JP2001266470A - 車載用再生装置及び楽曲再生方法 - Google Patents
車載用再生装置及び楽曲再生方法Info
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Abstract
ることのできる車載用再生機器を提供することである。 【解決手段】 種別情報がMP3であると判別した場
合、CPUは、右キー等が押下されたと判別した場合、
押下された右キー等に従って、再生管理テーブルの再生
ファイル番号を更新する(ステップS26)。また、C
PUは、上キー等が押下されたと判別した場合、PVD
を読み出し、基準となるカレントフォルダを、現在のフ
ォルダから1つ後ろ又は、1つ前のフォルダに変化さ
せ、変更後のカレントフォルダに属する各ファイルを検
索する(ステップS28)。また、検索結果に従って、
楽曲テーブル等を更新する(ステップS29)。そし
て、CPUは、再生管理テーブル再生ファイル番号にて
差し示される楽曲テーブル内の楽曲データを再生する
(ステップS32)。
Description
ルダ単位に階層化されて記録されている記録媒体から、
容易な操作により所望の楽曲データを再生することので
きる車載用再生装置および楽曲再生方法に関する。
(コンパクトディスク)プレーヤに代表されるディスク
再生装置が、最もポピュラーな機器の1つとして広まっ
ている。このディスク再生装置は、利用者により装填さ
れた音楽CDに記録されている楽曲データを所定の順番
に再生することができる。
Dを随時切り替えて再生できる多連装ディスク再生装置
も知られている。このような多連装ディスク再生装置
は、例えば、10枚以上もの音楽CDを格納でき、長時
間に渡る連続再生が可能である。このような多連装ディ
スク再生装置には、一般に、再生対象の楽曲データの変
更及びディスクの変更のために、図10に示すような操
作キー100が操作パネルに配置され、利用者に操作さ
れる。
右キー101と、左キー102と、上キー103と、下
キー104とから構成される。これらのキーは、例え
ば、複数の音楽CDを格納した多連装ディスク再生装置
が、任意のCD(楽曲データ)の再生中において、利用
者により押下される。右キー101は、利用者に押下さ
れると、次の楽曲データの再生(曲送り)を指示する情
報を生成し、多連装ディスク再生装置に供給する。ま
た、左キー102は、前の楽曲データの再生を指示する
情報又は、再生楽曲データの先頭を指示する情報を生成
し、多連装ディスク再生装置に供給する。
ると、次のディスクの再生を指示する情報を生成し、多
連装ディスク再生装置に供給する。また、下キー104
は、前のディスクの再生を指示する情報を生成し、多連
装ディスク再生装置に供給する。すなわち、多連装ディ
スク再生装置は、利用者による上述の操作キー100
(右キー101〜下キー104)の操作に従って、収納
した複数の音楽CDから再生対象のCDを適宜切り替
え、指定された楽曲データを再生する。このため、利用
者は、上キー103等を使用して、効率よく再生対象の
楽曲データが記録された音楽CDを切り替え、所望の楽
曲データを再生することができる。
に代表される音声圧縮技術を応用した楽曲再生装置等
(パーソナルコンピュータ等にて実行される楽曲再生ソ
フトも含む。)が知られている。このMP3は、容量が
元の容量の10分の1程度まで圧縮されるにもかかわら
ず、所定の楽曲再生装置等にて再生した際に、音楽CD
と同等の音質が得られるという特徴を有する。MP3形
式の楽曲データは、例えば、利用者がパーソナルコンピ
ュータ等を使用して、所定の変換ソフトにより音楽CD
に記録された楽曲データをエンコードすることにより得
られる。また、他にも、インターネット等を介して、利
用者が所定の音楽配信サイトからダウンロードすること
によっても得られる。
えば、利用者によりCD−R(Compact Disc Recordabl
e)やCD−RW(Compact Disc Rewritable)等の記録
媒体に記録され保存される場合も多い。例えば、利用者
は、10枚分の音楽CDの楽曲データをMP3形式に変
換し、変換した楽曲データを1枚のCD−R等に記録す
る。そして利用者は、パーソナルコンピュータ上で楽曲
再生ソフトを実行して、CD−R等に記録されたMP3
形式の楽曲データを再生することにより、ディスクを入
れ替えることなく音楽CD10枚分の楽曲を連続して聴
くことができる。すなわち、MP3形式の楽曲データを
CD−R等に記録することにより、パーソナルコンピュ
ータ等を、あたかも10枚の多連装CDチェンジャプレ
ーヤとして、好みの楽曲を連続して再生させることがで
きる。
−R等には、10枚分もの音楽CDと同等の楽曲データ
をMP3形式にて記録可能である。このため、CD−R
等に記録した楽曲データをパーソナルコンピュータ等に
て再生するだけではなく、車載用再生装置にて再生する
ことができれば、利用者にとってより好都合となる。す
なわち、MP3形式の楽曲データを記録したCD−R等
を車載用再生装置にて再生することができれば、音楽C
D10枚分もの楽曲データの再生を、多連装CDチェン
ジャプレーヤ等を搭載することなく実現することができ
る。そして、利用者は、長時間に渡るドライブの途中等
であっても、連続して再生される楽曲を聴きながら、気
持ちよく運転することができる。
−R等に記録されたMP3形式の楽曲データから所望の
楽曲データの再生を指示する操作が、上述の多連装ディ
スク再生装置における操作と大きく異なると、利用者に
とって操作性の著しい低下が予想される。
は、図11に示すように、MP3形式の楽曲データ
(「FILE1−1」等)がフォルダ単位に階層化され
て記録されている。そして、図中の「FILE1−1」
の楽曲データを再生中に「FILE2−2」の楽曲デー
タを再生させたい場合、利用者は、例えば、上述の操作
キー100等を操作して、再生対象の楽曲データを順に
変化させる。つまり、利用者は、右キー101等を押下
して、再生対象のファイル(楽曲データ)を「FILE
1−1→FILE1−2→FILE1−3→FILE2
−1→FILE2−2」と順に変化させ、所望の楽曲デ
ータの再生を指示する。
再生させる際に、再生対象の楽曲データの変更を指示す
る所定の操作キーをひたすら操作する必要があった。こ
の操作は、上述の多連装ディスク再生装置にて、上キー
103等を使用して、効率よく再生対象の楽曲データが
記録された音楽CDを切り替え、そして、所望の楽曲デ
ータを再生する操作と大きく異なる。そのため、上述の
多連装ディスク再生装置の操作に慣れている利用者は、
CD−R等に記録されたMP3形式の楽曲データから所
望の楽曲データの再生を指示する操作を効率よく行うこ
とができない。
で、楽曲データがフォルダ単位に階層化されて記録され
ている記録媒体から、容易な操作により所望の楽曲デー
タを再生することのできる車載用再生装置及び楽曲再生
方法を提供することを目的とする。
め、本発明の第1の観点に係る車載用再生装置は、楽曲
データがフォルダ単位に階層化されて記録されている記
録媒体からファイル構造を規定する階層情報を取得する
階層情報取得手段と、前記階層情報取得手段が取得した
階層情報に従って、少なくとも一つのフォルダを特定す
るフォルダ特定手段と、前記フォルダ特定手段により特
定されたフォルダ内に属する楽曲データを検索する楽曲
データ検索手段と、前記楽曲データ検索手段により検索
された楽曲データから任意の楽曲データを選択する楽曲
データ選択手段と、前記楽曲データ選択手段により選択
された楽曲データを再生する再生手段と、前記フォルダ
特定手段が特定するフォルダの変更を指示するフォルダ
変更指示手段と、を備えることを特徴とする。
楽曲データがフォルダ単位に階層化されて記録されてい
る記録媒体からファイル構造を規定する階層情報を取得
する。フォルダ特定手段は、階層情報取得手段が取得し
た階層情報に従って、少なくとも一つのフォルダを特定
する。楽曲データ検索手段は、フォルダ特定手段により
特定されたフォルダ内に属する楽曲データを検索する。
楽曲データ選択手段は、楽曲データ検索手段により検索
された楽曲データから任意の楽曲データを選択する。再
生手段は、楽曲データ選択手段により選択された楽曲デ
ータを再生する。フォルダ変更指示手段は、フォルダ特
定手段が特定するフォルダの変更を指示する。この結
果、楽曲データがフォルダ単位に階層化されて記録され
ている記録媒体から、容易な操作により所望の楽曲デー
タを再生することができる。
録媒体を随時切り替える媒体切替手段と、前記媒体切替
手段に対して記録媒体の変更を指示する媒体変更指示手
段と、を更に備えてもよい。
観点に係る楽曲再生方法は、楽曲データがフォルダ単位
に階層化されて記録されている記録媒体からファイル構
造を規定する階層情報を取得する階層情報取得ステップ
と、前記階層情報取得ステップにて取得した階層情報に
従って、少なくとも一つのフォルダを特定するフォルダ
特定ステップと、前記フォルダ特定ステップにて特定さ
れたフォルダ内に属する楽曲データを検索する楽曲デー
タ検索ステップと、前記楽曲データ検索ステップにて検
索された楽曲データから任意の楽曲データを選択する楽
曲データ選択ステップと、前記楽曲データ選択ステップ
にて選択された楽曲データを再生する再生ステップと、
前記フォルダ特定ステップにて特定されるフォルダの変
更を指示するフォルダ変更指示ステップと、を備えるこ
とを特徴とする。
は、楽曲データがフォルダ単位に階層化されて記録され
ている記録媒体からファイル構造を規定する階層情報を
取得する。フォルダ特定ステップは、階層情報取得ステ
ップにて取得した階層情報に従って、少なくとも一つの
フォルダを特定する。楽曲データ検索ステップは、フォ
ルダ特定ステップにて特定されたフォルダ内に属する楽
曲データを検索する。楽曲データ選択ステップは、楽曲
データ検索ステップにて検索された楽曲データから任意
の楽曲データを選択する。再生ステップは、楽曲データ
選択ステップにて選択された楽曲データを再生する。フ
ォルダ変更指示ステップは、フォルダ特定ステップにて
特定されるフォルダの変更を指示する。この結果、楽曲
データがフォルダ単位に階層化されて記録されている記
録媒体から、容易な操作により所望の楽曲データを再生
することができる。
用ディスク再生装置について、以下図面を参照して説明
する。
る車載用ディスク再生装置の一例を示すブロック図であ
る。この車載用ディスク再生装置は、ディスク5に格納
された楽曲データを再生可能な機器であり、マイクロコ
ンピュータ1と、キー入力部2と、ディスク位置検出部
3と、光学ユニット4とから構成される。なお、車載用
ディスク再生装置において再生対象となるディスク5
は、通常の音楽CD(CD−DA;Compact Disc Digit
al Audio)、CD−R(Compact Disc Recordable)及
びCD−RW(Compact Disc Rewritable)等である。
ようなオーディオフォーマットの音楽CD(CD−D
A)又は、図2(b)に示すようなCD−ROMフォー
マット(ISO9660フォーマット等)のCD−R及
びCD−RW等からなる。
5には、図2(a)に示すようにリードイン領域、デー
タ領域、及び、リードアウト領域が配置されている。リ
ードイン領域には、TOC(Table Of Contents)等が
配置されている。このTOCには、データ領域に記録さ
れた楽曲データのアドレスや再生時間等からなる目次情
報が記録されている。また、データ領域には、1又は、
複数の楽曲データが記録されている。そして、リードア
ウト領域には、ディスク5の終端を示す情報が記録され
ている。
(b)に示すように、図2(a)の音楽CDに記録され
る情報の他に、PVD及び、パステーブルが配置されて
いる。PVD(Primary Volume Description)には、デ
ータ領域に記録された楽曲データ等のファイル構造を規
定する情報(階層情報等)が記録されている。例えば、
楽曲データが図2(c)に示すようなファイル構造から
構成されている場合、PVDには、このファイル構造を
規定する階層情報が記憶されている。また、パステーブ
ルには、PVDにて規定されるフィル構造中の各楽曲デ
ータが実際に記録されているアドレス、すなわち、デー
タ領域に記録された楽曲データの実アドレス等が記憶さ
れている。
2(a)と同様に、TOCが配置されている。なお、T
OCには、PVDのアドレス等からなる目次情報が記録
されている。また、データ領域には、MP3(MPEG Aud
io Layer-3)形式にて圧縮された複数の楽曲データ等が
記録されている。そして、リードアウト領域には、ディ
スク5の終端を示す情報が記録されている。なお、CD
−R等のディスク5には、図2(a)に示すオーディオ
フォーマットにて楽曲データ等が記録されている場合も
ある。すなわち、CD−R等のディスク5には、音楽C
Dの内容がそのまま記録されている場合もある。
は、入力ポート1aと、RAM1bと、ROM1cと、
CPU1dと、出力ポート1eと等を含んで構成され、
車載用ディスク再生装置全体を制御する。
信号を取得し、また、ディスク位置検出部3から位置信
号を取得して、取得したこれらの信号をCPU1d等に
供給する。また、入力ポート1aは、光学ユニット4か
ら送られるディスク情報信号を取得し、取得したディス
ク情報信号をRAM1bに格納する。
入力ポート1aを介して光学ユニット4から送られたデ
ィスク情報信号を所定の領域に一時的に記憶する。な
お、記憶したディスク情報信号にMP3形式の楽曲デー
タが含まれる場合には、CPU1dによりデコードされ
る。
曲テーブル11及び、再生管理テーブル12を記憶す
る。図3(a)に示す楽曲テーブル11は、ディスク5
に記録された楽曲データを収容するフォルダ、つまり、
階層構造の楽曲データの管理単位となるフォルダの内、
再生対象となり得る楽曲データを管理するためのテーブ
ルである。具体的に楽曲テーブル11には、再生対象と
なり得る複数の楽曲データを識別するためのファイル名
及び、ファイル番号が記憶される。なお、楽曲テーブル
11に記憶されるファイル名は、現在の基準となるフォ
ルダ(カレントフォルダ)内に属する複数のファイル名
である。
12は、楽曲テーブル11に対応して、再生対象となる
ファイル名を管理するためのテーブルである。具体的に
再生管理テーブル12には、現在の基準となるフォルダ
を特定するカレントフォルダ名と、カレントフォルダ内
の再生対象となる1つのファイル(楽曲データ)を特定
する再生ファイル番号と、カレントフォルダ内に属する
ファイルの総数を示す総ファイル数とを記憶する。
y)1cは、CPU1dが実行するための後述する初期
処理及び再生処理のプログラム等を予め記憶する。
は、ROM1cに記憶されたプログラムに従って、後述
する初期処理及び再生処理を実行する。すなわち、CP
U1dは、ディスク5の種別情報等を取得する初期処理
及び、ディスク5に記録された楽曲データの再生を行う
再生処理を実行する。
って、光学ユニット4を制御するための光学系制御信号
を光学ユニット4に供給する。また、出力ポート1e
は、CPU1dによりRAM1bに一時的に記憶したM
P3形式の楽曲データ(ディスク情報信号)がデコード
されると、デコード後の楽曲データを図示せぬDAC
(デジタル/アナログコンバータ)等を介して楽曲(音
声)として出力する。
ロータリスイッチ等からなり、利用者の操作に従った指
示情報等を入力する。例えば、キー入力部2は、図4
(a)に示すような右キー21、左キー22、上キー2
3及び下キー24と、図4(b)に示すような決定キー
25とを備える。そして、キー入力部2は、これらのキ
ーの押下に応じた指示情報を入力し、入力した指示情報
をCPU1dに供給する。
キー21及び左キー22は、利用者に操作され、楽曲テ
ーブル11内における再生対象となる楽曲データ(ファ
イル)を、現在の楽曲データより1つ後ろ又は、1つ前
に変化させる指示情報を生成し、キー入力部2を介して
マイクロコンピュータ1(CPU1d)に供給する。例
えば、右キー21が押下されると、キー入力部2は、楽
曲テーブル11内の再生対象となるファイルを、現在の
ファイルから1つ後ろのファイルに変化させる指示情報
を取得して、CPU1dに供給する。この際、CPU1
dは、再生管理テーブル12の再生ファイル番号に
「1」を加算することで、楽曲テーブル11中の表示対
象となるファイルを、1つ後ろに変化させる。なお、C
PU1dは、加算後の再生ファイル番号が総ファイル数
を超える場合、再生ファイル番号に初期値の「001」
をセットする。
キー24は、再生管理テーブル12にて管理されるカレ
ントフォルダ(カレントフォルダ名)を、現在のフォル
ダから1つ後ろ又は、1つ前に変化させる指示情報を生
成し、キー入力部2を介してCPU1dに供給する。例
えば、下キー24が押下されると、キー入力部2は、再
生管理テーブル12のカレントフォルダ(カレントフォ
ルダ名)の1つ前のフォルダに変化させる指示情報を取
得し、CPU1dに供給する。この際、CPU1dは、
ディスク5のPVDから、カレントフォルダの1つ前の
フォルダを特定し、特定したフォルダのフォルダ名を再
生管理テーブル12のカレントフォルダ名にセットす
る。このとき、CPU1dは、再生管理テーブル12の
総ファイル数等も更新する。また、CPU1dは、変更
後のカレントフォルダ内に属する各ファイルを検索し、
検索したファイルのファイル名を楽曲テーブル11にセ
ットする。
利用者に操作され、ファイル(楽曲データ)の再生を指
示する情報を生成し、キー入力部2を介してCPU1d
に供給する。
スク5が再生可能な所定位置に移動した際に、位置信号
を生成し、生成した位置信号を入力ポート1aを介して
CPU1dに供給する。
路、光ピックアップ、及び、トラッキングスレッドサー
ボ回路等を含んで構成される。光学ユニット4は、マイ
クロコンピュータ1に制御され、ディスク5に記録され
た楽曲データ等を読み出す。具体的に光学ユニット4
は、マイクロコンピュータ1から供給される光学系制御
信号に従って、ディスク5に記録された楽曲データ等を
ディスク信号として取得する。また、光学ユニット4
は、ディスク5が音楽CD等の書き込み不能なディスク
であるか、又は、CD−R等の書き込み可能なディスク
であるかを示すディスク判別信号を取得する。
用ディスク再生装置の動作について、図5及び図6を参
照して説明する。図5は、ディスク5に記録されている
楽曲データの種別等を取得する初期処理を説明するため
のフローチャートである。また、図6は、再生対象とな
るファイル(フォルダ)を選択し、選択した楽曲データ
の再生を行う再生処理を説明するためのフローチャート
である。まず、図5に示す初期処理について説明する。
図5に示す初期処理は、電源投入後に、新たなディスク
5が装填されたことを示す位置信号がディスク位置検出
部3からCPU1dに供給された後に、開始される。
ている種別情報をクリアする(ステップS10)。すな
わち、CPU1dは、再生対象となるディスク5に記録
されている楽曲データの種別等を記憶する種別情報をク
リアする。
(ステップS11)。すなわち、CPU1dは、光学ユ
ニット4を介して取得したディスク判別信号に従って、
ディスク種別を検出する。具体的にCPU1dは、ディ
スク5が市販の音楽CDからなる書き込み不能なディス
クであるか、又は、CD−R及びCD−RWからなる書
き込み可能なディスクであるかを検出する。
D−R又はCD−RWであるか否かを判別する(ステッ
プS12)。すなわち、CPU1dは、検出結果に従っ
て、ディスク5が書き込み可能なCD−R等のディスク
であるか否かを判別する。
み不能なディスクである)と判別した場合、後述するス
テップS14に処理を進める。一方、CPU1dは、C
D−R等である(書き込み可能なディスクである)と判
別した場合、PVDが記録されているか否かを判別する
(ステップS13)。すなわち、CPU1dは、ディス
ク5の所定位置に、ファイル構造を規定する情報(階層
情報)が記録されているか否かを判別する。
合、及び、上述のステップS12にてディスク種別がC
D−R等でないと判別した場合、ディスク5がCD−D
Aであるか否かを判別する(ステップS14)。すなわ
ち、CPU1dは、リードイン領域のTOCに含まれる
情報に従って、ディスク5に記録された楽曲データがC
D−DA(音楽CD)であるか否かを判別する。
た場合、種別情報に音楽CDを示す区分をセットする
(ステップS15)。すなわち、CPU1dは、ディス
ク5に記録された楽曲データの種別が、音楽CDである
ことを示す区分を種別情報にセットし、RAM1bに記
憶する。一方、CD−DAでないと判別した場合、CP
U1dは、そのまま初期処理を終了する。
すると判別した場合、CPU1dは、MP3形式の楽曲
データ(ファイル)が記録されているか否かを判別する
(ステップS16)。すなわち、CPU1dは、PVD
等に従って、ディスク5のデータ領域中に拡張子が「M
P3」のファイル(楽曲データ)が記録されているか否
かを判別する。CPU1dは、MP3形式のファイルが
存在しないと判別した場合、そのまま初期処理を終了す
る。
判別した場合、CPU1dは、種別情報にMP3をセッ
トする(ステップS17)。すなわち、CPU1dは、
ディスク5に記録された楽曲データの種別が、MP3形
式であることを示す区分を種別情報にセットし、RAM
1bに記憶する。
出し、先頭フォルダ内のファイルを検索する(ステップ
S18)。すなわち、CPU1dは、先頭フォルダ内に
配置された各ファイルを検索する。
ーブル11及び再生管理テーブル12を生成する(ステ
ップS19)。すなわち、CPU1dは、先頭フォルダ
内に配置された各ファイルのファイル名等を楽曲テーブ
ル11にセットし、また、カレントフォルダ名等を再生
管理テーブル12にセットして、RAM1bに記憶す
る。そして、CPU1dは、初期処理を終了する。上述
の初期処理により、ディスク5に記録された楽曲データ
の種別を示す種別情報がRAM1bに記憶され、また、
楽曲データがMP3形式である場合に、楽曲テーブル1
1等が生成されてRAM1bに記憶される。
る。図6に示す再生処理は、上述の初期処理の終了後
に、開始される。
れた種別情報がMP3を示す区分であるか否かを判別す
る(ステップS21)。すなわち、CPU1dは、再生
対象のディスク5に記録された楽曲データが、MP3形
式であるか否かを判別する。
(音楽CDである)と判別した場合、右キー21又は、
左キー22が押下されたか否かを判別する(ステップS
22)。すなわち、再生対象の楽曲データ(トラック)
の前後の変更を指示する右キー21等が押下されたか否
かを判別する。CPU1dは、右キー21等が押下され
ていないと判別した場合、後述するステップS24に処
理を進める。
た場合、CPU1dは、再生対象のトラックを変更する
(ステップS23)。すなわち、押下された右キー21
等に従って、再生対象の楽曲データ(トラック)を1つ
後ろ、又は、1つ前に変更する。
テップS24)。すなわち、CPU1dは、右キー21
等により選択された楽曲データ(トラック)を再生す
る。
P3であると判別した場合、CPU1dは、右キー21
又は、左キー22が押下されたか否かを判別する(ステ
ップS25)。すなわち、CPU1dは、楽曲テーブル
11内における再生対象となるファイル(楽曲データ)
を、現在のファイルより1つ後ろ又は、1つ前に変化さ
せる指示情報を、キー入力部2を介して取得したか否か
を判別する。CPU1dは、右キー21等が押下されて
いないと判別した場合、後述するステップS28に処理
を進める。
キー22が押下されたと判別した場合、押下された右キ
ー21等に従って、再生管理テーブル12の再生ファイ
ル番号を更新する(ステップS26)。すなわち、CP
U1dは、再生管理テーブル12の再生フォルダ番号に
「1」を加算(右キー21押下時)し、又は、再生フォ
ルダ番号から「1」を減算(左キー22押下時)するこ
とで、楽曲テーブル11中の再生対象となるファイル
を、前後いずれかに変化させる。
ダ番号が「001」の状態で、左キー22が押下された
と判別した場合に、CPU1dは、再生フォルダ番号に
総ファイル数をセットする。また、再生管理テーブル1
2の再生フォルダ番号が最後尾のファイル番号(総ファ
イル数と同じ値)の状態で、右キー21が押下されたと
判別した場合に、CPU1dは、再生ファイル番号に先
頭のファイル番号(「001」)をセットする。
下キー24が押下されたか否かを判別する(ステップS
27)。すなわち、CPU1dは、再生対象となるファ
イルが配置されたフォルダを、現在のフォルダ(カレン
トフォルダ)の1つ後ろ又は、1つ前に変化させる指示
情報を、キー入力部2を介して取得したか否かを判別す
る。
と判別した場合、PVDを読み出し、基準となるカレン
トフォルダを、現在のフォルダから1つ後ろ又は、1つ
前のフォルダに変化させ、変更後のカレントフォルダに
属する各ファイルを検索する(ステップS28)。すな
わち、CPU1dは、再生管理テーブル12のカレント
フォルダ名を1つ後ろのフォルダ名(上キー23押下
時)又は、1つ前のフォルダ名(下キー24押下時)に
変化させる。そして、CPU1dは、変更後のカレント
フォルダ内に属する各ファイルを検索する。
て、楽曲テーブル11を更新する(ステップS29)。
すなわち、CPU1dは、ステップS28にて検索され
た新たなカレントフォルダ内に属する各ファイルのファ
イル名を楽曲テーブル11にセットする。
生ファイル番号を更新する(ステップS30)。また、
CPU1dは、再生管理テーブル12の総ファイル数も
更新する。
テップS31)。すなわち、CPU1dは、再生管理テ
ーブル12の再生ファイル番号にて差し示される楽曲テ
ーブル11内のファイル(楽曲データ)を再生する。
車載用ディスク再生装置に装填された場合に、右キー2
1及び左キー22の押下に従って、再生対象の楽曲デー
タ(トラック)を前後に変化させて再生する。また、M
P3形式の楽曲データが記録されたCD−R等が装填さ
れた場合に、右キー21及び左キー22の押下に従っ
て、再生対象の楽曲データ(ファイル)を前後に変化さ
せるだけでなく、上キー23及び下キー24の押下に従
って、フォルダを前後に変化させて、楽曲データを再生
する。
の楽曲データがフォルダ単位に階層化されて記録されて
いるCD−R等から所望の楽曲データを再生する際に、
上キー23及び下キー24を使用して、多連装ディスク
再生装置のディスクの変更と同じ操作にて、フォルダの
変更を指示することができる。
あたかもディスクのように取り扱うことで、一般の多連
装ディスク再生装置等の操作に慣れている利用者は、フ
ォルダの変更を違和感なく指示でき、MP3形式の楽曲
データから所望の楽曲データの再生を指示する操作を効
率よく行うことができる。この結果、楽曲データがフォ
ルダ単位に階層化されて記録されている記録媒体から、
容易な操作により所望の楽曲データを再生することがで
きる。
に記録されたMP3形式の楽曲データから所望の楽曲デ
ータを効率よく再生したが、複数のディスク5を格納す
るディスクチェンジャを備え、複数のディスク5から所
望の楽曲データを効率よく再生してもよい。以下、ディ
スクチェンジャを備えた車載用ディスク再生装置につい
て簡単に説明する。
れる車載用ディスク再生装置の一例を示すブロック図で
ある。この車載用ディスク再生装置は、ディスクチャン
ジャ6を更に備え、複数のディスク5を切り替えながら
楽曲データを再生可能な機器である。なお、マイクロコ
ンピュータ1、キー入力部2、ディスク位置検出部3、
及び、光学ユニット4の構成は、図1に示す車載用ディ
スク再生装置と同様である。
ディスク5を格納することのできるディスク収納部を備
える。そして、ディスクチャンジャ6は、マイクロコン
ピュータ1から供給されるディスクチェンジャ制御信号
に従って、対応するディスク5を所定のディスク再生位
置まで搬送する。
の動作について、図9を参照して簡単に説明する。図9
に示すように、音楽CD等(CD−DA)がディスクチ
ェンジャ6に装填されている場合、一般の多連装ディス
ク再生装置と同様に、右キー21及び左キー22の押下
に従って、再生対象の楽曲データ(トラック)を前後に
変化させて再生する。また、上キー23及び下キー24
の押下に従って、ディスクを前後に変化(1つ後ろ、又
は、1つ前のディスクに変更)させ、楽曲データ(トラ
ック)を再生する。
たCD−R等がディスクチェンジャ6に装填されている
場合、右キー21及び左キー22の押下に従って、再生
対象の楽曲データ(ファイル)を前後に変化させるだけ
でなく、上キー23及び下キー24の押下に従って、フ
ォルダの変更及びディスクの変更を行う。具体的には、
上キー23の押下が所定の時間内(短押し)である場
合、1つ後ろのディスクに変化させる。また、上キー2
3の押下が所定の時間超(長押し)である場合、カレン
トフォルダを1つ後ろのフォルダに変化させる。そし
て、下キー24の押下が所定の時間内(短押し)である
場合、1つ前のディスクに変化させる。また、下キー2
4の押下が所定の時間超(長押し)である場合、カレン
トフォルダを1つ前のフォルダに変化させる。
あたかもディスクのように取り扱い、また、実際のディ
スクも変更できることから、一般の多連装ディスク再生
装置等の操作に慣れている利用者は、フォルダの変更及
び、ディスクの変更を違和感なく指示でき、MP3形式
の楽曲データから所望の楽曲データの再生を指示する操
作を効率よく行うことができる。この結果、楽曲データ
がフォルダ単位に階層化されて記録されている記録媒体
から、容易な操作により所望の楽曲データを再生するこ
とができる。
るディスク5を再生する車載用ディスク再生装置につい
て説明したが、再生対象の媒体はCD等に限られず、他
にMD(ミニディスク)、DVD(デジタルビデオディ
スク)等を再生する車載用ディスク再生装置に適用可能
である。また、スマートメディア(商標)、メモリステ
ィック(商標)、MMC(Multi Media Card)等の媒体
を再生可能な再生装置であってもよい。
楽曲データがフォルダ単位に階層化されて記録されてい
る媒体から、容易な操作により所望の楽曲データを再生
することができる。
装置の構成の一例を示すブロック図である。
ットの一例を示す模式図であり、(b)がCD−R等に
適用されるデータフォーマットの一例を示す模式図であ
り、(c)が(b)のフォーマットにてディスクに記録
されている楽曲データのファイル構造の一例を示す模式
図である。
り、(b)が再生管理テーブルの一例を示す模式図であ
る。
を供給するキーの一例を示す模式図である。
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
曲データの変更について説明するための模式図である。
再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
曲データの変更について説明するための模式図である。
図である。
ータの一例を示す模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】楽曲データがフォルダ単位に階層化されて
記録されている記録媒体からファイル構造を規定する階
層情報を取得する階層情報取得手段と、 前記階層情報取得手段が取得した階層情報に従って、少
なくとも一つのフォルダを特定するフォルダ特定手段
と、 前記フォルダ特定手段により特定されたフォルダ内に属
する楽曲データを検索する楽曲データ検索手段と、 前記楽曲データ検索手段により検索された楽曲データか
ら任意の楽曲データを選択する楽曲データ選択手段と、 前記楽曲データ選択手段により選択された楽曲データを
再生する再生手段と、 前記フォルダ特定手段が特定するフォルダの変更を指示
するフォルダ変更指示手段と、 を備えることを特徴とする車載用再生装置。 - 【請求項2】格納した複数の記録媒体を随時切り替える
媒体切替手段と、 前記媒体切替手段に対して記録媒体の変更を指示する媒
体変更指示手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車載用
再生装置。 - 【請求項3】楽曲データがフォルダ単位に階層化されて
記録されている記録媒体からファイル構造を規定する階
層情報を取得する階層情報取得ステップと、 前記階層情報取得ステップにて取得した階層情報に従っ
て、少なくとも一つのフォルダを特定するフォルダ特定
ステップと、 前記フォルダ特定ステップにて特定されたフォルダ内に
属する楽曲データを検索する楽曲データ検索ステップ
と、 前記楽曲データ検索ステップにて検索された楽曲データ
から任意の楽曲データを選択する楽曲データ選択ステッ
プと、 前記楽曲データ選択ステップにて選択された楽曲データ
を再生する再生ステップと、 前記フォルダ特定ステップにて特定されるフォルダの変
更を指示するフォルダ変更指示ステップと、 を備えることを特徴とする楽曲再生方法。
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