JP2001281724A - カメラ用シャッタ - Google Patents

カメラ用シャッタ

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JP2001281724A
JP2001281724A JP2000101218A JP2000101218A JP2001281724A JP 2001281724 A JP2001281724 A JP 2001281724A JP 2000101218 A JP2000101218 A JP 2000101218A JP 2000101218 A JP2000101218 A JP 2000101218A JP 2001281724 A JP2001281724 A JP 2001281724A
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linear motor
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blades
shutter
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Koji Sekizawa
宏治 関澤
Kiyoshi Toma
清 當摩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータトルクを下げることなしに、リニアモ
ータの高さ寸法を小さくすることができるカメラ用シャ
ッタを提供する。 【解決手段】 カメラ用シャッタ1のリニアモータ5
は、シャッタ地板2に回動自在に取り付けられた揺動レ
バー7を有し、この揺動レバー7の両端部には羽根3
A,3Bが連結されている。揺動レバー7における軸穴
7aを間に位置させるようにして両側には、永久磁石
(可動部)9A,9Bが固定されている。また、リニア
モータ5は、永久磁石9Aを挟んで互いに向き合うよう
に配置されたコイル部(固定部)14A,15A及び1
6A,17Aと、永久磁石9Bを挟んで互いに向き合う
ように配置されたコイル部(固定部)14B,15B及
び16B,17Bとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッタ地板に設
けられたアパーチャを開閉する複数の羽根を備えたカメ
ラ用シャッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるカメラ用シャッタとして
は、例えば特開昭55−2267号公報や特公平7−7
169号公報に記載されているものが知られている。特
開昭55−2267号公報に記載の電磁駆動シャッタ
は、2枚のシャッタ羽根を摺動させるモータを有してい
る。このモータは、永久磁石からなるボールピースと、
このボールピースの外側に配置されたヨークと、各シャ
ッタ羽根にレバーを介して取り付けられたコイルボビン
と、ボールピースとヨークとの間に配設されるようにコ
イルボビン上に巻かれたコイルとを備えており、コイル
が通電されると、コイルボビンは上下方向に動作し、レ
バーを介して各シャッタ羽根が摺動する。
【0003】特公平7−7169号公報に記載のシャッ
タ機構は、永久磁石を有する回転子と、この回転子に磁
界を与えるコイルと、回転子と同軸に結合され、2枚の
セクタを駆動するレバーとを備えており、コイルに励磁
電流が流れると、回転子が回動し、レバーを介して各セ
クタが動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、所望のモータトルクを得るために
は、モータの可動部および固定部を構成する永久磁石お
よびコイル部を大きくせざるを得ず、この場合には、モ
ータの高さ寸法が増大し、結果としてシャッタが大型に
なってしまう。
【0005】本発明の目的は、モータトルクを下げるこ
となしに、モータの高さ寸法を小さくすることができる
カメラ用シャッタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、アパーチャを有するシャッタ地板と、ア
パーチャを開閉する複数の羽根と、これらの羽根を駆動
するリニアモータとを備えたカメラ用シャッタであっ
て、リニアモータは、揺動自在に軸支されていて複数の
羽根と連結された腕部を備えた揺動レバーと、この揺動
レバーの腕部に設けられた複数の可動部と、各可動部と
対峙するように設けられた複数の固定部とで構成された
複数の動力発生部とを備え、動力発生部は、揺動レバー
の支軸を間に位置するようにして配置されていることを
特徴とするものである。
【0007】このように構成した本発明において、可動
部および固定部を構成する部材は永久磁石およびコイル
部であり、永久磁石の寸法(体積)によってリニアモー
タのトルクが決まる。ここで、上記のように揺動レバー
の腕部に設けられた可動部とヨーク部材に取り付けられ
た固定部とからなる複数の動力発生部を揺動レバーの支
軸を間に位置するようにして設けることにより、複数の
羽根を動かすための動力が複数の動力発生部に振り分け
られる。そのため一つの動力発生部で発生させる力が低
減するので、その分だけ永久磁石の厚みを小さくでき、
これに応じてコイル部も小さくすることが可能となる。
これにより、複数の羽根をスムーズに動かすのに必要な
モータトルクを十分に確保しつつ、リニアモータの高さ
寸法を小さくできる。
【0008】好ましくは、可動部が永久磁石からなる場
合は、固定部はコイル部からなり、可動部がコイル部か
らなる場合は、固定部は永久磁石からなる。このように
リニアモータは2つのタイプを有するので、状況に応じ
たリニアモータの製作が可能となる。
【0009】また、好ましくは、可動部は、永久磁石か
らなると共に揺動レバーの腕部と一体的に形成されてお
り、固定部はコイル部からなる。この場合には、リニア
モータの部品点数が削減され、低コスト化および構造の
簡単化が図れる。また、揺動レバー全体が永久磁石とな
るので、可動部の面積を大きくとれるようになり、その
分だけ可動部の厚みを小さくすることで、リニアモータ
の高さ寸法を更に小さくできる。
【0010】さらに、好ましくは、複数の羽根は1対で
あって、シャッタ地板に沿って互いに反対方向にスライ
ドし、リニアモータはアパーチャの一側に配置され、リ
ニアモータの揺動レバーの腕部の一端は羽根の一方に軸
支され、揺動レバーの腕部の他端は羽根の他方に軸支さ
れている。これにより、小型でモータ効率の高いスライ
ド式のレンズシャッタを実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカメラ用シャ
ッタの好適な実施形態について図面を参照して説明す
る。
【0012】まず、本発明に係るカメラ用シャッタの第
1の実施形態を図1〜図4により説明する。図1におい
て、本実施形態のカメラ用シャッタ1はレンズシャッタ
であり、このレンズシャッタ1は円形状のアパーチャ2
aが設けられたシャッタ地板2を有している。このシャ
ッタ地板2には、アパーチャ2aを開閉する1対の羽根
3A,3Bが支軸4A,4Bを介して側方(図1で見て
左右方向)にスライド自在に取り付けられている。ま
た、シャッタ地板2におけるアパーチャ2aの左側に
は、羽根3A,3Bを側方にスライドさせるリニアモー
タ5が配置されている。
【0013】リニアモータ5は、図1及び図2に示すよ
うに、シャッタ地板2に設けられた支軸6に軸穴7aを
回動自在に取り付けられた、合成樹脂製であって直線状
の揺動レバー7を有している。この揺動レバー7は、軸
穴7aを間に位置させるようにして両側に配置された二
つの腕部を有していて、各々、第1レバー部7A及び第
2レバー部7Bからなり、更に、二つのレバー部7A,
7Bの先端部には、穴が形成されている。そして羽根3
A,3Bは、これら羽根に形成された長穴に、軸部より
頭部の方が直径の大きいピン8A,8Bの軸部を貫通さ
せた後、上記のレバー部7A,7Bの先端部に形成され
た穴とピン8A,8Bの軸部を、各々、嵌合させること
により揺動レバー7と揺動自在に連結されている。尚、
上記とは逆に、シャッタ地板2に軸穴を、揺動レバー7
に支軸を、各々、設けるようにしても差し支えない。
【0014】また、第1レバー部7Aには永久磁石9A
が固定され、第2レバー部7Bには永久磁石9Bが固定
されている。これらの永久磁石9A,9Bは、各々、4
極に着磁されており、その裏面に固定用溝部10を有す
る板状の磁石であると共に、この固定用溝部10に揺動
レバー7の腕部に形成された連結フレーム部11を嵌入
して接着することによって、揺動レバー7に強固に結合
されている。なお、永久磁石9A,9Bは、合成樹脂の
アウトサート加工によって、揺動レバー7と結合させる
ようにしても差し支えないが、その場合には、永久磁石
9A,9Bの少なくとも裏面から側面にかけて保持する
必要がある。
【0015】また、リニアモータ5は、図1及び図3に
示すように、永久磁石9Aを挟むように配置された上ヨ
ーク12A及び下ヨーク13Aと、永久磁石9Bを挟む
ように配置された上ヨーク12B及び下ヨーク13Bと
を有している。そのため、ヨーク部材は、上ヨーク12
A,12Bと下ヨーク13A、13Bとから構成されて
いることになる。下ヨーク13A、13Bは、シャッタ
地板2に取り付けられており、上ヨーク12A,12B
は、下ヨーク13A、13Bの上端に周知の方法で嵌め
合わせることにより連結されている。尚、上ヨーク12
A,12Bと下ヨーク13A、13Bは、モータの駆動
トルクの変化を少なくするために、永久磁石9A,9B
の回転軌跡に合わせて略円弧状に形成するようにしても
よい。
【0016】上ヨーク12Aの下面には、コイル部14
A,15Aが羽根スライド方向(左右方向)に並設さ
れ、下ヨーク13Aの上面には、コイル部16A,17
Aが永久磁石9Aを挟んでコイル部14A,15Aと向
き合うように並設されている。上ヨーク12Bの下面に
は、コイル部14B,15Bが左右方向に並設され、下
ヨーク13Bの上面には、コイル部16B,17Bが永
久磁石9Bを挟んでコイル部14B,15Bと向き合う
ように並設されている。
【0017】ここで、永久磁石9A,9Bはリニアモー
タ5の可動部を構成し、コイル部14A〜17A,14
B〜17Bはリニアモータ5の固定部を構成する。そし
て、これら可動部と固定部とで、羽根3A,3Bをスム
ーズに動かすのに必要とする力を生成する動力発生部を
構成している。
【0018】このように揺動レバーの腕部に取り付けら
れた永久磁石と、ヨーク部材に取り付けられたコイル部
とからなる2組の動力発生部を、揺動レバー7の支軸6
を間に位置するように設け、羽根3A,3Bを動かすた
めの動力を2組の動力発生部に分配するようにしたの
で、1組の動力発生部だけで羽根3A,3Bをスムーズ
に動かす力を発生させる場合に比べて、永久磁石9A,
9Bの厚みを小さくでき、これに伴ってコイル部14A
〜17A,14B〜17Bも小型にすることが可能とな
る。したがって、モータトルクを低下させることなく、
リニアモータ5の高さ寸法を小さくすることができる。
【0019】また、シャッタ地板2にリニアモータ5を
取り付けるためのスペースが十分にあるような場合に
は、永久磁石9A,9Bの横方向(シャッタ地板2に対
して平行な方向)の面積を大きくすることができる。こ
の場合には、永久磁石9A,9Bの体積が大きくなるた
め、リニアモータ5の高さ寸法を小さくしながら、モー
タトルクを増大させることができる。
【0020】また、永久磁石9A,9Bを、支軸6を間
に位置するようにして揺動レバー7の両側に設けると共
に、ヨーク部材に取り付けられたコイル部14A〜17
Aと、コイル部14B〜17Bとで、各々、永久磁石9
A,9Bを挟み込むようにしたので、高いパワー効率が
得られる。
【0021】このようなリニアモータ5において、例え
ば、永久磁石9Aは、アパーチャ2a側の上面側がN
極、アパーチャ2a側の下面側がS極、アパーチャ2a
と反対側の下面側がN極、アパーチャ2aと反対側の上
面側がS極となるように着磁されている。永久磁石9B
は、アパーチャ2aと反対側の上面側がN極、アパーチ
ャ2aと反対側の下面側がS極、アパーチャ2a側の下
面側がN極、アパーチャ2a側の上面側がS極となるよ
うに着磁されている(図2参照)。
【0022】そして、図示しない電流供給源によりコイ
ル部14A〜17A,14B〜17Bの各コイルに所定
方向の電流を流し、コイル部14A,15A,14B,
15Bの下側にS極を発生させると共に、コイル部16
A,17A,16B,17Bの上側にN極を発生させ
る。この場合には、永久磁石9Aとコイル部14A,1
6Aとの間および永久磁石9Bとコイル部14B,16
Bとの間に反発力が発生すると共に、永久磁石9Aとコ
イル部15A,17Aとの間および永久磁石9Bとコイ
ル部15B,17Bとの間に吸引力が発生するようにな
り、揺動レバー7が支軸6を中心として反時計方向(図
1のP方向)に揺動する。これにより、図1に示すよう
なアパーチャ2aの閉鎖状態から1対の羽根3A,3B
が左右方向に互いに反対方向にスライドし、アパーチャ
2aが開放される(図4参照)。
【0023】一方、電流供給源によりコイル部14A〜
17A,14B〜17Bの各コイルに逆方向の電流を流
し、各コイル部に上記と逆の極を発生させると、永久磁
石9Aとコイル部15A,17Aとの間および永久磁石
9Bとコイル部15B,17Bとの間に反発力が発生す
ると共に、永久磁石9Aとコイル部14A,16Aとの
間および永久磁石9Bとコイル部14B,16Bとの間
に吸引力が発生し、揺動レバー7が支軸6を中心として
時計方向(図4のQ方向)に揺動する。これにより、図
4に示すアパーチャ2aの開放状態から1対の羽根3
A,3Bが上記と逆方向にスライドし、アパーチャ2a
が閉鎖される(図1参照)。
【0024】なお、本実施形態では、永久磁石9A,9
Bをコイル部14A〜17A,14B〜17Bで挟むよ
うに配置した構成となっているが、コイル部14A,1
5Aまたはコイル部16A,17Aのみを永久磁石9A
と対峙するように配置すると共に、コイル部14B,1
5Bまたはコイル部16B,17Bのみを永久磁石9B
と対峙するように配置してもよい。但し、そのような場
合であっても、上ヨーク12A,12Bと下ヨーク13
A、13Bとを設ける必要があることは言うまでもな
い。
【0025】また、本実施形態では、揺動レバー7に固
定された可動部を永久磁石9A,9Bで構成し、固定部
をコイル部14A〜17A,14B〜17Bで構成して
いるが、これとは逆に、可動部をコイル部で構成し、固
定部を永久磁石で構成するようにしてもよい。
【0026】本発明に係るカメラ用シャッタの第2の実
施形態を図5により説明する。図中、第1の実施形態と
同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を
省略する。
【0027】本実施形態のカメラ用シャッタは、揺動レ
バーの構造が第1の実施形態と異なるリニアモータを有
している。このリニアモータの揺動レバー21は腕部が
永久磁石からなるレバーであり、例えば合成樹脂材料に
磁性体粉体を混入し、金型を用いて一体的に成形した後
に着磁されたものである。
【0028】この揺動レバー21は、軸穴21aを間に
位置するようにして両側に配置された二つの腕部を有し
ていて、各々、第1レバー部21A及び第2レバー部2
1Bからなり、それらの先端部にはピン8A,8Bが嵌
合する穴が形成されている。また、第1レバー部21A
には段状の可動部22Aが設けられ、第2レバー部21
Bには段状の可動部22Bが設けられている。可動部2
2A,22Bは、第1の実施形態における、ヨーク部材
に取り付けられたコイル部14A〜17A,14B〜1
7Bにそれぞれ挟まれるようになっている。可動部22
Aは、第1の実施形態における永久磁石9Aと同方向に
着磁され、可動部22Bは、第1の実施形態における永
久磁石9Bと同方向に着磁されている。
【0029】このように可動部22A,22Bを揺動レ
バー21と一体的に形成するようにしたので、リニアモ
ータの部品点数が削減され、低コスト化および構造の簡
単化が図れるようになる。また、揺動レバー21全体が
永久磁石であるので、可動部22A,22Bの横方向
(シャッタ地板2に対して平行な方向)の面積を大きく
とれる。そこで、その分だけ可動部22A,22Bを薄
くすることで、リニアモータの高さ寸法を更に小さくす
ることができる。
【0030】本発明に係るカメラ用シャッタの第3の実
施形態を図6により説明する。図中、第1の実施形態と
同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を
省略する。
【0031】本実施形態のカメラ用シャッタ31はリニ
アモータ32を有しており、このリニアモータ32は、
シャッタ地板2の支軸6に回動自在に取り付けられた揺
動レバー33を有している。この揺動レバー33は、支
軸6と係合する軸穴33aを間に位置させるようにして
配置された第1レバー部34A及び第2レバー部34B
と、駆動補助用として設けられた突状の第3レバー部3
4Cとからなっている。レバー部34A,34Bは湾曲
状に延び、各先端部には羽根3A,3Bがピン8A,8
Bを介して連結されている。
【0032】第1レバー部34Aには永久磁石35Aが
固定され、第2レバー部34Bには永久磁石35Bが固
定され、第3レバー部34Cには永久磁石35Cが固定
されている。これらの永久磁石35A〜35Cは、第1
の実施形態における永久磁石9A,9Bと同等の構造を
有し、第1の実施形態と同様の手段で固定されている。
【0033】また、リニアモータ32は、永久磁石35
A〜35Cを挟むように配置された上ヨーク及び下ヨー
クからなるヨーク部材36A〜36Cをそれぞれ有して
いる。ヨーク部材36Aにおける上ヨークの下面および
下ヨークの上面には、第1の実施形態におけるコイル部
と同様に、コイル部37Aが2個ずつ永久磁石35Aを
挟んで互いに向き合うように設けられている。ヨーク部
材36B,36Cにも、コイル部37B,37Cが上記
と同様に設けられている。
【0034】このように揺動レバーの腕部に取り付けら
れた永久磁石とヨーク部材に取り付けられたコイル部と
で構成される動力発生部を3組設けるようにしたので、
永久磁石及びコイル部の厚みを更に薄くすることが可能
となり、これにより、十分なモータトルクを確保しなが
ら、リニアモータ32の高さ寸法を更に小さくすること
ができる。
【0035】なお、本実施形態では、動力発生部を3組
設けるようにしたが、取付スペースがあれば、動力発生
部を4組以上設けてもよい。
【0036】以上、本発明のカメラ用シャッタに係わる
実施形態について、いくつか説明してきたが、本発明は
上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。例
えば、上記実施形態のカメラ用シャッタはスライド式の
レンズシャッタであるが、本発明は、他のカメラ用シャ
ッタにも適用可能である。
【0037】また、第1と第3の実施形態では、モータ
の駆動トルクが効率良く得られるように、複数の動力発
生部を支軸から等距離に配置させているが、部品配置
上、動力発生部を各々支軸から異なる距離に配置させる
ようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、揺動レバーの腕部に設
けられた可動部とヨーク部材に取り付けられた固定部と
からなるリニアモータの複数の動力発生部を揺動レバー
の支軸を間に位置させるようにして設けるようにしたの
で、十分なモータトルクを確保しつつ、リニアモータの
高さ寸法を小さくしカメラ用シャッタを小型化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ用シャッタの第1の実施形
態を示し、1対の羽根でアパーチャを閉鎖した状態を示
す平面図である。
【図2】リニアモータの揺動レバー及び永久磁石を示す
分解斜視図である。
【図3】リニアモータを示す断面図である。
【図4】1対の羽根でアパーチャを開放した状態を示す
平面図である。
【図5】本発明に係るカメラ用シャッタの第2の実施形
態におけるリニアモータの揺動レバーを示す分解斜視図
である。
【図6】本発明に係るカメラ用シャッタの第3の実施形
態を示し、1対の羽根でアパーチャを閉鎖した状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
1…カメラ用シャッタ、2…シャッタ地板、2a…アパ
ーチャ、3A,3B…羽根、5…リニアモータ、6…支
軸、7…揺動レバー、7a…軸穴、9A,9B…永久磁
石(可動部、動力発生部)、14A〜17A,14B〜
17B…コイル部(固定部、動力発生部)、21…揺動
レバー、21a…軸穴、22A,22B…可動部、31
…カメラ用シャッタ、32…リニアモータ、33…揺動
レバー、33a…軸穴、35A〜35C…永久磁石(可
動部、動力発生部)、37A〜37C…コイル部(固定
部、動力発生部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アパーチャを有するシャッタ地板と、前
    記アパーチャを開閉する複数の羽根と、これらの羽根を
    駆動するリニアモータとを備えたカメラ用シャッタであ
    って、 前記リニアモータは、 揺動自在に軸支されていて前記複数の羽根と連結された
    腕部を備えた揺動レバーと、 この揺動レバーの腕部に設けられた複数の可動部と、前
    記各可動部と対峙するように設けられた複数の固定部と
    で構成された複数の動力発生部とを備え、 前記動力発生部は、前記揺動レバーの支軸を間に位置す
    るようにして配置されていることを特徴とするカメラ用
    シャッタ。
  2. 【請求項2】 前記可動部が永久磁石からなる場合は、
    前記固定部はコイル部からなり、 前記可動部がコイル部からなる場合は、前記固定部は永
    久磁石からなることを特徴とする請求項1記載のカメラ
    用シャッタ。
  3. 【請求項3】 前記可動部は、永久磁石からなると共に
    前記揺動レバーの腕部と一体的に形成されており、 前記固定部はコイル部からなることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ用シャッタ。
  4. 【請求項4】 前記複数の羽根は一対であって、前記シ
    ャッタ地板に沿って互いに反対方向にスライドし、 前記リニアモータは前記アパーチャの一側に配置され、
    前記リニアモータの前記揺動レバーの腕部の一端は前記
    羽根の一方に軸支され、前記揺動レバーの腕部の他端は
    前記羽根の他方に軸支されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一項記載のカメラ用シャッタ。
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