JP2000071569A - 画像形成装置および画像形成方法並びに画像形成用制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法並びに画像形成用制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000071569A
JP2000071569A JP10246281A JP24628198A JP2000071569A JP 2000071569 A JP2000071569 A JP 2000071569A JP 10246281 A JP10246281 A JP 10246281A JP 24628198 A JP24628198 A JP 24628198A JP 2000071569 A JP2000071569 A JP 2000071569A
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printer
control unit
engine control
engine
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Shigemichi Hamano
成道 浜野
Yukio Watanabe
幸生 渡辺
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストの処理速度に律速されない複写機能を
実現し、プリンタ構成部品に劣化等が生じてもゴースト
を出さずに作業時間を短縮させる。 【解決手段】 エンジン制御部2002とプリンタ・コ
ントローラ2103との間にリーダ・コントローラ90
1を接続し、リーダ・コントローラは、プリンタ・コン
トローラとエンジン制御部間で送受される画像信号等の
転送を行い、プリンタ・コントローラからエンジン制御
部への設定条件の問い合わせ内容が設定バッファにある
ときはその読み出した内容を応答する。リーダ・コント
ローラはプリント動作中のエンジン制御部に対して次状
態遷移禁止コマンドを発行することで現在の原稿プリン
ト終了後、すぐに後処理状態に入らせず、プリント中待
機状態に遷移させ、中間転写体1周分のクリーニング制
御を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント機能と複
写機能の両方を有する画像形成装置および画像形成方法
並びに画像形成用制御プログラムを記録した記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置では、図22に示す
ような構成でプリント機能を実現していた。即ち、画像
データを出力するホストコンピュータ2104と、画像
データを基に記録紙上に画像をプリントするプリンタ・
エンジン2102と、ホストコンピュータ2104から
送られてきた画像データをプリンタ・エンジン2102
の動作に合わせて送り出すプリンタ・コントローラ21
03とから構成されていた。
【0003】図23は図22の構成に画像読み取り装置
(リーダ部)2501を追加し、その画像読み取り装置
2501をネットワーク2105経由もしくは直接ホス
トコンピュータ2104に接続して、画像読み取り機能
を設けたものである。
【0004】また、図24に示すような構成に変更する
ことで、プリント機能と複写機能を実現していた。即
ち、原稿を読み取るリーダ部2501と、上記の図22
に示したプリンタ・コントローラ2103の機能に加え
てリーダ部2501と通信ができるようにしたコントロ
ーラ部2602と、リーダ部2501とそのコントロー
ラ部2602のどちらか一方を選択するセレクタ部26
03と、選択された一方から送られてくる画像データを
基にプリント処理をするプリンタ・エンジン2102
と、リーダ部2501とコントローラ部2602との間
の通信ライン2601とを有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例においては、例えば図23に示す構成で
は、画像読み取り装置2501で読み取った画像をプリ
ンタ(2103、2102)でプリントすることにより
複写機能は提供できるが、ネットワーク2105やホス
トコンピュータ2104が介在するので、処理速度や伝
送速度が遅くなり、リアルタイムに出力が得られるよう
な構成ではないという点がある。
【0006】一方、図24に示す構成では、複写機能を
提供するためにコントローラ部2602は、プリンタと
通信するI/F(インターフェース)とは別にリーダ部
2501と通信するためのI/F(インタフェース)2
601が必要になり、図23におけるプリンタ・コント
ローラ2103に対してハード的にもソフト的にも大幅
な変更を必要とする点がある。
【0007】さらに、経時変化によりプリンタ構成部品
の感光ドラムの劣化や中間転写体の劣化等でてくると、
特定環境にプリンタ本体がおかれて、ドキュメントフィ
ーダ(原稿給送装置)を使用して連続的にそれぞれ異な
った画像を出力する場合には、前の画像のクリーニング
不良が発生し、前の画像がゴーストとして次の画像に出
てきてしまい、最適な画像を得られなくなってしまうと
いう不具合が生じる。これに対し、ドキュメントフィー
ダ等を使用しない、通常の連続プリント中(複数部数の
プリント)では、同じ原稿に対する画像出力であるた
め、多少クリーニング不良が起きたとしても、前の画像
位置に次の画像が形成されるため、クリーニング不良は
あまり目立たない。しかし、このようにドキュメントフ
ィーダを使用しない場合には、前のプリントが終了して
から次のプリントが開始されるまでに通常の制御では念
入りなクリーニング制御を含む後処理工程が入るので、
この後処理行程に長い時間を要し、使用特性(ユーザビ
リテイ)の観点からその後処理工程に時間があまり長く
かかってしまうのは好ましくない。そこで、後処理状態
に遷移させないように、画像形成部分のみクリーニング
する簡易的なクリーニング処理を連続プリント中の画像
間でのみ実行して、次のプリント開始を待つ状態(プリ
ント中待機状態)とすることで、長時間の後処理状態を
経由することなく、次の原稿の画像形成を開始すること
ができるようにされている。
【0008】しかし、前述のようにプリンタ構成部品に
劣化等が生じてくると、プリンタ本体が特定環境におか
れる場合に、上記のような簡易的なクリーニングではク
リーニングしきれない前の画像のクリーニング不良が発
生し、前の画像のゴーストが出てしまうという不具合が
発生していた。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はホストコンピュータの処理速度に律速さ
れない複写機能を実現することにある。
【0010】また、本発明の更なる目的は、プリンタ構
成部品に劣化等が生じてきて、特定環境にプリンタ本体
がおかれた場合でも、次のプリント状態へ復帰したとき
に前の画像のクリーニング不良によるゴーストが出るこ
ともなく、かつ次の原稿の画像出力をさせるのにオペレ
ータにあまり時間を待たせずに実行できるようにするこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、プリンタエンジンの記録紙の搬
送制御や画像形成制御を行うエンジン制御部と、前記エ
ンジン制御部の設定や動作を行わせ、かつ外部のホスト
から送られてきた画像を前記エンジン制御部の所望する
タイミングで画像送出を行うプリンタ・コントローラ
と、原稿を読み取り画像データを出力する原稿読み取り
装置と、前記原稿読み取り装置の制御と、該原稿読み取
り装置から出力された画像データを処理し、前記エンジ
ン制御部の所望するタイミングで画像送出を行うリーダ
・コントローラとを有し、前記エンジン制御部と前記プ
リンタ・コントローラの間に前記リーダ・コントローラ
を接続し、該リーダ・コントローラは前記プリンタ・コ
ントローラと前記エンジン制御部間で送受される信号の
転送を行う機能を有することを特徴とする。
【0012】ここで、好ましくは、前記リーダ・コント
ローラは、前記エンジン制御部の設定条件を格納する設
定バッファを有し、前記プリンタ・コントローラから前
記エンジン制御部への設定条件の問い合わせに対し、該
問い合わせ内容が前記設定バッファにあるときは該設定
バッファから読み出した内容を前記プリンタ・コントロ
ーラへ応答し、前記問い合わせ内容が前記設定バッファ
にないときのみ該問い合わせをそのまま前記エンジン制
御部へ転送する。
【0013】また、好ましくは、前記プリンタコントロ
ーラが外部のホストから送られてきた画像を前記エンジ
ン制御部へ送出中に、前記原稿読み取り装置を用いた複
写要求が生じた時は、前記リーダ・コントローラは、割
り込みにより要求された複写を実行する制御を行う。
【0014】更に、好ましくは、前記リーダ・コントロ
ーラは、プリント動作中の前記エンジン制御部に対し
て、所定のタイミングで次状態遷移禁止コマンドを発行
することで、現在の原稿プリント終了後、すぐに後処理
状態に入らせず、かつそのまま前記プリンタエンジンを
動作させたまま、プリント中待機状態に遷移させ、該プ
リント中待機状態に遷移した時点で、少なくとも中間転
写体1周分のクリーニング制御を実行させる。
【0015】更に、好ましくは、前記エンジン制御部
は、通常は、現在のプリント終了後にプリント状態から
すぐに後処理状態に入るように前記プリントエンジンの
状態を遷移するように制御し、プリント動作中の前記エ
ンジン制御部に対して現在のプリントの所定のタイミン
グで前記リーダ・コントローラから次状態遷移禁止コマ
ンドを発行された場合には、現在のプリント終了後に後
処理状態もしくは次のプリント状態に遷移させずに、前
記プリンタ・エンジンを動作させたまま前記リーダ・コ
ントローラからの次状態遷移許可コマンドを待つプリン
ト中待機状態に遷移させて待機させ、プリント中持機状
態では、画像形成された中間転写体のクリーニング動作
を少なくとも中間転写体1周分に相当する期間実行し、
該中間転写体のクリーニングが終了した状態で、前記リ
ーダ・コントローラから所定のタイミングで次状態遷移
許可コマンドを発行されたら、前記プリントエンジンが
プリント可能な所定のタイミングでプリント状態に復帰
し、前記リーダ・コントローラから送信される次のプリ
ント画像データをプリントする。
【0016】更に、好ましくは、前記次状態遷移禁止コ
マンドは、原稿給送装置を用いて連続的に原稿の読み取
りとプリント動作をする際に発行される。
【0017】更に、好ましくは、前記プリンタエンジン
は、電子写真方式のものである。
【0018】更に、好ましくは、上記いずれかに記載の
画像形成装置をネットワークを介して前記ホストに接続
したことを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、プリンタエンジンの記録紙の搬送制御や画像形成制
御を行うエンジン制御部と、前記エンジン制御部の設定
や動作を行わせ、かつ外部のホストから送られてきた画
像を前記エンジン制御部の所望するタイミングで画像送
出を行うプリンタ・コントローラとの間に、原稿読み取
り装置の制御と該原稿読み取り装置から出力された画像
データを処理し、前記エンジン制御部の所望するタイミ
ングで画像送出を行うリーダ・コントローラを接続した
画像形成装置において、該リーダ・コントローラは、前
記プリンタ・コントローラから前記エンジン制御部への
設定条件の問い合わせに対し、前記エンジン制御部の設
定条件を格納する設定バッファ内に前記問い合わせ項目
が存在するか否かを判定する手順と、該判定の結果、前
記問い合わせ項目が前記設定バッファにあるときは該設
定バッファから読み出した内容を前記プリンタ・コント
ローラへ応答する手順と、前記判定の結果、前記問い合
わせ項目が前記設定バッファにないときは該問い合わせ
をそのまま前記エンジン制御部へ転送する手順とを有す
る。
【0020】ここで、好ましくは、前記リーダ・コント
ローラは、前記プリンタコントローラが外部のホストか
ら送られてきた画像を前記エンジン制御部へ送出中に、
前記原稿読み取り装置を用いた複写要求が生じた時は、
割り込みにより要求された複写を実行する制御を行う手
順を有する。
【0021】また、好ましくは、前記リーダ・コントロ
ーラは、プリント動作中の前記エンジン制御部に対して
所定のタイミングで次状態遷移禁止コマンドを発行する
手順と、前記プリンタエンジンの中間転写体のクリーニ
ングが終了した時点で前記エンジン制御部に対して所定
のタイミングで次状態遷移許可コマンドを発行する手順
とを有し、前記エンジン制御部は、通常は現在のプリン
ト終了後にプリント状態からすぐに後処理状態に入るよ
うに前記プリントエンジンの状態を遷移するように制御
する手順と、前記次状態遷移禁止コマンドに応じて、現
在の原稿プリント終了後、すぐに後処理状態もしくは次
のプリント状態に遷移させず、かつそのまま前記プリン
タエンジンを動作させたまま、プリント中待機状態に遷
移する手順と、該プリント中待機状態に遷移した時点
で、画像形成された中間転写体を少なくとも1周分のク
リーニング制御を実行する手順と、前記次状態遷移許可
コマンドに応じて、前記プリントエンジンをプリント可
能な所定のタイミングでプリント状態に復帰させる手順
とを有する。
【0022】更に、好ましくは、前記次状態遷移禁止コ
マンドは、原稿給送装置を用いて連続的に原稿の読み取
りとプリント動作をする際に発行される。
【0023】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、プリンタエンジンを制御するエンジン制御部と、
前記エンジン制御部の設定や画像送出を行うプリンタ・
コントローラとの間に、原稿読み取り装置の制御や画像
送出を行うリーダ・コントローラを接続した画像形成装
置をコンピュータによって制御を行うための制御プログ
ラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムは
コンピュータに、前記プリンタ・コントローラから前記
エンジン制御部への設定条件の問い合わせに対し、前記
エンジン制御部の設定条件を格納する設定バッファ内に
前記問い合わせ項目が存在するか否かを判定させる処理
と、該判定の結果、前記問い合わせ項目が前記設定バッ
ファにあるときは該設定バッファから読み出した内容を
前記プリンタ・コントローラへ応答させる処理と、前記
判定の結果、前記問い合わせ項目が前記設定バッファに
ないときは該問い合わせをそのまま前記エンジン制御部
へ転送させる処理とを有することを特徴とする。
【0024】ここで、好ましくは、前記制御プログラム
はコンピュータに、前記プリンタコントローラが外部の
ホストから送られてきた画像を前記エンジン制御部へ送
出中に、前記原稿読み取り装置を用いた複写要求が生じ
た時は、割り込みにより要求された複写を実行させる処
理を有する。
【0025】また、好ましくは、前記制御プログラムは
コンピュータに、プリント動作中の前記エンジン制御部
に対して所定のタイミングで次状態遷移禁止コマンドを
発行させる処理と、前記プリンタエンジンの中間転写体
のクリーニングが終了した時点で前記エンジン制御部に
対して所定のタイミングで次状態遷移許可コマンドを発
行させる処理とを有する。
【0026】更に、好ましくは、前記制御プログラムは
コンピュータに、通常は現在のプリント終了後にプリン
ト状態からすぐに後処理状態に入るようにプリントエン
ジンの状態を遷移させる処理と、前記次状態遷移禁止コ
マンドに応じて、現在の原稿プリント終了後、すぐに後
処理状態もしくは次のプリント状態に遷移させず、かつ
そのまま前記プリンタエンジンを動作させたまま、プリ
ント中待機状態に遷移させる処理と、該プリント中待機
状態に遷移した時点で、画像形成された中間転写体を少
なくとも1周分のクリーニング制御を実行させる処理
と、前記次状態遷移許可コマンドに応じて、前記プリン
トエンジンをプリント可能な所定のタイミングでプリン
ト状態に復帰させる処理とを有する。
【0027】本発明では、プリンタの記録紙の搬送制御
や画像形成制御を行うエンジン制御部と、エンジン制御
部の設定や動作を行わせたり外部のコンピュータなど
(ホスト)から送られてきた画像をエンジン制御部の所
望するタイミングで画像送出を行うプリンタ・コントロ
ーラとの間に、原稿読取り装置から出力された画像デー
タを処理してエンジン制御部の所望するタイミングでそ
の画像の送出を行うリーダ・コントローラを挿入する接
続構成としたので、プリンタ・コントローラへの変更な
く原稿読取り装置を付加することができ、かつホストの
処理速度に律速されない複写機能を実現できる。
【0028】また、本発明では、プリンタ構成部品の劣
化等が生じてきて、特定環境にプリンタ本体がおかれた
場合でも、プリント動作中のそのプリンタ・エンジン制
御部に対して所定のタイミングでリーダ・コントローラ
から次状態遷移禁止コマンドを発行させるように構成し
たので、現在の原稿プリント終了後にすぐに後処理状態
に入らせず、かつそのままプリンタ・エンジンを動作さ
せたままプリント中待機状態に遷移させプリンタを待機
させることができ、またプリント中待機状態に遷移した
時点で、必ず中間転写体1周分のクリーニング制御を実
行させるように構成しているので、次にプリント状態へ
復帰しても前の画像のクリーニング不良によるゴースト
が出ることもなく、かつプリント中待機状態からプリン
ト動作へ復帰するために、長い念入りなクリーニング制
御や後処理を実行する後処理状態へ遷移することも無い
ので、次の原稿の画像出力をさせるのにオペレータにあ
まり時間を待たせずに実行することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0030】[全体の構成]図1は本発明の一実施形態
の画像形成装置の模式的な概略構成を示し、本発明の特
徴を最もよく表す図面である。
【0031】図1において、101はリーダ枠体であ
り、102は原稿台、103は光源、104は光電変換
部、105はアナログデジタル変換部、901はリーダ
・コントローラである。
【0032】図1において、2001はプリンタ本体で
あり、2002はプリンタの紙搬送制御や画像形成制御
を行うDCコントローラ(エンジン制御部)であり、2
003は画像形成部である。2103は前述の図22に
おけるプリンタ・コントローラ(PDLコントローラ)
であり、プリンタ本体2001に内蔵されている。ま
た、2104は1対1もしくはネットワーク2105を
介してプリンタ・コントローラ2103に接続されてい
る上記図22のホストコンピュータである。2004は
オプションで追加できる給紙カセットデッキであり、2
005はオプションで追加できるソータであり、200
6はそのオプションカセットデッキとそのオプションソ
ータを制御するオプションコントローラである。
【0033】上記リーダ・コントローラ901は、上記
アナログデジタル変換部105から出力されたデジタル
画像信号を処理するデジタル画像信号処理部や原稿の読
み取りを行うためのモータ制御部(図示しない)を備
え、及び上記DCコントローラ2002や上記プリンタ
・コントローラ2103との通信制御を行う幾能を有す
る。本実施形態においては、そのリーダ・コントローラ
901を上記プリンタ本体2001内に配置し、上記D
Cコントローラ2002や上記プリンタ・コントローラ
2103との通信制御を行うための機外ケーブルを備え
る必要の無い構成になっている。
【0034】図2は図1からリーダ部分を取り除いた画
像形成装置を模式的に示す。
【0035】[プリンタ・コントローラとプリンタの構
成]本実施形態では、プリンタ・コントローラ2103
とプリンタのDCコントローラ2002との間にリーダ
・コントローラ901を接続し、リーダ・コントローラ
901はプリンタ・コントローラ2103およびプリン
タのDCコントローラ2002との間で処理を行う。こ
こで、まず、その前提となるプリンタ・コントローラ2
103とプリンタの構成について説明する。
【0036】まず、全体の概要について図22を用いて
説明する。2101はビデオI/F(インターフェー
ス)であり、後述するプリンタ・エンジン2102とプ
リンタ・コントローラ2103間の通信を行うものであ
る。このI/F2101を伝送する各信号についての詳
細は後述する。プリンタ・エンジン2102は、I/F
2101を介して受け取る電気画像信号を目に見える文
字・画像に形成し、記録紙上に転写し、定着した後で出
力する。また、プリンタ・エンジン2102は、これら
の画像形成シーケンスを実現するために、各種の負荷を
制御する。その他に、プリンタ・エンジン2102は、
プリンタの状態を検知し、検知した状態をプリンタ・コ
ントローラ2103に対して通知する働きも行ってい
る。
【0037】プリンタ・コントローラ2103は、ホス
トコンピュータ2104、あるいはネットワーク210
5を介して送られてくるデータを受け取る。このデータ
は、ビットマップデータや、PDL(Page Discription
Language ;ページ記述言語)記述のデータなど様々な
形式で送られてくる。このデータをメモリ(図示しな
い)に展開して、ラスタ形式のデータとして、プリンタ
・エンジン2102へと転送する。このようにして、ホ
ストコンピュータ2104で作成されたデータをプリン
タへ出力することができる。
【0038】次に、プリンタ・コントローラ2103と
プリンタ・エンジン2102を接続しているビデオI/
F2101について詳述する。
【0039】図3は、プリンタ・コントローラ2103
と、上記図22のプリンタの内部にあるプリンタ・エン
ジンの制御を行うエンジン制御部(DCコントローラ)
2002間の信号のやり取りを示している。
【0040】図4にはビデオI/Fの信号一覧を示す
が、ここでは特に図3に示した代表的な信号についての
み説明を行う。
【0041】まず、203の/PPRDY信号(なお、
/の記号は反転信号を表す、以下同様)は、プリンタに
電源が供給され、初期設定等の処理が終了した後、プリ
ンタ・コントローラ2103との通信が可能となったこ
とを示す信号である。204の/CPRDY信号は、プ
リンタ・コントローラ2103に電源が供給され、初期
設定等の処理が終了した後、エンジン制御部との通信が
可能となったを示す信号である。
【0042】205の/RDY信号は、エンジン制御部
2002がプリンタ・コントローラ2103からプリン
ト開始指示(後述の/PRNT信号)により、プリント
動作可能になったことを示す信号である。この/RDY
信号205が真になる条件は、定着器内の温度が所定温
度に達しているか、記録紙がプリンタ内に残留していな
いか、あるいはまたポリゴンミラーが所定の速度で回転
しているか等のプリンタの各部分が正常に動作している
場合のみである。
【0043】206の/PRNT信号は、プリンタ・コ
ントローラ2103がエンジン制御部2002に対し
て、プリント動作の開始、あるいは継続を指示する信号
である。
【0044】207の/TOP信号(画像先端要求信
号)は、エンジン制御部2002からプリンタ・コント
ローラ2103に対して渡される画像の垂直走査の基準
となる同期信号である。この/TOP信号207は、/
PRNT信号206がプリンタ・コントローラ2103
から出力された後、一定時間後に出力される。
【0045】208の/LSYNC信号は、プリンタ・
コントローラ2103が水平走査の基準とする同期信号
であり、/TOP信号207と同様、/PRNT信号2
06がプリンタ・コントローラ2103から出力された
後、一定時間後にプリンタ・コントローラ2103に対
して出力される。
【0046】209の/VCLK信号は、後述するに/
VDOENおよび/VDO信号の為の同期クロックであ
り、プリンタ・コントローラ2103から画像信号に対
応する周波数のクロックを発生する。
【0047】210の/VDOEN信号は、プリンタ・
コントローラ2103が出力する画像信号のエンジン制
御部2002への取り込みを制御する信号である。エン
ジン制御部2002は、/VCLK信号209に同期し
てこの/VDOEN信号210がTRUE/FALSE
(真/偽)であるかを検出し、TRUEの場合は画像信
号を取り込み、FALSEの場合は画像信号の取り込み
を行わない。
【0048】211の/VDO信号は画像データであ
る。プリンタ・コントローラ2103は、垂直方向に対
しては/TOP信号207を、水平方向に対しては/L
SYNC信号208を基準として、/VCLK信号20
9に同期して/VDO信号211を出力する。
【0049】212の/CCLK信号は、プリンタ・コ
ントローラ2103がシリアルコマンドをエンジン制御
部2002に送信する時、及びエンジン制御部2002
がシリアルステータスをプリンタ・コントローラ210
3に対して返答する時の同期クロックであり、プリンタ
・コントローラ2103から出力される。
【0050】213の/CBSY信号は、プリンタ・コ
ントローラ2103が、後述する/CMD信号214を
用いてシリアルコマンドを送信していることをエンジン
制御部2002に示す信号である。
【0051】214の/CMD信号は、プリンタ・コン
トローラ2103がエンジン制御部2002へシリアル
情報を送信する場合に使用する信号であり、このシリア
ル情報を以下ではコマンドと呼ぶことにする。215の
/SBSY信号は、エンジン制御部2002が/STS
信号216を用いてシリアルステータスを返信している
ことをプリンタ・コントローラ2103に示す信号であ
る。
【0052】216の/STS信号は、エンジン制御部
2002がプレンタコントローラ2103に対してシリ
アル情報を返答する時に使用する信号であり、このシリ
アル情報を以下ではステータスと呼ぶことにする。21
7の/CCRT信号は、プリンタ内部のステータスが変
化した時にプリンタ・コントローラ2103に対して報
告するための信号である。プリンタ・コントローラ21
03がこの報告信号217を受けると、/CMD信号2
14を使ってエンジン側の状態の何が変化したかを問い
合わせるコマンドを発行し、それに対してエンジン制御
部2002は、/STS信号216でその状態を知らせ
る。
【0053】次に、エンジン制御部2002が制御する
プリンタの内部構造について図5を用いて説明する。図
5はプリンタを側面から見た模式的な概念図である。
【0054】図5において、401はスキャナーであ
り、プリンタ・コントローラ2103から送られてきた
画像信号の/VDO211を受け取り、この信号211
をレーザー光に変換したのち、402で示す感光体(感
光ドラム)に照射し、感光体402上に画像(静電潜
像)を形成する。
【0055】感光体402は反時計回りに回転しなが
ら、403の色現像器や404の黒現像器に到達する。
現像器403、404は感光体402上に帯電された電
荷に応じてトナー(現像剤)を感光体上にのせる(現像
させる)働きをする。画像が白黒の時は、黒現像器40
4のみが動作し、カラーの時は、両方の現像器403と
404が使用される。次に、感光体402に生成された
トナー画像は、時計回りに回転している中間転写体40
5に転写される。この中間転写体405は、白黒の場合
は1回転、カラーの場合は4回転して中間転写体上にお
ける画像形成を完了する。
【0056】一方、408の上段カセット、あるいは4
09の下段カセットから、411あるいは412のピッ
クアップローラで給紙された記録紙が、413あるいは
414の給紙ローラによって搬送され、415の搬送ロ
ーラで更にレジ前まで搬送されていく。そして、上述し
た中間転写体405での画像形成が終了するタイミング
が中間転写体405と転写べルト406の間にくるよう
なタイミングに制御されている。ここに記録紙が到達し
たところで、転写べルト406が中間転写体405に接
して、トナーが記録紙に転写される。記録紙に転写され
たトナー画像は、407の定着ローラで、熱と加圧によ
り記録紙に定着される。
【0057】画像が定着された記録紙は、プリンタ・コ
ントローラ2103によりあらかじめ指定されていた4
17で示すフェイスアップ排紙口か、または418で示
すフェイスダウン排紙口のいずれかに搬送されて排紙さ
れる。以上の処理によりプリンタ・コントローラ210
3から送られてきた画像情報を記録紙上に顕画像で出力
することができる。
【0058】次に、ビデオI/F間でやり取りされる信
号のタイミングを図6および図7に示す。このタイミン
グチャートは図3、図4で前述したビデオI/Fの信号
の説明を時間経過に従って示したものである。
【0059】図6に示すように、まず、プリンタ・コン
トローラ2103は画像情報の準備が完了すると、/P
RNT信号206をLow(真)にしてエンジン制御部
2002に伝え、それと同時に、画像信号の転送に用い
られる画像同期信号である/VCLK信号209も発生
する。/PRNT信号206に応答してエンジン制御部
2002は、プリンタ内部の様々な設定等を行い、画像
の受け入れが可能となったところで、/TOP信号20
7と/LSYNC信号208をプリンタ・コントローラ
2103に対して出力する。この垂直同期信号である/
TOP信号207と、水平同期信号である/LSYNC
信号208に同期させて、プリンタ・コントローラ21
03は画像信号である/VDO211と、画像有効信号
である/VDOEN210をエンジン制御部2002に
対して転送する。
【0060】次に、これらのプリント動作中にシリアル
通信でどのようなコマンドやステータスのやり取りが行
われているか図7を参照して説明する。図7は、プリン
タ・コントローラ2103とエンジン制御部2002間
での通信のタイミングを示している。
【0061】まず、最下段の/CCRT信号217を使
わない場合について説明する。プリンタ・コントローラ
2103はエンジン制御部2002に対してコマンドを
発行したい場合には、/CBSY信号213をLow
(真)にして、クロック信号である/CCLK信号21
2に同期させて、/CMD信号214にコマンドデータ
を送る。
【0062】/CMD信号214により搬送されたその
コマンドデータを受け取ったエンジン制御部2002
は、/CBSY信号213がHigh(偽)であるのを
確認した後、/SBSY信号215をLow(真)にし
て、コマンドに対応したエンジン側のステータスデータ
を、プリンタ・コントローラ2103から発生されてい
る/CCLK信号212に同期させて/STS信号21
6により送る。このステータスデータをプリンタ・コン
トローラ2103が受け取り、プリンタ・コントローラ
2103はそのデータが表すステータス状態によりプリ
ント制御を続行したり、中断したりする。
【0063】次に、/CCRT信号217について説明
する。この/CCRT信号217は、あらかじめプリン
タ・コントローラ2103が指定したエンジン側の状態
に対して変化が生じた場合に、Low(真)となる信号
である。
【0064】例えば、紙なしが発生した場合に、/CC
RT信号217を有効にするようにプリンタ・コントロ
ーラ2103があらかじめ/CMD信号214で設定し
ていたとする。そこで、事例として、残りの記録紙が1
枚かなく、プリンタ・コントローラ2103が2枚のプ
リントアウト要求を出したとする。1枚目の記録紙につ
いては問題なくプリントシーケンス動作が正常に処理さ
れる。しかし、2枚目の記録紙が存在しないために、2
枚目の画像形成が開始された段階で、プリンタ・エンジ
ン側2002はその状態の変化を検知し、/CCRT信
号217をHigh(ハイ)レベルからLow(ロー)
レベルへと変化させる。
【0065】この信号217のレベル変化はプリンタ・
コントローラ2103に伝えられる。プリンタ・コント
ローラ217は/CCRT信号217のLowレベルへ
の変化を検知すると、すぐにエンジン制御部2002に
対してどの給紙カセットが紙なしになっているかを知る
ために、給紙部紙有無ステータスを要求するコマンドを
発行する。このコマンドに従って、エンジン制御部20
02は紙無しカセットのステータスをプリンタコントロ
ーラ側2103に返す。/CCRT信号217は、その
紙無しカセットのステータスが返される、/SBSY信
号215がLowレベルになったタイミングで、Hig
hレベルにクリアされる。
【0066】次に、図8を参照して、プリンタ・コント
ローラ2103とエンジン制御部2002のコマンド/
ステータスのやり取りを更に具体的に説明する。図8
は、カラー出力の場合を想定している。
【0067】プリント開始要求が発生すると、プリンタ
・コントローラ2103は、画像データの変換処理等を
行いつつ、エンジン制御部2002に対して、プリンタ
のレディ状態をチェックしにいく。次に、プリンタ・コ
ントローラ2103は、記録紙の給紙段を指定するコマ
ンドを発行する。更にプリンタ・コントローラ2103
は、その指定したカセットにある記録紙サイズを要求す
るコマンドを発行する。これらの一連のコマンドに対し
て、エンジン制御部2002は対応したステータスをプ
リンタ・コントローラ2103に返す。
【0068】次に、プリンタ・コントローラ2103
は、排紙口を指定するコマンドで排紙口を決定し、何ぺ
ージ画像を形成するかを指定するぺージモード指定コマ
ンドを発行する。最後に、プリンタ・コントローラ21
03は、モノクロ/カラーの指定をするコマンドを発行
することにより、プリンタ側の全ての設定を終了する。
その後、プリンタ・コントローラ2103はエンジン制
御部2002に対して、プリント要求の/PRNT信号
206を発生する。
【0069】これに応答する形で所定時間をエンジン制
御部2002から/TOP信号207がプリンタ・コン
トローラ2103に返ってくる。プリンタ・コントロー
ラ2103は、この/TOP信号207に垂直走査方向
を同期させて、更に/LSYNC信号208に水平走査
方向を同期させて、/VDO信号211を、クロックの
/VCLK信号209に合わせて、エンジン制御部20
02へと送信することで画像をエンジン制御部2002
へ転送する。本事例では、カラーモードに設定したた
め、/TOP信号207が4回発生し、CMYK4色分
の画像を形成することになる。
【0070】そして、最終の/TOP信号の発生後、プ
リンタ・コントローラ2103は、/PRNT信号20
6をHigh(偽)に戻す。これにより、エンジン制御
部2002はブリント要求が終了したことを検知し,中
間転写体405のクリーニング動作などの後処理に移行
する。更に、トナー画像が転写された記録紙は定着ロー
ラ407を通過後、指定された排紙口に排出される。
【0071】最後に、プリンタ・コントローラ2103
は、エンジン制御部2002に対して、記録紙搬送状態
でないこと(排紙終了)を確認した後、プリント終了と
なり、次のプリント要求が発生するまで、レディ状態で
待機する。
【0072】以上のような動作中に、記録紙のジャム
や、前述した記録紙無しや、ユーザによるドアオープン
などの、イリーガル状態(異常操作状態)が発生する
と、前述した/CCRT信号217を用いて、即座にエ
ンジン制御部2002からそのプリンタの異常をプリン
タ・コントローラ2103に伝える。プリンタ・コント
ローラ2103は、そのプリンタ異常の状態に応じた対
応処理を行うことになる。以上の動作がプリンタ・コン
トローラ2103とプリンタ(エンジン制御部200
2)の間で行う処理である。
【0073】[リーダ・コントローラを装着した場合の
構成]図9は、図1のホストコンピュータ2104から
転送されたデータを基にして、プリンタ・コントローラ
2103から出力される画像データだけでなく、用紙上
の原稿画像を光学的に読み込んでデジタル信号に変換し
て出力するリーダ・コントローラ901を装着した場合
の画像形成装置の内部断面構造を示す。図9において、
801は原稿を光学的に読みとる部分まで搬送するため
の原稿給送装置であり、802は搬送されてきた原稿を
光学的に読み取る原稿読み取り装置である。803はプ
リンタ本体であり、804は光電変換部であり、805
は原稿台ガラスである。
【0074】原稿給送装置801は原稿読み取り装置8
02と同期して駆動され、原稿給送装置801によって
原稿がその原稿台ガラス805上に移送されると、原稿
読み取り装置802は本図の左右方向に移動しながら画
像を走査し、適当な光学処理を加えた反射光を光電変換
部804に送る。
【0075】図10は図3に示したプリンタ・コントロ
ーラ2103とエンジン制御部2002の接続を示す図
に、原稿画像を読み取るためのリーダ・コントローラを
装着した場合の電気的な接続を表す図であり、本発明の
内容を最もよく表した図の1つである。
【0076】ここで、901はリーダ・コントローラで
あり、図3におけるプリンタ・コントローラ2103と
エンジン制御部2002との電気的中間に配置されてい
る。プリンタ・コントローラ2103とリーダ・コント
ローラ901間、およびエンジン制御部2002とリー
ダ・コントローラ901間の信号線の種類は、それぞれ
前述した図3に示した信号線の種類と同一の機能を有す
る信号線である。
【0077】ただし、これらの信号線上の各信号と、プ
リンタ・コントローラ2103間とエンジン制御部20
02間の信号とでは物理的に異なるので、信号名とし
て、前者(プリンタ・コントローラ2103とリーダ・
コントローラ901間の信号)には図3における各信号
の頭にCを付け、後者(リーダ・コントローラ901と
エンジン制御部2002間の信号)には図3における各
信号の頭にPを付けて区別することとする。
【0078】また、902はリーダ・コントローラ90
1内部の画像信号処理部である。903は上記の原稿読
み取り装置802を制御している原稿走査光学系制御部
であり、904は上記原稿給送装置801を制御してい
る原稿給送制御部である。905は操作部であり、90
6は画像入力部である。上記光電変換部804において
変換された画像信号は、画像入力部906から入力され
てリーダ・コントローラ901内部の画像信号処理部9
02に転送される。
【0079】図11に、上記リーダ・コントローラ90
1内の構成を示す。図11において、901は上記図1
0に示したリーダ・コントローラであり、902は上記
図10に示した画像信号処理部であり、906は上記図
10に示した画像入力部である。
【0080】2201はセレクタであって、画像信号処
理部902の出力信号、もしくはプリンタ・コントロー
ラ2103から送られてきた信号のいずれか一方を選択
して、エンジン制御部2002へ出力する。このセレク
タ2201で切り替えられる信号系は、画像クロック/
VCLK、画像イネーブル/VDOEN、画像データ/
VDOの3本である。
【0081】2202はエンジン制御部2002との通
信を行うシリアル通信コントローラである。2203は
そのシリアル通信コントローラ2202での通信を補う
信号のやり取りをする入出力ポートである。また。22
04は割り込みコントローラである。その割り込みコン
トローラ2204には画像先端要求信号/PTOPとプ
リンタ状態変化信号/PCCRTが入力されている。2
205はプリンタ・コントローラ2103との通信を行
うシリアル通信コントローラである。2206はそのシ
リアル通信コントローラ2103での通信を補う信号の
やり取りをする入出力ポートである。2207はゲート
であり、プリンタから送られてきた信号をプリンタ・コ
ントローラ2103へ送出するか否かを制御する。その
ゲート制御が行われるのは、画像先端要求信号/TOP
とライン同期信号/LSYNCである。
【0082】2208はゲート機能及びフラグセット機
能を有する制御回路であり、プリンタ状態変化信号/C
CRTを制御する。ゲート2207が開閉により、エン
ジン制御部2002が発行したプリンタ状態変化信号/
PCCRTをプリンタ・コントローラに伝えるか否かを
制御し、また、フラグをセットすることにより、リーダ
・コントローラ901から、プリンタ状態変化信号/C
CRTをプリンタ・コントローラ2103に対して発行
できる。2209は全体を制御しているCPU(中央演
算処理装置)である。
【0083】[コピー時の動作]以上の装置構成を用い
て、フルカラー原稿画像を読み取り、画像形成装置から
出力するときの複写動作を以下に説明する。
【0084】操作部905上にあるコピー開始キー(図
示しない)がユーザにより入力されるとコピーモードと
なり、リーダ・コントローラ901のCPU2209
は、コピーモードに従って、ゲート2207及び制御回
路2208を閉じ、また、セレクタ2201を画像信号
処理部902の出力が選ばれるように設定する。
【0085】次いで、CPU2209は、入出力ポート
2203を用いてエンジン制御部2002に対してプリ
ンタのレディ状態信号/PRDYをチェックにいく。
【0086】次に、CPU2209は、シリアル通信コ
ントローラ2202を用いて、各種設定を行う。まず、
記録紙の給紙段( カセット) を指定するコマンドを発行
する。更にその指定したカセットにある記録紙サイズを
要求するコマンドを発行する。これらの一連のコマンド
に対して、エンジン制御部2002は対応したステータ
スをリーダ・コントローラ901に返す。
【0087】次に、リーダ・コントローラ901のCP
U2209は排紙口を指定するコマンドで排紙口を決定
し、何ぺージ画像を形成するかを指定するぺージモード
指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラーの指
定をするコマンドを発行することにより、プリンタ側の
全ての設定を終了する。
【0088】図9の原稿給送装置801により原稿を原
稿台ガラス805上に給送した後に、リーダ・コントロ
ーラ901はエンジン制御部2002に対して、プリン
ト要求/PPRNT信号を発生する。
【0089】この/PPRNT信号に応答する形で所定
時間後に、エンジン制御部2002から/PTOP信号
がリーダ・コントローラ902へ返ってくる。リーダ・
コントローラ902はその/PTOP信号を割り込みコ
ントローラ2204で処理し、その/PTOP信号と同
期させるように原稿読み取り装置802を動作させる。
この原稿読み取り装置802の起動により、/PTOP
信号に垂直走査方向を同期させ、/PLSYNC信号に
水平走査方向を同期させた/PVDO信号を、更にクロ
ック/PVCLKに同期させて光電変換装置804から
画像処理部902へと入力させ、ここで画像処理した信
号をエンジン制御部2002へと転送する。
【0090】本事例では、カラーモードに設定したた
め、原稿読み取り装置802を4回動作させ、4回発生
させる/PTOP信号に対してCMYK4色分の画像を
形成することになる。
【0091】そして、最終の/PTOP信号の発生後、
リーダ・コントローラ901は、/PPRNT信号をH
igh(偽)に戻す。/PPRNT信号のHighへの
レベル変化により、エンジン制御部2002はプリント
要求が終了したことを検知し、中間転写体405のクリ
ーニング動作などの後処理に移行する。トナー画像が転
写された記録紙は定着ローラ407を通過後、指定され
た排紙口に排出される。
【0092】最後に、リーダ・コントローラ901は、
エンジン制御部2002に対して、現状が記録紙搬送状
態でない(排紙終了)状態であることを確認した後、プ
リント終了となり、次のプリント要求が発生するまで、
レディ状態で待機する。
【0093】[プリント時の動作]次に、前述した装置
構成を用いて、プリンタ・コントローラ2103からの
画像を画像形成装置から出力するときの印刷動作を説明
する。
【0094】上記のように、コピー動作が終わった段階
でリーダ・コントローラ901はレディ状態となる。こ
の際、リーダ・コントローラ901はプリント時の動作
のために、ゲート2207と制御回路2208を開放す
る。リーダ・コントローラ901は、入出力ポート22
03を用いてエンジン制御部2002に対してプリンタ
のレディ状態信号/PRDYをチェックし、OK(レデ
ィ状態)であれば入出力ポート2206を用いて、プリ
ンタ・コントローラ2103に対しプリンタのレディ状
態信号/CRDYをセットする。
【0095】続いて、プリンタ・コントローラ2103
は各種設定を行うために通信を行い、リーダ・コントロ
ーラ901はその通信をシリアル通信コントローラ22
05を用いて受信し、受信した信号をCPU2209が
解釈する。その解釈した内容に従い、今度はリーダ・コ
ントローラ901がシリアル通信コントローラ2202
を用いてエンジン制御部2002に対して各種設定を行
う。この各種設定のための一連のコマンドに対して、エ
ンジン制御部2002は対応したステータスをリーダ・
コントローラ901に返し、リーダ・コントローラ90
1がシリアル通信コントローラ2202を用いてそれを
受信する。受信したステータス信号の内容はCPU22
09が解釈し、解釈した内容に応じてリーダ・コントロ
ーラ901は今度はシリアル通信コントローラ2205
を用いてプリンタ・コントローラ2103へステータス
情報を通信する。
【0096】次いで、プリンタ・コントローラ2103
はリーダ・コントローラ901に対し、プリント要求信
号/CPRNTを発生し、リーダ・コントローラ901
はその信号を受けて、エンジン制御部2002に対し
て、プリント要求信号/PPRNTを発生する。
【0097】このプリント要求信号/PPRNTに応答
する形で所定時間後に、エンジン制御部2002から/
PTOP信号が返ってくる。この/PTOP信号をゲー
ト2207で通し、/CTOP信号として、プリンタ・
コントローラ2103に返す。プリンタ・コントローラ
2103は、その/CTOP信号に垂直走査方向を同期
させ、更に/PLSYNC信号を基に生成されてゲート
2207を通って来た/CLSYNC信号に水平走査方
向を同期させた/CVDO信号を/CVCLKに同期さ
せて、リーダ・コントローラ901へと転送する。
【0098】リーダ・コントローラ901においては、
セレクタ2201がプリンタ・コントローラ2103か
ら送られてきた信号を選択するように設定されており、
プリンタ・コントローラ2103から送られてきた信号
/CVCLK、/CVDOEN、/CVDOはそれぞれ
/PVCLK、/PVDOEN、/PVDOとして、エ
ンジン制御部2002へと送出される。
【0099】[プリント時の動作とコピー時の動作の差
異]ここで、プリント時の動作とコピー時の動作の差異
について、特に画像送出タイミングに関して説明する。
【0100】プリンタ・コントローラ2103の内部は
公知の一般的な構成のため、その構成に関しての詳細な
説明は省略するが、その内部に画像メモリを有してお
り、プリントモード時では、プリントするための画像デ
ータはこの画像メモリに事前に用意されているものとす
る。従って、エンジン制御部2002から送られてきた
画像先端要求信号/TOP信号に対して、プリントデー
タ(画像データ)/VDOを出力できるまでに要する時
間は電気的遅延時間だけである。
【0101】これに対して、コピーモードにおいては、
原稿読み取り装置802を移動させながら原稿を読み取
り、画像データを出力するものである。従って、図12
に示すように、その原稿読み取り装置802を停止して
いる状態から、原稿を読み取る高速で移動している状態
にするまでには、加速していくための時間が必要であ
り、この時間として例えば数100mS程度の時間を要
する。そのため、エンジン制御部2002は、コピーモ
ード時の画像先端要求信号/TOPをプリントモード時
のその信号と同じタイミングに送出していては、エンジ
ン制御部2002にプリント画像データ/VDOが到達
するのはコピーモードの方が数100mS遅れてしまう
ことになる。これに対する対応処置としては次の2案が
ある。
【0102】1./TOPをコピーモード時はプリント
モード時よりも早く送出する。
【0103】2.コピーモード時用に別信号(RSTA
RT)を設ける。
【0104】上記1案を行うには、リーダ・コントロー
ラ901内の構成は図11のままでよく、コピーモード
時は/TOP信号によりリーダ・コントローラ901は
原稿読み取り装置802の移動を開始させる。
【0105】また、上記2案を行うには、リーダ・コン
トローラ901内の構成は図13に示す構成にすればよ
い。すなわち、エンジン制御部2002から送出される
画像先端要求信号/PTOPはプリンタ・コントローラ
2103がプリントを行う場合にのみ必要な信号であ
り、リーダ・コントローラ901の割り込みコントロー
ラ2204に入力させる必要はない。また、エンジン制
御部2002から送出される読み取り装置移動開始要求
信号/RSTARTはコピーモード時のみ必要な信号で
あり、プリンタ・コントローラ2103に送出する必要
はない。
【0106】[設定コマンドに対する制御]次に、本発
明の特徴的な制御内容について説明する。
【0107】本発明では、プリンタ・コントローラ21
03とエンジン制御部2002の間に、リーダ・コント
ローラ901が接続されたことで、プリンタ・コントロ
ーラ2103とエンジン制御部2002間の通信は以下
のようになる。
【0108】まず、リーダ・コントローラ901がエン
ジン制御部2002を利用して原稿画像を読み取って出
力している場合(複写機モード、コピーモード)、プリ
ンタ・コントローラ2103からプリンタに対して設定
コマンド、例えば給紙カセット変更コマンドが発行され
た場合を説明する。
【0109】図14は、プリンタ・コントローラ210
3とエンジン制御部2002の間にリーダ・コントロー
ラ901が入らない場合、すなわち図3の構成におけ
る、コマンド発行シーケンスを示す。同図において左図
の(A)はプリンタ・コントローラ2103内での処理
シーケンスを示し、右図の(B)はエンジン制御部20
02における処理シーケンスを示す。
【0110】図14の(A)に示すように、プリンタ・
コントローラ2103は、給紙カセット変更コマンドを
発行後(S1401)、エンジン制御部2002からの
応答を待ち(S1402)、応答が来たところでコマン
ドの成功を判定して(S1403)、一連のコマンド発
行シーケンスを終了する(S1405、S1406)。
【0111】一方、図14の(B)に示すように、エン
ジン制御部2002は、リーダ・コントローラ901か
らコマンドを受けたところで、コマンドの内容を判定し
(S1411)、給紙カセット変更コマンドの場合に
は、そのコマンドに従って給紙カセットを変更し(S1
412)、カセット変更が成功したところでプリンタ・
コントローラ2103にコマンド実行成功を通知する
(S1413)。
【0112】これに対して、図15は、プリンタ・コン
トローラ2103とエンジン制御部2002の間にリー
ダ・コントローラ901が入ったとき、すなわち図10
の構成におけるリーダ・コントローラ901における制
御フローを示す。なお、プリンタ・コントローラ210
3とエンジン制御部2002は、先に図14に示した説
明と全く同等な制御を行う。
【0113】図15において、(A)のフローは、プリ
ンタ・コントローラ2103から来たコマンドに対する
受信と、プリンタ・コントローラ2103にステータス
を返す制御手順を示す。リーダ・コントローラ901
は、プリンタ・コントローラ2103から図10で示し
た/CCMD信号ラインを通じ、シリアル通信コントロ
ーラ2205によってコマンドを受信し(S150
1)、現在そのコマンドをそのままエンジン制御部20
02に発行してよい状態か否かを判定する(S150
2)。
【0114】例えば、現在、リーダ・コントローラ90
1がコピーモードの動作を行うために、エンジン制御部
2002に対して実行中の命令が何も無い場合には、先
にプリンタ・コントローラ2103から送られてきたコ
マンドと同じコマンドを、シリアル通信コントローラ2
202を用いて信号ライン/PCMDを通してエンジン
制御部2002へ発行する(S1503)。
【0115】それに対して、例えば、リーダ・コントロ
ーラ901が給紙カセットを指定して複写動作をしてい
るなど、プリンタ・コントローラ2103から送られて
きた給紙カセット変更コマンドをエンジン制御部200
2に対してそのまま発行してしまうと、複写動作が正常
に実行されなくなる状態の場合には、エンジン制御部2
002に対してコマンドを発行せずに、プリンタ・コン
トローラ2103からエンジン制御部2002に対して
発行するコマンドを発行順に格納するエンジン・コマン
ド・キューに積む(S1504)。この場合、コマンド
に対する応答をプリンタ・コントローラ2103に返さ
なくてはならないので、擬似的にリーダ・コントローラ
901からコマンド実行が成功したとしてシリアル通信
コントローラ2205を用いて、プリンタ・コントロー
ラ2103に/CSTS信号ラインを通じて返信する
(S1505)。
【0116】なお、上記のようにプリンタ・コントロー
ラ2103から送られてきたコマンドと同じコマンドを
エンジン制御部2002に対して発行した場合は、エン
ジン制御部2002からの応答を待ち(S1506)、
応答が来たところでコマンドの成功を判定して(S15
07)、一連のコマンド発行シーケンスを終了する(S
1505、S1508)。
【0117】次に、図15の(B)のフローを用いて、
リーダ・コントローラ901が自身の状態に影響を与え
ずに、プリンタ・コントローラ2103から受けたコマ
ンドをエンジン制御部2002に対して発行できる状態
になった場合について説明する。そのような状態になっ
たならば(S1511)、リーダ・コントローラ901
はエンジン制御部2002に対して、シリアル通信コン
トローラ2202を用い、信号ライン/PCMDを通し
てエンジンコマンドキューに積まれているコマンドを発
行し(S1512)、エンジン制御部2002からの応
答を待つ(S1513)。なお、リーダ・コントローラ
901自身が発行するコマンドも、この/PCMD信号
ラインを通じてエンジン制御部2002に送信する。
【0118】エンジン制御部2002からはコマンド実
行が完了すると、/PSTS信号ラインを通じて、リー
ダ・コントローラ901に応答が返ってくる(S151
3)。コマンド実行が成功した場合には(S151
4)、エンジン・コマンド・キューからこのコマンド分
を削除する(S1515)。なお、この時点でエンジン
がコマンド実行に失敗したことが判明した場合には、エ
ラー発生状態として処理する(S1516)。
【0119】以上のように、プリンタ・コントローラ2
103とエンジン制御部2002の間にリーダ・コント
ローラ901が介入した構成の場合でも、プリンタ・コ
ントローラ2103からエンジン制御部2002への通
常のコマンド発行に際して、動作に不整合性を出すこと
なく、コマンド処理シーケンスを動かすことができる。
【0120】[状態変化信号に対する制御]次に、リー
ダ・コントローラ901がプリンタ・コントローラ21
03とエンジン制御部2002の間に入った構成におい
て、プリンタエンジン側の状態変化、例えば何らかのエ
ラー発生状態になったことが、状態変化信号/PCCR
Tを利用してエンジン制御部2002側からリーダ・コ
ントローラ901に伝達された場合の処理について説明
する。
【0121】リーダ・コントローラ901がプリンタ・
コントローラ2103とエンジン制御部2002の間に
入る構成の場合、リーダ・コントローラ901側とプリ
ンタ・コントローラ2103側が、知りたい状態の変化
が異なる可能性がある。それは例えば、搬送中の紙がジ
ャムするような状態変化が発生する場合である。
【0122】プリンタエンジンがリーダ・コントローラ
901の制御下で、複写動作しているときに、ジャム
(紙詰り)が発生したとすると、この状態はリーダ・コ
ントローラ901だけが知りたい状態であり、プリンタ
・コントローラ2103としては、自身が出力している
最中のジャムではないので、もしこの状態を知らされた
としても適切な後処理を実施できない。
【0123】また、リーダ・コントローラ901と同等
な制御系をプリンタ・コントローラ2103にも載せよ
うとすると、両コントローラ2103、901上に他方
が持つべきジャム処理制御のソフトウェアをも持つこと
になるので、重複搭載となり、設計工数上、品質評価
上、ソフトウェアの容量上で多くの無駄が発生すること
になる。従って、ジャム発生のような状態変化の情報
は、基本的にはプリントモード時には、プリンタ・コン
トローラ2103に対して通知し、コピーモード時には
リーダ・コントローラ901に通知すればよいことにな
る。
【0124】ただし、コピーモード時においても、プリ
ンタ・コントローラ2103がエンジンの状態変化信号
が欲しい場合もある。例えば、カセットサイズの変更や
紙無しなどの情報は、プリンタ・コントローラ2103
にも通知する必要がある。しかし、これらの情報はエン
ジン制御部2002において状態変化信号が発行されて
から、各コントローラにおいて処理が行われるまでの時
間を厳しく問うものではない。そこで、このような場合
は以下に説明するような処理が行われる。
【0125】すなわち、リーダ・コントローラ901が
エンジン制御部2002を制御しているコピーモード時
においては、制御回路2208のゲート機能を用いてエ
ンジン制御部2002から通知されてきた状態変化信号
/PCCRTをプリンタ・コントローラ2103に対し
てはマスクし、リーダ・コントローラ901のみが割り
込みコントローラ2204を通して受信する。そして、
リーダ・コントローラ901は図16に示す制御フロー
に従い処理を行う。
【0126】すなわち、/PCCRT信号が真になった
時点で(S1601)、リーダ・コントローラ901は
状態変化を取得するコマンドをエンジン制御部2002
に対して発行する(S1602)。その後、リーダ・コ
ントローラ901はエンジン制御部2002から戻って
きたステータスを見て(S1603)、エンジンの状態
変化の内容を把握する(S1604)。そして、その内
容がプリンタ・コントローラ2103にも通知する内容
かどうかをリーダ・コントローラ901は判断する(S
1605)。例えば、給紙カセット・サイズが変更され
た様な状態変化は、プリンタ・コントローラ2103に
通知する。
【0127】プリンタ・コントローラ2103に通知す
ると判断した場合には、リーダ・コントローラ901は
制御回路2208を用いて、フラグをセットし、状態変
化信号/CCCRTを発生させ、プリンタ・コントロー
ラ2103に通知する(S1607〜S1609)。一
方、プリンタ・コントローラ2103に通知する必要が
無いと判断した場合には、リーダ・コントローラ901
内部でその状態変化に対する処理をする(S161
0)。
【0128】プリンタ・コントローラ2103がエンジ
ン制御部2002を制御しているプリントモード時にお
いては、制御回路2208のゲート機能を開放し、エン
ジン制御部2002から通知されてきた状態変化信号/
PCCRTを、状態変化信号/CCCRTとしてプリン
タ・コントローラ2103に対して通知する(S160
7〜S1609)。
【0129】[実行コマンドに対する制御]次に、実行
コマンドの制御に関して説明する。例えば、プリンタ・
コントローラ2103とリーダ・コントローラ901が
エンジン制御部2002に対して同時に使用要求を出し
た場合について、リーダ・コントローラ901がどのよ
うに制御するかについて説明を行う。
【0130】図17は、コピー動作中にプリント要求が
発生した場合のデータの所在とそのやり取りを表した図
である。この時、エンジン制御部2002は、リーダ・
コントローラ901から送られてくる画像信号/PVD
Oを受け取り、画像形成を行っている。その動作は、図
8で説明したように、給紙カセット指定や排紙口指定、
画像形成モードといった設定をリーダ・コントローラ9
01とエンジン制御部2002の間のシリアル通信で設
定済みである。
【0131】1701は各種設定値のバッファであり、
リーダ・コントローラ901が自分でエンジン制御部2
002に設定した値、およびプリンタ・コントローラ2
103がエンジン制御部2002に設定した値が格納さ
れている。上記バッファ1701に示した各種設定値の
うち、リーダ用の設定値には上述した給紙カセット指定
等の指定値が格納されていることになる。
【0132】ここで、コピー動作中にプリンタ・コント
ローラ2103からプリント要求が発生した場合に、コ
ピー動作に割り込んでプリントアウトが行われること
は、ユーザビリティの観点からも考えずらい。そこで、
この状況でのプリント要求は、コピー動作が終了するま
で延期されることになる。
【0133】しかし、この場合も、プリンタ・コントロ
ーラ2103からの/CCMDに対して、/CSTSを
返さなければならない。そこで、バッファ1701の設
定値のうち、PDL(ページ記述言語)用の設定値に、
プリンタからの設定値のみは、そのまま要求に応じて設
定しておく。リーダ用の設定値とPDL用の設定値が異
なる場合には、コピー動作が終了し、プリンタ動作を開
始する前に、リーダ・コントローラ901からエンジン
制御部2002に設定を行えばよい。具体例で説明する
と次のようになる。
【0134】現在は、コピー動作中であり、上段のカセ
ットから給紙し、フェイスアップ排出口に排紙する設定
となっており、画像形成モードも原稿がカラーであると
の判定の元にカラーモードに設定されていたとする。こ
こで、プリンタ・コントローラ2103からプリント要
求が発生した場合、プリントの実行自体は延期される
が、各種設定は行うことができる。ここで、プリント要
求は、上段のカセット408から給紙し、フェイスダウ
ン排出口に排出し、更に白黒画像を出力する要求である
とする。給紙カセット指定については、リーダ・コント
ローラ901、プリンタ・コントローラ2103とも上
段カセット408を指定している。従って、コピー動作
が終了し、プリント動作に切り替わった時にも、エンジ
ン制御部2002に対して給紙段カセット指定コマンド
を発行する必要がない。だが、排出口と画像形成モード
については、コピー動作とプリント動作では指定が異な
るために、コピー動作が終了した時点でリーダ・コント
ローラ901からエンジン制御部2002に対して改め
て排紙口指定、画像形成モード指定のコマンドを発行す
る必要がある。
【0135】以上のように、リーダ・コントローラ90
1は、プリンタ・コントローラ2103からのコマンド
に対して、エンジン制御部2002へのコマンド実行を
延期させるだけの判断を行なっているのではなく、リー
ダ・コントローラ901が既にエンジン制御部2002
に対して設定済みのものについては、重複して設定する
ことがないような判断を行う。
【0136】次に、図18を参照して、プリント動作中
にコピー要求が発生した場合について説明する。この場
合は、図17の場合と逆でユ−ザビリティの観点から
は、コピー機(画像形成装置)の前でコピーボタンを押
そうとしても、プリント動作中でコピーできないことよ
りは、コピーボタンの押し下げで割り込む形でコピー動
作を実行できた方がよい。
【0137】この場合は、まずプリンタ・コントローラ
2103から送られた/CVDOがセレクタ2201で
選ばれ、/PVDOとしてエンジン制御部2002に送
られている。仮に、図17で説明したものと全く同じ設
定で、プリンタ・コントローラ2103からの設定は上
段カセット、フェイスダウン排出口、白黒画像モードで
あるとする。エンジン制御部2002は、プリンタ・コ
ントローラ2103からの/PPRNT信号がHigh
(偽)になった時に終了をはじめて検知できるので、何
枚プリントアウトされるかは知らない。ここではプリン
タは4枚の画像をプリントアウトしようとしていると仮
定する。リーダから割込でコピー動作要求をしなけれ
ば、図6で示すような画像タイミングで、エンジン制御
部2002から/PTOP信号が4つ発生され、それに
応じて画像がプリンタ・コントローラ2103からリー
ダ・コントローラ901を介して、エンジン制御部20
02へ送られる。
【0138】そこで、2枚目のプリントアウト中に、カ
ラー原稿の1枚コピーという割込コピー要求がリーダ・
コントローラ901に発生したと仮定する。図19のタ
イミングチャートを用いてこれを説明する。プリンタ・
コントローラ2103からの/CPRNT要求により、
リーダ・コントローラ901は/PPRNT要求をエン
ジン制御部2002に対して発行し、エンジン制御部2
002から/PTOP信号がリーダ・コントローラ90
1を介して/CTOP信号としてプリンタ・コントロー
ラ2103に供給される。このようにして、1901に
示す1枚目の画像と、1902に示す2枚目の画像のプ
リント動作は実行される。
【0139】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、割込コピー要求をリーダ・コントローラ901が発
生した場合を説明する。リーダ・コントローラ901は
プリンタ・コントローラ2103に対して、/CCCR
T信号を発生する。この信号は実際にエンジンの状態が
変化したのではなく、リーダがプリンタ・エンジンを獲
得するために、プリンタ・コントローラ2103にエン
ジンの開放を要求するものである。この信号の発生は前
述したように制御回路2208を用いる。この/CCC
RT信号に対して、プリンタ・コントローラ2103は
エンジンの状態ステータスをチェックするためのコマン
ドを発行し、リーダ・コントローラ901はこのコマン
ドに対して、”コピー動作中”であるというステータス
をプリンタ・コントローラ2103に返す。そうする
と、プリンタ・コントローラ2103は、/CPRNT
信号をLow(真)にしたままの状態で、エンジンがコ
ピー動作中であることを検知して、/CTOP信号がく
るのを待ち続ける。
【0140】コピー状態でなければ、/CPRNTをL
ow(真)にしたまま、/CTOPが来ない場合は、一
定時間後にタイムアウトエラーとなるが、コピー状態の
場合には、プリンタ・コントローラ2103側でタイム
アウトを解除し、永久に/CTOP信号を待ち続けるよ
うに設定する。今回、エンジン制御部2002から送ら
れてくる/PTOP信号は、コピー動作を行うためのも
のであり、リーダ・コントローラ901側で/PTOP
信号を使用する。
【0141】また、1905で示すように、リーダ・コ
ントローラ901はエンジン側から送られてきた/PT
OP信号をプリンタ・コントローラ2103へ送らない
ようにマスクすることになる。実際に、リーダ・コント
ローラ901で生成される画像信号は1906の画像信
号のみである。そして、割込コピーが1枚終了したの
ち、リーダ・コントローラ901は/PTOPの信号の
マスクを外し、/CTOPとしてプリンタ・コントロー
ラ2103へ送出することにより、再びプリンタ・コン
トローラ2103からの画像1903と1904をエン
ジン制御部2002へプリントアウトすることができ
る。
【0142】以上の説明のように、プリント動作中の割
込コピー動作を実現することができる。
【0143】このように、プリンタ・コントローラ21
03やリーダ・コントローラ901の状態に応じて、プ
リンタ・エンジンをどちらが獲得するか、あるいはどの
タイミングでコマンドを発行するかを全てリーダ・コン
トローラ901が、状況に応じて判断し、制御すること
により、1つのプリントエンジンに対して、2つのコン
トローラからの要求を実現することができる。
【0144】[設定内容確認コマンドに対する制御]次
に、プリンタ・コントローラ2103が設定内容確認コ
マンドを発行した場合の制御動作について説明する。
【0145】プリンタ・コントローラ2103がエンジ
ン制御部2002に設定されている状態を確認したいこ
とが発生した場合、プリンタ・コントローラ2103は
設定内容確認コマンドを/CCMDを通して発行する。
このコマンドを受信したリーダ・コントローラ901
は、図17の設定値格納バッファ1701をチェック
し、プリンタ・コントローラ2103が確認したい内容
がこのバッファ1701のなかにあるならば、その内容
を読み出し、/CSTSを通してプリンタ・コントロー
ラ2103に通知する。また、プリンタ・コントローラ
2103が確認したい内容がそのバッファ1701に無
い内容ならば、リーダ・コントローラ901は設定内容
確認コマンドを/PCMDを通してエンジン制御部20
02に対して発行する。エンジン制御部2002はその
コマンドに対応する設定内容を内部メモリ(図示しな
い)から読み出し、その設定内容を/PSTSを通して
リーダ・コントローラ901に通知し、リーダ・コント
ローラ901はその設定内容を/CSTSを通してプリ
ンタ・コントローラ2103に通知する。
【0146】[次状態遷移許可コマンド・次状態遷移禁
止コマンド発行時の制御]図20にプリンタのメインス
イッチ(図示しない)がON後のシーケンスフローを示
す。プリンタエンジンはメインスイッチ(図示しない)
がON後(S2000)、プリンタ制御に必要なパラメ
ータ等の設定や、定着器407をプリントするために必
要な温度へ温調(温度調整)するなどの前処理を行う
(S2001)。そして、プリントするために必要な定
着温度に到達し、かつ制御に必要な諸パラメータの設定
等の前処理が完了すると(S2002)、画像データプ
リント開始待機状態になる(S2003)。
【0147】プリント開始待機状態になると、リーダ・
コントローラ901からのプリント開始信号(/PRN
T)を待ち、プリント開始信号がリーダ・コントローラ
901から送信される(S2004)と、プリントが開
始され、プリンタはプリント状態へ遷移する(S200
5)。
【0148】プリント終了(S2006)後、通常プリ
ンタは後処理状態へ遷移する(S2007)。この後処
理状態では、プリンタは中間転写体(ドラム)405や
転写べルト406の念入りなクリーニング処理等を実行
するため、時間を長く要することがある。この後処理が
終了すると、プリンタは上記S2003のプリント開始
待機状態へと戻る(S2008)。
【0149】次に、ユーザが複数枚の原稿を複写する際
に、各原稿毎に後処理状態を入れないように、リーダ・
コントローラ901からプリンタを制御する場合につい
て説明する。
【0150】まず、ユーザは原稿を原稿台102に置
き、プリント開始のキー(図示しない)を押す。プリン
ト開始キー( スタートキー) が押下されると、リーダ・
コントローラ901は、図11で前述したように、エン
ジン制御部2002に対して/PRNT信号の送信とと
もに、原稿読み取り装置801で読み取った画像データ
/PVDOをエンジン制御部2002へ送信し、この画
像データを基にプリンタは潜像・現像・給紙・転写・排
紙からなる一連のプリントシーケンスを実行していく
が、プリント最中の所定のタイミングでリーダ・コント
ローラ901から次状態遷移禁止コマンドC1が発行さ
れる。プリンタがこのコマンドC1を受信後のシーケン
スフローを図21に示す。
【0151】まず、プリンタは印字動作中の所定タイミ
ングで次状態遷移禁止コマンドC1を受信すると(S2
100)、状態遷移禁止フラグを内部レジスタ(図示し
ない)にセットし(S2101)、エンジン制御部20
02は通常後処理に入るタイミング(S2102)でこ
の状態遷移禁止フラグをチェックし(S2103)、こ
のフラグがセットされていれば、プリンタ・エンジンを
動作させたまま、プリント中待機状態へ遷移する(S2
104)。
【0152】ここで、もし、経時変化により感光ドラム
402等の劣化や中間転写体405の劣化が生じ、ある
特殊な環境に装置本体が置れているとすると、中間転写
体405上の直前に出力された画像の残像は、通常の連
続プリント時の画像間で実行される画像形成部分のみの
簡易クリーニングだけでは完全にクリーニングされきれ
ない場合がある。この場合、もしかかる簡易クリーニン
グ後に、通常プリントが再開されると、このクリーニン
グしきれない直前の画像のクリーニング不良部分が、次
の画像に転写されてしまい、次の画像が最適な画像とし
て得られなくなる可能性がある。そこで、プリント中待
機状態に入ってから少なくとも中間転写体405の1周
分のクリーニング制御を投入し(S2111、S211
2)、従来の連続時画像間に入る簡易クリーニングより
も十分な中間転写体405上のクリーニング制御を実行
することで、直前の画像形成の残像を完全にクリーニン
グする。このようにすることで、次の画像形成が開始さ
れたとしても、直前のクリーニング不良部分が残像とし
て次の画像に転写されることなく、最適な画像が得るこ
とができる。
【0153】プリント中待機状態に入ってから、所定時
間内に(S2105)、ユーザが2枚目の原稿に交換し
て、再度スイッチを押下するものとする。リーダ・コン
トローラ901はプリント開始キーが押下されるのを検
知したら(S2106)、プリンタ・エンジン制御部2
002に対して次状態遷移許可コマンドC2を発行する
(S2107)。
【0154】プリンタは、この次状態遷移許可コマンド
C2を受信すると、少なくとも中間転写体405の1周
分のクリーニング制御が終了しているのを確認して(S
2112)、もしそのクリーニングが終了していれば、
プリント開始することができる所定のタイミング(S2
108)で、プリント状態に復帰し(S2110)、リ
ーダ・コントローラ901はプリンタがプリント状態へ
復帰するタイミングに合わせて、次の画像データを送信
し、次のプリントが開始される。
【0155】また、プリント中待機状態において予め設
定可能な所定時間が経過する(S2105)と、プリン
タは後処理状態に遷移し、所定の後処理を実行する(S
2109)。また、次状態遷移禁止コマンドC1がリー
ダ・コントローラ901から送信されない場合には(S
2103)、プリント終了後、プリンタは後処理状態に
遷移し、後処理を実行する(S2109)。
【0156】以上説明したように、次状態遷移禁止コマ
ンドC1、次状態遷移許可コマンドC2を使用すること
で、後処理に原稿交換時間よりも長い時間を要するプリ
ンタでは、後処理へ遷移し、後処理が終了するのを待つ
ことなく、次の画像データプリントを実行することが可
能になる。また、プリント中待機状態へ遷移してから設
定可能な所定時間経過すると、プリンタ・エンジン制御
部2002は後処理状態へ遷移するようにプリンタを制
御するのでクリーニング不良の問題は生じない。
【0157】[他の実施の形態]なお、本発明は、複数
の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェー
ス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステ
ムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複
写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0158】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0159】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0160】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0161】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジン制御部とプリンタ・コントローラの間にそのリ
ーダ・コントローラを挿入することで、従来例で述べた
課題を解決し、そのプリンタ・コントローラへの変更な
くリーダを付加することができ、かつホスト(外部のコ
ンピュータ等)の処理速度に律速されない複写機能を実
現できるという効果が得られる。
【0163】また、本発明によれば、プリンタ構成部品
の劣化等が生じ、特定環境にプリンタ本体がおかれた場
合でも、プリント動作中のそのプリンタ・エンジン制御
部に対して、所定のタイミングでリーダ・コントローラ
から次状態遷移禁止コマンドを発行させることで、現在
の原稿プリント終了後、すぐに後処理状態に入らせず、
かつそのままプリンタエンジンを動作させたまま、プリ
ント中待機状態に遷移させ、プリンタを待機させること
ができ、またプリント中待機状態に遷移した時点で、必
ず中間転写体1周分のクリーニング制御を実行させるこ
とで、次にプリント状態へ復帰しても前の画像のクリー
ニング不良によるゴーストが出ることもなく、かつプリ
ント中待機状態からプリント動作へ復帰するために、長
い念入りなクリーニング制御や後処理を実行する後処理
状態へ遷移することも無いので、次の原稿の画像出力を
させるのにオペレータにあまり時間を待たせずにプリン
トを実行することが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるコントローラとプ
リンタの全体構成をブロックを用いて示す模式図であ
る。
【図2】図1からリーダ部分(画像読み取り装置とリー
ダ・コントローラ)を取り除いた一般的なプリンタの構
成をブロックを用いて示す模式図である。
【図3】図2の構成において、プリンタ・コントローラ
とエンジン制御部間のビデオIF信号の結線を示す接続
図である。
【図4】図3に示すビデオI/F信号の内容の一覧を示
す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるプリンタの機械的
な構造を示す配置構成図である。
【図6】図3の構成における画像信号のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図7】図3の構成におけるシリアル通信のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図8】図3の構成におけるプリント動作時の通信制御
のプロトコルを示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるリーダ部(画像読
み取り装置)を装着した場合の画像形成装置の外観と概
略構成を示す縦断面図である。
【図10】図1に示すようにリーダ・コントローラをプ
リンタ・コントローラとエンジン制御部間に挿入した構
成におけるビデオI /F信号の結線を示す接続図であ
る。
【図11】図10のリーダ・コントローラ内の詳細な回
路構成を示すブロック図である。
【図12】画像形成装置においてコピー時とプリント時
のタイミング差を示す特性図である。
【図13】図10のリーダ・コントローラ内の回路構成
の変形例を示すブロック図である。
【図14】図2に示すようにリーダ部が装着されない場
合の通信制御手順を示すフローチャートである。
【図15】図1に示すようにリーダ部を装着した場合の
通信制御手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態において図1に示すよう
にリーダ部を装着した場合の/CCRTにおける状態変
化に対する処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の一実施形態の図10の構成において
コピー動作中のプリント要求の処理を示すブロック図で
ある。
【図18】本発明の一実施形態の図10の構成において
プリント動作中のコピー要求の処理を示すブロック図で
ある。
【図19】図18に示す場合において割り込みコピー時
のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図20】プリンタのメインスイッチがON後の通常の
プリント動作を示すフローチャートである。
【図21】本発明の一実施形態における次状態遷移禁止
コマンド受信時のプリンタの動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図22】一般的なプリンタシステムの接続構成を示す
ブロック図である。
【図23】図22のプリンタシステムに対してリーダ部
(画像読み取り装置)の従来の接続方法を示すブロック
図である。
【図24】プリンタに対する従来のリーダ部の他の接続
方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 リーダ枠体 102 原稿台 103 光源 104 光電変換部 105 アナログデジタル変換部 401 スキャナー 402 感光体(感光ドラム) 403 色現像器 404 黒現像器 405 中間転写体 406 転写ベルト 407 定着器 408 上段カセット 409 下段カセット 801 原稿給送装置 802 原稿読み取り装置 803 プリンタ本体 804 光電変換部 805 原稿台ガラス 901 リーダ・コントローラ 902 画像信号処理部 903 原稿走査光学系制御部 904 原稿給送制御部 905 操作部 906 画像入力部 1701 設定値バッファ 2001 プリンタ本体 2002 エンジン制御部(DCコントローラ) 2003 画像形成部 2004 オプションカセットデッキ 2005 オプションソータ 2006 オプションコントローラ 2101 ビデオI/F(インターフェース) 2102 プリンタ・エンジン 2103 プリンタ・コントローラ(PDLコントロー
ラ) 2104 ホストコンピュータ(ホスト) 2105 ネットワーク 2201 セレクタ 2202 シリアル通信コントローラ 2203 入出力ポート 2204 割り込みコントローラ 2205 シリアル通信コントローラ 2206 入出力ポート 2207 ゲート 2208 ゲート機能及びフラグセット機能を有する制
御回路 2209 CPU(中央演算処理装置) 2501 画像読み取り装置(リーダ部) 2601 I/F(インタフェース) 2602 コントローラ部 2603 セレクタ部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 AR01 AS02 HH07 HJ02 HJ06 HJ10 HN05 HN15 2H027 DB01 EF09 EF13 HB19 ZA07 5B021 AA01 AA02 AA19 BB01 CC04 CC05 NN00 QQ04 5C062 AA05 AA13 AB01 AB17 AB22 AB38 AB42 AC43 AE00 AE13 AF00 BA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタエンジンの記録紙の搬送制御や
    画像形成制御を行うエンジン制御部と、 前記エンジン制御部の設定や動作を行わせ、かつ外部の
    ホストから送られてきた画像を前記エンジン制御部の所
    望するタイミングで画像送出を行うプリンタ・コントロ
    ーラと、 原稿を読み取り画像データを出力する原稿読み取り装置
    と、 前記原稿読み取り装置の制御と、該原稿読み取り装置か
    ら出力された画像データを処理し、前記エンジン制御部
    の所望するタイミングで画像送出を行うリーダ・コント
    ローラとを有し、 前記エンジン制御部と前記プリンタ・コントローラの間
    に前記リーダ・コントローラを接続し、該リーダ・コン
    トローラは前記プリンタ・コントローラと前記エンジン
    制御部間で送受される信号の転送を行う機能を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記リーダ・コントローラは、前記エン
    ジン制御部の設定条件を格納する設定バッファを有し、
    前記プリンタ・コントローラから前記エンジン制御部へ
    の設定条件の問い合わせに対し、該問い合わせ内容が前
    記設定バッファにあるときは該設定バッファから読み出
    した内容を前記プリンタ・コントローラへ応答し、前記
    問い合わせ内容が前記設定バッファにないときのみ該問
    い合わせをそのまま前記エンジン制御部へ転送すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記プリンタコントローラが外部のホス
    トから送られてきた画像を前記エンジン制御部へ送出中
    に、前記原稿読み取り装置を用いた複写要求が生じた時
    は、前記リーダ・コントローラは、割り込みにより要求
    された複写を実行する制御を行うことを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記リーダ・コントローラは、プリント
    動作中の前記エンジン制御部に対して、所定のタイミン
    グで次状態遷移禁止コマンドを発行することで、現在の
    原稿プリント終了後、すぐに後処理状態に入らせず、か
    つそのまま前記プリンタエンジンを動作させたまま、プ
    リント中待機状態に遷移させ、該プリント中待機状態に
    遷移した時点で、少なくとも中間転写体1周分のクリー
    ニング制御を実行させることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジン制御部は、通常は、現在の
    プリント終了後にプリント状態からすぐに後処理状態に
    入るように前記プリントエンジンの状態を遷移するよう
    に制御し、 プリント動作中の前記エンジン制御部に対して現在のプ
    リントの所定のタイミングで前記リーダ・コントローラ
    から次状態遷移禁止コマンドを発行された場合には、現
    在のプリント終了後に後処理状態もしくは次のプリント
    状態に遷移させずに、前記プリンタ・エンジンを動作さ
    せたまま前記リーダ・コントローラからの次状態遷移許
    可コマンドを待つプリント中待機状態に遷移させて待機
    させ、 プリント中持機状態では、画像形成された中間転写体の
    クリーニング動作を少なくとも中間転写体1周分に相当
    する期間実行し、 該中間転写体のクリーニングが終了した状態で、前記リ
    ーダ・コントローラから所定のタイミングで次状態遷移
    許可コマンドを発行されたら、前記プリントエンジンが
    プリント可能な所定のタイミングでプリント状態に復帰
    し、 前記リーダ・コントローラから送信される次のプリント
    画像データをプリントすることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記次状態遷移禁止コマンドは、原稿給
    送装置を用いて連続的に原稿の読み取りとプリント動作
    をする際に発行されることを特徴とする請求項4または
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記プリンタエンジンは、電子写真方式
    のものであることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の画
    像形成装置をネットワークを介して前記ホストに接続し
    たことを特徴とする画像形成システム。
  9. 【請求項9】 プリンタエンジンの記録紙の搬送制御や
    画像形成制御を行うエンジン制御部と、前記エンジン制
    御部の設定や動作を行わせ、かつ外部のホストから送ら
    れてきた画像を前記エンジン制御部の所望するタイミン
    グで画像送出を行うプリンタ・コントローラとの間に、
    原稿読み取り装置の制御と該原稿読み取り装置から出力
    された画像データを処理し、前記エンジン制御部の所望
    するタイミングで画像送出を行うリーダ・コントローラ
    を接続した画像形成装置において、該リーダ・コントロ
    ーラは、 前記プリンタ・コントローラから前記エンジン制御部へ
    の設定条件の問い合わせに対し、前記エンジン制御部の
    設定条件を格納する設定バッファ内に前記問い合わせ項
    目が存在するか否かを判定する手順と、 該判定の結果、前記問い合わせ項目が前記設定バッファ
    にあるときは該設定バッファから読み出した内容を前記
    プリンタ・コントローラへ応答する手順と、 前記判定の結果、前記問い合わせ項目が前記設定バッフ
    ァにないときは該問い合わせをそのまま前記エンジン制
    御部へ転送する手順と を有することを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記リーダ・コントローラは、 前記プリンタコントローラが外部のホストから送られて
    きた画像を前記エンジン制御部へ送出中に、前記原稿読
    み取り装置を用いた複写要求が生じた時は、割り込みに
    より要求された複写を実行する制御を行う手順を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記リーダ・コントローラは、 プリント動作中の前記エンジン制御部に対して所定のタ
    イミングで次状態遷移禁止コマンドを発行する手順と、 前記プリンタエンジンの中間転写体のクリーニングが終
    了した時点で前記エンジン制御部に対して所定のタイミ
    ングで次状態遷移許可コマンドを発行する手順とを有
    し、 前記エンジン制御部は、 通常は現在のプリント終了後にプリント状態からすぐに
    後処理状態に入るように前記プリントエンジンの状態を
    遷移するように制御する手順と、 前記次状態遷移禁止コマンドに応じて、現在の原稿プリ
    ント終了後、すぐに後処理状態もしくは次のプリント状
    態に遷移させず、かつそのまま前記プリンタエンジンを
    動作させたまま、プリント中待機状態に遷移する手順
    と、 該プリント中待機状態に遷移した時点で、画像形成され
    た中間転写体を少なくとも1周分のクリーニング制御を
    実行する手順と、 前記次状態遷移許可コマンドに応じて、前記プリントエ
    ンジンをプリント可能な所定のタイミングでプリント状
    態に復帰させる手順とを有することを特徴とする請求項
    9または10に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記次状態遷移禁止コマンドは、原稿
    給送装置を用いて連続的に原稿の読み取りとプリント動
    作をする際に発行されることを特徴とする請求項11に
    記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 プリンタエンジンを制御するエンジン
    制御部と、前記エンジン制御部の設定や画像送出を行う
    プリンタ・コントローラとの間に、原稿読み取り装置の
    制御や画像送出を行うリーダ・コントローラを接続した
    画像形成装置をコンピュータによって制御を行うための
    制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御プ
    ログラムはコンピュータに、 前記プリンタ・コントローラから前記エンジン制御部へ
    の設定条件の問い合わせに対し、前記エンジン制御部の
    設定条件を格納する設定バッファ内に前記問い合わせ項
    目が存在するか否かを判定させる処理と、 該判定の結果、前記問い合わせ項目が前記設定バッファ
    にあるときは該設定バッファから読み出した内容を前記
    プリンタ・コントローラへ応答させる処理と、 前記判定の結果、前記問い合わせ項目が前記設定バッフ
    ァにないときは該問い合わせをそのまま前記エンジン制
    御部へ転送させる処理とを有することを特徴とする画像
    形成用制御プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記プリンタコントローラが外部のホストから送られて
    きた画像を前記エンジン制御部へ送出中に、前記原稿読
    み取り装置を用いた複写要求が生じた時は、割り込みに
    より要求された複写を実行させる処理を有することを特
    徴とする請求項13に記載の画像形成用制御プログラム
    を記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 プリント動作中の前記エンジン制御部に対して所定のタ
    イミングで次状態遷移禁止コマンドを発行させる処理
    と、 前記プリンタエンジンの中間転写体のクリーニングが終
    了した時点で前記エンジン制御部に対して所定のタイミ
    ングで次状態遷移許可コマンドを発行させる処理とを有
    することを特徴とする請求項13または14に記載の画
    像形成用制御プログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 通常は現在のプリント終了後にプリント状態からすぐに
    後処理状態に入るようにプリントエンジンの状態を遷移
    させる処理と、 前記次状態遷移禁止コマンドに応じて、現在の原稿プリ
    ント終了後、すぐに後処理状態もしくは次のプリント状
    態に遷移させず、かつそのまま前記プリンタエンジンを
    動作させたまま、プリント中待機状態に遷移させる処理
    と、 該プリント中待機状態に遷移した時点で、画像形成され
    た中間転写体を少なくとも1周分のクリーニング制御を
    実行させる処理と、 前記次状態遷移許可コマンドに応じて、前記プリントエ
    ンジンをプリント可能な所定のタイミングでプリント状
    態に復帰させる処理とを有することを特徴とする請求項
    15に記載の画像形成用制御プログラムを記録した記録
    媒体。
JP10246281A 1998-08-31 1998-08-31 画像形成装置および画像形成方法並びに画像形成用制御プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2000071569A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009040033A (ja) * 2007-07-19 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびプリンタ制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009040033A (ja) * 2007-07-19 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびプリンタ制御方法

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