JP2001249464A - 印刷版搬送装置 - Google Patents

印刷版搬送装置

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JP2001249464A
JP2001249464A JP2000062663A JP2000062663A JP2001249464A JP 2001249464 A JP2001249464 A JP 2001249464A JP 2000062663 A JP2000062663 A JP 2000062663A JP 2000062663 A JP2000062663 A JP 2000062663A JP 2001249464 A JP2001249464 A JP 2001249464A
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Japan
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plate
unit
transport
screen
printing plate
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Pending
Application number
JP2000062663A
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English (en)
Inventor
Mamoru Murata
守 村田
Mitsuyoshi Nishimura
光能 西村
Yoshinori Kawamura
吉紀 河村
Yoshihiro Koyanagi
祥啓 小柳
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送手段の上方に浮遊する塵や埃等の異物
の、搬送手段よりも下方への落下を防止できる印刷版搬
送装置を得る。 【解決手段】 定盤402の移動方向側一端部にはスク
リーン452の先端部が係止されており、定盤402の
移動方向側他端部にはスクリーン454の先端部が係止
されている。スクリーン452、454は巻取器44
0、442の巻取軸446に基端部が係止されている。
定盤402が移動すると、スクリーン452、454の
うち移動方向とは反対側が定盤402と共に引き出され
てボールねじ412等の上方を覆う。これにより、上方
で浮遊する塵や埃等がボールねじ412等に付着するこ
とはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版を所定の方
向へ搬送するための印刷版搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体上に感光層(例えば、光重合層)
が設けられた印刷版(以下、「フォトポリマー版」とい
う)を用い、このフォトポリマー版の光重合層に直接レ
ーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきてい
る(印刷版自動露光装置)。
【0003】このような技術では、複数のフォトポリマ
ー版を収納するマガジンから一枚ずつフォトポリマー版
を取り出して、上記の記録を行なう露光部へ供給する。
また、この露光部の直前では、フォトポリマー版は基本
的に平滑な定盤の上に載置され、この定盤上で位置合わ
せが行なわれた後に定盤ごと露光部へ送られる。
【0004】この定盤の移動をさせるための駆動機構と
しては、例えば、定盤の移動方向に沿って軸方向とされ
ると共に、モータの駆動力で自らの軸周りに回転するボ
ールねじと、定盤に一体的に連結されると共にボールね
じに螺合したスライダと、ボールねじに対して平行に設
けられると共にスライダを貫通してボールねじの軸方向
にスライダを案内するガイド棒と、を含んで構成される
駆動機構がある。この駆動機構では、ボールねじが回転
することによりスライダがガイド棒に案内されてスライ
ドし、スライダと共に定盤がスライドするようになって
いる。また、露光部では、基本的にボールねじの回転量
に応じて露光するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
駆動機構を用いた場合、ボールねじの溝やガイド棒の周
囲に塵や埃等の異物が付着すると、スライダが円滑にス
ライドしなくなり、いわゆる「送りムラ」が生じてフォ
トポリマー版に形成される画像品質が劣化するという問
題が生じる。
【0006】また、仮に、上述したような駆動機構を適
用しなくても、定盤の下方に他の駆動機構を構成する各
種装置や露光部の制御装置等を載置する構成とした場合
には、その上方で浮遊する塵や埃等がこれらの装置に付
着することは決して好ましくはない。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、定盤のよ
うな搬送手段の上方に浮遊する塵や埃等の異物の、搬送
手段よりも下方への落下を防止できる印刷版搬送装置を
得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の印刷版搬
送装置は、印刷版が載置されると共に略水平方向に移動
して前記印刷版を搬送する搬送手段と、前記印刷版の移
動範囲の起点及び終点の少なくとも何れか一方と前記移
動方向に沿って当該何れか一方と対向する側の前記搬送
手段の端部との間に設置されて、当該設置部分の上方側
と下方側とを遮断する遮断部と、を備えている。
【0009】上記構成の本発明では、搬送手段に印刷版
を載置した状態で搬送手段が略水平に移動すると、搬送
手段に載置された印刷版も搬送手段と共に略水平に移動
し、これにより、搬送手段に載置された印刷版が略水平
に搬送される。
【0010】また、上述した搬送手段の移動範囲の起点
及び終点の少なくとも何れか一方と、この何れか一方と
対向する搬送手段の端部との間で且つ駆動手段の下方に
は、遮断部が設置されており、この遮断部により前記何
れか一方と、この何れか一方と対向する搬送手段の端部
との間が遮断部を介して上方と下方に隔てられる。これ
により、遮断部の上方で浮遊する塵等が遮断部よりも下
方、特に、駆動手段に落下することはなく、仮に、遮断
部の下方に各種装置を設置したとしても塵等により汚れ
たり、塵等の付着に起因する誤作動のおそれがない。
【0011】また、逆に、遮断部よりも下方の塵等が舞
い上がったとしても遮断部よりも上方まで舞い上がるこ
とはないため、印刷版への塵等の付着も防止できる。
【0012】なお、本発明において遮断部とは、搬送手
段の移動範囲の起点及び終点の少なくとも何れか一方
と、この何れか一方と対向する搬送手段の端部との間に
設置されることでその上方と下方とを隔てることができ
る構成であれば、その態様に限定されるものではない。
したがって、遮断部は、スクリーン等のシート状の部材
でもよいし、シャッター等の板状の部材でもよい。ま
た、このようなシート状或いは板状の部材を複数組み合
わせてもよい。
【0013】また、遮断部は、搬送手段の移動範囲の起
点とこの起点と対向する側の搬送手段の端部、及び、搬
送手段の移動範囲の終点と終点と対向する側の搬送手段
の端部の少なくとも何れか一方に設けられていればよい
(すなわち、何れか一方に遮断部を設けてもよいし、双
方に遮断部を設けてもよい)。
【0014】請求項2記載の印刷版搬送装置は、請求項
1記載の本発明において、前記搬送手段の下方に設けら
れて前記搬送手段に前記水平方向へ移動するための駆動
力を付与する共に、前記搬送手段が移動した状態では前
記遮断部の下方に位置する駆動手段を備えることを特徴
としている。
【0015】上記構成の本発明では、印刷版が載置され
た搬送手段に、搬送手段の下方に設けられた駆動手段か
らの駆動力が付与されると、送部が略水平に移動し、こ
れにより搬送手段に載置された印刷版も搬送手段と共に
略水平に移動して搬送手段に載置された印刷版が略水平
に搬送される。
【0016】ここで、搬送手段が移動した状態では、駆
動手段の上方に遮断部が位置するため、遮断部の上方で
浮遊する塵等が遮断部よりも下方の駆動手段に付着する
ことはない。このため、このような塵等の付着に起因す
る駆動手段の作動障害が生じるおそれがなくなる。
【0017】請求項3記載の印刷版搬送装置は、請求項
1又は請求項2記載の本発明において、前記起点及び前
記終点の少なくとも何れか一方に一端が係止されて、前
記何れか一方とは反対側の他方への前記搬送手段の移動
により前記何れか一方と当該何れか一方側の前記搬送手
段の端部との間で展開されるシート状で柔軟なスクリー
ンを備えることを特徴としている。
【0018】上記構成の本発明では、遮断部はスクリー
ンを備えており、遮断部が移動することで、搬送手段が
移動すると、搬送手段に一端が係止されたスクリーンが
搬送手段と共に移動して搬送手段の移動方向とは反対側
でスクリーンが展開され、スクリーンによってスクリー
ンの上方と下方とが隔てられる。
【0019】ここで、搬送手段の移動範囲の起点とこの
起点側の搬送手段の端部との間の距離や搬送手段の移動
範囲の終点とこの終点側の搬送手段の端部との間の距離
は搬送手段の移動により逐次変化するが、スクリーンは
シート状でしかも柔軟であるため、スクリーンを展開さ
せた状態において起点或いは終点側でスクリーンの余っ
た部分を垂れ下げたり、折り畳んだり、或いは巻き取っ
たりすることで、上記の移動方向に沿った本装置の寸法
を搬送手段の移動範囲程度におさめることができる。
【0020】請求項4記載の印刷版搬送装置は、請求項
3記載の本発明において、前記搬送手段に係止された側
とは反対側の前記スクリーンの端部側から前記スクリー
ンを巻き取る巻取手段を備えることを特徴としている。
【0021】上記構成の本発明では、搬送手段に係止さ
れた側とは反対側のスクリーンの端部側は適宜に巻取手
段に巻き取られる。このため、搬送手段の位置に関係な
くスクリーンは張られた状態で保たれる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る印刷版搬送装置としての露光搬送部110を適用
したフォトポリマー版102の自動露光装置100につ
いて説明する。なお、説明に際しては、最初に装置全体
の構成について概説し、続いて本実施の形態の要部につ
いて説明することにする。
【0023】[自動露光装置100の全体構成]図1に
は、本実施の形態に係るフォトポリマー版の自動露光装
置100の全体構成が斜視図にて示されている。この図
に示されるように、自動露光装置100は、大きく分け
ると、フォトポリマー版102(図2参照)の供給を担
う給版部108と、フォトポリマー版102へ画像を記
録する露光部112と、給版部108から送られてきた
フォトポリマー版102を露光部112へ供給する印刷
版搬送装置としての露光搬送部110と、露光部112
による画像記録後のフォトポリマー版102を排出する
排出機構部166とによって構成されている。以下、概
ねこの順に説明する。
【0024】<給版部108>なお、上記構成の自動露
光装置100の下流側にバッファ部114を介して自動
現像装置116を接続することも可能であり、給版、露
光、現像を全て自動で処理することも可能となってい
る。
【0025】図1及び図3に示されるように、フォトポ
リマー版102の供給を担う給版部108は、概略的に
は、フォトポリマー版102が搭載された台車200を
収容する版収容部104と、この版収容部104に収容
されたフォトポリマー版102を持ち出すための枚葉部
106と、この枚葉部106からフォトポリマー版10
2又は合紙118を受け取って搬送する共用搬送部12
8と、この共用搬送部128からフォトポリマー版10
2を受け取って露光搬送部110へ送り出すためのフォ
トポリマー版搬送部130と、共用搬送部128から合
紙118を受け取って合紙収容部132(台車200に
設けられている)へ送り出すための合紙搬送部134
と、共用搬送部128からフォトポリマー版搬送部13
0及び合紙搬送部134の何れに搬送するかの切替動作
を行う切替搬送部136とによって構成されている。
【0026】(版収容部104)図3に示されるよう
に、給版部108の版収容部104には、ハンドル20
4が取り付けられた台車200が収容されている。この
台車200の荷台202には、側面視で略直角三角形状
に形成された集積部206が設けられている。さらに、
集積部206の斜面部には、複数枚のフォトポリマー版
102が積層状態で収容可能とされたマガジン208が
立てかけられている。図2に示されるように、フォトポ
リマー版102の表面には当該表面保護用のシート材と
して機能する合紙118が1枚ごとに張り合わされてお
り、結果としてフォトポリマー版102と合紙118と
が交互に積層された状態となっている。
【0027】なお、マガジン208にはシャッター21
0が設けられており、暗室以外の場所ではシャッター2
10を閉状態にしておくことにより、フォトポリマー版
102の感光を防止するようになっている。実際の場面
では、台車200は版収容部104とフォトポリマー版
102を保管している暗室との間での運搬に供されるこ
とから、当該運搬中におけるフォトポリマー版102の
感光をシャッター210で防いでいる。
【0028】また、図示は省略するが、マガジン208
には、収容されたフォトポリマー版102及び合紙11
8の幅方向両端部を規制するための一対のガイド板が設
けられている。さらに、各ガイド板の先端部には、収容
されたフォトポリマー版102及び合紙118の先端両
角部に対応するさばき板が設けられている。このさばき
板は、後に詳述する吸盤ユニット304によってフォト
ポリマー版102がマガジン208から取り出される際
に当該フォトポリマー版102に係合してその先端両角
部を湾曲させて剥離させる機能を有する部材である。
【0029】さらに、マガジン208の幅方向中間部に
は、図示しない一対の合紙押え板が設けられている。こ
の合紙押え板は、マガジン208内に収容されたフォト
ポリマー版102の表面の合紙118に対応して設けら
れており、後に詳述する吸盤ユニット304によってフ
ォトポリマー版102がマガジン208から取り出され
る際に合紙118に係合してこれを保持する機能を有し
ている。
【0030】図3に示されるように、マガジン208が
設けられた台車200が収容される版収容部104は、
路面FLよりも高い位置に床部104Aが形成されてい
る関係で、台車200は路面FLから床部104Aへと
乗り上げられる構造となっている。すなわち、台車20
0は路面FLに対してはキャスタ120を介して支持さ
れており、当該キャスタ120は台車200に対して突
出位置(図3の想像線図示位置)及び収容位置(図3の
実線図示位置)間を移動可能とされている。さらに、台
車200の版収容部104への収容動作に応じて、キャ
スタ120が上方に畳まれて収容位置へ移動すると、こ
れと同時に補助ローラ212が床部104Aに対応し、
その後の台車200は、床部104Aに対してこの補助
ローラ212を介して支持される構造となっている。
【0031】(枚葉部106)上述した版収容部104
の上方には、枚葉部106が設けられている。枚葉部1
06はマガジン208内に積層状態で収容された合紙1
18又はフォトポリマー版102面に対して接近及び離
間する吸盤124を備えており、マガジン208内に積
層状態で収容されたフォトポリマー版102及び合紙1
18を、吸盤124で吸着し交互に取り出し、共用搬送
部128へ送り出す。また、枚葉部106は吸盤124
の他にファン(図示省略)を備えており、吸盤124で
合紙118を吸着する際には吸引ファンを合紙118に
対して若干離れた位置(接触してもよい)に配置し、吸
引ファンのみを作動させることによって重量的に軽くか
つ薄い合紙118のみを吸い上げ、その後、吸盤124
によって吸着することで、合紙118の吸着時の二重吸
着(下層のフォトポリマー版102を一緒に吸着するこ
と)を防止している。
【0032】(共用搬送部128、フォトポリマー版搬
送部130、切替搬送部136)図1に示されるよう
に、枚葉部106から送られてきたフォトポリマー版1
02又は合紙118は共用搬送部128によって搬送さ
れた後、切替搬送部136によって搬送方向が選択的に
切り替えられ、フォトポリマー版102はフォトポリマ
ー版搬送部130によって搬送手段としての定盤402
へ送り出され、合紙118は合紙搬送部134によって
台車200内に設けられた合紙収容部132へと送り込
まれる。すなわち、フォトポリマー版102と合紙18
とが交互に積層されているため、枚葉部106において
吸着する毎に、切替搬送部136が切替わり、それぞれ
所定方向へ搬送する構造となっている。これらの共用搬
送部128、切替搬送部136は、構造的に共通する部
分も多いので、まとめて説明する。
【0033】図1及び図4(A)に示されるように、共
用搬送部128及び切替搬送部136は、いずれも串型
ローラ138と細幅ベルト140とが組み合わされた搬
送系となっており、上記フォトポリマー版102を搬送
することがメインとされている(図4(B)参照)。す
なわち、フォトポリマー版102は串型ローラ138の
強い挟持力で搬送され、細幅ベルト140は搬送に同期
して移動するガイド板としての役目を果たすようになっ
ている。これに対して、図1及び図4(C)に示される
ように、合紙搬送部134は、細幅ベルト140のみの
搬送系となっており、合紙118を細幅ベルト140に
よる弱い挟持力で搬送する構造となっている。
【0034】また、図5に示されるように、各搬送部で
の受け渡し部分は、それぞれ互い違いに先端部が串状に
突出され、一方の凹又は凸の先端が他方の凸又は凹の先
端に対向するように重なり合っている(すなわち、同軸
の共通の搬送路を持っている)。これにより、フォトポ
リマー版102及び合紙118の受け渡し時に、これら
のフォトポリマー版102及び合紙118が串型ローラ
138や細幅ベルト140に巻き込まれるといった不具
合が未然に防止されている。
【0035】(合紙搬送部134)また、図3に示され
るように、台車200内には、後述する合紙搬送部13
4によって搬送された合紙118を収容する合紙収容部
132が設けられている。さらに、台車200における
合紙収容部132の上端部には、合紙搬送部134によ
って搬送された合紙118を合紙収容部132内へ強制
的に集積させるシート材強制集積装置141が設けられ
ている。
【0036】図6には、シート材強制集積装置141の
詳細構造が示されている。この図に示されるように、シ
ート材強制集積装置141は、合紙収容部132の上端
部に設けられた合紙118の挿入口142に、挟持送込
ローラとして把握される一対のローラ144が設けられ
ている。図7に示されるように、一対のローラ144は
串型とされており、前記合紙搬送部134の搬送速度よ
りも若干速い線速度(約1.1倍)で回転駆動してい
る。これにより、合紙118が合紙搬送部134とこの
ローラ144との間に掛け渡されると、所定の緊張状態
を維持しながら(所謂、引張り勝手で)搬送されること
になり、弛み等によるジャミングを防止することができ
る。
【0037】図6に戻り、この挿入口142の手前側に
は、徐々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるような
テーパー形状のガイド板146が設けられている。さら
に、このテーパー形状とされた互いに対向するガイド板
146には、除電ブラシ148がそれぞれ取り付けら
れ、挿入口142に挿入する合紙118の電荷を除去す
るようになっている。
【0038】前記一対のローラ144の下部近傍には、
ローラ144の串型による凹凸に沿うように巻込み防止
板150が設けられている。これにより、ローラ144
を通過し合紙収容部132に集積された後の合紙118
の一部がローラ144に接触しても、巻込み防止板15
0によって巻き込みを防止することができるようになっ
ている。
【0039】<露光搬送部110>図1に示されるよう
に、露光搬送部110は定盤402を備えている。定盤
402はフォトポリマー版搬送部130によって搬送さ
れて水平搬送状態でフォトポリマー版搬送部130から
離脱したフォトポリマー版102が受け渡されてその上
面上に載置される。
【0040】定盤402の上面高さは、フォトポリマー
版搬送部130による水平搬送高さよりも低い位置に設
定されており、かつ搬送方向に若干の間隔を持ってい
る。このため、フォトポリマー版搬送部130から排出
されると、若干垂れ下がった状態で定盤402上に着地
し、搬送方向後端部は、定盤402よりも手前側に位置
することになる。図8に示されるように、この手前側に
は、後述する排出機構部166に設けられた仮支持アー
ム154が配設されており、フォトポリマー版102の
垂れ下がりを防止している。
【0041】また、仮支持アーム154の近傍には定盤
402に対して接近離反可能な移動体152が設けられ
ており、更にこの移動体152にはフォトポリマー版1
02の後端部を搬送方向に押圧する押圧プレート156
が配置されている。この押圧プレート156によってフ
ォトポリマー版102の後端部を押圧することで、フォ
トポリマー版102の斜行が解消されると共に、所定の
搬送方向基準位置まで送り出すことができる。この基準
位置は、フォトポリマー版102の搬送方向後端部が若
干定盤402からはみ出した位置である。
【0042】この基準位置では、フォトポリマー版10
2の搬送方向後端部両角部を含む複数の位置にセンサ1
58が設けられ、このセンサ158でフォトポリマー版
102の搬送方向後端部を検出することによって押圧プ
レート156の押圧を停止させている。また、このセン
サ158はフォトポリマー版102の搬送幅方向の位置
検出にも適用されている。すなわち、定盤402が搬送
幅方向に移動することで、フォトポリマー版102の角
部とセンサ158とを一致させ、これをフォトポリマー
版102の初期位置として登録するようになっている。
【0043】また、初期位置に移動されたフォトポリマ
ー版102の位置は、後述する露光部112での走査露
光開始位置と相対位置が決められており、この状態で定
盤402に設けられた吸引溝110Aにより吸着保持さ
れる。吸着保持されたフォトポリマー版102には、前
記移動体152に設けられたパンチャー160によりパ
ンチ孔が設けられる。
【0044】さらに、この定盤402の下方には駆動手
段を構成するボールねじ412が設けられている。図1
0に示されるように、ボールねじ412は初期位置(す
なわち、フォトポリマー版搬送部130から離脱したフ
ォトポリマー版102が受け渡される位置)から後述す
る露光部112へ向けて長手方向(軸方向)とされてい
る。ボールねじ412の長手方向一端側には支持台41
4が設けられており、ボールねじ412の長手方向一端
側をその長手方向周りに回転自在に軸支している。一
方、ボールねじ412の長手方向他端側には、ボールね
じ412と共に駆動手段を構成するアクチュエータ41
6が設けられており、アクチュエータ416に設けられ
た支持台418によりボールねじ412の長手方向他端
側がその長手方向周りに回転自在に軸支されている。
【0045】また、図11に示されるように、アクチュ
エータ416はモータ420を備えている。モータ42
0はその出力軸の軸方向がボールねじ412に対して平
行とされていると共に、出力軸の先端部には外歯のギヤ
422が設けられている。一方、ボールねじ412の長
手方向他端部近傍にはギヤ424が同軸的に形成されて
おり、歯付きベルト426によってギヤ422とギヤ4
24とが連結され、これによって、モータ420の駆動
力がボールねじ412に伝達される構成となっている。
【0046】さらに、ボールねじ412の側方にはガイ
ド棒428が配置されており、また、ボールねじ412
を介してガイド棒428とは反対側にはガイド棒430
が配置されている。ガイド棒428、430はボールね
じ412と平行に配置されている。
【0047】また、定盤402の下側にはスライダ43
2が一体的に固定されている。スライダ432は全体的
にブロック状の部材で、図11及び図12に示されるよ
うに、上述したボールねじ412の軸方向に沿って貫通
したねじ孔434が形成されており、ボールねじ412
が貫通した状態で螺号している。このねじ孔434の両
側方には貫通孔436、438が形成されている。貫通
孔436は内径寸法がガイド棒428の外径寸法よりも
僅かに大きく、ガイド棒428が貫通している。一方、
貫通孔438は内径寸法がガイド棒430の外径寸法よ
りも僅かに大きく、ガイド棒430が貫通している。こ
れらの貫通孔436、438にガイド棒428、430
が貫通することでスライダ432はガイド棒428、4
30によりガイド棒428、430の長手方向以外の方
向への変位が制限される。
【0048】また、図10に示されるように、ボールね
じ412の軸方向一端側には巻取手段としての巻取器4
40が設けられており、ボールねじ412の軸方向他端
側には巻取手段としての巻取器442が設けられてお
り、巻取器440、442はそれぞれハウジング444
を備えている。このハウジング444の内部にはボール
ねじ412の軸方向及び鉛直方向の双方に対して直交し
た方向が軸方向とされた巻取手段としての巻取軸446
が収容されている。巻取軸446はその長手方向寸法が
ガイド棒428からガイド棒430までの間隔よりも充
分に長い。
【0049】また、巻取器440の巻取軸446には遮
断部としてのスクリーン452が取り付けられており、
巻取器442の巻取軸446には遮断部としてのスクリ
ーン454が取り付けられている。スクリーン452、
454は柔軟な布状(シート状)で、基本的には上述し
たボールねじ412の軸方向に沿って長尺で且つ幅寸法
がガイド棒428からガイド棒430までの間隔よりも
充分に長い。
【0050】スクリーン452はその長手方向基端部が
巻取器440の巻取軸446の外周部へ係止されてい
る。したがって、巻取器440の巻取軸446が自らの
軸周りの一方である巻取方向へ回転すると、スクリーン
452が巻取軸446の外周部に巻き取られる。さら
に、巻取器440のハウジング444の内部には渦巻き
ばね等の付勢手段が収容されており、巻取軸446を常
時巻取方向へ付勢している。
【0051】スクリーン454はその長手方向基端部が
巻取器442の巻取軸446の外周部へ係止されてい
る。したがって、巻取器442の巻取軸446が自らの
軸周りの一方である巻取方向へ回転すると、スクリーン
454が巻取軸446の外周部に巻き取られる。さら
に、巻取器442のハウジング444の内部には渦巻き
ばね等の付勢手段が収容されており、巻取軸446を常
時巻取方向へ付勢している。
【0052】また、ハウジング444の上端側には、ス
リット状の開口が形成されており、この開口からスクリ
ーン452、454の先端側がハウジング444の外側
に延びており、スクリーン452は定盤402の巻取器
440側の端部に係止され、スクリーン454は定盤4
02の巻取器側の端部に係止されている。定盤402は
後述する露光部112へフォトポリマー版102を搬送
するためにフォトポリマー版搬送部130からのフォト
ポリマー版102を受け取る第1の位置(図1の実線図
示位置参照)と、後述する露光部112に収容される第
2の位置(図1の想像線図示位置参照)との間を等速度
で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向移動と共
通)となっているが、スクリーン452は定盤402が
巻取器442側の移動終点位置までスライド移動しても
定盤402の移動に追従できる程度の長さを有してお
り、スクリーン454は定盤402が巻取器440側の
移動終点位置までスライド移動しても定盤402の移動
に追従できる程度の長さを有している。
【0053】<露光部112>図1に示されるように、
露光部112には、定盤402の搬送路よりも上方に走
査ユニット164が設けられ、画像信号に応じて点灯制
御されるレーザビームが主走査(定盤402の搬送方向
と直交する方向)される構成となっている。一方、定盤
402の往路搬送は副走査移動となり、この結果、定盤
402上のフォトポリマー版102には、露光部112
への往路搬送時に画像が記録され、復路搬送によって、
元の位置に戻されることになる。なお、元の位置に戻っ
た定盤402上のフォトポリマー版102は、吸着保持
が解除される。
【0054】<排出機構部166>画像が記録され元の
位置に戻った定盤402に対応して、フォトポリマー版
搬送部130によるフォトポリマー版102の搬送方向
後端部側(移動体152の側近)には、排出機構部16
6が設けられている。
【0055】図9に示されるように、排出機構部166
では、前述した一対の仮支持アーム154がステージベ
ース168に支軸170を介して回動可能に支持されて
おり、その先端部は定盤402の近傍に位置している。
仮支持アーム154の下面側には、それぞれ高さ(深
さ)寸法の異なる凸部172、凹部174、及び凸部1
76が形成されている。
【0056】仮支持アーム154の下方には、移動ステ
ージ178が配置されている。この移動ステージ178
は仮支持アーム154に沿って移動可能であり、更にそ
の先端部にはコロ180が設けられており、仮支持アー
ム154の下面に当接している。したがって、移動ステ
ージ178が移動することで、コロ180の当接支持位
置(凸部172、凹部174、及び凸部176)が変更
され、これによって仮支持アーム154の先端部の高さ
位置が変更される構成である。さらに、仮支持アーム1
54の後端部にはスプリング182が連結されており、
仮支持アーム154が常に移動ステージ178の移動に
追従するようになっている。
【0057】コロ180が凸部172に当接支持した状
態では、図9(A)に示される如く仮支持アーム154
が定盤402と同一高さの水平位置になり、コロ180
が凹部174に当接支持した状態では、図9(B)に示
される如く仮支持アーム154が定盤402よりも低く
なって退避位置になり、コロ180が凸部176に当接
支持した状態では、図9(C)に示される如く仮支持ア
ーム154が定盤402よりも高くなって押上げ位置に
なるように各部の寸法が設定されている。したがって、
移動ステージ178のコロ180が仮支持アーム154
の凸部172に当接し仮支持アーム154が定盤402
と同一高さの水平位置となることにより、定盤402上
のフォトポリマー版102の垂れ下がりを防止すること
ができる。また、移動ステージ178のコロ180が仮
支持アーム154の凸部176に当接し仮支持アーム1
54が定盤402よりも高い押上げ位置になることによ
り、定盤402上のフォトポリマー版102の後端部分
を持ち上げることができる構成である。
【0058】また、移動ステージ178の下方には一対
のセンサ184、186が配置されている。これらのセ
ンサ184、186は、移動ステージ178に設けられ
たドグ188を検出することにより移動ステージ178
の位置、すなわち仮支持アーム154の位置を検出する
ことができる。すなわち、センサ184のみがドグ18
8を検出した状態では、仮支持アーム154は定盤40
2と同一高さの水平位置であり、センサ184、186
が共にドグ188を検出した状態では、仮支持アーム1
54は定盤402よりも低い退避位置であり、センサ1
86のみがドグ188を検出した状態では、仮支持アー
ム154は定盤402よりも高い押上げ位置であること
が解る構成である。
【0059】また一方、排出機構部166には、仮支持
アーム154の上方に一対の排版爪190が設けられて
いる。これら一対の排版爪190は、定盤402に沿っ
て配置されたガイドレール192に沿って移動可能とさ
れている。すなわち、排版爪190は、定盤402の上
方を通過してフォトポリマー版102の搬送方向前端部
へと移動する。
【0060】この排版爪190は、前述の如く定盤40
2からはみ出したフォトポリマー版102の後端部を仮
支持アーム154が持ち上げた状態においてフォトポリ
マー版102の搬送方向へ移動することにより、フォト
ポリマー版102を引っ掛けることができる。したがっ
て、排版爪190に引っ掛けられたフォトポリマー版1
02は、排版爪190の移動に伴って定盤402の下流
側へ搬送されていく構成である。
【0061】なお、冒頭で説明したように、図1に示さ
れる如く、上述した定盤402の下流側にバッファ部1
14を介して自動現像装置116を接続して給版、露
光、現像の全てを自動で処理する場合には、上記排出機
構部166による排出速度と自動現像装置116での搬
送速度との差をバッファ部114で吸収しながら、フォ
トポリマー版102が円滑に送り出されるようになって
いる。
【0062】[本実施の形態の作用、効果]次に、本実施
の形態の作用並びに効果を説明する。
【0063】最初に、自動露光装置100全体の作動に
ついて簡単に説明してする。
【0064】マガジン208に収容されたフォトポリマ
ー版102及び合紙118は、吸着搬送装置109(吸
着ユニット300)によって交互に取り出されて、共用
搬送部128へ送り出される。共用搬送部128へ送り
出されたフォトポリマー版102は、フォトポリマー版
搬送部130によって搬送されて露光搬送部110の定
盤402上に載置されると共に位置決めされる。詳細は
後述するが、フォトポリマー版102の位置決めが終了
した後、定盤402はフォトポリマー版102を受け取
る第1の位置(図1の実線図示位置参照)から露光部1
12に収容される第2の位置(図1の想像線図示位置参
照)へとスライド移動する。これにより、フォトポリマ
ー版102が露光部112に収容されて露光部112内
にて画像が露光される。露光部112におけるフォトポ
リマー版102の露光が終了した後、定盤402は第2
の位置から第1の位置へとスライド移動して、更に、定
盤402が第1の位置へ戻るとフォトポリマー版102
が排出機構部166から排出される。一方、合紙118
は、共用搬送部128及び合紙搬送部134によって搬
送され、台車200に設けられたシート材強制集積装置
141によって合紙収容部132内へ集積される。
【0065】次に、本実施の形態に係る露光搬送部11
0の作用並びに効果について説明する。
【0066】フォトポリマー版搬送部130によって搬
送されて排出されたフォトポリマー版102は仮支持ア
ーム154に支持されて不要な垂れ下がりが防止されつ
つ定盤402上に載置される。また、定盤402上にフ
ォトポリマー版102が載置されると、移動体152が
移動して押圧プレート156がフォトポリマー版102
の後端部を搬送方向に押圧し、これにより、フォトポリ
マー版102の斜行が解消されると共に、フォトポリマ
ー版102の搬送方向後端部が若干定盤402からはみ
出した所定の搬送方向基準位置まで送り出される。基準
位置に達したフォトポリマー版102は定盤402に設
けられた吸引溝110Aにて形成された負圧で吸着保持
されると共に移動体152に設けられたパンチャー16
0によりパンチ孔が形成される。
【0067】このようにして、定盤402上でフォトポ
リマー版102の位置決めが成されると、アクチュエー
タ416のモータ420が作動し、ボールねじ412を
その軸周りの一方である正方向へ回転させる。ボールね
じ412が1回転することでガイド棒428、430に
よってガイド棒428、430及びボールねじ412の
軸方向以外の方向への変位が規制されたスライダ432
がボールねじ412の1ピッチ分だけボールねじ412
の軸方向に沿って巻取器442側へ向けて移動する。上
述したように、スライダ432は定盤402へ一体的に
連結されているため、スライダ432が移動することで
定盤402が移動し、これにより、この定盤402上に
載置されフォトポリマー版102が露光部112へ向け
て移動し、露光部112にてフォトポリマー版102に
画像が形成されることになる。
【0068】一方、モータ420の駆動力により予め設
定された回転数だけボールねじ412が正方向に回転し
て、定盤402が露光部112側の終点位置まで移動し
た後には、モータ420が反転駆動してボールねじ41
2を逆方向へ回転させる。これにより、スライダ432
がボールねじ412の軸方向に沿って巻取器440側へ
向けて移動して定盤402が第1の位置へ戻る。
【0069】ここで、上述したように、定盤402の巻
取器440側の端部にはスクリーン452の先端部が係
止されているため、スライダ432が巻取器442側へ
移動して定盤402が露光部112側へ移動するとスク
リーン452が定盤402によって引っ張られ、巻取器
440の巻取軸446を巻取方向へ付勢する付勢力に抗
して巻取軸446に巻き取られていたスクリーン452
がボールねじ412及びガイド棒428、430の上方
に引き出される(展開される)。このため、定盤402
が露光部112側へ移動しても定盤402の巻取器44
0側でスクリーン452よりも上方で浮遊、若しくは、
定盤402上の塵や埃等がスクリーン452よりも下方
のボールねじ412及びガイド棒428、430へ向け
て落下して付着することはない。また、上記のように、
巻取軸446はスクリーン452を巻取方向へ付勢され
ているため、引き出されたスクリーン452には常に張
力が付与されている。これにより、引き出されたスクリ
ーン452がたるんでボールねじ412へ接触するよう
なことはなく、ボールねじ412の回転を阻害すること
はない。
【0070】一方、定盤402の巻取器442側の端部
にはスクリーン454の先端部が係止されているため、
スライダ432が巻取器442の第1位置にある状態
(図10図示状態))では、スクリーン454が巻取器
442の巻取軸446を付勢する付勢力に抗して引き出
された状態(展開された状態)となっている。この引き
出された状態のスクリーン454は定盤402よりも露
光部112側でボールねじ412及びガイド棒428、
430を覆うかの如くボールねじ412及びガイド棒4
28、430の上方に位置しているため、定盤402の
巻取器442側でスクリーン454よりも上方で浮遊、
若しくは、定盤402上の塵や埃等がスクリーン454
よりも下方のボールねじ412及びガイド棒428、4
30へ向けて落下して付着することはない。
【0071】また、上述したように、巻取器442の巻
取軸446はスクリーン454を巻き取る方向へ付勢さ
れているため、ボールねじ412及びガイド棒428、
430の上方で引き出されたスクリーン454には常に
張力が付与されている。このため、スクリーン454が
たるんでボールねじ412へ接触するようなことはな
く、ボールねじ412の回転を阻害することはない。
【0072】さらに、定盤402の巻取器442側へ移
動すると、当然、定盤402と巻取器442との間の距
離が縮まるが、巻取器442の巻取軸446はスクリー
ン454を巻き取る方向へ付勢されているためにスクリ
ーン454はたるむことなく巻取軸446に巻き取られ
る。このため、スクリーン454がたるんでボールねじ
412へ接触するようなことはなく、ボールねじ412
の回転を阻害することはない。
【0073】これとは反対に、図13に示される状態か
ら定盤402が露光部112から戻る際には、上述した
スクリーン452とスクリーン454とが反対の作用を
奏する。
【0074】このように、スクリーン452とスクリー
ン454とによってスクリーン452、454の上方と
ボールねじ412及びガイド棒428、430が設けら
れているスクリーン452、454の下方とが隔てられ
るため、スクリーン454よりも上方で浮遊、若しく
は、定盤402上の塵や埃等がスクリーン454よりも
下方のボールねじ412及びガイド棒428、430へ
向けて落下して付着することはないため、このような塵
や埃によってスライダ432の移動が阻害されることは
なく、定盤402は円滑に移動することができる。
【0075】なお、本実施の形態では、スクリーン45
2、454を巻き取る構成であったが、スクリーン45
2、454の定盤402に固定された側とは反対側を単
純に垂下させる構成でもよいし、所謂ブラインドカーテ
ンのように、襞状に湾曲させる構成であってもよい。
【0076】また、本実施の形態では、遮断部に布状の
スクリーン452、454を適用した構成であったが、
遮断部の構成はスクリーン452、454に限定される
ものではない。例えば、平板状のシャッターを以って遮
断部とし、このシャッターの端部を定盤402の移動方
向端側に取り付けて、定盤402と共にボールねじ41
2及びガイド棒428、430の上方を移動する構成と
してもよい。また、このようなシャッターを単板で構成
せずに、定盤402の移動に伴う移動方向に沿って幅方
向とされた短冊状の複数の板材をその幅方向端部にて互
いに旋回可能(すなわち、折り畳み可能)に連結した構
成とし、定盤402に連結された側とは反対側を垂下さ
せる構成としてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る印刷版
の吸着搬送装置は、遮断部の上方で浮遊する塵等が遮断
部よりも下方、特に、駆動手段に落下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を適用した自動露光装置の全体構
成を示す斜視図である。
【図2】マガジンに積載されたフォトポリマー版及び合
紙の状態を示す側面図である。
【図3】給版部の側面図である。
【図4】給版部の搬送系の一部を示す平面図である。
【図5】給版部の異なる搬送系の受け渡し部を示す斜視
図である。
【図6】シート材強制集積装置の詳細を示す断面図であ
る。
【図7】シート材強制集積装置のローラ及び巻込み防止
板を示す平面図である。
【図8】(A)は定盤の平面図、(B)は定盤の側面図
である。
【図9】排出機構部の動作を示す側面図であり、(A)
は仮支持アームの水平位置状態、(B)は仮支持アーム
の退避位置状態、(C)は仮支持アームの押上げ位置状
態である。
【図10】本搬送装置の構成を示す側面図で、搬送手段
が初期位置(第1位置)にある状態を示す図である。
【図11】本搬送装置の構成を示す平面図である。
【図12】本搬送装置の構成を示す正面図である。
【図13】搬送手段が露光部に位置した状態を示す図1
0に対応した側面図である。
【符号の説明】
102 フォトポリマー版(印刷版) 110 露光搬送部(搬送装置) 402 定盤(搬送手段) 416 アクチュエータ(駆動手段) 446 巻取軸(巻取手段) 452 スクリーン(遮断部) 454 スクリーン(遮断部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 光能 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 河村 吉紀 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 小柳 祥啓 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H084 AE08 BB04 BB13 CC05 2H096 AA06 LA30 2H097 AA03 DB07 DB14 LA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版が載置されると共に略水平方向に
    移動して前記印刷版を搬送する搬送手段と、 前記印刷版の移動範囲の起点及び終点の少なくとも何れ
    か一方と前記移動方向に沿って当該何れか一方と対向す
    る側の前記搬送手段の端部との間に設置されて、当該設
    置部分の上方側と下方側とを遮断する遮断部と、 を備える印刷版搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段の下方に設けられて前記搬
    送手段に前記水平方向へ移動するための駆動力を付与す
    る共に、前記搬送手段が移動した状態では前記遮断部の
    下方に位置する駆動手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載の印刷版搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記起点及び前記終点の少なくとも何れ
    か一方に一端が係止されて、前記何れか一方とは反対側
    の他方への前記搬送手段の移動により前記何れか一方と
    当該何れか一方側の前記搬送手段の端部との間で展開さ
    れるシート状で柔軟なスクリーンを備えることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の印刷版搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段に係止された側とは反対側
    の前記スクリーンの端部側から前記スクリーンを巻き取
    る巻取手段を備えることを特徴とする請求項3記載の印
    刷版搬送装置。
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