JP3027270B2 - 潤滑油霧供給システム及びその弁装置 - Google Patents

潤滑油霧供給システム及びその弁装置

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JP3027270B2
JP3027270B2 JP4281533A JP28153392A JP3027270B2 JP 3027270 B2 JP3027270 B2 JP 3027270B2 JP 4281533 A JP4281533 A JP 4281533A JP 28153392 A JP28153392 A JP 28153392A JP 3027270 B2 JP3027270 B2 JP 3027270B2
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代 田 茂 生 千
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タコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、稼働休止時間帯を有す
る複数箇所の被潤滑部に潤滑油霧空気を選択的に供給す
る潤滑油霧供給システム及び噴霧潤滑に使用される弁装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、潤滑油霧供給システムは一箇所
の霧化装置で発生した油霧を配管を通して、各潤滑箇所
に供給するものである。この供給流路の導通、遮断制御
を行う場合、特に油霧気体等の流路は、直線的流れをな
すものが望ましい。これは、流路が屈折していると、屈
折箇所で油霧同士で結合、肥大化が起こり潤滑箇所に到
達する前に沈降して、管の壁面に付着してしまうからで
ある。一方、近年加工機械の高速化、高精度化と多機能
化に伴い、被潤滑部の温度上昇を抑えて、熱によって生
じる機械の歪を微小にするため油霧空気中の油分を少な
くし、空気分を増すとともに、油霧空気圧力も高める傾
向にある。この為、消費空気量も増大している。そこ
で、圧力空気発生源設備、或は省エネルギー面から、無
駄な空気消費を無くす必要が生じている。特に多機能機
械では、被潤滑部のいずれかがその機械の加工対象に応
じて駆動状態となる。この際、休止状態の被潤滑部への
油霧空気供給は無駄な空気消費となるばかりでなく、潤
滑油が過剰に供給されることになり、再度、駆動状態へ
移った際、当該被潤滑部の温度上昇の原因となる。ま
た、その間のに蓄積された過剰油は油霧空気圧力により
押し出されて飛散し、機械回りの清潔さを損なうことに
なる。
【0003】図9は、従来の潤滑油霧供給システムを示
す制御回路図であり、図中で霧化装置8を迂回する流量
調整弁を含む補助空気回路を示したが、これは説明の為
であり、一般的には霧化装置8内にエアバイパス調整弁
等の名称で一体的に組み込まれている。図10はその要
部構成図である。また、図11は、これに使用される従
来の二方弁の一例を示す縦断面図である。この潤滑油霧
供給システムにおいては、霧化装置8で発生した油霧を
流路6を介して複数の二方弁5に供給する。二方弁5
は、制御信号により選択的にON−OFFされ、任意の
被潤滑箇所13へ油霧を供給する。
【0004】ここで、従来の二方弁において、入口1か
ら入った流体は、下方に屈折した後、弁体2で遮られ
て、停止する。弁体2が駆動機構により下方に押し下げ
らえると、流体は、垂直に上方に屈折した後、出口3に
向かって略直角に曲がって流れる。図10に示す従来の
二方弁を使用した場合の全体構成図において、複数の二
方弁5を流路6で連結し流路7a、7b、7c、7dを
通じて各潤滑部分へ配設していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の潤滑油
霧供給システム及び弁装置では、図11に示す様に入口
1から入った流体は、内部で複雑に屈折した後、出口3
から出て来る。したがって、油霧は、互いに結合して肥
大化して沈降してしまうという欠点が存在した。また、
この流路の屈曲のない望ましい弁としてボールバルブが
存在するが、ボールバルブを遠隔操作しようとすると、
シリンダーやラックとピニオンの組み合わせに成る等装
置が複雑になり形状的にも大きくなるという欠点が存在
した。更に、図10に示す様に、複数の二方弁を結合す
る場合に流路6及びエルボ、T字継ぎ手等で接続しなけ
ればならず、余分な部品を必要とするばかりでなく、配
管コストと、大きな設置スペースを必要とすると共に、
配管作業が煩雑であった。また、図9に示す様に油霧空
気中の空気分を増量する際用いる流量調整弁8aでは空
気通路の開度のみを調整し、減圧弁の如く圧力の補充或
いは過剰圧力のリリーフ等空気圧力の維持機能を有しな
い為、二方弁5の開状態・閉状態の数により流路6の圧
力が上下してしまう。つまり、被潤滑部に対して常に適
正な所定圧力で潤滑油霧を供給することが困難である。
【0006】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので、潤滑流体を屈曲した流路を経る事な
く出口側に導けると共に複数の二方弁ユニットをコンパ
クトに並設できる上、二方弁ユニットが任意の組合せと
数で選択駆動しても被潤滑部へは常に一定の圧力で潤滑
油霧を供給できる潤滑油霧供給システム及び弁装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、空気圧の減圧弁機能機器の出口側が霧化装置
の出口側に接続されている霧化装置を備え、該霧化装置
で発生した油霧と前記減圧弁機能機器により、前記油霧
中に混入する空気とから成る油霧空気を複数箇所の被潤
滑部に供給するに際し、個々選択的に駆動できる弁ユニ
ットを前記被潤滑部に対応して積層状に集積させた弁装
置を使用する潤滑油霧供給システムにおいて、前記弁装
置は、ユニット本体に穿設された弁穴内に摺動自在に配
設された油霧導通用の孔を備えた弁体と、油霧空気を供
給するマニホールドと、前記弁穴に対して垂直に穿設さ
れると共に前記弁体で遮蔽可能に配設された出口と、該
出口に対してストレートに連通されると共にマニホール
ドに延設された入口導入路と、前記弁体を作動させるエ
アを供給するパイロットエア通路と、前記弁体を復帰さ
せるエアを供給する復帰エア通路と、各ユニット本体を
ボルト等の締結部材を用いて気密状態かつ積層状態に連
結する連結用孔と、ソレノイドの操作により前記パイロ
ットエア通路からのエアを弁体を駆動するピストン頭部
に導く作動用弁機構とを備えた二方弁ユニットと、前記
二方弁ユニットの端部に接続される端部接続部材とを備
え、かつ、前記弁体は、ピストンで作動される時に導通
或いは遮断モードとなる導通用の孔を弁体軸を横切るよ
うに垂直に弁体の出口或いは入口導入路と略同径に貫通
形成すると共に、該弁体軸の回転が規制され、前記端部
接続部材は、二方弁ユニットの両端にボルト等の締結部
材を用いて設けられ、一方の端部接続部材は、パイロッ
トエア通路と復帰エア通路とを結ぶ連通通路と、パイロ
ットエア供給口を備えたパイロットエア通路と、霧化装
置からの油霧空気供給口を備えたマニホールドとを有
し、他方の端部接続部材は、油霧空気を供給するマニホ
ールドと直接連通した出口を有する潤滑油供給システム
に存する。
【0008】
【作用】このように、本発明に係る潤滑油霧供給システ
ム及び弁装置によれば、複数の二方弁ユニットを必要な
数だけ任意に積層状に集積させる事により、装置全体を
コンパクトな構成とすることができると共に余分な部品
及び配管作業を必要としない。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。潤滑油霧供給システムは、図1に示す如く入
口10aから導入された空気は、油霧発生のため、霧化
装置10dに供給する給気圧力を調整する給気用減圧弁
10bを介して、霧化装置10dに供給され、該霧化装
置10dで発生した油霧を減圧弁からの空気と混合して
複数の弁ユニット11a、11b、11c、11dを集
積した弁装置11で、各々選択的に被潤滑箇所13に分
配供給する。また、空気用減圧弁10cは、給気用減圧
弁10bの入口側と霧化装置10dの出口側とを継ぐ通
路上に介在接続されている。尚、空気用減圧弁10c
は、霧化装置10dの前後に油霧発生のための圧力差が
必要であるため、給気用減圧弁10bによる給気圧力よ
り低い圧力に調整して用いられる。尚、給気用減圧弁1
0b、空気用減圧弁10c、霧化装置10dの配列は、
以上の実施例に限る事なく、入口10aから給気用減圧
弁10bを経て霧化装置10dに至る直列的な配置内
で、霧化装置10dの入口側と出口側とを継ぐ並列的通
路内に空気用減圧弁10cを介在接続してもよい。この
場合、空気用減圧弁10cは、給気用減圧弁10bによ
る給気圧力に連継して作動する定差圧減圧弁に置き換え
る事もできる。また、各弁ユニット11a、11b、1
1c、11dには、図外の制御回路から電気信号12が
送られ、開信号が送られた弁ユニットの流路が開き、被
潤滑箇所13に供給される。
【0010】積層される弁ユニットの一端には、端部接
続部材14が接続されると共に、他端には端部接続部材
15が接続されている。図2は、弁装置の構成を示す回
路図である。一方の端部接続部材14は、パイロットエ
ア通路16を形成するパイロットエア供給口20と復帰
エア通路17とを結ぶ連通通路18が設けられている。
また、油霧空気の運ばれるマニホールド19を形成する
油霧空気供給口21が形成されている(図5参照)。端
部接続部材及び各ユニット本体の接合面の一面でパイロ
ットエア通路16及び復帰エア通路17の周囲には、同
心円状にシールパッキン溝20a、21aが各々形成さ
れ、接続の際、ここにシールパッキンが挟持される。
【0011】他方の端部接続部材15は、弁ユニットの
パイロットエア通路16、復帰エア通路17に相当する
位置は通路としての加工はなく、パイロットエア通路1
6、復帰エア通路17の終端部を閉鎖する。一方、マニ
ホールド19は、止まり穴となっていると共に、出口2
2が垂直に開口しており、油霧空気を弁装置に関係なく
常時供給されることを必要とする所定の被潤滑箇所13
に供給される。また、弁ユニットと連結する連結用ボル
ト孔28,28,28が形成されている。
【0012】図3は、本発明の一実施例である二方弁ユ
ニットの構造を示す縦断面図である。ここで、弁ユニッ
トは、ユニット本体23に穿設された弁穴24内に気密
状のクリアランスで摺動自在に配設された弁体25と、
油霧空気を供給するマニホールド19と、前記弁穴24
に対して垂直に穿設されると共に前記弁体25で遮蔽可
能に配設された出口26と、該出口26に対してストレ
ートに連通されると共にマニホールド19に延設された
入口導入路27とを有している。
【0013】また、弁ユニットは、前記弁体25を作動
させるエアを供給するパイロットエア通路16と、前記
弁体25を復帰させるエアを供給する復帰エア通路17
と、各ユニット本体23を連結する連結用孔28、2
8、28と、ソレノイドの操作により前記パイロットエ
ア通路16からのエアを弁体を駆動するピストン頭部に
導く作動用弁機構29とを備えている。
【0014】ここで、弁体25の下端は復帰エアを補助
するバネ30で復帰する方向に付勢されると共に、該バ
ネ30の端部は蓋31で押圧されている。この蓋31を
外す事により、弁体25を交換することができる。弁体
25には、弁体を横切る方向に孔25aが貫通穿設され
ており弁体25の上下動により流路の開閉を行う。この
孔25aは、出口26、入口導入路27と略同径に形成
されており、異なる径による段差部での渦流の発生を低
減して、乱流による油霧の肥大化を防止すると共に、圧
力損失の低減を図っている。
【0015】弁体25の頭部25cには、シールパッキ
ン40を備えたピストン25bが着脱自在に嵌合されて
おり、制御回路からの信号による作動用弁機構29の作
動によりパイロットエアが供給されると、下降して弁が
開成される。また、弁体25の上部側面には、平行二平
面加工を施した部位を備えており、この二面巾に沿って
弁体が上下するよう長円穴を有する回り止め板41によ
り弁体の孔25aの方向が変化しないように回転を規制
されている(図4参照)。
【0016】作動用弁機構29は、ユニット本体23の
上に載置され、パイロットエア通路16から導かれる通
路32と、この通路32を開閉可能にバネ33で付勢さ
れた弁体34と、弁体34の移動空間36からピストン
25bの上面へ通じる通路35とを有している。また、
弁体34の移動空間36から大気に開放した通路37が
形状されている。そして、この通路37は、弁体34が
上昇した場合に、該弁体34の頭部34bで閉鎖され
る。
【0017】以上のように構成された二方弁ユニットの
組み付け方法について説明する。先ず、二方弁ユニット
11a、11b,11c,11dを図6に示す様に積層
し、前後に一方の端部接続部材14及び他方の端部接続
部材15を図外の連結用ボルト等の締結用部材で結合す
る。この際、各弁ユニット間のパイロットエア通路1
6、復帰エア通路17、マニホールド19の周囲には、
シール用パッキンが配設されているので、気密状態で接
続され、結果的に各弁ユニットが必要な数だけ積層状に
集積接続される。また、各作動用弁機構29には、図外
の制御回路から信号ケーブルが配線される。
【0018】また、マニホールド19には、霧化装置1
0dからの流路が接続され、出口26には、被潤滑箇所
13へ潤滑油霧空気を供給する流路が接続される。この
様に構成した弁装置は、単に弁ユニット11a、11
b、11c、11dを積層してゆくだけでパイロットエ
ア通路16及び復帰エア通路17、マニホールド19が
形成される。このため、従来の潤滑油霧供給システムの
ように、配管作業が必要ない。
【0019】本発明の潤滑油霧供給システムによれば、
潤滑が必要な箇所にのみ必要な量が必要な時期に選択的
に供給されるため、作動状態にない被潤滑箇所13への
油霧空気の供給がなくなり、過剰給油による軸受け部の
温度上昇等が防止できると共に余剰油飛散による機械周
囲の汚染が防止できる。更に、流体の通路が屈曲してい
ないので、油霧の肥大化等を防止できる。また、無駄な
油霧及びエアの消費が未然に防止できる。更に、空気量
増量のため油霧中へ供給する空気は、減圧弁機能機器を
介して供給しているので、圧力は設定した所望値に保て
るため、容易にいずれの弁ユニットが何個閉鎖状態とな
っても、開状態の弁ユニットからは常に所定の圧力の油
霧空気を被潤滑部に供給できる。
【0020】また、各二方弁ユニット毎に復帰エアのた
めの各々分岐加工を行ってエア連通通路設定を行わない
ので、加工コスト及び余分な配管を削減する事ができ
る。更に、蓋31を外すだけで弁体25の交換が手軽に
できるので、弁装置を組んだままで弁体25のモードを
変更ができる。つまり、図7に示すように弁体25の孔
25aを弁体25が駆動された時に出口26の位置に来
るか、図8に示すように弁体42の孔42aが弁体42
の非駆動時に出口26の位置に来るかにより、エア駆動
時に開とするか、閉とするかの選択が信号発信部の便宜
に合わせて自在に行える。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、空気圧
の減圧弁機能機器の出口側が霧化装置の出口側に接続さ
れている霧化装置を備え、該霧化装置で発生した油霧と
前記減圧弁機能機器により、前記油霧中に混入する空気
とから成る油霧空気を複数箇所の被潤滑部に供給するに
際し、個々選択的に駆動できる弁ユニットを前記被潤滑
部に対応して積層状に集積させた弁装置を使用する潤滑
油霧供給システムにおいて、前記弁装置が、ユニット本
体に穿設された弁穴内に摺動自在に配設された油霧導通
用の孔を備えた弁体と、油霧空気を供給するマニホール
ドと、前記弁穴に対して垂直に穿設されると共に前記弁
体で遮蔽可能に配設された出口と、該出口に対してスト
レートに連通されると共にマニホールドに延設された入
口導入路と、前記弁体を作動させるエアを供給するパイ
ロットエア通路と、前記弁体を復帰させるエアを供給す
る復帰エア通路と、各ユニット本体をボルト等の締結部
材を用いて気密状態かつ積層状態に連結する連結用孔
と、ソレノイドの操作により前記パイロットエア通路か
らのエアを弁体を駆動するピストン頭部に導く作動用弁
機構とを備えた二方弁ユニットと、前記二方弁ユニット
の端部に接続される端部接続部材とを備え、かつ、前記
弁体は、ピストンで作動される時に導通或いは遮断モー
ドとなる導通用の孔を弁体軸を横切るように垂直に弁体
の出口或いは入口導入路と略同径に貫通形成すると共
に、該弁体軸の回転が規制され、前記端部接続部材は、
二方弁ユニットの両端にボルト等の締結部材を用いて設
けられ、一方の端部接続部材は、パイロットエア通路と
復帰エア通路とを結ぶ連通通路と、パイロットエア供給
口を備えたパイロットエア通路と、霧化装置からの油霧
空気供給口を備えたマニホールドとを有し、他方の端部
接続部材は、油霧空気を供給するマニホールドと直接連
通した出口を有することによって、常時、潤滑油霧を必
要とする被潤滑部と容易に接続できると共に、休止中の
不要箇所、換言すれば、作動状態にない被潤滑箇所への
油霧空気の供給がないため、無駄な油霧及びエアの消費
が未然に防止できるなど経済的であると共に、二方弁ユ
ニットが任意に選択駆動しても、被潤滑部へは常に一定
の圧力で潤滑油霧を供給することができるといった効果
を奏するものである。
【0022】また、本発明の弁装置によれば、ユニット
本体に穿設された弁穴内に摺動自在に配設された油霧導
通用の孔を備えた弁体と、油霧空気を供給するマニホー
ルドと、前記弁穴に対して垂直に穿設されると共に前記
弁体で遮蔽可能に配設された出口と、該出口に対してス
トレートに連通されると共にマニホールドに延設された
入口導入路と、前記弁体を作動させるエアを供給するパ
イロットエア通路と、前記弁体を復帰させるエアを供給
する復帰エア通路と、各ユニット本体をボルト等の締結
部材を用いて気密状態かつ積層状態に連結する連結用孔
と、ソレノイドの操作により前記パイロットエア通路か
らのエアを弁体を駆動するピストン頭部に導く作動用弁
機構とを備えた二方弁ユニットと、前記二方弁ユニット
の端部に接続される端部接続部材とを備えたものであ
り、配管作業が不要である。
【0023】また、端部接続部材は、二方弁ユニットの
両端に設けられ、一方の端部接続部材に、前記パイロッ
トエア通路と復帰エア通路とを結ぶ連通通路が設けられ
たので、パイロットエア通路の分岐加工を個々の弁ユニ
ット内で設置することが不要である。さらに、他方の端
部接続部材は、油霧空気を供給するマニホールドと直接
連通した出口を有したので、他の被潤滑部にかかわりな
く、常時潤滑油霧を必要とする被潤滑部と容易に接続で
きる。
【0024】つまり、簡素で、コンパクトな構成とした
ので、数個の二方弁ユニットを並列的に設置しても、設
置スペースを小さくすることのできる。また、複数連結
する場合にシールパッキンを介して直接接続できるの
で、接続のための配管材が必要なく、油霧の沈降を阻止
できると共に配管材や、配管作業が省略できコストダウ
ンが図れる。また、いずれの二方弁ユニットのON−O
FFに関わらず、所定の圧力の油霧空気を被潤滑部に供
給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である潤滑油霧供給システム
を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例である弁装置の構成を示す回
路図である。
【図3】本発明の二方弁ユニットの構造を示す縦断面図
である。
【図4】本発明の二方弁ユニットに使用される弁体の上
部横断面図である。
【図5】本発明に使用される一方及び他方の端部接続部
材を示す全体斜視図である。
【図6】本発明に使用される二方弁ユニットを複数組み
合わせた全体外観を示す斜視図である。
【図7】本発明の二方弁ユニットに使用される弁体の一
実施例を示す正面図である。
【図8】本発明の二方弁ユニットに使用される弁体の他
実施例を示す正面図である。
【図9】従来の潤滑油霧供給システムを示す模式図であ
る。
【図10】従来の二方弁を使用した場合の要部構成図で
ある。
【図11】従来の二方弁装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10a 入口 10b 給気用減圧弁 10c 空気用減圧弁 10d 霧化装置 11 弁装置 11a、11b 弁ユニット 12 電気信号 13 被潤滑箇所 14 一方の端部接続部材 15 他方の端部接続部材 16 パイロットエア通路 17 復帰エア通路 18 連通通路 19 マニホールド 20 パイロットエア供給口 21 油霧空気供給口 22 出口 23 ユニット本体 24 弁穴 25, 42 弁体 25a, 42a 孔 25b ピストン 25c, 42c 頭部 26 出口 27 入口導入路 28 連結用孔 29 作動用弁機構 30 バネ 31 蓋 32 通路 33 バネ 34 弁体 35 通路 40 シールパッキン 42 回り止め板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−261983(JP,A) 特開 平4−290602(JP,A) 特開 平1−135999(JP,A) 特開 平4−107400(JP,A) 特開 昭55−63065(JP,A) 実開 昭63−103095(JP,U) 実開 平4−75278(JP,U) 実開 平4−111902(JP,U) 実開 平3−28375(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16N 7/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧の減圧弁機能機器の出口側が霧化装
    置の出口側に接続されている霧化装置を備え、該霧化装
    置で発生した油霧と前記減圧弁機能機器により、前記油
    霧中に混入する空気とから成る油霧空気を複数箇所の被
    潤滑部に供給するに際し、個々選択的に駆動できる弁ユ
    ニットを前記被潤滑部に対応して積層状に集積させた弁
    装置を使用する潤滑油霧供給システムにおいて、前記弁装置は、ユニット本体に穿設された弁穴内に摺動
    自在に配設された油霧導通用の孔を備えた弁体と、油霧
    空気を供給するマニホールドと、前記弁穴に対して垂直
    に穿設されると共に前記弁体で遮蔽可能に配設された出
    口と、該出口に対してストレートに連通されると共にマ
    ニホールドに延設された入口導入路と、前記弁体を作動
    させるエアを供給するパイロットエア通路と、前記弁体
    を復帰させるエアを供給する復帰エア通路と、各ユニッ
    ト本体をボルト等の締結部材を用いて気密状態かつ積層
    状態に連結する連結用孔と、ソレノイドの操作により前
    記パイロットエア通路からのエアを弁体を駆動するピス
    トン頭部に導く作動用弁機構とを備えた二方弁ユニット
    と、前記二方弁ユニットの端部に接続される端部接続部
    材とを備え、かつ、前記弁体は、ピストンで作動される
    時に導通或いは遮断モードとなる導通用の孔を弁体軸を
    横切るように垂直に弁体の出口或いは入口導入路と略同
    径に貫通形成すると共に、該弁体軸の回転が規制され、
    前記端部接続部材は、二方弁ユニットの両端にボルト等
    の締結部材を用いて設けられ、一方の端部接続部材は、
    パイロットエア通路と復帰エア通路とを結ぶ連通通路
    と、パイロットエア供給口を備えたパイロットエア通路
    と、霧化装置からの油霧空気供給口を備えたマニホール
    ドとを有し、他方の端部接続部材は、油霧空気を供給す
    るマニホールドと直接連通した出口を有する ことを特徴
    とする潤滑油供給システム。
JP4281533A 1992-10-20 1992-10-20 潤滑油霧供給システム及びその弁装置 Expired - Lifetime JP3027270B2 (ja)

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