JPH10191088A - 画像処理装置、カラー印刷装置、及び画像処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、カラー印刷装置、及び画像処理方法、並びに記録媒体

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JPH10191088A
JPH10191088A JP9274694A JP27469497A JPH10191088A JP H10191088 A JPH10191088 A JP H10191088A JP 9274694 A JP9274694 A JP 9274694A JP 27469497 A JP27469497 A JP 27469497A JP H10191088 A JPH10191088 A JP H10191088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時に解像度が高くなるように変換する場
合には、色変換の作業量が増えていた。 【解決手段】 ステップS210にて入力カラー画像デ
ータの解像度と出力カラー画像データの解像度の比較を
行い、比較の結果、入力側の解像度の方が低ければステ
ップS220にて先に色変換してからステップS230
にて解像度の変換を行うし、入力側の解像度の方が高け
ればステップS240にて解像度の変換を行ってからス
テップS250にて色変換を行うというように、解像度
の変換と色変換とを伴う場合には解像度の低い側で色変
換を行うことにより、少ない画素に対して色変換するこ
とになり、処理を最適化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解像度の変換と色
変換とを伴う画像処理装置、カラー印刷装置、及び画像
処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステム上でアプリケーシ
ョンからカラー画像の印刷を行う場合、画面上での解像
度と印刷装置での解像度の違いから、解像度の変換を行
わなければならないし、また、コンピュータシステム内
で扱われるRGB(赤、緑、青)のデータをプリンタの
インク色に対応するCMY(シアン、マゼンダ、イエロ
ー)のデータに変換する必要がある。
【0003】ここにおいて、両方の解像度が一致した
り、解像度の一致を問わない場合もあるというように、
解像度の変換は必須ではない。このため、処理の手順と
しては、解像度を一致させてから、色変換を実行してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像処
理装置においては、解像度が高くなるように変換する場
合には、もともと一つの画素であったものが複数の画素
となるが、色変換というのは各画素毎に実施するもので
あるため、色変換の作業量も増えてしまうという課題が
あった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、解像度の変換と色変換とを伴う場合に処理を最
適化することが可能な画像処理装置、カラー印刷装置、
及び画像処理方法、並びに記録媒体の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、解像度の変換と色変換と
を伴う画像処理装置において、解像度の低い状態で色変
換する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、解像度の変換と色変換とを伴う場合に、
解像度の低い状態で色変換する。従って、解像度の変換
と色変換を伴う場合に、貴亜贈度の低い状態で色変換す
るということであり、元の解像度が低くて解像度を高く
する変換を行うのであれば解像度の変換前に色変換を行
い、元の解像度が高い場合に解像度を低くする変換を行
うのであれば解像度の変換後に色変換を行う。従ってい
ろ変換の対象となるデータが画祖の少ない状態で色変換
を行うため、処理量を低減させることが可能となる。
【0008】かかる変換の順序を切り換える手段は各種
のものが可能であるが、その一例として、請求項2にか
かる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
入力カラー画像データの解像度と出力カラー画像データ
の解像度とを比較する解像度比較手段と、入力カラー画
像データと出力カラー画像データとの間で解像度を変換
する解像度変換手段と、入力カラー画像データの表色空
間と出力カラー画像データの表色空間との間で色変換す
る色変換手段と、上記解像度比較手段の比較結果に基づ
いて解像度の変換の前後で解像度が低い側で色変換を実
行せしめる変換順序制御手段とを具備する構成としてあ
る。
【0009】すなわち、解像度変換手段は入力カラー画
像データと出力カラー画像データとの間で解像度を変換
するが、解像度比較手段にて入力カラー画像データの解
像度と出力カラー画像データの解像度とを比較し、変換
順序制御手段による制御のもとで解像度の変換の前後に
おける解像度が低い側で、色変換手段は入力カラー画像
データの表色空間と出力カラー画像データの表色空間と
の間で色変換する。
【0010】解像度比較手段は入力カラー画像データの
解像度と出力カラー画像データの解像度とを比較するも
のであるが、これは必ずしも自動的に比較結果を出力す
るものに限らず、結果的にいずれの側が解像度が低いと
か高いとかいったことを判断できればよい。従って、手
動操作による切り換えスイッチがあるものであっても良
い。
【0011】解像度変換手段が入力カラー画像データと
出力カラー画像データとの間で解像度を変換する手法は
各種のものが採用可能である。また、ここにおける解像
度とはラスタライズされたドットマトリクスデータの画
素の数に対応するが、メタファイルのようにラスタライ
ズする前は画素を持たないコマンドファイルの状態のも
のであれば色変換すべき対象の数は色指定するコマンド
の数に対応する。このため、広義にとらえて解像度の低
い側とはラスタライズする前における色指定のコマンド
状態を指すようにしても良い。
【0012】色変換手段は入力カラー画像データの表色
空間と出力カラー画像データの表色空間との間で色変換
するものであり、各種の変換手法を採用可能である。一
般的には変換元の表色空間での画像データを成分値とす
る色変換テーブルを用意しておき、同色変換テーブルを
参照すればよい。むろん、色変換テーブルを参照するに
しても補間演算を併用したり、本出願人による特開平7
−30772号公報に開示された補間演算に代える階調
変換を利用するなど適宜変更可能である。
【0013】変換順序制御手段は、結果的に解像度の変
換の前後のいずれか解像度が低い側で色変換を実行せし
めるものであればよく、例えば、先に色変換してから解
像度の変換を行う手順と、先に解像度の変換を行ってか
ら色変換を行う手順とを用意しておき、いずれか一方の
手順を選択するものであってもよい。
【0014】このような解像度の変換と色変換とが行わ
れる適用例としては、各種の装置が考えられるが、その
一例として、請求項3にかかる発明は、所定の画素密度
の印字ヘッドでドット印字してカラー画像を印刷するも
のであって、入力カラー画像データから上記印字ヘッド
に応じたラスタデータを生成するとともに入力カラー画
像データの表色空間から上記印字ヘッドにて印刷する印
刷インクの表色空間へと色変換するカラー印刷装置にお
いて、入力カラー画像データの解像度と上記印字ヘッド
における解像度とを比較し、解像度を変換する前後にお
ける当該解像度の低い側で色変換する構成としてある。
【0015】所定の画素密度の印字ヘッドでドット印字
するカラー印刷装置においては、入力カラー画像データ
から上記印字ヘッドに応じたラスタデータを生成すると
ともに入力カラー画像データの表色空間から上記印字ヘ
ッドにて印刷する印刷インクの表色空間へと色変換す
る。このような場合に入力カラー画像データの解像度と
上記印字ヘッドにおける解像度とを比較して、解像度を
変換する前後における当該解像度の低い側で色変換す
る。
【0016】より具体的には、オペレーティングシステ
ムを採用するコンピュータにて、同オペレーティングシ
ステムはアプリケーションが指定するピクセル径対応デ
ータと印刷装置のドット径対応データとを管理するとと
もに、プリンタドライバが同情報に基づいて入力カラー
画像データの解像度と出力カラー画像データの解像度と
を比較し、比較結果に基づいて解像度の低い側で色変換
を行なう構成で実現できる。
【0017】また、このような出力段階に限らず、入力
段階においても適用可能である。例えば、画像処理アプ
リケーションが周辺機器を介して画像データを読み込む
ような場合においても、入力装置の色調を標準系に変換
する色変換とともに、扱える画像ファイルのサイズに応
じた解像度変換を実行する場合がある。この段階におい
て、解像度の低い側で色変換を実行すればよい。すなわ
ち、アプリケーションが入力カラー画像データを読み込
む際に内部で保持するカラー画像データとの比較におい
て解像度の低い状態で色変換する。さらに、同画像デー
タが通信回線を介して送られてきてディスプレイに表示
するような場合においても、同様であるし、カラーファ
クシミリやカラーコピー機、カラースキャナ、デジタル
スチルカメラ、デジタルビデオカメラ等においても同様
である。
【0018】さらに、請求項4にかかる発明は、解像度
の変換と色変換とを伴う画像処理方法において、解像度
の低い状態で色変換する構成としてある。
【0019】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0020】ところで、このような発明の思想の具現化
例として画像処理装置というソフトウェアとなる場合に
は、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上において
も当然に存在し、利用されるといわざるをえない。むろ
ん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光
磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかな
る記録媒体においても全く同様に考えることができる。
また、一次複製品、二次複製品などの複製段階について
は全く問う余地無く同等である。その他、ソフトウェア
である場合にはその供給方法が上述した記録媒体として
提供されるのではなく、通信回線を利用して提供される
ような場合でも本発明が利用されていることにはかわり
ないし、提供する側はソフトウェア提供装置として機能
するものであり、同様に本発明を利用していることに相
違ない。
【0021】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、色変換の
対象となるが画素が少ない状態で色変換を行うため、処
理量を低減させることが可能な画像処理装置を提供する
ことができる。
【0023】また、請求項3にかかる発明によれば、印
字ヘッドでドット印字してカラー画像を印刷するカラー
印刷装置において、処理を最適化することができる。
【0024】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
解像度の変換と色変換とを伴う画像処理において処理を
最適化することができる。
【0025】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
上記画像処理をコンピュータ等に実行させるプログラム
を記録した媒体を提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施形態にかかる色変
換装置の具体的ハードウェア構成例をブロック図により
示している。
【0028】同図において、各種の情報入力装置10と
してスキャナ11やキーボード12やマウス13が備え
られ、解像度の変換と色変換とを含めた画像処理の中心
的な役割を果たす画像処理装置20としてコンピュータ
本体21とハードディスク22が備えられ、処理対象と
なっているカラー画像を表示する画像出力装置30とし
てプリンタ31やディスプレイ32を備えている。ま
た、本実施例の色変換処理をコンピュータ等上で実現す
るプログラムを記録したCD−ROM24等の記録媒体
を用意し、ドライブ装置23によってハードディスク2
2に読み込み、使用してもよい。
【0029】情報入力装置10としてのスキャナ11が
階調表色データとして例えばRGB(緑、青、赤)の階
調データを出力するものとするとともに、画像出力装置
30としてのプリンタ31が階調表色データとしてCM
Y(シアン、マゼンダ、イエロー)あるいはこれに黒を
加えたCMYKの二値データを入力として必要とするも
のとすると、画像処理装置20としてのこのコンピュー
タ本体21の具体的役割は、RGBの階調データをCM
Yの二値データに変換することである。また、キーボー
ド12やマウス13等を使用してビットマップ系の画像
を描画する場合にはRGBの階調データとして処理さ
れ、ディスプレイ32であれば概ねそのままデータを使
用して表示させ、プリンタ31であれば同様にCMYの
二値データに変換する処理が行われる。なお、ドロー系
の画像を描画したような場合も同様である。
【0030】このコンピュータ本体21の内部で行なわ
れる処理を図2に示している。図に示すように、コンピ
ュータ本体21内ではオペレーティングシステム21a
が稼働しており、プリンタ31やディスプレイ32に対
応したプリンタドライバ21bやビデオドライバ21c
が組み込まれている。一方、アプリケーション21dは
オペレーティングシステム21aにて処理の実行を制御
され、必要に応じてプリンタドライバ21bやビデオド
ライバ21cと連携して所定の画像処理を実行する。
【0031】ここにおいて、スキャナ11であればその
読み込みヘッドが所定間隔で形成されており、読み込み
解像度は当該読み込みヘッドの間隔に相当して決まって
くる。一方、アプリケーション21dにおいてはディス
プレイ32の表示解像度と一致させてデータを保持する
のが一般的であるが、仮想的にデータを保持しつつディ
スプレイ32に対しては常に解像度を一致させるような
処理を実行しても構わない。
【0032】アプリケーション21dで生成される印刷
用データはオペレーティングシステム21aを介してプ
リンタドライバ21bに入力され、当該プリンタドライ
バ21bはプリンタ31が要求するフォーマットの画像
データに変換する。この変換が上述したRGBの階調デ
ータをCMYの二値データに変換する処理に該当する。
なお、アプリケーション21dが生成する表示画像デー
タについてはビデオドライバ21cが所定の画面用メモ
リに書き込み、ハードウェア回路を介してディスプレイ
32にて表示させている。
【0033】このプリンタドライバ21bが生成する画
像データはCMYの二値データからなるドットマトリク
スデータであり、プリンタ31に送られる。図3は同プ
リンタ31の概略構成を示しており、主要構成部品とし
ては、垂直方向に各色のインク吐出孔を形成された印字
ヘッド31aと、同印字ヘッド31aにおける所定のイ
ンク吐出孔よりカラー印刷インクを吐出せしめるよう駆
動する印字ヘッド駆動部31bと、印字ヘッド31aを
桁方向に往復動作させる印字ヘッド桁移動モータ31c
と、紙送りモータ31dと、これら以外の印字バッファ
などを含むとともに総合的に制御するプリンタコントロ
ーラ31eを備えている。すなわち、上記ドットマトリ
クスデータはこの印字ヘッド31aにおけるインク吐出
孔の並びに対応するとともに当該印字ヘッド31aの桁
送り方向の走査範囲に対応しており、印字ヘッド桁移動
モータ31cにて同印字ヘッド31aを桁方向に移動さ
せたとき印字ヘッド駆動部31bがドットマトリクスデ
ータに対応して所定のインク吐出孔よりカラー印刷イン
クを吐出せしめ、印刷する。
【0034】この印字ヘッド31aにおけるインク吐出
孔が即座にピクセルサイズとなるのではなく、そのよう
なインク吐出孔を使用しつつ紙送りモータ31dと印字
ヘッド桁移動モータ31cによる制御を踏まえ、実際に
印字されるドットの中心間の距離がピクセルサイズとし
て計算される。
【0035】本実施形態においては、色変換装置の適用
例として上述したようなコンピュータとプリンタとを組
み合わせた印刷システムをあげているが、入力データに
対して解像度の変換と色変換とを行うシステムであれば
よく、例えば、図4に示すように、電話回線などの通信
回線に対してモデムを介して接続され、画像データを受
信して印刷するプリンタシステム33などであっても良
いし、あるいは、図5に示すように、ネットワークに対
して接続されつつ一般映像放送を受信可能なテレビジョ
ン34であってネットワークから供給されるカラー画像
を印刷するようなものなどであっても良い。さらに、カ
ラーコピー機であったり、カラーファクシミリ機である
など、さまざまな範囲において適用可能である。
【0036】次に、上記コンピュータ21からプリンタ
31への印字処理について説明する。アプリケーション
21dが印刷を行う場合の手順を図6及び図7に示して
いる。アプリケーション21dはオペレーティングシス
テム21aとプリンタドライバ21bと相互に連携を取
りながら印刷処理を実行する。すなわち、ステップS1
10にてアプリケーション21dがオペレーティングシ
ステム21aに対して印刷を要求すると、ステップS1
20にてオペレーティングシステム21aはプリンタド
ライバ21bを起動し、ステップS130にてアプリケ
ーション21dとプリンタドライバ21bは共同して書
式の設定などを実行する。この後、ステップS140に
てアプリケーション21dはオペレーティングシステム
21aに対して上記書式に対応した所定のフォーマット
で印刷データを出力するので、ステップS150では同
印刷データの出力を受けてプリンタドライバ21bは印
刷データを作成し、出力する。
【0037】図8のフローチャートは、このステップS
150でプリンタドライバ21bがオペレーティングシ
ステム21aから印刷データを受け取って印字する処理
を示している。
【0038】ここで図2に戻ると、プリンタドライバ2
1bは、アプリケーション21dが所定の画面単位で生
成する画像データからプリンタ31における印字ヘッド
31aの走査範囲を切り出してドットマトリクスデータ
を生成するラスタライザ21b1と、ドットマトリクス
データの各画素について色変換テーブルを参照してRG
Bの階調データをCMYの階調データに変換する色変換
部21b2と、CMYの階調データを二値データに階調
変換する階調変換部21b3と、オペレーティングシス
テム21aに対する関数によってアプリケーション21
dが指定するピクセル径を問い合わせてプリンタ31の
ドット径と比較する解像度比較部21b4とから構成さ
れている。ただし、このプリンタドライバ21bはソフ
トウェアで構成され、それぞれの構成要素もソフトウェ
アで構成されている。そして、これらが図8に示すよう
な手順に従ってプリンタ31に対して上記印字ヘッド3
1aを走査して印字可能なドットマトリクスデータの印
刷データを出力する。
【0039】すなわち、ステップS210にて、オペレ
ーティングシステム21aに対してアプリケーション2
1dが指定するピクセル径を問い合わせるとともにプリ
ンタ31のドット径と比較し、どちらの解像度が大きい
かを判断する。例えば、一般的なディスプレイ32の解
像度であれば72dpiの解像度であり、アプリケーシ
ョン21dがディスプレイ32の解像度でデータを扱っ
ている場合もあるし、スキャナ11の解像度が300d
piであるとすると内部的にはこの300dpiでデー
タを扱いつつディスプレイ32上には72dpiに解像
度を変換した状態で表示している場合もある。アプリケ
ーション21dはこのディスプレイ32の解像度に関わ
らず、ピクセル径を指定して印刷データを出力している
ため、当該プリンタドライバ21bが同ピクセル径を問
い合わせる。
【0040】アプリケーション21dが指定するピクセ
ル径が分かればプリンタ31のドット径と比較する。印
刷モードの指定にもよるが、プリンタ31の解像度が6
00dpiであるとすると、アプリケーション21dの
側、すなわち入力カラー画像データの解像度の方が小さ
いことになる。入力カラー画像データの方が出力カラー
画像データよりも解像度が低い場合、印刷するために解
像度を合わせようとすると、図9に示すように元の1ド
ットの画素が4ドットに変換されることになる。従っ
て、解像度の変換前に色変換を行えば1回の色変換が必
要となるし、解像度の変換後に色変換を行えば4回の色
変換が必要となる。
【0041】このため、演算量を減らすべく、ステップ
S210にて入力カラー画像データの解像度の方が出力
カラー画像データの解像度よりも小さいと判断される
と、ステップS220にて先に色変換の処理を実行す
る。すなわち、このステップS210の判断こそが解像
度比較手段を構成し、その判断結果による分岐処理が変
換順序制御手段を構成する。
【0042】図10はアプリケーション21dが生成す
るRGB階調データの成分値を座標とする三次元の表色
空間を示しており、所定の間隔をもって存在する格子点
に対応して色変換テーブルには対応するCMYの階調デ
ータが記録されている。すなわち、同色変換テーブルは
RGBの階調データを成分値としてCMYの各データを
一義的に読み出せるように配列した(R,G,B)の三
次元テーブルとなている。ただしファイル自体は一組の
(R,G,B)に対して(C,M,Y)の三つのデータ
を取り出せるように四つの配列変数で参照される四次元
ファイル構造となっている。なお、かかる色変換テーブ
ルはハードディスク22に記録してある。
【0043】八点補間演算については、図11に演算の
原理を示している。変換元の表色空間でRGB階調デー
タを成分値とする座標Pを取り囲む八点の格子点からな
る立法体を想定したとき、立方体のk番目の頂点での変
換値をDkとするとともに立方体の体積をVとすると、
立方体の内点Pでの変換値Pxは当該P点で分割される
図示のような八つの小直方体の体積Vkの比率による加
重から次式で補間できる。
【0044】
【数1】
【0045】従って、当該座標を取り囲む八つの格子点
を特定し、各格子点でのCMYの階調データのそれぞれ
について演算を実行することになる。なお、このステッ
プS220が色変換部21b2を構成している。
【0046】このようにして色変換したら、ステップS
230にてプリンタ31の解像度へ変換する。この変換
作業の概念を図12に示しており、変換後の解像度に対
応する画像範囲(図で破線で示した範囲)が変換前の解
像度に対応する画像範囲(図で実線で示した範囲)のど
の画素に対応しているかを計算する。変換後の一画素が
返還前の解像度の一画素内であれば同じ色をそのまま受
け継ぐし、変換後の一画素が返還前の解像度の二画素に
跨るようであれば、跨っている面積比に比例した各色成
分を受け継ぐ。変換後の一画素が返還前の解像度の四画
素に跨るようであっても同様である。むろん、このよう
なプリンタ解像度への変換処理はこれに限定されるもの
ではなく、適宜変更可能である。なお、このステップS
230が解像度変換手段を構成している。
【0047】これに対し、アプリケーション21dが指
定するピクセル径がプリンタ31のドット径よりも小さ
いとする。印刷モードの指定にもよるが、スキャナ11
の解像度が600dpiであってアプリケーション21
dがこの解像度でデータを扱っているものとし、プリン
タ31の解像度が300dpiであるといった場合が該
当する。このように、入力カラー画像データの方が出力
カラー画像データよりも解像度が高い場合、印刷するた
めに解像度を合わせようとすると、図13に示すように
元の4ドットの画素が1ドットに変換されることにな
る。従って、解像度の変換前に色変換を行えば4回の色
変換が必要となるし、解像度の変換後に色変換を行えば
1回の色変換が必要となる。
【0048】従って、ステップS240にて色変換の前
にプリンタ解像度へ変換し、続くステップS250にて
色変換する。
【0049】なお、この例ではアプリケーション21d
がオペレーティングシステム21aを介して出力するデ
ータがドットマトリクスデータであるものとしていた
が、メタファイルのようなものであっても構わない。メ
タファイルは四角であるとか丸であるとかの図形の情報
を記載したコマンドファイルであり、このコマンドファ
イルに対してはプリンタドライバ21bにおけるラスタ
ライザ21b1が印字ヘッド31aの解像度に応じたド
ットマトリクスデータを生成する処理を合わせて行う。
解像度の低い側とは色変換すべき情報源の少ない側とも
言えるので、このようなメタファイルも解像度の低い側
といえ、プリンタ解像度を変換する前に色変換を行え
ば、各画素毎に色変換する必要が無くなる。なお、メタ
ファイルの場合は描画コマンドで色が指定されているの
で、描画コマンド無いの色指定部分を変換させるだけで
ある。
【0050】以上のようにしてプリンタ解像度への変換
と色変換とを所定の順序で終了したら、ステップS26
0にてプリンタ31で印刷可能なデータとすべくハーフ
トーンと呼ばれる二値化を行なう。二値化に代表される
階調変換の具体的手法については敢えて説明していない
が、誤差拡散法や、ディザ利用などによる周知の手法を
適用すればよく、例えば、本願出願人による特公平7−
30772号公報にも説明されている。その後、ステッ
プS270にてプリンタ31の印字バッファへと出力す
ると、より少ない演算処理で色変換を行なっているので
高速化して印刷を行うことができる。
【0051】このように、ステップS210にて入力カ
ラー画像データの解像度と出力カラー画像データの解像
度の比較を行い、比較の結果、入力側の解像度の方が低
ければステップS220にて先に色変換してからステッ
プS230にて解像度の変換を行うし、入力側の解像度
の方が高ければステップS240にて解像度の変換を行
ってからステップS250にて色変換を行うというよう
に、解像度の変換と色変換とを伴う場合には解像度の低
い側で色変換を行うことにより、少ない画素に対して色
変換することになり、処理を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる色変換装置の具体
的ハードウェア構成例のブロック図である。
【図2】コンピュータの内部で行なわれる処理を示すブ
ロック図である。
【図3】プリンタの概略構成を示す図である。
【図4】本発明の他の適用例であるプリンタシステムの
ブロック図である。
【図5】本発明の他の適用例であるプリンタシステムの
ブロック図である。
【図6】アプリケーションの印刷処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】アプリケーションの印刷処理の手順を示すシス
テム対応図である。
【図8】プリンタドライバの印刷処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】解像度を高いものに変換する状態を示す説明図
である。
【図10】RGBの表色空間を示す図である。
【図11】八点補間演算の概念を示す図である。
【図12】解像度の変換方法を説明する図である。
【図13】解像度を低いものに変換する状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
10…情報入力装置 11…スキャナ 12…キーボード 13…マウス 20…画像処理装置 21…コンピュータ本体 21a…オペレーティングシステム 21b…プリンタドライバ 21b1…ラスタライザ 21b2…色変換部 21b3…階調変換部 21b4…解像度比較部 21c…ビデオドライバ 21d…アプリケーション 22…ハードディスク 23…ドライブ装置 24…CD−ROM 30…画像出力装置 31…プリンタ 31a…印字ヘッド 31b…印字ヘッド桁移動モータ 31c…紙送りモータ 31d…プリンタコントローラ 32…ディスプレイ 33…プリンタシステム 34…テレビジョン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/387 101 G06F 15/70 405 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解像度の変換と色変換とを伴う画像処理
    装置において、解像度の低い状態で色変換することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像処理装置にお
    いて、 入力カラー画像データの解像度と出力カラー画像データ
    の解像度とを比較する解像度比較手段と、 入力カラー画像データと出力カラー画像データとの間で
    解像度を変換する解像度変換手段と、 入力カラー画像データの表色空間と出力カラー画像デー
    タの表色空間との間で色変換する色変換手段と、 上記解像度比較手段の比較結果に基づいて解像度の変換
    の前後で解像度が低い側で色変換を実行せしめる変換順
    序制御手段とを具備することを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 所定の画素密度の印字ヘッドでドット印
    字してカラー画像を印刷するものであって、入力カラー
    画像データから上記印字ヘッドに応じたラスタデータを
    生成するとともに入力カラー画像データの表色空間から
    上記印字ヘッドにて印刷する印刷インクの表色空間へと
    色変換するカラー印刷装置において、 入力カラー画像データの解像度と上記印字ヘッドにおけ
    る解像度とを比較し、解像度を変換する前後における当
    該解像度の低い側で色変換することを特徴とするカラー
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 解像度の変換と色変換とを伴う画像処理
    方法において、解像度の低い状態で色変換することを特
    徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータ等上で実行されるプログラ
    ムを該コンピュータ等で読み取り可能に記録した記録媒
    体であって、 解像度の変換と色変換とを伴う画像処理において、解像
    度の低い状態で色変換する処理を前記コンピュータ等に
    実行させるプログラムを記録した記録媒体。
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