JP4844717B2 - 液体噴射ヘッドの製造方法 - Google Patents
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Description
かかる第1の態様では、第1の保護膜を除去して開口部を形成してから、第2の保護膜を形成して、第1及び第2の保護膜からなる保護膜に薄膜部を形成するようにしたため、薄膜部の厚さの制御を容易に行うことができ、圧電素子の変位にばらつきが生じるのを防止して、圧電素子の変位特性を均一化することができる。また、圧電素子を保護膜で覆うことにより、圧電素子の湿気等の外部環境に起因する破壊を確実に防止することができると共に、保護膜に薄膜部を設けることにより、保護膜が圧電素子の変位を阻害することなく、圧電素子の変位特性を向上することができる。
かかる第2の態様では、上電極を除去することなく第1の保護膜のみを選択的に除去することができ、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
かかる第3の態様では、上電極を除去することなく第1の保護膜のみを選択的に除去することができ、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
かかる第4の態様では、第1の保護膜及び上電極を所定の材料で形成することにより、上電極を除去することなく第1の保護膜のみを選択的に除去することができ、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
かかる第5の態様では、第1の保護膜と第2の保護膜とを同一材料で形成しても、薄膜部の厚さの制御を容易に行って、圧電素子の変位特性を均一化することができる。
かかる第6の態様では、薄膜部を第1の保護膜よりも柔軟な第2の保護膜で形成することにより、保護膜が圧電素子の変位を阻害するのをさらに防止して、液体の噴射特性を向上することができる。
かかる第7の態様では、薄膜部を第1の保護膜よりも柔軟な第2の保護膜で形成することにより、保護膜が圧電素子の変位を阻害するのをさらに防止して、液体の噴射特性を向上することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの要部平面図であり、図3は、図2のA−A′断面図及びB−B′断面図である。
以上、本発明の実施形態1について説明したが、本発明は、上述の実施形態1に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1では、保護膜100に矩形状の薄膜部103を設けるようにしたが、薄膜部103の形状は特にこれに限定されず、例えば、薄膜部の長手方向端部の幅をテーパ状に漸小させるようにしてもよい。このように薄膜部の長手方向端部をテーパ状にすることで、圧電素子300の圧電体能動部320と圧電体非能動部との境界の応力集中を分散させることができ、さらに圧電素子300(圧電体能動部320)及び振動板の破壊を防止することができる。なお、このような薄膜部の形状は、開口部の形状を変更することで実現できる。
Claims (7)
- 下電極、圧電体層及び上電極を有する圧電素子を形成する工程と、
前記圧電素子の外周面に無機絶縁材料からなる第1の保護膜を形成する工程と、
前記第1の保護膜の前記圧電素子の上面の主要部に相対向する領域を前記上電極に達するまで除去して開口部を形成する工程と、
前記開口部を含む前記圧電素子の外周面に相対向する領域に第2の保護膜を形成し、前記圧電素子の上面の主要部に相対向する領域に他の領域よりも保護膜の膜厚が薄い薄膜部を形成する工程と、を具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記開口部を形成する工程では、反応性ドライエッチングで行うことを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記第1の保護膜の前記上電極に対するエッチング選択比が1以上であることを特徴とする請求項2記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記第1の保護膜を酸化アルミニウムで形成すると共に、前記上電極をイリジウム又は白金で形成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記第1の保護膜と前記第2の保護膜とを同一の材料で形成することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記第2の保護膜を前記第1の保護膜よりも柔軟な材料で形成することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記第1の保護膜を酸化アルミニウムで形成すると共に、前記第2の保護膜を二酸化シリコンで形成することを特徴とする請求項6記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
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