JP3009549B2 - 画像形成方法及びその装置 - Google Patents

画像形成方法及びその装置

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JP3009549B2
JP3009549B2 JP4263403A JP26340392A JP3009549B2 JP 3009549 B2 JP3009549 B2 JP 3009549B2 JP 4263403 A JP4263403 A JP 4263403A JP 26340392 A JP26340392 A JP 26340392A JP 3009549 B2 JP3009549 B2 JP 3009549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成方法及びその装
置に関し、特に、例えば、PostScript(TM)等のペー
ジ記述言語をコンピュータから受け取ってカラー画像を
展開し出力する画像形成方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来からのページ記述言語を受け取って
カラー画像を展開し、その画像をカラープリンタに出力
するカラー画像処理装置では、ページ記述言語で指定さ
れた色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、又
は、レッド、グリーン、ブルー)で指定された文字或は
図形を、指定されたサイズ、位置に展開していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、黒い色の文字フォント或は図形を生成すると、
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナー
或はインクが重なる為、(1)文字輪郭部での色ズレ、
(2)トナーの飛び散り又はインクによって紙にシワが
発生するなどの問題点があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、画像輪郭部での色ズレや記録媒体にシワが発生する
こと防止することが可能な画像形成方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成方法は、以下の様な工程からな
る。即ち、ホストコンピュータからページ記述言語によ
って記述された命令を受信して、前記命令に基づいて得
られるカラー画像を記憶媒体に展開した後、インクやト
ナーを用いて前記カラー画像を記録媒体に出力する画像
形成方法であって、前記展開した画像を得る際に、前記
命令の内容を解釈して前記カラー画像が黒色画像である
かどうかを判別する命令解釈工程と、前記カラー画像が
黒色画像である場合には、黒色の色成分のみを用いて画
像形成を行うように指示する第1画像形成指示工程と、
前記第1画像形成指示工程により画像形成が行われる領
域の輪郭部の内側には、前記黒色の色成分と他の色成分
とを用いて黒色の画像形成を行うように指示する第2画
像形成指示工程とを有することを特徴とする画像形成方
法を備える。
【0006】また他の発明によれば、ホストコンピュー
タからページ記述言語によって記述された命令を受信し
て、前記命令に基づいて得られるカラー画像を記憶媒体
に展開した後、インクやトナーを用いて前記カラー画像
を記録媒体に出力する画像形成方法であって、前記展開
した画像を得る際に、前記命令の内容を解釈して前記カ
ラー画像が黒色画像であるかどうかを判別する命令解釈
工程と、前記カラー画像が黒色画像である場合には、黒
色の色成分のみを用いて画像形成を行うように指示する
第1画像形成指示工程と、前記第1画像形成指示工程に
より画像形成が行われる領域の輪郭部の内側には、カラ
ー表現に必要な色成分として構成されるすべての色成分
を用いないようにして擬似的に黒色の画像形成を行うよ
うに指示する第2画像形成指示工程とを有することを特
徴とする画像形成方法を備える。さらに他の発明によれ
ば、ホストコンピュータからページ記述言語によって記
述された命令を受信して、前記命令に基づいて得られる
カラー画像を記憶手段に展開した後、インクやトナーを
用いて前記カラー画像を記録媒体に出力する画像形成装
置であって、前記命令を受信する受信手段と、前記展開
した画像を得る際に、前記命令の内容を解釈して前記カ
ラー画像が黒色画像であるかどうかを判別する命令解釈
手段と、前記カラー画像が黒色画像である場合には、黒
色の色成分のみを用いて画像形成を行うように指示する
第1画像形成指示手段と、前記第1画像形成指示手段の
指示により画像形成が行われる領域の輪郭部の内側に、
前記黒色の色成分と他の色成分とを用いて黒色の画像形
成を行うように指示する第2画像形成指示手段と、前記
第1画像形成指示手段及び前記第2画像形成指示手段に
よる指示に基づいて前記記憶手段に画像を形成する画像
形成手段と、前記記憶手段に形成された画像を出力する
出力手段とを有することを特徴とする画像形成装置を備
える。
【0007】またさらに他の発明によれば、ホストコン
ピュータからページ記述言語によって記述された命令を
受信して、前記命令に基づいて得られるカラー画像を記
憶手段に展開した後、インクやトナーを用いて前記カラ
ー画像を記録媒体に出力する画像形成装置であって、前
記命令を受信する受信手段と、前記展開した画像を得る
際に、前記命令の内容を解釈して前記カラー画像が黒色
画像であるかどうかを判別する命令解釈手段と、前記カ
ラー画像が黒色画像である場合には、黒色の色成分のみ
を用いて画像形成を行うように指示する第1画像形成指
示手段と、前記第1画像形成指示手段の指示により画像
形成が行われる領域の輪郭部の内側に、カラー表現に必
要な色成分として構成されるすべての色成分を用いない
ようにして擬似的に黒色の画像形成を行うように指示す
る第2画像形成指示手段と、前記第1画像形成指示手段
及び前記第2画像形成指示手段による指示に基づいて前
記記憶手段に画像を形成する画像形成手段と、前記記憶
手段に形成された画像を出力する出力手段とを有するこ
とを特徴とする画像形成装置を備える。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明は、ページ記述言語に
よって記述された命令を解釈した結果、黒色画像を形成
する場合、その展開画像を得る際に、黒色で画像形成を
行う領域にまず黒色の色成分のみを用いて画像形成を行
い、その後、その領域の輪郭部の内側には黒色の色成分
と他の色成分とを用いて黒色の画像形成を行うか、或
は、カラー表現に必要な色成分として構成されるすべて
の色成分を用いないようにして擬似的に黒色の画像形成
を行うよう動作する。
【0009】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0010】[共通実施例の説明(図1)]まず、後述
する3つの実施例において共通に用いられる画像形成装
置の構成について説明する。図1は本発明の代表的な実
施例である画像形成装置の構成を示すブロック図であ
る。図1に示す画像形成装置100はホストコンピュー
タ(以下、ホストという)1と接続され、ホスト1で作
成したページ記述言語(以下、PDLという)等の画像
処理命令を受け取って、内部の画像メモリ上に目的の画
像データを展開し、展開し終えた画像をプリント出力す
る機能をもっている。プリント出力に際しての記録媒体
としては紙やOHPフィルムが使用可能である。図1に
おいて、画像形成装置100は、CPU101、キャッ
シュメモリ(以下、キャッシュという)102、リード
ライトレジスタ(R/W Reg.)103、ROM104、R
AM105、展開される画像データを記憶する画像メモ
リ106、ポートIC107と108、これらの構成要
素を互いに接続するCPUバス109、ホスト1とのイ
ンタフェースを司り、主にホスト1よりの画像データや
制御命令を受け取るホストI/F110、CPU101
からの命令に従ってカラープリンタ部に画像データを出
力するプリンタI/F111、及び、入力された画像デ
ータに基づいてレーザビームを用いて像形成を行うカラ
ープリンタ200で構成されている。画像メモリ106
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、
ブラック(Bk)の4つのメモリプレーンから構成され
ている。
【0011】なお上記構成では出力装置としてレーザビ
ーム型のカラープリンタを採用したが、他の方式に従う
プリンタを用いることもできる。また、本実施例では以
下に説明するようにホスト1よりの画像処理命令に従っ
た画像形成処理を行なって、これをプリントアウトする
例について説明するが、これ以外にも例えば、ホスト1
にイメージスキャナを接続し、そのイメージスキャナよ
り読み取った画像データをホスト1で所定の処理を実行
後、図1に示すプリント機構でプリント出力するような
複写機としての構成をとることも可能である。
【0012】さてCPU101ではROM104に格納
された制御プログラムに基づいて、ホストI/F110
を介して受信したデータが画像データであるか或は制御
命令であるかを判別し、装置の構成要素の必要な部分へ
必要な命令を出力する命令解釈処理と、その処理結果送
られた1つの命令(C1)に従って画像メモリ106に
画像を生成する第1画像生成処理と、命令解釈処理によ
って出力された別の命令(C2)に従って第1画像生成
処理によって生成される画像とは異なる画像を画像メモ
リ106に生成する第2画像生成処理と、画像メモリ1
06に展開された画像データをカラープリンタ200に
出力するように命令(C3)をプリンタI/F111に
発行する出力処理などの処理を実行する。第1及び第2
画像生成処理は、ホスト1からホストI/F110を介
して画像処理命令を受信する毎にその命令を処理して、
ラスタイメージに対応した画像メモリ106へ画像を展
開する。
【0013】[第1実施例(図2〜図6)]次に上記の
ような構成の画像形成装置100において、CPU10
1が実行する命令解釈処理について、図2に示すフロー
チャートを参照して説明する。ここでは、ホスト1よ
り、例えば、“8ドット×8ドットの黒い正方形を展開
せよ”といった画像処理命令がホストI/F110を経
て入力された場合を考える。
【0014】まず、ステップS10では受信した画像処
理命令が画像生成命令であるかどうかを調べる。ここ
で、その命令が画像生成命令であると判断されたなら処
理はステップS15に進み、そうでなければ処理はステ
ップS40に進む。ステップS15ではさらに、どのよ
うな色で画像を生成するのか受信した画像処理命令を解
釈して調べる。ここで、生成される画像の色が“黒”で
あると判断されたなら、処理はステップS20に進み、
そうでなければ処理はステップS30に進む。
【0015】さて、上記のような“8ドット×8ドット
の黒い正方形を展開せよ”という画像処理命令であるな
ら、処理はステップS20において、第1画像生成処理
に対して“指定サイズ(この場合、8ドット×8ドッ
ト)の黒単色の正方形を生成せよ”という命令を発行す
る。これに続いてステップS25では、第2画像生成処
理に対して“指定サイズより少し小さく(この場合、6
ドット×6ドット)4色(Y、M、C、Bk)を用いた
黒い正方形を生成せよ”という命令を発行する。このよ
うなステップS20及びS25の命令が発行されて第
1、第2画像生成処理が順に実行されると、まず画像メ
モリ106のメモリプレーンには図3に示すように画像
データが展開される。次に、画像メモリ106のメモリ
プレーンの図4に示すように画像データがオーバライト
されるように展開される。こうして画像メモリ106に
は結果的に図5に示すような画像が展開される。即ち、
ホスト1からの命令に基づいて黒色で展開される画像は
周辺部が黒単色で、そうでない箇所はシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4色による濃い黒色で展開さ
れる事になる。
【0016】図6は文字パターン“A”の黒色フォント
が生成順序を表わした図である。つまり第1画像生成処
理によって図6(a)の画像が、次に第2画像生成処理
によって図6(b)の画像が画像メモリ106に展開さ
れ、そして最終的に図6(c)の画像が画像メモリ10
6に展開される。
【0017】これに対して、ステップS15において生
成される画像の色が“黒”以外であると判断されたな
ら、処理はステップS30に進み、第1画像生成処理に
対して“指定サイズ(この場合、8ドット×8ドット)
の指定色の正方形を生成せよ”という命令を発行する。
【0018】以上の過程を経て、ホストからの命令に従
った画像データが画像メモリ106に展開される。
【0019】また、ステップS10において画像処理命
令が画像生成命令でないなら処理はステップS40に進
む。ステップS40において、ホストI/F110を介
してホスト1から受信した命令が、“プリンタに出力せ
よ”という命令であるかどうかを調べる。この命令解釈
処理ステップで命令がプリンタ出力指示であると判断さ
れたなら、処理はステップS45に進み、CPU1はプ
リンタI/F111に対して、プリント出力の命令を発
行する。その結果、画像データは画像メモリ106から
読み出されてプリンタI/F111を経てカラープリン
タ200に出力される。これに対して、他の種類の命令
であれば処理はステップS50に進み、これに準じた処
理を実行する。
【0020】従って本実施例に従えば、黒文字又は黒い
背景での白ヌキ文字等を展開する場合においても、輪郭
部は黒単色でプリントし、輪郭の内側又は外側の黒色に
指定された箇所は黒色に加えてマゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)の3色を使用してプリントする
事ができる。
【0021】[第2実施例(図7〜図8)]上述の第1
実施例では、黒画像の輪郭部を黒単色にして、輪郭の内
側又は外側の黒色に指定された箇所は4色重ねた濃い黒
色にしてプリント出力を実行する例について説明した。
本実施例では4色重ねた濃い黒色にしてプリント出力す
る際の、トナーの飛び散りやインクのにじみによるシワ
の発生等を最小限に抑えるようにプリント出力を実行す
る処理について説明する。
【0022】本実施例の基本的な考え方は、黒画像の輪
郭の内側或は外側の領域で黒色出力するように指定され
た箇所について、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロー(Y)、ブラック(Bk)すべてのトナーやインク
を用いないように使用色を制御することである。このた
め、第1実施例で説明したステップS25の処理が本実
施例では異なる。残りの処理については第1実施例と同
じなので、説明を省略し、ステップS25の処理につい
てのみ説明する。
【0023】例えば、第1実施例と同様に“8ドット×
8ドットの黒い正方形を展開せよ”という命令をホスト
1からホストI/F110を経て受信すると、CPU1
はこの命令を“指定サイズ(この場合、8ドット×8ド
ット)より少し小さく(この場合、6ドット×6ドッ
ト)1ドットには4色中3色を用いて疑似階調を持たせ
た黒色の正方形を生成せよ”と解釈して第2画像生成処
理に指示を与える。このような指示に基づいて第2画像
生成処理が画像メモリ106に対して画像データの展開
を実行すると、図3に示した第1画像生成処理の結果に
加えて、図7に示すような画像データが画像メモリ10
6にオーバライトして展開され、最終的に画像メモリ1
06には図8に示すような画像データが得られる。
【0024】従って本実施例に従えば、黒い画像の輪郭
部は黒単色の出力が得られ、その内側又は外側の黒色で
指定された箇所(画素)に対しては黒色のトナー或はイ
ンク出力と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の3色の内、2色を用いた疑似階調出力が行わ
れ、その結果、全体としてトナー或はインクの放出量を
減らしつつも適度な濃度を持った黒色の出力が得られ
る。
【0025】[第3実施例(図9〜図11)]第1〜2
実施例では各々、各色成分について2値出力が可能なプ
リンタを前提とした説明がなされたが、本実施例では各
色成分について多値データを扱うことが可能なプリンタ
部を用いた場合について説明する。ここでは多値データ
は256ステップの階調をもつものとし、図9〜図11
でその濃度値は16進数(00〜FF)で表現される。
【0026】本実施例が第1〜2実施例と異なるのは、
第1実施例において説明した命令解釈処理の内、ステッ
プS20とS25の処理であり、残りの処理は共通なの
で説明を省略し、ここではステップS20とS25の処
理についてのみ説明する。
【0027】例えば、第1実施例と同様に“8ドット×
8ドットの黒い正方形を展開せよ”という命令をホスト
1からホストI/F110を経て受信すると、ステップ
S20において、CPU1はこの命令を“指定サイズ
(この場合、8ドット×8ドット)の黒単色最大濃度
(FF)で正方形を展開せよ”と解釈して、第1画像生
成処理にその指示を与える。さらにステップS25で
は、この命令をさらに“指定サイズ(この場合、8ドッ
ト×8ドット)より少し小さくて(この場合、6ドット
×6ドット)黒色は最大濃度(FF)、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色はそれぞれ中間
濃度(7F)にて正方形を展開せよ”と解釈して、第2
画像生成処理にその指示を与える。
【0028】以上の指示に従って、第1画像生成処理と
第2画像生成処理が画像メモリ106に画像データを展
開すると、まずステップS20の処理に対応して画像メ
モリ106には図9に示すように画像データが展開さ
れ、次にステップS25の処理に対応して画像メモリ1
06には図10に示すように画像データが展開される。
その結果、最終的に画像メモリ106には図11に示す
ような画像データが展開されることになる。
【0029】従って本実施例に従えば、黒い画像の輪郭
部は黒単色の出力が得られ、その内側或は外側の黒色で
出力するように指定された領域には黒色のトナー或はイ
ンクで最大濃度(FF)での出力が、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナー或はインクで各
々、中間調濃度での出力がなされ、結果として全体的に
適度な濃度を持った黒色の出力が得られる。
【0030】以上説明したように、各実施例によれば、
PDLをホストから受信して画像を展開し、プリンタ出
力する画像形成装置において、文字輪郭に色ズレが生じ
ない黒文字を出力でき、更に第2〜3実施例によれば、
トナーの飛び散り又はインクによるシワ発生を起こさな
い程度に黒文字の濃度を保つことができる。
【0031】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置に
適用しても良い。また、システム或は装置にプログラム
を供給することによって達成される場合に適用できるこ
とは言うまでもない。
【0032】尚、以上3つの実施例に共通な画像形成装
置のプリンタ部にはレーザビームプリンタを採用した場
合を例にして説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、以下で説明するインクジェットプリンタ等に
も適応可能である。
【0033】[インクジェットプリンタの概略説明(図
12)]図12は、本発明が適用できるインクジェット
記録装置IJRAの概観図である。同図において、駆動
モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5
011,5009を介して回転するリードスクリュー5
005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジH
Cはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移動
される。このキャリッジHCには、インクジェットカー
トリッジIJCが搭載されている。5002は紙押え板
であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007,5008はフォト
カプラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存
在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を
行うためのホームポジション検知手段である。5016
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材502
2を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引
する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能
にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持
されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリー
ニングブレードが本例に適用できることは言うまでもな
い。又、5012は、吸引回復の吸引を開始するための
レバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り
換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0034】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0035】[インクジェットプリンタの制御構成の説
明(図13)]次に、上述した装置の記録制御を実行す
るための制御構成について、図13に示すブロック図を
参照して説明する。制御回路を示す同図において、17
00は記録信号を入力するインタフェース、1701は
MPU、1702はMPU1701が実行する制御プロ
グラムを格納するプログラムROM、1703は各種デ
ータ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ
等)を保存しておくダイナミック型のROMである。1
704は記録ヘッド1708に対する記録データの供給
制御を行うゲートアレイであり、インタフェース170
0、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制
御も行う。1710は記録ヘッド1708を搬送するた
めのキャリアモータ、1709は記録紙搬送のための搬
送モータである。1705はヘッドを駆動するヘッドド
ライバ、1706、1707はそれぞれ搬送モータ17
09、キャリアモータ1710を駆動するためのモータ
ドライバである。
【0036】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動
され、印字が行われる。
【0037】以上のようなインクジェットプリンタの制
御構成に、本発明の構成要素を組み込むことが可能であ
り、本発明はレーザビームプリンタに限らず、上記イン
クジェットプリンタ等にも適用できることは明らかであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ペ
ージ記述言語によって記述された命令を展開して画像を
得る際に、その命令の内容を解釈して形成画像が黒色画
像であるか否かを解釈するので、展開した画像データを
用いてその解釈を行うものと比較して、その解釈結果を
より速く得られるので、トータルな画像形成をより速く
行なうことができるという効果がある。
【0039】さらに、まず黒色の色成分のみを用いた画
像形成を、その後、その領域の輪郭部の内側には、黒色
の色成分と他の色成分とを用いて黒色の画像形成、或い
は、カラー表現に必要な色成分として構成されるすべて
の色成分を用いないようにして擬似的に黒色の画像形成
を行なうことで、黒色画像領域をより高品位に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な3つの実施例において共通的
に用いられる画像形成装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第1実施例に従う命令解釈処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】第1実施例における第1画像生成処理に従って
画像メモリ106に展開された画像データを表わす図で
ある。
【図4】第1実施例における第2画像生成処理に従って
画像メモリ106に展開された画像データを表わす図で
ある。
【図5】第1実施例に従って画像メモリ106に展開が
終了した画像データを表わす図である。
【図6】第1実施例の処理に従って画像メモリ106に
黒文字が展開される過程を表わす図である。
【図7】第2実施例における第2画像生成処理に従って
画像メモリ106に展開された画像データを表わす図で
ある。
【図8】第2実施例に従って画像メモリ106に展開が
終了した画像データを表わす図である。
【図9】第3実施例における第1画像生成処理に従って
画像メモリ106に展開された画像データを表わす図で
ある。
【図10】第3実施例における第2画像生成処理に従っ
て画像メモリ106に展開された画像データを表わす図
である。
【図11】第3実施例に従って画像メモリ106に展開
が終了した画像データを表わす図である。
【図12】インクジェット記録装置の概観図である。
【図13】インクジェット装置の記録制御を実行するた
めの制御構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 100 画像形成装置 101 CPU 102 キャッシュメモリ 103 リードライトレジスタ 104 ROM 105 RAM 106 画像メモリ 107、108 ポートIC 109 CPUバス 110 ホストI/F 111 プリンタI/F 200 カラープリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/525 B41J 2/21 H04N 1/23 H04N 1/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータからページ記述言語
    によって記述された命令を受信して、前記命令に基づい
    て得られるカラー画像を記憶媒体に展開した後、インク
    やトナーを用いて前記カラー画像を記録媒体に出力する
    画像形成方法であって、 前記展開した画像を得る際に、前記命令の内容を解釈し
    て前記カラー画像が黒色画像であるかどうかを判別する
    命令解釈工程と、 前記カラー画像が黒色画像である場合には、黒色の色成
    分のみを用いて画像形成を行うように指示する第1画像
    形成指示工程と、 前記第1画像形成指示工程により画像形成が行われる領
    の輪郭部の内側には、前記黒色の色成分と他の色成分
    とを用いて黒色の画像形成を行うように指示する第2画
    像形成指示工程とを有することを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータからページ記述言語
    によって記述された命令を受信して、前記命令に基づい
    て得られるカラー画像を記憶媒体に展開した後、インク
    やトナーを用いて前記カラー画像を記録媒体に出力する
    画像形成方法であって、 前記展開した画像を得る際に、前記命令の内容を解釈し
    て前記カラー画像が黒色画像であるかどうかを判別する
    命令解釈工程と、 前記カラー画像が黒色画像である場合には、黒色の色成
    分のみを用いて画像形成を行うように指示する第1画像
    形成指示工程と、 前記第1画像形成指示工程により画像形成が行われる領
    の輪郭部の内側には、カラー表現に必要な色成分とし
    て構成されるすべての色成分を用いないようにして擬似
    的に黒色の画像形成を行うように指示する第2画像形成
    指示工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータからページ記述言語
    によって記述された命令を受信して、前記命令に基づい
    て得られるカラー画像を記憶手段に展開した後、インク
    やトナーを用いて前記カラー画像を記録媒体に出力する
    画像形成装置であって、 前記命令を受信する受信手段と、 前記展開した画像を得る際に、前記命令の内容を解釈し
    て前記カラー画像が黒色画像であるかどうかを判別する
    命令解釈手段と、 前記カラー画像が黒色画像である場合には、黒色の色成
    分のみを用いて画像形成を行うように指示する第1画像
    形成指示手段と、 前記第1画像形成指示手段の指示により画像形成が行わ
    れる領域の輪郭部の内側に、前記黒色の色成分と他の色
    成分とを用いて黒色の画像形成を行うように指示する第
    2画像形成指示手段と、 前記第1画像形成指示手段及び前記第2画像形成指示手
    段による指示に基づいて前記記憶手段に画像を形成する
    画像形成手段と、 前記記憶手段に形成された画像を出力する出力手段とを
    有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータからページ記述言語
    によって記述された命令を受信して、前記命令に基づい
    て得られるカラー画像を記憶手段に展開した後、インク
    やトナーを用いて前記カラー画像を記録媒体に出力する
    画像形成装置であって、 前記命令を受信する受信手段と、 前記展開した画像を得る際に、前記命令の内容を解釈し
    て前記カラー画像が黒色画像であるかどうかを判別する
    命令解釈手段と、 前記カラー画像が黒色画像である場合には、黒色の色成
    分のみを用いて画像形成を行うように指示する第1画像
    形成指示手段と、 前記第1画像形成指示手段の指示により画像形成が行わ
    れる領域の輪郭部の内側に、カラー表現に必要な色成分
    として構成されるすべての色成分を用いないようにして
    擬似的に黒色の画像形成を行うように指示する第2画像
    形成指示手段と、 前記第1画像形成指示手段及び前記第2画像形成指示手
    段による指示に基づいて前記記憶手段に画像を形成する
    画像形成手段と、 前記記憶手段に形成された画像を出力する出力手段とを
    有することを特徴とする画像形成装置。
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