JP4412711B2 - 印刷方法、印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリントジョブに基づいて印刷する印刷技術に関するものである。
従来、PC(パーソナルコンピュータ)側で作成され、送信されたプリントジョブをプリンタなどの印刷装置が受信した場合、印刷装置はこのプリントジョブを解析し、このプリントジョブに含まれている描画コマンドの種類を判別することにより、これから印刷(描画)しようとするオブジェクトの種別を判別していた(例えば特許文献1を参照)。また、この判別するオブジェクトの種別は、文字、図形、イメージの3種類が一般的であった。
特開平07−232463号公報
しかし、プリントジョブで指定されるオブジェクトには「ライン」もある。従来の印刷装置による文字、図形、イメージの3種類のオブジェクト判別では、ラインは図形と認識されてしまうため、ラインに適した印刷が不可能であった。
また、同じ文字や画像でも、そのサイズの大小に応じて印刷処理を変えた場合に高画質処理が望める場合があるのだが、サイズの大小に応じた印刷処理の切り替えは上記従来の印刷装置ではできなかった。
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、印刷対象のオブジェクトの種別に応じた印刷を可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の印刷装置は以下の構成を備える。
即ち、複数のオブジェクトの種別の各々における無彩色を黒のみで出力するか否かを示す制御値と、前記複数のオブジェクトの種別の各々における小オブジェクトと大オブジェクトとを判定するための閾値と、印刷データと、を含むジョブデータを入力する入力手段と、
前記印刷データに含まれるオブジェクトのコマンドから該オブジェクトの種別を判定する第1の判定手段と、
前記印刷データに含まれるオブジェクトのサイズと、前記判定されたオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を用いて該オブジェクトの大小を判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段によって判定されたオブジェクトの種別に対応する前記制御値に応じた色成分変換テーブルを用いて、前記オブジェクトの色を、黒を含む複数の色成分に変換し、該複数の色成分に対して前記第1の判定手段によって判定されたオブジェクトの種別と前記第2の判定手段によって判定されたオブジェクトの大小とに応じたパラメータを用いて中間調処理を行う色変換手段と、
前記色変換手段により変換された色を用いたオブジェクトを含む画像を印刷する印刷手段と
を備え、
前記第2の判定手段は、
前記印刷データに含まれるイメージオブジェクトのサイズと、前記判定されたイメージオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記サイズが前記閾値よりも大きい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける大オブジェクトである大イメージと判定し、前記サイズが前記閾値よりも小さい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける小オブジェクトである小イメージと判定し、
前記印刷データに含まれるラインオブジェクトの太さと、前記判定されたラインオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記太さが前記閾値よりも大きい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける大オブジェクトである太ラインと判定し、前記太さが前記閾値よりも小さい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける小オブジェクトである細ラインと判定する
ことを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の印刷方法は以下の構成を備える。
即ち、複数のオブジェクトの種別の各々における無彩色を黒のみで出力するか否かを示す制御値と、前記複数のオブジェクトの種別の各々における小オブジェクトと大オブジェクトとを判定するための閾値と、印刷データと、を含むジョブデータを入力する入力工程と、
前記印刷データに含まれるオブジェクトのコマンドから該オブジェクトの種別を判定する第1の判定工程と、
前記印刷データに含まれるオブジェクトのサイズと、前記判定されたオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を用いて該オブジェクトの大小を判定する第2の判定工程と、
前記第1の判定工程で判定されたオブジェクトの種別に対応する前記制御値に応じた色成分変換テーブルを用いて、前記オブジェクトの色を、黒を含む複数の色成分に変換し、該複数の色成分に対して前記第1の判定工程で判定されたオブジェクトの種別と前記第2の判定工程で判定されたオブジェクトの大小とに応じたパラメータを用いて中間調処理を行う色変換工程と、
前記色変換工程で変換された色を用いたオブジェクトを含む画像を印刷する印刷工程と
を備え、
前記第2の判定工程では、
前記印刷データに含まれるイメージオブジェクトのサイズと、前記判定されたイメージオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記サイズが前記閾値よりも大きい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける大オブジェクトである大イメージと判定し、前記サイズが前記閾値よりも小さい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける小オブジェクトである小イメージと判定し、
前記印刷データに含まれるラインオブジェクトの太さと、前記判定されたラインオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記太さが前記閾値よりも大きい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける大オブジェクトである太ラインと判定し、前記太さが前記閾値よりも小さい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける小オブジェクトである細ラインと判定する
ことを特徴とする。
本発明の構成により、印刷対象のオブジェクトの種別に応じた印刷を行うことができる。
以下添付図面を参照して、本発明の印刷装置をカラー出力のLBP(レーザビームプリンタ)に適用した好適な実施形態に従って詳細に説明するが、印刷装置を適用する対象はLBPに限定されるものではなく、カラーインクジェットプリンタ、カラー熱転写プリンタ等、プリントジョブに基づいた印刷を可能とする全ての印刷装置に適用可能であることは以下の説明から明らかとなるであろう。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係るLBPの概略構成を示す図である。同図において100はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータ(図2の201)から供給されるプリントジョブに含まれる文字印字命令、各種図形描画命令、イメージ描画命令及び色指定命令等に従って対応する文字パターンや図形、イメージ等を作成し、紙やOHPなどの記録媒体上に像を形成する。
151は後段のLBP100の制御系に対して各種の指示を入力するための操作パネルで、各種の指示を入力するためのスイッチやLBP100の状態を表示する為のLED表示器や、LCD表示器等が配されている。
101はLBP100全体の制御及び外部のホストコンピュータから供給されるプリントジョブに含まれている各情報を解析するプリンタ制御ユニットである。
尚、本実施形態におけるLBP100は、RGBの色情報をM(マゼンタ)C(シアン)Y(イエロー)K(クロ)に変換し、それらを並列で像形成・現像するため、CMYK夫々についての像形成・現像機構を有する。プリンタ制御ユニット101はCMYK夫々の印刷画像を生成し、これをビデオ信号に変換してCMYK夫々に対応するレーザ・ドライバに出力する。
M(マゼンタ)のレーザ・ドライバ110は半導体レーザ111を駆動するための回路であり、入力されたマゼンダ色に対応するビデオ信号に応じて半導体レーザ111から発射されるレーザ光112をオン・オフ切り替えする。レーザ光112は回転多面鏡113で左右方向に振られて静電ドラム114上を走査する。これにより、静電ドラム114上には、最終的に印刷される画像の内、マゼンダ色部分の画像である文字や図形のパターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム114周囲の現像ユニット(トナーカートリッジ)115によって現像された後、記録用紙に転写される。
C(シアン)、Y(イエロー)、K(クロ)に関してもM(マゼンタ)と同様の像形成・現像機構がLBP100には備わっており、120、121、122、123、124、125はC(シアン)用の像形成・現像機構、130、131、132、133、134、135はY(イエロー)用の像形成・現像機構、140、141、142、143、144、145はK(クロ)用の像形成・現像機構である。個々の機能はM(マゼンタ)の像形成・現像機構と同じであるので説明は省略する。
記録用紙にはカット・シートを用い、カット・シート記録紙はLBP100に装着した給紙カセット102に収納され、バネ103で一定の高さに保たれており、給紙ローラ104、及び搬送ローラ105、106により装置内に取り込まれ、用紙搬送ベルト107に乗せられてCMYK夫々の各像形成・現像機構を通過する。
記録用紙に転写されたCMYKの各トナー(粉末インク)は定着器108で熱と圧力により記録用紙に固定され、記録用紙は搬送ローラ109、150によってLBP100本体上部に出力される。
以上の各部により、記録用紙(記録媒体)上には、CMYK夫々の色による(もしくは後述の処理によりKのみによる)画像が印刷される。
図2は図1に示したLBP100の制御系101の概略構成を示すブロック図である。 このLBP100の制御系101は、ホストコンピュータ201より送信されてきた、文字、図形、イメージ等のオブジェクトの描画命令、及び色情報等からなるプリントジョブデータ218を入力し、ページ単位で印刷する。
202はホストコンピュータ201とのデータ通信を行う為の入出力インターフェース部、203は入出力インターフェース部202を介して受信したデータ、例えば上記プリントジョブデータ218を一時的に記憶するための入力バッファメモリである。
204は文字パターン発生器で、文字の幅や高さ等の属性を示すデータや、後段の文字パターン部223において文字パターンのデータが格納されているアドレスを示すデータを関連づけて格納するフォント情報部222、文字パターンのデータを格納する文字パターン部223により構成されている。
フォント情報部222から上記属性のデータ、アドレスのデータを読み出したり、文字パターン部223から文字のパターンデータを読み出したりするための読み出し制御プログラムはROM219に格納されており、CPU208はこれを実行することにより、要求された文字の属性データ、パターンデータを読み出して後段のRAM205に出力する処理を実現する。なお、この読み出し制御プログラムを実行すると、プリントジョブにより要求された文字コードに対応する文字パターンデータのアドレスを算出するコード・コンバート機能が実現される。
従って、CPU208はこの読み出し制御プログラムを実行すると、プリントジョブにより要求された文字のコードに対応するアドレスデータをフォント情報部222から読み出し、文字パターン部223において、読み出したアドレスデータが示すアドレスに格納された文字パターンのデータを読み出して後段のRAM205に出力すると共に、読み出したアドレスデータに関連づけてフォント情報部222に格納されている属性データを読み出してRAM205に出力する処理を行う。これにより、CPU208は上記読み出し制御プログラムを実行することにより、プリントジョブにより要求された文字に係るデータを文字パターン発生器204から読み出してRAM205に出力することができる。
205はRAMで、CPU208が上記読み出し制御プログラムを実行することにより文字パターン発生器204より読み出された文字パターンのデータを記憶する為のフォントキャッシュ領域207や、ホストコンピュータ201から送信された外字フォントやフォーム情報、現在の印字環境等を記憶する記憶領域206を有する。このほかにも、CPU208が各種の処理を実行する為に使用するワークエリアも備える。
このように、一旦文字パターンに展開したパターン情報をフォントキャッシュとしてフォントキャッシュ領域207に記憶しておくことにより、同じ文字を印刷する時に再度同じ文字を復号してパターン展開する必要がなくなるため、文字パターンへの展開が速くなる。
208はLBP100を構成する各部の制御を行うためのCPUで、ROM219に格納されている各種のプログラムを実行することにより、LBP100を構成する各部の制御を行い、これにより、後述する各処理を実行し、紙やOHPなどの記録媒体上に、プリントジョブでもって指示された文字線画や画像を印刷する一連の処理を行う。
209は、プリントジョブデータ218を中間データに変換する際に、変換された中間データを逐次格納する為のメモリとして機能する中間バッファである。
210はレンダラで、中間バッファ209に1ページ分の中間データが格納されると、レンダラ210はこの中間データを用いて所定ライン数単位でレンダリング処理を行い、レンダリング処理による画像をバンドバッファ211に出力する処理を行う。
尚、レンダラ210が上記レンダリング処理により生成する画像は、中間データが示す画像である描画ビットマップイメージ、及び、この描画ビットマップイメージを構成する各ピクセルの属性(オブジェクト種別)を示すための属性ビットマップイメージである。なお、本実施形態では描画ビットマップイメージは、RGB各色8ビット/ピクセルの画像とする。また、属性ビットマップイメージは、1つのピクセルが4ビットで表現されており、この4ビットの内訳は、描画ビットマップイメージのピクセルの属性を示す3ビットと、このピクセルのR、G、Bそれぞれの値がR=G=Bである場合に、このピクセルをKのみで印刷するのか、もしくはCMYKの混色で印刷するのかを示す1ビットである。
また本実施形態では、バンドバッファ211には少なくとも8ライン分のRGB描画ビットマップイメージ、属性ビットマップイメージを記憶することができるものとする。
212は圧縮部で、バンドバッファ211に出力されたイメージを所定ライン数単位で圧縮し、後段のページメモリ213に出力する。即ち、圧縮部212は、バンドバッファ211に記憶されている描画ビットマップイメージ、属性ビットマップイメージ夫々に対して独立に圧縮処理を行い、夫々の圧縮データをページメモリ213に出力する。
214は伸張部で、1ページ分の描画ビットマップイメージ、属性ビットマップイメージの圧縮データがページメモリ213に格納されると、伸張部214は描画ビットマップイメージ、属性ビットマップイメージ夫々の圧縮データを別個に読み出し、所定ライン数単位で伸張し、伸張後の描画ビットマップイメージ、属性ビットマップイメージを後段の色変換部215に出力する。
なお、ページメモリ213の記憶容量が十分に大きければ、必ずしも圧縮部212、伸張部214は必要はない。
215は色変換部で、伸張部214が伸張した描画ビットマップイメージ(RGBイメージ)をCMYK各色4ビット/ピクセルのビットマップイメージに変換し、さらにこのビットマップに対してガンマ補正を施す。即ち、描画ビットマップイメージを構成する各ピクセルに対する色変換処理を行う。なお、本実施形態では、この色変換処理を、属性ビットマップイメージを参照し、各ピクセルが表現する情報によって切り替える。色変換部215が行う色変換処理についてのより詳細な説明は後述する。
216は、Y、M、C、Kの各色用の出力インターフェース部で、色変換部215で色変換されたY、M、C、Kの各色のデータをビデオ信号として後段のプリンタ部217に出力する。プリンタ部217は、受け取ったビデオ信号に基づいて、上記プリント処理を行う。
先に図2を用いて説明したように、本実施形態におけるLBPでは、CMYKの像形成・現像を並列で行うため、出力インターフェース部216はM出力インターフェース部、C出力インターフェース部、Y出力インターフェース部、K出力インターフェース部の4つのインターフェース部で構成されている。そして、夫々が独立に色変換部215からのデータをビデオ信号に変換してプリンタ部217(実際には夫々レーザ・ドライバ110、120、130、140)へ出力することにより、CMYKの像形成・現像を並列で行うことができる。
220は一般のEEPROM等で構成する不揮発性メモリであり、以後NVRAM(Non Volatile RAM)と称す。NVRAM220には操作パネル151を用いて指定されるパネル設定値などが記憶される。
221はLBP100側からホストコンピュータ201に送信されるデータである。
尚、ROM215には上記プログラム以外にも、ホストコンピュータ201から入力されるデータの解析、中間データの生成、印刷機構本体部213の制御プログラム、及びRGB色空間からCMYK色空間への色変換テーブルのデータ、CMYK各色ごとのガンマ補正テーブルのデータ等、本実施形態における一連の印刷処理を行うために必要なプログラムやデータが格納されている。
なお、レンダラ210は、RGB各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージを生成するとしたが、レンダラ210は、所定ライン数単位にCMYK各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージを生成してもよい。また、レンダラ210は、所定ライン数単位にグレイ8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージを生成してもよい。また、各色のビット/ピクセルの値はどのような値であっても良い。この場合、バンドバッファ211、圧縮部212、ページメモリ213、伸長部214は、レンダラ210が生成する色空間、ビット/ピクセルに対応していれば良い。更に、伸張部214により伸長されたデータは、色変換部215において、レンダラ210で生成されたデータを出力インターフェース部216に対応する色空間、ビット/ピクセルに変換するものであれば良い。
次に、レンダラ210が中間データを用いて生成する描画ビットマップイメージ、属性ビットマップイメージについて説明する。
図3Aは、中間バッファ209に格納される中間データの一例を示す図である。同図に示す中間データには、3つのオブジェクト(Object1,Object2,Object3)に係る中間データが含まれている。各オブジェクトの中間データに共通するデータには、自身の属性が文字か、小文字か、図形か、小図形か、ラインか、細ラインか、イメージか、小イメージを示すデータ(同図では「属性」として示されている)、Kのみで印刷するかCMYKの混色で印刷するかを示すデータ(同図には「色属性」で示されている)があり、その他のデータは、各オブジェクトに特有のものである(いくつかのオブジェクトで共通するものもあるが)。このように中間データには、夫々のオブジェクトに係る情報が含まれている。
尚、本実施形態では、各オブジェクトの描画論理はS、即ち上書き指定されているものとするが、本実施形態の本質はこれに限定されるものではない。
図3Bは、図3Aに示した中間データを用いてレンダラ210が生成した描画ビットマップイメージを示す図である。図3Bにおいて「Object1」で示すオブジェクト、即ち「ABC」の文字のサイズやフォント、印字位置などは図3Aで示したObject1の中間データが示す情報に従ったものである。また図3Bにおいて「Object2」で示すオブジェクト、即ち塗りつぶされた円のサイズや形状、印字位置などは図3Aで示したObject2の中間データが示す情報に従ったものである。図3Bにおいて「Object3」で示すオブジェクトのサイズや印字位置などは図3Aで示したObject3の中間データが示す情報に従ったものである。
図3Cは、図3Aに示した中間データを用いてレンダラ210が生成した属性ビットマップイメージを示す図である。上述の通り、レンダラ210は、描画ビットマップイメージを構成する各ピクセルに係る情報を4ビットで表現した画像を属性ビットマップイメージとして生成する。従って図3Cに示す属性ビットマップイメージにおいて、Object1、Object2,Object3の印字領域に相当する領域を構成する各ピクセルは、夫々のオブジェクトを構成する画素に係る情報を4ビット/ピクセルでもって表現されている。
ここでこの4ビットを構成する各ビットについてより詳細に説明する。この4ビットを構成する各ビットは、左からビット0、ビット1、ビット2、ビット3と呼称する。まずビット0についてであるが、このビット0は、以下の基準でもって決まる
ビット0:色属性がKなら1、CMYKなら0
このビット0は、レンダラ210が図3Aに示した中間データにおける「色属性」のデータを参照して決定する。
次にビット1からビット3(ビット1,2,3の順)についてであるが、これらの各ビット(3ビット)は以下の基準でもって決まる。
000:文字
001:小文字
010:図形
011:小図形
100:ライン
101:細ライン
110:イメージ
111:小イメージ
このビット1〜3は、レンダラ210が図3Aに示した中間データにおける「属性」のデータを参照して決定する。
以上のことから、Object1の属性は文字、色属性はKであるので、属性ビットマップイメージを構成する各ピクセルのうち、Object1の印字領域に相当する領域に含まれる各ピクセルには、0001(即ち0x1)という画素値が与えられる。
また、Object2の属性は図形、色属性はKであるので、属性ビットマップイメージを構成する各ピクセルのうち、Object2の印字領域に相当する領域に含まれる各ピクセルには、0101(即ち0x5)という画素値が与えられる。
また、Object3の属性はイメージ、色属性はCMYKであるので、属性ビットマップイメージを構成する各ピクセルのうち、Object3の印字領域に相当する領域に含まれる各ピクセルには、1100(即ち0xC)という画素値が与えられる。
このように、本実施形態では、オブジェクトの属性を文字、図名、イメージという単に3つの種類に分類するのではなく、「ライン」という種類を加えることで、オブジェクトの分類範囲を増やし、更に、これら4つの種類のオブジェクトを更に、「サイズの大小(この「大小」が示す意味には、ラインの太い/細いの意味を含むものとする)」の2つの種類に分類し、合計8種類でもって、中間データに含まれるオブジェクトの分類を行う。
そして色変換部215による後述の処理により、これら8種類のうち何れかに分類されたオブジェクト毎に好適な色変換処理を行うことにより、夫々の属性に応じた色変換処理を行うことができ、より高画質の印刷結果を得ることができる。
図3Dは、色変換部215が、図3Cに示した上記属性ビットマップイメージを参照して、図3Bに示した上記描画ビットマップイメージを色変換した結果の画像(以下、第2のビットマップ画像)を示す図である。
ここで、色変換部215による色変換処理についてより詳細に説明する。色変換部215は先ず、RGB各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージを構成する各ピクセルの色空間を変換するのであるが、その際には、属性ビットマップイメージにおいて位置的に対応するピクセルを構成する4ビット情報を参照する。即ち、描画ビットマップイメージにおけるピクセル(以下、注目ピクセル)の色空間を変換する場合、属性ビットマップイメージにおいて注目ピクセルの位置に相当する位置にあるピクセルを構成する4ビットのうち、ビット0を参照する。
そして先ずビット0の値を参照し、ビット0が1、即ち、“Kのみで印刷する”ことを示す場合には、注目ピクセル(RGB各色8ビット/ピクセル)を、R=G=Bの時にY=M=C=0を保証するルックアップテーブルを用いて、CMYK各色8ビット/ピクセルに変換する。
一方、ビット0が0、即ち、“CMYKの混色で印刷する”ことを示す場合には、注目ピクセル(RGB各色8ビット/ピクセル)を、R=G=Bの時にY=M=C=0を保証しないルックアップテーブルを用いて、CMYK各色8ビット/ピクセルに変換する。
このような処理を描画ビットマップイメージを構成する各ピクセルについて行うことにより、RGB各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージをCMYK各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージに変換することができる。
次に色変換部215は、このCMYK各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージを構成するピクセル(以下、注目ピクセル)をCMYK各色4ビット/ピクセルに変換するのであるが、その際には、属性ビットマップイメージにおいて注目ピクセルの位置に相当する位置にあるピクセルを構成する4ビットのうち、ビット1〜3を参照する。
そして、まずビット1からビット3を参照し、注目ピクセルの属性を判断する。次に、判断した属性に応じ、ジョブ開始コマンドあるいは印刷機器に予め内蔵された中間調処理を指定するパラメータに従って処理を決定する。例えば、注目ピクセルの属性が文字で、文字に対する中間調処理を指定するパラメータが高解像度であれば、高解像度に応じたハーフトーンパラメータが選択される。ここではハーフトーンパラメータはディザパラメータ(ディザテーブル)とする。
選択されたハーフトーンパラメータを用いて、この注目ピクセルをCMYK各色8ビット/ピクセルからCMYK各色4ビット/ピクセルに変換する。このような処理をCMYK各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージを構成する全てのピクセルについて行うことで、CMYK各色8ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージをCMYK各色4ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージに変換することができる。
このCMYK各色4ビット/ピクセルの描画ビットマップイメージが所謂上記第2のビットマップイメージである。
図4は、LBP100に送信されるジョブデータの構成を示す図である。400はジョブデータ(印刷ジョブ)本体を示す。ジョブデータ400は大まかには、ジョブ開始コマンド401と、印刷データと、ジョブ終了コマンド430とから構成される。印刷ジョブ400はジョブ開始コマンド401で始まり、ジョブ終了コマンド430で終了するものとする。
ジョブ開始コマンド401は、コマンドがジョブ開始コマンドであることを意味するID部402、印刷データのサイズ403、ジョブデータにより印刷するデータのページ数404、データの種類405、ジョブ名称サイズ406、ジョブ名称407、オーナ名称サイズ408、オーナ名称409、用紙の給紙先410、用紙の出力先411、印刷部数412、フィニッシング種別413、文字オブジェクトに対するPure Black値414、図形オブジェクトに対するPure Black値415、ラインオブジェクトに対するPure Black値416、イメージオブジェクトに対するPure Black値417、文字オブジェクトに対する閾値418、図形オブジェクトに対する閾値419、ラインオブジェクトに対する閾値420、イメージオブジェクトに対する閾値421、文字オブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ422、図形オブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ423、ラインオブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ424、イメージオブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ425、小文字オブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ426、小図形オブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ427、細ラインオブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ428、小イメージオブジェクトに対する中間調処理を指定するパラメータ429により構成される。印刷データの種類には、文字(テキスト)、図形、ライン、イメージがある。
なお、以上の構成を有するプリントジョブデータは、ホストコンピュータ201上で実行されている、LBP100のドライバソフトウェアプログラムにより生成されるものである。
用紙の給紙先410は、複数の用紙カセットのうちどの用紙カセットから給紙を行うかを指定するデータがセットされる。これにより、指定した用紙カセットから用紙を給送させプリントさせることができる。
複数の給紙カセットと複数の排紙トレイを有するタイプの印刷装置の場合、用紙の出力先411には、排紙トレイを指定する為のデータがセットされる。
又、更に、このコマンド内には、画像形成すべきシートのサイズを指定する為の用紙サイズデータや、画像形成すべきシートの種類(メディアタイプ)を指定するための用紙タイプデータを含めることができる。
印刷データ部分は、レイアウト編集された出力データであり、イメージデータ、圧縮されたイメージデータ、PDLを含めたスクリプト形式のデータなどで構成される。
印刷部数412は、ユーザインターフェースにより変えることも可能であるが、デフォルトでは1部である。
フィニッシング種別413はステープルする/しない、長辺綴じ/短辺綴じ等の指定に用いることができる。
ジョブ終了コマンド430は、コマンドID部431のみで構成される。
414から417の各オブジェクト毎のPure Black値には、R=G=Bの時にKトナーのみで印刷するか、CMYKの混色で印刷するかを指定するためのデータが格納されている。例えば414の部分には、第2のビットマップイメージにおける文字を構成するピクセルを、このピクセルのR、G、BがR=G=Bの時にKトナーのみで印刷するか、CMYKの混色で印刷するかを指定するためのデータが格納されている。この414から417に格納されているデータは、中間データでは、色属性のデータに反映されている。
418から421の各閾値は、オブジェクトの大小を判別するために用いるもので、例えば418の部分に格納されている閾値は、これから印刷しようとする文字が、小文字であるか否かを判定するため(換言すれば、文字のサイズの大小を判定するため)に用いられる。ここで、本実施形態では、オブジェクトのサイズの大小判定とは、そのオブジェクトが小オブジェクトであるか否かを判別する処理のことで、例えば図形を例に取ると、図形のサイズの大小判定とは、その図形オブジェクトが「図形」であるか、「小図形」であるかを判別することである。これは他のオブジェクト(文字、イメージ、ライン)についても同様である(ラインの場合には上述の通り、「大小」ではなく「太細」の判別となる)。
422から429の各パラメータは、所謂上記ハーフトーンパラメータであり、各オブジェクト毎に設定されたものである。即ち、本実施形態では、オブジェクトの種類毎に用いるハーフトーンパラメータが異なり、そのオブジェクトの性質により適したハーフトーンパラメータを用いた中間調処理を行うことができるので、よりそのオブジェクトが高画質で印刷されることになる。
図5は、本実施形態に係るLBP100が、ホストコンピュータ201から受信したジョブデータに従って中間データを作成する処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従ったプログラムは、LBP100のROM219に格納されており、CPU208がこれを実行することにより、LBP100は以下説明する各処理を実現する。
先ずステップS501では、ホストコンピュータ201から送信されるプリントジョブデータを受信する。受信したプリントジョブデータは、入力インターフェース部202を介して入力バッファメモリ203に一時的に格納する。
次にステップS502では、以下作成する中間データをページ単位で作成する為の各初期化処理を行う。ステップS503では、プリントジョブデータに含まれる各データ(コマンド)を解析する。そしてステップS504では、1ページ分の中間データの作成が完了したか否かを判断し、完了した場合には次のページのための処理を行うために、処理をステップS505に進め、各種の終了処理を行い、更に処理をステップS502に戻し、以降の処理を繰り返す。
一方、1ページ分の中間データの作成が完了していない場合には処理をステップS506に進め、プリントジョブデータにおいて印刷データに含まれる各オブジェクトの印刷コマンドを参照し、これから印刷しようとするオブジェクトを判別する。
その判別の結果、文字オブジェクトである場合には処理をステップS550に進め、文字オブジェクトに係る中間データを作成する処理を行う。ステップS550における処理の詳細については図6用いて後述する。
また、ステップS506における判別処理の結果、図形オブジェクトである場合には、処理をステップS507を介してステップS560に進め、図形オブジェクトに係る中間データを作成する処理を行う。ステップS560における処理の詳細については図7用いて後述する。
また、ステップS506における判別処理の結果、ラインオブジェクトである場合には、処理をステップS507、ステップS508を介してステップS570に進め、ラインオブジェクトに係る中間データを作成する処理を行う。ステップS570における処理の詳細については図8用いて後述する。
また、ステップS506における判別処理の結果、イメージオブジェクトである場合には、処理をステップS507、ステップS508を介してステップS580に進め、イメージオブジェクトに係る中間データを作成する処理を行う。ステップS580における処理の詳細については図9用いて後述する。
そして処理をステップS503に戻し、以降の処理を繰り返す。
図6は、ステップS550における処理、即ち、文字オブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。
先ずステップS510において、図4に示した414の部分、即ち、文字に対するPure Black値を参照し、この値がTRUE、即ち、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS511に進め、この文字オブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS511でセットするデータに相当する。
一方、ステップS510において、Pure Black値がFALSE、即ち、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS512に進め、この文字オブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS510でセットするデータに相当する。
次に、ステップS513では、文字オブジェクトが小文字オブジェクトであるか否かを判定する。より具体的には、文字オブジェクトの印刷コマンドを参照してこの文字オブジェクトのサイズを得、この得たサイズと、図4に示すプリントジョブデータにおいて418の部分のデータが示す閾値とを比較し、文字オブジェクトのサイズが閾値よりも大きい場合には、この文字オブジェクトは小文字ではないと判断し、処理をステップS515に進め、この文字オブジェクトの属性が「文字」(大文字)である旨のデータ(図3Aに示す中間データでは「属性」のデータに相当)を中間データとしてセットする。
例えば文字オブジェクトのサイズがポイントで指定されており、これが10ポイントであって、閾値として9ポイントが設定されていた場合、この文字オブジェクトのポイント数は閾値の9ポイントよりも大きいので、大文字として判別される。
一方、ステップS513における判別処理で、文字オブジェクトのサイズが閾値よりも小さい場合には処理をステップS514に進め、この文字オブジェクトの属性が「小文字」である旨のデータを中間データとしてセットする。
そして図示していないが、この文字オブジェクトの印刷コマンドで指定されている情報(印字位置や色、文字コードなど)も、中間データとしてセットする。
以上、図6に示した処理により、文字オブジェクトを更にサイズの大小によって分類し、且つ印刷画像上における文字オブジェクトを構成する各ピクセルのR、G、BがR=G=Bである場合に、Kのみで印刷するのか、CMYKの混色でもって印刷するのかを中間データの形態で残すことができる。
図7は、ステップS560における処理、即ち、図形オブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。
先ずステップS520において、図4に示した415の部分、即ち、図形に対するPure Black値を参照し、この値がTRUE、即ち、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS521に進め、この図形オブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS521でセットするデータに相当する。
一方、ステップS520において、Pure Black値がFALSE、即ち、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS522に進め、この図形オブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS522でセットするデータに相当する。
次に、ステップS523では、図形オブジェクトが小図形オブジェクトであるか否かを判定する。より具体的には、図形オブジェクトの印刷コマンドを参照してこの図形オブジェクトのサイズを得、この得たサイズと、図4に示すプリントジョブデータにおいて419の部分のデータが示す閾値とを比較し、図形オブジェクトのサイズが閾値よりも大きい場合には、この図形オブジェクトは小図形ではないと判断し、処理をステップS525に進め、この図形オブジェクトの属性が「図形」(大図形)である旨のデータ(図3Aに示す中間データでは「属性」のデータに相当)を中間データとしてセットする。
例えば図形オブジェクトが円であってその半径が50ピクセルであって、閾値として20ピクセルが設定されていた場合、この図形オブジェクトのサイズ(半径)は閾値の20ピクセルよりも大きいので、大図形として判別される。
一方、ステップS523における判別処理で、図形オブジェクトのサイズが閾値よりも小さい場合には処理をステップS524に進め、この図形オブジェクトの属性が「小図形」である旨のデータを中間データとしてセットする。
そして図示していないが、この図形オブジェクトの印刷コマンドで指定されている情報(印字位置や色、半径など)も、中間データとしてセットする。
以上、図7に示した処理により、図形オブジェクトを更にサイズの大小によって分類し、且つ印刷画像上における図形オブジェクトを構成する各ピクセルのR、G、BがR=G=Bである場合に、Kのみで印刷するのか、CMYKの混色でもって印刷するのかを中間データの形態で残すことができる。
図8は、ステップS570における処理、即ち、ラインオブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。
先ずステップS530において、図4に示した416の部分、即ち、ラインに対するPure Black値を参照し、この値がTRUE、即ち、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS531に進め、このラインオブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS531でセットするデータに相当する。
一方、ステップS530において、Pure Black値がFALSE、即ち、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS532に進め、このラインオブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS532でセットするデータに相当する。
次に、ステップS533では、ラインオブジェクトが細ラインオブジェクトであるか否かを判定する。より具体的には、ラインオブジェクトの印刷コマンドを参照してこのラインブジェクトの太さを得、この得た太さと、図4に示すプリントジョブデータにおいて420の部分のデータが示す閾値とを比較し、ラインオブジェクトの太さが閾値よりも大きい場合には、このラインオブジェクトは小ラインではないと判断し、処理をステップS535に進め、このラインオブジェクトの属性が「ライン」(太ライン)である旨のデータ(図3Aに示す中間データでは「属性」のデータに相当)を中間データとしてセットする。
例えばラインオブジェクトの太さが5ピクセルであって、閾値として3ピクセルが設定されていた場合、このラインオブジェクトの太さは閾値の3ピクセルよりも大きいので、太ラインとして判別される。
一方、ステップS533における判別処理で、ラインオブジェクトの太さが閾値よりも小さい場合には処理をステップS534に進め、このラインオブジェクトの属性が「細ライン」である旨のデータを中間データとしてセットする。
そして図示していないが、このラインオブジェクトの印刷コマンドで指定されている情報(印字開始位置、終了位置や色、長さなど)も、中間データとしてセットする。
以上、図8に示した処理により、ラインオブジェクトを更に太さの太細によって分類し、且つ印刷画像上におけるラインオブジェクトを構成する各ピクセルのR、G、BがR=G=Bである場合に、Kのみで印刷するのか、CMYKの混色でもって印刷するのかを中間データの形態で残すことができる。
図9は、ステップS580における処理、即ち、イメージオブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。
先ずステップS540において、図4に示した417の部分、即ち、イメージに対するPure Black値を参照し、この値がTRUE、即ち、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS541に進め、このイメージオブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、Kのみで印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS541でセットするデータに相当する。
一方、ステップS540において、Pure Black値がFALSE、即ち、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータである場合には処理をステップS542に進め、このイメージオブジェクトに対して、“R=G=B=の場合には、CMYKの混色で印刷する”旨を示すデータを中間データとしてセットする。例えば図3Aに示す中間データの例では、「色属性」の部分がステップS542でセットするデータに相当する。
次に、ステップS543では、イメージオブジェクトが小イメージオブジェクトであるか否かを判定する。より具体的には、イメージオブジェクトの印刷コマンドを参照してこのイメージブジェクトのサイズを得、この得たサイズと、図4に示すプリントジョブデータにおいて421の部分のデータが示す閾値とを比較し、イメージオブジェクトのサイズが閾値よりも大きい場合には、このイメージオブジェクトは小イメージではないと判断し、処理をステップS545に進め、このイメージオブジェクトの属性が「イメージ」(大イメージ)である旨のデータ(図3Aに示す中間データでは「属性」のデータに相当)を中間データとしてセットする。
例えばイメージオブジェクトのサイズが100×100ピクセルであって、閾値として50×50ピクセルが設定されていた場合、このイメージオブジェクトのサイズは縦、横共に閾値よりも大きいので、大イメージとして判別される。なお本実施形態では、縦、横の一方でも閾値以下であれば、小イメージであると判断するとするが、これに限定されるものではない。
一方、ステップS543における判別処理で、イメージオブジェクトのサイズが閾値よりも小さい場合には処理をステップS544に進め、このイメージオブジェクトの属性が「小イメージ」である旨のデータを中間データとしてセットする。
そして図示していないが、このイメージオブジェクトの印刷コマンドで指定されている情報(印字位置、縦、横のサイズなど)も、中間データとしてセットする。
以上、図9に示した処理により、イメージオブジェクトを更にサイズの大小によって分類し、且つ印刷画像上におけるイメージオブジェクトを構成する各ピクセルのR、G、BがR=G=Bである場合に、Kのみで印刷するのか、CMYKの混色でもって印刷するのかを中間データの形態で残すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るLBP100は、プリントジョブデータから中間データを作成する際に、オブジェクトの種別を文字、図形、イメージ、ラインの4つに分けるだけでなく、サイズの大小にも分けるので、従来の3種類よりも多い8種類に分けることができ、且つこれにより、ラインオブジェクトをも認知することができる。
また、分類した各オブジェクト毎に、印刷に使用する色(Kのみを用いた印刷、もしくはCMYKの混色を用いた印刷)に応じたルックアップテーブルを用いた色空間変換(本実施形態ではRGB色空間からCMYK色空間への変換)を行うと共に、分類した各オブジェクト毎に設定されたハーフトーンパラメータを用いて色空間変換後のオブジェクトの画像に対する色変換処理を行うので、上記8種類の夫々に応じた色変換処理を行うことができ、その結果、印刷画像に含まれる各オブジェクトは、従来のように、オブジェクトの種類に応じた色変換処理を行わない場合に比べて、より高画質にオブジェクトを印刷することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、4種類のオブジェクト(イメージ、文字、ライン、図形)をサイズの大小でもって更に2つに分け、計8種類のオブジェクトに分類したが、イメージオブジェクトについては、イメージの周波数成分を解析することで、更に、高周波イメージと低周波イメージとに分類しても良い。なお、本実施形態では周波数成分の解析方法にはJPEG圧縮を用いる。
より具体的には、イメージオブジェクトのデータ(イメージオブジェクトを画像として描画した場合の画像のデータ)を標準の量子化マトリクス、ハフマンテーブルを用いて圧縮した場合、圧縮率がN%以上か否かで高周波イメージか低周波イメージかを判断する。
もし、圧縮率がN%以上であれば、このイメージオブジェクトに含まれる高周波数成分は少ないと考えることができるので、このイメージオブジェクトを低周波イメージと判断することができ、圧縮率がN%未満であれば、このイメージオブジェクトに含まれる高周波数成分は多いと考えることができるので、このイメージオブジェクトを高周波イメージと判断することができる。なお、イメージオブジェクトの圧縮方法についてはこの方法に限定されるものではない。
このようにして、圧縮率を閾値として判断することにより、イメージ種別を容易に判断することができる。
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係るLBPの概略構成を示す図である。 図1に示したLBP100の制御系101の概略構成を示すブロック図である。 中間バッファ209に格納される中間データの一例を示す図である。 図3Aに示した中間データを用いてレンダラ210が生成した描画ビットマップイメージを示す図である。 図3Aに示した中間データを用いてレンダラ210が生成した属性ビットマップイメージを示す図である。 色変換部215が、図3Cに示した属性ビットマップイメージを参照して、図3Bに示した描画ビットマップイメージを色変換した結果の画像を示す図である。 LBP100に送信されるジョブデータの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るLBP100が、ホストコンピュータ201から受信したジョブデータに従って中間データを作成する処理のフローチャートである。 ステップS550における処理、即ち、文字オブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。 ステップS560における処理、即ち、図形オブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。 ステップS570における処理、即ち、ラインオブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。 ステップS580における処理、即ち、イメージオブジェクトに係る中間データを作成する処理のフローチャートである。

Claims (4)

  1. 複数のオブジェクトの種別の各々における無彩色を黒のみで出力するか否かを示す制御値と、前記複数のオブジェクトの種別の各々における小オブジェクトと大オブジェクトとを判定するための閾値と、印刷データと、を含むジョブデータを入力する入力手段と、
    前記印刷データに含まれるオブジェクトのコマンドから該オブジェクトの種別を判定する第1の判定手段と、
    前記印刷データに含まれるオブジェクトのサイズと、前記判定されたオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を用いて該オブジェクトの大小を判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段によって判定されたオブジェクトの種別に対応する前記制御値に応じた色成分変換テーブルを用いて、前記オブジェクトの色を、黒を含む複数の色成分に変換し、該複数の色成分に対して前記第1の判定手段によって判定されたオブジェクトの種別と前記第2の判定手段によって判定されたオブジェクトの大小とに応じたパラメータを用いて中間調処理を行う色変換手段と、
    前記色変換手段により変換された色を用いたオブジェクトを含む画像を印刷する印刷手段と
    を備え、
    前記第2の判定手段は、
    前記印刷データに含まれるイメージオブジェクトのサイズと、前記判定されたイメージオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記サイズが前記閾値よりも大きい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける大オブジェクトである大イメージと判定し、前記サイズが前記閾値よりも小さい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける小オブジェクトである小イメージと判定し、
    前記印刷データに含まれるラインオブジェクトの太さと、前記判定されたラインオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記太さが前記閾値よりも大きい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける大オブジェクトである太ラインと判定し、前記太さが前記閾値よりも小さい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける小オブジェクトである細ラインと判定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記色変換手段は、対象色が無彩色であり、かつ前記判定されたオブジェクトの種別に対応する前記制御値が無彩色を黒のみで出力することを示している場合は、色成分変換結果がKのみになるように色成分変換を行なうことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 複数のオブジェクトの種別の各々における無彩色を黒のみで出力するか否かを示す制御値と、前記複数のオブジェクトの種別の各々における小オブジェクトと大オブジェクトとを判定するための閾値と、印刷データと、を含むジョブデータを入力する入力工程と、
    前記印刷データに含まれるオブジェクトのコマンドから該オブジェクトの種別を判定する第1の判定工程と、
    前記印刷データに含まれるオブジェクトのサイズと、前記判定されたオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を用いて該オブジェクトの大小を判定する第2の判定工程と、
    前記第1の判定工程で判定されたオブジェクトの種別に対応する前記制御値に応じた色成分変換テーブルを用いて、前記オブジェクトの色を、黒を含む複数の色成分に変換し、該複数の色成分に対して前記第1の判定工程で判定されたオブジェクトの種別と前記第2の判定工程で判定されたオブジェクトの大小とに応じたパラメータを用いて中間調処理を行う色変換工程と、
    前記色変換工程で変換された色を用いたオブジェクトを含む画像を印刷する印刷工程と
    を備え、
    前記第2の判定工程では、
    前記印刷データに含まれるイメージオブジェクトのサイズと、前記判定されたイメージオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記サイズが前記閾値よりも大きい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける大オブジェクトである大イメージと判定し、前記サイズが前記閾値よりも小さい場合には、該イメージオブジェクトをイメージオブジェクトにおける小オブジェクトである小イメージと判定し、
    前記印刷データに含まれるラインオブジェクトの太さと、前記判定されたラインオブジェクトの種別に対応する前記閾値と、を比較し、前記太さが前記閾値よりも大きい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける大オブジェクトである太ラインと判定し、前記太さが前記閾値よりも小さい場合には、該ラインオブジェクトをラインオブジェクトにおける小オブジェクトである細ラインと判定する
    ことを特徴とする印刷装置の印刷方法。
  4. コンピュータを、請求項1又は2に記載の印刷装置が有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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