JP3507098B2 - 画像記録装置およびその制御方法 - Google Patents

画像記録装置およびその制御方法

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JP3507098B2 JP10552993A JP10552993A JP3507098B2 JP 3507098 B2 JP3507098 B2 JP 3507098B2 JP 10552993 A JP10552993 A JP 10552993A JP 10552993 A JP10552993 A JP 10552993A JP 3507098 B2 JP3507098 B2 JP 3507098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置およびその
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー複写機では、転写ドラムな
どの画像転写体を設け、この転写ドラム上の記録紙へマ
ゼンタ,シアン,イエロー,黒の4色分解画像を順次重
ね合わせる多重画像記録によってカラー画像を形成する
のが一般的である。またこのようなカラー複写機で、同
時に複数枚の記録紙へ画像を形成する場合、転写ドラム
に複数枚の記録紙を貼付け、各記録紙毎に読取光学系を
駆動して画像を形成する方法が一般的である。例えば、
転写ドラムに2枚の記録紙を貼付けた場合、読取光学系
を2回駆動して2枚分のマゼンタ像(以下「M像」とい
う)の記録を行い、その後シアン,イエロー,黒の各記
録色についても、読取光学系をそれぞれ2回駆動して2
枚分の画像形成を行うものである。
【0003】このようなカラー複写機では、多重画像記
録のための複数の原稿走査は、所定のタイミング信号に
基づいて行われている。例えば、転写ドラムの所定位置
をセンサで検出し、その検出タイミングに基づいて、色
毎の原稿走査を行うことによって各色の記録位置ずれを
防いでいる。図20は従来の色重ね記録動作の概略を説
明する図で、一定速度で回転する感光ドラム191に原
稿から読取った文字「A」の潜像を形成し、マゼンタの
現像器151dで現像した後、一定速度で回転する転写
ドラム127に貼付けられた記録紙501に、文字
「A」のM像を形成したところである。次に、シアンの
現像器151cにより現像された文字「A」のシアン像
(以下「C像」という)が、文字「A」のM像上に重ね
られる。
【0004】この色重ね記録のタイミング信号は、転写
ドラム127の底辺に取付けられたフラグ板152が、
固定されたフォトセンサ153を横切ることによって発
生される。図21は従来のカラー画像の記録動作を説明
する図である。同図に示すように、フォトセンサ153
のタイミング信号が立上がってから、T時間後に副走査
方向の原稿読取を開始することによって、記録紙501
の先端と記録画像の先端とを一致させる。
【0005】すなわち、従来のカラー複写装置において
は、副走査方向の原稿読取と画像記録とは、共通の信号
(フォトセンサ153のタイミング信号)によって開始
され、その後も共通の同期信号によって原稿読取と画像
記録とを行っていた。その結果、図21に示した破線5
01a上の画像a,bは、マゼンタ記録(以下「M記
録」という)時もシアン記録(以下「C記録」という)
時も、フォトセンサ153のタイミング信号が立上がっ
てからそれぞれ時間U,V後に読取られ記録されてい
た。
【0006】ここで、原稿画像のライン読取りおよびラ
イン記録は、転写ドラム127の回転とは非同期であ
る。従って、M記録時には記録紙501の先端が、丁
度、ライン同期信号の発生位置にあったとしても、C記
録時には記録紙501の先端がライン同期信号に一致す
るとは限らず、図21にcで示すように、ライン同期信
号に対して原稿読取と画像記録のタイミングが色毎にず
れ、見掛け上、ライン同期信号に位相ずれが生じたよう
になることがあった。
【0007】図22は図20の画像a近傍の画像信号拡大図
である。同図において、M記録の際は、画像aの先端はラ
イン同期信号のほぼ中央で読み取られるため、その先端
部は1ライン分の中間濃度で記録され、またC記録の際
は、画像aの後端がライン同期信号のほぼ中央で読み取
られるため、その後端部は1ライン分の中間濃度で記録
される。このように、M像もC像も、原稿画像とラインサ
ンプリングの位置との違いによって画像記録幅は拡がる
が、拡がった部分の記録濃度が半分になるために、画像
aの濃度中心はM像の場合もC像の場合もずれない。
【0008】このように、従来のカラー複写機で、ライ
ン毎に読取った画像をライン毎に記録する場合、色毎に
ライン同期信号の見掛け上の位相ずれが生じても、フォ
トセンサ153のタイミング信号が立上がってからT時
間後に、画像読取も画像記録も開始されるので、記録画
像上でのずれにはならなかった。しかし、上述の多重画
像記録方法では記録速度が遅いという欠点があった。そ
こで、転写ドラム127に複数枚の記録紙を貼付けて画
像を形成する場合、1枚目の記録紙に画像を記録する際
に該画像をメモリに蓄え、2枚目以降の記録紙に画像を
記録するときは、メモリから読出した画像を用いること
によって、記録速度の高速化を図ったカラー複写機があ
る。とくに、この方法では、画像形成が終了した記録紙
から次の記録紙へ、転写ドラム27が回転する間に、読
取光学系を走査開始位置に戻す高速駆動が不要になる。
なお、ここでのメモリへの書込動作は読取ライン毎に行
われ、該メモリからの読出動作もライン記録動作に同期
して行われる。
【0009】また、他のカラー複写機では、画像読取走
査速度と画像記録速度とを合わせるためにメモリを用い
るものがある。すなわち、読取用の副走査同期信号に基
づいて一旦メモリに蓄えた色毎の原稿読取情報を、記録
用の副走査同期信号に基づいて、つまり記録速度に合わ
せて該メモリから読出すことによって、異なる読取速度
と記録速度との調整を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。すなわち、メモ
リを用いた上記従来例においては、原稿画像の読取タイ
ミングには副走査読取同期信号を、メモリに記憶した画
像の記録には副走査記録同期信号を用いるので、2つの
同期信号のずれが蓄積されて、カラー画像のずれ(色ず
れ)が発生する欠点があった。
【0011】図23は色ずれの発生を説明する図であ
る。同図において、図21に示したメモリを用いない場
合と同様に、原稿読取動作はフォトセンサ53のタイミ
ング信号が立上がってからT時間後に開始される。つま
り、該タイミング信号が立上がってからT時間後の最初
のライン同期信号を1ライン目として、原稿画像を読取
った画像信号がメモリへ記憶される。また、フォトセン
サ53のタイミング信号が立上がってからT時間後の最
初のライン同期信号を1ライン目として、メモリに記憶
した画像信号を読出す。
【0012】図23は、M像をメモリ書込む際とC像を
メモリ書込む際とで、フォトセンサ53のタイミング信
号が立上がってからT時間後に立上がる最初のライン同
期信号(○印で示す)に時間的ずれが生じて、M像をメ
モリ書込む際に約1ライン分の遅れが生じた状態を示し
ている。これに対して、M像をメモリから読出す際とC
像をメモリから読出す際とでは、最初のライン同期信号
の時間的ずれが、M像をメモリから読出す際に約1ライ
ン分の進みが生じた状態を示している。つまり、同図に
示すような状態においては、C像の画像信号ac,bcに
比べて1ライン分早く読取られたかのように、M像の画
像信号am,bmがメモリへ書込まれ、そして、C像の画
像信号ac,bcに比べて1ライン分早いタイミングで、
M像の画像信号am,bmが読出される。
【0013】このように各色の画像それぞれを一旦メモ
リへ書込んだ後、メモリから読出して記録しようとする
と、メモリ書込時の色毎のライン同期信号の見掛け上の
位相ずれと、メモリ読出時の色毎のライン同期信号の見
掛け上の位相ずれとが加算されて、最大2ライン分の記
録位置のずれdが発生する場合があった。また、メモリ
および読取用記録用の別々の副走査同期信号を用いて、
画像読取速度と画像記録速度とを合わせる場合も、上記
と同様に、色毎に最大2ライン分の記録位置のずれが発
生する場合があった。
【0014】本発明は、上述の問題を解決するためのも
ので、メモリに記憶される各色の画像間のずれ(色ず
れ)を防ぐことを目的とする。さらに、メモリに記憶さ
れた各色の画像を記録シートに重ね合わせてカラー画像
を記録する際の色ずれを低減することを他の目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0016】本発明にかかる画像記録装置は、異なる色
の画像を重ね合わせてカラー画像を記録する画像記録装
置であって、原稿画像を読み取る読取手段と、前記読取
手段から出力される画像信号を処理して所定色の画像信
号を得る処理手段と、所定の第一のタイミング信号に同
期して、前記処理手段から出力される画像信号を一頁分
記憶し、記憶した画像信号を出力するメモリと、画像信
号が表す画像を記録シートへ記録する記録手段と、一枚
目の記録シートの先端位置を表す第二のタイミング信号
を前記第一のタイミング信号に同期させた第三のタイミ
ング信号により、前記読取手段に原稿画像の読み取りを
開始させ、二枚目以降の記録シートの先端位置を表す第
四のタイミング信号により、前記メモリに記憶された画
像信号を前記記録手段へ供給する制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0017】本発明にかかる制御方法は、原稿画像を読
み取る読取手段、前記読取手段から出力される画像信号
を処理して所定色の画像信号を得る処理手段、所定の第
一のタイミング信号に同期して、前記処理手段から出力
される画像信号を一頁分記憶し、記憶した画像信号を出
力するメモリ、および、画像信号が表す画像を記録シー
トへ記録する記録手段を有し、異なる色の画像を重ね合
わせてカラー画像を記録する画像記録装置の制御方法で
あって、一枚目の記録シートの先端位置を表す第二のタ
イミング信号を前記第一のタイミング信号に同期させた
第三のタイミング信号により、前記読取手段に原稿画像
の読み取りを開始させ、二枚目以降の記録シートの先端
位置を表す第四のタイミング信号により、前記メモリに
記憶された画像信号を前記記録手段へ供給することを特
徴とする。
【0018】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像記録装
置を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
【第1実施例】図1は本実施例のフルカラー電子写真複
写機の構成例を示す図である。同図において、1はリー
ダ部で、原稿台11,照明ランプ12,結像レンズ1
3,撮像素子14,原稿走査ユニット10,光学系駆動
モータ15などで構成される。
【0020】撮像素子14は、例えば、RGBの各色フ
ィルタを隣接配置した3ラインのCCDであり、原稿台
11上に載置された原稿からの反射光は、結像レンズ1
3を介して、RGBの各ラインセンサに投影される。照
明ランプ12と一体になって走査移動する公知の原稿走
査ユニット10は、光学系駆動モータ15によって、予
め設定された複写倍率に応じて決定された一定の速度で
移動し、原稿台11上に載置された原稿の画像を読取
る。本実施例では、マゼンタ,シアン,イエロー,黒の
各現像色の記録を順次行うために、原稿読取は各現像色
での記録に対応して合計4回行われる。
【0021】なお、図1には示さないが、原稿台11の
周囲にその詳細を後述する操作部51が設けてあり、複
写シーケンスに関する各種モードの設定を行うためのス
イッチ,表示用ディスプレイおよび表示器などが配設さ
れている。2は給紙部で、給紙ローラ30,31,ピッ
クアップローラ32,33などで構成され、用紙カセッ
ト34,35が装着される。給紙部2は、コントローラ
16の駆動指令にしたがって、後述の転写部4へ記録紙
を供給する。
【0022】3は画像形成部で、スキャナモータ17,
ポリゴンミラー18,感光ドラム19,クリーナ20な
どで構成される。コントローラ16は、撮像素子14か
ら出力されたカラー画像信号を処理して、マゼンタ,シ
アン,イエロー,黒の色分解画像信号を発生する。該色
分解画像信号に応じてレーザ光源で発光されたレーザビ
ームは、ポリゴンミラー18によって感光ドラム19上
を走査して、感光ドラム19上に各色の静電潜像を形成
する。
【0023】4は転写部で、吸着帯電器21,転写帯電
器22,分離帯電器23,24,分離押当コロ25,分
離爪26,転写ドラム27,吸着ローラ28,レジスト
ローラ29などで構成される。給紙ローラ30,31に
よってレジストローラ29の位置へ送られた記録紙は、
レジストローラ29によって、感光ドラム19の画像先
頭位置に一致する転写ドラム27上の位置へ送られ、対
向電極をなす吸着ローラ28と吸着帯電器21によっ
て、転写ドラム27の外周面に静電吸着される。転写ド
ラム27に吸着された記録紙には、転写帯電器22によ
って、感光ドラム19上のトナー像が転写される。
【0024】5は現像部で、現像器5a〜5dなどで構
成される。現像器5a〜5dは、現像器モータ119に
よって図の矢印方向に往復動され、感光ドラム19の現
像位置へその現像スリーブを移動される。なお、現像器
5a〜5dは、その順に黒,イエロー,シアン,マゼン
タのトナーを収容し、感光ドラム19上の静電潜像を所
定色のトナーで現像する。最初に、マゼンタの現像器5
dを用いてM像を現像し、該M像は転写ドラム27に吸
着された記録紙へ転写される。次に、シアンの現像器5
cを用いてC像を現像し、該C像は既にM像が転写され
た記録紙へ転写される。同様に、イエロー,黒の像は順
に、既にM像とC像が転写された記録紙へ重ねて転写さ
れる。
【0025】6は定着部で、定着ローラ61,トレー6
2などで構成される。分離爪26によって転写ドラム2
7から分離された記録紙は、定着ローラ61によってト
ナーが定着された後、トレー62上に排紙される。図
2,図3はコントローラ16およびその周辺部の構成例
を示すブロック図である。
【0026】同図において、撮像素子14は、例えば、
R用CCD101,G用CCD102およびB用CCD
103の3ラインのCCDで構成され、原稿画像から反
射された光を色分解して、光強度に応じたRGB信号を
出力する。なお例えば、撮像素子14の解像度を400[dp
i]にすると、A4縦の原稿画像を読取るために各CCD
は、1ライン(最大297[mm])当り4,677画素を必要とす
る。
【0027】104は主走査アドレスカウンタで、ライ
ン同期信号BDによって1ラインの記録が終了する度にク
リアされ、クロックVCLKをカウントして、CCD14か
ら読出される1ラインの画情報の各画素に対応した例え
ば13ビットのカウント信号H-ADRを出力する。なお、
ライン同期信号BDは、感光ドラム19近傍に配置され
て、該ドラムを走査する直前のレーザビームを検出する
BDセンサ114から出力され、クロックVCLKは、画素
クロック発生器105によって発生される。
【0028】106はCCD駆動信号生成部で、信号H-
ADRをデコードして、CCDのシフトパルスからセット
パルスや転送クロックなどを含む信号CCD-DRIVEを発生
する。なお、この信号H-ADRは、例えば0から5,000まで
アップカウントするので、CCD101〜103から1
ライン分の画像信号を充分読出すことができる。これに
より、クロックVCLKに同期して、CCD101〜103
から同一画素に対するRGBの色分解画像信号が順次出
力される。
【0029】107はA/Dコンバータで、撮像素子1
4から入力されたRGBの各画像信号を、例えば8ビッ
トのディジタル画像信号に変換する。108は対数変換
部で、A/Dコンバータ107から入力されたRGB輝
度信号を、例えば8ビットのCMY濃度信号に変換す
る。109はUCR/マスキング部で、対数変換部10
8から入力されたCMY濃度信号に既知のUCR処理を
施して、黒(K)の濃度信号を抽出するとともに、各濃
度信号に対応した現像剤の色濁りを除去する既知のマス
キング演算を施す。
【0030】110はセレクタaで、後述のCPU部1
16から選択端子Sへ入力される例えば2ビットの信号
CSに応じて、UCR/マスキング部109から入力され
たM'C'Y'K'濃度信号から、現在形成しようとする色
の信号を選択する。なお、信号CSと選択される濃度信号
の関係は、0の場合はM'、1の場合はC'、2の場合は
Y'、3の場合はK'になる。
【0031】115は副走査アドレスカウンタで、詳細
を後述するページ開始信号ITOPによってクリアされ、ラ
イン同期信号BDをカウントして、各ラインに対応した例
えば13ビットのカウント信号V-ADRを出力する。11
1はページメモリで、例えばA4サイズの1色分の記憶
容量をもつ。ページメモリ114の下位アドレス端子へ
は、主走査アドレスカウンタ104からカウント信号H-
ADRが供給され、一方、上位アドレス端子へは、副走査
アドレスカウンタ115からカウント信号V-ADRが供給
される。このように、ページメモリ111のアドレス
は、ページ単位の画像読取,画像記録に同期して生成さ
れる。そして、ページメモリ111の読み書きモードの
切換えは、後述するCPU部116のポートから出力さ
れた信号MWRによって行われる。例えば、信号MWRが
‘H’の場合は書込モードに、‘L’の場合は読出モー
ドになる。
【0032】ページ開始信号ITOPの生成方法は次のよう
なものである。転写ドラム27近傍に配置したフォトセ
ンサb304から出力された信号ITOPBと、後述するC
PU部116のポートから出力された信号ITOPB-GTとを
ANDゲートa305で論理積し、さらに、ANDゲー
トa305の出力と、転写ドラム27近傍に配置したフ
ォトセンサa303から出力された信号ITOPAとをOR
ゲート306で論理和した後、遅延器a129でT時間
の遅延を与えて、ページ開始信号ITOPが生成される。な
お、時間Tは、図5に一例を示すように、フラグ板30
1(または302)の先端と記録紙63a(または63
b)の先端との距離(円弧の長さPR)分を、転写ドラム
27が回転する時間に相当する。
【0033】再び、図2,図3において、112はセレ
クタbで、選択端子Sへ後述するCPU部116のポー
トから入力された選択信号M-SELに応じて、撮像素子1
4で読取った画像信号をリアルタイムで処理した画像デ
ータREAD-DTと、ページメモリ111から読出した画像
データMEM-DTとの何れかを選択する。113はレーザド
ライバで、セレクタb112から入力された画像信号VI
DEOに応じて、レーザ素子113aの発光量を制御す
る。レーザ素子113aによって発光されたレーザ光
は、ポリゴンミラー18によって感光ドラム19の軸方
向に走査されて、感光ドラム19上に静電潜像を形成す
る。
【0034】116はCPU部で、マイクロコンピュー
タ,ROM,RAMなどで構成され、ROMなどに格納
されたプログラムにしたがって、入力された信号ITOPA,
ITOPBおよび後述する信号D-ITOPAなどのタイミングに応
じて、画像読取動作,画像記録動作を制御する。117
は読取モータコントローラで、CPU部116から入力
される信号SC-DATAに基づいて、読取スキャン長,読取
走査速度などが設定され、該設定に応じて、読取モータ
15の前進/後進および速度の制御を行う。なお、読取
モータコントローラ117は、後述する信号SCAN-START
の立上がりエッジによって走査開始タイミングを得る。
【0035】信号SCAN-STARTの生成方法は次のようなも
のである。フォトセンサa303から出力された信号IT
OPAは、遅延器b130で遅延されて信号D-ITOPAとな
る。なお、遅延器b130は、遅延器a129と同様
に、信号ITOPAをT時間遅延させるものである。信号D-IT
OPAはラッチ125へ入力されて、ライン同期信号BDに
同期した信号L-ITOPAとして出力される。セレクタc1
29は、CPU部116から選択端子へ入力された信号
LATCH-SELに応じて、信号D-ITOPAと信号L-ITOPAの何れ
か一方を選択する。セレクタc129で選択され出力さ
れた信号は、ANDゲートb128で、CPU部116
から出力された信号SC-ENBと論理積されて、信号SCAN-S
TARTになる。
【0036】118は現像器モータコントローラで、C
PU部116からの信号にしたがって、所定の現像器が
感光ドラム19の現像位置に移動するように、現像器モ
ータ119を制御する。120はI/Oポートで、複写
動作の制御に必要な上記以外のセンサやアクチュエータ
とCPU部116との間に介在して、該センサからの信
号や該アクチュエータを制御する信号を入出力する。該
信号には、用紙カセット34,35からの記録紙供給を
指示する信号PFも含まれる。
【0037】51は操作部で、ユーザから入力された指
示などをCPU部116へ送り、CPU116から送ら
れてきた本実施例の動作状態などを表示する。図4は操
作部51の構成例を示す図で、401は用紙カセットの
選択キー、402は上段カセットが選択されていること
を示す表示器、403は下段カセットが選択されている
ことを示す表示器、404は複写枚数などを設定するキ
ー、405は設定された複写枚数や本実施例の動作状態
などを表示する表示器、406は複写開始キーである。
【0038】図5は感光ドラム19および転写ドラム2
7の一例を示す図、図6は転写ドラム27へ記録紙を吸
着するタイミングの一例を説明する図である。図5にお
いて、転写ドラム27の直径160[mm]であり、その円周
は502.6[mm]になる。従って、記録紙の長さが転写ドラ
ム27の半周より長いA3,B4やレジャーサイズの用
紙は、転写ドラム27に1枚吸着することができる。ま
た、記録紙の長さが転写ドラム27の半周より短いA4
やレターサイズの用紙は、転写ドラム27に2枚吸着す
ることができ、同図はA4サイズの記録紙63を2枚吸
着した様子を示している。
【0039】なお、説明を明瞭にするために転写ドラム
27のサイズを示したが、本実施例はこれに限定される
ものではなく、任意サイズの転写ドラム27を使用する
ことができる。転写ドラム27の底辺には、フラグ板3
01,302がそれぞれ異なる円周上に配置されてい
て、転写ドラム27とともに回転する。一方、転写部4
のハウジング(不図示)には、フラグ板301,302
の通過をそれぞれ検出するように、フォトセンサ30
3,304が固定されている。
【0040】感光ドラム19の円周上の位置PLで形成さ
れた潜像は位置PSで現像され、転写ドラム27と感光ド
ラム19の接触位置Pmで、トナー像が転写ドラム27に
吸着された記録紙63へ転写される。なお、潜像形成位
置PLから転写位置Pmまでの円弧の長さはLiである。ま
た、記録紙63は、フラグ板a301がフォトセンサa
303に達したタイミング、またはフラグ板b302が
フォトセンサb304に達したタイミングに基づいて、
転写ドラム27へ送られ吸着される。すなわち、CPU
部116は、フォトセンサa303の出力が立上がると
信号PFを出力し、図6(a)に示すように記録紙63が
供給され、さらに転写ドラム27が図に示す円弧の長さ
PR分の回転をしたときに、図6(b)に示すように記録
紙63は転写ドラム27に吸着される。つまり、フラグ
板a301がフォトセンサa303に達したタイミング
で考えると、転写位置Pmからフォトセンサa303まで
の転写ドラム27の円弧の長さLiと、前記の円弧の長さ
PRとを加えた、Li+PRの位置へ記録紙63aの先端が吸
着されることになる。同様に、記録紙63bも、フラグ
板b302がフォトセンサb304に達したタイミング
で考えると、その先端は転写位置PmからLi+PRの位置へ
吸着されることになる。
【0041】従って、フォトセンサ303(または30
4)の出力が立上がってから転写ドラム27が円弧の長
さPR分を回転するまで待って、つまり図6(b)の状態
になるまで待ってから、読取光学系の走査を開始し、感
光ドラム19への潜像の形成を開始すれば、形成された
画像の先端は記録紙36a(または36b)の先端へ転
写されることになる。すなわち、この待ち時間が前述の
時間Tに相当する。
【0042】なお、本実施例は、記録紙がA3,B4サ
イズまたはレジャーサイズの場合、その先端を図5の記
録紙63aの先端位置へ吸着するので、画像の先端を示
す同期信号には、フォトセンサa303の出力ITOPAを
用いる。次に、本実施例の画像形成動作を説明する。図
7は本実施例の複写動作手順の一例を示すフローチャー
トで、複写開始キー406が押されると、CPU部11
6が実行する手順である。
【0043】同図において、CPU部116は、ステッ
プS1で、設定された複写枚数Nを判定して、N=1な
らばステップS6へ進み、N≧2ならばステップS2へ
進む。N≧2の場合、CPU部116は、ステップS2
で、記録紙サイズの判定を行い、スモールサイズの場合
はステップS3へ進み、ラージサイズの場合はステップ
S6へ進む。なお、ここでいうスモールサイズとは、A
4やレターサイズのような転写ドラム27に同時に2枚
吸着できるサイズであり、ラージサイズとは、A3やB
4のような転写ドラム27に1枚だけ吸着できるサイズ
である。
【0044】記録紙サイズがスモールサイズの場合、C
PU部116は、ステップS3で「2枚貼コピーシーケ
ンス」を実行し、ステップS4で複写枚数NにN−2を
代入し、ステップS5で複写残数を判定して、N≧2な
らばステップS3へ戻り、N=1ならばステップS6へ
進み、N=0ならば処理を終了する。また、ステップS
1またはS5でN=1だった場合、あるいはステップS
2でラージサイズだった場合、CPU部116は、ステ
ップS6で「1枚貼コピーシーケンス」を実行し、ステ
ップS7で複写枚数NにN−1を代入し、ステップS8
で複写残数を判定して、N≧1ならばステップS6へ戻
り、N=0ならば処理を終了する。
【0045】[2枚貼コピーシーケンス]図8は「2枚
貼コピーシーケンス」の一例を示すフローチャートであ
る。同図において、CPU部116は、ステップS11
で、信号SC-ENBを‘L’にして信号SCAN-STARTを禁止す
るとともに、信号LATCH-SELを‘H’にして信号SCAN-ST
ARTが信号L-ITOPAのタイミングで生成されるようにす
る。さらに、信号ITOPB-GTを‘H’にして信号ITOPが信
号ITOPA,ITOPBの何れからでも生成されるようにする。
【0046】続いて、CPU部116は、ステップS1
2で信号ITOPAが立上がるのを待ち、該信号が立上がる
と、ステップS13で信号PFを出力する。従って、1枚
目の記録紙が供給される。続いて、CPU部116は、
ステップS14で信号ITOPBが立上がるのを待ち、該信
号が立上がると、ステップS15で信号PFを出力する。
従って、2枚目の記録紙が給紙される。
【0047】続いて、CPU部116は、ステップS1
6で、信号MWRと信号M-SELを‘L’にし、信号SC-ENBを
‘H’に反転して信号SCAN-STARTを許可するとともに、
内部メモリ(不図示)に設けたレジスタC-CODEに0をセ
ットする。続いて、CPU部116は、ステップS17
で信号D-ITOPAが立上がるのを待つ。すなわち、転写ド
ラム27に吸着された1枚目の記録紙に対する画像記録
開始タイミングを待つ。
【0048】信号D-ITOPAが立上がり、ライン同期信号B
Dに同期して信号L-ITOPAが立上がると、ANDゲートb
128から信号SCAN-STARTが出力され、読取モータコン
トローラ117の読取モータ15の駆動が開始される。
一方、CPU部116は、ステップS18でレジスタC-
CODEをインクリメントする。なお、レジスタC-CODEは記
録色を表すためのレジスタで、その値と記録色の関係
は、1はマゼンタM、2はシアンC、3はイエローY、
4は黒Kである。
【0049】続いて、CPU部116は、ステップS1
9でレジスタC-CODEの値によって4色それぞれの記録を
終了したか否かを判定する。すなわち、C-CODE<5の場
合(未記録の色があることを示す)はステップS20へ
進み、また、C-CODE=5の場合はステップS28へ進ん
で、同ステップで信号SC-ENBを‘L’にした後、処理を
終了する。
【0050】C-CODE<5の場合、CPU部116は、ス
テップS20で、C-CODE−1を信号CSとして出力し、セ
レクタa110は信号CSに応じた色信号を選択する。続
いて、CPU部116は、ステップS21で信号MWRを
‘H’に信号M-SELを‘L’にして、ステップS22
で、読取モータコントローラ117によって読取モータ
15を駆動して読取光学系を前進させ、画像データREAD
-DTをページメモリ111へ記憶させるとともに、画像
データREAD-DTが表す画像を1枚目の記録紙へ記録す
る。
【0051】原稿画像の走査が終了すると、CPU部1
16は、ステップS23で信号MWRを‘L’にしてペー
ジメモリ111の書込みを終了し、ステップS24で、
読取モータコントローラ117によって読取モータ15
を駆動して読取光学系を後進させて、読取光学系を読取
開始位置へ戻す。続いて、CPU部116は、ステップ
S25で信号ITOPBが立上がるのを待ち、該信号が立上
がると、ステップS26で時間Tをカウントした後、ス
テップS27で信号M-SELを‘H’にして、ステップS
28で、ページメモリ111に記憶された画像データME
M-DTを読出して、2枚目の記録紙へ画像を記録した後、
ステップS17へ戻る。
【0052】図9は「2枚貼コピーシーケンス」のタイ
ミングチャート例である。同図において、記録紙サイズ
がスモールサイズの場合は、信号ITOPAと信号ITOPBに応
じて信号PFが2回続けて立上がり、転写ドラム27には
2枚の記録紙が続けて吸着される。次に信号ITOPAが立
上がったT時間後に信号D-ITOPAが立上がり、ライン同期
信号BDに同期して信号L-ITOPAが立上がると、読取光学
系が前進して原稿の画像信号が得られる。このとき信号
CSは0、信号MWRは‘H’、信号M-SELは‘L’であるか
ら、画像データREAD-DTとしてM画像信号が、ページメ
モリ111とセレクタb112へ供給され、ページメモ
リ111は画像データREAD-DTを記憶し、セレクタb1
12は画像データREAD-DTを選択して画像信号VIDEOとし
て出力する。従って、1枚目の記録紙には、撮像素子1
4で読取った画像信号をリアルタイムで処理した画像デ
ータREAD-DTが表すM像が記録され、読取光学系の原稿
走査が終了すると信号MWRは‘L’になる。
【0053】次に信号ITOPBが立上がってT時間後、読取
光学系は後進し、信号M-SELは‘H’になるので、セレ
クタb112はページメモリ111から読出された画像
データMEM-DTを選択して画像信号VIDEOとして出力す
る。従って、2枚目の記録紙には、ページメモリ111
に記憶された画像データMEM-DTが表すM像が記録され
る。なお、読取光学系は2枚目の画像記録期間に比較的
低速で読取開始位置へ戻る。
【0054】同図に示す信号DEV-VIDEOは、感光ドラム
19上に形成された静電潜像が現像位置PSに達するタイ
ミングを示している。つまり、潜像形成位置PLで形成さ
れた潜像はd2時間後が現像位置PSに達する。CPU部1
16は、各記録色の潜像をDEVで示す色の現像器を用い
て現像する。以降、C像,Y像,K像の順に記録紙へ画
像が形成されて、画像記録が終了する。
【0055】このように、「2枚貼コピーシーケンス」
では、スモールサイズの記録紙2枚を転写ドラム27に
吸着し、1枚目の記録紙への画像記録は、読取光学系を
信号L-ITOPAのタイミングで駆動して得られた画像信号
によって行う。そして、2枚目の記録紙への画像記録
は、1枚目の画像記録に用いた画像信号をページメモリ
111から読出して行う。
【0056】図10および図11は「2枚貼コピーシー
ケンス」における色ずれを説明する図で、図10は1枚
目の記録紙の色ずれを、図11は2枚目の記録紙の色ず
れをそれぞれ示している。なお、両図は、図20に示し
たような、破線501a上の画像a,b形成におけるM
像とC像の二色間の色ずれを示す。図10(1枚目の記
録紙への画像記録)において、ライン同期信号BDに同期
した信号SCAN-STARTのタイミングで、読取光学系は原稿
画像の走査を開始する。ここで読取られたM画像信号と
C画像信号とは、転写ドラム27に吸着された記録紙へ
記録されると同時に、信号ITOPによってクリアされ、ラ
イン同期信BDをカウントする副走査アドレスカウンタ1
15のカウント値V-ADRの指示するページメモリ111
のアドレスへ書込まれる。
【0057】同図に示すように、信号ITOPAとライン同
期信号BDとは非同期のため、副走査方向の読取開始タイ
ミングは、M像とC像とで最大1ライン分のずれを生じ
るのに対して、記録紙の位置と信号ITOPAとは当然同期
しているので、記録紙に記録されたM像とC像とは、読
取開始タイミングのずれ分c1だけずれる。しかし、ペー
ジメモリ111へ書込まれる画像信号は、原稿読取開始
(信号SCAN-STARTのタイミング)と、副走査アドレスカ
ウンタ115のカウント開始(信号BDのタイミング)と
は、信号SCAN-STARTとライン同期信号BDとが同期関係に
あるため、ページメモリ111の同一アドレスには、M
像の場合もC像の場合も、副走査方向に同位置の画像信
号が記憶される。
【0058】図11(2枚目の記録紙への画像記録)に
おいて、副走査アドレスカウンタ115は、信号ITOPB
をT時間遅延した信号ITOPによって初期化された後、ラ
イン同期信号BDをカウントしたカウント値V-ADRを出力
する。該カウント値V-ADRに応じて、ページメモリ11
1から画像データMEM-DTが出力される。ページメモリ1
11から出力されたM画像信号とC画像信号とは、転写
ドラム27に吸着された記録紙へ記録される。
【0059】同図に示すように、信号ITOPBとライン同
期信号BDとは非同期のため、ページメモリ111からの
読出し開始タイミングは、M像とC像とで最大1ライン
分のずれを生じるのに対して、記録紙の位置と信号ITOP
Bとは当然同期しているので、記録紙に記録されたM像
とC像とは、読出し開始タイミングのずれ分c2だけずれ
る。
【0060】しかし、前述したように、ページメモリ1
11の同一アドレスには、M像の場合もC像の場合も、
副走査方向に同位置の画像信号が記憶されているので、
ページメモリ111から読出した画像信号で画像を記録
しても、それによる色ずれは発生しない。このように、
本実施例の「2枚貼コピーシーケンス」では、ページメ
モリ111へ画像データREAD-DTを記憶する際の副走査
読取の開始タイミングを、ページメモリ111のアドレ
ス値をカウントする副走査アドレスカウンタ115のカ
ウント信号BDに同期させる。これにより、1枚目の記録
紙における多重記録のずれは、各色記録毎の読取開始タ
イミングのばらつき分、すなわち最大1ライン分にな
る。また、2枚目の記録紙における多重記録のずれは、
ページメモリ111から画像データMEM-DTを読出す開始
タイミングのばらつき分、すなわち最大1ライン分にな
る。
【0061】[1枚貼コピーシーケンス]図12は「1
枚貼コピーシーケンス」の一例を示すフローチャートで
ある。同図において、CPU部116は、ステップS3
1で、信号SC-ENBを‘L’にして信号SCAN-STARTを禁止
するとともに、信号LATCH-SELを‘L’にして信号SCAN-
STARTが信号D-ITOPAのタイミングで生成されるようにす
る。さらに、信号ITOPB-GTを‘L’にして信号ITOPが信
号ITOPAだけから生成されるようにし、転写ドラム27
の一周毎に生成される信号ITOPによって、CPU部11
6は1枚の記録紙の供給と該記録紙への画像記録を行
う。
【0062】続いて、CPU部116は、ステップS3
2で信号ITOPAが立上がるのを待ち、該信号が立上がる
と、ステップS33で信号PFを出力する。従って記録紙
が供給される。続いて、CPU部116は、ステップS
34で、信号MWRと信号M-SELを‘L’にし、信号SC-ENB
を‘H’に反転して信号SCAN-STARTを許可するととも
に、レジスタC-CODEに0をセットする。
【0063】続いて、CPU部116は、ステップS3
5で信号D-ITOPAが立上がるのを待つ。すなわち、転写
ドラム27に吸着された記録紙に対する画像記録開始タ
イミングを待つ。信号D-ITOPAが立上がると、ANDゲ
ートb128から信号SCAN-STARTが出力され、読取モー
タコントローラ117の読取モータ15の駆動が開始さ
れる。一方、CPU部116は、ステップS36でレジ
スタC-CODEをインクリメントする。
【0064】続いて、CPU部116は、ステップS3
7でレジスタC-CODEの値によって4色それぞれの記録を
終了したか否かを判定する。すなわち、C-CODE<5の場
合(未記録の色があることを示す)はステップS38へ
進み、また、C-CODE=5の場合はステップS41へ進ん
で、同ステップで信号SC-ENBを‘L’にした後、処理を
終了する。
【0065】C-CODE<5の場合、CPU部116は、ス
テップS38で、C-CODE−1を信号CSとして出力し、セ
レクタa110は信号CSに応じた色信号を選択する。続
いて、CPU部116は、ステップS39で、読取モー
タコントローラ117によって読取モータ15を駆動し
て読取光学系を前進させ、画像データREAD-DTが表す画
像を記録紙へ記録する。
【0066】原稿画像の走査が終了すると、CPU部1
16は、ステップS40で、読取モータコントローラ1
17によって読取モータ15を駆動して読取光学系を後
進させて、読取光学系を読取開始位置へ戻した後、ステ
ップS35へ戻る。図13は「1枚貼コピーシーケン
ス」のタイミングチャート例である。同図において、記
録紙サイズがラージサイズの場合は、信号ITOPAに応じ
て信号PFが立上がり、転写ドラム27に記録紙が吸着さ
れる。
【0067】次に信号ITOPAが立上がったT時間後に信号
D-ITOPAが立上がると、読取光学系が前進して原稿の画
像信号が得られる。このとき信号CSは0、信号MWRと信
号M-SELはともに‘L’であるから、画像データREAD-DT
として供給されたM画像信号がセレクタb112によっ
て選択されて画像信号VIDEOとして出力される。従っ
て、記録紙には、撮像素子14で読取った画像信号をリ
アルタイムで処理した画像データREAD-DTが表すM像が
記録され、原稿の読取走査が終了すると、読取光学系は
読取開始位置へ戻る。
【0068】同図に示す信号DEV-VIDEOは、図9での説
明と同様に、感光ドラム19上に形成された静電潜像が
現像位置PSに達するタイミングを示している。つまり、
潜像形成位置PLで形成された潜像はd2時間後が現像位置
PSに達する。CPU部116は、各記録色の潜像をDEV
で示す色の現像器を用いて現像する。以降、C像,Y
像,K像の順に記録紙へ画像が形成されて、画像記録が
終了する。
【0069】なお、本実施例において、例えば、主走査
副走査ともに400[dpi]の解像度を得るために、レターサ
イズ(主走査方向279.4[mm],副走査方向216[mm])で14
96万画素、A4サイズ(主走査方向297[mm],副走査方
向210[mm])で1546万画像分の記憶容量が必要になり、
ページメモリ111は少なくともA4サイズ分の記憶容
量を備える必要がある。
【0070】また、上述および図においては、記録紙の
サイズによって、原稿読取開始タイミングをライン同期
信号BDに同期させるか否かを選択する例を説明したが、
これを原稿サイズと走査倍率によって決定することもで
きる。例えば、A3サイズの原稿画像でも縮小率を例え
ば70%に設定すれば、読取った画像信号を、例えばA4
サイズ分の記憶容量を備えたページメモリ111へ記憶
することができ、前述した「2枚貼コピーシーケンス」
を実行することができる。
【0071】また、上述および図において、遅延器b1
30をセレクタc129の前に配置する例を説明した
が、セレクタc129の後へ遅延器b130を配置して
もよいことは明らかである。以上説明したように、本実
施例によれば、スモールサイズの記録紙の場合は、転写
ドラム27に2枚の記録紙を吸着して、1枚目の記録紙
へ画像を記録する際に画像信号をページメモリ111に
蓄え、2枚目の記録紙においては、ページメモリ111
から画像信号を読出すことで画像を記録する。その際
に、原稿画像読取開始の基準となる信号ITOPAをライン
同期信号BDに同期させた信号L-ITOPAによって読取を開
始するので、1枚目の記録紙における多重記録のずれ
は、読取開始タイミングとライン同期信号BDとのずれ、
すなわち最大1ライン分で済み、さらに、ページメモリ
111へ書込まれる画像信号は、原稿画像読取開始(信
号SCAN-STARTのタイミング)と、副走査アドレスカウン
タ115のカウント開始(信号BDのタイミング)とは、
信号SCAN-STARTとライン同期信号BDとが同期関係にある
ため、ページメモリ111の同一アドレスには、どの色
の画像の場合も副走査方向に同位置の画像信号が記憶さ
れるので、2枚目の記録紙における多重記録のずれは、
ページメモリ111から画像データMEM-DTを読出す開始
タイミングのばらつき分、すなわち最大1ライン分に済
む。
【0072】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例を説明
する。なお、第2実施例において、第1実施例と略同様
の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を
省略する。図14は本実施例の感光ドラム19と転写ド
ラム27との関係を示す図である。
【0073】本実施例は、第1実施例で説明した構成の
カラー複写機において、転写ドラム27上にスモールサ
イズの記録紙を3枚まで吸着できるようにしたものであ
る。転写ドラム27は、例えば直径160[mm]で円周502.6
[mm]になり、3枚目の記録紙が吸着された場合に、記録
紙先端を検出するための信号ITOPCを出力するために、
フォトセンサc307と2枚のフラグ板308,309
が追加されている。3枚同時に吸着できる記録紙サイズ
は、転写ドラム27の円周の1/3(167.5[mm])より短か
いものであり、例えば、転写ドラム27の円周方向にA
5サイズの短手方向(148.5[mm])を吸着することがで
きる。
【0074】図14は、A5サイズの記録紙が転写ドラ
ム27の周方向に略均等に3枚吸着された状態を示して
いて、記録紙と記録紙との間隔は例えば19[mm]である。
また、2枚目の記録紙63bの先端と、3枚目の記録紙
63cの先端とから、それぞれ転写ドラム27の円周に
おいてPRだけ離れた位置に、転写ドラム27とともに回
転するフラグ板308,309が同一円周上に配設され
ている。
【0075】図15,図16はコントローラ16および
その周辺部の構成例を示すブロック図である。同図にお
いては、図2,図3に示した第1実施例に比べて、3枚
目の記録紙の先端を検出するためのフォトセンサ307
からの信号ITOPCに関係する構成が追加になっている。
つまり、フォトセンサ307から出力された信号ITOPC
は、ANDゲート310でCPU部116のポートから
出力された信号ITOPC-GTと論理積される。ORゲート3
06は、信号ITOPAと信号ITOPBとを、または信号ITOPA
と信号ITOPCとを論理和する。従って、遅延器a129
から出力される信号ITOPは、信号ITOPA、信号ITOPAと信
号ITOPB、または、信号ITOPAと信号ITOPCの何れかから
生成される。
【0076】同図に示す構成において、信号ITOPC-GTを
‘L’にすれば、第1実施例で説明した「1枚貼コピー
シーケンス」と「2枚貼コピーシーケンス」が実現され
る。次に、転写ドラム27へ記録紙を3枚吸着した「3
枚貼コピーシーケンス」について説明する。 [3枚貼コピーシーケンス]図17,図18は「3枚貼
コピーシーケンス」の一例を示すフローチャートであ
る。
【0077】同図において、CPU部116は、ステッ
プS51で、信号SC-ENBを‘L’にして信号SCAN-START
を禁止するとともに、信号LATCH-SELを‘H’にして信
号SCAN-STARTが信号L-ITOPAのタイミングで生成される
ようにする。さらに、信号ITOPB-GTを‘L’に、信号IT
OPC-GTを‘H’にして信号ITOPが信号ITOPAまたは信号I
TOPCから生成されるようにする。
【0078】続いて、CPU部116は、ステップS5
2で信号ITOPAが立上がるのを待ち、該信号が立上がる
と、ステップS53で信号PFを出力する。従って、1枚
目の記録紙が供給される。続いて、CPU部116は、
ステップS54で信号ITOPCが立上がるのを待ち、該信
号が立上がるとステップS55で信号PFを出力し、ステ
ップS56で再び信号ITOPCが立上がるのを待ち、該信
号が立上がるとステップS57で信号PFを出力する。従
って、2枚目と3枚目の記録紙が給紙される。
【0079】続いて、CPU部116は、ステップS5
8で、信号MWRと信号M-SELを‘L’にし、信号SC-ENBを
‘H’に反転して信号SCAN-STARTを許可するとともに、
内部メモリ(不図示)に設けたレジスタC-CODEに0をセ
ットする。続いて、CPU部116は、ステップS59
で信号D-ITOPAが立上がるのを待つ。すなわち、転写ド
ラム27に吸着された1枚目の記録紙に対する画像記録
開始タイミングを待つ。
【0080】信号D-ITOPAが立上がり、ライン同期信号B
Dに同期して信号L-ITOPAが立上がると、ANDゲートb
128から信号SCAN-STARTが出力され、読取モータコン
トローラ117の読取モータ15の駆動が開始される。
一方、CPU部116は、ステップS60でレジスタC-
CODEをインクリメントする。続いて、CPU部116
は、ステップS61でレジスタC-CODEの値によって4色
それぞれの記録を終了したか否かを判定する。すなわ
ち、C-CODE<5の場合(未記録の色があることを示す)
はステップS62へ進み、また、C-CODE=5の場合はス
テップS74へ進んで、同ステップで信号SC-ENBを
‘L’にした後、処理を終了する。
【0081】C-CODE<5の場合、CPU部116は、ス
テップS62で、C-CODE−1を信号CSとして出力し、セ
レクタa110は信号CSに応じた色信号を選択する。続
いて、CPU部116は、ステップS63で信号MWRを
‘H’に信号M-SELを‘L’にして、ステップS64
で、読取モータコントローラ117によって読取モータ
15を駆動して読取光学系を前進させ、画像データREAD
-DTをページメモリ111へ記憶させるとともに、画像
データREAD-DTが表す画像を1枚目の記録紙へ記録す
る。
【0082】原稿画像の走査が終了すると、CPU部1
16は、ステップS65で信号MWRを‘L’にしてペー
ジメモリ111の書込みを終了し、ステップS66で、
読取モータコントローラ117によって読取モータ15
を駆動して読取光学系を後進させて、読取光学系を読取
開始位置へ戻す。続いて、CPU部116は、ステップ
S67で信号ITOPCが立上がるのを待ち、該信号が立上
がると、ステップS68で時間Tをカウントした後、ス
テップS69で信号M-SELを‘H’にして、ステップS
70で、ページメモリ111に記憶された画像データME
M-DTを読出して、2枚目の記録紙へ画像を記録する。
【0083】続いて、CPU部116は、ステップS7
1で再び信号ITOPCが立上がるのを待ち、該信号が立上
がると、ステップS72で時間Tをカウントした後、ス
テップS73で、ページメモリ111に記憶された画像
データMEM-DTを読出して、3枚目の記録紙へ画像を記録
した後、ステップS59へ戻る。このように、「3枚貼
コピーシーケンス」では、例えばA5サイズの記録紙3
枚を転写ドラム27に吸着し、1枚目の記録紙への画像
記録は、読取光学系を信号L-ITOPAのタイミングで駆動
して得られた画像信号によって行う。そして、2枚目お
よび3枚目の記録紙への画像記録は、1枚目の画像記録
に用いた画像信号をページメモリ111から読出して行
う。なお、読取光学系は、2枚目と3枚目の画像記録期
間に読取開始位置へ戻る。
【0084】なお、さらに、転写ドラム27のフラグ板
を増やせば、4枚貼以上のコピーシーケンスも可能であ
り、本実施例における多重記録のずれは、第1実施例と
同様である。以上説明したように、本実施例によれば、
「3枚貼コピーシーケンス」において、第1実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0085】
【第3実施例】以下、本発明にかかる第3実施例を説明
する。なお、第3実施例において、第1実施例と略同様
の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を
省略する。第1実施例および第2実施例では、本発明を
転写ドラムを用いたカラー複写機に適用した一例を説明
したが、本発明はこれに限らず、大径の感光ドラム上に
MCYKのトナーを順次重ねてカラー像を形成し、該カ
ラー像を一括して記録紙に転写する色重ね現像方式のカ
ラー複写機にも適用できる。
【0086】図19は本実施例の色重ね現像方式のカラ
ー複写機の構成例を示す図で、例えば、感光ドラム19
は第1実施例の転写ドラム27と略同径であり、そのド
ラム上にスモールサイズの記録紙2枚分のカラー画像を
形成することができる。同図において、3301は一次
帯電器、3302は着脱可能なクリーナ、3303は転
写帯電器である。
【0087】フラグ板301,302は、感光ドラム1
9の回転軸に対して対称位置に取付けられていて、感光
ドラム19とともに回転する。フォントセンサ303,
304は、フラグ板301,302を検出すると信号ITO
PA,ITOPBを出力する。本実施例は、まず、フォトセンサ
a303から信号ITOPAが入力されると、第1実施例と
略同様に読取光学系を駆動して、原稿を読取って得た画
像信号によって、フラグ板a301に対応する感光ドラ
ム19上の位置から1枚目用の潜像を形成するととも
に、該画像信号をページメモリ111に記憶する。感光
ドラム19上に形成された潜像は、マゼンタの現像器5
dによって現像される。続いて、フォトセンサb304
から信号ITOPBが入力されると、ページメモリ111に
記憶した画像信号を読出して、フラグ板b302に対応
する感光ドラム19上の位置から2枚目用の潜像を形成
し現像した後、読取光学系を読取開始位置へ戻す。
【0088】以降、上記の動作をCYKの順に繰り返し
て、感光ドラム19上に二枚分のカラー画像を形成する。
なお、この間、クリーナ3302は感光ドラム19の表面から
離間されている。カラー画像の形成が終了すると、信号
ITOPA、ITOPBに同期して、用紙カセット34から記録紙が
続けて二枚給紙され、転写帯電器3303によって、感光ド
ラム19上に形成された二枚分のカラー画像が別々の記録
紙へ転写される。
【0089】以上の説明より明らかなように、本実施例
は、第1実施例の転写ドラム27と感光ドラム19の機
能を、感光ドラム19にすべてもたせたものである。こ
こで、第1実施例と同様に、1枚目用の画像記録時に
は、信号ITOPAをライン同期信号BDに同期させた信号L-I
TOPAを基準として、読取光学系の読取動作を開始して、
画像記録を行うと同時に、ライン同期信号BDに同期して
ページメモリ111への記憶を行う。そして、2枚目用
の画像記録時には、ライン同期信号BDに同期してページ
メモリ111に記憶した画像信号を読出して画像記録を
行う。従って、本実施例における多重記録のずれは、第
1実施例と同様である。
【0090】また、本実施例においても、感光ドラム1
9とともに回転する3個以上のフラグ板と、対応する3
個以上のフォトセンサなどを設けることによって、第2
実施例と同様に3枚貼以上のコピーシーケンスを実現可
能である。以上説明したように、本実施例によれば、色
重ね現像方式のカラー複写機においても、第1実施例,
第2実施例と同様の効果を得ることができる。
【0091】
【その他の実施例】以上の説明では、信号ITOPA,ITOPB,
ITOPCが発生してから遅延器129,130でT時間の遅
延を得る例を説明した。これは前述したように、潜像形
成位置PLから転写位置Pmまでの円弧の長さLiに対して、
転写ドラム27上の記録紙の先端位置が円弧の長さでPR
だけずれるためで、この円弧の長さPR分転写ドラム27
が回転する時間がTであった。そのため、もしPR=0で
あれば遅延器129,130は不要になる。
【0092】また、複数枚記録の同期信号として、転写
ドラム27や感光ドラム19とともに回転するフラグ板
を複数用いたが、このフラグ板はドラムの回転が所定位
置にきたことを検出できる手段であれば、フォトセンサ
に限定されるものではなく、例えば、フラグ板の代わり
にタイマカウンタを用いて、フラグ板間の距離に相当す
る時間を、実時間でカウントして疑似的に同期信号を発
生させてもよい。
【0093】また、本発明を適用する画像記録装置は、
転写ドラムの代わりに中間転写体を用いたものでもよ
い。また、実施例で説明したように、読み取った画像信
号が表す画像を記録すると同時に、その画像信号をメモ
リに蓄えて、二枚目以降の画像記録にメモリから読み出
した画像信号を用いるメモリリテンション動作のほか
に、読取速度と記録速度の速度差を調整するために、一
旦メモリに蓄えた画像信号を読み出して画像記録するよ
うな場合にも本発明を適用することができる。
【0094】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明よれば、所
定の第一のタイミング信号に同期して、画像信号を一頁
分記憶し、記憶した画像信号を出力するメモリ、およ
び、画像信号が表す画像を記録シートへ記録する記録手
段を有し、異なる色の画像を重ね合わせてカラー画像を
記録する画像記録装置において、一枚目の記録シートの
先端位置を表す第二のタイミング信号を第一のタイミン
グ信号に同期させた第三のタイミング信号により、原稿
画像の読み取りを開始し、二枚目以降の記録シートの先
端位置を表す第四のタイミング信号により、メモリに記
憶された画像信号を記録手段へ供給する。従って、各色
の画像をメモリに記憶させる際に、メモリに記憶された
各色の画像間のずれ(色ずれ)を防ぐことができる。さ
らに、メモリに記憶された各色の画像を記録シートに重
ね合わせてカラー画像を記録する際の色ずれを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例のフルカラー電子写真
複写機の構成例を示す図である。
【図2】本実施例のコントローラおよびその周辺部の構
成例を示すブロック図である。
【図3】本実施例のコントローラおよびその周辺部の構
成例を示すブロック図である。
【図4】本実施例の操作部の構成例を示す図である。
【図5】図1の感光ドラムおよび転写ドラムの一例を示
す図である。
【図6】図5の転写ドラムへ記録紙を吸着するタイミン
グの一例を説明する図である。
【図7】本実施例の複写動作手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図8】図7の「2枚貼コピーシーケンス」の一例を示
すフローチャートである。
【図9】本実施例の「2枚貼コピーシーケンス」のタイ
ミングチャート例である。
【図10】本実施例における1枚目の記録紙の色ずれを
説明する図である。
【図11】本実施例における2枚目の記録紙の色ずれを
説明する図である。
【図12】図7の「1枚貼コピーシーケンス」の一例を
示すフローチャートである。
【図13】本実施例の「1枚貼コピーシーケンス」のタ
イミングチャート例である。
【図14】本発明にかかる第2実施例のフルカラー電子
写真複写機の感光ドラム19と転写ドラム27との関係
を示す図である。
【図15】第2実施例のコントローラおよびその周辺部
の構成例を示すブロック図である。
【図16】第2実施例のコントローラおよびその周辺部
の構成例を示すブロック図である。
【図17】第2実施例の「3枚貼コピーシーケンス」の
一例を示すフローチャートである。
【図18】第2実施例の「3枚貼コピーシーケンス」の
一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明にかかる第3実施例の色重ね現像方式
のカラー複写機の構成例を示す図である。
【図20】従来の色重ね記録動作の概略を説明する図で
ある。
【図21】従来のカラー画像の記録動作を説明する図で
ある。
【図22】図20の画像a近傍の画像信号拡大図であ
る。
【図23】従来の色ずれの発生を説明する図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 給紙部 3 画像形成部 4 転写部 5 現像部 6 定着部 51 操作部 104 主走査アドレスカウンタ 106 CCD駆動信号生成部 107 A/Dコンバータ 108 対数変換部 109 UCR/マスキング部 110 セレクタa 111 ページメモリ 112 セレクタb 113 レーザドライバ 115 副走査アドレスカウンタ 116 CPU部 117 読取モータコントローラ 118 現像器モータコントローラ 120 I/Oポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/23 G03G 15/00 H04N 1/21

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色の画像を重ね合わせてカラー画
    像を記録する画像記録装置であって、 原稿画像を読み取る読取手段と、 前記読取手段から出力される画像信号を処理して所定色
    の画像信号を得る処理手段と、 所定の第一のタイミング信号に同期して、前記処理手段
    から出力される画像信号を一頁分記憶し、記憶した画像
    信号を出力するメモリと、 画像信号が表す画像を記録シートへ記録する記録手段
    と、 一枚目の記録シートの先端位置を表す第二のタイミング
    信号を前記第一のタイミング信号に同期させた第三のタ
    イミング信号により、前記読取手段に原稿画像の読み取
    りを開始させ、二枚目以降の記録シートの先端位置を表
    す第四のタイミング信号により、前記メモリに記憶され
    た画像信号を前記記録手段へ供給する制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段により、前記一枚目の記録
    シートには前記処理手段から出力される画像信号に基づ
    く画像が記録され、前記二枚目以降の記録シートには前
    記メモリから出力される画像信号に基づく画像が記録さ
    れることを特徴とする請求項1に記載された画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第一のタイミング信号はライン同期
    信号であることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載された画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、前記重ね合わせる色に
    対応するトナー色ごとの画像信号を順次出力し、前記記
    録手段は、同一の記録シートへ前記トナー色ごとの画像
    を順次重ねてカラー画像を得ることを特徴とする請求項
    1から請求項3の何れかに記載された画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記読取手段は、前記重ね合わせる色ご
    とに前記読取動作を行うことを特徴とする請求項1から
    請求項4の何れかに記載された画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記記録手段が有す
    る、記録シートを複数枚保持可能な坦持体に記録シート
    が一枚だけ保持されている場合は前記第二のタイミング
    信号によって前記読取手段の読取動作を開始させ、前記
    坦持体に複数枚の記録シートが保持されている場合は前
    記第三のタイミング信号によって前記読取動作を開始さ
    せることを特徴とする請求項1に記載された画像記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、画像信号に応じてレー
    ザ光を発光する発光手段、発光されたレーザ光によって
    感光体を走査する走査手段、および、前記感光体の近傍
    に配置され、前記感光体を走査するレーザ光を検出し
    て、前記第一のタイミング信号を出力する検出手段を有
    することを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記
    載された画像記録装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を読み取る読取手段、前記読取
    手段から出力される画像信号を処理して所定色の画像信
    号を得る処理手段、所定の第一のタイミング信号に同期
    して、前記処理手段から出力される画像信号を一頁分記
    憶し、記憶した画像信号を出力するメモリ、および、画
    像信号が表す画像を記録シートへ記録する記録手段を有
    し、異なる色の画像を重ね合わせてカラー画像を記録す
    る画像記録装置の制御方法であって、 一枚目の記録シートの先端位置を表す第二のタイミング
    信号を前記第一のタイミング信号に同期させた第三のタ
    イミング信号により、前記読取手段に原稿画像の読み取
    りを開始させ、 二枚目以降の記録シートの先端位置を表す第四のタイミ
    ング信号により、前記メモリに記憶された画像信号を前
    記記録手段へ供給することを特徴とする制御方法。
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