JP2001280030A - 耐震装置、耐震ドア及び外枠 - Google Patents

耐震装置、耐震ドア及び外枠

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JP2001280030A JP2000101115A JP2000101115A JP2001280030A JP 2001280030 A JP2001280030 A JP 2001280030A JP 2000101115 A JP2000101115 A JP 2000101115A JP 2000101115 A JP2000101115 A JP 2000101115A JP 2001280030 A JP2001280030 A JP 2001280030A
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Seiji Muranishi
誠治 村西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震でドアの外枠が変形したとしても開閉が
容易になし得る耐震装置、耐震ドア及びその外枠を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 ドアと外枠との摩擦を低減するローラ7
がローラ受部8に回転自在に収納された耐震装置2であ
り、ドアに耐震装置2を設けることによって、地震によ
る外力により、ドアと外枠との歪みが発生した場合であ
っても、外枠とローラ7とが接触して、ドアの開閉が困
難になるのを解消するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震発生時にドア
に大きな外力が加わってドア枠が歪みや変形を生じた場
合であっても、ドアを開けて外部に脱出し得るための耐
震装置、その装置を装着した耐震ドア及び外枠に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】地震災害では、建物の倒壊や損壊等の一
次災害だけでなく、建物が変形することによってドアの
開閉に支障を及ぼしていた。例えば、建物の倒壊や損壊
等が生じなくとも建物の歪みによって玄関ドアが開閉で
きなくなって、室内に閉じ込められ、火災や余震による
建物の崩壊等の二次災害に巻き込まれることも少なくな
かった。
【0003】このような問題点を解消するために、ドア
に耐震装置を装着した耐震ドアが開発されている。図1
2を参照して、従来の耐震装置について説明する。図1
2の耐震装置は、本装置21の長手方向に切り欠いてロ
ーラ軸受21bが設けられ、本装置の中央部にローラ2
2を配置する切欠部21aが設けられている。ローラ2
2には、ローラ軸23が貫通されている。ローラ軸23
の両端は、ローラ軸受21bに回転自在に支持されてい
る。ローラ22は、図12(b)に示すように、外側に
僅かに突出しており、ローラ22と切欠部21aの底部
とには隙間Nが設けられ、ローラ22と切欠部21aの
底面とは、接触していない。
【0004】このローラ22は、通常の使用状態におい
て、ドア外枠に接触していない。この耐震装置が装着さ
れた耐震ドアでは、地震でドア外枠が歪んだ場合にロー
ラ22とドア外枠とが接触して、ドアに歪みが発生した
としても、ローラの回転によって、ドアが容易に開かれ
得るように工夫がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示した従来の耐震装置では、地震によってドア外枠が
歪んだ場合、ローラのドア外枠に接触する部分の幅が狭
いことからローラがドア外枠に局部的な歪みが生じ易
く、ローラがドア外枠に食い込んで、耐震ドアを開こう
としてもローラがスムースに回転せずに開かなくなるお
それがあった。
【0006】また、従来の耐震装置では、ローラがロー
ラ軸で回転自在に支持されているが、ドア外枠及び耐震
ドアに地震による外力で加わわり、かつ耐震装置にも力
が加わる。その際に、そのローラ軸に過大な力が加わっ
て歪みが生するおそれがあった。最悪の場合、耐震装置
のローラ軸又はローラ軸受が破損するおそれがあって、
充分な耐震ドアの役目を果たさないおそれがあった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あって、地震でドアの外枠が変形したとしてもドアの開
閉が容易になし得る耐震装置、耐震装置を装着した耐震
ドア及びその外枠を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、請求項1の発明は、ドアと外枠との
摩擦を低減するローラをローラ受部に接触させて収納
し、該ローラを回転自在としたことを特徴とする耐震装
置である。この発明の耐震装置は、地震による外力によ
って、ドアと外枠との歪みが発生して外枠とドアとが接
触し、ドアの開閉が困難となるのを解消するための耐震
装置であり、ドアに耐震装置を設けることによって、地
震で外枠が歪みが生じたとしても耐震装置から外側に突
出しているローラが外枠と接触することにより、ドアと
外枠との摩擦が低減され、ドアの開閉を容易とすること
ができる。すなわち、この耐震装置は、ローラがローラ
受部に接触して回転する構造であり、地震によって、ド
ア外枠が歪んだ場合、ローラは、ローラ受部にその半分
が接触し、かつドア外枠に接触する構造となっている。
従って、ローラは、2箇所接触することで、ドア外枠が
歪んでもローラの回転に支障がなく、ドアの開閉が容易
になし得る。
【0009】また、請求項2の発明は、前記ローラが幅
広であることを特徴とする請求項1に記載の耐震装置で
ある。この発明では、ローラが幅広であることによっ
て、外枠にローラの局部的な食い込みを解消するように
したものであり、そのローラの幅は、30〜45mmが
好ましい。30mm以下とすると、外枠にローラの局部
的な食い込みが大きくなって、摩擦が増大して好ましく
なく、45mm以上とすると、外枠とローラとの摩擦が
大きくなって好ましくない。ローラの幅は、35〜40
mmが最も好ましい。なお、このドアは、一般的な中高
集合住宅のドアサイズの場合の例を示したものであり、
無論、ドアのサイズによっても多少寸法は異なり、ドア
サイズが標準より大きい場合、ローラの幅は、45mm
以上であってもよい。すなわち、ローラは、ローラ受部
にその半分が接触し、かつドア外枠と幅広のローラの回
転面が接触する。従って、ローラは、2箇所接触するこ
とで、ドア外枠が歪んでもローラの回転に支障がなく、
ドアの開閉が容易になし得る。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
に記載の耐震装置がドアの上端面部と側端面部とに内設
されていることを特徴とする耐震ドアである。この発明
では、請求項1の耐震装置がドアの上端面部と側端面部
とに設けられており、最も歪みが発生し易い部分に設け
ることで、ドア自体の重量を増すことなく、容易に開閉
ができる耐震ドアとすることができる。
【0011】また、請求項4の発明は、前記耐震装置が
前記ドアの上端面部に少なくとも三箇所、前記側端面部
に少なくとも二箇所設けられていることを特徴とする請
求項1又は2に記載の耐震ドアである。この発明では、
ドアの上端面部に少なくとも三箇所、前記側端面部に少
なくとも二箇所設けられることによって、ドア自体の重
量を増すことなく、開閉が容易な耐震ドアとすることが
できる。なお、上端面部には、三箇所に耐震装置が設け
られるが、例えば、ドアの中央から扉把手側に二箇所、
ドアヒンジ側に一箇所に耐震装置を設けることで、耐震
機能を高めることができる。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1又は2
に記載の耐震装置がドアの外枠の上端面部と側端面部と
に設けられていることを特徴とするドアの外枠である。
この発明では、外枠に耐震装置を設けることによって、
ドアの重量を低減して、効果的な耐震性を有するドアと
することができる。また、外枠の開閉側の上端部隅の近
傍の頂部に少なくとも一個、外枠の側面部上部に少なく
とも一個設けることによって、地震で外枠に歪みが発生
したとしてもこれらのローラによって、ドアの開閉が容
易となり、ドアの耐震性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る耐震ドアの実
施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、
本発明の耐震ドアの外観を示す斜視図である。同図にお
いて、1は耐震ドアであり、耐震ドア1には、その上端
部に三個の耐震装置21 〜23 、錠前側の側端部に二個
の耐震装置24 ,25 がそれぞれ内設され、ドアヒンジ
3、錠前4、扉把手5、ポスト6が設けられている。A
は、耐震ドア1の表面材である。耐震装置21 〜25
ら外部にローラが僅かに突出している。耐震装置2
1 〜,22 は、ドアの中央に一個を装着し、両側にそれ
ぞれ一個づつ装着される。また、耐震装置を扉把手5側
に偏倚させて二個設け、ドアヒンジ3側に一個設けるよ
うにしてもよい。
【0014】耐震装置2は、図2に示すように、接触方
向が幅広のローラ7と、ローラ7を受けるローラ受部8
と、ローラ受部8にローラ7を回転自在に支持する留め
金9とからなる。円柱状のローラ本体7aの両端部に
は、ローラ7の軸中心と同心円の円柱状突起部7bがそ
れぞれ形成されている。円柱状突起部7bは、ローラ本
体7aと同一材質であり、その材質としては、アルミニ
ウム、又はアルミニウム合金が用いられる。ローラ7
は、アルミダイカストで形成されている。無論、ローラ
7は、耐熱性を考慮すると、アルミニウム合金等の金属
が望ましいが硬質の樹脂、例えば、アクリル樹脂、硬質
で耐熱性を有する樹脂であってもよい。
【0015】ローラ受部8は、ローラ本体7aが嵌入す
るU字状凹嵌部8aと、ローラ7の両端の円柱状突起部
7bが嵌入するU字状凹嵌部8bと設けられている。U
字状凹嵌部8bは、U字状凹嵌部8aの両側に連接して
形成されている。U字状凹嵌部8a,8bの底部は、そ
れぞれ半円形状を呈している。さらに、ローラ受部8の
U字状凹嵌部8bには、段差部8cがそれぞれ形成され
ている。ローラ7は、ローラ受部8のU字状凹嵌部8
a,8bに嵌入させると、ローラ本体7aと円柱状突起
部7bとがそれぞれU字状凹嵌部8aとU字状凹嵌部8
bの底面とに接触して収納される。ローラ本体7aの一
部は僅かに外部に突出している。段差部8cには、留め
金9が嵌合し、留め金9は、ネジ10を留め金9に設け
た貫通孔9aに挿通させて、ローラ受部8に設けたネジ
孔8dに螺合させることによって、留め金9がローラ受
部8に固定される。ローラ7は、ローラ受部8内に回転
自在に収納される。その形状は、図3に示した通りであ
る。ローラ受部8の材質は、ローラ7と同様の材質であ
るアルミニウム合金が用いられ、アルミダイカストで形
成されている。
【0016】さらに、図4を参照して、耐震装置2を詳
細に説明する。なお、図4(a)は、図3のX−X断面
図であり、図4(b)は、図3のY−Y断面図である。
図4から明らかなように、ローラ受部8に設けたU字状
凹嵌部8a,8bは、その底部の断面形状が半円形であ
る。ローラ本体7aは、U字状凹嵌部8aに収納され、
ローラ本体7aの半分がU字状凹嵌部8aの底部に接触
し、円柱状突起部7bも同様に、U字状凹嵌部8bの底
部に接触している。ローラ本体7aは、ローラ受部8に
回転自在に収納されている。例えば、ローラ本体7aの
幅Hの寸法は40mmであって、ローラ本体7aの直径
Kは20mmである。また、円柱状突起部7bの軸方向
の寸法Iは、10mmであり、その直径Jは15mmで
ある。ローラ本体7aの幅Hの寸法は、35〜45mm
の範囲で設定する。また、ローラ受部8からローラ7が
外側に突出する寸法Lは、ドアに耐震装置2を装着した
際に、3mm程度突出するような寸法とする。なお、ロ
ーラ本体7aの直径Kが20mm以上であれば、円柱状
突起部7bの軸方向の寸法Iとその直径Jは、その比率
に応じて拡大すればよい。無論、ローラ7の各寸法は、
この実施例に限定するものではなく、ドアが標準寸方よ
り大きい場合にはその寸法に応じて調整すればよい。
【0017】一方、上記実施形態では、留め金9を二箇
所設けてローラ7がローラ受部8に回転自在に装着され
ている。この実施形態に限定することなく、ローラ受部
8に底面が円筒状の受部を設け、ローラ7の一方の円柱
状突起部7bをこの受部に挿入して、ローラ7の他方の
円柱状突起部7bを留め金で止めるようにしてもよい。
なお、ローラがローラ受部に回転自在に支持されるなら
ば何れの方法であってもよい。また、耐震装置の円柱状
突起部がローラ受部に接触する部分に潤滑剤を塗布して
もよい。
【0018】更にまた、図示されていないが、ローラ受
部を二つ割形状としてもよい。すなわち、ローラ受部を
ローラの軸中心から上下に分割した形状とする。下部ロ
ーラ受部には、ローラ本体の半分が収納される半円状の
凹嵌部とローラの円柱状突起部が収納される半円状の凹
嵌部とが形成される。上部ローラ受部には、ローラの一
部が露出するように開口部が形成され、かつローラの円
柱状突起部が収納される半円状の凹嵌部が形成される。
ローラは、下部ローラ受部に載置され、上部ローラ受部
でローラを覆うことによって、ローラの一部を露出させ
て上部ローラ受部と下部ローラ受部とに収納した形状と
なり、上部ローラ受部と下部ローラ受部とをネジ止めし
て、ローラを二つ割形状のローラ受部に回転自在に収納
する。このような形状では、上記実施形態のように、留
め金9を設ける必要がない。
【0019】さらに、図1〜図4に示した耐震装置は、
ローラ7が一箇所設けた実施例であるが、その実施例に
限定することなく、耐震装置にローラ受部を1つ以上設
けて、それのローラ受部にローラをそれぞれ設けてもよ
い。ドアの上端面に装着される耐震装置の場合、ローラ
が少なくとも三つ設けられている。無論、ローラ7が一
箇所設けられた耐震装置を複数個装着してもよい。
【0020】次に、本発明の耐震ドアの一実施形態につ
いて、図5を参照して説明する。図5は、耐震ドアの一
部切欠分解斜視図である。同図は、本発明の耐震ドアの
一実施形態を示しており、Aは表面材、Bはドア内装フ
レームを示している。ドア内装フレームBは、2枚の表
面材Aに挟持され、表面材Aはそれぞれドア内装フレー
ムBに固定されている。表面材Aは、表面に対して頂部
屈曲片11と側部屈曲片12とが直角に折り曲げられて
いる。頂部屈曲片11には、切欠部11aが三箇所設け
られている。側部屈曲片12には、2箇所切欠部12a
が設けられ、同図では、上部の一箇所が図示されてい
る。
【0021】ドア内装フレームBは、頂部内装フレーム
13と側部内装フレーム14と下部内装フレーム(図示
なし)とで構成され、各フレームは、その両側縁が折り
曲げられて、構造的強度が増すようになされている。頂
部内装フレーム13には、開口部13aが三箇所設けら
れている。側部内装フレーム14には、開口部14aが
二箇所設けられている(同図では、一箇所の開口部を示
した)。頂部内装フレーム13には、その枠内に耐震装
置2が収納されている。耐震装置2は、図6に示したよ
うに、ローラ7が開口部13aから外側に突出するよう
に頂部内装フレーム13内に収納されてネジ10で固定
されている。また、側部内装フレーム14には、ローラ
7が一個設けられた耐震装置2がフレーム内に収納さ
れ、ネジ10で固定され、そのローラ7は、その一部が
開口部14aから突出している。
【0022】耐震ドア2は、耐震装置2が収納されたド
ア内装フレームBに、2枚の表面材Aが両側から組み合
わされて固定されている。図1に示したドアヒンジ3、
錠前4、扉把手5、ポスト6等が設けられている。
【0023】続いて、図7を参照して、耐震ドア2が外
枠15に取付けられた状態を説明する。図7(a)は、
耐震ドア2と外枠15の側部の部分断面図であり、図7
(b)は、耐震ドア2と外枠15の頂部の部分断面図で
ある。図7(a)において、外枠15には、パッキン1
5aが設けられており、耐震ドア2を閉じた状態でパッ
キン15aに接触している。外枠15と耐震ドア2の側
端面から突出するローラ7との隙間Mが設けられてい
る。隙間Mは、2.5mm程度である。図7(b)で
は、ドアの側端部と頂部とに耐震装置2が設けられた部
分が図示され、同様に、頂部の隙間Mは、2.5mm程
度である。
【0024】一方、図8に示すように、耐震装置21
5 が設けられた耐震ドア2の内部には、ドア内装フレ
ームBが設けられ、ドア内装フレームBの対角線上に筋
違16が設けられている。両筋違16は、ドア内装フレ
ームBに固定され、両筋違16の交差部がネジ10で固
定されている。筋違16は、例えばL字鋼材等が用いら
れる。無論、耐震ドア2の内部にハニカム構造の構造物
を介装してもよい。また、筋違16は、図で示した形状
に限定することなく、ドアに窓を有する場合は、他の形
状とする。
【0025】次に、本発明の耐震装置の他の実施形態に
ついて、図9、図10を参照して説明する。図9は、耐
震装置の組立斜視図であり、図10は、その分解斜視図
である。図9、図10を参照して説明すると、耐震装置
2′は、そのローラ受部8′にU字状凹嵌部20が形成
され、ローラ7′がU字状凹嵌部20内に収納され、さ
らにローラ7′を抑えるように、留め枠17が設けられ
ている。留め枠17は、ネジ18で固定されて、ローラ
7′は、ローラ受部8′に回転自在に収納されている。
無論、この場合でもローラ受部8′が三箇所形成され、
それらのローラ受部8′にそれぞれローラ7′を設けた
耐震装置であってもよい。
【0026】続いて、図11を参照して、本発明の耐震
性を有するドア外枠について説明する。図11は、先に
説明した耐震装置2,2′がドア外枠15′に設けられ
ている。15aは、パッキンである。同図のドア1′に
は、耐震装置2,2′が設けられていない。例えば、ド
ア外枠15′の開閉側の上端部隅の頂部に少なくとも一
個、側面部上部に少なくとも一個設けることによって、
地震で外枠に歪みが発生したとしてもこれらのローラに
よって、ドアの開閉が容易とすることができる。無論、
耐震装置の設置個数を限定するものではない。なお、図
示されていないが、耐震装置2,2′を装着したドア外
枠15′と耐震ドア1とを組み合わせてもよい。
【0027】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明によれ
ば、地震によってドアとその外枠に力が加えられて、ド
アと外枠との歪みが発生したとしてもローラが外枠とロ
ーラ受部の二箇所で接触することで、外枠とドアとの摩
擦が増大することなく、また仮に部分的に摩擦が増大し
たとしても、ローラ受部に回転自在に設けられたローラ
がドアの開閉時にスムースに回転するので、ドアの開閉
を容易とすることができる利点がある。すなわち、本発
明の耐震装置のローラには、ローラの中心を貫通する軸
が設けられていないので、従来のように地震によって、
ローラ軸が歪むことがなく、さらに外枠がローラ接触部
で局部的に歪むことがないので、耐震ドアとしての効果
を充分に発揮することができる利点がある。
【0028】また、請求項2の発明によれば、ローラが
接触方向が幅広であることによって、ローラが外枠に局
部的な食い込みを解消することができ、耐震ドアとして
の耐震性を高めることができる利点がある。
【0029】また、請求項3の発明によれば、耐震装置
がドアの上端面部と側端面部とに、地震による歪みが最
も発生し易い部分であるので、これらの部分に耐震装置
を設けることで、ドア自体の重量が増すことがなく、軽
量であって効果的な耐震ドアとすることができる。
【0030】また、請求項4の発明によれば、ドアの上
端面部に少なくとも三箇所、前記側端面部に少なくとも
二箇所設けられることによって、ドア自体の重量を増す
ことなく、効果的な耐震ドアとすることができる。
【0031】また、請求項5の発明によれば、外枠に耐
震装置を設けることによって、ドアの重量を増大させる
ことなく、効果的な耐震性を有するドアとすることがで
きる。また、外枠の開閉側の上端部隅の頂部に少なくと
も一個、側面部上部に少なくとも一個設けることによっ
て、地震で外枠に歪みが発生したとしてもこれらのロー
ラによって、ドアの開閉が容易となり、ドアの耐震性が
向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震ドアの一実施形態のを示す斜視図
である。
【図2】本発明の耐震装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の耐震装置の組立斜視図である。
【図4】(a),(b)は、図3の断面図である。
【図5】本発明の耐震ドアの分解斜視図である。
【図6】本発明の耐震ドアのドア内装フレームの一部切
欠斜視図である。
【図7】(a),(b)は、本発明の耐震ドアと外枠の
一部切欠断面図である。
【図8】本発明の耐震ドアの一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図9】本発明の耐震装置の組立斜視図である。
【図10】本発明の耐震装置の分解組立斜視図である。
【図11】本発明のドアと耐震装置を組み込んだ外枠の
部分断面図である。
【図12】従来の耐震装置の斜視図及び側面図である。
【符号の説明】
1 耐震ドア 2,2′ 耐震装置 3 ドアヒンジ 4 錠前 5 扉把手 6 ポスト 7,7′ ローラ 7a ローラ本体 7b 円柱状突起部 8,8′ ローラ受部 8a,8b U字状凹嵌部 9 留め金 10 ネジ 11 頂部屈曲片 11a 切欠部 12 側部屈曲片 12a 切欠部 13 頂部内装フレーム 13a 開口部 14 側部内装フレーム 14a 開口部 15,15′ 外枠 15a パッキン 16 筋違 17 留め枠 18 ネジ 19 ネジ孔 20 U字状凹嵌部 A 表面材 B ドア内装フレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアと外枠との摩擦を低減するローラを
    ローラ受部に接触させて収納し、該ローラを回転自在と
    したことを特徴とする耐震装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラが幅広であることを特徴とす
    る請求項1に記載の耐震装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の耐震装置がドア
    の上端面部と側端面部とに内設されていることを特徴と
    する耐震ドア。
  4. 【請求項4】 前記耐震装置が前記ドアの上端面部に少
    なくとも三箇所、前記側端面部に少なくとも二箇所設け
    られていることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐
    震ドア。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の耐震装置がドア
    の外枠の上端面部と側端面部とに設けられていることを
    特徴とするドアの外枠。
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