JP2001352865A - 竿体の連結構造 - Google Patents

竿体の連結構造

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JP2001352865A JP2000175709A JP2000175709A JP2001352865A JP 2001352865 A JP2001352865 A JP 2001352865A JP 2000175709 A JP2000175709 A JP 2000175709A JP 2000175709 A JP2000175709 A JP 2000175709A JP 2001352865 A JP2001352865 A JP 2001352865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた嵌合性能を有する竿体の嵌合構造を提
供する。 【解決手段】 第1竿体1の嵌合雌部10は、第1竿体
1の穂先側端面から竿元側にかけて小径化する第1テー
パ面10aと、第1テーパ面10aの竿元側に連続して形成さ
れ第1竿体1の軸方向に平行に形成された第1ストレー
ト面10bとを有する。第2竿体2の嵌合雄部11は、第
1テーパ面10aに嵌合する第2テーパ面11aと、第1スト
レート面10bに嵌合する第2ストレート面11bとを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の竿体を連結
してなる釣竿を構成する竿体における、竿体同士の連結
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の並継形式で連結される釣竿は、穂
先側端部に嵌合雌部を有する第1竿体と、竿元側端部に
嵌合雄部を有し第1竿体の穂先側に連結される第2竿体
とを有している。そして、第1竿体の嵌合飯部に第2竿
体の嵌合雄部を挿入し嵌合して一本の釣竿として用いる
ことになる。
【0003】このような竿体の嵌合構造としては、「ス
トレート合わせ」と呼ばれる構造と、「テーパ合わせ」
と呼ばれる構造とが知られている。「ストレート合わ
せ」とは、嵌合雌部の内周面と嵌合雄部の外周面とをそ
れぞれ竿体の軸方向に平行に調節し、両者を嵌合させて
固定するものである。このような連結構造では、比較的
高い嵌合力を得られるが、嵌合雄部と嵌合雌部との微調
整が必要であり加工が煩雑である。また、長期にわたっ
て嵌合を繰り返し嵌合面が摩耗することで嵌合力の低下
が大きくなる恐れがある。
【0004】一方、「テーパ合わせ」とは、嵌合雌部の
内周面と嵌合雄部の外周面とにそれぞれ軸方向にかけて
径が変化するようにテーパを付し、両者を嵌合させて固
定するものである。このような連結構造では、比較的嵌
合力は劣ることになるが、嵌合雄部と嵌合雌部との過度
の微調整を施さなくても嵌合固定可能であり加工が容易
になる。また、竿体が重複することになる連結部分の軸
方向への剛性の変化をなだらかにすることができ、竿の
調子が連結部分で低下し難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
嵌合構造はそれぞれ短所を有するものであり、何れも改
善の余地がある。本発明の課題は、さらに優れた竿体の
嵌合構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る構造は、第
1竿体の穂先側に第2竿体を連結する際の構造であっ
て、穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、穂先
側内周面に形成された嵌合雌部を有する第1竿体と、穂
先側ほど小径に形成された筒状部材であり、竿元側端部
外周面に形成された嵌合雄部を有する第2竿体とを備え
ている。そして、嵌合雌部は、第1竿体の穂先側端面か
ら竿元側にかけて小径化する第1テーパ面と、第1テー
パ面の竿元側に連続して形成され第1竿体の軸方向に平
行に形成された第1ストレート面とを有している。一
方、嵌合雄部は、第1テーパ面に嵌合する第2テーパ面
と、第1ストレート面に嵌合する第2ストレート面とを
有している。
【0007】この構造では、第1ストレート面と第2ス
トレート面とが嵌合することで、第1竿体と第2竿体と
の嵌合力の向上を担保する。一方で、第1テーパ面と第
2テーパ面との嵌合が、嵌合部分の各竿体の径が摩耗等
によって微妙に変化しても嵌合力が著しく低下するの抑
える。さらに、竿体が重複することになる連結部分の軸
方向への剛性の変化を極力なだらかにすることができ、
竿調子の低下を防止できる。また、第1竿体の穂先側端
面付近内周に竿元側方向へ小径化するテーパが施されて
いることで(第1テーパ面)、第2竿体の嵌合雄部を第
1竿体の嵌合雌部へ挿入し易い。
【0008】発明2に係る連結構造は、発明1の構造で
あって、第1テーパ面の軸方向長さは第1竿体の穂先側
径の1.5〜5倍であり、テーパは1/1000〜5/
1000である。第1テーパ面を設ける第1竿体の径に
依存するするものであるが、第1テーパ面の軸方向長さ
を所定値に設定することで、長期の使用による嵌合力の
低下を十分に抑え高い嵌合力を維持できる。
【0009】発明3に係る連結構造は、第1竿体の穂先
側に第2竿体を連結する際の構造であって、穂先側ほど
小径に形成された筒状部材であり、穂先側内周面に形成
された嵌合雌部を有する第1竿体と、穂先側ほど小径に
形成された筒状部材であり、竿元側端部外周面に形成さ
れた嵌合雄部を有する第2竿体とを備えている。そし
て、嵌合雌部は、第1竿体の穂先側端面から竿元側にか
けて第1竿体の軸方向に平行に形成された第1ストレー
ト面と、第1ストレート面の竿元側に連続して形成され
竿元側ほど小径化する第1テーパ面とを有している。嵌
合雄部は、第1ストレート面に嵌合する第2ストレート
面と、第1テーパ面に嵌合する第2テーパ面とを有す
る。
【0010】この構造では、第1ストレート面と第2ス
トレート面とが嵌合することで、第1竿体と第2竿体と
の嵌合力の向上を担保する。一方で、第1テーパ面と第
2テーパ面との嵌合が、嵌合部分の各竿体の径が摩耗等
によって微妙に変化しても嵌合力が著しく低下するの抑
える。さらに、竿体が重複することになる連結部分の軸
方向への剛性の変化を極力なだらかにすることができ、
竿調子の低下を防止できる。
【0011】発明4に係る連結構造は、竿体を連結する
際の構造であって、穂先側ほど小径に形成された筒状部
材であり、穂先側端部外周面に穂先側ほど小径化する他
の部分に比べて大きなテーパが形成された第1テーパ面
を有する第1竿体と、穂先側ほど小径に形成された筒状
部材であり、竿元側端部外周面に軸方向に平行に形成さ
れた第1ストレート面を有する第2竿体と、第1竿体の
穂先側及び第2竿体の竿元側にそれぞれ両端が挿入され
る芯材と、第1竿体の穂先側端部と第2竿体の竿元側端
部と芯材との外周に配置され、内周面に第1テーパ面と
嵌合する第2テーパ面及び第1ストレート面に嵌合する
第2ストレート面を有するパイプ部材とを備えている。
【0012】この構造は、いわゆる「インロー継ぎ」に
関する連結構造であり、第1竿体と第2竿体とは芯材に
よって連結されている。その上で、パイプ部材と第1竿
体とが第1テーパ面と第2テーパ面とで嵌合され、パイ
プ部材と第2竿体とが第1ストレート面と第2ストレー
ト面とで嵌合される。このように、第1テーパ面と第2
テーパ面とが嵌合することで、第1竿体とパイプ部材と
の十分な嵌合を担保し、それらの径が摩耗等によって微
妙に変化しても嵌合力が著しく低下するの抑える。
【0013】一方で、第1ストレート面と第2ストレー
ト面との嵌合によって、第2竿体とパイプ部材との嵌合
力の向上を担保する。発明5に係る連結構造は、竿体を
連結する際の構造であって、穂先側ほど小径に形成され
た筒状部材であり、穂先側端部内周面に軸方向に平行に
形成された第1ストレート面を有する第1竿体と、穂先
側ほど小径に形成された筒状部材であり、竿元側端部内
周面に穂先側ほど小径化する他の部分に比べて大きなテ
ーパが形成された第1テーパ面を有する第2竿体と、竿
元側端部外周面に第1ストレート面に嵌合する第2スト
レート面を有し、穂先側端部外周面に第1テーパ面に嵌
合する第2テーパ面を有する芯材とを備えている。
【0014】この構造も、いわゆる「インロー継ぎ」に
関する連結構造であり、第1竿体と第2竿体とは芯材に
よって連結されている。そして、第1ストレート面と第
2ストレート面とが嵌合することで、第1竿体と芯材と
の嵌合力の向上を担保する。一方で、第1テーパ面と第
2テーパ面との嵌合によって、第2竿体と芯材との十分
な嵌合を担保し、それらの径が摩耗等によって微妙に変
化しても嵌合力が著しく低下するの抑える。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1
に示すように、本発明の第1実施形態を採用した釣竿
は、第1竿体1と、第1竿体の穂先側に並継形式に連結
された第2竿体2と、第2竿体2の穂先側に連結される
穂先竿3とを有している。第1竿体1〜穂先竿3はそれ
ぞれ炭素繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリ
プレグをマンドレルに巻回し焼成して得られる先細り筒
状部材である。第1竿体1は、竿元側端部に配置される
竿元グリップ4と、竿元グリップ4の穂先側に配置され
た前グリップ6と、竿元グリップ4と前グリップ6との
間に配置されリール7を装着可能なリールシート5とを
有している。また、第1竿体1〜穂先竿3の外周面には
複数の釣糸ガイド8が設けられている。
【0016】図2に詳しく示すように、第1竿体1は穂
先側に向かって全体として徐々に小径化するようなテー
パが施された先細り筒状部材である。この第1竿体全体
のテーパは1/1000〜5/1000程度に設定され
ている。そして、穂先側端部内周面は嵌合雌部10とな
っている。この嵌合雌部10は、第1竿体1の穂先側端
面から竿元側にかけて小径化する第1テーパ面10aと、
第1テーパ面10aの竿元側に連続して形成され第1竿体
1の軸方向に平行に形成された第1ストレート面10bと
を有している。第1テーパ面10aの軸方向長さは第1竿
体1の竿元側径の1.5〜5倍程度にわたって形成さ
れ、そのテーパは1/1000〜5/1000程度に設
定されている。一方の第1ストレート面10bの軸方向
も、第1テーパ面1aと同様に第1竿体1の竿元側径の
1.5〜5倍程度にわたって形成されている。
【0017】また、第2竿体2も穂先側に向かって全体
として徐々に小径化する様なテーパが施された先細り筒
状部材である。そして、竿元側端部外周面は嵌合雄部1
1となっている。この嵌合雄部11は、竿元側端面より
穂先側に形成され第2竿体2の軸方向に平行に形成され
た第2ストレート面11bと、第2ストレート面11bの穂先
側に連続して形成され穂先側にかけて大径化する第2テ
ーパ面11aとを有している。この第2テーパ面11aは第1
竿体1の第1テーパ面10aに嵌合し、第2ストレート面1
1bは第1竿体1の第1ストレート面10bに嵌合する。
【0018】このように構成された釣竿では、第1スト
レート面10bと第2ストレート面11bとが嵌合すること
で、第1竿体1と第2竿体2との十分な嵌合力を担保す
る。一方で、第1テーパ面10aと第2テーパ面11aとの嵌
合が、比較的径の精密度を要求することなく適度な嵌合
力を演出し、第1竿体1及び第2竿体2が摩耗し径が微
妙に変化しても嵌合力が著しく低下するの抑える。
【0019】さらに、第1竿体1と第2竿体2とが重複
することになる部分における軸方向への剛性の変化を極
力なだらかにすることができ、竿調子の低下を防止でき
る。また、第1竿体1の穂先側端面付近内周に竿元側方
向へ小径化する第1テーパ面10aが設けられていること
で、第2竿体2の嵌合雄部11を第1竿体1の嵌合雌部
10へ挿入し易い。
【0020】[第2実施形態]以下、本発明の第2実施
形態について図面を参照しつつ説明する。図3に示すよ
うに、本発明の第2実施形態を採用した第1竿体1は穂
先側に向かって全体として徐々に小径化するようなテー
パが施された先細り筒状部材である。そして、穂先側端
部内周面は嵌合雌部20となっている。この嵌合雌部2
0は、第1竿体1の穂先側端面から竿元側にかけて第1
竿体1の軸方向に平行に形成された第1ストレート面20
aと、第1ストレート面20aの竿元側に連続して形成され
竿元側ほど小径化する第1テーパ面20bとを有してい
る。第1テーパ面20bは軸方向においておよそ第1竿体
1の竿元側径の1.5〜5倍程度にわたって形成され、
そのテーパは1/1000〜5/1000程度に設定さ
れている。一方の第1ストレート面20a は軸方向におい
て第1竿体1の竿元側径の1.5〜5倍程度にわたって
形成されている。
【0021】また、第2竿体2も穂先側に向かって全体
として徐々に小径化する様なテーパが施された先細り筒
状部材である。そして、竿元側端部外周面は嵌合雄部2
1となっている。この嵌合雄部21は、竿元側端面より
穂先側に形成され穂先側にかけて大径化する第2テーパ
面21bと、第2テーパ面21bの穂先側に連続して形成され
第2竿体2の軸方向に平行に形成された第2ストレート
面21aとを有している。この第2テーパ面21bは第1竿体
1の第1テーパ面20bに嵌合し、第2ストレート面21a
は第1竿体1の第1ストレート面20a に嵌合する。
【0022】このように構成された釣竿では、第1スト
レート面20a と第2ストレート面21a とが嵌合すること
で、第1竿体1と第2竿体2との十分な嵌合力を担保す
る。一方で、第1テーパ面20b と第2テーパ面21b との
嵌合が、比較的径の精密度を要求することなく適度な嵌
合力を演出し、第1竿体1及び第2竿体2が摩耗し径が
微妙に変化しても嵌合力が著しく低下するの抑える。
【0023】[第3実施形態]以下、本発明の第3実施
形態について図面を参照しつつ説明する。図4に示すよ
うに、本発明の第3実施形態を採用した第1竿体1及び
第2竿体2は穂先側に向かって全体として徐々に小径化
するようなテーパが施された先細り筒状部材である。こ
の第1竿体1と第2竿体2の連結部分にはインロー芯3
0とパイプ部材31が配置されており、いわゆるインロ
ー継ぎで連結されている。
【0024】インロー芯30は各竿体と同様に炭素繊維
等の強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグから形
成されるやや先細り筒状部材であって、第1竿体1の穂
先側内径及び第2竿体2の竿元側内径にその外径が合致
ししている。そして、インロー芯30の竿元側から軸方
向中心付近までが第1竿体1の穂先側に挿入され接着剤
等で固定され、インロー芯30の穂先側から軸方向中心
付近まで第2竿体2の竿元側に脱着自在に挿入される。
なお、第1竿体1の穂先側端面と第2竿体2竿の元側端
面とは連結時においても接触することなく、その間には
間隔が設けられいる。
【0025】また、第1竿体1の穂先側部分外周面は嵌
合雄部となっており、第1竿体1の穂先側端面から竿元
側ほど大径化するような第1テーパ面1aとなってい
る。一方、第2竿体2の竿元側部分外周面も嵌合雄部と
なっており、第2竿体2の軸方向に平行に形成された第
1ストレート面2aとなっている。パイプ部材31は合
成樹脂または金属製の部材である。竿元側内周面は第1
竿体1の第1テーパ面1aに合致する第2テーパ面31
aが形成され、穂先側内周面は第2竿体2の第1ストレ
ート面2aに合致する第2ストレート面31bとなって
いる。そして、パイプ部材31は第1竿体1〜第2竿体
2が挿入された状態で所定の位置に配置される。
【0026】このように構成された釣竿では、第1竿体
1と第2竿体2とが芯材30によって連結される。さら
に、パイプ部材31と第1竿体1とが第1テーパ面1a
と第2テーパ面31aとで嵌合され、パイプ部材31と
第2竿体2とが第1ストレート面2aと第2ストレート
面31bとで嵌合される。このように、第1テーパ面1
aと第2テーパ面31aとが嵌合することで、第1竿体
1とパイプ部材31との十分な嵌合が担保され、それら
の径が摩耗等によって微妙に変化しても嵌合力が著しく
低下するの抑える。一方で、第1ストレート面2aと第
2ストレート面31bとの嵌合によって、第2竿体2と
パイプ部材31との嵌合力の向上を担保する。
【0027】[第4実施形態]以下、本発明の第4実施
形態について図面を参照しつつ説明する。図5に示すよ
うに、本発明の第4実施形態を採用した第1竿体1及び
第2竿体2は穂先側に向かって全体として徐々に小径化
するようなテーパが施された先細り筒状部材である。こ
の第1竿体1と第2竿体2の連結部分にはインロー芯4
0とパイプ部材41が配置されており、いわゆるインロ
ー継ぎで連結されている。
【0028】第1竿体1は穂先側に向かって全体として
徐々に小径化する先細り筒状部材である。第1竿体1の
穂先側内周面は、第1竿体1の軸方向に平行なストレー
ト面1aとなっている。一方、第2竿体2の竿元側端部
内周面は他の部分に比べて大きなテーパが施された穂先
側ほど小径化する第1テーパ面2aとなっている。イン
ロー芯40は各竿体と同様に炭素繊維等の強化繊維に合
成樹脂を含浸させたプリプレグから形成されるやや先細
り筒状部材であって、竿元側外周面はインロー芯40の
軸方向に平行な第2ストレート面40aとなっている。
また、穂先側外周面は穂先側ほど小径化するようなテー
パが施された第2テーパ面40bとなっている。そし
て、インロー芯40の竿元側から軸方向中心付近までが
第1竿体1の穂先側に挿入され接着剤等で固定され、イ
ンロー芯40の穂先側から軸方向中心付近まで第2竿体
2の竿元側に脱着自在に挿入される。
【0029】また、パイプ部材41は合成樹脂または金
属製の部材であり、第1竿体1〜第2竿体2が挿入され
た状態で所定の位置に配置される。このように構成され
た釣竿では、第1竿体1と第2竿体2とは芯材40によ
って連結されている。そして、第1ストレート面1aと
第2ストレート面40aとが嵌合することで、第1竿体
と芯材40との嵌合力の向上を担保する。一方で、第1
テーパ面2aと第2テーパ面40bとの嵌合によって、
第2竿体2と芯材40との十分な嵌合を担保し、それら
の径が摩耗等によって微妙に変化しても嵌合力が著しく
低下するの抑える。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかる構造によれば、優れた竿
体同士の連結構造が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した釣竿の全体
図。
【図2】図1の第1竿体1と第2竿体2との連結部分の
拡大断面図。
【図3】第2実施形態を採用した釣竿の第1竿体1と第
2竿体2との連結部分の拡大断面図。
【図4】第3実施形態を採用した釣竿の第1竿体1と第
2竿体2との連結部分の拡大断面図。
【図5】第4実施形態を採用した釣竿の第1竿体1と第
2竿体との連結部分の拡大断面図。
【符号の説明】
1 第1竿体 2 第2竿体 30,40 インロー芯 31,41 パイプ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1竿体の穂先側に第2竿体を連結する際
    の構造であって、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、穂先側内
    周面に形成された嵌合雌部を有する第1竿体と、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、竿元側端
    部外周面に形成された嵌合雄部を有する第2竿体とを備
    え、 前記嵌合雌部は、前記第1竿体の穂先側端面から竿元側
    にかけて小径化する第1テーパ面と、前記第1テーパ面
    の竿元側に連続して形成され前記第1竿体の軸方向に平
    行に形成された第1ストレート面とを有し、 前記嵌合雄部は、前記第1テーパ面に嵌合する第2テー
    パ面と、前記第1ストレート面に嵌合する第2ストレー
    ト面とを有する連結構造。
  2. 【請求項2】前記第1テーパ面の軸方向長さは前記第1
    竿体の穂先側の径の1.5〜5倍であり、テーパは1/
    1000〜5/1000である、請求項1に記載の連結
    構造。
  3. 【請求項3】第1竿体の穂先側に第2竿体を連結する際
    の構造であって、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、穂先側内
    周面に形成された嵌合雌部を有する第1竿体と、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、竿元側端
    部外周面に形成された嵌合雄部を有する第2竿体とを備
    え、 前記嵌合雌部は、前記第1竿体の穂先側端面から竿元側
    にかけて前記第1竿体の軸方向に平行に形成された第1
    ストレート面と、前記第1ストレート面の竿元側に連続
    して形成され竿元側ほど小径化する第1テーパ面とを有
    し、 前記嵌合雄部は、前記第1ストレート面に嵌合する第2
    ストレート面と、前記第1テーパ面に嵌合する第2テー
    パ面とを有する連結構造。
  4. 【請求項4】竿体を連結する際の構造であって、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、穂先側端
    部外周面に穂先側ほど小径化する他の部分に比べて大き
    なテーパが形成された第1テーパ面を有する第1竿体
    と、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、竿元側端
    部外周面に軸方向に平行に形成された第1ストレート面
    を有する第2竿体と、 前記第1竿体の穂先側及び前記第2竿体の竿元側にそれ
    ぞれ両端が挿入される芯材と、 前記第1竿体の穂先側端部と前記第2竿体の竿元側端部
    と前記芯材との外周に配置され、内周面に前記第1テー
    パ面と嵌合する第2テーパ面及び前記第1ストレート面
    に嵌合する第2ストレート面とを有するパイプ部材とを
    備えた連結構造。
  5. 【請求項5】竿体を連結する際の構造であって、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、穂先側端
    部内周面に軸方向に平行に形成された第1ストレート面
    を有する第1竿体と、 穂先側ほど小径に形成された筒状部材であり、竿元側端
    部内周面に穂先側ほど小径化する他の部分に比べて大き
    なテーパが形成された第1テーパ面を有する第2竿体
    と、 竿元側端部外周面に前記第1ストレート面に嵌合する第
    2ストレート面を有し、穂先側端部外周面に前記第1テ
    ーパ面に嵌合する第2テーパ面を有する芯材と、を備え
    た連結構造。
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