JP2001263575A - ノーブロー作業用バッグ - Google Patents
ノーブロー作業用バッグInfo
- Publication number
- JP2001263575A JP2001263575A JP2000077558A JP2000077558A JP2001263575A JP 2001263575 A JP2001263575 A JP 2001263575A JP 2000077558 A JP2000077558 A JP 2000077558A JP 2000077558 A JP2000077558 A JP 2000077558A JP 2001263575 A JP2001263575 A JP 2001263575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- opening
- work
- closing member
- tool
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッグに形成されている開口部のサイズに対
してバッグ内に挿入される器具や工具にサイズが大きい
場合でもバッグを損傷することなくそれら器具や工具の
挿入が容易に行える構成を備えたノーブロー作業用バッ
グを得る。 【解決手段】 既設管路内で流体を流したままの状態で
新たな分岐部を形成するノーブロー方式に用いられる作
業バッグにおいて、上記分岐部に取り付けられて該分岐
部開口を塞ぐ形状のバッグ本体1と、上記バッグ本体1
に対して手を差し入れ可能な差し入れ口1Bと、上記差
し入れ口1Bとは別の位置に設けられて上記差し入れ口
よりも大きい面積を有するスリット部1Cと、上記スリ
ット部1Cを覆う状態で設けられて該スリット部1Cと
連通可能な開閉部材3とを備え、上記開閉部材3は閉じ
られると上記バッグ内を気密的に保持することを特徴と
する。
してバッグ内に挿入される器具や工具にサイズが大きい
場合でもバッグを損傷することなくそれら器具や工具の
挿入が容易に行える構成を備えたノーブロー作業用バッ
グを得る。 【解決手段】 既設管路内で流体を流したままの状態で
新たな分岐部を形成するノーブロー方式に用いられる作
業バッグにおいて、上記分岐部に取り付けられて該分岐
部開口を塞ぐ形状のバッグ本体1と、上記バッグ本体1
に対して手を差し入れ可能な差し入れ口1Bと、上記差
し入れ口1Bとは別の位置に設けられて上記差し入れ口
よりも大きい面積を有するスリット部1Cと、上記スリ
ット部1Cを覆う状態で設けられて該スリット部1Cと
連通可能な開閉部材3とを備え、上記開閉部材3は閉じ
られると上記バッグ内を気密的に保持することを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ノーブロー作業用
バッグに関する。
バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、民地内の住宅を建て替えるよう
な場合、本支管に連結されて民地内に向け敷設されてい
る供内管は本支管から分離されて撤去され、残置管をシ
ョベルカーなどで破損しないように処置されることが多
い。しかし、供内管を撤去した場合には、再度供内管を
敷設する必要があり、設置コストの上昇原因となる。そ
こで、供内管の敷設区域において道路と民地との境界部
までの間の供内管を残しておき、境界部から民地内の供
内管を新たに敷設するようにしてコストダウンを図るこ
とが提案されている。敷設区域で残されている供内管
は、その端末部が潰されて封止された状態となってお
り、再開する場合には、封止されている端末部を切除し
て継手部材を取り付けることになる。ところで、端末部
を封止されている供内管の一部には本支管内からのガス
が充満しており、単に端末部を開放するとガスが外部に
漏れ出してしまう。そこで、従来では、管内のガスの流
れを中断することなく、いわゆる、不断流状態に出管路
を接続する工事として、例えば、特開昭57−3718
6号公報に記載されているような不断流式の分岐取出し
工法や、これに用いる不断流式の分岐取出用割継手が提
案されている(例えば、特開昭57−37184号公
報)。
な場合、本支管に連結されて民地内に向け敷設されてい
る供内管は本支管から分離されて撤去され、残置管をシ
ョベルカーなどで破損しないように処置されることが多
い。しかし、供内管を撤去した場合には、再度供内管を
敷設する必要があり、設置コストの上昇原因となる。そ
こで、供内管の敷設区域において道路と民地との境界部
までの間の供内管を残しておき、境界部から民地内の供
内管を新たに敷設するようにしてコストダウンを図るこ
とが提案されている。敷設区域で残されている供内管
は、その端末部が潰されて封止された状態となってお
り、再開する場合には、封止されている端末部を切除し
て継手部材を取り付けることになる。ところで、端末部
を封止されている供内管の一部には本支管内からのガス
が充満しており、単に端末部を開放するとガスが外部に
漏れ出してしまう。そこで、従来では、管内のガスの流
れを中断することなく、いわゆる、不断流状態に出管路
を接続する工事として、例えば、特開昭57−3718
6号公報に記載されているような不断流式の分岐取出し
工法や、これに用いる不断流式の分岐取出用割継手が提
案されている(例えば、特開昭57−37184号公
報)。
【0003】上記公報に示されている分岐管の取出し工
事の際には、本支管において所望する分岐取出し位置に
割継手によって位置決めされた箇所に穿孔機を用いて分
岐開口を形成した後に、その分岐開口をアダプターなど
によって塞いだ状態でノーブロー作業用バッグを開口周
壁に取り付けることが行われている。ノーブロー作業用
バッグは、開口周壁にテープ等で気密処理され、分岐開
口からアダプターを取り外す作業や分岐継手、いわゆる
サービスチーを取り付ける作業が行われる間、大気中へ
のガスの漏洩を防ぐようになっている。上記作業は、予
めノーブロー作業用バッグ内に分岐継手および分岐継手
に装着されている分岐開口封止用のストッパを入れてお
き、ノーブロー作業用バッグの上面から作業者が手を挿
入して各機器を掴みながら行うのが一般的である。な
お、上記ストッパは、必ずしも準備されるものではない
が、サービスチーが取り付けられた際に不用意にサービ
スチーからガスが流出するのを避けるために用いられる
ことが多い。
事の際には、本支管において所望する分岐取出し位置に
割継手によって位置決めされた箇所に穿孔機を用いて分
岐開口を形成した後に、その分岐開口をアダプターなど
によって塞いだ状態でノーブロー作業用バッグを開口周
壁に取り付けることが行われている。ノーブロー作業用
バッグは、開口周壁にテープ等で気密処理され、分岐開
口からアダプターを取り外す作業や分岐継手、いわゆる
サービスチーを取り付ける作業が行われる間、大気中へ
のガスの漏洩を防ぐようになっている。上記作業は、予
めノーブロー作業用バッグ内に分岐継手および分岐継手
に装着されている分岐開口封止用のストッパを入れてお
き、ノーブロー作業用バッグの上面から作業者が手を挿
入して各機器を掴みながら行うのが一般的である。な
お、上記ストッパは、必ずしも準備されるものではない
が、サービスチーが取り付けられた際に不用意にサービ
スチーからガスが流出するのを避けるために用いられる
ことが多い。
【0004】上記ノーブロー作業用バッグを用いた場合
には、そのバッグに予め設けられている開口部から、端
末部を開放するためのリードカッタやサービスチーある
いは穿孔の封止部材等の器具や工具を挿入することにな
るが、開口部は作業者の手が挿入できる程度に大きさを
抑えて手が挿入された場合でも作業者の腕の周辺部に無
用な隙間ができないように形成されている。これは、手
が挿入された際でも必要以上にガス漏れを起こさないよ
うにするためである。従来では、バッグ側に形成されて
いる開口部の周縁部にこの開口部よりも小径で作業者の
腕が挿入できる程度の孔を形成したゴムなどの弾性体で
構成された蓋部材を貼り付けて上記隙間が大きくならな
いようにした構成が採用されている。このような蓋部材
を設けることにより、作業者の手が挿入される際には孔
が拡径でき、作業者の腕に孔内周面が密着することで隙
間をなくしてガス漏れが起こりにくくできる。
には、そのバッグに予め設けられている開口部から、端
末部を開放するためのリードカッタやサービスチーある
いは穿孔の封止部材等の器具や工具を挿入することにな
るが、開口部は作業者の手が挿入できる程度に大きさを
抑えて手が挿入された場合でも作業者の腕の周辺部に無
用な隙間ができないように形成されている。これは、手
が挿入された際でも必要以上にガス漏れを起こさないよ
うにするためである。従来では、バッグ側に形成されて
いる開口部の周縁部にこの開口部よりも小径で作業者の
腕が挿入できる程度の孔を形成したゴムなどの弾性体で
構成された蓋部材を貼り付けて上記隙間が大きくならな
いようにした構成が採用されている。このような蓋部材
を設けることにより、作業者の手が挿入される際には孔
が拡径でき、作業者の腕に孔内周面が密着することで隙
間をなくしてガス漏れが起こりにくくできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のノ
ーブロー作業用バッグにおいては、次のような問題があ
る。ノーブロー作業用バッグ内での作業内容に応じてバ
ッグ内には必要な器具や工具が予め取り込まれ、接続作
業などが行われる。このため、バッグ内には上記開口部
から器具や工具を挿入することになるが、開口部、特に
蓋部材に形成されている孔の大きさが器具や工具のサイ
ズよりも小さいと無理矢理入れることもある。従って、
蓋部材の一部、特に孔の周縁の一部が器具や工具によっ
て破断されてしまい、破断された箇所からガスが漏れ出
してしまう虞がある。
ーブロー作業用バッグにおいては、次のような問題があ
る。ノーブロー作業用バッグ内での作業内容に応じてバ
ッグ内には必要な器具や工具が予め取り込まれ、接続作
業などが行われる。このため、バッグ内には上記開口部
から器具や工具を挿入することになるが、開口部、特に
蓋部材に形成されている孔の大きさが器具や工具のサイ
ズよりも小さいと無理矢理入れることもある。従って、
蓋部材の一部、特に孔の周縁の一部が器具や工具によっ
て破断されてしまい、破断された箇所からガスが漏れ出
してしまう虞がある。
【0006】本発明の目的は、従来のノーブロー作業用
バッグにおける上記した問題に鑑み、バッグに形成され
ている開口部のサイズに対してバッグ内に挿入される器
具や工具のサイズが大きい場合でもバッグを損傷するこ
となくそれら器具や工具の挿入が容易に行える構成を備
えたノーブロー作業用バッグを提供することにある。
バッグにおける上記した問題に鑑み、バッグに形成され
ている開口部のサイズに対してバッグ内に挿入される器
具や工具のサイズが大きい場合でもバッグを損傷するこ
となくそれら器具や工具の挿入が容易に行える構成を備
えたノーブロー作業用バッグを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、既設管路内で流体を流した
ままの状態で新たな分岐部を形成するノーブロー方式に
用いられる作業バッグにおいて、上記分岐部に取り付け
られて該分岐部開口を塞ぐ形状のバッグ本体と、上記バ
ッグ本体に対して手を差し入れ可能な差し入れ口と、上
記差し入れ口とは別の位置に設けられて上記差し入れ口
よりも大きい面積を有するスリット部と、上記スリット
部を覆う状態で設けられて該スリット部と連通可能な開
閉部材とを備え、上記開閉部材は閉じられると上記バッ
グ内を気密的に保持することを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、既設管路内で流体を流した
ままの状態で新たな分岐部を形成するノーブロー方式に
用いられる作業バッグにおいて、上記分岐部に取り付け
られて該分岐部開口を塞ぐ形状のバッグ本体と、上記バ
ッグ本体に対して手を差し入れ可能な差し入れ口と、上
記差し入れ口とは別の位置に設けられて上記差し入れ口
よりも大きい面積を有するスリット部と、上記スリット
部を覆う状態で設けられて該スリット部と連通可能な開
閉部材とを備え、上記開閉部材は閉じられると上記バッ
グ内を気密的に保持することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のノ
ーブロー作業用バッグにおいて、上記開閉部材は、摺動
可能な係合部材により噛み合わされる歯を有したファス
ナで構成されていることを特徴としている。
ーブロー作業用バッグにおいて、上記開閉部材は、摺動
可能な係合部材により噛み合わされる歯を有したファス
ナで構成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1および2記載の発明では、差し入れ口
とは別の位置に設けられているスリット部に有する開閉
部材を開放することで差し入れ口には挿入できない大き
さの器具や工具をバッグ内に挿入することができる。し
かも、開閉部材は閉じられた際にバッグ内を気密的に保
持するので、ガスの漏れを確実に防止することができ
る。
とは別の位置に設けられているスリット部に有する開閉
部材を開放することで差し入れ口には挿入できない大き
さの器具や工具をバッグ内に挿入することができる。し
かも、開閉部材は閉じられた際にバッグ内を気密的に保
持するので、ガスの漏れを確実に防止することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。図1は、本発明実施例によるノーブロー作業用バ
ッグ(以下、便宜上、バッグという)の外観図であり、
同図においてバッグ1は、道路側から民地との境界部に
向け延長されている供内管(図示されず)の一部と民地
内に新設される供内管とを連結するための作業に用いら
れることを前提としたものであり、内部を透視できる材
質からなる筒状の袋体により本体が構成されている。。
バッグ1には、軸方向で上端部中心および周方向で中心
を挟んで対向する位置に差し入れ口1A、1B(図1に
おいては、周方向で対向する位置に形成された差し入れ
口のうちの一方のみが示されている)がそれぞれ形成さ
れている。これら差し入れ口1A、1Bは、手(図1
中、符号H、H’で示す)を差し入れるための開口部で
あり、その表面には差し入れ口1A、1Bを覆うことが
できる蓋部材2,2’が一体化されている。蓋部材2,
2’のうちでバッグ1の上端面に位置する蓋部材2は、
手(H)を挿入できる大きさの開口2Aが形成された円
盤状ゴムなどの弾性体で構成され、蓋部材2’は、本実
施例の場合、供内管を挿通できるサイズの開口が形成さ
れた円盤状ゴムなどの弾性体で構成されている。これら
蓋部材2,2’に有する開口は、手が差し入れられた際
に弾性を利用して拡径しても元の大きさに復元でき、作
業者の腕表面に密着して無用な隙間ができない性質を持
たせてある。なお、上記蓋部材2のうちで、供内管が挿
入される側の差し入れ口1Bに一体化されている蓋部材
2’の構成としては、図1に示す構成とすることも可能
である。つまり、蓋部材2’には、開口に代えて周方向
で径方向に切り込みを入れた複数の揺動片2A’が設け
られており、手(H’)を差し入れる際には揺動片2
A’をバッグ1の内部に押し込むことで手(H’)を挿
入することができ、手(H’)が挿入されていないとき
には揺動片2A’によって差し入れ口1Bが閉じられ
る。
する。図1は、本発明実施例によるノーブロー作業用バ
ッグ(以下、便宜上、バッグという)の外観図であり、
同図においてバッグ1は、道路側から民地との境界部に
向け延長されている供内管(図示されず)の一部と民地
内に新設される供内管とを連結するための作業に用いら
れることを前提としたものであり、内部を透視できる材
質からなる筒状の袋体により本体が構成されている。。
バッグ1には、軸方向で上端部中心および周方向で中心
を挟んで対向する位置に差し入れ口1A、1B(図1に
おいては、周方向で対向する位置に形成された差し入れ
口のうちの一方のみが示されている)がそれぞれ形成さ
れている。これら差し入れ口1A、1Bは、手(図1
中、符号H、H’で示す)を差し入れるための開口部で
あり、その表面には差し入れ口1A、1Bを覆うことが
できる蓋部材2,2’が一体化されている。蓋部材2,
2’のうちでバッグ1の上端面に位置する蓋部材2は、
手(H)を挿入できる大きさの開口2Aが形成された円
盤状ゴムなどの弾性体で構成され、蓋部材2’は、本実
施例の場合、供内管を挿通できるサイズの開口が形成さ
れた円盤状ゴムなどの弾性体で構成されている。これら
蓋部材2,2’に有する開口は、手が差し入れられた際
に弾性を利用して拡径しても元の大きさに復元でき、作
業者の腕表面に密着して無用な隙間ができない性質を持
たせてある。なお、上記蓋部材2のうちで、供内管が挿
入される側の差し入れ口1Bに一体化されている蓋部材
2’の構成としては、図1に示す構成とすることも可能
である。つまり、蓋部材2’には、開口に代えて周方向
で径方向に切り込みを入れた複数の揺動片2A’が設け
られており、手(H’)を差し入れる際には揺動片2
A’をバッグ1の内部に押し込むことで手(H’)を挿
入することができ、手(H’)が挿入されていないとき
には揺動片2A’によって差し入れ口1Bが閉じられ
る。
【0011】バッグ1には、差し入れ口1A、1Bとは
別の位置に相当する周面の一部に差し入れ口1A、1B
よりも大きい面積のスリット1Cが形成されている。ス
リット1Cは、器具や工具などのうちで、差し入れ口1
Bからの挿入ができないサイズのものを挿入するための
箇所として設けられており、バッグ1の軸方向に沿った
長手方向が設定されて形成されている。
別の位置に相当する周面の一部に差し入れ口1A、1B
よりも大きい面積のスリット1Cが形成されている。ス
リット1Cは、器具や工具などのうちで、差し入れ口1
Bからの挿入ができないサイズのものを挿入するための
箇所として設けられており、バッグ1の軸方向に沿った
長手方向が設定されて形成されている。
【0012】スリット1Cが形成されているバッグ1の
表面には開閉部材3が一体化されている。開閉部材3
は、摺動可能な係合部材3Aにより噛み合わされる歯3
Bを有したファスナで構成されており、係合部材3Aの
摺動方向に応じて歯同士が噛み合ってスリット1Cを閉
じる状態と噛み合いが解除されて開放する状態とが選択
できるようになっている。開閉部材3は、係合部材3A
により歯3B同士を噛み合わせることで閉じられるとバ
ッグ1内を気密的に保持することができる。
表面には開閉部材3が一体化されている。開閉部材3
は、摺動可能な係合部材3Aにより噛み合わされる歯3
Bを有したファスナで構成されており、係合部材3Aの
摺動方向に応じて歯同士が噛み合ってスリット1Cを閉
じる状態と噛み合いが解除されて開放する状態とが選択
できるようになっている。開閉部材3は、係合部材3A
により歯3B同士を噛み合わせることで閉じられるとバ
ッグ1内を気密的に保持することができる。
【0013】本実施例は以上のような構成であるから、
供内管同士の端末部を連結する際には、封止されている
側の端末部を含むようにバッグ1が既存の供内管側に差
し入れられ、既存の供内管の端末部をバッグ1内に配置
する。既存の供内管の端末部を切除するために、バッグ
1の内部にはカッタや切除後の端末部を封止するための
ストッパが導入される。上記カッタやストッパなどの器
具や工具は開閉部材3が開放されることによりスリット
1Cが明けられ、そのスリット1Cから内部に導入され
る。これにより、器具や工具のサイズに合わない差し入
れ口1A、1Bに対しては何ら影響がないので、その差
し入れ口1A、1Bに設けられている蓋部材2,2’が
損傷されることがない。
供内管同士の端末部を連結する際には、封止されている
側の端末部を含むようにバッグ1が既存の供内管側に差
し入れられ、既存の供内管の端末部をバッグ1内に配置
する。既存の供内管の端末部を切除するために、バッグ
1の内部にはカッタや切除後の端末部を封止するための
ストッパが導入される。上記カッタやストッパなどの器
具や工具は開閉部材3が開放されることによりスリット
1Cが明けられ、そのスリット1Cから内部に導入され
る。これにより、器具や工具のサイズに合わない差し入
れ口1A、1Bに対しては何ら影響がないので、その差
し入れ口1A、1Bに設けられている蓋部材2,2’が
損傷されることがない。
【0014】バッグ1内に導入されたカッタによって既
存の供内管の端末部が切除されると、その端末部にスト
ッパが挿入されてガスの流出が阻止される。一方、既存
の供内管の端末部が切除され、その切除位置でのガスの
封止が行われると、一旦バッグが供内管の端末部から取
り除かれる。供内管の端末部はストッパによって封止さ
れているので、この状態で周知構造の分岐継手が供内管
の端末部に取り付けられる。分岐継手が取り付けられる
と、供内管の端末に挿入されているストッパの部分を再
度バッグ1内に挿入するようにバッグ1を供内管の端末
部に装着し、バッグ1内にてストッパの取り外しと取り
外した端末部に新たなプラグ栓を取り付ける。
存の供内管の端末部が切除されると、その端末部にスト
ッパが挿入されてガスの流出が阻止される。一方、既存
の供内管の端末部が切除され、その切除位置でのガスの
封止が行われると、一旦バッグが供内管の端末部から取
り除かれる。供内管の端末部はストッパによって封止さ
れているので、この状態で周知構造の分岐継手が供内管
の端末部に取り付けられる。分岐継手が取り付けられる
と、供内管の端末に挿入されているストッパの部分を再
度バッグ1内に挿入するようにバッグ1を供内管の端末
部に装着し、バッグ1内にてストッパの取り外しと取り
外した端末部に新たなプラグ栓を取り付ける。
【0015】このような作業により分岐継手を取り付け
てその分岐継手に新たな供内管を接続することができ
る。
てその分岐継手に新たな供内管を接続することができ
る。
【0016】上述した作業において、器具や工具の挿入
時には開閉部材3を開放することでバッグ1内への器具
や工具の取り込みが行えると共に、開閉部材3を閉じる
ことでバッグ1の内部が気密的に保持されるので、作業
時にバッグ1内からガスが漏れ出すことがない。
時には開閉部材3を開放することでバッグ1内への器具
や工具の取り込みが行えると共に、開閉部材3を閉じる
ことでバッグ1の内部が気密的に保持されるので、作業
時にバッグ1内からガスが漏れ出すことがない。
【0017】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
差し入れ口とは別の位置に設けられているスリット部に
有する開閉部材を開放することで差し入れ口には挿入で
きない大きさの器具や工具をバッグ内に挿入することが
できる。しかも、開閉部材は閉じられた際にバッグ内を
気密的に保持するので、ガスの漏れを確実に防止するこ
とができる。これにより、ガス漏れを防止するための最
小限の大きさに形成されている差し入れ口を利用しなく
てもバッグの一部が破損されることなく作業に必要な器
具や工具をバッグ内に対して容易に出し入れすることが
可能となる。
差し入れ口とは別の位置に設けられているスリット部に
有する開閉部材を開放することで差し入れ口には挿入で
きない大きさの器具や工具をバッグ内に挿入することが
できる。しかも、開閉部材は閉じられた際にバッグ内を
気密的に保持するので、ガスの漏れを確実に防止するこ
とができる。これにより、ガス漏れを防止するための最
小限の大きさに形成されている差し入れ口を利用しなく
てもバッグの一部が破損されることなく作業に必要な器
具や工具をバッグ内に対して容易に出し入れすることが
可能となる。
【図1】本発明の実施例によるノーブロー作業用バッグ
の外観図である。
の外観図である。
1 ノーブロー作業用バッグ 1A チューブ 1B 差し入れ口の一方に相当する他端面側の差
し入れ口 1C 差し入れ口の他方に相当する周面側の差し
入れ口 2、2’ 蓋部材 3 開閉部材
し入れ口 1C 差し入れ口の他方に相当する周面側の差し
入れ口 2、2’ 蓋部材 3 開閉部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 弘 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 松田 隆史 東京都大田区中央2丁目2番5号 株式会 社河副商会内
Claims (2)
- 【請求項1】 既設管路内で流体を流したままの状態で
新たな分岐部を形成するノーブロー方式に用いられる作
業バッグにおいて、 上記分岐部に取り付けられて該分岐部開口を塞ぐ形状の
バッグ本体と、 上記バッグ本体に対して手を差し入れ可能な差し入れ口
と、 上記差し入れ口とは別の位置に設けられて上記差し入れ
口よりも大きい面積を有するスリット部と、 上記スリット部を覆う状態で設けられて該スリット部と
連通可能な開閉部材とを備え、 上記開閉部材は閉じられると上記バッグ内を気密的に保
持することを特徴とするノーブロー作業用バッグ。 - 【請求項2】 請求項1記載のノーブロー作業用バッグ
において、 上記開閉部材は、摺動可能な係合部材により噛み合わさ
れる歯を有したファスナで構成されていることを特徴と
するノーブロー作業用バッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077558A JP2001263575A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | ノーブロー作業用バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077558A JP2001263575A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | ノーブロー作業用バッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001263575A true JP2001263575A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18595107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000077558A Pending JP2001263575A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | ノーブロー作業用バッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001263575A (ja) |
-
2000
- 2000-03-21 JP JP2000077558A patent/JP2001263575A/ja active Pending
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