JP2008055728A - テストパターンの印刷方法、補正値の取得方法、補正値の取得装置 - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
【解決手段】第一インクを吐出するための第一ノズルから、ある色のインクを吐出させて、媒体上に第一サブパターンを印刷するステップと、前記第一インクよりも淡い第二インクを吐出するための第二ノズルから、前記ある色のインクを吐出させて、媒体上の、前記第一サブパターンの形成位置よりも中央側に、第二サブパターンを印刷するステップと、を有するテストパターンの印刷方法。
【選択図】図13
Description
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
このような処理動作によって画像を印刷する印刷装置では、前述したスキューが生じ、媒体の搬送量が制御上の搬送量と異なる場合がある。かかる場合には、テストパターンは歪んで印刷されるため、前記第一サブパターン及び前記第二サブパターンも歪んでしまう。また、前記印刷装置では、スキューの発生を完全に除去することは困難である。したがって、テストパターンの歪みが、濃度ムラを抑制する効果に対して及ぼす影響を低減する効果が、より有意義なものとなる。
このようなテストパターンでは、当該テストパターンが歪んで印刷された場合、媒体の搬送方向と交差する方向において、端側に形成されるサブパターンであるほど、そのサブパターンの歪み度合いは大きくなる。逆に、中央側に形成されるサブパターンであるほど、そのサブパターンの歪み度合いは小さくなる。このため、第二サブパターンの歪み度合いが第一サブパターンの歪み度合いよりも小さくなるような形成位置に、前記第二サブパターンを印刷することが可能となる。
このような場合、移動方向において、印刷ヘッドの位置がより中央側にあるほど、前記印刷ヘッドからのインクの吐出が、より安定した状態で行われる。そして、第二ノズルから前記ある色のインクが吐出されるときの印刷ヘッドの位置は、前記移動方向において、第一ノズルから前記ある色のインクが吐出されるときの印刷ヘッドの位置よりも中央側にある。この結果、第二サブパターンは、第一サブパターンよりも安定して印刷されることとなる。
シアン系統のインクであって、互いに濃淡が異なる2種類のインクを用いて画像を印刷する印刷装置に関し、テストパターンの歪みが濃度ムラを抑制する効果に対して及ぼす影響を低減することが可能となる。
マゼンタ系統のインクであって、互いに濃淡が異なる2種類のインクを用いて画像を印刷する印刷装置に関し、テストパターンの歪みが濃度ムラを抑制する効果に対して及ぼす影響を低減することが可能となる。
第二インクは、前述したように、印刷画像の中間調部分を印刷するために多用されるインクであり、第一インクよりも吐出量が良好に制御される。この結果、テストパターン印刷時に、各サブパターンが適切に印刷されるため、各インクに関する濃度補正の精度が向上することとなる。
このようなテストパターンの印刷方法によれば、既述のほぼ総ての効果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
<印刷システムの概要>
図1は、印刷システム100の外観構成を示した説明図である。ここで、印刷システムとは、印刷装置と、この印刷装置の動作を制御する印刷制御装置とを少なくとも含むシステムのことである。本実施の形態に係る印刷システム100は、印刷装置の一例としてのカラーインクジェットプリンタ1(以下、単にプリンタ1)と、印刷制御装置としてのコンピュータ110と、表示装置120と、入力装置130と、記録再生装置140とを備えている。そして、プリンタ1は、複数色のインク(インクの種類等については後述する。)を吐出して用紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷することが可能である。なお、以下の説明では、代表的な媒体である用紙S(図3Aを参照)を例に挙げて説明する。
(1)プリンタの概要
本実施の形態に係るプリンタ1は、6種類のインクを吐出して画像を印刷することが可能である。具体的に説明すると、プリンタ1は、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、イエローインク(Y)、及びブラックインク(K)の基本色インクとともに、ライトシアンインク(LC)及びライトマゼンタインク(LM)を用いて画像を印刷する。すなわち、本実施の形態に係るプリンタ1は、シアン系統の色とマゼンタ系統の色について、それぞれ、互いに濃淡が異なる第一インクと第二インクを使用している。そして、この2種類のインクのうち、より淡い第二インクは、画像の中間調部分を印刷するために多用されるインクである。そして、前記6種類のインク中、シアンインク(C)及びマゼンタインク(M)は第一インクに属し、ライトシアンインク(LC)及びライトマゼンタインク(LM)は第二インクに属している。
図2は、本実施形態のプリンタ1の全体構成のブロック図である。また、図3Aは、本実施形態のプリンタ1の全体構成の概略図である。また、図3Bは、本実施形態のプリンタ1の全体構成の横断面図である。以下、これらの図を参照して、本実施形態のプリンタ1の基本的な構成について説明する。
図6は、印刷時の動作のフローチャートである。以下に説明される各動作は、コントローラ60が、メモリ63内に格納されたプログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。このプログラムは、各動作を実行するためのコードを有する。
まず、通常印刷について説明する。本実施形態の通常印刷は、インターレース印刷と呼ばれる印刷方法により行われる。ここで、『インターレース印刷』とは、1回のパスで記録されるラスタライン間に、記録されないラスタラインが挟まれるような印刷を意味する。また、『パス』とはドット形成処理を指し、『パスn』とはn回目のドット形成処理を意味する。『ラスタライン』とは、移動方向に並ぶドットの列であり、ドットラインともいう。
但し、この通常印刷のみでは、搬送方向に連続してラスタラインを形成できない箇所がある。そこで、先端印刷及び後端印刷と呼ばれる印刷方法が、通常印刷の前後に行われる。
<濃度ムラ(バンディング)について>
ここでは、説明の簡略化のため、単色印刷された画像中に生じる濃度ムラの発生原因について説明する。なお、多色印刷の場合、以下に説明する濃度ムラの発生原因がインク色毎に生じている。
そして、このようなラスタラインからなる印刷画像を巨視的に見ると、キャリッジ31の移動方向に沿う縞状の濃度ムラ(所謂、バンディング)が視認される。この濃度ムラは、印刷画像の画質を低下させる原因となる。
以下、補正値取得処理に用いる補正値の取得システム(以下、補正値取得システム105)について、図10を用いて説明する。図10は、当該補正値取得システム105の全体構成を示すブロック図である。
スキャナ150は、テストパターンを読み取って、当該テストパターンを構成するサブパターンの濃度を測定するための装置である。ここで、スキャナ150の構造を図11A及び図11Bを用いて説明する。図11Aは、スキャナ150の縦断面図である。図11Bは、上蓋151を外した状態のスキャナ150を示す図である。スキャナ150は、上蓋151と、原稿5が置かれる原稿台ガラス152と、この原稿台ガラス152を介して原稿5と対面しつつ副走査方向に移動する読取キャリッジ153と、読取キャリッジ153を副走査方向に案内する案内部材154と、読取キャリッジ153を移動させるための移動機構155と、スキャナコントローラ190(図10参照)とを備えている。そして、スキャナコントローラ190はインターフェース191、CPU192、メモリ193、スキャナ制御ユニット194を有している。読取キャリッジ153には、原稿5に光を照射する露光ランプ157と、主走査方向(図5Aにおいて紙面に垂直な方向)のラインの像を検出するラインセンサ158と、原稿5からの反射光をラインセンサ158へ導くための光学系159とが設けられている。図中の読取キャリッジ153の内部の破線は、光の軌跡を示している。
次に、補正値を取得する方法に関する工程、すなわち、補正値取得処理について、図12を用いて説明する。図12は、補正値取得処理のフローチャートである。
プリンタ1を接続したならば、テストパターンCPの印刷するステップが行われる(S101)。このステップにおいて、コンピュータ110に記憶されたコンピュータドライバは、テストパターン用の印刷データをプリンタ1へ送信する。そして、コンピュータ110からの印刷データに基づき、プリンタ1は、用紙Sに所定の解像度(本実施の形態においては、720dpi(移動方向)×720dpi(搬送方向))でテストパターンCPを印刷する。このテストパターンCPの印刷は、前述した印刷動作に則って行われる(図6参照)。すなわち、移動方向に移動するヘッド41からインクを用紙Sに向けて吐出して、用紙S上にドットを形成するドット形成動作と、用紙Sを搬送方向に搬送する搬送動作とを、印刷データに応じて複数回繰り返して行うことにより、テストパターンCPは印刷される。さらに、本実施の形態では、テストパターンCPは、該テストパターンCPの印刷コストの低減を図るため、単一のインクによって印刷される。なお、テストパターンCPの単色印刷については後述する。
次に、スキャナ150に前記テストパターンCPを読み取らせて、該テストパターンCPが有する各サブパターンSPについて濃度を測定する(S102)。このステップに先立ち、検査員は、スキャナ150に原稿(テストパターンCPが印刷された用紙S)をセットする。より具体的には、各サブパターンSPのラスタラインの方向(印刷時の用紙Sに対するキャリッジ31の移動方向)がスキャナ150の副走査方向になり、複数のラスタラインの並ぶ方向がスキャナ150の主走査方向になるように、プリンタ1によってテストパターンCPが印刷された用紙Sを原稿台ガラス152上に置き、上蓋151を閉めて、スキャナ150にセットする。そして、検査員は、コンピュータ110のスキャナドライバを介して、スキャナ150にテストパターンCPを読み取らせる。本実施の形態では、各サブパターンSPをスキャナ150の読取キャリッジ153の移動方向(副走査方向)について720dpiの解像度で読み取らせ、スキャナ150のラインセンサ158の列方向(主走査方向)について2880dpiの解像度で読み取らせる。
次に、コンピュータ110の補正値取得プログラムは、画像データに含まれるサブパターンSPの傾きθを検出し(S103)、画像データに対して傾きθに応じた回転処理を行う(S104)。
θ = tan−1{(KY2−KY1)/(KX2−KX1)}
次に、コンピュータ110の補正値取得プログラムは、画像データの中から不要な画素をトリミングする(S105)。
次に、コンピュータ110の補正値取得プログラムは、Y方向の画素数が116個(サブパターンSPを構成するラスタラインの数と同数)になるように、トリミングされた画像データを解像度変換する(S106)。
次に、コンピュータ110の補正値取得プログラムは、サブパターンSPの各列領域における3種類の帯状パターンBDについて、それぞれの濃度を取得する(S107)。以下、1番目の列領域における階調値76(濃度30%)で形成された左側の帯状パターンBD(30)における濃度取得について説明する。なお、他の列領域における濃度取得も同様に行なわれる。また、他の帯状パターンBDの濃度取得も同様に行なわれる。
Sbt=Sb+(Sc−Sb)×{(Cbt−Cb)/(Cc−Cb)}
Sbt=Sb−(Sb−Sa)×{(Cbt−Cb)/(Ca−Cb)}
このようにして目標指令階調値Sbtを算出した後、補正値取得プログラムは、次式により、この列領域における指令階調値Sbに対する補正値Hbを算出する。
Hb = (Sbt−Sb)/Sb
そして、コンピュータ110の補正値取得プログラムは、列領域毎に、階調値Sb(濃度50%)に対する補正値Hbを算出する。
Sat=Sa+(Sb−Sa)×{(Cat−Cb)/(Cb−Ca)}
このようにして目標指令階調値Satを算出した後、補正値取得プログラムは、次式により、この列領域における指令階調値Saに対する補正値Haを算出する。
Ha = (Sat−Sa)/Sa
次に、コンピュータ110の補正値取得プログラムは、補正値をプリンタ1のメモリ63に記憶する(S109)。そして、補正値が各列領域に対応して記憶されると、プリンタ1のメモリ63に、補正値テーブルが作成される。
プリンタ1を購入したユーザ等は、当該ユーザ等が所有するコンピュータ110(もちろん、プリンタ製造工場のコンピュータとは別のコンピュータ)に、プリンタ1を接続して、前述した印刷システム100を構築する。また、印刷システム100を構築する際、ユーザ等は、プリンタ1に同梱されたCD−ROMによりプリンタドライバを、コンピュータ110に記憶させる。
<テストパターンの歪みについて>
本実施の形態では、プリンタ1がテストパターンCPを印刷する際、既述のスキューが発生することがある。このスキューが発生すると、用紙Sが搬送方向に対して曲がり、制御上の搬送量とは異なる搬送量にて搬送される結果、テストパターンCPが歪んで印刷されてしまう。また、テストパターンCPの歪みに伴って、該テストパターンCP中の各サブパターンSPも歪んで印刷されることになる。このことを、図25乃至図26Bを用いて説明する。図25は、スキューによって歪んで印刷されたテストパターンCPを説明する図である。図26Aは、図25のテストパターンCPのうち、移動方向において、一端側に印刷されたサブパターンSPを示す。図26Bは、図25のテストパターンCPのうち、他端側に印刷されたサブパターンSPを示す。なお、説明を分かり易くするため、図25乃至図26B中、各サブパターンSPの歪み度合いは、実際よりも大きくしている。
図27は、用紙S上の、各サブパターンの形成位置を説明するための図である。また、図中、記号Pが付された各破線は、各サブパターンSPの形成位置の境界線を示している。
多色印刷の際に使用されるインクのうち、ライトシアンインク(LC)及びライトマゼンタインク(LM)、すなわち、第二インクは、第一インクと比較して、使用頻度が高く、画像印刷上より重要なインクとなる傾向にある。したがって、濃度補正によって濃度ムラを抑制する効果を有効に発揮するためには、第二インクに関する補正値が、第一インクに関する補正値よりも精度良く取得される必要がある。
上記の各実施形態は、主としてプリンタ1を有する補正値取得システム105について記載されているが、その中には、補正値の取得方法や補正の取得装置の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
プリンタ1の印刷方式は、前述のインターレース方式に限定されず、1つのラスタラインを異なる複数のノズルNzで形成する印刷方式(オーバーラップ方式)であってもよい。
上記実施の形態では、テストパターンCP中の各サブパターンSPが、用紙S上、移動方向に並んでいることとした。但し、これに限定されるものではなく、各サブパターンSPの形成位置が移動方向において異なった位置であればよい。このような各サブパターンの形成位置であれば、スキュー等によりテストパターンが歪んで印刷された際、サブパターンの間には歪み度合いの差異が生じる。これにより、第二サブパターンを、第一サブパターンより歪み度合いが小さくなる位置に印刷することが可能となる。
上記実施の形態では、ヘッド41が定速移動領域を移動する期間、及び、前記加減速移動領域の一部を移動する期間に、前記ヘッド41からインクが吐出されることとした(図5参照)。また、定速移動領域はヘッド移動経路の中央部に、加減速移動領域はヘッド移動経路の端部にある。このため、テストパターンCPの印刷時におけるヘッド41の移動速度は、前記ヘッド41がヘッド移動経路の端部を移動するときより、ヘッド移動経路の中央部を移動するときの方がより安定している。また、前述したように、ある周期Tにおけるインクの吐出タイミングは、直前の周期Tに基づいて決定される。ここで、ヘッド41が定速移動領域を移動する間は、ある周期Tとその直前の周期Tとが同じ長さになっているものとして捉えられるため、インクの吐出間隔も均一になる。しかし、ヘッド41が加減速移動領域を移動する間は、ある周期Tの長さと、その直前の周期Tの長さとは厳密には一致していない。この結果、移動方向の中央側にて印刷されるサブパターンSPは、両端側にて印刷されるサブパターンSPよりも、ヘッド41の移動速度がより安定した状態で印刷される可能性が高くなる。したがって、より用紙Sの中央側にて形成される第二サブパターンは、前記第一サブパターンよりも安定して印刷されることになる。
但し、これに限定されるのではなく、例えば、テストパターンCPの印刷中、ヘッド41の移動速度はほぼ一定であることとしてもよい。
上記の実施の形態では、プリンタ1が使用可能なインクの種類は6種類であることとした。これらのインクには、第一インクとしてのシアンインク(C)と、第二インクとしてのライトシアンインク(LC)とが含まれていることとした。かかる場合において、本発明の印刷方法にてテストパターンCPを印刷すると、シアンインク(LC)に関する濃度の補正値の精度が、シアンインク(C)に関する濃度の補正値の精度より高くなる。この結果、テストパターンの歪みが、濃度ムラの抑制効果に対して及ぼす影響を低減される。また、プリンタ1が使用するインクには、第一インクとしてのマゼンタインク(M)と、第二インクとしてのライトマゼンタインク(LM)とが含まれ、マゼンタ系統のインクについても上記と同様の効果を得ることが可能である。
但し、これに限定されるものではなく、例えば、プリンタ1が使用可能なインクには、第一インク及び第二インクが一種類ずつあることとしてもよい。また、上記実施の形態に係るインクに加えて、例えば、グレー色のインクやダークイエロー色のインク等の他のインクが含まれていてもよい。
上記実施の形態では、各サブパターンSPは、濃度30%、50%、70%で印刷された3種類の帯状パターンBD(30)、BD(50)、BD(70)を有していることとした。但し、帯状パターンの種類及び数に関しては、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、各サブパターンSPは、濃度10%、30%、50%、70%、90%で印刷された5種類の帯状パターンBDを有していることとしてもよい。かかる場合には、濃度に関するデータを得るための帯状パターンが増える結果、補正値の精度が高くなるため、補正値に基づく濃度補正による濃度ムラの抑制効果が向上する。
上記実施の形態では、テストパターンCPを単色印刷する際に用いるインクは、ライトマゼンタインク(LM)、すなわち、第二インクに属するインクであることとした。第二インクは、印刷画像の中間調部分を印刷するために多用されるインクであるため、第一インクと比較して、吐出量が良好に制御される。このため、第二インクを用いて印刷されたテストパターンCP、第一インクを用いて印刷されたものより適切に印刷されるため、濃度補正の精度が向上することとなる。但し、これに限定されるものではなく、第一インクを用いてテストパターンCPを単色印刷することとしてもよい。
上記実施の形態においては、プリンタ1が説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の記録装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、
23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 キャリッジモータ、33 ガイド軸
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 センサ群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路
100 印刷システム、105 補正値取得システム
110 コンピュータ、120 表示装置、130 入力装置、140 記録再生装置、
150 スキャナ、151 上蓋、152 原稿台ガラス、153 読取キャリッジ、
154 案内部材、155 移動機構、157 露光ランプ、
158 ラインセンサ、159 光学系、
180 ホスト側コントローラ、181 第一インターフェース、
182 第二インターフェース、183 CPU、184 メモリ、
190 スキャナコントローラ、191 インターフェース、192 CPU、
193 メモリ、194 スキャナ制御ユニット
Claims (10)
- 第一インクを吐出するための第一ノズルから、ある色のインクを吐出させて、媒体上に第一サブパターンを印刷するステップと、
前記第一インクよりも淡い第二インクを吐出するための第二ノズルから、前記ある色のインクを吐出させて、媒体上の、前記第一サブパターンの形成位置よりも中央側に、第二サブパターンを印刷するステップと、
を有することを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 請求項1に記載のテストパターンの印刷方法において、
前記第一サブパターンは、前記第一ノズルから前記ある色のインクを媒体に吐出させる動作と、前記媒体を搬送方向に搬送する動作とが複数回繰り返し行われることにより印刷され、
前記第二サブパターンは、前記第二ノズルから前記ある色のインクを媒体に吐出させる動作と、前記媒体を搬送方向に搬送する動作とが複数回繰り返し行われることにより印刷されることを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 請求項2に記載のテストパターンの印刷方法において、
前記テストパターンは、前記第一サブパターンと前記第二サブパターンとを含んだ少なくとも2つのサブパターンから構成され、
各前記サブパターンは、前記ある色のインクを用いて印刷され、かつ、前記搬送方向と交差する方向に並ぶことを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 請求項3に記載のテストパターンの印刷方法において、
前記第一ノズルと前記第二ノズルとを備え、テストパターン印刷時に前記搬送方向と交差する移動経路を移動する印刷ヘッドの、
前記移動経路の中央部を移動するときの移動速度は、前記移動経路の端部を移動するときの移動速度より安定していることを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のテストパターンの印刷方法において、
シアンインクを吐出するためのシアンインクノズルと、ライトシアンインクを吐出するためのライトシアンインクノズルとを含む複数のノズルから、それぞれ、前記ある色のインクを吐出させて前記テストパターンを印刷するとき、
前記シアンインクは第一インクに、前記ライトシアンインクは第二インクに属し、
前記シアンインクノズルは第一ノズルに、前記ライトシアンインクノズルは第二ノズルに属することを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のテストパターンの印刷方法において、
マゼンタインクを吐出するためのマゼンタインクノズルと、ライトマゼンタインクを吐出するためのライトマゼンタインクノズルとを含む複数のノズルから、それぞれ、前記ある色のインクを吐出させて前記テストパターンを印刷するとき、
前記マゼンタインクは第一インクに、前記ライトマゼンタインクは第二インクに属し、
前記マゼンタインクノズルは第一ノズルに、前記ライトマゼンタインクノズルは第二ノズルに属することを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテストパターンの印刷方法において、
前記ある色のインクは、前記第二インクに属するインクであることを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - 第一インクを吐出するための第一ノズルから、ある色のインクを吐出させて、媒体上に第一サブパターンを印刷するステップと、前記第一インクよりも淡い第二インクを吐出するための第二ノズルから、前記ある色のインクを吐出させて、媒体上の、前記第一サブパターンの形成位置よりも中央側に、第二サブパターンを印刷するステップと、を有し、
前記第一サブパターンは、前記第一ノズルから前記ある色のインクを媒体に吐出させる動作と、前記媒体を搬送方向に搬送する動作とが複数回繰り返し行われることにより印刷され、前記第二サブパターンは、前記第二ノズルから前記ある色のインクを媒体に吐出させる動作と、前記媒体を搬送方向に搬送する動作とが複数回繰り返し行われることにより印刷され、
前記テストパターンは、前記第一サブパターンと前記第二サブパターンとを含んだ少なくとも2つのサブパターンから構成され、各前記サブパターンは、前記ある色のインクを用いて印刷され、かつ、前記搬送方向と交差する方向に並び、
前記第一ノズルと前記第二ノズルとを備え、テストパターン印刷時に前記搬送方向と交差する移動経路を移動する印刷ヘッドの、前記移動経路の中央部を移動するときの移動速度は、前記移動経路の端部を移動するときの移動速度より安定しており、
シアンインクを吐出するためのシアンインクノズルと、ライトシアンインクを吐出するためのライトシアンインクノズルとを含む複数のノズルから、それぞれ、前記ある色のインクを吐出させて前記テストパターンを印刷するとき、前記シアンインクは第一インクに、前記ライトシアンインクは第二インクに属し、前記シアンインクノズルは第一ノズルに、前記ライトシアンインクノズルは第二ノズルに属し、
マゼンタインクを吐出するためのマゼンタインクノズルと、ライトマゼンタインクを吐出するためのライトマゼンタインクノズルとを含む複数のノズルから、それぞれ、前記ある色のインクを吐出させて前記テストパターンを印刷するとき、前記マゼンタインクは第一インクに、前記ライトマゼンタインクは第二インクに属し、前記マゼンタインクノズルは第一ノズルに、前記ライトマゼンタインクノズルは第二ノズルに属し、
前記ある色のインクは、前記第二インクに属するインクであることを特徴とするテストパターンの印刷方法。 - (A)第一インクを吐出するための第一ノズルから、あるインクを吐出させて媒体上に印刷された第一サブパターンと、
前記第一インクよりも淡い第二インクを吐出するための第二ノズルから、前記あるインクを吐出させて、媒体上の、前記第一サブパターンの形成位置よりも中央側に印刷された第二サブパターンと、
を含み、少なくとも2つのサブパターンから構成されるテストパターン、
を印刷するステップと、
(B)該テストパターンを読み取り、各前記サブパターンの濃度を測定するステップと、
(C)各前記サブパターンの濃度の測定値に基づき、各前記サブパターンと対応付けられている各インクに関して、印刷濃度の補正値を算出するステップと、
を有することを特徴とする補正値の取得方法。 - (A)第一インクを吐出するための第一ノズルと、該第一インクよりも淡い第二インクを吐出するための第二ノズルと、を備えた印刷装置であって、
前記第一ノズルから、あるインクを吐出して媒体上に印刷される第一サブパターンと、
前記第二ノズルから、前記あるインクを吐出して、媒体上の、前記第一サブパターンの形成位置よりも中央側に印刷される第二サブパターンと、
を含み、少なくとも2つのサブパターンから構成されるテストパターン、
を印刷するための印刷装置と、
(B)該テストパターンを読み取り、各前記サブパターンの濃度を測定するためのスキャナと、
(C)各前記サブパターンの濃度の測定値に基づき、各前記サブパターンと対応付けられている各インクに関して、濃度の補正値を算出するためのプログラム、を実行するためのコンピュータと、
を有することを特徴とする補正値の取得装置。
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