JP2001273366A - 薬歴管理システム - Google Patents
薬歴管理システムInfo
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Abstract
とができるとともに、チェック漏れを防ぐ。 【解決手段】 各患者についての薬剤に関する個人情報
と、各薬剤についての服用指導情報とを記憶させる記憶
装置を有し、特定の患者に関する前記個人情報を検索し
てモニタの画面に表示するとともに、前記個人情報の中
で、処方された薬剤に対する服用指導情報に関連する事
項を検索照合してその結果を前記モニタの同一画面に表
示し、処方された薬剤をその患者が服用しても不適合で
ないかどうかを前記モニタ画面により確認する。
Description
って作成された処方箋に基づいて患者に薬剤を調剤する
調剤薬局において、各患者の薬歴や既往症等に照らして
処方された薬剤の安全性を確認するための薬歴管理シス
テムに関するものである。
医師によって薬剤を処方され、その処方箋に基づいて、
院内または院外の調剤薬局で薬剤が与えられる。
氏名、年齢などの基本情報とともに、過去の主な病歴
や、他に現在使用中の薬剤があるか、また、過去にアレ
ルギー等の不適合を起こした薬剤や食品等があるかどう
かなどを、個人情報として、所定の用紙に記入する。
報は、従来は、書面のままでファイルされたり、或いは
パソコン等にその内容を入力して、調剤薬局内で保管さ
れていた。
る服用指導情報と薬剤に関する個人情報とを対比して、
処方された薬品がその患者にとって不適合となる成分を
含んでいないか、また、一人の患者に複数の薬剤が処方
されている場合には、処方された薬品同士の相互作用に
よって、患者に悪影響を及ぼすことがないかどうか等を
確認していた。このようにして、通常、医師により処方
された薬剤を、薬剤師が調剤時にチェックし、更に、必
要な場合には処方した医師に対して疑義照会を行う等を
することにより、患者が不適切な薬剤を服用しないよう
に、薬剤の安全性が確認されている。
は、薬剤師が、処方された服用指導情報に基づいて、カ
ードなどに記載された患者の薬歴や病歴等の個人情報を
1項目ずつチェックして、処方された薬剤が不適合でな
いことを確認していく作業は、極めて面倒であった。
は関係のない情報も含めて個人情報の全てを確認しなけ
ればならないため、無駄な時間を要していた。殊に大規
模な薬局においては、混雑時には大勢の患者が集中し、
薬局業務の効率向上を図らなければ、更なる混雑を招く
原因となっていた。
者についての薬剤に関する個人情報と、各薬剤について
の服用指導情報とを記憶させる記憶装置を有し、特定の
患者に関する前記個人情報を検索してモニタの画面に表
示するとともに、前記個人情報の中で、処方された薬剤
に対する服用指導情報に関連する事項を検索照合して前
記モニタの同一画面に表示し、処方された薬剤をその患
者が服用しても不適合でないかどうかを前記モニタ画面
により確認できることにした。
ら、処方された薬剤の成分に関する情報等の服用指導情
報があるかどうかを検索することによって、処方された
薬剤の適不適を迅速に確認することができるとともに、
チェック漏れを防ぐことができる。
薬剤を成分別に分類し、それぞれの成分同士の相互作用
や禁忌等を自動算出することができるようにすれば、同
時に処方された複数の薬剤や、他にその患者が併用して
いる薬剤との相互作用や禁忌等のチェックを迅速且つ確
実に行うことができる。
よび疑義照会が可能な通信手段を有していれば、薬局で
薬剤の不適合等が検出された場合、処方箋を発行した医
師に対して、迅速に疑義照会を行い、必要に応じて処方
箋の修正などを即時に行うことができる。
ホストコンピュータに記憶させ、ホストコンピュータと
複数の端末機とをネットワークで繋ぐことによって、複
数の端末機から情報の追加や引き出しを行うことができ
るようにすれば、例えば、同じ薬局内で複数の端末機を
用いて、同時に複数の患者についての薬歴をチェックし
たり、或いは、複数の支店を有する調剤薬局では、他の
店舗からでも個人情報の検索や追加情報の入力が可能と
なる。
可能なカラープリンタを備えていれば、薬剤の使用方法
の説明や副作用、注意事項等、モニタ画面を見ながら患
者に説明するとともに、同じ内容の情報をプリントアウ
トして、その場で患者に渡すことができる。
いて説明する。
ーチャートの一例を示すものである。
受診して薬が必要であるときには、医師により処方箋が
発行されるが、この処方箋は直接患者に渡される。患者
は、薬を受け取る調剤薬局が初めての場合には、例えば
問診カードに自分の個人情報を記入する。個人情報とし
ては、住所、氏名、年齢、連絡先等の基本情報の他、過
去から現在に至る主な病歴や、薬剤または食品等に対す
るアレルギーの有無、更に、現在他の薬剤を使用してい
るかどうか等が記入される。
タに入力され、通常は、整理の都合上、患者にはコード
番号が付けられる。尚、個人情報の入力は、問診カード
の内容を薬局員等が直接或いはレセプトコンビュタを介
して入力してもよいが、患者自身或いは家族などのよう
に患者の情報を熟知した者が、医療機関や調剤薬局に設
置した端末器機を介して入力してもよく、特に、端末器
機に付属するタッチ式のモニターの画面を介して或いは
音声などにより入力が可能な場合には入力の手間が軽減
される。また、当日処方された薬剤およびその用法等
は、処方歴として入力され、来局する度に、個人情報と
して追加される。そして、例えば図2に示すように、住
所や氏名等の患者基本情報欄と、処方歴、疑義照会・指
導などの薬歴欄が、処方医療機関欄とともにモニタの同
一画面上に表示される。
日付順に表示されており、各日付の部分をマウスにより
クリックすると処方内容が参照できるようになってい
る。
果、副作用、他の薬剤との併用や他に疾患を有する患者
に対する禁忌等の薬剤情報が、予めコンピュータに記憶
されており、図2の処方歴に表示された薬剤名から、例
えば図2の上部欄に形成された服薬指導項目を表示する
チェックマスをマウスでクリック操作することにより、
自動的に照合検索して疑義照会・指導などの薬歴欄に表
示される。
薬剤名をマウスでクリック操作することにより、図3に
示すように、その薬剤に関する全ての服用指導情報を参
照することができる。この場合にも、表示されたプルダ
ウンメニューにより必要項目をクリックすることによ
り、その項目だけを表示させることもできる。
名、生年月日、電話番号、保険証番号、自動車免許証番
号等のように各項目毎に検索可能となっており、また、
薬剤に関する服用指導情報は、薬剤名、服用種別、成
分、効能等の項目毎に検索可能であって、例えば特定の
患者に関する全個人情報、または、その患者の個人情報
の中に、ある薬剤の特定の成分に関する情報があるかど
うか等が、即時に検索できるようになっている。
関する情報と患者の個人情報とを検索照合したときに、
ヒットするものがあれば、その患者にとって不適合な薬
剤である可能性があるということになり、ヒットするも
のがない場合には、患者に不適合な成分を含まないと判
断され、そのまま投薬される。
を成分別に分類し、それぞれの成分同士の相互作用や禁
忌等を自動算出するプログラムを組み込んでおくことに
より、複数の薬剤が処方されている場合や、他に併用し
ている薬剤がある場合には、それらの薬剤間に、併用禁
忌等に触れるものがあるかどうかが予め設定したプログ
ラムにより自動的に参照検索される。
検出された場合には、薬剤師が必要に応じて医療機関に
疑義照合を行って、処方箋の修正等が行われる。これら
は、薬局と医療機関との間に形成される通信手段を有す
ることによって、即時に詳細な情報の交換を行うことが
可能となっている。
複数の薬剤を処方される場合でも、各患者に対する薬剤
の安全性が漏れなく確認されるとともに、その確認が極
めて迅速に行われる。加えて、これらの情報はコンピュ
ータまたは調剤薬局や医療機関に配置された端末機器に
接続されたモニタの画面に表示されので確認が容易且つ
簡単である。
合でないと判断された場合には、薬剤師は、調剤された
薬剤とともに、モニタ画面に表示されている図3に示す
ような薬剤情報に従って処方された薬剤に関する説明を
行う、尚、必要であればモニタ画面を患者に見せて説明
してもよい。同時に、モニタ画面上の情報に例えば薬剤
のカラー写真等を加えて、カラープリンタによって印刷
し、薬剤および薬剤の説明書を患者に渡す。薬剤の説明
書は、薬袋に印刷してもよいし、別紙として患者に渡し
てもよい。
事項をその都度追加登録させるとともに、処方された薬
に対して強い副作用やアレルギー反応が現れた場合に
は、患者が次回来局したときに申請することによって、
追加登録される。従って、長期投薬の継続的な薬学的管
理を行うこともできる。
たものを薬局へ持参してもよいが、医療機関と薬局との
間に通信手段が構築されていることによって、医師がオ
ンラインで薬局へ直接処方箋を送ることが可能であり、
そうすることで、患者の待ち時間を更に軽減することが
できる。
剤薬局の本部のホストコンピュータに記憶させて、薬局
内の複数の端末機や系列の各店舗の端末機との間を、ネ
ットワークで繋ぐことにより、患者はいずれかの薬局で
個人情報や薬歴などを入力しておけば他の薬局に行った
ときに再度個人情報などの煩雑な入力をする必要がなく
極めて便利である。また、薬局内で複数台の端末機を使
って、同時に複数の患者に関する薬歴照合等を行った
り、ある患者の個人情報が、同じ系列の他の店舗でも同
様に引き出せるとともに、それぞれの端末機から、個人
情報の追加登録も自在に行うことができる。
された薬剤が患者に対して不適合でないかどうかを検索
することが可能であるので、投薬の確実な安全性の確保
とともに、迅速な薬局業務ならびに患者に対する適切な
服用指導を行うことができる。
の照合検索を自動算出可能とすれば、複数の薬剤を処方
された患者や、他に薬剤を併用している患者に対して
も、容易に安全性の確認を行うことができる。
段を構築すれば、処方された薬剤に対して不適合が検出
された場合の疑義照会や、処方箋の修正等を、モニタ画
面を介して即時に行うことができる。
剤薬局の本部のホストコンピュータに記憶させ、複数の
端末機との間をネットワークで繋ぐと、薬局内で同時に
複数の患者に対応したり、系列の他店舗でも情報の追加
や引き出しを行うことができる。
を患者に説明したり、印刷可能なカラープリンタを備え
ることによって、モニタ上に表示された内容をそのまま
印刷して患者に渡すこともできる。
図である。
す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 各患者についての薬剤に関する個人情報
と、各薬剤についての服用指導情報とを記憶させる記憶
装置を有し、特定の患者に関する前記個人情報を検索し
てモニタの画面に表示するとともに、前記個人情報の中
で、処方された薬剤に対する服用指導情報に関連する事
項を検索照合してその結果を前記モニタの同一画面に表
示し、処方された薬剤をその患者が服用しても不適合で
ないかどうかを前記モニタ画面により確認できることを
特徴とする薬歴管理システム。 - 【請求項2】 前記服用指導情報において、各薬剤を成
分別に分類し、それぞれの成分同士の相互作用や禁忌等
を自動算出することができる請求項1記載の薬歴管理シ
ステム。 - 【請求項3】 医療機関との間で、処方箋の入力および
疑義照会が可能な通信手段を有する請求項1または2記
載の薬歴管理システム。 - 【請求項4】 前記個人情報および服用指導情報を、本
部のホストコンピュータに記憶させ、前記ホストコンピ
ュータと複数の端末機とをネットワークで繋ぐことによ
って、前記複数の端末機から情報の追加や引き出しを行
うことができる請求項1,2または3記載の薬歴管理シ
ステム。 - 【請求項5】 前記モニタ上に表示された内容を印刷可
能なカラープリンタを備えている請求項1,2,3また
は4記載の薬歴管理システム。
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---|---|---|---|
JP2000086179A JP5072138B2 (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 薬歴管理システム |
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