JP4175533B2 - 耐震扉 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は耐震扉に関する。より詳しくは、本発明はヒンジの回動軸線の回りに回動可能な扉本体と扉本体が閉じられたときに扉本体の周囲を囲む枠体とからなる扉であって、地震などによって、ヒンジが変形して扉本体が傾いたり、枠体が変形したりした場合にも、扉を開けることができ、住居内にいる人が安全に外に出ることができるように地震対策を施した扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震などによって扉本体を支えているヒンジが変形したり、扉の枠体が歪んでしまい、扉本体をヒンジの回りに回動して開くことができなくなることがある。この場合には、その扉で仕切られている住居内に居た人間が外へ出られなくなってしまうという問題がある。
【0003】
このような対策として、地震などで大きな力を受けた場合にも扉を開くことができるようにし、または何らかの方法によって住居内から外へ出られるようにした耐震扉が種々提案されている。
【0004】
このような扉として通常の扉本体の中に、人が出入りできるような開口を開け、その開口部分に小扉を設け、通常は小扉とともに大きな扉本体を開閉して出入りするが、地震などの場合には、小扉を開けて外へ出られるようにすることが提案されている(例えば、実開昭59−17992号公報、特開平9−53372号公報、特開平10−280939号公報等参照)。
【0005】
また、枠体の中で開閉する扉本体の大きさを、通常の扉本体の大きさより小さくして、扉本体と枠体の間に大きな隙間を形成して、若干変形しても扉を開閉可能とすることが提案されている。
【0006】
更にまた、強い力を受けた場合に変形する部材を扉本体に設けて地震による扉の変形をこの変形する部材で吸収するようなことも種々提案されている(実開昭57−140592号公報、実開昭61−65190号公報、特開平9−13831号公報、特開平9−189174号公報、特開2000−17904号公報など)。
【0007】
また、扉本体の枠体に対向する箇所にローラを設けてローラにより扉本体を案内することも種々提案されている(例えば、実開昭57−29790号公報、実開昭58−27476号公報、特開平10−82252号公報、特開平11−13358号公報、特開平11−210340号公報)。
【0008】
更にまた扉本体と枠体の対向する面をテーパー面とすることも種々提案されている(例えば、実開昭55−113481号公報、実開昭56−20868号公報、実開昭57−106876号公報、実開昭60−195488号公報、特開平 8−199925号公報、特開平8−333963号公報、特開平8−338180号公報、特開平9−317340号公報、特開2000−145320号公報、特開2000−192748号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように種々な提案が従来からされているが、それら何れのものも、既存の扉に適用する場合、また新たな扉に適用するような場合には種々の問題がある。
【0010】
すなわち、扉本体の中に小扉を設けたものについては、既存の扉に適用することは非常に困難であり、新規の扉にしか適用できない。また、新規な扉に適用したとしても扉の中に小扉を設けることは、一般住居においては防犯上からも美観上からもあまり好ましく思われないことが多い。
【0011】
扉本体の大きさを通常より小さくして、扉本体と枠体の間に大きな隙間を形成したものにあっては、その間に大きな隙間があるためにピッキング等に対する防犯上の問題もあれば、またシール性が劣り隙間から外気が入るというような問題もある。更に、このように扉本体の大きさを通常より小さくするために既存のものに適用しようとした場合には枠体と扉本体とを取替える必要があり実用的でない。更に扉の枠体が座屈したり隙間以上の変形が生じた場合には機能しなかったり対応できない。
【0012】
また強い力を受け変形する部材を扉本体に設けるものにあっては、既存の扉に適用することが非常に困難であり、また、このようにして変形する部材でも格別の配慮をしていないと変形した扉本体が枠体の中で開かなくなってしまうという問題がある。
【0013】
また扉本体の枠体に対向する面にローラを設けたものにあっては、既存の扉に適用する場合にローラの取付けが非常に難しい。また新規の扉にこのようなものを付けた場合も、扉変形時にローラ部分が枠体に都合よく当たればよいが、うまく当らないと所望の効果が達成されない。また、通常状態においてはこのローラの存在が不細工な感じを与える場合が多い。更に、通常扉の隅部分は結露を生じ易く、使用しないローラまわりの金属に錆を生じて必要時に機能しないことがある。
【0014】
また、扉本体と枠体との対向する面をテーパー面とすることも、既存の扉にあっては、このようなテーパー面を新たに形成することが非常に困難であり適用し難い。またシリンダー錠が多用されているが、シリンダー付きの新たな扉にこのようなテーパー面を形成した場合には、枠体の変形により扉本体が開く方向に力が生じるため、シリンダー錠のデッドボルトに応力が集中してしまうという問題がある。
【0015】
【発明の目的】
本発明は上述したような従来の技術に付随する問題点に鑑みて、既存の扉にもまた新規な扉にも簡単に適用でき、地震時においても確実に扉を開けることができるようにした耐震扉を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記の目的を、ヒンジの回動軸線の回りに回動可能な扉本体と該扉
本体が閉じられたときに扉本体の周囲を囲む枠体とからなる扉において、前記扉本体の前記ヒンジと反対側に位置する側面に対面する枠体の側面が前記閉じられた扉本体の表板および裏板に対し直角に形成され、前記扉本体の前記ヒンジと反対側に位置し前記枠体に対面する側面が円弧状断面に形成されており、または該側面に円弧状断面を有する部材が取着されており、該円弧状断面の表面が前記回動軸線に直交する平面内において、扉本体の表板の側面側の端面から裏板の側面側の端面まで延在し、その中央部が前記枠体に向けて山型に表板および裏板の前記端面を越えて突出しているとともに、前記円弧状断面の側面または前記円弧状断面部材が低摩擦部材からなることを特徴とする耐震扉により達成する。
【0017】
本発明においては上述のように構成しているために、扉の枠体に対面する側面が円弧状断面を有している。このために地震などによって変形した場合に枠体が変形し、それにより枠体と扉本体とが接触した場合にも扉本体の円弧状断面の一部が枠体に部分的に接触するだけであり、扉本体をヒンジの回りに開け回動させようとすると、この部分接触した円弧状断面の最先端部がヒンジを中心としてヒンジと円弧状断面の最先端部との間の距離を半径とした円弧を描きつつ回動するので、容易に扉本体を開けることができ、これによって内部の人が外へ出たり、外部から救助のため住居内に立ち入ったりすることができる。
【0018】
本発明において、扉本体の側面に形成する円弧状断面の部分は、シリコン樹脂、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂、ポリアミドなどのプラスチック等の低摩擦部材とする。このようにすることによって接触面が金属同士の場合に0.5〜0.6である摩擦係数を非常に低くする(テフロン(登録商標)と鋼鉄の接触時には、0.04)ことができ、扉が変形した場合にも扉本体をヒンジの回りに回動して容易に開くことができる。また、円弧状断面部分は扉本体の表裏板の側面側端面よりも0.5〜3.0mm、好ましくは新設では2.0mm程度、既存では1.0mm程度突出させることが好ましい。
【0019】
このような扉本体の側面を円弧状断面にする方法として、新規の扉の場合には扉本体の側面に、更に好ましくはその側面に連なる上下の面にも、このような円弧状断面を形成すればよい。特に、既存の扉に本発明を適用する場合にあっては、円弧状断面を有する部材を前記扉本体の前記側面に取着することが好ましい。このように別部材を取付けることによって既存の扉においても本発明の効果を奏することができる。
【0020】
また、新設の扉に本発明を適用する場合にも、既存の扉と同様に、円弧状断面を有する部材を扉本体の前記側面に、更に好ましくはその側面に連なる上下の面にも、取着してもよい。
【0021】
本発明において、扉本体の円弧状断面を有する部材を扉本体に取付ける場合には、両面接着テープや接着剤により止着してもよいし、ビスなどによってこの部材を扉本体の側面に取着してもよい。
【0022】
この場合に、既存の扉に円弧状断面を有する部材を取付ける場合には、円弧状断面を有する部材をL字状形状として、L字状の2辺がそれぞれ扉本体の側面および側面に連なる上面または下面にまたがるようにして、その部材を扉本体に取着すると取付けが容易にでき好ましい。なお、L字状部材のL字の一辺の長さは10cm程度でよい。この場合に、L字状部材の扉本体の上面または下面に位置する部分も同様に円弧状断面とすることが好ましい。
【0023】
扉本体の側面および上下の面に円弧状断面を形成し、または、L字状断面をした部材を使う等して円弧状断面の部材を扉本体の側面および上下の面に取着することによって、枠体が変形することによって扉本体の角部と枠体が当たるようになった場合にも確実に扉本体が開くようにすることができる。
【0024】
また、本発明において上述したように、扉本体に円弧状断面を具備させるものであるが、この具備した円弧状断面が扉が変形した場合にも確実に作用するようにするためには、枠体の上記円弧状断面部分に対向する部分に変形した場合に接触するように適度な硬さをもった平板を両面テープ、接着剤、ビス等によって取着することが好ましい。この平板の厚さは、0.3〜0.8mm、好ましくは0.5mm程度とする。
【0025】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1(a)は扉を外側から見た正面図である。図1(a)に示すように、扉1は、上下2または3箇所のヒンジ15の回動軸線の回りに回動可能な扉本体11と、扉本体11がヒンジ15の回りに回動されて閉じられたときに扉本体11の周囲を囲む枠体13とから構成されている。枠体13は、左右の縦枠13aと、左右の縦枠13aの上下を連結する横枠13bからなり長方形状をしており、一方の縦枠13aおよび扉本体11の一辺との間に上述のヒンジ15が回動軸線上に一直線状に設けられている。扉本体11には、その開閉操作を行うためのノブまたはハンドル17および扉の施錠を行うための鍵穴19がノブまたはハンドル17の近傍に設けられている。
【0026】
図1(a)においては、ヒンジ15が扉本体11の右側に設けられているが、開閉方向によってはヒンジ15が左側に設けられていることもある。この場合には、ノブまたはハンドル17および鍵穴19は扉本体11の右側に設けられることになる。
【0027】
このような扉が、地震を受けた場合には、特に四角い形状をした枠体13はそれほど強度が大きくないため、図1(b)または図1(c)に示すように、建物と一緒に歪み大きく曲がる。これに対して扉本体11は全体としてその形状を保っている。このため、地震後に枠体13の中で扉本体11をヒンジ15の回りに回動しようとしても、扉本体11のヒンジ15から離れた角部が枠体13の縦枠13aおよび上の横枠13b(図1(b)の場合)または下の横枠13b(図1(c)の場合)に当たり、扉本体11を開けることができなくなってしまう。
【0028】
本発明は、このような場合に対応するものであって、図1(b)および図1(c)から明らかなように、扉本体11と枠体13との接触部分は、扉本体11のヒンジ15から離れた側の側面および扉本体11の上面または下面において起こることに着目している。
【0029】
図2は金属製の扉に本発明を実施した場合のヒンジ15の回動軸線に直交する平面における断面図、すなわち、図1のA−A断面図を示すものである。図2(a)においては扉本体11がスチールで作られており、この扉本体11を新たに設ける場合について示している。この場合には、扉本体11は、ヒンジ15(図1)から離れた枠体13に対面する側面に、枠体13に向けて突出した円弧状断面21aを具備した部材21を有する。部材21の円弧状断面21aの側方の二面21b、21bに長さ方向(図2(a)の紙面に直交する方向)に延びる溝21c、21cが形成されている。扉本体11の表裏板11a、11bの側面側の端面11c、11dは内側に折り曲げられており、部材21の長さ方向の溝21c、21cに端面11c、11dを係合させている。このようにして、扉本体11を構成しているスチール枠にこの部材21を係合し、必要に応じて両面接着テープまたは接着剤により扉本体11に固定するようにしている。
【0030】
この円弧状断面を有する部材21は、好ましくは扉側面の上端から下端まで延在している。更に、扉本体11の上面および扉本体11の下面にも円弧状断面を有する部材21が取着されている。円弧状断面を有する部材21は、扉本体11の厚みに沿って全体としてコの字状形状をしており、扉本体11の上面の側面側端部、ヒンジ15から離れた側面および下面の側面側端部を覆っている。なお、扉本体が新設ではなく、既存の場合にあっては、円弧状断面を有する部材21を、一辺の長さが10cm程度のL字状形状をした部材としてもよい。
【0031】
この部材21は、シリコン樹脂、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂またはポリアミドなどのプラスチックのような低摩擦部材から作られており、その表面は扉本体11の表側から裏側に向けて、その中央部が山型に突出した円弧状断面21aとなっている。すなわち、部材21の円弧状断面の中心部が扉本体11の表裏板部分11a、11bの側面側端面11c、11dよりも0.5〜3.0mm、好ましくは2mm程度枠体13側に突出している。
【0032】
更に、枠体13は、部材21の円弧状断面21aに対面する箇所に、プラスチックまたは金属製で厚さが0.3〜0.8mm、好ましくは0.5mm程度の薄い板状31の部材が接着剤または両面接着テープにより貼付けられている。
【0033】
図2(b)はアルミ製の扉本体11に本発明を実施する場合を示すものであり、本質的には図2(a)に示したものと同様であるが、このシリコン樹脂、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂またはポリアミドからなる円弧状断面21aを具備した部材21を扉本体11に両面接着テープまたは接着剤で接着固定している。更に、必要に応じ、図示したように、ビス41などによってネジ止めしてもよい。
【0034】
上述した2つの例は扉本体11が金属製であり、新たに本発明に係る円弧状断面を有する部材を取付けるようにしたものであるが、既存の扉本体11に本発明に係る円弧状表面を有する部材を取付ける場合には、扉本体11のヒンジ15と反対側の表面は通常平坦となっているので、この部分に接着剤または両面接着テープによって貼付ければよい。既存の扉では、扉本体11と枠体13との隙間を大きく取り難いので、部材21の円弧状断面21aの高さや平板31の厚さを上述の値より小さめとする。この場合に特に既存の扉に取付ける場合には、この円弧状断面をした部材21としてL字状断面をした部材を用意し、この部材のL字状の一面を扉の上面または下面に掛け、他面を側面に当たるようにして接着剤またはビスで止めることがよい。
【0035】
図3(a)は、木製の扉本体11に本発明を適用する場合を示し、この扉は新設のものであり、扉本体11の端面11e側に縦方向に2条の係合溝11fが形成されており、長手方向に延在し係合溝11fに係合する突起21cを円弧状断面を有する部材21に設けており、溝11fと突起21cを係合させ接着剤により固定する。また必要に応じ、更にビスで止めて、この円弧状断面を有する部材21を扉本体11に固定するようにしてもよい。
【0036】
また、図3(b)においては、既存の木製扉に本発明を適用する場合を示し、この場合には、上述した図3(a)に示すような溝を扉本体11の側面11eに形成することが難しいため、円弧状断面を有する部材21の裏面に両面接着テープを取付け、これによりこの円弧状断面を有する部材21を扉本体11の側面11eに貼着することがよい。なお、図3(b)に示す態様は、上述した木製の扉本体のみならず金属製の扉本体にも適用可能である。
【0037】
これらの場合に、本発明に係る円弧状断面を有する部材の取付け場所は扉側面の全部に亘って設けてもよいが、図1(b)および図1(c)を参照して説明したように、地震などによって変形した場合の扉本体11と枠体13との当たる場所は、扉のヒンジ15と反対側の角部上端部または下端部の近傍であるので、上端部または下端部から、例えば10cmなどの所定の範囲と、またその角部からヒンジ15側に10cm程度の上面または下面の部分に取付けるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明においては、上述のように構成しており、円弧状断面21aを有する部材21は低摩擦部材としている。地震などを受けて扉の枠体13が変形し、またはヒンジ15の取付け状態が変形して扉本体11と枠体13とが当たるようになった場合にも、円弧状断面21aを有する部材21と枠体13とが、いわば点接触で接触した状態となり、その間の摩擦係数は低い。更に、この部材21の円弧状断面21aと枠体13との接触位置はヒンジ15から離れた場所に位置している(図4参照)。この扉を開こうと、扉本体11に力を掛けると、円弧状断面21aが枠体13の接触部分上を滑り、扉本体11をヒンジ15の回りに開けることができる。特に、円弧状断面を有する部材に対面して枠体13に平板31を設ける場合には、その接触時の摩擦抵抗の低下を顕著とすることができ、より開け易くなる。
【0039】
また、本発明、扉本体11のヒンジ15と反対側に位置し枠体13に対面する側面を低摩擦部材とし円弧状断面21aを具備させるものであるので、新設の扉にも既存の扉にも容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】扉を外側から見た正面図であり、(a)は通常状態、(b)および(c)は地震を受けた状態を示す。
【図2】金属製の扉に本発明を実施した場合の断面図(図1のA−A断面図)であり、(a)は扉本体がスチール製、(b)はアルミ製である。
【図3】木製の扉本体に本発明を適用する場合を示し、(a)は新設の扉、(b)は既存の扉の場合である。
【図4】円弧状断面と枠体とヒンジとの関係を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 扉
11 扉本体
13 枠体
15 ヒンジ
21a 円弧状断面
Claims (4)
- ヒンジの回動軸線の回りに回動可能な扉本体と該扉本体が閉じられたときに扉本体の周囲を囲む枠体とからなる扉において、前記扉本体の前記ヒンジと反対側に位置する側面に対面する枠体の側面が前記閉じられた扉本体の表板および裏板に対し直角に形成され、前記扉本体の前記ヒンジと反対側に位置し前記枠体に対面する側面が円弧状断面に形成されており、該円弧状断面の表面が前記回動軸線に直交する平面内において、扉本体の表板の側面側の端面から裏板の側面側の端面まで延在し、その中央部が前記枠体に向けて山型に表板および裏板の前記端面を越えて突出しているとともに、該側面が低摩擦部材からなることを特徴とする耐震扉。
- ヒンジの回動軸線の回りに回動可能な扉本体と該扉本体が閉じられたときに扉本体の周囲を囲む枠体とからなる扉において、前記扉本体の前記ヒンジと反対側に位置する側面に対面する枠体の側面が前記閉じられた扉本体の表板および裏板に対し直角に形成され、前記扉本体の前記ヒンジと反対側に位置し前記枠体に対面する側面に円弧状断面を有する部材が取着されており、該円弧状断面の表面が、前記回動軸線に直交する平面内において、扉本体の表板の側面側の端面から裏板の側面側の端面まで延在し、その中央部が前記枠体に向けて山型に表板および裏板の前記端面を越えて突出しているとともに、該円弧状断面を有する部材が低摩擦部材からなることを特徴とする耐震扉。
- 前記円弧状断面を有する部材がL字状形状をしており、前記扉本体の前記側面および該側面に連なる上面または下面にまたがるように該部材が前記扉本体に取着されていることを特徴とする請求項2に記載の耐震扉。
- 前記円弧状断面を具備した扉本体の側面に対面する前記枠体箇所に平板が取着されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の耐震扉。
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