JP2007175989A - 液体噴射ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電素子の変位特性を均一化した液体噴射ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板10の一方面側に下電極60、圧電体層70及び上電極80からなる圧電素子300を形成する工程と、前記圧電素子300の外周面に無機絶縁材料からなる第1の保護膜101を形成する工程と、前記第1の保護膜101の前記圧電素子300の上面の主要部に相対向する領域を前記上電極80に達するまで除去して開口部101aを形成する工程と、前記開口部101aを含む前記圧電素子300の外周面に相対向する領域に第2の保護膜102を形成することにより、前記第1の保護膜101及び前記第2の保護膜102からなる保護膜100を形成すると共に該保護膜100の前記圧電素子300の上面の主要部に相対向する領域に他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部103を形成する工程とを具備する。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッドの製造方法に関し、特に、インク滴を吐出するノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板の表面に圧電素子を形成して、圧電素子の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッドの製造方法に関する。
インクを吐出するノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧してノズル開口からインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、たわみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの2種類が実用化されている。
そして、たわみ振動モードのアクチュエータを使用したものとしては、例えば、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法により圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生室毎に独立するように圧電素子を形成したものがある。このような圧電素子は、例えば、湿気等の外部環境に起因して破壊され易いという問題を有する。
そこで、このような圧電素子の破壊を防止すると共に圧電素子の変形を阻害しないようにするヘッド構造として、圧電素子を絶縁体からなる保護膜で覆うと共に、上電極の主要部に対応する領域に他の領域よりも薄い薄肉部を設けものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、保護膜の上電極の表面に薄肉部を設けることにより、圧電素子の外部環境に起因する破壊を防止することができるものの、薄肉部は、エッチング時間を調整するハーフエッチングにより形成されるため、薄肉部の厚さの管理が困難であり、均一な特性の圧電素子を得るのが困難であるという問題がある。
なお、このような問題は、インクを吐出するインクジェット式記録ヘッドだけでなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
特開2001−260357号公報(第5〜6頁、第7〜8図)
本発明はこのような事情に鑑み、圧電素子の変位特性を均一化した液体噴射ヘッドの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、
液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板の一方面側に下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子を形成する工程と、前記圧電素子の外周面に無機絶縁材料からなる第1の保護膜を形成する工程と、前記第1の保護膜の前記圧電素子の上面の主要部に相対向する領域を前記上電極に達するまで除去して開口部を形成する工程と、前記開口部を含む前記圧電素子の外周面に相対向する領域に第2の保護膜を形成することにより、前記第1の保護膜及び前記第2の保護膜からなる保護膜を形成すると共に該保護膜の前記圧電素子の上面の主要部に相対向する領域に他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部を形成する工程とを具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第1の態様では、第1の保護膜を除去して開口部を形成してから、第2の保護膜を形成して、第1及び第2の保護膜からなる保護膜に薄膜部を形成するようにしたため、薄膜部の厚さの制御を容易に行うことができ、圧電素子の変位にばらつきが生じるのを防止して、圧電素子の変位特性を均一化することができる。また、圧電素子を保護膜で覆うことにより、圧電素子の湿気等の外部環境に起因する破壊を確実に防止することができると共に、保護膜に薄膜部を設けることにより、保護膜が圧電素子の変位を阻害することなく、圧電素子の変位特性を向上することができる。
本発明の第2の態様は、前記開口部を形成する工程では、反応性ドライエッチングで行うことを特徴とする第1の態様の液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第2の態様では、上電極を除去することなく第1の保護膜のみを選択的に除去することができ、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
本発明の第3の態様は、前記第1の保護膜の前記上電極に対するエッチング選択比が1以上であることを特徴とする第2の態様の液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第3の態様では、上電極を除去することなく第1の保護膜のみを選択的に除去することができ、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
本発明の第4の態様は、前記第1の保護膜を酸化アルミニウムで形成すると共に、前記上電極をイリジウム又は白金で形成することを特徴とする第1〜3の何れかの態様の液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第4の態様では、第1の保護膜及び上電極を所定の材料で形成することにより、上電極を除去することなく第1の保護膜のみを選択的に除去することができ、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
本発明の第5の態様は、前記第1の保護膜と前記第2の保護膜とを同一の材料で形成することを特徴とする第1〜4の何れかの態様の液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第5の態様では、第1の保護膜と第2の保護膜とを同一材料で形成しても、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
本発明の第6の態様は、前記第2の保護膜を前記第1の保護膜よりも柔軟な材料で形成することを特徴とする第1〜4の何れかの態様の液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第6の態様では、薄膜部を第1の保護膜よりも柔軟な第2の保護膜で形成することにより、保護膜が圧電素子の変位を阻害するのをさらに防止して、液体の噴射特性を向上することができる。
本発明の第7の態様は、前記第1の保護膜を酸化アルミニウムで形成すると共に、前記第2の保護膜を二酸化シリコンで形成することを特徴とする第6の態様の液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる第7の態様では、薄膜部を第1の保護膜よりも柔軟な第2の保護膜で形成することにより、保護膜が圧電素子の変位を阻害するのをさらに防止して、液体の噴射特性を向上することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの要部平面図であり、図3は、図2のA−A′断面図及びB−B′断面図である。
図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その一方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる、厚さ0.5〜2μmの弾性膜50が形成されている。流路形成基板10には、隔壁11によって区画された複数の圧力発生室12がその幅方向に並設されている。また、流路形成基板10の圧力発生室12の長手方向外側の領域には連通部13が形成され、連通部13と各圧力発生室12とが、各圧力発生室12毎に設けられたインク供給路14を介して連通されている。なお、連通部13は、後述する保護基板のリザーバ部と連通して各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバの一部を構成する。インク供給路14は、圧力発生室12よりも狭い幅で形成されており、連通部13から圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を一定に保持している。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が、後述するマスク膜51を介して接着剤や熱溶着フィルム等によって固着されている。なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.01〜1mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又はステンレス鋼などからなる。
一方、流路形成基板10の開口面とは反対側には、上述したように、二酸化シリコンからなり厚さが例えば、約1.0μmの弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)等からなり厚さが例えば、約0.3〜0.4μmの絶縁体膜55が積層形成されている。また、絶縁体膜55上には、厚さが例えば、約0.1〜0.2μmの下電極膜60と、厚さが例えば、約0.5〜5μmの圧電体層70と、厚さが例えば、約0.05μmの上電極膜80とからなる圧電素子300が形成されている。
ここで、圧電素子300は、下電極膜60、圧電体層70及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部320という。本実施形態では、下電極膜60を圧電素子300の共通電極とし、上電極膜80を圧電素子300の個別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの場合においても、各圧力発生室12毎に圧電体能動部320が形成されていることになる。
また、本実施形態では、下電極膜60の圧力発生室12の長手方向の端部を圧力発生室12に相対向する領域内に設けることで、圧電素子300の実質的な駆動部となる圧電体能動部320の長手方向の端部(長さ)を規定している。また、圧電体層70及び上電極膜80の圧力発生室12の幅方向の端部を圧力発生室12に相対向する領域内に設けることで、圧電体能動部320の短手方向の端部(幅)を規定している。すなわち、圧電体能動部320は、パターニングされた下電極膜60及び上電極膜80によって、圧力発生室12に相対向する領域にのみ設けられていることになる。さらに、本実施形態では、圧電体層70及び上電極膜80が、図3(b)に示すように、上電極膜80側の幅が狭くなるようにパターニングされ、その側面は傾斜面となっている。
また、ここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動板とを合わせてアクチュエータ装置と称する。なお、本実施形態では、下電極膜60を複数の圧電素子300の並設方向に亘って設け、下電極膜60の圧力発生室12の長手方向の端部を、圧力発生室12に相対向する位置となるように設けた。また、上述した例では、弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極膜60が振動板として作用するが、勿論これに限定されるものではなく、例えば、弾性膜50及び絶縁体膜55を設けずに、下電極膜60のみが振動板として作用するようにしてもよい。
そして、流路形成基板10の圧電素子300側の面には、圧電素子300を構成する下電極膜60、圧電体層70及び上電極膜80(圧電体能動部320)を覆うように耐湿性を有する保護膜100が設けられている。具体的には、保護膜100は、流路形成基板10上に複数の圧電素子300を連続して覆う第1の保護膜101と第2の保護膜102とで構成されている。
第1保護膜101は、圧電体層70の側面と上電極膜80の上面の周縁を覆うように設けられている。すなわち、上電極膜80の上面の主要部は、第1の保護膜101が設けられておらず、上電極膜80の上面の主要部を開口する開口部101aとなっている。この開口部101aは、保護膜101を厚さ方向に貫通して圧電素子300の長手方向に沿って矩形状に形成されている。
また、第2の保護膜102は、第1の保護膜101上の開口部101aを含む圧電素子300の外周に相対向する領域に設けられている。すなわち、第1の保護膜101の開口部101aによって露出された上電極膜80は、第2の保護膜102のみによって覆われている。これにより、第1の保護膜101と第2の保護膜102とからなる保護膜100は、圧電素子300の上電極膜80の上面の主要部に相対向する領域に、他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部103が設けられている。
ここで、薄膜部103(開口部101a)の長手方向の端部は、圧電体能動部320の長手方向の端部、すなわち、下電極膜60の圧力発生室12の長手方向の端部から所定の距離内側となるように設けるのが好ましい。
ここで、図2に示すように、薄膜部103の長手方向の端部と、圧電体能動部320の長手方向の端部との距離dは、薄膜部103の幅Wが上電極膜80の幅Wの50%以上の場合(W≧W/2)には、距離dは上電極膜80の幅Wの50%以上(d≧W/2)である。また、逆に薄膜部103の幅Wが、上電極膜80の幅Wの50%より小さい場合(W<W/2)には、距離dは薄膜部103の幅W以上(d≧W)である。
そして、薄膜部103の幅Wは、上電極膜80の幅Wの25〜75%が好ましい。これは、例えば、開口部101aの幅Wが小さすぎると、詳しくは後述するが、保護膜100が圧電素子300(圧電体能動部320)の変位を阻害し、インクの吐出特性が低下してしまうと共に、薄膜部103の幅Wが大きすぎると、薄膜部103が圧電体層70の側面に達して圧電体層70を第2の保護膜102のみで覆う虞があり、信頼性が低下してしまうからである。本実施形態では、上電極膜80の幅Wを約40μmとしたため、薄膜部103の幅Wを10〜30μmとするのが好ましい。
このように圧電素子300を第1の保護膜101及び第2の保護膜102からなる保護膜100で覆うことにより、大気中の水分等の外部環境に起因する圧電素子300の破壊を防止することができる。また、本実施形態では、圧電素子300の上面の主要部を第2の保護膜102だけで覆って、他の領域よりも薄い薄膜部103としたため、保護膜100が圧電素子300の変位を阻害することなく、インク吐出特性を向上することができる。
このような第1の保護膜101と第2の保護膜102とは、同一の材料を用いてもよいが、第2の保護膜102は主に上電極膜80の開口部101aによって露出された領域を覆うため、第2の保護膜102として第1の保護膜101よりも柔軟な材料を用いるようにしてもよい。これにより、保護膜100が圧電素子300の変位を阻害するのをさらに確実に防止して、インク吐出特性を向上することができると共に、圧電素子300の外部環境に起因する破壊を防止することができる。
このような第1の保護膜101としては、耐湿性を有する材料、例えば、酸化シリコン(SiO)、酸化タンタル(TaO)、酸化アルミニウム(AlO)等の無機絶縁材料を用いるのが好ましく、特に、無機アモルファス材料である酸化アルミニウム(AlO)、例えば、アルミナ(Al)を用いるのが好ましい。
また、第2の保護膜102としては、耐湿性を有する材料、例えば、酸化シリコン(SiO)、酸化タンタル(TaO)、酸化アルミニウム(AlO)等の無機絶縁材料を用いるのが好ましく、例えば、第1の保護膜101にアルミナを用いた場合には、アルミナよりも柔軟な材料、例えば、二酸化シリコン(SiO)を用いるのが好適である。
なお、第1の保護膜101として酸化アルミニウムを用いて、第2の保護膜102として酸化シリコンを用いた場合には、保護膜100の総膜厚を100nm程度と比較的薄くしても、高湿度環境下での水分透過を十分に防ぐことができると共に、圧電素子300の変形を阻害することがない。
また、保護膜100に薄膜部103の端部を上述のように圧電体能動部320の端部に基づいて規定することにより、圧電体能動部320の駆動によって圧電素子300の圧電体能動部320と実質的に駆動しない圧電体非能動部との境界に応力が集中した際に、この境界周辺の剛性を低下させることなく、応力集中による圧電素子300及び振動板の破壊を防止することができる。
この保護膜100上には、例えば、金(Au)等からなるリード電極90が設けられている。リード電極90は、保護膜100に設けられた接続孔104を介して一端部が上電極膜80に接続されると共に、他端部が流路形成基板10の端部近傍まで延設され、延設された先端部は、後述する圧電素子を駆動する駆動回路と接続配線を介して接続されている。
また、圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、圧電素子300に対向する領域に、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部31を有する保護基板30が、接着剤35によって接合されている。なお、圧電素子保持部31は、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有していればよく、当該空間は密封されていても、密封されていなくてもよい。
また、保護基板30には、連通部13に対向する領域にリザーバ部32が設けられており、このリザーバ部32は、上述したように、流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ110を構成している。また、保護基板30の圧電素子保持部31とリザーバ部32との間の領域には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられ、この貫通孔33内に下電極膜60の一部及びリード電極90の先端部が露出されている。
また、保護基板30上には、圧電素子300を駆動するための駆動回路200が固定されている。この駆動回路200としては、例えば、回路基板や半導体集積回路(IC)等を用いることができる。そして、駆動回路200とリード電極90とはボンディングワイヤ等の導電性ワイヤからなる接続配線210を介して電気的に接続されている。
保護基板30としては、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料、例えば、ガラス、セラミック材料等を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
保護基板30上には、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この封止膜41によってリザーバ部32の一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で形成される。この固定板42のリザーバ110に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバ110の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドでは、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込み、リザーバ110からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動回路からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極膜60と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
ここで、インクジェット式記録ヘッドの製造方法について、図4〜図6を参照して説明する。なお、図4〜図6は、圧力発生室12の長手方向の断面図である。まず、図4(a)に示すように、シリコンウェハである流路形成基板用ウェハ110を約1100℃の拡散炉で熱酸化し、その表面に弾性膜50を構成する二酸化シリコン膜52を形成する。なお、本実施形態では、流路形成基板用ウェハ110として、膜厚が約625μmと比較的厚く剛性の高いシリコンウェハを用いている。
次に、図4(b)に示すように、弾性膜50(二酸化シリコン膜52)上に、酸化ジルコニウムからなる絶縁体膜55を形成する。具体的には、弾性膜50(二酸化シリコン膜52)上に、例えば、スパッタ法等によりジルコニウム(Zr)層を形成後、このジルコニウム層を、例えば、500〜1200℃の拡散炉で熱酸化することにより酸化ジルコニウム(ZrO)からなる絶縁体膜55を形成する。
次に、図4(c)に示すように、圧電素子300を形成する。具体的には、例えば、白金(Pt)とイリジウム(Ir)とを絶縁体膜55上に積層することにより下電極膜60を形成した後、この下電極膜60を所定形状にパターニングする。その後、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層70と、例えば、白金(Pt)又はイリジウム(Ir)等からなる上電極膜80とを流路形成基板10の全面に形成後、各圧力発生室12に対向する領域にパターニングして圧電素子300を形成する。圧電素子300を構成する圧電体層70の材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電性圧電性材料や、これにニオブ、ニッケル、マグネシウム、ビスマス又はイットリウム等の金属を添加したリラクサ強誘電体等が用いられる。また、圧電体層70の形成方法は、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、金属有機物を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥してゲル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物からなる圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用いて圧電体層70を形成した。
なお、圧電体層70と上電極膜80とのパターニングでは、例えば、ドライエッチングにより一括して行うことができる。そして、このようなドライエッチングでは、圧電体層70及び上電極膜80が、上電極膜80側の幅が狭くなるようにパターニングされ、その側面が傾斜面となる。また、本実施形態では、上電極膜80として白金を用いた。
次に、圧電素子300上に保護膜100を形成する。具体的には、まず、図4(d)に示すように、流路形成基板用ウェハ110の全面に亘って第1の保護膜101を形成する。第1の保護膜101としては、耐湿性を有する材料、例えば、酸化シリコン(SiO)、酸化タンタル(TaO)、酸化アルミニウム(AlO)等の無機絶縁材料を用いるのが好ましく、特に、無機アモルファス材料である酸化アルミニウム(AlO)、例えば、アルミナ(Al)を用いるのが好ましい。本実施形態では、第1の保護膜101としてアルミナを用いた。
また、第1の保護膜100は、後の工程で第1の保護膜101を上電極膜80に達するまで反応性ドライエッチングにより除去して開口部101aを形成する際に、上電極膜80に対するエッチング選択比が1以上となる材料を用いるのが好ましい。本実施形態では、上電極膜80に白金を用いて、第1の保護膜101としてアルミナを用いたため、第1の保護膜101の上電極膜80に対する反応性ドライエッチングする際のエッチング選択比が1以上となる。
なお、本実施形態では、上述のように圧電素子300の外周面が傾斜面となるように形成したため、第1の保護膜101を圧電素子300の外周面に化学気相成長(CVD)法等により比較的容易に薄く形成することができる。
次に、図5(a)に示すように、第1の保護膜101の上電極膜80の主要部に相対向する領域を上電極膜80に達するまで除去して開口部101aを形成する。第1の保護膜101を除去する方法は、特に限定されないが、本実施形態では、例えば、反応性ドライエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)を用いた。このような反応性ドライエッチングでは、上述のように第1の保護膜101の上電極膜80に対するエッチング選択比が1以上であるため、上電極膜80をエッチングすることなく、第1の保護膜101のみを除去して開口部101aを形成することができる。これにより、圧電素子300の変位にばらつきが生じるのを防止して、圧電素子300の変位特性を均一化することができる。
次に、図5(b)に示すように、流路形成基板用ウェハ110の全面に亘って第2の保護膜102を形成する。これにより、第1の保護膜101及び第2の保護膜102からなる保護膜100が形成されると共に、保護膜100の圧電素子300の主要部に相対向する領域、すなわち、第1の保護膜101の開口部101aに相対向する領域に他の領域よりも薄い薄膜部103が形成される。
このような第2の保護膜102としては、特に限定されないが、耐湿性を有する材料、例えば、酸化シリコン(SiO)、酸化タンタル(TaO)、酸化アルミニウム(AlO)等の無機絶縁材料を用いるのが好ましい。すなわち、圧電素子300の外周は、第1の保護膜101により覆われ、第2の保護膜102は主に圧電素子300の開口部101aにより露出された領域を覆うため、第2の保護膜102は、第1の保護膜101に比べて耐湿性の劣る材料を用いてもよいが、保護膜100によって圧電体層70の側面を確実に保護すると共に開口部101aからの湿気の進入を確実に防止するために、第2の保護膜102として耐湿性を有する材料を用いることにより信頼性を向上することができる。
また、第2の保護膜102としては、第1の保護膜101と同様の材料を用いてもよいが、第2の保護膜102は、主に圧電素子300の主要部である開口部101aにより露出された領域を覆うため、圧電素子300の変位を阻害しないように、第1の保護膜101よりも柔軟な材料を用いるのが好ましい。このため、第2の保護膜102としては、例えば、二酸化シリコン(SiO)を用いるのが好ましい。なお、二酸化シリコン(SiO)からなる第2の保護膜102は、第1の保護膜101であるアルミナ(Al)よりも耐湿性が劣るが、第2の保護膜102は上述のように主に上電極膜80の開口部により露出された領域を覆うため、圧電素子300を保護することができる。
また、本実施形態では、第1の保護膜101及び第2の保護膜102からなる保護膜100を100nm程度の厚さで形成した。さらに、第2の保護膜102は、化学気相成長(CVD)法等により比較的容易に薄く形成することができる。
このように形成された保護膜100は、薄膜部103を第2の保護膜102のみで形成することができるため、薄膜部103の厚さの制御を容易に行うことができ、圧電素子300の変位にばらつきが生じるのを防止して、圧電素子300の変位特性を均一化することができる。
また、圧電素子300を保護膜100で覆うことにより、圧電素子300の湿気等の外部環境に起因する破壊を確実に防止することができると共に、保護膜100に薄膜部103を設けることにより、保護膜100が圧電素子300の変位を阻害することなく、圧電素子300の変位特性を向上することができる。
次に、図5(c)に示すように、流路形成基板用ウェハ110の全面に亘って、例えば、金(Au)等からなるリード電極90を形成後、例えば、レジスト等からなるマスクパターン(図示なし)を介して各圧電素子300毎にパターニングする。
なお、本実施形態では、リード電極90を形成する前に、保護膜100を反応性ドライエッチングすることにより、リード電極90と上電極膜80とを接続する接続孔104を形成する。
次に、図5(d)に示すように、流路形成基板用ウェハ110の圧電素子300側に、シリコンウェハであり複数の保護基板30となる保護基板用ウェハ130を接着剤35を介して接合する。なお、この保護基板用ウェハ130は、例えば、400μm程度の厚さを有するため、保護基板用ウェハ130を接合することによって流路形成基板用ウェハ110の剛性は著しく向上することになる。
次に、図6(a)に示すように、流路形成基板用ウェハ110をある程度の厚さとなるまで研磨した後、さらにフッ硝酸によってウェットエッチングすることにより流路形成基板用ウェハ110を所定の厚みにする。例えば、本実施形態では、約70μm厚になるように流路形成基板用ウェハ110をエッチング加工した。
次いで、図6(b)に示すように、流路形成基板用ウェハ110上に、例えば、窒化シリコン(SiN)からなるマスク膜51を新たに形成し、所定形状にパターニングする。そして、図6(c)に示すように、流路形成基板用ウェハ110をマスク膜51を介してKOH等のアルカリ溶液を用いた異方性エッチング(ウェットエッチング)することにより、圧電素子300に対応する圧力発生室12、連通部13及びインク供給路14等を形成する。
その後は、流路形成基板用ウェハ110及び保護基板用ウェハ130の外周縁部の不要部分を、例えば、ダイシング等により切断することによって除去する。そして、流路形成基板用ウェハ110の保護基板用ウェハ130とは反対側の面にノズル開口21が穿設されたノズルプレート20を接合すると共に、保護基板用ウェハ130にコンプライアンス基板40を接合し、流路形成基板用ウェハ110等を図1に示すような一つのチップサイズの流路形成基板10等に分割することによって、本実施形態のインクジェット式記録ヘッドとする。
このように、本実施形態では、第1の保護膜101を形成後、開口部101aを形成してから、第2の保護膜102を形成して、第1の保護膜101及び第2の保護膜102からなる保護膜100に薄膜部103を形成するようにしたため、薄膜部103の厚さの制御を容易に行うことができ、圧電素子300の変位にばらつきが生じるのを防止して、圧電素子300の変位特性を均一化することができる。また、圧電素子300を保護膜100で覆うことにより、圧電素子300の湿気等の外部環境に起因する破壊を確実に防止することができると共に、保護膜100に薄膜部103を設けることにより、保護膜100が圧電素子300の変位を阻害することなく、圧電素子の変位特性を向上することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態1について説明したが、本発明は、上述の実施形態1に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1では、保護膜100に矩形状の薄膜部103を設けるようにしたが、薄膜部103の形状は特にこれに限定されず、例えば、薄膜部の長手方向端部の幅をテーパ状に漸小させるようにしてもよい。このように薄膜部の長手方向端部をテーパ状にすることで、圧電素子300の圧電体能動部320と圧電体非能動部との境界の応力集中を分散させることができ、さらに圧電素子300(圧電体能動部320)及び振動板の破壊を防止することができる。なお、このような薄膜部の形状は、開口部の形状を変更することで実現できる。
また、上述した実施形態1では、圧電素子保持部31を有する保護基板30を設けるようにしたが、圧電素子300は保護膜100によって覆われて外部環境に起因する破壊が防止されているため、保護基板30を厚さ方向に貫通する圧電素子保持部としてもよく、また保護基板30を設けなくてもよい。
さらに、上述した実施形態1では、保護膜100を流路形成基板10の圧電素子300側の面に複数の圧電素子300に亘って連続して設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、保護膜を圧電素子300の外周のみに設けるようにしてもよい。また、第1の保護膜を圧電素子300の外周のみに設け、第2の保護膜を流路形成基板10の圧電素子300側の面に亘って設けるようにしてもよく、さらに、第1の保護膜を流路形成基板10の全面に亘って形成し、第2の保護膜を圧電素子の外周のみに形成するようにしてもよい。何れにしても、弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極60からなる振動板上に形成される保護膜の厚さを薄くすることができ、保護膜100が圧電素子300及び振動板の変形を阻害するのを防止することができる。
また、上述した実施形態1では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
また、上述した実施形態1では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
実施形態1に係る記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの要部平面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
符号の説明
10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 13 連通部、 14 インク供給路、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 31 圧電素子保持部、 32 リザーバ部、 40 コンプライアンス基板、 60 下電極膜、 70 圧電体層、 80 上電極膜、 90 リード電極、 100 保護膜、 101 第1の保護膜、 101a 開口部、 102 第2の保護膜、 103 薄膜部、 110 リザーバ、 200 駆動回路、 210 接続配線、 300 圧電素子、 320 圧電体能動部

Claims (7)

  1. 液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成される流路形成基板の一方面側に下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子を形成する工程と、前記圧電素子の外周面に無機絶縁材料からなる第1の保護膜を形成する工程と、前記第1の保護膜の前記圧電素子の上面の主要部に相対向する領域を前記上電極に達するまで除去して開口部を形成する工程と、前記開口部を含む前記圧電素子の外周面に相対向する領域に第2の保護膜を形成することにより、前記第1の保護膜及び前記第2の保護膜からなる保護膜を形成すると共に該保護膜の前記圧電素子の上面の主要部に相対向する領域に他の領域よりも膜厚の薄い薄膜部を形成する工程とを具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
  2. 前記開口部を形成する工程では、反応性ドライエッチングで行うことを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  3. 前記第1の保護膜の前記上電極に対するエッチング選択比が1以上であることを特徴とする請求項2記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  4. 前記第1の保護膜を酸化アルミニウムで形成すると共に、前記上電極をイリジウム又は白金で形成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  5. 前記第1の保護膜と前記第2の保護膜とを同一の材料で形成することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  6. 前記第2の保護膜を前記第1の保護膜よりも柔軟な材料で形成することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  7. 前記第1の保護膜を酸化アルミニウムで形成すると共に、前記第2の保護膜を二酸化シリコンで形成することを特徴とする請求項6記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
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