JP2001263063A - 作業車のエンジン冷却装置 - Google Patents

作業車のエンジン冷却装置

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JP2001263063A
JP2001263063A JP2000071854A JP2000071854A JP2001263063A JP 2001263063 A JP2001263063 A JP 2001263063A JP 2000071854 A JP2000071854 A JP 2000071854A JP 2000071854 A JP2000071854 A JP 2000071854A JP 2001263063 A JP2001263063 A JP 2001263063A
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鉄弥 仲島
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珠喜 中
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    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P5/00Pumping cooling-air or liquid coolants
    • F01P5/02Pumping cooling-air; Arrangements of cooling-air pumps, e.g. fans or blowers
    • F01P5/04Pump-driving arrangements
    • F01P5/043Pump reversing arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンを始動した後に、ファン駆動用の伝
動ベルトに対する張り具合が適正でない駆動状態でファ
ンを駆動する状態が継続されるといった不都合を回避し
ながら、エンジンを始動させる毎にその都度、上記した
ような切換え動作を行う必要がない作業車のエンジン冷
却装置を提供する。 【解決手段】 電動モータ24にてテンション操作体1
6を移動させて間欠的に正転状態と逆転状態とにラジエ
ータ用のファン9の駆動状態を切り換え操作するように
構成され、エンジン5が作動を停止するときに正転状態
であるか否かを記憶手段に記憶させ、エンジン始動時に
おいて、記憶手段にて正転状態であることが記憶されて
いれば、その正転状態をそのまま維持させ、且つ、正転
状態でないことが記憶されていれば、テンション操作体
6を逆転状態に切り換えた後に正転状態になるまで移動
させるべく電動モータ24の作動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンバイ
ン等の作業車におけるエンジン冷却装置に関わり、詳し
くは、除塵部を通して外気が吸入される正転状態と、逆
向きに空気が流れる逆転状態とにラジエータ用のファン
の駆動状態を切り換え操作自在なベルト伝動装置と、前
記ベルト伝動装置に備えられたテンション操作体を正転
操作側に移動させて伝動ベルトに緊張力を付与すること
により前記正転状態に切り換え、且つ、前記テンション
操作体を逆転操作側に移動させて前記伝動ベルトに緊張
力を付与することにより前記逆転状態に切り換える駆動
手段と、前記正転状態への切り換えにおいて、前記駆動
手段による前記正転操作側への前記テンション操作体の
移動操作が終了して前記伝動ベルトに対する張り具合が
適正な状態になっている前記正転状態であるか否かを検
出する正転状態検出手段と、前記逆転状態への切り換え
において、前記駆動手段による前記逆転操作側への前記
テンション操作体の移動操作が終了して前記伝動ベルト
に対する張り具合が適正な状態になっている前記逆転状
態であるか否かを検出する逆転状態検出手段と、前記正
転状態と前記逆転状態とに間欠的に切り換えられるよう
に、前記正転状態検出手段及び前記逆転状態検出手段の
検出情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御する制
御手段とが設けられた作業車のエンジン冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記構成の作業車のエンジン冷却装置
は、設定時間間隔おきに間欠的に前記ラジエータ用のフ
ァンを逆転駆動させるように自動制御することにより、
除塵部に付着堆積した塵埃を吹き飛ばすようにして、塵
埃の発生が多いこの種の作業車であっても、除塵部が短
期間で目詰まりすることを防止するようにしたものであ
る。このような構成において、従来、ラジエータ用のフ
ァンの駆動状態を正転状態と逆転状態とに切り換える構
成としては、例えば、特開平11−36862号公報に
開示されているように、前記テンション操作体として、
ファンの回転軸に回動自在に支持された切換部材に一対
のプーリが支持される状態で設けられるとともに、これ
らの各プーリ及びファンの駆動プーリにわたりファン回
動用の伝動ベルトが巻回され、更に、駆動手段としての
電動モータにより、前記切換部材を前記回動軸軸芯周り
で揺動操作させることにより一対のプーリを一体的に移
動操作させて、エンジンにて駆動されるエンジン駆動ベ
ルトの内周面又は外周面に選択的に圧接させることによ
り、ファンを前記正転状態と前記逆転状態とに切り換え
操作するように構成したものが実用化されている。
【0003】ところで、上記構成のエンジン冷却装置に
おいて、前記正転状態であるか否かを検出する正転状態
検出手段、及び、前記逆転状態であるか否かを検出する
逆転状態検出手段としては、次のような構成となってい
た。
【0004】前記切換部材の揺動操作位置を検出するポ
テンショメータ式の操作位置センサが設けられ、正転状
態から逆転状態へ、又は、逆転状態から正転状態へ切り
換える場合、電動モータによる切り換え動作を実行した
ときに、揺動操作に伴って、前記操作位置センサの検出
値が正転域から逆転域に、又は、逆転域から正転域に変
化することになるが、その検出値が変化しなくなると、
移動操作が終了して伝動ベルトに対する張り具合が適正
な状態になったものと判断して、電動モータの駆動を停
止させるようにしていた。尚、逆転状態や正転状態にお
ける電動モータの操作位置はベルトの緊張力の調節具合
により変化するので、操作位置センサによる正転状態や
逆転状態の判別領域である正転領域や逆転領域は、例え
ば、図11に示すように、所定の幅を有するものとなっ
ている。
【0005】そして、この種の作業車では、作業終了に
伴ってエンジンを停止させるためにメインスイッチを切
り操作すると、上記したような電動モータ等に対する電
力供給も停止される構成となっているが、このようにエ
ンジンを停止させた場合、前記テンション操作体が移動
途中で停止してしまうことがある。そうすると、次回、
エンジンを始動した時に、例えば正転状態への切り換え
途中で停止していることが考えられ、このとき、前記操
作位置センサの検出値が正転域に入っていても、伝動ベ
ルトに対する張り具合が適正な状態になっていないこと
が考えられる。
【0006】そこで、従来では、エンジンを始動した直
後に、前記操作位置センサの検出情報に基づいてテンシ
ョン操作体が逆転側領域、具体的には、操作位置センサ
の検出値が図11に示す中間位置Xよりも逆転側の範囲
にあることが検出されれば、正転状態に戻すように電動
モータを作動させるとともに、前記操作位置センサの検
出情報に基づいてテンション操作体が正転側領域、具体
的には、操作位置センサの検出値が図11に示す中間位
置Xよりも正転側の範囲にあることが検出されれば、移
動途中であるか否かに関わらず、張り具合が適正な正転
状態に操作されていても、一度、逆転状態に切り換え操
作した後に、再度、正転状態に戻すように電動モータを
作動させる初期切換え動作を実行する構成となってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成は、次の
ような不都合を未然に回避しようとしたものである。つ
まり、メインスイッチを切り操作してエンジンを停止さ
せたときに、電動モータによる切換え作動が実行されて
いる途中であり、テンション操作体による伝動ベルトに
対するベルトの張り具合が適正な状態にまで至っていな
い場合であっても、前記操作角センサの検出値が正転領
域に入っていれば、次回、メインスイッチを入り操作し
てエンジンを始動させた場合に、制御装置は、テンショ
ン操作体による切り換えが正常に行われたものとして、
そのままの状態が継続されてしまうおそれがある。そう
すると、伝動ベルトによる伝動が良好に行われず、エン
ジン冷却性能が低下してしまうといった不都合が生じる
ので、このような不都合を未然に回避しようとしたもの
である。しかし、上記従来構成においては、前記テンシ
ョン操作体が確実に前記正転状態に切り換えられている
状態であっても、操縦者がエンジンを始動させる毎に、
上記したように、一旦、逆転状態に切り換えた後に再
度、正転状態に戻すといった煩わしい操作を実行する必
要があり、この点で改善の余地があった。
【0008】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、エンジンを始動した後に、ファン
駆動用の伝動ベルトに対する張り具合が適正でない駆動
状態でファンを駆動する状態が継続されるといった不都
合を回避しながら、エンジンを始動させる毎にその都
度、上記したような切換え動作を行う必要がない作業車
のエンジン冷却装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、除塵部を通して外気が吸入される正転状態
と、逆向きに空気が流れる逆転状態とにラジエータ用の
ファンの駆動状態を切り換え操作自在なベルト伝動装置
と、前記ベルト伝動装置に備えられたテンション操作体
を正転操作側に移動させて伝動ベルトに緊張力を付与す
ることにより前記正転状態に切り換え、且つ、前記テン
ション操作体を逆転操作側に移動させて前記伝動ベルト
に緊張力を付与することにより前記逆転状態に切り換え
る駆動手段と、前記正転状態への切り換えにおいて、前
記駆動手段による前記正転操作側への前記テンション操
作体の移動操作が終了して前記伝動ベルトに対する張り
具合が適正な状態になっている前記正転状態であるか否
かを検出する正転状態検出手段と、前記逆転状態への切
り換えにおいて、前記駆動手段による前記逆転操作側へ
の前記テンション操作体の移動操作が終了して前記伝動
ベルトに対する張り具合が適正な状態になっている前記
逆転状態であるか否かを検出する逆転状態検出手段と、
前記正転状態と前記逆転状態とに間欠的に切り換えられ
るように、前記正転状態検出手段及び前記逆転状態検出
手段の検出情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御
する制御手段とが設けられた作業車のエンジン冷却装置
において、前記制御手段は、エンジンが作動を停止する
ときに前記正転状態であるか否かを記憶手段に記憶させ
るように構成され、エンジン始動時において、前記記憶
手段にて前記正転状態であることが記憶されていれば、
その正転状態をそのまま維持させ、且つ、前記正転状態
でないことが記憶されていれば、前記テンション操作体
を前記逆転状態に切り換えた後に前記正転状態になるま
で移動させるべく前記駆動手段の作動を制御するように
構成されている。
【0010】上記構成によれば、エンジンが作動を停止
するときに前記正転状態であるか否かについての情報が
記憶手段に記憶されることになる。そして、次回のエン
ジン始動時に、記憶手段にて正転状態であることが記憶
されていれば、テンション操作体による伝動ベルトに対
する張り具合が適正な状態になっており、そのままエン
ジンを始動させてもファンは適正な駆動状態で回転する
ことになるので、その正転状態をそのまま維持させるの
である。そして、記憶手段にて正転状態でないことが記
憶されていれば、このときは、テンション操作体が正転
状態又は逆転状態に切り換えられる途中位置にあり、伝
動ベルトに対する張り具合が適正な状態になっているお
それもあるので、前記テンション操作体を前記逆転状態
に切り換えた後に前記正転状態になるまで移動させるべ
く前記駆動手段の作動を制御することになる。
【0011】尚、上記ラジエータ用のファンはエンジン
の冷却機能を発揮するため正転状態で駆動するのが通常
の使用形態であることから、逆転状態で駆動される時間
や切換え動作の時間に比べて正転状態で駆動される時間
が長くなり、エンジン停止時には正転状態で停止する場
合が多く、正転状態でない場合は少ないと考えられ、上
述したような切換え動作が実行される確率は小さいと考
えられる。
【0012】従って、メインスイッチが切り操作された
ときに、テンション操作体がどのような操作状態で停止
しても、エンジンを始動した後には、常に正転状態に切
り換えた状態でファンが駆動されることになり、ファン
駆動用の伝動ベルトに対する張り具合が適正でない駆動
状態でファンを駆動する状態が継続されるといった不都
合を回避することができ、しかも、正転状態でないこと
が記憶されているときだけ、上記したような切換え動作
を実行すればよく、エンジンを始動させる毎にその都
度、上記したような切換え動作を行う必要がない作業車
のエンジン冷却装置を提供できるに至った。
【0013】請求項2に記載の特徴構成によれば、除塵
部を通して外気が吸入される正転状態と、逆向きに空気
が流れる逆転状態とにラジエータ用のファンの駆動状態
を切り換え操作自在なベルト伝動装置と、前記ベルト伝
動装置に備えられたテンション操作体を正転操作側に移
動させて伝動ベルトに緊張力を付与することにより前記
正転状態に切り換え、且つ、前記テンション操作体を逆
転操作側に移動させて前記伝動ベルトに緊張力を付与す
ることにより前記逆転状態に切り換える駆動手段と、前
記正転状態への切り換えにおいて、前記駆動手段による
前記正転操作側への前記テンション操作体の移動操作が
終了して前記伝動ベルトに対する張り具合が適正な状態
になっている前記正転状態であるか否かを検出する正転
状態検出手段と、前記逆転状態への切り換えにおいて、
前記駆動手段による前記逆転操作側への前記テンション
操作体の移動操作が終了して前記伝動ベルトに対する張
り具合が適正な状態になっている前記逆転状態であるか
否かを検出する逆転状態検出手段と、前記正転状態と前
記逆転状態とに間欠的に切り換えられるように、前記正
転状態検出手段及び前記逆転状態検出手段の検出情報に
基づいて、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とが
設けられた作業車のエンジン冷却装置において、前記駆
動手段が電気式アクチュエータにて構成されるととも
に、各部への電源供給を入り切りするメインスイッチが
切り操作されるに伴って作動開始して、エンジンへの燃
料供給を停止させる電気式の燃料供給停止手段が備えら
れ、前記制御手段は、前記メインスイッチが切り操作さ
れたときに、前記正転状態であればその正転状態をその
まま維持させ、且つ、前記正転状態でなければ、前記メ
インスイッチが切り操作されるに伴って作動開始する前
記燃料供給停止手段の作動時間中において、前記テンシ
ョン操作体を前記逆転状態に切り換えた後に前記正転状
態になるまで移動させるべく前記駆動手段の作動を制御
するように構成されている。
【0014】上記構成によれば、メインスイッチが切り
操作されると、電気式の燃料供給停止手段が作動開始し
てエンジンへの燃料供給を停止させ、その作動が終了し
た後は電源供給が停止されることになる。そして、メイ
ンスイッチが切り操作されたときに前記正転状態であれ
ばその正転状態をそのまま維持させ、前記正転状態でな
ければ、メインスイッチが切り操作されるに伴って作動
開始する燃料供給停止手段の作動時間中において、つま
り、燃料供給停止手段にその作動期間中だけ供給される
電力を利用して、電気式アクチュエータにて構成される
駆動手段により、テンション操作体を逆転状態に切り換
えた後に正転状態になるまで移動させる切換え操作を実
行するのである。
【0015】尚、上記ラジエータ用のファンはエンジン
の冷却機能を発揮するため正転状態で駆動するのが通常
の使用形態であることから、逆転状態で駆動される時間
や切換え動作の時間に比べて正転状態で駆動される時間
が長くなり、エンジン停止時には正転状態で停止する場
合が多く、正転状態でない場合は少ないと考えられ、上
述したような切換え動作が実行される確率は小さいと考
えられる。
【0016】従って、メインスイッチが切り操作される
ときにテンション操作体がどのような操作位置で停止し
ようとしても、作業終了後には常に正転状態に切り換え
られた状態となっており、次回の作業においてエンジン
を始動した後には、常に正転状態に切り換えた状態でフ
ァンが駆動されることになり、ファン駆動用の伝動ベル
トに対する張り具合が適正でない駆動状態でファンを駆
動する状態が継続されるといった不都合を回避すること
ができ、エンジンを始動させる毎に上記したような切換
え動作を行う必要がない作業車のエンジン冷却装置を提
供できるに至った。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る作業車のエン
ジン冷却装置について、作業車の一例としてコンバイン
を例に図面に図面に基づいて説明する。図1に示すよう
に、左右一対のクローラ式の走行装置1を備えた機体の
後部に脱穀装置2を、機体の前部に刈取部3を夫々備
え、刈取部3の後部右側に運転部4を配置して、作業車
としての作物の刈取収穫用のコンバインを構成してい
る。
【0018】図2に示すように、運転部4に設けた操縦
席7の下方に配置したボンネット6内に、エンジン5
と、そのエンジン5の冷却用のラジエータ8と、ラジエ
ータ用のファン9とを設置している。また、ボンネット
6の横側面に設けた外気との連通口には、その全面を覆
う状態で除塵部としての防塵網20を設けている。
【0019】前記ラジエータ8用のファン9は、防塵網
20を通して外気が吸入される正転状態と、逆向きに空
気が流れる逆転状態とに操作自在なベルト伝動装置を介
してエンジン5の動力が伝えられる構成となっている。
前記ベルト伝動装置は、図3及び図5に示すように、エ
ンジン5の側面に支持された回転軸10にプーリ11が
取付けられ、このプーリ11と、エンジン5の出力プー
リ12と、オルタネータ13の入力プーリ13aとに亘
って第1伝動ベルト14が巻回されている。又、オルタ
ネータ13のケース上部の横軸芯P3周りに揺動自在に
支持されたアーム15aの先端に、テンションプーリ1
5が支持され、さらに、アーム15aを第1伝動ベルト
14側に付勢するバネ15bが設けられ、これにより、
テンションプーリ15が常に第1伝動ベルト14の外面
に押圧されて、第1伝動ベルト14に緊張力を付与する
構成となっている。
【0020】三角形の平板状に形成された切換部材16
の1つの角部箇所がボス部を介して回転軸10に揺動自
在に支持されると共に、プーリを2枚重ねたような正転
用プーリ17と、プーリを2枚重ねたような逆転用プー
リ18とが、上記切換部材16の他の2つの角部箇所夫
々に位置する支持軸17a,18aに支持されている。
又、前記ファン9の基部がベアリングを介して回転軸1
0のプーリ11に相対回転自在に支持されると共に、フ
ァン9の基部に入力プーリ9aが取り付けられ、この入
力プーリ9aと切換部材16の正転用プーリ17及び逆
転用プーリ18に亘って第2伝動ベルト19が巻回され
ている。
【0021】図5、図6に示すように、正転用プーリ1
7を支持する支持軸17aは切換部材16に固定される
一方、逆転用プーリ18の支持軸18aは、ボルト21
及びブラケット22により切換部材16に形成した長孔
16aに沿って位置調節並びに固定自在に支持されてお
り、正転用及び逆転用プーリ17,18の間隔を微調節
できるように構成している。
【0022】以上の構造において、図3に示すように、
出力プーリ12がエンジン5の作動に伴って回転して、
第1伝動ベルト14が図の矢印の方向に常時回動する状
態で駆動されている。そして、切換部材16を図3に示
す正転位置A(正転状態に相当)に揺動操作すると、正
転用プーリ17が第1伝動ベルト14の内面に押圧さ
れ、第1伝動ベルト14の動力が正転用プーリ17及び
第2伝動ベルト19を介して、入力プーリ9aに正転用
動力として伝達され、ファン9及び入力プーリ9aが図
3に示す時計周り方向に正転駆動される。このようにフ
ァン9が正転駆動される状態において、図2の実線の矢
印に示すようにファン9の吸引作用により外気が冷却風
として、ボンネット6の防塵網20からラジエータ8を
通りエンジン5側に流れる通常の通風状態になる。
【0023】逆に、切換部材16を図4に示す逆転位置
B(逆転状態に相当)に揺動操作すると、逆転用プーリ
18が第1伝動ベルト14の外面に押圧されて、第1伝
動ベルト14の動力が逆転用プーリ18及び第2伝動ベ
ルト19を介して、入力プーリ9aに逆転用動力として
伝達され、ファン9及び入力プーリ9aが図4に示す反
時計周り方向に逆転駆動される。このようにファン9が
逆転駆動される状態において、図2の二点鎖線の矢印に
示すようにファン9の吹き出し作用により空気が前述と
は逆に流れて、ラジエータ8の表面及び防塵網20(特
に下側)に付着したゴミ等が吹き飛ばされる。
【0024】次に、前記切換部材16の揺動操作構造に
ついて説明する。図2、図5及び図7に示すように、前
記切換部材16の上方側に離間させて位置する状態でボ
ンネット6に連設される支持板30に電動モータ24が
固定状態で取り付けられており、この電動モータ24に
て駆動される小径の出力ギア24aが噛合って駆動され
る大径の駆動ギア31が、支持板30に固定された固定
軸32にその軸芯P1周りで回動自在に支持される状態
で設けられている。そして、この駆動ギア31の横一面
にはその駆動ギア31と一体的に回動する回動操作部材
23が取り付けられている。
【0025】一方、切換部材16と一体的に回動する状
態で略扇形状の巻き取り部材25が設けられており、一
端側が回動操作部材23に設けたピン23aに接続され
たワイヤ26の他端側が巻き取り部材25に設けたピン
25aに接続されている。巻き取り部材25には、切換
部材16の揺動操作に伴ってワイヤ26が回転軸10の
外周部を円弧状に迂回すべく巻き取り状態で案内するワ
イヤ案内部25bが形成されている。又、回動操作部材
23においてワイヤ接続用のピン23aとは周方向に離
間した個所に設けられたピン23bと切換部材16の揺
動端側個所に設けたピン16aとに亘ってコイルバネ2
7が張設されている。
【0026】このような構成において、電動モータ24
を駆動して、回動操作部材23を正転位置側、つまり、
図4において時計周り方向に回動操作すると、前記コイ
ルバネ27を介して切換部材16が連動して時計周り方
向に回動操作されることになる。このとき、電動モータ
24は第1伝動ベルト14の張力による反力に抗して回
動操作することになる。そして、図7に示すように切換
部材16が正転位置Aに対応する角度に位置して、第1
伝動ベルト14に対する張り具合が適正な状態になって
いる正転状態になると、ピン23bがデッドポイントを
乗り越えて、ベルト14の張力によるコイルバネ27を
介して加わる引っ張り力がそれまでとは逆方向、つま
り、電動モータ24による回動操作方向に作用する状態
に切り換わり、電動モータ24が作動停止して、その状
態が保持されることになる。尚、電動モータ24は、内
部にウォームギア減速機構を内蔵しており、電動モータ
の回転作動を停止させた後に、第1伝動ベルト14の張
力により駆動ギア31側から回転力が作用しても、その
回転が阻止される構成となっている。
【0027】次に、電動モータ24により回動操作部材
23を反時計周り方向に約180°回転駆動すると、ワ
イヤ26が引き操作されて、切換部材16も反時計周り
方向に揺動し、切換部材16が逆転位置Bに揺動操作さ
れる。そして、図8に示すように、切換部材16が逆転
位置に対応する角度に位置して、第1伝動ベルト14に
対する張り具合が適正な状態になっている逆転状態にな
ると、ピン23aがデッドポイントを乗り越えて、ベル
ト14の張力によるワイヤ26を介して加わる引っ張り
力がそれまでとは逆方向、つまり、電動モータ24によ
る回動操作方向に作用する状態に切り換わり、電動モー
タ24が作動停止してその状態が保持されることにな
る。
【0028】この場合に、切換部材16を正転位置Aか
ら逆転位置Bに揺動操作すると、切換部材16の揺動に
伴ってバネ27が切換部材16側に引き操作されること
になるが、これと同時にバネ27が接続される回動操作
部材23のピン23aも切換部材16側に移動するの
で、切換部材16の正転位置Aから逆転位置Bへの揺動
操作に対してバネ27が大きな抵抗になることはない。
このようにして、前記電動モータ24を正逆方向に回動
操作することで、前記正転状態と逆転状態とを交互に切
り換えることができるのである。従って、上記したよう
な切換部材16がテンション操作体として機能するので
あり、前記電動モータ24が、除塵部としての防塵網2
0を通して外気が吸入される正転状態と逆向きに空気が
流れる逆転状態とにラジエータ8用のファン9を切換駆
動する駆動手段として機能する。
【0029】図3に示すように、オルタネータ13の下
方側個所に位置させて、前記切換部材16の揺動操作位
置を検出するポテンショメータ型の操作位置センサ35
が設けられている。この操作位置センサ35は、センサ
本体35aに横軸芯P2周りで揺動操作自在に設けられ
る操作アーム35bの揺動端側と前記切換部材16の揺
動端側個所との間をリンク36で連動連係させて切換部
材の揺動操作位置に応じたアナログデータが出力される
ように構成されている。
【0030】そして、図9に示すように、前記電動モー
タ24の作動を制御する制御手段としてのマイクロコン
ピュータ利用の制御装置37が設けられており、この制
御装置37は、操作位置センサ35の検出情報に基づい
て前記正転状態と前記逆転状態とに間欠的に切り換えら
れるように電動モータ24の作動を制御するように構成
されている。又、エンジン5の出力回転数を検出する回
転数センサ38と、刈取対象作物が稲であるか麦である
かを指定する作物切換スイッチ39、脱穀装置2に対す
る動力断続用の脱穀クラッチが入り状態であればオンす
る脱穀スイッチ40とが備えられ、それらの情報も制御
装置37に入力される。尚、オン位置に操作すると機体
に搭載される各電気機器に対する電源供給になり、オフ
位置に操作すると各電気機器に対する電源供給を停止す
るとともにエンジン5を停止させ、始動位置に操作する
とエンジン5を始動させるメインスイッチ41が備えら
れており、このメインスイッチ41がオン位置に操作さ
れると、電動モータ24や制御装置37に対して電源が
供給され、オフ位置に操作されると、電動モータ24や
制御装置37に対する電源供給が停止されるとともに、
燃料供給停止手段としての電気操作式の燃料遮断装置4
2を作動させてエンジン5が作動停止するように構成さ
れている。
【0031】前記制御装置37は、刈取作業中、つま
り、メインスイッチ41がオン位置に操作され、エンジ
ン回転数が500rpm以上であり、且つ、脱穀スイッ
チがオンであることが検出されていれば、切換部材16
を正転位置Aに保持してラジエータ8用のファン9を正
転駆動する正転状態を正転用設定時間t1(稲の場合は
約9分間、麦の場合は約3分間)実行した後に、それよ
りも短い逆転用設定時間t2(約10秒間)だけ切換部
材16を正転位置Bに切り換える動作を繰り返して、設
定時間間隔おきに間欠的に前記ラジエータ用のファン9
を逆転駆動させるように自動制御することにより、防塵
網20に付着堆積した塵埃を吹き飛ばすようにしてい
る。
【0032】切換え動作について具体的に説明すると、
先ず、最初は図3に示す正転状態に切り換えられている
ものとする。この状態においては操作位置センサ35の
検出値は、ある値で一定に維持されている。この状態か
ら逆転操作側に電動モータ24を作動させると、図10
に示すように操作位置センサ35の検出値が変化する
が、図8に示すように、切換部材16が逆転位置に対応
する角度に位置して、第1伝動ベルト14に対する張り
具合が適正な状態になっている逆転状態に達すると、切
換部材16はそれ以上操作できないので、操作位置セン
サ35の検出値が変化しなくなる。このような検出値が
変化しない状態が設定時間(数十〜数百msec程度)
継続すると電動モータ24の作動を停止させる。そし
て、そのときの操作位置センサ35の検出値を読み取
り、図11に示すように許容範囲を有する状態で設定さ
れている逆転領域内にあれば、逆転状態に達したものと
判断して作動を終了する。電動モータ24を停止させて
も上述したように切換部材16はその逆転状態が保持さ
れる。
【0033】又、正転状態に切り換える場合においても
同様に、操作位置センサ35の検出値が変化しなくなる
と電動モータ24の作動を停止させ、図11に示すよう
な許容範囲を有する状態で設定されている正転領域内に
あれば、正転状態に達したものと判断して作動を終了す
る。電動モータ24を停止させても上述したように切換
部材16はその正転状態が保持される。従って、制御装
置37における正逆移動操作夫々における判断処理と、
操作位置センサ35とにより、正転状態検出手段及び逆
転状態検出手段が構成されることになる。
【0034】又、前記制御装置37は、上記したような
間欠的な切換え動作に加えて、エンジン5の作動停止
時、及び、エンジン5の始動時に、次のような処理を実
行するように構成されている。つまり、制御装置37
は、エンジン5が作動を停止するときに前記正転状態で
あるか否かを記憶手段としての例えばEEPROM等の
不揮発性のメモリ43に記憶させるように構成され、エ
ンジン始動時において、メモリ43にて前記正転状態で
あることが記憶されていれば、その正転状態をそのまま
維持させ、且つ、前記正転状態でないことが記憶されて
いれば、切換部材を前記逆転状態に切り換えた後に前記
正転状態になるまで移動させるべく電動モータ24の作
動を制御するように構成されている。
【0035】具体的に説明すると、メインスイッチ41
がオン位置からオフ位置に切り換え操作されると、機体
各部の電気機器に対しては電源供給が停止されるのであ
るが、エンジン5を停止させるために、前記オフ位置に
切り換え操作されるに伴って、燃料遮断操作に必要な所
定時間(数秒間)だけ、電気操作式の燃料遮断装置42
に対して電源供給を実行して、その作動を開始させる。
このときの電力を利用して、電動モータ24が作動停止
した状態における操作位置センサ35の検出値に基づい
て、制御装置37が前記正転状態であるか否かを判別し
て、その判別結果をメモリ43に書き込み記憶させるの
である。尚、エンジン5を始動した後には、各部に電源
供給が行われるので、制御装置37がメモリ43の記憶
情報に基づいて上記したような動作を実行することにな
る。
【0036】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、エンジンが作動を停止すると
きに前記正転状態であるか否かを記憶手段(メモリ)に
記憶させ、エンジン始動時において、記憶手段にて正転
状態であることが記憶されていれば、その正転状態をそ
のまま維持させ、且つ、正転状態でないことが記憶され
ていれば、切換部材を逆転状態に切り換えた後に正転状
態になるまで移動させるべく電動モータの作動を制御す
る構成としたが、このような構成に代えて、次のように
構成してもよい。
【0037】前記メインスイッチが切り操作されたとき
に、前記正転状態であればその正転状態をそのまま維持
させ、且つ、前記正転状態でなければ、メインスイッチ
が切り操作されるに伴って作動開始する燃料供給停止手
段としての前記電気操作式の燃料遮断装置の作動時間中
において、前記切換部材を前記逆転状態に切り換えた後
に前記正転状態になるまで移動させるべく前記電動モー
タの作動を制御するように構成してもよい。つまり、デ
ィーゼル形式のエンジンを停止させるために、前記オフ
位置に切り換え操作されるに伴って、燃料遮断操作に必
要な所定時間(数秒間)だけ燃料遮断装置に対して供給
される電力を利用して、電動モータによる切換え作動を
実行する構成である。
【0038】(2)上記実施形態では、除塵部(防塵網
20)を通して吸入される外気の流れ方向において、ラ
ジエータ8よりも下流側にファン9を配置したが、これ
以外に、例えば、ラジエータ8の上流側にファン9を配
置してもよい。
【0039】(3)上記実施形態では、ラジエータ用の
ファン9を正転状態と逆転状態とに切換自在なベルト伝
動装置として、常時駆動される駆動側の伝動ベルトが一
つであり、正転用プーリ17と逆転用プーリ18とがベ
ルトの内周面と外周面とに択一的に押圧させて正転状態
と逆転状態とに切り換える構成としたが、このような構
成に代えて、例えば、正転駆動軸とラジエータ用のファ
ンの回転軸とにわたり正転用の伝動ベルトが巻回される
とともに、逆転駆動軸とラジエータ用のファンの回転軸
とにわたり逆転用の伝動ベルトが巻回され、前記テンシ
ョン操作体が、前記正転用の伝動ベルトに押圧する正転
状態と、前記逆転用の伝動ベルトに押圧する逆転状態と
に切り換え操作されるような構成とする等、ベルト伝動
装置の構成は各種変更して実施してもよい。
【0040】(4)上記実施形態では、作業車が刈取作
業車である場合について説明したが、これ以外の農作業
用の作業車や、土木・建設用の作業車等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインのボンネット付近の縦断正面図
【図3】正転状態におけるベルト伝動装置の側面図
【図4】逆転状態におけるベルト伝動装置の側面図
【図5】ベルト伝動装置の縦断正面図
【図6】逆転用プーリの支持構造を示す断面図
【図7】正転状態におけるベルト伝動装置の要部を示す
正面図
【図8】逆転状態におけるベルト伝動装置の要部を示す
正面図
【図9】制御構成のブロック図
【図10】操作位置センサの検出値の変化を示すタイム
チャート
【図11】操作位置センサの検出範囲を示す図
【符号の説明】
8 ラジエータ 9 ファン 14 伝動ベルト 16 テンション操作体 20 除塵部 24 駆動手段 37 制御手段 41 メインスイッチ 42 燃料供給停止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 珠喜 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B074 AA01 AB01 AC02 AD01 BA06 CD05 CD10 DA02 DB04 DC01 DD03 DF08 EA13 EB13 EC01 FA10 GB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除塵部を通して外気が吸入される正転状
    態と、逆向きに空気が流れる逆転状態とにラジエータ用
    のファンの駆動状態を切り換え操作自在なベルト伝動装
    置と、 前記ベルト伝動装置に備えられたテンション操作体を正
    転操作側に移動させて伝動ベルトに緊張力を付与するこ
    とにより前記正転状態に切り換え、且つ、前記テンショ
    ン操作体を逆転操作側に移動させて前記伝動ベルトに緊
    張力を付与することにより前記逆転状態に切り換える駆
    動手段と、 前記正転状態への切り換えにおいて、前記駆動手段によ
    る前記正転操作側への前記テンション操作体の移動操作
    が終了して前記伝動ベルトに対する張り具合が適正な状
    態になっている前記正転状態であるか否かを検出する正
    転状態検出手段と、 前記逆転状態への切り換えにおいて、前記駆動手段によ
    る前記逆転操作側への前記テンション操作体の移動操作
    が終了して前記伝動ベルトに対する張り具合が適正な状
    態になっている前記逆転状態であるか否かを検出する逆
    転状態検出手段と、 前記正転状態と前記逆転状態とに間欠的に切り換えられ
    るように、前記正転状態検出手段及び前記逆転状態検出
    手段の検出情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御
    する制御手段とが設けられた作業車のエンジン冷却装置
    であって、 前記制御手段は、 エンジンが作動を停止するときに前記正転状態であるか
    否かを記憶手段に記憶させるように構成され、 エンジン始動時において、前記記憶手段にて前記正転状
    態であることが記憶されていれば、その正転状態をその
    まま維持させ、 且つ、前記正転状態でないことが記憶されていれば、前
    記テンション操作体を前記逆転状態に切り換えた後に前
    記正転状態になるまで移動させるべく前記駆動手段の作
    動を制御するように構成されている作業車のエンジン冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 除塵部を通して外気が吸入される正転状
    態と、逆向きに空気が流れる逆転状態とにラジエータ用
    のファンの駆動状態を切り換え操作自在なベルト伝動装
    置と、 前記ベルト伝動装置に備えられたテンション操作体を正
    転操作側に移動させて伝動ベルトに緊張力を付与するこ
    とにより前記正転状態に切り換え、且つ、前記テンショ
    ン操作体を逆転操作側に移動させて前記伝動ベルトに緊
    張力を付与することにより前記逆転状態に切り換える駆
    動手段と、 前記正転状態への切り換えにおいて、前記駆動手段によ
    る前記正転操作側への前記テンション操作体の移動操作
    が終了して前記伝動ベルトに対する張り具合が適正な状
    態になっている前記正転状態であるか否かを検出する正
    転状態検出手段と、 前記逆転状態への切り換えにおいて、前記駆動手段によ
    る前記逆転操作側への前記テンション操作体の移動操作
    が終了して前記伝動ベルトに対する張り具合が適正な状
    態になっている前記逆転状態であるか否かを検出する逆
    転状態検出手段と、 前記正転状態と前記逆転状態とに間欠的に切り換えられ
    るように、前記正転状態検出手段及び前記逆転状態検出
    手段の検出情報に基づいて、前記駆動手段の作動を制御
    する制御手段とが設けられた作業車のエンジン冷却装置
    であって、 前記駆動手段が電気式アクチュエータにて構成されると
    ともに、各部への電源供給を入り切りするメインスイッ
    チが切り操作されるに伴って作動開始して、エンジンへ
    の燃料供給を停止させる電気式の燃料供給停止手段が備
    えられ、 前記制御手段は、 前記メインスイッチが切り操作されたときに、前記正転
    状態であればその正転状態をそのまま維持させ、且つ、
    前記正転状態でなければ、前記メインスイッチが切り操
    作されるに伴って作動開始する前記燃料供給停止手段の
    作動時間中において、前記テンション操作体を前記逆転
    状態に切り換えた後に前記正転状態になるまで移動させ
    るべく前記駆動手段の作動を制御するように構成されて
    いる作業車のエンジン冷却装置。
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