JP3217236B2 - 移動局宛着信転送システム及びサービス制御局 - Google Patents

移動局宛着信転送システム及びサービス制御局

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JP3217236B2
JP3217236B2 JP13022695A JP13022695A JP3217236B2 JP 3217236 B2 JP3217236 B2 JP 3217236B2 JP 13022695 A JP13022695 A JP 13022695A JP 13022695 A JP13022695 A JP 13022695A JP 3217236 B2 JP3217236 B2 JP 3217236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動局宛着信転送システ
ム及びサービス制御局に関し、例えば、簡易型携帯電話
システム(PHS;パーソナルハンディホンシステム)
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおける着信転送サ
ービスは、予め本サービスの契約を行なっている移動局
(PS)に対する着信呼を、他の電話端末へ転送するサ
ービスである。
【0003】交換機能(移動体交換機)を有する移動体
通信網が固定網の他に設けられている移動体通信システ
ムにおいては、かかる着信転送サービスを、図2に示す
ように、呼出端末1からの契約移動局2への着信呼を制
御する、固定網3の外部に位置する移動体交換機4の着
信転送機構4aを用いて、指定された転送先端末5へ呼
を転送することにより実現している。
【0004】ここで、着信転送サービスを実現する態様
としては、以下の3態様(1) 〜(3)がある。
【0005】(1) 契約移動局2が基地局(CS)6を介
して予め移動通信網に対してサービスの開始と転送先端
末5を登録し、この契約移動局2への着信があった場
合、これを認識した移動体交換機4によって指定の転送
先端末5に呼を転送する。
【0006】(2) 契約移動局2の着信時、着信ユーザ
(又は、契約移動局2へのモード設定による移動局自律
動作)からの指示により、契約移動局2が基地局6を介
して移動体交換機4に対して転送要求を行ない、要求を
受けた移動体交換機4が指定の転送先端末5に呼を転送
する。
【0007】(3) 契約移動局2が電源を切っているか、
サービス圏外にいて一定時間内に応答しない場合に、呼
出しを行なっている移動体交換機4が予め指定された転
送先端末5へ呼を転送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】運用がまもなく開始さ
れるPHSにおいても、他の移動体通信システムと同様
に、契約移動局に対する着信転送サービスを提供するこ
とが望まれる。
【0009】しかしながら、PHSでは、図3に示すよ
うに、基地局制御機能(例えば位置登録機能3a)を含
む固定網(有線通信網)3を運用する有線通信網事業者
と、基地局6、移動局(PS)2、及び、認証機能等を
行なうサービス制御局7を運用するPHS事業者とを明
確に分離して移動体通信サービスの提供を行なうこと
が、郵政省から指導されており、PHS事業者は、有線
通信網事業者が所有する交換機内の付加サービスを提供
するためのリソースを自由に利用することができない。
そのため、PHS事業者が、自身の顧客に対しての着信
転送サービスを提供しようとする場合、有線通信事業者
の所有する固定網3における交換機内の着信転送機構を
利用することができれば、着信転送サービスを実現する
ことが可能であるが、事業者間での契約手続きが必要で
あり、PHS事業者独自で顧客に対する着信転送サービ
スを独自に運用することが不可能である。
【0010】そのため、既存の移動体通信システムと同
様に、固定網リソースを一般的な通信態様で使用して実
現できる、しかもPHSにも適用できる新たな移動局宛
着信転送方法が求められている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明は、移動局を収容可能な複数の基地局
と、認証機能部を有するサービス制御局とが、位置登録
部を有する有線網に接続されている移動体通信システム
において、(A) 着信転送動作を実行する移動局及び転送
先端末の情報を外部からの情報に応じて更新して記憶す
る着信転送サービス情報記憶部と、呼出しに係る移動局
が、この着信転送サービス情報記憶部に格納されている
ときに、対応する転送先端末にその着信を転送する着信
転送部とを、全て又は一部の基地局に設けると共に、
(B) サービス登録中に係る移動局への呼出しが所定の基
地局に到達し、その基地局が転送先端末への着信を実行
できるように、着信転送サービス情報記憶部と位置登録
部との格納内容を更新制御する着信転送制御部をサービ
ス制御局に設けたことを特徴とする。
【0012】第2の本発明のサービス制御局は、着信転
送サービス登録中に係る移動局への呼出しが所定の基地
局に到達し、その基地局が転送先端末への着信を実行で
きるように、基地局に設けられている着信転送サービス
情報記憶部と、有線網の配下の位置登録部との格納内容
を更新制御する着信転送制御部を有することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】発明において、サービス制御局の着信転送制
御部は、登録要求や登録解除要求等に応じて、サービス
登録中に係る移動局への呼出しだけが所定の基地局に到
達し、その基地局が転送先端末への着信を実行できるよ
うに、着信転送サービス情報記憶部と位置登録部との格
納内容を更新制御する。
【0014】着信転送サービス情報記憶部及び位置登録
部の格納内容がこのような状況において、基地局の着信
転送部が、呼出しに係る移動局が着信転送サービス情報
記憶部に格納されているものであると認識すると(無応
答時の自動転送用に格納されている場合を含む)、対応
する転送先端末にその着信を転送する。
【0015】これにより、基地局及びサービス制御局に
機能部を追加するだけで、言い換えると、有線網側の機
能追加なしで、移動局への着信を転送先端末へ転送でき
るようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明をPHSに適用した一実施例を
図面を参照しながら詳述する。ここで、図1が着信転送
サービスを提供し得るこの実施例のPHSの全体構成を
示すものである。
【0017】(A)実施例の構成 図1において、この実施例においては、有線通信網事業
者が運用する固定網(デジタル網)20や位置登録部2
1には、着信転送のための専用構成は設けられておら
ず、一般的な通信機能だけを担うものである。また、固
定網20が収容している固定端末22−1、22−2に
も着信転送のための専用機能は一切不要である。
【0018】一方、PHS事業者が運用するリソースに
ついては、着信転送のための機構が設けられている。す
なわち、同一の呼出エリアAR−A、AR−Bに属する
複数の基地局(CS)30−A1〜30−A3、30−
B1〜30−B3の内の少なくとも1個(全てであって
も良く、また複数の呼出しエリアに1個であっても良
い)の基地局30−A2、30−B2に、着信転送部3
3−A2、33−B2と着信転送サービス情報記憶部3
4−A2、34−B2とが設けられている。また、サー
ビス制御局(SCP)32にも、認証機能部35に加え
て、着信転送制御部36が追加して設けられている。さ
らに、移動局(PHS端末:PS)31にも、着信転送
サービスの登録、解除を指示する着信転送サービス設定
指示部37が設けられている。
【0019】移動局31の着信転送サービス設定指示部
37は、ユーザによって、着信転送サービスの登録又は
解除を指示する入力があった場合に、登録を指示する情
報、又は、登録解除を指示する情報を基地局に向けて送
信するものである。ここで、特番入力を登録、登録解除
に割り当てている場合には、一般的なキー入力構成が着
信転送サービス設定指示部37となる。
【0020】基地局30−A2、30−B2における着
信転送サービス情報記憶部34−A2、34−B2は、
サービス制御局32の制御下で、着信転送サービスの実
行モードに設定されている移動局31の情報をその転送
先端末の番号と共に記憶しているものである。
【0021】基地局30−A2、30−B2における着
信転送部33−A2、33−B2は、サービス制御局3
2の制御下で、対応する着信転送サービス情報記憶部3
4−A2、34−B2に対する格納処理、削除処理を実
行するものである。また、着信転送部33−A2、33
−B2は、対応する着信転送サービス情報記憶部34−
A2、34−B2に移動局番号が格納されている移動局
への着信検出時に、又は、対応する着信転送サービス情
報記憶部34−A2、34−B2に無応答時転送対象と
して移動局番号が格納されている移動局が所定時間だけ
無応答のときに、その移動局(端末番号)に対応付けて
格納されている転送先端末番号への発呼シーケンス(着
信転送)を実行するものである。
【0022】例えば、基地局は、ハードウェア的には、
無線インタフェース部、有線インタフェース部(I´イ
ンタフェース部)、無線チャネル及び有線チャネルの交
換を行なうスイッチ部、呼シーケンスを制御する中央処
理ユニット(CPU)、中央処理ユニットが利用するメ
モリ等でなるが、メモリが着信転送サービス情報記憶部
34−A2、34−B2に該当し、スイッチ部及び中央
処理ユニットが着信転送部33−A2、33−B2に該
当する。
【0023】サービス制御局32の着信転送制御部36
は、ある移動局から着信転送サービスの登録要求があっ
たときに、その移動局に関する着信転送動作を実行させ
る基地局(従って呼出エリア)を決定し、その移動局−
呼出エリア(基地局)の疑似的な対応情報を位置登録部
21に登録させると共に、着信転送に必要な上記情報を
その決定した基地局の着信転送サービス情報記憶部に格
納させるものである。また、着信転送制御部36は、あ
る移動局から着信転送サービスの解除要求があったとき
に、その時点でその移動局を収容している疑似的な基地
局を認識してその基地局の着信転送サービス情報記憶部
から転送のために情報を消去させると共に、その時点で
その移動局を実際に収容している基地局の情報を位置登
録部21に登録させるように制御するものである。さら
に、サービス制御局32の着信転送制御部36は、後述
する無応答時の自動転送動作のための位置登録や、タイ
マ制御をも行なうものである。
【0024】サービス制御局は、ハードウェア的には、
固定網とのインタフェース部(I´インタフェース
部)、サービス制御局としての各種処理を実行する中央
処理ユニット、この中央処理ユニットが適宜利用するメ
モリ等から構成されており、中央処理ユニット及びメモ
リが着信転送制御部36に該当する。
【0025】(B)実施例の動作 (B−1)契約移動局による着信転送サービスの登録動
作 まず、実施例システムにおける契約移動局による着信転
送サービスの登録動作を、図1のシステムブロック図に
加えて、図4のシーケンス図も参照しながら詳述する。
【0026】(1-1) 自己が属する呼出エリアAR−Aに
在圏中の、ある移動局31から転送先端末情報を含む着
信転送要求を受け付けた基地局30−A1は、固定網2
0を介してサービス制御局32に対して着信転送サービ
スの登録要求(開始要求)を行なう。この際、移動局3
1からの着信転送サービスの登録要求は、特定のダイヤ
ル番号の入力や、移動局と基地局間での特定の取決め等
による手法であっても良く、その手法はこの実施例の特
徴外であり、要は、移動局31からの要求を基地局30
−A1がサービス制御局32に到達させることができる
方法であればいかなる指示方法でも良い。
【0027】(1-2) サービス制御局32の着信転送制御
部36は、着信転送サービスの開始要求が与えられる
と、内蔵する決定参照情報36aを用いて、その移動局
31への着信を転送動作する基地局(30−B2とす
る)を決定する。すなわち、この実施例においては、移
動局31を収容している基地局30−A1ではなく、決
定された他の基地局30−B1が着信転送を実行する。
【0028】例えば、決定参照情報36aとして、固定
網の局番と基地局とを対応付けた料金区域情報(36
a)を用意しておき、指定された転送先端末までの通話
料金が最も少ないと予想される基地局を分析して、最低
料金の基地局を着信転送動作を行なう基地局を決定す
る。この分析の際、通話料金の他に、自己が管理してい
る基地局毎のトラヒック情報(36a)を参考に低トラ
ヒックの基地局を選択するという論理を加えて行なって
も良い。
【0029】図5は、かかる決定方法の処理例を示すフ
ローチャートである。まず、決定のための探索がまだ実
行されていない基地局の中で、転送先端末との通信料金
が最も安い基地局を取出した後(ステップ100)、そ
の基地局のトラヒック量を取出し(ステップ101)、
そのトラヒック量を閾値と比較し(ステップ102)、
閾値より小さいとその基地局に決定し(ステップ10
3)、閾値より大きいとステップ100に戻って次に安
い基地局に対する確認を行なう。
【0030】また、図4とは異なるが、トラヒックの変
動により、サービス制御局32がかかる(1-2) の処理を
再度行ない、着信転送サービスを実行する基地局をトラ
ヒック量に応じてダイナミックに変動するようにしても
良い。図6は、この場合の処理例を示すフローチャート
である。まず、収容移動局数が変動した基地局を認識す
ると図6に示す処理を開始し、その基地局を着信転送動
作の実行基地局とする移動局及び移動先端末の対情報
を、自己内のメモリ又はその基地局から1個取出し(ス
テップ200)、その後、取出した転送先端末情報等に
基づいた上記図5に示す処理を行ない(ステップ20
1)、かかる後に、その基地局を着信転送動作の実行基
地局とする移動局及び移動先端末の対情報が残っている
か否かを判定し(ステップ202)、なければ処理を終
了し、あれば上記ステップ200に戻る。
【0031】(1-3) サービス制御局32は、決定した基
地局30−B2に対して、着信転送サービスの登録(開
始)を要求した移動局31がこの基地局配下に在圏して
いるように擬似的に位置登録を行なう旨の指示を行な
う。このとき、サービス制御局32では、移動局31へ
の着信転送サービスが起動されたことと、基地局30−
B2に対して擬似位置登録を行なっていることを記憶す
る(なお、転送先端末情報も記憶するようにしても良
い)。
【0032】(1-4) 指示を受けた基地局30−B2は、
一般的な位置登録手順(例えば、社団法人電信電話技術
委員会標準化勧告JT−Q931−b「呼処理シーケン
ス位置登録」)に従い、固定網(そのデジタル網)20
へ移動局31の在圏エリアを、自己に係る呼出エリアA
R−Bとして位置登録を行なう。これにより、固定網2
0では、移動局31の位置情報を、呼出エリアAR−B
と認識し、これ以降の移動局31に対する呼出しは、呼
出エリアAR−Bの基地局群30−B1〜30−B3に
対して行なうようになる。
【0033】なお、図7は、一般的な位置登録手順を示
すシーケンス図であり、この(1-4)の処理では、図7
示す後半部分の処理が実行される。
【0034】(1-5) 固定網20への疑似的な位置登録を
行なった基地局30−B2は、自身の着信転送サービス
情報記憶部34−B2に、サービス要求端末番号(移動
局番号)及び転送先端末番号を記憶する。
【0035】上記では、着信転送を実際に実行できる基
地局30−A2、30−B2がサービスの登録をできる
ように示したが、契約移動局からの要求に基づくかかる
登録動作及び後述する登録解除動作は、着信転送は実行
できない基地局が実行できるようにしても良いことは勿
論である。
【0036】 (B−2)他端末による着信転送サービスの登録動作 次に、ユーザが着信転送サービスの契約を締結している
移動局以外の端末(固定端末又は移動局)を用いて、着
信転送サービスの開始登録を行なう際の動作を説明す
る。なお、この際のシーケンス図は省略している。
【0037】ここでは、他端末からの登録動作を専用に
担う基地局(基地局30−A2とする)が定まっている
とする。また、かかる他端末からの着信転送サービスの
指示情報として実存しない疑似移動局の識別番号DMI
D−1が割り当てられているとする。そして、上記基地
局30−A2を含む呼出エリアAR−Aに疑似移動局
(識別番号DMID−1)が在圏しているような位置登
録が、位置登録部21に固定的になされている。
【0038】このような状態で、例えば固定端末22−
1が疑似移動局(識別番号DMID−1)に対する発呼
を行なうと、位置登録部21の内容に応じて、その呼設
定信号が固定網20から基地局30−A2に到達する。
このとき、基地局30−A2(その着信転送部33−A
2)は、自身の着信転送サービス情報記憶部34−A2
の格納内容に基づいて、他端末からのサービス登録開始
要求であることを認識し、呼出端末との呼を確立させた
後(後述する(2-1) 及び(2-2) の処理と同様)、登録に
係る移動局及び転送先端末の端末番号を取込む。
【0039】この後の動作は、着信転送サービスの契約
を締結している移動局からの登録要求時と同様に動作す
る(上記(1-1) の後半の処理、及び、上記(1-2) 〜(1-
5) の処理参照)。
【0040】 (B−3)着信転送サービス中の位置登録拒否動作 シーケンス図の図示は省略するが、着信転送サービスを
要求した移動局31が電源遮断後に再度電源を投入した
ような場合等、新規位置登録要求を発行すると、その移
動局31を収容した基地局(30−A1とする)とサー
ビス制御局32間で認証処理が実行されるが、サービス
制御局32は、上記(1-3) で記憶した情報に基づいて、
その移動局31に着信転送サービスが設定されているこ
とを認識し、位置登録時の認証を成立させず、固定網2
0への新たな位置登録を禁止する。
【0041】このように、着信転送要求を受け付けたサ
ービス制御局32は、移動局31から着信転送解除要求
を受け付けるまで新たな位置登録を拒否し、着信転送サ
ービスのユーザが意図しない解除を防止する。
【0042】なお、着信転送サービス中における新規位
置登録要求を、着信転送解除要求とみなしてサービス制
御局32が処理することは、本発明の他の実施例とな
る。
【0043】 (B−4)設定登録に基づく着信転送動作 次に、着信転送サービスの登録中の移動局31に対する
着信があって転送先端末22−2に転送する場合の動作
を説明する。
【0044】ここで、図8がこの着信転送動作を示すシ
ーケンス図であり、図9がその着信転送のイメージを示
すブロック図である。なお、図8において、呼出端末2
2−1からの発呼に対する着呼シーケンスは、例えば、
社団法人電信電話技術委員会標準化勧告JT−Q931
−b「呼処理シーケンス 着呼」に準じており、基地局
30−B2からの転送先端末22−2への発呼シーケン
スは、例えば、社団法人電信電話技術委員会標準化勧告
JT−Q931−b「呼処理シーケンス 発呼」に準じ
ている。なお、図8において、シーケンスを示す用語の
後側に付与されている符号(1)は呼出端末22−1と
の信号授受を示し、符号(2)は、転送先端末22−2
との信号授受を示している。
【0045】また、移動局31に、転送先端末22−2
に対しての着信転送サービスをするための操作がなされ
ており、サービス制御局32では着信転送を行なう基地
局を基地局30−B2に決定して着信転送サービスが開
始しているものとする(上記(B−1)又は(B−2)
参照)。
【0046】(2-1) ある端末22−1から移動局31へ
の呼が生起すると、固定網(デジタル網)20では、位
置登録部21の登録内容(擬似的な登録内容)に基づい
て、移動局31の在圏エリアを呼出エリアAR−Bと判
断し、この呼出エリアAR−B内の全ての基地局30−
B1〜30−B3に対して呼設定を行なう。
【0047】上述したように、着信転送サービスの開始
要求に基づく移動局31に対する位置登録は、その在圏
エリアに無関係になされるので、この際、移動局31が
呼出エリアAR−Bに在圏しないことがほとんどであ
る。
【0048】(2-2) 基地局30−B2では、自身の着信
転送サービス情報記憶部34−B2に、着信転送サービ
スを実行する移動局として着信に係る移動局31が登録
されていることを認識して着信転送部33−B2による
着信転送機能を働かせ、移動局31との着呼シーケンス
を実行することなく、固定網20を介して呼出端末22
−1に対する着呼シーケンスを実行する。
【0049】なお、呼出エリアAR−B内の他の基地局
30−B1、30−B3は、移動局を呼出しても着呼応
答が得られないので、それ以上の処理を実行しない。
【0050】(2-3) 基地局30−B2(着信転送部33
−B2)は、次に、移動局31への着信転送先を自身の
着信転送サービス情報記憶部34−B2から読出し、得
られた転送先端末番号に係る端末22−2に対して呼設
定処理を実行する。このときの発呼端末番号としては、
移動局31の番号が用いられ、固定網20は、移動局3
1から端末22−2への発呼であるように認識する。
【0051】移動局からの通常の発呼動作では、シーケ
ンス上に認証シーケンスが存在するが、着信転送の登録
時に係る認証を行なっているので(上記ではこの説明を
省略しているが)、この着信転送時の発呼シーケンスで
は省略することが可能であり、図8は、この場合を示し
ている。
【0052】(2-4) 基地局30−B2は、転送先端末2
2−2が応答したことを契機に、呼出端末22−1に対
しての応答を行なう。
【0053】(2-5) 基地局30−B2の中の着信転送部
33−B2により、呼出端末22−1から基地局30−
B2への着呼、基地局30−B2から転送先端末22−
2への発呼の2呼を同時に成立させ、呼出端末22−1
から転送先端末22−2への通話を可能とする。このと
き、固定網20は、独立した2つの呼が生成しているこ
としか認識しない。
【0054】なお、基地局30−B2及び固定網20間
に適用されているインタフェース(例えばI´インタフ
ェース)では複数チャンネル(例えば2×n(nは自然
数)個のBチャンネル)の同時通話が可能なものであ
り、このような独立した2つの呼に容易に対応できる。
【0055】以上のようにして、図9にイメージを示す
ように、移動局31への呼出端末22−1からの着信
を、基地局30−B2の着信転送部33−B2の機能に
より転送先端末22−2に転送することができる。
【0056】なお、上記では、転送先端末が固定網20
に収容された固定端末である場合を示したが、転送先端
末が移動局であっても良く、この場合には、転送先端末
への発呼シーケンスは、移動局に対するものとなる。
【0057】 (B−5)契約移動局による着信転送サービスの登録解
除動作 次に、着信転送サービスの登録状態を解除する動作を説
明する。ここで、図10がかかる動作時のシーケンスを
示すものである。
【0058】(3-1) 自己が属する呼出エリアAR−Aに
在圏中の、ある移動局31から着信転送サービスの登録
解除要求(停止要求)を受け付けた基地局30−A1
は、固定網20を介してサービス制御局32に対して着
信転送サービスの登録解除要求を行なう。この際、移動
局31からの登録解除要求は、特定のダイヤル番号の入
力や、移動局と基地局間での特定の取決め等による手法
であっても良い。
【0059】(3-2) サービス制御局32では、移動局3
1の着信転送機能を実現するために擬似位置登録してい
た基地局(基地局30−B2)を検索し、自己内部のそ
の着信転送に係る記憶情報を消去すると共に、固定網2
0を介してその基地局30−B2に擬似位置登録解除要
求を行なう。
【0060】(3-3) 基地局30−B2の着信転送部33
−B2は、自身の着信転送サービス情報記憶部34−B
2から移動局31の情報(着信転送の登録移動局及び転
送先端末情報)を取消す。この際、固定網20に対して
は、特別な動作をする必要はない。
【0061】(3-4) 移動局31は、登録解除要求を発行
した後、所定時間経過したときに自動的に、又は、ユー
ザの操作に応じて、位置登録要求を発行する。図10で
は、認証シーケンスを省略しているが、サービス制御局
32に対して着信転送を解除したことで、移動局31に
よる今回の位置登録は受け付けられる。また、このとき
の呼出エリアAR−Aが新たに位置登録部21に位置登
録され、通常のサービス状態に復旧する。
【0062】 (B−6)他端末による着信転送サービスの登録解除動
作 次に、ユーザが着信転送サービスの契約を締結している
移動局以外の端末(固定端末又は移動局)を用いて、着
信転送サービスの登録解除を行なう際の動作を説明す
る。なお、この際のシーケンス図は省略している。
【0063】ここでは、他端末からの登録解除動作を専
用に担う基地局(基地局30−A2とする)が定まって
いるとする。また、かかる他端末からの着信転送サービ
スの解除指示情報として実存しない疑似移動局の識別番
号DMID−2が割り当てられているとする。そして、
上記基地局30−A2を含む呼出エリアAR−Aに疑似
移動局(識別番号DMID−2)が在圏しているような
位置登録が、位置登録部21に固定的になされている。
【0064】このような状態で、例えば固定端末22−
1が疑似移動局(識別番号DMID−2)に対する呼出
しを行なうと、位置登録部21の内容に応じて、その呼
設定信号が固定網20から基地局30−A2に到達す
る。このとき、基地局30−A2(その着信転送部33
−A2)は、自身の着信転送サービス情報記憶部34−
A2の格納内容に基づいて、他端末からのサービス登録
解除要求であることを認識し、呼出端末22−1との呼
を確立させた後(上述の(2-1) 及び(2-2) の処理と同
様)、登録解除に係る移動局の端末番号を取込む。
【0065】この後の動作は、着信転送サービスの契約
を締結している移動局からの登録解除要求時と同様に動
作する(上記(3-1) の後半の処理、及び、上記(3-2) 〜
(3-4) の処理参照)。
【0066】 (B−7)移動局の無応答による着信転送動作 周知のように、移動局に電源が投入されることで移動局
は位置登録を行なう。また、移動局が移動することによ
り呼出エリア(や収容基地局)が変わったことを認識す
ると、自動的に位置登録を行なう。従って、固定網が認
識している呼出エリアは移動局が最後に位置登録動作
を行なった際の呼出エリアである。このため、固定網が
移動局の呼出しを行なったにも拘らず、当該呼出エリア
のいずれの基地局から応答しない場合があるが、この場
合は、圏外にいる状態か又は移動局の電源が遮断されて
いる状態である。
【0067】固定網においては、呼出しを行なった基地
局から応答がないことを認識できるため、有線通信網事
業者においては、この契機での着信転送サービスの提供
が比較的簡単に提供できる。しかし、冒頭で述べたよう
に事業者が異なるため、PHS事業者がこのサービスを
独自に提供することができない。
【0068】以下では、固定網側が通常の呼シーケンス
を実行するにも拘らず、移動局の無応答時に実行可能と
した着信転送動作を説明する。
【0069】かかる無応答時の着信転送を実行させるた
めの動作は、代表基地局に対する登録動作と、実際の着
信時の転送動作との2種類の動作に分かれており、以
下、順次説明する。なお、図11が前者の動作に係るシ
ーケンス図であり、図12が後者の動作に係るシーケン
ス図である。
【0070】なお、無応答時の着信転送を実行する基地
局(以下、代表基地局と呼ぶ)が各呼出エリアAR−
A、AR−B毎に1個定められている。図1の場合、基
地局30−A2、30−B2が代表基地局に定められて
いるとする。また、無応答時の着信転送は、そのために
サービス契約(一般的な着信転送サービスより上位のサ
ービス契約)を締結している移動局にのみ認められるよ
うになされている。この契約内容には、転送先端末の情
報も含まれており、サービス制御局32が記憶管理して
いる。なお、無応答時の転送先端末は、ユーザが必ずし
も意識した着信転送ではないので、留守録機能を備えた
端末となることが多いと考えられる。
【0071】(4-1) 無応答時の着信転送サービス契約を
締結している移動局31から一般的な位置登録がなされ
た場合、その収容基地局(30−A1とする)は、その
移動局31の認証を行なうためにサービス制御局32と
の通信行なう。
【0072】(4-2) このとき、サービス制御局32は、
その移動局31が予め移動局無応答時の着信転送を契約
している移動局であると、その呼出エリアAR−A内の
代表基地局30−A2に無応答時着信転送契約を締結し
ている移動局31が当該呼出エリアAR−Aに位置登録
された旨を通知する。かかる通知には、サービス制御局
20が管理しているその移動局31についての転送先端
末番号も含まれる。
【0073】(4-3) この通知を受けた代表基地局30−
A2は、着信転送サービス情報記憶部34−A2に該当
移動局31を無応答時の着信転送対象移動局として記憶
する。このとき、サービス制御局20からの通知に含ま
れている、移動局31が予め契約時に登録している着信
転送先の番号も記憶する。
【0074】次に、このような無応答時着信転送登録が
なされた移動局31に対する呼出し(着信)が生じた際
の動作を、図12を参照しながら詳述する。
【0075】(5-1) この呼出エリアAR−Aに、移動局
31に対する呼出があった場合、代表基地局である基地
局30−A2は、サービス制御局32に対して認証要求
と同様のシーケンスをとる。なお、このとき、このエリ
アAR−A内で移動局31が応答した場合には、基地局
30−A2の認証要求は破棄され、通常のシーケンスで
呼が確立される。
【0076】(5-2) サービス制御局32は、代表基地局
30−A2からの認証要求を受けたときには、内部タイ
マTxを設定し、タイマTxの計時がタイムアップした
場合、サービス制御局32は、代表基地局30−A2に
認証応答を返す。この認証応答は、代表基地局30−A
2から見ると着信転送動作の起動を意味する。
【0077】なお、上記内部タイマTxの設定時間は、
固定網20が無応答と判断するための設定時間より短く
選定されている。
【0078】(5-3) 代表基地局30−A2は、これを契
機に、上述した(2-2) 〜(2-5) と同様な処理を実行し
て、呼出端末22−1から基地局30−A2への着呼、
基地局30−A2から転送先端末22−2への発呼の2
呼を同時に成立させ、呼出端末22−1から転送先端末
22−2への通話を可能とする。
【0079】なお、この移動局31の他の呼出しエリア
AR−Bからの位置登録要求時の認証機能部35のアク
セスにより(この際には新たな代表基地局30−B2に
ついての登録動作が実行される)、今までの代表基地局
30−A2に対する移動局31の登録解除がサービス制
御局32で判明し、対象基地局30−A2からの認証等
のサービス制御局32に対してのアクセスが発生した場
合にそのレスポンスに登録解除情報を付加することで、
登録解除を実現できる。
【0080】(C)実施例の効果 (1) 上記実施例によれば、基地局及びサービス制御局に
対する機能部の追加により、着信転送サービスを提供で
き、固定網側の変更や固定網との着信転送サービス用の
専用回線を要しないので、当該サービスの提供のために
必要な改良部分を最少限に止めることができる。また、
基地局及びサービス制御局の機能追加だけであるので、
PHS事業者が独自にサービス展開が可能となり、ユー
ザが当該サービスを享受するための費用がPHS事業者
に対するものだけとなり、システムのサービス機能を高
めることができる。
【0081】(2) 着信転送時には移動局の位置は無関係
であるので、着信転送サービスを実現する基地局を可変
でき、通常呼のトラヒック状況や転送先端末への通話料
金等により、スタティック又はダイナミックに着信転送
を実行する基地局を割り当てることができるので、低ト
ラヒックの基地局を有効に運用できると共に、ユーザへ
のサービス品質を一段と高めることができる。
【0082】(3) また、無応答時の着信転送や、他端末
からのサービス開始登録や登録解除等を実行できるの
で、非常に有効な着信転送サービスを実現できる。
【0083】(D)他の実施例 上記実施例の説明においても、種々変形した他の実施例
に言及したが、さらに、以下のような他の実施例を挙げ
ることができる。
【0084】(1) 上記実施例においては、移動局と呼出
しエリアとを対応付けて位置登録するものを示したが、
移動局と基地局とを対応付けて位置登録するシステムに
本発明を適用することができる。この場合においては、
例えば、無応答時の着信転送用の代表基地局として、移
動局からの位置登録要求を受信した基地局を設定すれば
良い。
【0085】(2) 上記実施例においては、着信時に転送
先端末に転送する動作を実行する基地局が通常の通信機
能をも担うものであったが、かかる動作を実行する基地
局がその動作だけを専用的に担う疑似的な基地局であっ
ても良い。この場合においても、無応答時の着信転送を
考慮した場合には、呼出しエリア毎に少なくとも1個設
けることが好ましい。また、この場合にも、トラヒック
量や通話料金を考慮して使用する疑似的な基地局を定め
れば良い。
【0086】(3) 上記実施例においては、転送先端末と
して1個のみ登録できるものを示したが、優先順位を定
めて複数登録するようにしても良く、優先順位が高い転
送先端末が話中等の場合には、優先順位が低い転送先端
末に転送するようにしても良い。
【0087】(4) 上記実施例においては、代表基地局が
移動局からの着信応答を受け付けた場合には通常の通信
動作に進むものを示したが、言い換えると、移動局が着
信要求に対して着信転送を指示し得ないものを示した
が、特番信号等の発信機能を移動局に持たせ、この特番
信号等を受信した代表基地局が着信転送動作を実行する
ようにしても良い。
【0088】(5) 上記実施例におけるサービス制御局と
基地局との機能の振分けはこれに限定されず、可能なら
ば、一方の局の機能を他方の局の機能にさせても良い。
例えば、上記実施例では、位置登録部に対する位置登録
は全て基地局が行なうものを示したが、割当て基地局に
ついての位置登録をサービス制御局が実行するようにし
ても良く、また、サービス制御局が疑似的な基地局の1
個として、転送先端末への転送機能を担うようにしても
良く、さらに、他端末からの登録要求等を位置登録情報
を利用して基地局を介さずに直接サービス制御局に与え
るようにしても良い。
【0089】なお、特許請求の範囲の用語は実施例に即
して使用しているが、かかる変形実施例の場合を含むも
のとする。
【0090】(6) 上記実施例においては、一般的な着信
転送動作(無応答時以外での着信転送動作)での転送先
端末を、登録動作時にその都度指定するものを示した
が、契約締結時に設定して、サービス制御局に格納して
おき、割当て基地局が定まった場合に移動局情報とその
格納転送先端末情報とを割当て基地局に通知するように
しても良い。
【0091】(7) また、契約締結に無関係に全てのPH
S端末に着信転送サービスを提供するようにしても良
い。
【0092】(8) 上記実施例においては、本発明をPH
Sに適用したものを示したが、本発明は、基地局及びサ
ービス制御局に着信転送のための機能部を設ければ良い
ので、他の移動体通信システムにも本発明を適用するこ
とができる。例えば、PBXと基地局とで構成される事
業所用のコードレス電話システムや、公衆移動体通信網
内における交換機と基地局にも本発明を適用できる。従
って、基地局と網側とのインタフェースも、I´インタ
フェースに限定されるものではなく、また、着呼シーケ
ンスや発呼シーケンスも上記実施例のものに限定される
ものではない。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基地局
に着信転送サービス情報記憶部と着信転送部とを設け、
サービス制御局に着信転送制御部を設けるだけで、移動
局への着信を転送先端末に転送することができ、有線網
側の変更や有線網との着信転送サービス用の専用回線を
要しないので、当該サービスの提供のために必要な改良
部分を最少限に止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の移動体宛着信転送システムのブロック
図である。
【図2】従来の着信転送方法の説明図である。
【図3】従来の課題の説明図である。
【図4】実施例の契約移動局によるサービス登録動作を
示すシーケンス図である。
【図5】実施例の着信転送動作を実行する基地局の決定
方法を示すフローチャート(その1)である。
【図6】実施例の着信転送動作を実行する基地局の決定
方法を示すフローチャート(その2)である。
【図7】実施例の着信転送実行基地局の位置登録の説明
用のシーケンス図である。
【図8】実施例の設定登録に基づく着信転送動作の処理
フローチャートである。
【図9】実施例の設定登録に基づく着信転送のイメージ
図である。
【図10】実施例の契約移動局による登録解除動作を示
すシーケンス図である。
【図11】実施例の無応答時用の登録動作を示すシーケ
ンス図である。
【図12】実施例の移動局無応答時の着信転送動作を示
すシーケンス図である。
【符号の説明】
20…固定網(デジタル網)、 21…位置登録部、 22−1、22−2…固定端末、 30−A1〜30−A3、30−B1〜30−B3…基
地局(CS)、 30−A2、30−B2…代表基地局、 31…移動局(PHS端末:PS)、 32…サービス制御局(SCP)、 33−A2、33−B2…着信転送部、 34−A2、34−B2…着信転送サービス情報記憶
部、 36…着信転送制御部、 AR−A、AR−B…呼出エリア。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04M 3/42 H04Q 3/58 - 3/62 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局を収容可能な複数の基地局と、認
    証機能部を有するサービス制御局とが、位置登録部を有
    する有線網に接続されている移動体通信システムにおい
    て、 着信転送動作を実行する移動局及び転送先端末の情報を
    外部からの情報に応じて更新して記憶する着信転送サー
    ビス情報記憶部と、呼出しに係る移動局が、この着信転
    送サービス情報記憶部に格納されているときに、対応す
    る転送先端末にその着信を転送する着信転送部とを、全
    て又は一部の上記基地局に設け、 サービス登録中に係る移動局への呼出しが所定の基地局
    に到達し、その基地局が転送先端末への着信を実行でき
    るように、上記着信転送サービス情報記憶部と上記位置
    登録部との格納内容を更新制御する着信転送制御部を、
    上記サービス制御局に設けたことを特徴とする移動局宛
    着信転送システム。
  2. 【請求項2】 上記着信転送制御部は、ある移動局から
    の着信転送サービスの登録要求時に、その転送先端末と
    の通信料金が最も安価な基地局を、その移動局に係る着
    信転送を実行する基地局と決定し、決定した基地局の上
    記着信転送サービス情報記憶部と、上記位置登録部との
    格納内容を更新することを特徴とする請求項1に記載の
    移動局宛着信転送システム。
  3. 【請求項3】 上記着信転送制御部は、各基地局のトラ
    ヒック量を多少に応じても、着信転送を実行する基地局
    を決定することを特徴とする請求項2に記載の移動局宛
    着信転送システム。
  4. 【請求項4】 上記着信転送制御部は、所定の移動局か
    らの新規位置登録に係る認証が求められたときに、その
    移動局が着信に対して所定時間だけ無応答のときに着信
    転送を自動的に実行する代表基地局を認識して、認識し
    た代表基地局の上記着信転送サービス情報記憶部と上記
    位置登録部との格納内容を更新し、 上記代表基地局の上記着信転送部は、上記所定の移動局
    から着信応答が所定時間だけないときに、上記着信転送
    サービス情報記憶部に格納されている転送先端末への着
    信転送を実行することを特徴とした請求項1〜3のいず
    れかに記載の移動局宛着信転送システム。
  5. 【請求項5】 着信転送サービス登録中に係る移動局へ
    の呼出しが所定の基地局に到達し、その基地局が転送先
    端末への着信を実行できるように、基地局に設けられて
    いる着信転送サービス情報記憶部と、有線網の配下の位
    置登録部との格納内容を更新制御する着信転送制御部を
    有することを特徴とした移動体通信システムのサービス
    制御局。
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