JP2007299508A - 再生装置、コンテンツ選択方法、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】グループジャンプ用に生成されたソートリストとグループジャンプ操作とを予め対応づけておく。これにより、グループジャンプ操作が行われた場合にはその操作と対応づけられたリスト上からグループを選択することができ、これによってジャンプ操作を行ってもグループをジャンプできないといった問題を解決することができる。つまりこの結果、ジャンプ操作を行ってもグループをジャンプできる場合とできない場合とがあった従来のように、ユーザを混乱させてしまうといった事態の発生を確実に防止することができる。また、このような構成によれば、サーチで利用される検索用リストとは別途のリストに従ったグループジャンプ動作を行うことが可能となることで、グループジャンプの自由度を広げることができる。
【選択図】図16
Description
このような携帯型の記録再生装置としては、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置とのデータ通信が可能に構成されて、情報処理装置に格納される楽曲データをコピーして蓄積することが可能とされる。
このとき、情報処理装置側における楽曲データは専用のアプリケーションソフトにより管理される。つまり、このような専用のアプリケーションソフトが情報処理装置側にインストールされていることで、CD(Compact Disc)などの記録媒体やインターネット上の楽曲配信サイト等からの楽曲データの取り込みや、楽曲データの編集(例えばアルバム単位での区分け、プレイリストの作成など)を簡易に行うことができるようにされる。また、このようなアプリケーションとしては、情報処理装置側に格納された楽曲データを記録再生装置側に転送してコピーする機能を備えたものもあり、ユーザはこのアプリケーションによる画面上の案内などに従った操作を行うことで、情報処理装置から記録再生装置への楽曲データのコピーも簡易に行うことが可能とされている。
先ず、サーチを行うとした場合、ユーザはサーチのメニュー画面を表示させる。この画面では、例えばアルバム、アーティストなど楽曲に付される上位の階層の属性情報の表示が行われる。例えばアルバムが選択されたとすると、記録される全てのアルバム名の情報が一覧表示される。このアルバム名の一覧から1つのアルバム名が選択されると、選択されたアルバム名が属性情報として付される楽曲の楽曲名の情報の一覧が表示される。ここから所望の楽曲名を選択してその楽曲名の付された楽曲データについての再生を開始させることができる。
このようにして各サーチモードごとの必要なリストを予め生成しておくようにされていることで、アルバムやアーティストが選択されるごとに必要なリストを逐次生成する必要がなくなり、より高速なサーチ動作を実現することができるようになる。
また、アーティストサーチにより楽曲を再生していた場合、上記所定操作により1つ上位の階層となるアルバム一覧画面に戻ることができ、そこで所望のアルバムを選択することで、選択したアーティストの他のアルバムに移ることができる。また、上記所定操作を2回行ってさらに上位階層のアーティストの一覧画面に戻ることで、他のアーティストを選択することができ、その下層のアルバム一覧から所望のアルバムを選択することができる。
すなわち、操作部と、コンテンツデータを識別するための識別情報と上記コンテンツデータの属性情報とが対応づけられたコンテンツ管理情報と、上記コンテンツ管理情報を上記属性情報に基づいてグループ毎に並べ替えて生成された少なくとも1以上のソートリストとを記憶する記憶部とを備える。
また、コンテンツデータを再生する再生部を備える。
その上で、上記操作部からの所定の操作入力が検知されたときに参照するソートリストを設定すると共に、上記所定の操作入力が検知されたことに応じ、上記設定したソートリスト上の上記グループの配列順序に従って所要のグループを選択する制御部を備えるものである。
また、上記のようにして所定の操作入力とソートリストとを予め対応づけておくことができることで、例えばサーチで利用した検索用リストとは別途のリストに従ったグループジャンプを行うといったことも可能となる。これにより、サーチの内容に左右されずに、ジャンプ操作については独立して、例えば別のアルバム並び順に従ったグループジャンプや、別の種類のグループ単位でのグループジャンプができるなど、グループジャンプの自由度を広げることができる。
なお、説明は以下の順で行う。
1.システムの概要
2.情報処理装置の構成
3.再生装置の構成
4.サーチ機能
5.実施の形態としてのグループジャンプ動作
6.処理動作
図1は、本発明における実施の形態としての記録再生システム1の概要を示した図である。
図1において、実施の形態の記録再生システム1としては、記録再生装置2、パーソナルコンピュータ3、サーバ装置4、ネットワーク5、及び光ディスク100を少なくとも含んで構成される。
先ず、記録再生装置2は、本発明の再生装置の一実施形態であり、この場合はポータブルタイプのオーディオプレイヤ(/レコーダ)を想定している。また、この記録再生装置2には記録媒体が内蔵されており、具体的には、例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリを内蔵した構成が採られる。
このコンテンツ管理アプリケーション30aは、光ディスク100からのコンテンツデータの取り込み、取り込んだコンテンツデータの編集、及びコンテンツデータの記録再生装置2へのコピーまでを一括して管理するアプリケーションである。
例えばユーザは、このコンテンツ管理アプリケーションを起動させてその画面上の指示に従った操作を行うことで、光ディスク100からパーソナルコンピュータ3へのコンテンツデータの取り込み、及び取り込んだコンテンツデータの編集(例えばアルバム単位での区分けやプレイリストの作成、コンテンツデータの削除など)等を行うことが可能とされる。
また、このコンテンツ管理アプリケーション30aとしては、記録再生装置2がパーソナルコンピュータ3に接続されたときに、操作に応じパーソナルコンピュータ3側に蓄積されているコンテンツデータを記録再生装置2側に転送(コピー)する機能も備えている。
その上で、光ディスク100から取り込んだコンテンツデータと取得した属性情報とがそれぞれ対応づけられて管理されるように管理情報を生成するようにされる。
また、ここでは楽曲情報データベース4aはネットワーク5を介して接続されたサーバ装置4において構築される場合のみについて示しているが、パーソナルコンピュータ3が楽曲情報データベース4aの全部又は一部を備えるように構成することもできる。
図2は、図1に示したパーソナルコンピュータ3(情報処理装置)の内部構成を示すブロック図である。
図2において、先ずCPU21は、起動されたプログラムに基づいてパーソナルコンピュータ3全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD30へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。
CPU21は、図示するバス36を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行うようにされる。
メモリ部22におけるROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、メモリ部22におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。
さらに、メモリ部22におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
例えば、図1にて述べたようにして光ディスク100から取り込んだコンテンツデータについては、このHDD30に格納される。また、先にも述べたようにこの場合のコンテンツデータは、楽曲情報データベース4aから取得した属性情報と対応付けられて管理されるもとなるが、HDD30には、このようにコンテンツデータとその属性情報とを対応づけて管理するためのコンテンツ管理情報も格納されるものとなる。
ここでは図示するように、HDD30に格納されたコンテンツデータについてはコンテンツデータ30bと示している。またHDD30に格納されるコンテンツ管理情報については、コンテンツ管理情報30cと示している。
特に、本実施の形態の場合では、先の図1においても述べたようにしてコンテンツデータを管理するためのコンテンツ管理アプリケーション30aが格納される。なお、このコンテンツ管理アプリケーション30aにより実現される各種の機能動作については後述する。
例えば、メディアドライブ29により読み出されたオーディオデータ、又はHDD30に格納されたオーディオデータ(コンテンツデータ)が再生される際には、このオーディオデータがオーディオデータ処理部33において処理された後、スピーカ部34を介して出力される。
例えば、CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいてディスプレイ27を駆動して表示動作を実行させる。
また、上記したメディアドライブ29に装填されたメディアから、或いはHDD30から映像データが再生された場合には、この再生データについての信号処理を行い、これにより得られた信号に基づいてディスプレイ27を駆動することにより映像表示を行わせる。
ネットワークインタフェイス32は、上記通信処理部31でエンコードされた送信データを、図1に示したネットワーク5を介して所定の機器、例えばサーバ装置4に送信する。またネットワーク5を介してサーバ装置4などの外部機器から送信されてきた信号を通信処理部31に受け渡す。
通信処理部31は受信した情報をCPU21に転送する。
ここでは、圧縮符号化・復号化部35がハードウエアとして構成される例を示しているが、その動作はCPU21のソフトウエア処理により実現することもできる。
例えば、マイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、DVDの記録再生に対応するビデオ入出力端子や、ライン接続端子、SPDIF端子等を設けた構成とすることもできる。
なお、この図3ではコンテンツ管理アプリケーション30aにより実現される機能のうち、実施の形態としての動作実現に係る機能のみについて示しており、他の機能については省略している。
先ず、コンテンツ取り込み機能は、光ディスク100に収録されたコンテンツデータをHDD30に取り込む機能である。
すなわち、このコンテンツ取り込み機能として、CPU21は、光ディスク100がメディアドライブ29に装填され、コンテンツデータの取り込み指示が為されることに応じて、ドライブ制御部28にコンテンツデータの読み出し指示を行う。この際、CPU21は、指示に応じては読み出したデータを圧縮符号化・復号化部36に供給して圧縮符号化処理を施した後に、HDD30への記録を実行させる。
また、この取り込み機能としては、光ディスク100において曲単位(トラック単位)で収録されるコンテンツデータのうちから、取り込むべきトラックを選択できるようにされているとする。
属性情報取得機能は、例えば図1に示したようにしてネットワーク5を介して接続されたサーバ装置4内の楽曲情報データベース4aから、コンテンツデータの属性情報を取得し、これを記録したコンテンツデータと対応づけて管理する機能である。
先ず、属性情報を取得するにあたってCPU21は、装填された光ディスク100のコンテンツデータの取り込みが指示されたことなどに応じて、この装填された光ディスク100のTOCデータ(トラック数(曲数)、各トラックのアドレス(絶対時間情報)、総演奏時間)に基づいて先に説明した固有コードを生成する。
また、これと共にCPU21は通信処理部31に指示を行って、サーバ装置4との接続を確立する。
先にも述べたが楽曲情報データベース4aには、各タイトルの固有コードに対応づけられてそのタイトルのCDに収録される各トラックについての属性情報が格納されている。CPU21は、接続が確立されたサーバ装置4に対してこの固有コードと共にコマンドを送信することで、この固有コードを検索条件として楽曲情報データベース4aを照会するように指示を行う。これに応じ、サーバ装置4側からは、この固有コードと対応づけられて格納された各トラックごとの属性情報が返信され、これによってパーソナルコンピュータ3において、装填された光ディスク100に収録された各コンテンツデータに対応する属性情報が取得される。
その上で、CPU21は、上記したコンテンツ取り込み機能によって光ディスク100から取り込んだ各コンテンツデータ(各トラック)と、この取得した属性情報とがそれぞれ対応づけられて管理されるようにコンテンツ管理情報30cを生成(又は更新)してコンテンツデータを管理するようにされる。
先ず、この図に示されるように、本実施の形態において各コンテンツデータと対応づけられるべき属性情報としては、トラック名、アルバム名、アーティスト名、ジャンルなどがある。
トラック名の情報は、トラック単位によるコンテンツデータ対応に付されるべき情報であり、楽曲名の情報を表す。
また、アルバム名の情報は、そのトラックとしての楽曲が収録されている音楽アルバム(シングルの場合もある)の名称であり、アーティスト名の情報は、そのトラックとしての楽曲を歌唱、演奏、作曲、作詞、プロデュース等するアーティストの名称情報である。
さらに、ジャンルの情報は、その楽曲が属する音楽ジャンル(例えばポップス、ロック、ジャズ、演歌など)の名称を示す情報となる。
なお、図示は省略しているが、実際の属性情報には、その楽曲がアルバム中の何曲目であるかを示すトラックナンバーの情報や再生時間情報なども含まれている。また、本明細書において、「属性情報」とは、このように各コンテンツデータ対応にそのコンテンツデータの属性(及び特徴・種類)を表す情報を広く指すものであり、上記により例示したものに限定されるべきものではない。
このコンテンツIDは、HDD30において格納されるトラック単位の各コンテンツデータ30aを一意に識別するための識別子(識別情報)である。つまり、このようなコンテンツIDと属性情報との対応付けによって、各トラックと各属性情報との対応付けが実現されるものである。
また、図3において、コンテンツ転送機能は、HDD30においてコンテンツデータ30bとして格納された各コンテンツデータ及びコンテンツ管理情報30cを、図1に示した記録再生装置2に転送(コピー)するための機能である。
このコンテンツ転送機能としてCPU21は、USBケーブルを介して記録再生装置2側と接続され、図2に示したUSBインタフェース23を介した記録再生装置2側とのデータ通信が可能な状態とされた下で、HDD30に格納されるコンテンツデータ、コンテンツ管理情報30cを順次読み出し、これらをUSBインタフェース23を介して記録再生装置2側に転送すると共に、これらの情報についての記録指示を行う。
これによって記録再生装置2側にも、パーソナルコンピュータ3側と同様に、コンテンツデータとそれらの属性情報とが対応づけられたデータベースが形成されることになる。
図5は、図1に示した記録再生装置2の内部構成について示したブロック図である。
この記録再生装置2としては、パーソナルコンピュータ3からコピーしたコンテンツデータ等を格納するための記録媒体として、図示するフラッシュメモリ18を備えるようにされている。この場合、フラッシュメモリ18の記憶容量としては、例えば数百MB(メガバイト)から数GB(ギガバイト)程度であるとする。
また、この場合、コントローラ6は、図示するDAC(D/Aコンバータ)6aとしてのD/A変換機能、及び音量調節機能を備えるようにされている。
アンプ7は、上記したDAC6aとしてのコントローラ6によるD/A機能及び音量調節機能によりD/A変換及び音量調節が行われたオーディオデータが入力され、これを増幅して図示するヘッドホン端子tHPに供給する。
また、操作部8には、当該記録再生装置2の筐体外部に表出するようにして設けられた各種操作子が備えられる。コントローラ6は、これら各種操作子に応じた操作信号が入力される(つまり操作入力を検知する)と、その操作信号に応じた動作が得られるように必要な各部を制御する。これによりユーザは、これら操作部8が備える各種操作子に対する操作を行って記録再生装置2に各種動作を実行させることができるようにされる。
また、特に本実施の形態の場合、このメモリ9には、コントローラ6が後の図15〜図16において説明する処理動作を実行するためのグループジャンプ処理プログラム9aが格納される。
なお、このグループジャンプ処理プログラム9aについては例えばフラッシュメモリ18、或いはコントローラ6内部のROM等に格納することもできる。
デコーダ11は、所定の圧縮符号化方式により圧縮符号化されたオーディオデータについての復号化処理を行う。また、このデコーダ11としては、上記復号化処理により得られたオーディオデータについてのサラウンド処理などの音声信号処理も行うようにされる。
このデコーダ11からの出力オーディオデータは、DACI/Fを介してコントローラ6に供給され、コントローラ6における先のDAC6aとしてのD/A変換処理、音量調節処理を経てアンプ7に供給された後、ヘッドホン端子tHPに供給される。
なお、コントローラ6は、図示するSIOを介してデコーダ11に対する各種制御指示を行うようにされる。
システムゲートアレイ12は、図示するC/DI/Fを介してデコーダ11と接続される。また、システムゲートアレイ12は、第2バス13を介して表示制御部14、USBコントローラ16と接続される。さらに、第3バス17を介して、フラッシュメモリ18とも接続される。
表示制御部14は、コントローラ6から第1バス10、システムゲートアレイ、第2バス13を介して供給される表示データに基づき、表示部15を駆動して表示動作を実行させる。
なお、本実施の形態の記録再生装置2としては、USBマスストレージクラス(MSC)に対応しているものとする。これにより記録再生装置2がパーソナルコンピュータ3側とUSBケーブルを介して接続されたときには、パーソナルコンピュータ3側で記録再生装置2が外付けのストレージ機器として認識されるようになっている。
パーソナルコンピュータ3側からこれらのデータが受信されたとき、USBコントローラ16は受信されたデータを第3バス17経由で直接フラッシュメモリ18に転送し、その書込動作を実行させる。
図5では、このようにしてフラッシュメモリ18に格納されるコンテンツデータ、コンテンツ管理情報を、図示するようにしてコンテンツデータ18a、コンテンツ管理情報18bと示している。
なお、この場合のフラッシュメモリ18に記録される各種リスト18cについては後述する。
コントローラ6では、供給されたオーディオデータについて先のDAC6aとしてのD/A変換処理、音量調節処理を施してこれをアンプ7に供給する。アンプ7に供給されたオーディオデータは増幅されてヘッドホン端子tHPに供給される。
図6(a)は記録再生装置2の正面図を、図6(b)は記録再生装置2の図6(a)における矢印Y方向からの矢視図を示している。
なお、図6(a)では、図5にて説明した表示部15も示されているが、このように表示部15としては記録再生装置2の筐体外部に表出するようにして設けられる。また、この場合、図5に示したヘッドホン端子tHPは、図6(b)に示されるようにシャトルスイッチ8dの中心部に設けられている。
DISP/FUNCキー8aは、表示部15としてのディスプレイ上の表示情報の切り替えや、各種機能の切り替えのための指示などを行うための操作子である。
また、SEARCH/MENUキー8bは、フラッシュメモリ18に格納されたコンテンツデータの中から所望のコンテンツデータをアルバム単位やトラック単位などでサーチするためのサーチモードの呼び出しや、記録再生装置2に対する各種設定を行うためのmenu画面の呼び出しなどを指示するための操作子である。
PLAY/STOPキー8cは、コンテンツデータの再生の開始/停止、及び各種選択項目の決定を指示するための操作子となる。
このシャトルスイッチ8dの回転操作として、一方の回転方向への回転操作はFF操作であり、このFF操作により再生中のトラックの順送り指示や各種選択項目の順送り指示などが可能とされる。また、他方の回転方向への回転操作はFR操作であり、このFR操作により再生中のトラックについての頭出し指示や各種選択項目の逆送り指示などが可能とされる。
また、P2の位置はニュートラル位置であり、シャトルスイッチ8dがこの位置にある状態であって且つコンテンツデータを再生中であるとき、上記したFF操作は再生中のトラックの順送り指示となり、FR操作は再生中のトラックについての頭出し(逆送り)指示となる。
なお、以下では、このP2の位置についてはトラック位置とも呼ぶ。
なお、本実施の形態の場合、これらアルバム位置でのFF操作/FR操作によっては、このようなアルバムジャンプ指示以外にも、アーティスト単位でのジャンプも可能となるようにされるが、このことについては後述する。
ここで、本実施の形態の記録再生装置2のように、記録媒体に大量の楽曲を格納することが可能とされたポータブルオーディオプレイヤ(/レコーダ)としては、限られた表示スペースで効率的に所望の楽曲を検索することができるように、サーチ機能が与えられたものがある。
実施の形態の記録再生装置2としても、このようなサーチ機能が与えられている。
以下では、実際にこのようなサーチ機能による楽曲の検索を行うためのユーザ操作手順と、それに応じて行われる記録再生装置2側の動作について、図7、図8を参照して説明する。なお、これら図7、図8では、操作入力に応じた表示部15上の表示内容の遷移を示している。
図7ではアーティストサーチ時の表示部15上の画面遷移を示し、図8ではアルバムサーチ時の表示部15上の画面遷移を示している。
図示するようにサーチメニュー画面には、少なくとも「All Track」「Artist」「Album」の各項目と、それらの項目を選択するためのカーソルCRとが表示される。
「All Track」の項目は、フラッシュメモリ18内に格納される全てのトラックの一覧から所望のトラックを検索するための項目となる。
また、「Artist」の項目は、上述したアーティストサーチを行うための項目であり、「Album」は上述したアルバムサーチを行うための項目である。
これに応じ表示部15上には、図7(b)に示すようにして「All Artist」の項目表示と共に、すべてのアーティスト名の情報が一覧表示される。
また、確認のために述べておくと、この場合において「すべてのアーティスト」の「すべて」とは、フラッシュメモリ18内に格納される範囲で「すべて」という意味である。
ユーザは、このようなアルバムの一覧表示から所望のアルバムを選択・決定する。
図示による説明は省略するが、この「All Track」の項目が選択・決定された場合、表示部15上にはトラック名の情報の一覧表示が行われることになる。この場合、トラック名の一覧表示は、それぞれのトラックが同一のアルバム名が対応づけられたものごとに分けられるようにして行うようにされている。つまり、同一アルバム名が対応づけられたトラック名の情報は一覧画面中で1かたまりで配置されるものである。また、このような同一アルバム内でのトラック名の配列順は、そのアルバム内でのトラックナンバー順となるようにされている。
さらに、このときのアルバムごとの配列順としては、例えばアルバム名の文字コード順(以下、アルバム名順とも言う)となるようにされる。
また、再生順序は、上記一覧に従った再生順序とされる。
これによって「All Track」のサーチからトラックを再生した場合のアルバム位置でのFF操作/FR操作に応じては、アルバムジャンプ動作が行われるようになる。
このトラック名の一覧から1つのトラックが選択・決定されたときは、このトラックの一覧に基づいた再生順で、且つ再生範囲としてはその一覧の範囲(つまりすべてのトラック)で再生が行われるようになる。
そして、このとき、アルバム位置でのFF/FR操作が行われた場合には、上記のようなアーティスト名順によるすべてのトラックの一覧に基づき、再生中のトラックが属するアーティストに隣接して配列されるアーティストの先頭のトラックが再生される。つまり、このような「All Artist」によるトラック再生中におけるアルバム位置でのFF操作/FR操作に応じては、アーティストジャンプ動作が行われるようになる。
そして、このように「All Album」によりトラックを再生中におけるアルバム位置でのFF/FR操作が行われた場合、決定したアーティストのアルバムが複数あるときは、それらのアルバムの間でアルバムジャンプ動作が行われることになる。つまりこの場合、再生範囲は、上記のように決定されたアーティストについてのアルバム名順に並び替えられたトラック一覧に基づくものとされているからである。
なお、このことは以下のアルバムサーチ時についても同様である。
アルバムサーチによる検索を行うとしたときは、図8(a)に示されるようにしてサーチメニュー画面においてカーソルCRを「Album」に移動させてPLAY/STOPキー8cを押圧操作する。
すると、表示部15上には、図8(b)に示すようにして「All Album」の表示と共に、すべてのアルバム名の情報が一覧表示される。
この場合、再生範囲は、一覧表示されたトラック、すなわち決定されたアルバム内のすべてのトラックとなる。
このようにしてアルバムサーチによっては、再生すべきトラックをアルバム一覧→選択・決定したアルバム内のトラックの一覧の順で検索することができる。
また、このため、当該「All Album」からトラックを再生中、アルバム位置でのFF/FR操作に応じては、この場合も一覧中における再生中のトラックが属するアルバムと隣接するアルバムの先頭のトラックの再生が開始され、アルバムジャンプ動作が実行される。
またこのとき、コンテンツの再生順は一覧表示と同順となり、再生範囲は一覧表示されたすべてのトラックとなる。
ここで、これまでの説明からも理解されるように、本実施の形態の記録再生装置2としては、所望のトラックをアーティストやアルバムの一覧から絞り込んで検索するためのサーチ機能が与えられている。
また、この一方で、所定の操作に応じ、アルバムやアーティストといった所定のグループ間をダイレクトにジャンプするグループジャンプ機能が与えられている。
但し、このことによると、先に説明したようにして例えば「All Track」などのように再生範囲がすべてのトラックとされ、その並びがアルバム名順などとされる場合には、グループジャンプ操作に応じてアルバムジャンプ動作が実行されるものとなるが、上述したアルバムサーチによりアルバム一覧→トラック一覧に絞ってきてトラックを再生中であったり、アーティストサーチによりアーティスト一覧→アルバム一覧→トラック一覧の順で絞ってきてトラックを再生中であった場合には、再生範囲は決定されたアルバム内となってしまうため、グループジャンプ操作が為されてもアルバムやアーティストといったグループをジャンプする動作が行われないものとなる。
そのような需要に対し、上述のように単にサーチ時に用いた一覧(リスト)に基づくジャンプ動作を行っていたのでは、ジャンプ動作に自由度を持たせることができないものとなってしまう。
図9はアルバムジャンプ用リスト、図10はアーティスト順アルバムジャンプリスト、図11はアーティストジャンプ用リストの構造をそれぞれ概念的に示している。
この場合、最上位階層となるアーティスト名の情報の配列順は、アーティスト名順(例えば文字コード順)とし、各アーティスト名の下層におけるアルバム名の情報の配列順は、アルバム名順となるようにされる。
同様に図10のアーティスト順アルバムジャンプ用リストとしては、コンテンツ管理情報18bにおけるアーティスト名、アルバム名、トラック名の情報に基づき、図10にて説明した配列順となるようにコンテンツIDを並び替えたリストを生成し、また図11に示すアーティストジャンプ用リストとしては、コンテンツ管理情報18bにおけるアーティスト名、トラック名の情報(トラック名の情報をアルバム名順に並べる場合はアルバム名の情報も)に基づき、図11にて説明した配列順となるようにコンテンツIDを並び替えたリストを生成する。
そして、これらのリストを、例えばフラッシュメモリ18等の、所要の記録媒体に対し記録するようにしておく。先の図5では、このようにしてフラッシュメモリ18内に格納されたリストを、各種リスト18cとして示している。
また、図10に示したアーティスト順アルバムジャンプ用リストに基づけば、図中ジャンプ対象として示されるように アーティスト名順に並べられたアルバム名ごとによるグループごとに、それらの配列順に従ってアルバムジャンプ動作を実現することができる。
さらに、図11のアーティストジャンプ用リストに基づけば、図中ジャンプ対象として示されるように リストアップされたアーティスト名ごとによるグループごとに、それらの配列順に従ったグループジャンプ動作(つまりアーティストジャンプ動作)を実現することができる。
具体的には、グループジャンプ操作に応じて何れのリストに基づくジャンプ動作を実行するかを選択設定させるためのジャンプモード選択画面を用意しておき、ユーザはその選択画面から何れかのジャンプ動作を選択設定するようにされる。
先ず、ユーザは、このようなジャンプ動作についての選択設定を行うとした場合、図6にて示したSEARCH/MENUキー8bを長押し操作する。すると表示部15上には、図12(a)に示す設定メニュー画面が表示される。この設定メニュー画面上においては、例えば「Rpeat Mode」や「Sound」、「Jump Mode」などといった各種設定項目の一覧表示が行われると共に、各項目を選択するためのカーソルCRも表示される。
この場合もユーザはFF操作/FR操作によりカーソルCRを移動させ、PLAY/STOPキー8cの押圧操作により決定指示を行うことで、選択した項目について決定指示を行うことができる。
図12(a)に示す設定メニュー画面において、ジャンプ動作についての設定を行う場合、ユーザは図12(b)に示すようにカーソルCRを「Jump Mode」に移動させた上で(選択した上で)、決定操作を行う。
ユーザはこのような選択画面上において、所望のジャンプ動作をグループジャンプ操作に応じて行われるべきジャンプ動作として選択設定することができる。
具体的に、グループジャンプ操作がアルバム位置でのFF操作(+方向操作とも呼ぶ)によるものである場合は、アルバムジャンプ用リストにおいて、再生中のトラックが属するアルバムの次に配列されるアルバムの先頭のトラックが再生されるようにする。また、グループジャンプ操作がアルバム位置でのFR操作(−方向操作とも呼ぶ)である場合には、アルバムジャンプ用リストにおいて、再生中のトラックが属するアルバムの前に配列されるアルバムの先頭のトラックが再生されるようにする。
このことは、以下のアーティスト順アルバムジャンプ用リストに基づくジャンプ動作についても同様である。また、アーティスト順ジャンプ用リストに基づくジャンプ動作についても、「アルバム」が「アーティスト」となる以外は同様である。
この場合も+方向のジャンプ操作に応じては、アーティスト順アルバムジャンプ用リストにおいて、再生中のトラックが属するアルバムの次に配列されるアルバムの先頭のトラックが再生されるようにする。また、−方向のジャンプ操作である場合には、アーティスト順アルバムジャンプ用リストにおいて、再生中のトラックが属するアルバムの前に配列されるアルバムの先頭のトラックが再生されるようにする。
この場合も+方向のジャンプ操作に応じては、アーティストジャンプ用リストにおいて再生中のトラックが属するアーティストの次に配列されるアーティストの先頭のトラックが再生されるようにする。また、−方向のジャンプ操作である場合には、アーティストジャンプ用リストにおいて再生中のトラックが属するアーティストの前に配列されるアーティストの先頭のトラックが再生されるようにする。
このようにしてサーチにより再生範囲が1つのアルバム内、又は1つのアーティスト内に絞られた場合にもグループジャンプ動作が可能となることで、グループジャンプ操作に応じてジャンプ動作が実行される場合とされない場合とが生じてしまうことを防止でき、ユーザの混乱が生じないようにすることのできる優れたユーザインタフェースを実現することができる。
なお、アーティスト順アルバムジャンプモードの場合の順次表示例は図13に示すアルバムジャンプモードの場合の表示例と同様となるので図示による説明は省略する。
すると、図13に示すアルバムジャンプモードの場合、表示部15上の表示としては、FF長押し操作が継続されている間、アルバムジャンプ用リスト上のアルバム名の情報が順方向に順次表示されるようになる。
つまり記録再生装置2としては、FF操作が終了したことに応じて、その時点で表示部15上に表示していた(つまり表示すべきとして選択していた)アルバム名の情報に基づき、リスト上でその下層に位置する先頭のトラックについての再生を開始することになる。
なお、このような順次表示を指示するための、再生中のアルバム位置での継続的なFF操作/FR操作のことを、総称して長押しジャンプ操作とも言う。
この場合もFF操作の終了に応じて、その時点で選択していたリスト上のアーティスト名の下層における先頭のトラックの再生を開始するようにされる。
また、FR長押し操作による長押しジャンプ操作に応じては、アーティストジャンプ用リスト上のアーティスト名を逆順で順次表示する。そして、FR操作が終了したことに応じ、その時点で選択していたアーティストジャンプ用リスト上のアルバム名の下層に位置する先頭のトラックについての再生を開始する。
続いては、次の図15、図16のフローチャートを参照して、上記説明による実施の形態としてのグループジャンプ動作を実現するために行われるべき処理動作について説明する。
なお、これらの図に示される処理動作は、図5に示したコントローラ6がメモリ9に格納されるグループジャンプ処理プログラム9aに基づいて実行するものである。
そしてステップS103では、決定操作が行われたか否かについて判別処理を行う。つまり、この場合の決定操作として、PLAY/STOPキー8cの押圧操作が行われたか否かについて判別し、行われていないとして否定結果が得られた場合は、上記ステップS102に戻るようにされ、これによって決定操作が行われるまでジャンプモード選択処理を行うようにされる。
すなわち、ステップS102にて選択され、ステップS103にて決定操作の行われたジャンプモードの項目に応じて、そのジャンプモード用のリストをジャンプ動作の際に参照すべきリストとして決定する。
具体的には、先にも説明したように「Album」の項目が選択・決定された場合はアルバムジャンプ用リストを決定し、「Artist/Album」の項目が選択・決定された場合はアーティスト順アルバムジャンプ用リストを決定し、「Artist」の項目が選択・決定された場合はアーティストジャンプ用リストを決定するようにされる。
これによってグループジャンプ操作と選択・決定されたジャンプモード用のリストとの対応づけが行われる。
なおこの図16では、既に何らかのトラックが再生されている状態にあるとする。
ステップS201において、上記+方向ジャンプ操作として、アルバム位置でのFF操作が行われたとした場合は、ステップS203において、当該ジャンプ操作が長押し操作であるか否かについて判別処理を行う。つまり、アルバム位置でのFF操作が所定時間以上継続して行われているか否かについて判別処理を行う。
すなわち、先の図15のステップS104にて決定したリストについて、そのリスト上で再生中のトラックの属するグループの次に配列されるグループ下において、先頭に位置するトラック名の情報が対応づけられたトラックが再生されるように制御を行う。
これによって+方向のグループジャンプ動作が実行されたことになる。
なお、このことは以下で説明するステップS207、S209、及びS212の処理についても同様である。
つまり、決定したリスト上において配列されるグループ名の情報をその配列順に順次選択し、選択したグループ名の情報が順次表示部15上に表示されるように、表示制御部14に対する制御を行う。
具体的に、例えばアルバムジャンプモードとしてアルバムジャンプ用リストが決定されている場合は、アルバムジャンプ用リスト上のアルバム名の情報を配列順に順次選択し、またアーティスト順アルバムジャンプモードとしてアーティスト順アルバムジャンプ用リストが決定されている場合は、アーティスト順アルバムジャンプ用リスト上のアルバム名の情報を配列順に順次選択し、またアーティストジャンプモードとしてアーティストジャンプ用リストが決定されている場合はアーティストジャンプ用リスト上のアーティスト名の情報を配列順に順次選択し、それら選択したアルバム名の情報が順次表示部15上に表示されるように制御を行う。
この場合、リスト上にて選択を開始するグループ名の情報は、例えば再生中のトラックが属するグループの次に配列されるグループ名の情報としている。
そして、長押し操作の終了として、継続されていたアルバム位置でのFF操作が終了した場合は、ステップS207において、終了時点で表示していたグループの1曲目を再生するようにされる。すなわち、ステップS205により開始した順次表示処理に伴い、リスト上において長押し操作の終了時点で選択していたグループ名の情報の下層におけるトラック名のうち、先頭に配列されるトラック名の情報が対応づけられたトラックについての再生が開始されるように制御を行う。
これにより、順次表示の中から選択したグループへのジャンプ動作が実現される。
これによって−方向のグループジャンプ動作が実行されたことになる。
つまり、決定したリスト上において配列されるグループ名の情報を、その配列順とは逆順に順次選択し、選択したグループ名の情報が順次表示部15上に表示されるように、表示制御部14に対する制御を行う。
この場合、リスト上にて選択を開始するグループ名の情報は、例えば再生中のトラックが属するグループの前に配列されるグループ名の情報としている。
これにより、−方向への長押しジャンプ操作に応じても、順次表示の中から選択したグループへのジャンプ動作を行うことができる。
例えば、実施の形態では、コンテンツデータがオーディオデータとされる場合を例示したが、コンテンツデータとしては、映画やテレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、絵画、図表等を構成する静止画若しくは動画をコンテンツとする映像データ(ビデオデータ)や、電子図書(E-BOOK)、ゲーム、ソフトウエアなどをコンテンツとする任意のデータとすることができる。
この場合、−方向へのグループジャンプ操作が1度行われてから、所定時間内にさらなる−方向へのグループジャンプ操作が行われたことに応じ、リスト上における再生中のグループの前に配列されるグループへのジャンプ動作を行うようにすることもできる。
具体的に、その場合は、図12にて説明したようなジャンプモードの選択・決定が行われたことに応じ、決定されたジャンプモードに対応するジャンプ用のリストをアルバム位置でのFF/FR操作に対応づけると共に、さらにニュートラル位置(図6のP2)でのFF/FR操作(通常のFF/FR操作)にも対応づけるようにする。
そして、トラックを再生中、通常のFF操作が行われた場合には、対応づけられたジャンプ用のリスト上で次に隣接する(+方向に隣接する)トラックの再生を行うようにする。これにより、トラックジャンプ動作についても、サーチにより絞られた再生範囲に捕らわれずにジャンプ動作を行うことができるようになる。
例えば、ジャンプ操作に対応づけるジャンプ用のリストの決定は、サーチ内容に応じて自動的に決定することができる。すなわち、例えばサーチが、図7に示したようにアーティスト→アルバム→トラックの順で行われて再生すべきトラックが決定された場合には、ジャンプ操作に対し、アルバム順アーティストジャンプ用リストを対応づける。
また、サーチがアーティスト→トラックの順で行われて(つまり、図7(b)に示した画面で「All Artist」が選択されて表示されたアーティスト順に並べられたすべてのトラックの一覧からトラックが選択されて)再生すべきトラックが決定された場合は、ジャンプ操作に対してアーティストジャンプ用リストを対応づける。
さらに、サーチが図8に示したようにアルバム→トラックの順で行われて再生すべきトラックが決定された場合は、ジャンプ操作に対してアルバムジャンプ用リストを対応づける、といったものである。
「normal」・・・再生中のトラック以降の全てのトラックを再生し、その後停止。
「Folder」・・・再生中のトラックが含まれるグループ内において、再生中のトラック以降の全てのトラックを再生し、その後停止。
「Repeat All」・・・再生中のトラック以降の全てのトラックを再生し、その後、先頭から最後のトラックまでの再生を繰り返し行う。
「Repeat Folder」・・・再生中のトラックが含まれるグループ内において、再生中のトラック以降の全てのトラックを再生したあと、そのグループ内の先頭から最後のトラックまでの再生を繰り返し行う。
「Repeat 1 song」・・・再生中のトラックについての再生を繰り返し行う。
「Repeat Shuffle All」・・・再生中のトラックを再生したあと、全てのトラックを対象としてトラックの順不同再生(ランダム再生)を繰り返し行う。
「Repeat Shuffle Folder」・・・再生中のトラックを再生したあと、そのトラックが含まれるグループ内の全トラックを対象としてトラックの順不同再生を繰り返し行う。
先ず、図6にて示したSEARCH/MENUキー8bを長押し操作することで、表示部15上に図12(a)に示す設定メニュー画面を表示させる。その後、表示部15に表示されている設定メニューの中から「Repeat Mode」を選択し、上述した複数のモードを表示させた上で、その中から所望のモードを選択する。これによって、再生範囲を、全てのトラック、又はグループ内に設定することができる。
つまり、このリピートモードプログラム9bに従った処理動作として、コントローラ6は、先ずは上記設定メニュー画面の表示状態において、「Repeat Mode」が選択・決定されるのを待機する。そして、この「Repeat Mode」が選択・決定された場合は、表示部15上に上述した複数のモードを(文字・アイコンなどにより)表示させる処理を実行し、その後、表示させたそれらのモードのうちの何れかのモードの選択・決定を待機する。そして、モードの選択・決定があった場合は、決定されたモードに応じた再生動作が実行されるように制御処理を行う。
先ず、「normal」が決定された場合、コントローラ6は、再生中のトラックの再生が終了した後、設定したジャンプ用リスト上における以降のトラックが順次再生されるように制御を行う。
また、「Repeat All」が決定された場合、設定したジャンプ用リスト上における再生中のトラック以降の全てのトラックが順次再生されるように制御し、その後、そのジャンプ用リストの先頭から最後のトラックまでの再生が繰り返し行われるように制御する。
また、「Repeat Shuffle All」が決定された場合は、再生中のトラックの再生が終了した後、設定したジャンプ用リスト上の全てのトラックを対象としてランダム再生が繰り返し行われるように制御する。
また、「Repeat Folder」が決定された場合は、設定したジャンプ用リスト上における再生中のトラックが含まれるグループ内において、再生中のトラック以降の全てのトラックが順次再生されるように制御し、その後、そのグループ内の先頭から最後のトラックまでの再生が繰り返し行われるように制御する。
また、「Repeat Shuffle Folder」が決定された場合は、再生中のトラックの再生が終了した後、設定したジャンプ用リスト上におけるそのトラックが含まれるグループ内の全トラックを対象としてランダム再生が行われるように制御する。
具体的に、全トラックが再生範囲に設定される上記「normal」「Repeat All」が決定された以降に、FF/FR操作が行われた場合、コントローラ6は、設定したジャンプ用リスト上の全トラックを対象として、その中からFF/FR操作の別に応じたトラックの頭出し再生が行われるように制御を行う。例えば、FF操作に応じては、設定したジャンプ用リスト上における再生中のトラックの次の(+方向に隣接する)トラックの頭出し再生が行われるように制御を行う。また、FR操作に応じては、再生中のトラックの頭出し再生が行われるように制御する。なお、この場合も、先にも述べたような所定時間内のさらなるFR操作に応じては、ジャンプ用リスト上で−方向に隣接するトラックの再生が行われるように制御することができる。
また、再生範囲が全トラックに設定される場合として、「Repeat Shuffle All」が決定された以降のFF/FR操作に応じては、設定したジャンプ用リスト上の全トラックを対象として、その中からランダムに選択したトラックの頭出し再生が行われるように制御を行う。
さらに、再生範囲がグループ内に設定される場合として、「Repeat Shuffle Folder」が決定された以降のFF/FR操作に応じては、設定したジャンプ用リスト上における再生中のトラックが含まれるグループ内における全トラックを対象として、その中からランダムに選択したトラックの頭出し再生が行われるように制御を行う。
このようにグループジャンプ用のリストとサーチ用のリストとを兼用する場合、コントローラ6は、先の図7、図8にて説明したようなユーザからの操作入力に基づき、兼用とされるリストの中からアルバム、アーティストといったグループを選択し、また選択したグループの中からコンテンツデータを選択すると共に、このように選択したコンテンツデータが再生されるように制御を行うことになる。
なお、確認のために述べておくと、このように検索で用いるリストとジャンプ用で用いるリストとが併用される場合であっても、ジャンプ用で用いられるリストはサーチ用で用いるものとは別途に設定可能であるから、ジャンプ動作の自由度を確保できることに変わりはない。
Claims (23)
- 操作部と、
コンテンツデータを識別するための識別情報と上記コンテンツデータの属性情報とが対応づけられたコンテンツ管理情報と、上記コンテンツ管理情報を上記属性情報に基づいてグループ毎に並べ替えて生成された少なくとも1以上のソートリストとを記憶する記憶部と、
コンテンツデータを再生する再生部と、
上記操作部からの所定の操作入力が検知されたときに参照するソートリストを設定すると共に、上記所定の操作入力が検知されたことに応じ、上記設定したソートリスト上の上記グループの配列順序に従って所要のグループを選択する制御部と、
を備えることを特徴とする再生装置。 - 上記制御部は、
上記選択したグループに含まれるコンテンツデータが上記再生部により再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記記憶部は、
それぞれ異なる複数のソートリストを記憶し、
上記制御部は、
上記複数のソートリストの中から1つのソートリストを、上記操作部からの所定の操作入力が検知されたときに参照するソートリストとして設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記操作部は、
第1の位置と第2の位置への移動操作が可能とされ、且つ第1の回転方向と第2の回転方向とに回転操作が可能とされた円筒状操作子を備えており、
上記所定の操作入力は、上記円筒状操作子が上記第2の位置に位置され且つ上記回転操作が行われたことに応じた操作入力である、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記制御部はさらに、
上記操作部からの操作入力に基づきコンテンツデータの再生範囲をグループ単位または全コンテンツに設定すると共に、再生範囲がグループ単位に設定されている場合は、上記設定したソートリスト上における、再生中のコンテンツデータが含まれるグループ内のコンテンツデータが再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記制御部はさらに、
上記操作部からの他の所定の操作入力が検知された場合は、上記設定したソートリスト上の再生中のコンテンツデータが含まれるグループ内におけるコンテンツデータについての頭出し再生が行われるように制御する、
ことを特徴する請求項5に記載の再生装置。 - 上記操作部は、
第1の位置と第2の位置への移動操作が可能とされ、且つ第1の回転方向と第2の回転方向とに回転操作が可能とされた円筒状操作子を備えており、
上記他の所定の操作入力は、上記円筒状操作子が上記第1の位置に位置され且つ上記回転操作が行われたことに応じた操作入力である、
ことを特徴とする請求項6に記載の再生装置。 - 上記制御部はさらに、
上記操作部からの操作入力に基づきコンテンツデータの再生範囲をグループ単位または全コンテンツに設定すると共に、再生範囲が全コンテンツに設定されている場合は、上記設定したソートリスト上のコンテンツデータが再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記制御部はさらに、
上記操作部からの他の所定の操作入力が検知された場合は、上記設定したソートリスト上のコンテンツデータについての頭出し再生が行われるように制御する、
ことを特徴する請求項8に記載の再生装置。 - 上記操作部は、
第1の位置と第2の位置への移動操作が可能とされ、且つ第1の回転方向と第2の回転方向とに回転操作が可能とされた円筒状操作子を備えており、
上記他の所定の操作入力は、上記円筒状操作子が上記第1の位置に位置され且つ上記回転操作が行われたことに応じた操作入力である、
ことを特徴とする請求項9に記載の再生装置。 - 上記制御部はさらに、
上記操作部からの操作入力に基づき、上記ソートリストの中からグループを選択し、選択したグループの中からコンテンツデータを選択すると共に、選択したコンテンツデータが再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - コンテンツデータを識別するための識別情報と上記コンテンツデータの属性情報とが対応づけられたコンテンツ管理情報を上記属性情報に基づいてグループ毎に並べ替えて生成された少なくとも1以上のソートリストのうちから、操作部からの所定の操作入力が検知されたときに参照するソートリストを設定すると共に、上記所定の操作入力が検知されたことに応じ、上記設定したソートリスト上の上記グループの配列順序に従って所要のグループを選択する、
ことを特徴とするコンテンツ選択方法。 - さらに、上記選択したグループに含まれるコンテンツデータが再生されるように制御することを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ選択方法。
- 上記ソートリストは複数用意され、
上記複数のソートリストの中から1つのソートリストを、上記操作部からの所定の操作入力が検知されたときに参照するソートリストとして設定する、
ことを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ選択方法。 - 上記操作部は、
第1の位置と第2の位置への移動操作が可能とされ、且つ第1の回転方向と第2の回転方向とに回転操作が可能とされた円筒状操作子を備えており、
上記所定の操作入力は、上記円筒状操作子が上記第2の位置に位置され且つ上記回転操作が行われたことに応じた操作入力である、
ことを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ選択方法。 - さらに、上記操作部からの操作入力に基づきコンテンツデータの再生範囲をグループ単位または全コンテンツに設定すると共に、再生範囲がグループ単位に設定されている場合は、上記設定したソートリスト上における、再生中のコンテンツデータが含まれるグループ内のコンテンツデータが再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ選択方法。 - さらに、上記操作部からの他の所定の操作入力が検知された場合は、上記設定したソートリスト上の再生中のコンテンツデータが含まれるグループ内におけるコンテンツデータについての頭出し再生が行われるように制御する、
ことを特徴する請求項16に記載のコンテンツ選択方法。 - 上記操作部は、
第1の位置と第2の位置への移動操作が可能とされ、且つ第1の回転方向と第2の回転方向とに回転操作が可能とされた円筒状操作子を備えており、
上記他の所定の操作入力は、上記円筒状操作子が上記第1の位置に位置され且つ上記回転操作が行われたことに応じた操作入力である、
ことを特徴とする請求項17に記載のコンテンツ選択方法。 - さらに、上記操作部からの操作入力に基づきコンテンツデータの再生範囲をグループ単位または全コンテンツに設定すると共に、再生範囲が全コンテンツに設定されている場合は、上記設定したソートリスト上のコンテンツデータが再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ選択方法。 - さらに、上記操作部からの他の所定の操作入力が検知された場合は、上記設定したソートリスト上のコンテンツデータについての頭出し再生が行われるように制御する、
ことを特徴する請求項19に記載のコンテンツ選択方法。 - 上記操作部は、
第1の位置と第2の位置への移動操作が可能とされ、且つ第1の回転方向と第2の回転方向とに回転操作が可能とされた円筒状操作子を備えており、
上記他の所定の操作入力は、上記円筒状操作子が上記第1の位置に位置され且つ上記回転操作が行われたことに応じた操作入力である、
ことを特徴とする請求項20に記載のコンテンツ選択方法。 - さらに、上記操作部からの操作入力に基づき、上記ソートリストの中からグループを選択し、選択したグループの中からコンテンツデータを選択すると共に、選択したコンテンツデータが再生されるように制御する、
ことを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ選択方法。 - コンテンツデータを識別するための識別情報と上記コンテンツデータの属性情報とが対応づけられたコンテンツ管理情報を上記属性情報に基づいてグループ毎に並べ替えて生成された少なくとも1以上のソートリストのうちから、操作部からの所定の操作入力が検知されたときに参照するソートリストを設定する設定処理と、
上記所定の操作入力が検知されたことに応じ、上記設定したソートリスト上の上記グループの配列順序に従って所要のグループを選択する選択処理と、
をコンピュータに実行させる、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体。
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