JP2001257316A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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Abstract
導体装置を提供する。 【解決手段】 SOI基板の埋め込み酸化膜11上に、
トレンチ12を介して櫛型形状を有する第1および第2
の半導体パターン14,15を互いに対向配置し、その
トレンチ12内を埋める酸化膜13を誘電体とすること
により、対向面積が大きく、大容量かつ高耐圧の容量素
子を備えた半導体装置を実現することができる。
Description
特にSOI基板に高耐圧容量素子を形成した半導体装置
に関する。
OIトレンチ分離技術が用いられるようになってきた。
これは、SOIトレンチ分離は誘電体分離であるため、
従来のPN接合分離で見られる寄生トランジスタや接合
リークがなく、安定した特性が得られることや、さらに
PN接合分離のような拡散横広がりがないために、デバ
イスの小型化が可能となるためである。一方、回路的に
は、外付け部品数削減のため、抵抗やコンデンサ等の内
蔵化が求められている。
半導体装置について、図4を用いて説明する。
示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は平面
図内のD−D断面図である。1はP型半導体基板、2は
N型半導体基板、3は濃いN型拡散層、4は酸化膜、5
は濃いN型拡散層3とコンタクトをとるためのコンタク
トAL、6は容量電極ALである。これは、濃いN型拡
散層3と容量電極AL6とで酸化膜4を挟む形で構成さ
れた容量である。
に電位差を与えることにより、濃いN型拡散層3と容量
電極AL6のそれぞれに電荷が蓄積し、容量として機能
する。ここで、酸化膜は高電圧を印加した場合、高電界
によるストレスのため絶縁破壊を起こす。一般的に、破
壊を起こさずに酸化膜に印加することのできる電界強度
は数MV/cmと言われている。したがって、最大電界
強度を2MV/cmとした400V耐圧の容量の場合、
2μmの酸化膜厚が必要となる。
来の構成では、高耐圧を確保するために酸化膜を薄くす
ることができず、単位面積あたりの容量値が小さいた
め、大きな容量値を得るには電極面積を大きくしなけれ
ばならない。その結果、容量のチップ面積に占める割合
が大きくなり、チップ面積が増大するという問題があっ
た。
で、大きな容量値を持つ容量素子をSOI基板に搭載し
た半導体装置を提供することを目的とする。
に本発明の半導体装置は、支持基板上の埋め込み酸化膜
上に、トレンチを介して互いに対向配置された一対の櫛
型若しくは波型を有する一導電型の半導体パターンと、
前記トレンチ内を埋める酸化膜と、前記一対の半導体パ
ターンにそれぞれ連通する金属電極とからなるものであ
る。
ーンに電位差を与えることにより、トレンチ内を埋める
酸化膜を誘電体として容量素子を構成することができ、
そして、一対の半導体パターンを櫛型あるいは波型に形
成することにより、容量値を大きくすることができる。
て、図面を参照しながら説明する。
態1における半導体装置の構造を示す図であり、図1
(a)は平面図、図1(b)は平面図内のA−A断面図
である。図1において、11はSOI基板の埋め込み酸
化膜、14および15は間隙を介して互いに対向配置さ
れた櫛型の第1および第2の半導体パターンで、ここで
は、N型半導体とする。第1および第2の半導体パター
ン14,15間はトレンチ12が形成され、13はその
トレンチ12内を埋める酸化膜である。16は絶縁酸化
膜、17は第1の半導体パターン14に接続された第1
の金属電極、18は第2の半導体パターン15に接続さ
れた第2の金属電極、19は支持基板である。
ることができる。SOI基板は、支持基板19、埋め込
み酸化膜11、半導体層が順次積層されており、まず、
半導体層を、例えばドライエッチングして、互いに対向
する一対の櫛型パターンに形成する。形成された第1お
よび第2の半導体パターン14,15の間にはトレンチ
12が形成される。次に、第1および第2の半導体パタ
ーン14,15を熱酸化すると、酸化膜13が成長し、
トレンチ12内を酸化膜13で埋めることになる。
半導体装置において、第1の金属電極17と第2の金属
電極18との間に電位差を与える。それに伴い、第1の
半導体パターン14と第2の半導体パターン15との間
に電位差が生じる。この時、トレンチ12内に形成され
た酸化膜13の側表面上に電荷が蓄積し、容量として機
能する。
2の半導体パターン14および15は、互いの対向面積
を大きくする効果があり、これはつまり、容量を増加さ
せていることと等価である。
耐圧を向上させるため、埋め込み酸化膜11が表面から
深いところ(数μm〜数十μm)にあることから、トレ
ンチ12の深さも深いため、特に容量の面積を大きく取
れるメリットがある。例えば、20μm深さのトレンチ
の場合、10μmピッチのトレンチを形成したとする
と、チップ内で1(mm2)の面積中には、0.020
(mm)×1(mm)×1/0.010=2(mm2)
の面積を持つ容量が形成できる。つまり、従来例の構造
を持つ容量に対して、2倍の面積の容量を得ることが可
能である。
いに対向配置された一対の櫛型半導体パターン間を酸化
膜で埋めることにより、その酸化膜を誘電体として大面
積の高耐圧容量素子を構成することができる。
施の形態2における半導体装置の構造を示す図であり、
図2(a)は平面図、図2(b)は平面図内のB−B断
面図である。図2において、図1と共通の構成要素につ
いては、同じ符号を用いて説明を省略する。
に形成され、第1および第2の半導体パターン14,1
5から絶縁されたポリシリコンパターンである。前記実
施の形態1では、トレンチ内を酸化膜のみで埋めている
が、本実施の形態2のように、酸化膜だけの代わりに、
酸化膜13とポリシリコンパターン21で埋めてもよ
い。
態3における半導体装置の構造を示す図であり、図3
(a)は平面図、図3(b)は平面図内のC−C断面図
である。図3において、図1と共通の構成要素について
は、同じ符号を用いて説明を省略する。
2の半導体パターン15と埋め込み酸化膜11およびト
レンチ12内の酸化膜13との間に形成された濃いN型
層である。
場合、トレンチ12内の酸化膜13から第1の半導体パ
ターン14側に空乏層が広がってくる。この空乏層は、
容量値の減少につながる。そこで、埋め込み酸化膜11
およびトレンチ12内の酸化膜13と、第1の半導体パ
ターン14および第2の半導体パターン15の間に濃い
N型層を形成することで、空乏層の広がりを抑制するこ
とができ、これによって容量値の電圧依存性を無くす効
果がある。
いて説明する。実施の形態1〜3では、トレンチ本数が
1本になっているが、複数本にしてもよい。つまり、第
1および第2の半導体パターン14,15を形成すると
き、トレンチ12の中に薄い半導体パターンを残すよう
にしてもよい。容量値は、トレンチ内の酸化膜の厚さに
依存する。複数本のトレンチと1本のトレンチとを比べ
た場合、複数本のトレンチ内のトータル酸化膜厚さと、
1本のトレンチ内の酸化膜厚さが同じならば、同じ容量
値が得られる。
付ける必要がある。トレンチ1本に厚い酸化膜を形成す
るのは時間を要するため、複数本のトレンチに薄い酸化
膜を分割して形成した方が、処理時間が短くなるメリッ
トがある。また、厚い酸化膜をトレンチ1本に付ける場
合には、トレンチ幅も太くする必要があるが、太いトレ
ンチを酸化膜およびポリシリコンで埋めるのは困難であ
る。複数本の太くないトレンチの場合には、このような
困難は生じない。
体パターンを櫛型として説明したが、ジクザクや波型で
あってもよい。また、半導体パターンをN型としたが、
P型であってもよい。
若しくは波型を有する一導電型の半導体パターンを互い
に対向配置し、そのトレンチ内を埋める酸化膜を誘電体
とすることにより、対向面積が大きく、大容量、高耐圧
の容量素子を備えた半導体装置を実現することができ
る。
造を示す図
造を示す図
造を示す図
Claims (4)
- 【請求項1】 支持基板上の埋め込み酸化膜上に、トレ
ンチを介して互いに対向配置された一対の櫛型若しくは
波型を有する一導電型の半導体パターンと、前記トレン
チ内を埋める酸化膜と、前記一対の半導体パターンにそ
れぞれ連通する金属電極とからなり、前記トレンチ内を
埋める酸化膜を誘電体とする容量素子を備えたことを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 トレンチ内に形成された酸化膜は、前記
一対の半導体パターンから絶縁されたポリシリコンパタ
ーンを有することを特徴とする請求項1記載の半導体装
置。 - 【請求項3】 一対の半導体パターンは、その周囲に濃
い拡散領域を有することを特徴とする請求項1または請
求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 トレンチは、複数本からなることを特徴
とする請求項1記載の半導体装置。
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