JP2001270091A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001270091A
JP2001270091A JP2000211531A JP2000211531A JP2001270091A JP 2001270091 A JP2001270091 A JP 2001270091A JP 2000211531 A JP2000211531 A JP 2000211531A JP 2000211531 A JP2000211531 A JP 2000211531A JP 2001270091 A JP2001270091 A JP 2001270091A
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Japan
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ohp
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ink
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Shinobu Sasaki
忍 佐々木
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取得した用紙タイプ情報にかかわらず、的確
に用紙タイプに応じた処理を行い、OHP用紙自体やプ
リンタ内部を汚すことを防止する。 【解決手段】 印刷する用紙がOHP用紙か否かの用紙
タイプ情報を取得し、この用紙タイプ情報に基づいてイ
ンク出力を異ならせて印刷するインクジェットプリンタ
において、印刷しようとする用紙が少なくとも専用OH
P用紙か否かを検出する用紙タイプセンサを設け、取得
した用紙タイプ情報がOHP用紙以外であっても、用紙
タイプセンサが専用OHP用紙を検出した場合は、印刷
データを間引して印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷する用紙がO
HP用紙か否かの用紙タイプ情報を取得し、この用紙タ
イプ情報に基づいてインク出力を異ならせて印刷するイ
ンクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタには、複数の用
紙タイプ、すなわちOHP用紙とそれ以外の用紙(普通
紙)に印刷できるものがある。このようなインクジェッ
トプリンタでは、用紙がOHP用紙かそれ以外の普通の
用紙かを示す用紙タイプ情報をオペレータが予めホスト
コンピュータなどから入力したり、プリンタのオペレー
ションパネルなどから入力することにより、プリンタ側
でこの用紙タイプ情報を取得して、用紙タイプごとに最
適なインク出力を行うようになっている。
【0003】例えばOHP用紙に普通紙と同じインク出
力を行うと、インク量が多すぎてOHP用紙自体を汚し
てしまったり、プリンタ内部を汚してしまったりするた
め、プリンタが取得した用紙タイプ情報がOHP用紙で
ある場合は普通紙に印刷する場合よりもインク量を少な
くしてインク出力を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のインク
ジェットプリンタでは、オペレータが用紙タイプ情報を
入力し、その用紙タイプ情報を取得してOHP用紙か否
かを判断していたので、オペレータによる用紙タイプ情
報の入力ミスなどにより、これから印刷する用紙がOH
P用紙であるにもかかわらず、入力した用紙タイプ情報
が普通紙となっている場合も考えられる。このような場
合には、OHP用紙に対してインクジェットプリンタ側
では普通紙と同じインク出力を行ってしまうことになる
ので、インク量が多すぎてOHP用紙自体を汚してしま
ったり、プリンタ内部を汚してしまったりする問題があ
る。
【0005】また、上述したようなOHP用紙に印刷で
きるインクジェットプリンタでは、OHP用紙に良好な
印刷を行うことができるように、推奨する専用OHP用
紙が決められている場合がある。このような場合であっ
ても、従来はOHP用紙と非OHP用紙とを区別できな
かったので、非専用OHP用紙に印刷した場合には例え
ばインクの定着が不十分で良好な印刷結果が得られなか
ったり、定着しきれないインクでプリンタ内部を汚して
しまったりする問題もある。
【0006】そこで、本発明は、取得した用紙タイプ情
報にかかわらず、的確に用紙タイプに応じた処理を行う
ことができ、OHP用紙自体やプリンタ内部を汚すこと
を防止できるインクジェットプリンタを提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、印
刷する用紙がOHP用紙か否かの用紙タイプ情報を取得
し、この用紙タイプ情報に基づいてインク出力を異なら
せて印刷するインクジェットプリンタにおいて、印刷し
ようとする用紙が少なくとも専用OHP用紙か否かを検
出する用紙タイプ検出手段と、取得した用紙タイプ情報
がOHP用紙以外であるときに、用紙タイプ検出手段が
専用OHP用紙を検出した場合は、印刷データを間引い
たインク出力のパターンで印刷する制御手段とを設けた
インクジェットプリンタにある。
【0008】請求項2の本発明は、印刷する用紙がOH
P用紙か否かの用紙タイプ情報を取得し、この用紙タイ
プ情報に基づいてインク出力を異ならせて印刷するイン
クジェットプリンタにおいて、印刷しようとする用紙が
少なくとも非専用OHP用紙か否かを検出する用紙タイ
プ検出手段と、取得した用紙タイプ情報がOHP用紙以
外であるときに、用紙タイプ検出手段が非専用OHP用
紙を検出した場合は、印刷動作を中断して用紙を排出す
る制御手段とを設けたインクジェットプリンタにある。
【0009】請求項3記載の発明は、印刷する用紙がO
HP用紙か否かの用紙タイプ情報を取得し、この用紙タ
イプ情報に基づいてインク出力を異ならせて印刷するイ
ンクジェットプリンタにおいて、印刷しようとする用紙
が少なくとも専用OHP用紙か否かを検出する用紙タイ
プ検出手段と、取得した用紙タイプ情報がOHP用紙以
外であるときに、用紙タイプ検出手段が専用OHP用紙
を検出した場合は、印刷データをその専用OHP用紙に
適した印刷データに再編集する再編集手段と、この再編
集手段にて再編集した印刷データに基づいて印刷する制
御手段とを設けたインクジェットプリンタにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、インクジェットプリンタ
の構成を示す図で、1は筐体、2はこの筐体1のほぼ中
央に図中矢印方向に回転自在に配設されたドラム、3は
インク吐出口をドラム2に対向して設けたインクジェッ
トヘッド、4は給紙カセット、5は排紙トレイ、6は給
紙カセット4から給紙された用紙Pの搬送路を示してい
る。
【0011】前記インクジェットヘッド3には図示しな
いインクタンクからインクが供給されるようになってい
る。上記用紙Pの用紙タイプとしては、専用OHP用
紙、非専用OHP用紙、普通紙がある。
【0012】前記インクジェットヘッド3は、図4の
(a)及び(b)、図5の(a)及び(b)に示すように、複数のイ
ンク吐出口を主走査方向に配設し、この主走査方向に全
体が移動可能に配設されている。このインクジェットヘ
ッド3は各インク吐出口の間隔を150dpiに設定し
ており、このインクジェットヘッド3により300dp
iの印刷を行うには、図4の(c)に示すように、先ずド
ラム2の1周目の回転時に解像度150dpiでインク
出力を行う。
【0013】次にインクジェットヘッド3を主走査方向
にインク吐出口の間隔の1/2だけ移動し、ドラム2の
2周目の回転時に1周目でインク出力したドットの間に
インクを着弾させる。このような印刷を行うのは用紙タ
イプが例えば普通紙などOHP用紙以外に印刷する場合
である。
【0014】また、用紙タイプが専用OHP用紙の場
合、インクジェットヘッド3を1周目と2周目で移動さ
せるのは普通紙の場合と同様であるが、この場合は図5
の(c)に示すように1周目と2周目で副走査方向、すな
わち、用紙の搬送方向に1ラインずらして印刷を行う。
【0015】前記給紙カセット4近傍には、給紙カセッ
ト4の用紙Pを1枚ずつピックアップして搬送路6へ導
入させるピックアップローラ7が設けられている。また
前記搬送路6には給紙カセット4からの用紙Pを搬送路
6に沿って搬送させる搬送ローラ8が設けられている。
【0016】前記給紙カセット4は、筐体1に対して脱
着自在に設けられている。前記筐体1には、給紙カセッ
ト4からピックアップローラ7によりピックアップされ
た用紙Pの用紙タイプ(専用OHP用紙、非専用OHP
用紙、普通紙)を検出するための用紙タイプ検出手段と
しての用紙タイプセンサ10が設けられている。
【0017】この用紙タイプセンサ10は、例えばバー
コードセンサで構成する。専用OHP用紙にはバーコー
ドが付されており、これを読取ることにより専用OHP
用紙であることが分るようにしてあるので、用紙タイプ
センサ10でこのバーコードを読取った結果から専用O
HP用紙であるか否かを検出する。
【0018】具体的には、用紙タイプセンサ10でバー
コードが読取れた場合、それが専用OHP用紙を示すバ
ーコードであるときは専用OHP用紙であると判断し、
それ以外である場合は非専用OHP用紙であると判断す
る。また、非専用OHP用紙にはバーコードが付されて
いない場合もあるが、OHP用紙であれば光が透過し、
普通紙であれば光が透過しないため、バーコードが読取
れない場合は、用紙タイプセンサ10で光が透過したか
否かを判断する。そして、光が透過した場合は非専用O
HP用紙であると判断し、光が透過しない場合は普通紙
であると判断する。
【0019】このようなインクジェットプリンタは、給
紙カセット4から送り出される用紙Pをドラム2に巻付
けて固定し、用紙Pごとドラム2を回転してインクジェ
ットヘッド3からインク出力を行って印刷を行う。な
お、上記給紙カセット4の他に、給紙トレイを設け、こ
の給紙トレイからOHP用紙などを給紙するようにして
もよい。
【0020】図2は、本実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタの構成を示すブロック図で、21は制御部本
体を構成するCPU(中央処理装置)、22はこのCP
U21が各部を制御するためのプログラムデータ等を格
納したROM(リード・オンリ・メモリ)、23はCP
U21が行う各種データ処理のために使用される受信バ
ッファなどの各種メモリを設けたRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)、24はI/O(入出力)ポート、2
5はホストコンピュータ26が通信ケーブルを介して接
続されるI/F(インタフェース)である。前記CPU
21とROM22、RAM23、I/Oポート24、I
/F25とは制御バス、システムバス、データバス等の
バスライン27により電気的に接続されている。
【0021】前記I/Oポート24には、インクジェッ
トヘッド3を駆動するヘッドドライバ28、前記ドラム
2、ピックアップローラ7、搬送ローラ8などを駆動す
る搬送モータ29を駆動するモータドライバ31、用紙
タイプ情報の1つであるOHP用紙を指定するOHP指
定キー32aなどのオペレータが操作する各種操作キー
や各種情報を表示するLCD(液晶表示器)などの表示
器32bを設けたオペレーションパネル32がそれぞれ
接続されている。
【0022】なお、OHP用紙の指定はOHP指定キー
32aによらずに、ホストコンピュータ26におけるプ
リンタドライバなどのソフトウエアで行うようにしても
よい。
【0023】また、前記I/Oポート24には、前記用
紙タイプセンサ10の他、図示はしないがドラム2に用
紙Pが正常に巻付いたことを検出するチャックセンサや
給紙カセット4の着脱の有無を検出する給紙カセットセ
ンサなどの各種センサ33が接続されている。
【0024】前記CPU21は、印刷に先立ってOHP
指定キー32aが押された場合は、用紙タイプ情報とし
てOHP用紙を取得したと判断する。そして、ホストコ
ンピュータ26から印刷命令を受信すると、このホスト
コンピュータ26からの印刷データをOHP用のデータ
(印字データに基づくOHP用のインク出力のパター
ン)に変換し、このOHP用のデータでインク出力を行
うことにより通常のインク量よりも少ないインク量で印
刷を行う。これに対して、OHP指定キー32aが押さ
れない場合は用紙タイプ情報としてOHP用紙以外を取
得したと判断して、図3に示す処理を行う。
【0025】すなわち、CPU21は、先ず、ステップ
ST1にて、ホストコンピュータ26から印刷命令の受
信待ちを行う。そして、印刷命令を受信したと判断した
場合は、ホストコンピュータ26から印刷データをRA
M23の受信バッファに受信し、ステップST2にて、
搬送モータ29を駆動してピックアップローラ7により
給紙カセット4から用紙Pをピックアップし、搬送路6
に送出させる。続いて、ステップST3にて、用紙タイ
プセンサ10で用紙タイプを検出する。
【0026】そして、ステップST4にて、用紙タイプ
センサ10からの出力により用紙タイプ10が専用OH
P用紙であると判断した場合は、ステップST5にて、
印刷データの間引処理を行い、ステップST6にて、間
引した印刷データで印刷処理を行う(請求項1の制御手
段)。すなわち、印刷データの間引を行った図5の(c)
に示すような印刷パターンで印刷を行う。
【0027】また、ステップST4にて、用紙タイプセ
ンサ10からの出力により用紙タイプが専用OHP用紙
でないと判断した場合は、ステップST7にて、さら
に、用紙タイプセンサ10からの出力により用紙タイプ
が非専用OHP用紙であるか否かを判断する。
【0028】そして、用紙タイプが非専用OHP用紙で
あると判断した場合は、ステップST8にて、印刷処理
を一時中断し(請求項2の制御手段)、ステップST9
にて、用紙、すなわち、非専用OHP用紙Pを排紙トレ
イ5に排出し、ステップST10にて、エラー処理を行
う。
【0029】このエラー処理では、例えば、オペレーシ
ョンパネル32の表示器32bに専用OHP用紙でない
旨の表示と印刷データを破棄するか否かをキー入力にて
選択させる表示を行う。このとき、印刷データを破棄す
る場合はRAM23の受信バッファをクリアし、印刷デ
ータを破棄しない場合は給紙カセット4や給紙トレイに
用紙Pがセットし直されたところでステップST3の処
理に戻る。
【0030】また、ステップST7にて、用紙タイプが
非専用OHP用紙でないと判断した場合、すなわち、普
通紙であると判断した場合は、ステップST11にて、
通常の印刷処理を行う。すなわち、印刷データの間引を
することなく印刷する。
【0031】このような構成の本実施の形態において
は、印刷に先立ってOHP指定キー32aが押された場
合は、用紙タイプ情報としてOHP用紙を取得したと判
断し、ホストコンピュータ26から印刷命令を受信する
と、ホストコンピュータ26からの印刷データをOHP
用のデータ(印字データに基づくOHP用のインク出力
のパターン)に変換し、このOHP用のデータで専用O
HP用紙にインク出力を行う。これにより、普通紙に対
する通常印刷時のインク量よりも少ないインク量で印刷
を行う。
【0032】これに対して、OHP指定キー32aが押
されない場合は用紙タイプ情報としてOHP用紙以外を
取得したと判断する。このように、用紙タイプ情報とし
てOHP用紙以外を取得したと判断した場合には、用紙
タイプセンサ10により給紙カセット4や給紙トレイか
ら搬送路6に送り込まれる用紙Pの用紙タイプ、すなわ
ち、専用OHP用紙か、非専用OHP用紙か、普通紙か
を検出し、実際に検出した用紙タイプに応じた処理を行
う。
【0033】すなわち、用紙タイプが専用OHP用紙で
ある場合は印刷データを間引いて印刷し、非専用OHP
用紙である場合は印刷処理を一時中断し用紙Pを排出し
てエラー処理を行う。また、用紙タイプが普通紙である
場合は、印刷データを間引することなく通常の印刷処理
を行う。
【0034】これにより、取得した用紙タイプ情報、す
なわち、OHP指定キーが押されたか否かにかかわら
ず、的確に用紙タイプに応じた処理を行うことができ
る。すなわち、オペレータが指定した用紙タイプ情報が
OHP用紙以外であっても、用紙タイプセンサ10で実
際に検出した用紙タイプが専用OHP用紙であれば、通
常よりもインク量を少なくして印刷することができる。
【0035】従って、オペレータが用紙タイプ情報を入
力ミスしたり、OHP用紙を指定し忘れたりしても、専
用OHP用紙に適切なインク量の印刷を行うことができ
る。これにより、インク量が多すぎてOHP用紙自体を
汚してしまったり、プリンタ内部を汚してしまったりす
ることを防止できる。
【0036】また、用紙タイプセンサ10で実際に検出
した用紙タイプが非専用OHP用紙であれば、印刷処理
を一時的に中断するので、非専用OHP用紙であるため
にインクの定着が不十分で良好な印刷結果が得られなか
ったり、定着できないインクでプリンタ内部を汚してし
まったりすることも未然に防止できる。
【0037】(第2の実施の形態)なお、この実施の形
態で使用するプリンタの基本構成は図1と同じであるが
ここではカラー印刷するプリンタを使用する。従って、
インクジェットヘッドとしてはシアンC、マゼンタM、
イエローY、ブラックKの各色を印刷するための4本の
インクジェットヘッドを使用することになる。そして、
この4本のインクジェットヘッドは図1と同様の位置に
4本が平行に配置される。また、回路ブロックの構成も
インクジェットヘッドとヘッドドライバの対が4つ設け
られる以外は図2と同じである。従って、同一の部分に
は同一の符号を付して説明する。
【0038】このプリンタは、ホストコンピュータから
R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各デー
タからなるカラー画像データを取り込むと、用紙タイプ
の判断を行う。これは、第1の実施の形態と同様、OH
P指定キー32aが操作されていればOHP用紙である
と判断し、また、OHP指定キーが操作されていなけれ
ば用紙タイプセンサ10で検出して判断する。
【0039】そして、用紙タイプを用紙タイプセンサ1
0で検出するときには、CPU21は、図6に示す処理
を行う。これは、先ず、ステップST21にて、ホスト
コンピュータ26からRGBのカラー画像データを取り
込むと、ステップST22にて、色変換処理を行って
R、G、Bの色データをそれぞれ印刷のためにC、M、
Yの色データに色変換する。そして、ステップST23
にて、黒作成処理を行う。すなわち、C、M、Yの色デ
ータからK(ブラック)の色データを作成する。
【0040】続いて、ステップST24にて、ハーフト
ーン作成処理を行い、最終的にC、M、Y、Kのビット
マップデータを作成する。そして、このビットマップデ
ータをヘッドドライバに出力する前に、ステップST2
5にて、用紙タイプセンサ10で検出した用紙タイプが
専用OHP用紙か否かを判断する。そして、専用OHP
用紙であると判断したときには、続いて、ステップST
26にて、C、M、Y、Kのビットマップデータの再計
算処理を行う。
【0041】この再計算処理は、合計のインク量が専用
OHP用紙に最適な一定値aを越えないように再計算を
行う。すなわち、C、M、Y、Kの合計値がAであった
とすると、新たなビットマップデータC´、M´、Y
´、K´の合計値がa(<A)となるように、C´=C
×a/A、M´=M×a/A、Y´=Y×a/A、K´
=K×a/Aの演算処理を行う。これをグラフで示せば
図7に示すようになり、この演算処理によって図中実線
のグラフが一点鎖線のグラフのように変換される。
【0042】このようにして再計算されて得た、C´、
M´、Y´、K´のビットマップデータをそれぞれ対応
するヘッドドライバに出力し、ステップST27にて、
印刷処理を行う。これにより、専用OHP用紙に対して
最適なインク量で画像印刷を行うことができる。
【0043】また、ステップ25にて、用紙が専用OH
P用紙以外の用紙であると判断したときには、ステップ
26の再計算処理をパスし、直ちに、ステップST27
にて、印刷処理を行う。
【0044】このように、オペレータが指定した用紙タ
イプ情報がOHP用紙以外であっても、用紙タイプセン
サ10で実際に検出した用紙タイプが専用OHP用紙で
あれば、再計算処理を行うことで通常よりもインク量を
少なくして印刷することができる。従って、オペレータ
が用紙タイプ情報を入力ミスしたり、OHP用紙の指定
を忘れたりしても、専用OHP用紙に適切なインク量の
印刷を行うことができる。これにより、インク量が多す
ぎてOHP用紙自体を汚してしまったり、プリンタ内部
を汚してしまったりすることを防止できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、オ
ペレータが指定した用紙タイプ情報がOHP用紙以外で
あっても、用紙タイプ検出手段で実際に検出した用紙タ
イプが専用OHP用紙であれば、通常よりもインク量を
少なくして印刷することができるので、オペレータが用
紙タイプ情報を入力ミスしたり、OHP用紙の指定を忘
れたりしても、専用OHP用紙に適切なインク量の印刷
を行うことができる。これにより、インク量が多すぎて
OHP用紙自体を汚してしまったり、プリンタ内部を汚
してしまったりすることを防止できる。
【0046】また、用紙タイプ検出手段で実際に検出し
た用紙タイプが非専用OHP用紙であれば、印刷処理を
一時的に中断するので、非専用OHP用紙であるために
インクの定着が不十分で良好な印刷結果が得られなかっ
たり、定着できないインクでプリンタ内部を汚してしま
ったりすることも未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタの構成を示す図。
【図2】同実施の形態におけるインクジェットプリンタ
のブロック図。
【図3】同実施の形態においてOHP用紙以外の用紙タ
イプ情報を取得した場合に行う処理を示す流れ図。
【図4】同実施の形態において普通紙に印刷するときの
インクジェットヘッドの移動と印刷ドットパターンを示
す図。
【図5】同実施の形態において専用OHP用紙に印刷す
るときのインクジェットヘッドの移動と印刷ドットパタ
ーンを示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における印刷データ
処理を示す流れ図。
【図7】同実施の形態において再計算処理を行う前の
C、M、Y、Kの合計インク量と再計算処理を行った後
のC´、M´、Y´、K´の合計インク量を示すグラ
フ。
【符号の説明】
2…ドラム 3…インクジェットヘッド 4…給紙カセット 10…用紙タイプセンサ 21…CPU 22…ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷する用紙がOHP用紙か否かの用紙
    タイプ情報を取得し、この用紙タイプ情報に基づいてイ
    ンク出力を異ならせて印刷するインクジェットプリンタ
    において、 印刷しようとする用紙が少なくとも専用OHP用紙か否
    かを検出する用紙タイプ検出手段と、 取得した用紙タイプ情報がOHP用紙以外であるとき
    に、前記用紙タイプ検出手段が専用OHP用紙を検出し
    た場合は、印刷データを間引いたインク出力のパターン
    で印刷する制御手段と、を設けたことを特徴とするイン
    クジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 印刷する用紙がOHP用紙か否かの用紙
    タイプ情報を取得し、この用紙タイプ情報に基づいてイ
    ンク出力を異ならせて印刷するインクジェットプリンタ
    において、 印刷しようとする用紙が少なくとも非専用OHP用紙か
    否かを検出する用紙タイプ検出手段と、 取得した用紙タイプ情報がOHP用紙以外であるとき
    に、前記用紙タイプ検出手段が非専用OHP用紙を検出
    した場合は、印刷動作を中断して用紙を排出する制御手
    段と、を設けたことを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 印刷する用紙がOHP用紙か否かの用紙
    タイプ情報を取得し、この用紙タイプ情報に基づいてイ
    ンク出力を異ならせて印刷するインクジェットプリンタ
    において、 印刷しようとする用紙が少なくとも専用OHP用紙か否
    かを検出する用紙タイプ検出手段と、 取得した用紙タイプ情報がOHP用紙以外であるとき
    に、前記用紙タイプ検出手段が専用OHP用紙を検出し
    た場合は、印刷データをその専用OHP用紙に適した印
    刷データに再編集する再編集手段と、 この再編集手段にて再編集した印刷データに基づいて印
    刷する制御手段と、を設けたことを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
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