JP2000127374A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2000127374A
JP2000127374A JP30895398A JP30895398A JP2000127374A JP 2000127374 A JP2000127374 A JP 2000127374A JP 30895398 A JP30895398 A JP 30895398A JP 30895398 A JP30895398 A JP 30895398A JP 2000127374 A JP2000127374 A JP 2000127374A
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image forming
head
recovery
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unit
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Toshiki Miyazaki
俊樹 宮▲崎▼
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ヘッドシェーディングを行う際には、
階調補正、印刷ヘッドのスジ等の補正を行うのみでヘッ
ドの不具合の特定などのチェックは行っていなかった。
そのため、ユーザは画像を印刷して始めて異常を認識
し、自分で問題を解決する手段を模索しなくてはならな
かった。 【解決手段】 ヘッドの不具合による印刷の異常を定量
的に判断する自己診断機能を備え(S606,S607)、異常
の発生を使用者に報知し、その回復手段を(S614)起動し
て異常状態の解消を図ることで印刷の均質化を確保し、
ユーザの利便性に優れた印刷処理方法及び装置の提供を
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のチャートを
印刷し、それを測色して印刷部のキャリブレーションを
行う機能を有した画像形成装置及び画像形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタはその機構的な
問題を解決するために、様々な回復手段を備えている。
回復手段は印刷ヘッドの保守を行い、その寿命を延ばし
ている。それでも、現在の印刷ヘッドではある一定の量
の印刷を行うとヘッド自身が寿命を迎えることが多く、
その際はヘッドの交換が必要となる。
【0003】また現在の業務用のインクジェットプリン
タはインクを吐出するノズルごと、ヘッドごとの個体差
を補正する手段を備えているものがある(例えば特開平
5−220977等)。これは一般にヘッドシェーディ
ングと呼ばれる手法であり、多くは特定のチャートを補
正を行いたい印刷装置で印刷し、それをスキャナで読み
込み、そのデータをもとに補正すべき値を算出するもの
である。更に最近のインクジェットプリンタはより多く
の階調を得るために、インクの種類が増加する傾向にあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年のインクジェット
プリンタは高品質な印刷物を得るために様々な制御を行
っており、何か不具合が出た場合に使用者がその原因を
見極めることが困難になってきている。
【0005】また従来はヘッドシェーディングを行う際
には、階調補正、印刷ヘッドのスジ等の補正を行うのみ
でヘッドの不具合の特定などのチェックは行っていなか
った。そのため、ユーザは画像を印刷して始めて異常を
認識し、自分で問題を解決する手段を模索しなくてはな
らなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はヘッドの不具合
による印刷の異常を定量的に判断する自己診断機能を備
え、異常の発生を使用者に報知し、その回復手段を起動
して異常状態の解消を図ることで印刷の均質化を確保
し、ユーザの利便性に優れた画像形成装置及び方法を提
供するものである。
【0007】上記課題を解決し、その目的を解決するべ
く、本発明にかかる画像形成装置及び画像形成方法は主
として以下のような構成からなるものとする。
【0008】すなわち、画像形成装置は、印刷ヘッドの
異常を識別するための特定のチャートを印刷する印刷手
段と、前記印刷された特定のチャートのデータを測色す
る手段と、前記測色されたデータに基づき濃度と階調の
関係が許容範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、
前記判断に従い、測色されたデータが許容範囲に無い場
合は、前記印刷ヘッドの異常を報知する手段と、前記印
刷ヘッドの異常を回復するためにヘッドシェーディング
を行う回復手段とを備える。
【0009】また、画像形成方法は、印刷ヘッドの異常
を識別するための特定のチャートの印刷を制御するため
の印刷制御工程と、前記印刷された特定のチャートのデ
ータを測色する工程と、前記測色されたデータに基づき
濃度と階調の関係が許容範囲内にあるか否かを判断する
判断工程と、前記判断に従い、測色されたデータが許容
範囲に無い場合は、前記印刷ヘッドの異常を報知する工
程と、前記印刷ヘッドの異常を回復するためにヘッドシ
ェーディングを行う回復工程とを備える。 〔発明の詳細な説明〕
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体的な実
施形態を説明する。図1は本実施形態における画像処理
装置及び画像印刷装置の構成を表したブロック図であ
る。
【0010】まず本実施形態における装置は大きく3つ
のパートに分けられる。1つは画像を読み込み画像信号
に変換するスキャナ部(1010)、さまざまな演算を処理す
るメイン装置部(1020)、最後はメイン装置部から印刷デ
ータを受信して印刷を行う記録装置部(1030)である。以
下、各部材について説明する。
【0011】記録装置主制御部101は記録装置全体を
制御するために機能し、MPU、ROM、RAMなどで
構成される。
【0012】印刷バッファ102は印刷ヘッドに転送す
る前のラスタデータを格納し、印刷ヘッド103は印刷
バッファからの信号に従いインクの吐出を行う。後述の
図4に示すが複数のインクタンクとインクノズルから構
成される。給排紙モータ部104は印刷用紙の搬送を行
い給排紙を行う。
【0013】記録装置インタフェース(I/F)部10
5はメイン装置部1020と記録装置部1030とを接続する、
例えばセントロニクス社仕様のごときものである。106
はメイン装置部1020から受信した印刷データを一時格納
しておくデータバッファである。
【0014】107は印刷ヘッド回復部である。印刷ヘ
ッド回復部107は予備吐、吸引、ワイピング、キャッ
ピングなどの動作を行い、インク吐出ノズルが一定量の
インクを吐出できる状態を保つ。
【0015】108は記録部メイン制御部と各部材をつ
なぐシステムバスである。
【0016】メイン装置主制御部109は印刷画像の作
成や主要な演算を司る部分で、MPU、ROM、RAM
等出構成される。メイン装置I/F部1(110)は記
録装置部1030とのI/F部である。
【0017】表示部111はユーザに対し様々な情報を
表示する表示部で、例えばCRT等のディスプレー装置
が該当する。メイン装置I/F部2(112)は読み取
り装置1010との通信のためのI/F部である。操作部1
13はユーザが操作を行うための入力手段であり、例え
ばキーボードやマウス等が該当する。114はメイン装
置主制御部109と各部とを結ぶシステムバスである。
【0018】115は読み取り装置部の主制御部であ
り、MPU、ROM、RAM等から構成される。116
はメイン装置109と通信を行う読取り装置I/F部で
ある。117は読み取り部であり、CCD等で構成され
る。118は読み取り原稿の搬送を行うモータ制御部で
ある。読み取り装置記憶部119はCCDで読み込んだ
画像をメイン装置に送る前に一時記憶しておく画像デー
タ記憶部である。120は読取装置主制御部と各部材を
結ぶシステムバスである。
【0019】本実施形態では記録装置としてインクジェ
ット方式のプリンタを採用している。インクジェットプ
リンタはノズルからインク液滴を吐出して記録紙に記録
する方式のプリンタである。以下添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0020】<装置本体の概略説明>図12は、本発明
の代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタI
JRAの構成の概要を示す外観斜視図である。図12に
おいて、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギア5009〜5011を介して回転するリード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合する
キャリッジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール
5003に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。
キャリッジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンク
ITとを内蔵した一体型インクジェットカートリッジI
JCが搭載されている。
【0021】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000に
対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うた
めのホームポジション検知器である。
【0022】5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回
復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータか
らの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移
動制御される。
【0023】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0024】<制御構成の説明>次に、装置の記録制御
を実行するための制御構成について説明する。
【0025】図13はインクジェットプリンタIJRA
の制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を
示す同図において、1700は記録信号を入力するイン
タフェース、1701はMPU、1702はMPU17
01が実行する制御プログラムを格納するROM、17
03は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される
記録データ等)を保存しておくDRAMである。170
4は記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御
を行うゲートアレイ(G.A.)であり、インタフェー
ス1700、MPU1701、RAM1703間のデー
タ転送制御も行う。1710は記録ヘッド1708を搬
送するためのキャリアモータ、1709は記録紙搬送の
ための搬送モータである。1705は記録ヘッドを駆動
するヘッドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬
送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動する
ためのモータドライバである。
【0026】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動
され、記録が行われる。
【0027】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
【0028】図14は、インクタンクとヘッドとが分離
可能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視
図である。インクカートリッジIJCは、図11に示す
ように、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッ
ドIJHとが分離可能である。インクカートリッジIJ
CにはこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キ
ャリッジHC側から供給される電気信号を受け取るため
の電極(不図示)が設けられており、この電気信号によ
って、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてイン
クが吐出される。
【0029】なお、図11において、500はインク吐
出口列である。また、インクタンクITにはインクを保
持するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体
が設けられており、そのインク吸収体によってインクが
保持される。
【0030】なお、以上の説明において、記録ヘッドか
ら吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらに
インクタンクに収容される液体はインクであるとして説
明したが、その収容物はインクに限定されるものではな
い。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、そ
の画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出
される処理液のようなものがインクタンクに収容されて
いても良い。
【0031】<ヘッドシェーディング処理>この種のプ
リンタは印刷ヘッドごと、また印刷装置ごとに吐出にあ
る程度のバラツキがあり、それを押えるためにヘッドシ
ェーディングという技術が用いられている(例えば特開
平5−22097)。
【0032】図2はそのヘッドシェーディングを行う際
の処理の流れを模式的に表したものである。まず、補正
を行いたいプリンタにより特定のチャートを印刷し、そ
れをスキャナで読み込み、その読み込んだデータをコン
ピュータに送り補正のためのパラメータを計算により割
り出して所望の補正を行うものである。
【0033】図3は図2で説明した特定のチャートの例
である。本実施形態では濃いシアンインク(以下濃シア
ン)、薄いシアンインク(以下淡シアン)、濃いマゼン
タインク(以下濃マゼンタ)、薄いマゼンタインク(以
下淡マゼンタ)、イエローインク(以下イエロー)、そ
してブラックインク(以下ブラック)の計6色を使用す
るため、チャートも6色のインクをバラバラに印刷した
ものとなっている。それぞれの色のチャートは8段階か
らなるカラーパッチにより構成されている。
【0034】図4は107に示したヘッド回復系駆動部
のシーケンスをあらわしたものである。図4(a)は1
色のノズルに対する基本的なシーケンスの例であり、複
数色のインクを使用するシステムではこれをインクの色
ごとに繰り返す。回復動作が始まるとまずステップS4
01で予備吐出動作を行い、ステップS402で拭き部
材によるワイピングを行う。その後、ステップS403
で吸引ポンプによりインク吐出ノズルの吸引を行い、更
にステップS404でもう一度ワイピングを行い、1色
あたりの回復動作を終了する。
【0035】通常、このような回復動作は、ある一定の
量のインクの吐出を行ったとき、ヘッドが交換されたと
き、インクタンクが交換されたとき、前回の回復からあ
る一定の期間が経ったとき、更に使用者から指定された
ときなどがある。このようなタイミングで回復を行うこ
とにより、ヘッドの状態を長期間一定に保つ工夫がされ
ている。
【0036】図5(a)は先に説明したチャート(図
3)をスキャナで測色したときの濃度と階調の関係の予
測値を表す図である。予測値に対して許容範囲が設けら
れている。この予測値は何組みかの印刷ヘッドを用いて
前記チャートを印刷し、測色し、その各平均値である。
正常な印刷ヘッドで印刷されたパッチの測色値は図5
(b)のようにその許容範囲内に含まれるはずである。
この範囲はヘッドの精度、仕様により決まるものであ
り、例えばを±5%などと設定される。これらの予測値
は図5(c)のように、各パッチごとに定量的にデータ
化しておく。
【0037】図6のフローチャートに従って、インクタ
ンクが誤って挿入された場合の判定を示す。まずS60
1にて特定のチャート、本実施形態では図3で示したよ
うなヘッドシェーディング用のカラーチャートを印刷す
る。
【0038】次にステップS602で、チャートをスキ
ャナにより読み込む。この段階では結果は8ビットのR
GBのJPEG画像として格納される。ステップS60
3では初期化のために色番号カウンタとエラーコードカ
ウンタをクリアしておく。
【0039】続いてステップS604において図5
(c)で示した色コード番号に該当する各パッチの予測
値をメモリに読み出し、予測値を設定する。ここで色コ
ード番号は図7に示すように定められており、本実施形
態では濃シアンより一色ごとに処理を行う。
【0040】次に、ステップS605で該当する色の各
パッチの平均値をRGB各チャネルについて求める。こ
こでは簡単のためにそのRGB値を元に(255−
R)、(255−G)、(255−B)という変換式に
よりシアン、マゼンタ、イエローそれぞれについて変換
しそれを各パッチの平均濃度とする。
【0041】ステップS606において平均濃度がすべ
て前記予測値の範囲に入っているかを調べる。正常であ
れば図10(a)に示すようにC,M,Yそれぞれのチ
ャンネルにおいて全てのパッチが予測値の範囲に収ま
る。
【0042】しかし、ヘッドのノズルにごみなどが固着
したり、吐出のためのヒータが焦げ付いたりすると、図
10(b)に示すように印刷されたチャートの濃度は予
測値の範囲に入らなくなってしまう。
【0043】次にステップS607で範囲外があったか
どうか判断して、範囲外となるものがある場合はステッ
プS609に進み、無ければステップS608へ処理を
渡す。全ての濃度データが許容範囲内であり、正常な場
合はステップS608において通常のヘッドシェーディ
ングの演算を行う。
【0044】異常の場合はステップS609においてエ
ラーコードカウンタの色コードに対応したビットを立て
る。
【0045】続いてステップS610で色番号カウンタ
を加算(+1)する。
【0046】ステップS611では色番号カウンタが6
か否かを判断し、カウンタ値が6になっていない場合は
ステップS604まで戻り、S604からS610の処理を繰り
返す。色番号カウンタが6ならばS612へ処理を進め
る。
【0047】ステップS612ではエラーコードの判定
を行い、エラーコードに対応したビットが0であればS
613でヘッドシェーディングが成功したことを表示。
0でなければS614でエラーコードに従ってエラーを
表示し、不具合のあった色に対して回復を行うように使
用者に通知する。その際のエラー表示は図8のエラーコ
ード表によるもので、表示方法は例えば図11(a)の
ようなものである。
【0048】<エラーコード処理>図9(a)を用いて
図6のステップS614のエラーコード処理を説明す
る。簡単化のため、濃いシアンのチャートが不良だった
ものとする。図6に関しては、ステップS607までは
同様であるが、チャートに不具合があった場合のS60
9での処理が異なる。図9(a)のフローを用いて以下
に説明する。
【0049】図9(a)はステップS609での処理の
内容を示すものである。まず、ステップS901で、エ
ラーコードに従い不具合があると判断されたチャートの
色と、自動的に回復動作に入ることを図11(b)のよ
うに表示する。次にステップS902で使用者からの入
力があったかどうかを判断し、まだであればS904で
入力が行われるまで待ち、入力がされればS903で印
刷部に濃シアンを回復するための回復コマンドを送る。
その後、S905で使用者に対してもう一度ヘッドシェ
ーディングを行うように表示し、処理を終了する。
【0050】このように、チャートに不具合があると判
断された場合、該当する色に対して自動的に回復動作を
行うことでユーザの負担を軽減ことができる。
【0051】更に図6のステップS614の処理の例を
説明する。この例においても簡単化のため、濃いシアン
のチャートが不良だったものとする。
【0052】この例の場合、図6に関してステップS6
07までは同様であるが、チャートに不具合があった場
合のステップS609での処理が異なる。この場合を、
図4(b)及び図9(b)のフローを用いて説明する。
【0053】図9(b)はステップS609での処理の
内容を示したものである。まず、ステップS906でエ
ラーコードに従い、不具合があると判断されたチャート
の色と、回復動作に入るかどうかの選択入力を図11
(c)のように表示する。次にステップS907で使用
者から、いずれの入力かを判断し、「回復する(O
K)」が選択されていればステップS908で印刷部に
対し該当色を回復するように回復コマンドを送る。ま
た、「回復しない(NO)」が選択された場合、ステッ
プS909で今後該当色の回復シーケンスを変更するよ
うに回復変更コマンドを印刷部に対して送る。
【0054】このコマンドを受けた印刷部は指定の色の
回復シーケンスを図4(b)のように変化させる。図4
(b)を用いて変化した後の回復シーケンスについて説
明する。図4(b)において、ステップS405の予備
吐に始まり、ステップS406のワイピング、ステップ
S407の吸引、ステップS408のワイピングまでは
通常と同じシーケンスで進むが、その後にステップS4
09とS410、ステップS411とS412と吸引と
ワイピングの動作を通常(図4(a))より2回多く繰
り返す。これにより不具合が発見されたインク色に対
し、回復シーケンスを増加させる。その後、ステップS
910で使用者に対してもう一度ヘッドシェーディング
を行うように表示し、処理を終了する。
【0055】このように、チャートに不具合があると判
断された場合、使用者に対し該当する色に対し回復を行
うことを促し、更に回復が行われなかった場合はその後
の回復シーケンスを変化させることでヘッドを回復しや
すくし、ユーザの負担を軽減する。
【0056】
【発明の効果】ヘッドの不具合による印刷の異常を定量
的に判断する自己診断機能を備え、異常の発生を使用者
に報知し、その回復手段を起動して異常状態の解消を図
ることで印刷の均質化を確保し、ユーザの利便性に優れ
た画像形成装置及び方法の提供を可能とする。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】ヘッドシェーディングを行う際の処理の流れ図
である。
【図3】ヘッドシェーディング用のチャート例を示す図
である。
【図4】印刷ヘッド回復シーケンスのフローチャートで
ある。
【図5】ヘッドシェーディングチャートを印刷し、測色
したときの予測値の説明図である。
【図6】ヘッドシェーディングを行う際のフローチャー
トである。
【図7】各色と色番号、対応するビットの関係を示す表
である。
【図8】エラーコードとその内容を示す表である。
【図9】チャートに不具合が検出された場合の処理内容
を示すフローチャートである。
【図10】測定値と予測値の関係の例を示すグラフであ
る。
【図11】ユーザに対しエラーメッセージを表示する際
の表示例の図である。
【図12】インクジェットプリンタIJRAの構成の概
要を示す外観斜視図である。
【図13】インクジェットプリンタIJRAの制御回路
構成を示すブロック図である。
【図14】インクタンクとヘッドとが分離可能なインク
カートリッジIJCの構成を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
101 記憶装置主制御部 103 印刷ヘッド 107 印刷ヘッド回復部 111 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA20 EB11 EB27 EB36 EB41 EB47 EC22 EC23 EC24 EC26 EC53 EC54 EC57 EC75 ED07 FA10 HA38 JA13 JB04 JC20 KC11 KC21 KC22 2C061 AQ05 AR01 HJ01 HJ10 HK11 HN05 HN15 HQ21 HV01 HV32 HV46

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドの異常を識別するための特定
    のチャートを印刷する印刷手段と、 前記印刷された特定のチャートのデータを測色する手段
    と、 前記測色されたデータに基づき濃度と階調の関係が許容
    範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、 前記判断に従い、測色されたデータが許容範囲に無い場
    合は、前記印刷ヘッドの異常を報知する手段と、 前記印刷ヘッドの異常を回復するためにヘッドシェーデ
    ィングを行う回復手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記報知及びヘッドシェーディングは前
    記判断に基づき自動的に動作することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記報知に応じた選択入力に応じ、前記
    回復手段はヘッドシェーディング動作を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回復手段は、前記判断手段で判断さ
    れた印刷ヘッド単位の異常の内容に応じて回復動作を変
    更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記印刷手段は少なくとも2色以上の色
    が使用可能なインクジェットプリンタであることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 印刷ヘッドの異常を識別するための特定
    のチャートの印刷を制御するための印刷制御工程と、 前記印刷された特定のチャートのデータを測色する工程
    と、 前記測色されたデータに基づき濃度と階調の関係が許容
    範囲内にあるか否かを判断する判断工程と、 前記判断に従い、測色されたデータが許容範囲に無い場
    合は、前記印刷ヘッドの異常を報知する工程と、 前記印刷ヘッドの異常を回復するためにヘッドシェーデ
    ィングを行う回復工程と、 を備えることを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記報知及びヘッドシェーディングは前
    記判断に基づき自動的に動作することを特徴とする請求
    項6に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記報知に応じた選択入力に応じ、前記
    回復工程はヘッドシェーディング動作を行うことを特徴
    とする請求項6に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記回復工程は、前記判断工程で判断さ
    れた印刷ヘッド単位の異常の内容に応じて回復動作を変
    更することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方
    法。
  10. 【請求項10】前記印刷制御工程は少なくとも2色以上
    の色が使用可能なインクジェットプリンタを制御するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】前記2色以上の色は濃いシアン、薄いシ
    アン、濃いマゼンダ、薄いマゼンダ、イエロー、ブラッ
    クの各色であることを特徴とする請求項5に記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】前記2色以上の色は濃いシアン、薄いシ
    アン、濃いマゼンダ、薄いマゼンダ、イエロー、ブラッ
    クの各色であることを特徴とする請求項10に記載の画
    像形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245614A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Canon Finetech Inc 記録ヘッドの製造方法、及び記録装置
JP2008049549A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Seiko Epson Corp テストパターンの印刷方法、補正値の取得方法、補正値の取得装置
JP2008055728A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Seiko Epson Corp テストパターンの印刷方法、補正値の取得方法、補正値の取得装置

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