JP2002149818A - 院外処方箋システム - Google Patents
院外処方箋システムInfo
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- JP2002149818A JP2002149818A JP2000346268A JP2000346268A JP2002149818A JP 2002149818 A JP2002149818 A JP 2002149818A JP 2000346268 A JP2000346268 A JP 2000346268A JP 2000346268 A JP2000346268 A JP 2000346268A JP 2002149818 A JP2002149818 A JP 2002149818A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 院外処方箋における偽造や変造、あるいは薬
の種類や投薬の量の誤りを防止するシステムを提供す
る。 【解決手段】 各病院と管理センタ、各調剤薬局と管理
センタとが通信回線で結ばれている。病院は、院外処方
箋を患者に渡すとともにそのデータを管理センタに通信
回線で送信する。管理センタは、患者個人毎に過去から
の処方箋を蓄積する。調剤薬局は、患者が持参した院外
処方箋の情報を、病院毎のID等により情報端末から管理
センタに送信し、院外処方箋の記載内容が同一かのチェ
ックを行い、問題なければ、処方箋に基ずき患者に薬を
出す。更に調剤薬局は、患者の履歴等を確認し、過剰な
投薬や組み合わせに間違いがないかを確認する。このよ
うに、調剤薬局では複数の病院や調剤薬局を管轄する管
理センタに確認できるので、患者が複数の病院にかかっ
ているときなどでも投薬ミスを防止できる。
の種類や投薬の量の誤りを防止するシステムを提供す
る。 【解決手段】 各病院と管理センタ、各調剤薬局と管理
センタとが通信回線で結ばれている。病院は、院外処方
箋を患者に渡すとともにそのデータを管理センタに通信
回線で送信する。管理センタは、患者個人毎に過去から
の処方箋を蓄積する。調剤薬局は、患者が持参した院外
処方箋の情報を、病院毎のID等により情報端末から管理
センタに送信し、院外処方箋の記載内容が同一かのチェ
ックを行い、問題なければ、処方箋に基ずき患者に薬を
出す。更に調剤薬局は、患者の履歴等を確認し、過剰な
投薬や組み合わせに間違いがないかを確認する。このよ
うに、調剤薬局では複数の病院や調剤薬局を管轄する管
理センタに確認できるので、患者が複数の病院にかかっ
ているときなどでも投薬ミスを防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院で発行された
院外処方箋処理を行う院外処方箋システムに関し、病院
と調剤薬局の間に管理センタを設け、処理を行うように
した院外処方箋システムに関する。
院外処方箋処理を行う院外処方箋システムに関し、病院
と調剤薬局の間に管理センタを設け、処理を行うように
した院外処方箋システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】現在医薬分業が進展しており、病院で診
察を受けた後薬を渡すときは院外処方箋を患者に渡し、
患者が院外処方箋を病院外の調剤薬局に持っていき、院
外処方箋に記載されている薬を調剤薬局から患者が受け
取るようになっている。
察を受けた後薬を渡すときは院外処方箋を患者に渡し、
患者が院外処方箋を病院外の調剤薬局に持っていき、院
外処方箋に記載されている薬を調剤薬局から患者が受け
取るようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】院内処方の時は、院内
薬局が処方箋のチェック機能を果していたが、院外処方
箋になると、院外処方箋を患者に渡すため、偽造や変造
等も考えられる。また、患者が複数の病院で治療を受け
ている場合は、それぞれの病院から複数の院外処方箋が
発行されることがあり、院外処方箋に記載されている薬
の相互作用が問題となる。
薬局が処方箋のチェック機能を果していたが、院外処方
箋になると、院外処方箋を患者に渡すため、偽造や変造
等も考えられる。また、患者が複数の病院で治療を受け
ている場合は、それぞれの病院から複数の院外処方箋が
発行されることがあり、院外処方箋に記載されている薬
の相互作用が問題となる。
【０００４】複数の病院で治療を受けていても、同一の
調剤薬局で薬を受け取っていれば患者が服用している薬
がわかり、薬の相互作用等が確認できるが、院外処方箋
が発行されるたびに異なる調剤薬局に行き薬を受け取る
と、その患者に投与されている薬の履歴を知ることがで
きない。このように調剤薬局の役割が高くなり、また院
内処方の時には問題にならなかったことが、院外処方に
なって問題点として出てくることがある。
調剤薬局で薬を受け取っていれば患者が服用している薬
がわかり、薬の相互作用等が確認できるが、院外処方箋
が発行されるたびに異なる調剤薬局に行き薬を受け取る
と、その患者に投与されている薬の履歴を知ることがで
きない。このように調剤薬局の役割が高くなり、また院
内処方の時には問題にならなかったことが、院外処方に
なって問題点として出てくることがある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】複数の医療機関（病院、
医院等）と調剤薬局との間に、各医療機関が発行する院
外処方箋の管理や処方箋を確認する管理センタを設け、
医療機関の情報端末と管理センタのデータベース(DB)及
び、管理センタのDBと調剤薬局の情報端末を通信回線で
結ぶ。現在使用している処方箋ベースにして、病院毎に
設定された独自の識別番号等IDと、病院内の処方箋IDを
新たに付加し院外処方箋を構成し、病院でその院外処方
箋を患者に渡すとともに院外処方箋のデータを管理セン
タに通信回線で送り、管理センタは、かかるデータを管
理し、調剤薬局は、患者が持参した院外処方箋から病院
のIDと処方箋IDを情報端末から入力し、管理センタでは
入力されたIDによりデータを検索し、そこに記載されて
いる薬に対し、処方箋履歴の確認、薬の相互作用（併用
禁忌、併用注意、相加作用、・・・等）の確認、処方箋
の記載誤りの確認、患者の申告ベースの薬歴や副作用の
確認等を行い、確認が終了したら病院から通信で送られ
てきた処方箋に調剤薬局向けの注意事項を記載し、処方
箋のデータを調剤薬局へ送信し、管理センタから送信さ
れた処方箋のデータと患者が持込んだ院外処方箋の記載
内容が同一か否かを調剤薬局が確認することとした。
医院等）と調剤薬局との間に、各医療機関が発行する院
外処方箋の管理や処方箋を確認する管理センタを設け、
医療機関の情報端末と管理センタのデータベース(DB)及
び、管理センタのDBと調剤薬局の情報端末を通信回線で
結ぶ。現在使用している処方箋ベースにして、病院毎に
設定された独自の識別番号等IDと、病院内の処方箋IDを
新たに付加し院外処方箋を構成し、病院でその院外処方
箋を患者に渡すとともに院外処方箋のデータを管理セン
タに通信回線で送り、管理センタは、かかるデータを管
理し、調剤薬局は、患者が持参した院外処方箋から病院
のIDと処方箋IDを情報端末から入力し、管理センタでは
入力されたIDによりデータを検索し、そこに記載されて
いる薬に対し、処方箋履歴の確認、薬の相互作用（併用
禁忌、併用注意、相加作用、・・・等）の確認、処方箋
の記載誤りの確認、患者の申告ベースの薬歴や副作用の
確認等を行い、確認が終了したら病院から通信で送られ
てきた処方箋に調剤薬局向けの注意事項を記載し、処方
箋のデータを調剤薬局へ送信し、管理センタから送信さ
れた処方箋のデータと患者が持込んだ院外処方箋の記載
内容が同一か否かを調剤薬局が確認することとした。
【０００６】
【作用】本発明の院外処方箋システムにより、患者の薬
歴、処方箋の確認、複数の医療機関から出される薬の相
互作用の確認、院外処方箋の偽造や変造を管理センタが
検査、管理でき、より適切に患者に合った投薬ができる
ようになり、医療事故の発生を防止できる。
歴、処方箋の確認、複数の医療機関から出される薬の相
互作用の確認、院外処方箋の偽造や変造を管理センタが
検査、管理でき、より適切に患者に合った投薬ができる
ようになり、医療事故の発生を防止できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる院外処方箋
システムの実施形態について説明する。
システムの実施形態について説明する。
【０００８】図１に示すように、各病院（医院等を含め
医療機関全般をいう）Ｈ（１〜ｎ）にはコンピュータ等
情報端末４が設置してあり、情報端末４は、管理センタ
１０のデータベース(DB)１２と通信回線１４で結ばれて
いる。更に、各調剤薬局（処方箋を扱っている薬局その
他をいう）Ｄ（１〜ｍ）にも同様な情報端末６が設置し
てあり、管理センタ１０のＤＢと通信回線１６で結ばれ
ている。これら病院Ｈと調剤薬局Ｄは、予め管理センタ
１０に登録してあり、それぞれに特有の識別番号（符
号）ＩＤが振り当てられている。
医療機関全般をいう）Ｈ（１〜ｎ）にはコンピュータ等
情報端末４が設置してあり、情報端末４は、管理センタ
１０のデータベース(DB)１２と通信回線１４で結ばれて
いる。更に、各調剤薬局（処方箋を扱っている薬局その
他をいう）Ｄ（１〜ｍ）にも同様な情報端末６が設置し
てあり、管理センタ１０のＤＢと通信回線１６で結ばれ
ている。これら病院Ｈと調剤薬局Ｄは、予め管理センタ
１０に登録してあり、それぞれに特有の識別番号（符
号）ＩＤが振り当てられている。
【０００９】病院Ｈが患者に渡す院外処方箋２０は、従
来の処方箋と内容としては大きく変化はなく、院外処方
箋２０を発行した病院Ｈの識別番号（以下ＩＤとする）
および病院Ｈ内でＩＤ等識別子が付してある。また院外
処方箋２０に記載された内容は、データ化され病院Ｈ内
のコンピュータに記憶させるとともに通信回線１４を介
して管理センタ１０に送信される。
来の処方箋と内容としては大きく変化はなく、院外処方
箋２０を発行した病院Ｈの識別番号（以下ＩＤとする）
および病院Ｈ内でＩＤ等識別子が付してある。また院外
処方箋２０に記載された内容は、データ化され病院Ｈ内
のコンピュータに記憶させるとともに通信回線１４を介
して管理センタ１０に送信される。
【００１０】尚、院外処方箋２０は、紙でなくメモリで
あって、所定の端末機器から読み出せるようにしたもの
でもよく、更にまたカードのように院外処方箋２０に対
応した番号が付され、調剤薬局Ｄでかかる番号から院外
処方箋２０の内容を管理センタ１０から引き出すように
してもよい。
あって、所定の端末機器から読み出せるようにしたもの
でもよく、更にまたカードのように院外処方箋２０に対
応した番号が付され、調剤薬局Ｄでかかる番号から院外
処方箋２０の内容を管理センタ１０から引き出すように
してもよい。
【００１１】院外処方箋２０を病院Ｈで受け取った患者
は、任意の調剤薬局Ｄに行き院外処方箋２０を提出し、
所定の薬をその調剤薬局Ｄで受け取る。患者が訪れた調
剤薬局が、管理センタ１０に管轄されている調剤薬局Ｄ
であれば、調剤薬局Ｄは、院外処方箋２０に記載されて
いる病院ＨのＩＤ、患者の氏名、生年月日等を情報端末
６から管理センタ１０に通信回線１６を介して送信し、
管理センタ１０のデータベース１２に保管されている対
応する病院Ｈの院外処方箋２０のデータを取り寄せる。
は、任意の調剤薬局Ｄに行き院外処方箋２０を提出し、
所定の薬をその調剤薬局Ｄで受け取る。患者が訪れた調
剤薬局が、管理センタ１０に管轄されている調剤薬局Ｄ
であれば、調剤薬局Ｄは、院外処方箋２０に記載されて
いる病院ＨのＩＤ、患者の氏名、生年月日等を情報端末
６から管理センタ１０に通信回線１６を介して送信し、
管理センタ１０のデータベース１２に保管されている対
応する病院Ｈの院外処方箋２０のデータを取り寄せる。
【００１２】また調剤薬局Ｄでは、患者の薬に対する特
異体質等を聞き、その情報を通信回線１６を介して管理
センタ１０に送信する。
異体質等を聞き、その情報を通信回線１６を介して管理
センタ１０に送信する。
【００１３】管理センタ１０では、病院Ｈから送信され
る院外処方箋２０に関するデータや調剤薬局Ｄから送ら
れてくる患者の情報等をデータベース１２に保管する。
る院外処方箋２０に関するデータや調剤薬局Ｄから送ら
れてくる患者の情報等をデータベース１２に保管する。
【００１４】次に管理センタ１０でのデータベースの構
築について説明する。
築について説明する。
【００１５】管理センタ１０では、薬に関するデータベ
ースとして、各病院で扱う全ての薬剤に関して予め薬毎
の各種情報（成分、含量、効能、用法、用量、注意事
項、副作用、半減期、更に薬相互の作用（併用禁忌、併
用注意、相加作用、相乗作用等）等）のデータベースが
構築してある。
ースとして、各病院で扱う全ての薬剤に関して予め薬毎
の各種情報（成分、含量、効能、用法、用量、注意事
項、副作用、半減期、更に薬相互の作用（併用禁忌、併
用注意、相加作用、相乗作用等）等）のデータベースが
構築してある。
【００１６】そして更に、患者に関するデータベースを
備える。例えば新たに病院Ｈで院外処方箋２０がある患
者に発行されて、その院外処方箋２０に関するデータが
管理センタ１０に送られると、管理センタ１０は、その
患者をその患者の住所、氏名、生年月日、保険証番号
等、本人を特定できる事項から特定しＩＤを付すととも
に、データベースにかかる患者の欄を形成し保管する。
このように、データベースにない患者に対しては、患者
に関するデータを順次新たに設ける。データベース内の
各患者の欄には、そのときの病名、投薬した薬名、量、
患者に対する注意事項（副作用、アレルギー等）等を記
載する。
備える。例えば新たに病院Ｈで院外処方箋２０がある患
者に発行されて、その院外処方箋２０に関するデータが
管理センタ１０に送られると、管理センタ１０は、その
患者をその患者の住所、氏名、生年月日、保険証番号
等、本人を特定できる事項から特定しＩＤを付すととも
に、データベースにかかる患者の欄を形成し保管する。
このように、データベースにない患者に対しては、患者
に関するデータを順次新たに設ける。データベース内の
各患者の欄には、そのときの病名、投薬した薬名、量、
患者に対する注意事項（副作用、アレルギー等）等を記
載する。
【００１７】また同一の患者が前回と同一の病院Ｈ、あ
るいは前回と異なる病院Ｈであって同一の管理センタ１
０の管轄にある病院Ｈで診療を受け、院外処方箋２０が
発行されてそのデータが管理センタ１０に送信されたと
きは、管理センタ１０は、データ内の本人を特定できる
事項から本人を特定し、データベースに既に登録されて
いることを確認し、所定の処理を行う。尚、将来個人一
人一人に番号が付されたときは、その個人番号を用いれ
ばより確実になる。
るいは前回と異なる病院Ｈであって同一の管理センタ１
０の管轄にある病院Ｈで診療を受け、院外処方箋２０が
発行されてそのデータが管理センタ１０に送信されたと
きは、管理センタ１０は、データ内の本人を特定できる
事項から本人を特定し、データベースに既に登録されて
いることを確認し、所定の処理を行う。尚、将来個人一
人一人に番号が付されたときは、その個人番号を用いれ
ばより確実になる。
【００１８】データベースに登録されていることが確認
されたなら、病院Ｈからの院外処方箋２０に記載されて
いる病名、薬名等をデータベースに記載し、更に過去や
現在使用している薬の相互の関係、すなわち同時服用禁
止（併用禁忌、併用注意、相加作用、相乗作用、・・
・）等の指示やアレルギー等の注意事項の有無を確認す
る。そして、調剤薬局Ｄから院外処方箋２０の照会があ
ったときは、それらのデータを調剤薬局Ｄに送付する。
されたなら、病院Ｈからの院外処方箋２０に記載されて
いる病名、薬名等をデータベースに記載し、更に過去や
現在使用している薬の相互の関係、すなわち同時服用禁
止（併用禁忌、併用注意、相加作用、相乗作用、・・
・）等の指示やアレルギー等の注意事項の有無を確認す
る。そして、調剤薬局Ｄから院外処方箋２０の照会があ
ったときは、それらのデータを調剤薬局Ｄに送付する。
【００１９】管理センタ１０では、調剤薬局Ｄからの院
外処方箋２０に関するデータに基づいて、保管されてい
る病院Ｈからのデータを検索し、該当するデータを選び
出し、所定のデータを調剤薬局Ｄを送り返すとともに、
院外処方箋２０に記載されている薬に対し、他の病院で
の投薬状況や患者の過去のアレルギー反応等の確認を行
い、また薬に関するデータベースを使用して必要事項が
あれば調剤薬局向けに注意事項を付して送り返す。
外処方箋２０に関するデータに基づいて、保管されてい
る病院Ｈからのデータを検索し、該当するデータを選び
出し、所定のデータを調剤薬局Ｄを送り返すとともに、
院外処方箋２０に記載されている薬に対し、他の病院で
の投薬状況や患者の過去のアレルギー反応等の確認を行
い、また薬に関するデータベースを使用して必要事項が
あれば調剤薬局向けに注意事項を付して送り返す。
【００２０】尚、院外処方箋２０毎に独自の識別符号
（ＩＤ）を院外処方箋に付し、管理センタ１０ではかか
る院外処方箋２０に付されたＩＤに基づいて照合作業を
するようにしてもよい。このようにすれば、同姓同名の
患者での取り違い等を防止できる。
（ＩＤ）を院外処方箋に付し、管理センタ１０ではかか
る院外処方箋２０に付されたＩＤに基づいて照合作業を
するようにしてもよい。このようにすれば、同姓同名の
患者での取り違い等を防止できる。
【００２１】また、管理センタ１０は他の管理センタと
通信回線等で相互に接続してもよい。
通信回線等で相互に接続してもよい。
【００２２】調剤薬局Ｄは、患者が持参した院外処方箋
２０と管理センタ１０から送られたデータの記載内容が
同一かどうかを確認し、更に注意事項等を照合し問題が
なければ、院外処方箋２０に基づいて患者に病院指定の
薬を渡す。
２０と管理センタ１０から送られたデータの記載内容が
同一かどうかを確認し、更に注意事項等を照合し問題が
なければ、院外処方箋２０に基づいて患者に病院指定の
薬を渡す。
【００２３】一方調剤薬局Ｄで、管理センタ１０から送
られてきた処方箋のデータと患者が持込んだ院外処方箋
２０との照合作業において問題が生じた場合、例えば患
者が持参した院外処方箋２０と管理センタ１０から送付
された処方箋のデータとが一致しない場合、薬の組み合
わせ、量等に問題があるときは、院外処方箋２０を発行
した病院Ｈに直接問い合せを行い、病院Ｈから指示を仰
ぐ。尚、病院Ｈへの問い合せは、管理センタ１０を介し
て病院Ｈに問い合わせを行うようにしてもよい。
られてきた処方箋のデータと患者が持込んだ院外処方箋
２０との照合作業において問題が生じた場合、例えば患
者が持参した院外処方箋２０と管理センタ１０から送付
された処方箋のデータとが一致しない場合、薬の組み合
わせ、量等に問題があるときは、院外処方箋２０を発行
した病院Ｈに直接問い合せを行い、病院Ｈから指示を仰
ぐ。尚、病院Ｈへの問い合せは、管理センタ１０を介し
て病院Ｈに問い合わせを行うようにしてもよい。
【００２４】次に、実際のシステムの流れについて説明
する。
する。
【００２５】患者が病院Ｈでの診察を終了して窓口で院
外処方箋２０を受け取ると、任意の調剤薬局Ｄに行き、
院外処方箋２０を出して病院Ｈが処方した薬を受け取
る。病院Ｈでは、院外処方箋２０のデータを管理センタ
１０に送信する。管理センタ１０は、病院Ｈからのデー
タを処理し、データベース化し保管する。調剤薬局Ｄ
は、患者が持参した院外処方箋１０の識別情報（ＩＤ
等）を管理センタ１０に送信し、患者の持参した院外処
方箋２０が病院Ｈが発行した院外処方箋２０に間違いな
いか確認し、さらに、その患者の薬歴、アレルギー等の
データを管理センタ１０のデータベースから入手し問題
がないか判断する。問題がなけければ、院外処方箋２０
に記載されている薬を患者に渡し、渡した旨を管理セン
タ１０に送信する。
外処方箋２０を受け取ると、任意の調剤薬局Ｄに行き、
院外処方箋２０を出して病院Ｈが処方した薬を受け取
る。病院Ｈでは、院外処方箋２０のデータを管理センタ
１０に送信する。管理センタ１０は、病院Ｈからのデー
タを処理し、データベース化し保管する。調剤薬局Ｄ
は、患者が持参した院外処方箋１０の識別情報（ＩＤ
等）を管理センタ１０に送信し、患者の持参した院外処
方箋２０が病院Ｈが発行した院外処方箋２０に間違いな
いか確認し、さらに、その患者の薬歴、アレルギー等の
データを管理センタ１０のデータベースから入手し問題
がないか判断する。問題がなけければ、院外処方箋２０
に記載されている薬を患者に渡し、渡した旨を管理セン
タ１０に送信する。
【００２６】一方、問題があるときは、院外処方箋２０
を発行した病院Ｈに問い合わせを行い、薬の内容を変更
する等適切な処置を受ける。
を発行した病院Ｈに問い合わせを行い、薬の内容を変更
する等適切な処置を受ける。
【００２７】このように、本院外処方箋システムによれ
ば、病院外での調剤薬局で薬を受け取る場合であって
も、院外処方箋の間違いや変造を防止、また複数の病院
に通院している場合であっても投薬の状態が把握でき、
適切な薬の服用ができる。
ば、病院外での調剤薬局で薬を受け取る場合であって
も、院外処方箋の間違いや変造を防止、また複数の病院
に通院している場合であっても投薬の状態が把握でき、
適切な薬の服用ができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明の院外処方箋システムによれば、
患者の薬歴、処方箋の確認、複数病院から出される薬の
相互作用の確認、院外処方箋の偽造や変造を管理センタ
で監視でき、より適切に患者に合った投薬ができるよう
になり、医療事故の発生を防止できる。
患者の薬歴、処方箋の確認、複数病院から出される薬の
相互作用の確認、院外処方箋の偽造や変造を管理センタ
で監視でき、より適切に患者に合った投薬ができるよう
になり、医療事故の発生を防止できる。
【図１】本発明による院外処方箋システムの一例を示す
構成図。
構成図。
Ｈ 医院を含む医療機関 Ｄ 調剤薬局 ４、６ 情報端末 １０ 管理センタ １２ データベース １４、１６ 通信回線
Claims (5)
- 【請求項１】 少なくとも１の医療機関と少なくとも１
の調剤薬局との間にそれらを管轄する管理センタを設
け、前記医療機関が患者に発行し該患者が前記調剤薬局
に持参した院外処方箋の内容を前記調剤薬局が前記管理
センタに確認可能としたことを特徴とする院外処方箋シ
ステム。 - 【請求項２】 前記医療機関と前記管理センタおよび該
管理センタと前記調剤薬局とは通信回線を介して接続
し、前記医療機関は、前記患者に発行した院外処方箋の
内容を前記通信回線を介して前記管理センタに送信し、
前記調剤薬局は患者が持参した院外処方箋の内容を前記
通信回線を介して前記管理センタに確認するようにした
ことを特徴とする請求項１記載の院外処方箋システム。 - 【請求項３】 前記医療機関は、患者に発行した院外処
方箋の内容と同等の情報を該医療機関を識別する識別番
号とともに前記通信回線を介して前記管理センタに送信
し、 前記管理センタは、各医療機関から送信された各患者の
薬歴等の管理情報を患者毎に記憶し、前記調剤薬局から
の問い合わせに対して前記管理情報を検索し該当する患
者の情報を前記調剤薬局に前記通信回線を介して送信
し、 前記調剤薬局は、前記患者が院外処方箋を持参した際、
該院外処方箋の内容を前記管理センタに問い合わせ、前
記院外処方箋の正当性と該患者の必要な注意事項を入手
し、これら事項を確認した後前記患者に薬を渡すように
したことを特徴とする請求項２記載の院外処方箋システ
ム。 - 【請求項４】 前記医療機関及び前記調剤薬局は、前記
通信回線に接続された端末装置を備え、 前記管理センタは、前記医療機関から送信された患者の
薬歴等の管理情報を患者毎に記憶し、前記調剤薬局から
の問い合わせに対して前記管理情報を検索し該当する患
者の情報を前記調剤薬局に送信する情報管理装置を備
え、該情報管理装置は前記医療機関及び前記調剤薬局の
端末装置と接続している請求項３記載の院外処方箋シス
テム。 - 【請求項５】 複数の医療機関（病院、医院等）と複数
の調剤薬局との間に、前記医療機関の情報端末および前
記調剤薬局の情報端末を通信回線で結んだ、各医療機関
が発行する院外処方箋の管理や処方箋を確認する管理セ
ンタを設け、 前記病院毎に設定された独自の識別符号を付した院外処
方箋を構成し、 診療後病院は前記院外処方箋を患者に渡すとともに該院
外処方箋のデータを前記管理センタに前記通信回線を介
して送信し、 管理センタは、かかるデータを管理し、前記調剤薬局
は、患者が持参した院外処方箋から病院の識別符号や処
方箋の識別符号を情報端末から入力し、 管理センタでは、前記調剤薬局から送信された識別符号
によりデータを検索し、院外処方箋に記載されている薬
に対し、処方箋履歴の確認、薬の相互作用（併用禁忌、
併用注意、相加作用、・・・等）の確認、処方箋の記載
誤りの確認、患者の申告ベースの薬歴や副作用の確認等
を行い、確認が終了したら前記病院から通信回線を介し
て送られてきたデータに調剤薬局向けの注意事項を付し
て処方箋のデータを調剤薬局へ送信し、 管理センタから送信された処方箋のデータと患者が持込
んだ院外処方箋の記載内容が同一か否かを調剤薬局が確
認して、該患者に薬を渡すことを特徴とした院外処方箋
システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000346268A JP2002149818A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 院外処方箋システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000346268A JP2002149818A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 院外処方箋システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002149818A true JP2002149818A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18820171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000346268A Pending JP2002149818A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 院外処方箋システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002149818A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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- 2000-11-14 JP JP2000346268A patent/JP2002149818A/ja active Pending
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