra)が0.64μmである以外は実験例1と同様の亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板に、実験例1と同様のポリエステル系接着剤を実験例1と同様にして塗布した。次いで図9に示した積層装置を用い、実験例1と同様にして加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例10)
実験例1と同様の化粧フィルムを実験例1と同様の条件で作成した。次に、実験例1と同様の亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板に、実験例1と同様のポリエステル系接着剤を実験例1と同様にして塗布した。次いで図9に示した積層装置を用い、化粧フィルムおよび亜鉛めっき鋼板の送り速度が80m/minである以外は実験例1と同様にして加熱圧着し、化粧フィルム積層金属板を得た。
(実験例11)
実験例3と同様の亜鉛めっき鋼板に実験例1と同様にしてポリエステル系接着剤を塗布し、厚さ:100μmのポリ塩化ビニルフィルムを当接し、加熱温度:130℃、接着圧力:1.47MPa、圧着時間:30秒の条件で加熱圧着し、化粧板を得た。
(特性評価)
[気泡の面積率]
上記のようにして得られた実験例1〜11の化粧フィルム積層金属板の、化粧フィルムと金属板との界面に生成した気泡の面積率を測定し、評価した。すなわち、超音波顕微鏡(OLYMPUS製 ACOUSTIC MICROSCOPE UH3)を用い、レンズユニット:200MHz、ATTENUATION:15dB、撮影倍率:120倍で界面における気泡の生成状態を撮影し、画像解析処理装置を用いて気泡の面積率を決定した。
[鮮映性]
実験例1〜11の化粧フィルム積層金属板の表面の鮮映度を、財団法人日本色彩研究所製の携帯用鮮明度光沢計PGD−4型を用いて測定した。なお、本発明でいう鮮映性とは、写像鮮映性すなわち化粧面に写した正反射像の鮮明さを意味し、高鮮映とは前記の鮮映度が0.8以上の場合をさす。これらの結果を表1に記す。
Figure 0004176088
表1に示すように、本発明の化粧フィルム積層金属板は、化粧フィルムと金属板との界面における気泡の生成が少なく、鮮映性に優れている。
金属板に積層する化粧フィルムの一例を示す概略断面図。 金属板に積層する化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 本発明の金属板に積層する化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 本発明の金属板に積層する化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 金属板に積層する化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 金属板に積層する化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 高鮮映化粧フィルム積層金属板の一例を示す概略断面図。 高鮮映化粧フィルム積層金属板の他の一例を示す概略断面図。 化粧フィルムを金属板に積層する装置の概略図である。
符号の説明
1:化粧フィルム
2:金属板
3:接着樹脂層
4:基材樹脂層
5:印刷層
5a:ベタ印刷層
5b:絵柄印刷層
6:表面樹脂層
7:エンボス凹部
8:ワイピング印刷層
10:化粧フィルム積層金属板
11:化粧フィルム巻き戻し手段
12:圧着ロール
13:接着剤層
L:巻き戻し手段から圧着ロールまでの距離

Claims (10)

  1. 金属板側から接着樹脂層、基材樹脂層、透明な表面樹脂層の順に積層されて成る非塩素系化粧フィルムを金属板に積層して成る化粧フィルム積層金属板であって、前記基材樹脂層にはエンボス加工が施されておらず、且つ前記フィルムと金属板との界面に存在する気泡の面積率が1%以下であることを特徴とする高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  2. 金属板側から基材樹脂層、透明な表面樹脂層の順に積層されて成る非塩素系化粧フィルムを金属板に積層してなる化粧フィルム積層金属板であって、前記基材樹脂層にはエンボス加工が施されておらず、且つ前記フィルムと金属板との界面に存在する気泡の面積率が1%以下であることを特徴とする高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  3. 前記表面樹脂層が二軸延伸ポリエステル樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項1又は2記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  4. 前記ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレートの多価酸成分もしくは多価アルコール成分の一部を他の成分で置き換えた結晶性の共重合ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項3記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  5. 前記結晶性の共重合ポリエステル樹脂が、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  6. 前記基材樹脂層がポリブチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  7. 前記接着樹脂層がポリエチレンテレフタレートの多価酸成分もしくは多価アルコール成分の一部を他の成分で置き換えた結晶性の共重合ポリエステル樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  8. 前記結晶性の共重合ポリエステル樹脂が、エチレンテレフタレート/エチレンイソフタレート共重合ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項7に記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  9. 高鮮映フィルムと金属板の間に接着剤を介して積層してなることを特徴とする請求項2記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
  10. 前記金属板が亜鉛めっき鋼板、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板、ステンレス鋼板のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の高鮮映化粧フィルム積層金属板。
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