JPH111029A - カラープリントシステム，カラープリンタ，及びコンピュータが実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取可能な記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像データの印刷処理を高速化するこ
とが可能なカラープリントシステムを提供すること。 【解決手段】 ホストコンピュータ１のプリンタドライ
バにより，カラー画像データを各色成分毎にカラープリ
ンタコントローラ２に送出し，プリンタコントローラ２
では，ＣＰＵ２２が，受信したカラー画像データを各色
成分毎にＲＡＭ２４に展開し，１色分又は複数色分の画
像データをＲＡＭ４に展開し終わると，エンジンＩ／Ｆ
２５を介してカラープリンタエンジン３に，印刷起動命
令を出し，印刷を開始すると共に，次の色の印刷のため
のイメージ展開を始めて，印刷のためのビデオＤＭＡ動
作とイメージ展開の並行処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は，カラープリントシ
ステム，カラープリンタ，及びコンピュータが実行可能
なプログラムを格納したコンピュータが読取可能な記録
媒体に関し，より詳細には，カラープリンタで印刷する
際に，多色刷りの印刷方式に従って，プリンタドライバ
からの画像データを送出することにより，カラープリン
トの印刷処理の高速化を可能としたカラープリントシス
テム，カラープリンタ，及びコンピュータが実行可能な
プログラムを格納したコンピュータが読取可能な記録媒
体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来，カラープリントシステムにおいて
は，カラー画像を印刷する場合，一般に，ホストコンピ
ュータ上で作成されるカラー画像データは，ＲＧＢの３
原色を基本とするのに対して，カラープリンタで印字さ
れるカラー画像データはＣＭＹのインク（若しくはトナ
ー）であることから，ＣＭＹ変換や色補正等の画像処理
が必要となる。また，プリンタエンジンの出力階調能力
により，疑似フルカラー画像を得るために，入力画像の
階調より低い階調に落とす処理が必要な場合がある。

【０００３】従来提案されているカラープリントシステ
ムとしては，例えば，特開平８−１２３６３３号公報
や，特開平８−１８６７２４号公報に開示されているも
のがある。

【０００４】上記特開平８−１２３６３３号公報で開示
されたカラープリントシステムを図１４〜図１７を参照
して説明する。

【０００５】図１４は，上記特開平８−１２３６３３号
公報で開示されたカラープリントシステムの構成を示す
ブロック図である。

【０００６】図１４に示すカラープリントシステムは，
画像データを作成するホストコンピュータ５と，カラー
プリンタエンジン７を制御して画像データを印字させる
カラープリンタコントローラ６と，画像データを印字す
るカラープリンタエンジン７等から構成されている。ま
た，カラープリンタコントローラ６は，ホストＩ／Ｆ６
１，ＣＰＵ６２，ＲＯＭ６３，ＲＡＭ６４，及びエンジ
ンＩ／Ｆ６５等から構成されている。また，カラープリ
ンタコントローラ６とカラープリンタエンジン７により
カラープリンタが構成される。

【０００７】次に，図１４に示したカラープリントシス
テムの動作を説明する。

【０００８】先ず，ホストコンピュータ５において，使
用者の入力操作により印刷すべきカラー画像データが作
成される。また，カラー画像データとしては，ＲＧＢや
ＣＭＹＫの色形式で表現される。また，作成されるカラ
ー画像データは，用紙サイズが異なっている場合や，必
ずしも１ページの文書に限らず複数のページに分かれて
いる場合や，複数部数の印刷を行う場合もある。

【０００９】次いで，ホストコンピュータ５上で，使用
者の入力操作により，作成したカラー画像データの印刷
命令が発行されると，カラー画像データは，ホストコン
ピュータ５内部に格納されているプリンタドライバと呼
ばれるソフトウエアに送出される。

【００１０】プリンタドライバでは，接続されるプリン
タの構成による違いに対応させるべく，カラー画像デー
タを，カラープリンタコントローラ６が解釈できるデー
タ形式に変換して，カラープリンタコントローラ６内部
のホストＩ／Ｆ６１にカラー画像データを送出する。具
体的には，プリンタドライバでは，カラーの画像データ
の場合には，印字を行う文字や，グラフィック，イメー
ジなどのそれぞれのＲＧＢ（または，ＣＭＹＫ）の濃度
がどの程度かを指定してカラープリンタコントローラ５
に送出する。

【００１１】カラープリンタコントローラ６では，ホス
トコンピュータ５からカラー画像データが送出される
と，ホストＩ／Ｆ６１は，カラー画像データを受信し
て，一旦，ホストＩ／Ｆ６１の内部の受信バッファに蓄
える（この場合，受信バッファは内部に持たず，ＲＡＭ
６４で代用される場合もある）。

【００１２】次いで，ＣＰＵ６２は，ＲＯＭ６３に格納
されているプログラム（命令コード）に従って，受信バ
ッファに蓄えたカラー画像データを，ＲＡＭ６４に，例
えば，図１５に示すような印刷後の出力結果と同じよう
なイメージデータとして展開する。図１５に示す例で
は，”ＡＢＣ”の文字がＲＡＭ６４に展開される。この
例では，テキストデータのみが示されているが，グラフ
ィックデータやイメージデータにおいても，同様に印刷
するイメージにて展開する。また，受信したデータがカ
ラー画像データの場合には，電子写真方式等のカラープ
リンタエンジンでは，ＣＭＹＫの４色を重ね合わせてフ
ルカラー表現させているため，ＲＡＭ６４に展開するカ
ラー画像データも４色分（４プレーン分）のイメージデ
ータ領域を持ち，各色成分の濃度値を格納する。

【００１３】続いて，ＣＰＵ５２は，１ページ分の全カ
ラー画像データをＲＡＭ６４に展開した時点で，エンジ
ンＩ／Ｆ６５を介してカラープリンタエンジン７と通信
を行い，イメージ展開が終了したことを通知し，カラー
プリンタエンジン７に印刷起動命令を出力する。

【００１４】カラープリンタエンジン７が起動を始める
と，エンジンＩ／Ｆ６５は，ビデオＤＭＡ動作を行っ
て，ＲＡＭ６４に展開されたカラー画像データをカラー
プリンタエンジン７に送出して印刷を実行させる。

【００１５】尚，電子写真方式によるカラープリンタエ
ンジンでは，通常，４色の重ね合わせを行うため，先
ず，感光体にて１色分の画像（トナー画像）を形成し，
続いて中間転写ベルト（中間転写ドラムなどの場合もあ
る）に感光体に形成した１色分のカラー画像データを転
写した後，次の色のカラー画像データを感光体に形成し
て中間転写ベルトに転写する動作を順次行い，中間転写
ベルトに４色分のカラー画像データを転写した後，紙に
転写する。すなわち，４回の画像形成／転写を行うこと
によりフルカラー印刷を可能としているため，ビデオＤ
ＭＡ動作やＲＡＭ６４にイメージ展開したカラー画像デ
ータを色毎に管理して４色別々に行われる。

【００１６】また，複数ページを印刷する場合には，ホ
ストコンピュータ１内のプリンタドライバは，先ず，最
初の１ページ分の全カラー画像データを，カラープリン
タコントローラ６内のホストＩ／Ｆ６１に送った後，１
ページ分の転送が終わり，新しいページのデータである
ことを示すコードを送ることにより，ページの切れ目を
知らせる。次ページ以降も同様に，１ページ分のカラー
画像データをカラープリンタコントローラ６に送出した
後に次のページに送ることとなる。

【００１７】次に，１ページ内のカラー画像データを副
走査方向に複数のバンドに分割して転送するバンド方式
を図１６及び図１７を参照して説明する。

【００１８】例えば，図１６に示すようなカラー画像デ
ータを，ホストコンピュータ５から転送して，プリンタ
コントローラ６内のＲＡＭ６４に展開する場合には，ホ
ストコンピュータ５内のプリンタドライバにより，図１
７に示すように，１ページ内のカラー画像データを副走
査方向に複数のバンド１〜Ｎ（Ｎは２以上の整数）に分
割し，先ず，バンド１にあるカラー画像データを転送し
（この例の場合には，バンド１に印刷するカラー画像デ
ータがないので，カラー画像データの終了コマンドのみ
を送る），続いて，バンド２のカラー画像データを転送
する。

【００１９】この場合，バンド２では，“Ａ”というテ
キストデータのバンド内部の座標，書体，色（ＲＧＢま
たはＣＭＹＫ）の濃度等の情報が送出される。尚，図１
６ではテキストデータの例を示したが，イメージデータ
の場合には，イメージを貼り付ける座標とカラー画像デ
ータ（それぞれの画素毎の色の濃度）を送出し，また，
グラフィックデータの場合には，グラフィックデータを
貼り付ける座標と，グラフィックデータの形状，及び塗
りつぶす色の濃度等の情報を送出する。

【００２０】また，図１７において，“Ｂ”という文字
のように，複数のバンド（バンド２及びバンド３）にま
たがっているカラー画像データの場合には，カラープリ
ンタコントローラ６側にて，先に送ったバンドの部分と
して展開した後，次のバンドのカラー画像データとし
て，バッファに記憶しておく。ホストコンピュータ５側
にて，次のバンドを送出する際に，以前のバンドで使用
した後半の部分を置くという命令を送出して，展開する
ことにより実現する（後半のバンドでも，“Ｂ”の後半
部分を置く命令をするのは，画像が重なった場合に，上
下関係を指定する必要があるためである）。

【００２１】以上のような操作を繰り返し，バンドＮま
でのカラー画像データを送出して，ホストコンピュータ
５の処理を終了する。次に，印刷命令を受け付けたカラ
ープリンタコントローラ６では，ＣＰＵ６２が，バンド
１からカラー画像データをバンド毎にＲＡＭ６４に展開
を開始し，バンドＮまで順番に展開していく。ただし，
この場合，カラープリンタコントローラ６の方式によ
り，カラー画像データを圧縮してＲＡＭ６４に保持する
場合や，フルビットマップで持つ場合などがある。

【００２２】また，ディスプレイリスト方式によるカラ
ープリンタコントローラ６では，図１６に示すようなカ
ラー画像データを１つ１つのディスプレイコード（１つ
ずつのテキストデータ，イメージデータ，グラフィック
データ）に分けてそれぞれのディスプレイコードを展開
することにより実行する。

【００２３】次に，上記特開平８−１８６７２４号公報
で開示されたカラープリントシステムを説明する。

【００２４】上記特開平８−１８６７２４号公報で開示
されたカラープリントシステムは，ホストコンピュータ
とプリンタとで構成される。

【００２５】ホストコンピュータでは，カラー画像デー
タを一旦作業メモリに格納し，格納されたラスタライズ
データを，分担方法決定部を介してプリンタドライバに
供給する。プリンタドライバは，エッジ強調部，拡大／
縮小部，色補正部，２値化部，ＲＧＢ→ＣＭＹ変換部を
備え，ラスタライズデータを，プリンタに適したプリン
タ出力用のカラー画像データに変換処理する。

【００２６】これら画像処理部（エッジ強調部，拡大／
縮小部，色補正部，２値化部，ＲＧＢ→ＣＭＹ変換部）
は，プリンタにも備えられている。

【００２７】上記分担方法決定部は，ホストコンピュー
タとプリンタとの処理分担を，分担方法決定部が予め画
像タイプ毎に計測された結果に基づき，画像タイプに応
じて決定し，画像処理の待ち時間を低減して印刷処理に
要する時間を短縮している。

【００２８】すなわち，ホストコンピュータと，カラー
プリンタコントローラとは，各々共通の画像処理手段を
有し，画像のタイプに応じてそれぞれの作業を分担して
行っている。

【００２９】さらに，カラープリンタでは，最大の用紙
サイズを例えば，Ａ３とした場合に，Ａ４の画像を複数
部または複数枚数印刷する場合には，図１８に示すよう
に，使用するカラーの電子写真プリンタエンジンの感光
体及び中間転写ベルトをＡ４用紙を２枚分に分ける。ま
た，カラー画像データの転送は，図１９に示すように，
１ページ目のＫのカラー画像データを印刷した後に，２
ページ目のＫのカラー画像データを印刷し，次に，１ペ
ージ目のＣの画像，２ページ目のＣの画像，・・・２ペ
ージ目のＹの画像を順次転送して印刷することにより，
印刷の高速化を図っているカラープリンタが考案されて
いる。

【００３０】これは，使用するカラープリンタが，電子
写真方式であるため，例えば，最大の用紙サイズがＡ３
の場合は，使用する感光体及び中間転写ベルトは必ずＡ
３用紙以上のサイズが必ず必要であるため，Ａ４など，
Ａ３以下の用紙サイズでの印刷の場合でも，１回の印刷
に要する時間は，Ａ３用紙を印刷する際と同じであるた
め，Ａ３の印刷に要する時間で，２枚のＡ４のカラー印
刷を可能としたものである。

【００３１】以上説明してきた例では，印字の順番が，
ＫＣＭＹであるが，必ずしもこの順番とする必要はな
く，また，用紙サイズは最大Ａ３であるが，必ずしもＡ
３が最大用紙サイズである必要はなく，さらに，１回の
印刷で可能な印刷枚数は必ずしも２枚とする必要はな
い。

【００３２】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上述し
た従来技術のカラープリントシステムでは，ホストコン
ピュータから常に，カラー画像データとしてＣＭＹＫ若
しくはＲＧＢのカラー情報を纏めてカラープリンタコン
トローラに送出していたため，複数部数を印刷する場合
に，ファーストページの印刷が遅れてしまうという問題
があった。

【００３３】より具体的には，高速な電子写真方式のカ
ラープリンタエンジンでも，通常，１色の印刷には，４
秒程度の時間を要するにも拘わらず，ホストコンピュー
タ１では，カラープリントコントローラにカラー画像デ
ータを纏めて送出し，カラープリンタコントローラ２で
は，送られてきたＲＧＢ若しくはＣＭＹＫのカラー情報
を纏めて処理し，すなわち，全ての色のカラー画像デー
タをメモリに展開し終わった後に，カラープリンタエン
ジンに印刷起動命令を出していたため，ファーストペー
ジの印刷が遅れてしまうという問題がある。

【００３４】同様に，上記したように，カラープリンタ
ドライバからカラープリンタコントローラにカラー画像
データを送る際にバンド処理を行った場合でも，ページ
内の最後のバンドの展開が終わった後に，カラープリン
タエンジンに印刷起動命令を出力していたため，バンド
処理と印刷処理との並行動作ができず，複数部数印刷す
る場合に，ファーストページの印刷が遅れてしまうとい
う問題がある。

【００３５】また，２枚取りが可能なカラープリンタエ
ンジンを使用した場合に，カラープリンタコントローラ
は，２ページ分のカラー画像データのイメージ展開が終
了した時点で，カラープリンタエンジンに印刷起動命令
を出さなくてはならないため，２枚纏めて印刷した方
が，１枚印刷する場合よりもファーストプリントが遅く
なってしまうという問題がある。

【００３６】本発明の第１の目的は，カラー画像データ
の印刷処理を高速化することが可能なカラープリントシ
ステムを提供することにある。

【００３７】本発明の第２の目的は，カラー画像データ
を複数部数印刷する場合の印刷処理を高速化することが
可能なカラープリントシステムを提供することにある。

【００３８】本発明の第３の目的は，プリント動作とイ
メージ展開動作を効率良く並行処理することが可能とし
て，プリントエラーを発生することなく，カラー画像デ
ータの印刷処理を高速化することが可能なカラープリン
トシステムを提供することにある。

【００３９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく，
請求項１記載の発明に係るプリントシステムは，印刷す
べきカラー画像データを作成するホストコンピュータ
と，カラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像
データを印刷させるカラープリンタコントローラと，前
記カラー画像データをカラー印刷する前記カラープリン
タエンジンとを備えたカラープリントシステムにおい
て，前記ホストコンピュータは，作成したカラー画像デ
ータを前記カラープリンタコントローラにて解釈が可能
なデータ形式に変換し，変換したカラー画像データを各
色成分毎に，当該プリンタコントローラに送出するプリ
ンタドライバ手段を備え，前記カラープリンタコントロ
ーラは，前記プリンタドライバ手段から送出されるカラ
ー画像データを，前記カラープリンタエンジンにて印刷
可能なデータ形式に変換して，各色成分毎に記憶手段に
展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手段により
展開されるカラー画像データを一時的に格納する前記記
憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画像データ
を，色成分毎に前記カラープリンタエンジンに送出する
エンジンインターフェース手段と，を備えた構成とし
た。

【００４０】上記課題を解決すべく，請求項２記載の発
明に係るカラープリントシステムは，印刷すべきカラー
画像データを作成するホストコンピュータと，カラープ
リンタエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷
させるカラープリンタコントローラと，前記カラー画像
データをカラー印刷する前記カラープリンタエンジンと
を備えたカラープリントシステムにおいて，前記ホスト
コンピュータは，作成したカラー画像データを前記カラ
ープリンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式
で，かつ，前記カラープリンタエンジンで印刷する色形
式に変換し，当該変換したカラー画像データを各色成分
毎に，当該カラープリンタコントローラに送出するプリ
ンタドライバ手段を備え，前記カラープリンタコントロ
ーラは，前記プリンタドライバ手段から送出されるカラ
ー画像データを，前記カラープリンタエンジンにて印刷
可能なデータ形式に変換して，各色成分に記憶手段に展
開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手段により展
開されるカラー画像データを一時的に格納する前記記憶
手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画像データ
を，色成分毎に前記カラープリンタエンジンに送出する
エンジンインターフェース手段とを備えた構成とした。

【００４１】上記課題を解決すべく，請求項３記載の発
明に係るカラープリントシステムは，印刷すべきカラー
画像データを作成するホストコンピュータと，カラープ
リンタエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷
させるカラープリンタコントローラと，前記カラー画像
データをカラー印刷する前記カラープリンタエンジンと
を備えたカラープリントシステムにおいて，前記ホスト
コンピュータは，作成したカラー画像データを前記カラ
ープリンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式に
変換し，さらに，副走査方向に対して複数のバンドに分
割し，当該分割したバンドを各色成分毎に，当該カラー
プリンタコントローラに送出するプリンタドライバ手段
を備え，前記カラープリンタコントローラは，前記プリ
ンタドライバ手段から送出されるカラー画像データを，
前記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式
に変換して，各バンドを色成分毎に記憶手段に展開する
メモリ制御手段と，前記メモリ制御手段により展開され
るカラー画像データを一時的に格納する前記記憶手段
と，前記記憶手段に展開されたカラー画像データを，色
成分毎に前記カラープリンタエンジンに送出するエンジ
ンインターフェース手段と，を備えた構成とした。

【００４２】上記課題を解決すべく，請求項４記載の発
明に係るカラープリントシステムは，印刷すべき複数枚
のカラー画像データを作成するホストコンピュータと，
カラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像デー
タを印刷させるカラープリンタコントローラと，前記複
数枚のカラー画像データを１回の印刷動作でカラー印刷
する前記カラープリンタエンジンとを備えたカラープリ
ントシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作
成した複数枚のカラー画像データを前記カラープリンタ
コントローラにて解釈が可能なデータ形式に変換し，当
該変換した複数枚のカラー画像データを各色成分毎に，
当該カラープリンタコントローラに送出するプリンタド
ライバ手段を備え，前記カラープリンタコントローラ
は，前記プリンタドライバ手段から送出される複数枚の
カラー画像データを，前記カラープリンタエンジンにて
印刷可能なデータ形式に変換して，各色成分毎に記憶手
段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手段に
より展開されるカラー画像データを一時的に格納する前
記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画像デ
ータを，色成分毎に前記カラープリンタエンジンに送出
するエンジンインターフェース手段と，を備えた構成と
した。

【００４３】上記課題を解決すべく，請求項５記載の発
明に係るカラープリントシステムは，印刷すべき複数枚
のカラー画像データを作成するホストコンピュータと，
カラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像デー
タを印刷させるカラープリンタコントローラと，前記複
数枚のカラー画像データを１回の印刷動作でカラー印刷
する前記カラープリンタエンジンとを備えたカラープリ
ントシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作
成した複数枚のカラー画像データを前記カラープリンタ
コントローラにて解釈が可能なデータ形式に変換し，さ
らに，副走査方向に対して複数のバンドに分割し，当該
分割したバンドを各色成分毎に，当該カラープリンタコ
ントローラに送出するプリンタドライバ手段を備え，前
記カラープリンタコントローラは，前記プリンタドライ
バ手段から送出される複数枚のカラー画像データを，前
記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に
変換して，各色成分に記憶手段に展開するメモリ制御手
段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像
データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手
段に展開されたカラー画像データを，色成分毎に前記カ
ラープリンタエンジンに送出するエンジンインターフェ
ース手段と，を備えた構成とした。

【００４４】上記課題を解決すべく，請求項６記載の発
明に係るカラープリントシステムは，印刷すべき複数枚
のカラー画像データを作成するホストコンピュータと，
カラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像デー
タを印刷させるカラープリンタコントローラと，前記複
数枚のカラー画像データを１回の印刷動作でカラー印刷
する前記カラープリンタエンジンとを備えたカラープリ
ントシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作
成した複数枚のカラー画像データを前記カラープリンタ
コントローラにて解釈が可能なデータ形式に変換し，か
つ，ディスプレイコードに分け，ディスプレイコードを
各色成分毎に，当該カラープリンタコントローラに送出
するプリンタドライバ手段を備え，前記カラープリンタ
コントローラは，前記プリンタドライバ手段から送出さ
れる複数枚のカラー画像データを，前記カラープリンタ
エンジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各色成
分に記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ
制御手段により展開されるカラー画像データを一時的に
格納する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカ
ラー画像データを，色成分毎に前記カラープリンタエン
ジンに送出するエンジンインターフェース手段と，を備
えた構成とした。

【００４５】上記課題を解決すべく，請求項７記載の発
明に係るカラープリントシステムは印刷すべきカラー画
像データを作成するホストコンピュータと，カラープリ
ンタエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷さ
せるカラープリンタコントローラと，前記カラー画像デ
ータをカラー印刷する前記カラープリンタエンジンとを
備えたカラープリントシステムにおいて，前記ホストコ
ンピュータは，作成したカラー画像データを前記カラー
プリンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式に変
換し，当該変換したカラー画像データを各色成分毎に，
当該カラープリンタコントローラに送出すると共に，前
記カラー画像データの複雑さ及び前記カラープリンタエ
ンジンの印字スピードに応じて前記カラープリンタエン
ジンの印字起動のタイミングの変更を指示するプリンタ
起動コマンドを前記カラープリンタコントローラに送出
するプリンタドライバ手段を備え，前記カラープリンタ
コントローラは，前記プリンタドライバ手段から送出さ
れるカラー画像データを，前記カラープリンタエンジン
にて印刷可能なデータ形式に変換して，各色成分毎に記
憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手
段により展開されるカラー画像データを一時的に格納す
る前記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画
像データを，各色成分毎に前記カラープリンタエンジン
に送出するエンジンインターフェース手段と，前記プリ
ンタ起動コマンドに応じて，前記カラープリンタエンジ
ンの印字起動タイミングを切り替えるタイミング切替手
段と，を備えた構成とした。

【００４６】上記課題を解決すべく，請求項８記載の発
明に係るカラープリンタは，カラー画像データをカラー
印刷するカラープリンタエンジンと，前記カラープリン
タエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷させ
るカラープリンタコントローラと，を備えたカラープリ
ンタにおいて，前記カラープリンタコントローラは，当
該カラープリンタコントローラにて解釈が可能なデータ
形式で，各色成分毎に入力されるカラー画像データを，
前記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式
に変換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制
御手段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー
画像データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記
憶手段に展開されたカラー画像データを，色成分毎に前
記カラープリンタエンジンに送出するエンジンインター
フェース手段と，を備えた構成とした。

【００４７】上記課題を解決すべく，請求項９記載の発
明に係るカラープリンタは，カラー画像データをカラー
印刷するカラープリンタエンジンと，前記カラープリン
タエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷させ
るカラープリンタコントローラと，を備えたカラープリ
ンタにおいて，前記カラープリンタコントローラは，当
該カラープリンタコントローラにて解釈が可能なデータ
形式かつ前記カラープリンタエンジンで印刷する色形式
に変換され，各色成分毎に入力するカラー画像データ
を，前記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ
形式に変換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモ
リ制御手段と，前記メモリ制御手段により展開されるカ
ラー画像データを一時的に格納する前記記憶手段と，前
記記憶手段に展開されたカラー画像データを，各色成分
毎に前記カラープリンタエンジンに送出するエンジンイ
ンターフェース手段と，を備えた構成とした。

【００４８】上記課題を解決すべく，請求項１０記載の
発明に係るカラープリンタは，カラー画像データをカラ
ー印刷するカラープリンタエンジンと，前記カラープリ
ンタエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷さ
せるカラープリンタコントローラと，を備えたカラープ
リンタにおいて，前記カラープリンタコントローラは，
当該カラープリンタコントローラにて解釈が可能なデー
タ形式に変換され，かつ，副走査方向に対して複数のバ
ンドに分割され，当該分割されたバンドが各色成分毎に
入力するカラー画像データを，前記カラープリンタエン
ジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各バンドを
各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前
記メモリ制御手段により展開されるカラー画像データを
一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開
されたカラー画像データを，各色成分毎に前記カラープ
リンタエンジンに送出するエンジンインターフェース手
段と，を備えた構成とした。

【００４９】上記課題を解決すべく，請求項１１記載の
発明に係るカラープリンタは，複数枚のカラー画像デー
タを１回の印刷動作でカラー印刷するカラープリンタエ
ンジンと，当該カラープリンタエンジンを制御して前記
カラー画像データを印刷させるカラープリンタコントロ
ーラと，を備えたカラープリタにおいて，前記カラープ
リンタコントローラは，前記カラープリンタコントロー
ラにて解釈が可能なデータ形式に変換された複数枚のカ
ラー画像データが各色成分毎に入力され，当該入力され
る複数枚のカラー画像データを，前記カラープリンタエ
ンジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各色成分
毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ
制御手段により展開されるカラー画像データを一時的に
格納する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカ
ラー画像データを，各色成分毎に前記カラープリンタエ
ンジンに送出するエンジンインターフェース手段と，を
備えた構成とした。

【００５０】上記課題を解決すべく，請求項１２記載の
発明に係るカラープリンタは，複数枚のカラー画像デー
タを１回の印刷動作でカラー印刷するカラープリンタエ
ンジンと，当該カラープリンタエンジンを制御して前記
カラー画像データを印刷させるカラープリンタコントロ
ーラと，を備えたカラープリタにおいて，前記カラープ
リンタコントローラは，前記カラープリンタコントロー
ラにて解釈が可能なデータ形式に変換された複数枚のカ
ラー画像データが，副走査方向に対して複数のバンドに
分割され，当該分割されたバンドが各色成分毎に入力さ
れ，当該入力される複数枚のカラー画像データを，前記
カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に変
換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手
段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像
データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手
段に展開されたカラー画像データを，各色成分毎に前記
カラープリンタエンジンに送出するエンジンインターフ
ェース手段と，を備えた構成とした。

【００５１】上記課題を解決すべく，請求項１３記載の
発明に係るカラープリンタは，複数枚のカラー画像デー
タを１回の印刷動作でカラー印刷するカラープリンタエ
ンジンと，当該ラープリンタエンジンを制御して前記カ
ラー画像データを印刷させるカラープリンタコントロー
ラと，を備えたカラープリタにおいて，前記カラープリ
ンタコントローラは，当該カラープリンタコントローラ
にて解釈が可能なデータ形式に変換され，かつ，ディス
プレイコードに分けられた複数枚のカラー画像データの
当該ディスプレイコードが各色成分毎に入力され，当該
入力される複数枚のカラー画像データを前記カラープリ
ンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各
色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記
メモリ制御手段により展開されるカラー画像データを一
時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開さ
れたカラー画像データを，各色成分毎に前記カラープリ
ンタエンジンに送出するエンジンインターフェース手段
と，を備えた構成とした。

【００５２】上記課題を解決すべく，請求項１４記載の
発明に係るカラープリンタは，カラー画像データをカラ
ー印刷するカラープリンタエンジンと，前記カラープリ
ンタエンジンを制御して前記カラー画像データを印刷さ
せるカラープリンタコントローラと，を備えたカラープ
リンタにおいて，前記カラープリンタコントローラは，
当該カラープリンタコントローラにて解釈が可能なデー
タ形式に変換され，各色成分毎に入力されるカラー画像
データを，前記カラープリンタエンジンにて印刷可能な
データ形式に変換して，各色成分毎に記憶手段に展開す
るメモリ制御手段と，前記メモリ制御手段により展開さ
れるカラー画像データを一時的に格納する前記記憶手段
と，前記記憶手段に展開されたカラー画像データを，各
色成分毎に前記カラープリンタエンジンに送出するエン
ジンインターフェース手段と，入力されるプリンタ起動
コマンドに応じて，前記カラープリンタエンジンの印字
起動タイミングを切り替えるタイミング切替手段と，を
備えた構成とした。

【００５３】上記課題を解決すべく，請求項１５記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成したカ
ラー画像データをカラープリンタにて解釈が可能なデー
タ形式に変換し，当該変換したカラー画像データを各色
成分毎に当該カラープリンタに送出する機能を，コンピ
ュータに実現させるためのプログラムを格納した構成で
ある。

【００５４】上記課題を解決すべく，請求項１６記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成したカ
ラー画像データをカラープリンタにて解釈が可能なデー
タ形式で，かつ，当該カラープリンタで印刷する色形式
に変換し，当該変換したカラー画像データを各色成分毎
に，当該カラープリンタに送出する機能を，コンピュー
タに実現させるためのプログラムを格納した構成であ
る。

【００５５】上記課題を解決すべく，請求項１７記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成したカ
ラー画像データをカラープリンタにて解釈が可能なデー
タ形式に変換し，かつ，副走査方向に対して複数のバン
ドに分割し，当該分割したバンドを各色成分毎に当該カ
ラープリンタに送出する機能を，コンピュータに実現さ
せるためのプログラムを格納した構成とした。

【００５６】上記課題を解決すべく，請求項１８記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成した複
数枚のカラー画像データをカラープリンタにて解釈が可
能なデータ形式に変換し，当該変換した複数枚のカラー
画像データを各色成分毎に，当該カラープリンタに送出
する機能を，コンピュータに実現させるためのプログラ
ムを格納した構成とした。

【００５７】上記課題を解決すべく，請求項１９記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成した複
数枚のカラー画像データをカラープリンタにて解釈が可
能なデータ形式に変換し，さらに，副走査方向に対して
複数のバンドに分割し，当該分割したバンドを各色成分
毎に，当該カラープリンタに送出する機能を，コンピュ
ータに実現させるためのプログラムを格納した構成とし
た。

【００５８】上記課題を解決すべく，請求項２０記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成した複
数枚のカラー画像データをカラープリンタにて解釈が可
能なデータ形式に変換し，かつ，ディスプレイコードに
分け，当該ディスプレイコードを各色成分毎に，当該カ
ラープリンタに送出する機能を，コンピュータに実現さ
せるためのプログラムを格納したコンピュータが読取可
能なプログラムを格納した構成とした。

【００５９】上記課題を解決すべく，請求項２１記載の
発明に係るコンピュータが実行可能なプログラムを格納
したコンピュータが読取可能な記録媒体は，作成したカ
ラー画像データをカラープリンタにて解釈が可能なデー
タ形式に変換し，当該変換したカラー画像データを各色
成分毎に，当該プリンタに送出すると共に，カラー画像
データの複雑さ及びカラープリンタエンジンの印字スピ
ードに応じてカラープリンタの印字起動のタイミングの
変更を指示するプリンタ起動コマンドを当該カラープリ
ンタコントローラに送出する機能を，コンピュータに実
現させるためのプログラムを格納した構成である。

【００６０】

【発明の実施の形態】以下，図面を参照して，本発明に
係るカラープリントシステムの実施の形態を詳細に説明
する。

【００６１】図１は，本実施の形態のカラープリントシ
ステムの構成を示すブロック図である。

【００６２】図１に示すカラープリントシステムは，印
刷すべきカラー画像データを作成するホストコンピュー
タ１と，カラープリンタエンジン３を制御してカラー画
像データを印字させるカラープリンタコントローラ２
と，カラー画像データをカラー印字するカラープリンタ
エンジン３等から構成されている。また，カラープリン
タコントローラ２とカラープリンタエンジン３によりカ
ラープリンタ４が構成される。

【００６３】上記ホストコンピュータ１は，印刷すべき
カラー画像データを作成し，このカラー画像データをカ
ラープリンタコントローラ２で解釈可能なデータ形式に
変換して，カラープリンタコントローラ２に送出する。

【００６４】上記カラープリンタコントローラ２は，ホ
ストコンピュータ１から受信したカラー画像データをカ
ラープリンタエンジン３が印刷可能なカラー画像データ
形式に変換した後，ＲＡＭ２４に展開し，続いて，ビデ
オＤＭＡ動作を行ってカラープリンタエンジン３に送出
して，カラー画像データの印刷を実行させる。

【００６５】カラープリンタエンジン３は，カラープリ
ンタコントローラ２から送出されるカラー画像データを
カラー印刷する。

【００６６】以下，カラープリントシステム（ホストコ
ンピュータ１，カラープリンタコントローラ２，プリン
タエンジン３）の具体的な構成を個々に説明する。

【００６７】図２は，上記ホストコンピュータ１の概略
構成を示すブロック図である。

【００６８】上記ホストコンピュータ１は，例えば，図
示しない，カラー画像データ等を入力する入力部１１
と，入力された画像等を表示する表示部１２と，ホスト
コンピュータの装置全体の制御を司るＣＰＵ１３と，Ｃ
ＰＵ１３を動作させるための各種制御プログラム等を格
納したＲＯＭ１４と，ＣＰＵ１３のワークメモリとして
使用されるＲＡＭ１５と，記録媒体１７へのデータのリ
ード／ライトを行う記録媒体アクセス装置１６と，ＣＰ
Ｕ１３を動作させるためのプログラム等を格納した記録
媒体１７と，及びデータ通信を行うためのＩ／Ｏポート
１８・プリンタＩ／Ｆ１９・ネットワークＩ／Ｆ２０等
を備えている。

【００６９】上記入力部１１は，例えば，画像を所定の
イメージデータとして入力処理して取り込むためのスキ
ャナ（不図示）と，文字，記号などのキャラクタコード
を入力するキーボード（不図示）と，線画データ等の作
成・編集時に座標データや所定のコマンドを入力するマ
ウス（不図示）等からなる。

【００７０】上記表示部１２は，ＣＲＴやＬＣＤ等によ
り構成され，ＣＰＵ１３から入力される表示データに応
じた表示が行われる。

【００７１】上記ＣＰＵ１３は，ＲＯＭ１４や記録媒体
１７に格納されている各種プログラムに従って，ホスト
コンピュータ１の装置全体の制御する制御ユニットであ
る。また，ＣＰＵ１３は，入力部１１と，表示部１２
と，ＲＡＭ１５と，記録媒体アクセス装置１６と，Ｉ／
Ｏポート１８，プリンタＩ／Ｆ１９，及びネットワーク
Ｉ／Ｆ２０等が接続されており，データ通信，メモリ
（ＲＯＭ１４，ＲＡＭ１５）や記録媒体アクセス装置１
６へのアクセスによるプログラムの読み出しや各種デー
タのリード／ライト，データ／コマンド入力等を制御す
る。

【００７２】上記ＲＯＭ１４は，ＣＰＵを動作させるた
めのシステムプログラム，アプリケーションプログラ
ム，デバイスドライバやその処理に使用されるパラメー
タ等を記録している。例えば，アプリケーション用プロ
グラムには，画像入力用プログラム等があり，また，デ
バイスドライバにはプリンタドライバ等がある。これら
各種プログラムは，ＣＰＵ１３が読取可能なプログラム
コードの形態でＲＯＭ１４に格納されている。

【００７３】上記記録媒体１７には，ＣＰＵ１３が実行
可能なアプリケーションプログラム，デバイスドライバ
等が記憶されている。例えば，アプリケーションプログ
ラムには，画像入力用プログラム等があり，また，デバ
イスドライバにはプリンタドライバ等がある。記録媒体
１７は，例えば，プロッピーディスク，ハードディス
ク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ−ＲＯＭ，ＭＯやＰＣ等の光
学的・磁気的・電気的な記録媒体である。上記各種プロ
グラムは，ＣＰＵ１３が読取可能なデータ形態で記録媒
体に格納されている。また，上記各種プログラムは，予
め記録媒体に記録されている場合や通信回線を介してダ
ウンロードされて記録媒体に格納される場合がある。

【００７４】また，上記プリンタドライバは，ＣＰＵ１
３がプリンタ毎に異なる印刷コマンドや印刷データを出
力するためのソフトウエアであり，例えば，ＣＰＵ１３
は，当該プリンタドライバを実行して，印刷すべきカラ
ー画像データをプリンタに適したプリンタ出力用のカラ
ー画像データに変換処理（例えば，ＲＧＢ→ＣＭＹＫ変
換処理，バンドの分割等）するためのものである。

【００７５】上記ＲＡＭ１５は，指定されたプログラ
ム，処理結果，及び受信したカラー画像データ等を格納
する。

【００７６】上記Ｉ／Ｏポート１８，プリンタＩ／Ｆ１
９，及びネットワークＩ／Ｆ２０は，データ通信を行う
ためのものであり，例えば，カラープリンタコントロー
ラ２のホストＩ／Ｆ２１に接続され，カラープリンタコ
ントローラ２とデータ通信を行うためのものである。

【００７７】次に，上記カラープリンタ４について説明
する。先ず，上記カラープリンタコントローラ２は，図
１に示すように，ホストコンピュータ１とのデータ通信
を行うホストＩ／Ｆ２１と，カラープリンタコントロー
ラ２の各部の動作を制御するＣＰＵ２２と，ＣＰＵ２２
を動作させる制御プログラムを格納したＲＯＭ２３と，
ＣＰＵ２２のワークエリアとして使用するＲＡＭ２４
と，及びカラープリンタエンジン３とデータ通信を行う
エンジンＩ／Ｆ２５等から構成されている。

【００７８】上記ホストＩ／Ｆ２１は，ホストコンピュ
ータ１から送出されるカラー画像データを，受信して内
部の受信バッファに蓄える（この場合，受信バッファは
内部に持たず，ＲＡＭ２４で代用される場合もある）。

【００７９】上記ＣＰＵ２２は，ＲＯＭ２３に格納され
ている制御プログラムに従って各部の動作を制御する中
央制御ユニットである。このＣＰＵ２２には，ホストＩ
／Ｆ２１，ＲＯＭ２３，ＲＡＭ２４，エンジンＩ／Ｆ２
５が接続されており，データ通信やカラープリンタエン
ジン３による印刷を制御する。

【００８０】上記ＲＯＭ２３は，ＣＰＵ２２を動作させ
るための制御プログラムやその処理に使用されるパラメ
ータ等を記憶している。これら各種制御プログラムは，
ＣＰＵ２２が読み取り可能なプログラムコードの形態で
ＲＯＭ２３に記憶されている。

【００８１】上記ＲＡＭ２４は，指定された制御プログ
ラム，処理結果，及び受信したカラー画像データ等を格
納する。

【００８２】上記エンジンＩ／Ｆ２５は，ＲＡＭ２４に
格納したカラー画像データをビデオＤＭＡ動作を行って
カラープリンタエンジン３に送り印刷を実行させる。

【００８３】上記カラープリンタエンジン３は，カラー
プリンタにおける実際に印刷を行うユニットであり，カ
ラープリンタコントローラ２の制御により，カラー画像
データを印刷する。

【００８４】次に，上記プリントシステムのプリント動
作を説明する。

【００８５】先ず，ホストコンピュータ１の動作を図３
のフローチャートを参照して説明する。図３は，ホスト
コンピュータ１の動作を示すフローチャートである。

【００８６】先ず，ホストコンピュータ１において，使
用者の入力指示に応じてＣＰＵ１３は，画像入力用のア
プリケーションプログラムを起動させる。次いで，この
アプリケーションプログラム上で，使用者の入力部１１
の入力操作により印刷すべきカラー画像データが作成さ
れる（ステップＳ１）。続いて，このアプリケーション
プログラム上で，使用者の入力部１１の入力操作により
印刷条件（印刷枚数，ページ数，解像度等のパラメータ
設定等）の設定が行われ（ステップＳ２），さらに，使
用者の入力部１１の入力操作により印刷命令が入力され
ると（ステップＳ３），ＣＰＵ１３は，プリンタドライ
バに従って，以下のステップＳ４〜Ｓ１０の処理を実行
する。

【００８７】先ず，ステップＳ４では，ＣＰＵ１３は，
印刷すべきカラー画像データを，接続されるカラープリ
ンタの解像度や，カラープリンタコントローラ内部に持
っているデバイスフォントがどの書体を持っているかな
ど，プリンタ固有の設定に合わせる。そして，ＣＰＵ１
３は，印刷すべきカラー画像データの色形式が，ＣＭＹ
Ｋ形式であるか否かを判断し（ステップＳ５），ＣＭＹ
Ｋ形式でない場合，例えばＲＧＢ形式である場合には，
カラー画像データをＲＧＢ形式からＣＭＹＫ形式に色変
換する（ステップＳ６）。

【００８８】次に，ＣＰＵ１３は，ディスプレイコード
を，色成分毎にソーティングし（ステップＳ７），カラ
ー画像データを，色成分毎に複数のバンド（Ｎバンド）
に分解する（ステップＳ８）。具体的には，Ｋ，Ｃ，
Ｍ，Ｙの各データをバンド１〜Ｎ（Ｎは２以上の整数）
に分割する。

【００８９】詳述すると，カラープリンタコントローラ
２の内部では，ＲＡＭ２４をイメージデータ領域とし
て，必ずしも連続した領域として確保できない場合があ
る。それに対して，カラープリンタコントローラ２が，
カラープリンタエンジン３に出力する際のビデオＤＭＡ
出力は，通常，連続した領域でないとタイミングが間に
合わないため，画像領域を副走査方向の帯状（バンド）
に区切って出力処理を行っている。そこで，ホストコン
ピュータ１から，カラー画像データを出力する時点でカ
ラー画像データをバンドに区切って送出する。この際，
カラープリンタコントローラ２にて，色毎の処理が可能
なようにするため，ＫＣＭＹのカラー画像データをそれ
ぞれの色のプレーンに分けた後に，バンドに区切る構成
とする（図７，図１３参照）。

【００９０】続いて，ＣＰＵ１３は，カラー画像データ
の複雑さやカラープリンタエンジン３の印字スピードを
考慮して，カラープリンタエンジン３を起動した場合の
タイミングを予測する（ステップＳ９）。具体的には，
例えば，未転送のカラー画像データの容量や，グラフィ
ックデータの複雑さの度合いを考慮して，カラープリン
タエンジン３にて，印刷を実行しながら，カラープリン
タコントローラ２にてＲＡＭ２４にイメージ展開を行っ
てもカラープリンタエンジン３の印字スピードに追従で
きるか否かを予測する。

【００９１】より詳述すると，ホストコンピュータ１
（プリンタドライバ）は，カラープリンタエンジン３に
プリント起動させるタイミングとして，印刷されるカラ
ーの画像データのテキストデータのキャラクタ数・イメ
ージデータのバイト数・グラフィックデータの複雑なパ
スがどの程度存在するか・デバイスフォントが存在しな
いフォントで書かれたテキストをどのくらいホストコン
ピュータ１からダウンロードしなければならないか等の
パラメータから，画像データの複雑さの度合いを考慮す
る。そして，ホストコンピュータ１（プリンタドライ
バ）は，カラープリンタエンジン３に印刷起動をかけて
ある色の印刷を実行している間に，次の色以降の色のイ
メージ展開が可能かどうか予測することにより，カラー
プリントコントローラ２にて，ほぼプリントアンダーラ
ンの発生をさせずに，印刷動作とイメージ展開動作との
並行処理を行うことを可能とする。

【００９２】例えば，使用するカラープリンタエンジン
３が１色の印刷に要する時間が４秒であり，ホストコン
ピュータ１から，カラープリンタコントローラ２への転
送スピードが１００ＫＢ，転送するテキストデータが１
万キャラクタであるとしたとき，テキストデータの転送
にかかる時間及びイメージ展開にかかる時間は，１色の
印刷にかかる時間よりも少なくて済むこととなるので，
この場合は，先に印刷起動をかけても，次の色のイメー
ジ展開は間に合うと判断できる。

【００９３】そして，ＣＰＵ１３は，変換したカラー画
像データを各色成分毎かつ各バンド毎に，順次カラープ
リンタコントローラに送出する（ステップＳ１０）。こ
の場合，上記ステップＳ９で，印刷を実行しながら，カ
ラープリンタコントローラ２にてＲＡＭ２４にイメージ
展開を行ってもカラープリンタエンジンの印字スピード
に追従できるできると判断した場合には，カラープリン
タエンジン３の起動を指示するプリンタ起動コマンド
を，カラープリンタコントローラ２に併せて出力する。

【００９４】尚，接続されるカラープリンタエンジン３
が，電子写真方式を利用しており，ＣＭＹＫの４色重ね
合わせ印刷方式の場合には，例えば，印刷の順番がＫＣ
ＭＹ（この順番は，カラープリンタエンジンの特性によ
り，最も色再現性の良い順番が選ばれるため，必ずしも
この順番でなくても良い。）であるとき，ホストコンピ
ュータ１（プリンタドライバ）は，印刷するカラー画像
データをＫＣＭＹの順序で，色別にカラー画像データを
送出していく。

【００９５】次に，カラープリンタコントローラ２の動
作を説明する（図１参照）。

【００９６】カラープリンタコントローラ２において
は，先ず，ホストＩ／Ｆ２１は，ホストコンピュータ１
から送信されるカラー画像データを受信して，内部の受
信バッファに一時的に格納するとともに，ＣＰＵ２２に
対してイントラプトを発生して，ホストコンピュータ１
から印刷命令が出されたことを通知する。

【００９７】次いで，ＣＰＵ２２は，ホストＩ／Ｆ２１
で受信したカラー画像データを一旦ＲＡＭ２４にバッフ
ァリングして，ＲＡＭ２４上にカラー画像データを印刷
可能な形式のイメージデータとして展開する。この場
合，ホストコンピュータ１から受信するカラー画像デー
タには，テキストデータ，イメージデータ，及びグラフ
ィックデータ等があり，それぞれに対して色毎に全てイ
メージ展開していく。

【００９８】次に，１色分または複数色分のカラー画像
データをＲＡＭ２４に展開し終わると，ＣＰＵ２２は，
エンジンＩ／Ｆ２５を介してカラープリンタエンジン３
に，印刷起動命令を出し，Ｋの印刷を開始させると共
に，次の色の印刷のためのＲＡＭ２４へのカラー画像デ
ータのイメージ展開を始めて，印刷のためのビデオＤＭ
Ａ動作とイメージ展開の並行処理を行う。

【００９９】このようにして，次の色（Ｃ）についても
同様の処理を行い，最後の色の印刷（Ｙ）では，１枚の
印刷の場合には，展開するカラー画像データがないの
で，ＹのビデオＤＭＡ動作のみを行い，もし，複数ペー
ジの印刷の場合なら，ＹのビデオＤＭＡ動作と，次のペ
ージのＫの色のイメージ展開を並行処理する。また，複
数部数を印刷する場合には，１回イメージ展開したカラ
ー画像データを複数回ビデオＤＭＡ出力すれば良いの
で，並行処理は行わない。

【０１００】また，ディスプレイリスト形式にて処理す
る場合においても，カラー画像データを色毎に処理を分
けて行う。先ず，ホストコンピュータ１（プリンタドラ
イバ）では，ディプレイコードを各色毎の濃度データに
分けた時点で色成分があるものだけディスプレイコード
として作成して，冗長性の少ない形でカラープリンタコ
ントローラ２に転送し，また，カラープリンタコントロ
ーラ２では，そのディスプレイリストを色毎にＲＡＭ２
４に展開する。

【０１０１】尚，ＣＰＵ２２は，イメージ展開していく
途中で，ホストコンピュータ１からプリンタ起動コマン
ドを受け付けた場合には，それ以前に転送されてきたカ
ラー画像データを展開し終わった時点で，カラープリン
タエンジン３に印刷起動命令を出し，ビデオＤＭＡ処理
を行って印刷動作を行うと同時に，その後に続くカラー
画像データのイメージ展開を継続する。これにより，プ
リント動作とイメージ展開動作を効率良く並行処理する
ことが可能となり，プリントエラーを発生することなく
印刷処理を高速化することが可能となる。

【０１０２】図４は，カラープリンタコントローラ２に
おけるカラー画像データのＲＡＭ２４へのイメージ展開
タイミングとプリンタエンジン３の印字タイミングの一
例を示す図である。

【０１０３】同図において，（ａ）はカラー画像データ
のＲＡＭ２４へのイメージ展開タイミングの第１の例を
示し，（ｂ）はカラー画像データのＲＡＭ２４へのイメ
ージ展開タイミングの第２の例を示し，（ｃ）はプリン
タエンジン３のカラー画像データの印字タイミングの第
１の例を示し，（ｄ）はプリンタエンジン３のカラー画
像データの印字タイミングの第２の例を示す。

【０１０４】同図に示す如く，ＲＡＭ２４へのカラー画
像データのイメージ展開及びプリンタエンジン３の印字
は，Ｃ，Ｍ，Ｙ，Ｋの順に行われる。先ず，図４（ａ）
のイメージ展開タイミングでＲＡＭ２４にカラー画像デ
ータを展開した場合には，ＲＡＭ２４への１色目のカラ
ー画像データの展開が終わった後に，カラープリンタコ
ントローラ３は，ホストコンピュータ１から送出される
プリンタ起動コマンドに応じて，プリンタエンジン３に
印字命令を出力し，図４（ｃ）の印字タイミングで印字
させる。この場合は，各カラー画像データＣ，Ｍ，Ｙ，
ＫがＲＡＭ２４に展開し終わった後に，各カラー画像デ
ータＣ，Ｍ，Ｙ，Ｋの印字が開始されるので，ＲＡＭ２
４からプリンタエンジン３へのデータ出力が間に合うこ
とになる。

【０１０５】これに対して，図４（ｂ）のイメージ展開
タイミングでＲＡＭ２４にカラー画像データを展開した
場合に，ＲＡＭ２４への１色目のカラー画像データの展
開が終わった後に，カラープリンタコントローラ３がプ
リンタエンジン３に印字命令を出力して，図４（ｃ）の
印字タイミングで印字させた場合には，ＲＡＭ２４への
Ｙの展開が終了しない時点で，プリンタエンジン３では
Ｙの印字動作が開始されることになり，ＲＡＭ２４から
プリンタエンジン３へのデータの出力タイミングが間に
合わずプリントエラーが発生することになる。

【０１０６】本発明では，上記した如く，ホストコンピ
ュータ１では，カラー画像データの複雑さからカラー画
像データのＲＡＭ２４への展開時間を予測し，さらに，
カラープリンタエンジン３の印字スピードを考慮して，
カラープリンタエンジン３の印字起動のタイミングを指
示するプリンタ起動コマンドをプリンタコントローラ２
に送出することにしている。すなわち，図４（ｂ）のイ
メージ展開タイミングでＲＡＭ２４にカラー画像データ
を展開した場合には，カラープリンタコントローラ２
は，ホストコンピュータ１から送出されるプリンタ起動
コマンドに応じて，プリンタエンジン３に印字命令を出
力し，図４（ｄ）に示す印字タイミングで印字させる。
この場合には，ＹのデータがＲＡＭ２４に展開し終わっ
た後に，Ｙの印字が行われるのでプリントエラーは発生
しない。

【０１０７】次に，プリントシステムの具体的な動作の
一例を図５〜図１３を参照して説明する。

【０１０８】先ず，図５に示すようなカラー画像データ
を印刷する動作を説明する。ただし，カラー画像データ
は，文字“Ａ”は濃度がそれぞれＫ＝３０／２５５，Ｃ
＝１０／２５５，Ｍ＝１００／２５５，Ｙ＝３０／２５
５であり，文字“Ｂ”は濃度がそれぞれＫ＝０／２５
５，Ｃ＝１００／２５５，Ｍ＝１００／２５５，Ｙ＝０
／２５５であり，また，文字”Ｃ”は濃度がそれぞれＫ
＝２００／２５５，Ｃ＝０／２５５，Ｍ＝０／２５５，
Ｙ＝０／２５５であるものとする。また，貼り付けてい
るイメージデータは，それぞれの画素により濃度が違う
ものとする。使用する用紙サイズは，Ａ４で，４部印刷
するものとする。尚，図５の例では，画像濃度は，１画
素あたり８ビット（０〜２５５の２５６階調）で表され
ているが，本発明では必ずしもこの階調数に限られるも
のではない。

【０１０９】ホストコンピュータ１において，画像入力
用のアプリケーションプログラム上で，使用者の入力部
１１の入力操作により印刷すべきカラー画像データとし
て図５に示すようなカラー画像データが作成され（上記
ステップＳ１），また，印刷条件として，用紙サイズと
してＡ４，印刷部数として４部，ページ数として１ペー
ジが指定され，（上記ステップＳ２），さらに，使用者
の入力部の入力操作により印刷命令が入力される（上記
ステップＳ３）。

【０１１０】次いで，印刷すべきカラー画像データは，
プリンタドライバにより，接続されるカラープリンタの
解像度や，カラープリンタコントローラ内部に持ってい
るデバイスフォントがどの書体を持っているかなど，プ
リンタ固有の設定に設定される（上記ステップＳ４）。

【０１１１】次いで，プリンタドライバでは，カラー画
像データが，ＣＭＹＫ形式であるか否かの判断が行われ
る（上記ステップＳ５）。図５に示す例ではＣＭＹＫ形
式になっているので，この値を使用して処理が行われ
る。次いで，ＣＭＹＫ形式のカラー画像データが図６
（Ａ）〜（Ｄ）に示すように，ＣＭＹＫの各色成分に変
換される。その際，図６（Ａ）に示す如く，Ｋデータの
“Ｂ”のように，その色成分を持たない文字に関しては
印刷する必要がないので無視する。

【０１１２】次に，色成分に分けられたカラー画像デー
タは，図７に示すように，副走査方向に複数のバンド
（１〜５）に分解される。

【０１１３】以下，Ｋのカラー画像データを代表させて
説明する。分解したバンドにあるそれぞれのディスプレ
イコード（図６（Ａ）に示す例では，“Ａ”，“Ｃ”，
及び“イメージデータ”）は，図８に示すように，ディ
スプレイリスト化されて（上記ステップＳ７，Ｓ８），
カラープリンタコントローラ２に転送される（上記ステ
ップＳ１０）。

【０１１４】ただし，実際には，各バンド毎にディスプ
レイリストを組むため，バンド１には“Ａ”のみのディ
スプレイコードにてディスプレイリストが形成される。
文字“Ａ”は，カラープリンタコントローラ２内に持つ
デバイスフォントに該当する書体が登録されている場合
には，デバイスフォントを利用し，該当する書体が存在
しない場合には，ホストコンピュータ１にてイメージ展
開した後に，イメージデータをカラープリンタコントロ
ーラ２にダウンロードして使用する。

【０１１５】また，バンド２には，ディスプレイコード
が何も存在しないため，図９に示すように，ディスプレ
イコードの終了コード（ＥＯＤ：End Of Data ）のみが
形成される。また，バンド３，４では，文字“Ｃ”が２
バンドにまたがって存在しているが，このような場合
は，バンド３で１文字分全てダウンロードするか，若し
くは，イメージ展開し，カラープリンタコントローラ２
内部にあるＲＡＭ２４に一時バッファリングして，バン
ド４にて後半部分を使用することにより実現する。

【０１１６】また，イメージデータは，図６に示すよう
に，全色について存在しているが，それぞれの色成分の
みディスプレイコード化するため，イメージデータが存
在しない色もあり得る。このようにして，ディスプレイ
コード化したカラー画像データは，ＫＣＭＹの順番で，
カラープリンタコントローラ２に送出される。

【０１１７】また，プリンタドライバにより，未転写の
カラー画像データの容量や，グラフィックデータの複雑
さの度合いを見て，カラープリンタエンジンにて，印刷
を実行しながら，カラープリンタコントローラ２にてＲ
ＡＭ２４にイメージ展開を行ってもカラープリンタエン
ジン３の印刷スピードに追従していけるかどうかの予測
が行われ，印刷スピードに追従できると判断された場合
には，カラープリンタコントローラ２にプリンタ起動コ
マンドも併せて出力される。

【０１１８】カラープリンタコントローラ２側では，ホ
ストコンピュータ１から送られてきたカラー画像データ
のＫバンドのバンド１のディスプレイコードからＲＡＭ
２４へのイメージ展開が開始され，Ｋのバンド２，Ｋの
バンド３，・・・，ＫのバンドＮの順に順次イメージ展
開され，Ｋが終了すると，同様にして，ＣＭＹの順番に
各バンドがイメージ展開される。

【０１１９】尚，カラープリンタコントローラ２では，
イメージ展開していく途中で，ホストコンピュータ１か
らプリンタ起動コマンドを受信した場合には，それ以前
に転送されてきたディスプレイコードを展開し終わった
時点で，カラープリンタエンジン３に，印刷起動命令が
出力され，ビデオＤＭＡ処理が行われて，Ｋの印刷動作
を行うと同時に，その後に続くディスプレイコードのイ
メージ展開が継続される。

【０１２０】次に，最大Ａ３まで印刷可能で，かつＡ４
用紙の２枚取りが可能な（１回の印刷動作で２枚のカラ
ー画像を印刷可能な）カラープリンタエンジンを使用し
て，Ａ４用紙を４部印刷する場合の動作例を説明する。

【０１２１】Ａ４用紙を４部印刷するために，図１０に
示すように，Ｋのカラー画像データを連続して，２回カ
ラープリンタエンジンに転送し，その後，ＣＭＹをそれ
ぞれ２回連続して転送することにより，１回のフルカラ
ー印刷時間にて，Ａ４用紙２枚の印刷が可能となる。以
上の操作を繰り返すことにより，１ページの印刷中に，
印刷動作を行いながら，カラー画像データの転送，イメ
ージ展開を並行して行うことが可能となる。

【０１２２】次に，図１１に示すような複数ページ（図
１１の例では２ページ分）のカラー画像データを印刷す
る場合の動作例を説明する。

【０１２３】プリンタドライバにて，図１１に示す２枚
のカラー画像データを，図１２に示すような，Ａ３の１
枚のカラー画像データと同じように扱う。すなわち，図
１３に示すように，２枚のカラー画像データをＫＣＭＹ
の各成分毎（１枚目のカラー画像データをＫ１・Ｃ１・
Ｍ１・Ｙ１とし，２枚目のカラー画像データをＫ２・Ｃ
２・Ｍ２・Ｙ２）に分けた後，２枚のカラー画像データ
を各色毎（Ｋ１・Ｋ２，Ｃ１・Ｃ２，Ｍ１・Ｍ２，Ｙ１
・Ｙ２）に纏めて，複数のバンド（Ｋバンド１〜Ｋバン
ドＮ，Ｃバンド１〜ＣバンドＮ，Ｍバンド１〜Ｍバンド
Ｎ，Ｙバンド１〜ＹバンドＮ）に分け，Ｋバンド１〜Ｙ
バンドＮまでカラープリンタコントローラ２へ順次転送
する。そして，カラープリンタコントローラ２は，各バ
ンド毎に受信したカラー画像データを，各バンド毎にＲ
ＡＭ２４にイメージ展開し，展開したカラー画像データ
をプリンタエンジン４に印字させる。ただし，この場合
には，カラープリンタコントローラ２は，Ａ４の２枚取
りであることをカラープリンタエンジン３に伝えた後
に，印刷起動命令を出力する。すなわち，複数ページの
カラー画像データを１枚のカラー画像データとして取り
扱い，ＫＣＭＹの各成分に分けた後，複数のバンドに分
けて処理することにより，複数の印刷の際にも印刷動作
を行いながら，カラー画像データの転送・イメージ展開
を並行して行うことが可能となる。

【０１２４】以上説明したように，本実施の形態によれ
ば，ホストコンピュータ１のプリンタドライバにより，
カラー画像データを各色成分毎にカラープリンタコント
ローラ２に送出し，プリンタコントローラ２では，ＣＰ
Ｕ２２は，受信したカラー画像データを各色成分毎にＲ
ＡＭ２４に展開し，１色分または複数色分のカラー画像
データをＲＡＭ２４に展開し終わると，ＣＰＵ２２はエ
ンジンＩ／Ｆ２５を介してカラープリンタエンジン３
に，印刷起動命令を出し，印刷を開始すると共に，次の
色の印刷のためのイメージ展開を始めて，印刷のための
ビデオＤＭＡ動作とイメージ展開の並行処理を行う構成
であるので，１色目のカラー画像データの展開が終了し
た時点で，カラープリンタエンジン３の印刷起動を行
え，カラープリンタエンジン３でカラー画像データを印
刷する際には，ある色の印刷を行っていると同時に，次
以降の印刷を行う色のカラー画像データの展開を行うこ
とができ，印刷処理を高速化することが可能となる。

【０１２５】また，本実施の形態では，ホストコンピュ
ータ１のプリンタドライバにより，カラー画像データ
を，各色成分毎にカラープリンタコントローラに送出す
ると共に，カラー画像データの複雑さと，カラープリン
タエンジン３の印字スピードを考慮して，カラープリン
タエンジンの印字起動のタイミングの変更を指示するプ
リンタ起動コマンドをカラープリンタコントローラ２に
送出し，カラープリントコントローラ２では，ＣＰＵ２
２は，受信したカラー画像データを各色成分毎に記憶手
段に展開し，プリンタ起動コマンドに応じて，カラープ
リンタエンジン３の印字起動タイミングを切り替える構
成であるので，印刷するカラー画像データの複雑さの度
合いを考慮して，カラープリンタコントローラ２がそれ
ぞれの色のイメージ展開していった後に，どの時点での
カラープリンタエンジンに印刷起動命令を出せば良いか
予測することができ，プリントアンダーランの発生頻度
を低減させ，かつ，プリント動作と，イメージ展開動作
を効率良く並行処理することが可能となり，プリントエ
ラーを発生することなく，印刷処理を高速化することが
可能となる。

【０１２６】尚，本発明は上記した実施の形態に限定さ
れるものではなく，発明の要旨を変更しない範囲で適宜
変形して実施することが可能である。

【０１２７】

【発明の効果】請求項１記載の発明に係るプリントシス
テムによれば，プリンタドライバ手段は，カラー画像デ
ータを，各色成分毎にカラープリンタコントローラに送
出し，メモリ制御手段は，受信したカラー画像データを
各色成分毎に記憶手段に展開する構成であるので，１色
目のカラー画像データの展開が終了した時点で，カラー
プリンタエンジンの印刷起動を行え，カラープリンタエ
ンジンでカラー画像データを印刷する際には，ある色の
印刷を行っていると同時に，次以降の印刷を行う色のカ
ラー画像データの展開を行うことができ，カラー画像デ
ータの印刷処理を高速化することが可能となる。

【０１２８】請求項２記載の発明に係るカラープリント
システムによれば，プリンタドライバ手段は，カラー画
像データをカラープリンタエンジンで印刷する色形式に
変換し，各色成分毎にカラープリンタコントローラに送
出し，メモリ制御手段は，受信したカラー画像データを
各色成分毎に記憶手段に展開する構成であるので，ホス
トコンピュータで作成された画像データが，ＲＧＢ形式
で表されている画像データの場合には，ＣＭＹＫに変換
してからカラープリンタコントローラに送出することに
より，１色目の画像データの展開が終了した時点で，カ
ラープリンタエンジンの印刷動作が行え，カラープリン
タエンジンでカラー画像データを印刷する際には，ある
色の印刷を行っている際に同時に次以降の印刷を行う色
の画像データの展開を行うことができ，印刷処理を高速
化することが可能となる。特に，カラー画像データがＲ
ＧＢデータで作成された場合に有用である。

【０１２９】請求項３記載の発明に係るカラープリント
システムによれば，プリンタドライバ手段は，カラー画
像データを副走査方向に対して複数のバンドに分割し，
分割したバンドを各色成分毎に，カラープリンタコント
ローラに送出し，メモリ制御手段は，受信したカラー画
像データの各バンドを色成分毎に記憶手段に展開する構
成であるので，副走査方向のバンドの処理を４色独立し
て行うことによりバンド処理を行うプリンタドライバ方
式を用いた際にも，１色目の画像データの展開が終了し
た時点で，カラープリンタエンジンの印刷起動を行え，
カラープリンタエンジンでカラー画像データを印刷する
際に，ある色の印刷を行っている場合に同時に次以降の
印刷を行う色の画像データの展開を行うことができ，カ
ラー画像データの印刷処理の高速化が可能となる。

【０１３０】請求項４記載の発明に係るカラープリント
システムによれば，複数枚のカラー画像データを１回の
印刷動作でカラー印刷可能なカラープリンタエンジンを
備え，プリンタドライバ手段は，作成された複数枚のカ
ラー画像データを，各色成分毎にカラープリンタコント
ローラに送出し，メモリ制御手段は，受信した複数枚の
カラー画像データを各色成分毎に記憶手段に展開する構
成であるので，１回の印刷動作で複数枚の印刷が可能な
カラープリンタエンジンを使用した場合に，ファースト
プリントの時間を遅らせることなく印刷することが可能
となり，カラー画像データを複数部数印刷する場合の印
刷処理の高速化が可能となる。

【０１３１】請求項５記載の発明に係るカラープリント
システムによれば，複数枚のカラー画像データを１回の
印刷動作でカラー印刷可能な前記カラープリンタエンジ
ンを備え，プリンタドライバ手段は，作成された複数枚
のカラー画像データを副走査方向に対して複数のバンド
に分割し，分割したバンドを各色成分毎にカラープリン
タコントローラに送出し，メモリ制御手段は，受信した
複数枚のカラー画像データを各色成分毎に記憶手段に展
開する構成であるので，複数部数を同時に印刷する際
に，複数ページを纏めてバンドの処理を行うことによ
り，処理の簡素化が可能となり，複数部数のカラー画像
データを印刷する場合の印刷処理を高速化することが可
能となる。

【０１３２】請求項６記載の発明に係るカラープリント
システムによれば，複数枚のカラー画像データを１回の
印刷動作でカラー印刷可能な前記カラープリンタエンジ
ンを備え，プリンタドライバ手段は，作成された複数枚
のカラー画像データをディスプレイコードに分け，ディ
スプレイコードを各色成分毎にカラープリンタコントロ
ーラに送出し，メモリ制御手段は，受信した複数枚のカ
ラー画像データを各色成分毎に記憶手段に展開する構成
であるので，ディスプレイリスト形式にて，ホストコン
ピュータから，カラープリンタコントローラに送出する
方式を使用する場合に，複数部数を同時に印刷する際に
テキストデータ，イメージデータ，グラフィックデータ
のそれぞれのディスプレイコードを色毎に分離して行う
ことにより，処理の簡素化が可能となり，複数部数のカ
ラー画像データの印刷処理を高速化することが可能とな
る。

【０１３３】請求項７記載の発明に係るカラープリント
システムによれば，プリンタドライバ手段は，カラー画
像データを，各色成分毎にカラープリンタコントローラ
に送出すると共に，カラー画像データの複雑さと，カラ
ープリンタエンジンの印字スピードを考慮して，カラー
プリンタエンジンの印字起動のタイミングの変更を指示
するプリンタ起動コマンドをカラープリンタコントロー
ラに送出し，メモリ制御手段は，受信したカラー画像デ
ータを各色成分毎に記憶手段に展開し，タイミング切替
手段は，プリンタ起動コマンドに応じて，カラープリン
タエンジンの印字起動タイミングを切り替える構成であ
るので，印刷する画像データの複雑さの度合いを考慮し
て，カラープリンタコントローラがそれぞれの色のイメ
ージ展開していった後に，どの時点でのカラープリンタ
エンジンに印刷起動命令を出せば良いか予測することが
でき，プリントアンダーランの発生頻度を低減させ，か
つ，プリント動作と，イメージ展開動作を効率良く並行
処理することが可能となり，プリントエラーを発生する
ことなく，カラー画像データの印刷処理を高速化するこ
とが可能となる。

【０１３４】請求項８記載の発明に係るカラープリンタ
によれば，メモリ制御手段は，各色成分毎に入力される
カラー画像データを各色成分毎に記憶手段に展開する構
成であるので，１色目の画像データの展開が終了した時
点で，カラープリンタエンジンの印刷起動を行え，カラ
ープリンタエンジンでカラー画像データを印刷する際に
は，ある色の印刷を行っていると同時に，次以降の印刷
を行う色の画像データの展開を行うことができ，カラー
画像データの印刷処理を高速化することが可能となる。

【０１３５】請求項９記載の発明に係るカラープリンタ
によれば，メモリ制御手段は，カラープリンタエンジン
で印刷する色形式に変換され，各色成分毎に入力するカ
ラー画像データを，各色成分毎に記憶手段に展開する構
成であるので，ホストコンピュータで作成された画像デ
ータが，ＲＧＢ形式で表されているカラー画像データの
場合には，ＣＭＹＫに変換してからカラープリンタコン
トローラに送出することにより，１色目のカラー画像デ
ータの展開が終了した時点で，カラープリンタエンジン
の印刷動作が行え，カラープリンタエンジンでカラー画
像データを印刷する際には，ある色の印刷を行っている
際に同時に次以降の印刷を行う色のカラー画像データの
展開を行うことができ，印刷処理を高速化することが可
能となる。特に，カラー画像データがＲＧＢデータで作
成された場合に有用である。

【０１３６】請求項１０記載の発明に係るカラープリン
タによれば，メモリ制御手段は，副走査方向に対して複
数のバンドに分割され，分割されたバンドが各色成分毎
に入力するカラー画像データの各バンドを色成分毎に記
憶手段に展開する構成であるので，副走査方向のバンド
の処理を４色独立して行うことによりバンド処理を行う
プリンタドライバ方式を用いた際にも，１色目の画像デ
ータの展開が終了した時点で，カラープリンタエンジン
の印刷起動を行え，カラープリンタエンジンでカラー画
像データを印刷する際に，ある色の印刷を行っている場
合に同時に次以降の印刷を行う色の画像データの展開を
行うことができ，カラー画像データの印刷処理の高速化
が可能となる。

【０１３７】請求項１１記載の発明に係るカラープリン
タによれば，複数枚のカラー画像データを１回の印刷動
作でカラー印刷可能な前記カラープリンタエンジンを備
え，メモリ制御手段は，各色成分毎に入力される複数枚
のカラー画像データを，各色成分毎に記憶手段に展開す
る構成であるので，１回の印刷動作で複数枚の印刷が可
能なカラープリンタエンジンを使用した場合に，ファー
ストプリントの時間を遅らせることなく印刷することが
可能となり，カラー画像データを複数部数印刷する場合
の印刷処理の高速化が可能となる。

【０１３８】請求項１２記載の発明に係るカラープリン
タによれば，複数枚のカラー画像データを１回の印刷動
作でカラー印刷可能な前記カラープリンタエンジンを備
え，メモリ制御手段は，副走査方向に対して複数のバン
ドに分割され，分割した各バンドが各色成分毎に入力す
される複数枚の画像データを，各色成分毎に記憶手段に
展開する構成であるので，複数部数を同時に印刷する際
に，複数ページを纏めてバンドの処理を行うことによ
り，処理の簡素化が可能となり，カラー画像データを複
数部数印刷する場合の印刷処理の高速化が可能となる。

【０１３９】請求項１３記載の発明に係るカラープリン
タによれば，複数枚のカラー画像データを１回の印刷動
作でカラー印刷可能な前記カラープリンタエンジンを備
え，メモリ制御手段は，ディスプレイコードに分けら
れ，このディスプレイコードが各色成分毎に入力する複
数枚のカラー画像データを，各色成分毎に記憶手段に展
開する構成であるので，ディスプレイリスト形式にて，
ホストコンピュータから，カラープリンタコントローラ
に送出する方式を使用する場合に，複数部数を同時に印
刷する際にテキストデータ，イメージデータ，グラフィ
ックデータのそれぞれのディスプレイコードを色毎に分
離して行うことにより，処理の簡素化が可能となり，カ
ラー画像データを複数部数印刷する場合の印刷処理の高
速化が可能となる。

【０１４０】請求項１４記載の発明に係るカラープリン
タによれば，メモリ制御手段は，各色成分毎に入力する
カラー画像データを，各色成分毎に記憶手段に展開し，
タイミング切替手段は，カラープリンタエンジンの印字
起動のタイミングの変更を指示するプリンタ起動コマン
ドプリンタ起動コマンドに応じて，カラープリンタエン
ジンの印字起動タイミングを切り替える構成であるの
で，プリントアンダーランの発生頻度を低減させ，か
つ，プリント動作と，イメージ展開動作を効率良く並行
処理することが可能となり，プリントエラーを発生する
ことなく，印刷処理を高速化することが可能となる。

【０１４１】請求項１５記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータは記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，カラー画像
データを各色成分毎にカラープリンタに送出することが
でき，カラー画像データの印刷処理を高速化することが
可能となる。

【０１４２】請求項１６記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータが記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，作成したカ
ラー画像データをカラープリンタにて解釈が可能なデー
タ形式で，かつ，当該カラープリンタで印刷する色形式
に変換し，当該変換したカラー画像データを各色成分毎
に，当該カラープリンタに送出することができ，印刷処
理を高速化することが可能となる。特に，カラー画像デ
ータがＲＧＢデータで作成された場合に有用である。

【０１４３】請求項１７記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータが記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，作成したカ
ラー画像データを副走査方向に対して複数のバンドに分
割し，分割したバンドを各色成分毎にカラープリンタに
送出することができ，カラー画像データの印刷処理の高
速化が可能となる。

【０１４４】請求項１８記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータが記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，作成した複
数枚のカラー画像データをカラープリンタにて解釈が可
能なデータ形式に変換し，当該変換した複数枚のカラー
画像データを各色成分毎に，当該カラープリンタに送出
することができ，１回の印刷動作で複数枚の印刷が可能
なカラープリンタを使用した場合に，ファーストプリン
トの時間を遅らせることなく印刷することが可能とな
り，カラー画像データを複数部数印刷する場合の印刷処
理の高速化が可能となる。

【０１４５】請求項１９記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータが記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，作成した複
数枚のカラー画像データをカラープリンタにて解釈が可
能なデータ形式に変換し，さらに，副走査方向に対して
複数のバンドに分割し，当該分割したバンドを各色成分
毎に，当該カラープリンタに送出することができ，複数
部数を同時に印刷する際に，複数ページを纏めてバンド
の処理を行うことにより，処理の簡素化が可能となり，
カラー画像データを複数部数印刷する場合の印刷処理の
高速化が可能となる。

【０１４６】請求項２０記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータが記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，作成した複
数枚のカラー画像データをカラープリンタにて解釈が可
能なデータ形式に変換し，かつ，ディスプレイコードに
分け，当該ディスプレイコードを各色成分毎に，当該カ
ラープリンタに送出するができ，処理の簡素化が可能と
なり，カラー画像データを複数部数印刷する場合の印刷
処理の高速化が可能となる。

【０１４７】請求項２１記載の発明に係るコンピュータ
が実行可能なプログラムを格納したコンピュータが読取
可能な記録媒体によれば，コンピュータが記録媒体に格
納されたプログラムを実行することにより，作成したカ
ラー画像データをカラープリンタにて解釈が可能なデー
タ形式に変換し，当該変換したカラー画像データを各色
成分毎に，当該カラープリンタに送出すると共に，カラ
ー画像データの複雑さ及びカラープリンタの印字スピー
ドに応じてカラープリンタの印字起動のタイミングの変
更を指示するプリンタ起動コマンドを当該カラープリン
タに送出することができ，プリントエラーを発生するこ
となく，印刷処理を高速化することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のカラープリントシステムの構成
を示すブロック図である。

【図２】図１のホストコンピュータの構成を示すブロッ
ク図である。

【図３】ホストコンピュータの動作を示すフローチャー
トである。

【図４】カラープリンタコントローラにおけるカラー画
像データのＲＡＭのイメージ展開タイミングとプリンタ
エンジンの印字タイミングの一例を示す図である。

【図５】図１のカラープリントシステムの具体的な動作
の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図６】図１のカラープリントシステムの具体的な動作
の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図７】図１のカラープリントシステムの具体的な動作
の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図８】図１のカラープリントシステムの具体的な動作
の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図９】図１のカラープリントシステムの具体的な動作
の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図１０】図１のカラープリントシステムの具体的な動
作の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図１１】図１のカラープリントシステムの具体的な動
作の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図１２】図１のカラープリントシステムの具体的な動
作の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図１３】図１のカラープリントシステムの具体的な動
作の一例を説明するためのデータ例の説明図である。

【図１４】従来技術のカラープリントシステムの構成を
示すブロック図である。

【図１５】図１４のカラープリントシステムの動作を説
明するためのデータ例の説明図である。

【図１６】図１４のカラープリントシステムの動作を説
明するためのデータ例の説明図である。

【図１７】図１４のカラープリントシステムの動作を説
明するためのデータ例の説明図である。

【図１８】従来技術において，カラー画像データを複数
部数印刷する動作を説明するためのデータ例の説明図で
ある。

【図１９】従来技術において，カラー画像データを複数
部数印刷する動作を説明するためのデータ例の説明図で
ある。

【符号の説明】

１ ホストコンピュータ ２ カラープリンタコントローラ ３ プリンタエンジン ４ カラープリンタ １１ 入力部 １２ 表示部 １３ ＣＰＵ １４ ＲＯＭ １５ ＲＡＭ １６ 記録媒体アクセス装置 １７ 記録媒体 １８ Ｉ／Ｏポート １９ プリンタＩ／Ｆ ２０ ネットワーク ２１ ホストＩ／Ｆ ２２ ＣＰＵ ２３ ＲＯＭ ２４ ＲＡＭ ２５ エンジンＩ／Ｆ

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷すべきカラー画像データを作成する
   ホストコンピュータと，カラープリンタエンジンを制御
   して前記カラー画像データを印刷させるカラープリンタ
   コントローラと，前記カラー画像データをカラー印刷す
   る前記カラープリンタエンジンと，を備えたカラープリ
   ントシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作
   成したカラー画像データを前記カラープリンタコントロ
   ーラにて解釈が可能なデータ形式に変換し，当該変換し
   たカラー画像データを各色成分毎に，当該カラープリン
   タコントローラに送出するプリンタドライバ手段を備
   え，前記カラープリンタコントローラは，前記プリンタ
   ドライバ手段から送出されるカラー画像データを，前記
   カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に変
   換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手
   段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像
   データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手
   段に展開されたカラー画像データを，色成分毎に前記カ
   ラープリンタエンジンに送出するエンジンインターフェ
   ース手段と，を備えたことを特徴とするカラープリント
   システム。
2. 【請求項２】 印刷すべきカラー画像データを作成する
   ホストコンピュータと，カラープリンタエンジンを制御
   して前記カラー画像データを印刷させるカラープリンタ
   コントローラと，前記カラー画像データをカラー印刷す
   る前記カラープリンタエンジンと，を備えたカラープリ
   ントシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作
   成したカラー画像データを前記カラープリンタコントロ
   ーラにて解釈が可能なデータ形式で，かつ，前記カラー
   プリンタエンジンで印刷する色形式に変換し，当該変換
   したカラー画像データを各色成分毎に，当該カラープリ
   ンタコントローラに送出するプリンタドライバ手段を備
   え，前記カラープリンタコントローラは，前記プリンタ
   ドライバ手段から送出されるカラー画像データを，前記
   カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に変
   換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手
   段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像
   データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手
   段に展開されたカラー画像データを，各色成分毎に前記
   カラープリンタエンジンに送出するエンジンインターフ
   ェース手段と，を備えたことを特徴とするカラープリン
   トシステム。
3. 【請求項３】 印刷すべきカラー画像データを作成する
   ホストコンピュータと，カラープリンタエンジンを制御
   して前記カラー画像データを印刷させるカラープリンタ
   コントローラと，前記カラー画像データをカラー印刷す
   る前記カラープリンタエンジンと，を備えたカラープリ
   ントシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作
   成したカラー画像データを前記カラープリンタコントロ
   ーラにて解釈が可能なデータ形式に変換し，さらに，副
   走査方向に対して複数のバンドに分割し，当該分割した
   バンドを各色成分毎に，当該カラープリンタコントロー
   ラに送出するプリンタドライバ手段を備え，前記カラー
   プリンタコントローラは，前記プリンタドライバ手段か
   ら送出されるカラー画像データを，前記カラープリンタ
   エンジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各バン
   ドを各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段
   と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像デ
   ータを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手段
   に展開されたカラー画像データを，各色成分毎に前記カ
   ラープリンタエンジンに送出するエンジンインターフェ
   ース手段と，を備えたことを特徴とするカラープリント
   システム。
4. 【請求項４】 印刷すべき複数枚のカラー画像データを
   作成するホストコンピュータと，カラープリンタエンジ
   ンを制御して前記カラー画像データを印刷させるカラー
   プリンタコントローラと，前記複数枚のカラー画像デー
   タを１回の印刷動作でカラー印刷する前記カラープリン
   タエンジンと，を備えたカラープリントシステムにおい
   て，前記ホストコンピュータは，作成した複数枚のカラ
   ー画像データを前記カラープリンタコントローラにて解
   釈が可能なデータ形式に変換し，当該変換した複数枚の
   カラー画像データを各色成分毎に，当該カラープリンタ
   コントローラに送出するプリンタドライバ手段を備え，
   前記カラープリンタコントローラは，前記プリンタドラ
   イバ手段から送出される複数枚のカラー画像データを，
   前記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式
   に変換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制
   御手段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー
   画像データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記
   憶手段に展開されたカラー画像データを，各色成分毎に
   前記カラープリンタエンジンに送出するエンジンインタ
   ーフェース手段と，を備えたことを特徴とするカラープ
   リントシステム。
5. 【請求項５】 印刷すべき複数枚のカラー画像データを
   作成するホストコンピュータと，カラープリンタエンジ
   ンを制御して前記カラー画像データを印刷させるカラー
   プリンタコントローラと，前記複数枚のカラー画像デー
   タを１回の印刷動作でカラー印刷する前記カラープリン
   タエンジンと，を備えたカラープリントシステムにおい
   て，前記ホストコンピュータは，作成した複数枚のカラ
   ー画像データを前記カラープリンタコントローラにて解
   釈が可能なデータ形式に変換し，さらに，副走査方向に
   対して複数のバンドに分割し，当該分割したバンドを各
   色成分毎に，当該カラープリンタコントローラに送出す
   るプリンタドライバ手段を備え，前記カラープリンタコ
   ントローラは，前記プリンタドライバ手段から送出され
   る複数枚のカラー画像データを，前記カラープリンタエ
   ンジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各色成分
   毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ
   制御手段により展開されるカラー画像データを一時的に
   格納する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカ
   ラー画像データを，各色成分毎に前記カラープリンタエ
   ンジンに送出するエンジンインターフェース手段と，を
   備えたことを特徴とするカラープリントシステム。
6. 【請求項６】 印刷すべき複数枚のカラー画像データを
   作成するホストコンピュータと，カラープリンタエンジ
   ンを制御して前記カラー画像データを印刷させるカラー
   プリンタコントローラと，前記複数枚のカラー画像デー
   タを１回の印刷動作でカラー印刷する前記カラープリン
   タエンジンと，を備えたカラープリントシステムにおい
   て，前記ホストコンピュータは，作成した複数枚のカラ
   ー画像データを前記カラープリンタコントローラにて解
   釈が可能なデータ形式に変換し，かつ，ディスプレイコ
   ードに分け，当該ディスプレイコードを各色成分毎に，
   当該カラープリンタコントローラに送出するプリンタド
   ライバ手段を備え，前記カラープリンタコントローラ
   は，前記プリンタドライバ手段から送出される複数枚の
   カラー画像データを，前記カラープリンタエンジンにて
   印刷可能なデータ形式に変換して，各色成分毎に記憶手
   段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手段に
   より展開されるカラー画像データを一時的に格納する前
   記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画像デ
   ータを，各色成分毎に前記カラープリンタエンジンに送
   出するエンジンインターフェース手段と，を備えたこと
   を特徴とするカラープリントシステム。
7. 【請求項７】 印刷すべきカラー画像データを作成する
   ホストコンピュータと，カラープリンタエンジンを制御
   して前記カラー画像データを印刷させるカラープリンタ
   コントローラと，前記カラー画像データをカラー印刷す
   る前記カラープリンタエンジンとを備えたカラープリン
   トシステムにおいて，前記ホストコンピュータは，作成
   したカラー画像データを前記カラープリンタコントロー
   ラにて解釈が可能なデータ形式に変換し，当該変換した
   カラー画像データを各色成分毎に，当該カラープリンタ
   コントローラに送出すると共に，前記カラー画像データ
   の複雑さ及び前記カラープリンタエンジンの印字スピー
   ドに応じて前記カラープリンタエンジンの印字起動のタ
   イミングの変更を指示するプリンタ起動コマンドを前記
   カラープリンタコントローラに送出するプリンタドライ
   バ手段を備え，前記カラープリンタコントローラは，前
   記プリンタドライバ手段から送出されるカラー画像デー
   タを，前記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデー
   タ形式に変換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメ
   モリ制御手段と，前記メモリ制御手段により展開される
   カラー画像データを一時的に格納する前記記憶手段と，
   前記記憶手段に展開されたカラー画像データを，各色成
   分毎に前記カラープリンタエンジンに送出するエンジン
   インターフェース手段と，前記プリンタ起動コマンドに
   応じて，前記カラープリンタエンジンの印字起動タイミ
   ングを切り替えるタイミング切替手段と，を備えたこと
   を特徴とするカラープリントシステム。
8. 【請求項８】 カラー画像データをカラー印刷するカラ
   ープリンタエンジンと，前記カラープリンタエンジンを
   制御して前記カラー画像データを印刷させるカラープリ
   ンタコントローラと，を備えたカラープリンタにおい
   て，前記カラープリンタコントローラは，当該カラープ
   リンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式で，各
   色成分毎に入力されるカラー画像データを，前記カラー
   プリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に変換し
   て，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段
   と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像デ
   ータを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手段
   に展開されたカラー画像データを，色成分毎に前記カラ
   ープリンタエンジンに送出するエンジンインターフェー
   ス手段と，を備えたことを特徴とするカラープリンタ。
9. 【請求項９】 カラー画像データをカラー印刷するカラ
   ープリンタエンジンと，前記カラープリンタエンジンを
   制御して前記カラー画像データを印刷させるカラープリ
   ンタコントローラと，を備えたカラープリンタにおい
   て，前記カラープリンタコントローラは，当該カラープ
   リンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式かつ前
   記カラープリンタエンジンで印刷する色形式に変換さ
   れ，各色成分毎に入力するカラー画像データを，前記カ
   ラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に変換
   して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段
   と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画像デ
   ータを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手段
   に展開されたカラー画像データを，各色成分毎に前記カ
   ラープリンタエンジンに送出するエンジンインターフェ
   ース手段と，を備えたことを特徴とするカラープリン
   タ。
10. 【請求項１０】 カラー画像データをカラー印刷するカ
    ラープリンタエンジンと，前記カラープリンタエンジン
    を制御して前記カラー画像データを印刷させるカラープ
    リンタコントローラと，を備えたカラープリンタにおい
    て，前記カラープリンタコントローラは，当該カラープ
    リンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式に変換
    され，かつ，副走査方向に対して複数のバンドに分割さ
    れ，当該分割されたバンドが各色成分毎に入力するカラ
    ー画像データを，前記カラープリンタエンジンにて印刷
    可能なデータ形式に変換して，各バンドを各色成分毎に
    記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御
    手段により展開されるカラー画像データを一時的に格納
    する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー
    画像データを，各色成分毎に前記カラープリンタエンジ
    ンに送出するエンジンインターフェース手段と，を備え
    たことを特徴とするカラープリンタ。
11. 【請求項１１】 複数枚のカラー画像データを１回の印
    刷動作でカラー印刷するカラープリンタエンジンと，当
    該カラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像デ
    ータを印刷させるカラープリンタコントローラと，を備
    えたカラープリタにおいて，前記カラープリンタコント
    ローラは，前記カラープリンタコントローラにて解釈が
    可能なデータ形式に変換された複数枚のカラー画像デー
    タが各色成分毎に入力され，当該入力される複数枚のカ
    ラー画像データを，前記カラープリンタエンジンにて印
    刷可能なデータ形式に変換して，各色成分毎に記憶手段
    に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手段によ
    り展開されるカラー画像データを一時的に格納する前記
    記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画像デー
    タを，各色成分毎に前記カラープリンタエンジンに送出
    するエンジンインターフェース手段と，を備えたことを
    特徴とするカラープリンタ。
12. 【請求項１２】 複数枚のカラー画像データを１回の印
    刷動作でカラー印刷するカラープリンタエンジンと，当
    該カラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像デ
    ータを印刷させるカラープリンタコントローラと，を備
    えたカラープリタにおいて，前記カラープリンタコント
    ローラは，前記カラープリンタコントローラにて解釈が
    可能なデータ形式に変換された複数枚のカラー画像デー
    タが，副走査方向に対して複数のバンドに分割され，当
    該分割されたバンドが各色成分毎に入力され，当該入力
    される複数枚のカラー画像データを，前記カラープリン
    タエンジンにて印刷可能なデータ形式に変換して，各色
    成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メ
    モリ制御手段により展開されるカラー画像データを一時
    的に格納する前記記憶手段と，前記記憶手段に展開され
    たカラー画像データを，各色成分毎に前記カラープリン
    タエンジンに送出するエンジンインターフェース手段
    と，を備えたことを特徴とするカラープリンタ。
13. 【請求項１３】 複数枚のカラー画像データを１回の印
    刷動作でカラー印刷するカラープリンタエンジンと，当
    該ラープリンタエンジンを制御して前記カラー画像デー
    タを印刷させるカラープリンタコントローラと，を備え
    たカラープリタにおいて，前記カラープリンタコントロ
    ーラは，当該カラープリンタコントローラにて解釈が可
    能なデータ形式に変換され，かつ，ディスプレイコード
    に分けられた複数枚のカラー画像データの当該ディスプ
    レイコードが各色成分毎に入力され，当該入力される複
    数枚のカラー画像データを前記カラープリンタエンジン
    にて印刷可能なデータ形式に変換して，各色成分毎に記
    憶手段に展開するメモリ制御手段と，前記メモリ制御手
    段により展開されるカラー画像データを一時的に格納す
    る前記記憶手段と，前記記憶手段に展開されたカラー画
    像データを，各色成分毎に前記カラープリンタエンジン
    に送出するエンジンインターフェース手段と，を備えた
    ことを特徴とするカラープリンタ。
14. 【請求項１４】 カラー画像データをカラー印刷するカ
    ラープリンタエンジンと，前記カラープリンタエンジン
    を制御して前記カラー画像データを印刷させるカラープ
    リンタコントローラと，を備えたカラープリンタにおい
    て，前記カラープリンタコントローラは，当該カラープ
    リンタコントローラにて解釈が可能なデータ形式に変換
    され，各色成分毎に入力されるカラー画像データを，前
    記カラープリンタエンジンにて印刷可能なデータ形式に
    変換して，各色成分毎に記憶手段に展開するメモリ制御
    手段と，前記メモリ制御手段により展開されるカラー画
    像データを一時的に格納する前記記憶手段と，前記記憶
    手段に展開されたカラー画像データを，各色成分毎に前
    記カラープリンタエンジンに送出するエンジンインター
    フェース手段と，入力されるプリンタ起動コマンドに応
    じて，前記カラープリンタエンジンの印字起動タイミン
    グを切り替えるタイミング切替手段と，を備えたことを
    特徴とするカラープリンタ。
15. 【請求項１５】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体におい
    て，作成したカラー画像データをカラープリンタにて解
    釈が可能なデータ形式に変換し，当該変換したカラー画
    像データを各色成分毎に，当該カラープリンタに送出す
    る機能を，コンピュータに実現させるためのプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体。
16. 【請求項１６】コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納したコンピュータが読取可能な記録媒体において，
    作成したカラー画像データをカラープリンタにて解釈が
    可能なデータ形式で，かつ，当該カラープリンタで印刷
    する色形式に変換し，当該変換したカラー画像データを
    各色成分毎に，当該カラープリンタに送出する機能を，
    コンピュータに実現させるためのプログラムを格納した
    コンピュータが読取可能なプログラムを格納した記録媒
    体。
17. 【請求項１７】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体におい
    て，作成したカラー画像データをカラープリンタにて解
    釈が可能なデータ形式に変換し，かつ，副走査方向に対
    して複数のバンドに分割し，当該分割したバンドを各色
    成分毎に当該カラープリンタに送出する機能を，コンピ
    ュータに実現させるためのプログラムを格納したコンピ
    ュータが読取可能な記録媒体。
18. 【請求項１８】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体におい
    て，作成した複数枚のカラー画像データをカラープリン
    タにて解釈が可能なデータ形式に変換し，当該変換した
    複数枚のカラー画像データを各色成分毎に，当該カラー
    プリンタに送出する機能を，コンピュータに実現させる
    ためのプログラムを格納したコンピュータが読取可能な
    記録媒体。
19. 【請求項１９】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体におい
    て，作成した複数枚のカラー画像データをカラープリン
    タにて解釈が可能なデータ形式に変換し，さらに，副走
    査方向に対して複数のバンドに分割し，当該分割したバ
    ンドを各色成分毎に，当該カラープリンタに送出する機
    能を，コンピュータに実現させるためのプログラムを格
    納したコンピュータが読取可能な記録媒体。
20. 【請求項２０】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体におい
    て，作成した複数枚のカラー画像データをカラープリン
    タにて解釈が可能なデータ形式に変換し，かつ，ディス
    プレイコードに分け，当該ディスプレイコードを各色成
    分毎に，当該カラープリンタに送出する機能を，コンピ
    ュータに実現させるためのプログラムを格納したコンピ
    ュータが読取可能なプログラムを格納した記録媒体。
21. 【請求項２１】 コンピュータが実行可能なプログラム
    を格納したコンピュータが読取可能な記録媒体におい
    て，作成したカラー画像データをカラープリンタにて解
    釈が可能なデータ形式に変換し，当該変換したカラー画
    像データを各色成分毎に，当該プリンタに送出すると共
    に，カラー画像データの複雑さ及びカラープリンタの印
    字スピードに応じてカラープリンタの印字起動のタイミ
    ングの変更を指示するプリンタ起動コマンドを当該カラ
    ープリンタに送出する機能を，コンピュータに実現させ
    るためのプログラムを格納したコンピュータが読取可能
    な記録媒体。