JP2000089615A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000089615A
JP2000089615A JP11024664A JP2466499A JP2000089615A JP 2000089615 A JP2000089615 A JP 2000089615A JP 11024664 A JP11024664 A JP 11024664A JP 2466499 A JP2466499 A JP 2466499A JP 2000089615 A JP2000089615 A JP 2000089615A
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image forming
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signal
forming apparatus
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Hideto Kadani
英人 甲谷
Takashi Nonaka
隆 野中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数貼り画像形成モードによる画像形成時に
原稿給送不良による画像形成の中断および形成画像の歪
みが発生する場合に、ユーザからの複数貼り画像形成モ
ードによる画像形成をマニュアル禁止可能にして、高品
位な画像形成結果をトラブルなく取得すること。 【解決手段】 操作部905のタッチキー2718を押
下することにより、複数貼り画像形成モードを手動で禁
止指示する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置およ
び画像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の転写ドラムや中間転写体を有する
カラー複写装置では、A3等のラージサイズの用紙を出
力する場合には1枚分の画像しか転写ドラムまたは中間
転写体上に画像形成しないが、ハーフサイズ(A4等)
の用紙を出力する場合には生産性を向上させるために2
枚分の画像を転写ドラムまたは中間転写体上に連続して
形成する2枚貼りモードを行っている。このモードを利
用することにより、ハーフサイズの場合には2倍の生産
性を達成することができる。
【0003】上記のような画像形成装置において、カラ
ー画像を出力する場合に通常は同一原稿を複数枚出力す
る時に限り2枚貼りモードを実行可能となっている。と
ころが、上記のような画像形成装置で白黒画像を出力す
る場合には、転写プロセスが黒1色分、即ち1回のみで
完了するので、連続する2枚の原稿を連続してスキャン
して原稿2枚分の画像を転写ドラムまたは中間転写体に
形成することで白黒コピーの生産性を向上させることが
できる。
【0004】従来の画像形成装置において上記と同様な
構成を有するカラー複写装置の多くでは、白黒モードで
の画像形成を行う場合に2枚貼りモードを利用して生産
性の向上を目指している。
【0005】図26,図27は、従来の画像形成装置に
おけるリーダ部の装着を説明するブロック図である。
【0006】図において、2501は画像読み取り装置
(リーダ部)で、原稿を読み取る装置である。2104
はホストコンピュータである。2103はプリンタコン
トローラで、プリンタ全体を制御するものである。21
01はビデオI/Fで、プリンタエンジン部2102と
プリンタコントローラ2103との間の通信を行うもの
である。2102はプリンタエンジン部で、送信される
画像データを記録紙に出力するものである。2105は
ネットワークである。2602はコントローラ部で、ホ
ストコンピュータ2104から送信される印刷データを
プリンタエンジン部2102に送信するとともに、プリ
ンタ全体を制御し、リーダ部2501とI/F2601
を介して通信を行う。2603はセレクタ部で、コント
ローラ部2602またはリーダ部2501からの画像デ
ータのプリンタエンジン部2102に対する送信を選択
制御するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成装
置において、画像形成タイミングの決定が、転写ドラム
または中間転写体等の転写される側の動作タイミングに
よって決められるので、必ず所定の交換時間内で原稿給
送装置による原稿の交換動作を終了させなければならな
いという制約がある。
【0008】しかしながら、原稿交換速度は原稿の紙質
や状態に大きく影響される。この原稿の紙質や状態によ
っては通常の原稿交換時間に比べて大幅に時間がかかる
場合がある。このような交換時間が2枚貼りモード時に
必要とされている交換時間を越える場合には、交換後の
画像に対する出力画像が歪んでしまったり、紙詰まりと
判断されて何度試しても出力できないという事態を引き
起こすという問題点があった。
【0009】さらに、ユーザからの設定により2枚貼り
モードを禁止可能に構成した場合に、例えば、ホストコ
ンピュータ等の外部装置からの画像データによる、原稿
交換時間の影響を受けない画像形成を行う場合や、原稿
交換時間の影響が少ない同一原稿による複数部数のコピ
ーの場合には、生産性が低下してしまうという問題点が
あった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、本発明の目的は、高品位な画像形成結果
をトラブルなく取得することができる画像形成装置およ
び画像形成装置の制御方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、原稿給送部(図10に示す原稿給送装置801)に
より順次給送される原稿から画像情報を読み取る読み取
り部(図1に示すリーダ部101)と、前記読み取り部
により連続して読み取られる所定数の原稿画像情報に基
づく画像を画像形成部(図1に示す画像形成部200
3)が像担持体(図6に示す中間転写体405)上に形
成し、該像担持体上の各原稿画像を連続して給送される
所定数の記録媒体にそれぞれ転写させる複数貼り画像形
成モードで画像形成可能な画像形成装置において、前記
複数貼り画像形成モードの実行をマニュアル禁止指示す
る指示手段(図11に示す操作部905)を有するもの
である。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記指示手段
は、前記画像形成装置の操作部(図11に示す操作部9
05)であるものである。
【0013】本発明に係る第3の発明は、前記複数貼り
画像形成モードは、前記記録媒体のサイズによっても禁
止されるものである。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記画像形成
部は、前記読み取り部により読み取られるカラー原稿画
像を複数色に分解し、各色の原稿画像を記録媒体にそれ
ぞれ転写してカラー画像形成可能であり、複数色画像形
成モードまたは単色画像形成モードを設定する設定手段
(図13に示す操作部905のフルカラーモードキー2
708,白黒モードキー2709,モノカラーセレクシ
ョンキー2719)を設け、給送される記録媒体サイズ
ならびに前記設定手段の設定状態および前記指示手段に
よる禁止指示の有無に基づいて、前記複数貼り画像形成
モードを有効または無効状態とするものである。
【0015】本発明に係る第5の発明は、前記複数貼り
画像形成モードは、前記読み取り部により連続して読み
取られる2枚の原稿画像情報に基づく画像を像担持体上
に形成し、該像担持体上の2枚の原稿画像を連続して給
送される2枚の記録媒体に転写して画像形成可能な2枚
貼り画像形成モードである。
【0016】本発明に係る第6の発明は、前記指示手段
により禁止が指示されていても、外部装置(図1に示す
ホストコンピュータ2104)から受信した画像データ
を画像形成する場合、前記複数貼り画像形成モードを禁
止しないものである。
【0017】本発明に係る第7の発明は、前記指示手段
により禁止が指示されていても、前記原稿1枚に対して
複数部画像形成する場合には、複数貼り画像形成モード
を禁止しないものである。
【0018】本発明に係る第8の発明は、原稿給送部
(図10に示す原稿給送装置801)により順次給送さ
れる原稿から画像情報を読み取る読み取り部(図1に示
すリーダ部101)と、前記読み取り部により連続して
読み取られる所定数の原稿画像情報に基づく画像を画像
形成部(図1に示す画像形成部2003)が像担持体
(図6に示す中間転写体405)上に形成し、該像担持
体上の各原稿画像を連続して給送される所定数の記録媒
体にそれぞれ転写させる複数貼り画像形成モードで画像
形成可能な画像形成装置の制御方法において、前記複数
貼り画像形成モードの実行をマニュアル禁止指示する指
示工程(図23に示すフローチャートのステップ(1)
以前の不図示のステップ)を有するものである。
【0019】本発明に係る第9の発明は、前記指示工程
は、前記画像形成装置の操作部(図11に示す操作部9
05)から前記複数貼り画像形成モードの実行をマニュ
アル禁止指示するものである。
【0020】本発明に係る第10の発明は、前記複数貼
り画像形成モードは、前記記録媒体のサイズによっても
禁止されるものである。
【0021】本発明に係る第11の発明は、前記画像形
成部は、前記読み取り部により読み取られるカラー原稿
画像を複数色に分解し、各色の原稿画像を記録媒体にそ
れぞれ転写してカラー画像形成可能であり、複数色画像
形成モードまたは単色画像形成モードを設定する設定工
程(図23に示すフローチャートのステップ(1)以前
の不図示のステップ)を有し、給送される記録媒体サイ
ズならびに前記設定工程の設定状態および前記指示工程
による禁止指示の有無に基づいて、前記複数貼り画像形
成モードを有効または無効状態とするものである。
【0022】本発明に係る第12の発明は、前記複数貼
り画像形成モードは、前記読み取り部により連続して読
み取られる2枚の原稿画像情報に基づく画像を像担持体
上に形成し、該像担持体上の2枚の原稿画像を連続して
給送される2枚の記録媒体に転写して画像形成可能な2
枚貼り画像形成モードであるものである。
【0023】本発明に係る第13の発明は、前記指示工
程により禁止が指示されていても、外部装置(図1に示
すホストコンピュータ2104)から受信した画像デー
タを画像形成する場合、前記複数貼り画像形成モードを
禁止しないものである。
【0024】本発明に係る第14の発明は、前記指示工
程により禁止が指示されていても、前記原稿1枚に対し
て複数部画像形成する場合には、複数貼り画像形成モー
ドを禁止しないものである。
【0025】
【発明の実施の形態】〔全体の構成〕まず、図1を参照
して本実施形態を示す画像形成装置の全体の構成を説明
する。
【0026】図1は、本実施形態を示す画像形成装置の
構成を説明する概略ブロック図である。
【0027】図において、101はリーダ部で、原稿台
102上に置かれた原稿を読み取る原稿読み取り装置で
あり、原稿台102,光源103,光電変換手段10
4,アナログデジタル変換手段105,走査ミラー10
6等から構成される。光源103,走査ミラー106
は、原稿台102上に載置された原稿を露光走査する。
光電変換手段104は、原稿からの反射光を光電変換
し、アナログ画像信号を出力する。アナログデジタル変
換手段105は、光電変換手段104から出力されるア
ナログ画像信号をデジタル変換する。
【0028】901はリーダコントローラで、リーダ部
101を制御する。2001はプリンタ部である。20
02はエンジン制御部(DCコントローラ)で、後述す
る図6に示す画像形成部(エンジン)2003の紙搬送
制御や画像形成制御を行う。2102はプリンタエンジ
ン部で、エンジン制御部2002,画像形成部2003
等から構成される。2103はプリンタコントローラ
で、後述する図2,図3に示すようにプリンタ部200
1に内蔵され、プリンタ部2001を総括制御する。
【0029】また、2104はホストコンピュータで、
1対1もしくは後述する図3に示すネットワーク210
5を介してプリンタコントローラ2103に接続されて
いる。2004は給紙カセットデッキで、記録紙を格納
するものであり、オプションで追加できる。2005は
ソータで、画像形成した記録紙を載置可能な排紙ビンを
有し、ステイプル機能やオフセット排紙機能を有してお
り、オプションで追加できる。2006はオプションコ
ントローラで、オプションである給紙カセットデッキ2
004とソータ2005を制御する。
【0030】リーダコントローラ901は、アナログデ
ジタル変換手段105から出力されるデジタル画像を処
理する手段,原稿の読取りを行うために光源103,走
査ミラー106等を駆動する不図示のモータを制御する
手段および前記エンジン制御部2002や前記プリンタ
コントローラ2103の通信制御を行う機能を有する。
【0031】本実施形態においては、リーダコントロー
ラ901をプリンタ部2001内に配置し、エンジン制
御部2002やプリンタコントローラ2103との通信
制御を行うための機外ケーブルを有さない構成になって
いる。
【0032】〔プリンタコントローラとプリンタエンジ
ン部の構成〕本実施形態では、プリンタコントローラ2
103とプリンタエンジン部2102との間にリーダコ
ントローラ901を接続し、プリンタコントローラ21
03およびプリンタエンジン部2102との間で処理を
行う。本実施形態の画像形成装置の説明を行う前に、こ
こで、まずその前提となるプリンタコントローラ210
3とプリンタエンジン部(エンジン制御部2002を含
む)2102を有する印刷装置の構成について図2〜図
9を参照して説明する。
【0033】まず、全体の概要について図2,図3を参
照して説明する。
【0034】図2および図3は、プリンタコントローラ
2103とプリンタエンジン部2102(エンジン制御
部2002を含む)を有する印刷装置の構成を説明する
概略ブロック図である。なお、図1と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0035】図2において、3000はプリンタ本体
で、2002はエンジン制御部で、プリンタの紙搬送制
御や画像形成制御を行う。2003は画像形成部であ
る。2103はプリンタコントローラで、プリンタ本体
3000に内蔵されている。また、2104はホストコ
ンピュータで、図3に示すように1対1もしくはネット
ワーク2105を介してプリンタコントローラ2103
に接続されている。
【0036】2004は給紙カセットデッキで、オプシ
ョンで追加できる。2005はソータで、オプションで
追加できる。2006はオプションコントローラで、給
紙カセットデッキ2004とソータ2005を制御す
る。
【0037】図3において、2101はビデオI/F
で、プリンタエンジン部2102とプリンタコントロー
ラ2103との間の通信を行うものである。このビデオ
I/F2101を介して通信される各信号についての詳
細は後述する。プリンタエンジン部2102はビデオI
/F2101を介して受け取る電気画像信号を目に見え
る形に形成し、記録紙に転写し、定着した後出力する。
これらの画像形成シーケンスを実現するために各種の負
荷を制御する。その他に、プリンタエンジン部2102
の状態を検知し、プリンタコントローラ2103に対し
て通知する働きも行っている。
【0038】図3の(a)は、プリンタコントローラ2
103とホストコンピュータ2104とが1対1で接続
されているものであり、図3の(b)はプリンタコント
ローラ2103がネットワーク2105を介して不図示
のコンピュータに接続されている。
【0039】プリンタコントローラ(PDLコントロー
ラ)2103は、ホストコンピュータ2104あるいは
ネットワーク2105を介して送られてくるデータを受
け取る。これはビットマップデータや、PDL(Pag
e DescriptionLanguage)記述の
データ等様々な形式で送られてくる。このデータを不図
示のメモリに展開して、ラスタ形式のデータとして、プ
リンタエンジン部2102へとデータを転送する。この
ようにして、ホストコンピュータ2104で作成された
データをプリンタ出力することができる。
【0040】以下、図4,図5を参照して図2に示した
プリンタコントローラ2103とプリンタエンジン部2
102を接続しているビデオI/F2101を介して通
信される信号の詳細を説明する。
【0041】図4は、図2に示したプリンタコントロー
ラ2103とプリンタエンジン部2102とがビデオI
/F2101を介して送受信する主な信号を説明する図
である。なお、図2と同一のものには同一の符号を付し
てある。
【0042】図において、2103はプリンタコントロ
ーラである。2002はエンジン制御部で、図3に示し
たプリンタエンジン部2102の内部にあるエンジン
(画像形成部2003)の制御を行う。
【0043】該プリンタコントローラ2103と該エン
ジン制御部2002の間には図4に示す以下のような信
号のやり取りが行われている。
【0044】図において、203は/PPRDY信号,
204は/CPRDY信号,205は/RDY信号,2
06は/PRNT信号,207は/TOP信号,208
は/LSYNC信号,209は/VCLK信号,210
は/VDOEN信号,211は/VDO信号,212は
/CCLK信号,213は/CBSY信号,214は/
CMD信号,215は/SBSY信号,216は/ST
S信号,217は/CCRT信号である。
【0045】/PPRDY信号203,/RDY信号2
05,/TOP信号207,/LSYNC信号208,
/SBSY信号215,/STS信号216および/C
CRT信号217はエンジン制御部2002からプリン
タコントローラ2103に送信される信号であり、/C
PRDY信号204,/PRNT信号206,/VCL
K信号209,/VDOEN信号210,/VDO信号
211,/CCLK信号212,/CBSY信号213
および/CMD信号214はプリンタコントローラ21
03からエンジン制御部2002に送信される信号であ
る。なお、各信号203〜217の詳細の説明は後述す
る。
【0046】図5は、図3に示したビデオI/F210
1を介して送受信される信号の一覧を表す図である。な
お、ここでは図4に示した代表的な信号についてのみ説
明を行う。
【0047】図において、/PPRDY信号203は、
プリンタエンジン部2102に電源が供給されたあと、
初期設定などの処理が終了した後、プリンタコントロー
ラ2103との通信が可能となったことを示す信号であ
る。
【0048】/CPRDY信号204は、プリンタコン
トローラ2103に電源が供給され、初期設定等の処理
が終了した後、エンジン制御部2002との通信が可能
となったことを示す信号である。
【0049】/RDY信号205は、エンジン制御部2
002がプリンタコントローラ2103からプリント開
始指示(後述の/PRNT信号206)により、プリン
ト動作可能になったことを示す信号である。この信号が
真になる条件は、定着器内の温度が所定温度に達してい
るか、記録紙がプリンタ内に残留していないか、ポリゴ
ンミラーが所定の速度で回転しているか等のプリンタの
各部分が正常に動作している場合のみである。/PRN
T信号206は、プリンタコントローラ2103がエン
ジン制御部2002に対して、印字動作の開始あるいは
継続を指示する信号である。
【0050】/TOP信号207は、エンジン制御部2
002からプリンタコントローラ2103に対して渡さ
れる、画像の垂直走査の基準となる同期信号である。こ
の信号は、/PRNT信号206がプリンタコントロー
ラ2103から出力された後、一定時間後に出力され
る。
【0051】/LSYNC信号208は、プリンタコン
トローラ2103が水平走査の基準とする同期信号であ
り、/TOP信号207と同様、/PRNT信号206
がプリンタコントローラ2103から出力された後、一
定時間後にプリンタコントローラ2103に対して出力
される。
【0052】/VCLK信号209は、後述する/VD
OEN信号210および/VDO信号211の為の同期
クロックであり、プリンタコントローラ2103から画
像信号に対応する周波数のクロックを発生する。
【0053】/VDOEN信号210は、プリンタコン
トローラ2103が出力する画像信号のエンジン制御部
2002への取り込みを制御する信号である。エンジン
制御部2002は、/VCLK信号209に同期してこ
の信号がTRUEまたはFALSEであるかを検出し、
TRUEの場合は画像信号を取り込み、FALSEの場
合は画像信号の取り込みを行わない。
【0054】/VDO信号211は、画像データであ
る。プリンタコントローラ2103は、垂直方向に対し
ては/TOP信号207、水平方向に対しては/LSY
NC信号208を基準として、/VCLK信号209に
同期して出力する。
【0055】/CCLK信号212は、プリンタコント
ローラ2103がシリアルコマンドをエンジン制御部2
002に送信する時、およびエンジン制御部2002が
シリアルステータスをプリンタコントローラ2103に
対して返答する時の同期クロックであり、プリンタコン
トローラ2103から出力される。
【0056】/CBSY信号213は、プリンタコント
ローラ2103が、後述する/CMD信号214を用い
てシリアルコマンドを送信している事をエンジン制御部
2002に示す信号である。
【0057】/CMD信号214は、プリンタコントロ
ーラ2103がエンジン制御部2002へシリアル情報
を送信する場合に使用する信号であり、シリアル情報を
コマンドと呼ぶことにする。
【0058】/SBSY信号215は、エンジン制御部
2002が/STS信号216を用いてシリアルステー
タスを返信していることをプリンタコントローラ210
3に示す信号である。
【0059】/STS信号216は、エンジン制御部2
002がプリンタコントローラ2103に対してシリア
ル情報を返答する時に使用する信号であり、シリアル情
報をステータスと呼ぶことにする。
【0060】/CCRT信号217は、プリンタ内部の
ステータスが変化した時にプリンタコントローラ210
3に対して報告するための信号である。プリンタコント
ローラ2103がこの報告信号を受け取ると、/CMD
信号214を使ってエンジン側の状態の何が変化したか
を問い合わせるコマンドを発行し、それに対してエンジ
ン制御部2002は、/STS信号216でその状態を
知らせる。
【0061】図6は、図2に示したエンジン制御部20
02が制御する画像形成部2003の構成を説明する断
面図である。
【0062】図において、401はスキャナで、プリン
タコントローラ2103から送られてきた画像信号であ
る/VDO信号211を受け取りレーザ光に変換して感
光体402に照射し、感光体402上に画像を形成す
る。感光体402は反時計回りに回転しながら、色現像
器403や黒現像器404に到達する。色現像器403
と黒現像器404とは感光体402上に帯電された電荷
に応じてトナーを感光体402上にのせる(現像させ
る)働きをする。
【0063】画像が白黒の時は、黒現像器404のみが
動作し、カラーの時は、色現像器403と黒現像器40
4との両方の現像器が使用される。次に、感光体402
上に生成された画像は、時計回りに回転している中間転
写体405に転写される。この中間転写体405は、白
黒の場合は1回転、カラーの場合は4回転して画像生成
を中間転写体405上に完了する。
【0064】一方で、上段カセット408、あるいは下
段カセット409からピックアップローラ411あるい
は412で給紙された記録紙が、給紙ローラ413ある
いは414に従って搬送され、搬送ローラ415で更に
レジストローラ前まで搬送されていく。
【0065】そして前述した中間転写体405で画像形
成が終了するタイミングで中間転写体405と転写ベル
ト406の間に記録紙が搬送されるようなタイミングで
制御されている。中間転写体405と転写ベルト406
の間に記録紙が到着したところで、転写ベルト406が
中間転写体405に接して、トナーが記録紙に転写され
る。記録紙に転写された画像は、定着ローラ407で熱
と加圧により記録紙に定着される。
【0066】画像が定着された記録紙は、プリンタコン
トローラ2103によりあらかじめ指定されていたフェ
イスアップ排紙口417かフェイスダウン排紙口418
のいずれかに搬送され、排紙される。以上の工程を経る
ことにより、プリンタコントローラ2103から送られ
てきた画像情報を出力することができる。
【0067】以下、図7を参照して、図3に示したビデ
オI/F2102を介して送受される画像信号を時間経
過に従って説明する。
【0068】図7は、図3に示したビデオI/F210
1を介して送受信される信号のタイミングを説明するタ
イミングチャートである。
【0069】まず、プリンタコントローラ2103で画
像情報の準備が完了すると、/PRNT信号206をL
ow(真)にしてエンジン制御部2002に伝える。そ
れと同時に、画像信号の転送に用いられる画像同期信号
である/VCLK信号209も発生する。
【0070】それに応答してエンジン制御部2002
は、プリンタエンジン部2102内部の様々な設定等を
行い、画像の受け入れが可能となったところで、/TO
P信号207と/LSYNC信号208をプリンタコン
トローラ2103に対して出力する。この垂直同期信号
である/TOP信号207と、水平同期信号である/L
SYNC信号208に合せて、プリンタコントローラ2
103は画像信号である/VDO信号211と、画像有
効信号である/VDOEN信号210をエンジン制御部
2002に対して転送する。
【0071】以下、図8を参照してプリンタ動作中にシ
リアル通信でどのようなコマンドやステータスの送受が
行われているかを説明する。
【0072】図8は、図2に示したプリンタコントロー
ラ2103とエンジン制御部2002間で送受される信
号のタイミングを説明するタイミングチャートである。
【0073】まず、図8の最下段に示した/CCRT信
号217を使用しない場合について説明する。
【0074】プリンタコントローラ2103がエンジン
制御部2002に対してコマンドを発行したい場合に
は、/CBSY信号213をLow(真)にして、クロ
ック信号である/CCLKに同期させて/CMD信号2
14にコマンドデータを送る。
【0075】それを受け取ったエンジン制御部2002
は、/CBSY信号213がHigh(偽)であるのを
確認した後、/SBSY信号215をLow(真)にし
てコマンドに対応したエンジン側のステータスデータを
プリンタコントローラ2103から発生されている/C
CLK信号212に同期させて/STS信号216に送
る。このステータスデータをプリンタコントローラ21
03が受け取り、その状態によりプリンタ制御を続行し
たり、中断したりする。
【0076】次に、/CCRT信号217について説明
する。この信号は、あらかじめプリンタコントローラ2
103が指定したエンジン側の状態に対して変化が生じ
た場合に、Low(真)となる信号である。例えば、紙
なしが発生した場合に、/CCRT信号217を有効に
するようにプリンタコントローラ2103があらかじめ
/CMD信号214で設定していたとする。
【0077】そこで残りの記録紙が1枚しかなく、プリ
ンタコントローラ2103が2枚のプリントアウト要求
を出したとする。1枚目は問題なくプリントシーケンス
動作が正常に処理される。しかし、2枚目の記録紙が存
在しないために、2枚目の画像形成が開始された段階
で、プリンタエンジン側は状態の変化を検知し、/CC
RT信号217をHighからLowへ変化させる。こ
の信号はプリンタコントローラ2103に伝えられる。
【0078】プリンタコントローラ2103はこれを検
知するために、給紙部紙有無ステータスを要求するコマ
ンドを発行する。それに従って、エンジン制御部200
2は紙なしカセットのステータスをプリンタコントロー
ラ2103側に返す。/CCRT信号217は、ステー
タスが返される/SBSY信号215がLowになった
タイミングでHighにクリアされる。
【0079】以下、図9を参照して、具体的にプリンタ
コントローラ2103とエンジン制御部2002とのコ
マンドおよびステータスの送受およびプリント動作を説
明する。
【0080】図9は、図2に示したプリンタコントロー
ラ2103とエンジン制御部2002とのコマンドおよ
びステータスの送受およびプリント動作を説明する図で
あり、特にカラー出力を想定している。
【0081】まず、プリント開始要求が発生すると、プ
リンタコントローラ2103は、画像データの変換処理
等を行いつつ、エンジン制御部2002に対してプリン
タのレディ状態をチェックする。次に記録紙の給紙段を
指定するコマンドを発行する。更に指定したカセットに
ある記録紙サイズを要求するコマンドを発行する。これ
らの一連のコマンドに対して、エンジン制御部2002
は対応したステータスを返す。
【0082】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、何ページ画像を形成するかを指定するページ
モード指定コマンドを発行する。最後にモノクロまたは
カラーの指定をするコマンドを発行することにより、プ
リンタ側の全ての設定を終了する。
【0083】その後、プリンタコントローラ2103は
エンジン制御部2002に対して、プリントを要求する
ために/PRNT信号206を発生させる。これに応答
する形で所定時間カウントした後にエンジン制御部20
02から/TOP信号207が返ってくる。この/TO
P信号207に垂直走査方向は同期させて、更に/LS
YNC信号208に水平方向を同期させて/VDO信号
211を/VCLK信号209に合せてエンジン制御部
2002へと画像を転送する。ここでは、カラーモード
に設定したため、/TOP信号207が4回発生しCM
YK4色分の画像を形成する事になる。
【0084】そして最終の/TOP信号207の発生
後、/PRNT信号206をHigh(偽)に戻す。こ
れにより、エンジン制御部2002はプリント要求が終
了した事を検知し、図6に示した中間転写体405のク
リーニング動作などの後処理に移行する。更に転写され
た記録紙は図6に示した定着ローラ407を通過後、指
定された排紙口に排出される。
【0085】最後にプリンタコントローラ2103は、
エンジン制御部2002に対して、記録紙搬送状態でな
いすなわち排紙終了を確認した後、プリント終了とな
り、次のプリント要求が発生するまで、レディ状態で待
機する。
【0086】以上のような動作中に記録紙のジャムや、
前述した記録紙無しや、ユーザによるドアオープン等の
イリーガル状態が発生すると、前述した/CCRT信号
217を用いて即座にエンジン制御部2002からプリ
ンタエンジン部2102の異常をプリンタコントローラ
2103に伝える。プリンタコントローラ2103はそ
れに応じた対応処理を行う事になる。
【0087】以上がプリンタコントローラ2103とプ
リンタエンジン部2102(エンジン制御部2002)
との間で行う処理である。
【0088】〔リーダコントローラを装着した場合の構
成〕次に、プリンタコントローラ2103とエンジン制
御部2002との間にリーダコントローラ901を設け
た場合、即ち本実施形態の画像形成装置について説明す
る。
【0089】図10は、図1に示した画像形成装置の構
成を説明する概略断面図であり、図2に示したプリンタ
本体2001に原稿画像読み取り部(リーダ部)とリー
ダコントローラを装着した場合のものある。なお、リー
ダコントローラは用紙上の原稿画像を光学的に読み込ん
でデジタル信号に変換して出力するものである。また、
図1と同一のものには同一の符号を付してある。なお、
図10は本実施形態を示す画像形成装置を前面から見た
場合の図である。
【0090】図において、801は原稿給送装置で、原
稿を光学的に読み取る部分(原稿台ガラス102)まで
搬送する。801aはセンサで、搬送される原稿のサイ
ズを検出するセンサである。801bはセンサで、原稿
交換が完了したかどうかを検出するセンサである。80
2は走査部(光学読み取り装置)で、光源103,走査
ミラー106等により構成される。原稿給送装置801
はリーダ部101と同期して駆動され、原稿給送装置8
01によって原稿画像が原稿台ガラス102上に移送さ
れると、リーダ部101の光源103と走査ミラー10
6(走査部802)とは図の左右方向に移動しながら原
稿画像を走査し、適当な光学処理を加えた反射光を光電
変換部104に送る。なお、画像形成部2003の構成
は図6に示した構成と同一である。
【0091】図11は、図1に示したプリンタコントロ
ーラ2103とエンジン制御部2002とリーダコント
ローラ901との接続を説明するブロック図である。こ
の図は図4に示す構成図に、原稿画像を読み取るための
リーダコントローラ901を装着した場合の電気的な接
続を表す構成図であり、本実施形態の内容を最も良く表
した図である。なお、図1と同一のものには同一の符号
を付してある。
【0092】図において、リーダコントローラ901
は、図4におけるプリンタコントローラ2103とエン
ジン制御部2002との電気的中間に配置されている。
プリンタコントローラ2103とリーダコントローラ9
01間、およびエンジン2002とリーダコントローラ
901間の信号線の種類は前述した図4に示した信号線
の種類と同一の機能を有するものである。ただし、プリ
ンタコントローラ2103間とエンジン制御部2002
間の信号とでは物理的に異なるので、信号名として前者
にはCを付け、後者にはPを付けて区別する。
【0093】902は画像信号処理部である。903は
原稿走査光学系制御部で、リーダ部101を制御してい
る。904は原稿給送制御部で、前記原稿給送装置80
1を制御している。905は操作部で、各種設定入力が
可能である。906は画像入力部であり、光電変換部1
04にて変換された画像信号は該画像入力部906を介
してリーダコントローラ901に入力され、リーダコン
トローラ901内部の画像信号処理部902に転送され
る。
【0094】図12は、図11に示したリーダコントロ
ーラ901の制御構成を説明するブロック図であり、図
11と同一のものには同一の符号を付してある。
【0095】図において、901は図11に示したリー
ダコントローラである。902は図11に示した画像信
号処理部である。906は図11に示した画像入力部で
ある。2201はセレクタで、画像信号処理部902の
出力もしくはプリンタコントローラ2103から送られ
てきた信号のどちらかを選択してエンジン制御部200
2に出力する。セレクタ2201で切り換える信号系は
画像クロックである/VCLK信号系,画像イネーブル
である/VDOEN信号系および画像データである/V
DO信号系の3本である。
【0096】2202はシリアル通信コントローラで、
エンジン制御部2002との通信を行う。2203は入
出力ポートで、シリアル通信コントローラ2202での
通信を補う信号のやり取りをする。2204は割り込み
コントローラである。該割り込みコントローラ2204
には画像先端要求信号である/PTOP信号207Pと
プリンタ状態変化信号である/PCCRT信号217P
が入力されている。2205はシリアル通信コントロー
ラで、プリンタコントローラ2103との通信を行う。
【0097】2206は入出力ポートで、シリアル通信
コントローラ2205での通信を補う信号のやり取りを
する。2207はゲートで、プリンタエンジン部210
2から送られてきた信号をプリンタコントローラ210
3へ送出するかどうかを制御する。ゲート2207によ
り制御される信号は、画像先端要求信号である/TOP
信号とライン同期信号である/LSYNC信号である。
【0098】2208は制御回路で、ゲート機能および
フラグセット機能を有し、プリンタ状態変化信号である
/CCRT信号を制御する。ゲートが開閉することによ
り、エンジン制御部2002が発行したプリンタ状態信
号である/PCCRT信号217Pをプリンタコントロ
ーラ2103に伝えるかどうかを制御し、また、フラグ
をセットすることにより、リーダコントローラ901か
らプリンタ状態変化信号である/CCRT信号をプリン
タコントローラ2103に対して発行できる。
【0099】2209はCPUで、ROM2209aに
記憶される制御プログラムに基づいてリーダコントロー
ラ901全体を制御している。2209bはRAMで、
CPU2209が使用するワークエリア等に使用され
る。
【0100】〔操作部〕上記のようにプリンタ部200
1にリーダコントローラ901を装着した場合には、操
作部905からの入力が有効になる。以下に、図11に
示した操作部905について説明する。
【0101】図13は、図11に示した操作部905の
詳細を説明する平面図である。
【0102】図において、2701は表示部分で、設定
された内容や装置の状態を表示する。また表示部分27
01は、タッチパネル方式を採用しており、表示部分2
701中のタッチキーを押下する事で各種内容を設定す
ることもできる。2702はテンキーで、コピー動作す
る時等の値数(部数)を設定,入力するのに使用する。
2703はコピー開始キーで、コピー動作を開始させる
時に押下するキーである。
【0103】2704はストップキーで、現在処理され
ているコピー動作等を中止する場合に押下するキーであ
る。2705は電源キーである。2706はランプで、
電源が投入されている事を明示するものである。270
7はオートカラーセレクションキーであり、このキーを
押下することによりオートカラーセレクションモードに
設定することができる。2708はフルカラーモードキ
ーであり、このキーを押下することによりフルカラーモ
ードに設定することができる。2709は白黒モードキ
ーであり、このキーを押下することにより白黒モードに
設定することができる。2719はモノカラーセレクシ
ョンキーで、このキーを押下することにより、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のいずれか一色
によるモノカラーコピーモードの設定を可能とする。
【0104】2710はクリアキーで、テンキー270
2により入力された値数をクリアする場合等に押下する
キーである。2711はリセットキーで、モードをリセ
ットする場合等に押下するキーである。2712はガイ
ドキーである。2713はユーザモードキーで、詳細設
定を行うためのキーである。2714は割込みキーであ
る。2715はIDキーで、ID入力画面に戻るための
キーである。2716は拡張キーで、プリンタ機能に関
する設定を行うためのキーである。2717はコピーモ
ードキーで、コピーモードに戻るためのキーである。2
718はタッチキーで、一枚貼りモード(後述する2枚
貼り禁止モード)を設定する時に押下するキーである。
なお、この1枚貼りモード(2枚貼り禁止モード)が設
定された状態で、再びタッチキー2718を押下するこ
とで1枚貼りモード(2枚貼り禁止モード)は解除され
る。
【0105】〔コピー時の動作〕以上説明した画像形成
装置において、リーダ部101でフルカラー原稿画像を
読み取り画像形成部2003から出力する場合の動作
を、図11,図12,図13等を参照して説明する。
【0106】図13に示した操作部905上にあるコピ
ー開始キー2703が押下されると、図12に示したリ
ーダコントローラ901ではコピーモードのためにゲー
ト部2207および信号制御回路(制御回路)2208
を閉じ、また、前記セレクタ2201を画像処理部90
2の出力が選ばれるように設定する。次に、入出力ポー
ト2203を用いてエンジン制御部2002に対してプ
リンタのレディ状態信号である/PRDY信号205P
をチェックする。
【0107】次に、シリアル通信コントローラ2202
を用いてエンジン制御部2002に対する各種設定を行
う。まず、記録紙の給紙段を指定するコマンドを発行す
る。更に指定したカセットにある記録紙サイズを要求す
るコマンドを発行する。これら一連のコマンドに対して
エンジン制御部2002は対応したステータスを返す。
次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口を決定し、何
ページ画像を形成するかを指定するページモード指定コ
マンドを発行する。最後にモノクロ/カラーの指定をす
るコマンドを発行することにより、プリンタエンジン部
2102側の全ての設定を終了する。
【0108】次に、原稿給送装置801が原稿を原稿台
102上に給送した後に、リーダコントローラ901は
エンジン制御部2002に対して、プリントを要求する
信号である/PPRNT信号206Pを発生する。これ
に応答する形で所定時間後にエンジン制御部2002か
ら/PTOP信号207Pが返ってくる。これを前記割
り込みコントローラ2204で処理し、/PTOP信号
207Pと同期させるようにリーダ部101を動作させ
る。
【0109】この/PTOP信号207Pに垂直走査方
向は同期させて、更に、/PLSYNC信号208Pに
水平方向を同期させて、/PVDO信号211Pを/P
VCLK信号209Pに同期させ、光電変換部104か
ら画像入力部906を介して画像信号処理部902へ入
力された信号をエンジン制御部2002へと転送する。
【0110】ここでは、カラーモードに設定したため、
走査部802は4回動作し、1枚の原稿につき4回発生
する/PTOP信号207Pに対してCMYK(シア
ン,マゼンタ,イエロー,黒)4色分の画像を形成する
事になる。
【0111】そして、最終の/PTOP信号207Pの
発生後/PPRNT信号206PをHigh(偽)に戻
す。これにより、エンジン制御部2002はリーダコン
トローラ901からのプリント要求が終了した事を検知
し、図4に示した中間転写体405のクリーニング動作
等の後処理に移行する。
【0112】更に転写された記録紙は図6に示した定着
ローラ407を通過後に指定された排紙口に排紙され
る。最後にリーダコントローラ901は、エンジン制御
部2002に対して記録紙搬送状態でない(排紙終了)
を確認した後にプリント終了となり、次のプリント要求
が発生するまでレディ状態で待機する。
【0113】〔プリント時の動作〕以上説明した画像形
成装置において、プリンタコントローラ2103からの
画像を画像形成部2003から出力する時の動作を、図
11,図12,図13等を参照して説明する。
【0114】コピー動作が終わった段階でリーダコント
ローラ901はレディ状態となる。この際、リーダコン
トローラ901はプリント時の動作のために、ゲート2
207と信号制御回路2208を開放する。リーダコン
トローラ901は入出力ポート2203を用いてエンジ
ン制御部2002に対してプリンタのレディ状態信号で
ある/PRDY信号205Pをチェックし、OKであれ
ば入出力ポート2206を用いてプリンタコントローラ
2103に対しプリンタのレディ状態信号である/CR
DY205Cをセットする。
【0115】次に、プリンタコントローラ2103は各
種設定を行うために通信を行い、リーダコントローラ2
103はそれを前記シリアル通信コントローラ2205
を用いて受信し、CPU2209が解釈する。その内容
に従い、今度はリーダコントローラ901がシリアル通
信コントローラ2202を用いてエンジン制御部200
2に対する各種設定を行う。一連のコマンドに対して、
エンジン制御部2002は対応したステータスをリーダ
コントローラ901に返し、リーダコントローラ901
がシリアル通信コントローラ2202を用いてそれを受
信する。受信した内容はCPU2209が解釈し、今度
はシリアル通信コントローラ2205を用いてプリンタ
コントローラ901へ通信する。
【0116】次に、プリンタコントローラ2103はリ
ーダコントローラ901に対し、プリンタ要求信号であ
る/CPRNT信号206Cを発生し、リーダコントロ
ーラ901はそれを受けてエンジン制御部2002に対
して、プリンタ要求信号である/PPRNT206Pを
発生する。これに応答する形で、所定時間後にエンジン
制御部2002から/PTOP信号207Pが返ってく
る。
【0117】これをゲート2207で通し、/CTOP
信号207Cとしてプリンタコントローラ2103に返
す。プリンタコントローラ2103では該/CTOP信
号207Cに垂直走査方向は同期させて、さらに/PL
SYNC信号208Pがゲート制御部2207を通って
きた/CLSYNC信号208Cに水平方向を同期させ
て、/CVDO信号211Cを/CVCLK信号に20
9Cに同期させ、リーダコントローラ901へと転送す
る。
【0118】リーダコントローラ901においては、セ
レクタ2201がプリンタコントローラ2103から送
られてきた信号を選択するように設定されており、プリ
ンタコントローラ2103から送られてきた信号が/P
VCLK信号209P,/PVDOEN信号210P,
/PVDO信号211Pとして、エンジン制御部200
2へと送出される。
【0119】〔プリント時の動作とコピー時の動作の差
異〕以下、プリント時の動作とコピー時の動作とにおけ
る画像送出タイミングの差異について図14等を参照し
て説明する。
【0120】プリンタコントローラ2103の構成に関
して詳細な説明は省略するが、内部に不図示の画像メモ
リを有しており、印字するための画像データは該画像メ
モリに事前に用意されている。従って、エンジン制御部
2103より送られてきた画像先端要求信号である/T
OP信号に対して画像データである/VDO信号を出力
できるまでに要する時間は電気的遅延時間だけである。
【0121】それに対して、コピーモードにおいては、
リーダ部101の走査部802を移動させながら原稿を
読み取り画像データを出力するものである。後述する図
14に示すように、走査部802を停止している状態か
ら、原稿を読み取る速度で移動している状態にするまで
には、加速していくための時間が必要となる。
【0122】図14は、図1に示したリーダ部101の
走査部802の移動速度の概略を説明する図である。
【0123】図において、横軸は時間軸であり、縦軸は
走査部802の移動速度を示す軸である。移動開始タイ
ミングTT0において/TOP信号が送信され、走査部
802の移動が開始された場合に、走査部802が原稿
を読み取る速度Vまで加速して原稿の読み取り開始タイ
ミングTT1になるまでに、例えば数100ms程度の
時間を要する。
【0124】従って、エンジン制御部2002はコピー
モード時の画像先端要求信号である/TOP信号をプリ
ントモード時の該/TOP信号と同じタイミングに送出
していては、エンジンに印字画像データ/VDO信号が
到着するのはコピーモードの方が数100ms遅れてし
まうことになる。
【0125】この遅れに対応するために、1.コピー時
は/TOP信号をプリンタ時より早く送出する、また
は、2.コピーモード時用に別信号(/RSTART信
号)を設けることが考えられる。
【0126】前記1案を行うには、リーダコントローラ
901内の構成は図12に示した構成と同一でよく、コ
ピーモード時は/TOP信号によりリーダコントローラ
901は走査部802の移動を開始させる。
【0127】また、前記2案を行うには後述する図15
に示す構成にすれば、コピー時における画像データの到
着の遅れを解消することができる。
【0128】図15は、図11に示したリーダコントロ
ーラ901の詳細を説明するブロック図であり、図12
に示したものと異なる部分はエンジン制御部2002か
ら送信される/RSTART信号218がリーダコント
ローラ901の割り込みコントローラ2204に入力さ
れることである。
【0129】即ち、エンジン制御部2002から送出さ
れる画像先端要求信号/PTOP信号207Pはプリン
タコントローラ2103がプリントを行う場合にのみ必
要な信号であり、リーダコントローラ901の割り込み
コントローラ2205に入力する必要はない。また、エ
ンジン制御部2002から送出される読み取り装置(走
査部)移動開始要求信号である/RSTART信号21
8はコピーモード時のみ必要な信号であり、プリンタコ
ントローラ2103に送出する必要はない。
【0130】〔設定コマンドに対する制御〕プリンタコ
ントローラ2103とエンジン制御部2002の間に、
リーダコントローラ901が接続されたことで、プリン
タコントローラ2103とエンジン制御部2002間の
通信は以下のようになる。
【0131】リーダコントローラ901がエンジン制御
部2002を利用して原稿画像を読み取って出力してい
る場合(複写機モード)、プリンタコントローラ210
3からプリンタに対して設定コマンド、例えば給紙カセ
ット変更コマンドが発行された場合を説明する。
【0132】まず、図16を参照して、図2に示した印
刷装置、即ちリーダコントローラ901を有さない構成
におけるプリンタコントローラ2103とエンジン制御
部2002の処理を説明する。
【0133】図16は、図2に示した印刷装置における
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。ま
た、(a)はプリンタコントローラ2103における処
理手順を示すフローチャートであり、(b)はエンジン
制御部2002における処理手順を示すフローチャート
である。なお、ここでは、プリンタコントローラ210
3がエンジン制御部2002に給紙カセット変更コマン
ドを送信した場合を一例に挙げて説明している。なお、
(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0134】図16の(a)において、まず、プリンタ
コントローラ2103は給紙カセット変更コマンドを発
行し(1)、エンジン制御部2002からの応答が来た
かどうかを判断し(2)、応答がきていないと判断した
場合は応答が来るまで待ち、応答が来たと判断した場合
は、コマンドの実行が成功したかどうかを判定し
(3)、コマンドの実行が成功していないと判断した場
合は、エラー処理を行い、コマンドの実行が成功したと
判断した場合は、処理を終了する。
【0135】図16の(b)において、まず、プリンタ
コントローラ2103からコマンドが発行されたかどう
かを判定し(1)、発行されていないと判定した場合
は、発行されるまで待ち、給紙カセット変更コマンド以
外のコマンドであると判定した場合は、そのコマンドに
対応する処理ルーチンに分岐する。
【0136】一方、ステップ(1)において、発行され
たコマンドが給紙カセット変更コマンドであると判定し
た場合は、給紙カセットを変更し(2)、カセット変更
が成功した場合にプリンタコントローラ2103にカセ
ット変更成功を通知して(3)、ステップ(1)に戻
る。
【0137】このように、プリンタコントローラ210
3は給紙カセット変更コマンドを発行後、エンジン制御
部2002からの応答を待ち、応答が来たところでコマ
ンドに対応する処理の成否を判定して一連のコマンド発
行シーケンスを終了する。エンジン制御部2002は、
プリンタコントローラ2103からコマンドを受けたと
ころでコマンドの内容を判定し、給紙カセット変更コマ
ンドの場合には、変更が成功したところでプリンタコン
トローラ2103にコマンド実行成功を通知する。
【0138】次に、プリンタコントローラ2103とエ
ンジン制御部2002との間にリーダコントローラ90
1が接続される本実施形態の画像形成装置において、プ
リンタコントローラ2103とエンジン制御部2002
間の通信および制御について説明する。
【0139】図17は、本実施形態に係る画像形成装置
における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図11に示したプリンタコントローラ21
03とエンジン制御部2002の間にリーダコントロー
ラ901が設けられた場合のリーダコントローラ901
のCPU2209がROM2209aに格納されるプロ
グラムに基づいて実行する処理手順に対応する。なお、
プリンタコントローラ2103とエンジン制御部200
2は先に図10に示した説明と全く同等な制御を行う。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0140】なお、図17の(a)は、リーダコントロ
ーラ901は自身の状態に影響を与えずにプリンタコン
トローラ2103から受けたコマンドをエンジン制御部
2002に対して発行できる状態になった場合に処理さ
れるフローチャートであり、図17の(b)は、プリン
タコントローラ2103から送信されるコマンドに対す
る受信と、プリンタコントローラ2103にステータス
を返す制御についてのフローチャートである。
【0141】図17の(a)を参照して、リーダコント
ローラ901は自身の状態に影響を与えずにプリンタコ
ントローラ2103から受けたコマンドをエンジン制御
部2002に対して発行できる状態になった場合につい
て説明する。
【0142】まず、プリンタコントローラ2103から
受けたコマンドをエンジン制御部2002に対して発行
できる状態かどうかを判断し(1)、コマンド発行可能
な状態でないと判断した場合は、コマンド発行可能状態
になるまで待ち、コマンド発行可能な状態であると判断
した場合は、リーダコントローラ901はエンジン制御
部2002に対して、シリアル通信コントローラ220
2を用い、/PCMD信号214Pによってエンジンコ
マンドキューに積まれているコマンドを発行し(2)、
エンジン制御部2002からステップ(2)において発
行したコマンドに対する応答が来たかどうかを判断する
(3)。
【0143】なお、リーダコントローラ901自身が発
行するコマンドも、この/PCMD信号214Pにより
エンジン制御部2002に送信する。また、エンジン制
御部2002からはコマンドの実行が完了すると/PS
TS信号216Pによりリーダコントローラ901に応
答が返ってくる。
【0144】ステップ(3)において、応答がきていな
いと判断した場合は、応答が来るまで待ち、応答が来た
と判断した場合は、コマンドの実行が成功したかどうか
を判断し(4)、コマンドの実行が成功したと判断した
場合には、エンジンコマンドキューからこのコマンド分
を削除し(5)、ステップ(1)に戻り、コマンド実行
処理が成功していないと判断した場合は、エラー発生状
態として処理し(6)、ステップ(1)に戻る。
【0145】次に、図17の(b)において、まずリー
ダコントローラ901はプリンタコントローラ2103
から図11に示した/CCMD信号214Cを通じて前
記シリアル通信コントローラ2205にてコマンドを受
信し(1)、現在そのコマンドをそのままエンジン制御
部2002に発行して良いかどうかを判定する(2)。
【0146】ステップ(2)において、エンジン制御部
2002に対するコントローラコマンドが発行可能でな
いと判定した場合、それに対して例えば、リーダコント
ローラ901が給紙カセットを指定して複写動作をして
いる等、プリンタコントローラ2103から送られてき
た給紙カセット変更コマンドをエンジン制御部2002
に対してそのまま発行してしまうと複写動作が正常に実
行されなくなる状態の場合には、エンジン制御部200
2に対してコマンドを発行せずに、プリンタコントロー
ラ2103からエンジン制御部2002に対して発行す
るコマンドを発行順に格納するエンジンコマンドキュー
に積み(3)、ステップ(7)に進む。
【0147】一方、ステップ(2)において、コントロ
ーラコマンドが発行可能であると判定した場合、例え
ば、現在リーダコントローラ901がコピーモードの動
作を行うためにエンジン制御部2002に対して実行中
の命令が何もない場合には、エンジン制御部2002に
対して先にプリンタコントローラ2103から送られて
きたコマンドと同じコマンドをエンジン制御部2002
へシリアル通信コントローラ2202を用いて/PCM
D信号214Pにより発行する(4)。
【0148】それから、エンジン制御部2002から応
答が来たかどうかを判定し(5)、応答が来たと判定し
た場合はコマンドの実行が成功したかどうかを判定し
(6)、成功していないと判定した場合は、エラー処理
を行い、コマンドの実行が成功したと判定した場合は、
コマンド実行が成功したことをシリアル通信コントロー
ラ2205を用いてプリンタコントローラ2103に/
CSTS信号により通知し(7)、ステップ(1)に戻
る。
【0149】一方、ステップ(3)において、コマンド
をエンジンコマンドキューに積んだ場合でも、コマンド
に対する応答をプリンタコントローラ2103に返さな
くてはならないので、擬似的にリーダコントローラ90
1からコマンドの実行が成功したとして前記シリアル通
信コントローラ2205を用いてプリンタコントローラ
2103に/CSTS信号により返信する(7)。
【0150】以上のように間にリーダコントローラ90
1が設けられた構成の場合でもプリンタコントローラ2
103からエンジン制御部2002への通常のコマンド
発行に際して、動作に不整合性を出すことなくコマンド
処理シーケンスを動かすことができる。
【0151】〔状態変化信号に対する処理〕以下、リー
ダコントローラ901がプリンタコントローラ2103
とエンジン制御部2002の間に設けられた構成を有す
る本実施形態の画像形成装置において、エンジン(画像
形成部2003)側の状態変化、例えば何らかのエラー
発生状態になったことが/PCCRT信号217Pによ
りエンジン制御部2002からリーダコントローラ90
1に伝達された場合の処理について説明する。
【0152】リーダコントローラ901が間に設けられ
る図9に示すような構成を有する場合、リーダコントロ
ーラ901側とプリンタコントローラ2103側が知り
たいエンジンの状態の変化が異なる可能性がある。例え
ば搬送中の紙がジャムするような状態変化が発生する場
合である。
【0153】例えば、エンジンがリーダコントローラ9
01の制御下で、複写動作しているときにジャムが発生
したとすると、この状態はリーダコントローラ901だ
けに知らせるべき状態である。何故なら、プリンタコン
トローラ2103はプリンタコントローラ2103の指
示に基づき出力している最中のジャムではないので、た
とえこの状態を知らされたとしても適切な後処理を実施
できない。
【0154】また、リーダコントローラ901と同等な
制御系を載せようとすると、両コントローラ上に他方が
持つべきジャム処理制御のソフトウエアをも持つことに
なるので重複搭載となり、設計工数上,品質評価上およ
びソフトウエアの容量上で多くの無駄が発生することに
なる。従って、基本的にはプリントモード時にはプリン
タコントローラ2103に対して通知し、コピーモード
時にはリーダコントローラ901にエンジンの状態を通
知すれば良いことになる。
【0155】ただし、コピーモードにおいても、プリン
タコントローラ2103にエンジンの状態変化信号を通
知しなければならない場合もある。例えば給紙カセット
の記録紙サイズの変更や紙無しなどの情報はプリンタコ
ントローラ2103にも通知する必要がある。これらの
情報は、エンジン制御部2002で状態変化信号が発行
されてから各コントローラにて処理が行われるまでの時
間を厳しく制限されるものではない。
【0156】そこで、後述する図18に示すフローチャ
ートで説明するような処理が行われる。すなわち、リー
ダコントローラ901がエンジン制御部2002を制御
しているコピーモード時においては、制御回路2208
のゲート機能を用いてエンジン制御部2002から通知
されてきた状態変化信号である/PCCRT信号216
Pをプリンタコントローラ2103に対してはマスク
し、リーダコントローラ901のみが割り込みコントロ
ーラ2204を通して受信する。
【0157】図18は、本実施形態に係る画像形成装置
における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図11に示したリーダコントローラ901
において、CPU2209がROM2209aに格納さ
れたプログラムに基づいて実行する処理手順に対応す
る。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0158】まず、/PCCRT信号216Pが真にな
ったかどうかを判定し(1)、真になっていないと判定
した場合は、真になるまで待ち、真になったと判定した
場合には、リーダコントローラ901は状態変化を取得
するコマンドをエンジン制御部2002に対して発行す
る(2)。
【0159】次に、エンジン制御部2002から応答が
あるかどうかを判定し(3)、応答がないと判定した場
合は、応答があるまで待ち、応答があると判定した場合
には、応答されたステータスを見て、エンジンの状態変
化を把握する(4)。
【0160】それから、その内容がプリンタコントロー
ラ2103にも通知する内容かどうかを判断し(5)、
プリンタコントローラ2103にも通知する内容である
と判断した場合、例えば給紙カセットの記録紙サイズが
変更された等の状態変化があった場合は、制御回路22
08を用いてフラグをセットし、状態変化信号である/
CCCRT信号217Cを発生させ(6)、プリンタコ
ントローラ901からの状態変化の問合せがあるかどう
かを判断し(7)、問合せがないと判断した場合は、問
合せがあるまで待ち、問合せがあると判断した場合は、
エンジン制御部2002から受けた状態変化をステータ
スとして返信してプリンタコントローラ2103に通知
し(8)、/CCCRT信号217Cを偽にして
(9)、処理を終了する。
【0161】一方、ステップ(5)において、エンジン
の状態変化をプリンタコントローラ2103に通知する
内容でないと判断した場合は、リーダコントローラ90
1内部で状態変化に対する処理を行い(10)、処理を
終了する。
【0162】また、プリンタコントローラ2103がエ
ンジン制御部2002を制御しているプリントモード時
においては、制御回路2208のゲート機能を開放し、
エンジン制御部2002から通知されてきた状態変化信
号である/PCCRT信号217Pを/CCCRT信号
217Cとしてプリンタコントローラ2103に対して
通知する。
【0163】〔実行コマンドに対する制御〕以下、実行
コマンドの制御に関して説明する。例えば、プリンタコ
ントローラ2103とリーダコントローラ901とがエ
ンジン制御部2002に対して同時に使用要求を出した
場合についてリーダコントローラ901がどのように制
御するかについて説明する。
【0164】図19は、図11に示したプリンタコント
ローラ2103,リーダコントローラ901,エンジン
制御部2002においてコピー動作中にプリント要求が
発生した場合のデータの所在とその受け渡しを説明する
図である。なお、図11と同一のもには同一の符号を付
してある。
【0165】図において、コピー動作中であるエンジン
を制御しているエンジン制御部2002は、リーダコン
トローラ901から送られてくる画像信号である/PV
DO信号211Pを受け取り、画像形成を制御してい
る。
【0166】図9で説明したように給紙カセット指定や
排紙口指定,画像形成モードといったそのコピー動作に
おける設定は、リーダコントローラ901とエンジン制
御部2002の間のシリアル通信で設定済みである。
【0167】1301はバッファで、リーダコントロー
ラ901が自らエンジン制御部2002に設定した値お
よびプリンタコントローラ2103がエンジン制御部2
002に設定した値等の各種設定値が格納されている。
バッファ1301に格納された各種設定値のうち、リー
ダ用の設定値には前述した指定値が格納されていること
になる。
【0168】ここで、コピー動作中にプリンタコントロ
ーラ2103からプリント要求が発生した場合に、コピ
ー動作に割込んでプリントアウトを行うということは、
ユーザビリティの観点からも考え難い。そこで、この状
況でのプリント要求は、コピー動作が終了するまで延期
されることになる。
【0169】しかし、プリンタコントローラ2103か
らの/CCMD信号214Cに対して、/CSTS信号
216Cを返さなければならない。そこでバッファ13
01に格納される設定値のうち、プリンタコントローラ
2103からの設定値のみは、PDL用の設定領域に要
求に応じて設定しておく。リーダ用の設定値とPDL用
の設定値が異なる場合には、コピー動作が終了し、プリ
ンタ動作を開始する前にリーダコントローラ901から
エンジン制御部2002に設定を行えばよい。具体例で
説明すると以下のようになる。
【0170】現在は、コピー動作中であり、図6に示し
た上段のカセット408から給紙し、フェイスアップ排
出口417に排出する設定となっており、画像形成モー
ドも原稿がカラーだという判定の元にカラーモードと設
定されていたとする。
【0171】ここで、プリンタコントローラ2103か
らプリント要求が発生した場合、プリント実行自体はコ
ピー動作終了後に延期されるが、プリンタコントローラ
2103は各種設定を行うことができる。ここで、プリ
ント要求は、上段のカセット408から給紙し、フェイ
スダウン排出口418に排出、さらに白黒画像を出力す
る要求であるとする。給紙カセット指定については、リ
ーダコントローラ901,プリンタコントローラ210
3とも上段カセット408を指定している。
【0172】従ってコピー動作が終了し、プリント動作
に切り替わった時にも、エンジン制御部2002に対し
て給紙段カセット指定コマンドを発行する必要がない。
排出口と画像形成モードについては、コピー動作とプリ
ント動作では指定が異なるために、コピー動作が終了し
た時点でリーダコントローラ901からエンジン制御部
2002に対して改めて排紙口指定,画像形成モード指
定のコマンドを発行する必要がある。
【0173】以上のように、リーダコントローラ901
はプリンタコントローラ2103からのコマンドに対し
て、エンジン制御部2002へのコマンド実行を延期さ
せるだけの判断を行っているのではなく、リーダコント
ローラ901が既にエンジン制御部2002に対して設
定済みのものについては、重複して設定することがない
ような判断を行う。
【0174】次に、図20,図21を参照してプリント
動作中にコピー要求が発生した場合について説明する。
この場合、上述したコピー動作中にプリント要求が行わ
れた場合とは逆で、ユーザビリティの観点からはコピー
機の前でコピーボタンを押そうとしても、プリント動作
中でコピーできないよりは、割込む形でコピー動作を実
行できた方がよい。
【0175】図20は、図11に示したプリンタコント
ローラ2103,リーダコントローラ901,エンジン
制御部2002においてプリント動作中にコピー要求が
発生した場合のデータの所在とその受け渡しを説明する
図である。なお、図19と同一のもには同一の符号を付
してある。
【0176】図20において、プリント動作中の場合
は、プリンタコントローラ2103から送られた/CV
DO信号211Cが図12に示したセレクタ2201で
選択され、/PVDO信号211Pとしてエンジン制御
部2002に送られている。ここでは図19で説明した
ものと全く同じ設定がプリンタコントローラ2103か
ら上段カセット408,フェイスダウン排紙口418,
白黒画像モードが指定されているとする。
【0177】エンジン制御部2002はプリンタコント
ローラ2103からの/PPRNT信号がHigh
(偽)となった時に終了をはじめて検知できるので、何
枚プリントアウトされるかは知らない。なお、この説明
においては、プリンタコントローラ2103は4枚の画
像をプリントアウトしようとしているものと仮定する。
【0178】リーダコントローラ901から割込みでコ
ピー動作要求をしなければ、図7で示すような画像信号
のタイミングチャートのように、エンジン制御部200
2から/PTOP信号207Pが4つ発生され、それに
応じて画像がプリンタコントローラ2103からリーダ
コントローラ901を介してエンジン制御部2002へ
送られる。
【0179】そこで、2枚目のプリントアウト中に、カ
ラー原稿の1枚コピーという割込みコピー要求がリーダ
コントローラ901に発生したと仮定する。この時の動
作を図21を用いて説明する。
【0180】図21は、本実施形態に係る画像形成装置
においてプリント動作中にコピー要求が発生した場合の
各信号を説明するタイミングチャートである。
【0181】図21において、1501〜1504は画
像データで、プリンタコントローラ2103からリーダ
コントローラ901に送信されるものであり、ここでは
4枚の画像を送信している。1505Aは信号で、コピ
ー要求が割込んだ後に、エンジン制御部2002からリ
ーダコントローラ901に送信される/PTOP信号で
ある。1505Bは信号で、コピー動作が割込まなかっ
た場合にプリンタコントローラ2103に送信されるは
ずであった/CTOP信号である。1506は画像デー
タで、割込んだコピー動作の画像データである。
【0182】プリンタコントローラ2103からの/C
PRNT信号206Cによる要求により、リーダコント
ローラ901は/PPRNT信号206Pによる要求を
エンジン制御部2002に対して発行し、エンジン制御
部2002から/PTOP信号207Pがリーダコント
ローラ901を介して/CTOP信号207Cとしてプ
リンタコントローラ2103に供給される。このように
して、画像データ1501に示す1枚目の画像と、画像
データ1502に示す2枚目の画像のプリント動作は実
行される。
【0183】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、リーダコントローラ901が割込みコピー要求を発
生させる場合を説明する。リーダコントローラ901は
プリンタコントローラ2103に対して/CCCRT信
号217Cを発生する。これは実際にエンジンの状態が
変化したのではなく、リーダがプリンタエンジンを獲得
するために、プリンタコントローラ2103にエンジン
の開放を要求するものである。
【0184】発生の仕方は前述したように、図15に示
す制御回路2208を用いる。この/CCCRT信号2
17Cを受けたプリンタコントローラ2103はエンジ
ンの状態ステータスをチェックするためのコマンドを発
行し、リーダコントローラ901は該コマンドに対し
て、「コピー動作中」であるというステータスをプリン
タコントローラ2103に返す。
【0185】そうすると、プリンタコントローラ210
3は/CPRNT信号206CをLow(真)にしたま
まの状態で、エンジンがコピー動作中であることを検知
して、/CTOP信号207Cが送信されるのを待ち続
ける。コピー状態でなければ、/CPRNT信号206
CをLow(真)にしたまま/CTOP信号207Cが
送信されない場合は、一定時間後にタイムアウトエラー
となるが、エンジンがコピー状態の場合には、プリンタ
コントローラ2103側でタイムアウトを解除し、永久
に/CTOP信号207Cを待ち続けるように設定す
る。
【0186】コピー要求が発生した後にエンジン制御部
2002から送られてくる/PTOP信号207Pの信
号1505Aはコピー動作を行うためのものであり、リ
ーダコントローラ901側で/PTOP信号207Pを
使用する。また、信号1505Bで示されるようにエン
ジン側から送られてきた/PTOP信号207Pの15
05Aをプリンタコントローラ2103へはゲート22
07によりマスクすることになる。
【0187】実際にリーダコントローラ901で生成さ
れる画像信号は画像データ1506の画像信号のみであ
る。そして、割込みコピーが1枚終了したのち、再び/
PTOP信号207Pのマスクを外し、/CTOP信号
207Cとしてプリンタコントローラ2103へ送出す
ることにより、プリンタコントローラ2103からの画
像データ1503と画像データ1504をエンジン制御
部2002へ送信してプリントアウトすることができ
る。以上の説明により、プリント動作中の割込みコピー
動作を実現することができる。
【0188】このように、プリンタコントローラ210
3やリーダコントローラ901の状態に応じて、プリン
タエンジン(画像形成部2003)をどちらが獲得する
か、どのタイミングでコマンドを発行するかをすべてリ
ーダコントローラ901が状況に応じて判断し、制御す
ることにより、1つのエンジンに対して、2つのコント
ローラからの要求を実現することができるのである。
【0189】〔設定内容確認コマンドに対する制御〕以
下、プリンタコントローラ2103が設定内容確認コマ
ンドを発行した場合の制御について説明する。
【0190】プリンタコントローラ2103がエンジン
制御部2002に設定されている状態を確認したいこと
が発生した場合、プリンタコントローラ2103は設定
内容確認コマンドを/CCMD信号214Cにより発行
する。それを受信したリーダコントローラ901は図1
9に示した設定格納バッファ(バッファ)1301をチ
ェックし、プリンタコントローラ2103が確認したい
内容がバッファ1301に格納されているならば、その
内容を読み出し、/CSTS信号216Cを通してプリ
ンタコントローラ2103に通知する。また、バッファ
1301に格納されていない内容ならば、リーダコント
ローラ901は設定内容確認コマンドを/PCMD信号
214Pにより発行する。
【0191】エンジン制御部2002は、不図示のメモ
リに格納される設定内容を読み出し、該読み出された設
定内容を/PSTS信号216Pによりリーダコントロ
ーラ901に通知し、リーダコントローラ901はその
内容を/CSTS信号216Cによりプリンタコントロ
ーラ2103に通知する。
【0192】〔2枚貼りモード〕次に、2枚貼りモード
で走査部802で読み取った白黒画像を出力する場合に
ついて説明する。図13に示した操作部905上にある
白黒モードキー2709が押された後にコピー開始キー
2703が入力されると、リーダコントローラ901は
コピーモードを実行するために、先に説明した各種設定
を行い、図10に示した原稿給送装置801で原稿を原
稿台ガラス102上に給送する。
【0193】その際に、原稿給送装置801はセンサ8
01aにより検出した原稿サイズをリーダコントローラ
901に通知する。リーダコントローラ901は通知さ
れた原稿サイズおよび倍率等の各種設定に基づいて出力
紙のサイズを決定し、該決定された出力紙のサイズが図
6に示した中間転写体405に2枚分貼りつけられるサ
イズだったならば、2枚貼りモードで動作可能と判断す
る。
【0194】まず、記録紙を給紙する給紙段を原稿サイ
ズに応じて決定して指定のコマンドを発行する。さらに
指定したカセットにある記録紙サイズを要求するコマン
ドを発行する。これらの一連のコマンドに対してエンジ
ン制御部2002は対応したステータスを返す。
【0195】次に、排紙口を指定するコマンドで排紙口
を決定し、上記判断に基づいて2ページ画像形成を指定
するページモード指定コマンドを発行する。最後にモノ
クロの印刷を指定するコマンドを発行することにより、
プリンタ側の全ての設定を終了する。
【0196】それから、リーダコントローラ901はエ
ンジン制御部2002に対してプリント要求信号である
/PPRNT信号206Pを発生する。これに応答する
形で所定時間後にエンジン制御部2002から/PTO
P信号207Pが返ってくる。これを割り込みコントロ
ーラ2204で処理し、該/PTOP信号207Pと同
期させるように走査部802を動作させる。
【0197】この/PTOP信号207Pに垂直走査方
向は同期させて、更に/PLSYNC信号208Pに水
平方向を同期させて、/PVDO信号211Pを/PV
CLK信号209Pに同期させ、光電変換部104から
画像処理部902へ入力された信号をエンジン制御部2
002へと転送する。ここでは、モノクロに設定したた
め、走査部802を1回動作させ、1回発生させる/P
TOP信号207Pに対してK(黒)1色分の画像を形
成することになる。
【0198】走査部802によるK1色分の光学読み取
りが終了すると、すぐに原稿給送装置801で原稿を交
換する。2ページ画像形成モードに設定した場合には、
中間転写体405が1回転する間に/PTOP信号20
7Pが2回発生する。交換後は2回目の/PTOP信号
207Pと同期して走査部802が動作して原稿画像を
読み取り、後は1枚目の画像と同等の処理に従って画像
出力動作を行う。すなわち、後述する図22に示すタイ
ミングで処理が行われる。
【0199】図22は、本実施形態に係る画像形成装置
における白黒2枚貼りモードの時の動作を示したタイミ
ングチャートである。
【0200】図において、原稿交換1〜6は原稿給送装
置801における原稿の交換開始から終了までのタイミ
ングを示している。区間1,区間2は原稿の交換可能な
時間帯を示している。画像区間3は、走査部802にお
いて原稿画像をスキャンする時間帯を示している。
【0201】原稿交換1,2,3…が、画像区間1,
2,3…でスキャンされる原稿画像を原稿台に給送して
いるタイミングである。このように、中間転写体405
が一回転する間に2枚分の画像がスキャンされて、中間
転写体405上に現像されることになる。
【0202】なお、ここでは白黒(ブラック(k))2
枚貼りモード時の動作のみについて説明したが、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のいづれか一
色のみの2枚貼りモード時の動作も同様である。
【0203】〔2枚貼り禁止モード〕以上の説明に基づ
いて本実施形態の特徴的な部分を説明する。
【0204】図22に示したタイミングチャートにおい
て、区間1,区間2が原稿交換に使用可能な時間であ
る。本実施形態ではこれら区間1および区間2の長さが
異なる場合を取り上げている。フルカラーモードの場合
に、区間2において現像器を交換しなくてはならないの
で、こちらの区間を多めにとってある。
【0205】時間の少ない区間1における原稿交換では
通常の原稿の場合には問題が無くても、原稿が滑りやす
かったり折れ曲がっていたりすると、区間1以内での原
稿交換を達成できないことがありえる。従来の画像形成
装置では、原稿給送装置におけるジャムと判断して、複
写動作を中断してしまっていたが、本実施形態に係る画
像形成装置では、原稿交換時間の多少の遅れならばジャ
ムと判断せずに処理を継続できるようなモードを提供し
ている。
【0206】なお、上記原稿交換の遅れは、センサ80
2bが原稿交換終了のタイミングを検出してリーダコン
トローラ901に送信し、リーダコントローラ901
は、原稿給送装置801において原稿交換がどの程度遅
れているかを判断することができる。
【0207】図13に示した操作部905で、表示部2
701中にタッチキー2718で指定できる「1枚貼
り」モード、即ち2枚貼り禁止モードを設けてある。こ
のモードを指定した場合に処理される動作モード決定フ
ローチャートを図23に示す。
【0208】以下、図23を参照して、出力サイズが決
定した後にページ形成モードを決定するための処理につ
いて説明する。
【0209】図23は、本実施形態を示す画像形成装置
における第3のデータ処理手順の一例を説明するフロー
チャートである。なお、(1)〜(6)は各ステップを
示す。
【0210】まず、決定された出力紙サイズがハーフサ
イズかフルサイズかを判定し(1)、フルサイズと判定
した場合には、2ページ形成モード(2枚貼りモード)
は実行できないので、1ページ形成モード(1枚貼りモ
ード)を設定し(6)、処理を終了する。一方、ハーフ
サイズと判定した場合には、値数が複数(複数部数)か
どうかを判定し(2)、値数が複数(複数部数)でな
い、すなわち値数(部数)が1と判定した場合には、フ
ルカラーモードかどうかを判定し(3)、フルカラーモ
ードと判定した場合には、2ページ形成モードを実行で
きないので、1ページ形成モードを設定し(6)、処理
を終了し、値数が複数と判定した場合には、2ページ形
成モードを設定し(5)、処理を終了する。
【0211】一方、ステップ(3)のカラーモードの判
定で白黒モードまたは単色画像形成モード(モノカラー
モード)だと判定した場合には、2枚貼り禁止モード
(1枚貼りモード)かどうかを判定し(4)、本来なら
ば2枚貼りモードが可能な組み合わせになるが、モード
として禁止されている場合には、1ページ形成モードと
して設定し(6)、処理を終了する。2枚貼り禁止モー
ドでないと判定した場合には、2ページ形成モード(連
続する2枚の原稿による2ページ形成モード)を設定し
(5)、処理を終了する。
【0212】なお、上記の処理終了後に、上記ステップ
(5)又は(6)により設定された画像形成モードに従
って、画像形成部2003が画像形成を行う。
【0213】このようにして、2ページ形成モードを禁
止し1ページ画像形成モードが設定された場合には、後
述する図24のタイミングチャートに示すタイミングで
処理が行われる。
【0214】図24は、本実施形態に係る画像形成装置
において2ページ形成モードを禁止した場合の動作を示
したタイミングチャートである。
【0215】図において、原稿交換1〜3は原稿給送装
置801における原稿の交換開始から終了までのタイミ
ングを示している。区間3は原稿交換可能な時間帯を示
している。画像区間1〜3は走査部802において原稿
画像をスキャンする時間帯を示している。
【0216】このように、2ページ形成モード(2枚貼
りモード)の場合には、原稿交換は図22の区間1,区
間2の時間帯でしか許容されていなかったが、1ページ
形成モード(2枚貼り禁止モード)の場合には図24の
区間3の時間帯だけ許容されることになる。したがっ
て、交換しにくい原稿の場合でも紙詰まりを起こさずに
交換を連続して行えるよう可能性を高くして制御するこ
とが可能となる。
【0217】なお、本実施形態では、ユーザの指示によ
り2枚の原稿による2枚貼りモードを禁止する場合につ
いて示したが、単に2枚貼りモードのみを禁止するよう
に構成してもよい。なお、同一原稿を複数出力する2枚
貼りモードの場合は図22に示した区間1での原稿の交
換が必要ないため、2枚の原稿による2枚貼りモードに
比べて原稿交換の遅れが発生する場合は少ない。従っ
て、同一原稿を複数出力する場合に、操作部905から
2枚貼り禁止モードが指示されていても、2枚貼りモー
ドで画像形成を行い、生産性を向上する。又、ホストコ
ンピュータから受信した画像を形成する場合も、原稿交
換が不要であり上述した問題が生じないので、操作部9
05の設定が2枚貼り禁止モードでも、2枚貼りによる
画像形成を行う。
【0218】また、上記実施形態において、図23に示
したフローチャートにより2枚貼りモードを禁止する場
合について説明したが、後述する図25に示すフローチ
ャートに基づいて2枚貼りモードを禁止するようにして
も良い。
【0219】図25は、本実施形態を示す画像形成装置
における第4のデータ処理手順の一例を説明するフロー
チャートである。なお、(1)〜(6)は各ステップを
示す。
【0220】まず、決定された出力紙サイズがハーフサ
イズかフルサイズかを判定し(1)、フルサイズと判定
した場合には、2ページ形成モード(2枚貼りモード)
は実行できないので、1ページ形成モード(1枚貼りモ
ード)を設定し(6)、処理を終了する。一方、ハーフ
サイズと判定した場合には、フルカラーモードかどうか
を判定し(2)、フルカラーモードと判定した場合に
は、値数が複数(複数部数)かどうかを判定し(3)、
値数が複数(複数部数)でない、すなわち値数(部数)
が1と判定した場合には、2ページ形成モードを実行で
きないので、1ページ形成モードを設定し(6)、処理
を終了し、値数が複数と判定した場合には、2ページ形
成モードを設定し(5)、処理を終了する。
【0221】一方、ステップ(2)のカラーモードの判
定で白黒モードまたは単色画像形成モード(モノカラー
モード)だと判定した場合には、2枚貼り禁止モード
(1枚貼りモード)かどうかを判定し(4)、本来なら
ば2枚貼りモードが可能な組み合わせになるが、モード
として禁止されている場合には、1ページ形成モードと
して設定し(6)、処理を終了する。2枚貼り禁止モー
ドでないと判定した場合には、2ページ形成モードを設
定し(5)、処理を終了する。
【0222】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本実施形態の目的が達成され
ることは言うまでもない。
【0223】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本実施形態の新規な機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本実施形態を構成することになる。
【0224】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0225】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0226】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0227】また、本実施形態は、複数の機器から構成
されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置
に適用してもよい。また、本実施形態は、システムある
いは装置にプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適応できることは言うまでもない。この場
合、本実施形態を達成するためのソフトウエアによって
表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあ
るいは装置に読み出すことによって、そのシステムある
いは装置が、本実施形態の効果を享受することが可能と
なる。
【0228】さらに、本実施形態を達成するためのソフ
トウエアによって表されるプログラムをネットワーク上
のデータベースから通信プログラムによりダウンロード
して読み出すことによって、そのシステムあるいは装置
が、本実施形態の効果を享受することが可能となる。
【0229】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、原稿給送部により順次給送される原稿
から画像情報を読み取る読み取り部と、前記読み取り部
により連続して読み取られる所定数の原稿画像情報に基
づく画像を画像形成部が像担持体上に形成し、該像担持
体上の各原稿画像を連続して給送される所定数の記録媒
体にそれぞれ転写させる複数貼り画像形成モードで画像
形成可能な画像形成装置において、前記複数貼り画像形
成モードの実行をマニュアル禁止指示する指示手段を有
するので、複数貼り画像形成モードによる画像形成時に
原稿給送不良による画像形成の中断および形成画像の歪
みが発生する場合には、ユーザにより複数貼り画像形成
モードでない通常の画像形成モードによる画像形成を指
示することができる。
【0230】第2の発明によれば、前記指示手段は、前
記画像形成装置の操作部であるので、ユーザは操作部か
ら複数貼り画像形成モードでない通常の画像形成モード
による画像形成を指示することができる。
【0231】第3の発明によれば、前記複数貼り画像形
成モードは、前記記録媒体のサイズによっても禁止され
るので、複数貼り画像形成モードで画像形成できない大
きさの出力紙に対する画像形成を行う場合には、複数貼
り画像形成モードを禁止できる。
【0232】第4の発明によれば、前記画像形成部は、
前記読み取り部により読み取られるカラー原稿画像を複
数色に分解し、各色の原稿画像を記録媒体にそれぞれ転
写してカラー画像形成可能であり、複数色画像形成モー
ドまたは単色画像形成モードを設定する設定手段を有
し、給送される記録媒体サイズならびに前記設定手段の
設定状態および前記指示手段による禁止指示の有無に基
づいて、前記複数貼り画像形成モードを有効または無効
状態とするので、カラー画像形成装置でのモノカラー複
数貼り画像形成モードによる画像形成時に原稿給送不良
による画像形成の中断および形成画像の歪みが発生する
場合には、ユーザの指示により複数貼り画像形成モード
でない通常のモノカラー画像形成モードによりモノカラ
ー画像形成を実行することができる。
【0233】第5の発明によれば、前記複数貼り画像形
成モードは、前記読み取り部により連続して読み取られ
る2枚の原稿画像情報に基づく画像を像担持体上に形成
し、該像担持体上の2枚の原稿画像を連続して給送され
る2枚の記録媒体に転写して画像形成可能な2枚貼り画
像形成モードであるので、2枚貼り画像形成モードによ
る画像形成時に原稿給送不良による画像形成の中断およ
び形成画像の歪みが発生する場合には、ユーザの指示に
より2枚貼り画像形成モードでない通常の画像形成モー
ドにより画像形成を実行することができる。
【0234】第6の発明によれば、前記指示手段により
禁止が指示されていても、外部装置から受信した画像デ
ータを画像形成する場合、前記複数貼り画像形成モード
を禁止しないので、原稿交換が必要ない場合の画像形成
を自動的に複数貼り画像形成モードで実行でき、生産性
を向上できる。
【0235】第7の発明によれば、前記指示手段により
禁止が指示されていても、前記原稿1枚に対して複数部
画像形成する場合には、複数貼り画像形成モードを禁止
しないので、原稿交換の遅れが発生しにくい場合の画像
形成を自動的に複数貼り画像形成モードで実行でき、生
産性を向上できる。
【0236】第8の発明によれば、原稿給送部により順
次給送される原稿から画像情報を読み取る読み取り部
と、前記読み取り部により連続して読み取られる所定数
の原稿画像情報に基づく画像を画像形成部が像担持体上
に形成し、該像担持体上の各原稿画像を連続して給送さ
れる所定数の記録媒体にそれぞれ転写させる複数貼り画
像形成モードで画像形成可能な画像形成装置の制御方法
において、前記複数貼り画像形成モードの実行をマニュ
アル禁止指示する指示工程を有するので、複数貼り画像
形成モードによる画像形成時に原稿給送不良による画像
形成の中断および形成画像の歪みが発生する場合には、
ユーザにより複数貼り画像形成モードでない通常の画像
形成モードによる画像形成を指示することができる。
【0237】第9の発明によれば、前記指示工程は、前
記画像形成装置の操作部から前記複数貼り画像形成モー
ドの実行をマニュアル禁止指示するので、ユーザは操作
部から複数貼り画像形成モードでない通常の画像形成モ
ードによる画像形成を指示することができる。
【0238】第10の発明によれば、前記複数貼り画像
形成モードは、前記記録媒体のサイズによっても禁止さ
れるので、複数貼り画像形成モードで画像形成できない
大きさの出力紙に対する画像形成を行う場合には、複数
貼り画像形成モードを禁止できる。
【0239】第11の発明によれば、前記画像形成部
は、前記読み取り部により読み取られるカラー原稿画像
を複数色に分解し、各色の原稿画像を記録媒体にそれぞ
れ転写してカラー画像形成可能であり、複数色画像形成
モードまたは単色画像形成モードを設定する設定工程を
油脂、給送される記録媒体サイズならびに前記設定工程
の設定状態および前記指示工程による禁止指示の有無に
基づいて、前記複数貼り画像形成モードを有効または無
効状態とするので、カラー画像形成装置でのモノカラー
複数貼り画像形成モードによる画像形成時に原稿給送不
良による画像形成の中断および形成画像の歪みが発生す
る場合には、ユーザの指示により複数貼り画像形成モー
ドでない通常のモノカラー画像形成モードによりモノカ
ラー画像形成を実行することができる。
【0240】第12の発明によれば、前記複数貼り画像
形成モードは、前記読み取り部により連続して読み取ら
れる2枚の原稿画像情報に基づく画像を像担持体上に形
成し、該像担持体上の2枚の原稿画像を連続して給送さ
れる2枚の記録媒体に転写して画像形成可能な2枚貼り
画像形成モードであるので、2枚貼り画像形成モードに
よる画像形成時に原稿給送不良による画像形成の中断お
よび形成画像の歪みが発生する場合には、ユーザの指示
により2枚貼り画像形成モードでない通常の画像形成モ
ードにより画像形成を実行することができる。
【0241】第13の発明によれば、前記指示工程によ
り禁止が指示されていても、外部装置から受信した画像
データを画像形成する場合、前記複数貼り画像形成モー
ドを禁止しないので、原稿交換が必要ない場合の画像形
成を自動的に複数貼り画像形成モードで実行でき、生産
性を向上できる。
【0242】第14の発明によれば、前記指示工程によ
り禁止が指示されていても、前記原稿1枚に対して複数
部画像形成する場合には、複数貼り画像形成モードを禁
止しないので、原稿交換の遅れが発生しにくい場合の画
像形成を自動的に複数貼り画像形成モードで実行でき、
生産性を向上できる。
【0243】従って、高品位な画像形成結果をトラブル
なく取得することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明す
る概略ブロック図である。
【図2】プリンタコントローラとプリンタエンジン部を
有する印刷装置の構成を説明する概略ブロック図であ
る。
【図3】プリンタコントローラとプリンタエンジン部を
有する印刷装置の構成を説明する概略ブロック図であ
る。
【図4】図2に示したプリンタコントローラとプリンタ
エンジン部とがビデオI/Fを介して送受信する主な信
号を説明する図である。
【図5】図3に示したビデオI/Fを介して送受信され
る信号の一覧を表す図である。
【図6】図2に示したエンジン制御部が制御する画像形
成部を説明する断面図である。
【図7】図3に示したビデオI/Fを介して送受信され
る信号のタイミングを説明するタイミングチャートであ
る。
【図8】図2に示したプリンタコントローラとエンジン
制御部間で送受される信号のタイミングを説明するタイ
ミングチャートである。
【図9】図2に示したプリンタコントローラとエンジン
制御部とのコマンドおよびステータスの送受およびプリ
ント動作を説明する図である。
【図10】図1に示した画像形成装置の構成を説明する
概略断面図である。
【図11】図1に示したプリンタコントローラとエンジ
ン制御部とリーダコントローラとの接続を説明するブロ
ック図である。
【図12】図11に示したリーダコントローラの制御構
成を説明するブロック図である。
【図13】図11に示した操作部の詳細を説明する平面
図である。
【図14】図1に示したリーダ部の走査部の移動速度の
概略を説明する図である。
【図15】図11に示したリーダコントローラの詳細を
説明するブロック図である。
【図16】図2に示した印刷装置におけるデータ処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本実施形態に係る画像形成装置における第1
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】本実施形態に係る画像形成装置における第2
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】図11に示したプリンタコントローラ,リー
ダコントローラ,エンジン制御部においてコピー動作中
にプリント要求が発生した場合のデータの所在とその受
け渡しを説明する図である。
【図20】図11に示したプリンタコントローラ,リー
ダコントローラ,エンジン制御部においてプリント動作
中にコピー要求が発生した場合のデータの所在とその受
け渡しを説明する図である。
【図21】本実施形態に係る画像形成装置においてプリ
ント動作中にコピー要求が発生した場合の各信号を説明
するタイミングチャートである。
【図22】本実施形態に係る画像形成装置における白黒
2枚貼りモードの時の動作を示したタイミングチャート
である。
【図23】本実施形態を示す画像形成装置における第3
のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図24】本実施形態に係る画像形成装置において2ペ
ージ形成モードを禁止した場合の動作を示したタイミン
グチャートである。
【図25】本実施形態を示す画像形成装置における第4
のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図26】従来の画像形成装置におけるリーダの装着を
説明するブロック図である。
【図27】従来の画像形成装置におけるリーダの装着を
説明するブロック図である。
【符号の説明】
101 リーダ部 901 リーダコントローラ 2002 エンジン制御部 2003 画像形成部 2102 プリンタエンジン部 2103 プリンタコントローラ 2104 ホストコンピュータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿給送部により順次給送される原稿か
    ら画像情報を読み取る読み取り部と、前記読み取り部に
    より連続して読み取られる所定数の原稿画像情報に基づ
    く画像を画像形成部が像担持体上に形成し、該像担持体
    上の各原稿画像を連続して給送される所定数の記録媒体
    にそれぞれ転写させる複数貼り画像形成モードで画像形
    成可能な画像形成装置において、 前記複数貼り画像形成モードの実行をマニュアル禁止指
    示する指示手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記指示手段は、前記画像形成装置の操
    作部であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数貼り画像形成モードは、前記記
    録媒体のサイズによっても禁止されることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成部は、前記読み取り部によ
    り読み取られるカラー原稿画像を複数色に分解し、各色
    の原稿画像を記録媒体にそれぞれ転写してカラー画像形
    成可能であり、 複数色画像形成モードまたは単色画像形成モードを設定
    する設定手段を有し、 給送される記録媒体サイズならびに前記設定手段の設定
    状態および前記指示手段による禁止指示の有無に基づい
    て、前記複数貼り画像形成モードを有効または無効状態
    とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数貼り画像形成モードは、前記読
    み取り部により連続して読み取られる2枚の原稿画像情
    報に基づく画像を像担持体上に形成し、該像担持体上の
    2枚の原稿画像を連続して給送される2枚の記録媒体に
    転写して画像形成可能な2枚貼り画像形成モードである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記指示手段により禁止が指示されてい
    ても、外部装置から受信した画像データを画像形成する
    場合、前記複数貼り画像形成モードを禁止しないことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記指示手段により禁止が指示されてい
    ても、前記原稿1枚に対して複数部画像形成する場合に
    は、複数貼り画像形成モードを禁止しないことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿給送部により順次給送される原稿か
    ら画像情報を読み取る読み取り部と、前記読み取り部に
    より連続して読み取られる所定数の原稿画像情報に基づ
    く画像を画像形成部が像担持体上に形成し、該像担持体
    上の各原稿画像を連続して給送される所定数の記録媒体
    にそれぞれ転写させる複数貼り画像形成モードで画像形
    成可能な画像形成装置の制御方法において、 前記複数貼り画像形成モードの実行をマニュアル禁止指
    示する指示工程を有することを特徴とする画像形成装置
    の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記指示工程は、前記画像形成装置の操
    作部から前記複数貼り画像形成モードの実行をマニュア
    ル禁止指示することを特徴とする請求項8記載の画像形
    成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記複数貼り画像形成モードは、前記
    記録媒体のサイズによっても禁止されることを特徴とす
    る請求項8記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記画像形成部は、前記読み取り部に
    より読み取られるカラー原稿画像を複数色に分解し、各
    色の原稿画像を記録媒体にそれぞれ転写してカラー画像
    形成可能であり、 複数色画像形成モードまたは単色画像形成モードを設定
    する設定工程を有し、 給送される記録媒体サイズならびに前記設定工程の設定
    状態および前記指示工程による禁止指示の有無に基づい
    て、前記複数貼り画像形成モードを有効または無効状態
    とすることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置の
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記複数貼り画像形成モードは、前記
    読み取り部により連続して読み取られる2枚の原稿画像
    情報に基づく画像を像担持体上に形成し、該像担持体上
    の2枚の原稿画像を連続して給送される2枚の記録媒体
    に転写して画像形成可能な2枚貼り画像形成モードであ
    ることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置の制御
    方法。
  13. 【請求項13】 前記指示工程により禁止が指示されて
    いても、外部装置から受信した画像データを画像形成す
    る場合、前記複数貼り画像形成モードを禁止しないこと
    を特徴とする請求項8記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記指示工程により禁止が指示されて
    いても、前記原稿1枚に対して複数部画像形成する場合
    には、複数貼り画像形成モードを禁止しないことを特徴
    とする請求項8記載の画像形成装置の制御方法。
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