JP4376802B2 - 揺動型の電磁アクチュエータ及びカメラ用の露光条件切替装置 - Google Patents

揺動型の電磁アクチュエータ及びカメラ用の露光条件切替装置 Download PDF

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Description

本発明は、揺動型の電磁アクチュエータ、及び、その電磁アクチュエータを駆動源として備えたカメラ用の露光条件切替装置(例えば、シャッタ装置、絞り装置、フィルタ装置など)に関する。
ノートパソコンや携帯電話などに小型のカメラ(スチルカメラやビデオカメラ)が搭載されるようになってきており、それらのカメラに装備されるシャッタ装置や絞り装置あるいはフィルタ装置等の露光条件切替装置の駆動源として、多くの場合、揺動型の電磁アクチュエータが使用されている。
この種の用途に用いられる電磁アクチュエータとして、従来では、所定の角度範囲を回動するロータ形式のものが知られている。このタイプのアクチュエータは、円柱状の永久磁石を有し且つ回転中心から偏倚した位置に駆動ピンを有するロータと、ロータを回動自在に支持する枠部材と、枠部材の外側に巻回された励磁用のコイルと、枠部材の外周に外嵌されたヨーク等によって構成されている。
この場合のコイルは、ロータの回転軸を包囲するように巻回されているのが普通であり、このことから、ロータの回転軸方向における寸法が大きくなり、その結果、絞り装置等の露光条件切替装置の厚さが厚くなってしまうという問題があった。絞り装置等の露光条件切替装置の厚みが大きくなると、それを搭載するカメラの薄型化及び小型化にも影響が出てくる。
そこで、薄型化を図れる電磁アクチュエータが開発され、特許文献1に開示されている。
図5に特許文献1に記載のアクチュエータの構成を示す。このアクチュエータは、永久磁石401を自由端側の途中に搭載し更にその自由端側の先端部に駆動ピン402を有する可動子400と、ボビン412に巻かれた励磁用のコイル410及び磁路を形成するヨーク421を含む固定子420とを備え、コイル410への通電により可動子400を揺動させて、駆動ピン402により駆動力を取り出す形式のアクチュエータであって、前記可動子400の揺動支点403を、コイル412により囲繞される領域の外側に配置したものである。
この構成によれば、可動子400が、コイル410に囲繞される領域の外側にある揺動支点403を中心にして揺動するので、可動子400のコイル410に囲繞される領域を薄く扁平に形成することができ、コイル410も薄く幅広く巻回することができる。従って、従来のようなロータの周りにコイルを巻回するものに比べて、揺動支点403の軸方向に関するアクチュエータの薄型化が行なえる。
また、別の揺動型の電磁アクチュエータの例として、特許文献2に開示された図6に示すものがある。
この電磁アクチュエータは、1対のヨーク501、501を対向して設けると共に、これらのヨーク501、501を支柱502、502で保持する。そして、一方のヨーク501の内面に永久磁石503を固着し、永久磁石503と他方のヨーク501の間に、永久磁石503の表面との間に磁気空隙504を確保した状態で、揺動アーム505の一端に設けた平面状の可動コイル506を挿入した構造を備えている。揺動アーム505は、永久磁石503の外側に配した揺動軸507を中心に揺動するようになっており、コイル506に通電すると、可動コイル506に揺動軸507の周りの駆動力が作用し、揺動アーム505が揺動する。従って、揺動アーム507の他端側から揺動出力を取り出すことができる。
特開2002−165432号公報 特許第3271303号公報
ところで、図5に示した電磁アクチュエータは、筒形に巻回したコイル410で囲繞される領域の外側に揺動支点403を配置することで、揺動軸方向のコイル410の高さを小さくして薄型化を図っているが、コイルを筒形に巻回した構成を採用している関係で薄型化には限界があった。
また、図6に示した電磁アクチュエータは、厚さ方向に着磁した平板状の永久磁石503と、平面状に巻回したコイル506とを対面させた構造としているので、薄型化が可能であるが、揺動軸507を永久磁石503の外側に配しているので、コンパクト性を維持しながら大きな駆動力を発生するのは難しかった。
本発明は、上記事情を考慮し、薄型コンパクト化が可能で、しかも、大きな駆動力を発生することのできる揺動型の電磁アクチュエータ、及び、その電磁アクチュエータを駆動源として備えたカメラ用の露光条件切替装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明の揺動型の電磁アクチュエータは、ハウジングと、永久磁石及び出力部材を有し揺動軸を中心に前記ハウジングに揺動自在に支持された可動子と、前記ハウジングに固定された励磁用のコイルを含む固定子と、を備え、前記コイルへの通電により前記可動子を揺動させて前記出力部材より駆動出力を外部へ取り出す揺動型の電磁アクチュエータであって、前記可動子は、該可動子の揺動平面と平行で且つ厚さ方向に着磁された平板状の前記永久磁石の板面の中心に前記揺動軸を配した構成を有しており、前記固定子のコイルは、前記永久磁石の板面と対面するよう平面状に巻回されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、前記厚さ方向に着磁された永久磁石は、前記揺動軸の周方向に並ぶ4つの磁区に区画され、これら周方向に並ぶ4つの磁区の着磁方向が交互に逆極性となるよう設定されており、前記平面状に巻回されたコイルは、互いに略平行で逆向きに電流が流れる2つの直線部を有した空芯コイルであって、前記直線部を、主として前記永久磁石の板面と対面させつつ前記揺動軸を挟んで対向させ、且つ、前記4つの磁区のうちそれぞれ周方向に隣接する2つの磁区を横切る方向に向けて、配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、前記出力部材として、揺動端を備える出力レバーが設けられ、前記揺動軸は、前記出力レバーに出力レバー軸として一体化され、その出力レバー軸を前記永久磁石の中心孔に貫通させた状態で、前記永久磁石と出力レバーとが固着されており、前記出力レバー軸が前記ハウジングに係合されることで、前記可動子が揺動自在に支持されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、前記永久磁石の前記コイルと反対側の板面に、磁路を構成するための第1のヨークが配置されることで、該第1のヨークと前記出力レバーと永久磁石とで前記可動子が構成され、一方、前記コイルの前記永久磁石と反対側に、磁路を構成するための第2のヨークが配置されることで、該第2のヨークとコイルとで前記固定子が構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、前記コイルが、前記ハウジングの取付面に立設されたボスにより位置決めされていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、前記ハウジングに、前記コイルへの非通電時に前記永久磁石を一定の揺動位置に吸着する吸着片が配設されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、前記吸着片は、前記永久磁石を一方の揺動端と他方の揺動端に選択的に位置決めできるよう2つ設けられており、前記コイルへの通電を切断した時の揺動位置に近い側の揺動端に前記永久磁石が吸着されることを特徴とする。
請求項8の発明は、露光用の開口部を開閉したり、前記開口部の開度を絞り調節したり、あるいは、前記開口部にフィルタ作用を持たせる可動部材と、該可動部材を駆動する駆動源とを備えたカメラ用の露光条件切替装置において、前記駆動源として、請求項1〜7のいずれかに記載の揺動型の電磁アクチュエータを使用したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、揺動可能な可動子の永久磁石として、可動子の揺動平面と平行で厚さ方向に着磁された平板状の永久磁石を使用し、一方、固定子のコイルを、前記平板状の永久磁石の板面に対面するよう平面状に巻回したので、コイルを平面状に構成した分、永久磁石を囲繞するようにコイルを筒形に巻いた従来の電磁アクチュエータと比べて、揺動軸方向の寸法を薄型にできる。また、永久磁石の板面の中心に揺動軸を配しているので、揺動軸を永久磁石の外側に配した従来の電磁アクチュエータと比べて、少なくとも揺動軸を挟む両側の位置で対称に永久磁石とコイルとを対面させることができ、揺動軸の周りにバランスのとれた強い駆動力を発生させることができる。従って、薄型コンパクト化を図りながら、高い駆動力を取り出すことができる。
請求項2の発明によれば、可動子の永久磁石を、揺動軸の周方向に並ぶ4つの磁区に区画し、それら周方向に並ぶ4つの磁区の着磁方向を、交互に逆極性となるように設定したこと、並びに、平面状に巻回したコイルを、互いに略平行で逆向きに電流が流れる2つの直線部を有した空芯コイルで構成し、前記直線部を、主として永久磁石の板面と対面させつつ揺動軸を挟んで対向させ、且つ、4つの磁区のうちそれぞれ周方向に隣接する2つの磁区を横切る方向に向けて配置したこと、により、各磁区ごとに揺動方向の回転力を効率良く発生させることができる。従って、小さいコイルや永久磁石を使用しながらも、効率良く強い駆動力を発生させることができ、一層の薄型コンパクト化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、出力レバー軸を永久磁石の中心孔に差し込んで、永久磁石と出力レバーを一体に固着し、その状態で出力レバー軸をハウジングに係合させるだけで、可動子を容易にハウジングに揺動可能に組み付けることができる。
請求項4の発明によれば、永久磁石とコイルの外側に磁路を構成するための第1、第2のヨークを配置したので、より強い駆動力を発生させることができる。また、第1のヨークは永久磁石の板面に配置して、可動子の構成要素の一つとしているので、ヨークによって永久磁石の強度アップを図ることができる。
請求項5の発明によれば、コイルをハウジングの取付面に立設したボスにより位置決めするので、コイルの取り付けが簡単且つ正確にできる。
請求項6の発明によれば、非通電時に吸着片によって永久磁石つまりは可動子を定位置に保持することができる。
請求項7の発明によれば、可動子を通電を切断したときの位置に保持することができる。
請求項8の発明によれば、薄型コンパクトなカメラ用の露光条件切替装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の揺動型の電磁アクチュエータを駆動源として組み込んだビデオカメラ用の光学フィルタ駆動装置(露光条件切替装置)の分解斜視図である。図2は前記電磁アクチュエータの主要部を拡大して示す分解斜視図、図3は前記光学フィルタ駆動装置の組立状態を示す全体断面図、図4は図3の下面図である。
この光学フィルタ駆動装置は、図1に示すように、フィルタ取付用の基板部11を有するハウジング10と、ハウジング10の一部を含んで構成される揺動型の電磁アクチュエータ100(以下、単にアクチュエータという)と、ハウジング10の基板部11上にスライド自在に組み込まれる光学フィルタ40付きのフィルタ枠(可動部材)30と、フィルタ枠30をセットした上でハウジング10の上面に被せられるカバー50等から構成されており、電磁アクチュエータ100は、フィルタ枠30を移動させるための駆動源として装備されている。
ハウジング10には、基板部11の側方に位置させてアクチュエータ組付用の凹部13が設けられ、その凹部13の底面の中央には、下方へ貫通した軸受孔14と、上方に突出した複数のコイル位置決め用のボス15とが設けられている。また、ハウジング10の基板部11の中央には、露光用の円形の開口部12が設けられ、その周囲の基板部11上には、フィルタ枠30のスライド動作を円滑にする円弧状のリブ11aが設けられている。さらに、ハウジング10の基板部11と凹部13の境界付近には、後述する出力レバー130の揺動範囲を制限するための揺動規制凹部17が設けられると共に、その近傍にフィルタ枠30の回動支点用のピン18が突設されている。
フィルタ枠30には、その開口部31を覆うように光学フィルタ40が取り付けられると共に、基端部に、ハウジング10の回動支点用のピン18が嵌まるピン孔32と、電磁アクチュエータ100の出力レバー130の駆動ピン133が係合する長孔33とが設けられている。また、カバー50には、フィルタ枠30の開口部31とピン孔32と長孔33にそれぞれ対応させて、開口部51とピン孔52と逃げ孔53とが設けられている。また、カバー50の下面には、フィルタ枠30との接触面を減らしてフィルタ枠30を動きやすくするための円弧状のリブ54が設けられている。
アクチュエータ100は、ハウジング10のアクチュエータ組付用の凹部13の底面に収容された励磁用のコイル110と、コイル110の上側に配設された平板状の永久磁石120と、永久磁石120の上側に配設された出力レバー130と、永久磁石120の上面に配設された平板状の第1のヨーク140と、コイル110を収容したハウジング10の下面に配設された2枚の帯板状の第2のヨーク150と、第1のヨーク140の上側に被せられたレバー支持板20等により構成されている。
この場合、電磁アクチュエータ100の可動子は、永久磁石120と、出力レバー130と、第1のヨーク140により構成され、固定子は、コイル110と、第2のヨーク150により構成されている。そして、電磁アクチュエータ100は、コイル110へ通電することにより、可動子を揺動させて、出力部材である出力レバー130から、フィルタ枠30へ揺動のための駆動力を伝えるようになっている。
出力レバー130は、図2に示すように、アーム131の基端部に、可動子の揺動平面に垂直な揺動軸としての出力レバー軸132を設け、アーム131の先端部である揺動端に、可動子の揺動平面に垂直な駆動ピン133を立設したものであり、アーム131の途中には、永久磁石120の側面に当接することで永久磁石120との位置決めを行う位置決め片134が設けられている。出力レバー軸132は、下端軸部132aと上端軸部132bとを、アーム131の上下に突出させたものである。
永久磁石120は、4つの角を適当な角度で面取りした平面視略長方形状のものであり、板面の中央に中心孔121(図1参照)を有した薄い平板状をなし、厚さ方向に着磁されている。そして、中心孔121に出力レバー軸132の下端軸部132aを貫通させ、上面に出力レバー130のアーム131を載せ、側部に出力レバー130の位置決め片134を当接させた状態で、永久磁石120と出力レバー130が接着剤等で互いに固着されている。また、第1のヨーク140は、永久磁石120と同形の平面視形状をなす平板であり、切欠141に出力レバー130を収容した状態で、永久磁石120の上面に接着剤等で固着されており、これにより、永久磁石120と出力レバー130と第1のヨーク140とからなる一体の可動子が構成されている。
厚さ方向に着磁された永久磁石120は、出力レバー軸132の周方向に並ぶ同形同大の4つの磁区N1、S1、N2、S2に区画されており、これら周方向に並ぶ4つの磁区N1、S1、N2、S2の着磁方向は、交互に逆極性となるよう設定されている。つまり、略長方形状の永久磁石120は、中心孔121を通る縦辺の二等分線と横辺の二等分線で四等分された4つの磁区N1、S1、N2、S2に区画されている。そして、中心孔121を挟んで対角位置にある磁区N1、N2は、一方の板面(上面)側がN極となり、反対の板面(下面)側がS極となるように着磁され、もうひと組の対角位置にある磁区S1、S2は、一方の板面(上面)側がS極となり、反対の板面(下面)側がN極となるように着磁されている。
一方、固定子のコイル110は、永久磁石120の板面と対面するよう平面状に矩形のループを構成するよう巻回されている。コイル110は、互いに略平行で逆向きに電流が流れる2つの直線部115、116を有した空芯コイルとして形成されており、直線部115、116のみを、永久磁石120の板面と対面させつつ、出力レバー軸132を挟んで互いに対向させている。また、直線部115、116を、永久磁石120側の4つの磁区N1、S1、N2、S2のうち、それぞれ周方向に隣接する2つの磁区S2、N1とS1、N2を横切る方向に向けている。従って、コイル110の直線部115、116には、永久磁石120の4つの磁区N1、S1、N2、S2にそれぞれ対面する4つの領域N1’、S1’、N2’、S2’が確保されている。
この電磁アクチュエータ100を組み立てる場合には、まず、ハウジング10のアクチュエータ組付用の凹部13の底面にコイル110をセットする。その際、コイル110の中央開口111をハウジングのボス15に嵌めて位置決めし、その状態でコイル110を接着剤等でハウジング10に固着する。
一方、永久磁石120の中心孔121に上面側から出力レバー軸132の下端軸部132aを差し込み、出力レバー132と永久磁石120を互いに位置決めして接着等で固着し、その後、ヨーク140を永久磁石120の上面に接着剤等で固着して、可動子を構成する。
次に、その可動子の出力レバー軸132の下端軸部132aを、ハウジング10の軸受孔14に係合させながら、可動子を凹部13内に入れることで、永久磁石120をコイル110の上面に対面させる。この状態で、永久磁石120は、可動子の揺動平面と平行に配される。そして、可動子をセットしたら、図1に示すように、レバー支持板20をその上に被せる。その際、レバー支持板20の軸受孔21に、出力レバー軸132の上端軸部132bが嵌まるようにセットする。そして、レバー支持板20を、ハウジングにネジ301、302で固定する。こうすることで、可動子(出力レバー130、永久磁石120、第1のヨーク140)が、矢印f1a方向及びf1b方向に揺動自在にハウジング10に支持される。このとき、出力レバー130のアーム131の先端が、揺動規制凹部17に係合することで、可動子の揺動範囲が規制される。
次に、図3に示すように、コイル110を収容したハウジング10の底面の凹部19eに、第2のヨーク150を配置して接着剤等により固着する。これにより、コイル110と第2のヨーク150とにより固定子が構成され、永久磁石120と第1のヨーク140及び第2のヨーク150とで、コイル110を挟む磁路が形成される。なお、第2のヨーク150は、2枚使用してもよいし、1枚だけ使用してもよい。
また、ハウジング10の側部の溝19aに、コイル110への非通電時に永久磁石120(つまり可動子)を一定の揺動位置に吸着保持する吸着片180を配設して接着剤等で固着する。吸着片180は、磁性材料の帯板よりなり、図示例では1枚だけ設けているが、2枚をハウジング10の側部の溝19bに配設してもよい。そうすれば、永久磁石120を一方の揺動端と他方の揺動端に選択的に位置決めできるようになり、コイル110への通電を切断した時の揺動位置に近い側の揺動端に永久磁石120を吸着保持することができるようになる。このように永久磁石120を保持している間は、コイル110に通電しなくてよくなるため、電力の節減を図ることができる。
以上の他に、駆動回路板62やコネクタ付きリード線61をコイル110の端末112a、112bに接続することで、可動子と固定子を備えた電磁アクチュエータ100が構成される。
次に、電磁アクチュエータ100を組み立てた後は、ハウジング10の基板部11の上にフィルタ枠30を載せる。そして、フィルタ枠30のピン孔32をハウジング10のピン18に嵌め、フィルタ枠30の長孔33を電磁アクチュエータ100の出力レバー130の駆動ピン133に係合させる。こうすることで、フィルタ枠30を矢印f2a、f2b方向に揺動させるこるができるようになる。
次に、フィルタ枠30の組み付けが終わったら、カバー50をハウジング10の上面に被せて、嵌ネジ303〜305でハウジング10に固定する。その際、カバー50のピン孔52をハウジング10のピン18に嵌め、カバー50の逃げ孔53を電磁アクチュエータ100の駆動ピン133の位置に合わせる。
以上により、フィルタ駆動装置が完成する。
次に動作について説明する。
図2に矢印で示すように、永久磁石120により発生する磁力線Bは、コイル110を通して上下に向かうので、コイル110に電流iを流すと、永久磁石120の4つの磁区N1、S1、N2、S2と、それに対向するコイル110の4つの領域N1’、S1’、N2’、S2’との間で、フレミングの左手の法則に従う力が発生する。即ち、N1とN1’の間ではコイル110に対し矢印F1方向の力が働き、S1とS1’の間ではコイル110に対し矢印F2方向に力が働き、N2とN2’の間ではコイル110に対し矢印F3方向に力が働き、S2とS2’の間ではコイル110に対し矢印F4方向に力が働く。
この場合、コイル110が固定、永久磁石120が可動であるから、永久磁石120には矢印F1〜F4と反対方向の力が働く。これらの各力は、出力レバー軸(揺動軸)132を中心とした同じ方向のモーメントとして作用するので、可動子は強い力で矢印Fb方向に回転する。そして、可動子の回転が、出力レバー130の駆動ピン133からフィルタ枠30に伝えられることで、フィルタ枠30が一方向に回動する。また、コイル110への通電方向を切り換えることで、可動子は矢印Fa方向に回転し、フィルタ枠30が他方向に回動する。これにより、露光用の開口部12に対するフィルタ40の挿脱が行われる。
このフィルタ駆動装置の電磁アクチュエータ100では、揺動可能な可動子の永久磁石120として、厚さ方向に着磁された平板状の永久磁石120を使用し、固定子のコイル110を、永久磁石120の板面に対面するよう平面状に巻回しているので、コイル110を平面状に構成した分だけ、図5に示した永久磁石を囲繞するようにコイルを筒形に巻いた従来の電磁アクチュエータと比べて、揺動軸方向の寸法を薄型にできる。また、永久磁石120の板面の中心に揺動軸(出力レバー軸132)を配しているので、図6に示した揺動軸を永久磁石の外側に配した従来の電磁アクチュエータと比べて、揺動軸(出力レバー軸132)を挟む両側の位置で対称に永久磁石120とコイル110とを対面させることができ分だけ、揺動軸(出力レバー軸132)の周りにバランスのとれた強い駆動力を発生させることができる。従って、薄型コンパクト化を図りながら、高い駆動力を取り出すことができる。また、電磁アクチュエータ100の薄型コンパクト化に伴い、フィルタ駆動装置全体の薄型コンパクト化も可能となる。
また、可動子の永久磁石120を、揺動軸(出力レバー軸132)の周方向に並ぶ4つの磁区S1、N1、S2、N2に区画して、それら周方向に並ぶ4つの磁区S1、N1、S2、N2の着磁方向を、交互に逆極性となるように設定したこと、並びに、平面状に巻回したコイル110を、互いに略平行で逆向きに電流が流れる2つの直線部115、116を有した空芯コイルで構成し、前記直線部115、116を、永久磁石120の板面と対面させつつ揺動軸(出力レバー軸132)を挟んで対向させ、且つ、4つの磁区S1、N1、S2、N2のうちそれぞれ周方向に隣接する2つの磁区S1、N1及びS2、N2を横切る方向に向けて配置したこと、によって、各磁区S1、N1、S2、N2ごとに揺動方向の回転力を効率良く発生させることができる。従って、小さいコイル110や永久磁石120を使用しながらも、効率良く強い駆動力を発生させることができ、一層の薄型コンパクト化を図ることができる。
また、出力レバー軸132を永久磁石120の中心孔121に差し込んで、永久磁石120と出力レバー130を一体に固着し、その状態で、出力レバー軸132の下端軸部132a及び上端軸部132bを、ハウジング10の軸受孔14及びレバー支持板20の軸受孔21に係合させるだけで、永久磁石120、出力レバー130、第1のヨーク140よりなる可動子をハウジング10に揺動可能に組み付けることができるので、容易な組み付けが可能である。
また、永久磁石120とコイル110の外側に磁路を構成するための第1、第2のヨーク140、150を配置しているので、強い磁力をコイル110に作用させることができ、結果的に強い駆動出力を発生させることができる。また、第1のヨーク140を永久磁石120の板面に配置して、可動子の構成要素の一つとしているので、ヨーク140によって永久磁石120の強度アップを図ることができる。
また、コイル110を、ハウジング10のアクチュエータ組付用凹部13の底面(取付面)に立設したボス部15により位置決めするので、コイル110の取り付けが簡単且つ正確にできる。
また、非通電時には、吸着片180の働きにより、永久磁石120、つまり可動子を定位置に保持するので、節電を図ることができる。
なお、上記実施形態では、電磁アクチュエータ100をフィルタ駆動装置の駆動源として適用した場合を示したが、電磁アクチュエータ100は、露光用の開口部を羽根で開閉するシャッタ装置や、露光用の開口部の開度を羽根で絞り調節する絞り装置等の駆動源としても組み付けることができる。
本発明の揺動型の電磁アクチュエータを駆動源として組み込んだ実施形態のビデオカメラ用の光学フィルタ駆動装置(露光条件切替装置)の分解斜視図である。 前記電磁アクチュエータの主要部を拡大して示す分解斜視図である。 前記光学フィルタ駆動装置の組立状態を示す断面図である。 図3の下面図である。 従来の電磁アクチュエータの例を示す分解斜視図である。 従来の電磁アクチュエータの別の例を示す構成図で、(a)は平面図、(b)は(a)図における矢印A方向に見た図である。
符号の説明
10 ハウジング
12 露光用の開口部
20 レバー支持板
30 フィルタ枠(可動部材)
40 フィルタ
50 カバー
100 電磁アクチュエータ
110 コイル
120 永久磁石
121 中心孔
130 出力レバー(出力部材)
132 出力レバー軸(揺動軸)
133 駆動ピン
N1,N2,S1,S2 磁区

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    永久磁石及び出力部材を有し揺動軸を中心に前記ハウジングに揺動自在に支持された可動子と、
    前記ハウジングに固定された励磁用のコイルを含む固定子と、を備え、
    前記コイルへの通電により前記可動子を揺動させて前記出力部材より駆動出力を外部へ取り出す揺動型の電磁アクチュエータであって、
    前記可動子は、該可動子の揺動平面と平行で且つ厚さ方向に着磁された平板状の前記永久磁石の板面の中心に前記揺動軸を配した構成を有しており、
    前記固定子のコイルは、前記永久磁石の板面と対面するよう平面状に巻回されており、
    前記厚さ方向に着磁された永久磁石は、前記揺動軸の周方向に並ぶ4つの磁区に区画され、これら周方向に並ぶ4つの磁区の着磁方向が交互に逆極性となるよう設定されており、
    前記平面状に巻回されたコイルは、互いに略平行で逆向きに電流が流れる2つの直線部を有した空芯コイルであって、前記直線部を、主として前記永久磁石の板面と対面させつつ前記揺動軸を挟んで対向させ、且つ、前記4つの磁区のうちそれぞれ周方向に隣接する2つの磁区を横切る方向に向けて、配置されていることを特徴とする揺動型の電磁アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、
    前記出力部材として、揺動端を備える出力レバーが設けられ、
    前記揺動軸は、前記出力レバーに出力レバー軸として一体化され、
    その出力レバー軸を前記永久磁石の中心孔に貫通させた状態で、前記永久磁石と出力レバーとが固着されており、
    前記出力レバー軸が前記ハウジングに係合されることで、前記可動子が揺動自在に支持されていることを特徴とする揺動型の電磁アクチュエータ。
  3. 請求項2に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、
    前記永久磁石の前記コイルと反対側の板面に、磁路を構成するための第1のヨークが配置されることで、該第1のヨークと前記出力レバーと永久磁石とで前記可動子が構成され、
    一方、前記コイルの前記永久磁石と反対側に、磁路を構成するための第2のヨークが配置されることで、該第2のヨークとコイルとで前記固定子が構成されていることを特徴とする揺動型の電磁アクチュエータ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、
    前記コイルが、前記ハウジングの取付面に立設されたボスにより位置決めされていることを特徴とする揺動型の電磁アクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、
    前記ハウジングに、前記コイルへの非通電時に前記永久磁石を一定の揺動位置に吸着する吸着片が配設されていることを特徴とする揺動型の電磁アクチュエータ。
  6. 請求項5に記載の揺動型の電磁アクチュエータであって、
    前記吸着片は、前記永久磁石を一方の揺動端と他方の揺動端に選択的に位置決めできるよう2つ設けられており、前記コイルへの通電を切断した時の揺動位置に近い側の揺動端に前記永久磁石が吸着されることを特徴とする揺動型の電磁アクチュエータ。
  7. 露光用の開口部を開閉したり、前記開口部の開度を絞り調節したり、あるいは、前記開口部にフィルタ作用を持たせる可動部材と、該可動部材を駆動する駆動源とを備えたカメラ用の露光条件切替装置において、
    前記駆動源として、請求項1〜6のいずれかに記載の揺動型の電磁アクチュエータを使用したことを特徴とするカメラ用の露光条件切替装置。
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