JP3559642B2 - 画像形成方法とその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成方法とその装置に関し、特に記録材を削減して画像を形成する画像形成方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
事務処理に於けるOA化の進行などで、印刷装置によって出力される文書、図面等が増加している。このような背景の中で、試し刷り等によるインクやトナーなどの印刷記録材の無駄な消費を避けるために、印刷記録材を削減する機能を有する印刷装置がある。
【0003】
この機能は、従来のレーザプリンタやインクジェットプリンタなどの印刷画像をデジタルで処理を行う方式の印刷装置においては、送られて来た印刷画像のページ全体のドットを間引いて1ドットおきに印刷するといった方式であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の印刷記録材削減機能においては、印刷装置は1種類の方式しか持たず、記録材削減のための画像形成方法を変更することが容易にできなかった。そのため、ユーザーが自分で印刷記録材を削減された画像を調整したり、記録材の削減量を調整することができないという問題点が存在する。
【0005】
また、1ドットおきに間引いて印刷するような場合には、1ドットのラインなどの画像は、記録材削減に伴う画像処理の結果、画像が消えてしまい、印刷することができないという問題点が存在する。
【0006】
また、カラー印刷装置などにおいては、色毎の記録材削減設定ができないことから、通常頻繁に使用する特定の色のみを削減することができないという問題点が存在する。
【0007】
また、ある種類のオブジェクトのみの印刷記録材を削減し、オブジェクトの種類に応じて印刷結果を確かめることができないという問題点が存在する。
【0008】
また、印刷装置に印刷記録材の削減機能が存在しない場合に、記録材を削減することが不可能であるという問題点が存在する。
【0009】
また、印刷前に印刷記録材削減時の印刷結果を知ることができないため、印刷しなければ記録材削減による画像の劣化を知ることができないという問題点が存在する。
【0010】
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、容易に同じ機構を利用して種々の印刷記録材削減の画像を生成することを目的とする。
【0011】
また、本発明の他の目的は、特定の色のみの印刷記録材を削減することを目的とする。
【0012】
また、本発明の他の目的は、ユーザに自分で印刷記録材の削減の画像や印刷記録材の削減量を調整行わせることを可能として、状況に応じて結果を選択するという手段を与えることを目的とする。
【0013】
また、本発明の目的は、印刷装置の種類毎に印刷される結果の濃度が異なる場合の調整を可能とすることを目的とする。
【0014】
また、本発明の目的は、ある種類のオブジェクトのみの印刷記録材を削減し、オブジェクトの種別によって印刷記録材量の節約を行うことによって、より細かい書類の利用目的に沿った画像を維持しながら、効率よく印刷記録材量の削減を行うことを目的とする。
【0015】
また、印刷装置に印刷記録材の削減機能が存在しない場合にも印刷記録材の削減を可能とすることを目的とする。
【0016】
また、本発明の他の目的は、ユーザに印刷前に印刷記録材の削減時の印刷結果を知らせることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法はつぎのような構成から成る。即ち、
所望のパターンを指定する指定工程と、
画像を生成する画像生成工程と、
生成された画像と前記指定工程により指定されたパターンとの間で論理演算を行い、画像を処理する画像処理工程とを備える。
【0018】
あるいは、
カラー画像を生成する画像生成工程と、
生成された画像と前記指定工程により所定の色変換処理を行い、画像の濃度を下げる処理をする画像処理工程とを備える。
【0019】
また、本発明の画像形成装置は次のような構成から成る。即ち、
複数種類のパターンを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数のパターンから所望のパターンを指定する指定手段と、
画像を生成する画像生成手段と、
生成された画像と前記指定手段により指定されたパターンとの間で論理演算を行い、画像を処理する画像処理手段とを備える。
【0020】
あるいは、
カラー画像を生成する画像生成手段と、
生成された画像と前記指定手段により所定の色変換処理を行い、画像の濃度を下げる処理をする画像処理手段とを備える。
【0021】
また、本発明のコンピュータ可読メモリはつぎのような構成から成る。すなわち、
所望のパターンを指定する指定工程のコードと、
画像を生成する画像生成工程のコードと、
生成された画像と前記指定工程により指定されたパターンとの間で論理演算を行い、画像を処理する画像処理工程のコードとを備える。
【0022】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図1は、本発明を適用したプリンタ1000のシステム構成を示した図である。図1中、プリンタ制御ユニット1002はホストコンピュータ1001との送受信や画像の印刷など、プリンタの動作を司る。プリンタ制御ユニット1002は、ホストコンピュータとの送受信を行う際の制御コードやデータのための入出力バッファ1003、プリンタ全体の動作を制御するCPU1011、CPU1011の動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM1007、ホストコンピュータとの送受信を行うための制御コードやデータの解釈や画像の印刷に必要な計算、あるいは画像データの処理のためのワークメモリに利用されるRAM1004が含まれている。
【0023】
また、ホストコンピュータ1001から受信したデータより各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部1008、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開するビットマップ画像展開部1009、画像展開部1009によりビットマップ画像に展開する際、印刷記録材削減用パターンにより印刷記録材を削減するための画像を作成する記録材削減処理部1010も含まれるが、これらは本実施例ではROM1007に格納されたプログラムをCPU1011により実行することで実現している。
【0024】
更に、プリンタ制御ユニット1002は、展開されたビットマップ画像をプリンタエンジンに転送するビットマップ画像送出部1012を有し、実際に紙に印刷を行うプリンタエンジン部1013に展開した画像を送出して印刷記録する。また、プリンタの操作を行う操作パネル1015、および、画像データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ1005とそれを制御するメモリコントローラ1006、そして各ユニットをつなぐシステムバス1014もプリンタ1000の構成に含まれている。
【0025】
次に、上述したシステム構成での動作について以下に説明する。まず、ホストコンピュータ1001から送信されてきた制御コードやデータは、入力バッファ1003を経由してRAM1004に蓄えられる。CPU1011は、プログラムROM1007に記述された図10の手順のプログラムを実行して、画像情報生成部1008,ビットマップ画像展開部1009,記録材削減処理部1010を実現する。
【0026】
画像情報生成部1008においてデータの処理を行い、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ(画像オブジェクト)についての画像情報を生成する(ステップS101)。1ページ内の全ての画像オブジェクトの画像情報を生成後、ユーザまたはシステムによって印刷記録材削減モードが設定された場合(ステップS102−YES)、記録材削減処理部1010で、予め登録されている記録材削減用パターンを参照して、画像オブジェクトから記録材削減処理の行われた画像オブジェクトを生成し(ステップS103)、ビットマップ画像展開部1009において実際に印刷するビットマップ画像に展開する(ステップS104)。その後、展開されたビットマップ画像はビットマップ画像送出部1012によって、プリンタエンジン部1013に送られる(ステップS105)。次に、記録材削減処理部での処理について詳述する。
【0027】
図2の上段のパターン(A1)(B1)が印刷記録材削減用のパターン例である。中段(A2)(B2)が印刷記録材削減を指定した印刷データで、印刷記録材削減が指定されない場合に印刷されるビットマップ画像そのものである。下段(A3)(B3)が印刷記録材削減により印刷された結果のビットマップ画像である。
【0028】
前述のパターンで黒のドットは数値で1、白のドットは0で表現されるとすると、図2(A1)の画像の1番上のラインは、1010101010101010となる。また、図2(A2)の画像の1番上のラインは、0000000110000000で表される。この2つのデータの論理積を求めると結果は、0000000010000000となり、図2(A3)の1番上のラインのドットパターンとなる。このように印刷記録材削減用のパターンと、印刷データとの論理演算を取ることによって、図2(A3)のような印刷記録材削減のための画像が得られることになる。実際には、元のビットマップ画像の特性や、印刷記録材の特性等によって記録材の削減量は変化すると考えられるが、本例では、図2(A3)も(B3)もどちらの場合も、印刷記録材削減のためのパターンにおける印刷される部分とされない部分の面積が同じであるため、50%の記録材が削減されると見込まれる。
【0029】
図11及び図12は、図10のステップS103で使用される記録材削減用パターンを設定する手順のプログラムのフローチャートである。図11のプログラムは、ホストコンピュータ1001から設定のコマンド等を受けとることや、パネル1014の操作により実行が開始される。
【0030】
まず、記録材削減モードを設定する(ステップS111)。これは、RAM1004に設けたフラグなどにより実現できる。次に、パターンを設定する(ステップS112)。この内容が図12であるが、これは予めRAMあるいはROMに格納されたパターンから所望のパターンを指定し、あるいは新たに所望のパターンを作成して、それを記録材削減用のパターンとして設定する。こうして設定されたパターンが、記録材削減処理用に使用される。
【0031】
図3は、印刷データに斜めのラインを引いた場合の例である。図3(B1)のようなパターンを用いた場合、図3(B3)のように結果としてラインが全く残らない場合が存在する。このような場合に、図3(A1)のパターンを選択することによって、ラインの消えない図3(3)の結果が得られる。
【0032】
本例では、簡単のため、パターンの大きさと印刷する画像の大きさが同じ場合を示したが、印刷される画像の印刷位置とパターンのそれぞれのドットを関連づけることによって、印刷位置に応じた印刷記録材の削減処理が可能となる。
【0033】
図4は、1ドットが多値で印刷することのできる印刷装置の場合に扱う多値のデータの例である。図4(A1)(B1)は、印刷記録材削減用のパターンの例である。図4(A2)(B2)が印刷記録材を削減して印刷しようとする印刷データで、記録材削減処理が施される以前のビットマップ画像である。図4(A3)(B3)が印刷記録材削減により印刷された結果のビットマップ画像である。この画像は、それぞれのドットが4ビットすなわち0〜15の値で表される多値画像で、図4(A2)(B2)の印刷記録材削減が指定されない場合のビットマップ画像において、黒の部分が15(16進数で0xF)、白の部分が0(16進数で0x0)となる。図4(A1)の画像の1番上のラインは、16進数で0xF0F0F0F0F0F0F0F0となる。この場合、図4(A2)の画像の1番上のラインは、0000000FF0000000で表される。この2つのデータをドット毎に各ビットの論理演算を論理積によって求めると結果は、00000000F0000000となり、全体では、図4(A3)のような結果となる。
【0034】
上記の結果に対して、記録材削減処理用のパターンとして中間の値を設定した例が図4右側の図となる。例えば、図4(B1)の1番上のラインを、16進数で0xA5A5A5A5A5A5A5A5と表されるようなパターンとして中間値を取るように設定する。図4(B2)の画像は左側と同じであり、その1番上のラインの値は0x0000000FF0000000で表される。この2つのデータの論理積を求めると結果は、0x00000005A0000000となり、全体では、図4(B3)の結果となる。
【0035】
実際には、元のビットマップ画像の特性や、印刷記録材の特性等によって記録材の削減量は変化すると考えられるが、本例では、左の場合は、印刷記録材削減のためのパターンにおける印刷される部分とされない部分の面積が同じであるため、理論的には50%の記録材の削減が見込まれる。また、右の場合には、パターンの16進数0xAの値の部分では16進数0xFの値が0xAになるため33%、パターンの16進数0x5の値の部分では、16進数0xFの値が0x5になるため、66%の削減量となり、合わせて50%の削減量となる。
【0036】
右のようにパターンを設定することによって、記録材の削減によって消えてしまうドットをなくすことが可能となる。
【0037】
このように、パターンを複数予め用意しておき、そのなかから使用するパターンを選ぶことで、2値画像に対しても、多値画像に対しても、印刷しようとする画像に適したパターンを用いて、記録材の削減を行うことができる。
[第2実施例]
図5は、カラープリンタにおいて内部処理において複数の色を扱うことが可能な印刷システムのデータの場合の記録材削減の様子を示す例である。本例では、3原色、赤(R)、緑(G)、青(B)で、全ての和が黒になる色処理系の例を示している。図2、図3の場合と同様の処理であるが、それぞれの色に別のパターンを設定してそれぞれの色で独立した論理演算を行っている。図5においては、RGBそれぞれに対するパターンを各色が完全に重ならないように設定している。そのため、各色の画像とそれぞれのパターンとの論理積を算出し、重ね合わせることで、図最下段のような、各色の記録材を削減したカラー画像を得ることができる。
【0038】
図13は、カラープリンタのための記録材削減用パターンを設定するプログラムのフローチャートである。本実施例では、画像形成は図10の手順で行なわれ(ただしステップS103,S104においては、各色要素ごとの画像が処理される)、記録材削減モードの設定は図11の手順で行われるが、図11ステップS112のパターンの設定のみ図13の手順で行われる。すなわち、まずすべての色についてパターンの設定が行われたか判定し(ステップS131)、設定されていなければ注目色要素に対するパターンを指定し(ステップS132)、次の色に注目して(ステップS133)、色ごとにパターンを指定する。
【0039】
このように、本実施例は、第1実施例のプリンタと、印刷する画像がカラーであるかないかという差異はあるが、構成は図1の通りで同様である。ただし、展開するビットマップが要素色毎である点と、プリンタエンジン部がカラーに対応している点が異なる。
【0040】
カラープリンタであっても、図5のように別々のパターンを利用して、同じパターンを利用した場合に比べて印刷されないドットを減らすことが可能になる。この場合には、印刷記録材削減処理によって消えてしまうドットが重ならないように各色のパターンを調整することによって本来の色を保つことができる。
【0041】
また、各色毎に印刷記録材の削減処理を独立させることにより、ある種類の色のみの印刷記録材の削減処理が可能となるため、通常の印刷で消費の激しい記録材のみを削減するようなことが可能となる。
【0042】
また、本例では、簡単のため、R、G、Bを用いて説明を示したが、印刷装置においては、黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色で色処理を行う場合も同様にパターンを分けることが可能である。
[第3実施例]
図6は、画像オブジェクト毎に記録材削減機能の設定が行われる場合の印刷結果の例である。本実施例も、プリンタの構成は第1実施例あるいは第2実施例と同じものである。
【0043】
図6では、画像オブジェクトの種類として、文章として入力される文字オブジェクト、自然画像等のイメージオブジェクト、図形等のグラフィックオブジェクトの3種類に分かれている。左上の図(画像61)は、記録材削減の設定が行われない場合の印刷結果の例である。右上の図(画像62)は、イメージのみに記録材削減機能の設定が行われた場合の例で、イメージの部分のみが記録材削減機能によって、薄い印刷が行われている。同様に、右中央(画像63)には文字のみに記録材削減機能の設定が行われた場合、左下(画像64)には、グラフィックのみに記録材削減機能の設定が行われた場合の例である。
【0044】
図6のように画像オブジェクトごとに所定の記録材削減用パターンを使用して記録材削減処理を実行するためには、図11におけるステップS111で、記録材削減モードの設定をオブジェクトの種類ごとに行い、画像を形成する際には、図10におけるステップS103では、各オブジェクトの種類ごとに記録材削減の設定に従って、所定のパターンで画像オブジェクトを形成する。図11のステップS112では何もする必要がない。
【0045】
このようにすることで、オブジェクトごとに記録材削減処理を行うか否かを指定できるため、例えば、所望の種類のオブジェクトだけを本来の印刷濃度で印刷させ、それ以外のオブジェクトに対して記録材削減処理を施して、記録材を節減することができる。
【0046】
図7は、2種類の印刷記録材削減用のパターンとしてType1,Type2の2種類を用意し、各オブジェクトに対応するパターンで記録材削減処理を行なって画像を生成した結果の例である。図7では、画像オブジェクトの種類として、文章として入力される文字オブジェクト、自然画等のイメージオブジェクト、図形等のグラフィックオブジェクトの3種類に分かれており、それぞれに印刷記録材削減設定である、OFF(記録材削減なし)、印刷記録材の削減量が異なる設定、Type1(60%の削減)、Type2(30%の削減)を選択が可能になっている。
【0047】
左上の図(画像71)は、記録材削減の設定が行われない場合の印刷結果の例である。右上の図(画像72)は、文字は記録材削減を行なわず、イメージをType1、グラフィックをType2で記録材削減を行った場合の印刷結果の例で、イメージの部分は60%の削減が、グラフィックの部分は30%の削減が行われている。右中央の図(画像73)は、文字は記録材削減を行わず、イメージをType2、グラフィックをType1で記録材削減を行った場合の印刷結果の例で、イメージの部分は30%の削減が、グラフィックの部分は60%の削減が行われている。同様に左下(画像74)では、文字の部分は、30%の削減が行われている。
【0048】
このように記録材削減処理を行うためには、図11の手順で記録材削減モードを設定するが、そのステップS112は、図14の手順となる。図14において、すべての種類の画像オブジェクトに対してパターンが設定されたか判定し(ステップS141)、設定されていなければ注目する種類に対してパターン(Type1またはType2)を指定する(ステップS142)。その後、次のオブジェクトについても同様に指定し(ステップS143)、各種類について設定し終えるまで繰り返す。
【0049】
こうして記録材削減用パターンが設定されると、図10の手順で記録材を削減した画像が形成される。図10におけるステップS103では、各オブジェクトの種類ごとに設定されたパターンで画像オブジェクトを形成する。
【0050】
このようにすることで、オブジェクトごとにパターンを指定できるため、例えば、所望の種類のオブジェクトだけを本来の印刷濃度で印刷させ、それ以外のオブジェクトに指定したパターンを論理積して、記録材を節減することができる。図2〜図5では、パターンとして、16ドット×16ドットのパターンを例に挙げて説明したが、16×16以外の幅高のドットのパターン、および縦横のドット数の異なるパターンが利用できるのは明白である。また、あらかじめオーバレイフレームなどに1ページの印刷領域のパターンを持ち、印刷結果のビットマップ画像にオーバレイフレームを重ねて論理演算を行うことによって印刷記録材削減のための画像を生成することも可能である。
【0051】
また、図6、図7の例で、オブジェクトの種類毎の設定は独立しているのはいうまでもなく、文字とイメージに記録材削減機能の設定を行うことももちろん可能である。また、印刷記録材の削減量の異なる設定の例を示したが、輪郭を強調するような印刷記録材削減方法、色変換を行っての印刷記録材削減方法など、方式の異なる設定を行うことも同様にして可能である。
【0052】
上記のように論理演算を利用して印刷記録材削減用のパターンと印刷記録材削減の指定された画像を比較して画像を生成することによって、パターンを変更することによって同じ機構を利用して種々の印刷記録材削減の画像を生成することが可能である。
【0053】
また、画像の特性に応じてパターンを選択することによって、印刷結果が見えづらく、消えてしまうドットを少なくするような調整が可能となる。
【0054】
また、色毎に印刷記録材削減の設定を行えることによって、少なくなってきた印刷記録材や、高価な印刷記録材のみを削減することが可能となる。
【0055】
また、指定したオブジェクトのみの印刷記録材を削減することによって、カラーの記録材を削減したい場合には、カラー記録材を多く使う自然画のオブジェクトのみを指定するなど、好みに応じて効果的な記録材の削減が行え、オブジェクト毎の印刷結果を確かめることが可能となる。
【0056】
[第4実施例]
本発明の第1〜第3実施例においては、プリンタ内部で記録材の削減処理を行った例を示したが、プリンタにデータを送るホスト側で印刷記録材削減のための画像処理を行うことも可能である。
【0057】
図8は、本発明を適用した印刷システムであり、ホストコンピュータ2000とプリンタ2020から構成されるシステム構成を示した図である。プリンタを利用するホストコンピュータ2000において、ホストコンピュータ制御部2001がホストコンピュータの動作を司る。ホストコンピュータ制御部2001には、コンピュータ全体の動作を制御するCPU2007、CPU2007の動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM2015、ホストコンピュータと外部機器との送受信を行う際の制御コードやデータのための入出力バッファ2006、前記制御コードやデータの解釈や印刷に必要な計算、画像データの処理のためのワークメモリやプログラムの格納等に利用されるRAM2002を含む。RAM2002には、コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトやドライバ等の動作を記述するプログラムであるアプリケーションプログラム(APプログラム)2003が格納されている。また、印刷を行う際に印刷記録材削減のための画像処理を行う記録材削減処理部2004、印刷前にユーザに印刷される画像データをプレビュー画像生成部2005があるが、これは外部メモリ2012から供給されるなどしてRAM2002にアプリケーションプログラムとして格納されたプログラムをCPU2007で実行することで実現される。
【0058】
更に、制御部2001は、コンピュータで処理した画像をユーザに表示するディスプレイ2010とそれを制御するディスプレイコントローラ2011、ユーザからの命令を受け付けるためのキーボード2008とそれを制御するキーボードコントローラ2009、画像データや様々なホストコンピュータの情報等の保存に利用される外部メモリ2012とそれを制御するメモリコントローラ2013、そして各ユニットをつなぐシステムバス2014を有している。
【0059】
また、プリンタ2020内においては、プリンタ制御ユニット2021がプリンタの動作を司る。制御ユニット2021には、ホストコンピュータとの送受信を行う制御コードやデータのための入出力バッファ2022、プリンタ全体の動作を制御するCPU2029、CPU2029の動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM2023、前記制御コードやデータの解釈や印刷に必要な計算、あるいは画像データの処理のためのワークメモリ等に利用されるRAM2026が含まれる。また、ホストコンピュータから受信したデータより各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部2024、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開するビットマップ画像展開部2025も含まれるが、これらはROM2023に格納されたプログラムをCPUが実行することで実現されている。更に、プリンタ制御ユニット2021は、展開されたビットマップ画像をプリンタエンジンに送出するビットマップ画像送出部2030、実際に紙に印刷を行うプリンタエンジン部2031、プリンタの操作を行う操作パネル2033、および、画像データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ2027とそれを制御するメモリコントローラ2028、そして各ユニットをつなぐシステムバス2032を含んでいる。
【0060】
次に、上述したシステム構成での動作について以下に説明する。まず、ホストコンピュータ2000において、ユーザからの指定により、印刷する画像に印刷記録材削減が指定されると、ホストコンピュータ内のアプリケーションプログラム2003中の記録材削減処理部2004により、例えば、第1実施例で示した図3〜図5ような画像処理により、印刷記録材削減のために処理された画像が生成される。ユーザは、プレビュー画像生成部2005により表示される画像を見ることによって、事前に印刷記録材処理後の画像を見ることが可能である。その後、印刷記録材削減処理の行われた画像を印刷装置が受け取れるデータに変換し、入出力バッファ2006よりプリンタ2020に出力される。
【0061】
上記処理は、CPU2007が図15の手順のプログラムを実行することで、1ページ分の画像について実現できる。すなわち、ステップS151で1ページ分の画像オブジェクトを生成し、ステップS152で記録材削減モードか判定する。記録材削減モードは、ホストコンピュータ2000において、第1〜第3実施例と同様に、図11〜図14の処理を実行することで予め設定されている。記録材削減モードであった場合には、ステップS153において、図3〜図5に示したように、指定されたパターンと、生成された画像との論理積をとり、記録材削減モード下での新たな画像を生成する。
【0062】
画像が生成されたなら、ステップS154でプレビューの指定が行われたか判定する。指定されている場合には、生成された画像をディスプレイ2010に出力する。プレビュー指定がない場合、あるいは印刷指定がされた場合には、ステップS155でプリンタ2020へと画像データを出力する。
【0063】
ホストコンピュータ2000から送信されてきた制御コードやデータ等は入力バッファ2022を経由してRAM2026に蓄えられる。CPU2029は、プログラムROM2023に記述されたプログラムに従い、画像情報生成部2024においてデータの処理を行い、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ(画像オブジェクト)についての画像情報を生成する。1ページ内の全ての画像オブジェクトの画像情報を生成後、ビットマップ画像展開部2025において実際に印刷するビットマップ画像に展開する。その後、展開されたビットマップ画像はビットマップ画像送出部2030によって、プリンタエンジン部2031に送られる。
【0064】
このようにして、ホストコンピュータで生成された、記録材削減処理を施された画像を、プリンタから印刷できる。
【0065】
第1実施例においては、パターンによる設定の種類を複数用意し、画像のドット毎の印刷結果が異なることを示した。本実施例のようにホストコンピュータで画像処理が行え、ネットワークにより、複数のプリンタに接続されているような場合には、プリンタ毎の記録材の特性により、同じパターンでは、濃度が著しく異なって印刷される場合がある。多くの文書を分けて印刷するような場合には、濃度が異なるため、文書全体の濃度が統一されていないようなことが生じてしまう。そのため、ホストコンピュータに各種印刷装置に対応する設定(例えば、実施例1のパターンを変えて、出力される時の画像の濃度を同じようになるように設定する)を行うことにより、見た目に統一のとれた濃度の文書を作成することが可能となる。
【0066】
このための記録材削減モードの設定処理を、図16に示す。モードの設定そのものは図11の処理と同一であるが、ステップS112のみ、図16の手順で行われる。すなわち、ホストコンピュータに接続されたプリンタごとに、記録材削減用のパターンを指定する。
【0067】
上記のように印刷記録材削減のための画像処理を行うことによって、利用するプリンタに印刷記録材削減のための機能がない場合にも、印刷記録材を削減して印刷することが可能である。その結果、無駄な印刷記録材を利用することなく、有効に印刷記録材を利用することが可能となる。
【0068】
また、ユーザがプレビュー画像をあらかじめ見ることによって、印刷前に記録材削減後の画像を予想することが可能となり、印刷記録材の削減処理の特性によって印刷されない等の記録材削減による画質の劣化を確認し、無駄な印刷を避けることが可能となる。
【0069】
[第5実施例]
本発明の第1〜第3実施例においては、プリンタ内部で印刷記録材の削減処理のための画像処理を行った例を、第4実施例においては、プリンタにデータを送るホスト側で印刷記録材削減のための画像処理を行った例を示したが、プリンタ、および、ホスト側の双方に印刷記録材削減のための画像処理機構を持つことも可能である。
【0070】
図9は、本発明を適用した印刷システムであり、ホストコンピュータ3000とプリンタ3020から構成されるシステム構成を示した図である。プリンタを利用するホストコンピュータ3000において、ホストコンピュータ制御部3001は、ホストコンピュータの動作を司る。制御部3001には、コンピュータ全体の動作を制御するCPU3015、CPU3015の動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM3016、ホストコンピュータと外部機器との送受信を行う際の制御コードやデータ等のための入出力バッファ3008、前記制御コードやデータの解釈や印刷に必要な計算、あるいは画像データの処理のためのプログラム等を格納するRAM3002が含まれている。
【0071】
RAM3002には、コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトやドライバ等の動作を記述するプログラムであるアプリケーションプログラム(APプログラム)3003が格納され、アプリケーションプログラム3003は、印刷を行う際に印刷記録材削減のための画像処理を行う記録材削減処理部3004、ユーザあるいはプリンタからの印刷記録材削減のための画像処理用の各種設定を登録する記録材削減設定登録部3005、記録材削減のための画像処理用の各種設定からユーザの選択やプリンタに最も適した選択を行う記録材削減設定選択部3006、印刷前にユーザに印刷される画像データをプレビュー画像として表示するプレビュー画像生成部3007を実現するためのプログラムが含まれている。
【0072】
更に、ホストコンピュータ3000は、コンピュータで処理した画像をユーザに表示するディスプレイ3011とそれを制御するディスプレイコントローラ3012、ユーザからの命令を受け付けるためのキーボード3009とそれを制御するキーボードコントローラ3010、画像データや様々なホストコンピュータの情報等の保存に利用される外部メモリ3013とそれを制御するメモリコントローラ3014、そして各ユニットをつなぐシステムバス3017を含んでいる。
【0073】
また、プリンタ3020においては、プリンタ制御ユニット3021はプリンタの動作を司る。制御ユニット3021には、ホストコンピュータとの送受信を行う制御コードやデータ等のための入出力バッファ3022、プリンタ全体の動作を制御するCPU3032、CPU3032の動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM3023、前記制御コードやデータの解釈や印刷に必要な計算、あるいは画像データの処理のためのワークメモリに利用されるRAM3029が含まれている。
【0074】
また、ホストコンピュータ3000から受信したデータより各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部3024、印刷記録材削減の設定がされた場合に応じて印刷記録材削減のための画像処理を行う記録材削減処理部3025、ユーザあるいはホストコンピュータからの印刷記録材削減のための画像処理用の各種設定を登録する記録材削減設定登録部3026、印刷記録材削減のための画像処理用の各種設定から選択を行う記録材削減設定選択部3027、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開するビットマップ画像展開部3028は、プログラムROM3023に格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0075】
更に、展開されたビットマップ画像をプリンタエンジンに送出するビットマップ画像送出部3033、実際に紙に印刷を行うプリンタエンジン部3034、プリンタの操作を行う操作パネル3035、および、画像データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ3030とそれを制御するメモリコントローラ3031、そして各ユニットをつなぐシステムバス3036が、プリンタ3020に含まれている。なお、ホストコンピュータ3000が有する記録材削減処理部3004,記録材削減設定登録部3005,記録材削減設定選択部3006の各部は、それぞれプリンタの記録材削減処理部3024,記録材削減設定登録部3026,記録材削減設定選択部3027と同じ内容である。
【0076】
次に、上述したシステム構成での動作について以下に説明する。まず、ホストコンピュータ3000において、ユーザからの指定により、印刷する画像に印刷記録材削減が指定されると、ホストコンピュータ3000内のアプリケーションプログラム3003中の印刷記録材削減画像処理部3004により、第1実施例の図2〜図6で示したような画像処理により、印刷記録材削減のために処理された画像が生成される。この手順は、図14に示した通りである。
【0077】
この際、ユーザは、印刷記録材削減のための画像処理用の各種設定を行い、例えば、第1実施例で示したような画像処理用のパターンを作成し、記録材削減設定登録部3005により登録することもできるが、複数のプリンタ自身の持つ各種設定を同様にホスト側にアップロードして登録し、それらの設定から印刷記録材削減設定選択部3007によって設定を選択して画像処理を行うことが可能である。この場合には、記録材削減モードの設定は、2つのフェーズで行われる。すなわち、アップロードと、設定である。アップロードは、図11の手順において、ステップS112を図17のようにプリンタからの記録材削減用パターンの読み出しに変更したものである。また、アップロードしたパターンからの選択は、図11〜図13及び図15に示した手順で行われる。
【0078】
また、上記の印刷記録材削減のための画像処理には、第1〜第3実施例で示したパターンによる画像処理だけでなく、記録材削減のための色変換を行うことも可能である。例えば、記録材削減処理を行う前の1ドットの値が(R1,G1,B1)であった場合に、印刷結果の画像が明るくなり、記録材の削減が行えるように係数a,b,c,d,e,f,g,h,i,jを設定して、
【0079】
【数1】
Figure 0003559642
【0080】
を計算することによって(R1’,G1’,B1’)を求め、それを印刷画像とすることも考えられる。この変換係数をアップロードすることも可能である。この変換係数の設定は、図11の手順でホストコンピュータで行なえば良い。ただし、この場合には、記録材削減処理時には、指定されたパターンと画像との論理積ではなく、上記数式1による画像の変換が施されることになる。
【0081】
また、ホストコンピュータで選択された印刷記録材削減処理をプリンタ側で行える場合には、処理をプリンタ側で行うことも可能となる。ユーザは、プレビュー画像生成部3007により表示される画像を見ることによって、事前に印刷記録材削減処理後の画像を見る。その後、印刷記録材削減処理の行われた画像を印刷装置が受け取れるデータに変換し、入出力バッファ3008よりプリンタ3020に出力される。これは第4の実施例と同様である。
【0082】
ホストコンピュータ3000から送信されてきた制御コードやデータは、プリンタ3020の入力バッファ3022を経由してRAM3029に蓄えられる。CPU3032は、プログラムROM3023に記述されたプログラムに従い、画像情報生成部3024においてデータの処理を行い、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ(画像オブジェクト)についての画像情報を生成する、1ページ内の全ての画像オブジェクトの画像情報を生成後、記録材削減処理がプリンタでの実行が指示された場合、記録材削減画理部3025で印刷記録材削減のための画像処理が行われる。
【0083】
この際、プリンタの設定と異なる記録材削減処理の場合は、ユーザの設定やホストコンピュータの設定をプリンタにダウンロードし、記録材削減設定登録部3026によって登録し、既に登録されているような場合は、記録材削減設定選択部3027によって、設定の選択が行われた後、記録材削減処理が行われる。その後、ビットマップ画像展開部3028において実際に印刷するビットマップ画像に展開する。その後、展開されたビットマップ画像はビットマップ画像送出部3033によって、プリンタエンジン部3034に送られる。
【0084】
上記のように、ユーザがプレビュー画像をあらかじめ見ることによって、印刷前に記録材削減後の画像の印刷結果を知ることが可能となり、各種の設定を変更、登録することによって、ユーザに自分で印刷記録材の削減の画像や印刷記録材の削減量を調整行わせることを可能となる。
【0085】
また、本実施形態では、色変換の処理において、簡単のためにRGBを用いて説明したが、色空間の色変換処理による変換係数を利用することももちろん可能である。
<プリンタエンジンの構成>
図18は、前記第1〜第5実施例のプリンタエンジンの一例であるレーザビームプリンタ(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、このLBPは、文字パターンデータ等を入力して記録紙に印刷することができる。このエンジンにおいては、記録材としてトナーが使用される。
【0086】
図において、740はLBP本体であり、供給される文字パターン等を基に、記録媒体である記録紙上に像を形成する。700は操作のためのスイツチ及びLED表示器などが配されている操作パネル、701はLBP740全体の制御及び文字パターン情報等を解析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御ユニツト701は主に文字パターン情報をビデオ信号に変換してレーザドライバ702に出力する。
【0087】
レーザドライバ702は半導体レーザ703を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ703から発射されるレーザ光704をオン・オフ切替えする。レーザ光704は回転多面鏡705で左右方向に振られて静電ドラム706上を走査する。これにより、静電ドラム706上には文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム706周囲の現像ユニツト707により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカツトシートを用い、カツトシート記録紙はLBP740に装着した用紙カセツト708に収納され、給紙ローラ709及び搬送ローラ710と711とにより装置内に取込まれて、静電ドラム706に供給される。
【0088】
尚、本実施例の画像形成装置として、レーザビームプリンタを例にして説明したが、これに限定されるものでなく、以下で説明するインクジェットプリンタ等にも適応可能である。
<装置本体の概略説明>
図19は、もうひとつのエンジンの例であり、インクジェット記録装置IJRAの概観図である。このエンジンにおいては、記録材としてインクが使用される。同図において、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0089】
これらのキャッピング、クリーニング、吸引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来た時にリードスクリュー5005の作用によってそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されているが、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれば、本例にはいずれも適用できる。
【0090】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0091】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0092】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0093】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0094】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0095】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0096】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、図20のメモリマップ例に示す各モジュールを記憶媒体に格納することになる。
【0097】
すなわち、少なくとも、パターンを指定する指定工程のコードと、画像を生成する画像生成工程のコードと、指定されたパターンと生成された画像との論理演算を施す画像処理工程のコードの各モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成方法とその装置は、印刷記録材削減用のパターンを印刷記録材削減の指定された画像に適用することで印刷記録材の削減を実現できる。
【0099】
また、パターンを変更を行うことが容易に可能である。
【0100】
また、画像の特性に応じてパターンを選択することによって、画像の特性に応じて画質を低下させず、記録材を削減することを両立できる。
【0101】
また、色毎に印刷記録材削減の設定を行えることによって、残り少ない印刷記録材や、高価な印刷記録材の使用量を削減することが可能となり、特定の色のみの印刷記録材を削減することを可能ならしめた。
【0102】
また、オブジェクトの種類ごとに印刷記録材の削減を指定できるため、オブジェクト毎の印刷結果を確かめることが可能となり、オブジェクトの種別によって印刷記録材量の節約を行うことによって、より細かい種類の利用目的に沿った画像を維持しながら、効率よく印刷記録材量の削減を行うことを可能ならしめた。
【0103】
また、プレビュー画像をあらかじめ表示することによって、印刷前に記録材削減後の画像の印刷結果を知ることが可能となり、印刷記録材の削減の画像や印刷記録材の削減量を調整行わせることを可能とならしめた。
【0104】
また、印刷装置に対応する記録材削減の設定を行うことにより、印刷装置の種類毎に印刷される結果の濃度が異なる場合の調整を行うことが可能となり、見た目に統一のとれた濃度の文書を作成することを可能ならしめた。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷装置のシステム構成を示した図である。
【図2】印刷記録材削減用のパターンを用いて印刷記録材を削減するための画像処理過程を説明する図である。
【図3】印刷記録材削減用のパターンを用いて印刷記録材を削減するための画像処理過程を説明する図である。
【図4】1ビットが多値で表される印刷記録材削減用のパターンを用いて印刷記録材を削減するための画像処理過程を説明する図である。
【図5】各色毎に独立した印刷記録材削減用のパターンを用いて印刷記録材を削減するための画像処理過程を説明する図である。
【図6】オブジェクト毎の設定にもとづく印刷記録材を削減する画像処理過程を説明する図である。
【図7】複数の設定にもとづく印刷記録材を削減する画像処理過程を説明する図である。
【図8】本発明を適用した印刷システムのシステム構成を示した図である。
【図9】本発明を適用した印刷システムのシステム構成を示した図である。
【図10】1ページの画像をプリンタにおいて印刷出力する処理のフローチャートである。
【図11】記録材削減モードを設定する処理のフローチャートである。
【図12】記録材削減用のパターンを設定する処理のフローチャートである。
【図13】記録材削減用のパターンを、色要素ごとに設定する処理のフローチャートである。
【図14】記録材削減用のパターンを、オブジェクトの種類ごとに設定する処理のフローチャートである。
【図15】1ページの画像を、ホストコンピュータにおいて形成する処理のフローチャートである。
【図16】記録材削減用のパターンを、ホストコンピュータからプリンタごとに設定する処理のフローチャートである。
【図17】記録材削減用のパターンを、ホストコンピュータにプリンタから読み出して設定する処理のフローチャートである。
【図18】レーザビームプリンタの断面図である。
【図19】インクジェットプリンタの斜視図である。
【図20】実施例の印刷システムを実現するプログラムを格納する記憶媒体のメモリマップの図である。
【符号の説明】
1000 プリンタ本体
1001 ホストコンピュータ
1002 プリンタ制御ユニット
1003 入力バッファ
1004 RAM
1005 外部メモリ
1006 メモリコントローラ
1007 プログラムROM
1008 画像情報生成部
1009 ビットマップ画像展開部
1010 記録材削減処理部
1011 CPU
1012 ビットマップ画像転送部
1013 プリンタエンジン部
1014 操作パネル

Claims (14)

  1. 所望の印刷記録材削減用のパターンを指定する指定工程と、
    画像を生成する画像生成工程と、
    生成された画像と前記指定工程により指定された印刷記録材削減用のパターンとの間で対応するドット間の論理演算を行い、画像を処理する画像処理工程とを備え、
    前記画像生成工程は少なくとも2つの色要素を含むカラー画像を生成し、前記指定工程は、色要素ごとに異なる印刷記録材削減用のパターンを指定することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記画像生成工程はオブジェクトの種類ごとに画像を生成し、前記指定工程は、各オブジェクトの種類について独立した印刷記録材削減用のパターンを指定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記指定工程以前に、前記印刷記録材削減用のパターンを登録する登録工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  4. 前記画像処理工程から出力される画像を印刷出力する印刷工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  5. 前記画像処理工程から出力される画像を表示出力する表示工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  6. 前記画像処理工程から出力される画像は複数のプリンタにより印刷出力され、前記指定工程は、前記複数のプリンタごとに前記印刷記録材削減用のパターンを指定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  7. 前記画像処理工程から出力される画像はプリンタにより印刷出力され、前記登録工程は、前記プリンタから前記印刷記録材削減用のパターンを読み出して登録することを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
  8. 前記印刷記録材削減用のパターンは、前記生成工程により生成された画像の画素を間引くように設定されたパターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  9. 複数のパターンから所望の印刷記録材削減用のパターンを指定する指定手段と、
    画像を生成する画像生成手段と、
    生成された画像と前記指定手段により指定された前記印刷記録材削減用のパターンとの間で対応するドット間の論理演算を行い、画像を処理する画像処理手段とを備え、
    前記画像生成手段は少なくとも2つの色要素を含むカラー画像を生成し、前記指定手段は、色要素ごとに異なる印刷記録材削減用のパターンを指定することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記画像生成手段はオブジェクトの種類ごとに画像を生成し、前記指定手段は、各オブジェクトの種類について独立した印刷記録材削減用のパターンを指定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記指定手段以前に、前記印刷記録材削減用のパターンを登録する登録手段を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像処理手段から出力される画像を印刷出力するプリンタを更に備えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  13. 前記印刷記録材削減用のパターンは、前記生成手段により生成された画像の画素を間引くように設定されたパターンであることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  14. 複数種類の印刷記録材削減用のパターンを記憶する記憶手段を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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