JPH0118698B2 - - Google Patents

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JPH0118698B2
JPH0118698B2 JP57102128A JP10212882A JPH0118698B2 JP H0118698 B2 JPH0118698 B2 JP H0118698B2 JP 57102128 A JP57102128 A JP 57102128A JP 10212882 A JP10212882 A JP 10212882A JP H0118698 B2 JPH0118698 B2 JP H0118698B2
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JP
Japan
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rod
handle
diameter
tip
handle rod
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JP57102128A
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JPS58220633A (ja
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Hirokatsu Sakurai
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカーボン繊維、ガラス繊維等の繊維糸
を引揃え又は織り込んで形成した膜状体から成る
柄杆を接続する釣竿に関する。
(従来の技術) カーボン繊維、ガラス繊維を用いた釣竿は常用
され、又継竿として並継ぎ或いはいんろう継ぎの
形式も一般に周知である。
(発明が解決しようとする課題) 上記材料繊維によるものは、その軽量化と性能
の向上において重宝されている。
この釣竿の性能のうちでも、各柄杆をより細く
して取扱い容易とし特に遠投釣のような場合に空
気抵抗が少なく風切りをよくすることが重要であ
る。従つて各柄杆はより細径化の方向に改良が進
められている。このように各柄杆が細径化される
につれ、各柄杆の接続部は釣竿全体の所謂「調
子」に顕著に影響を与えるようになつてきた。即
ち、釣竿の調子としては、天然竹のように先端か
ら根元に至るまで連続して直線状に次第に径が増
加することが全体として自然な撓みを与えるので
最適であるところ、継竿にあつては各柄杆の接続
部において他の部分と径が相違し、また剛性も極
端に増加するため、各柄杆が細径化されるに従つ
て顕著に悪影響を及ぼすようになつた。更に詳細
には、第1図A示の並継ぎにあつては、上竿であ
る柄杆aに対して下竿である柄杆bは、径R1
柄杆aに対してまず柄杆bを内挿するために径
R2で示すように大径となり、且つ大径とした先
端部から後端部に至るまで径が順次増大し、従つ
て部分的にみても柄杆aと柄杆bとの間には自然
な径の直線的な増加を与えることができない。ま
た第1図B示の所謂いんろう継ぎにあつては、各
柄杆の径の増加を自然な形にするため、柄杆aと
柄杆bとの接続のため特に接続片cを内挿する構
造を採用しているが、両柄杆a,bの接続部分の
強度との関係上、比較的に長く両柄杆a,b中に
接続片cを内挿しなければならず、外形状は自然
な径の増加を備えた釣竿でありながら、接続片c
の内挿によつて比較的に長い範囲において剛性が
極端に増加するため、到底良好な調子の釣竿は求
められなかつた。
(課題を解決するための手段) 本発明者はカーボン繊維、ガラス繊維を用いた
釣竿において、より細径化を図りながら釣竿全体
の調子を天然竹の釣竿に近づけるために研究した
結果、従来の欠点を解消する釣竿を完成し得たも
ので、繊維糸を引揃え又は織り込んで形成した膜
状体のみから成る複数本の柄杆を接続した釣竿に
おいて、各柄杆の肉厚を均一に形成し、各柄杆の
接続部において上竿である柄杆に対してこれを内
挿結着する下竿である柄杆の先端接続部を、内周
面が上竿の柄杆後端部外周に沿う同方向のテーパ
ーに形成した重合部と、該重合部の下部に続いて
順次小径のテーパ部とした受け部とで形成し、複
数の柄杆を継着した竿の全体形状が、穂先から元
竿に至るまでの各柄杆を、接続部を除き連続した
直線状テーパを形成するよう杆の径を漸次増大さ
せたことを特徴とする。
(作用) 本発明による釣竿は全体の形状が接続部を除い
て直線状に径が増大するものとなり、且つ接続部
は剛性の増大を可及的に少なくしたので天然竹に
近い極めて「調子」のよい釣竿となる。
(実施例) 本発明の実施例を第2図によつて説明する。こ
の実施例では穂先から元竿まで順次に大径となる
各柄杆の接続した釣竿において、その一部におけ
る接続部1を示すもので、上竿である柄杆2の後
端部3を、下竿である柄杆4の先端部5に内挿し
た。
各柄杆2,4は、例えば通常のカーボン繊維か
ら成る柄杆と同様にカーボン繊維を引揃え又は織
り込んで形成した膜状体から構成されており、軽
量化及び細径化を図るため、管状の柄杆2,4の
厚さは可及的に薄手にすることが好ましい。
この接続部1においては柄杆2の形状は穂先
(図示しない)から基部まで直線状に径が増大す
るよう形成し、また柄杆4は、接続部1を除き柄
杆2の後端部の径を延長した直線状に径が増大す
るように形成した。従つて柄杆2,4は破線示の
如く接続部1を除き直線上に延びる外周面を備え
るもので、これは他の柄杆における接続部におい
ても同様である。
而して、穂先から元竿まで接続した釣竿全体は
接続部を除き、全体として直線状に径が増大する
天然竹に近い形状となる。
一方、接続部1において柄杆2を内挿する柄杆
4の先端部5は内周面13が上竿の柄杆2の後端
部3の外周面14に密接するよう柄杆2の後端部
と同方向のテーパーとした重合部15と、これに
連続して径が重合部15より順次小径のテーパ部
16とした受け部17で形成したので、柄杆4の
先端部5のみが、柄杆2の後端部3より大径とな
るが、この大径とした先端部5の長さは接続強度
を考慮して可及的に短くした。これによつて接続
部1における径の増大並びに柄杆2の後端部3を
大径部に内挿したことによる剛性の増大で、「調
子」への悪影響を生ずることを可及的に少くし
た。この際、柄杆4の先端部5に形成する大径部
分は柄杆4の他の部分と共に一体に連続する引揃
え又は織り込んだ膜状体で形成したものであるこ
とが必要である。即ち、柄杆4の先端部5のみを
大径とする構成としては、第4図示の如く柄杆4
の先端部5を別体の大径の部材6で形成し、これ
を柄杆4に外挿して接続し接着剤で固着しても同
様の構成となるが、この場合には、この別部材6
と柄杆4とを強固に接続するために別部材6中に
柄杆4を相当の長さ内挿しなければならず、従つ
てこの接続部1に顕著な剛性の増大を生じさせる
ので本発明の目的を達することができないからで
ある。
このように接続部1における剛性の増大を可及
的に少くしたので天然竹に近い「調子」のよい釣
竿とすることができる。
また下竿の柄杆4の先端部5に設けられた受け
部17は内周部13が上竿の柄杆2の後端部3の
外周面14に密接する重合部15に連続して径が
重合部15より順次小径のテーパ部16により形
成されているため、各柄杆を接続したとき重合部
15で上竿の後端部3と下竿の先端部5とは密接
するため、互にガタつくことがない。また釣竿の
使用によつて上竿の柄杆2の後端部3のコミ合せ
部が摩耗したとしても、該摩耗部分のみが受け部
17のテーパ部16に内挿されコミ合せ部を修整
しなくても竿が使用不可能となることがなく、長
期間に亘つて使用出来る。
図示する実施例における柄杆4は後述する製造
方法によつて接続部1である先端部5からその後
端まで繊維の引揃え又は織り込みで形成した膜状
体で一体に形成した。従つて柄杆2,4の接続部
1にあつては両柄杆2,4の厚みが剛性を増大さ
せる傾向を与えるが接続部1において、柄杆2の
後端部3の外周面14が柄杆4の先端部5の重合
部15の内周面13に密接状態に内挿されている
だけであるので、釣竿として撓むときには、柄杆
2の後端部3が柄杆4の先端部5中で摺動するの
で、剛性の増大を削減するのに寄与する。
以上の接続部1の構成は他の各柄杆における接
続部においても同様である。
次に前記した下竿柄杆4の製造方法並びに上竿
柄杆2との継ぎについて説明する。
第3図に示すように、直線状に径の増大するテ
ーパ状の第1芯金7に、第1芯金7と逆テーパ部
8aとこれに連続して第1芯金17のテーパと同
方向のテーパ部8bを有する短かい第2芯金8と
を一体に連結し、両芯金7,8に亘つてその外周
に釣竿の原料膜状体10を常法の通り巻つけて成
形硬化した時点で両芯金7,8を矢印方向に引抜
くことにより第1芯金7によつて柄杆4の本体
と、第2芯金8によつて該柄杆4と一体に連続す
る逆方向テーパ部16を有する受部17と更に上
竿の柄杆2の後端部3の内挿用重合部15とを同
一の肉厚として成形し得る。
尚、第2芯金8の引抜き作動はテーパ部8bに
逆らつて行われるが、該テーパ度は僅少であり、
又膜状体10も多少の弾性を有するため芯金8の
引抜き作動に支障はない。
又、上記のように形成された柄杆4の先端部5
に対する上竿柄杆2の継着は、柄杆2の後端部3
を柄杆4の上端重合部15に対し、そのテーパに
逆らつて挿入するが、この場合図示しないが、柄
杆2の後端部3に常法による石突状に小径突片を
付着することにより挿入は容易であり、以後は重
合部15の内径テーパ14も僅少で且つ上下竿材
料による多少の弾性によつて円滑に挿し込まれ、
また引き出すことができ、挿し込み後は互に緊密
状態となつて堅牢に継着し得る。
(発明の効果) 本発明によるときは、各柄杆の接続部におい
て、上竿である柄杆に対してこれを内挿結着する
下竿である柄杆の先端部のみを内周面が、上竿の
柄杆後端部の外周面に密接する重合部と、径が重
合部より順次小径のテーパ部とから成る受け部に
形成し、この接続部を繊維糸を引揃え又は織り込
んで形成した膜状体で柄杆と一体に連続して、形
成し従つて接続した際に、該接続部の剛性の増大
する領域を可及的に少なくし、且つ上竿の柄杆の
後端部を下竿の先端部に内挿結着したとき該後端
部と該先端部とは密接状態となり、又撓んだとき
に上竿の柄杆後端部が下竿の柄杆先端部中で摺動
するのを許容して接続部の剛性の増大を削減し、
更に該接続部を除き穂先から元竿まで接続した
際、全体形状が接続部を除いて直線状に径が増大
するようにしたので天然竹に近い調子のよい釣竿
を得た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは従来の釣竿の接続部を示す截断
面図、第2図は本発明の実施の一例における接続
部を示す截断面図、第3図は柄杆の製造手段を示
す截断面図、第4図は接続部の変形例を示す截断
側面図である。 1…接続部、2,4…柄杆、3…上部柄杆の後
端部、5…下部柄杆の先端部、13…先端部5の
内周面、14…後端部3の外周面、15…下部柄
杆の上端重合部、17…下部柄杆の受部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊維糸を引揃え又は織り込んで形成した膜状
    体のみから成る複数本の柄杆を接続した釣竿にお
    いて、各柄杆の肉厚を均一に形成し、各柄杆の接
    続部において上竿である柄杆に対してこれを内挿
    結着する下竿である柄杆の先端接続部を、内周面
    が上竿の柄杆後端部外周に沿う同方向のテーパー
    に形成した重合部と、該重合部の下部に続いて順
    次小径のテーパ部とした受け部とで形成し、複数
    の柄杆を継着した竿の全体形状が、穂先から元竿
    に至るまでの各柄杆を、接続部を除き連続した直
    線状テーパを形成するよう杆の径を漸次増大させ
    たことを特徴とする釣竿。
JP57102128A 1982-06-16 1982-06-16 釣竿 Granted JPS58220633A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57102128A JPS58220633A (ja) 1982-06-16 1982-06-16 釣竿

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JP57102128A JPS58220633A (ja) 1982-06-16 1982-06-16 釣竿

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JPS58220633A JPS58220633A (ja) 1983-12-22
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ID=14319138

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JPS6040868B2 (ja) * 1982-12-16 1985-09-12 マルマンゴルフ株式会社 ゴルフクラブシヤフトの製造方法
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