JP2001277257A - 固定スプレー揺動装置 - Google Patents

固定スプレー揺動装置

Info

Publication number
JP2001277257A
JP2001277257A JP2000100374A JP2000100374A JP2001277257A JP 2001277257 A JP2001277257 A JP 2001277257A JP 2000100374 A JP2000100374 A JP 2000100374A JP 2000100374 A JP2000100374 A JP 2000100374A JP 2001277257 A JP2001277257 A JP 2001277257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
swing
mold
angle adjusting
spray nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000100374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4327327B2 (ja
Inventor
Yoshinori Yamaki
義則 山喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROBOTECH CO Ltd
Original Assignee
ROBOTECH CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROBOTECH CO Ltd filed Critical ROBOTECH CO Ltd
Priority to JP2000100374A priority Critical patent/JP4327327B2/ja
Publication of JP2001277257A publication Critical patent/JP2001277257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4327327B2 publication Critical patent/JP4327327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーノズルを一定範囲で揺動して、スプ
レーノズルから噴射される離型剤等を金型成形面に均一
に塗布し、離型剤等の液垂れ落ちを防止する。 【解決手段】 金型台70等に取り付ける固定手段2
と、揺動角調整軸21、駆動軸31を備えた固定ベース
7と、揺動角調整軸21の偏心位置を調整固定する揺動
角調整固定ネジ24と、揺動角調整軸21を支点とし、
駆動軸31によって揺動されるようスプレーノズル53
を支持している連結片60と、駆動軸31を回転させる
ため固定ベース7に取り付けた揺動エアモーター11と
を備える。そして、偏心揺動する駆動軸31の軸部33
で連結片60を揺動し、スプレーノズル53で金型成形
面80の一定の範囲に離型剤等を塗布する。また揺動角
調整軸21は回転中心に軸部22を備え、偏心位置に回
転中心を有し、連結片60の揺動支点である揺動角調整
軸21の軸部22の位置を偏心移動で変えてスプレーノ
ズル53の揺動範囲を変更し、種々の金型成形面80の
形状に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスプレーノズルを一
定の範囲内で揺動可能な固定スプレー揺動装置に関し、
更に詳しくは、スプレーノズルから金型成形面に噴射し
た離型剤等を均一に散布し、また金型成形面からの離型
剤液等の垂れ落ちを防止する固定スプレー揺動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型への離型剤等の吹き付けは図
6に示すように行われていた。金型を構成する金型の固
定型101と可動型102とにおいて、それらの金型成
形面に対してスプレーノズル103が向けられているス
プレー装置104を例えば金型台70等のT型スロット
71に取り付ける。そのスプレーノズル103の取り付
けは、固定型101用の金型台には可動型102に向け
たものとし、可動型102用の金型台には固定型101
に向けたものとした状態で固定してあり、固定型10
1、可動型102夫々が型開きしたときに夫々の金型成
形面に離型剤等105が噴射塗布されるようにしてあ
る。そして、離型剤等105を金型成形面にむらなく十
分に塗布するようにスプレーノズル103から噴射され
る離型剤等105の量を多くしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが離型剤等10
5の噴射量を多くしても、互いに向き合わせて配置され
るようになるスプレーノズル103夫々から離型剤等1
05を噴射するために離型剤等105が相互干渉を起こ
して飛散してしまうこともある。そのため、離型剤等1
05の大部分が塗布すべき金型成形面に到達せずにむら
を生じることもある。その結果、塗布すべきでない金型
成形面にも多量の離型剤等105が塗布され金型温度の
バランスを崩したり、作業環境の悪化を招くことにな
る。
【0004】また、噴射量を多くすることによりスプレ
ー時間が長くなり、金型の冷やし過ぎが生じて鋳造サイ
クルの遅延を招来する。さらに、塗布すべき金型成形面
への塗布量が増え、また濃淡が生じて不均一となり金型
成形面から離型剤等105が流れ落ちることもある。そ
うなると離型剤等105の無駄を招くと共に塗布すべき
でないところに離型剤等105が流れ落ち、作業環境の
悪化を招くことにもなる。このように、従来のスプレー
装置104では離型剤等105を金型成形面に対して一
斉に大量に噴射することしかできず、金型成形面への塗
布量を制御するのが困難であり、また離型剤等105を
噴射しながらスプレーノズル103の噴射方向を変える
ことも困難であった。
【0005】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、一定範囲で揺動するよう
にすることにより、スプレーノズルから噴射される離型
剤等の量を多くすることなく、塗布すべき金型成形面に
確実に離型剤等を塗布できるようにすることを目的とす
る。具体的には、塗布すべき金型成形面には所定量の離
型剤等を塗布するよう、揺動するスプレーノズルによっ
て均一に塗布し、余分な離型剤等が流れ落ちる(液垂
れ)ことを防止できる固定スプレー揺動装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明にあっては、金型に関連して、例えば金
型台(プラテン)その他の金型近傍位置で取り付けられ
る固定手段と、揺動角調整軸、駆動軸を備えた固定ベー
スと、揺動角調整軸の偏心位置を固定する揺動角調整固
定ネジと、揺動角調整軸を支点として駆動軸によって揺
動されるようスプレーノズルを支持している連結片と、
駆動軸を回転させるため固定ベースに取り付けられた駆
動源とを備えるものである。また揺動角調整軸は偏心し
た位置に回転中心を有し中心に軸部を備えており、駆動
軸は中心に回転中心を有し偏心した位置に軸部を備えて
構成できる。さらに連結片の先端から連結片に対して垂
直に延びる保持軸(スプレーノズル固定棒)と、該保持
軸上にノズルを固定するためのハンドルとを備える。
【0007】以上のように構成された本発明に係る固定
スプレー揺動装置にあっては、スプレーノズルを2箇所
で支持された連結片によって保持でき、2箇所の内の一
方を支点とし、他方を回転させることで揺動する連結片
によってスプレーノズルを揺動させる。このスプレーノ
ズルが揺動する範囲内で離型剤等を噴射する構成であ
る。
【0008】固定ベース上で揺動角調整軸と駆動軸とが
協働することによって、揺動角調整軸を支点として駆動
軸が回転することにより連結片を揺動し、連結片におけ
る揺動する範囲をスプレーノズルの噴射方向にする。こ
の構成であればスプレーノズルを金型成形面の所定の範
囲だけに向けることが可能になる。その結果、所定の範
囲だけに離型剤を塗布することができ、余分な離型剤等
の塗布を避けることができる。余分な離型剤等の塗布が
なくなり、金型成形面から離型剤等の液が垂れ落ちるこ
ともない。
【0009】また、固定スプレー揺動装置の取付位置は
金型台等のTスロットが最も取り付けやすい位置であ
る。具体的な取付方法としてはT型スロットに雌ねじを
備えるT型材を圧入し、また雄ねじを有する固定棒に固
定ナットをねじ込み固定しておき、この固定棒をT型材
の雌ねじと噛み合わせると共に、固定ナットをT型材面
に強く押し付け固定するというものである。この固定ス
プレー揺動装置は金型台の固定側に取り付け、可動側に
向けるのが一般的であるが、逆に取り付けることも可能
である。また固定スプレー揺動装置の取り付け位置はT
型スロットの箇所に限定されるものではなく、金型成形
面の形状に応じて金型台あるいは金型自体、金型台を支
持する例えばダイカストマシーン自体、またその付属機
器・部材等、更には金型に対して進退する各種のスプレ
ーユニット等の任意の位置に取り付けることができる。
ここで固定手段として固定棒を用いたが、本願では固定
手段としてダイカストマシーン本体の一部その他を狭持
するクランプ等であってもよく、これらの各種の取付手
段が固定部材に含まれる。
【0010】駆動源として揺動エアモーターを用いた方
がエアの有効利用を図れる。つまり主たるエア管から分
岐することでスプレーノズルヘのエア供給と揺動エアモ
ーターヘのエア供給とを同じに振り分けることで、離型
剤等の噴射と揺動作動とを同期させることが可能にな
る。ただし揺動エアモーターの使用に限定されるもので
はなく、通常のモーターであっても同様の駆動を行うこ
とができる。その場合にはエア管からエア供給がなくて
もスプレーノズルから離型剤等の噴射と固定スプレー揺
動装置の揺動とを同期させるようにしておく。
【0011】揺動角調整軸の本体の下部に対する揺動角
調整固定ネジは本体の偏心した回転中心にねじ込まれ、
本体上面の軸部は本体の中心位置にある。そのため揺動
角調整軸自体は、揺動角調整固定ネジ位置が回転中心と
なって偏心状態で回転位相し、その回転中心の回りで軸
部が偏心回転させることとなって揺動角調整軸による連
結片に対する揺動中心の位置(支点の位置)を決めるこ
とになる。つまり揺動の中心となる支点の位置を金型成
形面の形状に合わせて大きく変えることができる。そし
て軸部の位置が決まると揺動角調整軸自体をその本体に
対して揺動角調整固定ネジにより固定する構成である。
【0012】また、駆動軸では、駆動軸を回転させる揺
動エアモーターの回転軸を取り付ける回転軸取付穴は本
体の下部の中心にあり、本体上面の軸部は偏心した位置
に設けてある。揺動エアモーターを回転させると回転軸
取付穴を中心に軸部が偏心回転する。その結果、揺動角
調整軸の軸部を支点として、駆動軸の軸部が連結片を揺
動させるよう連結片に対してスライドすることにより連
結片が揺動することになる。以上のように連結片を揺動
させることにより、離型剤等の噴射方向を一定の範囲に
することができる。さらに揺動の中心となる支点の位置
を変えることにより、揺動範囲の設定にバリエーション
を持つことができ、種々の金型成形面の形状に対して的
確に離型剤等の塗布を可能にする。
【0013】また、揺動の中心となる支点の構成として
は揺動角調整軸の軸部を揺動角調整軸の偏心位置に設け
る構成を採ることもできる。この場合、連結片に対する
揺動角調整軸の軸部が入る孔を長孔にし、揺動角調整軸
を連結片の長手方向に移動して揺動の中心となる支点の
位置を定めることになる。さらに、揺動角調整軸の軸部
を偏心位置に設けずに本体の中心位置としておいて、揺
動角調整軸自体を連結片に対して連結片の長さ方向に沿
ってスライド調整、例えば揺動角調整固定ネジを含む全
体をスライド調整して支点位置を変更調整できる。そし
て、スプレーノズルの取付位置を連結片の先端にするこ
とによって、固定スプレー揺動装置の揺動範囲とスプレ
ーノズルの揺動範囲も対応させ、固定スプレー揺動装置
の揺動範囲を制御すれば、スプレーノズルの揺動範囲も
制御できるようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本実施の形態の固定スプレー揺
動装置1は固定手段2、揺動エアモーター11、揺動角
調整軸21、駆動軸31、連結片60及びスプレーノズ
ル53から構成されている。固定手段2は固定スプレー
揺動装置1を金型台(プラテン)70その他の金型に関
連した位置に取り付けるための手段である。また揺動エ
アモーター11は駆動軸31を回転させるための装置で
あり、駆動軸31及び揺動角調整軸21は協働して連結
片60を揺動させるための軸となっている。スプレーノ
ズル53は連結片60の揺動により離型剤等の塗布を一
定の範囲で行うことになる。
【0015】固定手段2は、図示のように例えば金型台
70のT型スロット71に圧入されるT型材72に形成
されている雌ねじにねじ込まれる雄ねじを備えた固定棒
から成る。すなわち固定棒に予めねじ止めされた固定ナ
ット73を、T型材72にねじ入れた固定棒上で進行さ
せT型材72面に強く押し付けることで、固定棒を金型
台70面に対してほぼ直交させた状態で支持する。もと
よりこの固定手段2はこのようなT型スロット71を利
用したネジ止め構造に限らず、金型自体に、あるいはダ
イカストマシーン本体に付設の各種パイプ類、スプレー
ユニット等にクランプ手段その他によって支持固定され
ることもある。
【0016】固定ベース7は固定手段2に一体的に形成
されており、固定ベース7には第1取付孔3、第2取付
孔4が設けられている。第1取付孔3上には揺動角調整
軸21が、第2取付孔4上には駆動軸31が配置され
る。揺動角調整軸21では本体23の下部に、固定ベー
ス7下方から第1取付孔3に貫挿する揺動角調整固定ネ
ジ24がねじ込まれるネジ穴を本体23に対して偏心し
た位置に設けてあり、軸部22は本体23の上面の中心
位置に設けてある(図3参照)。駆動軸31では揺動エ
アモーター11の出力軸である回転軸12に嵌め合わせ
る回転軸取付穴34が本体32の下部における回転中心
の中心の位置に設けてある。回転軸12には本体32の
外部から挿入される軸止めネジ35先端が押し付けられ
ることで駆動軸31を回転軸12に固定するようになっ
ており、駆動軸31上面に回転中心から偏心した位置で
軸部34を設けてある(図4参照)。
【0017】すなわち揺動角調整固定ネジ24を第1取
付孔3に貫挿して、この第1取付孔3上に配置した揺動
角調整軸21をネジ止め固定している。その際、塗布す
べき金型成形面80の形状を考慮して揺動角調整軸21
における軸部22の位置(揺動の支点位置)を定めるよ
うに、結果として軸部22を偏心移動させるように揺動
角調整軸21自体を回転位相させることになる。
【0018】また固定ベース7の第2取付孔4には揺動
エアモーター11が固定的に組み込まれており、例えば
ネジ止め5されるクランプ構造によって挟み込まれるこ
とで固定されている。
【0019】揺動角調整軸21と駆動軸31とが協働す
ることによって、駆動軸31が回転することにより、揺
動角調整軸21を支点として揺動する連結片60が揺動
角調整軸21と駆動軸31との間で、これらに連繋され
るようにして配置されている。連結片60には揺動角調
整軸21の軸部22によって支点位置が位置決めされる
支点孔61が設けられており、また支点孔61の隣には
駆動軸31の軸部33が入るための、連結片60の長手
方向に延びる長孔62が設けられている。揺動角調整軸
21の軸部22及び駆動軸31の軸部33は連結片60
の上面に配置されるワッシャ、Eリング等によって抜け
止めが阻止されようにして連結片60を支持させてい
る。
【0020】また連結片60の先端にはスプレーノズル
固定棒51が取り付けられている。スプレーノズル固定
棒51には、供給パイプ54を備えたスプレーノズル5
3を固定するためのクランプ構造の支持部を拡開、閉鎖
するスプレーノズル固定ハンドル52が取り付けられて
いる。
【0021】揺動エアモーター11の下部には揺動回転
数調節ハンドル41が設けられている。この揺動回転数
調節ハンドル41により揺動エアモーター11の回転数
の制御を行うのであり、具体的には、揺動回転数調節ハ
ンドル41によってエア供給管42を通して入ってくる
エア量を調節するのである。
【0022】つぎに固定スプレー揺動装置1の操作につ
いて説明する。まず金型台70のT型スロット71に雌
ねじを有するT型材72を圧入する。T型材72に固定
手段2である固定棒をねじ入れ固定ナット73で固定す
ることで、雄ねじを備えた固定棒をT型材72の雌ねじ
と噛み合わせ固定する(図1、図5参照)。これより固
定スプレー揺動装置1が金型台70に取り付けられる。
つぎに揺動角調整軸21による連結片60の揺動支点位
置の調整を、揺動角調整軸21自体を、その本体23に
設けた偏心したネジ穴を中心として回転位相させること
で軸部22位置を設定し、揺動角調整固定ネジ24で固
定ねじ止めすることで行う。具体的には軸部22をどの
位置に固定するかの調整である。この位置は金型成形面
80の形状によって決定される。つぎに揺動エアモータ
ー11を電源(不図示)の投入によって駆動されるエア
供給源からのエアによって駆動する。この揺動エアモー
ター11の回転により、揺動エアモーター11に連結さ
れた駆動軸31が回転する。すると駆動軸31の軸部3
3も回転軸取付穴34を中心にして偏心状に回転する。
これに伴い軸部33は連結片60の長孔62内でこの長
孔62側を揺動させる往復運動を繰り返し、連結片60
を矢印A方向に揺動させる。連結片60の支点孔61に
は揺動角調整軸21の軸部22が位置決めされているた
め、この軸部22を支点にして連結片60が揺動を行
う。これにより、連結片60先端側に取り付けたスプレ
ーノズル53も揺動する。
【0023】本実施の形態では揺動エアモーター11を
用いているので、主たるエア管から分岐配管した供給パ
イプ54を経たスプレーノズル53へのエア供給と、同
様に分岐配管したエア供給管42を経た揺動エアモータ
ー11へのエア供給とを同時に行う。スプレーノズル5
3及び揺動エアモーター11両者へのエアの供給により
スプレーノズル53からの離型剤等の噴射と揺動エアモ
ーター11の駆動とが同期して同時に行われる。
【0024】この固定スプレー揺動装置1は金型台70
のT型スロット71に固定されているためその位置から
離型剤等を噴射する。スプレーノズル53から金型成形
面80に向かって噴射された離型剤等は金型成形面80
に塗布される。その際、スプレーノズル53は一定の範
囲で揺動しながら離型剤等を噴射しているので金型成形
面80に塗布される範囲も、この揺動範囲に対応して一
定の範囲となる。また塗布すべき金型成形面80とスプ
レーノズル53の距離等の影響によりスプレーノズル5
3の揺動速度を調整する必要がある場合には揺動エアモ
ーター11の回転数を制御する。制御は揺動回転数調整
ハンドル41の開閉により、揺動エアモーター11の回
転数(揺動速度)の増減により行う。以上の操作により
金型成形面80の離型剤等の塗布を行うのであり、この
とき、塗布すべき金型成形面80の他の部位に離型剤を
塗布するには例えば揺動角調整軸21の軸部22位置を
変更すべく揺動角調整固定ネジ24を弛め、揺動角調整
軸21自体の偏心回転によって揺動支点となる軸部22
位置を設定し、再度揺動角調整固定ネジ24によってね
じ止め固定して調整する。調整後は同様にスプレーノズ
ル53より離型剤等の塗布が金型成形面80に行われ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、金型成形面に離型剤等を塗布するに際し、その塗布
範囲を一定の揺動範囲のものとでき、しかも均一化する
から、これまで生じていた離型剤等の濃淡、ムラ等に起
因する液の垂れ落ちということを防止できる。これより
離型剤等の無駄の防止を図れると共に金型成形環境の保
全を図れる。特に本発明では単にスプレーノズルを揺動
させるだけではなく揺動角調整軸を設けスプレーノズル
の揺動支点の位置を移動できるので、離型剤等を塗布す
べき金型成形面の形状に合わせて離型剤等の塗布範囲を
任意に調整して噴射できる。さらに連結片の先端にスプ
レーノズルが取り付けられているためスプレーノズルの
塗布範囲を連結片の揺動に対応させることができる。そ
の結果、連結片の揺動速度がスプレーノズルの揺動速度
になり、連結片の揺動速度を調節すればスプレーノズル
の揺動速度も同時に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である一部切欠の側面図
である。
【図2】本発明の実施の一形態である平面図である。
【図3】揺動角調整軸を表し、その(A)は側面図、
(B)は底面図である。
【図4】駆動軸を表し、その(A)は側面図、(B)は
平面図である。
【図5】固定手段による金型台のT型スロットヘの取り
付けを示す側面図である。
【図6】従来のスプレーノズルからの離型剤等の噴射を
示すスプレー装置の断面図である。
【符号の説明】
1…固定スプレー揺動装置 2…固定手段 3…第1取付孔 4…第2取付
孔 5…ネジ止め 7…固定ベー
ス 11…揺動エアモーター 12…回転軸 21…揺動角調整軸 22…軸部 23…本体 24…揺動角
調整固定ネジ 31…駆動軸 32…本体 33…軸部 34…回転軸
取付穴 35…軸止めネジ 41…揺動回転数調整ハンドル 42…エア供
給管 51…スプレーノズル固定棒 52…スプレ
ーノズル固定ハンドル 53…スプレーノズル 54…供給パ
イプ 60…連結片 61…支点孔 62…長孔 70…金型台 71…T型ス
ロット 72…T型材 73…固定ナ
ット 80…金型成形面 101…金型の固定型 102…金型
の可動型 103…スプレーノズル 104…スプ
レー装置 105…離型剤等

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に関連して取り付けられる固定手段
    と、揺動角調整軸、駆動軸を備えた固定ベースと、揺動
    角調整軸の偏心位置を固定する揺動角調整固定ネジと、
    揺動角調整軸を支点として駆動軸によって揺動されるよ
    うスプレーノズルを支持している連結片と、駆動軸を回
    転させるため固定ベースに取り付けられた駆動源とを備
    えたことを特徴とする固定スプレー揺動装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動角調整軸は偏心した位置に回転
    中心を有し中心に軸部を備える請求項1記載の固定スプ
    レー揺動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸は中心に回転中心を有し偏心
    した位置に軸部を備える請求項1または2記載の固定ス
    プレー揺動装置。
  4. 【請求項4】 前記連結片の先端から連結片に対して垂
    直に延びる保持軸と、該保持軸上にノズルを固定するた
    めのハンドルとを備える請求項1乃至3のいずれか記載
    の固定スプレー揺動装置。
JP2000100374A 2000-04-03 2000-04-03 固定スプレー揺動装置 Expired - Fee Related JP4327327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000100374A JP4327327B2 (ja) 2000-04-03 2000-04-03 固定スプレー揺動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000100374A JP4327327B2 (ja) 2000-04-03 2000-04-03 固定スプレー揺動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001277257A true JP2001277257A (ja) 2001-10-09
JP4327327B2 JP4327327B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=18614593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000100374A Expired - Fee Related JP4327327B2 (ja) 2000-04-03 2000-04-03 固定スプレー揺動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4327327B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101209272B1 (ko) 2010-12-21 2012-12-06 부국정밀(주) 프레스 금형의 오일 분사장치
CN110230387A (zh) * 2019-06-27 2019-09-13 黄跃 一种建筑工程施工用地坪防水涂料涂覆机
CN110439225A (zh) * 2019-07-20 2019-11-12 深圳中物智建科技有限公司 一种抹灰机器人
CN112030238A (zh) * 2020-08-31 2020-12-04 黄乐基 一种熔喷布生产制造熔喷模头
CN113245106A (zh) * 2021-07-16 2021-08-13 潍坊和力机械有限公司 一种灯具加工生产用喷涂装置
CN113731698A (zh) * 2021-10-12 2021-12-03 宝应县润华静电涂装工程有限公司 一种喷涂流水线中喷头角度的微调装置
CN114472026A (zh) * 2022-03-03 2022-05-13 华涂技术(深圳)股份有限公司 一种带多角度调节结构的喷涂设备
CN117162381A (zh) * 2023-10-13 2023-12-05 东莞市和昶兴高分子材料科技有限公司 一种可回收废料的eva生产设备
WO2023240823A1 (zh) * 2022-06-14 2023-12-21 安徽蓝帜铝业股份有限公司 一种铝合金氟碳喷涂装置及工艺
CN118060526A (zh) * 2024-04-17 2024-05-24 山西阳煤千军汽车部件有限责任公司 一种汽缸盖铸造装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0000313D0 (en) 2000-01-10 2000-03-01 Astrazeneca Uk Ltd Formulation
CN110576158A (zh) * 2019-10-25 2019-12-17 哈尔滨博实自动化股份有限公司 一种用于铁合金浇铸作业中的脱模系统

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278530U (ja) * 1988-12-06 1990-06-15
JPH057806A (ja) * 1991-07-08 1993-01-19 Hitachi Ltd ウエツト処理方法およびその装置
JPH0556267U (ja) * 1991-12-27 1993-07-27 株式会社日米 スプレー装置
JPH09327757A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Ube Ind Ltd 金型スプレイロボット
JPH10401A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Tokico Ltd 塗装装置
JPH1057854A (ja) * 1997-06-06 1998-03-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 塗装装置
JPH1085888A (ja) * 1996-09-09 1998-04-07 Honda Motor Co Ltd 離型剤塗布装置
JPH11159592A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Brother Ind Ltd リンク部材の揺動機構
JP2001198502A (ja) * 1999-11-10 2001-07-24 Sekisui Chem Co Ltd 塗装装置およびこの塗装装置を用いた塗装方法
JP2001287009A (ja) * 2000-04-03 2001-10-16 Robotech Co Ltd スプレー装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278530U (ja) * 1988-12-06 1990-06-15
JPH057806A (ja) * 1991-07-08 1993-01-19 Hitachi Ltd ウエツト処理方法およびその装置
JPH0556267U (ja) * 1991-12-27 1993-07-27 株式会社日米 スプレー装置
JPH09327757A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Ube Ind Ltd 金型スプレイロボット
JPH10401A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Tokico Ltd 塗装装置
JPH1085888A (ja) * 1996-09-09 1998-04-07 Honda Motor Co Ltd 離型剤塗布装置
JPH1057854A (ja) * 1997-06-06 1998-03-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 塗装装置
JPH11159592A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Brother Ind Ltd リンク部材の揺動機構
JP2001198502A (ja) * 1999-11-10 2001-07-24 Sekisui Chem Co Ltd 塗装装置およびこの塗装装置を用いた塗装方法
JP2001287009A (ja) * 2000-04-03 2001-10-16 Robotech Co Ltd スプレー装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101209272B1 (ko) 2010-12-21 2012-12-06 부국정밀(주) 프레스 금형의 오일 분사장치
CN110230387A (zh) * 2019-06-27 2019-09-13 黄跃 一种建筑工程施工用地坪防水涂料涂覆机
CN110439225A (zh) * 2019-07-20 2019-11-12 深圳中物智建科技有限公司 一种抹灰机器人
CN112030238A (zh) * 2020-08-31 2020-12-04 黄乐基 一种熔喷布生产制造熔喷模头
CN112030238B (zh) * 2020-08-31 2021-06-08 山东恒鹏卫生用品有限公司 一种熔喷布生产制造熔喷模头
CN113245106A (zh) * 2021-07-16 2021-08-13 潍坊和力机械有限公司 一种灯具加工生产用喷涂装置
CN113731698A (zh) * 2021-10-12 2021-12-03 宝应县润华静电涂装工程有限公司 一种喷涂流水线中喷头角度的微调装置
CN113731698B (zh) * 2021-10-12 2022-08-23 宝应县润华静电涂装工程有限公司 一种喷涂流水线中喷头角度的微调装置
CN114472026A (zh) * 2022-03-03 2022-05-13 华涂技术(深圳)股份有限公司 一种带多角度调节结构的喷涂设备
WO2023240823A1 (zh) * 2022-06-14 2023-12-21 安徽蓝帜铝业股份有限公司 一种铝合金氟碳喷涂装置及工艺
CN117162381A (zh) * 2023-10-13 2023-12-05 东莞市和昶兴高分子材料科技有限公司 一种可回收废料的eva生产设备
CN117162381B (zh) * 2023-10-13 2024-02-20 东莞市和昶兴高分子材料科技有限公司 一种可回收废料的eva生产设备
CN118060526A (zh) * 2024-04-17 2024-05-24 山西阳煤千军汽车部件有限责任公司 一种汽缸盖铸造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4327327B2 (ja) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001277257A (ja) 固定スプレー揺動装置
JPS62269771A (ja) 定量塗布装置
JP5439451B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP2001212491A (ja) 車両のガラスシーラー塗布装置
JP2001239200A (ja) 中空管の内面塗装具及び塗装方法
JPH04253802A (ja) 接着剤塗布機械
JP3541202B2 (ja) スプレー装置
JPS5930140B2 (ja) 自動シ−ル剤塗布装置
JP2014240042A (ja) 洗浄装置
JP3559989B2 (ja) プレス加工液噴霧装置
JP3144452B2 (ja) 離型剤のスプレー装置
KR200284511Y1 (ko) 팩 타이의 부착장치
KR200276130Y1 (ko) 분무기용 분무노즐대
JP2501904Y2 (ja) ファウンテンコ―タ装置
JPS62234567A (ja) 錠剤のフイルムコ−テイング装置
JP2002144005A (ja) ダイカストマシンのスプレイ装置
JP3573613B2 (ja) 薄膜形成装置及び薄膜形成方法
JPH11300240A (ja) 塗料垂れ防止機構付き塗装用ノズル
JP2001053045A (ja) 水平式スピン洗浄機における移動式シャワーノズルによる均一塗膜散布方式
RU2171727C1 (ru) Устройство для зачистки и точечной маркировки поверхности металла краской
KR100523844B1 (ko) 중공사막 코팅장치
KR930007335B1 (ko) 플라즈마 용사 건(plasma spraying gun) 이송장치
JP2509710Y2 (ja) 塗装ガン
JP2015039668A (ja) 塗布装置および塗布ヘッドのクリーニング方法
KR960008460Y1 (ko) 에어플루(air flow) 염색기에 있어서 노즐의 가변조절 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees