JP2001253541A - 板状体移載搬送装置 - Google Patents
板状体移載搬送装置Info
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- JP2001253541A JP2001253541A JP2000066837A JP2000066837A JP2001253541A JP 2001253541 A JP2001253541 A JP 2001253541A JP 2000066837 A JP2000066837 A JP 2000066837A JP 2000066837 A JP2000066837 A JP 2000066837A JP 2001253541 A JP2001253541 A JP 2001253541A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特にクリーンな環境に於いて、搬送用ケース
内に上下複数段に収納された板状体の内、任意のレベル
にある板状体を取り出して搬送したり、この逆に、搬送
ラインから受け継いだ板状体を搬送用ケース内の任意の
レベルに移載するのに好適な、板状体移載搬送装置を提
供すること。 【解決手段】 ケース昇降支持手段2上に支持された搬
送用ケース5に隣接する前進限位置Fと後退限位置Rと
の間を一定レベルに於いて水平往復移動可能な横動体1
3に後端部が片持ち状に支持された板状体支持搬送板1
4は、前記横動体13の前進移動により搬送用ケース5
内の板状体移載位置P1まで進入すると共に、前記横動
体13の後退移動により前記搬送用ケース5内から脱出
するものであり、当該板状体支持搬送板14の支持レベ
ルより低い下位置Dと当該支持レベルより高い上位置U
との間で昇降する昇降コンベヤ15が設けられた構成。
内に上下複数段に収納された板状体の内、任意のレベル
にある板状体を取り出して搬送したり、この逆に、搬送
ラインから受け継いだ板状体を搬送用ケース内の任意の
レベルに移載するのに好適な、板状体移載搬送装置を提
供すること。 【解決手段】 ケース昇降支持手段2上に支持された搬
送用ケース5に隣接する前進限位置Fと後退限位置Rと
の間を一定レベルに於いて水平往復移動可能な横動体1
3に後端部が片持ち状に支持された板状体支持搬送板1
4は、前記横動体13の前進移動により搬送用ケース5
内の板状体移載位置P1まで進入すると共に、前記横動
体13の後退移動により前記搬送用ケース5内から脱出
するものであり、当該板状体支持搬送板14の支持レベ
ルより低い下位置Dと当該支持レベルより高い上位置U
との間で昇降する昇降コンベヤ15が設けられた構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にカセットと
呼称される搬送用ケース内に上下複数段に収納された板
状体の内、任意のレベルにある板状体を取り出して搬送
したり、この逆に、搬送ラインから受け継いだ板状体を
搬送用ケース内の任意のレベルに移載する、板状体移載
搬送装置に関するものである。
呼称される搬送用ケース内に上下複数段に収納された板
状体の内、任意のレベルにある板状体を取り出して搬送
したり、この逆に、搬送ラインから受け継いだ板状体を
搬送用ケース内の任意のレベルに移載する、板状体移載
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、プラズマディスプレイ用ガラス
板は、検査等のための搬送ラインに於いて、多数枚を1
つの搬送用ケース内に上下複数段に、各別に水平横方向
に持ち上げ引き出し可能に支持した状態で搬送される
が、ガラス板表面に塵埃が付着しないように、搬送ライ
ンはクリーンな環境に維持されている。しかして、当該
ガラス板を検査装置等に送り込むためには、搬送ライン
上の定位置で停止させた前記搬送用ケース内から所定の
レベルにあるガラス板を取り出して検査装置への搬送用
コンベヤに移載しなければならない。又、この逆に、検
査装置から搬出された検査済みガラス板は、搬送ライン
上の定位置で待機する搬送用ケース内の所定のレベルに
移載しなければならない。このガラス板の移載のため
に、ガラス板をすくい上げて移載する移載搬送装置が必
要になるが、この移載装置の領域に於いてもクリーンな
環境は維持しなければならない。
板は、検査等のための搬送ラインに於いて、多数枚を1
つの搬送用ケース内に上下複数段に、各別に水平横方向
に持ち上げ引き出し可能に支持した状態で搬送される
が、ガラス板表面に塵埃が付着しないように、搬送ライ
ンはクリーンな環境に維持されている。しかして、当該
ガラス板を検査装置等に送り込むためには、搬送ライン
上の定位置で停止させた前記搬送用ケース内から所定の
レベルにあるガラス板を取り出して検査装置への搬送用
コンベヤに移載しなければならない。又、この逆に、検
査装置から搬出された検査済みガラス板は、搬送ライン
上の定位置で待機する搬送用ケース内の所定のレベルに
移載しなければならない。このガラス板の移載のため
に、ガラス板をすくい上げて移載する移載搬送装置が必
要になるが、この移載装置の領域に於いてもクリーンな
環境は維持しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、従来のこの種
の設備に利用できる移載装置は、搬送用ケース内に進入
して昇降する荷移載具を利用したものが一般的である
が、搬送用ケース内の移載位置と搬送用ケース外の移載
位置との間で水平方向に往復移動する荷移載具は、中段
横動体を備えた3段伸縮式のものが一般的であり、中段
横動体と上段荷支持具との間の摺動部が搬送用ケース内
に進入することになるため、当該摺動部から発生する磨
耗粉等の塵埃が下側レベルのガラス板表面に落下付着す
る恐れがある。
の設備に利用できる移載装置は、搬送用ケース内に進入
して昇降する荷移載具を利用したものが一般的である
が、搬送用ケース内の移載位置と搬送用ケース外の移載
位置との間で水平方向に往復移動する荷移載具は、中段
横動体を備えた3段伸縮式のものが一般的であり、中段
横動体と上段荷支持具との間の摺動部が搬送用ケース内
に進入することになるため、当該摺動部から発生する磨
耗粉等の塵埃が下側レベルのガラス板表面に落下付着す
る恐れがある。
【0004】又、前記のように中段横動体の前半部が搬
送用ケース内に進入することになるため、搬送用ケース
内での上下のガラス板間の間隔を広くとっておかなけれ
ばならず、搬送用ケース1台当たりのガラス板の収納枚
数を多くしようとすると搬送用ケースの高さが非常に高
くなるばかりでなく、前記荷移載具の昇降行程も大きく
しなければならない。
送用ケース内に進入することになるため、搬送用ケース
内での上下のガラス板間の間隔を広くとっておかなけれ
ばならず、搬送用ケース1台当たりのガラス板の収納枚
数を多くしようとすると搬送用ケースの高さが非常に高
くなるばかりでなく、前記荷移載具の昇降行程も大きく
しなければならない。
【0005】上記の出退昇降移動荷移載具方式に代え
て、ガラス板の左右両側辺を挟んで水平に出し入れする
挟持搬送方式のものも考えられるが、搬送用ケース内で
ガラス板の左右両側辺の周囲に空間を確保するようにガ
ラス板を支持しなければならず、搬送用ケースの左右両
側壁にガラス板の左右両側辺を支持する受け板を上下複
数段に突設する簡単な支持構造を採用できないばかりで
なく、後端部のみを支持した片持ち状の左右一対の棒状
挟持体として、必要な強度を持たせることが困難であ
り、実用的ではない。
て、ガラス板の左右両側辺を挟んで水平に出し入れする
挟持搬送方式のものも考えられるが、搬送用ケース内で
ガラス板の左右両側辺の周囲に空間を確保するようにガ
ラス板を支持しなければならず、搬送用ケースの左右両
側壁にガラス板の左右両側辺を支持する受け板を上下複
数段に突設する簡単な支持構造を採用できないばかりで
なく、後端部のみを支持した片持ち状の左右一対の棒状
挟持体として、必要な強度を持たせることが困難であ
り、実用的ではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る板状体の移載搬送装置を提供す
ることを目的とするものであって、その手段を後述する
実施形態の参照符号を付して示すと、板状体Pを上下複
数段に、各別に水平横方向に持ち上げ引き出し可能に支
持した搬送用ケース5を、搬送ライン1上の定位置で昇
降可能に支持するケース昇降支持手段2と、当該ケース
昇降支持手段2の横側方位置に配設された板状体移載搬
送手段3とから成り、板状体移載搬送手段3は、前記ケ
ース昇降支持手段2上に支持された搬送用ケース5に隣
接する前進限位置Fと後退限位置Rとの間を一定レベル
に於いて水平往復移動可能な横動体13と、この横動体
13に後端部が片持ち状に支持された板状体支持搬送板
14と、昇降コンベヤ15とから成り、板状体支持搬送
板14は、前記横動体13の前進移動により搬送用ケー
ス5内の板状体移載位置P1まで進入すると共に、前記
横動体13の後退移動により前記搬送用ケース5内から
脱出するものであり、前記昇降コンベヤ15は、前記板
状体支持搬送板14の支持レベルより低い下位置Dと当
該支持レベルより高い上位置Uとの間で昇降する構成と
なっている。
来の問題点を解消し得る板状体の移載搬送装置を提供す
ることを目的とするものであって、その手段を後述する
実施形態の参照符号を付して示すと、板状体Pを上下複
数段に、各別に水平横方向に持ち上げ引き出し可能に支
持した搬送用ケース5を、搬送ライン1上の定位置で昇
降可能に支持するケース昇降支持手段2と、当該ケース
昇降支持手段2の横側方位置に配設された板状体移載搬
送手段3とから成り、板状体移載搬送手段3は、前記ケ
ース昇降支持手段2上に支持された搬送用ケース5に隣
接する前進限位置Fと後退限位置Rとの間を一定レベル
に於いて水平往復移動可能な横動体13と、この横動体
13に後端部が片持ち状に支持された板状体支持搬送板
14と、昇降コンベヤ15とから成り、板状体支持搬送
板14は、前記横動体13の前進移動により搬送用ケー
ス5内の板状体移載位置P1まで進入すると共に、前記
横動体13の後退移動により前記搬送用ケース5内から
脱出するものであり、前記昇降コンベヤ15は、前記板
状体支持搬送板14の支持レベルより低い下位置Dと当
該支持レベルより高い上位置Uとの間で昇降する構成と
なっている。
【0007】上記構成の本発明装置を実施するに際し、
前記板状体支持搬送板14と前記昇降コンベヤ15との
間のケース外板状体移載位置P3が、当該板状体支持搬
送板14が支持する板状体Pの一部は搬送用ケース5内
にあるが当該板状体Pの重心位置は前記昇降コンベヤ1
5の板状体支持領域内にある位置となるように構成する
ことができる。
前記板状体支持搬送板14と前記昇降コンベヤ15との
間のケース外板状体移載位置P3が、当該板状体支持搬
送板14が支持する板状体Pの一部は搬送用ケース5内
にあるが当該板状体Pの重心位置は前記昇降コンベヤ1
5の板状体支持領域内にある位置となるように構成する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1〜図3に於いて、1は
搬送ラインであって、その中間位置にケース昇降支持手
段2が配設されている。ケース昇降支持手段2の横側方
には板状体移載搬送手段3が配設され、当該板状体移載
搬送手段3に接続するようにセンタリング搬送手段4が
配設されている。5は搬送用ケースであって、左右両側
壁(搬送ライン1での搬送方向の前後両側壁)の内側に
は、前記ガラス板等の板状体Pの左右両側辺を支持する
左右一対の受け板5aが、等間隔おきに上下複数段に突
設されている。この搬送用ケース5の少なくとも板状体
移載搬送手段3のある側は開放されており、内部に収納
されている板状体Pを板状体移載搬送手段3のある側へ
持ち上げ引き出すことができる。
付図に基づいて説明すると、図1〜図3に於いて、1は
搬送ラインであって、その中間位置にケース昇降支持手
段2が配設されている。ケース昇降支持手段2の横側方
には板状体移載搬送手段3が配設され、当該板状体移載
搬送手段3に接続するようにセンタリング搬送手段4が
配設されている。5は搬送用ケースであって、左右両側
壁(搬送ライン1での搬送方向の前後両側壁)の内側に
は、前記ガラス板等の板状体Pの左右両側辺を支持する
左右一対の受け板5aが、等間隔おきに上下複数段に突
設されている。この搬送用ケース5の少なくとも板状体
移載搬送手段3のある側は開放されており、内部に収納
されている板状体Pを板状体移載搬送手段3のある側へ
持ち上げ引き出すことができる。
【0009】ケース昇降支持手段2は、昇降駆動手段6
により昇降操作される昇降駆動ローラーコンベヤ7から
構成されている。当該昇降駆動ローラーコンベヤ7は、
下降限位置又は上昇限位置に於いて前記搬送ライン1と
接続するもので、搬送ライン1から乗り移ってきた搬送
用ケース5を定位置で停止させる出退自在なストッパー
8と、当該定位置から搬送用ケース5が後退移動するの
を阻止する逆止ストッパー9とを備えている。この実施
形態に於ける昇降駆動手段6は、基台10上に昇降駆動
ローラーコンベヤ7を平行昇降移動可能に支持するパン
タグラフリンク機構11と、このパンタグラフリンク機
構11を開閉駆動して昇降駆動ローラーコンベヤ7を昇
降させるアクチュエーター12とから成り、昇降駆動ロ
ーラーコンベヤ7を下降限位置と上昇限位置との間の任
意のレベルで停止させることができるものである。
により昇降操作される昇降駆動ローラーコンベヤ7から
構成されている。当該昇降駆動ローラーコンベヤ7は、
下降限位置又は上昇限位置に於いて前記搬送ライン1と
接続するもので、搬送ライン1から乗り移ってきた搬送
用ケース5を定位置で停止させる出退自在なストッパー
8と、当該定位置から搬送用ケース5が後退移動するの
を阻止する逆止ストッパー9とを備えている。この実施
形態に於ける昇降駆動手段6は、基台10上に昇降駆動
ローラーコンベヤ7を平行昇降移動可能に支持するパン
タグラフリンク機構11と、このパンタグラフリンク機
構11を開閉駆動して昇降駆動ローラーコンベヤ7を昇
降させるアクチュエーター12とから成り、昇降駆動ロ
ーラーコンベヤ7を下降限位置と上昇限位置との間の任
意のレベルで停止させることができるものである。
【0010】板状体移載搬送手段3は、ケース昇降支持
手段2(昇降駆動ローラーコンベヤ7)上のストッパー
8と逆止ストッパー9との間の定位置に支持された搬送
用ケース5に隣接する前進限位置F(図4参照)と後退
限位置Rとの間を一定レベルに於いて水平往復移動可能
な横動体13と、この横動体13に後端部が片持ち状に
支持された板状体支持搬送板14と、昇降コンベヤ15
とから構成されている。16は基台17上に支持された
スライドガイドレールであって、このスライドガイドレ
ール16に横動体13が横動可能に支持されている。1
8は横動体13のねじ孔に螺合貫通する螺軸であって、
両端が基台17上に自転のみ可能に支承され、モーター
(図示省略)により正逆回転駆動されることによって横
動体13を前後進移動させる。
手段2(昇降駆動ローラーコンベヤ7)上のストッパー
8と逆止ストッパー9との間の定位置に支持された搬送
用ケース5に隣接する前進限位置F(図4参照)と後退
限位置Rとの間を一定レベルに於いて水平往復移動可能
な横動体13と、この横動体13に後端部が片持ち状に
支持された板状体支持搬送板14と、昇降コンベヤ15
とから構成されている。16は基台17上に支持された
スライドガイドレールであって、このスライドガイドレ
ール16に横動体13が横動可能に支持されている。1
8は横動体13のねじ孔に螺合貫通する螺軸であって、
両端が基台17上に自転のみ可能に支承され、モーター
(図示省略)により正逆回転駆動されることによって横
動体13を前後進移動させる。
【0011】板状体支持搬送板14は、図3に仮想線で
示すように、搬送用ケース5内の左右一対の受け板5a
間の間隔よりも巾の狭い薄板状のものであって、図4に
示すように、前記横動体13が前進限位置Fまで前進移
動することにより、ケース昇降支持手段2(昇降駆動ロ
ーラーコンベヤ7)上の定位置に支持された搬送用ケー
ス5内の板状体移載位置P1まで進入すると共に、図5
Aに示すように、前記横動体13が後退限位置Rまで後
退移動することにより、前記搬送用ケース5内から完全
に脱出する後退限位置P2まで後退するものである。
示すように、搬送用ケース5内の左右一対の受け板5a
間の間隔よりも巾の狭い薄板状のものであって、図4に
示すように、前記横動体13が前進限位置Fまで前進移
動することにより、ケース昇降支持手段2(昇降駆動ロ
ーラーコンベヤ7)上の定位置に支持された搬送用ケー
ス5内の板状体移載位置P1まで進入すると共に、図5
Aに示すように、前記横動体13が後退限位置Rまで後
退移動することにより、前記搬送用ケース5内から完全
に脱出する後退限位置P2まで後退するものである。
【0012】前記昇降コンベヤ15は、図2に示すよう
に、板状体支持搬送板14の前後進移動経路を挟むよう
に並設された左右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,
19Bから成るもので、これら両駆動ローラーコンベヤ
19A,19Bは、板状体支持搬送板14の支持レベル
より低い下位置D(図5A参照)と当該支持レベルより
高い上位置U(図5B参照)との間で一体に昇降移動し
得るように、基台17上に支持され、昇降駆動手段20
により昇降駆動される。
に、板状体支持搬送板14の前後進移動経路を挟むよう
に並設された左右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,
19Bから成るもので、これら両駆動ローラーコンベヤ
19A,19Bは、板状体支持搬送板14の支持レベル
より低い下位置D(図5A参照)と当該支持レベルより
高い上位置U(図5B参照)との間で一体に昇降移動し
得るように、基台17上に支持され、昇降駆動手段20
により昇降駆動される。
【0013】センタリング搬送手段4は、板状体移載搬
送手段3の昇降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラー
コンベヤ19A,19B)が上位置Uにあるとき、当該
昇降コンベヤ15と同一レベルで接続する駆動ローラー
コンベヤ21と、センタリング手段22とから構成され
ている。駆動ローラーコンベヤ21は、板状体移載搬送
手段3の昇降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラーコ
ンベヤ19A,19B)によって左右両側辺が支持され
た状態で送り出される板状体Pを、その左右両側辺間の
中間部を支持するように受け継ぎ、板状体Pの全体が当
該駆動ローラーコンベヤ21で支持される所定位置まで
搬送するものである。
送手段3の昇降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラー
コンベヤ19A,19B)が上位置Uにあるとき、当該
昇降コンベヤ15と同一レベルで接続する駆動ローラー
コンベヤ21と、センタリング手段22とから構成され
ている。駆動ローラーコンベヤ21は、板状体移載搬送
手段3の昇降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラーコ
ンベヤ19A,19B)によって左右両側辺が支持され
た状態で送り出される板状体Pを、その左右両側辺間の
中間部を支持するように受け継ぎ、板状体Pの全体が当
該駆動ローラーコンベヤ21で支持される所定位置まで
搬送するものである。
【0014】センタリング手段22は、前後一対の昇降
ローラーレール23a,23bと左右一対の中央寄せ板
24a,24bとから成るものであって、前後一対の昇
降ローラーレール23a,23bは、図1及び図2に示
すように、駆動ローラーコンベヤ21上の所定位置で支
持されている板状体Pの前後2箇所を左右横方向に滑動
可能に支持するもので、当該駆動ローラーコンベヤ21
の支持レベルより下側の下位置と当該支持レベルより上
側の上位置との間で一体に昇降移動可能に基台25に昇
降ガイド26を介して支持され、昇降駆動手段27によ
り昇降駆動される。左右一対の中央寄せ板24a,24
bは、前記前後一対の昇降ローラーレール23a,23
bによって支持され且つ左右両側辺が駆動ローラーコン
ベヤ21から左右両側に突出する状態の板状体Pの左右
両外側に配設され、その駆動手段は従来周知のもので、
ラックピニオンギヤ等の連動機構(図示省略)により互
いに等速で接近離間移動するように連動連結されると共
に、適当なアクチュエーター(図示省略)により接近離
間駆動される。
ローラーレール23a,23bと左右一対の中央寄せ板
24a,24bとから成るものであって、前後一対の昇
降ローラーレール23a,23bは、図1及び図2に示
すように、駆動ローラーコンベヤ21上の所定位置で支
持されている板状体Pの前後2箇所を左右横方向に滑動
可能に支持するもので、当該駆動ローラーコンベヤ21
の支持レベルより下側の下位置と当該支持レベルより上
側の上位置との間で一体に昇降移動可能に基台25に昇
降ガイド26を介して支持され、昇降駆動手段27によ
り昇降駆動される。左右一対の中央寄せ板24a,24
bは、前記前後一対の昇降ローラーレール23a,23
bによって支持され且つ左右両側辺が駆動ローラーコン
ベヤ21から左右両側に突出する状態の板状体Pの左右
両外側に配設され、その駆動手段は従来周知のもので、
ラックピニオンギヤ等の連動機構(図示省略)により互
いに等速で接近離間移動するように連動連結されると共
に、適当なアクチュエーター(図示省略)により接近離
間駆動される。
【0015】上記構成の板状体移載搬送装置の使用方法
を説明すると、搬送ライン1と同一レベルでケース昇降
支持手段2の昇降駆動ローラーコンベヤ7を待機させて
おき、搬送ライン1から当該昇降駆動ローラーコンベヤ
7上に乗り移った搬送用ケース5を、ストッパー8で停
止され且つ逆止ストッパー9で後退移動が阻止される定
位置まで搬送させる。次に、当該搬送用ケース5内の板
状体Pの内、取り出すべき(検査すべき)板状体Pとそ
の直下の板状体Pとの間の空間に板状体移載搬送手段3
の板状体支持搬送板14が対応するように、昇降駆動手
段6により昇降駆動ローラーコンベヤ7を昇降させ、搬
送用ケース5のレベル調整を行う。
を説明すると、搬送ライン1と同一レベルでケース昇降
支持手段2の昇降駆動ローラーコンベヤ7を待機させて
おき、搬送ライン1から当該昇降駆動ローラーコンベヤ
7上に乗り移った搬送用ケース5を、ストッパー8で停
止され且つ逆止ストッパー9で後退移動が阻止される定
位置まで搬送させる。次に、当該搬送用ケース5内の板
状体Pの内、取り出すべき(検査すべき)板状体Pとそ
の直下の板状体Pとの間の空間に板状体移載搬送手段3
の板状体支持搬送板14が対応するように、昇降駆動手
段6により昇降駆動ローラーコンベヤ7を昇降させ、搬
送用ケース5のレベル調整を行う。
【0016】次に、板状体移載搬送手段3の横動体13
を、螺軸18の正転駆動により後退限位置Rから前進限
位置Fまで前進移動させ、以て、板状体支持搬送板14
を後退限位置P2から図4に示すようにケース内の板状
体移載位置P1まで進入させる。このとき当該板状体支
持搬送板14は、取り出すべき板状体Pの直下に進入す
る。又、板状体移載搬送手段3の昇降コンベヤ15(左
右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,19B)は、板
状体支持搬送板14の支持レベルよりも低い下位置Dに
ある。次に、ケース昇降支持手段2の昇降駆動ローラー
コンベヤ7を昇降駆動手段6により所定量だけ下降さ
せ、板状体支持搬送板14に対して搬送用ケース5を所
定量だけ下降させることにより、板状体支持搬送板14
の直上に位置する取り出すべき板状体Pを当該板状体支
持搬送板14に乗り移らせる。このときの昇降駆動ロー
ラーコンベヤ7(搬送用ケース5)の下降量は、板状体
支持搬送板14に乗り移って持ち上げられる取り出すべ
き板状体Pが更にその直上の板状体Pに当接しない量で
あることは勿論である。
を、螺軸18の正転駆動により後退限位置Rから前進限
位置Fまで前進移動させ、以て、板状体支持搬送板14
を後退限位置P2から図4に示すようにケース内の板状
体移載位置P1まで進入させる。このとき当該板状体支
持搬送板14は、取り出すべき板状体Pの直下に進入す
る。又、板状体移載搬送手段3の昇降コンベヤ15(左
右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,19B)は、板
状体支持搬送板14の支持レベルよりも低い下位置Dに
ある。次に、ケース昇降支持手段2の昇降駆動ローラー
コンベヤ7を昇降駆動手段6により所定量だけ下降さ
せ、板状体支持搬送板14に対して搬送用ケース5を所
定量だけ下降させることにより、板状体支持搬送板14
の直上に位置する取り出すべき板状体Pを当該板状体支
持搬送板14に乗り移らせる。このときの昇降駆動ロー
ラーコンベヤ7(搬送用ケース5)の下降量は、板状体
支持搬送板14に乗り移って持ち上げられる取り出すべ
き板状体Pが更にその直上の板状体Pに当接しない量で
あることは勿論である。
【0017】ケース内の板状体移載位置P1にある板状
体支持搬送板14上に搬送用ケース5内の取り出すべき
板状体Pが乗り移ったならば、次に図5Aに示すよう
に、横動体13を、螺軸18の逆転駆動により前進限位
置Fから後退限位置Rまで後進移動させ、以て、板状体
支持搬送板14を後退限位置P2まで後退移動させる。
この結果、当該板状体支持搬送板14は搬送用ケース5
内から完全に脱出すると共に、その上に支持されている
板状体Pの左右両側辺は、下位置Dで待機する昇降コン
ベヤ15(左右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,1
9B)の真上に位置することになる。この後、図5Bに
示すように、昇降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラ
ーコンベヤ19A,19B)を下位置Dから上位置Uま
で昇降駆動手段20により上昇させることにより、板状
体支持搬送板14上の板状体Pの左右両側辺が前記左右
一対の駆動ローラーコンベヤ19A,19Bにより持ち
上げられ、板状体支持搬送板14上から昇降コンベヤ1
5上に乗り移る。
体支持搬送板14上に搬送用ケース5内の取り出すべき
板状体Pが乗り移ったならば、次に図5Aに示すよう
に、横動体13を、螺軸18の逆転駆動により前進限位
置Fから後退限位置Rまで後進移動させ、以て、板状体
支持搬送板14を後退限位置P2まで後退移動させる。
この結果、当該板状体支持搬送板14は搬送用ケース5
内から完全に脱出すると共に、その上に支持されている
板状体Pの左右両側辺は、下位置Dで待機する昇降コン
ベヤ15(左右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,1
9B)の真上に位置することになる。この後、図5Bに
示すように、昇降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラ
ーコンベヤ19A,19B)を下位置Dから上位置Uま
で昇降駆動手段20により上昇させることにより、板状
体支持搬送板14上の板状体Pの左右両側辺が前記左右
一対の駆動ローラーコンベヤ19A,19Bにより持ち
上げられ、板状体支持搬送板14上から昇降コンベヤ1
5上に乗り移る。
【0018】次に、上位置Uまで上昇した前記昇降コン
ベヤ15(左右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,1
9Bを駆動し、支持している板状体Pをセンタリング搬
送手段4の駆動ローラーコンベヤ21上に移載し、引続
き当該駆動ローラーコンベヤ21により板状体Pを定位
置まで搬送して停止させる。係る状態でセンタリング手
段22の前後一対の昇降ローラーレール23a,23b
を昇降駆動手段27により上位置まで上昇させ、駆動ロ
ーラーコンベヤ21上の定位置にある板状体Pの前後2
箇所を昇降ローラーレール23a,23bで持ち上げて
駆動ローラーコンベヤ21から浮上させた後、左右一対
の中央寄せ板24a,24bを互いに等速で接近移動さ
せることにより、前後一対の昇降ローラーレール23
a,23b上で左右横動可能に支持され且つ両側辺が駆
動ローラーコンベヤ21から左右両側に突出している状
態の板状体Pの当該左右両側辺を中央寄せ板24a,2
4bにより駆動ローラーコンベヤ21の中央位置側へ押
圧移動させ、当該板状体Pを、その左右巾方向の中心位
置と駆動ローラーコンベヤ21の左右巾方向の中心位置
とが一致するようにセンタリングすることができる。
ベヤ15(左右一対の駆動ローラーコンベヤ19A,1
9Bを駆動し、支持している板状体Pをセンタリング搬
送手段4の駆動ローラーコンベヤ21上に移載し、引続
き当該駆動ローラーコンベヤ21により板状体Pを定位
置まで搬送して停止させる。係る状態でセンタリング手
段22の前後一対の昇降ローラーレール23a,23b
を昇降駆動手段27により上位置まで上昇させ、駆動ロ
ーラーコンベヤ21上の定位置にある板状体Pの前後2
箇所を昇降ローラーレール23a,23bで持ち上げて
駆動ローラーコンベヤ21から浮上させた後、左右一対
の中央寄せ板24a,24bを互いに等速で接近移動さ
せることにより、前後一対の昇降ローラーレール23
a,23b上で左右横動可能に支持され且つ両側辺が駆
動ローラーコンベヤ21から左右両側に突出している状
態の板状体Pの当該左右両側辺を中央寄せ板24a,2
4bにより駆動ローラーコンベヤ21の中央位置側へ押
圧移動させ、当該板状体Pを、その左右巾方向の中心位
置と駆動ローラーコンベヤ21の左右巾方向の中心位置
とが一致するようにセンタリングすることができる。
【0019】センタリング搬送手段4においてセンタリ
ングされた板状体Pは、その位置に於いて、併設されて
いる検査装置により表面の検査を行うか又は、前後一対
の昇降ローラーレール23a,23bを昇降駆動手段2
7により下位置まで下降させて駆動ローラーコンベヤ2
1上に降ろした状態で、併設されている検査装置により
表面の検査を行うか若しくは、当該駆動ローラーコンベ
ヤ21により次段の検査装置に送り込んで表面の検査を
行うことができる。何れにしても、センタリング搬送手
段4においてセンタリングされた板状体Pは、図2に示
すように、駆動ローラーコンベヤ21及びこれに接続す
る搬送ライン30により、元の搬送ライン1のケース昇
降支持手段2より下手位置で当該搬送ライン1上の搬送
用ケース5内に戻すことができる。
ングされた板状体Pは、その位置に於いて、併設されて
いる検査装置により表面の検査を行うか又は、前後一対
の昇降ローラーレール23a,23bを昇降駆動手段2
7により下位置まで下降させて駆動ローラーコンベヤ2
1上に降ろした状態で、併設されている検査装置により
表面の検査を行うか若しくは、当該駆動ローラーコンベ
ヤ21により次段の検査装置に送り込んで表面の検査を
行うことができる。何れにしても、センタリング搬送手
段4においてセンタリングされた板状体Pは、図2に示
すように、駆動ローラーコンベヤ21及びこれに接続す
る搬送ライン30により、元の搬送ライン1のケース昇
降支持手段2より下手位置で当該搬送ライン1上の搬送
用ケース5内に戻すことができる。
【0020】上記実施形態では、ケース内の板状体移載
位置P1から板状体支持搬送板14を、支持する板状体
Pが搬送用ケース5内から完全に脱出する後退限位置P
2まで後退させた後、昇降コンベヤ15の上昇により、
板状体支持搬送板14上の板状体Pを当該昇降コンベヤ
15に乗り移らせるように構成している。即ち、前記板
状体支持搬送板14と前記昇降コンベヤ15との間のケ
ース外板状体移載位置が、当該板状体支持搬送板14が
支持する板状体Pの全体が搬送用ケース5の外にある位
置となっているが、この場合は、上昇する昇降コンベヤ
15により板状体Pを全長にわたって安定的に支持して
持ち上げることができるが、板状体移載搬送手段3の全
長が、板状体Pの全長より少なくとも搬送用ケース5内
には進入させることのできない横動体13の長さ分以上
長くなる。
位置P1から板状体支持搬送板14を、支持する板状体
Pが搬送用ケース5内から完全に脱出する後退限位置P
2まで後退させた後、昇降コンベヤ15の上昇により、
板状体支持搬送板14上の板状体Pを当該昇降コンベヤ
15に乗り移らせるように構成している。即ち、前記板
状体支持搬送板14と前記昇降コンベヤ15との間のケ
ース外板状体移載位置が、当該板状体支持搬送板14が
支持する板状体Pの全体が搬送用ケース5の外にある位
置となっているが、この場合は、上昇する昇降コンベヤ
15により板状体Pを全長にわたって安定的に支持して
持ち上げることができるが、板状体移載搬送手段3の全
長が、板状体Pの全長より少なくとも搬送用ケース5内
には進入させることのできない横動体13の長さ分以上
長くなる。
【0021】この問題点を解消することのできる実施形
態を、図6〜図8に基づいて説明する。なお、この図6
〜図8に示す実施形態の構造は、先の実施形態の構造と
同一であって、対応する箇所に同一の符号を付して説明
は省略する。この図6〜図8に示す実施形態では、図6
に仮想線で示すように、ケース昇降支持手段2上の搬送
用ケース5内の板状体移載位置P1まで板状体支持搬送
板14を進入させた後、昇降駆動ローラーコンベヤ7に
より搬送用ケース5を所定量だけ下降させて、取り出す
べき板状体Pをケース内板状体移載位置P1にある板状
体支持搬送板14上に乗り移らせ、この後、横動体13
により板状体支持搬送板14を後退移動させるのである
が、図6に実線で示すように、この板状体支持搬送板1
4が支持する板状体Pの一部はまだ搬送用ケース5内に
あるが、当該板状体Pの重心位置(通常はこの板状体支
持搬送板14で搬出される長さ方向の略中央位置)が昇
降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラーコンベヤ19
A,19B)の搬送方向に於ける板状体支持領域内に達
した位置をケース外の板状体移載位置P3とし、当該ケ
ース外の板状体移載位置P3に板状体支持搬送板14が
到達したときに一旦横動体13による板状体支持搬送板
14の後退移動を停止させる。
態を、図6〜図8に基づいて説明する。なお、この図6
〜図8に示す実施形態の構造は、先の実施形態の構造と
同一であって、対応する箇所に同一の符号を付して説明
は省略する。この図6〜図8に示す実施形態では、図6
に仮想線で示すように、ケース昇降支持手段2上の搬送
用ケース5内の板状体移載位置P1まで板状体支持搬送
板14を進入させた後、昇降駆動ローラーコンベヤ7に
より搬送用ケース5を所定量だけ下降させて、取り出す
べき板状体Pをケース内板状体移載位置P1にある板状
体支持搬送板14上に乗り移らせ、この後、横動体13
により板状体支持搬送板14を後退移動させるのである
が、図6に実線で示すように、この板状体支持搬送板1
4が支持する板状体Pの一部はまだ搬送用ケース5内に
あるが、当該板状体Pの重心位置(通常はこの板状体支
持搬送板14で搬出される長さ方向の略中央位置)が昇
降コンベヤ15(左右一対の駆動ローラーコンベヤ19
A,19B)の搬送方向に於ける板状体支持領域内に達
した位置をケース外の板状体移載位置P3とし、当該ケ
ース外の板状体移載位置P3に板状体支持搬送板14が
到達したときに一旦横動体13による板状体支持搬送板
14の後退移動を停止させる。
【0022】次に図7に示すように、昇降コンベヤ15
を上位置Uまで上昇させて、板状体支持搬送板14上の
板状体Pの左右両側辺を左右一対の駆動ローラーコンベ
ヤ19A,19Bで持ち上げて昇降コンベヤ15上に乗
り移らせる。この後、図8に示すように、当該昇降コン
ベヤ15で板状体Pを搬送用ケース5から引き出すよう
に搬送すると共に、ケース外の板状体移載位置P3で一
旦停止している板状体支持搬送板14を、搬送用ケース
5内から完全に脱出する後退限位置P2まで後退移動さ
せることにより、搬送用ケース5内からの板状体Pの持
ち上げ引き出しが完了する。
を上位置Uまで上昇させて、板状体支持搬送板14上の
板状体Pの左右両側辺を左右一対の駆動ローラーコンベ
ヤ19A,19Bで持ち上げて昇降コンベヤ15上に乗
り移らせる。この後、図8に示すように、当該昇降コン
ベヤ15で板状体Pを搬送用ケース5から引き出すよう
に搬送すると共に、ケース外の板状体移載位置P3で一
旦停止している板状体支持搬送板14を、搬送用ケース
5内から完全に脱出する後退限位置P2まで後退移動さ
せることにより、搬送用ケース5内からの板状体Pの持
ち上げ引き出しが完了する。
【0023】この実施形態に置いては、図示のように、
横動体13を含む板状体支持搬送板14の全長と昇降コ
ンベヤ15の全長とを板状体Pの全長と略等しくなるよ
うに構成することができる。
横動体13を含む板状体支持搬送板14の全長と昇降コ
ンベヤ15の全長とを板状体Pの全長と略等しくなるよ
うに構成することができる。
【0024】センタリング搬送手段4は本発明に必須の
ものではないが、併設する場合は、先の実施形態に示し
たように、板状体移載搬送手段3の後段に独立してセン
タリング搬送手段4を併設する他、当該センタリング搬
送手段4を構成するセンタリング手段22(前後一対の
昇降ローラーレール23a,23bと左右一対の中央寄
せ板24a,24b)のみを、板状体移載搬送手段3に
組み込むことも可能である。
ものではないが、併設する場合は、先の実施形態に示し
たように、板状体移載搬送手段3の後段に独立してセン
タリング搬送手段4を併設する他、当該センタリング搬
送手段4を構成するセンタリング手段22(前後一対の
昇降ローラーレール23a,23bと左右一対の中央寄
せ板24a,24b)のみを、板状体移載搬送手段3に
組み込むことも可能である。
【0025】又、図2に示すように、板状体Pを搬送ラ
イン30から元の搬送ライン1上の搬送用ケース5内に
戻す場合に於いても、上記構成の板状体移載搬送手段3
とケース昇降支持手段2とを利用することができる。こ
の場合の板状体移載搬送手段3とケース昇降支持手段2
の使用手順は、上記実施形態でのケース昇降支持手段2
と板状体移載搬送手段3の使用手順と逆になるだけであ
るから、図示及び使用手順の説明は省略する。
イン30から元の搬送ライン1上の搬送用ケース5内に
戻す場合に於いても、上記構成の板状体移載搬送手段3
とケース昇降支持手段2とを利用することができる。こ
の場合の板状体移載搬送手段3とケース昇降支持手段2
の使用手順は、上記実施形態でのケース昇降支持手段2
と板状体移載搬送手段3の使用手順と逆になるだけであ
るから、図示及び使用手順の説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】以上のように実施し使用し得る本発明の
板状体移載搬送装置によれば、搬送用ケース内に進入す
るのは、搬送用ケース外で前後進移動する横動体に後端
部が支持された1枚の板状体支持搬送板だけであるか
ら、従来の3段伸縮式の出退昇降移動荷移載具を利用す
る場合のように、搬送用ケース内に摺動部が入り込むこ
とがなく、従って、当該摺動部から発生する磨耗粉等の
塵埃が下側の板状体表面に付着する恐れが解消し、クリ
ーンな環境を維持することが容易になる。
板状体移載搬送装置によれば、搬送用ケース内に進入す
るのは、搬送用ケース外で前後進移動する横動体に後端
部が支持された1枚の板状体支持搬送板だけであるか
ら、従来の3段伸縮式の出退昇降移動荷移載具を利用す
る場合のように、搬送用ケース内に摺動部が入り込むこ
とがなく、従って、当該摺動部から発生する磨耗粉等の
塵埃が下側の板状体表面に付着する恐れが解消し、クリ
ーンな環境を維持することが容易になる。
【0027】又、搬送用ケース内での上下の板状体間に
は、1枚の板状体支持搬送板のみが進入し得るだけの空
間を確保すれば良いので、搬送用ケースの高さを高くす
ることなく収容し得る板状体の枚数を多くすることが可
能になる。勿論、板状体の左右両側辺を挟んで水平に出
し入れする挟持搬送方式のものを採用する場合よりも装
置全体の構成が簡単で安価に実施することができるだけ
でなく、搬送用ケース内での板状体の支持構造が簡単に
なる。更に、板状体支持搬送板は、一定レベルで前後進
移動する横動体の後端部を支持させるだけであって、当
該横動体を昇降移動させるものではないため、薄板で構
成しても昇降時に上下に揺れ動く恐れがない。換言すれ
ば、薄板から成る板状体支持搬送板を使用することが容
易になり、搬送用ケース内の各段板状体の下側に確保し
なければならない空間の高さを低くし、搬送用ケースの
収納効率を高めることができる。
は、1枚の板状体支持搬送板のみが進入し得るだけの空
間を確保すれば良いので、搬送用ケースの高さを高くす
ることなく収容し得る板状体の枚数を多くすることが可
能になる。勿論、板状体の左右両側辺を挟んで水平に出
し入れする挟持搬送方式のものを採用する場合よりも装
置全体の構成が簡単で安価に実施することができるだけ
でなく、搬送用ケース内での板状体の支持構造が簡単に
なる。更に、板状体支持搬送板は、一定レベルで前後進
移動する横動体の後端部を支持させるだけであって、当
該横動体を昇降移動させるものではないため、薄板で構
成しても昇降時に上下に揺れ動く恐れがない。換言すれ
ば、薄板から成る板状体支持搬送板を使用することが容
易になり、搬送用ケース内の各段板状体の下側に確保し
なければならない空間の高さを低くし、搬送用ケースの
収納効率を高めることができる。
【0028】なお、請求項2に記載の構成によれば、板
状体移載搬送手段の全長を短くすることができる。
状体移載搬送手段の全長を短くすることができる。
【図1】 装置全体の一部切り欠き側面図である。
【図2】 装置全体の平面図である。
【図3】 ケース昇降支持手段の側面図である。
【図4】 板状体支持搬送板がケース内の板状体移載位
置まで進入した状態を示す説明図である。
置まで進入した状態を示す説明図である。
【図5】 A図は板状体支持搬送板がケース内から板状
体を持ち上げて引き出した状態を示す説明図であり、B
図はその板状体を昇降コンベヤ上に乗り移した状態を示
す説明図である。
体を持ち上げて引き出した状態を示す説明図であり、B
図はその板状体を昇降コンベヤ上に乗り移した状態を示
す説明図である。
【図6】 別の実施形態に於いて、板状体支持搬送板が
ケース外の板状体移載位置まで後退移動した状態を示す
説明図である。
ケース外の板状体移載位置まで後退移動した状態を示す
説明図である。
【図7】 同実施形態に於いて、板状体支持搬送板上の
板状体を昇降コンベヤ上に乗り移した状態を示す説明図
である。
板状体を昇降コンベヤ上に乗り移した状態を示す説明図
である。
【図8】 同実施形態に於いて、板状体支持搬送板を後
退限位置まで後退させ且つ昇降コンベヤで板状体を搬出
する状態を示す説明図である。
退限位置まで後退させ且つ昇降コンベヤで板状体を搬出
する状態を示す説明図である。
1 搬送ライン2 ケース昇降支持手段 3 板状体移載搬送手段 4 センタリング搬送手段 5 搬送用ケース 6 昇降駆動手段 7 昇降駆動ローラーコンベヤ 13 横動体 14 板状体支持搬送板 15 昇降コンベヤ 19A,19B 駆動ローラーコンベヤ 20 昇降駆動手段 21 駆動ローラーコンベヤ 22 センタリング手段 23a,23b 昇降ローラーレール 24a,24b 中央寄せ板
Claims (2)
- 【請求項1】板状体を上下複数段に、各別に水平横方向
に持ち上げ引き出し可能に支持した搬送用ケースを、搬
送ライン上の定位置で昇降可能に支持するケース昇降支
持手段と、当該ケース昇降支持手段の横側方位置に配設
された板状体移載搬送手段とから成り、板状体移載搬送
手段は、前記ケース昇降支持手段上に支持された搬送用
ケースに隣接する前進限位置と後退限位置との間を一定
レベルに於いて水平往復移動可能な横動体と、この横動
体に後端部が片持ち状に支持された板状体支持搬送板
と、昇降コンベヤとから成り、板状体支持搬送板は、前
記横動体の前進移動により搬送用ケース内の板状体移載
位置まで進入すると共に、前記横動体の後退移動により
前記搬送用ケース内から脱出するものであり、前記昇降
コンベヤは、前記板状体支持搬送板の支持レベルより低
い下位置と当該支持レベルより高い上位置との間で昇降
する、板状体移載搬送装置。 - 【請求項2】前記板状体支持搬送板と前記昇降コンベヤ
との間のケース外板状体移載位置が、当該板状体支持搬
送板が支持する板状体の一部は搬送用ケース内にあるが
当該板状体の重心位置は前記昇降コンベヤの板状体支持
領域内にある位置である、請求項1に記載の板状体移載
搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000066837A JP3610868B2 (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 板状体移載搬送装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000066837A JP3610868B2 (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 板状体移載搬送装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001253541A true JP2001253541A (ja) | 2001-09-18 |
JP3610868B2 JP3610868B2 (ja) | 2005-01-19 |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3610868B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
US6591962B2 (en) * | 2001-03-02 | 2003-07-15 | Daifuku Co. Ltd. | Transporting apparatus for plate form body |
WO2008044340A1 (fr) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Ihi Corporation | Dispositif de transfert de substrat |
KR100965512B1 (ko) | 2005-08-12 | 2010-06-24 | 엘아이지에이디피 주식회사 | 평판표시소자 제조장치 |
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JP7192718B2 (ja) * | 2019-09-02 | 2022-12-20 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
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JPH0870029A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-03-12 | Toshiba Mach Co Ltd | ウェハ搬送装置 |
JPH1067428A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-03-10 | Texas Instr Japan Ltd | ウエハスライス収納・取出方法 |
-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000066837A patent/JP3610868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008098198A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-24 | Ihi Corp | 基板搬送装置 |
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---|---|
JP3610868B2 (ja) | 2005-01-19 |
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