JPH08118736A - カラー印字装置および方法 - Google Patents

カラー印字装置および方法

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JPH08118736A
JPH08118736A JP26403994A JP26403994A JPH08118736A JP H08118736 A JPH08118736 A JP H08118736A JP 26403994 A JP26403994 A JP 26403994A JP 26403994 A JP26403994 A JP 26403994A JP H08118736 A JPH08118736 A JP H08118736A
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JP26403994A
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English (en)
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Koji Fukunaga
耕司 福長
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷中止時の画質の劣化を改善する。 【構成】 通信制御回路DATA CONTROLを介
して受信したカラーデータをランダムアクセスメモリR
AM内のバッファに一時保存し、印字する。印字中止の
指示を受けた場合、中央演算処理装置CPUはバッファ
内の印字データを調べ3色全て揃ったカラーデータのみ
を印字した後、印字を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー印字ヘッドが縦
方向に配置されカラー印字装置における、印字中止およ
び印字終了の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホスト(コンピュータなどの情報
発生源)からプリンタへ送られてくるカラーデータは、
プリンタのヘッド形状とは無関係に決められている。例
えば、CMYK(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラッ
ク)の4色からなるカラーデータで、各色を複数ラスタ
単位で順番に送るようなカラーデータの転送方式があ
る。ホストからこのようにカラーデータが送られてくる
場合、カラー印字ヘッドが縦方向に配置されカラープリ
ンタでは、カラー印字を行うために、各カラーデータの
内、現在のヘッド位置で印字可能なカラーに対しての印
字を行う。その時点で印字できないカラーデータは、各
カラーデータの保存バッファに保存され、一致するヘッ
ド位置に達したときに印字される。カラーデータの印字
と、カラーヘッド分のフィードを繰り返し行うことによ
り全カラーデータの印字を行う。
【0003】また、カラーヘッドが横に各色分並べられ
た横並びカラーヘッドもあった。しかしながら、横並び
カラーヘッドでは、ヘッドが大型化するためプリンタの
小型化やコストの点で縦並びヘッドに対して不利な点も
多くある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、何等かの都合で印字の中止が指示されたとき
に即座に印字を中止をするとまだ重ね合わされていない
カラー部分で中止される。このような状態では、中止し
た最後の印字部分では、正しく重ね合わせが行われない
という問題が発生する。また、ホストからの印字データ
について各色が揃って送られた時点で、中止されるとは
必ずしも限らない。このためカラーデータも、中止した
時点で完全に揃っているとは限らない。この点において
も、色の不具合が発生する可能性がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、カラー印字ヘッドが縦方向に配置されたカラー印字
装置においても印字の中止時に印刷画像が劣化すること
がないカラー印字装置および方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、印字を行うための
複数色分の印字ヘッドを有し、それぞれの印字ヘッドが
縦方向に配置され、カラーデータに従って、前記複数色
分の印字ヘッドにより各カラーを順次重ね合わせてカラ
ー印字を行うカラー印字装置において、印字が中止され
たことを認識する印字中止認識手段と、前記カラーデー
タを保存するカラーデータ保存手段と、該カラーデータ
保存手段により保存されたカラーデータの内の印字が中
止された時点において同一位置の各カラーデータが完全
に揃っている部分を判定する判定手段とを有し、前記印
字中止認識手段により印字の中止が認識された場合、前
記判定手段の判定結果を用いて印字が中止された位置ま
で、各カラーデータの印字を行うことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、さらに、前記判
定手段により得られた完全に揃ったカラーデータまでの
印字を行い、前記判定手段の判定結果が不完全なデータ
と判定した場合には、その不完全なデータの印字を行わ
ないことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、さらに、印字ヘ
ッドはインクジェットヘッドであることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、さらに、前記カ
ラーデータの印字はバンド単位で行われることを特徴と
する。
【0010】請求項5に記載の発明は、さらに、印字を
行うための複数色分の印字ヘッドを有し、それぞれの印
字ヘッドが縦方向に配置され、カラーデータに従って、
前記複数色分の印字ヘッドにより各カラーを順次重ね合
わせてカラー印字を行うカラー印字方法において、印字
が中止されたことを認識し、前記カラーデータをメモリ
に保存し、当該保存されたカラーデータの内の印字が中
止された時点において同一位置の各カラーデータが完全
に揃っている部分についての判定を実行し、印字の中止
が認識された場合、前記判定の結果に基づき、印字が中
止された位置まで、各カラーデータの印字を行うことを
特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1,5の発明では、カラーデータ保存手
段に保存されたカラーデータを判別することにより複数
色全ての印字が可能か否かを判定することができる。
【0012】請求項2の発明では、カラーデータ不完全
のときには、そのカラーデータは印字されない。
【0013】請求項3の発明では、印字がバンド単位で
行われることにより高速印字が達成される。
【0014】請求項4の発明では、インクジェットヘッ
ドを用いることにより高画質が得られる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0016】(実施例1)図1は、本発明を適用したプ
リンタの構成を示す。プリンタは以下の構成部品を有す
る。すなわち、プリンタ制御用の中央演算処理装置CP
U、後述する図6〜図8に示すフローチャートに係るプ
リンタ制御用プログラムやプリンタエミュレーションプ
ログラムや印字フォントを備えた読出し専用メモリRO
M、印字のためのカラーあるいはモノクロデータやホス
トからの受信データやプリンタ制御用のフラグを蓄えて
おくランダムアクセスメモリRAM、ホストからのデー
タやコマンドの受け取りや管理を行う通信制御回路DA
TA CONTROL、印字ヘッドに印字データを与え
たり、ヘッドの制御を行うヘッド制御回路HEADCO
NTROL、キャリジを動かすモータや紙のフィードを
行うモータや給紙を行うようなモータの制御を行うモー
タ制御回路MOTOR CONTROL、オンライン・
オフラインを切り換えるキーやフィードを給紙を行うキ
ーなどのキーの制御を行うキー制御回路KEY CON
TROL、オンライン・オフラインを知らせるLED
(発光素子)やデータの有り無しを示すLEDなどを制
御するLED制御回路LED CONTROLで構成さ
れ、バスBUSを介してこれらの構成部品が結ばれてい
る。
【0017】なお、中央演算処理装置が本発明の印字中
止認識手段,判定手段として機能する。ランダムアクセ
スメモリRAM内に設けられた後述のバッファが本発明
のカラーデータ保存手段として機能する。
【0018】図2は、ヘッドの概略構成を示した図であ
る。符号(A)はカラーインクジェットヘッド、(B)
はモノクロインクジェットヘッドを示している。カラー
ヘッド(A)は、三色のカラーヘッド部分とブラックヘ
ッドの部分からなり、上からイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の順で並び、
三色は24ドット、ブラックは64ドットから成り、そ
れぞれの色の間は色の干渉を防ぐために8ドットずつの
間隔が取られている。インクジェットのヘッドであれば
位置ドットごとに一本のノズルが配置されており、この
場合では1ドットは1/360DPI(ドット/イン
チ)の分解能を持つ。カラーデータの印字は四色のイン
クジェットヘッドからそれぞれの色のインクを噴出して
行い、それぞれの色の重なりよりインクジェットヘッド
にない色の印字も可能となる。ブラックインクジェット
ヘッドの部分はモノクロの印字で使われる。モノクロイ
ンクジェットヘッド(B)はモノクロ印字専用のインク
ジェットヘッドでブラックインクジェットヘッドだけで
構成される。インクジェットヘッドは128ドットで構
成され、一度の印字では128ドットの全てのインクジ
ェットヘッドを使うことが出来る。
【0019】それぞれのインクジェットヘッドは、イン
クジェットヘッドの下端が同じ位置となるように成形さ
れ、ヘッド交換が行われてもヘッドの下端は一致する。
モノクロ印字の場合はカラーインクジェットヘッドで
は、下端より64ドットのブラックインクジェットヘッ
ドが使われ、モノクロインクジェットヘッドでは下端か
ら128ドットで印字される。
【0020】図3は本実施例のカラー印字の場合のカラ
ーインクジェットヘッドの位置と印字領域の縦範囲を示
す。図3を見やすくするために、図2に示したインクジ
ェットヘッドの図を右にずらして示している。この図で
は24ドット単位のバンドb1〜b8まで全色が重ねら
れて印字されるまでのインクジェットヘッドの位置と印
字される各色の関係を示している。符号(1)〜(1
4)までの間の各印字パスの印字によりb1〜b8間で
のカラー印字が完成する。一回の印字パスが終了する
と、24ドット分のフィードが行われ次に印字する位置
にヘッドが到達する。インクジェットヘッドの図の中に
示した数字が各パスで印字されるインクジェットヘッド
のバッファ位置を表し、一つの数字が8ドットのデータ
を示している。
【0021】インクジェットヘッドで印字されるデータ
とランダムアクセスメモリRAM内に設けられたバッフ
ァ内で保存されるデータの関係を図4に示す。バッファ
のサイズは各色で異なり、常に先に印字されるブラック
はバッファサイズが少なく、一番後から印字されるイエ
ローは印字が開始されるまで保持する必要があるデータ
分だけ保持できるバッファを持っている。ホストからの
データは、各色の内1,2,3…の順で送られ、現在の
ヘッド位置に対応したデータが使われる。この印字の場
合、ブラックインクジェットヘッドは64ドットの内、
下から24ドットを使う。
【0022】図3の印字パス(1)では、ブラックイン
クジェットヘッドの下から24ドットで1,2,3のブ
ラックデータを印字している。次に24ドットのフィー
ドを行い、図3の印字パス(2)で4,5,6のブラッ
クデータを印字する。図3の印字パス(4)でシアンの
インクジェットヘッド位置がバンドb1の到達し、A,
B,Cのブラックデータと1,2,3のシアンデータを
印字する。図3の印字パス(5)でマゼンダのインクジ
ェットヘッド位置がバンドb1の2/3に到達し、D,
E,Fのブラックデータと4,5,6のシアンデータと
1,2のマゼンダデータを印字する。図3の印字パス
(6)でイエローのインクジェットヘッド位置がバンド
b1の1/3に到達し、10,11,12のブラックデ
ータと7,8,9のシアンデータと3,4,5のマセン
ダデータと1のイエローデータを印字する。図3の印字
パス(7)で13,14,15のブラックデータとA,
B,Cのシアンデータと6,7,8のマゼンダデータと
2,3,4のイエローデータを印字する。
【0023】図3の印字パス(7)が終了してバンドb
1は、4色ともに印字されたことになる。バンドb1と
バンドb2の1/3は、カラーの印字が完全に終了した
ことになる。同様に印字とフィードを繰り返し行い、図
3の印字パス(14)まで終了すると、バンドb8まで
の印字が完了する。
【0024】図4は本実施例で、ホストから送られてく
る各色のデータを保持するためのバッファを示してお
り、縦並びカラーインクジェットヘッドを用いた場合、
ブラックインクジェットヘッドが常に先に印字され、イ
エローインクジェットヘッドが最後に印字されることに
なる。カラーデータが、各色ごとに繰り返して送られて
くる場合、イエローは図3の印字パス(6)で初めて印
字されバッファのデータもそのときから使われ始める。
イエローバッファは印字が開始されるまでに送られてき
たデータを保持する必要があり、各色により必要とされ
るバッファのサイズが異なる。ブラックが一番少なく、
イエローが一番多くなる。バッファは印字されるとその
分だけ空きの領域となり、その分だけホストからのデー
タを受け取ることができる。バッファは繰り返して利用
され、リング状に使われる。
【0025】図5は図4に示した各カラーデータをホス
トから受け取った後、バンドb5を印字した時点すなわ
ち印字パス(5)で印字の中止が指定された場合のイン
クジェットヘッドの位置と印字されるデータの関係を示
す。
【0026】各カラーデータはバンドb8まで揃ってお
り、中止が指定された時点のバンドb5までは完全な印
字が可能である。バンドb5の印字は印字パス(5)か
ら印字パス(11)まで実行することにより完全な印字
となり、印字パス(11)以前に印字を中止すると、正
しい印字が得られない。カラーデータが揃っている場合
には、一番先に印字される位置、すなわち、ブラックデ
ータの位置までが最終に印字されるバンドになる。図5
の場合には、バンドb5となる。ブラックデータは印字
パス(5)でD,E,Fを印字し、印字パス(6)以降
では、データがバッファに存在していてもブラックデー
タの印字は行なわない。印字パス(8)以降は、シアン
データの印字は行なわない。マゼンダについては、印字
パス(10)でヘッドの1/3に当たるFのデータのみ
が印字される。以降のパスではマゼンダは印字されな
い。イエローデータについては、印字パス(11)でヘ
ッドの2/3に当たるE,Fのデータのみ印字される。
印字パス(11)が終了して、バンドb5までの印字が
終了する。バンドb5までは全色重ねられて印字され完
全な印字が行なわれる。以降のバンドはどの色も印字さ
れないため、不完全な印字が行なわれることは起らな
い。印字が中止されたバンドまで完全にカラーで印字さ
れたことになる。
【0027】図6は他の印字態様を示し、印字結果とし
ては図5と同様な場合を表している。この例はバンドb
5まで印字されることは図5と同様であるが、印字の中
止が指定されるのではなく、ホストから送られてきたデ
ータの量がバンドb6の途中までしかなかった場合を示
している。図5はそのときのカラーバッファの内容を表
し、ブラックデータ,シアンは12までバッファ内に保
持している。マゼンダ,イエローデータは、Fまで保持
している。データとして完全に色が揃っているのは、デ
ータFまでであり、以降は中途半端な状態となってい
る。印字パス(6)を印字する時点で、バンドb6のデ
ータが完全でないことが判断されると、ブラックデータ
10,11,12はバッファに存在するが以降の印字を
行なわないようにする。印字パス(11)までのバンド
b5に印字されるデータが印字され、バンドb5までは
完全な印字が行なえる。完全に色が揃っているバンドま
での印字が正しく行なえる。
【0028】以下、フローチャートに従って本実施例の
システム動作を詳細に説明する。なお、以下に述べるフ
ローチャートに示す手順は、中央演算処理装置CPUに
おいて実行される。
【0029】図7は、カラー印字処理の詳細を示す。中
央演算処理装置CPUは、まずステップS1で印字の中
止が指示されたかどうかをチェックする。中止の指示は
中止指示用キーKEYの押下によりキー制御回路KEY
CONTROLから指示されたり、初期化信号などが
通信制御回路DATA CONTROLから入力された
場合に生じる。印字中止が指示されなかった場合、手順
はステップS2へ進み、中央演算処理装置CPUは印字
パスの決定を行なう。印字パスは現在のヘッド位置とデ
ータからその時点で印字すべき色やデータを図3のよう
に印字パスとそのヘッド位置で印字される色データの関
係を決定する。各パスで印字される色データを図4に示
したバッファから探しだし印字データとして各パスで印
字させる。
【0030】次に手順はステップS3へ進み、中央演算
処理装置CPUは各パスでのカラーデータが完全に揃っ
ているかどうかをチェックする。上記バッファの内容か
ら、図4の例ではデータの“18”までは、4色ともに
揃っていることが分かる。しかしながら、図6の例で
は、ブラック,シアンのデータに対してマゼンダ,イエ
ローはデータが不足していることが分かる。この場合に
は印字パス(9)以降で足らない色データがあることに
なり、バンドb6からは全色揃っていないため、完全な
カラー印字は出来ない。また図5の印字パス例では、印
字パス(11)のイエローデータまでの印字は行なう
が、印字パス(12)で印字が中止される。中央演算処
理装置CPUは、カラーデータが完全であれば実行手順
をステップS4へ進め、全カラーの印字を行う。
【0031】ただし、全カラーデータが揃っていない場
合、図5の印字パス(9)のブラックなどでは、バッフ
ァ内にはデータがあるが、他の色が不完全であるため、
ブラックデータの印字は行なわない。同様に、バンドb
6以降のデータは印字を行なわないように印字データを
制御する。中央演算処理装置CPUは次にステップS5
へ手順を進め、印字パスの更新を行う。印字パスの更新
は、次の印字パスを決定する。次にステップS6で中央
演算処理装置CPUは全印字パスが終了したかどうかを
チェックする。全印字パスが終了していなければ、ステ
ップS1へ戻り、繰り返す。ステップS1で、印字中止
の指示があった場合、実行手順はステップS7に進み、
印字中止処理を実行する。なお、印字中止処理は図8の
フローチャートで詳細に説明する。印字中止処理は印字
が中止された時点のバンドが完全に印字されるまで実行
され、終了するとステップS8で印字終了となる。ステ
ップS3でカラーデータが完全でなかった場合とステッ
プS6で全パスの印字が終了した場合には、ステップS
8へ進み、印字終了となる。
【0032】図8,9は図7のステップS7の印字中止
処理の詳細手順を示す。印字中止が指示された場合、こ
の手順により中止が指示された時点のバンドまで完全に
各色を印字する。図8においてステップS10で中央演
算処理装置CPUは各カラーの最終印字データを決定す
る。図5の例では印字パス(5)を印字する時点で印字
が中止された場合が示されており、各カラーともD,
E,Fのデータを印字した後に印字が終了することを示
している。この場合には、各カラーともにバッファ中の
Fのデータが最終印字データとなる。実行手順は次にス
テップS11へ進み、中央演算処理装置CPUは最終の
印字パスを決定する。この例では最終の印字パスは、一
番後から印字されるイエローデータが、データFを印字
する印字パスとなり印字パス(11)が最終となる。
【0033】次に実行手順はステップS12へ進み、最
終印字パスかどうかをチェックする。ステップS11で
決定した最終印字パスを印字したかどうかがチェックさ
れ、印字されていれば実行手順は戻り(リターン)とな
る。最終印字パスでなければ実行手順はステップS13
へ進み、ブラックデータ有りかどうかをチェックする。
このチェックは印字しようとする印字パスで、ステップ
S10で決定されたブラックデータの最終データを印字
し終っているかどうかを判定し、印字されていればブラ
ックデータの印字ヘッドへのセットを行わない。ステッ
プS13でブラックデータがあると判定された場合、実
行手順はステップS14へ進む。ステップS14で、中
央演算処理装置CPUはブラックデータの印字ヘッドへ
のセットを行い、手順をステップS15へ進める。以下
上述のブラックの場合と同様に、中央演算処理装置CP
Uはシアン,マゼンダ,イエローデータのセットの判定
と、セットを行う。図5の印字パス(10)の例では、
ブラック,シアンデータは、最終印字データを越えてい
るため印字データとならない。マゼンダデータは、Fデ
ータのみセットされ、イエローデータは、B,C,Dデ
ータがセットされる。次にステップS21へ進み、セッ
トされているからデータを印字する。次にステップS2
2へ進み、印字パスの更新を行い次に印字するパスを決
定する。次にステップS12へ戻り、これらの印字処理
を繰り返し実行する。
【0034】以上の処理により、カラーの印字処理が実
行され、印字が中止された場合には印字中止処理が実行
され中止が指示された時点まで、完全なカラーでの印字
が可能となる。また、カラーデータが完全に揃っていな
いような場合にも、バンドを印字する際にバンド内のカ
ラーデータが完全に揃っているかどうかを判定して、カ
ラーデータが完全に揃っている所まで印字を行うことが
可能となる。
【0035】(実施例2)実施例1では、8ビットを1
バンドとしたバンド単位のカラーデータをイメージデー
タとして用いたが、1ラスタ単位のラスタデータを用い
ることもでき、データの構成は本実施例の限りではな
い。またインクジェットヘッドの形状についても、本実
施例ではブラック64,シアン,マゼンダ,イエロー2
4ドットであったが、縦にカラーヘッドが並んでいる構
成であれば、この限りではない。ヘッド内のカラー順序
に関しても、この実施例の限りではない。
【0036】(実施例3)本実施例では、カラーインク
ジェットヘッドにブラックインクジェットヘッド部分を
含むインクジェットヘッドを使って説明したが、三色、
シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y)でブラ
ックを発色することも可能で、この場合三色が重なった
色が黒となる。このようにしてブラックインクジェット
ヘッドを持たないカラーインクジェットヘッドでも、、
黒の発色方法を除けば、本発明が適用できる。
【0037】(実施例4)本実施例では、ブラックの印
字に際してブラックインクジェットヘッド64ドットの
内24ドットを使い、他のカラーでは24ドット内の2
4ドットを使用して印字を行ったが、インクジェットヘ
ッドのドット数の範囲内で変えることも可能である。ま
た、本実施例では、カラーデータを同じ色では重ね合わ
せないように印字制御していたが、同じ色を重ねて印字
するような印字制御の場合にも適用することが可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,5の発
明では、縦並びのカラーヘッドを用いた場合でも、印字
途中で印字の中止を行っても、中止された時点のデータ
を正しい色で完全に印字できるという効果がある。
【0039】請求項2の発明では、完全にホストから送
られてくるカラーデータが揃っていない場合でも、完全
にカラーデータが揃っている位置まで印字することがで
き、不完全な色での印字を行わないという効果がある。
【0040】請求項3の発明では、印字がバンド単位で
行われることにより高速印字が達成できるという効果が
ある。
【0041】請求項4の発明では、インクジェットヘッ
ドを用いることにより高画質が得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシステム構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明実施例のカラーインクジェットヘッドと
モノクロインクジェットヘッドの概略構成図を示す説明
図である。
【図3】本発明実施例の印字パスと印字データの関係を
示す説明図である。
【図4】本発明実施例の各カラーデータを保持するバッ
ファの保存内容を示す説明図である。
【図5】本発明実施例の印字パスと印字データの関係を
示す説明図である。
【図6】本発明実施例の各カラーデータを保持するバッ
ファの保存内容を示す説明図である。
【図7】カラー印字処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図8】印字中止処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図9】印字中止処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
CPU 中央演算処理装置 RAM ランダムアクセスメモリ ROM 読出し専用メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字を行うための複数色分の印字ヘッド
    を有し、それぞれの印字ヘッドが縦方向に配置され、カ
    ラーデータに従って、前記複数色分の印字ヘッドにより
    各カラーを順次重ね合わせてカラー印字を行うカラー印
    字装置において、 印字が中止されたことを認識する印字中止認識手段と、
    前記カラーデータを保存するカラーデータ保存手段と、 該カラーデータ保存手段により保存されたカラーデータ
    の内の印字が中止された時点において同一位置の各カラ
    ーデータが完全に揃っている部分を判定する判定手段と
    を有し、前記印字中止認識手段により印字の中止が認識
    された場合、前記判定手段の判定結果を用いて印字が中
    止された位置まで、各カラーデータの印字を行うことを
    特徴とするカラー印字装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段により得られた完全に揃っ
    たカラーデータまでの印字を行い、前記判定手段の判定
    結果が不完全なデータと判定した場合には、その不完全
    なデータの印字を行わないことを特徴とする請求項1に
    記載のカラー印字装置。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドはインクジェットヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー印字装置。
  4. 【請求項4】 前記カラーデータの印字はバンド単位で
    行われることを特徴とする請求項1に記載のカラー印字
    装置。
  5. 【請求項5】 印字を行うための複数色分の印字ヘッド
    を有し、それぞれの印字ヘッドが縦方向に配置され、カ
    ラーデータに従って、前記複数色分の印字ヘッドにより
    各カラーを順次重ね合わせてカラー印字を行うカラー印
    字方法において、 印字が中止されたことを認識し、 前記カラーデータをメモリに保存し、 当該保存されたカラーデータの内の印字が中止された時
    点において同一位置の各カラーデータが完全に揃ってい
    る部分についての判定を実行し、 印字の中止が認識された場合、前記判定の結果に基づ
    き、印字が中止された位置まで、各カラーデータの印字
    を行うことを特徴とするカラー印字方法。
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