JP2001276679A - 液体塗布装置及び切削加工方法 - Google Patents

液体塗布装置及び切削加工方法

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JP2001276679A
JP2001276679A JP2001064975A JP2001064975A JP2001276679A JP 2001276679 A JP2001276679 A JP 2001276679A JP 2001064975 A JP2001064975 A JP 2001064975A JP 2001064975 A JP2001064975 A JP 2001064975A JP 2001276679 A JP2001276679 A JP 2001276679A
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spray
container
gas
liquid
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JP2001064975A
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Tsutomu Inoue
勤 井上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/24Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with means, e.g. a container, for supplying liquid or other fluent material to a discharge device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B7/0012Apparatus for achieving spraying before discharge from the apparatus
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    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
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    • B05B7/04Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge
    • B05B7/0416Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge with arrangements for mixing one gas and one liquid
    • B05B7/0441Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge with arrangements for mixing one gas and one liquid with one inner conduit of liquid surrounded by an external conduit of gas upstream the mixing chamber

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で細かいスプレー確実に発生させ
ることができ、安定したスプレー発生が可能でかつ吐出
流速の確保できる液体塗布装置及び切削加工方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 容器1内のスプレーが、容器1内に供給
されたガス源8からののガス圧によって、スプレー搬送
外部パイプ12を通過して容器1外に搬送され、容器1
内を一定の圧力に制御する圧力制御手段27を備えてい
る。このことにより、容器1内の内圧を一定に制御でき
るので、容器内1へのガス供給の一次側圧力と、容器1
の内圧との差圧が一定となり、容器1内におけるスプレ
ー発生用のガス流速も一定となり、安定したスプレーの
発生が可能になる。さらに、吐出部においても一定の流
速が確保できるので、スプレーの流速変化を防止でき、
スプレー吐出量を安定させことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器内のスプレ
ー(液体微粒子)を搬送して、目的物に液体を塗布する
液体塗布装置及びこれを用いた切削加工方法に関する。
特に、マシニングセンター、研磨機、または旋盤等の工
作機械の刃具に切削油を供給する液体塗布装置及びこれ
を用いた切削加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械加工においては、加工精
度を向上させたり、工具の寿命を延長させたりするため
に被加工物や工具等の目的物にオイルを塗布していた。
液体状のオイルを直接、目的物に向かって塗布する方法
では、塗布量が多くなり過ぎ、余分なオイルを除去する
のに時間がかかり、生産性を落としていた。また、余分
なオイルは、装置周辺に舞い上がるので、作業環境悪化
を防止する対策が必要であった。
【0003】オイルを油滴状にして塗布すれば、必要最
小限の微量なオイル量で機械加工が行えるので、加工精
度や生産性を向上できるだけでなく、作業環境の向上、
工場設備の簡素化等にもつながることになる。オイルを
油滴状にして塗布できる装置の一例が実開平5−925
96号公報に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような給油装置では、スプレー発生部では、オイル落下
部用のケーシング、高速ガス用通路、ベンチュリノズル
等が必要であり、またポンプ、オイル槽を別体に形成し
ているため、構造が複雑であった。また、前記のような
給油装置では、本体の内圧は、一次供給圧力と先端のス
プレー吐出部の口径(断面積)に依存しており、スプレ
ー吐出部の口径の変化に伴い、本体の内圧が変化してい
た。このため、例えば吐出口を設けた工具をスプレー吐
出部として用いる場合、吐出口径の小さい工具に交換す
ると、本体の内圧は上昇する。この場合、吐出流速確保
の点では問題はないが、一次供給圧力と本体内圧との差
圧が減少するので、スプレー発生部で有効なスプレーが
十分に発生できない場合があった。
【0005】逆に、吐出口径の大きい工具に交換する
と、本体の内圧は下降する。この場合、一次供給圧力と
本体内圧との差圧を確保できるので、有効なスプレー発
生の点では問題ないが、吐出流速が十分に確保できない
場合があった。実際の生産工場では、無人化されたもの
も少なくなく、吐出口径の変わる毎に、供給圧力を調節
することは事実上不可能であった。
【0006】本発明は前記のような問題を解決するもの
であり、簡単な構造で細かいスプレー確実に発生させる
ことができ、安定したスプレー発生が可能でかつ吐出流
速の確保できる液体塗布装置及び切削加工方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1番目の液体塗布装置は、容器と、前記
容器内にスプレーを吐出するスプレー吐出ノズルと、前
記容器内の前記スプレーを前記容器外へ搬送するスプレ
ー搬送通路とを含む液体塗布装置であって、前記容器内
に液体が貯留され、ガス吐出口を前記液体中に有し前記
液体内にガスを吐出することにより前記液体からスプレ
ーを発生させる液中ノズルを備えたことを特徴とする。
【0008】前記のような液体塗布装置によれば、液中
ノズルを備えることにより、容器の内圧を高め、かつス
プレー吐出ノズルによるスプレーとは別にスプレーを発
生させることができるので、スプレー搬送通路の出口部
におけるスプレーの流速を速めることができ、かつスプ
レー量を増量させることができる。
【0009】前記第1番目の液体塗布装置においては、
前記スプレー吐出ノズルからの吐出流の大半を前記スプ
レー搬送通路に搬入される前に、前記容器内の壁面に衝
突させることが好ましい。前記のような液体塗布装置に
よれば、大粒径のスプレーや液滴は、壁面に衝突すると
壁面に付着し易いので、大粒径のスプレーや液滴がスプ
レー搬送パイプ内へ搬入されるのを防止することができ
る。
【0010】また、前記壁面が前記液体の液面であるこ
とが好ましい。前記のような液体塗布装置によれば、大
粒径のスプレーや液滴は、液面に衝突すると液面に吸収
され易いので、大粒径のスプレーや液滴がスプレー搬送
パイプ内へ搬入されるのを防止することができる。
【0011】また、前記液中ノズルに前記ガスを供給す
る通路に、前記容器内を一定の圧力に制御する圧力制御
手段を備えたことが好ましい。容器の内圧が一定であれ
ば、容器内へのガス供給の一次側圧力と、容器内圧との
差圧が一定となるので、容器内におけるスプレー発生用
のガス流速も一定となり、安定したスプレーの発生が可
能になる。さらに、吐出部においても一定の流速が確保
できるので、スプレーを油滴状に変化させて吐出させる
ことができる。
【0012】また、先端部を前記容器内の空気中に有し
ガスを吐出するガス吐出ノズルを備えたことが好まし
い。前記のような液体塗布装置によれば、容器の内圧を
高めることができるので、スプレー搬送通路の出口部に
おけるスプレーの流速を速めることができる。
【0013】また、前記ガス吐出ノズルに前記ガスを供
給する通路に、前記容器内を一定の圧力に制御する圧力
制御手段を備えたことが好ましい。容器の内圧が一定で
あれば、容器内へのガス供給の一次側圧力と、容器内圧
との差圧が一定となるので、容器内におけるスプレー発
生用のガス流速も一定となり、安定したスプレーの発生
が可能になる。さらに、吐出部においても一定の流速が
確保できるので、スプレーを油滴状に変化させて吐出さ
せることができる。
【0014】また、前記スプレー搬送通路の先端に、先
端先細形状の吐出部が接続されていることが好ましい。
前記のような液体塗布装置によれば、吐出部においてス
プレーの流速が増加するので、スプレーを液滴に変えて
取り出すことができる。また、前記スプレー吐出ノズル
へガスと液体とが供給され、前記ガスと前記液体とが前
記スプレー吐出ノズル内で混合することにより、前記容
器内に前記スプレーが吐出されることが好ましい。
【0015】また、前記容器内に貯留された液体は液体
供給手段に流入し、前記液体供給手段から流出した液体
が前記スプレー吐出ノズルへ供給されることが好まし
い。前記のような液体塗布装置によれば、オイルタンク
を別途設ける必要がなく、容器内の液体を効率良く循環
させることができる。また、前記液体供給手段が液体ポ
ンプであることが好ましい。また、前記液体供給手段が
前記容器内に貯留された液体中に先端部を有し前記容器
内に貯留された液体を吸い上げるサイホンチューブであ
ることが好ましい。
【0016】また、前記スプレー吐出ノズルに前記ガス
を供給する通路に、前記容器内を一定の圧力に制御する
圧力制御手段を備えたことが好ましい。容器の内圧が一
定であれば、容器内へのガス供給の一次側圧力と、容器
内圧との差圧が一定となるので、容器内におけるスプレ
ー発生用のガス流速も一定となり、安定したスプレーの
発生が可能になる。さらに、吐出部においても一定の流
速が確保できるので、スプレーを油滴状に変化させて吐
出させることができる。
【0017】次に、本発明の第2番目の液体塗布装置
は、容器と、前記容器内にスプレーを吐出するスプレー
吐出ノズルと、前記容器内の前記スプレーを前記容器外
へ搬送するスプレー搬送通路とを備えた液体塗布装置で
あって、前記スプレー吐出ノズルからの吐出流の大半を
前記スプレー搬送通路に搬入される前に、前記容器内の
壁面に衝突させることを特徴とする。前記のような液体
塗布装置によれば、大粒径のスプレーや液滴は、壁面に
衝突すると壁面に付着し易いので、大粒径のスプレーや
液滴がスプレー搬送パイプ内へ搬入されるのを防止する
ことができる。
【0018】前記第2番目の液体塗布装置においては、
前記壁面によって、前記容器内が上側空間と下側空間と
に分離され、前記下側空間内に前記スプレー吐出ノズル
の吐出口が配置されていることが好ましい。前記のよう
な液体塗布装置によれば、大粒径のスプレーや液滴は、
壁面に衝突すると壁面に付着し易く、壁面に付着したも
のの大半は下側空間の容器下部へ重力落下するので、上
側空間内に搬入されるものの大半は細かいスプレーとな
り、大粒径のスプレーや液滴がスプレー搬送パイプ内へ
搬入されるのを防止することができる。
【0019】また、前記壁面によって、前記容器内が上
側空間と下側空間とに分離され、前記上側空間内に前記
スプレー吐出ノズルの吐出口が配置されていることが好
ましい。前記のような液体塗布装置によれば、大粒径の
スプレーや液滴の大半は、壁面に衝突すると壁面に付着
するか、壁面に沿って下側空間に落下する。このため、
上側空間内に搬入されるものの大半は細かいスプレーと
なり、大粒径のスプレーや液滴がスプレー搬送パイプ内
へ搬入されるのを防止することができる。
【0020】また、前記壁面が、下側が開口部のドーム
状部材の内壁面であることが好ましい。前記のような液
体塗布装置によれば、大粒径のスプレーや液滴を下側空
間の容器下部へ落下させ易い。また、前記壁面が、下側
が開口部のドーム状部材の外壁面であることが好まし
い。前記のような液体塗布装置によれば、大粒径のスプ
レーや液滴を下側空間の容器下部へ落下させ易い。
【0021】また、前記壁面が前記容器内に貯留された
液体の液面であることが好ましい。前記のような液体塗
布装置によれば、大粒径のスプレーや液滴は、壁面に衝
突すると壁面に付着し易いので、大粒径のスプレーや液
滴がスプレー搬送パイプ内へ搬入されるのを防止するこ
とができる。
【0022】また、前記壁面に吐出流搬送通路が形成さ
れ、前記吐出流搬送通路に接続されたバルブを開くこと
により前記スプレー吐出ノズルからの吐出流の大半を前
記容器外に直接取り出すことができることが好ましい。
前記のような液体塗布装置によれば、スプレーの粒径の
選別を必要としない場合に、スプレー吐出ノズルからの
吐出流を直接容器外に取り出すことができる。また、前
記壁面に衝突した後、前記スプレー搬送通路に搬入され
る前の前記吐出流が、前記壁面とは別に形成されている
壁面に衝突することが好ましい。前記のような液体塗布
装置によれば、大粒径のスプレーや液滴のスプレー搬送
パイプへの搬入防止を徹底させることができる。
【0023】また、先端部を前記容器内の空気中に有し
ガスを吐出するガス吐出ノズルを備えたことが好まし
い。前記のような液体塗布装置によれば、容器の内圧を
高めることができるので、スプレー搬送通路の出口部に
おけるスプレーの流速を速めることができる。
【0024】また、前記ガス吐出ノズルに前記ガスを供
給する通路に、前記容器内を一定の圧力に制御する圧力
制御手段を備えたことが好ましい。容器の内圧が一定で
あれば、容器内へのガス供給の一次側圧力と、容器内圧
との差圧が一定となるので、容器内におけるスプレー発
生用のガス流速も一定となり、安定したスプレーの発生
が可能になる。さらに、吐出部においても一定の流速が
確保できるので、スプレーを油滴状に変化させて吐出さ
せることができる。
【0025】また、前記スプレー搬送通路の先端に、先
端先細形状の吐出部が接続されていることが好ましい。
前記のような液体塗布装置によれば、吐出部においてス
プレーの流速が増加するので、スプレーを液滴に変えて
取り出すことができる。また、前記スプレー吐出ノズル
へガスと液体とが供給され、前記ガスと前記液体とが前
記スプレー吐出ノズル内で混合することにより、前記容
器内に前記スプレーが吐出されることが好ましい。
【0026】また、前記容器内に貯留された液体は液体
供給手段に流入し、前記液体供給手段から流出した液体
が前記スプレー吐出ノズルへ供給されることが好まし
い。前記のような液体塗布装置によれば、オイルタンク
を別途設ける必要がなく、容器内の液体を効率良く循環
させることができる。また、前記液体供給手段が液体ポ
ンプであることが好ましい。また、前記液体供給手段が
前記容器内に貯留された液体中に先端部を有し前記容器
内に貯留された液体を吸い上げるサイホンチューブであ
ることが好ましい。
【0027】また、前記スプレー吐出ノズルに前記ガス
を供給する通路に、前記容器内を一定の圧力に制御する
圧力制御手段を備えたことが好ましい。容器の内圧が一
定であれば、容器内への供給の一次側圧力と、容器内圧
との差圧が一定となるので、容器内におけるスプレー発
生用のガス流速も一定となり、安定したスプレーの発生
が可能になる。さらに、吐出部においても一定の流速が
確保できるので、スプレーを油滴状に変化させて吐出さ
せることができる。
【0028】次に、本発明の第3番目の液体塗布装置
は、容器内のスプレーが、前記容器内に供給されたガス
のガス圧によって、スプレー搬送通路を通過して前記容
器外に搬送される液体塗布装置であって、前記容器内を
一定の圧力に制御する圧力制御手段を備えたことを特徴
とする。前記のような液体液体塗布装置によれば、大粒
径のスプレーを容器内でトラップでき、スプレー搬送は
即応性に優れ、かつ容器内の内圧を一定に制御できるの
で、容器内へのガス供給の一次側圧力と、容器内圧との
差圧が一定となり、容器内におけるスプレー発生用のガ
ス流速も一定となり、安定したスプレーの発生が可能に
なる。さらに、吐出部においても一定の流速が確保でき
るので、スプレーを油滴状に変化させて吐出させること
ができ、かつスプレーの流速変化を防止でき、スプレー
吐出量を安定させことができる。
【0029】前記第3番目の液体塗布装置においては、
前記スプレーは、前記容器内にスプレーを吐出するスプ
レー吐出ノズルにより供給され、前記スプレー吐出ノズ
ルへガスと液体とが供給され、前記ガスと前記液体とが
前記スプレー吐出ノズル内で混合することにより、前記
容器内に前記スプレーが吐出されることが好ましい。ま
た、前記スプレー吐出ノズルに前記ガスを供給する通路
に、前記圧力制御手段を備えたことが好ましい。
【0030】また、前記容器内に液体が貯留され、ガス
吐出口を前記液体中に有した液中ノズルを備え、前記液
中ノズルにより前記液体内にガスを吐出することにより
前記液体から前記スプレーを発生させることが好まし
い。また、前記液中ノズルに前記ガスを供給する通路
に、前記圧力制御手段を備えたことが好ましい。
【0031】また、前記圧力制御手段は、前記ガスの供
給通路に接続された圧力調整弁を備え、前記容器内の圧
力が設定値に上昇すると、前記圧力調整弁を閉じて前記
ガスの供給を停止し、前記容器内の圧力が一定圧に下降
すると、前記圧力調整弁を開いて前記ガスの供給を再開
することが好ましい。前記のような液体塗布装置によれ
ば、構造が簡単であるので、コストを抑えることがで
き、かつ取付作業も容易である。
【0032】また、前記設定値を変更できることが好ま
しい。前記のような液体塗布装置によれば、装置を複数
の用途、例えば切削加工用とエアーブロー用とに使い分
けることができる。
【0033】また、前記圧力制御手段は、前記ガスの供
給通路に接続された電磁弁と、圧力検知部が前記容器内
に配置された圧力スイッチとを備え、前記容器内の圧力
が上限の設定値に上昇すると、前記圧力スイッチによ
り、前記電磁弁を閉じて前記ガスの供給を停止し、前記
容器内の圧力が下限の設定値に下降すると、前記圧力ス
イッチにより、前記電磁弁を開いて前記ガスの供給を再
開することが好ましい。前記のような液体塗布装置によ
れば、動作がより確実となり、圧力制御の精度を高める
ことができる。
【0034】また、前記圧力スイッチは、それぞれ値の
異なる前記上限の設定値と前記下限の設定値との組合わ
せを複数組有し、前記組合わせ間の切り替えが可能であ
ることが好ましい。このような圧力スイッチを用いれ
ば、装置を複数の用途、例えば切削加工用とエアーブロ
ー用とに使い分けることができる。
【0035】また、前記圧力制御手段は、前記ガスの供
給通路に設けられた弁と、前記弁通過後の前記ガスの圧
力を検知する圧力センサと、制御部とを備え、前記圧力
センサにより検知された検知圧力は電気信号に変換さ
れ、前記電気信号は前記制御部で演算処理され、前記制
御部は前記検知圧力が上限の設定値に達した判断する
と、前記弁を閉じる信号を発し、前記ガスの供給を停止
し、前記検知圧力が下限の設定値に達したと判断する
と、前記弁を開く信号を発し、前記ガスの供給を再開す
ることが好ましい。前記のような液体塗布装置によれ
ば、動作がより確実となり、圧力制御の精度を高めるこ
とができる。
【0036】また、前記圧力センサは、前記容器内に配
置されていることが好ましい。また、前記圧力センサ
は、前記ガスの供給通路のうち、前記弁と前記容器との
間に配置されていることが好ましい。また、前記圧力セ
ンサは、前記スプレー搬送通路に配置されていることが
好ましい。
【0037】また、前記上限の設定値及び前記下限の設
定値を変更できることが好ましい。前記のような液体塗
布装置によれば、装置を複数の用途、例えば切削加工用
とエアーブロー用とに使い分けることができる。また、
前記スプレー搬送通路の先端に、先端先細形状の吐出部
が接続されていることが好ましい。前記のような液体塗
布装置によれば、吐出部においてスプレーの流速が増加
するので、スプレーを液滴に変えて取り出すことができ
る。
【0038】次に、本発明の第1番目の切削加工方法
は、容器と、前記容器内にスプレーを吐出するスプレー
吐出ノズルと、前記容器内の前記スプレーを前記容器外
へ搬送するスプレー搬送通路とを含み、前記容器内に液
体が貯留され、ガス吐出口を前記液体中に有し前記液体
内にガスを吐出することにより前記液体からスプレーを
発生させる液中ノズルを備えた液体塗布装置を工作機械
の給油部に取り付け、刃具に向けて前記スプレーを供給
して加工対象物を切削加工することを特徴とする。前記
のような切削加工方法によれば、加工対象物にスプレー
を供給して切削加工するので、塗布量を最小限に抑える
ことができ、生産性向上に加え、作業環境悪化を防止で
きる。さらに、液体塗布装置が液中ノズルを備えること
により、容器の内圧を高め、かつスプレー吐出ノズルに
よるスプレーとは別にスプレーを発生させることができ
るので、スプレー搬送通路の出口部におけるスプレーの
流速を速めることができ、かつスプレー量を増量させる
ことができる。
【0039】前記第1番目の切削加工方法においては、
前記スプレー吐出ノズルからの吐出流の大半を前記スプ
レー搬送通路に搬入される前に、前記容器内の壁面に衝
突させることが好ましい。前記のような切削加工方法に
よれば、大粒径のスプレーや液滴は、壁面に衝突すると
壁面に付着し易いので、大粒径のスプレーや液滴がスプ
レー搬送パイプ内へ搬入されるのを防止することができ
る。
【0040】次に、本発明の第2番目の切削加工方法
は、容器と、前記容器内にスプレーを吐出するスプレー
吐出ノズルと、前記容器内の前記スプレーを前記容器外
へ搬送するスプレー搬送通路とを備え、前記スプレー吐
出ノズルからの吐出流の大半を前記スプレー搬送通路に
搬入される前に、前記容器内の壁面に衝突させる液体塗
布装置を工作機械の給油部に取り付け、刃具に向けて前
記スプレーを供給して加工対象物を切削加工すること特
徴とする。
【0041】前記のような切削加工方法によれば、加工
対象物にスプレーを供給して切削加工するので、塗布量
を最小限に抑えることができ、生産性向上に加え、作業
環境悪化を防止できる。さらに、大粒径のスプレーや液
滴は、壁面に衝突すると壁面に付着し易いので、大粒径
のスプレーや液滴がスプレー搬送パイプ内へ搬入される
のを防止することができる。
【0042】前記第2番目の切削加工方法においては、
前記壁面によって、前記容器内が上側空間と下側空間と
に分離され、前記下側空間内に前記スプレー吐出ノズル
の吐出口が配置されていることが好ましい。前記のよう
な切削加工方法によれば、大粒径のスプレーや液滴は、
壁面に衝突すると壁面に付着し易く、壁面に付着したも
のの大半は下側空間の容器下部へ重力落下するので、上
側空間内に搬入されるものの大半は細かいスプレーとな
り、大粒径のスプレーや液滴がスプレー搬送パイプ内へ
搬入されるのを防止することができる。
【0043】また、前記壁面によって、前記容器内が上
側空間と下側空間とに分離され、前記上側空間内に前記
スプレー吐出ノズルの吐出口が配置されていることが好
ましい。前記のような切削加工方法によれば、大粒径の
スプレーや液滴の大半は、壁面に衝突すると壁面に付着
するか、壁面に沿って下側空間に落下する。このため、
上側空間内に搬入されるものの大半は細かいスプレーと
なり、大粒径のスプレーや液滴がスプレー搬送パイプ内
へ搬入されるのを防止することができる。
【0044】次に、本発明の第3番目の切削加工方法
は、容器内のスプレーが、前記容器内に供給されたガス
のガス圧によって、スプレー搬送通路を通過して前記容
器外に搬送される液体塗布装置であって、前記容器内を
一定の圧力に制御する圧力制御手段を備えた液体塗布装
置を工作機械の給油部に取り付け、刃具に向けて前記ス
プレーを供給して加工対象物を切削加工することを特徴
とする。
【0045】前記のような切削加工方法によれば、加工
対象物にスプレーを供給して切削加工するので、塗布量
を最小限に抑えることができ、生産性向上に加え、作業
環境悪化を防止できる。さらに、大粒径のスプレーを容
器内でトラップでき、スプレー搬送は即応性に優れ、か
つ容器内の内圧を一定に制御できるので、容器内へのガ
ス供給の一次側圧力と、容器内圧との差圧が一定とな
り、容器内におけるスプレー発生用のガス流速も一定と
なり、安定したスプレーの発生が可能になる。また、吐
出部においても一定の流速が確保できるので、スプレー
を油滴状に変化させて吐出させることができ、かつスプ
レーの流速変化を防止でき、スプレー吐出量を安定させ
ことができる。
【0046】前記第3番目の切削加工方法においては、
前記圧力制御手段は、前記ガスの供給通路に接続された
圧力調整弁を備え、前記容器内の圧力が設定値に上昇す
ると、前記圧力調整弁を閉じて前記ガスの供給を停止
し、前記容器内の圧力が一定圧に下降すると、前記圧力
調整弁を開いて前記ガスの供給を再開することが好まし
い。前記のような切削加工方法によれば、液体塗布装置
の構造が簡単であるので、コストを抑えることができ、
かつ圧力調整弁の取付作業も容易である。
【0047】また、前記圧力制御手段は、前記ガスの供
給通路に接続された電磁弁と、圧力検知部が前記容器内
に配置された圧力スイッチとを備え、前記容器内の圧力
が上限の設定値に上昇すると、前記圧力スイッチによ
り、前記電磁弁を閉じて前記ガスの供給を停止し、前記
容器内の圧力が下限の設定値に下降すると、前記圧力ス
イッチにより、前記電磁弁を開いて前記ガスの供給を再
開することが好ましい。前記のようなによれば、液体塗
布装置の動作がより確実となり、圧力制御の精度を高め
ることができる。
【0048】また、前記圧力制御手段は、前記ガスの供
給通路に設けられた弁と、前記弁通過後の前記ガスの圧
力を検知する圧力センサと、制御部とを備え、前記圧力
センサにより検知された検知圧力は電気信号に変換さ
れ、前記電気信号は前記制御部で演算処理され、前記制
御部は前記検知圧力が上限の設定値に達した判断する
と、前記弁を閉じる信号を発し、前記ガスの供給を停止
し、前記検知圧力が下限の設定値に達したと判断する
と、前記弁を開く信号を発し、前記ガスの供給を再開す
ることが好ましい。前記のような切削加工方法によれ
ば、液体塗布装置の動作がより確実となり、圧力制御の
精度を高めることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。各実施形態は、本発明
に係る液体塗布装置を、給油装置として用いたものであ
る。
【0050】(実施の形態1)図1は、実施形態1に係
る液体塗布装置の垂直断面図である。容器1には、スプ
レー吐出ノズル2、ガス吐出ノズル3、液中ノズル4、
スプレー搬送パイプ5が取り付けられている。スプレー
吐出ノズル2は、ガスチューブ6とこの中を挿通するオ
イルチューブ7とで二重に形成されている。ガスチュー
ブ6はガス源8に接続され、ガス流量調整バルブ9aに
よって、吐出流量を調整できる。オイルチューブ7はオ
イルポンプ10に接続されている。ガス源8から吐出さ
れるガスには、例えば空気が用いられる。
【0051】また、スプレー吐出ノズル2の容器1内の
先端部では、オイルチューブ7の先端は、ガスチューブ
6の内部に入り込んでいる。このノズル先端部6aにお
いて、オイルポンプ10から供給されたオイルと、ガス
源8から供給されたガスとが混合し、オイルスプレーと
なって容器1内に吐出される。ガス吐出ノズル3は、容
器1内にガスを供給するためのものであり、ガス源8に
接続され、ガス流量調整バルブ9bによって、吐出流量
を調整できる。
【0052】液中ノズル4は、容器1内に一定量充填さ
れているオイル11に浸漬している。液中ノズル4はガ
ス源8に接続され、ガス流量調整バルブ9cによって、
吐出流量を調整できる。液中ノズル4からオイル11内
にガスを吐出すると、オイル11はこの吐出ガスによっ
て飛沫同伴され、液面上からオイルスプレーとして噴霧
拡散される。
【0053】スプレー搬送パイプ5は、容器1内のスプ
レーを容器1の外部に搬送するためのものである。スプ
レー搬送パイプ5には、オイルスプレーを給油対象物ま
で搬送するスプレー搬送外部パイプ12が接続されてい
る。スプレー搬送外部パイプ12の先端側には、先端先
細形状の吐出部13が接続されている。例えば、スプレ
ー搬送外部パイプ12をマシニングセンタの油穴付スピ
ンドルに接続し、この油穴付スピンドルに吐出部13と
して、先端に小径の吐出口を有したドリルを取り付ける
といった用い方ができる。
【0054】また、容器1内のオイル11は、給油キャ
ップ14を取り外し、給油口15より補充できる。オイ
ル11は供給口16を経てポンプ10ヘ流入する。以
下、容器1内のオイルスプレーが、容器外へ流動するま
での動作について説明する。容器1内へは、スプレー吐
出ノズル2のノズル先端部6aから吐出されるオイルス
プレーと、液中ノズル4によってオイル11の液面から
発生するオイルスプレーのいずれについても供給が可能
である。
【0055】まず、液中ノズル4からのガス吐出を停止
させ、容器1内へのオイルスプレー供給をスプレー吐出
ノズル2のみによる場合について説明する。ノズル先端
部6aから吐出されたオイルスプレーの粒径には、細か
いものから大粒径のものまで、ばらつきがある。また、
スプレー状ではなく油滴状のものも吐出される。大粒径
のオイルスプレーや油滴は重力落下し易いのに対して、
細かいオイルスプレーの重力落下のスピードは遅く、容
器1内の滞留時間が長い。以下、細かいオイルスプレー
とは、煙り状で空気中を漂える程度のもののことをい
う。
【0056】容器1内は、スプレー吐出ノズル2からの
エア圧によって加圧されるので、容器1内に滞留してい
る細かいオイルスプレーは、この加圧の影響を受け矢印
a方向に移動し、スプレー搬送パイプ5内へ運ばれて行
く。大粒径のオイルスプレーや油滴はオイル11の液面
方向に重力落下しようとするので、エア圧の影響を受け
にくく、スプレー搬送外部パイプ12内には、これら大
粒径のオイルスプレーや油滴は流入しにくい。
【0057】スプレー搬送外部パイプ12内を搬送され
るオイルスプレーは、前記のように大半が細かいオイル
スプレーであるので、高速で搬送することができ、パイ
プ内壁面へも付着しにくい。したがって、給油対象物の
までの距離が長く搬送パイプ長が長くなっても、短時間
で搬送パイプ内を通過させることができる。
【0058】スプレー搬送用外部パイプ12を通過した
後のオイルスプレーは、口径を絞った吐出部13を通過
することにより流速が増す。流速の増加によって、オイ
ルスプレーの粒径は増し、一定流速が確保できれば油滴
状に変化させることができる。このように、オイルスプ
レーを油滴状に変化させるのは、細かいオイルスプレー
すなわち煙り状で空気中を漂う程度の大きさのオイルス
プレーのままで吐出しても、そのほとんどは給油対象物
に付着しないからである。
【0059】したがって、例えば吐出部13がマシニン
グセンタの油穴付スピンドルを介して取り付けられ、先
端に吐出口を有したドリルの場合であれば、ドリル先端
からは油滴として吐出されるので、これら油滴は被加工
物に付着し易く円滑な加工を行うことができる。また、
スプレー搬送パイプ12から油穴付スピンドルへと流入
するオイルスプレーは、前記のように粒径が細かいの
で、スピンドルの高速回転による遠心力の影響を受けに
くく、油穴の壁面部分への付着を防止できる。
【0060】ここで、ガス吐出ノズル3の役割について
説明する。前記のようにオイルスプレーは、口径を絞っ
た吐出部13を通過することにより流速が増加するが、
この流速は容器1の内圧が高いほど速くなる。容器1の
内圧は、吐出部13の口径によっても左右され、吐出部
13の口径が小さいほど容器1の内圧は高くなる。した
がって、例えば吐出部13の口径が一定径より大きい
と、十分な流速を確保できず、オイルスプレーが十分に
大粒径化せず、有効な油滴状に変化しない場合が生じ
る。
【0061】この場合、吐出部13として用いている工
具を適当な吐出口を有した工具に交換することは、実使
用の場面では無理な場合がほとんどである。また、スプ
レー吐出ノズル2は、スプレー発生用のため有効断面積
は小さく、吐出ガス圧を高めるには一定の限界がある。
このような場合に用いるのがガス吐出ノズル3であり、
ガス吐出ノズル3からら吐出ガスにより、容器1の内圧
を上げることができ、最終出口部におけオイルスプレー
の流速を確保することできる。ガス吐出ノズル3は、ガ
ス供給のみを目的としているので、スプレー吐出ノズル
2のガスチューブ6に比べ有効断面積を大きくすること
ができ、吐出ガス圧の可変範囲を十分広くすることがで
きる。
【0062】以上のように、容器1内のオイルスプレー
がスプレー吐出ノズル2からのオイルスプレーのみの装
置であっても給油装置としての役割を果たすことができ
る。しかし、高速・重切削加工等の場合のように発生熱
量が大きく、より多くの給油量が必要とされる場合があ
る。
【0063】また、ガス吐出ノズル3からの吐出ガス圧
により容器1の内圧を高めることにより、オイルスプレ
ーの油滴化に必要な最終出口部の流速を確保することが
できるが、この場合は同時に容器1内のオイルスプレー
量も減少してしまう。これは、ガス吐出ノズル3からの
吐出ガス圧により容器1の内圧を高めることにより、ガ
スチューブ6からの吐出ガス圧と容器1の内圧との差圧
が小さくなり、オイルスプレーを発生させるためのガス
流量が減少するためである。
【0064】このような場合に、容器1の内圧を高め、
かつ容器1内のオイルスプレー量を増量させる役割を果
たすのが、容器1内のオイル11に浸漬している液中ノ
ズル4である。前記のように、液中ノズル4からのガス
吐出により、オイル11の液面上からオイルスプレーが
噴霧拡散される。
【0065】液中ノズル4からガスを吐出することによ
り、容器1の内圧が高まるとともに、スプレー吐出ノズ
ル2からのオイルスプレーとは別にオイルスプレーを発
生させることができる。このため、容器1の内圧の増加
に伴うスプレー吐出ノズル2からのオイルスプレーの減
少を、このオイル11の液面上からのオイルスプレーに
よって補うことができる。
【0066】すなわち、液中ノズル4からのガス吐出に
より、オイルスプレーの油滴化に必要な最終出口部の流
速を確保しつつ、容器1内のオイルスプレー量の減少を
抑えることができる。このように、本実施形態では液中
ノズル4からのガス吐出により、容器1の内圧を高める
ことができるので、ガス吐出ノズル3からのガス吐出を
停止させて用いることもできる。ガス吐出ノズル3から
のガス吐出も併用すれば、容器1の内圧の可変範囲をよ
り広くすることができる。したがって、液中ノズル4か
らのガス吐出のみで、容器1の必要な内圧が確保できる
場合は、ガス吐出ノズル3は設けていない装置としても
よい。
【0067】また本実施形態では、液中ノズル4からの
吐出圧力をレギュレーター等であらかじめ一定圧に設定
しておけば、先端のドリル等の工具を交換した場合で
も、出口断面積の変化に伴なう細かい微調整が不要とな
る。例えば、出口断面積が狭くなり、容器1の内圧が一
定圧以上になると、液中ノズル4からのガス吐出は停止
するので、不必要なガス供給を防止できる。この場合
は、スプレー吐出ノズル2からのオイルスプレーのみが
容器1内に吐出される。
【0068】逆に、容器1の内圧が一定圧より低いと、
液中ノズル4からの吐出圧と容器1の内圧との差圧に応
じて液中ノズル4からの吐出ガスが供給され、容器1の
必要な内圧を確保することになる。また本実施形態で
は、スプレー吐出ノズル2からのオイルスプレーとは別
に液中ノズル4からのガス吐出によってもオイルスプレ
ーを発生させることができるので、同一量のオイルスプ
レーをスプレー吐出ノズル2のみから吐出させる場合と
比べると、オイルポンプ10の負担を軽くすることがで
きる。
【0069】また、スプレー吐出ノズル2からオイルス
プレーを発生させるためには、オイルポンプ10からノ
ズル先端部6aにまでオイルが供給されるまでの間の予
備運転が必要である。これはオイル供給にサイホンチュ
ーブを用いた場合も同じである。液中ノズル4の吐出ガ
スにより、オイルスプレーを発生させる場合は、ガス吐
出直後に液面からオイルスプレーが発生するので、予備
運転は不要である。
【0070】また、投入された油量(液面)が液中ノズ
ル4の吐出口より上側にあれば、必ずオイルスプレーは
発生するので、オイルスプレー発生の有無は例えばフロ
ートレベルスイッチにて容器外から容易に確認すること
ができる。さらにガス吐出圧は容器1にプレッシャース
イッチを設置することにより確認ができ、この吐出圧に
より出口部におけるオイルスプレーの仮想流速が求ま
り、オイルスプレーの状態が有効かどうかの判断ができ
る。
【0071】なお、前記実施形態では、スプレー吐出ノ
ズル2からのオイルスプレーと、液中ノズル4からのガ
ス吐出によるオイルスプレーの両方を容器内に供給する
場合について説明したが、用途に応じてスプレー吐出ノ
ズルを設けていない装置にしてもよい。このような装置
であればオイルポンプが必要がないのでメンテナンスフ
リーとすることができる。
【0072】また、スプレー搬送外部パイプ12は、1
本でなくても複数本に分岐させて接続してもよい。この
場合は、1台の装置で複数箇所に液体を塗布できる。ま
た、容器の形状は商品性の向上、製作し易さ、メンテナ
ンス性等を考慮して設計すればよく、円筒形状に限ら
ず、角柱形状等でもよい。例えば商品性を重視する場合
は、製函したタンクでもよい。
【0073】(実施の形態2)実施形態2は、実施形態
1と同様の装置であるが、スプレー吐出ノズル2の先端
部と容器1の内壁面との位置関係に特徴を有するもので
ある。実施形態1のような装置では、スプレー吐出ノズ
ル2の先端部とスプレー搬送パイプ5の先端部との距離
を十分長くすれば、大粒径のオイルスプレーや油滴の液
面落下をより確実にすることができる。
【0074】実施形態2は、容器が比較的小さくスプレ
ー吐出ノズル2の先端部とスプレー搬送パイプ5の先端
部との間に十分な距離を確保できない場合に有効な実施
形態である。図2に、実施形態2に係る液体塗布装置の
水平方向の断面図を示している。スプレー吐出ノズル2
の先端部は、スプレー吐出ノズル2からの吐出流の大半
がスプレー搬送パイプ5内に搬入される前に内壁面1a
に衝突するように配置されている。すなわち、スプレー
吐出ノズル2からの吐出流の大半は、容器1の中央部を
通過することなく、内壁面1aに直接衝突する(矢印
b)。
【0075】細かいオイルスプレーは、壁面に衝突して
も壁面にはほとんど付着せず、大粒径のオイルスプレー
や油滴は、壁面に衝突すると壁面に付着し易い。大粒径
になるほど壁面に付着し易く、特に油滴状のものはその
傾向が強い。また、衝突後の内壁面1aに沿った旋回
(矢印c)中にも、大粒径のオイルスプレーや油滴は内
壁面1aに付着する。
【0076】したがって、スプレー吐出ノズル2からの
吐出流のうち、大粒径のものや油滴状のものの相当量
は、内壁面1aに付着することになる。また、内壁面1
aに付着することなく、容器1の気中を流動する大粒径
のオイルスプレーや油滴についても、相当量は重力落下
する。このため、大粒径のオイルスプレーや油滴がスプ
レー搬送パイプ5内へ搬入されるのを防止することがで
きる。
【0077】なお、スプレー吐出ノズル2の先端部とこ
れと対向する内壁面1aとの位置関係は、スプレー吐出
ノズルからの吐出流の大半がスプレー搬送パイプ5内に
搬入される前に内壁面1aに、直接衝突するような位置
関係であればよく、内壁面1aに対して吐出流が垂直方
向に衝突する位置関係でも、傾斜して衝突する位置関係
でもよい。
【0078】また、吐出流を容器の内壁面に衝突させる
例を説明したが、専用の壁面を別途設けてもよい。ま
た、実施形態1に係る装置を基本構成とした例について
説明したが、液中ノズルやガス吐出ノズルを有しない装
置であっても同様の効果が得られる。
【0079】(実施の形態3)実施形態3に係る装置
は、スプレー吐出ノズルの先端部と容器のオイルの液面
との位置関係以外は実施形態1に係る装置と同様であ
る。図3に、実施形態3に係る液体塗布装置の垂直方向
の断面図を示している。スプレー吐出ノズル2、ガス吐
出ノズル3の位置以外は図1に示した実施形態1と同様
であるので、ガス回路図等の図示は省略した。スプレー
吐出ノズル2は先端部をオイル11の液面側に向け、ス
プレー吐出ノズル2の先端と液面との距離は、液面から
のオイル11の吹き上がりを防止できる程度に近接させ
ている。したがって、スプレー吐出ノズルからの吐出流
の大半は、スプレー搬送パイプ5に搬入される前に、液
面に直接衝突する。
【0080】細かいオイルスプレーは、液面に衝突して
も液面にはほとんど吸収されず、容器1内を流動する。
大粒径のオイルスプレーや油滴は、重力落下に加え吐出
方向が液面側であるので、液面に衝突すると液面に液面
に吸収され易い。大粒径になるほど液面に吸収され易
く、特に油滴状のものはその傾向が強い。したがって、
スプレー吐出ノズル2からの吐出流のうち、大粒径のも
のや油滴状のものの大半は、スプレー搬送パイプ5に搬
入されることなくオイル11に吸収されることになる。
このため、大粒径のオイルスプレーや油滴がスプレー搬
送パイプ5内へ搬入されるのを防止することができる。
【0081】本実施形態は、実施形態2と同様に、容器
が比較的小さくスプレー吐出ノズル2の先端部とスプレ
ー搬送パイプ5の先端部との間に十分な距離を確保でき
ない場合に有効である。
【0082】なお、スプレー吐出ノズル2の先端部とこ
れと対向する液面との位置関係は、スプレー吐出ノズル
2からの吐出流の大半が、スプレー搬送パイプ5に搬入
される前に液面に直接衝突するような位置関係であれば
よく、液面に対して吐出流が垂直方向に衝突する位置関
係でも、傾斜して衝突する位置関係でもよい。また、実
施形態1に係る装置を基本構成とした例について説明し
たが、液中ノズルやガス吐出ノズルを有しない装置であ
っても同様の効果が得られる。
【0083】(実施の形態4)前記実施形態1では、ス
プレー吐出ノズルにはオイルポンプによってオイルが供
給される例を示したが、実施形態4は、オイルポンプは
用いずにオイル供給にサイホン方式を用いた実施形態で
ある。図4は、実施形態4に係る液体塗布装置の垂直断
面図である。オイル供給方式以外は実施形態1と同様で
あるので、ガス吐出ノズル3、液中ノズル4のガス回路
図は省略した。
【0084】スプレー吐出ノズル17には、サイホンチ
ューブ18及びガスチューブ19が接続されている。ガ
スチューブ19はエア源8に接続され、ガス流量調節バ
ルブ9dにより流量調節ができる。スプレー吐出ノズル
17の内部では、ガスチューブ19からのガス供給によ
り、ノズル内部の圧力と容器内圧との間に圧力差が生じ
る。
【0085】このため、オイル11はサイホンチューブ
18の下端から吸い上げられ、スプレー吐出ノズル17
部でガスチューブ19から供給されたガスと混合し、オ
イルスプレーとして容器1内に吐出される。サイホンチ
ューブ18の途中にニードルバルブ等の絞り弁を設けれ
ば、オイル流量の調節が可能である。
【0086】なお、サイホン方式を用いた例を示した
が、重力方式を用いてもよい。重力方式では、別途オイ
ルタンクを設け、ノズル部へのオイル供給は、チューブ
内にオイルを重力落下させて行う。この場合もオイルポ
ンプは不要である。
【0087】(実施の形態5)図5は、実施形態5に係
る液体塗布装置の垂直断面図である。図1に示した実施
形態1と同一のものについては、同一符号を付してその
詳細な説明は省略する。容器1内には、開口部を下側に
向けたドーム状部材20が設置されている。ドーム状部
材20の内壁面20a側に、先端部が内壁面20aと対
向しているスプレー吐出ノズル2が配置されている。
【0088】実施形態1と同様に、スプレー吐出ノズル
2のノズル先端部6aからオイルスプレーが容器1内に
吐出される。実施の形態2で説明したように、細かいオ
イルスプレーは、壁面に衝突しても壁面にはほとんど付
着しない。一方、大粒径のオイルスプレーや油滴は、壁
面に衝突すると壁面に付着し易い。
【0089】したがって、内壁面20aに衝突するノズ
ル先端部6aからの吐出流のうち、細かいオイルスプレ
ーの大半は内壁面20aに付着することなく内壁面20
aに沿って下方に移動(矢印d、e)した後、スプレー
搬送パイプ5に向かって移動する(矢印f、g、a)。
【0090】一方、大粒径のオイルスプレーや油滴は、
内壁面20aへの衝突によって内壁面20aに付着する
ものもあれば、内壁面20a上を矢印d、e方向に流動
しながら内壁面20aに付着するものもある。また、内
壁面20aに付着後は、そのまま重力落下するものもあ
るが、自重と矢印d、e方向のオイルスプレーの流動に
より内壁面20a上を押し下げられ、オイル11の液面
側に落下するものもある。
【0091】すなわち、細かいオイルスプレーの大半
は、ドーム状部材20の上側空間に流動するが、大粒径
のオイルスプレーや油滴の大半は、上側空間に流動する
ことなく、下側空間のオイル11の液面側に落下する。
上側空間への上昇流は、その相当量が内壁面20aに沿
って形成されたフランジ21に衝突する。
【0092】このため上昇流に、大粒径のオイルスプレ
ーや油滴が含まれていたとしても、このフランジ21に
衝突し付着する。すなわち、フランジ21は、大粒径の
オイルスプレーや油滴のスプレー搬送パイプ5への搬入
防止を徹底させるためのものである。
【0093】以上のように、上側空間へ達した上昇流の
ほぼすべて細かいオイルスプレーであるので、スプレー
搬送パイプ5の先端の搬入口は上側空間にさえあれば、
特に制約を受けない。例えば、搬入口は下向きでも横向
きでもよく、傾斜させてもよい。
【0094】また、給油口15からオイルを補充した際
に、オイルがドーム状部材20の外壁面20bに残留す
ると、この残留オイルが、上昇流とともにスプレー搬送
パイプ5へ搬入される場合がある。図5に示したドーム
状部材20の一例では、外壁面20bは頂部から下側に
向かって傾斜面を有し、さらにこの傾斜面は垂直面へと
つながっている。このため、給油口15からオイルを補
充した場合でも、オイルはドーム状部材20を伝わって
液面へと落下するので、補充オイルがスプレー搬送パイ
プ5へ搬入されるのを防止することができる。
【0095】以上の説明では、スプレー吐出ノズル2の
ノズル先端部6aを、ドーム状部材20の内壁面20a
側に配置した例で説明したが、ノズル先端部6aをドー
ム状部材20の上側に設け、ノズル先端部6aと外壁面
20bとが対向するように配置してもよい。この場合
は、大粒径のオイルスプレーや油滴の大半は、外壁面2
0bへの衝突によって外壁面20bに付着したり、外壁
面20bに沿ってオイル11の液面側に落下する。この
ため、大粒径のオイルスプレーや油滴の上側方向への流
動はほとんどなく、スプレー搬送パイプ5へ搬入される
のは、大半が細かいオイルスプレーとなる。
【0096】また、ノズル先端部6aを、内壁面20a
側に配置した場合と同様に、フランジ21を設けること
により、大粒径のオイルスプレーや油滴のスプレー搬送
パイプ5への搬入防止を徹底させることができる。
【0097】なお、ドーム状部材20の形状は、図5に
示した一例に限るものではなく、下側に開口部を有した
ものであればよく、半球状、円錐状、円筒状、若しくは
角柱状等でもよく、またはこれらの組み合わせでもよ
い。また、ドームではなく、平板状でもよい。この場合
は、平板上に補充オイルが残留しないように、例えばオ
イル給油口15を平板より下側に設ける等の配慮をすれ
ばよい。
【0098】(実施の形態6)図6は、実施形態6に係
る液体塗布装置の垂直断面図である。下側部分は、図5
に示した実施形態5と同一構成であるので、図示を省略
した。実施形態6では、スプレー吐出ノズル2の先端部
をドーム状部材22の内壁の側面22aに向けている。
このため、吐出流の大半は側面22aに衝突し、側面2
2aに沿って旋回することになる(矢印h、i、j)。
大粒径のオイルスプレーや油滴は、側面22aへの衝突
によって側面22aに付着するのみならず、側面22a
上を旋回しながらも側面22aに付着することになる。
また、側面22aに付着したものは、自重に加え旋回流
によって下方に押し下げられ、液面側に落下する。
【0099】したがって、実施形態5と同様に、細かい
オイルスプレーの大半は、ドーム状部材22の上側空間
に流動する(矢印k)が、大粒径のオイルスプレーや油
滴の大半は、上側空間に流動することなく、オイル11
の液面側に落下する。
【0100】(実施の形態7)図7は、実施形態7に係
る液体塗布装置の垂直断面図である。下側部分は、図5
に示した実施形態5と同一構成であるので、図示を省略
した。実施形態7に係る液体塗布装置は基本動作は、実
施形態5に係る液体塗布装置と同じであるが、実施形態
7に係る液体塗布装置では、スプレー吐出ノズル2から
の吐出流の大半をいったん壁面に衝突させてから容器外
に取り出す用い方と、吐出流の大半を直接容器外に取り
出す用い方とが選択できる。
【0101】スプレー吐出ノズル2からの吐出流を直接
容器外に取り出す用い方を選択した場合は、大粒径のオ
イルスプレーや油滴も合わせて取り出してしまうことに
なるが、このような選択は、オイルスプレーの粒径の選
別を必要としない場合に有用である。この吐出流の取り
出し方の選択は、吐出流搬送パイプ23、スプレー搬送
パイプ24に接続されているバルブ25、26の開閉に
よって可能になる。
【0102】スプレー吐出ノズル2からの吐出流を直接
容器外に取り出す場合は、バルブ25を開き、バルブ2
6を閉じる。このことによって、スプレー吐出ノズル2
からの吐出流の大半は、吐出流搬送パイプ23内に搬入
されることになる。スプレー吐出ノズル2からの吐出流
の粒径を選別して容器外に取り出す場合は、バルブ26
を開き、バルブ25を閉じる。この場合の動作は、実施
形態5と同様であり、スプレー搬送パイプ24内には細
かいオイルスプレーが搬入される。
【0103】また、用途に応じてバルブ25、26の両
方を閉いてもよい。この場合は、スプレー搬送パイプ2
3内はスプレー吐出ノズル2からの吐出流が直接搬送さ
れることになり、スプレー搬送パイプ24内は細かいオ
イルスプレーが搬送されことになる。したがって、本実
施形態のような液体塗布装置を用いれば、給油対象物に
応じた使い分けが可能になる。
【0104】以上の説明では、スプレー吐出ノズル2の
ノズル先端部6aを、ドーム状部材20の内壁面側に配
置した例で説明したが、ノズル先端部6aをドーム状部
材20の上側に設け、ノズル先端部6aとドーム状部材
の外壁面とが対向するように配置してもよい。この場合
は、吐出流搬送パイプ23は、ドーム状部材20の内側
に配置されることになり、ノズル先端部6aから吐出流
搬送パイプ23に流入した吐出流は、いったん吐出流搬
送パイプ23内を下降することになる。
【0105】なお、実施形態5〜7では、液中ノズルを
設けていない例を説明したが、液中ノズルを設けてもよ
い。この場合は、実施形態1〜4と同様に、スプレー搬
送通路出口部におけるスプレーの流速を速めることがで
き、かつスプレー量を増量できるという効果が得られ
る。
【0106】また、実施形態5〜7ではスプレー吐出ノ
ズル2へのオイル供給にオイルポンプを用いた場合を説
明したが、実施の形態4で説明したように、サイホン方
式や重力方式を用いてもよい。
【0107】(実施の形態8)前記各実施形態では、容
器の内圧の調節は、例えば図1に示した例では、ガス流
量調節バルブ9a,9b,9cの調節によって行うこと
ができる。また、実施形態1で説明したように、スプレ
ー吐出ノズルに加えて液中ノズルを用いた場合には、吐
出部13の出口断面積が変化しても、内圧が一定となる
ように自動的に調整される。この実施形態は内圧を直接
制御するものではないが、結果として容器1の内圧が一
定に保たれる。
【0108】以下に示す実施形態8〜10は、液中ノズ
ルの有無に関係なく、容器内の内圧を一定に保つ制御が
できるものである。すなわち、圧力制御手段を用いて容
器内の内圧を直接的に制御することにより、吐出部の出
口断面積が変化しても、容器内の内圧は一定となるよう
自動的に制御される。
【0109】容器の内圧が一定であれば、容器内へのガ
ス供給の一次側圧力と、容器内圧との差圧が一定となる
ので、容器内におけるスプレー発生用のガス流速も一定
となり、安定したスプレーの発生が可能になる。さら
に、出口断面積を絞った吐出部においても一定の流速が
確保できるので、スプレーを油滴状に変化させて吐出さ
せることができる。
【0110】図8に、実施形態8〜10に係る回路図を
示している。本図では、容器1へのガス吐出ノズルが液
中ノズルのみの例を簡略化して示しているが、容器1内
の構造は、前記各実施形態で示したいずれの構造でもよ
い。すなわち、容器1内へのガス供給ノズルが、スプレ
ー吐出ノズル、液中ノズル、及びガス吐出ノズルのもの
でも、スプレー吐出ノズル及び液中ノズルのものでもよ
い。また、ガス吐出ノズルだけのものでもよい。
【0111】図8(a)に示した実施形態は、圧力制御
手段として圧力調整弁を用いたものである。本実施形態
は機械式制御によるもので、圧力調整弁には例えばばね
圧によって弁を開閉する減圧弁を用いることができる。
ガス源8からの1次側供給ガスは、圧力調整弁27を経
て容器1内に供給される。吐出部13を交換して例えば
出口断面積が小さくなると、容器1の内圧が上昇する。
2次側圧力(圧力調整弁27に対して容器1側の圧力)
が設定値以上になると、パイロット回路より流入するガ
スによって、圧力調整弁27は閉じ、ガス供給を停止す
る。
【0112】容器1内の圧力が、一定値まで下降する
と、ばねの復元作用により圧力調整弁27は開き、ガス
供給が再開される。したがって、吐出部13の出口断面
積が変化しても、圧力調整弁27の開閉により、容器1
内の圧力を一定範囲内に保つことができる。本実施形態
のような機械式制御によれば、構造が簡単であるので、
コストを抑えることができ、かつ取付作業も容易であ
る。
【0113】また、圧力調整弁27は、ばね圧の調節に
より設定値が調節できることが好ましい。例えば、吐出
部における流速を高めたい場合は、設定値を高くする。
このが場合は、一次圧と容器内圧との差圧が減少し安定
したオイルスプレー発生の点では不利になるが、吐出流
量は増加する。このため、切削加工中において、切削部
へのスプレー塗布よりも切り粉の除去を優先したい場合
に有効である。また、切削加工後において、必要に応じ
て設定値を調節して、エアーブローによる切り粉除去用
として用いることもできる。
【0114】(実施の形態9)図8(b)に圧力制御回
路を示した実施形態9は、容器1の内圧を電気制御する
もので、圧力制御手段として電磁弁28と圧力スイッチ
29とを用いたものである。圧力スイッチ29には、圧
力検知部が含まれている。ガス源8からの1次側供給ガ
スは、電磁弁28を経て容器1内に供給される。
【0115】2次側圧力(容器1の内圧)は、圧力スイ
ッチ29の圧力検知部が検知する。2次側圧力が設定値
(上限の設定値)以上になると、圧力スイッチ29が作
動し、電磁弁28のコイル部は通電して(又は通電を停
止して)、電磁弁28は弁を閉じ、ガス供給を停止す
る。
【0116】容器1の内圧が、一定値(下限の設定値)
まで下降すると、圧力スイッチ29が作動し、電磁弁2
8のコイル部は通電を停止して(又は通電して)、電磁
弁28は弁を開いてガスの供給を再開する。したがっ
て、吐出部13の出口断面積が変化しても、電磁弁28
の開閉により、容器1内の圧力を一定範囲内に保つこと
ができる。本実施形態のような電気制御によれば、機械
制御と比べると構造が複雑となり、コスト面でも割高と
なるが、動作がより確実となり、圧力制御の精度を高め
ることができる。
【0117】また、圧力スイッチ29は、それぞれ値の
異なる上限と下限の設定値の組合わせが複数組のものが
好ましく、特に2組のものが好ましい。このような圧力
スイッチを用いれば、装置を2種類の用途、例えば切削
加工用とエアーブロー用とに使い分けることができる。
切削加工用の圧力設定は、工具及び被加工物にスプレー
が付着するような設定とし、エアーブロー用の圧力設定
は、切削加工による切り粉を吹き飛ばせる程度の流速が
確保できる設定とする。
【0118】このような圧力設定とすれば、切削加工中
は圧力スイッチを、切削加工用の設定値で用い、切削加
工後は圧力スイッチをエアーブロー用の設定値に切り替
えて、エアーブローを行って切り粉を吹き飛ばすことが
できる。また、切削加工中と切削加工後の切り替えに限
らず、2組の設定値両方を切削加工中の設定値としても
よい。例えば、1組の設定値はスプレー塗布量を優先し
た設定値とし、もう1組の設定値は吐出部におけガス流
量を増量した設定値とする。ガス流量を増量した設定値
では、スプレー塗布量は、減少することになるが、切削
部へのスプレー塗布よりも、切り粉の除去を優先したい
場合に有効である。
【0119】本実施形態9の一例として、一次側圧力を
0.6MPa、圧力スイッチが作動する圧力設定値を
0.3MPaとし、最終出口部口径を直径1.0〜4.
0mmの範囲で変化させたところ、容器の内圧のばらつ
きは僅かであり、容器の内圧は安定していることが確認
できた。
【0120】(実施の形態10)図8(c)に圧力制御
回路を示した実施形態10は、容器1の内圧を電気制御
するもので、圧力制御手段として電磁弁30と、圧力セ
ンサー(図示せず)と、制御部31とを用いたものであ
る。電磁弁の開閉を電気制御する点では、実施形態9と
同様であるが、圧力スイッチを用いない点、制御部を用
いる点で実施形態9と異なる。
【0121】ガス源8からの1次側供給ガスは、電磁弁
30を経て容器1内に供給される。2次側圧力(容器1
の内圧)は、圧力センサーによって検知され、電気(電
圧又は電流)信号に変換される。この電気信号は、制御
部31に入力され、設定値(設定圧力に相当する電圧値
又は電流値)との差が演算処理される。
【0122】この演算処理の結果、入力された電気信号
が設定値(上限の設定値)以上であれば、制御部31は
電磁弁30に弁を閉じる信号を発し、電磁弁30のコイ
ル部は通電して(又は通電を停止して)、電磁弁30の
弁は閉じ、ガス供給を停止する。容器1の内圧が、一定
値(下限の設定値)まで下降すると、制御部31は電磁
弁30に弁を開く信号を発し、電磁弁30のコイル部は
通電を停止して(又は通電して)、電磁弁30は弁を開
いてガスの供給を再開する。
【0123】したがって、吐出部13の出口断面積が変
化しても、電磁弁30の開閉により、容器1内の圧力を
一定範囲内に保つことができる。このような電気制御で
は、圧力センサーによって得られた電気信号を演算処理
して、その結果に応じて電磁弁30に命令を発するの
で、必要な圧力値を例えば内圧変更ボリュームにより任
意に設定できる。本実施形態10は、制御機器や制御用
ソフトウエアが必要になり、実施形態9と比べると割高
となるが、より高精度な圧力制御が可能になる。
【0124】以上の説明では、電磁弁30の開閉が直接
ガスの供給・停止を行う例を示したが、容器1へのガス
供給通路に弁を設け、この弁の開閉を電磁弁によって行
ってもよい。例えば、ガス供給通路から分岐した通路に
電磁弁を設け、検知圧力が設定値(上限の設定値)以上
であれば、制御部31が電磁弁を閉じる信号を発する。
このことにより、電磁弁からガス供給通路の弁へのガス
供給は停止され、ガス供給通路の弁は閉じる。
【0125】検知圧力が、一定値(下限の設定値)まで
下降すると、制御部31は電磁弁を開く信号を発する。
このことにより、電磁弁からガス供給通路の弁へのガス
供給が再開され、ガス供給通路の弁は開く。電磁弁が閉
じればガス供給通路の弁が閉じ、電磁弁が開けば、ガス
供給通路の弁が開く例で説明したが、電磁弁が閉じれば
ガス供給通路の弁が開き、電磁弁が開けばガス供給通路
の弁が閉じるものでもよい。この場合は、命令信号は逆
になる。
【0126】本実施形態10の一例として、一次圧力を
0.6MPa、設定圧力値を0.3MPaとし、最終出
口部口径を直径1.0〜5.0mm(5.0mmの場合は
吐出口は2個)の範囲で変化させたところ、実施形態9
の実施例と比べると、容器内圧力のばらつきは小さく、
容器の内圧は安定していることが確認できた。また、本
実施形態10に係る電気制御においても、設定値を切り
換えることにより、例えば切削用とエアブロー用とに使
い分ける等、設定値に応じた用途に使い分けることがで
きる。
【0127】(実施の形態11)実施形態10は、圧力
センサーによる圧力検知を容器1内で行う例を示した
が、図9に圧力制御回路を示した実施形態11は、圧力
センサーによる圧力検知を電磁弁30と容器1との間の
ガス供給通路内で行うものである。電磁弁30と容器1
との間のガス供給通路内において検知された圧力は、電
気(電圧又は電流)信号に変換され、この電気信号は経
路32を経て、制御部31に入力される。
【0128】また、圧力センサーによる圧力検知を、容
器1と吐出部13との間のスプレー搬送外部パイプ12
内で行ってもよい。このような圧力センサーの配置は、
搬送外部パイプ12が長すぎたり、複雑に曲がってい
て、配管の圧力損失が大きい場合に有効である。
【0129】以上、圧力制御手段を備えた装置について
説明したが、内圧制御の精度を高める点では、実施形態
10,11が適しているが、ある程度の内圧のばらつき
が許容できる場合や、複雑な条件設定を要求されない場
合には、コスト面や設備の簡略化の面で実施形態8,9
のような制御方法が適している。
【0130】また、前記実施形態8〜11において、容
器内へのガス供給ノズルが複数の場合には、各ガス供給
ノズルの少なくとも一つの配管経路に前記のような圧力
制御手段を設ける必要があるが、複数の配管経路に圧力
制御手段を設けてもよい。また、ガス供給停止と連動さ
せてオイル供給を停止させてもよい。このような制御を
行うことにより、オイル供給ポンプ等の可動部を持つ機
器の寿命を向上できる。例えば、パルスエア圧でオイル
供給を行う装置においては、ガス供給停止と連動させて
パルスの発生源であるパルス発生器又は電磁弁を停止さ
せる。また、オイルをサイフォンで汲み上げている装置
では、オイル供給パイプにバルブを組み込んで停止させ
るか、負圧を生じさせているガスの流れを止める。
【0131】(実施例)実施例として、図5に示した実
施形態に、図1に示したようなガス吐出ノズル及び液中
ノズルを追加した装置を用いた。スプレー搬送チューブ
の先端は、高速回転・センタースルー仕様のマシニング
センタに接続し、さらにこのマシニングセンタにノズル
を接続し、以下の条件で実験を行った。
【0132】 容器 :4インチステンレスチューブ(外形114.3mm、 厚さ2.1mm、高さ250mm) ドーム状部材 :3インチ 溶接キャップ(外径89.1mm) スプレー搬送チューブ:ナイロンチューブ(内径9mm×外形12mm) 液中ノズル :吐出口部面積3.14mm2 1次供給エア圧 :0.6MPa(約6kg/cm2) スプレー吐出ノズル :吐出口部面積2.26mm2(直径1.7mm) 主軸回転数 :14000rpm 比較例として、液中ノズルからのエア吐出を停止させた
場合、液中ノズルのみのエア吐出の場合の確認を行っ
た。実験結果を以下の表1に示す。
【0133】
【表1】
【0134】比較例1では、液中ノズル及びガス吐出ノ
ズルの両方の吐出を停止させた。その結果、容器内圧が
不足し、マシニングセンタに接続したノズル先端部でオ
イルスプレーを油滴化させることができず、煙状の状態
でしか取り出せなかった。
【0135】比較例2は、ガス吐出ノズルからエア流量
を増加させながら確認を行ったものである。容器内圧は
次第に増加し、エア流量が60NL/minになるとマ
シニングセンタに接続したノズルから油滴状態で取り出
すことができた。このことは、実施の形態1で説明した
ように、ガス吐出ノズルからのエア吐出が、オイルスプ
レーの油滴化に有効であることを裏付けている。また、
容器内圧の増加に伴いスプレー吐出ノズルの流量が20
%減少した。このことにより、比較例1と比べると容器
内に吐出されるオイルスプレー量は減少していると考え
られる。
【0136】比較例3は、液中ノズルのみからエア吐出
させた場合である。この場合もマシニングセンタに接続
したノズルから油滴状態で取り出すことができた。この
ことは、液中ノズルのエア吐出により貯留したオイルか
らオイルスプレーを発生させることができることを裏付
けている。
【0137】実施例1は、ガス吐出ノズルからのエア吐
出を停止させ、液中ノズルからエア流量を増加させなが
ら確認を行ったものである。また、スプレー吐出ノズル
の流量は比較例2と同じ52NL/minとした。液中
ノズルのエア流量が40NL/minでは、マシニング
センタに接続したノズルから油滴状態で取り出すことが
でき、しかも油量は目視確認では比較例2に比べ増加し
ていた。このことは、液面より発生したオイルスプレー
が吐出油滴量の増加に役立つことを裏付けている。
【0138】実施例2は、実施例1の状態からガス吐出
ノズルのエア流量を増加させながら確認を行ったもので
ある。エア流量が20NL/minで、容器内圧が比較
例2と同じになった。この状態では比較例2の総エア流
量(112NL/min)と実施例2の総エア流量(1
10NL/min)とは、ほぼ同量であったが、マシニ
ングセンタに接続したノズルからの油滴量は、目視確認
では実施例2の方が多かった。このことにより、液中ノ
ズル及びガス吐出ノズルの両方のエア流量の調節によっ
ても、十分な油滴量が確保できることがわかる。
【0139】
【発明の効果】以上のように、本発明の液体塗布装置
は、容器内のスプレーを搬送して、目的物に液体を塗布
することができるので、マシニングセンター、研磨機、
または旋盤等の工作機械の刃具に切削油を供給する液体
塗布装置として利用できる。また、本発明の切削加工方
法は、容器内のスプレーを搬送して、目的物に液体を塗
布する液体塗布装置を用いるので、マシニングセンタ
ー、研磨機、または旋盤等を用いて対象物を加工する切
削加工方法として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る液体塗布装置の垂直
断面図
【図2】本発明の実施形態2に係る液体塗布装置の水平
断面図
【図3】本発明の実施形態3に係る液体塗布装置の垂直
断面図
【図4】本発明の実施形態4に係る液体塗布装置の垂直
断面図
【図5】本発明の実施形態5に係る液体塗布装置の垂直
断面図
【図6】本発明の実施形態6に係る液体塗布装置の垂直
断面図
【図7】本発明の実施形態7に係る液体塗布装置の垂直
断面図
【図8】(a)本発明の実施形態8に係る圧力制御回路 (b)本発明の実施形態9に係る圧力制御回路 (c)本発明の実施形態10に係る圧力制御回路
【図9】本発明の実施形態11に係る圧力制御回路。
【符号の説明】
1 容器 1a 容器内壁面 2,17 スプレー吐出ノズル 3 ガス吐出ノズル 4 液中ノズル 5,24 スプレー搬送パイプ 6,19 ガスチューブ 6a ノズル先端部 7 オイルチューブ 8 ガス源 9a,9b,9c,9d ガス流量調整バルブ 10 オイルポンプ 11 オイル 12 スプレー搬送外部パイプ 13 吐出部 14 給油キャップ 15 給油口 16 供給口 18 サイホンチューブ 20,22 ドーム状部材 20a 内壁面 20b 外壁面 23 吐出流搬送パイプ 25,26 バルブ 27 圧力調整弁 28,30 電磁弁 29 圧力スイッチ 31 制御部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内のスプレーが、前記容器内に供給
    されたガスのガス圧によって、スプレー搬送通路を通過
    して前記容器外に搬送される液体塗布装置であって、前
    記容器内を一定の圧力に制御する圧力制御手段を備えた
    ことを特徴とする液体塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記スプレーは、前記容器内にスプレー
    を吐出するスプレー吐出ノズルにより供給され、前記ス
    プレー吐出ノズルへガスと液体とが供給され、前記ガス
    と前記液体とが前記スプレー吐出ノズル内で混合するこ
    とにより、前記容器内に前記スプレーが吐出される請求
    項1に記載の液体塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記スプレー吐出ノズルに前記ガスを供
    給する通路に、前記圧力制御手段を備えた請求項2に記
    載の液体塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記容器内に液体が貯留され、ガス吐出
    口を前記液体中に有した液中ノズルを備え、前記液中ノ
    ズルにより前記液体内にガスを吐出することにより前記
    液体から前記スプレーを発生させる請求項1に記載の液
    体塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記液中ノズルに前記ガスを供給する通
    路に、前記圧力制御手段を備えた請求項4に記載の液体
    塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力制御手段は、前記ガスの供給通
    路に接続された圧力調整弁を備え、前記容器内の圧力が
    設定値に上昇すると、前記圧力調整弁を閉じて前記ガス
    の供給を停止し、前記容器内の圧力が一定圧に下降する
    と、前記圧力調整弁を開いて前記ガスの供給を再開する
    請求項1に記載の液体塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記設定値を変更できる請求項6に記載
    の液体塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記圧力制御手段は、前記ガスの供給通
    路に接続された電磁弁と、圧力検知部が前記容器内に配
    置された圧力スイッチとを備え、前記容器内の圧力が上
    限の設定値に上昇すると、前記圧力スイッチにより、前
    記電磁弁を閉じて前記ガスの供給を停止し、前記容器内
    の圧力が下限の設定値に下降すると、前記圧力スイッチ
    により、前記電磁弁を開いて前記ガスの供給を再開する
    請求項1に記載の液体塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記圧力スイッチは、それぞれ値の異な
    る前記上限の設定値と前記下限の設定値との組合わせを
    複数組有し、前記組合わせ間の切り替えが可能である請
    求項8に記載の液体塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記圧力制御手段は、前記ガスの供給
    通路に設けられた弁と、前記弁通過後の前記ガスの圧力
    を検知する圧力センサと、制御部とを備え、前記圧力セ
    ンサにより検知された検知圧力は電気信号に変換され、
    前記電気信号は前記制御部で演算処理され、前記制御部
    は前記検知圧力が上限の設定値に達した判断すると、前
    記弁を閉じる信号を発し、前記ガスの供給を停止し、前
    記検知圧力が下限の設定値に達したと判断すると、前記
    弁を開く信号を発し、前記ガスの供給を再開する請求項
    1に記載の液体塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記圧力センサは、前記容器内に配置
    されている請求項10に記載の液体塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記圧力センサは、前記ガスの供給通
    路のうち、前記弁と前記容器との間に配置されている請
    求項10に記載の液体塗布装置。
  13. 【請求項13】 前記圧力センサは、前記スプレー搬送
    通路に配置されている請求項10に記載の液体塗布装
    置。
  14. 【請求項14】 前記上限の設定値及び前記下限の設定
    値を変更できる請求項10に記載の液体塗布装置。
  15. 【請求項15】 前記スプレー搬送通路の先端に、先端
    先細形状の吐出部が接続されている請求の範囲項1に記
    載の液体塗布装置。
  16. 【請求項16】 容器内のスプレーが、前記容器内に供
    給されたガスのガス圧によって、スプレー搬送通路を通
    過して前記容器外に搬送される液体塗布装置であって、
    前記容器内を一定の圧力に制御する圧力制御手段を備え
    た液体塗布装置を工作機械の給油部に取り付け、刃具に
    向けて前記スプレーを供給して加工対象物を切削加工す
    ることを特徴とする切削加工方法。
  17. 【請求項17】 前記圧力制御手段は、前記ガスの供給
    通路に接続された圧力調整弁を備え、前記容器内の圧力
    が設定値に上昇すると、前記圧力調整弁を閉じて前記ガ
    スの供給を停止し、前記容器内の圧力が一定圧に下降す
    ると、前記圧力調整弁を開いて前記ガスの供給を再開す
    る請求項16に記載の切削加工方法。
  18. 【請求項18】 前記圧力制御手段は、前記ガスの供給
    通路に接続された電磁弁と、圧力検知部が前記容器内に
    配置された圧力スイッチとを備え、前記容器内の圧力が
    上限の設定値に上昇すると、前記圧力スイッチにより、
    前記電磁弁を閉じて前記ガスの供給を停止し、前記容器
    内の圧力が下限の設定値に下降すると、前記圧力スイッ
    チにより、前記電磁弁を開いて前記ガスの供給を再開す
    る請求項16に記載の切削加工方法。
  19. 【請求項19】 前記圧力制御手段は、前記ガスの供給
    通路に設けられた弁と、前記弁通過後の前記ガスの圧力
    を検知する圧力センサと、制御部とを備え、前記圧力セ
    ンサにより検知された検知圧力は電気信号に変換され、
    前記電気信号は前記制御部で演算処理され、前記制御部
    は前記検知圧力が上限の設定値に達した判断すると、前
    記弁を閉じる信号を発し、前記ガスの供給を停止し、前
    記検知圧力が下限の設定値に達したと判断すると、前記
    弁を開く信号を発し、前記ガスの供給を再開する請求項
    16に記載の切削加工方法。
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