JP2001260357A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動板の変位量を低下することなく圧電素子
の絶縁破壊を防止したインクジェット式記録ヘッド及び
インクジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 ノズル開口に連通する圧力発生室12
と、この圧力発生室12に対応する領域に振動板を介し
て設けられた下電極60、圧電体層70及び上電極80
からなる圧電素子300とを備えるインクジェット式記
録ヘッドにおいて、前記圧電素子300の外周面に絶縁
体からなる保護膜100を有し、且つ該保護膜100
は、前記圧電素子300の上面の主要部に対向する領域
に他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部100aを有するこ
とにより、圧電体層70の絶縁破壊が防止され且つ圧電
素子の駆動による振動板の変位が阻害されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部に振動板を介
して圧電素子を形成して、圧電素子の変位によりインク
滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド及びインク
ジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子が軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな薄膜技術及びリソグラフィ法により製造した圧電素
子では、圧電素子に電圧を印加して駆動を繰り返すと絶
縁破壊が発生するという問題がある。この絶縁破壊は、
圧電体層と上電極膜又は下電極膜との境界部分で起こり
易く、特に圧力発生室の端部近傍に対向する領域で起こ
り易い。
【0008】また、この絶縁破壊の原因として湿度の影
響が考えられ、その対策として圧電素子全体を保護膜で
覆った構造が提案されているが、この構造では絶縁破壊
は防止できるものの圧電素子の駆動による振動板の変位
量が低下するという問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み、振動板の
変位量を低下することなく圧電素子の絶縁破壊を防止し
たインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記
録装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室
と、この圧力発生室に対応する領域に振動板を介して設
けられた下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子
とを備えるインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記
圧電素子の外周面に絶縁体からなる保護膜を有し、且つ
該保護膜は、前記圧電素子の上面の主要部に対向する領
域に他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部を有することを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0011】かかる第1の態様では、圧電素子が保護膜
によって覆われているため圧電体層の絶縁破壊が防止さ
れ、且つ圧電素子の上面の主要部に対向する領域の保護
膜が、他の領域よりも膜厚が薄い薄膜部となっているた
め、圧電素子の駆動による振動板の変形が阻害されな
い。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記保護膜は、前記圧力発生室に対向する領域で前
記圧電素子の幅方向外側の前記振動板上まで延設され、
この領域の膜厚が前記薄膜部よりも膜厚の厚いことを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0013】かかる第2の態様では、圧電素子の幅方向
外側の振動板、いわゆる振動板の腕部の剛性が増加する
ため、圧電素子の駆動による振動板の破壊が防止され
る。
【0014】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記圧電素子はその幅が前記上電極側に向か
って徐々に狭くなるようにパターニングされて、当該圧
電素子の外周面が傾斜面となっていることを特徴とする
インクジェット式記録ヘッドにある。
【0015】かかる第3の態様では、圧電素子の外周面
が傾斜面となっているので、圧電素子の外周面に保護膜
を比較的容易に形成することができる。
【0016】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、前記保護膜がスパッタリング法によって形成されて
いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0017】かかる第4の態様では、圧電素子の外周面
に保護膜を比較的容易に形成することができる。
【0018】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
において、前記保護膜が、酸化膜からなることを特徴と
するインクジェット式記録ヘッドにある。
【0019】かかる第5の態様では、より確実に圧電体
層の絶縁破壊が防止される。
【0020】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記圧力発生室がシリコン単結晶基板
に異方性エッチングにより形成され、前記圧電素子の各
層が成膜及びリソグラフィ法により形成されたものであ
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0021】かかる第6の態様では、高密度のノズル開
口を有するインクジェット式記録ヘッドを大量に且つ比
較的容易に製造することができる。
【0022】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様のインクジェット式記録ヘッドを具備することを
特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0023】かかる第7の態様では、ヘッドの信頼性を
向上したインクジェット式記録装置を実現することがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0025】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、平面図及びその1つの圧力発生室の長
手方向における断面構造を示す図である。
【0026】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなる。流路形成基板10としては、通常、150〜3
00μm程度の厚さのものが用いられ、望ましくは18
0〜280μm程度、より望ましくは220μm程度の
厚さのものが好適である。これは、隣接する圧力発生室
間の隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を高くできるから
である。
【0027】流路形成基板10の一方の面は開口面とな
り、他方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリ
コンからなる、厚さ0.1〜2μmの弾性膜50が形成
されている。
【0028】一方、流路形成基板10の開口面には、シ
リコン単結晶基板を異方性エッチングすることにより、
ノズル開口11、圧力発生室12が形成されている。
【0029】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0030】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。なお、弾性膜50は、シ
リコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵さ
れる量がきわめて小さい。
【0031】一方、各圧力発生室12の一端に連通する
各ノズル開口11は、圧力発生室12より幅狭で且つ浅
く形成されている。すなわち、ノズル開口11は、シリ
コン単結晶基板を厚さ方向に途中までエッチング(ハー
フエッチング)することにより形成されている。なお、
ハーフエッチングは、エッチング時間の調整により行わ
れる。
【0032】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口11の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口11は数十μmの溝幅で精度よく形成する必要
がある。
【0033】また、各圧力発生室12と後述する共通イ
ンク室31とは、後述する封止板20の各圧力発生室1
2の一端部に対応する位置にそれぞれ形成されたインク
供給連通口21を介して連通されており、インクはこの
インク供給連通口21を介して共通インク室31から供
給され、各圧力発生室12に分配される。
【0034】封止板20は、前述の各圧力発生室12に
対応したインク供給連通口21が穿設された、厚さが例
えば、0.1〜1mmで、線膨張係数が300℃以下
で、例えば2.5〜4.5[×10-6/℃]であるガラ
スセラミックスからなる。なお、インク供給連通口21
は、図3(a),(b)に示すように、各圧力発生室1
2のインク供給側端部の近傍を横断する一つのスリット
孔21Aでも、あるいは複数のスリット孔21Bであっ
てもよい。封止板20は、一方の面で流路形成基板10
の一面を全面的に覆い、シリコン単結晶基板を衝撃や外
力から保護する補強板の役目も果たす。また、封止板2
0は、他面で共通インク室31の一壁面を構成する。
【0035】共通インク室形成基板30は、共通インク
室31の周壁を形成するものであり、ノズル開口数、イ
ンク滴吐出周波数に応じた適正な厚みのステンレス板を
打ち抜いて作製されたものである。本実施形態では、共
通インク室形成基板30の厚さは、0.2mmとしてい
る。
【0036】インク室側板40は、ステンレス基板から
なり、一方の面で共通インク室31の一壁面を構成する
ものである。また、インク室側板40には、他方の面の
一部にハーフエッチングにより凹部40aを形成するこ
とにより薄肉壁41が形成され、さらに、外部からのイ
ンク供給を受けるインク導入口42が打抜き形成されて
いる。なお、薄肉壁41は、インク滴吐出の際に発生す
るノズル開口11と反対側へ向かう圧力を吸収するため
のもので、他の圧力発生室12に、共通インク室31を
経由して不要な正又は負の圧力が加わるのを防止する。
本実施形態では、インク導入口42と外部のインク供給
手段との接続時等に必要な剛性を考慮して、インク室側
板40を0.2mmとし、その一部を厚さ0.02mm
の薄肉壁41としているが、ハーフエッチングによる薄
肉壁41の形成を省略するために、インク室側板40の
厚さを初めから0.02mmとしてもよい。
【0037】一方、流路形成基板10の開口面とは反対
側の弾性膜50の上には、厚さが例えば、約0.2〜
0.5μmの下電極膜60と、厚さが例えば、約1μm
の圧電体層70と、厚さが例えば、約0.02μmの上
電極膜80とが、後述するプロセスで積層形成されて、
圧電素子300を構成している。ここで、圧電素子30
0は、下電極膜60、圧電体層70、及び上電極膜80
を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れ
か一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層
70を各圧力発生室12毎にパターニングして構成す
る。そして、ここではパターニングされた何れか一方の
電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の
印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部320
という。本実施形態では、下電極膜60は圧電素子30
0の共通電極とし、上電極膜80を圧電素子300の個
別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆
にしても支障はない。何れの場合においても、各圧力発
生室毎に圧電体能動部が形成されていることになる。ま
た、ここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の
駆動により変位が生じる弾性膜とを合わせて圧電アクチ
ュエータと称する。なお、上述した例では、弾性膜50
及び下電極膜60が振動板として作用するが、下電極膜
が弾性膜を兼ねるようにしてもよい。
【0038】また、詳しくは後述するが、本実施形態で
は、圧電素子300の外周面に絶縁体からなる保護膜1
00を有し、圧電体層70の絶縁破壊を防止している。
【0039】ここで、シリコン単結晶基板からなる流路
形成基板10上に、圧電素子300等を形成するプロセ
スを図4及び図5を参照しながら説明する。なお、図4
は、圧力発生室12の長手方向の断面図であり、図5
は、圧力発生室12の幅方向の断面図である。
【0040】図4(a)に示すように、まず、流路形成
基板10となるシリコン単結晶基板のウェハを約110
0℃の拡散炉で熱酸化して二酸化シリコンからなる弾性
膜50を形成する。
【0041】次に、図4(b)に示すように、スパッタ
リングで下電極膜60を形成する。この下電極膜60の
材料としては、白金等が好適である。これは、スパッタ
リング法やゾル−ゲル法で成膜する後述の圧電体層70
は、成膜後に大気雰囲気下又は酸素雰囲気下で600〜
1000℃程度の温度で焼成して結晶化させる必要があ
るからである。すなわち、下電極膜60の材料は、この
ような高温、酸化雰囲気下で導電性を保持できなければ
ならず、殊に、圧電体層70としてチタン酸ジルコン酸
鉛(PZT)を用いた場合には、酸化鉛の拡散による導
電性の変化が少ないことが望ましく、これらの理由から
白金が好適である。
【0042】次に、図4(c)に示すように、下電極膜
60を所定の形状にパターニングする。すなわち、下電
極膜60を圧力発生室12の長手方向一端部近傍に対向
する領域でパターニングして、各圧力発生室12毎に、
その長手方向一端部近傍から周壁に対向する領域に亘っ
て設けられ、圧電体能動部320の上電極膜80と外部
配線とを接続する配線の一部となる配線用下電極膜61
を形成する。
【0043】次に、図4(d)に示すように、圧電体層
70を成膜する。本実施形態では、金属有機物を触媒に
溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥してゲル化し、
さらに高温で焼成することで金属酸化物からなる圧電体
層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用いて形成し
た。圧電体層70の材料としては、チタン酸ジルコン酸
鉛(PZT)系の材料がインクジェット式記録ヘッドに
使用する場合には好適である。なお、この圧電体層70
の成膜方法は、特に限定されず、例えば、スパッタリン
グ法で形成してもよい。
【0044】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前駆体膜を形成後、
アルカリ水溶液中での高圧処理法にて低温で結晶成長さ
せる方法を用いてもよい。
【0045】次に、図4(e)に示すように、上電極膜
80を成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料で
あればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態
では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0046】次に、図5(a)に示すように、圧電体層
70及び上電極膜80を一括してエッチングして各圧力
発生室12に対向する領域に圧電体能動部320のパタ
ーニングを行う。このとき、本実施形態では、圧電体能
動部320の幅が上電極膜80側に向かって徐々に狭く
なるようにパターニングして、圧電体能動部320の周
面を傾斜させた。
【0047】次いで、図5(b)に示すように、例え
ば、Cr−Auなどの導電体を全面に成膜した後、パタ
ーニングすることにより、各圧電体能動部320の上電
極膜80と配線用下電極61とを接続するリード電極9
0を形成する。
【0048】次に、図5(c)に示すように、圧電体能
動部320の表面に、絶縁体からなる保護膜100を形
成する。この保護膜100は、例えば、SiO2、Si
N又はZrO2等の酸化膜あるいは窒化膜で形成するこ
とが好ましい。本実施形態では、SiO2からなる保護
膜100を、例えば、スパッタリング法等によって全面
に1μm程度の厚さで形成し、その後、パターニングす
ることにより所定の形状、本実施形態では、圧電体能動
部320の上面の主要部に対向する領域に、他の領域よ
りも膜厚の薄い薄膜部100aを形成する。なお、この
薄膜部100aのパターニング方法は、特に限定され
ず、例えば、ハーフエッチング等で所望の薄さに形成す
ればよい。
【0049】ここで、本実施形態では、上述のように圧
電体能動部320の外周面が傾斜面となるように形成し
たので、保護膜100を圧電体能動部320の外周面に
スパッタリング法等によって比較的容易に薄く形成する
ことができる。
【0050】その後、図5(d)に示すように、前述し
たアルカリ溶液によるシリコン単結晶基板の異方性エッ
チングを行い、圧力発生室12等を形成する。
【0051】以上説明した一連の膜形成及び異方性エッ
チングによって、一枚のウェハ上に多数のチップを同時
に形成し、プロセス終了後、図1に示すような一つのチ
ップサイズの流路形成基板10毎に分割する。また、分
割した流路形成基板10を、封止板20、共通インク室
形成基板30、及びインク室側板40と順次接着して一
体化し、インクジェット式記録ヘッドとする。
【0052】このように構成したインクジェット式記録
ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と接続したイ
ンク導入口42からインクを取り込み、共通インク室3
1からノズル開口11に至るまで内部をインクで満たし
た後、図示しない外部の駆動回路からの記録信号に従
い、下電極膜60と上電極膜80との間に電圧を印加
し、弾性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわ
み変形させることにより、圧力発生室12内の圧力が高
まりノズル開口11からインク滴が吐出する。
【0053】このように形成した本実施形態のインクジ
ェット式記録ヘッドの要部を示す平面図及び断面図を図
6に示す。
【0054】図6に示すように、圧電素子300を構成
する下電極膜60は、並設された複数の圧力発生室12
に対向する領域に連続的に設けられ、圧力発生室12の
長手方向一端部近傍でパターニングされている。また、
下電極膜60の端部の外側には、圧力発生室12に対向
する領域から周壁上に亘って、下電極膜60とは不連続
な配線用下電極膜61が設けられている。
【0055】一方、圧電体層70及び上電極膜80は、
本実施形態では、圧力発生室12に対向する領域に設け
られて圧電体能動部320が形成されている。また、圧
電体能動部320は、上述のように上電極膜80側ほど
幅が狭くなるようにパターニングされ、その側面は傾斜
面となっている。また、上電極膜80は、その長手方向
端部近傍でリード電極90を介して配線用下電極膜61
に接続され、配線用下電極膜61は図示しないがその一
端部が外部配線に接続されて圧電体能動部320の配線
の一部を構成している。
【0056】また、圧電素子300(圧電体能動部32
0)の表面には、絶縁体からなる保護膜100が設けら
れ、且つこの保護膜100の圧電体能動部320の上面
の主要部を覆う領域は、他の領域の膜厚の膜厚よりも薄
い薄膜部100aとなっている。なお、薄膜部100a
の膜厚は、特に限定されないが、圧電体能動部320の
駆動による振動板の変形を妨げない程度の薄さであれば
よい。
【0057】このように、本実施形態では圧電体能動部
320の外周面に保護膜100が設けられているため、
湿気、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属等が上電
極膜80を通して圧電体層70に浸透し、圧電体層70
を劣化させるのを防止でき、且つ、保護膜100の圧電
体能動部320の上面の主要部を覆う領域が、薄膜部1
00aとなっているため、圧電体能動部320の駆動に
よる振動板の変形を阻害することがなく、インク吐出特
性も良好に保持することができる。
【0058】さらに、圧電体能動部320の外周面に保
護膜100を設けることにより、圧電素子を封止して外
気と遮断する封止部材等を設ける必要がなく、ヘッドを
簡素化することができ、コストを低減することができ
る。
【0059】(実施形態2)図7は、実施形態2に係る
インクジェット式記録ヘッドの要部断面図である。
【0060】本実施形態では、図7に示すように、圧電
体能動部320の外周面に形成されている保護膜100
を、圧電体能動部320の駆動を妨げない程度に薄い膜
厚を有する薄膜部100aとした。また、保護膜100
を圧電体能動部320の幅方向両側の振動板上まで延設
し、この振動板に対向する領域の保護膜100を薄膜部
100aよりも膜厚の厚い厚膜部100bとした以外
は、実施形態1と同様である。
【0061】このような構成では、圧電体能動部320
の幅方向側の振動板、いわゆる振動板の腕部上の保護膜
100が厚膜部100bとなっているので、振動板の腕
部の膜厚が厚くなり剛性が増加する。これにより、圧電
体能動部320の駆動による変形によって、振動板が破
壊されるのを防止することができる。
【0062】また、圧電体能動部320の外周面の保護
膜100が、薄膜部100aとなっているので、上述の
実施形態と同様に、圧電体能動部320の駆動を阻害す
ることがなく、インク吐出特性も良好に保持することが
できる。
【0063】なお、本実施形態では、圧電体能動部32
0の外周面上の保護膜100を全て薄膜部100aとし
たが、これに限定されず、図8に示すように、少なくと
も圧電体能動部320の上面の主要部の保護膜100が
薄膜部100aとなっていればよい。勿論、このような
構成としても同様の効果が得られる。
【0064】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的構
成は上述したものに限定されるものではない。
【0065】例えば、上述の実施形態では、圧電体能動
部320の側面を傾斜面とした例を説明したが、勿論、
側面を傾斜させなくてもよいことはいうまでもない。
【0066】また、例えば、上述の実施形態では、保護
膜100を各圧電体能動部320毎にパターニングする
ようにしたが、これに限定されず、複数の圧電体能動部
320に連続的に設けるようにしてもよい。
【0067】また、例えば、上述した封止板20の他、
共通インク室形成基板30をガラスセラミックス製とし
てもよく、さらには、薄肉膜41を別部材としてガラス
セラミックス製としてもよく、材料、構造等の変更は自
由である。
【0068】さらに、上述した実施形態では、ノズル開
口11を流路形成基板10の端面に形成しているが、面
に垂直な方向に突出するノズル開口を形成してもよい。
【0069】このように構成した実施形態の分解斜視図
を図9、その流路の断面を図10にそれぞれ示す。この
実施形態では、ノズル開口11が圧電素子とは反対のノ
ズル基板120に穿設され、これらノズル開口11と圧
力発生室12とを連通するノズル連通口22が、封止板
20、共通インク室形成基板30及び薄肉板41A及び
インク室側板40Aを貫通するように配されている。
【0070】なお、本実施形態は、その他、薄肉板41
Aとインク室側板40Aとを別部材とし、インク室側板
40Aに開口40bを形成した以外は、基本的に上述し
た実施形態と同様であり、同一部材には同一符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0071】また、勿論、共通インク室を流路形成基板
内に形成したタイプのインクジェット式記録ヘッドにも
同様に応用できる。
【0072】このように、本発明は、その趣旨に反しな
い限り、種々の構造のインクジェット式記録ヘッドに応
用することができる。
【0073】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図11
は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図
である。
【0074】図11に示すように、インクジェット式記
録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、
インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが
着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び
1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付け
られたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0075】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に
沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ロ
ーラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シ
ートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるように
なっている。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、圧電
素子の外周面が絶縁体からなる保護膜によって完全に覆
われているため、大気中の水分等の外部環境に起因する
圧電素子の圧電体層の絶縁破壊を防止することができ
る。
【0077】また、保護膜の圧電素子の上面主要部に対
向する領域に、他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部を設け
るようにしたので、圧電素子の駆動による振動板の変形
が阻害されることが無く、インク吐出特性を良好に保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録ヘッドの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドを示す図であり、図1の平面図及び断面図であ
る。
【図3】図1の封止板の変形例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1の薄膜製造工程を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態1の薄膜製造工程を示す図で
ある。
【図6】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの要部平面図及び断面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るインクジェット式記
録ヘッドの要部断面図である。
【図8】本発明の実施形態2に係るインクジェット式記
録ヘッドの他の例を示す要部断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るインクジェット式
記録ヘッドの分解斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るインクジェット
式記録ヘッドを示す断面図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るインクジェット式
記録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 12 圧力発生室 50 弾性膜 55 絶縁膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 90 リード電極 100 保護膜 300 圧電素子 320 圧電体能動部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する圧力発生室と、こ
    の圧力発生室に対応する領域に振動板を介して設けられ
    た下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子とを備
    えるインクジェット式記録ヘッドにおいて、 前記圧電素子の外周面に絶縁体からなる保護膜を有し、
    且つ該保護膜は、前記圧電素子の上面の主要部に対向す
    る領域に他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部を有すること
    を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記保護膜は、前記
    圧力発生室に対向する領域で前記圧電素子の幅方向外側
    の前記振動板上まで延設され、この領域の膜厚が前記薄
    膜部よりも膜厚の厚いことを特徴とするインクジェット
    式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記圧電素子
    はその幅が前記上電極側に向かって徐々に狭くなるよう
    にパターニングされて、当該圧電素子の外周面が傾斜面
    となっていることを特徴とするインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記保護膜がスパッ
    タリング法によって形成されていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記保
    護膜が、酸化膜からなることを特徴とするインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記圧
    力発生室がシリコン単結晶基板に異方性エッチングによ
    り形成され、前記圧電素子の各層が成膜及びリソグラフ
    ィ法により形成されたものであることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかのインクジェット
    式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジェッ
    ト式記録装置。
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