JP2001279981A - 自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造 - Google Patents
自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造Info
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Abstract
ーによって覆われるようにした自動車用ロック装置にお
いて、ワイヤーの取り付け作業を簡単にし、かつ防水性
の向上を図る。 【解決手段】 ロック本体1に設けられた操作レバー
4、7を覆うようにして、ロック本体1に取り付けられ
たカバー8に、外装ワイヤー3、6の延出方向を向き、
かつ一側面に、操作レバー4、7の連結部4a、7aが
外部に露呈するようにした開口9を有する保持部10を
設け、アウターチューブ3a、6aの端末に、保持部1
0に嵌合する嵌合部11cと、開口9を閉塞する蓋部1
1bとが一体的に形成されたホルダー11を設ける。
Description
た操作レバーを、ロック本体に取り付けたカバーによっ
て覆うようにした、自動車用ロック装置におけるワイヤ
ー取付構造に関する。
ク本体に設けたインサイドレバー、及び他の各種レバー
を、メインカバーによって覆うとともに、メインカバー
に設けた開口から、外装ワイヤーをメインカバーの内部
に差し込んで、外装ワイヤーのインナーワイヤーをイン
サイドレバーに連結し、開口にサブカバーを嵌合させる
ことにより、開口を閉塞して、外装ワイヤーを伝わって
垂れてくる雨水が、カバー内部へ侵入するのを防止して
いる(例えば、特開平5−214864号公報参照)。
従来のロック装置におけるワイヤー取付構造において
は、インナーワイヤーを、ほぼ90゜湾曲させた状態で
サブカバーに仮保持させて、サブカバーをメインカバー
の開口に嵌合しなければならないため、取り付け作業が
面倒であるとともに、サブカバー及び外装ワイヤーの連
結部分が大型化する等の問題がある。
な問題点に鑑み、ワイヤーの取り付け作業を簡単とする
とともに、構造を簡素化及び小型化することができ、し
かも、防水性の向上を図ることができるようにした、自
動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造を提供する
ことを目的とする。
題は、次のようにして解決される。 (1) ロック本体に設けた操作レバーが、ロック本体に
取り付けたカバーによって覆われ、かつカバーから外部
に延出するとともに、アウターチューブとその中を挿通
するインナーワイヤーとを有する外装ワイヤーの前記イ
ンナーワイヤーが、前記操作レバーの連結部に連結され
た自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造におい
て、前記カバーに、前記外装ワイヤーの延出方向を向
き、かつ一側面に、前記操作レバーの連結部が露呈する
ようにした開口を有する保持部を設け、前記アウターチ
ューブの端末に、アウターチューブの延出方向に延出
し、かつ前記保持部に嵌合する嵌合部と、前記開口を閉
塞する蓋部とが一体的に形成されたホルダーを設ける。
の遊端に、保持部の開口縁部に係合する係合部を設け、
かつ蓋部の基端部側の嵌合部を、保持部により弾圧把持
する。
ルダーの嵌合部または保持部の内周面のいずれか一方に
凸部を設け、前記いずれか他方に外装ワイヤーの軸線方
向へのホルダーの移動を阻止するように前記凸部に係合
する凹部を設ける。
て、ホルダーを、アウターチューブの端末に一体的に設
ける。
面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図1、
図3及び図4における左方を自動車の「前方」、右方を
「後方」とする。
略)をもって固定されるロック装置におけるロック本体
で、内部には、ドアの開閉に伴って車体側に固着された
ストライカ(図示略)と係脱可能なラッチ(図示略)と、ラ
ッチに係合することにより、ラッチの回動を阻止して、
ドアを閉止状態に拘束する係合部材(図示略)とを有する
噛合機構(図示略)が収容されている。
軸(2)により枢着され、かつドアの車内側に設けられた
施解錠操作用のロックノブ(図示略)に外装ワイヤー(3)
を介して連結されるノブレバー(4)と、同じく左右方向
の軸(5)により枢着され、かつドアの車内側に設けられ
たオープン操作用のインサイドハンドル(図示略)に外装
ワイヤー(6)を介して連結されるインサイドレバー(7)
と、その他の各種レバー(図示略)とが設けられている。
他のレバーは、本発明に直接関係しないので、詳細な説
明は省略する。
のアウターチューブ(3a)(6a)に、金属製のインナーワイ
ヤー(3b)(6b)を押し引き可能に挿通した公知のものであ
る。
(6)のインナーワイヤー(6b)の端末部(6c)を連結しうる
連結孔(7a)を有し、インサイドハンドルをオープン操作
すると、インナーワイヤー(6b)を介してオープン方向
(図4において反時計方向)に回動させられ、各種レバー
を介して係合部材をラッチから離脱させて、ドアを開け
ることができるようになっている。
ンナーワイヤー(3b)の端末を折曲して形成した端末部(3
c)を連結しうる連結孔(4a)を有し、ロックノブの施解錠
操作によって、インサイドハンドルのオープン操作を無
効にして、ドアを開けることができない施錠位置と、イ
ンサイドハンドルのオープン操作を有効にして、ドアを
開けることができる解錠位置とに移動させられるように
なっている。
(4)及びインサイドレバー(7)、並びに各種レバーを覆
う合成樹脂製のカバー(8)が取り付けられている。この
カバー(8)は、ロック本体(1)に設けた取付片(図示略)
に、適宜係合されている。
イドレバー(7)を覆う収納部(8a)から前方に突出するほ
ぼ半円筒状の上下2個の保持部(10)を有し、各保持部(1
0)の右側面には、開口(9)が設けられている。
ブレバー(4)の連結孔(4a)が露呈する位置まで延びてお
り、また下側の開口(9)は、インサイドレバー(7)の連
結孔(7a)が露呈する位置まで延びている。上下の保持部
(10)(10)の内周面には、正面視ほぼC字状の凸部(10a)
(10a)が設けられている。
の端末には、上側の保持部(10)に装着されて、上側の開
口(9)を閉塞する合成樹脂製のホルダー(11)が、また、
外装ワイヤー(6)のアウターチューブ(6a)の端末には、
下側の保持部(10)に装着されて、下側の開口(9)を閉塞
する合成樹脂製のホルダー(11)が設けられている。
ダー(11)と、外装ワイヤー(6)に設けられるホルダー(1
1)とは、同一の構成であるので、以下、外装ワイヤー
(6)に設けられるホルダー(11)に関して説明し、外装ワ
イヤー(3)に設けられるホルダー(11)に関しては、同一
符号を付して図示するに止め、詳細な説明は省略する。
アウターチューブ(6a)の端末に一体的に成形され、アウ
ターチューブ(6a)に外嵌される筒部(11a)と、筒部(11a)
の端部からインナーワイヤー(6b)の突出方向に延出し
て、開口(9)と補形をなす舌片状の蓋部(11b)と、筒部
(11a)の端部から延長されて、蓋部(11b)の裏面に設けら
れ、保持部(10)内に嵌合されることにより保持部(10)に
弾圧把持される嵌合部(11c)とを有している。嵌合部(11
c)の外周面には、保持部(10)の凸部(10a)に係合して、
ワイヤー(6)の軸線方向へのホルダー(11)の移動を阻止
する凹部(11d)が設けられている。
連結孔(4a)に近接する開口(9)の後縁に設けた前向き突
片(9a)に係合する凹部(11e)が設けられている。
アウターチューブ(6a)に一体的に形成すると、アウター
チューブ(6a)の外周面とホルダー(11)の筒部(11a)の内
周面との間に、実質的に隙間がなくなるので、アウター
チューブ(6a)から伝わってきた雨水が、筒部(11b)内部
に侵入して、インナーケーブル(6b)に付着することがな
い。
ブ(3a)(6a)と別体に形成して、筒部(11a)に、アウター
チューブ(3a)(6a)の端末部を、圧入するか、または隙間
が生じないように嵌挿し、かつ接着剤等により接着して
もよい。
(6)の端末部(6c)を、右側方(図5の下)から開口(9)
を通してカバー(8)の内部に挿入し、インサイドレバー
(7)の連結孔(7a)に係合させた後、ホルダー(11)の凹部
(11e)を前向き突片(9a)に係合させ、次いで、図5の矢
示のように、ワイヤー(6)及びホルダー(11)を前向き突
片(9a)を中心として、前方へほぼ90°旋回させて、図
5に実線で示すように、ホルダー(11)の嵌合部(11c)を
保持部(10)内に嵌合させ、かつ凹部(11d)を凸部(10a)に
係合させて、保持部(10)、特にその凸部(10a)により、
嵌合部(11c)を弾性把持をさせることにより、開口(9)
が蓋部(11b)によって閉塞され、ホルダー(11)はカバー
(8)に外れないように確実に保持される。
に設けられたホルダー(11)を、上述と同様にして、上側
の保持部(10)に嵌合させることにより、蓋部(11b)によ
って閉塞される。
a)を、ホルダー(11)の嵌合部(11c)の外周面に設け、そ
れに係合する凹部(11d)を、保持部(10)の内周面に設け
ても同様の作用及び効果を奏することができる。
ることができる。 (a)請求項1記載の発明によると、インナーワイヤー
を操作レバーの連結部に連結した後、ホルダーをカバー
の保持部に嵌合するだけで、アウターチューブがカバー
の所定の位置に装着されるので、外装ワイヤー全体の取
り付け作業が簡単になり、しかも同時に、ホルダーの蓋
部によって開口が閉塞されるので、雨水のカバー内部へ
の侵入を阻止することができ、長期に亘って、安定した
操作レバーの作動が得られる。また、ホルダーがアウタ
ーチューブの延長として形成され、インナーワイヤーを
直線状態のままカバーに装着できるので、従来のインナ
ーワイヤーを湾曲させた状態でサブカバーに仮保持させ
なければならないものより、ホルダー及び外装ワイヤー
の連結部分の構造を簡素化し、かつ小型化することがで
きる。
ナーワイヤーの端末部を操作レバーの連結部に嵌合し、
かつホルダーの係合部を保持部の開口縁部に係合させた
状態から、ホルダーを係合部を中心として、旋回させ
て、嵌合部を保持部に嵌合するだけで、インナーワイヤ
ーと操作レバーとの連結と、アウターチューブのカバー
への装着と、保持部の開口の閉塞との3つの作業をほぼ
同時に簡単に行なうことができる。
ターチューブを設定した位置に簡単かつ確実に固定する
ことができ、操作レバーを確実に作動させることができ
る。
点数が削減されて、部品管理が容易になるとともに、防
水効果を向上させることができる。
置におけるワイヤーをロック本体に連結する前の状態を
示す斜視図である。
を一部破断したロック装置の側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロック本体に設けた操作レバーが、ロッ
ク本体に取り付けたカバーによって覆われ、かつカバー
から外部に延出するとともに、アウターチューブとその
中を挿通するインナーワイヤーとを有する外装ワイヤー
の前記インナーワイヤーが、前記操作レバーの連結部に
連結された自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構
造において、 前記カバーに、前記外装ワイヤーの延出方向を向き、か
つ一側面に、前記操作レバーの連結部が露呈するように
した開口を有する保持部を設け、前記アウターチューブ
の端末に、アウターチューブの延出方向に延出し、かつ
前記保持部に嵌合する嵌合部と、前記開口を閉塞する蓋
部とが一体的に形成されたホルダーを設けたことを特徴
とする自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造。 - 【請求項2】 ホルダーの蓋部の遊端に、保持部の開口
縁部に係合する係合部を設け、かつ蓋部の基端部側の嵌
合部を、保持部により弾圧把持するようにした請求項1
記載の自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造。 - 【請求項3】 ホルダーの嵌合部または保持部の内周面
のいずれか一方に凸部を設け、前記いずれか他方に外装
ワイヤーの軸線方向へのホルダーの移動を阻止するよう
に前記凸部に係合する凹部を設けた請求項1または2記
載の自動車用ロック装置におけるワイヤー取付構造。 - 【請求項4】 ホルダーを、アウターチューブの端末に
一体的に設けた請求項1〜3のいずれかに記載の自動車
用ロック装置におけるワイヤー取付構造。
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-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000098846A patent/JP3908436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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