JP2001258431A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2001258431A
JP2001258431A JP2000083643A JP2000083643A JP2001258431A JP 2001258431 A JP2001258431 A JP 2001258431A JP 2000083643 A JP2000083643 A JP 2000083643A JP 2000083643 A JP2000083643 A JP 2000083643A JP 2001258431 A JP2001258431 A JP 2001258431A
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JP
Japan
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joint
rod
male
female
fishing rod
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JP2000083643A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Komura
恭央 小村
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継合部の応力集中が防止できると共に、撓み
変形が滑らかな釣竿を提供する。 【解決手段】 雄型12と雌型10の竿杆の継合領域に
おいて、少なくとも一方の竿杆12の継合部12Tの端
部12Kの撓み剛性が、その端の方向に向かって漸減し
ており、当該雄雌継合せによる継合領域の撓み剛性が前
記の漸減領域において漸減しているよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣竿の継合領域の
構造に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来から、雄型と雌型の竿杆を、取外し
可能に、或いは取り外し不可能に継ぎ合わせるには、並
継式、逆並継式、振出式、インロー継式があるが、雄雌
継合せである。また、継ぎ合わされる前後の竿杆は、管
状体と中実体との中から選択した適宜な組み合わせでよ
い。これらの従来の継合せ構造においては、雄型と雌型
の各竿杆継合部は、概ね長手方向に対して概ね直交する
端面を有して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、この継合
領域における撓み剛性が、前記端面位置において急変
し、このため、釣竿の撓み変形が滑らかでなかったり、
或いは、この端面位置において応力集中が生じて竿杆の
破損という事態に至ることもある。依って本発明では、
継合部の応力集中が防止できると共に、撓み変形が滑ら
かな釣竿の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み、本発明
では請求項1において、雄型と雌型の竿杆の継合領域に
おいて、少なくとも一方の竿杆の継合部の端部の撓み剛
性が、その端の方向に向かって漸減しており、当該雄雌
継合せによる継合領域の撓み剛性が前記の漸減領域にお
いて漸減していることを特徴とする釣竿を提供する。継
合部の範囲と撓み剛性を考える場合、他型を実質的に押
圧しない領域(内外径の実質的な相違が有る場合や硬さ
が相当に相違する場合)は除外して考える。従って、例
えば、竿杆の継合部の端に、本体の竿杆よりも相当に軟
らかな他の部材が付加されている場合、これを除外して
考えることができる。また、本明細書での漸減とは、階
段状に減少変化する場合も含む。これらのことは以下同
様である。雄型か雌型の少なくとも一方の端部の撓み剛
性がその端に向かって漸減すれば、釣竿が撓んだ際に他
方に及ぼす押圧力がその端位置において急変せずに済
み、応力集中が防止できる。また、当該雄雌継合せによ
る継合領域の撓み剛性も漸減しているため、釣竿が撓ん
だ際に、当該継合領域の撓み形状も滑らかになる。
【0005】請求項2では、雄型と雌型の竿杆の継合領
域において、雄型継合部の少なくとも端部の撓み剛性
が、その端の方向に向かって漸減しており、当該漸減領
域の任意の軸長方向位置において、当該雄型継合部の所
定角度位置の剛性は、そこから180度離隔した角度位
置の剛性(零を含む)よりも高く、当該雄雌継合せによ
る継合領域の撓み剛性が前記の漸減領域において漸減し
ていることを特徴とする釣竿を提供する。請求項1と同
様な作用効果の他、雄型継合部の剛性の高い所定角度位
置を、釣竿の撓みの背側(下方に向かって撓む際の上
側)に位置させ、180度反対側の剛性の小さい角度位
置が腹側(下側)に位置するようにして釣りを行なえ
ば、雌型竿杆に挿入継ぎ合わされて撓み負荷を剛性の高
い所定角度位置側で主に分担することになり、応力集中
防止や撓みの滑らかさ等を保持しつつ、負荷に対する強
度を維持できる。
【0006】請求項3では、傾斜状のカット形状にする
ことによる請求項2の実施態様であり、請求項2の作用
効果を奏する。傾斜状には階段状も含む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る釣竿の継合領域近くの縦断面図である。この例で
は、後側竿杆10は雌型竿杆であり、前側竿杆12は雄
型竿杆である。共に、中空竿管であって、エポキシ樹脂
等の合成樹脂を炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強
化合成樹脂製竿杆である。後側竿杆10にも前側竿杆1
2にも、夫々、外部ガイドリングG1,G2等が設けら
れている。従って、図示しないが、後方部にはリールを
装着するリール装着部が設けられている。各ガイドリン
グは固定型の場合は勿論、遊動型の場合でも、釣りの際
にはリール装着部の側に位置させる。
【0008】前側竿杆12の継合部12Tは、その後端
部を傾斜面12Kを有するようにカット形成している。
この傾斜面の長さL1は5mm以上に形成し、前後の竿
杆を継合せた状態の最小長さL2も5mm以上にする。
ここでの継合の最小長さL2範囲も最大長さ(=L1+
L2)範囲も、後側竿杆10の内面と密着する程度の内
外径関係に構成している範囲であり、仮に、前側竿杆1
2の後端部が、後側竿杆10の内面と殆ど押圧し合わな
いように緩い場合は、そこを除いた範囲である。
【0009】リールとして両軸受型を使用する場合に
は、通常は、図1に示すようにガイドリングを上側にし
て(リールを上側にして)釣りを行なう。この場合に
は、前側竿杆12の継合長さが最大になる側12TUが
ガイドリング側になり、最小になる側12TDがガイド
リングとは径方向反対側になるように継ぎ合わせる。こ
のため、ガイドリングG1,G2が固定タイプの場合は
それを目印にしてもよいが、ガイドリングの有無に拘わ
らず、目印M1,M2を設けて継合の相対角度を規定し
てもよい。
【0010】こうして継ぎ合わされた釣竿を使用して釣
りを行なうと、魚が掛ったりして釣竿が撓む。それは図
1の下側方向に負荷が作用するため、前側竿杆12は、
継合長さが最大になる側12TUで後側竿杆10の継合
部の内面を強く押圧することになる。従って、力を最大
面積で受けることになり、合理的である。また、長さL
1の領域よりも長さL2の領域は撓み剛性が小さいた
め、釣竿に負荷が掛って撓んだ際に、L1領域の方がよ
く撓む。従って、L1領域は、後側竿杆10の内面に強
く押圧されて摩擦が大きくなり、魚とのファイティング
等によって前側竿杆12が軸心周りに回転し難くなる。
【0011】もし、スピニングリールを使用する場合
は、通常、リールを下側に位置させるため、前側竿杆1
2の継合部12Tの最小長さL2の側12TDを、リー
ル側、即ち、後側竿杆10のガイドリング側に位置させ
るとよい。以上をまとめると、リールやガイドリングの
有無に拘わらず、継合長さが最大になる側12TUが、
撓んだ釣竿の背側(上側)に位置するように継ぎ合わせ
るのである。この最大長さの側12TU、剛性の漸減す
る領域L1内では、どの位置でも、180度反対側(最
小長さの側)の剛性(零)よりも高い剛性を有してい
る。
【0012】また、この例では、後側竿管の継合部の肉
厚も、軸長方向の位置で極端には変化していない(材料
変化も同様)ため、前後竿杆を継ぎ合わせた場合の領域
L1の長さ範囲の両竿杆合計の撓み剛性も漸減し、領域
L1の右隣り領域である後側竿杆12のみの領域の撓み
剛性に対して概ね円滑に連続する。従って、この継合領
域を含む釣竿の撓み形状が滑らかとなる。
【0013】図2は、図1の場合と同様に、雄型竿杆1
2の継合部12Tの後端部を傾斜面12Kに形成してい
るが、この後端部に、例えば、ゴム製等の尻栓部材14
を装着し、雄型竿杆12の継合部の外形状は、軸長方向
に対して、その後端14Kが概ね垂直な面となってい
る。然しながら、もしその後部外径D2が雌型竿杆10
の継合部の内径D1よりも小さい場合は、既述のよう
に、この小径部位(雄型竿杆12の後端から出ている部
位)は、継合部としては無視する。
【0014】従って、この場合は図1の場合と実質同じ
となる。しかし、尻栓部材14後部の外径D2が雌型竿
杆10の継合部の内径D1と同等の場合は、雄型竿杆1
2の継合部の一部となる。然しながら、撓み剛性で見た
場合には、ゴム製故に、大きな寄与度はなく、雄型竿杆
12の継合部全体としてみれば、傾斜面12Kの範囲で
は、撓み剛性は後端の方向に行くに従って小さくなって
いる。従って、これを図1の場合の前側竿杆に置き換え
ても同様な作用効果を奏する。
【0015】図3は他の実施形態例を示しており、中空
状の前側竿杆12’の後端部内部には継ぎ部材12T’
を挿入して接着剤等によって固定している。その先端面
12K”は傾斜面に形成されている。一方、他端面12
K’も傾斜状に形成されており、図示の如く継ぎ部材の
縦断面が台形状になるように各傾斜面の傾斜方向を逆方
向にする。後側竿杆10に継ぎ合わせる際には、継ぎ部
材の最長辺側(台形の下底側)が釣竿の背側(上側)に
なるように継ぎ合わせる。このため、ガイドリングの有
無に拘わらず、前後の竿杆を継ぎ合わせる際の目印に、
角度位置合わせの目印M1,M2を設けておくと好まし
い。
【0016】傾斜面を有しない従来と比較すれば、この
形態例では、固定されている前側竿杆12との間に生じ
る応力も、単に継合関係にある後側竿杆10との間に生
じる応力も、先の図1等に示す実施形態例の場合と同様
に、緩和され、応力集中が防止される。また、図示の如
く継ぎ合わせて継合部材12T’の最長辺側が釣竿の背
側に位置する状態で使用すれば、継合部材の各端部方向
への撓み剛性の漸減構成によって、釣竿の撓み変形が滑
らかになるし、押圧力をより広い面積で受けるため、撓
みの背側に、最短辺側が位置したり、これらの中間長さ
の辺が位置する場合に比べて、撓み負荷に対して高強度
となる。
【0017】また、図1の構造に対する図2のゴム製の
尻栓部材14を使用した変形例と同様に、図3の構造に
対して、ゴムや他の剛性の小さい(軟らかな)部材を使
用しても、更には、図3の構造と異なっても硬さの異な
る材料の組み合わせで撓み剛性を端の方向に向かって漸
減させても、同様に本願は成り立つ。
【0018】以上では、雄型竿杆の端部を傾斜状に形
成、或いは剛性を漸減させた例を示したが、雌型竿杆の
端部を傾斜状に形成したり、傾斜状でなくとも、硬さの
異なる材料を使用することによって撓み剛性を端の方向
に向かって漸減させてもよい。これら雄型竿杆と雌型竿
杆との漸減工夫構造を、夫々、単独、又は組み合わせて
使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、継合部の応力集中が防止できると共に、撓み変
形が滑らかな釣竿が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る継合構造を有する釣竿要部
の縦断面図である。
【図2】図2は図1に対する変形例を示す部分縦断面図
である。
【図3】図3は他の実施形態例を示す縦断面図である。
【符号の説明】 10 後側竿杆(雌型竿杆) 12 前側竿杆(雄型竿杆) 12T 前側竿杆の継合部 12K,12K,12K” 傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄型と雌型の竿杆の継合領域において、
    少なくとも一方の竿杆の継合部の端部の撓み剛性が、そ
    の端の方向に向かって漸減しており、当該雄雌継合せに
    よる継合領域の撓み剛性が前記の漸減領域において漸減
    していることを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】 雄型と雌型の竿杆の継合領域において、
    雄型継合部の少なくとも端部の撓み剛性が、その端の方
    向に向かって漸減しており、当該漸減領域の任意の軸長
    方向位置において、当該雄型継合部の所定角度位置の剛
    性は、そこから180度離隔した角度位置の剛性よりも
    高く、当該雄雌継合せによる継合領域の撓み剛性が前記
    の漸減領域において漸減していることを特徴とする釣
    竿。
  3. 【請求項3】 雄型と雌型の竿杆の継合領域において、
    雄型継合部の端部が傾斜状に形成されており、当該雄雌
    継合せによる継合領域の撓み剛性が前記の漸減領域にお
    いて漸減していることを特徴とする釣竿。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160323A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Shimano Inc インロー継ぎ形式の釣竿、及びこれを構成するインロー芯の製造方法。
JP2009131181A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Shimano Inc 釣り竿

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160323A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Shimano Inc インロー継ぎ形式の釣竿、及びこれを構成するインロー芯の製造方法。
JP4539953B2 (ja) * 2003-11-28 2010-09-08 株式会社シマノ インロー継ぎ形式の釣竿、及びこれを構成するインロー芯の製造方法。
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