JP2001285915A - 移動通信システムおよび移動通信方法 - Google Patents

移動通信システムおよび移動通信方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 移動端末が複数の交換機で構成されるネット
ワーク内で通信するとき、そのネットワーク内で通信中
に他のネットワークに移動してもハンドオーバが可能と
なる移動通信システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク202に加入する移動端末
211がネットワーク201まで移動してくると、交換
機2311はその位置登録信号を受信してネットワーク
202に送信し、その認証情報を得てVLR記憶部26
1に格納する。ビジタ端末211が発呼すると、呼情
報が呼情報記憶部2631に格納される。そして、交換
機2311内に格納されたことを交換機2313のVLR
保持ノード番号記憶部266に記憶させる端末211が
移動を続けて交換器2312区域に入ると、交換器23
2はVLR保持ノード番号記憶部266により認証番
号が交換器2311に登録されていることを知り、呼情
報記憶部2631から呼情報を得て交換機2312に切替
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
係わり、特に他のネットワークから移動してきた携帯型
電話機等の移動端末の通信についての工夫を行った移動
通信システムおよび移動通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PHS(personal handy-phone syste
m)等の携帯型電話機の普及に伴って、事業所内でもこ
のような携帯型電話機を使用して快適なモバイルコミュ
ニケーションを実現できるようになっている。携帯型電
話機を事業所内の内線電話として使用すると、事業所内
ではどこに移動しても電話を使用することができる他、
その位置表示機能を活用して携帯型電話機の携行者の位
置を割り出すといったことも可能になる。また、事業所
から出てしまえば一般の電話回線を使用してその携帯型
電話機を私的に使用することも可能である。
【0003】ところで比較的小さな事業所では、1台の
交換機を用意して構内の携帯型電話機のすべてをこの1
台の交換機で処理することができる。ところが広い大規
模な事業所や、都市部で複数のビルにオフィスを分散配
置している事業所では、1台の交換機が全部の携帯型電
話機の通信を管理することが地理的にあるいは容量的に
不可能になる。そこで、このような地域に複数の交換機
を分散して配置し、それらの交換機がそれぞれの携帯型
電話機の管理を行う一方で、携帯型電話機の携行者が同
一事業所内のあるビルから他のビルに移動したような場
合には、あたかも1つの交換機に接続されているような
通信管理を実現することが提案されている。
【0004】図14は、一例として第1〜第4の交換機
が見かけ上の1つの交換システムを構成した様子を表わ
したものである。このようなシステムは、同一サービス
で同一操作性を有するためいわゆるワンシステムルック
と呼ばれている。このシステムでは、第1〜第4の交換
機111〜114は、それぞれ有線による固定型の内線電
話機12と、接続装置13を介する無線による移動可能
な携帯型電話機14を備えている。それぞれの交換機1
1〜114は、中継線151〜154でたとえばループ状
に連結されている。
【0005】固定型の内線電話機12はそれぞれの交換
機111〜114に固定的に接続されているが、携帯型電
話機14は事業所内を自由に移動することができる。し
たがって、このような複数の交換機111〜114を外見
上1つの交換機として動作させるためにはネットワーク
内局間ローミング(roaming)機能と、ネットワーク内
局間ハンドオーバ機能を実現することが必要である。こ
こでネットワーク内局間ローミング機能とは、1つの交
換機11の内線として利用している携帯型電話機14
を、他の交換機11の通話エリアに移動しても、同じ内
線番号による発信および着信を可能にする機能である。
また、ネットワーク内局間ハンドオーバ機能とは、1つ
の交換機11の通話エリアから他の交換機11の通話エ
リアに移動しても接続が途切れることなく、通話しなが
らの移動が可能となる機能である。
【0006】図15は、ネットワーク内局間ハンドオー
バ機能を説明するためのものである。ここでは、第1の
交換機111がある会社の本館21に収容されているも
のとし、第2の交換機112がその会社の本館21の隣
の新館22に収容されているものとする。本館21で内
線電話機12と同じく内線電話機である携帯型電話機1
4が通話を行っていたものとして、携帯型電話機14が
通話中に新館22に移動するものとする。本館21内で
通話を行っているときには、接続装置131による本館
内通話エリア23に携帯型電話機14がいるので、両者
の通話は何ら問題なく可能である。このときの通話の経
路を2点鎖線24で示すことにする。
【0007】この携帯型電話機14が通話を行っている
状態で矢印25方向に移動すると、やがて本館内通話エ
リア23から新館22の接続装置132による新館内通
話エリア26に進入する。この時点から第1の交換機1
1は2点鎖線24で示した接続経路を、中継線151
に切り替え、第2の交換機112とその接続装置13 2
経由した形で内線電話機12と携帯型電話機14の通話
路を確保する。これにより携帯型電話機14は、通話が
絶たれることなく、継続した通話が可能になる。このと
きの通話の経路を2点鎖線28で示す
【0008】以上の通話管理は、複数の交換機が見かけ
上の1つの交換システムあるいは1つの通信ネットワー
クを構成しているので可能である。ところが、交換シス
テムの実際を考察していくと、異なったネットワーク間
を携帯型電話機14が移動することも検討しなければな
らなくなる。
【0009】図16は、1つの会社あるいは組織が複数
のネットワークを形成している場合の一例を表わしたも
のである。ここではある会社の東京本社が第1のネット
ワーク31を構成しており、この東京本社と同一会社組
織の神奈川事業所が第2のネットワーク32を構成して
いるものとする。これら2つの事業所は交換機の仕様が
異なるため、図15で示したように同一のネットワーク
とすることはできない。それぞれのネットワークは図1
4で示したと同様に複数の交換機11A1〜11A4、1
1B1〜11B4を備えており、内線電話機としての携帯
型電話機14を同一ネットワーク内で使用可能である。
【0010】今、第2のネットワーク32の従業員がそ
の所持する携帯型電話機14を持って車34等で移動し
て、第1のネットワーク31の存在する東京本社に出張
してきたとする。このときに、第2のネットワーク32
の内線電話機14を第1のネットワーク31で使用する
ことができるかという問題が発生する。この問題は更に
2つに分けて考えることができる。1つは、他のネット
ワークで通話が可能であるかという問題であり、もう1
つは通話が可能であったとして通話中に第1のネットワ
ーク31内を移動した場合に交換機11A1〜11A4
間で、図15に示したようなハンドオーバが可能である
かという問題である。
【0011】図17は、従来の他の移動通信システムの
概要を表わしたものである。この移動通信システムは、
第1のネットワーク101とこれに隣接したネットワー
クの一例としての第2のネットワーク102を備えたシ
ステムとして構成されている。ここで、第1および第2
のネットワーク101、102は図14〜図16で示し
たと同様のネットワークである。この図で示した特定の
移動端末111は、図16の神奈川事業所の第2のネッ
トワーク32のように第2のネットワーク102に対し
て加入者登録を行った移動端末であり、第1のネットワ
ーク101には加入者登録を行っていない。このような
移動端末111が、加入者登録を行っていない第1のネ
ットワーク101内に移動してきて、この図に示すよう
に第1の通話エリア1121Bから第2の通話エリア11
2へと移動しながら通信を行う場合を考える。
【0012】第1のネットワーク101は、第1〜第3
の交換機1211〜1213を備えている。第1の交換機
1211と第2の交換機1212の間には、これらの間で
データの送受信を行うための中継線123が接続されて
おり、同様に第2の交換機1212と第3の交換機12
3の間には、これらの間でデータの送受信を行うため
の中継線124が接続されている。第1〜第3の交換機
1211〜1213は、無線基地局125〜127をそれ
ぞれ収容しており、それぞれ管轄の通話エリア1121
〜1123に存在する移動端末と通信を行うようになっ
ている。
【0013】第1〜第3の交換機1211〜1213は、
それぞれ呼の制御を行う呼制御部1311〜1313と、
移動端末との接続を制御する接続制御部1321〜13
3と、呼情報を記憶する呼情報記憶部1331〜133
3と、他のネットワークから移動してきた移動端末とし
てのビジタ端末についての認証情報や呼情報を記憶する
VLR(ビジタロケーションレジスタ)記憶部1341
〜1343を備えている。認証情報とは、移動端末が発
信したり、着信したり、位置登録を行ったり、あるいは
ハンドオーバしたときに、その移動端末が自交換機の配
下で使用できるものであるか否かを確認するための認証
処理で参照するための情報である。
【0014】第1〜第3の交換機1211〜1213に共
通して存在している呼制御部131 1〜1313は、自交
換機内の各記憶部の読み出しや書き込みを行い、呼処理
を実行するようになっている。呼制御部1311〜13
3はまた、呼の接続を開始する際に接続制御部132
に対して接続要求を行う他、他の交換機121の呼制御
部131と呼制御データの送受信を行うようになってい
る。
【0015】こような構成の図17に示した移動通信シ
ステムで、矢印137で示すように第2のネットワーク
102から第1のネットワーク101に移動してきた移
動端末111がまず第1の交換機1211に収容されて
いる無線基地局125A1、125A2、……の中の無線
基地局125A1の通信を行う通話エリア1121Bで発
呼し、第1の交換機1211に接続されている内線電話
機129と通話を行う場合を考える。
【0016】移動端末111が通話エリア1121Bに移
動してくると、第1の交換機121 1は無線基地局12
5A2を介してその位置登録信号を受信する。位置登録
信号には、移動端末111の加入している第2のネット
ワーク102を識別するための番号が設定されている。
第1の交換機1211はこの番号を照合することで、移
動端末111が自己の第1のネットワーク101の加入
者でないことを判別する。そこで、第2のネットワーク
102と第1の交換機1211を接続する中継線135
を選択して、第1の交換機1211から第2のネットワ
ーク102に対してローミング開始要求信号を送信す
る。なお、第1のネットワーク101と第2のネットワ
ーク102は地理的に離れていても同一の会社または組
織のネットワークであるため、移動端末111の発する
位置登録信号に含まれている番号を基にして移動端末1
11の加入しているネットワークを判別し、これとの間
の中継線135を選択することができる。
【0017】第2のネットワーク102はローミング開
始要求信号を受信すると、第1のネットワーク101に
移動した移動端末111が通信を行うために必要となる
認証情報を用意する。そしてこれを第1の交換機121
1に送信する。第1の交換機1211は認証情報を受信す
ると、これをVLR記憶部1341に記憶する。したが
って、この後、移動端末111が第1の交換機1211
内の他の無線基地局、たとえば無線基地局125A1
移動したとしても認証情報および呼情報をVLR記憶部
1341と呼情報記憶部1331から読み出すことがで
き、通話を継続するためのハンドオーバが可能になる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように第2のネッ
トワーク102から第1のネットワーク101に移動端
末111が移動してきた場合、これをビジタ端末として
扱うことで、先に指摘した第1の問題としての第1のネ
ットワーク101内で通話を開始することは可能にな
る。しかしながら、このケースの場合、第2のネットワ
ーク102に登録されている移動端末111が第1のネ
ットワーク101に来て通話を開始した場合には、通話
中に第1のネットワーク101内の他の交換機の通話エ
リアに移動してくると、ハンドオーバができないという
問題があった。
【0019】この理由を、第2のネットワーク102に
登録されている移動端末111が第1のネットワーク1
01の第1の交換機1211の通話エリア1121Bから
第2の交換機1212の通話エリア1122に移動する場
合を例にとって説明する。移動端末111は第1の交換
機1211のVLR記憶部1341にその移動端末111
の認証情報を格納しているのみである。したがって、ハ
ンドオーバ先の第2の交換機1212のVLR記憶部1
342には移動端末111の認証情報が格納されていな
い。また呼情報記憶部1332には同様に移動端末11
1の呼情報が格納されていない。したがって、通話中に
第1のネットワーク101の第1の交換機1211の通
話エリア1121Bから第2の交換機1212の通話エリ
ア1122に移動してしまうと、通話を継続することが
できず、通話が途切れてしまう。
【0020】一方、特開平8−65236号公報には無
線ネットワーク内のどこに移動しても無線移動通信を可
能にしたり複数の電話ベース無線ネットワーク間のハン
ドオーバを可能にすることしている。しかしながら、こ
の公報に開示されたシステムでは、構内ネットワークと
いう同一のネットワークに接続された構内交換機の中で
の無線移動通信の手法を開示している。したがって、異
なったネットワークから来た移動端末(ビジタ端末)が
ネットワークに接続された構内交換機間を移動する場合
についての問題をクリアする技術を開示しているもので
はない。
【0021】そこで本発明の目的は、異なったネットワ
ークに加入する移動端末が複数の交換機で構成されるネ
ットワーク内で通信を開始したとき、そのネットワーク
内で通信中に移動しても異なった交換機間でハンドオー
バが可能となる移動通信システムおよび移動通信方法を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)自己のネットワークに加入していない移動端
末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移動して
きたときそのビジタ端末の加入しているネットワークを
特定する識別情報を取得するネットワーク識別情報取得
手段と、(ロ)このネットワーク識別情報取得手段の取
得したネットワークを特定する識別情報からそのビジタ
端末の加入しているネットワークに対して自己のネット
ワークで通信を行うために必要となる認証情報を要求す
る認証情報要求手段と、(ハ)ビジタ端末の加入してい
るネットワークから認証情報が送られてきたときこれを
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの任
意の交換機に格納する認証情報格納手段と、(ニ)自己
のネットワークを構成する複数の交換機のうちのいずれ
の交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報および呼情
報が格納されているかを交換機と対応付けて記憶する対
応情報格納交換機記憶手段と、(ホ)ビジタ端末が自己
のネットワーク内で通話を開始したときの呼情報を格納
する呼情報格納手段と、(へ)ビジタ端末がネットワー
ク内で通信中に移動することにより自己のネットワーク
を構成する交換機のいずれかがハンドオーバのための認
証情報および呼情報を必要としたとき対応情報格納交換
機記憶手段で記憶した内容を検索してそのビジタ端末の
認証情報および呼情報を格納した交換機を探し出し該当
する認証情報および呼情報を取得させる検索手段とを移
動通信システムに具備させる。
【0023】すなわち請求項1記載の発明では、自己の
ネットワークに加入していない移動端末が自己のネット
ワーク内にビジタ端末として移動してきたときにそのビ
ジタ端末の加入しているネットワークを特定する識別情
報を取得し、これを用いてそのビジタ端末の加入してい
るネットワークに対して自己のネットワークで通信を行
うために必要となる認証情報を要求するようにしてい
る。そして、この認証情報が送られてきたときにこの認
証情報およびネットワーク内で発呼したときの呼情報を
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの任
意の交換機に格納すると共に、認証情報および呼情報を
格納した交換機を表わす情報をビジタ端末に対応付けて
記憶する。そして、ビジタ端末がネットワーク内で通信
中に移動することにより自己のネットワークを構成する
交換機のいずれかがハンドオーバのための認証情報を必
要としたときには、対応情報格納交換機記憶手段で記憶
した内容を検索してそのビジタ端末の認証情報および呼
情報を格納した交換機を探し出し該当する認証情報およ
び呼情報を取得させることで、ハンドオーバを可能にす
る。ここで、認証情報および呼情報は必ずしも1つの任
意の交換機に格納される必要はなく、認証情報はある交
換機に、呼情報は他の任意の交換機に格納するというよ
うなものであってもよい。
【0024】請求項2記載の発明では、(イ)自己のネ
ットワークに加入していない移動端末が自己のネットワ
ーク内にビジタ端末として移動してきたときそのビジタ
端末の加入しているネットワークを特定する識別情報を
取得するネットワーク識別情報取得手段と、(ロ)この
ネットワーク識別情報取得手段の取得したネットワーク
を特定する識別情報からそのビジタ端末の加入している
ネットワークに対して自己のネットワークで通信を行う
ために必要となる認証情報を要求する認証情報要求手段
と、(ハ)ビジタ端末の加入しているネットワークから
認証情報が送られてきたときこれを自己のネットワーク
を構成する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交
換機に格納する認証情報格納手段と、(ニ)ビジタ端末
が自己のネットワーク内で通話を開始したときの呼情報
を格納する呼情報格納手段と、(ホ)自己のネットワー
クを構成する複数の交換機のうちのいずれの交換機にそ
れぞれのビジタ端末の認証情報および呼情報が格納され
ているかを交換機と対応付けて記憶する対応情報格納交
換機記憶手段と、(へ)ビジタ端末がネットワーク内で
通信中に移動することにより自己のネットワークを構成
する交換機のいずれかがハンドオーバのための認証情報
および呼情報を必要としたとき対応情報格納交換機記憶
手段で記憶した内容を検索してそのビジタ端末の認証情
報および呼情報を格納した交換機を探し出し該当する認
証情報および呼情報を取得させる検索手段とを移動通信
システムに具備させる。
【0025】すなわち請求項2記載の発明では、自己の
ネットワークに加入していない移動端末が自己のネット
ワーク内にビジタ端末として移動してきたときにそのビ
ジタ端末の加入しているネットワークを特定する識別情
報を取得し、これを用いてそのビジタ端末の加入してい
るネットワークに対して自己のネットワークで通信を行
うために必要となる認証情報を要求するようにしてい
る。そして、この認証情報が送られてきたときにこの認
証情報およびネットワーク内で発呼したときの呼情報を
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの認
証情報を要求した交換機に格納すると共に、認証情報お
よび呼情報を格納した交換機を表わす情報をビジタ端末
に対応付けて記憶する。そして、ビジタ端末がネットワ
ーク内で通信中に移動することにより自己のネットワー
クを構成する交換機のいずれかがハンドオーバのための
認証情報を必要としたときには、対応情報格納交換機記
憶手段で記憶した内容を検索してそのビジタ端末の認証
情報および呼情報を格納した交換機を探し出し該当する
認証情報および呼情報を取得させることで、ハンドオー
バを可能にする。
【0026】請求項3記載の発明では、(イ)自己のネ
ットワークに加入していない移動端末が自己のネットワ
ーク内にビジタ端末として移動してきたときそのビジタ
端末の加入しているネットワークを特定する識別情報を
取得するネットワーク識別情報取得手段と、(ロ)この
ネットワーク識別情報取得手段の取得したネットワーク
を特定する識別情報からそのビジタ端末の加入している
ネットワークに対して自己のネットワークで通信を行う
ために必要となる認証情報を要求する認証情報要求手段
と、(ハ)ビジタ端末の加入しているネットワークから
認証情報が送られてきたときこれを自己のネットワーク
を構成する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交
換機に格納する認証情報格納手段と、(ニ)ビジタ端末
が自己のネットワーク内で通話を開始したときの呼情報
を格納する呼情報格納手段と、(ホ)自己のネットワー
クを構成する複数の交換機のうちのいずれの交換機にそ
れぞれのビジタ端末の認証情報および呼情報が格納され
ているかを交換機と対応付けて記憶する対応情報格納交
換機記憶手段と、(へ)ビジタ端末がネットワーク内で
通信中に移動することにより自己のネットワークを構成
する交換機のいずれかがハンドオーバのための認証情報
および呼情報を必要としたとき前記した特定の1つの交
換機内の対応情報格納交換機記憶手段で記憶した内容を
検索してそのビジタ端末の認証情報および呼情報を格納
した交換機を探し出し該当する認証情報および呼情報を
取得させる検索手段とを移動通信システムに具備させ
る。
【0027】すなわち請求項3記載の発明では、自己の
ネットワークに加入していない移動端末が自己のネット
ワーク内にビジタ端末として移動してきたときにそのビ
ジタ端末の加入しているネットワークを特定する識別情
報を取得し、これを用いてそのビジタ端末の加入してい
るネットワークに対して自己のネットワークで通信を行
うために必要となる認証情報を要求するようにしてい
る。そして、この認証情報がこの認証情報およびネット
ワーク内で発呼したときの呼情報を自己のネットワーク
を構成する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交
換機に格納すると共に、認証情報および呼情報を格納し
た交換機を表わす情報をビジタ端末に対応付けてネット
ワークを構成する交換機の特定の1つに記憶する。そし
て、ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
としたとき特定の1つの交換機内の対応情報格納交換機
記憶手段で記憶した内容を検索してそのビジタ端末の認
証情報および呼情報を格納した交換機を探し出し該当す
る認証情報および呼情報を取得させることで、ハンドオ
ーバを可能にする。
【0028】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
移動通信システムでネットワークを構成する交換機の特
定の1つは、対応情報格納交換機記憶手段が記憶した認
証情報の格納されている交換機をビジタ端末との関係で
記憶し、ビジタ端末が特定されたとき認証情報の格納さ
れている交換機を知らせる交換機通知手段を具備するこ
とを特徴としている。
【0029】すなわち請求項4記載の発明では、請求項
3記載の移動通信システムでネットワークを構成する交
換機の特定の1つは、ビジタ端末の認証情報の格納され
ている交換機を通知するようにしており、認証情報の必
要な交換機にその取得を行わせることで、ハンドオーバ
を可能にしている。
【0030】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
移動通信システムでビジタ端末がネットワーク内で通信
を終了させたとき対応情報格納交換機記憶手段が記憶さ
せた認証情報を格納した交換機を表わす情報のうちその
ビジタ端末に対応するものを消去させる情報消去手段を
具備することを特徴としている。
【0031】すなわち請求項5記載の発明では、通信が
終了した時点で認証情報を格納した交換機を表わす情報
のうちそのビジタ端末に対応するものを消去させること
にして、データの整理を行うようにしている。
【0032】請求項6記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の移動通信システムで対応情報格納交換機
記憶手段は、ネットワーク内の交換機以外に設けられた
手段であることを特徴としている。
【0033】すなわち請求項6記載の発明では、対応情
報格納交換機記憶手段はネットワーク内の交換機以外の
記憶手段であってもよいことを表わしている。たとえば
ネットワーク内にパーソナルコンピュータが存在する等
の場合にはその記憶手段に記憶させるようにしてもよ
い。これにより、交換機自体を特別に調整する必要がな
くなる。
【0034】請求項7記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載の移動通信システムで対応情報格納交換機記憶
手段は、ビジタ端末が発呼したときを条件として認証情
報を格納した交換機を表わす情報をそのビジタ端末に対
応付けて記憶することを特徴としている。
【0035】すなわち請求項7記載の発明では、ビジタ
端末が発呼しなければたとえ自己のネットワークに来て
いても対応情報格納交換機記憶手段が認証情報を格納し
た交換機を表わす情報を記憶しないことにして、無駄に
なる可能性の高い情報を記憶対象から省いている。
【0036】請求項8記載の発明では、請求項1〜請求
項7記載の移動通信システムで交換機は構内交換機であ
ることを特徴としている。
【0037】すなわち請求項8記載の発明では、構内交
換機が複数集まって1つの事業所等のネットワークを構
成している場合を示している。複数の構内交換機が集合
することで、複数の建物に分散している事業所等でも内
線電話の処理等について個々の構内交換機を意識しない
処理が可能になる。
【0038】請求項9記載の発明では、(イ)自己のネ
ットワークに加入していない移動端末が自己のネットワ
ーク内にビジタ端末として移動してきたときそのビジタ
端末の加入しているネットワークを特定する識別情報を
取得するネットワーク識別情報取得ステップと、(ロ)
このネットワーク識別情報取得ステップで取得したネッ
トワークを特定する識別情報からそのビジタ端末の加入
しているネットワークに対して自己のネットワークで通
信を行うために必要となる認証情報を要求する認証情報
要求ステップと、(ハ)ビジタ端末の加入しているネッ
トワークから認証情報が送られてきたときこれを自己の
ネットワークを構成する複数の交換機のうちの任意の交
換機に格納する認証情報格納ステップと、(ニ)ビジタ
端末が自己のネットワーク内で通話を開始したときの呼
情報を格納する呼情報格納ステップと、(ホ)自己のネ
ットワークを構成する複数の交換機のうちのいずれの交
換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報および呼情報が
格納されているかを交換機と対応付けて記憶する対応情
報格納交換機記憶ステップと、(へ)ビジタ端末がネッ
トワーク内で通信中に移動することにより自己のネット
ワークを構成する交換機のいずれかがハンドオーバのた
めの認証情報および呼情報を必要としたとき対応情報格
納交換機記憶ステップで記憶した内容を検索してそのビ
ジタ端末の認証情報および呼情報を格納した交換機を探
し出し該当する認証情報および呼情報を取得させる検索
ステップとを移動通信方法に具備させる。
【0039】すなわち請求項9記載の発明では、自己の
ネットワークに加入していない移動端末が自己のネット
ワーク内にビジタ端末として移動してきたときにそのビ
ジタ端末の加入しているネットワークを特定する識別情
報を取得し、これを用いてそのビジタ端末の加入してい
るネットワークに対して自己のネットワークで通信を行
うために必要となる認証情報を要求するようにしてい
る。そして、この認証情報が送られてきたときにこの認
証情報およびネットワーク内で発呼したときの呼情報を
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの任
意の交換機に格納すると共に、認証情報および呼情報を
格納した交換機を表わす情報をビジタ端末に対応付けて
記憶する。そして、ビジタ端末がネットワーク内で通信
中に移動することにより自己のネットワークを構成する
交換機のいずれかがハンドオーバのための認証情報を必
要としたときには、対応情報格納交換機記憶ステップで
記憶した内容を検索してそのビジタ端末の認証情報およ
び呼情報を格納した交換機を探し出し該当する認証情報
を取得させることで、ハンドオーバを可能にする。ここ
で、認証情報および呼情報は必ずしも1つの任意の交換
機に格納される必要はなく、認証情報はある交換機に、
呼情報は他の任意の交換機に格納するというようなもの
であってもよい。
【0040】請求項10記載の発明では、(イ)自己の
ネットワークに加入していない移動端末が自己のネット
ワーク内にビジタ端末として移動してきたときそのビジ
タ端末の加入しているネットワークを特定する識別情報
を取得するネットワーク識別情報取得ステップと、
(ロ)このネットワーク識別情報取得ステップで取得し
たネットワークを特定する識別情報からそのビジタ端末
の加入しているネットワークに対して自己のネットワー
クで通信を行うために必要となる認証情報を要求する認
証情報要求ステップと、(ハ)ビジタ端末の加入してい
るネットワークから認証情報が送られてきたときこれを
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの認
証情報を要求した交換機に格納する認証情報格納ステッ
プと、(ニ)ビジタ端末が自己のネットワーク内で通話
を開始したときの呼情報を格納する呼情報格納ステップ
と、(ホ)自己のネットワークを構成する複数の交換機
のうちのいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証
情報および呼情報が格納されているかを交換機と対応付
けて記憶する対応情報格納交換機記憶ステップと、
(へ)ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動する
ことにより自己のネットワークを構成する交換機のいず
れかがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必
要としたとき対応情報格納交換機記憶ステップで記憶し
た内容を検索してそのビジタ端末の認証情報および呼情
報を格納した交換機を探し出し該当する認証情報および
呼情報を取得させる検索ステップとを移動通信方法に具
備させる。
【0041】すなわち請求項10記載の発明では、自己
のネットワークに加入していない移動端末が自己のネッ
トワーク内にビジタ端末として移動してきたときにその
ビジタ端末の加入しているネットワークを特定する識別
情報を取得し、これを用いてそのビジタ端末の加入して
いるネットワークに対して自己のネットワークで通信を
行うために必要となる認証情報を要求するようにしてい
る。そして、この認証情報が送られてきたときにこの認
証情報およびネットワーク内で発呼したときの呼情報を
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの認
証情報を要求した交換機に格納すると共に、認証情報お
よび呼情報を格納した交換機を表わす情報をビジタ端末
に対応付けて記憶する。そして、ビジタ端末がネットワ
ーク内で通信中に移動することにより自己のネットワー
クを構成する交換機のいずれかがハンドオーバのための
認証情報を必要としたときには、対応情報格納交換機記
憶ステップで記憶した内容を検索してそのビジタ端末の
認証情報および呼情報を格納した交換機を探し出し該当
する認証情報および呼情報を取得させることで、ハンド
オーバを可能にする。
【0042】請求項11記載の発明では、(イ)自己の
ネットワークに加入していない移動端末が自己のネット
ワーク内にビジタ端末として移動してきたときそのビジ
タ端末の加入しているネットワークを特定する識別情報
を取得するネットワーク識別情報取得ステップと、
(ロ)このネットワーク識別情報取得ステップで取得し
たネットワークを特定する識別情報からそのビジタ端末
の加入しているネットワークに対して自己のネットワー
クで通信を行うために必要となる認証情報を要求する認
証情報要求ステップと、(ハ)ビジタ端末の加入してい
るネットワークから認証情報が送られてきたときこれを
自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの認
証情報を要求した交換機に格納する認証情報格納ステッ
プと、(ニ)ビジタ端末が自己のネットワーク内で通話
を開始したときの呼情報を格納する呼情報格納ステップ
と、(ホ)自己のネットワークを構成する複数の交換機
のうちのいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証
情報および呼情報が格納されているかを交換機と対応付
けてネットワークを構成する交換機の特定の1つに記憶
する対応情報格納交換機記憶ステップと、(へ)ビジタ
端末がネットワーク内で通信中に移動することにより自
己のネットワークを構成する交換機のいずれかがハンド
オーバのための認証情報および呼情報を必要としたとき
前記した特定の1つの交換機内の対応情報格納交換機記
憶ステップで記憶した内容を検索してそのビジタ端末の
認証情報および呼情報を格納した交換機を探し出し該当
する認証情報および呼情報を取得させる検索ステップと
を移動通信方法に具備させる。
【0043】すなわち請求項11記載の発明では、自己
のネットワークに加入していない移動端末が自己のネッ
トワーク内にビジタ端末として移動してきたときにその
ビジタ端末の加入しているネットワークを特定する識別
情報を取得し、これを用いてそのビジタ端末の加入して
いるネットワークに対して自己のネットワークで通信を
行うために必要となる認証情報を要求するようにしてい
る。そして、この認証情報が送られてきたときに、この
認証情報およびネットワーク内で発呼したときの呼情報
を自己のネットワークを構成する複数の交換機のうちの
認証情報を要求した交換機に格納すると共に、認証情報
および呼情報を格納した交換機を表わす情報をビジタ端
末に対応付けてネットワークを構成する交換機の特定の
1つに記憶する。そして、ビジタ端末がネットワーク内
で通信中に移動することにより自己のネットワークを構
成する交換機のいずれかがハンドオーバのための認証情
報および呼情報を必要としたとき特定の1つの交換機内
の対応情報格納交換機記憶ステップで記憶した内容を検
索してそのビジタ端末の認証情報および呼情報を格納し
た交換機を探し出し該当する認証情報および呼情報を取
得させることで、ハンドオーバを可能にする。
【0044】
【発明の実施の形態】
【0045】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0046】図1は本発明の一実施例における移動通信
システムの概要を表わしたものである。この移動通信シ
ステムは、本実施例で中心的に説明を行う第1のネット
ワーク201とこれに隣接したネットワークの一例とし
ての第2のネットワーク202を備えたシステムとして
構成されている。ここで、本実施例の第1および第2の
ネットワーク201、202は、図16で説明したよう
な本社あるいは各事業所ごとに用意されたネットワーク
である。図1で示した特定の移動端末211は、第2の
ネットワーク202に対して加入者登録を行った移動端
末である。このような移動端末211が、本社から事業
所に出張してきた場合のように加入者登録を行っていな
い第1のネットワーク201内に移動してきて、この図
に示すように第1の通話エリア2211および第2の通
話エリア2212と移動しながら通信を行う場合を本実
施例では扱っている。本明細書では、加入者登録を行っ
ていないネットワークに移動してきた移動端末をビジタ
端末と呼ぶことにする。
【0047】さて、本実施例の第1のネットワーク20
1は、第1〜第3の交換機2311〜2313が外見上1
つの交換機として機能する前記したいわゆるワンシステ
ムルックのシステムを構成している。第1の交換機23
1と第2の交換機2312の間には、これらの間でデー
タの送受信を行うための中継線241が接続されてお
り、同様に第2の交換機2312と第3の交換機2313
の間には、これらの間でデータの送受信を行うための中
継線242が接続されている。第1〜第3の交換機23
1〜2313は、無線基地局251〜253をそれぞれ
収容しており、それぞれ管轄の通話エリア2211〜2
213に存在する移動端末と通信を行うようになってい
る。
【0048】第1〜第3の交換機2311〜2313は、
それぞれ呼の制御を行う呼制御部2611〜2613と、
移動端末との接続を制御する接続制御部2621〜26
3と、呼情報を記憶する呼情報記憶部2631〜263
3と、ビジタロケーションレジスタ(VLR)としての
VLR記憶部2641〜2643と、VLR管理ノード番
号を記憶するVLR管理ノード番号記憶部2651〜2
653を備えている。また、第3の交換機2313の場合
には、以上の他にVLR保持ノード番号を記憶するVL
R保持ノード番号記憶部266を備えている。VLR保
持ノード番号を記憶するVLR保持ノード番号記憶部2
66を備えた第3の交換機2313を、本明細書ではV
LR管理ノードと呼んでいる。ノード番号とは、各交換
機2311〜2313がそのネットワーク201内で持っ
ているユニークな番号をいう。
【0049】ところで、ビジタロケーションレジスタ
は、本実施例のビジタ端末としての移動端末211のよ
うに他のネットワークから移動してきた移動端末に関す
る認証情報を格納するレジスタである。認証情報とは、
移動端末が発信したり、着信したり、位置登録を行った
り、あるいはハンドオーバしたときに、その移動端末が
自交換機の配下で使用できるものであるか否かを確認す
るための認証処理で参照するための情報である。
【0050】第1〜第3の交換機2311〜2313に共
通して存在している呼制御部261 1〜2613は、自交
換機内の各記憶部の読み出しや書き込みを行い、呼処理
を実行するようになっている。呼制御部2611〜26
3はまた、呼の接続を開始する際に接続制御部262
に対して接続要求を行う他、他の交換機231の呼制御
部261と呼制御データの送受信を行うようになってい
る。
【0051】第3の交換機2313の場合のみに存在す
るVLR保持ノード番号記憶部266は、第1〜第3の
交換機2311〜2313の中で移動端末211のVLR
を記憶している交換機231についてのノード番号を記
憶するようになっている。ノード番号の記憶に際して
は、移動端末211の端末番号がキーとして使用され
る。すなわち、移動端末211が加入契約を行っていな
いネットワーク内に移動してきて通話を開始したとする
と、その通話を処理している交換機のノード番号がVL
R保持ノード番号記憶部266に書き込まれる。そし
て、その移動端末211が通話を終了させるとVLR保
持ノード番号記憶部266からそのノード番号が削除さ
れることになる。
【0052】本実施例の場合に、VLR保持ノード番号
記憶部266は第3の交換機231 3にのみ配置されて
いるとする。このような場合、各VLR管理ノード番号
記憶部2651〜2653には、VLR管理ノードとして
の第3の交換機2313のノード番号が書き込まれてい
る。したがって、第1〜第3の交換機2311〜2313
はそれぞれの呼制御部2611〜2613から単独にVL
R管理ノード番号を読み出して、VLR保持ノード番号
を記憶した第3の交換機2313を認識することができ
る。
【0053】図1に示した第1のネットワーク201を
構成する第1〜第3の交換機231 1〜2313は、図示
しないがそれぞれが基本的には通常のコンピュータに周
辺装置を接続した構成となっている。すなわち、それぞ
れがCPU(中央処理装置)と、それぞれの交換機23
1〜2313の制御を行うためのプログラムを格納した
磁気ディスク等の記憶媒体と、この記憶媒体に格納され
たプログラムを読み出して格納すると共にプログラム実
行のための各種データを一時的に格納するRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)を備えている。RAMの一部
は電池等によりバックアップされた不揮発性メモリを構
成していてもよい。呼情報記憶部263等の記憶部は、
たとえばRAMによって構成されている。
【0054】このような構成の移動通信システムで第2
のネットワーク202から移動端末211が移動してき
た場合の制御の様子を次に説明する。第2のネットワー
ク202に加入者登録されている移動端末211が、矢
印271で示すように無線基地局251の管轄する第1
の通話エリア2211にまで移動してきたとする。この
移動端末211は位置登録信号を、無線基地局251経
由で第1の交換機2311に送信する。この位置登録信
号には移動端末211のホームとなるホーム局(たとえ
ば第2のネットワーク202)を識別するための番号が
設定されている。第1の交換機2311はこの番号をチ
ェックすることで第2のネットワーク202に登録され
ている移動端末であることを判別する。そこで、第1の
交換機2311は利用契約をしていないネットワークと
の間での通信を確保させるための手順として、第1の交
換機2311と第2のネットワーク202の間の中継線
243を使用して、ローミング(roaming)開始要求信
号をこの第2のネットワーク202に対して送信する。
【0055】この要求を受けた第2のネットワーク20
2は、この移動端末211が第1のネットワーク201
で通信を行うために必要となる認証情報を第1の交換機
2311に対して送信する。第1の交換機2311は送ら
れてきた認証情報を自交換機内のVLR記憶部2641
に格納する。以上は、他のネットワークから移動端末2
11が移動してきたときに生じる信号処理である。この
状態で、移動端末211が第1の交換機2311に接続
された内線電話機281と通話するために発呼したとす
る。
【0056】図2は、第1の交換機の呼制御における内
線電話機との通話が開始する際の制御の流れを表わした
ものである。移動端末211と内線電話機281との間
で呼が接続されると(ステップS401:Y)、第1の
交換機2311の呼制御部2611はその呼情報記憶部2
631に対して、移動端末211が接続されている無線
基地局251と内線電話機281の収容位置を呼情報と
して呼情報記憶部2631に格納する(ステップS40
2)。
【0057】次に呼制御部2611はVLR管理ノード
番号記憶部2651からVLR管理ノード番号の読み出
しを行う(ステップS403)。VLR管理ノード番号
記憶部2651には、既に説明したように第1のネット
ワーク201内でただ1つVLR保持ノード番号記憶部
266を備えている第3の交換機2313のノード番号
が書き込まれている。このようなノード番号の書き込み
は、図示しない保守端末等の入力手段によってネットワ
ークの構築時や変更時に行われる。呼制御部2611
VLR保持ノード番号記憶部266を備えた交換機とし
て第3の交換機2313を判別したら、移動端末211
の端末番号と自交換機のノード番号を設定したVLR保
持ノード番号書込要求を作成し、これを第3の交換機2
313に対して送信する(ステップS404)。
【0058】図3は、VLR保持ノード番号書込要求を
受信した場合の第3の交換機側の制御の流れを表わした
ものである。第3の交換機2313は、VLR保持ノー
ド番号書込要求を受信すると(ステップS421:
Y)、VLR保持ノード番号をVLR保持ノード番号記
憶部266に書き込む(ステップS422)。すなわ
ち、第3の交換機の呼制御部2613は、移動端末21
1の端末番号をキーにして、第1の交換機2311から
通知されたノード番号をVLR保持ノード番号記憶部2
66に格納することになる。仮に、移動端末211が第
2の交換機2312の管理するエリアで発呼した場合に
は、第2の交換機2312から通知されたノード番号を
VLR保持ノード番号記憶部266に格納することにな
る。
【0059】この処理が行われた状態で移動端末211
がなおも第1の通話エリア2211に留まっていれば、
この第1の通話エリア2211内で第1の交換機2311
を介して移動端末211と内線電話機281の通話が継
続する。ここでは、移動端末211が通話中に更に矢印
272方向に移動したものとする。
【0060】図4は移動端末が自己のエリアに入ってき
た際の第2の交換機の制御の流れを表わしたものであ
る。移動端末211が第1の通話エリア2211から第
2の通話エリア2212まで移動してくると、第2の交
換機2312は端末番号の通知を受信する(ステップS
441:Y)。第2の交換機2312の呼制御部2612
は、この通知を受けると、この端末番号が自ネットワー
クに登録されている番号であるかどうかを確認する(ス
テップS442)。登録されている番号である場合には
(Y)、ビジタ端末ではないので、自ネットワークの指
導端末について従来から行われていた処理が実行される
(ステップS443)。ここではその説明を省略する。
自ネットワークに登録されていない場合には(ステップ
S442:N)、ビジタ端末が移動してきたことにな
る。そこでこの場合には、端末番号をキーとしてVLR
記憶部2642を検索する(ステップS444)。この
場合の例のように他の交換機の管轄するエリアから移動
端末211が移動してきたような場合にはその端末番号
がVLR記憶部2642に存在していない(ステップS
445:N)。このとき、呼制御部2612はVLR管
理ノード番号記憶部2652からVLR管理ノード番号
を読み出す(ステップS446)。そして、第3の交換
機2313がVLR保持ノード番号を記憶した交換機と
してのVLR管理ノードであることを判別すると(ステ
ップS447)、VLR管理ノードとしての第3の交換
機2313に対してVLR保持ノード番号の読み出しの
要求を送出する(ステップS448)。
【0061】これに対して、ステップS445で一致す
るデータが検索された場合には(Y)、同一交換機内の
異なった無線基地局252同士での移動端末211の移
動であったことが分かる。したがって、この例の場合に
は第2の交換機2312の管轄エリア内での移動端末2
11の移動であると判別され、交換機内ハンドオーバと
して処理される(ステップS449)ことになる。
【0062】図5は、VLR保持ノード番号の読み出し
が要求されたときのVLR管理ノードとしての第3の交
換機が行う処理の流れを表わしたものである。第3の交
換機2313は、VLR保持ノード番号の読み出しが要
求されると(ステップS461:Y)、VLR保持ノー
ド番号記憶部266からVLR保持ノード番号を読み出
す(ステップS462)。そしてこれを要求先としての
第2の交換機2312に送出することになる(ステップ
S463)。
【0063】図6は、VLR保持ノード番号を受信した
際の第2の交換機側の制御の流れを表わしたものであ
る。第2の交換機2312の呼制御部2612は、第3の
交換機2313からVLR保持ノード番号を受信すると
(ステップS481:Y)、送られてきたノード番号の
示す第1の交換機2311の呼制御部2611に対して移
動端末211の認証情報の読み出しを要求する(ステッ
プS482)。そして認証情報が送られてくるのを待機
する(ステップS483)。
【0064】図7は、認証情報の読み出しを要求された
第1の交換機の呼制御部の制御の様子を表わしたもので
ある。第1の交換機2311の呼制御部2611は、認証
情報の読み出しが要求されたら(ステップS501)、
VLR記憶部2641に格納された認証情報を読み出し
てこれを要求先としての第2の交換機2312に送出す
る(ステップS502)。
【0065】図6に戻って説明を続ける。第1の交換機
2311から認証情報が送られてきたら(ステップS4
83:Y)、第2の交換機2312の呼制御部2612
移動端末211の認証を行う(ステップS484)。デ
ータが一致して認証に成功すると(ステップS48
5)、呼制御部2612は第1の交換機2311に対し
て、移動端末211が接続されていた無線基地局251
と内線電話機281の収容位置を読み出すために呼情報
読出要求を送出する(ステップS486)。
【0066】図8は、呼情報読出要求を受信した第1の
交換機の呼制御部の制御の様子を表わしたものである。
第1の交換機2311の呼制御部2611は、第2の交換
機2312から呼情報読出要求を受信したら(ステップ
S521:Y)、無線基地局251と内線電話機281
の収容位置を表わした呼情報の一部を呼情報記憶部26
1から読み出して(ステップS522)、これを要求
先の第2の交換機2312に対して送出する(ステップ
S523)。
【0067】図9は、要求した呼情報が送出されてきた
場合の第2の交換機の制御の様子を表わしたものであ
る。第2の交換機2312の呼制御部2612は呼情報が
送られてきたら(ステップS541:Y)、第1の交換
機2311の呼制御部2611に対して交換機の接続を切
り替えるための接続切替要求を送出する(ステップS5
42)。
【0068】図10は接続切替要求を受けた第1の交換
機の呼制御部の制御の様子を表わしたものである。第1
の交換機2311の呼制御部2611は、第2の交換機2
31 2から接続切替要求を受信したら(ステップS56
1)、今まで接続していた通話路を切断する(ステップ
S562)。すなわち、接続制御部2621が内線電話
機281と無線基地局251との接続を切断すると共に
内線電話機281と中継線241を接続する。
【0069】図9に戻って説明を続ける。第2の交換機
2312の呼制御部2612は第1の交換機2311の呼
制御部2611に対して接続切替要求を送出したら新通
話路を接続する(ステップS543)。これによって、
通話路の切り替えが完了する。すなわち、接続制御部2
621が内線電話機281と無線基地局251との接続
を切断すると共に内線電話機281と中継線241を接
続した状態で、接続制御部2622は無線基地局252
と中継線241を接続する。これにより、第1の交換機
2311で通話していた移動端末211は第2の交換機
2312で引き続いて通話を行うことができる。このよ
うにして、他のネットワーク202から移動してきた移
動端末211に対して、自ネットワークとしての第1の
ネットワーク内の別の交換機へのハンドオーバが可能に
なる。
【0070】移動端末211の通話が第2の通話エリア
2212で終了したとする(ステップS544:Y)。
このようにビジタ端末の通話が終了すると、第2の交換
機2312の呼制御部2612はVLR管理ノード番号記
憶部2652から第3の交換機2313のVLR管理ノー
ド番号を読み出す(ステップS545)。そして、呼制
御部2612は第3の交換機2313の呼制御部2613
に対して、通話の終了した移動端末211の端末番号を
キーにして、VLR保持ノード番号削除の要求を送出す
る(ステップS546)。そして、呼制御部2612
接続制御部2622に指示して、無線基地局252と中
継線241を切断させる(ステップS547)。さら
に、呼制御部2612は第1の交換機2311の呼制御部
2611に切断要求を送信し(ステップS548)、切
断要求を受信した呼制御部261 1は接続制御部2621
に指示して、内線電話機281と中継線241を切断さ
せる(ステップS549)。これにより、移動端末21
1と内線電話機281との間の通話路が切断される。
【0071】図11は、VLR保持ノード番号削除が要
求された場合の第3の交換機の制御の様子を表わしたも
のである。第3の交換機2313の呼制御部2613は、
VLR保持ノード番号削除が要求されたら(ステップS
581:Y)、VLR保持ノード番号記憶部266か
ら、図3のステップS422で書き込んだ移動端末21
1の端末番号と第1の交換機2311のノード番号を削
除する(ステップS582)。
【0072】次に本実施例を更に具体的に説明する。
今、図1に示した第1〜第3の交換機2311〜2313
のノード番号をそれぞれNODE1〜NODE3とし、第3の交換
機2313をVLR管理ノードにしたとする。また、第
2のネットワーク202から第1のネットワーク201
に移動してくる移動端末211の端末番号を“200
0”とする。
【0073】第2のネットワーク202に加入者登録さ
れている移動端末211が無線基地局251のエリアに
移動したとする。移動端末211は位置登録信号をこの
無線基地局251を経由して第1の交換機2311に送
信する。位置登録信号には、移動端末211のホーム局
が第2のネットワーク202であることを識別するため
の番号が設定されている。第1の交換機2311は第2
のネットワーク202とは異なる第1のネットワーク2
01に属しているので、利用契約をしていない他の通信
事業者のサービス・エリアで通信するためのローミング
開始要求信号を第2のネットワーク202に送信する。
第2のネットワーク202は、この要求を受けて移動端
末211が第1のネットワーク201で通信を行うため
に必要となる認証情報を第1の交換機2311に送信す
る。これらの通信に中継線243が使用される。第1の
交換機2311は認証情報をVLR記憶部2641内に格
納する。このとき、端末番号“2000”が移動端末2
11を特定するキーとして使用される。
【0074】図12および図13は、この移動端末が第
1のネットワークに移動してきて通話を開始した後のこ
のネットワーク内の各交換機の処理の流れを示したもの
である。ここでは、第1〜第3の交換機2311〜23
3のそれぞれの処理を縦軸で示し、これらの交換機2
311〜2313間で行われる処理を横軸方向の直線ある
いは斜め方向の直線として表わしている。
【0075】移動端末211が第1の交換機2311
接続された無線基地局251を介して内線電話機281
と通話を開始するものとする(図12ステップS60
1、図2ステップS401)。第1の交換機2311
呼制御部2611は、移動端末211の端末番号“20
00”をキーとして、この移動端末211が接続されて
いる無線基地局251と内線電話機281の収容位置と
いった情報を呼情報記憶部2631に格納する(図12
ステップS602、S603、図2ステップS40
2)。
【0076】呼制御部2611は次に、VLR管理ノー
ド番号記憶部2651の読み出しを行う(図12ステッ
プS604、S605、S606、図2ステップS40
3)。このVLR管理ノード番号記憶部2651には、
第1のネットワーク201でVLR保持ノード番号記憶
部266を唯一有している交換機のノード番号が記され
ている。本実施例の場合には、第3の交換機2313
ノード番号としてのNODE3が、保守端末等の入力手段に
よって書き込まれていることになる。
【0077】したがって、VLR管理ノード番号記憶部
2651から読み出されたノード番号NODE3から、第3の
交換機2313がVLR保持ノード番号記憶部266を
有していることがわかる。そこで第1の交換機2311
の呼制御部2611は、移動端末211の端末番号“2
000”と自交換機のノード番号NODE1とをVLR保持
ノード番号書込要求として設定し、これを第3の交換機
2313の呼制御部2613に対して送信する(図12ス
テップS607、S608、図2ステップS404)。
呼制御部2613はそのVLR保持ノード番号記憶部2
66に対して、移動端末211の端末番号“2000”
をキーとして、第1の交換機2311から通知されたノ
ード番号NODE1を格納することになる(図12ステップ
S609、S610、図3ステップS422)。
【0078】移動端末211がこのようにして第1の通
話エリア2211で呼の接続を行った後、所定の時間経
過後に矢印272方向に移動し、通話を継続しながら無
線基地局252の管轄する第2の通話エリア2212
で移動したとする。移動端末211はこの時点でその端
末番号“2000”を第2の交換機2312の呼制御部
2612に通知する(図12ステップS621、図4ス
テップS441)。呼制御部2612は、この端末番号
“2000”をキーとしてVLR記憶部2642を検索
する(図12ステップS622、S623、図4ステッ
プS444)。この場合には移動端末211が新たに第
2の交換機2312の管轄するエリアに移動してきたの
で端末番号“2000”はVLR記憶部2642に存在
しない(図12ステップS624、図4ステップS44
5:N)。そこで、呼制御部261 2はVLR管理ノー
ド番号記憶部2652からVLR管理ノード番号を読み
出す(図12ステップS625、S626、S627、
図4ステップS446)。
【0079】読み出されたノード番号NODE3から呼制御
部2612は、第3の交換機2313がVLR保持ノード
番号を記憶した交換機としてのVLR管理ノードである
ことを判別する(図4ステップS447)。そこで呼制
御部2612は、VLR管理ノードとしての第3の交換
機2313に対して、移動端末211の端末番号“20
00”に対応するVLR保持ノード番号の読み出しの要
求を送出する(図12ステップS628、S629、図
4ステップS448)。
【0080】第3の交換機2313は、VLR保持ノー
ド番号の読み出しが要求されると(図5ステップS46
1:Y)、VLR保持ノード番号記憶部266から端末
番号“2000”をキーとしてVLR保持ノード番号を
読み出す(図12ステップS630、S631、S63
2、図5ステップS462)。読み出されたノード番号
NODE1は、要求先としての第2の交換機2312に送出さ
れる(図12ステップS633、図5ステップS46
3)。
【0081】さて、第2の交換機2312の呼制御部2
612は、第3の交換機2313からノード番号NODE1
らなるVLR保持ノード番号を受信すると(図12ステ
ップS633、図6ステップS481:Y)、これに基
づいて第1の交換機2311の呼制御部2611に対して
移動端末211の端末番号“2000”を設定した認証
情報読出要求を送出する(図13ステップS641、S
642、図6ステップS482)。
【0082】第1の交換機2311の呼制御部261
1は、認証情報の読み出しが要求されたら(図13ステ
ップS642、図7ステップS501)、移動端末21
1の端末番号“2000”をキーにしてVLR記憶部2
641の検索を行う(図13ステップS643、S64
4)。そしてこの端末番号“2000”に対応する認証
情報を読み出して(図13ステップS645)、これを
要求先としての第2の交換機2312に送出する(図1
3ステップS646、図7ステップS502)。
【0083】このようにして第1の交換機2311から
認証情報が送られてきたら(図13ステップS646、
図6ステップS483:Y)、第2の交換機2312
呼制御部2612は移動端末211の認証を行う(図1
3ステップS647、図6ステップS484)。認証に
成功すると(図13ステップS648、図6ステップS
485)、呼制御部2612は第1の交換機2311に対
して、移動端末211が接続されていた無線基地局25
1と内線電話機281の収容位置を読み出すために端末
番号“2000”を設定した呼情報読出要求を送出する
(図13ステップS651、S652、図6ステップS
486)。
【0084】第1の交換機2311の呼制御部261
1は、第2の交換機2312から呼情報読出要求を受信し
たら(図13ステップS652、図8ステップS52
1:Y)、端末番号“2000”をキーとして呼情報記
憶部2631を検索して(図13ステップS653、S
654)、無線基地局251と内線電話機281の収容
位置を表わした呼情報を呼情報記憶部2631から読み
出す(図13ステップS655、図8ステップS52
2)。そしてこれを要求先の第2の交換機2312に対
して送出する(図13ステップS656、図8ステップ
S523)。
【0085】第2の交換機2312の呼制御部2612
呼情報が送られてきたら(図13ステップS656、図
9ステップS541:Y)、第1の交換機2311の呼
制御部2611に対して交換機の接続を切り替えるため
の接続切替要求を送出する(図13ステップS657、
S658、図9ステップS542)。
【0086】第1の交換機2311の呼制御部261
1は、第2の交換機2312から接続切替要求を受信した
ら(図13ステップS658、図10ステップS56
1)、今まで接続していた通話路を切断する(図13ス
テップS659、図10ステップS562)。すなわ
ち、接続制御部2621が内線電話機281と無線基地
局251との接続を切断すると共に内線電話機281と
中継線241を接続する(図13ステップS660)。
【0087】一方、第2の交換機2312の呼制御部2
612は第1の交換機2311の呼制御部2611に対し
て接続切替要求を送出したら新通話路を接続する(図1
3ステップS661、図9ステップS543)。これに
よって、通話路の切り替えが完了する。すなわち、接続
制御部2621が内線電話機281と無線基地局251
との接続を切断すると共に内線電話機281と中継線2
41を接続した状態で、接続制御部2622は無線基地
局252と中継線241を接続する。これにより、第1
の交換機2311で通話していた移動端末211は第2
の交換機2312で引き続いて通話を行うことができ
る。
【0088】移動端末211の通話が第2の通話エリア
2212で終了したとする(図13ステップS671、
図9ステップS544:Y)。ビジタ端末の通話が終了
すると、第2の交換機2312の呼制御部2612はVL
R管理ノード番号記憶部2652から第3の交換機23
3のVLR管理ノード番号としてのNODE3を読み出す
(図13ステップS672、図9ステップS545)。
そして、呼制御部261 2は第3の交換機2313の呼制
御部2613に対して、通話の終了した移動端末211
の端末番号“2000”をキーにして、VLR保持ノー
ド番号削除の要求を送出する(図13ステップS67
3、S674、図9ステップS546)。
【0089】第3の交換機2313の呼制御部261
3は、VLR保持ノード番号削除が要求されたら(図1
3ステップS674、図11ステップS581:Y)、
VLR保持ノード番号記憶部266から、図3のステッ
プS422で書き込んだ移動端末211の端末番号“2
000”と第1の交換機2311のノード番号NODE1を削
除する(図13ステップS675、S676、図11ス
テップS582)。また、呼制御部2612は接続制御
部2622に指示して、無線基地局252と中継線24
1を切断させる(図13ステップS677、図9ステッ
プS547)。さらに、呼制御部2612は第1の交換
機2311の呼制御部2611に切断要求を送信し(図1
3ステップS678、図9ステップS547)、切断要
求を受信した呼制御部2611は接続制御部2621に指
示して、内線電話機281と中継線241を切断させる
(図13ステップS679、図9ステップS549)。
これにより、移動端末211と内線電話機281との間
の通話路が切断される。このようにして、他のネットワ
ーク202から移動してきた移動端末211に対して、
自ネットワークとしての第1のネットワーク内の別の交
換機へのハンドオーバが可能になる。
【0090】発明の変形可能性
【0091】以上説明した実施例では第3の交換機23
3を、VLR保持ノード番号を記憶するVLR保持ノ
ード番号記憶部266を備えたノードとしてのVLR管
理ノードに設定している。このようにVLR管理ノード
を特定の1つの交換機とすることは、特にワンシステム
ルックを構成する交換機の数が少ない場合には簡単であ
る。しかしながら、いわゆるワンシステムルックを構成
する交換機の数が多くなったり、外部のネットワークの
移動端末が数多く自己のネットワークに入ってきてVL
R保持ノード番号記憶部266の格納するノード番号の
量が多くなるような場合は、VLR保持ノード番号記憶
部266を分散して配置するようにしてもよい。また、
このようなVLR保持ノード番号記憶部266を交換機
以外のコンピュータあるいはサーバ等の所定の記憶領域
に格納するようにすることも可能である。
【0092】このようにVLR保持ノード番号記憶部2
66を交換機以外の箇所に設けることによって、VLR
保持ノード番号記憶部266を交換機から解放すること
ができ、実施例の構成と比べるとVLR保持ノードに対
する書き込み、VLR保持ノードからの読み出しやデー
タの削除といった作業を交換機が行う必要がなくなるの
で、負荷が軽減するという効果がある。
【0093】また実施例では移動端末の通話が終了した
時点で、VLR保持ノード番号記憶部266から、移動
端末211の端末番号と第1の交換機2311のノード
番号を削除する(図11ステップS582)ことにした
が、所定の時間が経過するまでノード番号の削除を行わ
ないようにしてもよい。これにより、VLR保持ノード
番号記憶部266の記憶しなければならないVLR保持
ノード番号のデータ量は増大するが、一度通話を終了さ
せた移動端末がこの通話を終了させたネットワーク内で
発呼を再度行ったような場合に、VLR記憶部264に
格納されたその移動端末について得られた認証情報を再
び活用することができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項9記載の発明によれば、自己のネットワークに加入し
ていない移動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末
として移動してきたときにそのビジタ端末の加入してい
るネットワークを特定する識別情報を取得し、これを用
いてそのビジタ端末の加入しているネットワークに対し
て自己のネットワークで通信を行うために必要となる認
証情報を要求するようにし、この認証情報およびネット
ワーク内で発呼したときの呼情報を自己のネットワーク
を構成する複数の交換機のうちの任意の交換機に格納す
ると共に、認証情報および呼情報を格納した交換機を表
わす情報をビジタ端末に対応付けて記憶するようにし
た。このため、ビジタ端末が局間ハンドオーバ可能とな
るという効果が生じるだけでなく、ネットワーク内の各
交換機のメモリの使用状態を見ながら認証情報および呼
情報を格納する交換機を選択することができる。したが
って、事業所の入り口付近のエリアをカバーする交換機
のような特定の交換機が大量の認証情報を格納してメモ
リを圧迫されるといった問題の発生を軽減させることが
できる。
【0095】また請求項2、請求項3、請求項10また
は請求項11記載の発明によれば、自己のネットワーク
に加入していない移動端末が自己のネットワーク内にビ
ジタ端末として移動してきたときにそのビジタ端末の加
入しているネットワークを特定する識別情報を取得し、
これを用いてそのビジタ端末の加入しているネットワー
クに対して自己のネットワークで通信を行うために必要
となる認証情報を要求するようにし、この認証情報およ
びネットワーク内で発呼したときの呼情報を自己のネッ
トワークを構成する複数の交換機のうちの認証情報を要
求した交換機に格納することにしている。したがって、
通常の場合には他の交換機に格納するよりもその後の処
理が容易になるという利点がある。
【0096】更に請求項3記載の発明によれば、認証情
報格納手段によって認証情報および呼情報を格納した交
換機を表わす情報をビジタ端末に対応付けてネットワー
クを構成する交換機の特定の1つに記憶するようにした
ので、ネットワークを構成する既存の交換機に存在する
メモリを兼用し、新たな回路装置を必要とせずに移動通
信システムを構成できるという利点がある。
【0097】また請求項5記載の発明によれば、通信が
終了した時点で認証情報を格納した交換機を表わす情報
のうちそのビジタ端末に対応するものを消去させること
にしたので、データの整理を行うことができ、不要なデ
ータによってメモリが無駄に消費されるのを防止するこ
とができる。
【0098】更に請求項6記載の発明によれば、対応情
報格納交換機記憶手段はネットワーク内の交換機以外の
記憶手段であってもよいので、たとえばネットワーク内
にパーソナルコンピュータやサーバが存在する等の場合
にはその記憶手段に記憶させることができ、既存の交換
機のメモリ容量をこのために増大させるといった処理が
不要である。
【0099】また請求項7記載の発明によれば、ビジタ
端末が発呼しなければたとえ移動端末が自己のネットワ
ークまで移動してきていても対応情報格納交換機記憶手
段が認証情報を格納した交換機を表わす情報を記憶しな
いことにして、無駄になる可能性の高い情報を記憶対象
から省いている。
【0100】更に請求項10記載の発明によれば、認証
情報格納ステップによって認証情報および呼情報を格納
した交換機を表わす情報をビジタ端末に対応付けてネッ
トワークを構成する交換機の特定の1つに記憶するよう
にしたので、ネットワークを構成する既存の交換機に存
在するメモリを兼用し、新たな回路装置を必要とせずに
移動通信システムを構成できるという利点がある。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における移動通信システムの
概要を表わしたブロック図である。
【図2】本実施例で第1の交換機の呼制御における内線
電話機との通話が開始する際の制御の流れを表わした流
れ図である。
【図3】本実施例でVLR保持ノード番号書込要求を受
信した場合の第3の交換機側の制御の流れを表わした流
れ図である。
【図4】本実施例で移動端末が自己のエリアに入ってき
た際の第2の交換機の制御の流れを表わした流れ図であ
る。
【図5】本実施例でVLR保持ノード番号の読み出しが
要求されたときのVLR管理ノードとしての第3の交換
機が行う処理の流れを表わした流れ図である。
【図6】本実施例でVLR保持ノード番号を受信した際
の第2の交換機側の制御の流れを表わした流れ図であ
る。
【図7】本実施例で認証情報の読み出しを要求された第
1の交換機の呼制御部の制御の様子を表わした流れ図で
ある。
【図8】本実施例で呼情報読出要求を受信した第1の交
換機の呼制御部の制御の様子を表わした流れ図である。
【図9】本実施例で要求した呼情報が送出されてきた場
合の第2の交換機の制御の様子を表わした流れ図であ
る。
【図10】接続切替要求を受けた第1の交換機の呼制御
部の制御の様子を表わした流れ図である。
【図11】本実施例でVLR保持ノード番号削除が要求
された場合の第3の交換機の制御の様子を表わした流れ
図である。
【図12】本実施例で移動端末が第1のネットワークに
移動してきて通話を開始した後のこのネットワーク内の
各交換機の処理の流れの前半部分を示した説明図であ
る。
【図13】本実施例で移動端末が第1のネットワークに
移動してきて通話を開始した後のこのネットワーク内の
各交換機の処理の流れの後半部分を示した説明図であ
る。
【図14】第1〜第4の交換機が見かけ上の1つの交換
システムを構成したいわゆるワンシステムルックと呼ば
れるシステムの説明図である。
【図15】本館と新館の間でのネットワーク内局間ハン
ドオーバ機能を示す説明図である。
【図16】1つの会社あるいは組織が複数のネットワー
クを形成している場合の一例を表わした説明図である。
【図17】従来の他の移動通信システムの概要を表わし
たブロック図である。
【符号の説明】
201 第1のネットワーク 202 第2のネットワーク 211 移動端末 2311 第1の交換機 2312 第2の交換機 2313 第3の交換機 251〜253 無線基地局 261 呼制御部 262 接続制御部 263 呼情報記憶部 264 VLR記憶部 265 VLR管理ノード番号記憶部 266 VLR保持ノード番号記憶部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己のネットワークに加入していない移
    動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移動
    してきたときそのビジタ端末の加入しているネットワー
    クを特定する識別情報を取得するネットワーク識別情報
    取得手段と、このネットワーク識別情報取得手段の取得
    したネットワークを特定する識別情報からそのビジタ端
    末の加入しているネットワークに対して自己のネットワ
    ークで通信を行うために必要となる認証情報を要求する
    認証情報要求手段と、 前記ビジタ端末の加入しているネットワークから認証情
    報が送られてきたときこれを自己のネットワークを構成
    する複数の交換機のうちの任意の交換機に格納する認証
    情報格納手段と、 前記ビジタ端末が前記自己のネットワーク内で通話を開
    始したときの呼情報を格納する呼情報格納手段と、 前記自己のネットワークを構成する複数の交換機のうち
    のいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報お
    よび呼情報が格納されているかを交換機と対応付けて記
    憶する対応情報格納交換機記憶手段と、 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
    とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
    かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
    としたとき対応情報格納交換機記憶手段で記憶した内容
    を検索してそのビジタ端末の認証情報および呼情報を格
    納した交換機を探し出し該当する認証情報および呼情報
    を取得させる検索手段とを具備することを特徴とする移
    動通信システム。
  2. 【請求項2】 自己のネットワークに加入していない移
    動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移動
    してきたときそのビジタ端末の加入しているネットワー
    クを特定する識別情報を取得するネットワーク識別情報
    取得手段と、 このネットワーク識別情報取得手段の取得したネットワ
    ークを特定する識別情報からそのビジタ端末の加入して
    いるネットワークに対して自己のネットワークで通信を
    行うために必要となる認証情報を要求する認証情報要求
    手段と、 前記ビジタ端末の加入しているネットワークから認証情
    報が送られてきたときこれを自己のネットワークを構成
    する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交換機に
    格納する認証情報格納手段と、 前記ビジタ端末が前記自己のネットワーク内で通話を開
    始したときの呼情報を格納する呼情報格納手段と、 前記自己のネットワークを構成する複数の交換機のうち
    のいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報お
    よび呼情報が格納されているかを交換機と対応付けて記
    憶する対応情報格納交換機記憶手段と、 前記認証情報格納手段によって認証情報を格納した交換
    機を表わす情報および呼情報格納手段に格納された呼情
    報をビジタ端末に対応付けて記憶する対応情報格納交換
    機記憶手段と、 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
    とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
    かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
    としたとき対応情報格納交換機記憶手段で記憶した内容
    を検索してそのビジタ端末の認証情報および呼情報を格
    納した交換機を探し出し該当する認証情報および呼情報
    を取得させる検索手段とを具備することを特徴とする移
    動通信システム。
  3. 【請求項3】 自己のネットワークに加入していない移
    動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移動
    してきたときそのビジタ端末の加入しているネットワー
    クを特定する識別情報を取得するネットワーク識別情報
    取得手段と、 このネットワーク識別情報取得手段の取得したネットワ
    ークを特定する識別情報からそのビジタ端末の加入して
    いるネットワークに対して自己のネットワークで通信を
    行うために必要となる認証情報を要求する認証情報要求
    手段と、 前記ビジタ端末の加入しているネットワークから認証情
    報が送られてきたときこれを自己のネットワークを構成
    する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交換機に
    格納する認証情報格納手段と、 前記ビジタ端末が前記自己のネットワーク内で通話を開
    始したときの呼情報を格納する呼情報格納手段と、 前記自己のネットワークを構成する複数の交換機のうち
    のいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報お
    よび呼情報が格納されているかを交換機と対応付けて記
    憶する対応情報格納交換機記憶手段と、 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
    とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
    かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
    としたとき前記特定の1つの交換機内の対応情報格納交
    換機記憶手段で記憶した内容を検索してそのビジタ端末
    の認証情報および呼情報を格納した交換機を探し出し該
    当する認証情報および呼情報を取得させる検索手段とを
    具備することを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークを構成する交換機の特
    定の1つは、前記対応情報格納交換機記憶手段が記憶し
    た認証情報の格納されている交換機をビジタ端末との関
    係で記憶し、ビジタ端末が特定されたとき認証情報の格
    納されている交換機を知らせる交換機通知手段を具備す
    ることを特徴とする請求項3記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信
    を終了させたとき前記対応情報格納交換機記憶手段が記
    憶させた認証情報を格納した交換機を表わす情報のうち
    そのビジタ端末に対応するものを消去させる情報消去手
    段を具備することを特徴とする請求項3記載の移動通信
    システム。
  6. 【請求項6】 前記対応情報格納交換機記憶手段は、ネ
    ットワーク内の交換機以外に設けられた手段であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の移動通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記対応情報格納交換機記憶手段は、ビ
    ジタ端末が発呼したときを条件として認証情報を格納し
    た交換機を表わす情報をそのビジタ端末に対応付けて記
    憶することを特徴とする請求項1〜請求項3記載の移動
    通信システム。
  8. 【請求項8】 前記交換機は構内交換機であることを特
    徴とする請求項1〜請求項7記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】 自己のネットワークに加入していない移
    動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移動
    してきたときそのビジタ端末の加入しているネットワー
    クを特定する識別情報を取得するネットワーク識別情報
    取得ステップと、 このネットワーク識別情報取得ステップで取得したネッ
    トワークを特定する識別情報からそのビジタ端末の加入
    しているネットワークに対して自己のネットワークで通
    信を行うために必要となる認証情報を要求する認証情報
    要求ステップと、 前記ビジタ端末の加入しているネットワークから認証情
    報が送られてきたときこれを自己のネットワークを構成
    する複数の交換機のうちの任意の交換機に格納する認証
    情報格納ステップと、 前記ビジタ端末が前記自己のネットワーク内で通話を開
    始したときの呼情報を格納する呼情報格納ステップと、 前記自己のネットワークを構成する複数の交換機のうち
    のいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報お
    よび呼情報が格納されているかを交換機と対応付けて記
    憶する対応情報格納交換機記憶ステップと、 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
    とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
    かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
    としたとき対応情報格納交換機記憶ステップで記憶した
    内容を検索してそのビジタ端末の認証情報および呼情報
    を格納した交換機を探し出し該当する認証情報および呼
    情報を取得させる検索ステップとを具備することを特徴
    とする移動通信方法。
  10. 【請求項10】 自己のネットワークに加入していない
    移動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移
    動してきたときそのビジタ端末の加入しているネットワ
    ークを特定する識別情報を取得するネットワーク識別情
    報取得ステップと、 このネットワーク識別情報取得ステップで取得したネッ
    トワークを特定する識別情報からそのビジタ端末の加入
    しているネットワークに対して自己のネットワークで通
    信を行うために必要となる認証情報を要求する認証情報
    要求ステップと、 前記ビジタ端末の加入しているネットワークから認証情
    報が送られてきたときこれを自己のネットワークを構成
    する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交換機に
    格納する認証情報格納ステップと、 前記ビジタ端末が前記自己のネットワーク内で通話を開
    始したときの呼情報を格納する呼情報格納ステップと、 前記自己のネットワークを構成する複数の交換機のうち
    のいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報お
    よび呼情報が格納されているかを交換機と対応付けて記
    憶する対応情報格納交換機記憶ステップと、 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
    とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
    かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
    としたとき対応情報格納交換機記憶ステップで記憶した
    内容を検索してそのビジタ端末の認証情報および呼情報
    を格納した交換機を探し出し該当する認証情報および呼
    情報を取得させる検索ステップとを具備することを特徴
    とする移動通信システム。
  11. 【請求項11】 自己のネットワークに加入していない
    移動端末が自己のネットワーク内にビジタ端末として移
    動してきたときそのビジタ端末の加入しているネットワ
    ークを特定する識別情報を取得するネットワーク識別情
    報取得ステップと、 このネットワーク識別情報取得ステップで取得したネッ
    トワークを特定する識別情報からそのビジタ端末の加入
    しているネットワークに対して自己のネットワークで通
    信を行うために必要となる認証情報を要求する認証情報
    要求ステップと、 前記ビジタ端末の加入しているネットワークから認証情
    報が送られてきたときこれを自己のネットワークを構成
    する複数の交換機のうちの認証情報を要求した交換機に
    格納する認証情報格納ステップと、 前記ビジタ端末が前記自己のネットワーク内で通話を開
    始したときの呼情報を格納する呼情報格納ステップと、 前記自己のネットワークを構成する複数の交換機のうち
    のいずれの交換機にそれぞれのビジタ端末の認証情報お
    よび呼情報が格納されているかを交換機と対応付けて前
    記ネットワークを構成する交換機の特定の1つに記憶す
    る対応情報格納交換機記憶ステップと、 前記ビジタ端末がネットワーク内で通信中に移動するこ
    とにより自己のネットワークを構成する交換機のいずれ
    かがハンドオーバのための認証情報および呼情報を必要
    としたとき前記特定の1つの交換機内の対応情報格納交
    換機記憶ステップで記憶した内容を検索してそのビジタ
    端末の認証情報および呼情報を格納した交換機を探し出
    し該当する認証情報および呼情報を取得させる検索ステ
    ップとを具備することを特徴とする移動通信システム。
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