JP3389700B2 - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP3389700B2
JP3389700B2 JP24780094A JP24780094A JP3389700B2 JP 3389700 B2 JP3389700 B2 JP 3389700B2 JP 24780094 A JP24780094 A JP 24780094A JP 24780094 A JP24780094 A JP 24780094A JP 3389700 B2 JP3389700 B2 JP 3389700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドットマトリクス画
像を記録ヘッド、例えばマルチノイズ、マルチカラーの
インクジェットヘッドを走査することによって記録する
画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インク液滴を記録用紙などに向け
て噴射または吐出することにより、文字または画像など
の出力を行うインクジェットプリンタは、普通紙への出
力が可能であり、かつ、動作音が静かであり、また、廉
価であることから注目を集めている。また、カラーイン
クジェットプリンタでは、シアン、マゼンタ、イエロ、
黒のインクを用いるのが一般的であり、この4色のイン
クを組み合わせて面積階調法を用いて基本色となる4色
以外の中間色を表現する。
【0003】しかしながら、トナーなどを用いる複写機
とは異なり、カラーインクジェットプリンタでは、イン
ク特有の問題がしばしば画質欠陥の原因になる。例え
ば、2次色と言われるインク4色以外のグリーン、ブル
ー、レッドを表現するとき、2色のインクが重ねて印字
される。このとき、インクが乾燥する前に、2次色同士
の境界線に、にじみが発生する。
【0004】そこで、上述したにじみを防止するため
に、インク滴液をすばやく吸収する用紙を改良すること
が望まれる。しかしながら、用紙を改良しても、用紙の
コストがアップにつながるという問題が生じる。また、
通常のインクと組成が異なる速乾性のインクを用いれ
ば、重ね印字したときにカラーのイメージでは高画質が
得られる。しかしながら、黒インクなどで文字を印字す
ると、発色性に欠け、黒に近い色だけが焼けたような色
となるという問題が生じる。また、これとは逆に、遅乾
性のインクを用いると、文字ははっきりと印字される
が、用紙の繊維に沿ってにじみが生じ、画質が劣化する
という問題が生じる。
【0005】また、従来のインクジェットプリンタで
は、印字される画像の濃度が高くなることによって発生
する問題もある。インクの濃度が高くなればなるほど、
用紙に浸透するインク量が増加し、それいによって用紙
が波をうったり、用紙の裏へインクが浸透してしまうと
いう問題が生じる。
【0006】このような問題を解決するために、同じバ
ンドを数スキャンさせる間に、千鳥印字させるような方
法が多く開示されている。また、特開平3−69272
号公報には、濃度を調整する方法として、テストチャー
トを用いた色調整方法がカラー画像形成装置の中で開示
されている。これは、イエロ、マゼンタ、シアンの単色
有彩色チャートと、3色のインクを混色させた無彩色チ
ャートを濃度別に印字し、予め用意している基準チャー
トと合致したものを採用する方式で濃度を指定するもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像出力装置では、印字駆動方法が複雑になる
ため、印字速度が遅くなるという問題があった。また、
上記濃度チャート照合による濃度補正では、テストチャ
ートを印字する必要があり、手間がかかるという問題が
あった。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、印字駆動を複雑せず、かつ、印字速度を遅くす
ることなく、容易ににじみの発生を防止でき、高品質で
印字できる画像出力装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、外部機器から、印
字データと当該印字データを間引きして印字濃度を決
するN×Mのフィルタデータとが含まれた入力データ
を受信する受信手段と、受信された入力データを、印字
データとフィルタデータとに分別する分別手段と、分別
されたフィルタデータを記憶する記憶手段と、複数のノ
ズルを有し、分別された印字データを記録媒体に記録す
る記録ヘッドと、前記記憶手段に記憶されたフィルタデ
ータに基づいて前記記録ヘッドの出力を調整する出力調
整手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明では、前記複数
のノズルを所定数毎に分割して、前記記録ヘッドを複数
のブロックに分割する分割手段と、前記記憶手段に記憶
されたフィルタデータを前記分割手段によって分割され
た前記複数のブロックの各々に割り当てるフィルタデー
タ割当手段と、を具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載の発明では、前記出力
調整手段は、前記記憶手段に記憶されたフィルタデータ
分別された印字データとの論理積をとり、前記記録ヘ
ッドの出力とすることを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明によれば、外部機器から、印字データ
当該印字データを間引きして印字濃度を決定するN
×Mのフィルタデータとが含まれた入力データを受信手
段によりダウンロードし、受信された入力データを、印
字データとフィルタデータとに分別し、分別されたフィ
ルタデータを記憶手段に記憶する。次いで、記憶手段に
記憶されたフィルタデータに基づいて、出力調整手段に
より、記憶ヘッドの出力を調整する。これにより、印字
駆動を複雑せず、かつ、印字速度を遅くすることなく、
容易ににじみの発生を防止し、高品質で印字することが
可能となる。
【0013】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。 A.実施例の構成 図1は本発明の実施例による画像出力装置の構成を示す
ブロック図である。図において、1は本実施例による画
像出力装置であり、以下に述べる構成要件を備えてい
る。また、2は入力I/F部であり、例えばホストコン
ピュータなどの外部機器が接続されている。この入力I
/F部2は、外部機器とのデータ授受におけるインター
フェースとして動作し、受信した入力データを入力デー
タ解析部3へ供給する。上記入力データには、外部機器
であるホストコンピュータが、印字すべきデータととも
に送出する、後述するフィルタデータが含まれている。
なお、入力I/F部2を介してのデータ受信は、ダウン
ロードフォントをプリンタにダウンロードするように、
当該画像出力装置1へ印刷データを送る要領で受信され
る。
【0014】入力データ解析部3は、上記入力データを
解析し、入力データの種類に応じて、印字データ、印字
制御データ、フィルタデータなどに分別して、フィルタ
データをフィルタデータ記憶部4に供給し、印字データ
および印字制御データを出力処理部5に供給する。具体
的には、その入力データが印刷データそのものか、もし
くは印刷を制御するための制御言語かなどを判断する。
フィルタデータであると認識した場合には、次に続くデ
ータをフィルタデータとしてフィルタデータ記憶部4に
供給する。上記フィルタデータは、印字データとAND
(論理積)処理されることにより、印字データの間引き
を行うために用いられる。なお、フィルタデータの詳細
については後述する。フィルタデータ記憶部4には、上
述したダウンロードされたフィルタデータが記憶され
る。
【0015】次に、出力処理部5は、入力データ解析部
3から供給される印字データと、フィルタデータ記憶部
4に記憶されているフィルタデータとに基づいて、双方
のAND処理を行いながら出力バッファ7へ書き込む。
すなわち、出力処理部5は、ヘッド分割が指定されてい
るか否かを判断して、どのノズルを用いるかノズルを選
択し、現在の印字ヘッド9のスペック、分割数、ノズル
色間のスペース数などをノズル選択部6に供給するとと
もに、フィルタデータ記憶部4のフィルタデータを分割
ヘッド毎に処理して出力バッファ7にデータを書き込
む。ノズル選択部6は、印字ヘッド9を分割して印字す
る場合、現在の印字ヘッドのスペック、分割数、ノズル
色間のスペース数などに基づいて、印字に用いるノズル
を選択して有効ノズルを決定する。
【0016】また、出力バッファ7は、印字用の出力フ
ォーマットに変換された入力画像の内容、すなわち上記
フィルタデータとAND処理された印字データを保持す
る。8はヘッド制御部であり、出力バッファ7の印字デ
ータを読み出しながら印字ヘッド9を駆動するようにな
っている。印字ヘッド9は、上記ヘッド制御部8によっ
て出力バッファ7から読み出される印字データに基づい
て実際に用紙へインクを噴出して印字する。10はモー
タ制御部であり、印字ヘッド9が搭載されるキャリッジ
を駆動させる。
【0017】ここで、図2を参照して印字ヘッド9の構
成について説明する。印字ヘッド9は、図2に示すよう
に、32ノズルを1ブロック(K0,K1,K2,K
3)とする、全128個の縦に並んだノズルN0〜N1
27から構成されている。なお、ここでは、各色(Y,
M,C,K)128ノズルのヘッドだと仮定し、黒の印
字ヘッドのみを例にとって説明する。通常の画質で印字
する場合には、全てのノズルN0〜N127、すなわち
全てのブロックK0〜K3で印字する。一方、高画質で
印字する場合には、印字ノズル9を4分割して、1ブロ
ック当たり32ノズルを用いて印字するようにノズルを
選択する。それぞれのブロックは、K0〜K3で示さ
れ、紙送り方向は矢印Aの方向である。
【0018】次に、フィルタデータについて説明する。
図3はダウンロードされたフィルタデータの一例を示す
模式図である。図において、12は、フィルタデータで
あり、該フィルタデータ12は、Nドット×Mドットで
表すことができる。フィルタの大きさはどのような大き
さでも構わないが、印字ヘッド9の縦幅以内であること
が望ましい。ここでは、図2に示すように、8×8のフ
ィルタデータ12として説明する。図3において、白で
示される部分は、印字データをオフにする部分を示して
おり、これに対して、斜線の部分は印字データをオンに
する部分である。すなわち、印字データと該フィルタデ
ータ12との論理積をとることにより、斜線の部分のみ
が有効となって印字されることになる。
【0019】図3では、全64ドットのうち、2ドット
に1ドットがオフ状態であるので、50%の濃度で印字
される。出力処理部5は、フィルタデータ12の種類に
かかわらず、フィルタデータ12と印字データの論理積
をとるだけでよいので、複雑な回路構成を必要としな
い。また、フィルタデータ12のオフのドット数を多く
することによって濃度が下がり、オフのドット数を少な
くすることによって濃度を上げることができるので、複
雑な制御を必要としない。このように、フィルタデータ
12をダウンロードすることにより濃度設定の自由度を
容易に向上させることができる。
【0020】次に、ノズル選択部6によるノズル分割、
および複数のダウンロードフィルタの割り当てについて
説明する。前述したように、印字ノズル9は、各色12
8ノズルのヘッドからなり、通常の画質で印字する場合
には、全てのノズル、全てのブロックで印字し、一方、
高画質印字の要求がされた場合には、印字ノズル9を4
分割して、1ブロック当たり32ノズルを用いて印字す
る。ノズル選択部6は、出力処理部5から供給されるヘ
ッドの情報、分割ブロック数などの情報に基づいて有効
ノズルを決定する。出力処理部5では、通常、1バンド
単位で処理を行うが、その1バンドの情報、印字ノズル
数、イメージへのポインタは、1度のスキャンでいくつ
のノズルで印字するかによって変化する。
【0021】図2では、128ノズル、4分割であるの
で、1バンドは32ノズルとなり、画像を32ライン単
位で印字することになり、紙送り量は32ノズル幅にな
る。出力処理部5は、それぞれのブロックに対して、図
3もしくは図4(a)〜同図(d)に示すようなフィル
タデータ12a〜12dを割り当てる。図3に示すフィ
ルタデータ12a〜12dは、通常の品質での印字に用
いられ、図4(a)〜同図(d)に示すフィルタデータ
12a〜12dは、印字ノズルを分割して印字する高品
質での印字に用いられる。例えば、図2に示すブロック
K0には、図4(a)のファルタデータ12a、ブロッ
クK1には図4(b)に示すフィルタデータ12b、ブ
ロックK2には図4(c)に示すフィルタデータ12
c、ブロックK3には図4(d)に示すフィルタデータ
12dを割り当てる。このときも、出力処理部5は、フ
ィルタデータ12a〜12dと印字データとの論理積を
とるだけでよいので、複雑な回路構成を必要としない。
【0022】B.実施例の動作 次に、上述した実施例の動作について説明する。 (a)ドラフト印字 まず、ドラフトの印刷について説明する。外部機器とし
てのホストコンピュータから印刷データが入力I/F部
2へ供給されると、入力データ解析部3において、上記
印刷データが解析され、印字データ、印字制御データ、
フィルタデータ12などに分別される。フィルタデータ
12はフィルタデータ記憶部4に記憶され、印字データ
および印字制御データは出力処理部5に供給される。こ
の場合、フィルタデータ12としては、例えば図3に示
すものが用いられる。次に、出力処理部5において、入
力データ解析部3から供給される印字データと、フィル
タデータ記憶部4に記憶されている、図3に示すフィル
タデータ12との論理積をとり、その結果を出力バッフ
ァ7へ書き込む。
【0023】したがって、出力処理部では、印字データ
は2ドットに1ドットのみが有効となるよう変換され
る。ノズル選択部6では、印字に用いるノズルとして、
図2に示す印字ノズル9の全ノズルN0〜N127を有
効ノズルとして決定する。そして、ヘッド制御部8によ
り、出力バッファ7の上記印字データを読み出しながら
印字ヘッド9を駆動し、用紙へインクを噴出して印字す
る。この結果、用紙には、ホストコンピュータから供給
された印字データの50%の濃度で印字される。さら
に、用紙への印刷は、1ドット毎に印字されるので、ド
ット間でのにじみの発生を防止でき、インク消費量を節
約できる。
【0024】(b)通常印刷 次に、通常の印刷について説明する。外部機器としての
ホストコンピュータから印刷データが入力I/F部2へ
供給されると、入力データ解析部3において、上記印刷
データが解析され、印字データ、印字制御データなどに
分別される。この通常印刷では、フィルタデータ12と
の論理積は行われないので、フィルタデータ12は存在
しない。次に、出力処理部5において、入力データ解析
部3から供給される印字データをそのまま出力バッファ
7へ書き込む。
【0025】したがって、出力処理部では、印字データ
の全てが有効となる。ノズル選択部6では、印字に用い
るノズルとして、図2に示す印字ノズル9の全ノズルN
0〜N127を有効ノズルとして決定する。そして、ヘ
ッド制御部8により、出力バッファ7の上記印字データ
を読み出しながら印字ヘッド9を駆動し、用紙へインク
を噴出して印字する。この結果、用紙には、ホストコン
ピュータから供給された印字データの100%の濃度で
印字される。この通常印刷では、後述する高画質印字に
比べ、高画質ではないが、フィルタデータ12との論理
積演算を行わないので、印字速度が速いという利点が得
られる。
【0026】(c)高画質印字 次に、印字ノズル9を分割することにより高画質で印字
する場合について説明する。図5ないし図8は本実施例
の動作を説明するための模式図である。外部機器として
のホストコンピュータから印刷データが入力I/F部2
へ供給されると、入力データ解析部3において、上記印
刷データが解析され、印字データ、印字制御データ、フ
ィルタデータなどに分別される。フィルタデータはフィ
ルタデータ記憶部4に記憶され、印字データおよび印字
制御データは出力処理部5に供給される。この場合、フ
ィルタデータとしては、例えば図4(a)〜同図(d)
に示すものが用いられる。次に、出力処理部5におい
て、入力データ解析部3から供給される印字データと、
フィルタデータ記憶部4に記憶されているフィルタデー
タ12a〜12dとのAND処理を行いながら、その結
果を出力バッファ7へ書き込む。
【0027】この場合、まず、印字ノズル9のブロック
K0で、図5(a)に示すように、最初のバンドB0を
印字する。このとき、ブロックK0では、図5(b)に
示すフィルタデータ12a(図4(a)と同じもの)と
印字データとのAND処理が行われた結果に基づいて印
字が行われる。ここで、例えば用紙の左上角に注目する
と、最上段のドットは、ノズルN31によって印字さ
れ、その2つ下のドットは、ノズルN29によって印字
される。他のドットに関しては、図示していないが、図
5(b)に示すフィルタデータ12aのオン(斜線部)
部分に基づいて印字されることは言うまでもない。ここ
で、例えば用紙の左上角の4ドットに注目すると、この
時点では4ドットのうち左上角が(1)番目に印字され
ている。
【0028】次に、印字ノズル9の印字が用紙の右端ま
で移行すると、すなわち、ブロックK0によるバンドB
0の印字が終了すると、用紙が32ドット分(1ブロッ
ク分)、図面の上方向に移動するとともに、印字ノズル
9が左端へ戻る。この結果、印字ノズル9と用紙との位
置関係は、図6(a)に示すようになる。引き続き、印
字ノズル9による印字が行われるわけであるが、このと
き、ブロックK1に注目すると、該ブロックK1では、
図6(b)に示すフィルタデータ12b(図4(b)と
同じもの)と印字データとのAND処理が行われた結果
に基づいて印字が行われる。ここで、例えば用紙の左上
角の4ドットに注目すると、ノズルN31で印字された
最上段のドットの右下のドットがノズルN62によって
(2)番目に印字されることになる。なお、ブロックK
0においても、前述したのと同様の処理で印字されてい
ることは言うまでもない。
【0029】次に、印字ノズル9の印字が用紙の右端ま
で移行すると、すなわち、ブロックK0,K1によるバ
ンドB0,B1の印字が終了すると、用紙が32ドット
分(1ブロック分)、図面の上方向に移動するととも
に、印字ノズル9が左端へ戻る。この結果、印字ノズル
9と用紙との位置関係は、図7(a)に示すようにな
る。引き続き、印字ノズル9による印字が行われるわけ
であるが、このとき、ブロックK2に注目すると、該ブ
ロックK2では、図7(b)に示すフィルタデータ12
c(図4(c)と同じもの)と印字データとのAND処
理が行われた結果に基づいて印字が行われる。ここで、
例えば用紙の左上角の4ドットに注目すると、ノズルN
31で印字された左上角のドットの右横のドットがノズ
ルN95によって(3)番目に印字されることになる。
なお、ブロックK0,K1においても、前述したのと同
様の処理で印字されていることは言うまでもない。
【0030】次に、印字ノズル9の印字が用紙の右端ま
で移行すると、すなわち、ブロックK0,K1、K2に
よるバンドB0,B1,B2の印字が終了すると、用紙
が32ドット分(1ブロック分)、図面の上方向に移動
するとともに、印字ノズル9が左端へ戻る。この結果、
印字ノズル9と用紙との位置関係は、図8(a)に示す
ようになる。引き続き、印字ノズル9による印字が行わ
れるわけであるが、このとき、ブロックK3に注目する
と、該ブロックK3では、図8(b)に示すフィルタデ
ータ12d(図4(d)と同じもの)と印字データとの
AND処理が行われた結果に基づいて印字が行われる。
ここで、例えば用紙の左上角の4ドットに注目すると、
ノズルN31で印字された左上角のドットの真下のドッ
トがノズルN126によって(4)番目に印字されるこ
とになる。なお、ブロックK0,K1,K2において
も、前述したのと同様の処理で印字されていることは言
うまでもない。
【0031】上述した左角の4ドットに限らず、ある任
意のドットに関しても、上述同様、それに隣接するドッ
トへの印字は、1バンド毎に行われるので、ドット間で
のにじみの発生を防止できる。また、上述した実施例で
は、黒(K)に対する印字ノズルについてのみ説明した
が、Y,M,Cのカラー印刷でも、同様に、フィルタデ
ータが用いれば、各色間でのにじみを防止できる。
【0032】このように、本実施例では、印字データを
間引くためのフィルタデータをホストコンピュータなど
の印字データを供給する側から印字データとともに、ダ
ウンロードし、該ダウンロードしたフィルタデータによ
り印字ノズル9による印字を制御するので、印字駆動を
複雑せず、かつ、印字速度を遅くせずに、容易ににじみ
の発生を防止でき、高品質で印字できる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、印字駆動を複雑せず、かつ、印字速度を遅くするこ
となく、容易ににじみの発生を防止でき、高品質で印字
できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による画像出力装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 本実施例の印字ヘッドの構成を示す模式図あ
る。
【図3】 本実施例のダウンロードされたフィルタデー
タの一例を示す模式図である。
【図4】 本実施例の印字ノズルを分割して印字する高
品質での印字に用いられるフィルタデータを示す模式図
である。
【図5】 本実施例の印字ノズルを分割することにより
高画質で印字する場合の動作を説明するための模式図で
ある。
【図6】 本実施例の印字ノズルを分割することにより
高画質で印字する場合の動作を説明するための模式図で
ある。
【図7】 本実施例の印字ノズルを分割することにより
高画質で印字する場合の動作を説明するための模式図で
ある。
【図8】 本実施例の印字ノズルを分割することにより
高画質で印字する場合の動作を説明するための模式図で
ある。
【符号の説明】
1 画像出力装置 2 入力I/F部(受信手段) 3 入力データ解析部 4 フィルタデータ記憶部(記憶手段) 5 出力処理部(出力調整手段、フィルタデータ割当手
段) 6 ノズル選択部(分割手段) 7 出力バッファ 8 ヘッド制御部 9 印字ヘッド(記録ヘッド) 10 モータ制御部 12,12a〜12d フィルタデータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/46 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/485 B41J 2/01 B41J 2/21 B41J 2/525 H04N 1/23 101 H04N 1/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器から、印字データと当該印字
    データを間引きして印字濃度を決定するN×Mのフィル
    タデータとが含まれた入力データを受信する受信手段
    と、 受信された入力データを、印字データとフィルタデータ
    とに分別する分別手段と、 分別されたフィルタデータを記憶する記憶手段と、 複数のノズルを有し、分別された印字データを記録媒体
    に記録する記録ヘッドと、 前記記憶手段に記憶されたフィルタデータに基づいて前
    記記録ヘッドの出力を調整する出力調整手段とを具備す
    ることを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のノズルを所定数毎に分割し
    て、前記記録ヘッドを複数のブロックに分割する分割手
    段と、 前記記憶手段に記憶されたフィルタデータを前記分割手
    段によって分割された前記複数のブロックの各々に割り
    当てるフィルタデータ割当手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の画像出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記出力調整手段は、前記記憶手段に記
    憶されたフィルタデータと分別された印字データとの論
    理積をとり、前記記録ヘッドの出力とすることを特徴と
    する請求項1記載の画像出力装置。
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