JP2001252041A - マヨネーズ様食品 - Google Patents

マヨネーズ様食品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食味・食感に影響しない程度に澱粉を低減、
あるいは用いず、且つ卵白を含有した低油分のマヨネー
ズ様食品において、低温に放置しても亀裂が生じ難い低
温安定性に優れ常温流通可能なマヨネーズ様食品を提供
する。 【解決手段】 10%以上40%以下の食用油脂、固形
分換算で0.3%以上3%以下の卵白を含有しpHが3
以上4.5未満のマヨネーズ様食品において、0.5%
以上1%未満のガム質を含有したマヨネーズ様食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温保存中に亀裂
の発生し難い常温流通可能なマヨネーズ様食品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水中油型酸性調味料の一種であるマヨネ
ーズは、一般的に食用油脂が全重量の約65%以上80
%以下と高濃度配合されている。このように油分を高濃
度含有した乳化物は、乳化粒子である油滴が隣接する油
滴同志で接触した状態、つまり最密充填状態となってい
る。そのため、同様な状態にあるマヨネーズはその粘度
が5万mPa・s以上と高粘度を呈している。
【0003】一方、近年、カロリーコントロール等健康
を重視する人々が増え、これに応えるべく従来品よりカ
ロリーを低減した食品が各種市販されるようになった。
マヨネーズにおいても例外でなく、従来のマヨネーズよ
り油分を少なくしてカロリーを低減したサラダドレッシ
ングと称されるマヨネーズ様食品が市販されている。こ
のようなカロリーを低減したマヨネーズ様食品は、食用
油脂が約10%以上40%以下しか配合されていないた
め、乳化粒子である油滴がマヨネーズと異なり最密充填
状態となっておらず、単に油脂を卵黄等の乳化材で乳化
しただけでは、マヨネーズのような高粘性を有した物性
が得られなかった。
【0004】そのため、特公平7−112414号公報
には、澱粉あるいは化工澱粉が水相中で約4μm以上1
0μm以下の乳化粒子のような擬似的粒子を示すことか
ら、澱粉あるいは化工澱粉を2%以上4%以下含有しさ
せマヨネーズと同様に5万mPa・s以上の粘度とした
マヨネーズ様食品が提案されている。また、特開平7−
59537号公報にはα化澱粉および/またはガム質を
1%以上6%以下含有させたマヨネーズ様食品が提案さ
れている。
【0005】しかしながら、前記提案のマヨネーズ様食
品において、澱粉を0.5%以上含有させると、食べた
ときベタ付いた重い食感を有し、また澱粉臭を伴うとい
う問題があった。また、前記特開平7−59537号公
報のようにガム質を1%以上含有させると、ガム質特有
の糸を引くような食感が強く感じられ食感が悪いという
問題があり、さらに、特開平7−59537号公報に提
案されているマヨネーズ様食品は、酢酸ナトリウムを高
濃度含有しており、得られたマヨネーズ様食品はpHが
4.5以上となり、微生物が繁殖しやすく常温流通でき
ないという問題があった。
【0006】このような中、特開昭58−23764号
公報、特開昭63−181972号公報及び特開平8−
56571号公報には、卵白やホエー蛋白を含有させる
ことにより、澱粉を低減したあるいは用いなくとも高粘
性を有したマヨネーズ様食品が提案されている。しか
し、前記特開昭58−23764号公報は卵白を完全に
加熱凝固させたものを用いているため、卵白特有の異臭
が強く感じられ、また加熱凝固物を微細化しているもの
のマヨネーズのようななめらかな食感を有しているとは
言い難いものであった。また、特開昭63−18197
2号公報も90℃以上と高温で処理することから、ホエ
ー蛋白特有の異臭が強く感じられるという問題があっ
た。一方、特開平8−56571号公報に提案されてい
るマヨネーズ様食品は、高温に対し安定であるが、冬場
や冷蔵庫等の寒いところに放置すると比較的短期間で亀
裂が発生し外観を損なうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、食味・食感に影響しない程度に澱粉を低減、あるい
は用いず、且つ卵白を含有した低油分のマヨネーズ様食
品において、低温に放置しても亀裂が生じ難い低温安定
性に優れ常温流通可能なマヨネーズ様食品を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、(1) 10%以上
40%以下の食用油脂、固形分換算で0.3%以上3%
以下の卵白を含有しpHが3以上4.5未満のマヨネー
ズ様食品において、0.5%以上1%未満のガム質を含
有したマヨネーズ様食品、(2) ガム質がキサンタン
ガムである(1)記載のマヨネーズ様食品、(3) ホ
スホリパーゼA処理卵黄を含有した(1)又は(2)記
載のマヨネーズ様食品、(4) ホスホリパーゼA処理
卵黄の含有量が固形分換算で0.5%以上10%以下で
ある(3)記載のマヨネーズ様食品、を提供することで
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を説明する。なお、本
発明において「%」は「質量%」を意味する。本発明に
おいて「マヨネーズ様食品」とは、水相中に食用油脂が
均一に分散して乳化状態が維持され、粘度が5万以上3
0万以下mPa・s、pHが3以上4.5未満であっ
て、外観及び食味がマヨネーズに類似した水中油型酸性
調味料をいい、本発明では、全質量に対し10%以上4
0%以下の食用油脂、固形分換算で0.3%以上3%以
下の卵白及び0.5%以上1%未満のガム質を含有した
調味料である。
【0010】まず、本発明に用いる食用油脂は、一般的
に水中油型酸性調味料に用いられている食用油脂であれ
ば特に限定するものではない。このような油脂として
は、例えば、菜種油、コーン油、綿実油、サフラワー
油、オリーブ油、紅花油、大豆油、パーム油、魚油等の
動植物油およびこれらの精製油、またMCT(中鎖脂肪
酸トリグリセリド)、ジグリセリド等のように化学的あ
るいは酵素的処理を施して得られる油脂等が挙げられ
る。本発明では、上記のような食用油脂の1種又は2種
以上の混合油を用いるとよく、全質量に対し10%以上
40%以下含有している。食用油脂の含量が40%より
多いとマヨネーズに対しカロリーが半分以下というふう
に十分にカロリーを低減した調味料が得られず、一方1
0%未満ではマヨネーズのようなコクの有る調味料が得
られない。
【0011】また、本発明に用いる卵白としては、特に
限定するものではないが、例えば、卵を割卵して卵黄と
分離した生卵白、冷凍した冷凍卵白、濃縮した濃縮卵
白、スプレードライやフリーズドライ等で乾燥した乾燥
卵白、糖分やリゾチーム等の卵白中の一成分を除去した
脱糖卵白や脱リゾ卵白と称されるもの等が挙げられる。
なお、本発明に用いる卵白としては、卵を割卵して得ら
れる全卵由来の卵白であってもよい。本発明では、上記
のような卵白の1種又は2種以上の混合物を全質量に対
し卵白固形分として0.3%以上3%以下含有してい
る。卵白の含有量が0.3%未満では十分な粘度、つま
り5万mPa・s以上の粘度が得られず、一方3%より
多くしたとしても期待する程の粘度増加が得られないば
かりかモソモソとした食感となり好ましくない。なお、
マヨネーズ様食品中の卵白の含有量は、例えば、電気泳
動法等により蛋白質から分画したオボアルブミンの含有
量を基に算出するとよい。
【0012】本発明に用いるガム質は、例えば、キサン
タンガム、タマリンド種子ガム、ローカストビーンガ
ム、ジェランガム、グアーガム等増粘効果を有するガム
質であれば何れのものでも良いが、後述の試験例に示す
ように他のガム質に比べキサンタンガムを単独あるいは
併用した、つまり少なくともキサンタンガムを使用した
ほうが低温で長期間保存しても亀裂が発生し難く好まし
い。本発明は、ガム質の1種又は2種以上を全質量に対
し0.5%以上1%未満含有している。ガム質の含有量
が0.5%未満では低温で保存した場合、比較的短期間
で亀裂を発生し低温安定性に欠け、一方1%以上ではガ
ム質特有の糸を引くような食感が強く感じられ好ましく
ない。
【0013】本発明は、ホスホリパーゼA処理卵黄を含
有させることにより、さらに低温での亀裂を防止するこ
とができ好ましい。ここで、ホスホリパーゼA処理卵黄
とは、卵黄の主成分である卵黄リポ蛋白質(卵黄リン脂
質等の卵黄脂質と卵黄蛋白の複合体)の構成リン脂質に
リン脂質分解酵素であるホスホリパーゼAを作用させリ
ン脂質の1位あるいは2位の脂肪酸残基を加水分解して
リゾリン脂質とした卵黄をいい、本発明のホスホリパー
ゼA処理卵黄は、リゾホスファチジルコリンとホスファ
チジルコリンの合計量に対するリゾホスファチジルコリ
ンの割合が少なくとも10%以上となるように処理した
卵黄であり、本発明では、例えば、リゾホスファチジル
コリンの割合が30%のホスホリパーゼA処理卵黄の場
合、リゾ化率30%と称する。本発明のようなマヨネー
ズ様食品は、一般的に卵黄を含有しており、本発明で
は、卵黄の一部あるいは全部をホスホリパーゼA処理卵
黄に置き換えるとよい。ホスホリパーゼA処理卵黄の含
有量は全質量に対し卵黄固形分として0.5%以上が好
ましく、2%以上がさらに好ましい。含有量が0.5%
より少ないと、さらなる低温での亀裂を防止が難しく好
ましくない。なお、ホスホリパーゼA処理卵黄の上限の
含有量を本発明では10%としているが、これは、本発
明のようなマヨネーズ様食品において、卵黄の上限の含
有量が一般的に固形分換算で10%程度であり、本発明
においても同程度含有させるとよいからである。
【0014】本発明のマヨネーズ様食品には、上述の食
品原料以外に本発明の効果を損なわない範囲で各種食品
原料を適宜選択し含有させることが出来る。例えば、食
酢、クエン酸等の酸味材、グルタミン酸ナトリウム、食
塩、砂糖等の各種調味料、卵黄等の乳化材、動植物のエ
キス類、澱粉、化工澱粉等の増粘材、からし粉、胡椒等
の香辛料等が挙げられる。なお、澱粉あるいは化工澱粉
は食味・食感に影響することから、その含有量は0.5
%未満である。また、本発明の製造方法は、マヨネーズ
様食品の常法に則り製造すればよく、例えば、均一にし
た水相原料と油相原料をミキサー等で粗乳化し、次にコ
ロイドミル、高圧ホモゲナイザー等で仕上げ乳化をした
後、チューブ容器やガラス容器等に充填密封する。
【0015】本発明の卵白を含有したマヨネーズ様食品
が如何なる理由により、低温で亀裂が生じ難く安定であ
るかは定かではないが、卵白蛋白が製造過程で変成し増
粘すると共にマヨネーズ様食品中で乳化粒子同志を架橋
するような状態で存在していると推察されるものの、卵
白蛋白は数万から十万程度と分子量が小さいために乳化
粒子への絡みが十分でなく低温保存中に亀裂を生じ易い
のに対し、ガム質は数百万と分子量が大きいために卵白
蛋白に比べ乳化粒子へ絡み易く、その結果、亀裂を生じ
難くなったのではないかと推察される。さらに、ホスホ
リパーゼA処理卵黄を含有させると乳化粒子表面の親水
性が増加し、これにより、親水性であるガム質と乳化粒
子とがより物理的結合が強化され亀裂を生じ難くなった
のではないかと推察される。
【0016】次に、本発明を実施例及び試験例に基づ
き、さらに詳細に説明する。なお、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0017】
【実施例】[実施例1]生卵黄をホスホリパーゼA
処理してリゾ化率30%のホスホリパーゼA処理卵黄
(固形分50%)を得た。前記ホスホリパーゼA処理卵
黄6kg、生卵白15kg(固形分12%)、食酢(酸
度4%)15kg、清水30kg、食塩2.5kg、キ
サンタンガム0.5kg、からし粉0.5kg及びグル
タミン酸ナトリウム0.5kgをミキサーで均一とし水
相を調製した後、菜種油30kgを注加して粗乳化させ
た。得られた粗乳化物をコロイドミルで仕上げ乳化を行
なった後、300ml容量のチューブに充填・密封し
た。得られたマヨネーズ様食品は、粘度が60,000
mPa・s[B型粘度計((株)東京計器製)でロータ
ーNo.6、品温20℃、回転数2rpmで測定開始1
分後の粘度]であり、pHは約4.3であった。
【0018】[実施例2]実施例1の水相にタマリンド
種子ガム0.1kgを加配し、全重量を清水で調整した
以外は実施例1に準じマヨネーズ様食品を調製した。得
られたマヨネーズ様食品は、粘度が64,000mPa
・sであり、pHが約4.3であった。
【0019】[実施例3]実施例1のキサンタンガムに
代えタマリンド種子ガムとし、それ以外は実施例1に準
じマヨネーズ様食品を調製した。得られたマヨネーズ様
食品は、粘度が59,000mPa・sであり、pHが
約4.3であった。
【0020】[比較例1]特開平8−56571号公報
の実施例1に準じ調製した。つまり、乾燥卵白0.46
kg(固形分95%)、食酢(酸度5%)17kg、食
塩2kg、グルタミン酸ナトリウム0.4kg、マスタ
ード0.02kg及び清水45.12kgをミキサーで
均一とし水相を調製した後、サラダ油35kgを注加し
て粗乳化させた。得られた粗乳化物を高圧ホモゲナイザ
ー(マイクロフルイダイザーM−110T型、マイクロ
フルイデック社製)で600kg下で仕上げ乳化を行な
った後、300ml容量のチューブに充填・密封した。
得られたマヨネーズ様食品は、粘度が64,000mP
a・sであり、pHは約4.0であった。
【0021】[比較例2]実施例1のキサンタンガム
0.5kgに代えグアーガム0.2kgを用い、また菜
種油30kgを40kgに変え、全重量を清水で調整し
た以外は実施例1に準じマヨネーズ様食品を調製した。
得られたマヨネーズ様食品は、粘度が53,000mP
a・sであり、pHが約4.3であった。
【0022】[比較例3]実施例1のキサンタンガム
0.5kgを1.0kgに変え、全重量を清水で調整し
た以外は実施例1に準じマヨネーズ様食品を調製した。
得られたマヨネーズ様食品は、粘度が78,000mP
a・sであり、pHが約4.3であった。
【0023】[比較例4]実施例1のキサンタンガム
0.5kgを1.5kgに変え、全重量を清水で調整し
た以外は実施例1に準じマヨネーズ様食品を調製した。
得られたマヨネーズ様食品は、粘度が85,000mP
a・sであり、pHが約4.3であった。
【0024】[比較例5]実施例1の生卵白15kgを
除き、全重量を清水で調整した以外は実施例1に準じマ
ヨネーズ様食品を調製した。得られたマヨネーズ様食品
は、pHは約3.9であったが、粘度が35,000m
Pa・sと低く、本発明のマヨネーズ様食品に適合しな
かった。
【0025】
【試験例】[試験例1]ガム質の含有量の違いによる低
温安定性への影響を調べるため、実施例1乃至3及び比
較例1乃至4のマヨネーズ様食品各10本を準備し、こ
れらの製品を約4℃に設定した冷蔵庫に保存し、その状
態を観察した。
【0026】
【表1】
【0027】表中の記号は下記のとおりである。 ◎:10本とも1ヶ月後において亀裂は観察されなかっ
た。 ○:1本以上が20日以上1ヶ月未満で亀裂が観察され
た。 △:1本以上が10日以上20日未満で亀裂が観察され
た。 ×:1本以上が10日未満で亀裂が観察された。
【0028】表1より、ガム質を0.5%以上含有させ
ないと低温保存で亀裂が生じ難く安定なマヨネーズ様食
品が得られないことが理解される。特に、キサンタンガ
ムを含有させたものは低温安定性に優れていた。なお、
ガム質を1.0%以上含有させたものは糸を引くような
食感が強く感じられ好ましくなかった。
【0029】[試験例2]ホスホリパーゼA処理卵黄の
含有量(固形分)の違いによる低温安定性への影響を調
べるため、実施例1のホスホリパーゼA処理卵黄の含有
量を表2に示す量に変え、全重量を生卵黄(固形分50
%)で調整した以外は実施例1に準じ調製マヨネーズ様
食品各10本を準備し、これらの製品を約4℃に設定し
た冷蔵庫に保存し、1ヶ月後の状態を観察した。なお、
いずれの製品とも20日未満では亀裂は観察されなかっ
た。
【0030】
【表2】
【0031】表中の記号の内、低温安定性1の記号は試
験例1の記号であり、低温安定性2の記号は下記のとお
りである。 − :10本とも亀裂は観察されなかった。 + :1乃至3本亀裂が観察された。 ++:4本以上亀裂が観察された。
【0032】表2より、ホスホリパーゼA処理卵黄を含
有していないマヨネーズ様食品に比べ固形分換算で0.
5%以上含有させたものは低温安定性に優れていること
が理解される。特に、2%以上含有させたものは1ヶ月
保存後も亀裂が全く観察されなかった。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、従来の卵白を含有し
た低油分のマヨネーズ様食品は、澱粉を用いなくとも高
粘性を有し、高温で安定なものであったが、本発明は、
さらに特定量のガム質やホスホリパーゼA処理卵黄を含
有させることにより、低温に放置しても亀裂が生じ難い
低温安定性に優れたものに仕上げていることから、季節
の変化にかかわらず安定で常温流通可能なマヨネーズ様
食品を提供でき、更なる需要の拡大が期待される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10%以上40%以下の食用油脂、固形
    分換算で0.3%以上3%以下の卵白を含有しpHが3
    以上4.5未満のマヨネーズ様食品において、0.5%
    以上1%未満のガム質を含有していることを特徴とする
    マヨネーズ様食品。
  2. 【請求項2】 ガム質が少なくともキサンタンガムであ
    る請求項1記載のマヨネーズ様食品。
  3. 【請求項3】 ホスホリパーゼA処理卵黄を含有した請
    求項1又は2記載のマヨネーズ様食品。
  4. 【請求項4】 ホスホリパーゼA処理卵黄の含有量が固
    形分換算で0.5%以上10%以下である請求項3記載
    のマヨネーズ様食品。
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