JP2001258482A - ペットフード - Google Patents

ペットフード

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JP2001258482A JP2000083975A JP2000083975A JP2001258482A JP 2001258482 A JP2001258482 A JP 2001258482A JP 2000083975 A JP2000083975 A JP 2000083975A JP 2000083975 A JP2000083975 A JP 2000083975A JP 2001258482 A JP2001258482 A JP 2001258482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 犬や猫などのペット類による嗜好性が良好
で、栄養バランスに優れ、消化吸収性、取り扱い性およ
び外観に優れる固形状のペットフードの提供。 【解決手段】 固形状ペットフードと共に、乾燥魚介類
小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも
1種を固形状ペットフードの重量に基づいて0.5〜3
0重量%の割合で含有するペットフード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットフードに関
する。より詳細には、本発明は、犬や猫などのペット類
による嗜好性が良好で、しかも栄養バランスおよび消化
吸収性に優れるペットフードに関する。
【0002】
【従来の技術】犬や猫などのペット類は、本来野生の状
態では、獲物を捕獲して生のままで摂取していたが、ペ
ットとして飼われることによって、人が加工・調理した
食材を摂取することで、その食生活が大きく変化してき
た。近年、ペットフードの普及により、加工・調理の一
層進んだ食材がペットに与えられるようになっている。
【0003】市販のペットフードは、水分含量が通常5
0重量%以上のモイストタイプ、水分含量が通常約20
〜40重量%程度であるセミモイストタイプおよび水分
含量が通常約10重量%以下のドライタイプに大別され
る。そのうちで、ドライタイプまたはセミモイストタイ
プのペットフードは、一般に粒状、ペレット状、フレー
ク状、ステック状、ドーナツ状、星形などの固形状の形
態で生産、販売されているが、取り扱い易さ、保存性の
良さなどの点から近年その需要がますます増加してい
る。
【0004】しかしながら、水分含量の低いドライタイ
プまたはセミモイストタイプの固形状ペットフード、特
にドライタイプの固形状ペットフードは、他のペットフ
ードと比較すると相対的に嗜好性が低く、また同じもの
を与え続けると飽きがくることから、ペットに与えても
充分に摂取されない場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、犬や
猫などのペット類による嗜好性が良好で、栄養バランス
に優れ、ペット類に飽きられない、ドライタイプやセミ
モイストタイプの固形状ペットフードをベースにしたペ
ットフードを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者らが検討を重ねた結果、固形状ペットフード
に、乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小
片から選ばれる少なくとも1種を所定の割合で配合する
と、ペット類による嗜好性が向上し、さらに栄養バラン
スに優れたものになり、しかも継続して給与してもペッ
ト類による飽きが少なく、摂餌性に優れていることを見
出した。また、本発明者らは、その際に、固形状ペット
フードとして、特に粒径が150μmを超える粒子の含
有割合が30重量%以下で且つ粒径が350μmを超え
る粒子の含有割合が10重量%以下であるようにして微
粉砕したペットフード用原料を用いて造粒または成形を
行って得られたものを用いると、前記した嗜好性の向上
と併せて、消化吸収性に優れ、しかも流動性に優れてい
て取り扱い性が良好であり、さらには表面が滑らかで外
観に優れる固形状ペットフードが得られることを見出
し、それらの種々の知見に基づいて本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、 (1) 固形状ペットフードと共に、乾燥魚介類小片、
乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも1種を
固形状ペットフードの重量に基づいて0.5〜30重量
%の割合で含有することを特徴とするペットフードであ
る。
【0008】そして、本発明は、 (2) 乾燥魚介類小片が、いりこ、乾燥白身魚小片、
乾燥赤身魚小片、乾燥貝類小片、乾燥イカ小片、乾燥タ
コ小片または乾燥甲殻類小片であり、乾燥肉類小片が乾
燥ささみ小片、乾燥ビーフ小片、乾燥ポーク小片または
動物の乾燥内臓小片であり、乾燥海藻類小片が乾燥した
昆布、ワカメ、ヒジキまたは海苔の小片である前記
(1)のペットフード; (3) 1食分または1日分ずつ個別包装されている前
記(1)または(2)のペットフード; (4) トレーに個別包装されている前記(3)のペッ
トフード;および、 (5) 固形状ペットフードとして、粒径が150μm
を超える粒子の含有割合が30重量%以下で且つ粒径が
350μmを超える粒子の含有割合が10重量%以下で
あるペットフード用原料を造粒または成形した固形状ペ
ットフードを用いてなる前記(1)〜(4)のいずれか
のペットフード;を好ましい態様として包含する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のペットフードは、犬、
猫、ウサギ、モルモット、九官鳥などのペット類に給与
されるフードである。本発明のペットフードでベース材
料として用いる固形状ペットフードは、流通、保存、販
売、ペット類への給与時などの取扱い時に、大きな変形
や崩れなどを生ずることなく、その固体形状を保持でき
るものであればいずれでもよく、ドライタイプまたはセ
ミモイストタイプのペットフードが包含される。そのう
ちでも、本発明では、固形状ペットフードとして、ドラ
イタイプのものを用いることが、取り扱い性、製造の容
易性、保存性などの点で優れていることから好ましい。
水分含量が10重量%以下のドライタイプの固形状ペッ
トフードを使用すると、保存安定性に一層優れるペット
フードを得ることができる。また、本発明で用いる固形
状ペットフードの形状は特に限定されず、例えば、ペレ
ット状、粒状、スティク状、ドーナツ状、星形、ボーン
形などの所望の形状の固形状を呈していることができ
る。さらに、本発明で用いる固形状ペットフードの大き
さは特に制限されず、給与するペットの種類などに応じ
て決めることができ、例えば、ペレット状のものでは、
直径を5〜10mm程度、長さを10〜15mm程度に
すると、犬または猫への給餌が容易で、嗜好性にも優れ
る。
【0010】本発明のペットフードは、上記した固形状
ペットフードと共に、乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片お
よび乾燥海藻類小片の少なくとも1種を含有する。本発
明のペットフードは、乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片お
よび乾燥海藻類小片の少なくとも1種を混合含有するこ
とによって、固形状ペットフードのみを給与した場合に
比べて、ペット類による嗜好性が大幅に向上し、しかも
ペット類に繰り返し給与しても飽きが生じず、摂餌性に
優れている。乾燥魚介類小片としては、いりこ、乾燥白
身魚小片(例えば乾燥タラ小片、乾燥タイ小片、乾燥ヒ
ラメ小片、乾燥カレイ小片など)、乾燥赤身魚小片(例
えば乾燥イワシ小片、乾燥アジ小片、乾燥サバ小片、乾
燥マグロ小片、乾燥サケ小片など)、乾燥貝類小片(例
えば乾燥シジミ、乾燥アサリ、乾燥ハマグリ小片、乾燥
ミル貝小片、乾燥ホタテ小片、乾燥ホタテヒモ小片、乾
燥アオヤギ小片など)、乾燥イカ小片、乾燥タコ小片、
乾燥エビ、乾燥オキアミ、乾燥カニなどの乾燥甲殻類の
小片などを挙げることができる。また、乾燥肉類小片と
しては、乾燥ささみ小片、乾燥ビーフ小片、乾燥ポーク
小片、家畜類の乾燥内臓小片(例えば、レバー、腸、心
臓、肺などの乾燥小片)などを挙げることができる。ま
た、乾燥海藻類小片としては、乾燥した昆布、ワカメ、
ヒジキまたは海苔の小片などを挙げることができる。本
発明のペットフードは、上記した、乾燥魚介類小片、乾
燥肉類小片および乾燥海藻類小片の1種または2種以上
を含有することができる。そのうちでも、本発明のペッ
トフードは、いりこ、乾燥白身魚小片、乾燥ささみ小
片、乾燥ビーフ小片のうちの1種または2種以上を含有
することがペット類による嗜好性がより良好であり、し
かもカルシウムの補給や、蛋白質の補給などができ、栄
養面でも高いものとなるので好ましい。
【0011】固形状ペットフードに混合する乾燥魚介類
小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも
1種の大きさは、給与するペットの種類、大きさ、年齢
などに応じて調節することができ、一般的には、長さが
5〜50mm、幅が2〜20mm程度の細片状[例え
ば、いりこ、乾燥白身魚小片、乾燥ササミ小片(ササミ
ジャーキ)、乾燥ビーフ小片(ビーフジャーキ)など]
であるか、或いは直径が3〜20mm、長さが2〜50
mmの小片状などにしておくとよい。小さな魚について
は粉砕せずに、そのまま用いても良い。乾燥魚介類小片
および乾燥肉類小片の少なくとも1種における水分含量
は、10重量%以下であることが、長期保存性などの点
から好ましい。
【0012】ペットフードにおける乾燥魚介類小片、乾
燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも1種の含
有量は、固形状ペットフードの重量に基づいて0.5〜
30重量%である。乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片およ
び乾燥海藻類小片の少なくとも1種の含有量が、固形状
ペットフードの重量に基づいて0.5重量%未満である
とペット類による嗜好性が向上せず、単調で継続して給
与すると飽きを生じ、一方30重量%以上であるとペッ
トフードの栄養バランスの崩れや消化吸収性の低下を生
じ易くなり、しかもペットに給与したときに乾燥魚介類
小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも
1種のみを優先的に摂取し、固形状ペットフードの方を
多く食べ残し、かかる点からも栄養バランスの崩れや消
化吸収性の低下を生ずるという問題が起こり易くなる。
ペット類による嗜好性、栄養バランス、消化吸収性の向
上、ペット類が添加した乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片
および乾燥海藻類小片の少なくとも1種のみを優先的に
摂取せずにペットフード全体をバランス良く摂取すると
いう点、さらにはコストなどを考慮すると、乾燥魚介類
小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも
1種の含有量は、固形状ペットフードの重量に基づいて
1〜20重量%であることが好ましく、1〜10重量%
であることがより好ましい。
【0013】本発明では、固形状ペットフードとして、
従来から用いられているペット用固形状ペットフードの
いずれを用いていてもよい。そのうちでも、本発明で
は、固形状ペットフードとして、本発明者らが先に開発
した、微粉砕されたペットフード用原料を用いて造粒ま
たは成形して得られる特願平11−355312号に記
載されている固形状ペットフードが好ましく用いられ
る。すなわち、本発明では、粒径が150μmを超える
粒子の含有割合が30重量%以下で且つ粒径が350μ
mを超える粒子の含有割合が10重量%以下であるペッ
トフード用原料を用いて造粒または成形してなる固形状
ペットフードが好ましく用いられ、粒径が150μmを
超える粒子の含有割合が25重量%以下で且つ粒径が3
50μmを超える粒子の含有割合が5重量%以下である
ペットフード用原料を用いて造粒または成形してなる固
形状ペットフードがより好ましく用いられる。ペットフ
ード用原料として、前記した特願平11−355312
号に記載されてものを用いることによって、ペットによ
る消化吸収性が一層良好になり、しかも固形状ペットフ
ードの表面の平滑性が向上して、流動性、取り扱い性、
外観により優れたものとなる。
【0014】ここで、上記における「粒径が150μm
を超える粒子の含有割合」は、固形状ペットフードの製
造に用いる原料全体を目開き150μmの篩を用いて分
級し、原料全体の重量に対する、目開きが150μmの
篩上に残留した粒子の割合(重量%)を言う。また、上
記における「粒径が350μmを超える粒子の含有割
合」は、固形状ペットフードの製造に用いる原料全体を
目開き350μmの篩を用いて分級し、原料全体の重量
に対する、目開きが350μmの篩上に残留した粒子の
割合(重量%)を言う。
【0015】本発明のペットフードで用いる固形状ペッ
トフードでは、使用する原料の種類、配合割合などは特
に限定されず、対象とするペットの種類などに応じて、
適宜選択することができ、例えばトウモロコシ、小麦
粉、肉粉、魚粉、大豆粕、大豆粉、油脂類、ビタミン
類、ミネラル類、食塩、調味料などを使用して製造する
ことができる。固形状ペットフードと組み合わせて用い
る乾燥魚介類小片および乾燥肉類小片の少なくとも1種
の種類や混合量などに応じて、固形状ペットフードの製
造に用いる原料の種類や配合割合を調整することによっ
て、ペットフード全体の栄養バランスを調整することが
できる。
【0016】本発明で好ましく用いられる粒径が150
μmを超える粒子の含有割合が30重量%以下で且つ粒
径が350μmを超える粒子の含有割合が10重量%以
下である固形状ペットフードは、(1)上記したような
固形状ペットフード用原料を予め混合し、それを粉砕機
を用いて粒径が150μmを超える粒子の含有割合が3
0重量%以下で且つ粒径が350μmを超える粒子の含
有割合が10重量%以下になるまで微粉砕し、それによ
り得られた微粉砕固形状ペットフード用原料を用いて造
粒または成形を行って製造する方法、(2)それぞれの
固形状ペットフード用原料を予め個別に微粉砕してから
混合して、粒径が150μmを超える粒子の含有割合が
30重量%以下で且つ粒径が350μmを超える粒子の
含有割合が10重量%以下である混合物を調製し、その
混合物を用いて造粒または成形を行って製造する方法な
どによって製造することができる。そのうちでも、固形
状ペットフードの製造に必要な原料を予め混合した後に
微粉砕し、それを用いて造粒または成形を行う前記
(1)の方法が、粒径が150μmを超える粒子および
粒径が350μmを超える粒子の含有割合の調整が容易
であり、栄養成分の調整が容易であり、しかも工程的に
簡便であり、望ましい。
【0017】その際に、固形状ペットフード用原料の粉
砕方法や粉砕装置の種類は特に制限されず、固形状ペッ
トフード用原料を円滑に微粉砕できる方法および装置で
あればいずれも使用できる。例えば、ハンマーミル、ピ
ンミル、パルベライザー、ターボ型ミルなどの衝撃式粉
砕機などを用いて粉砕することができる。また、固形状
ペットフードを製造するための造粒法や成形法、造粒装
置や成形装置は特に制限されず、固形状ペットフードの
製造に従来から用いられている造粒または成形の方法や
装置のいずれもが採用できる。例えば、エクストルーダ
ー、前スクリュー式押し出し造粒機、横スクリュー式押
し出し造粒機、ペレットミルなどの押し出し造粒機、ド
ラム型転動造粒機、皿型転動造粒機、振動型転動造粒機
などの転動造粒機、打錠機、プリケッターマシンなどの
圧縮型造粒機などを挙げることができ、そのうちでも押
し出し造粒機が好ましく用いられる。造粒または成形時
の条件も特に制限されず、固形状ペットフードの製造に
おいて従来から採用されているのと同様の条件で行うこ
とができる。例えば、押し出し造粒機を用いてペレット
状の固形状ペットフードを製造する場合は、一般に、コ
ンディショナー温度60℃〜100℃、バレル先端内部
圧力30〜70バール、バレル先端内部温度90℃〜1
60℃が好ましく採用される。
【0018】本発明のペットフードは、複数食または複
数日分を袋などの容器に充填して包装しておいてもよい
が、1食分または1日分ずつを、袋、トレーなどの容器
に個別包装し密閉しておくことが取り扱い性などの点か
ら好ましい。しかも、個別包装しておくと、固形状ペッ
トフードに対して乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片および
乾燥海藻類小片の少なくとも1種を所定量含有するペッ
トフードをペットに確実に給与することができ、ペット
フードに給与される固形状ペットフードと乾燥魚介類小
片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも1
種の割合の変動が生じない。個別包装する際の容器の材
質や形状などは特に制限されないが、間口の広いトレー
状にしておくと、トレーのシールを開放してトレーをそ
のまま給餌容器(給餌皿)として用いてペットフードを
そのまま直接給与でき、便利である。トレーの材質は特
に制限されず、例えば、プラスチックシート、2種以上
のプラスチックの積層シート、プラスチックと紙、金属
箔、布帛などの他の材料との積層シート、金属シート、
厚紙などを用いて形成することができる。
【0019】
【実施例】以下に実施例などにより本発明を具体的に説
明するが、本発明は以下の例により限定されない。
【0020】《実施例1》[ドッグフードの製造] (1) 下記の表1に示す組成を有する固形状ドッグフ
ード用の原料混合物を準備した。
【0021】
【表1】
【0022】(2) 上記(1)で準備した固形状ドッ
グフード用の原料混合物を、ターボ工業株式会社製粉砕
機「Turbo Mill T−40−4型」を用いて
粉砕して、粒径が150μmを超える粒子の含有割合が
20重量%および粒径が350μmを超える粒子の含有
割合が3重量%である固形状ドッグフード用の粉砕され
た原料混合物を製造した。 (3) 上記(2)で得られた固形状ドッグフード用の
粉砕された原料混合物を用いて、エクストルーダー(ジ
ョーダ鉄工株式会社製「EP−50」)を使用して、エ
クストルーダーへの原料混合物の供給量60kg/時、
エクストルーダーへの給水量13リットル/時、混練温
度70℃〜90℃、バレル先端温度100℃〜130
℃、バレル先端圧力5〜10バールの条件下に押出成形
してストランド状に押し出した後、切断し、それを12
0℃で乾燥して、水分含量が8%のペレット状の固形状
ドッグフード(ドライタイプ)を製造した。これにより
得られた固形状ドッグフードの飼料エネルギー量は、3
30Kcal/100gであった。これにより得られた
固形状ドッグフードは、粗粉のつぶつぶがなく、滑らか
で良好を外観を有しており、しかも流動性に優れてい
た。ることがわかる。
【0023】(4) 上記(3)で得られた固形状ドッ
グフードに、固形状ドッグフードの重量に基づいて、い
りこ(水分含量約10重量%、平均長さ約30mm)を
下記の表2に示す割合で均一に混合して、いりこ入りの
ドッグフードを製造した。
【0024】(5) 小型犬を18頭(平均体重7kg
/頭)準備し、無作為に6群に分けた。 (6) それぞれの群の小型犬3頭に、実験番号1〜6
のドッグフードを時間を限って(30分間)摂取させ
て、その摂餌量(食下量)、摂取したドッグフードにお
けるいりこの摂取割合を調べたところ、下記の表2に示
すとおりであった。
【0025】
【表2】
【0026】上記の表2の結果から、固形状ドッグフー
ドの重量に基づいていりこを0.5〜30重量%の範囲
内で含有する実験番号2〜5のドッグフード、特に実験
番号1〜4のドッグフードは、ドッグフード全体の摂取
量が多くて犬による嗜好性が高いこと、しかも固形状ド
ッグフードといりことを、給与されたドッグフードにお
けるそれぞれの含有量とほぼ同じであるか又はそれに近
い割合でバランス良く摂取していることがわかる。ま
た、実験番号2〜5のドッグフードは、いりこを含有し
ていることにより、犬へのカルシウム分の補給が十分に
行われる。一方、実験番号1のドッグフードは、いりこ
を含有していないことにより、犬による摂餌性が実験番
号2〜5のドッグフードに比べて大幅に低いことがわか
る。また、いりこの含有量が40重量%と高い実験番号
6のドッグフードは、実験番号2〜6のドッグフードに
比べて犬による摂取量が低く、しかも犬がドッグフード
中のいりこのみを優先的に摂取し、固形状ドッグフード
の方を多く食べ残している。そのため、実験番号6のド
ッグフードでは、犬に給与されるカルシウム分が多す
ぎ、それに伴って他の栄養分(炭水化物など)の給与量
が低減し、栄養バランスの点で劣っている。
【0027】《実施例2》[ドッグフードの製造] (1) いりこの代わりに乾燥ささみ小片(水分含量8
重量%、直径5mm、長さ7mm)を用いた以外は、実
施例1と同様にして乾燥ささみ小片入りのドッグフード
を製造した。 (2) 小型犬を18頭(平均体重7kg/頭)準備
し、無作為に6群に分けた。 (3) それぞれの群の小型犬3頭に、実験番号1〜6
のドッグフードを時間を限って(30分間)摂取させ
て、その摂餌量(食下量)、摂取したドッグフードにお
ける乾燥ささみ小片の摂取割合を調べたところ、下記の
表3に示すとおりであった。
【0028】
【表3】
【0029】上記の表3の結果から、固形状ドッグフー
ドの重量に基づいて乾燥ささみ小片を0.5〜30重量
%の範囲内で含有する実験番号8〜11のドッグフード
は、ドッグフード全体の摂取量が多くて犬による嗜好性
が高いこと、しかも固形状ドッグフードと乾燥ささみ小
片とを、給与されたドッグフードにおけるそれぞれの含
有量とほぼ同じ割合かまたはそれに近い割合でバランス
良く摂取していることがわかる。また、実験番号8〜1
1のドッグフードは、乾燥ささみ小片を含有しているこ
とにより、犬への蛋白質の補給が十分に行われる。一
方、実験番号7のドッグフードは、乾燥ささみ小片を含
有していないことにより、犬による摂餌性が実験番号2
〜5のドッグフードに比べて大幅に低いことがわかる。
また、乾燥ささみ小片の含有量が40重量%と高い実験
番号12のドッグフードは、犬がドッグフード中の乾燥
ささみ小片のみを優先的に摂取し、固形状ドッグフード
の方を多く食べ残している。そのため、実験番号12の
ドッグフードでは、犬に給与される蛋白質分が多すぎ、
それに伴って他の栄養分(炭水化物やカルシウム分な
ど)の給与量が低減し、栄養バランスの点で劣ってい
る。
【0030】《実施例3》[キャットフードの製造] (1) 下記の表4に示す組成を有する固形状キャット
フード用の原料混合物を準備した。
【0031】
【表4】
【0032】(2) 上記(1)で準備した固形状キャ
ットフード用原料混合物を用いて、エクストルーダー
(ジョーダ鉄工株式会社製「EP−50」)を使用し
て、エクストルーダーへの原料混合物の供給量60kg
/時、エクストルーダーへの給水量13リットル/時、
混練温度70℃〜90℃、バレル先端温度100℃〜1
30℃、バレル先端圧力5〜10バールの条件下に押出
成形してストランド状に押し出した後、切断し、それを
120℃で乾燥して、水分含量が8%のペレット状の固
形状キャットフード(ドライタイプ)を製造した。これ
により得られた固形状キャットフードの飼料エネルギー
量は、340Kcal/100gであった。
【0033】(3) 上記(3)で得られた固形状キャ
ットフードに、固形状キャットフードの重量に基づい
て、乾燥白身魚小片(主にタラからなる;水分含量約1
0重量%、平均長さ約25mm、平均幅約10mm)を
下記の表5に示す割合で均一に混合して、乾燥白身魚小
片入りのキャットフードを製造した。
【0034】(5) 雑種猫を18頭(平均体重4.0
kg/頭)準備し、無作為に6群に分けた。 (6) それぞれの群の猫3頭に、実験番号13〜18
のキャットフードを時間を限って(60分間)摂取させ
て、その摂餌量(食下量)、摂取したキャットフードに
おける乾燥白身魚小片の摂取割合を調べたところ、下記
の表5に示すとおりであった。
【0035】
【表5】
【0036】上記の表5の結果から、固形状キャットフ
ードの重量に基づいて乾燥白身魚小片を0.5〜30重
量%の範囲内で含有する実験番号14〜17のキャット
フードは、キャットフード全体の摂取量が多くて猫によ
る嗜好性が高いこと、しかも固形状キャットフードと乾
燥白身魚小片とを、給与されたキャットフードにおける
それぞれの含有量とほぼ同じかまたはそれに近い割合で
バランス良く摂取していることがわかる。また、実験番
号14〜17のキャットフードは、乾燥白身魚小片を含
有していることにより、猫への蛋白質の補給が十分に行
われる。一方、実験番号13のキャットフードは、乾燥
白身魚小片を含有していないことにより、猫による摂餌
性が実験番号14〜17のキャットフードに比べて大幅
に低いことがわかる。また、乾燥白身魚小片の含有量が
40重量%と高い実験番号18のキャットフードは、猫
がキャットフード中の乾燥白身魚小片のみを優先的に摂
取し、固形状キャットフードの方を多く食べ残してい
る。そのため、実験番号18のキャットフードでは、猫
に給与される蛋白質分が多すぎ、それに伴って他の栄養
分(炭水化物やカルシウム分など)の給与量が低減し、
栄養バランスの点で劣っている。
【0037】《実施例4》[キャットフードの製造] (1) 乾燥白身魚小片の代わりに乾燥ささみ小片(水
分含量8重量%、直径5mm、長さ7mm)を用いた以
外は、実施例3と同様にして乾燥ささみ小片入りのキャ
ットフードを製造した。 (2) 雑種猫を18頭(平均体重3.5kg/頭)準
備し、無作為に6群に分けた。 (3) それぞれの群の猫3頭に、実験番号19〜24
のキャットフードを時間を限って(60分間)摂取させ
て、その摂餌量(食下量)、摂取したキャットフードに
おける乾燥ささみ小片の摂取割合を調べたところ、下記
の表6に示すとおりであった。
【0038】
【表6】
【0039】上記の表6の結果から、固形状キャットフ
ードの重量に基づいて乾燥ささみ小片を0.5〜30重
量%の範囲内で含有する実験番号20〜23のキャット
フードは、キャットフード全体の摂取量が多くて猫によ
る嗜好性が高いこと、しかも固形状キャットフードと乾
燥ささみ小片とを、給与されたキャットフードにおける
それぞれの含有量とほぼ同じかまたはそれに近い割合で
バランス良く摂取していることがわかる。また、実験番
号20〜23のキャットフードは、乾燥ささみ小片を含
有していることにより、猫への蛋白質の補給が十分に行
われる。一方、実験番号19のキャットフードは、乾燥
ささみ小片を含有していないことにより、猫による摂餌
性が実験番号20〜23のキャットフードに比べて大幅
に低いことがわかる。また、乾燥ささみ小片の含有量が
40重量%と高い実験番号24のキャットフードは、猫
がキャットフード中の乾燥ささみ小片のみを優先的に摂
取し、固形状キャットフードの方を多く食べ残してい
る。そのため、実験番号24のキャットフードでは、猫
に給与される蛋白質分が多すぎ、それに伴って他の栄養
分(炭水化物やカルシウム分など)の給与量が低減し、
栄養バランスの点で劣っている。
【0040】
【発明の効果】本発明のペットフードは、犬や猫などの
ペット類による嗜好性が良好であり、ペットが好んで食
し、しかも栄養バランスの点でも優れている。そして、
ペット類に継続して給与しても、飽きがこず、摂餌性に
優れている。本発明のペットフードでは、ペット類が、
乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の
少なくとも1種のみを優先的に摂取せず、固形状ペット
フードと、乾燥魚介類小片、乾燥肉類小片および乾燥海
藻類小片の少なくとも1種の両方を、バランス良く摂取
するので、かかる点からも栄養バランスの点で優れてい
る。さらに、本発明のペットフードうち、固形状ペット
フードとして、粒径が150μmを超える粒子の含有割
合が30重量%以下で且つ粒径が350μmを超える粒
子の含有割合が10重量%以下であるペットフード用原
料を造粒または成形して得た固形状ペットフードを用い
たものは、上記した良好な嗜好性と併せて、流動性、充
填・包装、流通、保存、販売、ペットへの給与時などで
の取り扱い性に優れており、しかも表面が滑らかで、外
観に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B005 AA02 2B150 AA06 AA20 AB01 AB03 AB04 AE01 AE05 AE22 AE29 CD02 CD05 CD19 CD26 CD27 CE26 DD48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形状ペットフードと共に、乾燥魚介類
    小片、乾燥肉類小片および乾燥海藻類小片の少なくとも
    1種を固形状ペットフードの重量に基づいて0.5〜3
    0重量%の割合で含有することを特徴とするペットフー
    ド。
  2. 【請求項2】 乾燥魚介類小片が、いりこ、乾燥白身魚
    小片、乾燥赤身魚小片、乾燥貝類小片、乾燥イカ小片、
    乾燥タコ小片または乾燥甲殻類小片であり、乾燥肉類小
    片が乾燥ささみ小片、乾燥ビーフ小片、乾燥ポーク小片
    または動物の乾燥内臓小片であり、乾燥海藻類小片が乾
    燥した昆布、ワカメ、ヒジキまたは海苔の小片である請
    求項1に記載のペットフード。
  3. 【請求項3】 1食分または1日分ずつ個別包装されて
    いる請求項1または2に記載のペットフード。
  4. 【請求項4】 トレーに個別包装されている請求項3に
    記載のペットフード。
  5. 【請求項5】 固形状ペットフードとして、粒径が15
    0μmを超える粒子の含有割合が30重量%以下で且つ
    粒径が350μmを超える粒子の含有割合が10重量%
    以下であるペットフード用原料を造粒または成形した固
    形状ペットフードを用いてなる請求項1〜4のいずれか
    1項に記載のペットフード。
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