JP2003271368A - 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムを記録した媒体および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムを記録した媒体および印刷制御プログラム

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JP2003271368A
JP2003271368A JP2002074701A JP2002074701A JP2003271368A JP 2003271368 A JP2003271368 A JP 2003271368A JP 2002074701 A JP2002074701 A JP 2002074701A JP 2002074701 A JP2002074701 A JP 2002074701A JP 2003271368 A JP2003271368 A JP 2003271368A
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raster data
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JP2002074701A
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Inventor
Takashi Nagai
喬 永井
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数回の試行印刷を行って良好な結果を得るた
めの印刷条件を把握する際に、試行印刷の度に高負荷の
処理を行うと条件把握作業に非常に時間がかかってしま
う。 【解決手段】 所定のページ記述言語で記述された印刷
データについてインタプリタ処理およびレンダリング処
理等を実施した後のラスタデータに対して補正を行って
印刷条件の変更を行う。従って、印刷条件の変更を行っ
た試行印刷を実行するにあたり、一般的に高負荷となる
インタプリタ処理およびレンダリング処理を繰り返す必
要はなく、高速に試行印刷を実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御装置、印
刷制御方法、印刷制御プログラムを記録した媒体および
印刷制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポストスクリプト(ポストスクリプトは
アドビシステムズの登録商標)等のページ記述言語によ
って記述された印刷データに基づいて印刷を行う際に
は、従来から印刷制御装置によってページ記述言語の解
釈処理等を行って印刷装置に受け渡すための印刷実行デ
ータを作成している。すなわち、印刷データ中のページ
記述言語をインタプリタによって解釈して中間コードを
生成し、当該中間コードをレンダリングして各ラスタの
ビットマップデータからなるラスタデータを生成する。
さらに、ラスタデータに対してハーフトーン処理を行う
などして印刷実行データとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、以下の問題があった。すなわち、同じ画像に
ついて印刷条件の設定を変更して数回の試行印刷を行
い、良好な結果を得るための印刷条件を把握しようとす
る場合であっても、各試行の度に上記インタプリタにお
ける処理やレンダリング処理を繰り返す必要があり、印
刷条件の変更によってこれらの処理内容が全く変化しな
い場合であっても、同じ処理を実行しなければならなか
った。この処理は一般的には負荷の高い処理であり、特
に大版印刷の場合には非常に多くの処理時間が必要とな
ってしまう。本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、試行印刷の度に同じ処理を繰り返すことを防止
し、高速に試行印刷を実行可能な印刷制御装置、印刷制
御方法、印刷制御プログラムを記録した媒体および印刷
制御プログラムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定のページ記述言語で
記述された印刷データを取得する印刷データ取得手段
と、同印刷データのページ記述言語を解釈して各ラスタ
を構成する画素の階調値データからなるラスタデータを
生成するラスタデータ生成手段と、少なくとも1回の印
刷実行後に再利用できるように上記生成したラスタデー
タを記憶するラスタデータ記憶手段と、ラスタデータを
取得してハーフトーン処理を行いつつ印刷装置で印刷を
実行させることが可能な印刷実行データを生成する印刷
実行データ生成手段と、同印刷実行データを印刷装置に
対して出力する印刷実行データ出力手段と、印刷条件の
設定入力を受け付ける設定受付手段と、上記印刷実行デ
ータ出力手段によって少なくとも1回の印刷実行データ
出力を行った後に、上記印刷実行データ生成手段での処
理を制御して上記設定受付手段によって受け付けた印刷
条件の設定に沿った印刷がなされるように上記ラスタデ
ータを補正させるラスタデータ補正手段とを具備する構
成としてある。
【0005】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、ページ記述言語で記述された印刷データ
を取得し、印刷装置にて印刷実行可能な印刷実行データ
に変換して出力している。印刷装置では印刷実行データ
によって印刷が実行可能である。印刷実行データを出力
するための構成としては印刷データ取得手段とラスタデ
ータ生成手段とラスタデータ記憶手段と印刷実行データ
生成手段と印刷実行データ出力手段とを備えている。
【0006】印刷データ取得手段では所定のページ記述
言語で記述された印刷データを取得し、ラスタデータ生
成手段は同ページ記述言語を解釈して各ラスタを構成す
る画素の階調値データからなるラスタデータを生成す
る。生成されたラスタデータは、ラスタデータ記憶手段
に記憶される。ここで、ラスタデータ記憶手段は、同ラ
スタデータを少なくとも1回の印刷実行後に再利用でき
るようにして記憶する。印刷実行データ生成手段は、当
該ラスタデータを取得してハーフトーン処理を行うとと
もに印刷装置で印刷を実行させることが可能な印刷実行
データを生成する。
【0007】このようにしてページ記述言語で記述され
た印刷データを変換し印刷装置で印刷を実行可能な形式
の印刷実行データを得る印刷制御装置において、本発明
では試行印刷の際に各試行で重複した処理を行わないよ
うにする構成が採用されており、設定受付手段とラスタ
データ補正手段とを備えている。設定受付手段において
は印刷条件の設定入力を受け付けるようになっており、
ラスタデータ補正手段は上記印刷実行データ生成手段で
の処理を制御して上記設定受付手段によって受け付けた
印刷条件の設定に沿った印刷がなされるように上記ラス
タデータを補正させる。従って、受け付けた印刷条件に
て印刷を実行させる印刷実行データが生成される。
【0008】また、このラスタデータの補正は、上記印
刷実行データ出力手段によって少なくとも1回の印刷実
行データ出力を行った後に実施される。従って、当該補
正によって生成されるラスタデータは少なくとも1回は
印刷装置にて印刷が実行された画像のラスタデータであ
り、当該補正によって印刷条件を変更してさらに印刷を
実行することができる。すなわち、この構成によって試
行印刷が実行可能であるとともに、ラスタデータ生成以
前の処理を繰り返す必要がなく試行印刷に必要な処理時
間を大幅に短縮することができる。
【0009】ここで、印刷データ取得手段で取得する印
刷データは、文書や画像等を印刷するためのデータであ
り所定のページ記述言語で記述されていればよく、ペー
ジ記述言語は限定されない。ページ記述言語を解釈して
各画素の階調データからなるラスタデータとし、ハーフ
トーン処理を行った後に印刷実行データとする構成例と
しては、ポストスクリプトにて記述された印刷データを
取得し、印刷装置で解釈可能なESC/P(ESC/P
はセイコーエプソン株式会社の登録商標)で記述された
印刷実行データを得る構成等が挙げられる。
【0010】ラスタデータとしては、各ラスタを画素に
よって構成し各画素の階調値データを備えるデータであ
れば良く、印刷装置における好適な適用例としては、各
画素の色を印刷装置の使用インクを成分として表現し、
その階調値を各画素のデータとしたビットマップデータ
等が挙げられる。色成分の具体例としてはCMY系(シ
アン,マゼンタ,イエロー(ブラックやライトシアン,
ライトマゼンタ,ダークイエロー)を含んでも良い))
の階調値データが挙げられるが、むろん他系統の色であ
っても良い。
【0011】また、ラスタデータはビットマップデータ
を含むので、ラスタデータ生成手段における処理として
は、上記ページ記述言語の解釈後のレンダリングを含
む。上述のようにラスタデータがCMY系の色成分を有
し、印刷データがRGB系の色成分等他の色成分で画像
を表現しているときには、当該他の色成分からCMY系
への色変換処理等も含む。ラスタデータ記憶手段におい
ては、ページ記述言語解釈後のデータであるラスタデー
タを試行印刷の際に再利用するために、少なくとも1回
の印刷実行後に再利用できるように記憶できればよい。
【0012】具体的には、各種記憶媒体に対してラスタ
データを書き込み、1回の印刷実行データの生成・出力
後に当該ラスタデータを削除しないように構成するなど
して実現可能である。一般に、ラスタデータが大きく、
近年容量および価格が急激に低下していることに鑑みれ
ば、記憶媒体としてハードディスクドライブを使用する
ことが好ましい。むろん、RAMやフラッシュメモリ等
に書き込んでも良い。印刷制御装置に対する電源供給を
一旦停止し、再度電源供給を開始して試行印刷を繰り返
す場合には不揮発性の記憶媒体であることが好ましい。
ここでは、少なくとも1回の印刷実行後に再利用できる
ようにラスタデータを書き込むことができれば良いが、
むろん、複数回の試行印刷を行う際には複数回の試行印
刷に渡ってラスタデータを削除しない構成とする。試行
印刷の終了時には当該ラスタデータを削除するのが好ま
しい。
【0013】印刷実行データ生成手段ではハーフトーン
処理を行いつつ印刷装置で印刷を実行させる印刷実行デ
ータを生成することができればよく、ハーフトーン処理
後のデータで印刷を実行させるコマンドを付すなどすれ
ばよい。例えば、ESC/Pを解釈可能なモジュールを
搭載した印刷装置で印刷を実行するには、ハーフトーン
処理後のデータに対して印刷位置等を指示するESC/
Pを付して印刷実行データとすればよい。設定受付手段
は印刷条件の設定入力を受け付けることができればよ
く、本発明では設定を受け付けてラスタデータを補正す
るので、設定入力の項目としてはラスタデータを補正す
ることによって設定を変更可能な類の設定入力項目とす
ればよい。
【0014】ラスタデータ補正手段では上記印刷実行デ
ータ生成手段での処理を制御して上記設定受付手段によ
って受け付けた印刷条件の設定に沿った印刷がなされる
ように上記ラスタデータを補正させることができればよ
く、少なくとも1回の印刷実行データ出力を行った後に
当該補正を行わせることによって補正後のラスタデータ
で試行印刷を実行することができる。補正の具体例とし
ては種々のものが想定され、請求項2にかかる発明で
は、上記設定受付手段は解像度と印刷サイズとのいずれ
かまたは双方の設定を受け付け、上記ラスタデータ補正
手段は印刷実行データ生成手段を制御してラスタデータ
の補間処理を実行させ、上記受け付けた解像度と印刷サ
イズとのいずれかまたは双方の設定で印刷を実行させる
印刷実行データを生成する構成としてある。
【0015】すなわち、補正処理としてはラスタデータ
を利用して補間処理を行っており、この補間の結果既存
の画素数を増減することによって解像度(dpi)や印
刷サイズを変更した試行印刷を実行可能にする。例え
ば、補間処理によって既存画素を縦横2倍にした場合に
は、印刷サイズを変更せず解像度を2倍にすることおよ
び解像度を変更せず印刷サイズを縦横2倍にすることの
いずれをも実施できる。むろん、解像度を2倍にして印
刷サイズを縦横1/2にする場合などは補間処理を行わ
ず、解像度および印刷サイズの設定を変更することで足
りる。
【0016】さらに、ラスタデータに対する補正の他の
例として請求項3にかかる発明では、上記設定受付手段
はハーフトーン処理の設定を受け付け、上記ラスタデー
タ補正手段は印刷実行データ生成手段を制御して予め用
意された複数のハーフトーン処理アルゴリズムのうちの
いずれかを選択し、上記受け付けたハーフトーン処理の
設定で印刷を実行させる印刷実行データを生成する構成
としてある。すなわち、ハーフトーン処理にはディザ法
や誤差拡散法等種々のアルゴリズムが存在し、その具体
的なパラメータ、例えばディザ法にて適用するマトリク
スや誤差拡散法における誤差の拡散方向および各画素へ
の振り分け比率等、具体的なアルゴリズムを選択するこ
とができる。従って、各種ハーフトーン処理を適用した
試行印刷を実行することができる。
【0017】さらに、ラスタデータに対する補正の他の
例として請求項4にかかる発明では、上記設定受付手段
は印刷レイアウトの設定を受け付け、上記ラスタデータ
補正手段は印刷実行データ生成手段を制御して印刷用紙
上での画像配置を指定するコマンドによって上記受け付
けた印刷レイアウトの設定で印刷を実行させる印刷実行
データを生成する構成としてある。すなわち、印刷レイ
アウトを変更して試行印刷を行うことができ、複数の設
定によるラスタデータを一枚の印刷用紙に印刷させるこ
とによって複数の設定による画像を容易に比較すること
が可能になる。むろん、印刷レイアウトを変更して試行
印刷を行うことにより、印刷レイアウトを検討すること
も可能になる。
【0018】さらに、請求項5にかかる発明では、上記
ラスタデータ生成手段は一枚の画像のラスタデータを生
成するに当たり、上記設定受付手段が選択可能に提供す
る複数の副走査方向解像度の所定公約数をラスタ数とし
た複数のラスタデータを生成する構成としてある。すな
わち、一枚の画像を複数のラスタに分割してラスタデー
タを生成しており、各ラスタデータのラスタ数は設定受
付手段で選択可能な複数の副走査方向解像度の公約数で
ある。
【0019】インタプリタによる処理とレンダリング処
理とを行ってラスタデータを生成した後には、一般に特
定の解像度でのビットマップデータとなっている。さら
に、解像度を変更する選択肢は当該特定の解像度自体と
その整数倍あるいは整数分の一にすることが多い。例え
ば、特定の解像度が720dpiであるときに解像度の
選択肢を360dpi,720dpi,1440dpi
等にする。この選択肢通りに解像度を変更すると、上記
分割されたラスタデータの数は元の数の整数倍あるいは
整数分の一になる。
【0020】従って、ラスタ数が上記公約数となってい
る場合には、分割ラスタデータが整数個生成され、分割
ラスタデータを整数回処理して印刷実行データを生成す
ることによって一枚の画像に対する処理が完結する。印
刷装置によって一走査で印刷を行えるラスタ数は予め決
まっているので、上述のラスタ数を一走査での印刷ラス
タ数にすることにより、整数回の走査で印刷を完結する
ことが可能になり、印刷時のスループットが向上する。
【0021】さらに、請求項6にかかる発明では、上記
ラスタデータ生成手段は一枚の画像のラスタデータを生
成するに当たり、上記ハーフトーン処理において適用す
るディザマトリクスの行数の所定倍数をラスタ数とした
複数のラスタデータを生成する構成としてある。すなわ
ち、一枚の画像を複数のラスタに分割してラスタデータ
を生成しており、ディザマトリクスを行方向に整数個並
べると行方向の総数がラスタ数に一致する。
【0022】従って、当該ディザマトリクスによるハー
フトーン処理は分割されたラスタデータのそれぞれで独
立して完結することができ、分割された他のラスタデー
タの値を参照する必要がない。従って、ハーフトーン処
理を高速に完結するとともに各分割されたラスタデータ
で処理が終了した時点で印刷実行データを生成し、他の
分割ラスタデータの処理状況を考慮することなく印刷装
置に出力することができ、スループットが向上する。
【0023】さらに、請求項7にかかる発明では、上記
ハーフトーン処理は誤差拡散アルゴリズムであり、上記
ラスタデータ生成手段は一枚の画像のラスタデータを生
成するに当たり、ひとまとまりのラスタデータを生成す
る構成としてある。すなわち、ハーフトーン処理で誤差
拡散アルゴリズムを使用することが予め判明していると
きには一枚の画像のラスタデータを分割して作成せず
に、ひとまとまりのラスタデータとする。
【0024】誤差拡散ではあるラスタ中の画素における
誤差を他のラスタにおける画素の誤差に拡散させるの
で、ラスタデータを分割すると分割されたラスタデータ
相互の境界で誤差を無視する構成とするか、ある分割ラ
スタデータの最終ラスタでの誤差を記憶しておき、次の
分割ラスタデータの最先ラスタデータの処理に際して当
該誤差を加味する構成とする必要がある。むろん、この
ような構成にすることも可能であるが、ここでは誤差拡
散を実行することが予め判明しているときにはラスタデ
ータを分割しないようにしている。従って、ラスタの境
界を考慮することなく誤差拡散処理を実行することがで
きる。
【0025】上述のように、ラスタデータの状態でデー
タを保存し、印刷設定の変更に応じてラスタデータを補
正して試行印刷を実施可能にする手法は必ずしも実体の
ある装置に限られるものではなく、請求項8に記載した
発明のように方法の発明としても有効である。また、上
述の印刷制御装置は単独で存在する場合もあるし、ある
機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、
発明の思想としては、各種の態様を含むものである。ま
た、ソフトウェアであったりハードウェアであったりす
るなど、適宜、変更可能である。
【0026】発明の思想の具現化例として印刷装置のソ
フトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録
した記録媒体上においても当然に存在し、利用される。
その一例として、請求項9に記載した発明は、印刷制御
プログラムを記録した媒体として発明を特定している。
むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよい
し光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるい
かなる記録媒体においても全く同様に考えることができ
る。
【0027】また、一次複製品、二次複製品などの複製
段階については全く問う余地無く同等である。上記媒体
とは異なるが、供給方法として通信回線を利用して行な
う場合であれば通信回線が伝送媒体となって本発明が利
用されることになる。むろん、請求項10に記載した発
明のようにプログラムの発明として特定することもでき
る。さらに、これらの印刷制御方法、印刷制御プログラ
ムを記録した媒体および印刷制御プログラムにおいて上
記請求項2〜請求項7に対応した構成にすることも可能
である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,請求項8
〜請求項10にかかる発明によれば、ラスタデータ生成
以前の処理を繰り返す必要がなく試行印刷に必要な処理
時間を大幅に短縮することが可能な印刷制御装置、印刷
制御方法、印刷制御プログラムを記録した媒体および印
刷制御プログラムを提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、解像度や印刷サイズを変更
した試行印刷を実行することができる。さらに、請求項
3にかかる発明によれば、各種ハーフトーン処理を適用
した試行印刷を実行することができる。
【0029】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
複数の設定による画像を容易に比較することが可能にな
り、また、印刷レイアウトを検討することも可能にな
る。さらに、請求項5にかかる発明によれば、高スルー
プットで印刷を行うことができる。さらに、請求項6に
かかる発明によれば、ハーフトーン処理を高速に完結す
ることが可能であるとともに高スループットで印刷を行
うことができる。さらに、請求項7にかかる発明によれ
ば、ラスタの境界を考慮することなく誤差拡散処理を実
行することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 (1)本発明の構成: (2)印刷条件の設定: (3)ラスタデータの分割: (4)印刷処理:
【0031】(1)本発明の構成:図1は本発明にかか
る印刷制御装置として機能するコンピュータの概略ハー
ドウェア構成を示しており、図2は同コンピュータを本
発明にかかる印刷制御装置として機能させるための印刷
制御アプリケーションプログラム(APL)のブロック
図を示している。まず、図1に示す概略ハードウェア構
成について説明する。コンピュータ10は演算処理の中
枢をなすCPU11を備えており、このCPU11はシ
ステムバス12を介してBIOSなどの記載されたRO
M13やRAM14にアクセス可能となっている。
【0032】また、システムバス12には外部記憶装置
としてのハードディスクドライブ(HDD)15とフレ
キシブルディスクドライブ16とCD−ROMドライブ
17とが接続されており、HDD15に記憶されたOS
20やアプリケーションプログラム等がRAM14に転
送され、CPU11はROM13とRAM14に適宜ア
クセスしてソフトウェアを実行する。すなわち、RAM
14を一時的なワークエリアとして種々のプログラムを
実行する。
【0033】シリアル通信用I/O19aにはキーボー
ド31やマウス32等の操作用入力機器が接続され、図
示しないビデオボードを介して表示用のディスプレイ1
8も接続されている。さらに、印刷装置40とはUSB
用I/O19bを介して接続が可能である。尚、本コン
ピュータ10の構成は簡略化して説明しているが、パー
ソナルコンピュータとして一般的な構成を有するものを
採用することができる。むろん、本発明が適用されるコ
ンピュータはパーソナルコンピュータに限定されるもの
ではない。この実施例はいわゆるデスクトップ型コンピ
ュータであるが、ノート型であるとか、モバイル対応の
ものであっても良い。また、コンピュータ10と印刷装
置40の接続インタフェースも上述のものに限る必要は
なくSCSI接続,IEEE1394規格に準拠したI
/Oでの接続など種々の接続態様を採用可能であるし、
今後開発されるいかなる接続態様であっても同様であ
る。
【0034】この例では各プログラムの類はHDD15
に記憶されているが、記録媒体はこれに限定されるもの
ではない。例えば、フレキシブルディスク16aである
とか、CD−ROM17aであってもよい。これらの記
録媒体に記録されたプログラムはフレキシブルディスク
ドライブ16やCD−ROMドライブ17を介してコン
ピュータ10にて読み込まれ、HDD15にインストー
ルされる。そして、HDD15を介してRAM14上に
読み込まれてコンピュータを制御することになる。ま
た、記録媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであ
ってもよい。
【0035】また、半導体デバイスとしてフラッシュカ
ードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能で
あるし、モデムや通信回線を介して外部のファイルサー
バにアクセスしてダウンロードする場合には通信回線が
伝送媒体となって本発明が利用される。印刷装置40は
図示しないCPU,ファームウェア等を備えており、当
該ファームウェアに記載されたプログラムに従って、上
記コンピュータ10から送信される印刷実行データをU
SB用I/O19bを介して受信する。この印刷実行デ
ータは、各ラスタにおいてインクの吐出/非吐出を指示
したドットデータと印刷レイアウト等を指示したESC
/P言語とからなる。
【0036】印刷装置40は当該印刷実行データを解釈
し、所定のモータでヘッドや印刷用紙搬送機構を駆動し
つつ印刷を実行する。尚、本実施形態における印刷装置
40は4色のインクを使用可能なインクジェットプリン
タであり、CMYK(Kはブラック)各色のインクカー
トリッジを搭載可能であるが、むろん、CMYKlcl
m(lcはライトシアン,lmはライトマゼンタ)イン
クの6色やDY(ダークイエロー)を加えたもの、Kイ
ンク等に淡インクを使用可能であるものなど、種々の機
種について本発明を適用することができる。また、印刷
装置40はA0サイズやB0サイズなど大版印刷用紙の
印刷が可能であり、当該大版印刷が可能な印刷装置に対
して本発明を適用すると、処理速度の向上効果が顕著に
現れて好適である。すなわち、最適な印刷条件を把握す
るために試行印刷を繰り返す際の待ち時間が著しく減少
する。むろん、インクジェットプリンタや大版印刷用の
印刷装置以外に本発明を適用することも可能である。
【0037】一方、図2に示すように本実施形態にかか
るコンピュータ10では、OSに組み込まれたプリンタ
ドライバ(PRTDRV)21と入力装置ドライバ(D
RV)22とディスプレイドライバ(DRV)23とに
よって各周辺機器を制御している。ディスプレイDRV
23はディスプレイ18における画像データ等の表示を
制御するドライバであり、入力装置DRV22はシリア
ル通信用I/O19aを介して入力される上記キーボー
ド31やマウス32からのコード信号を受信して所定の
入力操作を受け付けるドライバである。
【0038】画像処理APL24はいわゆるフォトレタ
ッチソフトであり、ドットマトリクス状の画素からなる
画像の加工や印刷等を実行することができ、画像をポス
トスクリプトで記述された印刷データにして出力可能で
ある。本実施形態において印刷装置40では、上述のよ
うにESC/P言語で記述された印刷実行データによっ
て印刷を実行するようになっており、印刷制御APL5
0にてポストスクリプトからESC/Pへの変換を行っ
ている。本発明においては、最終的な印刷結果を得る前
に数回の試行印刷を行って、印刷画像に最適な印刷条件
を決定することが可能である。印刷制御APL50で
は、試行印刷を行う際に冗長な処理を省くことが可能な
構成を採用しており、この結果、高速で印刷実行データ
を得ることができる。
【0039】印刷制御APL50は、印刷データ取得モ
ジュール51とPDL解釈部52と印刷条件設定受付部
53とラスタデータ補正部54と印刷実行データ生成部
55とを備えている。印刷データ取得モジュール51は
上記画像処理APL24において印刷指示がなされたと
きにポストスクリプトで記述された印刷データを取得す
るモジュールであり、取得した印刷データはPDL解釈
部52に受け渡される。PDL解釈部52はインタプリ
タ52aとレンダリングモジュール52bとを備えてお
り、受け渡された印刷データはインタプリタ52aにて
言語解釈がなされる。
【0040】すなわち、インタプリタ52aでは印刷デ
ータに記述された描画コマンド等を解釈し、画像を構成
する画素を720×720dpiの解像度にて表現する
と共に各画素の色等を指定した中間コードを生成する。
この中間コードはレンダリングモジュール52bに受け
渡される。レンダリングモジュール52bは、上記中間
コードに基づいて各画素の色をCMYK各色256階調
で階調表現したラスタデータを生成する。本実施形態に
おいては、当該ラスタデータを上記HDD15に保存す
る(ラスタデータa)。
【0041】むろん、このときCMYK各色について階
調値を調整し、コントラスト調整やシャープさの調整処
理等を実施しておくことは可能である。尚、PDL解釈
部52は後述のようにラスタデータを分割して生成する
ようになっている。ラスタデータを分割して生成するこ
とにより、ラスタデータ補正部54で単純な処理によっ
て処理可能な単位とし、また、分割されたデータを単位
として印刷装置40にデータを受け渡すことによって印
刷処理のスループットを向上することができる。
【0042】印刷条件設定受付部53は、上記ディスプ
レイDRV23に対して所定の信号を出力し、印刷条件
の設定を入力するためのUIを表示することが可能であ
るとともに、入力装置DRV22から所定の信号を受信
して利用者が入力する印刷条件設定を取得することがで
きる。この印刷条件設定は設定条件データ15aとして
上記HDD15に保存される。本実施形態においては試
行印刷を実行する度に印刷条件設定の入力を受け付け、
設定条件データ15aを保存するようになっており、各
印刷にて当該設定条件データ15aに示される条件で印
刷を行う。
【0043】従って、試行印刷の度に異なる印刷条件で
印刷を実行することが可能であり、所望の条件で印刷さ
れた試行印刷結果を本印刷として採用することによって
所望の印刷結果を得ることができる。むろん、印刷終了
後に設定条件データ15aを保存しておき、当該設定条
件データ15aに示される印刷条件を他の画像について
の印刷条件として採用することも可能である。上記ラス
タデータ補正部54は、上記印刷条件設定受付部53が
HDD15に保存した設定条件データ15aを取得して
印刷実行データ生成部55に通知するとともに当該設定
条件データ15aに指定された内容で印刷を実行可能な
印刷実行データを生成させる。
【0044】印刷実行データ生成部55は、ラスタデー
タから印刷実行データを生成するモジュールであり、補
間演算モジュール55aとハーフトーンモジュール55
bとESC/Pモジュール55cとを備えている。補間
演算モジュール55aは上記設定条件データ15aに指
定された解像度での印刷を行う際に必要に応じてラスタ
データを構成する画素を増減させる補間処理を実行する
モジュールであり、HDD15に保存された720×7
20dpiのラスタデータaを取得するとともに補間処
理を行ってラスタデータbを得る。むろん、補間処理の
アルゴリズムは特に限定されず、ニアレスト補間、バイ
リニア補間、キュービック補間等種々の手法を採用可能
である。また、設定された解像度が変更された場合であ
っても印刷レイアウトが変更された結果、補間を実行す
る必要がない場合もあり、係る場合には補間処理をスキ
ップする。
【0045】ハーフトーンモジュール55bはラスタデ
ータbに対してハーフトーン処理を施すモジュールであ
る。すなわち、CMYK各色の階調値で表現されたビッ
トマップデータに対してディザ法や誤差拡散法等のアル
ゴリズムを適用し、ドットデータを得る。このドットデ
ータは印刷装置40の各ノズルにおけるインクの吐出・
非吐出によって各画素を階調表現したドットデータであ
る。上記ハーフトーン処理のアルゴリズムは、上記ラス
タデータ補正部54から通知される設定条件データ15
aにて規定されており、利用者所望のアルゴリズムが適
用される。
【0046】ESC/Pモジュール55cでは、ハーフ
トーンモジュール55bが生成したドットデータに対し
てESC/P言語によるコマンドを付し、上記画像処理
APL24にて予め指定されていたレイアウト(印刷用
紙のサイズや印刷位置等)によって印刷を実行させるた
めの印刷実行データを生成する。ここにおいても各レイ
アウトは上記設定条件データ15aにて指定されてお
り、利用者所望のレイアウトにて印刷を実行させること
ができる。印刷実行データが生成されると、印刷実行デ
ータ生成部55は上記PRTDRV21に印刷実行デー
タを受け渡す。PRTDRV21は、USB用I/O1
9bを介して当該印刷実行データを印刷装置40に送出
するようになっており、印刷装置40では当該印刷実行
データを受信して印刷を実行する。尚、印刷実行データ
生成部55では、設定条件データ15aが保存されてい
ない状態において、デフォルトの設定条件によってラス
タデータaに対してハーフトーン処理等を適用し、印刷
を実行することもできる。
【0047】本実施形態においては印刷条件を変更して
試行印刷を実行可能であり、この試行印刷において印刷
実行データ生成部55は既に生成されHDD15に保存
されているラスタデータaに対してハーフトーン処理等
を行うので、本発明において試行印刷のために上記PD
L解釈部52による処理を繰り返す必要はない。PDL
解釈部52における処理負荷は一般的に高く、特に大版
印刷においては顕著である。従って、当該PDL解釈部
52におけるインタプリタ処理とレンダリング処理を行
うことなく試行印刷を実行でき、高速で試行印刷を繰り
返すことができる。
【0048】(2)印刷条件の設定:以下、本実施形態
における具体的な構成を説明する。図3は、上記印刷条
件設定受付部53の制御によって表示される印刷条件設
定入力のUIを示している。同図に示すように当該UI
においては入力ボックスやラジオボタンによって印刷条
件を入力するようになっている。解像度入力ボックス1
8aはプルダウン形式で選択肢を表示する入力ボックス
であり、上記マウス32の操作入力によってマウスポイ
ンタを解像度入力ボックス18a配置し、クリックする
ことによって解像度の選択肢を表示・選択することがで
きる。
【0049】ハーフトーンアルゴリズム選択ボタン18
bはハーフトーン処理のアルゴリズムを選択するラジオ
ボタンであり、ディザ法あるいは誤差拡散法を選択する
ことができる。レイアウト設定ボックス18c1,18
c2は印刷画像のレイアウトを設定する入力ボックスで
あり、プルダウン形式で選択肢を表示・選択することが
できる。レイアウト設定ボックス18c1では、印刷用
紙の方向を設定するようになっており、”縦”あるい
は”横”を選択することができる。レイアウト設定ボッ
クス18c2では、一枚の印刷用紙内に印刷する画像の
数を設定するようになっており、例えば、2画像/枚と
いう設定をしたときには、印刷用紙を2分割して2つの
画像を配置する。
【0050】レイアウト設定ボックス18c1,18c
2の左側には印刷用紙のイメージが表示されており、印
刷用紙内の画像をハッチで示すとともにレイアウト設定
ボックス18c1,18c2による設定通りのレイアウ
トを表示するようになっている。図3に示すUIにはO
Kボタン18dが配設されており、当該OKボタン18
dをクリックすることにより同図にて入力された設定を
示す設定条件データ15aがHDD15に保存される。
【0051】尚、一枚の印刷用紙に2つ以上の画像を印
刷させるときには、印刷条件設定画面で各画像について
異なる印刷条件を設定することができる。この場合、解
像度入力ボックス18aとハーフトーンアルゴリズム選
択ボタン18bとにおいて2つ目以降の画像の設定を入
力可能に構成する。また、この場合は各画像についての
設定条件データをHDD15に保存し、ラスタデータ補
正部54は各設定条件データを印刷実行データ生成部5
5に受け渡す。上記図3に示すUIは一例であり、むろ
ん他の構成を採用することも可能である。例えば、解像
度については高さ(H)方向の解像度と幅(W)方向の
解像度とを個別に設定可能に構成しても良いし、デフォ
ルト値以外の任意の解像度を入力可能に構成しても良
い。また、ハーフトーン処理についても同種アルゴリズ
ムでパラメータを変更する選択肢(例えば、ディザマト
リクスの種類や誤差拡散での画素の振り分け手法)を設
けても良い。
【0052】(3)ラスタデータの分割:図4は、上記
PDL解釈部52によって一枚の画像のラスタデータが
複数に分割される様子を説明する説明図である。同図左
側に示すように、画像処理APL24で印刷指示を行っ
た画像を分割をすることなくラスタデータ化した場合に
ラスタ数がNになるとする。上述のようにPDL解釈部
52はラスタデータを720×720dpiとするの
で、同図左側においても当該720×720dpiでの
ラスタ数である。PDL解釈部52は、実際の処理にお
いては画像を分割して複数のラスタデータとしており、
同図中央に示すようにNラスタの画像をnラスタ(nは
自然数)からなる複数のラスタデータに分割する。
【0053】本実施形態においては、後述のように画像
の高さ方向(印刷装置40での副走査方向)の解像度と
して360,720,1440dpiを選択可能であ
り、上記分割したラスタデータのラスタ数nは360,
720,1440の公約数である。従って、上記印刷実
行データ生成部55の補間演算モジュール55aにて補
間処理を実行するにあたり、高さ方向の倍率が2倍ある
いは1/2倍となって、単純かつ高速に補間処理を実行
することができる。
【0054】また、ラスタ数nは上記印刷実行データ生
成部55のハーフトーンモジュール55bがディザ法を
実行する際に画像に対して適用するディザマトリクスの
行数mの自然数倍となっている。すなわち、n=cmで
ある(c,mは自然数)。従って、分割されたラスタデ
ータに対して当該ディザマトリクスを適用してハーフト
ーン処理を行うと、当該分割されたラスタデータにおけ
る最後のラスタがディザマトリクスの最終行に該当し、
次の分割ラスタデータにおける最先のラスタを参照する
ことなくハーフトーン処理を終了することができる。従
って、ハーフトーン処理に当たり、分割ラスタデータ相
互にラスタデータを移動させるなど複雑な処理を行う必
要が無く、高速で処理を行うことができる。
【0055】さらに、ラスタ数nは上記印刷装置40が
備えるバッファ容量に対応している。すなわち、印刷装
置40に対してはヘッドの1走査分のドットデータを一
度に送出し、印刷装置40のバッファに蓄積しつつ印刷
を実行しており、ラスタ数nのデータが上記印刷実行デ
ータ生成部55にて印刷実行データにされたときのデー
タ容量が印刷装置40のバッファ容量以内になる。従っ
て、分割ラスタデータ毎に印刷実行データを生成し、各
印刷実行データを他の分割ラスタデータの生成を待つこ
となく逐次印刷装置40に送出することができ、高スル
ープットを実現することができる。
【0056】以上のように、本実施形態においてはラス
タデータを分割して生成しているが、分割することによ
って処理が複雑になる場合にはラスタデータを分割しな
い構成とすることも可能である。例えば、ハーフトーン
処理として誤差拡散法を採用する場合には分割を行わな
い構成の方が処理が単純となるので、ハーフトーン処理
の選択肢として誤差拡散法のみを提供する場合などには
ラスタデータを分割しない構成が好ましい。
【0057】具体的には、誤差拡散法においては、ある
ラスタにおける各画素の階調値と所定のしきい値とを比
較して当該ドットに対するインクの吐出・非吐出を決定
するとともに、階調値としきい値との誤差を周りの画素
に振り分けて当該周りの画素のしきい値を決定してい
る。従って、あるラスタにおける処理はその前のラスタ
における処理の影響を受け、分割ラスタデータそれぞれ
について独立に誤差拡散処理を完結できない。ある分割
ラスタデータの誤差拡散処理を行うために他の分割ラス
タデータで算出された誤差の値を利用することとする
と、誤差の値を保存する必要があるなど、処理が複雑に
なるのでこの場合にはラスタデータを分割しないように
構成する。
【0058】(4)印刷処理:次に、本発明における一
連の印刷処理をフローチャートに沿って説明する。図5
は、当該印刷処理のフローチャートである。上記画像処
理APL24によって印刷指示がなされると印刷制御A
PL50が起動し、印刷データ取得モジュール51は画
像処理APL24が出力するポストスクリプトデータを
取得する(ステップS100)。取得されたポストスク
リプトデータはPDL解釈部52に受け渡され、インタ
プリタ52aによってポストスクリプトが解釈されると
ともに上記中間コードが生成される(ステップS10
5)。
【0059】レンダリングモジュール52bは当該中間
コードを取得し、レンダリングモジュール52bによっ
てレンダリングを行うと共にラスタデータaを生成する
(ステップS110)。このラスタデータaはHDD1
5に保存される(ステップS115)。本実施形態にお
ける印刷装置40は大版印刷が可能であり、ラスタデー
タ容量が大きくなることから圧縮を行ってHDD15に
保存してもよい。むろん圧縮が必須というわけではなく
HDD15の容量に余裕がある場合や大版印刷を行わな
い場合等では未圧縮のラスタデータを保存しても良い。
【0060】印刷実行データ生成部55は当該ラスタデ
ータについてステップS120〜135の処理を行って
印刷実行データを出力する。本実施形態において、最初
の印刷の際には上記利用者が入力する印刷条件での印刷
は行わず、デフォルトの設定で印刷を行うようになって
おり、2回目以降に利用者が入力する印刷条件で印刷を
実行するようになっている。すなわち、最初の印刷では
上記ラスタデータaをを取得し、デフォルトの設定とラ
スタデータaでの解像度が異なる場合に補間演算モジュ
ール55aでの補間処理を実行する(ステップS12
0)。
【0061】さらに、デフォルト設定されたアルゴリズ
ムでハーフトーンモジュール55bによる処理を行い
(ステップS125)、デフォルト設定されたレイアウ
トでESC/Pモジュール55cによってESC/Pを
付加する(ステップS130)。この結果、印刷装置4
0にて印刷を実行可能な印刷実行データが生成されるの
で、印刷実行データ生成部55は当該印刷実行データを
PRTDRV21に受け渡し(ステップS135)、印
刷装置40にて印刷を実行させる。
【0062】本発明においては、この印刷結果を視認し
た利用者による印刷条件設定の変更を可能にしており、
図示しないUIを表示して利用者が印刷条件の設定変更
を望むか否かを問い合わせる(ステップS140)。同
UIによって利用者が印刷条件の設定変更を望む旨の入
力を行った場合にはステップS140にて調整を続行す
べきと判別し、印刷条件設定受付部53は上記図3示す
印刷条件の設定UIを表示する(ステップS145)。
利用者は同ステップS145にて解像度,ハーフトーン
アルゴリズム,印刷レイアウトの各印刷設定を入力可能
であり、上記印刷条件設定受付部53は利用者の設定入
力を受け付ける。
【0063】利用者が上記UIにてOKボタンをクリッ
クすると、入力された印刷条件を示す設定条件データ1
5aが上記HDD15に保存される(ステップS15
0)。そして、ステップS120以降の処理を繰り返
す。この場合は2回目以降の印刷になるので、ステップ
S120〜S135において印刷実行データ生成部55
はラスタデータ補正部54から設定条件データ内容の通
知を受け、当該印刷条件によって印刷を実行させる印刷
実行データを生成・出力する。従って、印刷装置40で
は、設定を変更した状態の印刷結果を得ることができ
る。
【0064】以上のように、本発明においては、所定の
ページ記述言語で記述された印刷データについてインタ
プリタ処理およびレンダリング処理等を実施した後のラ
スタデータに対して補正を行って印刷条件の変更を行
う。従って、印刷条件の変更を行った試行印刷を実行す
るにあたり、一般的に高負荷となるインタプリタ処理お
よびレンダリング処理を繰り返す必要はなく、高速に試
行印刷を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するコンピュータの概略ハードウ
ェア構成図である。
【図2】印刷制御APLのブロック図である。
【図3】印刷条件設定入力のUIを示す図である。
【図4】ラスタデータが複数に分割される様子を説明す
る説明図である。
【図5】印刷処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータ 11…CPU 12…システムバス 13…ROM 14…RAM 15…HDD 15a…設定条件データ 16…フレキシブルディスクドライブ 17…CD−ROMドライブ 18…ディスプレイ 18a…解像度入力ボックス 18b…ハーフトーンアルゴリズム選択ボタン 18c1…レイアウト設定ボックス 18c1,18c2…レイアウト設定ボックス 18d…OKボタン 21…PRTDRV 22…入力装置DRV 23…ディスプレイDRV 24…画像処理APL 31…キーボード 32…マウス 40…印刷装置 50…印刷制御APL 51…印刷データ取得モジュール 52…PDL解釈部 52a…インタプリタ 52b…レンダリングモジュール 53…印刷条件設定受付部 54…ラスタデータ補正部 55…印刷実行データ生成部 55b…ハーフトーンモジュール 55c…ESC/Pモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/393 H04N 1/393 Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HJ06 HK07 HM07 HN05 HN15 2C187 AE07 AF08 AG02 BH27 DB09 GB06 5B021 AA04 CC05 NN23 5C076 AA19 AA21 AA22 AA27 AA36 BB25 CB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のページ記述言語で記述された印刷
    データを取得する印刷データ取得手段と、 同印刷データのページ記述言語を解釈して各ラスタを構
    成する画素の階調値データからなるラスタデータを生成
    するラスタデータ生成手段と、 少なくとも1回の印刷実行後に再利用できるように上記
    生成したラスタデータを記憶するラスタデータ記憶手段
    と、 ラスタデータを取得してハーフトーン処理を行いつつ印
    刷装置で印刷を実行させることが可能な印刷実行データ
    を生成する印刷実行データ生成手段と、 同印刷実行データを印刷装置に対して出力する印刷実行
    データ出力手段と、 印刷条件の設定入力を受け付ける設定受付手段と、 上記印刷実行データ出力手段によって少なくとも1回の
    印刷実行データ出力を行った後に、上記印刷実行データ
    生成手段での処理を制御して上記設定受付手段によって
    受け付けた印刷条件の設定に沿った印刷がなされるよう
    に上記ラスタデータを補正させるラスタデータ補正手段
    とを具備することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 上記設定受付手段は解像度と印刷サイズ
    とのいずれかまたは双方の設定を受け付け、上記ラスタ
    データ補正手段は印刷実行データ生成手段を制御してラ
    スタデータの補間処理を実行させ、上記受け付けた解像
    度と印刷サイズとのいずれかまたは双方の設定で印刷を
    実行させる印刷実行データを生成することを特徴とする
    上記請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 上記設定受付手段はハーフトーン処理の
    設定を受け付け、上記ラスタデータ補正手段は印刷実行
    データ生成手段を制御して予め用意された複数のハーフ
    トーン処理アルゴリズムのうちのいずれかを選択し、上
    記受け付けたハーフトーン処理の設定で印刷を実行させ
    る印刷実行データを生成することを特徴とする上記請求
    項1または請求項2のいずれかに記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 上記設定受付手段は印刷レイアウトの設
    定を受け付け、上記ラスタデータ補正手段は印刷実行デ
    ータ生成手段を制御して印刷用紙上での画像配置を指定
    するコマンドによって上記受け付けた印刷レイアウトの
    設定で印刷を実行させる印刷実行データを生成すること
    を特徴とする上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 上記ラスタデータ生成手段は一枚の画像
    のラスタデータを生成するに当たり、上記設定受付手段
    が選択可能に提供する複数の副走査方向解像度の所定公
    約数をラスタ数とした複数のラスタデータを生成するこ
    とを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 上記ラスタデータ生成手段は一枚の画像
    のラスタデータを生成するに当たり、上記ハーフトーン
    処理において適用するディザマトリクスの行数の所定倍
    数をラスタ数とした複数のラスタデータを生成すること
    を特徴とする上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 上記ハーフトーン処理は誤差拡散アルゴ
    リズムであり、上記ラスタデータ生成手段は一枚の画像
    のラスタデータを生成するに当たり、ひとまとまりのラ
    スタデータを生成することを特徴とする上記請求項1〜
    請求項4のいずれかに記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 所定のページ記述言語で記述された印刷
    データに基づいて印刷装置を制御して印刷を実行させる
    印刷制御方法であって、 上記印刷データを取得する印刷データ取得工程と、 同印刷データのページ記述言語を解釈して各ラスタを構
    成する画素の階調値データからなるラスタデータを生成
    するラスタデータ生成工程と、 少なくとも1回の印刷実行後に再利用できるように上記
    生成したラスタデータを所定の記憶媒体に記憶するラス
    タデータ記憶工程と、 ラスタデータを取得してハーフトーン処理を行いつつ印
    刷装置で印刷を実行させることが可能な印刷実行データ
    を生成する印刷実行データ生成工程と、 同印刷実行データを印刷装置に対して出力する印刷実行
    データ出力工程と、 印刷条件の設定入力を受け付ける設定受付工程と、 上記印刷実行データ出力工程によって少なくとも1回の
    印刷実行データ出力を行った後に、上記印刷実行データ
    生成工程での処理を制御して上記設定受付工程によって
    受け付けた印刷条件の設定に沿った印刷がなされるよう
    に上記ラスタデータを補正させるラスタデータ補正工程
    とを具備することを特徴とする印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 所定のページ記述言語で記述された印刷
    データに基づいて印刷装置を制御して印刷を実行させる
    印刷制御プログラムを記録した媒体であって、 上記印刷データを取得する印刷データ取得機能と、 同印刷データのページ記述言語を解釈して各ラスタを構
    成する画素の階調値データからなるラスタデータを生成
    するラスタデータ生成機能と、 少なくとも1回の印刷実行後に再利用できるように上記
    生成したラスタデータを所定の記憶媒体に記憶するラス
    タデータ記憶機能と、 ラスタデータを取得してハーフトーン処理を行いつつ印
    刷装置で印刷を実行させることが可能な印刷実行データ
    を生成する印刷実行データ生成機能と、 同印刷実行データを印刷装置に対して出力する印刷実行
    データ出力機能と、 印刷条件の設定入力を受け付ける設定受付機能と、 上記印刷実行データ出力機能によって少なくとも1回の
    印刷実行データ出力を行った後に、上記印刷実行データ
    生成機能での処理を制御して上記設定受付機能によって
    受け付けた印刷条件の設定に沿った印刷がなされるよう
    に上記ラスタデータを補正させるラスタデータ補正機能
    とをコンピュータに実現させることを特徴とする印刷制
    御プログラムを記録した媒体。
  10. 【請求項10】 所定のページ記述言語で記述された印
    刷データに基づいて印刷装置を制御して印刷を実行させ
    る印刷制御プログラムであって、 上記印刷データを取得する印刷データ取得機能と、 同印刷データのページ記述言語を解釈して各ラスタを構
    成する画素の階調値データからなるラスタデータを生成
    するラスタデータ生成機能と、 少なくとも1回の印刷実行後に再利用できるように上記
    生成したラスタデータを所定の記憶媒体に記憶するラス
    タデータ記憶機能と、 ラスタデータを取得してハーフトーン処理を行いつつ印
    刷装置で印刷を実行させることが可能な印刷実行データ
    を生成する印刷実行データ生成機能と、 同印刷実行データを印刷装置に対して出力する印刷実行
    データ出力機能と、 印刷条件の設定入力を受け付ける設定受付機能と、 上記印刷実行データ出力機能によって少なくとも1回の
    印刷実行データ出力を行った後に、上記印刷実行データ
    生成機能での処理を制御して上記設定受付機能によって
    受け付けた印刷条件の設定に沿った印刷がなされるよう
    に上記ラスタデータを補正させるラスタデータ補正機能
    とをコンピュータに実現させることを特徴とする印刷制
    御プログラム。
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