JP2001253221A - 空気通路切替装置 - Google Patents

空気通路切替装置

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JP2001253221A JP2000071057A JP2000071057A JP2001253221A JP 2001253221 A JP2001253221 A JP 2001253221A JP 2000071057 A JP2000071057 A JP 2000071057A JP 2000071057 A JP2000071057 A JP 2000071057A JP 2001253221 A JP2001253221 A JP 2001253221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドドアが摺動方向と直交する方向にガ
タつくことによるガタ異音を防止する。 【解決手段】 スライドドア26の両側面26mのうち
一方の側面26mと、ケース120の内壁面120aと
の間に、弾性部材260を、弾性変形量L4だけスライ
ドドア26の摺動方向aの直交方向Wに弾性変形させた
状態で配置している。よって、弾性部材260の弾性力
により、ドア基板26aの両側面26mのうち弾性部材
260が配置されていない側の側面26mのボス部26
pは、ケース120の内壁面120aに押しつけられ
る。よって、スライドドア26が、ケース120との間
において、摺動方向aの直交方向Wにガタついてガタ異
音を発生させることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路の開口部
を摺動して開閉するスライドドアに関するものであっ
て、車両用空調装置に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】図13は、車両用空調装置の空気通路開
閉装置に用いた、従来のスライドドア26を示してお
り、このスライドドア26は、開口部22aを有するケ
ース120に対して、図13の紙面垂直方向に摺動する
ように構成されている。そして、スライドドア26の両
側面26mには、ドア摺動方向に対して垂直に延びるボ
ス部26p及びガイドピン26jが設けられ、ケース1
20のうちスライドドア26の両側面26mに対向する
ケース内壁面120aには、ドア摺動方向と平行に延び
るガイド溝27、28が設けられている。これにより、
ガイド溝27、28内にそれぞれガイドピン26jが摺
動可能に嵌入されて、スライドドア26はケース120
に保持されている。
【0003】そして、スライドドア26を小さい操作力
で摺動させるために、ケース120の内壁面120a
と、スライドドア26のボス部26pとの間には、摺動
方向の直交方向Wに、隙間L(例えば0.25mm〜
0.65mm)がそれぞれ設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、スライドドア26が、ケース120との隙間Lに
おいて、摺動方向の直交方向Wにガタついてしまうの
で、スライドドア26の両側面26mとケース120の
ガイド溝外縁部120aとが干渉しあい、ガタ異音が発
生してしまう。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、スライドドアが
摺動方向と直交する方向にガタつくことによるガタ異音
を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、空気通路
(22、23)を形成するケース(120)に摺動可能
に保持されて、ケース(120)の開口部(22a、2
3a)を開閉するスライドドア(26)を備え、スライ
ドドア(26)の摺動方向(a)と平行に延びる両側面
(26m)のうち少なくとも一方の側面(26m)と、
ケース(120)の内壁面(120a)との間に、摺動
方向(a)の直交方向(W)に弾性変形した状態で弾性
部材(260)を配置することを特徴としている。
【0007】これにより、スライドドア(26)は、弾
性部材(260)の弾性変形力によって、摺動方向
(a)の直交方向(W)に押圧されるので、スライドド
ア(26)が摺動方向(a)の直交方向(W)にガタつ
くことを防止でき、ガタ異音を防ぐことができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、スライ
ドドア(26)は、開口部(22a、23a)を閉塞す
るフィルム部材(26b)と、フィルム部材(26b)
を支持するドア基板(26a)とから構成され、弾性部
材(260)をドア基板(26a)と一体に形成するこ
とを特徴としているので、弾性部材(260)を新規に
追加する場合に比べて部品点数を減少できる。
【0009】また、請求項3に記載の発明では、弾性部
材(260)に、ケース(120)の内壁面(120
a)との接触面積を小さくする形状からなる突出部(2
60b)を形成することを特徴としているので、弾性部
材(260)とケース(120)との摺動抵抗を小さく
でき、スライドドア26を摺動させる操作力を低減する
ことができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明では、スライ
ドドア(26)の両側面(26m)のうち一方の側面
(26m)において、弾性部材(260)を摺動方向
(a)前後に所定間隔(L8)をあけて複数個配置する
ことを特徴としているので、弾性部材(260)が1個
の場合に比べて、スライドドア(26)が揺動してガタ
つくことを確実に防止できる。
【0011】また、請求項5に記載の発明では、スライ
ドドア(26)は、開口部(22a、23a)を閉塞す
るフィルム部材(26b)と、フィルム部材(26b)
を支持するドア基板(26a)とから構成され、フィル
ム部材(26b)の一部分(26f)が弾性部材(26
0)を構成することを特徴としているので、弾性部材
(260)を新規に追加する場合に比べて部品点数を減
少できる。
【0012】また、請求項6に記載の発明では、摺動方
向(a)の直交方向(W)における、弾性部材(26
0)の弾性変形量(L4)を約2mm以下にすることを
特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載の発明では、開口部
(22a、23a、200a、300a)を形成する開
口部形成部材(120、200、300)に、摺動可能
に保持されて、開口部(22a、23a、200a、3
00a)を開閉するスライドドア(26)を備え、スラ
イドドア(26)の摺動方向(a)と平行に延びる両側
面(26m)のうち少なくとも一方の側面(26m)
と、開口部形成部材(120、200、300)の開口
部内面(120a)との間に、摺動方向(a)の直交方
向(W)に弾性変形した状態の弾性部材(260)を配
置することを特徴としている。
【0014】これにより、スライド式ドア開閉装置にお
いても、スライドドア(26)は、弾性部材(260)
の弾性変形力によって、摺動方向(a)の直交方向
(W)に押圧されるので、スライドドア(26)が摺動
方向(a)の直交方向(W)にガタつくことを防止で
き、ガタ異音を防ぐことができる。因みに、上記各手段
の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手
段との対応関係を示す一例である。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は本
発明の空気通路開閉装置を図1〜図8に示す車両用空調
装置に適用したものであり、本実施形態の車両用空調装
置は、ワンボックス車等の車室内が大きい車両において
後席側空間を空調する後席用空調装置に係るものであ
る。
【0016】先ず、図1において、10は車両の後席用
空調装置を示し、この空調装置10の主体は車両後方部
の床面近傍位置において車両外壁と車両内壁との間に設
置される。車両用空調装置10は、大別して車両前後方
向に並ぶように配置された送風ユニット11と、エアコ
ンユニット12とからなる。
【0017】送風ユニット11は、空調装置10内部に
車室内後部の内気を吸引するためのものであって、本実
施形態では車両用空調装置は内気のみを吸い込むように
なっている。送風ユニット11は、車両幅方向(図1の
紙面表裏方向)の両側にそれぞれ図示しない内気吸入口
が形成されている。
【0018】送風ユニット11には、遠心式電動送風機
13が備えられている。この送風機13は、遠心ファン
14と、ファン駆動用モータ14aとを有し、遠心ファ
ン14はスクロールケーシング15内に回転可能に配置
されている。
【0019】送風ユニット11のスクロールケーシング
15の空気下流側には、車両前後方向に延びる流路を構
成するダクト部16が形成されている。このダクト部1
6は、送風ユニット11から送風された送風空気を下方
から上方へ向かって流れを変更させてエバポレータ17
に導入するためのものである。このダクト部16により
送風ユニット11の出口部がエアコンユニット12の入
口部に接続される。
【0020】エアコンユニット12は、送風ユニット1
1より車両後方側に配置されており、樹脂製ケース(開
口部形成部材)120により空気流路が下方から上方に
延びるように形成されている。エアコンユニット12の
ケース120内には、空調空気の冷却用熱交換器をなす
エバポレータ17と、エバポレータ17の空気下流側に
位置する加熱用熱交換器であるヒータコア18が配設さ
れている。エバポレータ17およびヒータコア18は、
エアコンユニット12内に、その通風面が略水平となる
ように車両上下方向に積層して配置されている。
【0021】従って、上記送風機13から送風された送
風空気は、上記ダクト部16によって車両前方から後方
へ向かって流れたのち、エアコンユニット12のケース
120内に導入される。そして、ケース120内に導入
された送風空気は、下方から上方に向かうように流れを
変更して、上記エバポレータ17およびヒータコア18
を通過する。
【0022】エバポレータ17は、図示しない圧縮機、
凝縮器、受液器、減圧器とともに配管結合された周知の
冷凍サイクルを構成するものであり、ケース120内の
空気から冷媒の蒸発潜熱を吸熱することにより空気を冷
却除湿する。ヒータコア18は、自動車エンジンからの
温水(冷却水)を熱源として、上記エバポレータ17に
て冷却された冷風を加熱する。
【0023】本実施形態では、ヒータコア18への温水
量を調整する温水弁19をヒータコア18の温水回路に
設け、この温水弁19の開度調整によりヒータコア18
への温水量を調整することにより、車室内への吹出空気
温度を調整する。
【0024】また、エアコンユニット12のケース12
0内には、エバポレータ17を通過した空気(冷風)が
ヒータコア18をバイパスして流れる冷風バイパス通路
20が設けられている。この冷風バイパス通路20は、
冷風バイパスドア21にて開閉される。
【0025】エアコンユニット12のケース120にお
いて、ヒータコア18の下流側部位(車両上方部位)に
は、フェイス用空気通路22を構成するフェイス用開口
部22aと、フット用空気通路23を構成するフット用
開口部23aとが形成され、フェイス用開口部22a
は、ヒータコア18で温度調整された空調風を後席側乗
員の上半身に向けて送風するためのものであり、フェイ
ス用ダクト24を介して車両天井部の後席用フェイス吹
出口(図示せず)に連結されている。
【0026】一方、フット用開口部23aは、ヒータコ
ア18で温度調整された空調風を後席側乗員の足元部に
向けて送風するためのものであり、フット用ダクト25
を介して後席乗員の足元部に位置する後席用フット吹出
口(図示せず)に連結されている。
【0027】これらフェイス用開口部22aとフット用
開口部23aは、スライドドア26にて開閉され、これ
により、吹出モードとして周知のフェイスモード、バイ
レベルモード、フットモードが切替可能になっている。
【0028】次に、このスライドドア26の具体例につ
いて図2〜図5により説明する。スライドドア26は、
エアコンユニット12のケース120に設けられたフェ
イス用開口部22aおよびフット用開口部23aの開口
面に沿って図示の矢印a方向(すなわち、車両前後方
向)に摺動するものである。
【0029】図4、図5に示すように、スライドドア2
6は、ドア基板26aとこのドア基板26aに支持され
るフィルム部材26bとを備えている。ドア基板26a
は、ポリプロピレン等の樹脂にて田の字状の平坦な枠体
形状(図5)に成形されている。そして、このドア基板
26aの上面部(開口部22a、23a側の面)にはフ
ィルム部材26bがドア基板26aの4つの開口部26
cを覆うように取付られている。このフィルム部材26
bは上記開口部22a、23aを閉塞するために上記開
口部22a、23aより大きい面積を有している。
【0030】このフィルム部材26bは、ある程度の可
撓性があり、摩擦抵抗の小さい、通気性のない薄膜状の
樹脂材料にて成形されている。具体的には、フィルム部
材26bは、例えば、厚さ188μm程度のPET(ポ
リエチレンテレフタレート)フィルムからなる。ドア基
板26aは上記4つの開口部26cによりケース120
内の風圧(図5、7の矢印b)をフィルム部材26bに
加えることができる。
【0031】次に、フィルム部材26bの具体的取付構
造を説明すると、フィルム部材26bは図5に示すよう
にドア摺動方向aの両端部に曲げ部26fを有する形状
に成形され、この曲げ部26fに複数の長穴状の取付穴
26gを開けている。一方、ドア基板26aの両端部に
は、取付穴26gと同数の取付ピン26hを一体に突出
成形し、この取付ピン26hにフィルム部材26bの曲
げ部26fの取付穴26gを嵌合した後に取付ピン26
hの先端部を熱かしめすることにより、フィルム部材2
6bをドア基板26aに取り付けている。なお、図4に
おいて、26iは取付ピン26hの先端部の熱かしめ後
の拡大部である。
【0032】また、ドア基板26aのうち、ドア摺動方
向aと直交方向Wの左右両端の側面26mには、それぞ
れ2箇所づつ突出する円柱形状のボス部26pと、ボス
部26pの端面から突出するガイドピン26jとが一体
に成形されている。
【0033】このガイドピン26jは、スライドドア2
6の矢印方向aへの摺動を案内するものである。すなわ
ち、エアコンユニット12のケース120において、フ
ェイス用開口部22aおよびフット用開口部23aより
も下方の内壁面に、ドア摺動方向aと平行に延びる水平
方向のガイド溝27、28(図2、3)が左右両側に設
けられ、このガイド溝27、28内にそれぞれガイドピ
ン26jが摺動可能に嵌入されている。このため、スラ
イドドア26はガイドピン26jとガイド溝27、28
との嵌合部により摺動可能にケース120に保持され
る。
【0034】さらに、ドア基板26aの下面部(ヒータ
コア18側の面)には、ドア摺動方向aと平行に延びる
直線状ギヤ(ラック)26kがドア基板26aと一体成
形で設けられている。この直線状ギヤ26kは、図5に
示すように、ドア基板26aの下面部のうち、中央部の
板面26dの下面部に形成されている。
【0035】一方、図2に示すように、ケース120内
において、スライドドア26の直ぐ下方の部位で、フェ
イス用開口部22aとフット用開口部23aとの中間部
位に、回転軸29がドア摺動方向aと直交する方向に配
置されている。この回転軸29は樹脂製であり、ケース
120の壁面の軸受穴(図示せず)により回転自在に支
持される。この回転軸29のうち、上記直線状ギヤ26
kと対応する中間部位に円形連結ギヤ(ピニオン)30
が樹脂により一体成形で設けてある。この連結ギヤ30
はケース120内に位置して直線状ギヤ26kとかみ合
うものである。
【0036】また、回転軸29の一端部はケース120
の外部へ突出し、この突出端部に円形の駆動側ギヤ31
を配置している。この駆動側ギヤ31も樹脂により回転
軸29と一体成形で設けてある。ドア駆動装置を構成す
るサーボモータ32は、図2に示すようにケース120
の上方側に配置され、その出力軸33に扇ギヤ34が連
結されている。この扇ギヤ34は上記した駆動側ギヤ3
1にかみ合っている。これにより、サーボモータ32の
回転が出力軸33、扇ギヤ34、駆動側ギヤ31を介し
て回転軸29に伝達される。さらに、回転軸29の回転
は、連結ギヤ30と直線状ギヤ26kとのかみ合いによ
りスライドドア26の直線運動に変換される。
【0037】なお、本実施形態では、冷風バイパス通路
20を開閉する冷風バイパスドア21の回転軸21aを
リンク35、36を介して扇ギヤ34のピン部34aに
連結して、扇ギヤ34の回転位置に連動して冷風バイパ
スドア21を回動操作するようになっている。
【0038】エアコンユニット12のケース120のフ
ェイス用開口部22aおよびフット用開口部23aは図
3のように略長方形の形状であり、その中央部にはそれ
ぞれ格子22b、23bが一体成形されている。この格
子22b、23bはスライドドア26の摺動(移動)方
向aと平行に延びて、開口部22a、23aの開口面を
2つに仕切っている。
【0039】そして、ドア基板26aの田の字状の枠体
形状は、両開口部22a、23aの周縁シール面22
c、23cおよび格子22b、23bの端面に対向して
ドア摺動方向aと平行に延びる板面26d(図5)を有
し、この板面26dに弾性押圧部材26eが接着等の手
段で固着されている。この弾性押圧部材26eは上記板
面26dの幅より若干狭い幅寸法でもって延びる断面矩
形状の細長形状のものである。
【0040】そして、スライドドア26のケース120
内への組付状態では、弾性押圧部材26eをその板厚t
方向に弾性的に所定量圧縮させており、この弾性反力に
より、フィルム部材26bを両開口部22a、23aの
周縁シール面22c、23cおよび格子22b、23b
の端面に所定の力で常に押しつけている。
【0041】フィルム部材26bは、空調装置作動時に
はドア基板26aの開口部26cを通して加わる風圧
(図5、7の矢印b)によって、開口部22aまたは2
3aの周縁シール面22c、23cおよび格子22b、
23bの端面に圧着して、開口部22aまたは23aを
確実に閉塞することができる。
【0042】このように、フィルム部材26bがシール
機能を果すので、弾性押圧部材26eはフィルム部材2
6bに接するだけでよく、ケース120側の面を直接摺
動することがないので、特別に耐久性を高める必要もな
い。従って、弾性押圧部材26eは弾性材であれば、安
価な材料を使用できる。具体的には、スポンジ状の多孔
質樹脂発泡材を弾性押圧部材26eとして使用できる。
【0043】そして、図5に示すように、ドア基板26
aの両側面26mの一方には、ドア基板26aと一体に
成形された弾性部材260が摺動方向aの前後に所定間
隔L8(例えば67mm)をあけて2箇配置されてい
る。すなわち、弾性部材260は、ケース120のうち
ガイド溝27を構成する部分の内壁面(開口部内面)1
20aと、ドア基板26aの側面26mとの間に配置さ
れ、内壁面120aと接触しながら、スライドドア26
の摺動方向aと直交する方向W(車両幅(左右)方向)
に弾性変形するようになっている。
【0044】なお、ドア基板26aの両側面26mの他
方の側面26mにおいては、ボス部26pの端面がケー
ス120の内壁面120aと接触するようになってお
り、これにより、スライドドア26の他方の側面26m
とケース120の内壁面120aとの接触面積を小さく
し、摺動抵抗を小さくするようにしている。
【0045】次に、本発明の要部である弾性部材260
について詳述すると、図5のB部拡大図である図6に示
すように、ドア基板26aの側面26mには抜穴26n
が形成されている。
【0046】そして、抜穴26nの内周面の一部分から
は、抜穴26n内に向かって延びて、スライドドア26
の摺動方向aの直交方向Wに弾性変形可能なたわみ部2
60aが形成され、このたわみ部260aは、弾性変形
していない状態(スライドドア26をケース120に組
付けていない状態)ではドア基板26aの側面26mと
同一平面上に位置している。
【0047】そして、たわみ部260aの先端には、ケ
ース120の内壁面120aに向かって突出して当接す
る突出部260bが形成されている。そして、突出部2
60bの突出端は内壁面120aと線接触するように、
断面三角形状(図8参照)に形成されており、この突出
部260bは、たわみ部260aが弾性変形していない
状態では、ドア基板26aの側面26mから内壁面12
0a側に長さL1だけ突出している。
【0048】このように、たわみ部260aと突出部2
60bから構成される弾性部材260は、前述のように
ポリプロピレン等の樹脂で成形されたドア基板26aと
一体に成形されている。
【0049】図7はスライドドア26をケース120に
組付けた状態を示す、図3のA−A断面図である。そし
て、図8は図7のC矢視図であり、2点鎖線は弾性部材
260が弾性変形していない状態を示している。ここ
で、ドア基板26aの両ボス部26pの端面間の長さを
L2とし、両ガイド溝27、28を構成する内壁面12
0a間の長さをL3とすると、L2<L3<L2+L1
の関係になるように、L1、L2、L3は設計されてい
る。
【0050】本実施形態の設計数値を述べると、L1=
2mm、L2=136mm、L3=137mmに設計さ
れており、これにより、図8に示すように、弾性部材2
60は弾性変形量L4=1mmだけ摺動方向aの直交方
向Wに弾性変形している。また、たわみ部260aの外
形寸法は、厚さL5=1.5mm、長さL6=18m
m、幅L7=5mmとなるように設計されており、この
ような形状のたわみ部260aにおいては、2mm以下
の弾性変形量L4によりスライドドア26を押しつける
力で、十分ガタ異音を防止できる。
【0051】よって、弾性変形量L4を極力小さくし
て、スライドドア26の摺動抵抗を小さくし、スライド
ドア26を駆動させるサーボモータ32の所要トルクを
極力小さくするために、弾性変形量L4は約2mm以下
に設計することが好ましい。
【0052】次に、上記構成において作動を説明する
と、サーボモータ32の出力軸33の回転方向および回
転量を選択することにより、スライドドア26の矢印a
方向への摺動位置を任意に設定でき、これにより、フェ
イス用開口部22aとフット用開口部23aとを開閉し
て、フェイス、バイレベル、フットの各モードを所望に
選択できる。冷風バイパスドア21は例えば、フェイス
モードの設定時にこれと連動して冷風バイパス通路20
を開放する。また、バイレベルモード時にフェイス吹出
温度をフット吹出温度より低温にするために、冷風バイ
パスドア21を所定開度開くようにしてもよい。
【0053】次に、本実施形態の特徴を述べると、スラ
イドドア26の両側面26mのうち一方の側面26m
と、ケース120の内壁面120aとの間に、弾性部材
260を弾性変形量L4だけスライドドア26の摺動方
向aの直交方向Wに弾性変形させた状態で配置してい
る。よって、弾性部材260の弾性力により、ドア基板
26aの両側面26mのうち弾性部材260が配置され
ていない側の側面26mのボス部26pは、ケース12
0の内壁面120aに押しつけられる。よって、スライ
ドドア26が、ケース120との間において、摺動方向
aの直交方向Wにガタついてガタ異音を発生させること
を防止できる。
【0054】また、弾性部材260をドア基板26aと
一体に形成するので、弾性部材120を別部品で構成し
た場合に比べて部品点数を減少できる。
【0055】また、弾性部材260の突出部260b
は、ケース120の内壁面120aと線接触するので、
弾性部材260とケース120との摺動抵抗を小さくで
き、スライドドア26を摺動させる操作力を低減するこ
とができる。
【0056】また、ドア基板26aの両側面26mのう
ち一方の側面26mにおいて、弾性部材260を摺動方
向aの前後に所定間隔L8をあけて2個配置するので、
弾性部材260が1個の場合に比べて、スライドドア2
6が揺動してガタつくことを確実に防止できる。
【0057】(第2実施形態)第1実施形態では、弾性
部材260をドア基板26aと一体に形成しているが、
本実施形態では、フィルム部材26bの曲げ部26fが
弾性部材260を構成するようになっている。すなわ
ち、図9に示すように、第1実施形態におけるドア基板
26aの取付ピン26hを廃止して、フィルム部材26
bの取付穴26gをガイドピン26jに挿入している。
この挿入の際には、フィルム部材26bの曲げ部26f
は弾性変形した状態で曲げられている。
【0058】図10はスライドドア26をケース120
に装着した状態を示す、図9のD矢視図であり、この図
10に示すように、フィルム部材26bの曲げ部26f
はスライドドア26の摺動方向aの直交方向Wに弾性変
形しており、ケース120の内壁面120aに押圧され
ている。
【0059】ところで、この押圧力を確保するために、
フィルム部材26bの剛性を高める必要がある。本例で
は、厚さ188μmのPETフィルムを用いている。こ
の厚さ188μmのPETフィルムの剛性を表す柔軟値
は、JIS:L1096のループ圧縮法による測定値
で、240g〜1930gの範囲とすることが好まし
い。ちなみに、このループ圧縮法による柔軟値は、ルー
プ状に曲げたフィルム部材26bのループ形状部を所定
量押圧変形させるのに必要な荷重であり、この柔軟値が
大きい程、剛性が高いことを示している。
【0060】以上の構成により、スライドドア26が、
ケース120との間において、摺動方向aの直交方向W
にガタついてガタ異音を発生させることを防止できる。
【0061】また、第1実施形態におけるドア基板26
aの取付ピン26hを廃止できるのでスライドドア26
の構造を簡素化できる。
【0062】また、フィルム部材26bに弾性部材12
0の機能を兼ねさせるので、弾性部材120を別部品で
構成した場合に比べて部品点数を減少できる。
【0063】(他の実施形態)第1、第2実施形態では
弾性部材260をスライドドア26側に設けたが、ケー
ス120側に設けるようにしてもよい。
【0064】また、第1実施形態では、ドア基板26a
の両側面26mのうち、一方の側面26mのみに弾性部
材260を設けたが、両側面26mに設けるようにして
もよい。
【0065】また、第2実施形態では、ドア基板26a
の両側面26mにフィルム部材26bの曲げ部26fを
配置しているが、一方の側面26mのみに配置するよう
にしてもよく、この場合には、他方の側面26mにおい
て、ガイドピン26jと側面26mの間に、第1実施形
態と同様のボス部26pを形成して、このボス部26p
が内壁面120aと接触するようにする。これにより、
スライドドア26とケース120との摺動抵抗を小さく
できる。
【0066】また、第1実施形態では、弾性部材260
の突出部260bは、ケース120の内壁面120aと
線接触するように断面三角形状に形成されているが、突
出部260bの突出端部を球面状に形成して、内壁面1
20aと点接触するようにしてもよい。
【0067】また、第1、第2実施形態では、本発明を
車両用空調装置の空気通路開閉装置に適用しているが、
本実施形態では、本発明を空気通路開閉装置以外のスラ
イドドア26の全てに適用できる。例えば、図11に示
すように、建築物の壁(開口部形成部材)200に開口
する出入口(開口部)200aを開閉する引き戸(スラ
イドドア)26に適用し、引き戸26の摺動方向aと平
行に延びる両側面26mのうち少なくとも一方の側面
と、壁200の開口部内面200bとの間に、摺動方向
aの直交方向Wに弾性変形した状態の弾性部材260を
配置してもよい。
【0068】また、図12に示すように、物入れ(開口
部形成部材)300に開口する取出口(開口部)300
aを開閉するスライド式蓋(スライドドア)26に適用
して、スライド式蓋26の摺動方向aと平行に延びる両
側面26mのうち少なくとも一方の側面と、物入れ30
0の開口部内面300bとの間に、摺動方向aの直交方
向Wに弾性変形した状態の弾性部材260を配置しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用する車両後席用空
調装置の概略縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大正面図である。
【図3】図2に示すスライドドア駆動機構の分解斜視図
である。
【図4】図3のスライドドア単体の拡大斜視図である。
【図5】図4のスライドドア単体の分解斜視図である。
【図6】図5のB部拡大図である。
【図7】第1実施形態の要部を示す断面図で、図3のA
−A断面を示す。
【図8】図7のC矢視図である。
【図9】第2実施形態のスライドドア単体を示す、分解
斜視図である。
【図10】図9のD−D断面図である。
【図11】他の実施形態を示す斜視図である。
【図12】他の実施形態を示す斜視図である。
【図13】従来の空気通路開閉装置の要部を示す断面図
である。
【符号の説明】
22、23…空気通路、22a、23a…開口部、26
…スライドドア、26a…ドア基板、26b…フィルム
部材、26m…スライドドア側面、120…ケース、1
20a…ケース内壁面、260…弾性部材、260a…
たわみ部、260b…突出部、a…摺動方向、W…直交
方向、L4…弾性変形量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮嶋 則義 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L011 BJ00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路(22、23)を形成し、前記
    空気通路(22、23)の開口部(22a、23a)を
    有するケース(120)と、 前記ケース(120)に摺動可能に保持されて、前記開
    口部(22a、23a)を開閉するスライドドア(2
    6)とを備え、 前記スライドドア(26)の摺動方向(a)と平行に延
    びる両側面(26m)のうち少なくとも一方の側面(2
    6m)と、前記ケース(120)の内壁面(120a)
    との間には、前記摺動方向(a)の直交方向(W)に弾
    性変形した状態で弾性部材(260)が配置されている
    ことを特徴とする空気通路切替装置。
  2. 【請求項2】 前記スライドドア(26)は、前記開口
    部(22a、23a)を閉塞するフィルム部材(26
    b)と、前記フィルム部材(26b)を支持するドア基
    板(26a)とから構成され、 前記弾性部材(260)は、前記ドア基板(26a)と
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の空気通路切替装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材(260)には、前記ケー
    ス(120)の内壁面(120a)との接触面積を小さ
    くする形状からなる突出部(260b)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の空気通路
    切替装置。
  4. 【請求項4】 前記スライドドア(26)の両側面(2
    6m)のうち、前記一方の側面(26m)において、前
    記弾性部材(260)は、前記摺動方向(a)の前後に
    所定間隔(L8)をあけて複数個配置されていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空
    気通路切替装置。
  5. 【請求項5】 前記スライドドア(26)は、前記開口
    部(22a、23a)を閉塞するフィルム部材(26
    b)と、前記フィルム部材(26b)を支持するドア基
    板(26a)とから構成され、 前記フィルム部材(26b)の一部分(26f)が、前
    記弾性部材(260)を構成することを特徴とする請求
    項1に記載の空気通路切替装置。
  6. 【請求項6】 前記摺動方向(a)の直交方向(W)に
    おける、前記弾性部材(260)の弾性変形量(L4)
    は約2mm以下であることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1つに記載の空気通路切替装置。
  7. 【請求項7】 開口部(22a、23a、200a、3
    00a)を形成する開口部形成部材(120、200、
    300)と、 前記開口部形成部材(120、200、300)に、摺
    動可能に保持されて、前記開口部(22a、23a、2
    00a、300a)を開閉するスライドドア(26)と
    を備え、 前記スライドドア(26)の摺動方向(a)と平行に延
    びる両側面(26m)のうち少なくとも一方の側面(2
    6m)と、前記開口部形成部材(120、200、30
    0)の開口部内面(120a)との間には、前記摺動方
    向(a)の直交方向(W)に弾性変形した状態の弾性部
    材(260)が配置されていることを特徴とするスライ
    ド式ドア開閉装置。
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